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長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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62 :
ちさめンデュ
◆XM0GKUROmo
[saga]:2022/02/09(水) 00:12:31.99 ID:thXl/Elz0
「………助かった………サンキュー」
「はい。只、どちらかと言うと見た目の割にはコケ脅しですねこの爆発」
「コケ脅し?」
ナツメグこと夏目萌と共に魔法防壁で千雨達を守った愛衣に千雨が聞き返す。
断続的な爆発に終われる形で、どうやら全員池の丘から降りた様だ。
「ええ。この炎の加減だと、そうなる様に繊細に計算された爆発の様です」
愛衣の説明を聞きながら、千雨は新手の正体を見定める。
千雨達の周囲は、公園の方々にあるアーチ状建造物の上に配置されたメカ達、
甲虫と鴉をミックスした様なデザインの黒い機械に囲まれていた。
「我々は、学園都市統括理事会に認可を得た、
民事解決用干渉部隊である」
「マジかよ…」
長谷川千雨は、麻帆良学園都市の住人である。
科学の学園都市とは系統が違うが麻帆良学園都市も先端科学の街であり、
目の前でアナウンスしている機械が、一人乗りの有人多機能メカであろう、と言う大体の見当は付いた。
加えて、千雨は嗜みとしてフィクションにもそれなりの造詣がある。
更に、丸でフィクションみたいな変な世界にも実体験としてそれなり以上の知識を持っている。
科学の学園都市に就いても、ネット上で可能な限りの下準備はして来た。
科学の学園都市は実質独立国家であり、独自の治安システムを持っている。
その一環として、言わば民営にして公に近いタイプの警備部隊が存在する。
情報の欠片は持っていたし、そう考えるとしっくり来る。
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