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【FGO】第7特異点でアルテラが召喚された話
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◆kgsOVVNJ6U
:2022/01/01(土) 23:59:01.66 ID:QW4koMAn0
実家で暇なので、突発で始めます。
ウルクにカルデア大使館ができてから十数日、ウルクでの暮らしも慣れてきたころ
-北壁のさらに北-
ロマニ『北壁の外の調査?』
マシュ「はい、今朝ギルガメッシュ王直々に依頼されまして。なんでも原因不明な魔獣たちの死体が確認されたとか」
マーリン「場所は兵士やサーヴァントたちの移動ルートからも離れており、ウルクに属するものの手ではないと見ていいらしい。もしかしたら別の脅威が発生した可能性もあるので至急調査せよとのお達しだ」
ロマニ『なるほど、三女神以外の脅威が発生した可能性か・・・それはウルクにとって、確かに死活問題だね』
藤丸「とはいえ朝一番に呼び出されたので若干眠気が・・・ちゃんとした睡眠は乙女にとって大事なことなのに」
ロマニ『あはは、それは災難だったね。まあギルガメッシュ王のポイント稼ぎは今後のためにも必要だから頑張ってね!』
マシュ「大丈夫です先輩、先輩はすごく綺麗なお肌をしていますよ!・・・おや、先行していたアナさんが戻ってきましたね」
アナ「もうちょっと行った先に魔獣たちの死体の山がありました。あれで間違いないかと」
マーリン「ご苦労、アナ。ではカルデアの諸君、死体の検分と行こうではないか」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1641049141
2 :
1
◆kgsOVVNJ6U
:2022/01/02(日) 00:35:09.87 ID:pVKqUZvY0
ついたのは見渡す限り死体がある、という凄惨な丘だった。いくら見たことのある死体とはいえ、ここまでの規模には若干の吐き気もしてくる。当然、死臭も凄かったのだが・・・
マシュ「凄いですね、マーリンさんの魔術で死臭も無くなり、虫さんたちも居なくなりました!」
マーリン「私は花の魔術師だからね、こういったこともお手の物さ」
藤丸「だからって死体からフローラルな香りがしてくるのは頭バグるなあ・・・」
マーリン「花の魔術師だからね。数十日身体を洗えなかった人から爽やかなラベンダーの香りを出すことだって可能だとも」
ロマニ『うーむ、ほかのキャスターや魔術師が聞いたら頭を抱えそうな魔術だなあ』
そんな雑談をしながらも周囲を確認する。しかし、生きた魔獣たちの姿はない。
アナ「これだけの死体のせいか魔獣たちが寄ってこないのは助かりますね」
マシュ「やはり彼らにも、本能的な恐怖はあるのでしょうか」
マーリン「いや、それはない。彼らは『現人類を[
ピーーー
]ため』だけに創られた存在だ。おそらく無駄に数を減らすことを嫌っているのだろう」
藤丸「数が減ればそれだけ殺せない、から・・・」
マーリン「そういうこと。いやしかし凄まじい傷だなあこれ」
マーリンが足元の死体を杖で突っついた。そんな使い方していいの?
マシュ「傷は鋭利な刃物によるもの、いわゆる切創ですが・・・」
マーリン「頭部と胴体が分かれているならまだいいが、左と右の半身が分かれているものもあるとはね」
アナ「こっちはウガルの死体ですね。心臓を一突きですが」
ロマニ『ウガルって言えば、ウリディンムの上位個体、キメラすら上回る体躯の魔獣じゃないか!それが一撃で!?』
マシュ「はい、それ以外に死因になるような傷はありませんね。一体何と戦ったのでしょう・・・」
3 :
1
◆kgsOVVNJ6U
:2022/01/02(日) 01:01:10.62 ID:pVKqUZvY0
マーリン「ふむ、ここまでの戦闘能力で、生身の人間ということは無いだろう。ではサーヴァントと仮定してみよう。我々がこの特異点で存在を確認しているサーヴァントは?」
藤丸「まず、ここにいるマシュ、アナ、マーリン。次にギルガメッシュの配下の牛若、弁慶、レオニダス。あとはイシュタルにエルキドゥ・・・?」
マシュ「はい、私たちが見たサーヴァントはそれで全員かと」
マーリン「あとは三女神の残り二柱に、ギルガメッシュ王が呼んだもう一人だ」
マーリンは地面に〇を3つ描いた。私たち、ウルク、三女神同盟、らしい。
ところでその杖そうやって使って本当にいいの?
マーリン「まず当然、ここにいる私たちは違う。ギルガメッシュ王の話からして牛若丸たちもね。あとの一人も素手で戦うタイプだから違うだろう」
地面に描いた〇のうち、二つに×をつける。
アナ「では、残りの一つ、三女神だと?」
マーリン「いやいや何を言ってるんだいアナ。魔獣の女神とその子供を名乗るエルキドゥには理由がないし、密林の女神は距離が離れすぎている。そしてイシュタルにはこんな切り傷は作れない」
最後の〇にも×を書き足すマーリン
アナ「・・・」
マーリン「無言で鎌を振り上げないでくれないかい!」
マシュ「確かにマーリンさんのおっしゃる通りですが、これでは犯人は分からないのでは?」
マーリン「何を言っているマシュ嬢、これで『私たちが知っているものに犯人がいない』ことが分かったじゃないか」
マシュ「えっ?」
ロマニ『なるほど、つまりまだ存在を知らないサーヴァントが居ると、マーリンはそう言いたいんだね』
マーリン「ドクターロマン、せっかくのセリフを取らないでくれ!」
4 :
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◆kgsOVVNJ6U
:2022/01/02(日) 01:19:46.75 ID:pVKqUZvY0
藤丸「つまり、ほかのはぐれサーヴァント?」
マーリン「もとから居たか、あるいは最近召喚されたかはわからないけどね」
マシュ「となると、この傷からするとセイバーかランサーの方でしょうか」
アナ「っ!周りを見てください!」
緊張感を孕んだ声。見渡すと、いつの間にか魔獣たちが集まってきていた。
藤丸「ドクター!?モニターしてたんじゃ!」
ロマニ『すまない!ついマーリンの話に夢中になってしまった!』
マシュ「ですが、何故今になって集まってきて・・・」
マーリン「ふむ、さっきは知った風な口をきいていたが、よくよく考えれば、無尽蔵に増やせる魔獣に個体を減らさないという意識を持たせる必要はないな」
藤丸「つまり、どゆこと?」
マーリン「彼らがここに居なかったのは、もっと単純な理由からだ」
マーリンがコツ、と一つ杖を鳴らした。そしてマシュとアナが仄かに光る。
マーリン「ここら一体の魔獣が狩りつくされていたのだろう。つまり彼らは、補充されたものというわけだ」
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