このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください

【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

366 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:51:33.17 ID:zANooWfn0

‣【床に散乱した料理】
〔シュラスコやチャーハン、ラザニアなど和洋折衷の品目の並んだ恋鐘特製料理。停電中のパニックで床に食べかけの料理がぶちまけられている〕

‣【暗視スコープ】
〔死体付近に落ちていた暗視スコープ。通常なら暗闇でも物を見ることができるが、レンズ部分が塗りつぶされて使用不可〕

‣【エアコンのスイッチ】
〔大広間のエアコンは事件発生直前の午後11時30分に起動するようにタイマーがセットされていた。なお、停電が起きたのはその直後〕

‣【美琴の証言】
〔美琴が旧館の玄関に出てからは、千雪が出て行ったのみで他に誰も来ていない〕

‣【倉庫のアイロン】
〔旧館倉庫でコンセントに挿しっぱなしになっていたアイロン三台。いつからそのままかはわからないが、相当に旧館の電力を消費していたものと思われる〕

‣【蛍光塗料】
〔倉庫に備蓄してあった塗料。暗闇の中でもほのかに発光し、大体の位置などを確認することができる。何者かが使用した痕跡がある〕

‣【花束】
〔パーティの参加者が身に着けていた花飾りを使って作った花束。あさひがパーティの最中に思い付いたものであり、灯織・美琴・ルカ以外でその場に居合わせた参加者全員の花飾りを使って制作した。ルカに渡す予定だったが、結局渡すことはできなかった〕

‣【脅迫状】
〔事件の発生前に灯織のもとへ送られていた脅迫状。『今夜必ず誰かが死ぬ 夜を一人で過ごさぬようご用心』との文言で、にちかたちを一か所に集めようという意図が垣間見える〕

‣【パーティの上面図】
〔結華の写真をもとに製作した上面図。停電前後の参加者の立ち位置が大体把握できる(https://imgur.com/a/9eVfvnk.jpg)〕
367 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:52:29.74 ID:zANooWfn0
------------------------------------------------





【学級裁判 開廷!】






------------------------------------------------
368 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:54:44.36 ID:zANooWfn0

モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」

モノクマ「学級裁判ではオマエラの中に潜む殺人犯のクロを探して議論していただきます」

モノクマ「議論の結果導き出した犯人がクロだった場合はクロだけがおしおき、シロだった場合はクロの生徒以外の全員がおしおきされ、クロのみが歌姫計画の成功者としてこの島を脱出できまーす!」

モノミ「うぅ……聞けば聞くほど残酷なルールでちゅ……」

にちか「本当にこの中にクロが……?」

美琴「ねえ、議論を始める前に一ついいかな?」

美琴「……あれ、何かな。空席のところに灯織ちゃんの写真を張り付けた看板が立っているけれど」

モノクマ「死んだからって仲間外れはかわいそうでしょ? オマエラがいつでも風野さんのことを思い出せるように腕によりをかけて遺影をこしらえました!」

愛依「その割に顔にバッテンされてるんだけど……」

雛菜「脱落者って感じですね〜」
369 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:56:17.71 ID:zANooWfn0

ルカ「まあいい、さっさと始めるとしようぜ」

ルカ「私はこの事件とは一切無関係だけどよ。議論でミスれば死ぬのは私も一緒だ。283プロと道連れなんてのはごめんだからな」

夏葉「ルカの言うとおりね、議論を始めることにしましょう。今は少しのタイムロスでも惜しいもの」

果穂「……」

夏葉「果穂……怯えなくていいわ、私たちで正しい正解を導き出してみせる。あなたの命も、絶対に守り抜いて見せるから」

果穂「あ、あの……! そうじゃなくて……!」

智代子「果穂……?」

果穂「あたしにも……あたしにも、いっしょに戦わせてください!」

果穂「灯織さんはいつもあたしにやさしくしてくれた……大事な大事な人なんです! そんな人が死んじゃった……その真そうを考えるのを人まかせにしたくないんです!」

夏葉「……果穂、あなたはやっぱり強い子ね」

夏葉「ええ、こちらからもお願いするわ。果穂の力を貸してちょうだい!」

果穂「……はい!」

智代子「といっても、どこから議論を始めればいいのかな?」

千雪「殺人事件なんて、初めてのことだもの……私にもサッパリ」

冬優子「まずは状況を整理するところから始めませんか? ふゆたちは現場にいたけど、事件当時現場にいなかった美琴さん、千雪さん、ルカさんには確認が必要だと思います」

美琴「うん、そうだね。ある程度は聞いてはいるけど……まだ分からないところもあるから」

透「ん、それじゃそこからだ」

(ついに始まる……学級裁判が)

(私たちはこの裁判で正しい犯人を見つけ出さなくちゃいけない)

(そうじゃなければ……)

(……そのためにも、議論の流れを見極めるんだ。正しい推理の流れを、私が導かないと!)

370 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:59:49.16 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×5

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【あさひの証言】
‣【暗視スコープ】

ルカ「被害者は風野灯織……」

ルカ「パーティの最中に殺されたらしいな」

夏葉「パーティには【ルカ以外の全員が参加していた】わ」

千雪「途中に退室したのは私と美琴ちゃんだよね」

恋鐘「灯織も食べ過ぎでちょっとだけ離脱した場面があったばい!」

果穂「しばらくしたら落ち着いた灯織さんももどってきました!」

結華「ひおりんが戻ってきたんで、みんなで集合写真を三峰が撮って……」

結華「その直後ぐらいに【停電が起きた】んだよね」

愛依「停電中に灯織ちゃんは【包丁か何かで胸を刺されて】……」

愛依「暗闇の中で死んじゃったんだよね……」

恋鐘「うぅ……なんで灯織が死ななくちゃいけんかったとやろ……」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 21:16:41.85 ID:uvx71tAz0
2
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 21:18:24.13 ID:tAw6oySa0
【包丁か何かで胸を刺されて】に【モノクマファイル1】
373 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:18:27.54 ID:zANooWfn0
2 選択

【集中力ゲージを消費しました】
【ロンパ候補の発言が減少します】

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×4

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【あさひの証言】
‣【暗視スコープ】

ルカ「被害者は風野灯織……」

ルカ「パーティの最中に殺されたらしいな」

夏葉「パーティにはルカ以外の全員が参加していたわ」

千雪「途中に退室したのは私と美琴ちゃんだよね」

恋鐘「灯織も食べ過ぎでちょっとだけ離脱した場面があったばい!」

果穂「しばらくしたら落ち着いた灯織さんももどってきました!」

結華「ひおりんが戻ってきたんで、みんなで集合写真を三峰が撮って……」

結華「その直後ぐらいに停電が起きたんだよね」

愛依「停電中に灯織ちゃんは【包丁か何かで胸を刺されて】……」

愛依「暗闇の中で死んじゃったんだよね……」

恋鐘「うぅ……なんで灯織が死ななくちゃいけんかったとやろ……」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)

↓1
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 21:18:28.22 ID:uvx71tAz0
包丁 に モノクマファイル
375 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:21:31.23 ID:zANooWfn0

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】(集中力ゲージ:☆4→4.5)

にちか「ちょっと待ってください愛依さん! 風野さんを刺した凶器は、包丁じゃないです!」

愛依「え? そ、そうなん……?」

冬優子「愛依ちゃん、モノクマファイルを見てみようか?」

冬優子「ほら、灯織ちゃんの命を奪った傷についてこう書いてあるの。『千枚通しのような細くとがった鋭利な刃物で胸元を貫通している』、これって包丁じゃありえないよね?」

愛依「そっか……千枚どーし……!」

愛依「……って何なん?」

摩美々「アイスピックとかそういう形状のやつのことだよー」

果穂「ソードじゃなくて、サーベルってことですね!」

千雪「でも、そんな凶器現場にはなかったよね……?」

にちか「犯人がどこかに隠したのか、持ち出したかってとこですね。多分」

透「じゃ、マジックとかだ」

透「種も仕掛けもございません……ってやつ」

あさひ「えっ! マジックっすか!? 見てみたいっす!」

美琴「……犯人はよほどの使い手だったのかな」

美琴「ほら、暗闇の中で一突きで命を奪うなんてなかなか難しいから」

結華「それは確かにそうなんだよね……あの時の真っ暗闇でわざわざそんな方法を選ぶものかね、普通」

摩美々「……じゃあ次はその現場の状況についてでも話そうかー」

摩美々「あの時現場で何が起きていたのか、灯織はいつ死んだのか。それを明らかにする時間だよー」

376 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:23:07.42 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×4.5

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【エアコンのスイッチ】
‣【胸元の花飾り】


冬優子「事件が起きたのは停電中」

冬優子「結華ちゃんの集合写真を撮った直後に停電が起きたんです」

雛菜「犯人はあの【真っ暗の中で殺した】んですね〜?」

雛菜「随分と目がいい犯人なんですね〜」

愛依「うちが気づいてれば、灯織ちゃんは死ななくて済んだんかな……」

結華「めいめい、正直あの時はみんなパニックだししょうがないよ」

摩美々「摩美々の足踏んだ犯人、ずっと捜してまーす」

恋鐘「あんとき、確か机が倒れる音がしとったばい」

恋鐘「やけん、きっと灯織は【犯人と争った】とよ」

恋鐘「抵抗むなしく灯織は胸を刺されて死んでしまったばい……」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:26:09.28 ID:uvx71tAz0
犯人と争った モノクマファイル1
378 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:28:27.69 ID:zANooWfn0

にちか「それは違くないですかー!?」論破!

【BREAK!】(集中力:☆4.5→5)


にちか「恋鐘さん、確かにあの暗闇の中では机が倒れる音がしてました」

にちか「でも、風野さんは犯人と争うことなんかできなかったはずです」

恋鐘「ふぇ?」

摩美々「恋鐘もモノクマファイルをちゃんと読んでよねー。しっかり書いてあるじゃん、灯織は【即死】だったって」

あさひ「ピンポイントで心臓を貫かれていたら動くこともままならないと思うっす」

夏葉「犯人と争うことはできなかった……灯織は何がどうなっているのかもわからないままに命を落としたということね」

透「突然真っ暗になって、さらに突然刺されて。それで、死んだ……」

透「怖いね、めっちゃ」

ルカ「ハッ! 闇討ちだなんて随分とこすいクロなんだな」

智代子「ん……? ちょっと待って? それじゃああの時机を倒したのって誰なの?」

智代子「灯織ちゃんが犯人と争って倒したんじゃなかったら、別に倒した人がいるってことだよね?」

美琴「聞いてみればいいんじゃないかな、倒したのが誰なのか」

夏葉「それもそうね……ついうっかり倒してしまっただけなんだろうし、倒した本人はその心当たりがあるはずよ」

摩美々「じゃあ机を倒してしまったうっかりさんは挙手―」




「「「……」」」
379 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:29:37.43 ID:zANooWfn0

愛依「あ、あれ……?」

結華「あはは、机を倒した時にこがたんの料理もぶちまけちゃったからそれで言いづらい感じだったりする?」

恋鐘「うちは別に料理をぐちゃっとされたことを怒っとらんけん名乗り出て〜!」


「「「……」」」


美琴「……誰も名乗り出ないね」

ルカ「おい、どうなってんだよ。この中の誰かが机を倒したんじゃないのか?」

あさひ「……」

あさひ「名乗り出ないんじゃなくて、名乗り出れないんじゃないっすかね」

愛依「あ、あさひちゃん?」

あさひ「机を倒したことに犯人に繋がる証拠があるとか……」

あさひ「もしくは、今その人がどうしても話せない状況にあるかのどっちかっす」

(え……? その人がどうしても離せない状況にある……?)

果穂「まさか、悪の怪人につかまってるんですか……?!」

千雪「犯人に脅されて言えない……ってこと?」

あさひ「そうじゃなくて、この場所にいない人が机を倒したってことっす」

にちか「芹沢さん……それってもしかして……」

(今この場所にいない人……? そんなのって一人しかいないよね……?)

-------------------------------------------------

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:36:26.37 ID:uvx71tAz0
ひおり
381 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:38:48.91 ID:zANooWfn0

にちか「お前だー!」

【解!】

にちか「もしかして、風野さんのことを言ってる……?」

あさひ「はいっす。倒した本人が死んでるんじゃ名乗り出ることはできないっすよね?」

雛菜「え〜? 今さっき否定したばっかりじゃないですか〜?」

雛菜「被害者は即死だったから犯人と争うことはなかったって」

夏葉「ええ、今さっき否定したのは犯人と争ったこと」

夏葉「でも、それ以前に灯織が単独で机を倒していた可能性は依然として残ったままよ」

愛依「灯織ちゃんが……?」

恋鐘「じゃああん机の音は事件とは無関係に起きたものだったってこと〜?」

摩美々「事件そのものに無関係かはわからないケド、犯人と灯織の二人のやり取りに関わるものではなかったんだよー」

摩美々「だって即死、だったんだからねー」

恋鐘「だとしたら、灯織はどうして机を倒したりなんかしたばい?」

冬優子「じゃあ、次はそこについて話し合ってみようか♡」

冬優子「灯織ちゃんはどうして停電中に机を倒しちゃったのか!」

382 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:41:10.71 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×5

コトダマ
‣【パーティの上面図】
‣【あさひの証言】
‣【倉庫のアイロン】

夏葉「あの机を倒したのは灯織だった……」

夏葉「それなら誰も名乗り出ないのも納得ね」

愛依「どうして灯織ちゃんは机を倒しちゃったんかな?」

結華「どうしても何も暗闇で≪パニック状態だった≫からじゃないの?」

結華「あの場にいた全員、混乱状態だったわけだしさ」

冬優子「倒して≪音を立てることが目的だった≫とかはないかな?」

冬優子「机の倒れる音でほかの何かの音を誤魔化したとか……」

ルカ「普通【停電中は動こうとしない】だろ」

ルカ「下手に動けば転んで怪我しちまうかもしれねーしな」

ルカ「そもそもホントに机はホクロ女が倒したのかよ?」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:42:16.59 ID:uvx71tAz0
2
384 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:44:52.15 ID:zANooWfn0
2 選択

【集中力ゲージを消費しました】
【ロンパ候補の発言が減ります】

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×4

コトダマ
‣【パーティの上面図】
‣【あさひの証言】
‣【倉庫のアイロン】

夏葉「あの机を倒したのは灯織だった……」

夏葉「それなら誰も名乗り出ないのも納得ね」

愛依「どうして灯織ちゃんは机を倒しちゃったんかな?」

結華「どうしても何も暗闇でパニック状態だったからじゃないの?」

結華「あの場にいた全員、混乱状態だったわけだしさ」

冬優子「倒して音を立てることが目的だったとかはないかな?」

冬優子「机の倒れる音でほかの何かの音を誤魔化したとか……」

ルカ「普通【停電中は動こうとしない】だろ」

ルカ「下手に動けば転んで怪我しちまうかもしれねーしな」

ルカ「そもそもホントに机はホクロ女が倒したのかよ?」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:46:54.01 ID:uvx71tAz0
あさひの証言
386 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:48:38.63 ID:zANooWfn0

にちか「それは違くないですかー!?」論破!

【BREAK!】(集中力:☆4→4.5)


にちか「確かに普通真っ暗闇なら動こうとはしないはず……停電なら停電が治るまでその場で待ち続けますよね」

ルカ「あ? お、おう……」

にちか「でも、芹沢さんは聞いてたんです。あの真っ暗闇でも何かをしようとしている風野さんの声を!」

あさひ「あー、アレのコトっすね」


≪灯織「だ、大丈夫です……こういうこともあろうかと……あれ?」≫


あさひ「確かに灯織ちゃんは何かをやろうとしてたっす。暗闇の中でも安全を確保するための準備があったっぽいんっすよね」

透「あー、じゃあその途中でやっちゃったんだ」

透「がしゃーんとごろごろ、って感じで」

結華「ひおりんなら何か対策をしててもおかしくはないよね……」

結華「それこそあの入場時のボディチェックだって、そこまでやるかって感じの厳重さだったしさ」

にちか「風野さんはその何かのために動き出したところで、足を引っかけて机を倒してしまった可能性があります!」




【千雪「その推理、ほつれちゃってます!」】反論!



387 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:50:42.74 ID:zANooWfn0

千雪「ちょっと待ってくれるかな? それ、少しおかしいと思うの」

にちか「え……? な、何がですか……?」

千雪「灯織ちゃんがあの暗闇の中で机を倒してしまった」

千雪「机を倒した張本人が名乗り出ない今、その説は有力に見えちゃうけど……やっぱり灯織ちゃんが倒したとは思いづらいかな」

千雪「それに、あさひちゃんの聞いた灯織ちゃんの暗闇での安全対策……それもわかってるんだから」

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×5
集中力:☆×4.5

コトノハ
‣【胸元の花飾り】
‣【暗視スコープ】
‣【エアコンのスイッチ】


千雪「やっぱり灯織ちゃんが机を倒したとは考えづらいよ」

千雪「今その根拠を裏付けるのは誰も名乗り出ないという状況証拠だけ」

千雪「灯織ちゃんが倒したっていう直接の証拠はないよね?」

千雪「でも反対に机を倒していないことを証明することはできるの」

千雪「推理の軌道修正をすべきじゃないかな」

◇◆◇◆◇◆◇◆
【発展!】

にちか「待ってください! 机を倒していない証拠……?」

にちか「そ、そんなものがあるっていうんですか?!」

◇◆◇◆◇◆◇◆

千雪「簡単なことなの」

千雪「灯織ちゃんの死体のそばに落ちていた暗視スコープ」

千雪「あれを使えば【暗闇の中でも見通すことができる】わ」

千雪「わざわざ見えている机にぶつかって倒しに行く必要もないよね?」

千雪「死体のそばにスコープが落ちていた以上」

千雪「机を倒したのは灯織ちゃんとは思えないな」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ30以上で論破しろ!】

↓1
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:52:00.62 ID:uvx71tAz0
暗闇 に 暗視スコープ
389 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:54:54.04 ID:zANooWfn0

にちか「その矛盾、斬っちゃいますからね!」

【BREAK!】(集中力:☆4.5→5)


にちか「死体のそばに落ちていた暗視スコープ……あれ、実は使えなかったんです」

千雪「使えなかった……?」

にちか「はい、レンズの上から黒い絵の具か何かで塗りつぶされてて、暗闇どころか向こう側も見えないぞって感じなんですよ。だから逆にあれをつけちゃえば見えてるものも見えなくなるぐらいで……」

にちか「暗視スコープがあったからって風野さんが辺りを見えてたとは限らないんじゃないですかね!」

千雪「たしかにそれはそうかも……でも、なんでスコープのレンズが塗りつぶされてたのかな?」

美琴「それこそ犯人の策略なんじゃないかな」

美琴「犯人が灯織ちゃんの暗視スコープの準備を知ったうえで、それに黒い絵の具を塗りつけたのだとしたら……意図的に隙を作ることができるよね」

美琴「灯織ちゃんは見えるようになると思って装着したスコープ、それが機能しなかったら相当に焦るはずだよ」

あさひ「そういえば……わたしが聞いた灯織ちゃんの声もそうだったっすね」

あさひ「灯織ちゃんは何か予定していたはずのことがうまくいかなかった。そんな感じの声を出してたっす」
390 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:56:43.94 ID:zANooWfn0

夏葉「なるほど、つまりはこういうことね」

夏葉「突然の停電でパニックに陥る私たち。それを律して安全を確保するために灯織はスコープを片手に動き出した」

夏葉「でもスコープは実際は機能せず、それに動揺した灯織は机をうっかり倒してしまった」

果穂「す、すごいです! 灯織さんの動きが目にうかぶようですー!」

智代子「じゃあ灯織ちゃんはそれでうっかり転んじゃったところを殺されたんだ!」

智代子「転んだ状態だと、抵抗しようにもできないもんね!」

ルカ「けっ……どこまでもこすい犯人だな」

冬優子「……ってことは、犯人は停電することまで織り込み済みだったってことですか?」

冬優子「暗視スコープに細工をしたところで、停電が起きなきゃ意味がないですよね?」

透「いいんじゃない、電気消せば」

結華「いやいや……パーティ中に突然照明を落とすような奇行、三峰たちも流石に見逃さないって」

恋鐘「あれはれっきとした『停電』だったばい。ブツンって感じで唐突に起きたことやったけんね!」

果穂「じゃあ、犯人はてい電が起きるように細工をしていたってことですか?」

にちか「うん、犯人はあのタイミングで停電が起きるように仕掛けをしていたんだと思う」

結華「三峰が写真を撮った直後を狙って?」

にちか「というよりは……あの時間を狙って、ですかね」

(犯人が午後11時30分に停電が起きるように狙って細工を仕掛けた証拠……)

(捜査の時に現場で私たちも見つけていたはずだ)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】

>>365>>366

↓1
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:58:15.36 ID:uvx71tAz0
エアコンのスイッチ
392 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:00:55.59 ID:zANooWfn0

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「大広間のエアコン、皆さんもあれの音を聞きましたよね?」

結華「そういえば! 三峰がちょうどこがたんに写真を見せようとしたタイミングで……」


≪恋鐘「結華、写真どがん感じになったばい? ちょっと見せてくれんね?」

結華「オッケー、ちょっと待って……今アルバム開くから……」

ピピッ≫


恋鐘「何かが起動したような電子音がしとったばい!」

にちか「美琴さんと一緒に確認したんですけど、旧館中のエアコンが午後11時30分に作動するようにタイマーが設定されてたんです」

にちか「旧館中のエアコンが同時に起動して、それが停電の引き金になったんだと思います!」

雛菜「そっか〜、それなら狙ったタイミングで停電を起こせますね〜」

愛依「でも、そんなにうまくいくもんなの?」

愛依「確かにそれなら停電を起こすタイミングは選べたかもしんないけどさぁ……? 停電になるぐらい、ブレーカーが落ちるぐらいの電力の消費にはならなくない?」

にちか「はい、これだけだと不十分です! だから、犯人はその前段階の仕込みもやってたと思うんですよね!」

果穂「仕込み……ですか?」

夏葉「どういう意味か説明してもらえるかしら?」

(エアコンの起動で停電を引き起こすのに必要なこと……)

(つまりはあの起動で、ブレーカーの耐えられる電力消費の臨界点を超えさせる必要があるんだよね)

(それなら犯人のやっていた仕込みとはあれのことになる……!)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】

>>365>>366

↓1
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:02:14.73 ID:uvx71tAz0
倉庫のアイロン
394 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:03:42.71 ID:zANooWfn0

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「倉庫にあったアイロンですよ! あれ、三つも電源に刺しっぱなしになってて、あっっつあつの状態になってたんです!」

にちか「アイロンってコンセントに刺してたら基本点きっぱなしじゃないですか。それが三つも重なってたら相当な負荷なはずですよ!」

にちか「それでブレーカーが落ちないぎりぎりのところを保っておいて……」

あさひ「エアコンのスイッチが入った瞬間にブレーカーが落ちる仕組みなんっすね!」

千雪「確かにアイロンってよく電気を食うものね……」

透「おー、停電の時限爆弾じゃん」

夏葉「そのトリックが行われたのは間違いなさそうね……アイロンもエアコンも、それ以外で使う理由もないもの」

果穂「あれ……? でも、だとしたら犯人がしぼり込めませんか?」

果穂「倉庫でアイロンを使ってたなら、倉庫に入った人が犯人です!」

千雪「どうかなぁ……お昼にやった掃除はルカちゃん以外みんなが参加して、どこを誰が掃除しているのか分からない状態だったもの」

恋鐘「うちも倉庫には出入りはしたけど、アイロンの状況はよく知らんたい」

透「できるね、誰でも。トリックは」

ルカ「いや、それは違うな」

美琴「……ルカ?」
395 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:05:36.32 ID:zANooWfn0

ルカ「私はそもそもその掃除に参加していないんだ。なら、その倉庫のアイロンとやらを仕掛けることもできねえだろ」

あさひ「いや、そうはならないっす」

ルカ「あ?」

あさひ「だって、掃除は昼には終わったんすよ? そこからパーティまでの時間は十分あるっす。ルカさんも旧館に忍び込んで停電のトリックを仕込むこと自体は可能だったはずっす!」

ルカ「なっ……!」

冬優子「誰かがずっと入り口を見張ってたわけでもないし……確かに誰にでもアイロンとエアコンのトリックを仕込むこと自体は可能みたいですね」

ルカ「ちっ……わざわざ旧館でパーティなんて面倒なことしやがって!」

雛菜「そういえばすごく今更なんですけど〜、どうして急にパーティなんかやろうって言いだしたんですかね〜?」

にちか「え?」

雛菜「だってそうじゃないですか〜? どっちかっていうのそういうやるタイプのキャラっぽくないし〜、決起集会ならもっと早くにやるべきだったんじゃないですかね〜」

夏葉「それは……灯織なりに気を回したんじゃないかしら」

美琴「あのパーティは決起集会なんかじゃなかったんだよ」

美琴「彼女はもっと別の理由があって、私たちをあの場に集めたかった。そうだよね、にちかちゃん」

にちか「は、はい!」

結華「別の理由……? 三峰たち全員を集めるほどの理由が、あったっていうの?」

夏葉「それなら聞かせてもらおうかしら。どうして灯織はパーティを開こうと思ったの?」

(彼女が突然にパーティを思い立った理由、それはあれしかない……)

-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】

>>365>>366

↓1
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:09:32.88 ID:uvx71tAz0
脅迫状
397 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:11:27.27 ID:zANooWfn0

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「実は風野さんのもとには脅迫文が届いていたんです」

夏葉「嘘……?!」

にちか「『今夜必ず誰かを殺す』……ちょっと字が汚くて、どこの誰が書いたかまではわからないですけど。これが風野さんの部屋に置きっぱなしになってました」

にちか「そしてあのパーティの日の朝……レストランで私は見たんです」

にちか「彼女が何か紙を懐に隠すのを。きっとあの時の彼女は、この脅迫文を見たばかりだったんじゃないですかね」

智代子「それもあって全員が一堂に会するパーティを開こうとしたんだね!」

美琴「一つの場に全員を集めてしまえば、監視もできる……」

美琴「それに入場の時にも厳重なボディチェックをしていたし、あれは私たちを守るためにやっていたんだね」

夏葉「灯織はそれを誰にも打ち明けることなく、誰かを不安にすることもなく……黙って一人で立ち向かっていたのね……」

果穂「灯織さんは、ヒーローです……あたしたちみんなのことを守ろうとしてくれた、ヒーローです!」
398 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:13:10.50 ID:zANooWfn0

摩美々「実際、あの現場に武器を持ち込むのは不可能だったはずだよー」

摩美々「摩美々のジョークグッズのナイフですら許さないで回収してた。少しでも危険のあるものは全部あのジュラルミンケースの中だからねー」

恋鐘「うちも料理が終わり次第調理道具はほとんど全部回収されてしまったばい! まだちゃんと洗ってもなかったやつもあって……多分あのケースの中はギトギトになっとるとやろ」

あさひ「えー、わたしのドライバーもギトギトなんすか?」

智代子「でも、そこまで警戒してたのに灯織ちゃんは殺されちゃったんだよね……?」

愛依「千枚どーしみたいな細くとがった凶器……でも、その正体はわかってないんだったよね」

夏葉「犯人はどうやって凶器を持ち込んだのかしら……」

あさひ「……」

あさひ「……あ、わかった」

にちか「せ、芹沢さん? わかったって何が?」

あさひ「全部っすよ、全部」

ルカ「はぁ? それってどういう……」
399 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:14:26.35 ID:zANooWfn0





あさひ「灯織ちゃんを殺したのは、ルカさんだったんすね」





400 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:15:19.84 ID:zANooWfn0

(……え?)

ルカ「は、はぁ?! 何を言い出してるんだよ、お前……」

あさひ「だってそうじゃないっすか。現場に凶器を持ち込むことができたのはルカさんだけっすよ」

ルカ「ら、埒が明かねえ……話が飛躍しすぎだろ」

ルカ「今の話ってパーティの参加者は全員武器の持ち込みが不可能だったってだけで……私はそもそもパーティに参加してないから無関係……」

あさひ「だからっすよ。パーティに参加していないルカさんしか持ち込むことはできなかったはずっす」

あさひ「灯織ちゃんはかなりの厳戒態勢だった。厨房の調理道具も使った後はすぐに回収するほど……おそらく凶器そのものを旧館に隠しておくのは困難だったはずっす」

あさひ「そうなるとどこかのタイミングで持ち込む必要がある……で、それができたのはルカさんだけっす!」

(……パーティの参加者は全員ボディチェックを受けていた)

(だからルカさんしか凶器を持ち込めない……?)

(それってどういうことなの……?)

(考えろ、考えるんだ……! 芹沢さんの推理、その道筋を……!)
401 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:17:13.12 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】

発言力:♡×5

Q1.パーティの参加者は凶器を現場に持ち込むことはできた?
A.可能 B.不可能

Q2.犯人が現場に凶器を持ち込むことができたタイミングは?
A.灯織が旧館に来る前 B.犯人がパーティに参加するとき C.会場が停電する直前

Q3.犯人はボディチェックを受けた?
A.受けた B.受けていない


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
-------------------------------------------------
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:18:45.73 ID:uvx71tAz0
Aca
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:18:46.46 ID:H+U046K80
BAB
404 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:22:29.20 ID:zANooWfn0
>>402

(いや……そうじゃない)

(ボディチェックは私自身がこの目で確認したし、自分の手で行った)

(あれをスルーして武器を持ち込むことなんかできるはずない)

(なら、芹沢さんの発言の意図は……)

-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】

発言力:♡×4

Q1.パーティの参加者は凶器を現場に持ち込むことはできた?
A.可能 B.不可能

Q2.犯人が現場に凶器を持ち込むことができたタイミングは?
A.灯織が旧館に来る前 B.犯人がパーティに参加するとき C.会場が停電する直前

Q3.犯人はボディチェックを受けた?
A.受けた B.受けていない


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
-------------------------------------------------
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:32:03.37 ID:uvx71tAz0
Baa
406 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:34:31.92 ID:zANooWfn0
>>405

(いや、あと少し……あとちょっとなんだけど……!)

(芹沢さんはルカさんをクロとして告発するつもりだ)

(ルカさんは……パーティには参加してなかったよね!)

(そうなると……)

-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】

発言力:♡×3

Q1.パーティの参加者は凶器を現場に持ち込むことはできた?
A.可能 B.不可能

Q2.犯人が現場に凶器を持ち込むことができたタイミングは?
A.灯織が旧館に来る前 B.犯人がパーティに参加するとき C.会場が停電する直前

Q3.犯人はボディチェックを受けた?
A.受けた B.受けていない


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
-------------------------------------------------
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:36:20.56 ID:uvx71tAz0
Bab
408 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:38:20.66 ID:zANooWfn0

にちか「推理、繋がっちゃいましたよ!」

【COMPLETE!】

にちか「もしかして、そういうことなの……?」

にちか「私たちパーティの参加者は全員……ボディチェックを受けている。全身くまなく手で触ってまでのチェック、見落としがあったとは考えづらい」

にちか「でも逆に言えば、パーティの参加者じゃない人はボディチェックを受けていない。現場に凶器を持ち込むことは可能だった……?」

ルカ「お、おい待てって……パーティに参加してないってことは、現場にもいないってことだろ?」

あさひ「いや、必ずしもそうとは限らないっす。灯織ちゃんより先に旧館にやってきて、どこかに隠れておけば問題ないはずっす」

あさひ「わたしたちは全員パーティに参加しているから、パーティ中はルカさんに鉢合わせる心配もない。それこそ倉庫なんかに隠れておけばいいっすね」

千雪「倉庫もお昼に掃除してからは誰も立ち寄ってないみたいだもんね……だからこそ、誰もアイロンのトリックに気づけなかった」

ルカ「待て、そうはさせねえぞ! あのホクロ女が厳戒態勢だったのはさっきも確認したよな? だったらあいつはちゃんと倉庫まで確認したはずだ。倉庫じゃ隠れ場所としては不十分だろうが!」

あさひ「え? 別に倉庫の部屋そのままとは言ってないっすよ?」

ルカ「はぁ? ど、どういうことだよ。まさか段ボールとかワゴンとかの中に隠れてたとでもいうつもりか?」

(いや、きっと芹沢さんが言っているのはあそこのことだ……)

(この旧館の中で、唯一誰の目にもつくことがなく、隠れ場所に最適だった空間が倉庫にはある……!)

-------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】


た/ゆ/か/し


【正しい順番に並べ替えろ!】

↓1
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 22:40:26.62 ID:8bNXmz4V0
ゆかした
410 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:42:54.97 ID:zANooWfn0

にちか「閃いちゃいました!」

【解!】

にちか「倉庫自体は隠れ場所として不十分……それは間違いありません。でも……倉庫から行くことのできる、床下なら話は別ってことです?」

愛依「ゆ、床下……?! そんなとこ行けんの?!」

美琴「他の荷物の陰に隠れてて分かりづらいけど……倉庫の床には扉が付いていて、そこから床下に行けるみたい。特に部屋ごとの仕切りもない空間で、旧館ならどの部屋の床下にもそこから移動可能だったみたいだよ」

ルカ「ま、まさか……私がそこに隠れてたっていうのか?!」

結華「さすがのひおりんでもわざわざ床下までは覗かない……ていうかそもそもその存在すら知らなかった可能性もあるよね」

結華「現にめいめいをはじめとした大多数は気づいてなかったみたいだしさ」

ルカ「わ、私も知らないってそんなとこ……」

あさひ「でも、この方法なら灯織ちゃんにバレずに凶器を持ち込むことができるっす!」

千雪「それが可能なのもルカちゃんだけ……」

雛菜「パーティ中にわざわざ床下を覗き込むこともないですしね〜」

あさひ「どうっすか? ルカさん、違うっすか?」

ルカ「違うか? だと……?」

ルカ「違う違う! 大間違いに決まってんだろ!」

ルカ「大体私はパーティなんかそもそも知らねえし旧館に近寄ってもいない! 床下も何も、部屋の構造すら知らないんだよ!」

あさひ「そんなの口でならなんとでも言えるじゃないっすか」

ルカ「ざけんな! そんなこじつけで犯人にされてたまるかよ!」
411 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:44:35.55 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×5

コトダマ
‣【胸元の花飾り】
‣【暗視スコープ】
‣【脅迫状】


ルカ「私がホクロ女より早く会場入りして」

ルカ「【床下に凶器を持ち込んで隠れてた】ぁ?!」

ルカ「そんなのあるわけねーだろ!」

果穂「でも、ルカさん以外の全員……」

果穂「【ボディチェックを受けている】ので凶器はもちこめないです!」

千雪「旧館の設備も灯織ちゃんは入念にチェックをしてたし……」

千雪「≪凶器の見落としがあった≫とは思いづらいかな」

恋鐘「ルカは【床下で停電の起きる午後11時半まで待っとって】……」

恋鐘「停電が起きたら灯織を刺し殺したとよ!」

ルカ「そんなのそもそも不可能だ!」

ルカ「暗闇で動けないのは【潜んでた犯人も同じ】だし」

ルカ「ライトでも使おうもんなら参加者連中にもろ分かりだろうが!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:49:07.43 ID:uvx71tAz0
潜んでた犯人 暗視スコープ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 22:50:06.14 ID:zIbPVHbx0
【潜んでた犯人も同じ】に花飾りかな
414 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:56:47.56 ID:zANooWfn0
>>412

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「いや、暗闇で行動自体は犯人なら可能だったかもしれない……それこそ、風野さんより先に会場に入って、姿を隠していた犯人なら」

ルカ「ど、どういう意味だよ……」

にちか「だってボディチェックを受けていないんですから……凶器の他にも物を持ち込むことは可能だったはずです」

千雪「……もしかして、それって!」

あさひ「暗視スコープっす! 灯織ちゃんのは使えない状態だったかもしれないっすけど、犯人が別で持ち込んでいれば暗闇でも見ることはできたはずっす」

愛依「暗視スコープは別に光ったりするわけじゃないもんね……! 確かにこれなら停電中でも灯織ちゃんを狙って刺すことができたんじゃん?!」

智代子「じゃあ、あの時……私たちの目の前にルカちゃんはいたんだ……」

智代子「あの暗闇の向こうで、灯織ちゃんを刺し殺そうとスコープを装着して……」

夏葉「……ルカ、あなた」

ルカ「違う、何もかも違う……! バカ言うなって……!」
415 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:58:20.76 ID:zANooWfn0

ルカ「そ、そもそも! 暗視スコープをつければ動けたかもしれねえけど……そんな時間があるのかよ?!」

夏葉「……確かにそうね、確かに理論上犯行は可能だとしても停電の実際の時間はせいぜい一分や二分。倉庫から大広間に移動して、灯織を刺殺して脱出となるとかなり慌ただしくなるわ」

愛依「そういえば、うち……停電を直すために途中で大広間を出て事務室に行こうとしたけど、誰にも出くわさなかったよ?」

にちか「……!」

愛依「大広間の扉も開いてなかったし……ルカちゃんが部屋を出入りしたっていう推理は違和感あんだよね……」

ルカ「ほ、ほら! そうだろ! 私がたとえ床下に隠れていたとしても、犯行は不可能なんだって……」

あさひ「それは違うっすよ」

ルカ「……!!」

あさひ「別に、わざわざ大広間を出入りしなくたって灯織ちゃんを刺すことはできるっす」

結華「ちょい待ちちょい待ち! ひおりんは大広間で死んじゃってたんだよ?!」

結華「大広間に行かずに殺害なんて、そんなの不可能では?!」

あさひ「それはそうっすね」

冬優子「それはそうって……あさひちゃん、どういうことなのかな?」

あさひ「だから、犯人は大広間には行ったんすよ。でも、大広間の扉を出入りはしてないっす!」

雛菜「ん〜? なにそれ〜、なぞなぞですか〜?」

透「あ、じゃあテレポートだ」

果穂「す、すごいですー! ルカさんはエスパーなんですかー!?」

摩美々「事態を余計ややこしくしないー」

(大広間の扉を出入りせずに、大広間に行く……?)

(そんな魔法みたいな方法が本当にあるのかな……)
416 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:59:36.97 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------

【ロジカルダイブ開始!】

発言力:♡×3

Q1.犯人はどうやって風野灯織を殺害した?
A.絞殺 B.毒殺 C.刺殺 D.撲殺

Q2.犯人は事件当時どこにいた?
A.大広間 B.床下 C.旧館の外

Q3.殺害した瞬間、風野灯織の体制は?
A.直立 B.座位 C.転倒 

Q4.犯人はどうやって風野灯織を刺した?
A.床下から突き上げた B.凶器を罠として仕掛けておいた C.ボウガンで射出した


【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】

↓1
-------------------------------------------------
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:00:14.02 ID:aSAPK3mP0
cbca
418 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:02:15.14 ID:zANooWfn0

にちか「推理、繋がっちゃいましたよ!」

【COMPLETE!】

にちか「そうか、芹沢さんは床下のことを言ってるんだ……」

結華「ま、また床下……?!」

美琴「旧館の床下は人が一人はいるには十分な空間があって、部屋ごとの仕切りもなく移動ができる。大広間の真下になら床下から移動は可能だね」

愛依「で、でも……床下からじゃ灯織ちゃんは刺せないじゃん?」

あさひ「なんでっすか?」

愛依「な、なんでって……旧館でやってたのって立食パーティじゃん? 立ったままの灯織ちゃんじゃ刺そうにも凶器が届かないっしょ」

あさひ「……? だから、犯人は刺すことができるっすよね?」

夏葉「……! ついさっき、机の倒れる音の議論で結局倒したのは灯織だという結論に至った。机を倒した際に灯織が転倒していた可能性はかなり高いわ……!」

ルカ「お、おい……それじゃまさか……」




あさひ「転んだところをめがけて、犯人は床下から思いっきり凶器を突き上げたんすよ!」




419 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:03:36.84 ID:zANooWfn0

千雪「パーティ会場の床、結構板と板との間は空いてたし……細くてとがった凶器なら使うこともできるかもしれないよね」

智代子「しかもこれなら愛依ちゃんと出会わなくても犯行が可能……!」

摩美々「途中で停電がなおったとしてもその姿を見られることもない……ノーリスクな方法だねー」

果穂「それが可能だったのは、ルカさんだけ……なんですよね」

結華「パーティの参加者は全員そもそもの前提が通らないからねー」

結華「できるのはパーティ中に姿を目撃されてないルカルカだけってことかな!」

ルカ「ふ、ふざけんな……あくまでそれは可能ってだけの話で……」

透「でも、ないじゃん。それ以外の方法」

ルカ「……ちっ!」

あさひ「やっぱり灯織ちゃんを殺せるのはルカさんしかいないっすよ!」
420 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:05:07.70 ID:zANooWfn0



……いいのかな。




今この議論の場は明確に一つの終着点に向かって動いている。

_____【風野灯織を殺害したのは斑鳩ルカである】。

確かに彼女はこのコロシアイ南国生活が始まる際に、『私は殺せる』とそう啖呵を切った。
それからもルカさんは私や美琴さんと何度も衝突を繰り返し、憎まれ口を叩き、とても信頼関係を築くなんてしてこなかった。
誰かを手にかける人間、候補で言えば最有力であるだろう。


でも、そんな彼女でも一つだけわかっているものがある。

本人がそう言ったわけでもない、ましてやそれを彼女は否定すらした。
でも、私には確信がある。
私だから確信の持てる、ただ一つだけの真実。




彼女は、今も美琴さんを________。




そんな確信があるからこそ、私はこう胸を張って言うことができる。

【斑鳩ルカは人を殺さない】
421 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:06:30.57 ID:zANooWfn0

殺せるはずが、無いんだ。
自分自身の胸の内をずっと押し殺したままで、自分だけ逃げ去ることなんかきっと彼女はできやしない。
そこで逃げられるほど淡泊な人間であるなら、とっくに彼女はアイドルなんてやめているはずだ。
彼女が“カミサマ”に身を堕としてまで芸能界にい続けている理由。
そんなもの、分かり切ってる。

私は、本当にこのままでいいのかな。
違ったことを正しいと言って。
正しいことを違ったと言って。

真実を嘘に捻じ曲げた果てにたどり着くそれに、【希望】なんてあるの?


……それなら、もう一度捻じ曲げてやる。


歪みを元通りにすることは難しいけど、似た形に歪みなおさせることはできる。
それができるのは、私だけなんだ……!!

422 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:07:34.55 ID:zANooWfn0
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
☆偽証について

さて、これより新しいノンストップ議論・『偽証ミスディレクション』がはじまります。
本家ではv3にて登場したシステムですね。
現在七草さまがお持ちのコトダマの情報を捻じ曲げて相手に打ち込むことで、議論の流れもまた捻じ曲げてしまおうという中々にゆがんだ議論なのでございます。
要は、『この情報がああだったらいいのにな』というポイントにぶつけてやれということです。
偽証ミスディレクションは通常の議論と異なり、嘘をつくという新たなリスクを背負うことになります。そのため、誤答で受けるダメージは通常よりも高くなりやすく、間違えるごとにダメージは増していきます。
なお、通常のノンストップ議論では偽証を行うことはできません。
【偽証ミスディレクション】という名前の議論が行われたときのみ適用されるシステムとお考え下さい。

それでは、よい二枚舌ライフを!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
423 :本日はこちらの議論でおしまいにします ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:10:07.08 ID:zANooWfn0
-------------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×5

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【美琴の証言】
‣【あさひの証言】

あさひ「灯織ちゃんより先に旧館に入れば」

あさひ「【凶器を持ち込むこともできる】っす」

千雪「倉庫の床下にずっと隠れておけばその姿が見つかることもないし…」

千雪「後はパーティ中に【停電が発生する】のを待つだけ」

智代子「停電が起きたら【暗視スコープ】で床下を移動して」

智代子「転んでいる灯織ちゃんを刺せばいいんだもんね!」

摩美々「それが可能なのは、パーティに参加していなくて」

摩美々「パーティ中の【アリバイがない】唯一の人物であるルカだけなんだよねー」

ルカ「違う……違うんだよ……!」

ルカ「私は、私は……!」


【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:16:27.73 ID:aSAPK3mP0
アリバイがない に 美琴の証言
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 23:16:34.02 ID:8bNXmz4V0
2
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:16:36.24 ID:H+U046K80
【アリバイがない】に【美琴の証言】
427 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:19:36.53 ID:zANooWfn0

正解が出たので本日はここで終了にします。
次回また続き、美琴の証言を偽証してルカのアリバイを無理やり作り出すところより再開します。
裁判自体は半分近く進んだので、おそらく次の更新で最後まで行けるものかと思います。

次回更新は明日11/29の夜を予定しています。
それではお疲れさまでした。またよろしくお願いします。
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:27:19.03 ID:uvx71tAz0
お疲れ様でした!
429 :続きから再開します ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:35:00.13 ID:YOXWFtRz0

にちか「この嘘で、真実を!」偽証!

【BREAK!】


(正直なところ……これは文字通りの賭けだ)

(今から私が言うのは完全な嘘だし、これを口にすることをきっと美琴さんは良しとしない)

(そのうえで、美琴さんが私の意図に気づいて……)

(そして、ルカさんを、想ってくれないと……!)

恋鐘「にちか、どげんしたと?」

にちか「……実は、ここまでずっと黙っていたことがあるんです」

夏葉「黙っていたこと……? 何かしら」

にちか「パーティの最中に、退室したのは美琴さん、千雪さん、風野さんの三人。そのうち風野さんは旧館内で少し休んですぐに戻ってきて、千雪さんはルカさんを探してホテルを出た」

にちか「でも、美琴さんはずっと旧館の入り口で監視をしていたんです」

美琴「……にちかちゃん?」



にちか「言ってましたよね、美琴さん。見張りをしているときに……一度ルカさんが様子を見に来たって」



430 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:35:45.56 ID:YOXWFtRz0

美琴「えっ……?」

ルカ「はぁ……?!」

にちか「美琴さん……!」

美琴「……」

(もはやこれしか手はない。アリバイの一切が存在しないルカさんを守るためには、無理やりでもアリバイを作らないと……)

(この嘘さえ通れば……芹沢さんの推理は根底から瓦解する……!)

夏葉「ちょ、ちょっと待って頂戴! 美琴はこれまで一度もそんなことを口にしていないでしょう? ルカのアリバイがあるというならもっと早くに言うべきタイミングはあったはずよ!」

にちか「言えなかったんです……美琴さんはルカさんのことをよく思っていませんから」

結華「いやいや! だ、だとしてもでしょ?! 今は全員の命がかかってるんだし、恨み嫉みなんかにとらわれてる場合じゃ……」


(お、お願いです……美琴さん……!)


美琴「……」


(ルカさんを救えるのは美琴さんだけ……)


(そして、ルカさんは絶対に犯人じゃないから……!)


美琴「私は……」

431 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:36:52.09 ID:YOXWFtRz0





美琴「……確かに、一度だけルカと会ってるよ」





432 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:38:20.69 ID:YOXWFtRz0

ルカ「み、美琴……!?」

美琴「確か千雪さんと入れ替わりぐらいだったかな。どこでパーティの話を聞いたのか知らないけど、ちょっかいを出してきて」

美琴「そんな暇があるなら脱出方法の一つでも探したらどうだ、なんて……嫌になっちゃうよね」

(み、美琴さん……!)

(わかってくれたんだ……!)

あさひ「ふーん……それ、本当っすか?」

美琴「うん、本当だよ」

愛依「じゃ、じゃあどういうこと……? あさひちゃんの今までの推理は……」

透「間違ってた、全部」

結華「そ、そんな……?!」

にちか「パーティ中は全員がその存在をほかの誰かに一度は確認されている……風野さんがボディチェックをする前から隠れる、なんて不可能なんですって!」

ルカ「緑チビ……お前、どういうつもりだよ」

にちか「どういうつもりも何も、みんなで生き残るためですよ! 間違った人をクロにするわけにはいかないんです!」

ルカ「お前……!?」

結華「で、でも待ってよ……そうなると、凶器はどうなるの?! ひおりんのボディチェックがあるから持ち込むのは不可能って話だったんでしょ?!」

千雪「ルカちゃんが灯織ちゃんより先に旧館に入る方法が、一番持ち込むうえではやっぱり確実に思えるんだけどなぁ……」

あさひ「……やっぱり、納得いかないっす」

(とりあえず議論が決着する事態は防げたはず。あとはこの議論を本来あるべき流れに戻さなきゃだよね……!)

(もうちょっとだ、気合入れてくぞ……!)

433 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:39:55.34 ID:YOXWFtRz0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×3
集中力:☆×5

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【床に散乱した料理】
‣【花束】


冬優子「灯織ちゃんは細くて長い鋭利な刃物で刺されちゃったんですよね……」

美琴「胸部を貫通したって書いてあるから……それなりの長さと強度のあるものだよ」

摩美々「ボディチェックをスルーしてそんなの持ち込むって無理じゃないー?」

あさひ「やっぱり、先に旧館に入って待機しておく方法が一番確実っす」

恋鐘「何個かに分割して運ぶ方法はどがんね?」

恋鐘「旧館に入ってから≪組み立てて武器を作る≫ばい!」

夏葉「元から≪現場に凶器があった≫と考えてみるのはどうかしら」

夏葉「私たちが何気なく見落としたものが、案外凶器かもしれないじゃない?」

愛依「灯織ちゃんが脅迫文を受けて≪用意していた武器を逆に利用されちゃった≫、とかは?!」

摩美々「そんなの、持ってたっけー?」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)

↓1
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 20:41:03.65 ID:kR8WzFmv0
現場に凶器 に 料理
435 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:44:35.54 ID:YOXWFtRz0

にちか「それなんじゃないですかね!」同意!

【BREAK!】


にちか「そうですよ、元から現場に武器があったとすれば……別にボディチェックを突破する必要もないんです!」

にちか「なんなら手ぶらで旧館に入っちゃって……そのままふらっと現場にある武器を使っちゃえばいいんですから!」

結華「だから、何度も言ってるじゃん! ひおりんは厳戒態勢で、ありとあらゆる危険物を回収してたって」

にちか「基本的には、です! 月岡さん、厨房の調理器具を風野さんが回収したタイミングって全部料理が完成してからでしたよね?」

恋鐘「え? た、確か……そうやったと」

千雪「料理をするのに包丁も何もなしじゃできないもんね……でも、料理が大広間に並んだらすぐにそれも回収されたんでしょ?」

千雪「どっちみち武器を確保することは難しいんじゃないかしら」

愛依「確かに……持ち出す隙なんか無い感じじゃん?」

にちか「だから、凶器として持ち出す必要はなかったんです。もっと別の形で……凶器は堂々と私たちの前にあったんですよ」

冬優子「ふゆたちの前に……?」

冬優子「……あっ、それってもしかして……テーブルの上の料理のこと?!」

恋鐘「ふぇぇぇぇぇ?! うちん料理〜〜〜〜〜〜〜!?」

美琴「単純に灯織ちゃんも見落としたんだろうね。あれだけ厳戒態勢だった灯織ちゃんも目の前の料理を見て、毒を入れられてる可能性は考慮したものの……それ自体が殺害に使われるとは思わなかった」

摩美々「あー、それであの暴食だったんだぁ……」

摩美々「摩美々をはじめ全員ドン引きで食べるどころじゃなかったもんねー、自分一人で毒見を引き受けてたってわけなんだぁ」

智代子「で、でも……いったいどの料理を使って灯織ちゃんを刺したの?!」

智代子「どれも美味しくて……殺人級の味だったけど、本当に命を奪った料理はどれなんですか?!」

(風野さんの死因は胸部を細長い凶器で貫かれたこと)

(それなら、あの時の料理で凶器になりうるのは一つしかない!)

-------------------------------------------------

・ちゃんぽん
・チャーハン
・シュラスコ
・フライドチキン
・ラザニア

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 20:47:59.54 ID:p/L/z85Y0
シュラスコ
437 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:49:07.75 ID:YOXWFtRz0

にちか「これだー!」

【解!】


にちか「もちろんシュラスコですよ、肉を貫いてる鉄串……これを使ったんです」

美琴「実際現場に散乱していた肉の一部には貫かれたような跡があったの。これはもともと鉄串にささっていたものなんだろうね」

美琴「わざわざシュラスコの肉を引き抜いてから食べてた人がいるなら、話は別だけど」

ルカ「しかしこうやって見るとこれ以上なく凶器って感じの面構えの鉄串だな」

夏葉「床板の合間を縫って通せる貫通力のあるもの……ええ、本当にうってつけね」

にちか「刺した後は床下にでも落としてしまえばいい。隠滅も簡単です!」

透「逆に言えば、これを使えたのって大広間にいた人だけだよね。だって、ほかだとシュラスコ触れないし」

にちか「そ、そうなんですよ! だから、そうなるとルカさんには絶対不可能でー……」




恋鐘「ちょ、ちょっと待たんね!」




冬優子「恋鐘ちゃん……? どうかしたの?」

恋鐘「こん鉄串を犯人が使ったからって大広間の人間が犯人とは限らんばい!」

ルカ「なんでだよ! 鉄串は大広間にしかないもんだろ? 料理を作った後は備品も全部ホクロ女に回収されたって……」
438 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:50:16.46 ID:YOXWFtRz0





恋鐘「だって、この鉄串はうちが厨房入った時には既にもう一本無くなっとったけん!」





439 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:51:38.25 ID:YOXWFtRz0

にちか「う、嘘……!?」

恋鐘「厨房には備品リストがあって、スプーンから鍋までなんでも数が書いてあるんよ。それに照らし合わせたら、確かに鉄串が一本足り取らんかったばい」

(そ、そんな……!)

(せっかくルカさんの容疑を完全に晴らせると思ったのに……!)

あさひ「それじゃ、ルカさんが鉄串を持ち出していた可能性は普通にあるっすね」

ルカ「なっ……お、お前しつこいな……」

果穂「さっきまでのお話といっしょですよね! 灯織さんより先に旧館に入ってかくれていた方がずっと安全でかくじつな方法です!」

雛菜「え〜? でもアリバイがあるって言ってますよ〜?」

結華「そんなに急にルカルカのアリバイを信じるなんてできないって!」

美琴「……今まで黙っててごめんね」

千雪「でも……床下のトリックを使えば疑問はほとんど消えるんだよね」

夏葉「それもあくまであさひが立てた推論に過ぎないわ、確たる証拠もないもの」

あさひ「わたしはやっぱりルカさんが犯人だと思うっす」

にちか「違う、ルカさんは犯人じゃないって……!」




【モノクマ「真実は二つに一つ!」】意見対立!



440 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:55:24.81 ID:YOXWFtRz0

にちか「な、何?! モノクマ!?」

モノクマ「いやあ、やっぱり学級裁判ってのはこうじゃないとね。クロの思惑とシロの推理とがぶつかり合う、この瞬間が脳汁つゆだくドバドバなんですわ!」

モノミ「コラー! また何かよからぬことを企んでまちゅね!」

モノクマ「いやいや! ボクはあくまで裁判を公平に進行したいだけさ! だからこういうときはオマエラの味方、オマエラが思う存分意見をぶつけ合えるように、お手伝いをしてやるよ!」

にちか「て、手伝い……?」

モノクマ「思う存分オマエラの意見を正面からぶつけ合ってくれればいいんだよ! いざ! サイエンスが未来を切り開くとき! 変形裁判場・オーーーーン!」

-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「犯人は床下にいた!」vs【犯人は大広間にいた!】


果穂「犯人が現場にいたら、てい電中でも事件にあたしたちも気づくと思います!」

冬優子「犯人は床下に隠れて、転んじゃった灯織ちゃんを突き上げて殺害したんです!」

結華「凶器を現場に持ち込むにはひおりんより先に旧館に行く必要があるんだよ?」

千雪「灯織ちゃんより旧館に早くついて、ずっと隠れられるのはパーティに参加していないルカちゃんだけよ」

あさひ「ルカさんのアリバイを証明してるのは美琴さんだけ。それも嘘かもしれないっすよね」

恋鐘「事件ん前から鉄串の数が足り取らんかったけん、ルカがこいを使って灯織刺したばい!」

摩美々「暗闇の中で行動するなんて暗視スコープでもないと無理だし、それを持ち込めたのってボディチェックされてないルカだけじゃーん」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【行動】
【停電】
【転倒】
【鉄串】
【アリバイ】
【嘘】
【凶器】
-------------------------------------------------

発言力:♡×3
集中力:☆×5

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)

↓1
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 20:57:05.10 ID:p/L/z85Y0
停電
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 20:57:33.70 ID:p/L/z85Y0
失礼、誤送信しました
443 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:59:32.10 ID:YOXWFtRz0
一応再安価出しておきますね

-------------------------------------------------
【意見対立】

【議論スクラム開始!】

「犯人は床下にいた!」vs【犯人は大広間にいた!】


果穂「犯人が現場にいたら、てい電中でも事件にあたしたちも気づくと思います!」

冬優子「犯人は床下に隠れて、転んじゃった灯織ちゃんを突き上げて殺害したんです!」

結華「凶器を現場に持ち込むにはひおりんより先に旧館に行く必要があるんだよ?」

千雪「灯織ちゃんより旧館に早くついて、ずっと隠れられるのはパーティに参加していないルカちゃんだけよ」

あさひ「ルカさんのアリバイを証明してるのは美琴さんだけ。それも嘘かもしれないっすよね」

恋鐘「事件ん前から鉄串の数が足り取らんかったけん、ルカがこいを使って灯織刺したばい!」

摩美々「暗闇の中で行動するなんて暗視スコープでもないと無理だし、それを持ち込めたのってボディチェックされてないルカだけじゃーん」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【行動】
【停電】
【転倒】
【鉄串】
【アリバイ】
【嘘】
【凶器】
-------------------------------------------------

発言力:♡×3
集中力:☆×5

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)

↓1
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:02:40.18 ID:p/L/z85Y0
停電
転倒
凶器
アリバイ

鉄串
行動
445 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:05:41.46 ID:YOXWFtRz0
-------------------------------------------------
【停電】
【転倒】
【凶器】
【アリバイ】
【嘘】
【鉄串】
【行動】
-------------------------------------------------
【CORRECT!】

【にちか「生きて帰る、そのために……!」】

果穂「犯人が現場にいたら、てい電中でも事件にあたしたちも気づくと思います!」
【にちか「浅倉さん!」
 透「わけわかんなかったじゃん、停電。パニックだったし」】


冬優子「犯人は床下に隠れて、転んじゃった灯織ちゃんを突き上げて殺害したんです!」
【にちか「園田さん!」
智代子「でも、灯織ちゃんが転んだのっていわば偶然だし……狙って殺すにはリスクが高いよ!」】


結華「凶器を現場に持ち込むにはひおりんより先に旧館に行く必要があるんだよ?」
【にちか「夏葉さん!」
夏葉「いえ、凶器は現場で調達すればいいの……パーティの料理に使われていた鉄串を使うのよ!」】


千雪「灯織ちゃんより旧館に早くついて、ずっと隠れられるのはパーティに参加していないルカちゃんだけよ」
【にちか「ここは私が!」
にちか「美琴さんがルカさんのパーティ中のアリバイも証明してます!」】


あさひ「ルカさんのアリバイを証明してるのは美琴さんだけ。それも嘘かもしれないっすよね」
【にちか「美琴さん!」
美琴「私がそんな嘘をつくメリットはないよね。大丈夫、安心して」】


恋鐘「事件ん前から鉄串の数が足り取らんかったけん、ルカがこいを使って灯織刺したばい!」
【にちか「愛依さん!」
愛依「で、でもそれがいつなくなったのかもわからないし……事件に関係してるかはビミョーじゃん?!」】


摩美々「暗闇の中で行動するなんて暗視スコープでもないと無理だし、それを持ち込めたのってボディチェックされてないルカだけじゃーん」
【にちか「市川さん!」
雛菜「ほかにもなにか方法はあったかもしれないし〜、決めつけるには早くないですか〜?」】

-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値210以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より七回連続でコンマ判定

446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:07:14.18 ID:kR8WzFmv0
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:11:55.91 ID:kR8WzFmv0
ああ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:11:59.78 ID:p/L/z85Y0
真乃・・・めぐる・・・!
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:13:09.71 ID:kR8WzFmv0
あああ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 21:15:50.32 ID:JjT0JyMiO
せい
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:15:57.00 ID:p/L/z85Y0
灯織・・・!
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:18:45.01 ID:kR8WzFmv0
ああああああ
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 21:18:55.04 ID:JjT0JyMiO
つよい
454 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:21:02.91 ID:YOXWFtRz0
【コンマ判定:18+91+78+71+32+100+01=391】

【全論破】

「「「「「「「「これが私たちの答えだ!」」」」」」」」

【BREAK!】


にちか「確かに、床下にルカさんが潜んでいたことにしていろんな可能性をぶん投げちゃえば話は楽かもしれないですけど……それじゃダメなんです!」

にちか「そもそもルカさんには美琴さんとのアリバイがありますし……それに、床下の方法にも疑問点がないわけじゃないです!」

にちか「まだ……ルカさんが犯人だって断言するには早いんですよ……!」

夏葉「この裁判には私たち全員の命がかかっている。だからこそ、ありとあらゆる可能性を検討すべきだと思うの。もちろんルカが床下に潜んでいた可能性も含めてね」

夏葉「だから次はほかの可能性も検討するべきじゃないかしら。そのうえでルカへの疑念を新たにするのなら、それは健全な議論の流れだわ」

にちか「夏葉さん……!」

ルカ「なんなんだよ……お前ら……」

美琴「……私は今もルカのことは疑ってるよ」

美琴「でも、それ以上に……にちかちゃんのことを信じているの」

にちか「美琴さん……あ、ありがとうございます!」

あさひ「……わたしはやっぱりルカさんが犯人だと思うっす」

愛依「あさひちゃん……」

あさひ「でも、ほかに何か灯織ちゃんを刺す方法があるならそれも聞いてみたいっす。なんだか面白そうっす!」

結華「お、面白そうって……はは、あさたんはやっぱりあさたんだなぁ」
455 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:22:11.33 ID:YOXWFtRz0

透「でもさ、ほかの人は暗視スコープ持ってないよ。どうやんの」

透「鉄串は誰でも持てるけどさ。暗闇で心臓めがけてあんな長いの、無理じゃん」

千雪「そこでどうしても止まっちゃうよね……あの停電の暗闇は、暗視スコープでもない限りは動けそうにないし……」

あさひ「暗闇で動く方法っすか……」

美琴「……前に一度、ナイトパフォーマンスをしたことがあるの」

にちか「美琴さん?」

美琴「海外のダンスユニットの凱旋パフォーマンスでね、照明を全部落として手足にLEDをつけて真っ暗闇の中で踊ったの」

愛依「え?! く、暗闇の中で踊ったって……それ危なくない?! だって隣で踊ってる人見えないんでしょ?!」

美琴「うん、見えてない。でも……パフォーマンスはみんなの分も把握してるし、手足につけたライトが大体の目安にはなっていたから」

あさひ「……大体の、目安」

美琴「どうかな、それと同じ考え方なら……なんとかならない?」

結華「そうか、真っ暗闇の中で全部が見えなくてもいい……何か目安になるものがあれば、それで動くことはできる……!」

摩美々「でも、そんな目安になるものなんてあったー?」

摩美々「停電中は摩美々たちもその場にいたけど、特に何も目立ってなかったと思うケドー」

(……そう、逆に目立ってしまったらいけないんだ)

(だって、犯人がすべて見えるように、明るくしてしまったら停電の意味がない)

(必要最低限だけ照らしてくれる、そういう目安で十分)

(だから犯人は、あれを使ったんだ……)

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを選べ!】

>>365>>366

↓1
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:23:33.69 ID:kR8WzFmv0
蛍光塗料
457 :あ、今更ですが蛍光塗料→夜光塗料ですね…修正出来てなかった… ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:25:46.71 ID:YOXWFtRz0

にちか「これだー!」

【解!】


にちか「犯人はこれを使ったんです!」

あさひ「それって……ペンキっすか?」

にちか「ペンキはペンキでも……夜光塗料なんです、これ! 暗闇になるとほんのりと光って、その場所を照らしてくれる便利物! これを犯人は近くのものに塗り付けておいて……その光を頼りに風野さんまでにじり寄ったんですよ!」

雛菜「でも、そんな光なんて使ったら雛菜たちパーティの参加者にバレちゃいません〜?」

美琴「……いや、そうでもないと思うよ」

美琴「所詮塗料の発光なんてそこまで大した光でもないし……注意して探さないとわからないぐらいのほんのりとした光。あのパニック状態の中なら、視界に入ってもそれほど気にも留めないんじゃないかな」

千雪「……」

夏葉「あら? どうしたの、千雪?」

千雪「夏葉ちゃん……うーん、勘違いかもしれないんだけど……なんだかあの塗料に見覚えがあるような気がして……」

果穂「……」

智代子「どうしたの、果穂? なんだか静かだね」

果穂「ちょこ先輩……その、あたしも、あのペンキに見覚えがあるんです……なんででしょう……」

(……え?)

恋鐘「ライブの設営かなんかで使ったことでもあるとやろか?」

摩美々「だったら摩美々たちにも見覚えがあってもおかしくないよねー。あいにく摩美々は見おぼえないですよー?」

(果穂ちゃんと千雪さんの二人が見覚えがある……?)

にちか「もしかして……二人は、あれにこの塗料を使ってたんじゃないですか?」

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを指摘しろ!】

>>365>>366

↓1
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:27:28.68 ID:kR8WzFmv0
蛍光塗料
459 :あ、今更ですが蛍光塗料→夜光塗料ですね…修正出来てなかった… ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:29:51.55 ID:YOXWFtRz0

発言力:♡×3→2


結華「に、にっちゃん!? お、落ち着いて……今はその塗料を二人がどう使ったかって話だよ!?」

にちか「え……あ、わああああ!! す、すみません……間違えました!」

美琴「にちかちゃん、大丈夫。きっと考え方は間違ってないはずだから」

にちか「は、はい!」

(果穂ちゃんと千雪さん……あの二人が関わって、塗料を使うようなものって……)

(……あれしかないよね!)

にちか「もしかして……二人は、あれにこの塗料を使ってたんじゃないですか?」

-------------------------------------------------

【正しいコトダマを指摘しろ!】

>>365>>366

↓1
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:31:28.27 ID:p/L/z85Y0
胸元の花飾り
461 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:34:56.62 ID:YOXWFtRz0

にちか「これだー!」

【解!】


にちか「パーティの入り口で配ってた花飾り……これじゃないですか?」

千雪「……! うん、それ……! それに色を付けるのに使ったの……!」

千雪「突発的な思い付きで作ったものだったから……ただ布をまとめるだけじゃ寂しくて、倉庫においてあったものを使わせてもらったの」

果穂「千雪さんのアイデアでお花も二色でぴかぴかの花かざりになったんです!」

雛菜「パーティでつけるには妙にギラギラだと思ってたんですよね〜」

千雪「いいアイデアだと思ったんだけどなぁ……」

結華「い、いやいや! 実際この花飾りでパーティは華やかになってたし、ナイスアイデアだと思うよ!?」

冬優子「花飾りの着色に夜光塗料が使われていた……」

冬優子「ということは、犯人はその花飾りを頼りにして殺人を行ったってことですか?」



【愛依「そんな推理じゃキメらんないって!」】反論!



462 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:36:12.74 ID:YOXWFtRz0

愛依「ま、待って?! それってばおかしくない?!」

にちか「愛依さん……? ど、どうしたんですか、急に大きな声を出して……」

愛依「確かにその夜光塗料で停電中でも犯人は大体の位置を把握できたかもしんないけどさ……それってなんかヘンじゃない?」

にちか「ヘン……ですか?」

愛依「夜光塗料を頼りに殺人なんかできないんじゃん? にちかちゃんの推理は大事なところが抜けてるし、うちが教えてあげる!」

-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】

発言力:♡×2
集中力:☆×5

コトノハ
‣【花束】
‣【暗視スコープ】
‣【美琴の証言】


愛依「犯人は停電中の暗闇でも」

愛依「灯織ちゃんの位置が分かって」

愛依「凶器を持って行動できた」

愛依「暗視スコープがあれば話は早いけど」

愛依「現場じゃ見つかってない系」

愛依「でも、夜光塗料を目印にしたってのはやっぱムリ!」

愛依「チメー的な矛盾ってのがあるっしょ!」

◇◆◇◆◇◆◇◆
【発展!】

にちか「蛍光塗料を塗りつけておけば暗闇でも位置が把握できるのは確かです!」

にちか「暗視スコープも何も必要ないですってー!」

◇◆◇◆◇◆◇◆

愛依「それはそうなんだけど、大事なのは花飾りも夜光塗料を使ってたってとこ!」

愛依「参加者は全員花飾りをつけてたんだよ?!」

愛依「そんなんで停電になったら……【そこら中が光っちゃって】本当の目印がわかんないよ!」

愛依「どれが正解かもわからないんじゃ行動なんてできない」

愛依「犯人は殺害不可能になっちゃう系!」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ30以上で論破しろ!】

↓1
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 21:38:32.63 ID:kR8WzFmv0
そこらじゅうが光って 花束
464 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:41:57.98 ID:YOXWFtRz0

にちか「その矛盾、斬っちゃうので!」

【BREAK!】


にちか「花飾りに夜光塗料が使われていた、その状況なら確かに停電になってもどれがどれかサッパリだと思います」

愛依「だよねだよね?! ルカちゃん以外の全員が入場の時にもらってたんだから!」

夏葉「ええ、確かに私ももらったわね」

夏葉「でも、その後に……果穂とあさひに渡したわ」

愛依「……え?」

愛依「あ、あああああ!! そ、そうじゃん……うちも渡したんだった!」

にちか「気づきました? あのパーティを途中で退席した美琴さんと風野さん以外の全員はあの場で突然始まった花束づくりに協力して、みんな花飾りを手放してるんですよー!」

千雪「全員の花飾りで花束を作ってルカちゃんに渡してあげようと思って」

千雪「パーティは来たくないのかもしれないけど……私たちの思いだけでも知ってほしかったの」

ルカ「……そうかよ」

あさひ「でも、その結果大広間から夜光塗料の使われた花飾りはすべて撤去されたっす。これなら犯人が何かに塗り付けておいた夜光塗料も判別が簡単っすね!」

冬優子「暗くなった室内で光る唯一のポイント、それを頼りにすればいいんだね!」


465 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 21:43:00.76 ID:YOXWFtRz0

透「……あれ」

雛菜「どうしたの〜? 透先輩〜?」

透「……夜光塗料が使われた花飾り、停電の時には全部なくなってたって話」

透「引っ掛かるんだよね、なんか」

にちか「あ、浅倉さん……」

透「……あ、そっか。灯織ちゃんだ」

透「灯織ちゃんは花束を作った後で合流したから……胸につけっぱだったよね、確か」

あさひ「あー、そういえばそうっすね。灯織ちゃんからはもらってないっす」

摩美々「それは摩美々たちも確認したよー。灯織は胸に花飾りをつけっぱなしだった」

摩美々「その花飾りごと、凶器が貫いてたよねー」

夏葉「……【花飾りごと】、ですって?」

摩美々「そう、花の上からブスリって感じの跡だったねー」

智代子「ど、どうしたの夏葉ちゃん……何か思いついた?」

夏葉「……私も、何かが引っ掛かるような気がするのだけど」

793.50 KB Speed:1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む

スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)