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安価とコンマで『剣と魔法のRPG』をイチから作る
- 849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 13:57:50.03 ID:eydAR0fgO
- ふん
- 850 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/29(月) 16:47:53.92 ID:0g7IBX0BO
- ・>>849を採用。コンマ50以下のため、リーフィアはラーズと別れる事になります。
ラーズ「……そうだ、リーフィア、少しいいか?」
リーフィア「?」
ラーズ「ほら、この壁の……この文章なんだが……」
リーフィア「……? どれですか…………」
ガンッ!!!
リーフィア「───え?」
ガンッ!!!
セレナ「ギャッ……!!?」
ドサッ……!!
ラーズ「……すまない」
ラーズは、リーフィアとセレナを殴った鞘をきちんと提げ直し、気を失ったリーフィアとセレナに頭を下げた。
ラーズ「……殺戮卿、頼めるか?」
殺戮卿「はいはい」
突如、ラーズの後ろから、殺戮卿が現れた。細身にも関わらず、ひょいとリーフィアを抱える。
殺戮卿「どこに置いてくればいいの?」
ラーズ「……本拠地が安全だろう。ただ、闇影や蠱惑魔にはバレないようにしてくれ」
ラーズ「……心配を掛けたくない」
殺戮卿「分かった」
ラーズ「……ヴェローナ家の足止めは終わったか?」
殺戮卿「当然でしょ? あんなの簡単だよ」
殺戮卿「……思ったより硬いロボットみたいなのがいっぱいいて面倒だったけど」
ラーズ「……フェール家か」
ラーズ(フェール家の家系魔法『製鋼』で作られた彫像に、ヴェローナ家の家系魔法『入魂』を込め、自立型ロボットとして戦わせたってところか……)
ラーズ(……フェール家め、表立って戦わず、勝っても負けても良いところ持っていくつもりか……)
ラーズ「……殺してないよな?」
殺戮卿「殺してないってば……総隊長が言ったんでしょ。殺さずにいた方が革命の大義名分になるって……」
殺戮卿「……半殺しくらいだよ」
ラーズ「……まぁ、それなら上出来か」
ラーズ「……じゃあ、後は頼んだ」
殺戮卿「……ホントに行くの?」
ラーズ「……止めるか?」
殺戮卿「……いや、止めないよ。気持ちは分かるし」
ラーズ「…………すまない」
ラーズは殺戮卿に頭を下げ、先に進む。
ラーズ(マーシャル家の当主は……俺の手で……!!)
- 851 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/29(月) 17:03:37.23 ID:0g7IBX0BO
- 一方その頃。ライオネルとギールはリーフィアとは違う方向を進んでいた。
ギール「……ライオネルさん」
ライオネル「何だい? 敵がいた?」
ギール「いえ、その……」
ギール「……何か隠してません?」
ライオネル「……何故かな?」
ギール「何となく……そうかなと」
ライオネル「……ギール君にバレるようじゃあ、僕もまだまだか……」
ライオネル「隠してるというより、ラーズ君から聞いた話を共有してなかった……という方が適切かな?」
ライオネル「彼の話では、カエサリオン家も敵に回るらしい」
ギール「えっ!? な、何でそんな大事な話してくれなかったんですか!?」
ライオネル「……彼の意思を尊重したのさ」
ギール「え? それって……一体どういう……」
ライオネル「まぁ、それは後でね」
ライオネル「……敵じゃないかな、ギール君」
ギール「……!!」
・カエサリオン家当主と戦闘です。名前と性別をお願いします。
↓1
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 17:04:36.13 ID:kxjMGO5x0
- エリュシオン
男
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 17:04:45.64 ID:kmeRoKtG0
- ゼルヴィス 男
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 17:05:16.74 ID:FkQtcdju0
- ネフリティス
女性
- 855 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/29(月) 17:37:27.55 ID:0g7IBX0BO
- ・>>852を採用。
エリュシオン「…………」
ライオネル「……カエサリオン家の当主、エリュシオン・カエサリオンで間違いないかな?」
エリュシオン「…………」
ライオネル「……僕の『審美眼』で家系魔法が『開花』と出ているから、カエサリオン家の人間だとは思うんだけどね」
エリュシオン「……………………ヤル」
ギール「はい?」
エリュシオン「コロシテ……ヤル……!!」
エリュシオンは右腕をライオネル達に向ける。そして、手を開く。
すると、その手から激しい勢いで巨大な緑色の触手が伸びてきた。
ギール「うわっ!?」ズバァン!!
ギールは素早く抜刀し、その触手を斬り裂く。斬られた触手は吹き飛んで、壁に叩きつけられた。
エリュシオン「ウウウ……!!」
だが、エリュシオンは再び腕を振り上げ、今度は両手から触手を伸ばす。
ギール「な、何ですかこれ!?」
ライオネル「これは……植物か!?」
ライオネル(植物の種を一気に開花させて、触手のように操っているのか……!!)
ギール「き、キリがありませんよ、ライオネルさん……!」
ライオネル「カエサリオン家は花屋か何かかい……!?」
・様子のおかしいカエサリオン家の当主・エリュシオンと戦闘です。どう戦う? 下から選択してください。
1.ライオネルの『審美眼』で部屋の様子や使えそうな物を探る
2.ギールの『剣豪』で特攻
3.戦略的撤退(部屋から出て、戦いやすい大広間に誘導する)
4.その他自由安価(二人にできなそうな事は無効となります)
↓2
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 17:43:29.34 ID:4EfETwLgo
- 1
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 17:43:39.03 ID:FkQtcdju0
- 1
- 858 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/29(月) 20:57:36.29 ID:0g7IBX0BO
- ・>>857を採用。ライオネルが『審美眼』を使います。実はこれが一番良い選択肢。
ライオネル(このままじゃ危険だ……! 何か打開策を考えないと……!)
ライオネル(『審美眼』……!!)
ライオネル(……なっ!!?)
何か使える物が無いかと『審美眼』を使ったライオネルだったが、彼の目に映ったのは思わぬ物だった。
ライオネル(壁の中に……植物が!?)
ライオネル達の入った部屋の壁や床に、植物の蔦や根のような物がびっしりと埋められているのである。
ライオネル(これは……カエサリオン家の家系魔法か!!)
ライオネル「ギール君!! ここは危険だ!! 壁や床に植物が埋まっている!!」
エリュシオン「ウ……ウウ……!!」
エリュシオンが腕を振ると、壁や床から植物が一斉に現れた。
ライオネル「……!! マズイな……!!」
ギール「……いいえ!」
ギール「出てくるのが分かってれば、対処できます……!!」
ギールは大剣を自在に振り回し、襲い来る植物を叩き斬る。
ライオネル(……凄いな。これが、ギール君の力か……!)
ギール「すいません、少し眠ってもらいます……!!」
大量の植物を捌いたギールが、そのままエリュシオンに剣を振るう。
・コンマ判定です。コンマ60以上でエリュシオンを倒せます。
↓1
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 21:14:04.57 ID:JXn3Cw+DO
- はい
- 860 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/11/29(月) 21:24:45.62 ID:0g7IBX0BO
- ギリ勝てなかったところで本日はここまで。ありがとうございました。流石は当主、まだ続きます。
ゆっくりになってしまいました。こんな感じでちょこちょこ進める事も多くなるかも。
お疲れ様でした。また次回。
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 21:48:32.76 ID:FkQtcdju0
- 乙です
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 22:09:51.80 ID:kOoA8nkZo
- 乙乙
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/29(月) 23:32:53.40 ID:ZSwbXWnHo
- おつ
- 864 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 20:46:20.41 ID:EhW+eT1qO
- それでは始めます。ライオネルとギールのところからです。
・>>859を採用。コンマ60以下なので、まだ決着がつきません。
ギール「はぁッ……!!」
ギールの振るった剣の峰が、エリュシオンの腹にブチ込まれた。
ギール「……あれ!?」
……かに見えたが、剣は途中で止められていた。
エリュシオン「ウゥ……!!」
エリュシオンが服の中から植物を一瞬で大きくし、剣をガードしたのだ。
ライオネル「なっ……! どれだけ隠しているんだ植物を……!」
エリュシオン「ウウウッ……!!」
ギール「ま、マズイ……!」
エリュシオンが、ギールに向けて手の平を向けた。
・コンマ判定です。コンマ30以上で……?
↓1
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 20:50:46.61 ID:3ZdZACPm0
- あ
- 866 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 21:20:01.86 ID:EhW+eT1qO
- ・>>865を採用。コンマ30以上なので、エリュシオンが正気を取り戻します。
エリュシオン「……ウウウゥゥ……!!」ピタッ!!
ギール「……あれ?」
ギール「攻撃が……来ない?」
エリュシオン「…………ろ」
ギール「え?」
エリュシオン「わタシが……体ヲトめている間に、早く、コウソクしろ……!!」
ライオネル「……!!」
ライオネル「ギール君!! これで彼を拘束するんだ!!」
ライオネルは、『審美眼』でエリュシオンの影響下から離れた植物の蔦を見つけると、ギールに投げた。
ギール「は、はい……!!」
ギールはエリュシオンの手足を拘束した。そして、近くの柱にそのまま縛り付けた。
ギール「で、でも、これじゃあまだ魔法でやられますよ!」
ライオネル「安心したまえ、今ならこれが付けられるだろう」
そう言ってライオネルが取り出したのは、アルカンレティアから拝借していた魔錠だった。
ガシャン!!
ライオネル「これで大丈夫だ……魔法は使えない」
ギール「ライオネルさん……勝手に持ってきてたんですね……」
ライオネル「便利だからね。アルカンレティア国王なら許してくれるだろう」
ギール「……でも、どうして急に普通になったんでしょう? マーシャル家の家系魔法が関係あるんですか?」
ライオネル「……それは……」
- 867 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 21:32:16.91 ID:EhW+eT1qO
- タッ、タッ、タッ……
ラーズ「…………」
リーフィアの気を失わせてから時間が経ったが、まだラーズは走っていた。フレイヤ王国の宮殿は無駄に広く、また無駄に高い。目的の部屋に行くまでが手間なのだ。敵襲が無いだけまだマシかもしれないが。
ラーズ(……いや……敵襲が無いんじゃない、敢えて放っていないんだろうな)
ラーズ「……ここだ」
ようやく目的の部屋───マーシャル家の執務室に辿り着いたラーズは、扉を開けようと手を出す。
キィ……
ラーズ「……!」
だが、ラーズが手を掛ける前に、扉は勝手に開いた。
ラーズ「…………」
ラーズは剣を抜き、中に入る。
ラーズ「……見つけたぞ」
・中にいるマーシャル家当主の名前をお願いします。性別は男性固定です。
↓2
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 21:37:12.48 ID:mMFBThT3o
- ジディアス
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 21:37:14.97 ID:Fr+3kpyA0
- ↑
- 870 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 21:55:15.30 ID:EhW+eT1qO
- ・>>869を採用。
ラーズ「マーシャル家当主……ジディアス・マーシャルだな」
ラーズ「俺は革命同盟だ。各家の当主を抑え、人々の革命を成功させようとしている。計画は順調だ、お前達は終わりだよ」
ラーズ「……だが、お前だけは、俺がこの手で倒す。いや……」
ラーズ「…………殺す」
ジディアス「…………」
ジディアス「…………久しぶりに会ったというのに、随分言ってくれるじゃないか?」
ジディアス「…………我が息子よ」
- 871 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 21:56:48.75 ID:EhW+eT1qO
- ギール「えええっ!!?!? ラーズさんが……マーシャル家の子供ぉ!!!?!!」
ライオネル「うるさいよ。大きい声を出さないでくれ」
ギール「だ、出さずにはいられませんよ!! だって、すごく大事な事じゃないですか!!? 何で言ってくれなかったんですか!!!?!」
ライオネル「彼が誰にも言うなとさ。そもそも、彼自身が革命同盟の面々にも話していないんだ。なのに僕が言いふらせないだろう?」
ライオネル「……いや、殺戮卿君と電脳アドバイザー君は知ってるんだっけ」
ギール「え……仲間のほとんどにも話していないんですか」
ライオネル「ああ……どうやら彼は自身の一族、ひいては家系魔法を汚らわしく思っているらしくてね。できればずっと隠しておきたかったらしい」
ライオネル「だが、フレイヤ王国での革命が決まり、僕達との共闘が決まって……僕だけには話してくれたのさ。作戦の関係上ね」
ギール「作戦?」
ライオネル「……彼は一人で決着を付けるつもりなんだ」
ギール「えっ……!!? ひ、一人で!!? 危険なんじゃあ……!!!」
ライオネル「そうでもないよ。マーシャル家の家系魔法を考えたら、彼一人の方が良い」
ギール「……それって?」
- 872 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:02:07.42 ID:EhW+eT1qO
- ライオネル「───『悪意』。人間の心に潜む悪意を刺激し、増幅させ、心を塗り潰す恐ろしい魔法だよ」
ライオネル「これを使われた人間は、悪意や殺意に塗り固められる……そうだよね、エリュシオン君?」
エリュシオン「…………く…………」
エリュシオン「…………ああ、そう……だ。迷惑を掛けたみたいだな……」
ギール「しょ……正気に戻ったんですか?」
エリュシオン「ああ……何とかな」
エリュシオン「……ジディアスの家系魔法は強力だ。心の奥底の仄かな悪意さえも大きくさせてしまう」
エリュシオン「そして、他人の悪意にも敏感だ。彼はおそらく……君達という見知らぬ“悪意”を嗅ぎつけ、対策を講じたのだろう。その一つが、私の『悪意』で操るという事だったわけだ……」
ギール「ば、バレてたんですね……革命が……」
ライオネル「バレているとまではいかないんじゃないかな。怪しげな動きがある程度だろう」
- 873 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:04:45.48 ID:EhW+eT1qO
- ギール「……あれ?」
ライオネル「どうしたんだい」
ギール「ラーズさんって……庸人ですよね? フレイヤ王国の王族は美麗族ばかりなんじゃ……」
ライオネル「……そこから欺いているんだよ。フードを被り、美麗族を装って王族として活動しているんだ」
ギール「な、何でそんな事を!?!」
ライオネル「さぁねぇ……狂人の考えは読めないからなぁ」
- 874 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:06:00.23 ID:EhW+eT1qO
- ギール「…………あれ?」
ライオネル「今度は何だい」
ギール「……じゃあ、リーフィアさんは……」
ライオネル「気絶させられて、殺戮卿君辺りに運ばれているんじゃないかな」
ギール「ひ、酷いですね!! それを分かってあっちにやったんですか!!」
ライオネル「必要な犠牲というヤツさ……」
ライオネル(……監視役としてリーフィア君を差し向けたけど、おそらくそういう状況になっているだろうねぇ)
- 875 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:14:20.61 ID:EhW+eT1qO
- リーフィア「…………」
リーフィア「……………………」
リーフィア「…………ハッ!!?」
リーフィア「……あれ? ここは……」
リーフィア「……時計塔の……?」
リーフィア(……って事は、革命同盟の本拠地、だよね? あれ? 革命って、どうなったんだっけ……?)
リーフィア「……あっ!!」
リーフィア(そうだ……!! ラーズさんに殴られて、それで……!!)
リーフィア「ど、どうしてここにいるか分からないけど……戻らないと……!!」
殺戮卿「ダメだよ」
リーフィア「……!」
リーフィア「さ、殺戮卿さん……!?」
殺戮卿「僕にしては珍しく動いたからさ……君に戻られると面倒なんだよね。また回収すんのヤだし……」
殺戮卿「だからさ……じっとしててくれないかな」
殺戮卿「……僕も、あんまり君の事殺したくないし」
リーフィア「……!!」ゾクッ……!!!
リーフィア(こ、怖い……!! 動きは緩やかなのに、気を抜いたらいつでも殺されそう……!!)
- 876 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:15:54.82 ID:EhW+eT1qO
- リーフィア(……でも……!!)
リーフィア「……そういうわけにはいきません」
殺戮卿「!」
リーフィア「よく分からないですけど……ラーズさんの指示なんですよね? 私をここに連れてきたのは」
リーフィア「おそらく……理由は分かりませんが、一人でマーシャル家当主と対決するつもりなんでしょう?」
殺戮卿「……うん」
リーフィア「だったら……なおさらダメです。戻らないと!」
リーフィア「そんなの……小説だったら死亡フラグですよ!! ラーズさん、このままだったら帰ってこないかもしれせんよ!?」
殺戮卿「……そんなわけ、ないよ。総隊長が……死ぬなんて……」
リーフィア「死ぬは言いすぎだったかもしれません……でも、危険なのは間違いないですよ」
リーフィア「私が言ったからどうなるというものでもないかもしれせん……でも、このままじっとなんてできません!!」
殺戮卿「…………」
・コンマ判定です。リーフィアはこれからラーズのところに戻る気ですが、コンマ50以上で殺戮卿もついてきます。コンマ80以上で蠱惑魔も。
↓1
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 22:16:22.21 ID:tcCKK/FI0
- あ
- 878 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:40:06.09 ID:EhW+eT1qO
- ・>>877を採用。コンマ50以下なので、殺戮卿はついてきません。止めようとしてきます。
殺戮卿「……ダメだ」
リーフィア「殺戮卿さん……!!」
殺戮卿「ジディアスは総隊長が一人で相手する……そう決まっているんだ。総隊長が決めたんだ」
殺戮卿「僕は……それに従うだけだよ」スッ……
殺戮卿は立ち上がると、リーフィアの方に手を向ける。
殺戮卿「僕の家系魔法は……言いたくないけど、君に触れただけで死ぬよ。一瞬で体が壊れる」
殺戮卿「……頼むから、動かないでよね」
リーフィア「う……!!」
リーフィア(ハッタリじゃない……本当に動いたら殺される……!!)
リーフィア(ど、どうすれば……!!)
セレナ「ギャア!!!」
リーフィア「! セレナ! 無事だったんだね!」
殺戮卿「……トカゲだ」
セレナ「ギャ……!!」
リーフィア「ど、どうしたの? セレナ?」
セレナ「ギャッ……!!!」
ピカッ……!!!
リーフィア「えっ……!!?」
殺戮卿「……!!?」
セレナがリーフィアに触れた途端、眩ゆい光が辺りを包んだ。
……そして、光が止むと、そこにはリーフィアもセレナもいなくなっていた。
殺戮卿「…………」
殺戮卿「……は!?」
- 879 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:42:52.31 ID:EhW+eT1qO
-
ピカッ……!!!
リーフィア「きゃあっ!!?」
リーフィア「……え?」
リーフィア(ここって……宮殿!? どうして!!?)
リーフィア「……もしかして、セレナが……?」
セレナ「ギャア?」
リーフィア(ワープ屋さんみたいな魔法かな……?)
リーフィア「……ううん、細かい事は後! 今はラーズさんのところに行かないと……!!」
リーフィア(ここは、さっきラーズに殴られたところだから……!!)
リーフィア「……上にいるハズだよね!!」
・どの視点から見るかを、下から一つ選択してください。
1.ラーズを追うリーフィア(このまま続けます)
2.王国中心部の革命軍(アイン、フレア)
3.ライオネルとギール withエリュシオン
4.アルケミス家の足止め(電脳アドバイザー)
5.ユグドラシル家の足止め(ケルヴィン)
6.貴族の足止め(爆撃男)
7.貴族の足止め(グレイス、クー、リリア)
8.ロマン家の足止め(コジョ)
↓2
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 22:44:54.27 ID:3ZdZACPm0
- 4
- 881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 22:46:10.20 ID:0jqm7VLDO
- 1
- 882 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/02(木) 22:55:37.63 ID:EhW+eT1qO
- このままリーフィアの視点で進めるところが決まったところで本日はここまで。ありがとうございました。
実はラーズは、ラーズ・マーシャルでした。リーフィアに引き続き、彼も王族です。元だけど。
お疲れ様でした。また次回。
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 23:15:31.72 ID:mMFBThT3o
- 乙
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/02(木) 23:26:48.32 ID:3ZdZACPm0
- 乙乙
- 885 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 16:24:37.18 ID:26G6qT8DO
- それでは始めます。リーフィアの視点からなんですが、そのためにまずラーズの視点からやります。
ラーズ「……お前なんか父親じゃない。俺は自分をマーシャル家の人間だと思った事なんて無いんだ」
ジディアス「フフ……それはどうかな……」
ラーズ「何……?」
ジディアス「じゃあ……何故わざわざ来た? 革命同盟だったか……話には聞いているが、まさかお前が長とはな……」
ジディアス「しかし、お前本人が来る事も無かっただろう? 部下にやらせて良かったハズだ」
ジディアス「結局……お前はマーシャル家との繋がりを絶てていないんだ。だから、ここまで来た」
ラーズ「…………」
ラーズ(……落ち着け。奴はまだ『悪意』を使っていない……一番良いタイミングを見計らっているんだ……)
ラーズ(奴のペースに惑わされてはいけない……)
- 886 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 16:27:00.16 ID:26G6qT8DO
- ラーズ「……そうかもしれないな」
ジディアス「!」
ラーズ「だからこそ……俺は、今日、その繋がりを断ち切りに来たんだ……!」
ジディアス「何をそんなに興奮している……? 何が気に食わない?」
ジディアス「人の心の闇を操る変化魔法『悪意』がそんなに嫌なのか? 便利だろう?」
ジディアス「お前だって仮にも組織のトップだ……『悪意』は人の心の悪意をも読み解く。それなりに使えたんじゃないのか?」
ジディアス「例えば……新しいメンバーが悪意を持って参加していないかどうか見分ける……などはどうだ?」
ラーズ「……!」
ラーズ『よく来てくれた。早速だけど、フレイヤ王国での革命の話をしていいか?』
ライオネル『……いいのかい? 電脳アドバイザー君からは面接だと聞いていたけど』
ラーズ『うーん……そのつもりだったんだけど、めんどくさくてさ』
ライオネル『そんな適当な……』
ラーズ『まぁ、大丈夫だろ。お前らの人となりを電アドに見させてきたけど、裏切るとかそんな感じじゃなかったし』
ラーズ『……安心しろって。考えも無しで言ってるわけじゃないさ。な?』
ラーズ「…………」
ジディアス「それとも……我がマーシャル家が、庸人の身分を偽ってフレイヤ王国を牛耳っている事か?」
ジディアス「それは私だけの責任じゃない。マーシャル家は昔から……それこそ建国以来から『悪意』でこの国を運営し続けているんだ」
ジディアス「フレイヤ王国を建国される切欠となった英雄・フレイヤ……彼女は天翼族だったが、私の祖先が『悪意』で大衆を煽動し、追い出したのだ」
ジディアス「そして、我が一族が国を支配できるよう、傲慢で操りやすい美麗族で地盤を固めてきたのだよ」
ジディアス「フフ……マーシャル家初代当主は相当に切れ者だったと見える……」
- 887 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 16:30:52.04 ID:26G6qT8DO
- ラーズ「…………」
ラーズ「……家系魔法も、お前らのゲスさも、どうだっていいさ。俺には関係ない」
ラーズ「俺は……母親を見殺しにしたお前を、絶対に許さないだけだ……!!」
ジディアス「……フフフ……まだその事を言っているのか……」
ラーズ「ふざけるな……!! 分かっているだろう!!」
ラーズ「俺は……お前が母親を見捨てたから家を出たんだ……!!」
ジディアス「…………」
ラーズ「お前が家系を続かせるためだけに結婚した女は……代々剣士の家の人間だった。お前のせいで剣を置かざるを得なかった母は、俺に剣術を教えてくれたんだ」
ラーズ「お前は知らないだろうな、母がどれだけ強かったかなんて……」
ジディアス「……フフ、お前の母親は没落貴族だ。そこを私が救ってやったのだ……」
ジディアス「その恩を仇で返そうとしたのだ、あの女は。殺されて当然だろう?」
ジディアス「それに……彼女が亡くなったのは病気が原因だ。私には関係がない……」
ラーズ「ふざけるな!! 母が病気になったのは、お前が『悪意』で心に負担を掛け続けたからだろ!?」
ラーズ「それに……病気になってから適切な医療を施さなかったじゃないか……!! 見殺しにしたんだよ、お前は……!!」
ラーズ「ジディアス……!! お前は俺が絶対に……殺す!!!」
ジディアス「……フフフ……!!!」
・コンマ判定です。ラーズの攻撃が上手くいくかどうか。また、同時にリーフィアが来るかどうかも判定します。
・ラーズとジディアスのコンマを判定し、高い方の勝利。ただし、ここで決着がつくわけではありません。
↓1 ラーズのコンマ。ここのコンマが80以上だとリーフィアが来ます
↓2 ジディアスのコンマ
- 888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 16:39:47.10 ID:/kOKcbIJ0
- あ
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 16:43:19.30 ID:uMI55l+co
- あ
- 890 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 17:10:12.83 ID:26G6qT8DO
- ・>>>888-889を採用。ジディアスが優勢。そしてリーフィアはまだ階段を上がっています。
ラーズ「ッ……!!!」
ラーズは剣を半ばまで抜刀し、構えを取る。そして、動きを止める。ジディアスが動いた瞬間に、居合斬るためだ。
ジディアス「…………フフフ……」
だが、ジディアスは笑みを浮かべたまま、動かない。ラーズの方をじっと見ているだけだ。
ラーズ(……クソッ、隙を見せないつもりか? 奴には剣技の才なんて無いハズだが……!!)
ジディアス「……フフ、お前は勘違いしているようだな」
ジディアス「……私が、お前の母親の剣技を知らぬと本気で思っているのか?」
ラーズ「……!!」
ジディアス「フフフ……お前の剣など、落ち着いていれば簡単に避けられる……」
ジディアス「お前の剣は……母親に劣るだろうからな」
ラーズ「!!!」ブチッ!!!
あからさまな挑発と分かっていながら、ラーズは剣技を発動してしまった。ラーズらしくない見え見えの太刀筋を、ジディアスはいとも簡単に避ける。
ジディアス「フフフ……!!!」
ジディアスの手が、ラーズに伸びる。触れて『悪意』を発動させ、彼の正気を失わせる気なのだろう。『悪意』は殺意を呼び起こすだけではなく、絶望感に浸らせ、無気力に追い込む事も可能なのだ。
ラーズ(……!! マズイ……!!!)
・コンマ30以上で回避成功。失敗すると『悪意』に晒されます。
↓1
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 17:12:50.91 ID:KqiXkN2q0
- あ
- 892 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 18:00:13.38 ID:26G6qT8DO
- ・>>891を採用。取り敢えずは回避成功です。
ラーズ「くっ……!!」
ラーズは体を捻り、ジディアスの手から逃れる。少し無理な体勢をして筋を痛めたが、この程度なら支障ないだろう。
ジディアス「フフフ……」
ラーズ「……余裕のある顔だな。状況が分かっていないのか?」
ラーズ「今、フレイヤ王国は革命の真っ最中……しかも革命軍が優勢だ。このままだとお前はおしまいなんだぞ?」
ジディアス「……フフフ、本当にそう思っているのか?」
ジディアス「私が生きていれば……『悪意』で革命など簡単にひっくり返せる。いや……それ以上の結果が生まれるかもしれんなぁ……」
ジディアス「だから、お前はここに来たのだろう? 誰かが私を殺さねば……全てが水の泡になると……」
ジディアス「余裕が無いのは……むしろお前の方なのではないか?」
ラーズ「…………」
ラーズ(……焦るな。これは奴の手だ……! 焦らなければ、奴など簡単に……!!)
そう言いながら、ラーズは既に自分がジディアスの術中にある事に気づけていない……。
・コンマ判定です。このタイミングでリーフィアが来る……かもしれません。
↓1のコンマ50以上でリーフィア登場
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 18:01:18.43 ID:Y+JdsWnO0
- 此処で颯爽と
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 18:08:57.41 ID:/kOKcbIJ0
- おっと、これまでは調子良かったが
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 18:10:03.31 ID:kM4xIwNvo
- S95のはずなのに()
- 896 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 19:18:15.20 ID:26G6qT8DO
- ・>>893を採用。ギリギリ来ませんでした。
ラーズ「俺は……お前なんかに負けない……!!!」
ラーズは再び居合斬りの構えを取り、攻撃を仕掛ける。
ジディアス「フフフ……!!」
ジディアスは笑みを浮かべたまま、それを避ける。
そこで、ラーズは剣を抜き切り、ジディアスの腹に向けて振った。居合斬りはフェイントであり、この攻撃が本命だ。
ジディアス「……!」
剣は綺麗にジディアスの腹を斬り裂く……かに見えたが、ローブがその剣を止める。
ラーズ「……!?」
ジディアス「フフフ……『硬化』の込められたローブは便利だぞ? 私が家系魔法ばかりに頼る二流の男だとでも思ったか?」
ラーズ「くっ……!!」
ラーズ「お前はずっと三流以下だよ……!!!」
ジディアス「フフフ……!! 言いたい事はそれだけのようだな……!!!」
ジディアスがラーズに手をかざす。
ドクン……!!!
ラーズ「ぐっ……!!?」
ジディアス「触れないと『悪意』が使えないとでも? 私くらいになれば、一定の距離に近づけば行使できるのだよ……!!」
・コンマ判定です。コンマ50以上で『悪意』に耐えられます。失敗すると……
↓1
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 19:19:25.26 ID:JPS9CO2So
- ほい
- 898 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 21:28:05.22 ID:26G6qT8DO
- ・>>897を採用。ちょっとヤバイかも。
ジディアス「───それでは、悪意に溺れてもらおうか」
ドクン……!!!
ラーズ「ガッ……!!?」
ラーズ(マズ、い…………!!!)
ラーズ「ガアァァァァァァアアッ!!!」
ラーズの心が、悪意に沈んでいく。
ラーズの心の、殺意が目覚めていく。
ラーズの心に、絶望が広がっていく。
ラーズ「……………………………………」
ラーズ「…………オレ、ハ…………」
ジディアス「お前は……?」
ラーズ「……コロス…………」
ジディアス「……誰をかな?」
ラーズ「………………」
ジディアス「……フフフ……その判別もつかなくなったようだな……」
ジディアス「さぁ……ここを出るんだ。誰でもいい……誰かを殺してこい」
ラーズ「…………」フラッ……
ジディアス「……フフフ……!!!」
・どの視点から見るかを、下から一つ選択してください。
1. ラーズを追いかけているリーフィア(このまま続けます)
2.王国中心部の革命軍(アイン、フレア)
3.ライオネルとギール withエリュシオン
4.アルケミス家の足止め(電脳アドバイザー)
5.ユグドラシル家の足止め(ケルヴィン)
6.貴族の足止め(爆撃男)
7.貴族の足止め(グレイス、クー、リリア)
8.ロマン家の足止め(コジョ)
↓1
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 21:28:47.36 ID:wZFARKU90
- 7
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 21:32:12.92 ID:Yw5QuV/DO
- 4
- 901 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/03(金) 21:33:05.77 ID:26G6qT8DO
- 7選択で本日はここまで。ありがとうございました。ラーズが『悪意』にやられたので、ちょっとヤバイかもしれません。
お疲れ様でした。また次回。
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 21:43:34.47 ID:KqiXkN2q0
- 乙
リーフィアがヤバそう
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 21:49:26.32 ID:JPS9CO2So
- おつおつ
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 21:49:41.53 ID:Y+JdsWnO0
- 乙
俺一人でなんとかするは大体フラグ
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/03(金) 23:20:29.46 ID:Yw5QuV/DO
- 乙です
こ、これは主人公補正を発動したリーフィアが活躍するフラグだから(震え声)
- 906 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 10:29:54.69 ID:w8Xka9hxO
- おはようございます。まだ午前中ですが、やっていきます。場面は変わって、グレイス、クー、リリアの視点からです。
一方その頃、グレイス、クー、リリアの三人は、ククレ家の屋敷にいた。ククレ家はフレイヤ王国の主貴族の一つで、美麗族の中でも特に美を重んじる一族である。
そう、彼らは敵の屋敷にいるのだ。
グレイス「ふぅん……美麗族って趣味悪い奴等ばっかりって思ってたけど、この屋敷はそうでもないわね」
クー「きれいー!」
リリア「うつくしいー!」
だが、彼らは警備を倒して入ったわけではない。ククレ家の人間……しかも、当主に招かれたのだ。
・ククレ家当主の名前と性別を安価してください。
↓1
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 10:36:13.16 ID:sKfEjsUwO
- ディレス 男
- 908 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 11:03:47.91 ID:1c1OBYJMO
- ・>>907を採用。
ディレス「当然です! 我々はククレ家……タダの美麗族とは違うのですよ!」
「ディレス様! お部屋のご用意ができました!」
ディレス「遅いッ!! このお三方を待たせてどうするんだッ!!!」
「す、すいません!!」
グレイス「……そんな気をつかわなくていいわよ。どっちかって言うと、私達招かれざる客でしょ?」
ディレス「そんな! 滅相もない! 我々は美しいものには敬意を表するのです!」
グレイス(……ホント、面白いようにラーズの言う通りになったわね……)
ラーズ『お前達は、ククレ家を普通に訪問してくれ』
グレイス『はぁ!? 何よそれ、私達に死ねって言うの!?』
ラーズ『そんなわけないだろう……』
ラーズ『美麗族は容姿の美しさを最も重んじるんだが、ククレ家はその中でも更に過激でな。自分達が美麗族で最も美しいと言って憚らないんだ』
ラーズ『そして……自分達と同じくらい、またはそれ以上に美しいものには弱いんだ』
ケルヴィン『ははぁ……なるほどねぇ』
グレイス『? 何よ、全然意味分かんないんだけど』
ケルヴィン『おいおい、マジで言ってんのかよ?』
ケルヴィン『グレイスちゃん、そしてリリアちゃんはさ……美麗族に引けを取らないくらい美しいんだよ』
グレイス『はぁ? それまだ言ってんの?』
ケルヴィン『ふざけてるわけじゃねぇよ。それに、タダのナンパってわけでもねぇ。美麗族の俺が言うんだ、間違いねぇよ』
リリア『よく分かんないけど、ありがとー!』
クー『ねー、ぼくはー?』
ケルヴィン『リリアちゃんと双子だもんなぁ……美しいぜ、ついでにな!』
クー『ついででも、ありがとー!』
- 909 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 11:10:43.22 ID:x1cDMUtQO
- ラーズ『つまり……ククレ家は、お前達を無碍には扱えない。美しきものだからな』
グレイス『……あんまり信用できないけど、要するに無血革命できそうだからやれって事?』
ラーズ『そういう事になるな』
リーフィア『で、でも……それって危険じゃないですか? 自分達より美しい人……それも美麗族じゃなくて庸人なんて現れたら、プライドが傷つけられたって暴れたりするんじゃ……』
ライオネル『そうだね、クー君とリリア君ならともかく、グレイス君は気性が激しいからねぇ。喧嘩になるんじゃないかな?』
グレイス『あ? 何? 喧嘩なら買うわよ?』
ライオネル『ほら、この通り』
ラーズ『それは無い。安心してくれ』
ラーズ『ククレ家は美しいと思ったものを絶対に傷つけない……それだけは確かだ』
グレイス(……ライオネル痛めつけるの忘れてたわね。帰ったら覚えてなさいよ)
グレイス(でも、まさか本当に何もしないでいいとはね……何か、拍子抜けだわ)
ディレス「お待たせしました! ささッ、どうぞ!」
三人が通されたのは、入口よりも遥かに気品のある部屋だった。リーフィア達のいる宮殿とは違い、格式高い美しさがある。
ディレス「それで……御用とは? お三方のような美しい人のご要望でしたら何なりと!」
グレイス「……当主がそんな事言っていいの?」
ディレス「自分より美しいものに付き従うのはククレ家の宿命なのです!」
グレイス(変な奴……まぁ、私達にとっては好都合だけど……)
グレイス「じゃあ……言わせてもらうけど……」
クー「革命手伝って!」
リリア「周りを裏切って!」
グレイス「ちょ、ちょっと!! セリフ取らないでよ!!」
ディレス「へ……?」
・ククレ家が革命団側になるかどうか。コンマ10以上で成功。ほぼ成功ですが、失敗すると……
↓1
- 910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 11:12:43.60 ID:E7nnMnl4O
- 意外と失敗するんだよなこういうの
- 911 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 11:44:16.08 ID:x1cDMUtQO
- ・>>910を採用。成功! 失敗すると革命失敗ルートに入っていました。
ディレス「……革命?」
グレイス「……え? まさか、知らないの? 今あんたら革命起こされてんのよ?」
ディレス「……それは……つまり、私達が悪者という事ですか?」
グレイス「まぁ、そうね。あんた達が好き勝手やってきたツケよ」
ディレス「……それは、美しくないなぁ……」
ディレス「…………よしッ!!」
ディレス「皆!! 各地にいるディレス家、及び系列企業や関係のある一族に告げる!!」
ディレス「我々ディレス家は、革命を全面的に支持する!! 全力で寝返るぞ!!!」
ディレス「我々の行動は常に美しくあるべき!! 革命を起こされるなんて美しくないからな!!! 革命を手助けしてこそ美しい!!!」
ディレス「何より我々を凌駕する美しさを持つ方々からの頼みだ!!! 聞かぬわけにはいくまい!!?!」
「「「はいッ!!!!」」」
グレイス「…………」
グレイス「……ちょっと、マジ? こんな簡単にいくの?」
グレイス「これはこれで心配なんだけど……」
クー「上手くいったー!」
リリア「味方増えたー!」
グレイス「……まぁ、いいのかな……」
- 912 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 11:55:27.26 ID:n79UB1/tO
- アイン「…………」
アイン(さっきまでは上手くいっていたが……どんどん厳しくなってきたな。闇影殿の結界シートにも限界があるか……)
アイン(……だが、ここで諦めるわけにはいかない。踏ん張らなければ……!!)
「リーダー!! 大変です!!」
アイン「どうした!?!」
「無駄にカッコつけた美麗族達がこっちに集結しています!!!」
アイン「……ククレ家か!? くっ、この厳しい時に……!!!」
「い、いえ、それが……何故か、我々に協力すると言って、加勢してくれています」
アイン「……は?」
フレア「……!!」
フレア「グレイスさん達……!! 作戦成功したんですね……!!!」
・視点が変更されます。下から一つ選択してください。
1. ラーズを追いかけているリーフィア
2.ライオネルとギール withエリュシオン
3.アルケミス家の足止め(電脳アドバイザー)
4.ユグドラシル家の足止め(ケルヴィン)
5.貴族の足止め(爆撃男)
6.ロマン家の足止め(コジョ)
↓1
- 913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 11:57:06.50 ID:E7nnMnl4O
- 1
- 914 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 13:28:37.65 ID:0v7ACCq2O
- ・>>913を採用。
リーフィア「ハァ……ハァ……!!」
リーフィア「け、結構上がってきたけど……もうそろそろかな……!?」
リーフィア「……!!」
リーフィア(あの扉……マーシャル家って書いてある……!!)
リーフィア(あの中にラーズさんが……!!!)
……ガチャ……
リーフィア「!!」
・コンマ判定です。コンマ30以下だと……
↓1
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 13:32:00.87 ID:a5SyxmLHo
- こんま
- 916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 13:34:12.38 ID:7h3jYmS3O
- どのみち成功してるタイミングなら荒れなそうだから今言うけど反転コンマの方が運ゲーしてる感あるから反転して欲しい
- 917 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 15:56:36.04 ID:HaRs2K6VO
- ・>>916
前も言った気がしますが、コンマに関してはこのままいこうかなぁと思います。何故なら、コンマ判定で失敗したからと言って“終わり”というわけではないからです。失敗したら失敗で新しい展開がありますからね。逆に、成功しない方が良いとかも出てくるかもしれませんし。
なので、コンマ判定の時は気軽にコンマ出していただければなと。
では続き。
・>>915を採用。
リーフィア「……!!?」ゾクッ……!!!
リーフィア(殺気……!!?)
突然の殺気に危険を感じたリーフィアは、反射で身を翻す。
…………ズバッ!!!
すると、さっきまでリーフィアがいた場所の床が、斬られていた。
リーフィア「……!!」
リーフィア(危なかった……!!!)
ラーズ「…………」
リーフィア「……ラーズ、さん?」
リーフィア(ラーズさんが……私を斬ろうとした……!?)
ラーズ「…………」フラリ……
ラーズ「……ニゲルナ……キレナイ……」
リーフィア「……!!?」
リーフィア(斬られる……!!?)
・再びコンマ判定です。ラーズに斬られるかもしれません。コンマ60以上で成功。ただし、失敗してもここは大丈夫です。
↓1
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 16:00:55.75 ID:0Axq5Lcg0
- あ
- 919 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/09(木) 16:09:01.09 ID:HaRs2K6VO
- 判定に成功したところで本日はここまで。ありがとうございました。失敗してもここでは助けが来ましたが、リーフィアは己で何とかするっぽいです。やはり主人公。
お疲れ様でした。また次回。
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 16:11:20.93 ID:0Axq5Lcg0
- 乙乙
- 921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 16:20:27.11 ID:EyHD8bRGo
- おつー
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 16:31:02.94 ID:wWUYMduDO
- 乙 リーフィア頑張れ
- 923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/09(木) 17:32:37.92 ID:DeeqKsTjO
- リーフィアがやたらと戦い慣れてそうなのは何かの伏線なのか
- 924 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/14(火) 15:05:52.57 ID:c8z1XcAVO
- それでは始めます。リーフィアとラーズの続きからです。
・>>918を採用。ラーズにまだ斬られません。
リーフィア(落ち着くんだ……!! よく見れば、きっと避けられる……!!)
リーフィア(『速読』を使うんだ……!!)
『速読』で読み解ける物は、文書だけではない。運動の情報を覚える事もできるのだ。ラーズの剣術も同様である。
リーフィア(ラーズさんの動きは何回か見た……!! 落ち着いていれば避けられる……!!!)
ラーズ「…………」グッ……
リーフィア「……!!!」
リーフィア(この動きは、居合斬りの直前……!!! という事は……!!!)
リーフィア(……すぐ右に飛べば避けられる!!!)
『速読』で記憶していたラーズの情報を瞬時に展開したリーフィアは、瞬間的に右手へ飛び退いた。
ズバッ……!!!
次の刹那、リーフィアのいた場所をライオネルが斬り裂いた。
リーフィア「あ、あぶな……!!!」
ラーズ「……!!」
ラーズ「…………グ…………!!!」
リーフィア(……様子が……!?)
・コンマ判定です。コンマ70以上でラーズが少し正気を取り戻します。
↓1
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 15:20:37.23 ID:CXoahKQ70
- あ
- 926 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/14(火) 15:33:45.49 ID:memHCQVbO
- ・>>925を採用。コンマ70以下のため、まだラーズは『悪意』に飲まれてます。
ラーズ「グゥ……!!!」
ラーズ「ガアアアッ!!!」ブンッ!!!
リーフィア「うわわっ!!?」
リーフィア(技も何にも無い大振り……!! もう技も出せなくなってるの……!!?)
リーフィア(ど、どうすれば……!!!)
・リーフィアの行動を下から選択してください。
1.取り敢えず逃げる
2.何とかして倒す
3.魔法で無力化する
4.その他自由安価(できなさそうなのは無効)
↓1
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 15:40:06.37 ID:b7pfeMSro
- 3
- 928 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/14(火) 16:24:38.44 ID:EriHkkj3O
- ・>>927を採用。
リーフィア(……肉弾戦ではダメだ。私がいくら戦えても、実戦経験の多いラーズさんには勝てない……)
リーフィア(魔法を使って何とか無力化できれば……!!)
・魔法を使ってラーズを何とかして無力化しましょう。使いたい魔法の名前を漢字二〜三文字で安価してください。成功するかどうかの判定は後ほどします。
↓3まで。コンマの一番低いのを採用。他もストックしておきます。
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 16:29:48.18 ID:u6/qIXb3O
- 支配
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 16:33:15.02 ID:GG2TI9O7O
- 慈愛
- 931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 16:35:32.27 ID:ZESUDSQsO
- 消去
- 932 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/14(火) 17:40:17.43 ID:6j/5sUy9O
- ・>>930を採用。果たして上手くいくか。
リーフィア(おそらく……ラーズさんはマーシャル家の精神汚染系魔法にやられている……)
リーフィア(だったら……同じ精神系の魔法で対抗するしかない!!)
リーフィア(正気を取り戻させる魔法…………あっ!!)
リーフィアは過去の文献に、適した魔法があるのを思い出した。
リーフィア(洗脳魔法でおかしくなった人に元の良い心を思い出させる魔法……『慈愛』!! これならもしかしたら……!!!)
リーフィア(だけど、この魔法は手の平に書いた魔法陣を押し当てる必要がある。気を引き締めていかないと……!!!)
・コンマ判定です。魔法の相性は悪くありません。そのため、コンマ50以上で成功となります。
↓1
- 933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 17:42:11.63 ID:WBOx3C3Q0
- あ
- 934 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/14(火) 18:06:32.18 ID:Cz/Mt/HTO
- ・>>933を採用。成功です! 取り敢えずは、ですが……
リーフィアは鞄から魔法用のチョークを出し、手の平に魔法陣を描く。複雑な紋様の魔法陣も、リーフィアの『速読』にかかれば造作も無い事だ。
ラーズ「グゥゥゥゥゥ……!!!」ググッ……!!
リーフィア「!!」
リーフィア(あの構えは……マズイ!!! 避けないと……!!!)
魔法陣は完成した。しかし、その前に剣で斬り刻まれては元も子もないのだ。
ラーズ「ガァァァァッ!!!」
ラーズの居合斬りが、炸裂する。一瞬でリーフィアの胸元に剣が向かってくる。
リーフィア(……!!!)
ズバッ!!!
リーフィア(…………えっ!!?)
だが、リーフィアは斬られていなかった。
それどころか、いつの間にかラーズの後ろに回り込んでいる。
リーフィア「これって……!!」
知らぬ間に移動している。先程と同じ現象だ。急いで鞄を見ると、顔を出しているセレナが淡く光を纏っている。
リーフィア(もしかして……セレナは移動魔法が使えるの……!!?)
リーフィア(でも、それって……トカゲじゃない。別の……それも私達に近い種族……!!?)
リーフィア(……いや、でも今は目の前の事だ!!! ありがとう、セレナ!!!)
セレナに感謝しつつ、リーフィアは魔法陣を書いた右手をラーズの背中に押し付ける。
リーフィア「ラーズさん……!!! 正気に戻って!!!」
ラーズ「ウゥウ……」
ラーズ「ウワァアアアァァアッッ───!!!」ガクッ……!!
魔法陣と共に『慈愛』はラーズの体に吸い込まれていった。ラーズの体から力が抜け、膝から崩れ落ちる。
リーフィア「あっ……!!」
リーフィアは慌ててラーズを支える。気を失っているが、顔は先程とは違う。マーシャル家の家系魔法の影響が抜けたのだろうか。
リーフィア「……まだ不安だし、一応縄で縛っておこう……」
リーフィア(取り敢えずは大丈夫……かな?)
・視点を下から一つ選択してください。
1.目を覚ましたラーズとリーフィアとセレナと……?(このまま続けます)
2.ライオネルとギール withエリュシオン
3.アルケミス家の足止め(電脳アドバイザー)
4.ユグドラシル家の足止め(ケルヴィン)
5.貴族の足止め(爆撃男)
6.ロマン家の足止め(コジョ)
↓1
- 935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 18:11:29.00 ID:b7pfeMSro
- 6
- 936 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/14(火) 18:17:47.27 ID:Cz/Mt/HTO
- 6選択で本日はここまで。ありがとうございました。取り敢えずはラーズ救出成功です。が、まだ危ない場面は続いております。まぁ、この感じだと多分大丈夫だと思うけど。
お疲れ様でした。また次回。
- 937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 18:36:31.30 ID:xiG1MpDSo
- おつ
- 938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/14(火) 18:45:00.40 ID:WBOx3C3Q0
- 乙
- 939 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/15(水) 10:33:10.95 ID:ivlev7G/O
- それでは始めます。コジョvsロマン家当主・ヴァルトから。ヴァルトが戦闘中に革命の報告を向けたところですね。
ヴァルト「……そうか、君は……革命家の一人か」
ヴァルトは電話を切ると、コジョに向き直る。
コジョ「……だったらどうする」
ヴァルト「ふむ……そうだな……」
ヴァルト「……まぁ、私には関係の無い話だ」
ヴァルト「私の興味は……君との決着にしか無いからなッ!!!」
コジョ「ふんっ……!! 分かりやすくて良い!!!」
・コンマで対決です。大きい方の勝ちですが、コジョは補正がつくので有利になっています。
↓1+20 コジョ
↓2 ヴァルト・ロマン
- 940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/15(水) 10:50:54.37 ID:c8ByKKSDO
- はい
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/15(水) 10:51:33.48 ID:1b3fRGNxO
- あ
- 942 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/15(水) 12:19:43.74 ID:O41B/d62O
- ・>>940-941を採用。コジョは37+20=57、ヴァルトは48。コジョの勝ちです。良い戦い!
ヴァルト「行くぞ!!!」
再び『疾走』を使ったヴァルトは、鋭い拳をコジョに振り抜く。
コジョ「……!!」
コジョ(避けられない……!!!)
コジョ(……だったら……!!!)
ドガッ……!!!
ヴァルトの拳が、コジョの体に炸裂する。
ヴァルト「……!!?」
だが、コジョは倒れていない。腕でガードをし、直撃を免れている。
ヴァルト「やるな……!! だが、これで終わりではないぞ!!!」
ドガガガガガガッ……!!!
ヴァルトの連撃が、コジョに突き刺さる。だが、それでもコジョは倒れない。
ガシッ!!!
ヴァルト「!!!」
ヴァルト(腕を掴まれた……!!! ぐっ……!!! 振り解けない……!!!)
ヴァルト「……何故だ!? 何故、私の拳で倒れない……!?!」
コジョ「……時間があった」
ヴァルト「……時間?」
コジョ「電話の時間。その間に魔力を練って体を固めた」
ヴァルト「……!!!」
ヴァルト「……フ、フフ……!! やるなぁ、君……!!!」
ヴァルト「名前は……何と言うんだ?」
コジョ「コジョ」
ヴァルト「コジョ君か……覚えておこう。私より美しい肉体を持つ君を、ね……!!!」
コジョ「それは光栄」
コジョ「ふんッ!!!」
ドゴッ!!!
コジョの頭突きが、ヴァルトの頭にブチ当たる。ヴァルトは意識を失い、コジョが手を離すとそのまま倒れていった。
コジョ「……笑って倒れてる。怖い」
コジョ「……何とか倒せた、イテテ……」
コジョ「体痛い……ちょっと休んだ方がいいかも……」
・視点を下から一つ選択してください。
1.目を覚ましたラーズとリーフィアとセレナと……?
2.ライオネルとギール withエリュシオン
3.アルケミス家の足止め(電脳アドバイザー)
4.ユグドラシル家の足止め(ケルヴィン)
5.貴族の足止め(爆撃男)
↓1
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/15(水) 12:20:05.84 ID:ZoEAj46cO
- 2
- 944 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/15(水) 16:39:50.93 ID:sXf4+EmxO
- ・>>943を採用。そして、このまま続いてリーフィアの視点になります。
エリュシオン「ううっ……」
ライオネル「落ち着いたかい?」
エリュシオン「……あ、あぁ……」
エリュシオン「君達には、迷惑を掛けたね……」
ライオネル「まぁ、そうかもね。君がジディアス・マーシャルを止めてくれれば良かったんだ」
ギール「ら、ライオネルさん……」
エリュシオン「そこまで知ってるのか……何をしているんだ?」
ライオネル「……革命の手助け、かな」
エリュシオン「……なるほど、そういう事か……」
エリュシオン「……ジディアスの家系魔法は知っているんだね?」
ライオネル「『悪意』だよね?」
エリュシオン「それが分かっているという事は……きっとそれ相応の人物が対応しているんだろう。だったら大丈夫だ」
エリュシオン「……革命は、きっと上手くいくよ」
ギール「え? ほ、本当ですか?」
エリュシオン「……私達政府の多くが、彼らの『悪意』で操られていたようなんだ。もっとも、ここまで本格的に仕掛けられたのは今日が初めてだがね……」
ライオネル「……魔法で不和を生み出していた、というわけか」
エリュシオン「あぁ……それも突き止めたところで、ジディアスにしてやられてしまった」
エリュシオン「……気をつけろ。ジディアスは他人の悪意に敏感だ。革命の種に気づいている可能性もある」
エリュシオン「……いいや、それよりも……この革命自体にジディアスの息がかかっている事も考えられる」
ライオネル「……!? バカな……何のために?」
エリュシオン「それは……分からない。当たってるとも限らないしな。だが……気をつけた方が良い」
エリュシオン「愉快犯の彼が操る『悪意』は……本当に危険なんだ」
ギール「…………」ゴクリ……
ギール(リーフィアさん……!!)
- 945 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/15(水) 16:41:26.31 ID:sXf4+EmxO
- ラーズ「……ぐっ……」
リーフィア「!! ラーズさん……!!!」
リーフィア「ラーズさん!! 聞こえますか!!?」
ラーズ「…………ろ」
リーフィア「えっ?」
ラーズ「逃げ、ろ……!!」
ジディアス「フフフ……」
リーフィア「……!!!」ゾクッ……!!
セレナ「ギャッ……!!!」
ジディアス「『悪意』に飲まれた人間はそっとしておいた方が良い……少しばかり心が復活したとはいえ、まだ弱っているのだからね?」
リーフィア(いつの間に……!!?)
ジディアス「……おや? 君は…………」
・コンマ判定です。コンマ偶数だと……?
↓1
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/15(水) 16:45:14.24 ID:RbidQ3TTo
- あ
- 947 : ◆0UPy0Q6GXwAs [saga]:2021/12/15(水) 16:46:35.81 ID:sXf4+EmxO
- コンマ偶数が出たところで本日はここまで。ありがとうございました。偶数なので、ジディアスはリーフィアに見覚えがあります。
お疲れ様でした。次はもうちょっと長くできたらなと。また次回。
- 948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/15(水) 17:26:44.59 ID:qbASgPuG0
- 乙乙
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