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【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】

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605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 21:11:57.03 ID:JpAFg2h60
コンマ14 ケヴィン死亡

ADMが繰り出したパンチはコックピットに直撃こそしなかったが、胴体を貫通する様に命中した。

ADMが腕を引き抜くと同時に火花が散り始め、回路が音を立てて壊れ始めた。

(いいや、それでも俺のやってきた事は間違ってなんかいない)

死の間際にもかかわらずケヴィンは穏やかな表情をしていた。

(白騎士、お前がいくら足掻こうと俺たちの正義は止められない。カスケードさんやライさん、それにイヴとゼウスさん達がきっと──)

くぐもった爆発音と共にカタラ、そしてケヴィンは姿を消した。

「おお、一時はどうなるかと思ったがなかなかやるんだな、アンタ」

「...ああ」

「大丈夫、お姉ちゃん?」

声にいつもの調子が見られないカズミを心配してエヴァが声をかける。

カズミは胸のどこかに妙な違和感を覚えたが、それを押し殺す様に大丈夫だと返事した。

「とにかくさっさと海から出ないか?」

アルトに急かされる形でカズミは海面を目指し始めた。

追手に追いつかれることもなく、カズミ達は何とか海から出ることができた。
だがどうやらちょうど嵐が直撃しているようで、海上は大きく荒れていた。

「これじゃ迎えは来ないんじゃないか?どうするんだ、アンタ達」

「...アダム、通信は?」

「駄目だよ。嵐の影響か、繋がらない」

(これ以上は燃料が持たない...。それに慣れない海中での連戦で体力も...)

どうするべきかカズミが考えていると、海中から何かが現れた。

「ウソ...」

それは今最も会ってはいけない存在、ヘルミラーだった。

↓1
01〜70 被弾した
71〜 何とかかわした
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 21:13:13.93 ID:AQl6IZNq0
お互い知らずに逝けたのはせめてもの幸運か
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 21:34:35.31 ID:JpAFg2h60
コンマ93 何とかかわした

何の前触れもなしにロケットが発射される。

「このっ!」

叫び声で疲れた身体に喝を入れると、カズミは飛来する二つの弾頭を回避した。

「...今のは危なかった」

するとオープンチャンネルを通してイヴが語りかけてきた。

「少しは腕前を上げたんだね」

「...イヴ!」

「提案があるの」

思いがけないイヴの言葉にカズミは面喰らう。

「そっちにいる記者を渡せば、この場は見逃してあげる」

「見逃して"あげる"?随分上から目線な奴だな」

アルトはそうボソリと呟いた。

「もし渡さないなら...」

それだけ言ってヘルミラーはロケットの狙いをADMに定めた。

「さあ、どうする?」

イヴの提案を受けるべきか、否か。カズミは悩んでいた。

(私を見逃してでもお姉ちゃんが、というよりはお姉ちゃんの持ってる情報が欲しい?なら、それこそ渡すわけには行かない)

とはいえこれから更にヘルミラーの相手をするというのはいささか無理がある。

(情報を渡せば見逃してもらえる...。でもお姉ちゃんは連れてかれちゃう...)

↓3まで多数決
1 提案を断る
2 提案に乗る
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 21:38:07.59 ID:AQl6IZNq0
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 22:03:59.36 ID:y1aTPYmSo
1
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 22:15:30.60 ID:JpAFg2h60
1 断る

「決まった?」

「もちろん、断るよ」

その言葉を聞いて、後ろでアルトがほっと胸を撫で下ろした。

「そっか。なら、奪うよ。力づくで」

自身の腕前は上がったとはいえ、イヴにはまだまだ及ばない。

厳しい戦いになることを覚悟し、カズミは唾を飲み込んだ。


ということで今日はここまで。
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 22:17:06.34 ID:y1aTPYmSo
おつおつ
まだ負けイベっぽいがお姉ちゃんを守りきるんだカ、パイロット!
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 22:21:46.57 ID:AQl6IZNq0
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/01(水) 20:06:44.63 ID:U4+CKD8v0
書き忘れてましたが熟練のケヴィンに勝利したのでカズミの操縦技能がアップしてます。
操縦技能
カズミ 熟練 2/4→3/4


(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 20:23:31.63 ID:SVDs8ZKko
2
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/01(水) 20:38:02.79 ID:U4+CKD8v0
カズミ 3/3 滑空
イヴ 3/3 近接
相性不利により−10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 20:41:38.86 ID:fXeqdsDVO
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 20:52:42.11 ID:jJCWPmgB0
やるやん
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/01(水) 21:05:46.77 ID:U4+CKD8v0
86−25=61 イヴ −1

両機はフライングボードに乗りながら、空中で睨み合う。

先に動いたのはヘルミラーだった。
複数のロケットが発射され、カズミに向かって猛進する。

「みんな捕まって!」

カズミは一気に加速、ロケットを振り払おうとする。
追尾してくるロケットを1つ、2つと間一髪でかわしていく。

「後3発...!」

正面、そして左右から飛来するロケットを何とか回避する。

「やった!」

しかし安心できたのも束の間、突如視界外からヘルミラーが、不気味に光り輝くレーザークローと共に現れた。

「追い込まれてた!?」

更に運の悪いことに、嵐の猛風によってADMの体勢が崩れる。

「まずっ...!」

だがその時、カズミのパイロットとしての本能が働いた。

正確に胴体を狙ってきたヘルミラーのクローを、風に煽られた勢いで落下、そのまま片手でフライングボードにしがみついて回避した。
更に片手でブレードを振るい、ヘルミラーの脚部にダメージを与えた。

「...!」

これには流石のイヴも驚きを隠せなかった。

「思ったより、やる...」

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 21:06:23.24 ID:jJCWPmgB0
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/01(水) 21:15:03.02 ID:U4+CKD8v0
カズミ 3/3 近接
イヴ 2/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響及び思考盗聴誘導型ロケットにより−10)
(奇数なら嵐の影響で+5)

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 21:37:48.40 ID:jJCWPmgB0
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/01(水) 22:05:39.39 ID:U4+CKD8v0
40−30=10 カズミ−2

ヘルミラーは再び数多のロケットを放つ。

「おいおい、この量避けれるのか?」

焦燥を含んだ声色でアルトが問う。

「...やるしかない」

放たれたロケットは10発程度。全て回避するのは難しい、そう判断したカズミは幾つかをレーザーブレードで斬り落とすことにした。

襲い掛かる弾頭を避けながら、回避が間に合わないものは真っ二つにしていく。残るロケットはいよいよ、数発。

(よし、後は回避してやり過ごそう)

考えた通りにロケットを避けられた、そう思ったが視界の端にロケットが見えた。

(こ、こんな的確に!?)

遠くで雷が落ち、光で空が明滅するのと同時に至近距離でロケットが爆発した。

「うっ...ふぅ」

イヴはコックピットの中で額に汗を滲ませながら、呼吸を整える。

「イヴちゃん、大丈夫?」

ノアに対し、イヴは首を縦に振る。

「一機だけだから、負荷はいつもよりマシ...」

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度

今日はここまで。流石に勝てなさそうかな?と思いながらも勝負の行方にドキドキしています。
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 22:07:14.87 ID:SVDs8ZKko
切込め1

おつー
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/01(水) 22:08:47.33 ID:jJCWPmgB0
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/04(土) 19:13:42.47 ID:kxEq7fi80
カズミ 1/3 近接
イヴ 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 19:23:58.81 ID:PdCyzBgvo
うおおお
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/04(土) 19:47:02.71 ID:kxEq7fi80
81+5=86 イヴ−1

イヴが呼吸を整えるのと同時に黒煙の中からADMが飛び出す。

「しぶとい...!」

一直線に迫ってきたADMがブレードを振るう。イヴは頭の痛みに耐えながら、クローを交差させて防御体勢をとる。

鍔迫り合う両機の出力が上がるにつれて、ミシミシと軋む音が大きくなる。

(今度こそロケットで決める...!)

しかしカズミの方が先手を取った。

ブレードのレーザーをいきなり収納する事でヘルミラーのバランスを崩そうとしたのだ。

「ふん...」

しかしイヴもそれに反応し、直ぐにバランスを取る。その隙を逃す事なく、ADMは再度レーザーブレードを起動、突きを繰り出してきた。

「このっ!」

フライングボードから落ちる事はなかったが、攻撃を防ぐために右腕のクローを犠牲にしてしまった。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 19:54:22.39 ID:NsFknCPRo
2
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/04(土) 19:59:16.24 ID:kxEq7fi80
カズミ 1/3 滑空
イヴ 1/3 滑空
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 20:00:36.12 ID:PdCyzBgvo
勝てるぞ!
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 20:01:02.89 ID:PdCyzBgvo
あぁん!
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 20:01:17.03 ID:naBgFbDc0
これは仕方ない、よく食らいついた
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/04(土) 20:52:55.63 ID:kxEq7fi80
12 カズミ−1

「このまま押し切る!」

そう意を決したカズミは再びブレードを構えようとする。

しかしヘルミラーは背を向けて距離を取り、そのまま殆ど海面と垂直に上空へと移動する。

「待てっ!」

ここを逃せば勝機は無いと考えたカズミは急上昇していくヘルミラーに必死に食らいつこうとする。

そしていよいよブレードの間合いにヘルミラーが収まると思われたその時。

「っ!?」

ヘルミラーは突然フライングボードを片手に持ってADMへと投げつける。

(捨て身の攻撃!?)

当然足場を失ったヘルミラーもADMの方へと落下、すれ違いざまにクローを振るってくる。

カズミは何とか間一髪というところでかわす。ヘルミラーがどうなったのかを確認しようと振り返ろうとするが、それよりも早くロケットがADMの背後に直撃した。

(こっちが本命か!)

エンジンが重大な損傷を受けたのかコックピット内の照明が消えたかと思うと、赤色の非常灯が点灯、あらゆる種類の警告音がけたたましく鳴っている。

強烈な重力の負荷に加えて強風の影響で機体が大きく揺れている。

みんな掴まって、そう言おうとしたカズミはどこかに頭をぶつける。

「うぐっ...」

次第に薄れていく視界の中、最後に見えたのは悠々とフライングボードに乗りながらこちらを見るヘルミラーだった。

(イヴ...す、凄い──)

パイロット、その単語が頭に浮かぶと同時にカズミは意識を失った。




「んん...」

眩しい光に照らされ、カズミが目を覚ます。

「ここは...?」

コックピットの中にいる様だが、ハッチが開いており太陽の光が差し込んでいる。

「そ、そうだ、エヴァは!?それにお姉ちゃんも!」

↓1アルトの容態は?
01〜05 死亡
06〜30 重傷
31〜 気を失ってるだけ
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 20:56:34.89 ID:4+HH5WWYo
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 20:58:17.96 ID:naBgFbDc0
いやー負けたけど凄いライバルしてたよ
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/04(土) 21:25:46.32 ID:kxEq7fi80
慌てて周りを見渡すと、後部座席に倒れているアルトを見つけた。息はあるようだ。

「よかった...。でも──」

エヴァの姿はない。

湧き上がる不安を抑えながら、機体の調子を見る。

「燃料はあるけど、エンジンが駄目、か...」

ひとまずカズミはコックピットから外に出ることにした。

右手には砂浜と海、左手にはジャングルが広がっている。

「よく分かんないけど、どこかに不時着したっぽいね。島、かな?」

安全を確認したカズミは何とかアルトをコックピットから運び出した。

「お姉ちゃん、起きて!」

体を揺さぶると、アルトが呻き声を上げた。

「カ...カズ、ミ...」

うわ言のようにそう呟くと、目をパチクリさせながら体を起こす。

「...あ、アンタか。ここは?」

カズミはヘルメットの下で笑顔を浮かべながら、妹だとバレないように再び口調と声色を変えて話しだす。

「分からない、どこかの島かもな。それよりエヴァを探しに行くぞ」

「ちょっと待ってくれ、起きたばかりだぞ?」

「エヴァに何かあったら一大事だ」

目の前の人物が聞く耳を持たない事に気づいたアルトは渋々ながら後を追う。

極彩色の鳥やら見慣れない昆虫やらがひしめくジャングル歩く2人。
しばらく進むと、驚くべきものがそこにはあった。

「へ、ヘルミラー!?」

「一難去ってまた一難だな。でもパイロットは居ないみたいだぞ?」

「そんなことない」

「っ!?」

振り返るとノアと、エヴァに銃口を向けながら立っているイヴがいた。

「今すぐエヴァを放せ!!」

カズミはホルスターの銃に手を掛ける。

「放しても、いい。だけど──」

「これと交換か?」

アルトがポケットから取り出したUSBメモリを見せびらかす。

「そう」

「だとさ。どうする?こっちとしては別に渡してもいいが」

「...」

↓3まで多数決
1渡す
2渡さない
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 21:27:22.70 ID:naBgFbDc0
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 21:27:56.08 ID:PdCyzBgvo
うーーーん
1
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/04(土) 22:10:20.10 ID:kxEq7fi80
(ADMを動かすのに必要なエヴァを手放してまで欲しい情報...。本当なら渡すべきじゃない)

カズミはエヴァを見る。銃口を向けられているにも関わらず、落ち着いた表情をしている。

(私はエヴァを守るためにいる。なら選択肢は一つ)

カズミはアルトに向かって頷く。

するとアルトはUSBをイヴに投げ渡した。それと同時にエヴァは解放され、カズミのもとへ駆け寄る。

「無事でよかった...!」

「うん!」

2人は強く抱きしめ合う。

「酷いことされなかった?」

「うん」

そんな2人を他所にイヴはヘルミラーに乗りこみ、USBの中身を確かめている。

「これは...?」

そう呟くとヘルミラーから降りて3人に再び銃を構える。

「あなた達を殺すべき」

カズミ達は思わず息を呑む。

「本来なら」

そう言うとイヴは銃を下ろした。

「けど少し引っかかることがある。から今回は見逃してあげる」

(あ、相変わらず生意気な...!)

「ところで、燃料はある?」

「へ?...まあ、あるけど」

「燃料切れ。だから頂戴。代わりに仲間に通信させてあげる」

「そ、それなら...」

(どうせエンジンが壊れてるんだし、いいよね?)

そんな訳で燃料を供給するかわりに通信をさせてもらえる事になり、それぞれ仲間が迎えにくるまで待つこととなった。

迎えが来るまでにあった出来事(アルトやイヴとの会話やイベント等)
↓3まででコンマの値が1番高いものを採用

今日はここまで。
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 22:15:58.21 ID:PdCyzBgvo
滝を見つけて皆で水浴び(いわゆるサービスカット)
だがお姉ちゃんにバレるとマズイのでピンチのカズミ

おつおつー
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 22:25:22.10 ID:naBgFbDc0

色々とボロが出てアルトはカズミの正体をなんとなく察するが空気を読んで口出ししない
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/05(日) 21:33:19.51 ID:Xv1B3y/oO
謎の巨鳥(カラスっぽい)に追いかけ回される
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/05(日) 21:33:48.02 ID:Xv1B3y/oO
↑あ、全員です
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 20:15:38.92 ID:sr16Tf3y0
いい感じにいけそうなので全部採用します。


「本当に情報を渡してよかったのか?」

木陰に座りながら迎えを待つカズミがアルトに話しかける。

ヘルミラーの整備をしているイヴを見ながらアルトは口を開く。

「正直言って、妹を殺した奴らに利する行為はしたくなかった」

「なら、どうして」

アルトはエヴァを見ながら軽く笑った。

「別に。イヴとか言う奴に撃ち殺されるよりはマシだと思ったのさ」

「...」

昔からお姉ちゃんはこうだったな、とカズミは懐古に浸った。ハッキリと口には出さないが、周りの人間に気を回し、本人には気づかれないようにそれとなく助け舟を出す。
幼い頃は、カズミがやらかしたポカも知らぬ間にアルトが解決していたりしていた。

「ところでお前の家族は──」

「おっきいとりー!」

カズミの言葉はエヴァの興奮した声に掻き消された。2人はエヴァが指差した方を見て絶句した。

「おいおい、鳥っていうかもはや化け物じゃ...」

黒い羽毛に包まれた、PEMに匹敵すると思われるほど大きな鳥が空中で旋回している。
時折見える目は明らかに血走っており、カズミ達を敵視している事は間違いない。

「おい、アンタ何やってんだ!?」

アルトがふとイヴの方を見ると、彼女は何故か巨鳥にリンゴを差し出していた。

「これをあげれば落ち着く」

「そんな訳ないだろ!」

「こうなったら!」

カズミが銃を取り出し、巨鳥に狙いを定める。

「おい、待つん──」

アルトが制止するよりも早くカズミは引き金を引いた。

弾は巨鳥に命中したが特に傷ついておらず、むしろ更に怒らせてしまったようだ。

「ったくアンタ達は...!こっちだ!」

先導するアルトに従ってカズミ達はジャングルの中を駆け抜ける。

それから暫くの間走り続け、巨鳥の鳴き声が聞こえなくなった事を確認してカズミは一息ついた。

「はぁ、はぁ、はぁ...。みんな、居る?」

肩で息をしながら辺りを見渡すと、そばに居るのはイヴだけだった。

「はぐれた」

「そ、そうみたい。とにかくヘルミラーのところに戻ろう。エヴァ達もそこに行くはず」

「分かった。...ところでどっち?」

「...私も分からない」

方角は分からないが取り敢えずカズミとイヴは歩き出した。
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 20:17:27.45 ID:sr16Tf3y0
道中会話を交わすこともなく歩き続けること数十分、2人は滝を見つけた。

「た、滝なんて近くに無かったよね...。ハズレかぁ〜」

肩を落とすカズミをよそにイヴはスーツを脱ぎ始めた。

「ちょ、何してるの!?」

「汗をかいたから」

「いや、それはそうかもだけど...」

イヴは手早く服を脱ぎ終えると、滝壺の中に入っていった。

(...お姉ちゃんがエヴァの手を握ってたのは見た。だからエヴァとお姉ちゃん、それと多分ノアは一緒に居るはず。お姉ちゃんがついてるなら安心だし、水浴びをする余裕くらいはあるよね?)

するとカズミもスーツを脱いで滝壺に飛び込んだ。

「ふぅ〜、気持ちー!」

心地よい水の冷たさを堪能しながら、イヴの方に視線を移す。
彼女も水深が浅いところに座り込んでリラックスしている。

(アダムなら興奮しすぎてオーバーヒートしちゃう状況だね。...本当にそうなるかは知らないけど)

カズミの視線に気づいたのかイヴがこちらを見る。しかし特に何も言わず、前を向いた。

(...やっぱり私と同い年か少し下だよね?スタイルもシュッとしてて悪くないし...。ってそんな事じゃなくて!どうしたら私もイヴくらいの腕前になれるんだろう?)

そんな事を考えていると背後で茂みを掻き分ける音がした。
慌てて振り向くとエヴァとノア、そしてアルトが居た。

(まままま、まずい!ヘルメット取っちゃってるよ!)

エヴァも一緒に水浴びをしたいと言ってきたが、とてもそれどころではなく上の空で答えた。

↓1アルトは気づいた?
01〜10 気づかなかった
11〜30 少し気になった
31〜70 疑いはじめた
71〜 完全に気づいた
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 20:21:03.91 ID:KQXhaF0to
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 20:21:30.28 ID:KQXhaF0to
ばればーれ
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 20:21:44.53 ID:RYR+xyE+0
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 21:14:21.87 ID:sr16Tf3y0
見慣れたオレンジ色の髪の毛を揺らしながら、顔を背けたパイロットをアルトは見つめる。

(一瞬見えた顔、それにあのオレンジの髪。見間違えるはずもない、カズミだ。よくよく思い返せば声も似ていたし、見覚えのあるボディライン、それに巨鳥の時みたいに無鉄砲な行いをするのも...)

カズミが生きていたと知り、アルトの胸の中は喜びで満たされた。しかしそれと同時に様々な疑念も浮かんできた。

(どうして嘘の葬式なんか...。詳しくは分からないが、ガーディアンオブエデンと対立してるって事は、少なくともブルトニア政府の側ってことか?公にできない特殊部隊...いや、カズミに限ってそれはないか)

「はいらないのー?」

エヴァの呼びかけによってアルトの思考は中断された。

「ん、ああ。入るとするか」

アルトはわざとカズミの顔が見えるような位置に移動するが、カズミは素早く違う方を向いた。
アルトが怪しんでいる事に気づいたのか、カズミは体が冷えてきたなどと見え見えの芝居を演じ、4人より先に上がった。

(やはり生きていると知られるのはまずいということか。まぁ、どんな事情があるにせよ、五体満足、健康に生きているならそれでいい)

アルトは久々に気持ちが安心したのか、両手を上げて体を伸ばした。

(後は危ないことはやめて、平和に生きてくれれば万々歳なんだが。...そもそも軍人になるのだって反対だったんだ)

アルトはふとため息をつく。

(それにしても、久しぶりに妹と水浴びができると思ったんだが。最後に遊んだのはずっと昔だな。...いや、あれは水浴びなんて呼んでいいものじゃなかったな。何せメルクリウスの泉に落ちたんだ、死んでないのが不思議だよ。カズミは覚えてないみたいだが...)

そんなこんなでカズミを除く4人は水浴びを堪能したのだった。

そしていよいよ別れの時が来た。

「私たちはもう行く」

「ああ」

イヴとノアはコックピットに乗り込む。するとイヴが振り返った。

「次に戦場であったら容赦しない」

「...わかった」

やりとりを終えるとヘルミラーは海上で待つ仲間のもとへと去っていった。

「...我々もあと1時間もすれば迎えが来る。準備しよう」

「だな。そうだ、これをアンタに渡しとく」

アルトがカズミに渡したのは名刺だった。

「これは?」

「連絡先だ。何か困ったことがあったら連絡しろ」

「...助かる」

「あぁ、それと。アンタには命を救ってもらった恩もあるし、お姉ちゃんと呼んでくれてもいいぞ」

アルトは満面の笑顔でそう言った。

「な、何馬鹿な事を言っている!」

(や、やっぱりバレてる!?でも何も言ってこないし、いや、でもお姉ちゃんなら...。ば、バレてない!きっとそうだよ!)

その後カズミ達は無事に特務機関の仲間と合流した。ブルトニアに戻った後、監視付きではあるがアルトは解放された。勿論詳細は知らされなかった。



──中央大陸、とあるアジト──

「何だコレは!!」

手に入れた情報の内容を見てゼウスが机に拳を叩きつけた。

「これが事実なら私のやってきたことは全て、全て...!!」

いつもなら柔らかい彼の表情はまるで般若のようだった。

「フッ...まあいい。私のやる事はこれで決まった」

ゼウスはいつもの表情に戻り笑顔を浮かべたが、目は笑っておらずその奥には憤怒の焔が宿っていた。
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 21:15:42.98 ID:RYR+xyE+0
>>メルクリウスの泉に落ちた
おい
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 21:16:35.75 ID:sr16Tf3y0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)

自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 21:19:24.82 ID:RYR+xyE+0
1 バーネットとオルデンリッジ
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 21:34:37.80 ID:sr16Tf3y0
>>652
これどっちが勝っても上昇なしなんですけど、いいんですかね?
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 21:44:49.84 ID:sr16Tf3y0
返事が来ないのでもう一度。

カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)

自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 21:45:44.85 ID:RYR+xyE+0
あ、離れてた。そうだったか、ごめんなさい 安価↓
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 21:56:21.27 ID:KQXhaF0to
お姉ちゃんに電話
お互い不器用ながらも相手を心配する会話
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 21:59:30.97 ID:5RpvoIWaO
3コミュニケーションをとる アダム

動植物の巨大化現象増加について
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/06(月) 22:06:38.48 ID:sr16Tf3y0
今日はここまで。次回はカズミとアルトの電話から始めます。

それとガザレム首長連邦の制式機を募集します。
↓3くらいまで
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/06(月) 22:16:35.90 ID:RYR+xyE+0


PEM
【名前】スクエア
【武装】ビームスプレーガン、ビームサーベル
【概要】白い小型機体。性能はそこそこで安価な優良な量産機。平凡な機体だがビーム武装が標準装備の為、十分な脅威となる
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/07(火) 00:23:56.01 ID:jHbIRaaT0
おつ

機体名:ヘキサ
武装:長距離用ビームキャノン×2、3連ミサイルアーム×2、胸部ガトリング砲
概要:長距離支援砲撃翌用PEM。強力なビームキャノンはチャージに多くの時間を割いてしまう
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/07(火) 02:16:38.29 ID:QqtCpXXU0
PEM
【名前】G.W.002 シュヴァリエルージュ
【武装】ヒートランス、大型ビームマシンガン
【概要】グラディウス・ウェポン2型。ミツキ襲撃時に用いられた機体の量産型で、スパイヤーズの系譜
敵国の主力機をルーツに持つため、騎士の如きフォルムの真紅のカラーリングと、外装はがらりと変わった
物理兵器、ビーム兵器の両方に高い防御力を誇る名機で、主に精鋭部隊に配備されている。ヒートランスによる突撃は恐るべき威力を持つ
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 19:20:18.71 ID:YlTd32wT0
案の投下ありがとうございます。


カズミは自室でアルトから貰った名刺を眺めていた。

(あの後ちゃんと帰れたのかな...。それにお父さんとお母さんの事も気になるし、電話しようかな?でもなぁ...)

カズミは暫く項垂れた後、両頬を叩いて気合いを入れた。

「よし、電話しよう!」

特務機関から支給されている携帯を操作してアルトの番号を打ち込んだ。

「もしもし?」

アルトの声だ。

「わ、私だ」

「は?...ああ、命の恩人か」

「無事に戻れたのか?」

「何だ、心配してくれてるのか?」

アルトは暖かい声色で、それでいて揶揄うような調子だ。

「ま、まあな」

「安心しろ、何ともないよ。ネタがないんで上司にはどやされたけどな」

それを聞いてカズミは安心した。

「なら良かった。ところで...」

口籠もりながらカズミは続ける。

「その、無事に戻ってから家族には会ったのか?」

突然の話題転換を受けて、アルトは暫し思案する。

(カズミの奴、父さんと母さんの事を聞きたいのか?...少し意地悪してやるか)

「何でアンタがそんな事を気にするんだ?」

「い、いや、その、単なるきょ、興味だよ」

慌てふためくカズミの声を聞いて、笑いを堪えながらアルトが返事する。

「ふっ...。ああ、会ったよ。元気にしてたさ」

「そ、そうか。良かった」

「おいおい、何でアンタがそんなに安堵するんだ?」

久しぶりの妹との会話で気分が上がっているのか、柄にもなくアルトは揶揄い続ける。

(ま、まずい。これ以上話してるとボロが出そう!...もう十分でてるかもだけど)

「ふ、深い意味はない。もう切るぞ」

「分かった。...またいつでもかけていいからな」

「...ああ」

カズミはそう返事すると電話を切り、ため息をついた。

「この調子じゃまた電話するにしても疲れが溜まりそう...。でも、元気出たかな!」
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 19:20:53.08 ID:YlTd32wT0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)

自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 19:23:25.04 ID:5Tgyzrfw0
3 スキー場でガルーとデート
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 19:47:41.91 ID:YlTd32wT0
その日、エヴァとカズミはガルーと共に食堂で昼食をとりながら会話を交わしていた。

「スキー、ですか?」

「おう!休暇が取れたから行こうと思ってな。折角だし予定が合うなら2人もどうだ?」

「確かにその日なら私も空いてますけど...」

カズミはエヴァを見る。

「すきーって?」

「えーとね、雪の上を2枚の板で滑るんだよ」

「それたのしいの?」

「最高に楽しいぜ!PEMとは違う疾走感が味わえるし、慣れれば簡単だ!」

「ふーん...。やってみたいかも」

「じゃあ私たちも行こっか。という事でよろしくお願いしますね、ガルーさん」

「おう!」

そしてスキー当日、3人はブルトニア北部のスキー場を訪れていた。

「しろいね〜」

「だね」

「じゃあ早速滑ろうぜ!そう言えばカズミはスキー得意なのか?」

↓1
01〜30 苦手
31〜70 普通
71〜 得意
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 19:48:47.96 ID:jW3+Jk8Do
ぬん!
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 20:35:22.77 ID:YlTd32wT0
コンマ96 得意

カズミは腕を組むと胸を張り、自慢げな顔で答えた。

「よくぞ聞いてくれました!実は私、スキーはスッゴイ得意なんです!」

「へ〜、なら腕前を見せてもらうとするか!」

「はい!ただその前にエヴァにやり方を教えてあげないと」

「だな!俺も付き合うぜ」

「じゃあしゅっぱ〜つ!」

という訳でエヴァの為にひとまず、緩い傾斜のゲレンデで3人は滑る事にした。

「おもってたよりむずかしい...」

何回か転んで雪まみれになったエヴァはムスッとしている。

「そのうち慣れるよ!」

「安心しろエヴァ、転ぶ度に上手くなってるぜ!」

「ほんと〜?」

「おう!」

「...ならもうすこしがんばる」

その後暫くするとエヴァは普通に滑れるようにはなった。

やがてより傾斜のキツイところを滑りたいと言い出したので、3人は場所を変えた。

「じゃあ一緒に行こうね。危ないと思ったら周りをよく見て止まるんだよ」

「はーい」

「じゃあ行こう!」

カズミは難なくスルスルと滑っていくエヴァに後ろからついて行く。
そして特にコケることもなく2人は滑り終えた。

「上達したね、エヴァ!」

「うん!...あっ、ガルーがくるよ!」

するとガルーは時折トリックを織り交ぜながら華麗に滑り降りてきた。

「ガルーすごいね!」

「これは私も負けてられないです!」

「ハハハ!じゃあ次は俺がエヴァに付き添うから、カズミも好きに滑れよ!」

その後は半ばカズミとガルーのスキー勝負の様相を呈し始めた。
先行するエヴァを見守りながら2人はトリックのフォームやら難易度やらで競い始めたのである。

「って〜!」

ガルーがトリックに失敗し、思い切り転倒した。

カズミは尻餅をついたガルーの側に行くと手を差し出した。

「大丈夫ですか?」

ガルーは満面の笑みで差し出された手を取った。その笑顔はその日1番の表情だった。

「ああ!」

↓1
01〜70 ボーナスなし
71〜90 +1
91〜 +
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 20:37:41.73 ID:q5nK15ZN0
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 20:44:27.45 ID:YlTd32wT0
コンマ73 +1

ガルー 5 1/6→3/6

そんな出来事もありながら3人は楽しく休暇を過ごした。

(心なしか今日はガルーさんが輝いて見えたなぁ。...まさか、いや、うーん...)

そんな事を考えながらカズミは帰路についた。


カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 3/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)

自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 21:18:43.36 ID:q5nK15ZN0
3 カズミとエヴァ ちょっとエヴァの過去とか突っ込んだ事聞いてみる
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 22:19:26.35 ID:YlTd32wT0
「ふぃ〜」

「気持ちいいね」

その日の夜、カズミとエヴァはお風呂に入っていた。

(ここ最近忙しかったからゆっくりできて嬉しいや。...まさかお姉ちゃんに会う事になるとは思わなかったけど)

カズミは湯船に浸かりながら目を瞑り、体の力を抜く。

(そう言えばお姉ちゃんで思い出したけど、エヴァとノアって姉弟なんだよね?島にいるときはそれどころじゃなくてあんまり気にしてなかったけど)

カズミは潜水を楽しんでいるエヴァを横目に見る。

(聞いても...大丈夫かな?出会ってから随分一緒に過ごしたし、そろそろ過去のことを聞いても...)

エヴァが水中から顔を出したタイミングに合わせてカズミが口を開いた。

「ノアって弟なんだよね?」

「うん」

特にエヴァの態度が変わらなかった事に安心しながら、カズミは続けて問う。

「久々に会えて嬉しかった?」

「んー、よく分かんないかな」

「分から、ない?」

仲の良い姉を持つカズミにとってその答えは予期せぬものだった。

「うん。たしかにノアは弟だけど、うまれがおんなじだけだもん」

(産まれてすぐ離れ離れになったって事?)

「そうなんだ。ちなみに他に家族は?」

「おやが1人、かな」

(片親なのかな?うーん、複雑な家庭環境っぽい?)

「そもそも何でADMと──」

カズミの言葉を遮るようにエヴァが口を開く。

「かぞくってどういうものかよく分かんないけど、でもなんとなく分かる気がするよ。だってカズミお姉ちゃんがいるから」

「...うん」

エヴァの言葉は心のこもった、真摯なものだった。しかし同時に露骨に話を逸らされたこともカズミは理解していた。

「いつかエヴァのヒミツをおしえてあげるね」

エヴァは無邪気な笑顔でそう答えた。そんな彼女の表情を見て、カズミは湧き上がっていた疑念を振り払った。

「うん!」

↓1
01〜70 ボーナスなし
71〜90 +1
91〜 +
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 22:20:53.63 ID:5aoeN0X00
a
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 22:38:14.50 ID:YlTd32wT0
コンマ63 ボーナスなし

エヴァ 3→4 (大好きなお姉ちゃん!)


 

──中央大陸、とあるアジト──

薄暗い、しかし丁寧に手入れされた客室らしき部屋でゼウスが2人の人物と話している。

「それで、何のようですか?」

優しい笑みを携えたゼウスの質問に、眼鏡をかけた男も笑顔で返す。

「いえ、なに。貴方達が西方大陸に拠点を移すとの噂を聞きましてね」

「ああ、その事ですか。暫く中央大陸にかかりっきりだったので、そろそろ西方大陸でも活動を再強化しようかと思いましてね」

そうでしたか、と男は笑顔で答える。しっかりと目も笑っているが、どことなく不穏な気配が漂っている。

「ただ、貴方達への資金援助の条件が中央大陸での活動という事をお忘れではないか確認したかっただけですよ」

「ハハハハ、"我々"、ですか。それは一体どこを指しているんでしょうかね?」

ゼウスの言葉を聞いて、眼鏡の男の横にいた険しい顔の女性が口を開く。

「勿論セントラル・ソロニティに決まっていますわ」

セントラル・ソロニティ──ブルトニア勃興以前に中央大陸で権勢を誇っていた旧貴族達による反ブルトニアの秘密結社だ。
今ではその目的は他の犯罪組織と変わらないものになりつつある。内部には様々な派閥が存在し、複雑怪奇なパワーバランスを保持している。そしてそれ故に様々な組織や会社、国家との繋がりを持つ団体でもある。

「ああ、失敬、そうですよね。少し再確認しただけですよ」

そう言うとゼウスはコーヒーに口をつける。部屋は静まり返り、空調の音だけが聞こえてくる。

静寂を破ったのは眼鏡の男だった。

「では引き続き中央大陸でも活動すると、そう捉えて宜しいんですね?」

「勿論ですとも!」

「なら安心です。西方大陸の活動を強化されると言う事なら、我々も後日そちらに人を向かわせますね。何ならアジトもハイオネル・ファミリーかデームロファミリーを通じて提供しますよ?」

「いえいえ結構。ただでさえ多大な援助を頂いているのに、これ以上はとても」

「随分と殊勝な態度ですわね。西方大陸のこんな諺を知っています?『礼ある者こそ計あり』。一体何を考えていらっしゃるのかしら」

眼鏡の男が女の言葉を嗜めるように咳払いをした。

「これはウチのものがすいません。彼女は疑り深い性格でね」

「構いませんよ。それでこそ信頼できると言うものです」

「そう言っていただけるとありがたいです。ではそろそろ我々は失礼します」

そう言うと男は部屋を出た。続いて女も部屋を出ようとしたが、扉の前で立ち止まりゼウスに一瞥をくれる。

「そう言えばこんな諺もありますわ。『笑顔の者にこそ背中を向けるな』。我々は貴方がたをいつも見ていますわ」

そんな捨て台詞を吐いて、彼女は部屋を後にした。
それと入れ替わるようにライが部屋に入ってきた。

「あの人たち、いつ見ても信用できません。セントラル・ソロニティの代理人なんて名乗ってますけど、それも怪しいです」

「いや、セントラル・ソロニティの代理人なのは確実だよ。まぁ、背後に誰がいるかは彼らが今回派遣してきた人間とPEMからして透けて見えるけどね」

「そう、ですね」

「それでも彼らは十分役に立つ。今はまだ、ね」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/08(水) 22:38:43.95 ID:YlTd32wT0
今日はここまで。
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 22:52:47.65 ID:q5nK15ZN0
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/08(水) 23:06:05.86 ID:PdyY//Hlo
おつ
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 19:53:54.36 ID:pHgOnyii0
ゼウスがセントラル・ソロニティの代理人と会合を終えてから数日後、シエラ=レオネはブルトニア北部山中の巨大な廃鉱山を、少し離れた山稜から眺めていた。

「ふむ、アルテミス偵察隊の報告通り、随分と数が多いな」

双眼鏡を覗きながら呟く。

「鉱山とは厄介な場所を選ぶ。ブルトニア軍の十八番、デュナミスの編隊による遠距離攻撃は屋内ではできないからな」

デュナミス──ブルトニア軍の制式機の1つだ。フライングボードと一体化した飛行型の機体であり、高機動、高射程で遠距離戦ならば大体の相手を圧倒することができる。

背後に控えていた特務機関の兵士が、準備ができた事を彼女に報告する。

「ようやく軍部の連中も着いたか。では予定通り、所定の時間になったら作戦開始だ」

「はっ!」

今回特務機関が人里離れた廃鉱山にやってきたのは、一時的にではあれガーディアンオブエデンと共に行動していたアルトの情報提供によって明らかになったアジトを掃討するためである。
中央大陸のアジトとしてはかなりの規模である事が予想されたので、軍部との共同作戦となった。その為特務機関は例のごとく軍部に雇われたPMCという事になっている。




──廃鉱山、入り口──

「廃鉱山なんて鬱屈な場所だと思ってたけど、いざ離れるとなると少し寂しいな」

「そういや、お前は西方大陸組だったな」

カタラに搭乗したガーディアンオブエデンのメンバーが無線を介して会話している。襲撃が来るとは微塵も思っていない様子だ。

「ああ。向こうで何をやるかは分からんが、ゼウスさんなら考えあってのことだろう。俺たちがいない間中央大陸は任せたぜ」

「おう。地道に妨害活動でもやっとくよ」

そうして会話を終えたパイロットが欠伸をしたその時、隣にいたカタラが光線に貫かれた。

「...は?」

事態が飲み込めずモニターを眺める。

「...てっ、敵襲!!」

それと同時にブルトニア軍による総攻撃が始まった。

「敵の数は!?」

「分からない!だがスパイヤーズの大部隊って事はブルトニア軍だ!」

「一歩も通すな!!」

「鉱山内の連中にも伝えろ!」

「サリバンがやられた、クソ!」

突然の襲撃によってガーディアンオブエデンの間では、様々な内容の無線が飛び交っていた。

その中で彼らが最も聞きたくない無線が飛び込んできた。

「しし、白騎士だぁ!」

「くそっ、戦力を集中させろ!」

↓1 カズミに向かっていったのは?
01〜50 1機
51〜80 2機
81〜 3機
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 20:02:33.69 ID:fPbJsz5do
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 20:08:08.18 ID:pHgOnyii0
コンマ69 2機

↓1 敵の腕前は?
01〜10 素人
11〜70 兵卒
71〜 熟練
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 20:09:54.93 ID:WYGD2ov50
a
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 20:27:00.09 ID:pHgOnyii0
コンマ93 2機

「左右から1機ずつ、来るよ!」

アダムの忠告通りカニコフが2機、連携を取りながら接近してくる。カズミは初めて見る機体だ。

「アダム、あの機体は!?」

「あれはカニコフだよ。テロリスト御用達のアブマットシリーズの中でもハイグレードの機体だね。ただその分値も張るから簡単には用意できないはずだよ」

「ってことはそれだけガーディアンオブエデンには資金があるって事か...。とにかく、気は抜けない!」

↓1
01〜10 撃破された
11〜20 被弾
21〜55 拮抗
56〜 撃破した
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 20:37:03.50 ID:fPbJsz5do
こちとら熟練や!
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 20:38:03.80 ID:IW47j3sG0
最強のアブマットきたか
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 20:53:13.88 ID:pHgOnyii0
コンマ50 拮抗

先に攻撃してきたのは右側から来たカニコフだった。ブレードを構えると上段から斬り下ろしてきた。

ADMはそれをレーザーブレードで受け流す。そのまま追撃を仕掛けたかったが、それを遮るように左側からブレードの突きがやってきた。

「くっ!」

頭部を狙った突きを避けたと思えば、左側のカニコフはハンドガンを片手に持って、狙いをADMのコックピット部分につけていた。

しかし引き金が引かれる瞬前に、ADMはそれを払い除け相手の胴に蹴りを入れる。
蹴られたカニコフは転がりながらも素早く立ち上がる。

「高い機体に乗ってるだけはある、この人たち、できる!」

カズミは改めて敵の練度を確認したのと同時に、これだけの兵力がいるならここは重要な拠点なのだろうかと思い、気を引き締めた。

↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜55 拮抗
56〜 撃破した
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 21:12:36.90 ID:VA6vQ2tPO
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 21:27:40.42 ID:fPbJsz5do
強強
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 21:58:58.49 ID:pHgOnyii0
コンマ90 撃破した

再び右側のカニコフが仕掛けてくる。相手が繰り出してきた突きの連続攻撃を、ADMはブレードで軌道を逸らしながら避ける。すると目の前のカニコフは突然一歩下がった

「左だ!」

アダムの声を聞いたのと同時にカズミはフライングボードを構えて、左方からの銃撃を防ぐ。
フライングボードを収納してライフルを手に取ろうとするが、再び右方のカニコフがブレードを上段から振り下ろす。

「危なっ!」

ADMは半身を逸らしすんでのところで攻撃を避けた。同時に振り下ろされた右手を踏みつけカニコフの動きを封じる。

するとカズミの耳に弾が装填される音が聞こえてきた。もしやと思い左方のカニコフの方を見ると、銃を構えていた。

(味方ごとやるつもり!?)

そこからADMの動きは早かった。ブレードで目の前の動けないカニコフの胴体を貫くとその機体を引き寄せ、盾がわりにした。
弾を撃ち切ったカニコフは銃を捨てるとブレードを構え、ADMへと向かう。
引き寄せられていた手が離されるのと同時にカニコフは地面へと倒れ込むが、ADMは倒れゆく機体の腰に提げられたハンドガンを取ると同時に、こちらへと向かってくるカニコフに全弾を叩き込む。

「嘘っ!?」

しかし流石はカニコフ、装甲に傷は付いたが致命傷ではなかった。

ADMはハンドガンを投げつけるが、それを意に介することもなくカニコフは突っ込んでくる。
下段からの斬り上げを横に避けると、相手は蹴りを入れ、それもかわすと今度は薙ぎ払ってきた。

「こんのっ!」

それもかわされるとカニコフは上段にブレードを構えた。

「今だっ!」

ADMはレーザーブレードでカニコフの両手を斬り落とし、そのまま流れるように胴体に一撃を入れた。

「よし!」


操縦技能
カズミ 熟練→エース
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 22:01:39.84 ID:pHgOnyii0
ADMはブレードをおさめ、ライフルを構えて周囲を窺う。

「今のところブルトニア軍が優勢だね」

アダムは呑気な声で言った。

「でも油断できない。まだイヴや他の人達が来てない」

「確かに。それにまだ鉱山内にも敵は居るだろうしね」

そんな風に一息ついていたカズミのもとに再び敵機が向かってきた。

↓1 カズミに向かってきたのは?
01〜50 1機
51〜80 2機
81〜 3機

↓1 敵の腕前は?
01〜10 素人
11〜70 兵卒
71〜 熟練
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 22:01:53.35 ID:Qv6E7J/9o
そい
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 22:03:16.87 ID:WYGD2ov50
下2の間違いかな?
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/10(金) 22:08:10.89 ID:pHgOnyii0
>>690 そうですね、ミスってました。

という訳で今日はここまで。
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 22:10:54.31 ID:fPbJsz5do
おつおつ
成長えぐ!
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/10(金) 22:17:51.10 ID:WYGD2ov50
乙でした
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/13(月) 19:07:49.85 ID:GiwT//qn0
↓1 35 1機
↓2 87 熟練

「またカニコフ...!でも今度は単機、それなら!」

カズミは残弾数と機体の燃料を確認する。

「どっちもまだまだいけるね...。アイツを仕留めてさっさと鉱山に入ろう!」

↓1
01〜10 撃破された
21〜30 被弾
20〜40 拮抗
41〜 撃破した
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/13(月) 19:09:29.23 ID:ghQF/mtl0
でやっ
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/13(月) 19:26:12.88 ID:GiwT//qn0
23 被弾

カニコフはサブマシンガンを両手に持ち、銃弾の雨を降らせながらADMに接近してくる。

(大丈夫、あれはただのコケ脅し。向こうの射程外だからそうそう当たらないはず。落ち着いて狙えばいい...)

息を整えると、カズミはレーザーライフルの照準をカニコフに合わせる。

そしてトリガーを引こうとしたその時、機体に衝撃が伝わった。

「撃たれた!?」

「2時の方向、上だよ!」

どうやら崖の上に陣取っていたカニコフに狙撃されたようだ。
しかしそのカニコフはブルトニア軍のデュナミスによってカウンタースナイプにあい、爆散した。

その間にも正面のカニコフは着実に接近していた。

↓1
01〜20 撃破された
21〜30 被弾
31〜40 拮抗
41〜 撃破した
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/13(月) 19:46:53.59 ID:fp0soTozo
どーん
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/13(月) 20:23:46.37 ID:GiwT//qn0
59 撃破した

ADMは改めてライフルを構え、射撃態勢をとる。

「...そこだ!」

トリガーが引かれレーザーがカニコフの胸部に命中する。命中した箇所からは煙が上がっているが、致命的な損害ではない。

「流石に硬い!でも!」

カニコフはフライングボードを構えようとするが、それよりも早くADMが2発目を放つ。
今度は脚部に直撃し、カニコフの速度が大幅に落ちた。その機を逃すまいとADMは続けて3発目、4発目を放ち、その全てが命中したカニコフは地面に崩れ落ちた。

「よし!」

「敵戦力は大幅に削いだ。ここは軍に任せて我々は内部に入るぞ」

シエラ=レオネからの通信だ。カズミも含め特務機関の面々は返事をすると、シエラ=レオネに続いて坑道に足を踏み入れた。

内部は真っ暗で、感じるのはブルトニア軍の砲撃による揺れだけだ。

「こんな暗いとこでガーディアンオブエデンの奴らは過ごしてたのか?」

「いや、大方私たちを暗闇から奇襲しようと考えているのだろう。いかにもテロリストが考えそうな事だ」

バーネットとガルーの会話は気にもとめず、シエラ=レオネが4人に暗視装置を起動するよう促す。

「分かれ道ですね、どうしますか長官?」

「オルデンリッジ、お前はどう思う」

「...通常なら戦力の分散は避けたいですが、こちらにはカズミが居ます。であれば少なくともヘルミラーが出張ってこない限りは何とかなるかと」

「...そうだな。ここで奴らを逃すわけにもいくまい。カズミ、誰を連れて行く」

話を振られると思っていなかったカズミは慌てながらも、返事する。

「私が決めていいんですか?」

「ああ」

「え、えーと...」

↓1誰と行動する?
1 シエラ=レオネ
2 オルデンリッジ
3 バーネット
4 ガルー
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/13(月) 20:26:54.60 ID:q3QCa5b2o
2
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/13(月) 20:56:54.17 ID:GiwT//qn0
2オルデンリッジ

「では、オルデンリッジさんで。私はついつい突っ込みがちなので、支援が丁寧なオルデンリッジさんとなら安心して戦えます」

「わかった。では私とバーネット、ガルーは右を行く。お前達は左だ。では、健闘を祈る」

そうして3人は機敏の動きで闇の中へと消えていった。

「俺たちも行くとするか。先導する」

「分かりました!」

そして2人も坑道を進むことにした。幅は大体PEMが3機並べる程だ。さらに道の両側には採掘のためか窪みや小道が点在しており、侵入者を待ち構えるには最適な環境となっている。

(気をつけないとね...)

好感度上昇
オルデンリッジ 4 1/5→2/5



先導するクラックロードの後を追いながら、カズミは呟く。

「そういえばこの鉱山って何を採掘してたんだろう?」

「ああ、それはね──」

「メルクリウスだよ。すこしだけどかんじるよ」

エヴァに言葉を遮られたアダムはムッとした表情の顔文字をモニターに映した。

「...エヴァの言う通りここはメルクリウスの採掘地だったんだ。今ではもうすっかり枯れて、廃山になってるわけだけど。アジトにはうってつけな訳だね」

「ふーん...」

↓1 敵の奇襲!
01〜30 被弾
31〜 気づいた
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/13(月) 21:00:37.68 ID:fp0soTozo
ぬん
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/13(月) 21:22:02.67 ID:GiwT//qn0
68 気づいた

突然クラックロードが停止した。

カズミが無線で状況を問うよりも早く、何かの衝撃音と共に火花が散るのが見えた。

(奇襲!?)

カズミはすぐにブレードを展開し援護に向かおうとしたが、直感が働いた。

(違う、後ろ!)

急いで振り向くと、見慣れない、角ばった白色のPEMがビームサーベルを振り上げていた。ADMはそれを受け流すと反撃するが、相手はそれをかわした。

「あれは!?」

「うーん、スクエアだね。ガザレムの制式機だけど...大方ブラックマーケットに流れた代物じゃないかな?」

「気をつけた方がいいことはある!?」

「量産機だからさした脅威は無いけど、つまりそれだけ汎用性があって扱いやすいってことだね。あとビーム兵装が標準装備ってことかな」

「オッケー!」

↓1 敵の腕前は?
01〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/13(月) 21:33:42.36 ID:vJEuWJ0Z0
a
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/12/13(月) 21:36:57.03 ID:GiwT//qn0
36 兵卒

↓1
01〜10被弾
11〜30 拮抗
31〜 撃破した
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