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【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 20:59:41.19 ID:Tb+taLtC0
(やっぱり正体は明かせないよね。お姉ちゃんはちょっとガサツだけどしっかりしてるし、私より頭もいい。だから利点を提示すれば着いてきてくれるかも)
「銃を下ろせ、私はお前の敵ではない」
侮られないように威厳を出そうと、突然口調を変えたカズミを見てエヴァがポカンと口を開ける。
「にあってない...」
そんなエヴァの呟きを無視して、アルトが口を開く。
「そんな言葉を信じるとでも?」
「それはそちらの勝手だが、いずれ奴ら、ガーディアンオブエデンがここに来るぞ。死にたくないならついて来い」
「...」
「私が奴らの一員ならとっくに大声を出している」
↓1
01〜40 信用されなかった
41〜 信用された
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:02:52.54 ID:LBU6Q8FP0
あ
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:02:56.07 ID:tBOPAs9Eo
ぬん
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 21:39:12.93 ID:Tb+taLtC0
コンマ54 信用された
アルトは拳銃を腰のホルスターに入れると、やれやれといった感じで両手を挙げた。
「わかったよ。少なくともここを出るまではアンタに付いてったほうが良いかもな」
「分かってもらえて何よりだ。では行くぞ」
カズミは念のため拳銃を取り出すと、2人を連れて部屋を出た。
「潜水用の装備はあるのか?」
先導しながらカズミがアルトに問う。
「奴らから逃げる時に壊れた」
「そうか...」
カズミはアダムに通信を入れる。
「目標を確保したが、潜水用の装備がない。こっちまで来てくれるか?」
「いいけど...何だいその口調?」
笑いを必死に押し殺しながらアダムは返答した。
「いいから来い!」
「ごめんごめん!分かったよ、5分後にこのポイントで。じゃ」
(何も笑わなくてもいいじゃん!確かに自分でも変だと思うけど...)
そんな事を考えながら端末に送られてきた位置を確認する。
「それで、アンタは何者だ?それにこの女の子は?」
「はろ〜」
「とにかくお前を助けにきたということだけは言える」
「そうかい」
アルトは不満気に応えると、ポケットからタバコを取り出した。
「今吸うのか?」
「悪いか?」
「奴らに臭いとかでバレるだろ」
「すぐにに迎えが来るんだろ?なら大丈夫さ」
「まったく...」
姉がヘビースモーカーである事は知っていたが、まさか命がかかっている時にまで吸いたがるとはカズミは思わなかった。
(それとも死にそうだからこそ吸いたいのかな?どっちにせよ、私には分かんないや)
「それで、何故奴等に追われてる?」
「...ま、話したところで特に問題ないか。ある事情からソラ・テックの事を調べることになったんだが、見ての通り海中にあるだろ?」
煙を吐きながらアルトは続ける。
「とてもじゃないが自腹でPEMなんて用意できなくてな。会社もネタが取れるかどうか分からないから金を出してくれないし。そしたら海洋探査を行ってるNGOに声をかけられてな」
今思えば話がうますぎたな、とアルトは舌打ちをした。
「ところが蓋を開けてみれば、可愛い妹を殺したテロリスト集団じゃないか。こんな奴らの片棒を担ぐのはゴメンだって思って、今に至る。それで何とか奴らのPEMを奪って逃げようとしていた時に、アンタと会ったって訳さ」
「そうか...」
今すぐここで自分は生きていると叫びたい気持ちを抑えながらカズミは進む。
「できることならこの手で全員殺してやりたいぐらいだよ」
「...やめておけ。妹もそれは望まないだろう」
「だろうな...」
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 21:50:52.96 ID:Tb+taLtC0
カズミ達は時間ぴったりに所定の位置に着いた。
「そろそろ来る筈だが...」
突然通信が入った。アダムからだ。
「到着したよ。じゃあちょっと揺れるよ」
「待て、何をするつもり──」
すると突然ADMの腕が壁を突き破ったかと思うと、それを左右に広げて引きちぎった。当然、莫大な量の水が流れ込んでくる。
「早く乗って!」
アダムに急かされ、3人はコックピットに乗り込んだ。
コックピット内に入り込んだ水が排出されるとアルトは大きく息を吸った。
「アンタらふざけてんのか?溺れ死ぬかと思ったぞ」
「...すまない」
「それよりカ──」
アダムはカズミの名を口に出しかけたが、カズミの眼力とエヴァの合図で何とか踏みとどまった。
「えーと、パイロット、直ぐに敵が来る!」
「分かった」
カズミはソラ・テック本社が位置する巨大な窪地から抜け出そうと、フライングボードを起動しようとした。
しかし背後から飛んできた銃弾がADMを掠めた。
「もう追手が!」
↓1 敵の数
01〜40 1
41〜80 2
81〜90 3
91〜 4
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:52:00.38 ID:HSWlEakP0
え
574 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 21:56:52.36 ID:Tb+taLtC0
コンマ38 1機
↓1 敵パイロットの腕前は?
01〜20 素人
21〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:57:06.35 ID:LBU6Q8FP0
a
576 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:57:43.89 ID:E4omnO3zo
こ
577 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 22:03:18.46 ID:Tb+taLtC0
コンマ35 兵卒
カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜30 被弾
31〜 撃破した
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:03:43.07 ID:tBOPAs9Eo
ぬい
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 22:17:40.52 ID:Tb+taLtC0
コンマ07 被弾
潜水仕様のアブマットが水中銃を放ちながら、傾いた甲板の上を歩いてくる。
「これしき!」
フライングボードで弾を防いだが、敵は直ぐそばに迫っていた。
アブマットは右手に銛を持つと、ADMのコックピット目がけて突き出してきた。
いつもの様にカズミは避けてから反撃しようとしたが、慣れない水中戦のせいか行動がワンテンポ遅れ、被弾してしまった。
「陸地なら遅れは取らないのに!」
カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜 撃破した
580 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:21:09.19 ID:E4omnO3zo
お
581 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:21:58.87 ID:LBU6Q8FP0
勝負は時の運とはいえ怖いな
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:22:26.08 ID:E4omnO3zo
ADM水中適正ないなコイツ!
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 22:33:36.04 ID:Tb+taLtC0
コンマ19 被弾
銛で傷を受けながらも、ADMはレーザーブレードを振るう。
しかし後一寸というところで、刃は届かなかった。
「おい、大丈夫なのか?」
「だ、大丈夫だ!」
アルトに空返事をしながら、カズミはアブマットから距離を取るために後退しながらレーザーライフルを放つ。
しかし光線はアブマットに直撃する事はなかった。
するとアブマットが再び銛を構えた。
「もしかして...!」
気づいた時にはアブマットは銛を射出していた。
「まずい!」
回避は間に合わず、ADMは2度目の直撃を喰らった。これも地上なら避けれていた筈だ、そのような思いがカズミをさらに焦らせていく。
カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜 撃破した
今日はここまで。
584 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:35:27.59 ID:7ori55wE0
乙
兵卒なんかに屈しないんだから!
585 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:36:22.69 ID:E4omnO3zo
おつおつ
姉にはバレるのかはたして…
586 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:36:49.67 ID:LBU6Q8FP0
乙
587 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 18:41:47.57 ID:JpAFg2h60
コンマ59 撃破した
「水の抵抗に、海流の影響、全部計算に入れないと...」
カズミは焦りを抑える様に呟く。
それと同時にアダムも計算を行なっていた。
(僕のナビゲート付きでも上手く動けていない...。機体の補佐を捨ててもっと計算に集中するべきだろうか...)
「お姉ちゃん、いつもどおりだよ」
エヴァの言葉でカズミの目は覚めた。
「...そうだね」
カズミは目を瞑り、深呼吸をした。
(そもそも私に小難しい計算なんて無駄。なら直感に頼るしかない。幸い敵の腕前自体は私より下のはず...)
アブマットがトドメを刺そうとADMに接近、銛を構えた時、カズミは目を見開いた。
「そこっ!」
それは一瞬だった。火花が散ったと同時に、アブマットは袈裟斬りにされ、崩れ落ちた。
「やった!さすがカ、いや、パイロット!」
「全くヒヤヒヤさせられたぞ。アタシを守るってんならしっかりしてくれよ」
「...分かってる。追手が来る前に移動するぞ」
急いでその場から去ろうとしたが、気付かぬ間に、カズミの行手を塞ぐように一機のPEMが武器を構えていた。
↓1
01〜25 サノス
26〜50 カスケード
51〜75 ライ
76〜 ケヴィン
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 18:42:17.81 ID:F6j5zXt2o
ぬん
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 18:51:09.11 ID:JpAFg2h60
↓1 ケヴィンの腕前は成長した?
01〜70 素人のまま
71〜85 兵卒に成長
86〜95 熟練に成長
96〜 エースに成長
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 18:52:38.91 ID:AQl6IZNq0
a
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 18:59:50.79 ID:y1aTPYmSo
つよい
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:18:23.75 ID:JpAFg2h60
コンマ91 熟練に成長
カズミの行手を阻むようにカタラが道を塞ぐ。
「怪しい船を見かけたって話は聞いてたけど、まさかここでお前に会うなんてな、白騎士!」
ケヴィンは不敵な笑みを浮かべる。
「前回の借りは返す!」
カタラはADMに襲いかかった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 19:27:22.64 ID:AQl6IZNq0
2
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:32:05.87 ID:JpAFg2h60
カズミ 3/3 滑空
ケヴィン 3/3 遠距離
相性有利により+10
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 19:32:20.69 ID:DIjAXRA10
あ
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:48:44.62 ID:JpAFg2h60
69+10=79 ケヴィン−2
カタラはADM目がけて、水中戦仕様にカスタマイズされた突撃銃を構える。
「おい、大丈夫なんだろうな?」
アルトの疑問に、カズミは何も言わず頷きで答えた。
フライングボードを起動し、水中を華麗に舞うADMに銃弾が襲い掛かる。
「ちっ!当たらない!」
接近してくるADMを斬り落とそうと、カタラは銛を構える。
「白騎士め、落としてやる!」
ADMは突き出された銛をサッとかわすと、通り過ぎざまにカタラの胴体に一撃を加えた。
被害はコックピット部分にまで及んでおり、浸水が始まった。
ケヴィンは慌てて穴を塞ぐ。ひとまず浸水は止まったが、カタラに残された時間はそう長くないだろう。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 19:54:59.08 ID:F6j5zXt2o
1
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:57:57.72 ID:JpAFg2h60
カズミ 3/3 近接
ケヴィン 1/3 滑空
相性有利により+10
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:00:16.95 ID:AQl6IZNq0
あ
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:03:18.54 ID:F6j5zXt2o
オーバーキルですやん
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:07:47.70 ID:y1aTPYmSo
さらば幼馴染……?
602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 20:29:12.55 ID:JpAFg2h60
95 ケヴィン−3
ADMはフライングボードを抱えながら甲板に着地すると、レーザーブレードを構え、正面からカタラに向かってきた。
「なめやがって!」
ケヴィンは悪態をつきながらも次の一手を考えていた。
(真っ向勝負だと速度で負ける!なら意表をつくしかない!...一か八か、訓練したアレ、やるか)
カタラはフライングボードを足下に展開し、その上に乗った。しかし銛を構えたまま動かない。
「何のつもりだろう...。とにかく気をつけてね、パイロット」
「ああ」
カタラに十分接近し、ADMはブレードを振るう。するとカタラは突如フライングボードを起動し、バク宙をするように後ろに一回転してブレードを避け、その勢いをぶつける様に銛を突き出す。
(取った...!)
もしケヴィンとの戦いが1戦目であれば、あるいはよりスペックの高い機体であれば、カズミはこれに反応できなかっただろう。
だがケヴィンにとっては運の悪いことに、彼女は先の戦いを終えたことで水中戦に慣れ、体が完全にあったまっていた。
今からブレードを構え直す時間はないと直感で判断したカズミは、ブレードを持っていない方の手でパンチを繰り出した。それと同時に銛をかわすために、横へのステップも行う。
「なっ...!」
予想だにしていない動きにケヴィンは絶句する。
(無様な姿を見せて以来、血の滲むような訓練をしてきたのに、それでも俺はコイツに敵わないのか?俺は所詮、理想だけを語る頭でっかちだったってことなのか?)
ケヴィンの脳裏に走馬灯の様に記憶が過ぎ去っていく。
↓1
01〜40 ケヴィン死亡
41〜50 ケヴィン捕縛
51〜80 顔が見えた
81〜 逃げられた
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:38:55.14 ID:nsR3i+yB0
悲しいけどこれ戦争なのよね
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:54:12.33 ID:F6j5zXt2o
出てこなければやられなかったのに!
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 21:11:57.03 ID:JpAFg2h60
コンマ14 ケヴィン死亡
ADMが繰り出したパンチはコックピットに直撃こそしなかったが、胴体を貫通する様に命中した。
ADMが腕を引き抜くと同時に火花が散り始め、回路が音を立てて壊れ始めた。
(いいや、それでも俺のやってきた事は間違ってなんかいない)
死の間際にもかかわらずケヴィンは穏やかな表情をしていた。
(白騎士、お前がいくら足掻こうと俺たちの正義は止められない。カスケードさんやライさん、それにイヴとゼウスさん達がきっと──)
くぐもった爆発音と共にカタラ、そしてケヴィンは姿を消した。
「おお、一時はどうなるかと思ったがなかなかやるんだな、アンタ」
「...ああ」
「大丈夫、お姉ちゃん?」
声にいつもの調子が見られないカズミを心配してエヴァが声をかける。
カズミは胸のどこかに妙な違和感を覚えたが、それを押し殺す様に大丈夫だと返事した。
「とにかくさっさと海から出ないか?」
アルトに急かされる形でカズミは海面を目指し始めた。
追手に追いつかれることもなく、カズミ達は何とか海から出ることができた。
だがどうやらちょうど嵐が直撃しているようで、海上は大きく荒れていた。
「これじゃ迎えは来ないんじゃないか?どうするんだ、アンタ達」
「...アダム、通信は?」
「駄目だよ。嵐の影響か、繋がらない」
(これ以上は燃料が持たない...。それに慣れない海中での連戦で体力も...)
どうするべきかカズミが考えていると、海中から何かが現れた。
「ウソ...」
それは今最も会ってはいけない存在、ヘルミラーだった。
↓1
01〜70 被弾した
71〜 何とかかわした
606 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 21:13:13.93 ID:AQl6IZNq0
お互い知らずに逝けたのはせめてもの幸運か
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 21:34:35.31 ID:JpAFg2h60
コンマ93 何とかかわした
何の前触れもなしにロケットが発射される。
「このっ!」
叫び声で疲れた身体に喝を入れると、カズミは飛来する二つの弾頭を回避した。
「...今のは危なかった」
するとオープンチャンネルを通してイヴが語りかけてきた。
「少しは腕前を上げたんだね」
「...イヴ!」
「提案があるの」
思いがけないイヴの言葉にカズミは面喰らう。
「そっちにいる記者を渡せば、この場は見逃してあげる」
「見逃して"あげる"?随分上から目線な奴だな」
アルトはそうボソリと呟いた。
「もし渡さないなら...」
それだけ言ってヘルミラーはロケットの狙いをADMに定めた。
「さあ、どうする?」
イヴの提案を受けるべきか、否か。カズミは悩んでいた。
(私を見逃してでもお姉ちゃんが、というよりはお姉ちゃんの持ってる情報が欲しい?なら、それこそ渡すわけには行かない)
とはいえこれから更にヘルミラーの相手をするというのはいささか無理がある。
(情報を渡せば見逃してもらえる...。でもお姉ちゃんは連れてかれちゃう...)
↓3まで多数決
1 提案を断る
2 提案に乗る
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 21:38:07.59 ID:AQl6IZNq0
1
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 22:03:59.36 ID:y1aTPYmSo
1
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 22:15:30.60 ID:JpAFg2h60
1 断る
「決まった?」
「もちろん、断るよ」
その言葉を聞いて、後ろでアルトがほっと胸を撫で下ろした。
「そっか。なら、奪うよ。力づくで」
自身の腕前は上がったとはいえ、イヴにはまだまだ及ばない。
厳しい戦いになることを覚悟し、カズミは唾を飲み込んだ。
ということで今日はここまで。
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 22:17:06.34 ID:y1aTPYmSo
おつおつ
まだ負けイベっぽいがお姉ちゃんを守りきるんだカ、パイロット!
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 22:21:46.57 ID:AQl6IZNq0
乙
613 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 20:06:44.63 ID:U4+CKD8v0
書き忘れてましたが熟練のケヴィンに勝利したのでカズミの操縦技能がアップしてます。
操縦技能
カズミ 熟練 2/4→3/4
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 20:23:31.63 ID:SVDs8ZKko
2
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 20:38:02.79 ID:U4+CKD8v0
カズミ 3/3 滑空
イヴ 3/3 近接
相性不利により−10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 20:41:38.86 ID:fXeqdsDVO
ん
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 20:52:42.11 ID:jJCWPmgB0
やるやん
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 21:05:46.77 ID:U4+CKD8v0
86−25=61 イヴ −1
両機はフライングボードに乗りながら、空中で睨み合う。
先に動いたのはヘルミラーだった。
複数のロケットが発射され、カズミに向かって猛進する。
「みんな捕まって!」
カズミは一気に加速、ロケットを振り払おうとする。
追尾してくるロケットを1つ、2つと間一髪でかわしていく。
「後3発...!」
正面、そして左右から飛来するロケットを何とか回避する。
「やった!」
しかし安心できたのも束の間、突如視界外からヘルミラーが、不気味に光り輝くレーザークローと共に現れた。
「追い込まれてた!?」
更に運の悪いことに、嵐の猛風によってADMの体勢が崩れる。
「まずっ...!」
だがその時、カズミのパイロットとしての本能が働いた。
正確に胴体を狙ってきたヘルミラーのクローを、風に煽られた勢いで落下、そのまま片手でフライングボードにしがみついて回避した。
更に片手でブレードを振るい、ヘルミラーの脚部にダメージを与えた。
「...!」
これには流石のイヴも驚きを隠せなかった。
「思ったより、やる...」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 21:06:23.24 ID:jJCWPmgB0
1
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 21:15:03.02 ID:U4+CKD8v0
カズミ 3/3 近接
イヴ 2/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響及び思考盗聴誘導型ロケットにより−10)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
621 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 21:37:48.40 ID:jJCWPmgB0
あ
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 22:05:39.39 ID:U4+CKD8v0
40−30=10 カズミ−2
ヘルミラーは再び数多のロケットを放つ。
「おいおい、この量避けれるのか?」
焦燥を含んだ声色でアルトが問う。
「...やるしかない」
放たれたロケットは10発程度。全て回避するのは難しい、そう判断したカズミは幾つかをレーザーブレードで斬り落とすことにした。
襲い掛かる弾頭を避けながら、回避が間に合わないものは真っ二つにしていく。残るロケットはいよいよ、数発。
(よし、後は回避してやり過ごそう)
考えた通りにロケットを避けられた、そう思ったが視界の端にロケットが見えた。
(こ、こんな的確に!?)
遠くで雷が落ち、光で空が明滅するのと同時に至近距離でロケットが爆発した。
「うっ...ふぅ」
イヴはコックピットの中で額に汗を滲ませながら、呼吸を整える。
「イヴちゃん、大丈夫?」
ノアに対し、イヴは首を縦に振る。
「一機だけだから、負荷はいつもよりマシ...」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
今日はここまで。流石に勝てなさそうかな?と思いながらも勝負の行方にドキドキしています。
623 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 22:07:14.87 ID:SVDs8ZKko
切込め1
おつー
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 22:08:47.33 ID:jJCWPmgB0
乙
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 19:13:42.47 ID:kxEq7fi80
カズミ 1/3 近接
イヴ 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 19:23:58.81 ID:PdCyzBgvo
うおおお
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 19:47:02.71 ID:kxEq7fi80
81+5=86 イヴ−1
イヴが呼吸を整えるのと同時に黒煙の中からADMが飛び出す。
「しぶとい...!」
一直線に迫ってきたADMがブレードを振るう。イヴは頭の痛みに耐えながら、クローを交差させて防御体勢をとる。
鍔迫り合う両機の出力が上がるにつれて、ミシミシと軋む音が大きくなる。
(今度こそロケットで決める...!)
しかしカズミの方が先手を取った。
ブレードのレーザーをいきなり収納する事でヘルミラーのバランスを崩そうとしたのだ。
「ふん...」
しかしイヴもそれに反応し、直ぐにバランスを取る。その隙を逃す事なく、ADMは再度レーザーブレードを起動、突きを繰り出してきた。
「このっ!」
フライングボードから落ちる事はなかったが、攻撃を防ぐために右腕のクローを犠牲にしてしまった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 19:54:22.39 ID:NsFknCPRo
2
629 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 19:59:16.24 ID:kxEq7fi80
カズミ 1/3 滑空
イヴ 1/3 滑空
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
630 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:00:36.12 ID:PdCyzBgvo
勝てるぞ!
631 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:01:02.89 ID:PdCyzBgvo
あぁん!
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:01:17.03 ID:naBgFbDc0
これは仕方ない、よく食らいついた
633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 20:52:55.63 ID:kxEq7fi80
12 カズミ−1
「このまま押し切る!」
そう意を決したカズミは再びブレードを構えようとする。
しかしヘルミラーは背を向けて距離を取り、そのまま殆ど海面と垂直に上空へと移動する。
「待てっ!」
ここを逃せば勝機は無いと考えたカズミは急上昇していくヘルミラーに必死に食らいつこうとする。
そしていよいよブレードの間合いにヘルミラーが収まると思われたその時。
「っ!?」
ヘルミラーは突然フライングボードを片手に持ってADMへと投げつける。
(捨て身の攻撃!?)
当然足場を失ったヘルミラーもADMの方へと落下、すれ違いざまにクローを振るってくる。
カズミは何とか間一髪というところでかわす。ヘルミラーがどうなったのかを確認しようと振り返ろうとするが、それよりも早くロケットがADMの背後に直撃した。
(こっちが本命か!)
エンジンが重大な損傷を受けたのかコックピット内の照明が消えたかと思うと、赤色の非常灯が点灯、あらゆる種類の警告音がけたたましく鳴っている。
強烈な重力の負荷に加えて強風の影響で機体が大きく揺れている。
みんな掴まって、そう言おうとしたカズミはどこかに頭をぶつける。
「うぐっ...」
次第に薄れていく視界の中、最後に見えたのは悠々とフライングボードに乗りながらこちらを見るヘルミラーだった。
(イヴ...す、凄い──)
パイロット、その単語が頭に浮かぶと同時にカズミは意識を失った。
「んん...」
眩しい光に照らされ、カズミが目を覚ます。
「ここは...?」
コックピットの中にいる様だが、ハッチが開いており太陽の光が差し込んでいる。
「そ、そうだ、エヴァは!?それにお姉ちゃんも!」
↓1アルトの容態は?
01〜05 死亡
06〜30 重傷
31〜 気を失ってるだけ
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:56:34.89 ID:4+HH5WWYo
お
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:58:17.96 ID:naBgFbDc0
いやー負けたけど凄いライバルしてたよ
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 21:25:46.32 ID:kxEq7fi80
慌てて周りを見渡すと、後部座席に倒れているアルトを見つけた。息はあるようだ。
「よかった...。でも──」
エヴァの姿はない。
湧き上がる不安を抑えながら、機体の調子を見る。
「燃料はあるけど、エンジンが駄目、か...」
ひとまずカズミはコックピットから外に出ることにした。
右手には砂浜と海、左手にはジャングルが広がっている。
「よく分かんないけど、どこかに不時着したっぽいね。島、かな?」
安全を確認したカズミは何とかアルトをコックピットから運び出した。
「お姉ちゃん、起きて!」
体を揺さぶると、アルトが呻き声を上げた。
「カ...カズ、ミ...」
うわ言のようにそう呟くと、目をパチクリさせながら体を起こす。
「...あ、アンタか。ここは?」
カズミはヘルメットの下で笑顔を浮かべながら、妹だとバレないように再び口調と声色を変えて話しだす。
「分からない、どこかの島かもな。それよりエヴァを探しに行くぞ」
「ちょっと待ってくれ、起きたばかりだぞ?」
「エヴァに何かあったら一大事だ」
目の前の人物が聞く耳を持たない事に気づいたアルトは渋々ながら後を追う。
極彩色の鳥やら見慣れない昆虫やらがひしめくジャングル歩く2人。
しばらく進むと、驚くべきものがそこにはあった。
「へ、ヘルミラー!?」
「一難去ってまた一難だな。でもパイロットは居ないみたいだぞ?」
「そんなことない」
「っ!?」
振り返るとノアと、エヴァに銃口を向けながら立っているイヴがいた。
「今すぐエヴァを放せ!!」
カズミはホルスターの銃に手を掛ける。
「放しても、いい。だけど──」
「これと交換か?」
アルトがポケットから取り出したUSBメモリを見せびらかす。
「そう」
「だとさ。どうする?こっちとしては別に渡してもいいが」
「...」
↓3まで多数決
1渡す
2渡さない
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 21:27:22.70 ID:naBgFbDc0
1
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 21:27:56.08 ID:PdCyzBgvo
うーーーん
1
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 22:10:20.10 ID:kxEq7fi80
(ADMを動かすのに必要なエヴァを手放してまで欲しい情報...。本当なら渡すべきじゃない)
カズミはエヴァを見る。銃口を向けられているにも関わらず、落ち着いた表情をしている。
(私はエヴァを守るためにいる。なら選択肢は一つ)
カズミはアルトに向かって頷く。
するとアルトはUSBをイヴに投げ渡した。それと同時にエヴァは解放され、カズミのもとへ駆け寄る。
「無事でよかった...!」
「うん!」
2人は強く抱きしめ合う。
「酷いことされなかった?」
「うん」
そんな2人を他所にイヴはヘルミラーに乗りこみ、USBの中身を確かめている。
「これは...?」
そう呟くとヘルミラーから降りて3人に再び銃を構える。
「あなた達を殺すべき」
カズミ達は思わず息を呑む。
「本来なら」
そう言うとイヴは銃を下ろした。
「けど少し引っかかることがある。から今回は見逃してあげる」
(あ、相変わらず生意気な...!)
「ところで、燃料はある?」
「へ?...まあ、あるけど」
「燃料切れ。だから頂戴。代わりに仲間に通信させてあげる」
「そ、それなら...」
(どうせエンジンが壊れてるんだし、いいよね?)
そんな訳で燃料を供給するかわりに通信をさせてもらえる事になり、それぞれ仲間が迎えにくるまで待つこととなった。
迎えが来るまでにあった出来事(アルトやイヴとの会話やイベント等)
↓3まででコンマの値が1番高いものを採用
今日はここまで。
640 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 22:15:58.21 ID:PdCyzBgvo
滝を見つけて皆で水浴び(いわゆるサービスカット)
だがお姉ちゃんにバレるとマズイのでピンチのカズミ
おつおつー
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 22:25:22.10 ID:naBgFbDc0
乙
色々とボロが出てアルトはカズミの正体をなんとなく察するが空気を読んで口出ししない
642 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/05(日) 21:33:19.51 ID:Xv1B3y/oO
謎の巨鳥(カラスっぽい)に追いかけ回される
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/05(日) 21:33:48.02 ID:Xv1B3y/oO
↑あ、全員です
644 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 20:15:38.92 ID:sr16Tf3y0
いい感じにいけそうなので全部採用します。
「本当に情報を渡してよかったのか?」
木陰に座りながら迎えを待つカズミがアルトに話しかける。
ヘルミラーの整備をしているイヴを見ながらアルトは口を開く。
「正直言って、妹を殺した奴らに利する行為はしたくなかった」
「なら、どうして」
アルトはエヴァを見ながら軽く笑った。
「別に。イヴとか言う奴に撃ち殺されるよりはマシだと思ったのさ」
「...」
昔からお姉ちゃんはこうだったな、とカズミは懐古に浸った。ハッキリと口には出さないが、周りの人間に気を回し、本人には気づかれないようにそれとなく助け舟を出す。
幼い頃は、カズミがやらかしたポカも知らぬ間にアルトが解決していたりしていた。
「ところでお前の家族は──」
「おっきいとりー!」
カズミの言葉はエヴァの興奮した声に掻き消された。2人はエヴァが指差した方を見て絶句した。
「おいおい、鳥っていうかもはや化け物じゃ...」
黒い羽毛に包まれた、PEMに匹敵すると思われるほど大きな鳥が空中で旋回している。
時折見える目は明らかに血走っており、カズミ達を敵視している事は間違いない。
「おい、アンタ何やってんだ!?」
アルトがふとイヴの方を見ると、彼女は何故か巨鳥にリンゴを差し出していた。
「これをあげれば落ち着く」
「そんな訳ないだろ!」
「こうなったら!」
カズミが銃を取り出し、巨鳥に狙いを定める。
「おい、待つん──」
アルトが制止するよりも早くカズミは引き金を引いた。
弾は巨鳥に命中したが特に傷ついておらず、むしろ更に怒らせてしまったようだ。
「ったくアンタ達は...!こっちだ!」
先導するアルトに従ってカズミ達はジャングルの中を駆け抜ける。
それから暫くの間走り続け、巨鳥の鳴き声が聞こえなくなった事を確認してカズミは一息ついた。
「はぁ、はぁ、はぁ...。みんな、居る?」
肩で息をしながら辺りを見渡すと、そばに居るのはイヴだけだった。
「はぐれた」
「そ、そうみたい。とにかくヘルミラーのところに戻ろう。エヴァ達もそこに行くはず」
「分かった。...ところでどっち?」
「...私も分からない」
方角は分からないが取り敢えずカズミとイヴは歩き出した。
645 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 20:17:27.45 ID:sr16Tf3y0
道中会話を交わすこともなく歩き続けること数十分、2人は滝を見つけた。
「た、滝なんて近くに無かったよね...。ハズレかぁ〜」
肩を落とすカズミをよそにイヴはスーツを脱ぎ始めた。
「ちょ、何してるの!?」
「汗をかいたから」
「いや、それはそうかもだけど...」
イヴは手早く服を脱ぎ終えると、滝壺の中に入っていった。
(...お姉ちゃんがエヴァの手を握ってたのは見た。だからエヴァとお姉ちゃん、それと多分ノアは一緒に居るはず。お姉ちゃんがついてるなら安心だし、水浴びをする余裕くらいはあるよね?)
するとカズミもスーツを脱いで滝壺に飛び込んだ。
「ふぅ〜、気持ちー!」
心地よい水の冷たさを堪能しながら、イヴの方に視線を移す。
彼女も水深が浅いところに座り込んでリラックスしている。
(アダムなら興奮しすぎてオーバーヒートしちゃう状況だね。...本当にそうなるかは知らないけど)
カズミの視線に気づいたのかイヴがこちらを見る。しかし特に何も言わず、前を向いた。
(...やっぱり私と同い年か少し下だよね?スタイルもシュッとしてて悪くないし...。ってそんな事じゃなくて!どうしたら私もイヴくらいの腕前になれるんだろう?)
そんな事を考えていると背後で茂みを掻き分ける音がした。
慌てて振り向くとエヴァとノア、そしてアルトが居た。
(まままま、まずい!ヘルメット取っちゃってるよ!)
エヴァも一緒に水浴びをしたいと言ってきたが、とてもそれどころではなく上の空で答えた。
↓1アルトは気づいた?
01〜10 気づかなかった
11〜30 少し気になった
31〜70 疑いはじめた
71〜 完全に気づいた
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 20:21:03.91 ID:KQXhaF0to
と
647 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 20:21:30.28 ID:KQXhaF0to
ばればーれ
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 20:21:44.53 ID:RYR+xyE+0
あ
649 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 21:14:21.87 ID:sr16Tf3y0
見慣れたオレンジ色の髪の毛を揺らしながら、顔を背けたパイロットをアルトは見つめる。
(一瞬見えた顔、それにあのオレンジの髪。見間違えるはずもない、カズミだ。よくよく思い返せば声も似ていたし、見覚えのあるボディライン、それに巨鳥の時みたいに無鉄砲な行いをするのも...)
カズミが生きていたと知り、アルトの胸の中は喜びで満たされた。しかしそれと同時に様々な疑念も浮かんできた。
(どうして嘘の葬式なんか...。詳しくは分からないが、ガーディアンオブエデンと対立してるって事は、少なくともブルトニア政府の側ってことか?公にできない特殊部隊...いや、カズミに限ってそれはないか)
「はいらないのー?」
エヴァの呼びかけによってアルトの思考は中断された。
「ん、ああ。入るとするか」
アルトはわざとカズミの顔が見えるような位置に移動するが、カズミは素早く違う方を向いた。
アルトが怪しんでいる事に気づいたのか、カズミは体が冷えてきたなどと見え見えの芝居を演じ、4人より先に上がった。
(やはり生きていると知られるのはまずいということか。まぁ、どんな事情があるにせよ、五体満足、健康に生きているならそれでいい)
アルトは久々に気持ちが安心したのか、両手を上げて体を伸ばした。
(後は危ないことはやめて、平和に生きてくれれば万々歳なんだが。...そもそも軍人になるのだって反対だったんだ)
アルトはふとため息をつく。
(それにしても、久しぶりに妹と水浴びができると思ったんだが。最後に遊んだのはずっと昔だな。...いや、あれは水浴びなんて呼んでいいものじゃなかったな。何せメルクリウスの泉に落ちたんだ、死んでないのが不思議だよ。カズミは覚えてないみたいだが...)
そんなこんなでカズミを除く4人は水浴びを堪能したのだった。
そしていよいよ別れの時が来た。
「私たちはもう行く」
「ああ」
イヴとノアはコックピットに乗り込む。するとイヴが振り返った。
「次に戦場であったら容赦しない」
「...わかった」
やりとりを終えるとヘルミラーは海上で待つ仲間のもとへと去っていった。
「...我々もあと1時間もすれば迎えが来る。準備しよう」
「だな。そうだ、これをアンタに渡しとく」
アルトがカズミに渡したのは名刺だった。
「これは?」
「連絡先だ。何か困ったことがあったら連絡しろ」
「...助かる」
「あぁ、それと。アンタには命を救ってもらった恩もあるし、お姉ちゃんと呼んでくれてもいいぞ」
アルトは満面の笑顔でそう言った。
「な、何馬鹿な事を言っている!」
(や、やっぱりバレてる!?でも何も言ってこないし、いや、でもお姉ちゃんなら...。ば、バレてない!きっとそうだよ!)
その後カズミ達は無事に特務機関の仲間と合流した。ブルトニアに戻った後、監視付きではあるがアルトは解放された。勿論詳細は知らされなかった。
──中央大陸、とあるアジト──
「何だコレは!!」
手に入れた情報の内容を見てゼウスが机に拳を叩きつけた。
「これが事実なら私のやってきたことは全て、全て...!!」
いつもなら柔らかい彼の表情はまるで般若のようだった。
「フッ...まあいい。私のやる事はこれで決まった」
ゼウスはいつもの表情に戻り笑顔を浮かべたが、目は笑っておらずその奥には憤怒の焔が宿っていた。
650 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 21:15:42.98 ID:RYR+xyE+0
>>メルクリウスの泉に落ちた
おい
651 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 21:16:35.75 ID:sr16Tf3y0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3
白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
652 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 21:19:24.82 ID:RYR+xyE+0
1 バーネットとオルデンリッジ
653 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 21:34:37.80 ID:sr16Tf3y0
>>652
これどっちが勝っても上昇なしなんですけど、いいんですかね?
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 21:44:49.84 ID:sr16Tf3y0
返事が来ないのでもう一度。
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3
白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)
自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
655 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 21:45:44.85 ID:RYR+xyE+0
あ、離れてた。そうだったか、ごめんなさい 安価↓
656 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 21:56:21.27 ID:KQXhaF0to
お姉ちゃんに電話
お互い不器用ながらも相手を心配する会話
657 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 21:59:30.97 ID:5RpvoIWaO
3コミュニケーションをとる アダム
動植物の巨大化現象増加について
658 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 22:06:38.48 ID:sr16Tf3y0
今日はここまで。次回はカズミとアルトの電話から始めます。
それとガザレム首長連邦の制式機を募集します。
↓3くらいまで
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 22:16:35.90 ID:RYR+xyE+0
乙
PEM
【名前】スクエア
【武装】ビームスプレーガン、ビームサーベル
【概要】白い小型機体。性能はそこそこで安価な優良な量産機。平凡な機体だがビーム武装が標準装備の為、十分な脅威となる
660 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/07(火) 00:23:56.01 ID:jHbIRaaT0
おつ
機体名:ヘキサ
武装:長距離用ビームキャノン×2、3連ミサイルアーム×2、胸部ガトリング砲
概要:長距離支援砲撃翌用PEM。強力なビームキャノンはチャージに多くの時間を割いてしまう
661 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/07(火) 02:16:38.29 ID:QqtCpXXU0
PEM
【名前】G.W.002 シュヴァリエルージュ
【武装】ヒートランス、大型ビームマシンガン
【概要】グラディウス・ウェポン2型。ミツキ襲撃時に用いられた機体の量産型で、スパイヤーズの系譜
敵国の主力機をルーツに持つため、騎士の如きフォルムの真紅のカラーリングと、外装はがらりと変わった
物理兵器、ビーム兵器の両方に高い防御力を誇る名機で、主に精鋭部隊に配備されている。ヒートランスによる突撃は恐るべき威力を持つ
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/08(水) 19:20:18.71 ID:YlTd32wT0
案の投下ありがとうございます。
カズミは自室でアルトから貰った名刺を眺めていた。
(あの後ちゃんと帰れたのかな...。それにお父さんとお母さんの事も気になるし、電話しようかな?でもなぁ...)
カズミは暫く項垂れた後、両頬を叩いて気合いを入れた。
「よし、電話しよう!」
特務機関から支給されている携帯を操作してアルトの番号を打ち込んだ。
「もしもし?」
アルトの声だ。
「わ、私だ」
「は?...ああ、命の恩人か」
「無事に戻れたのか?」
「何だ、心配してくれてるのか?」
アルトは暖かい声色で、それでいて揶揄うような調子だ。
「ま、まあな」
「安心しろ、何ともないよ。ネタがないんで上司にはどやされたけどな」
それを聞いてカズミは安心した。
「なら良かった。ところで...」
口籠もりながらカズミは続ける。
「その、無事に戻ってから家族には会ったのか?」
突然の話題転換を受けて、アルトは暫し思案する。
(カズミの奴、父さんと母さんの事を聞きたいのか?...少し意地悪してやるか)
「何でアンタがそんな事を気にするんだ?」
「い、いや、その、単なるきょ、興味だよ」
慌てふためくカズミの声を聞いて、笑いを堪えながらアルトが返事する。
「ふっ...。ああ、会ったよ。元気にしてたさ」
「そ、そうか。良かった」
「おいおい、何でアンタがそんなに安堵するんだ?」
久しぶりの妹との会話で気分が上がっているのか、柄にもなくアルトは揶揄い続ける。
(ま、まずい。これ以上話してるとボロが出そう!...もう十分でてるかもだけど)
「ふ、深い意味はない。もう切るぞ」
「分かった。...またいつでもかけていいからな」
「...ああ」
カズミはそう返事すると電話を切り、ため息をついた。
「この調子じゃまた電話するにしても疲れが溜まりそう...。でも、元気出たかな!」
663 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/08(水) 19:20:53.08 ID:YlTd32wT0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 3/4
操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3
白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練
好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)
リリス 2(ただのパイロット)
自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/08(水) 19:23:25.04 ID:5Tgyzrfw0
3 スキー場でガルーとデート
665 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/08(水) 19:47:41.91 ID:YlTd32wT0
その日、エヴァとカズミはガルーと共に食堂で昼食をとりながら会話を交わしていた。
「スキー、ですか?」
「おう!休暇が取れたから行こうと思ってな。折角だし予定が合うなら2人もどうだ?」
「確かにその日なら私も空いてますけど...」
カズミはエヴァを見る。
「すきーって?」
「えーとね、雪の上を2枚の板で滑るんだよ」
「それたのしいの?」
「最高に楽しいぜ!PEMとは違う疾走感が味わえるし、慣れれば簡単だ!」
「ふーん...。やってみたいかも」
「じゃあ私たちも行こっか。という事でよろしくお願いしますね、ガルーさん」
「おう!」
そしてスキー当日、3人はブルトニア北部のスキー場を訪れていた。
「しろいね〜」
「だね」
「じゃあ早速滑ろうぜ!そう言えばカズミはスキー得意なのか?」
↓1
01〜30 苦手
31〜70 普通
71〜 得意
666 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/08(水) 19:48:47.96 ID:jW3+Jk8Do
ぬん!
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/08(水) 20:35:22.77 ID:YlTd32wT0
コンマ96 得意
カズミは腕を組むと胸を張り、自慢げな顔で答えた。
「よくぞ聞いてくれました!実は私、スキーはスッゴイ得意なんです!」
「へ〜、なら腕前を見せてもらうとするか!」
「はい!ただその前にエヴァにやり方を教えてあげないと」
「だな!俺も付き合うぜ」
「じゃあしゅっぱ〜つ!」
という訳でエヴァの為にひとまず、緩い傾斜のゲレンデで3人は滑る事にした。
「おもってたよりむずかしい...」
何回か転んで雪まみれになったエヴァはムスッとしている。
「そのうち慣れるよ!」
「安心しろエヴァ、転ぶ度に上手くなってるぜ!」
「ほんと〜?」
「おう!」
「...ならもうすこしがんばる」
その後暫くするとエヴァは普通に滑れるようにはなった。
やがてより傾斜のキツイところを滑りたいと言い出したので、3人は場所を変えた。
「じゃあ一緒に行こうね。危ないと思ったら周りをよく見て止まるんだよ」
「はーい」
「じゃあ行こう!」
カズミは難なくスルスルと滑っていくエヴァに後ろからついて行く。
そして特にコケることもなく2人は滑り終えた。
「上達したね、エヴァ!」
「うん!...あっ、ガルーがくるよ!」
するとガルーは時折トリックを織り交ぜながら華麗に滑り降りてきた。
「ガルーすごいね!」
「これは私も負けてられないです!」
「ハハハ!じゃあ次は俺がエヴァに付き添うから、カズミも好きに滑れよ!」
その後は半ばカズミとガルーのスキー勝負の様相を呈し始めた。
先行するエヴァを見守りながら2人はトリックのフォームやら難易度やらで競い始めたのである。
「って〜!」
ガルーがトリックに失敗し、思い切り転倒した。
カズミは尻餅をついたガルーの側に行くと手を差し出した。
「大丈夫ですか?」
ガルーは満面の笑みで差し出された手を取った。その笑顔はその日1番の表情だった。
「ああ!」
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