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【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】
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549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/20(土) 22:29:35.68 ID:ZCnFcGUbo
おつおつ
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/21(日) 21:30:10.52 ID:hq7+pM2+0
「見つけたのはいいけど、一体どこから探せばいいのやら...」
カズミには崖上からでも巨大に感じられたが、近づくとよりその規模の大きさを実感した。
「本社跡、というよりは街だよ。これは全部捜索するのにとてもじゃないけど数日じゃ足りないなぁ」
そう呟きながらカズミはADMを接近させる。
「ここのひとたちは海のうえにすんでたってこと?」
「うーん、どうだろ。アダムの考えは?」
「どうかなぁ。だって海上に住むメリットがなくないかい?それに船の、まぁ船と呼んでいいのか分からないほどの大きさと複雑さだけど、とにかく構造も何か少し変なんだよね」
「ふーん。...取り敢えず、着いたよ」
ADMは地面に斜めに埋まった甲板に立っていた。甲板には多くの建物が建造されている。
「なにをさがすの?」
人だよ、とアダムが言った。
「ガーディアンオブエデンが探している記者がここにいるかもしれないんだ」
「こんな所に本当にいるのかなぁ?仮にいたとしても会えるかどうかも怪しいよ。でも、ま、行くとしようかな」
「でもADMははいれないよ?」
エヴァの疑問に答えるように、カズミは自身とエヴァが身につけている潜水用スーツに不備がないかを確認した。
「前言った、泳ぐのを教えてあげるって訳じゃないけど、泳いでいこっか」
「やったー!」
「いやいや、これ任務だからね。僕からの通信が届くかも分からないし、しっかり頼むよ」
「任せてって」
そう言ってカズミはエヴァの手を繋ぐと、ハッチを開けて外に出た。
「よしよし、問題なし。エヴァも大丈夫?」
「うん」
「じゃあ中に入ろう」
カズミとエヴァは傾いた建物の扉まで移動した。
「開くかな?」
カズミが押すと、簡単にドアは開いた。
「幸先いいね!さあ、行こう」
そうして2人は船内へと足を踏み入れた。
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/21(日) 21:32:45.77 ID:hq7+pM2+0
「くらいねー」
「うん...」
電気系統が生きているはずもなく、船内は真っ暗であった。
カズミはヘッドライトを起動し、エヴァの手を引っ張りながら進んでいく。
水中には様々なものが浮かんでいた。筆記用具やオフィス用品のような物から、娯楽の為の本や漫画、家族写真、そして人骨も。
「...」
カズミはエヴァの様子を窺ったが、特に怖がってもいないようだ。むしろ初めて見る人骨に興味津々と言ったところだ。
しばらく進むと2人は開けた空間に出た。
「ここでごはんをたべてたのかな?」
エヴァの言う通り食器やトレーが水中を漂っている。
「多分ね。それにしても広すぎるよ...。アダムが何か見つけてないかな?」
カズミはアダムに通信を試みる。
「やあ、カズミ、通信は良好だよ。何か見つけたかい?」
「何も。アダムは?」
「少し面白いものがね。どうやら一部の区画にはまだ電気が通ってるみたいだよ。取り敢えずそこを目指したらどうかな?」
「わかった。で、それは何処?」
「どうやら下層部に位置してるみたいだよ」
それを聞いたカズミは下に目線をやった。そこには沈没の途中に破損したのだろうか、複数の階層にまたがった大きな穴が空いていた。
「それじゃあ、下に行くよ」
そう言ってカズミは通信を切るとエヴァと共に、まるで何かの口のような穴へと降りていった。
2人は暗闇の中を進みながら、いくつかの部屋や扉を通過していった。
そしてまた一つの扉を抜けると、そこには小さな空間が待っていた。
すると突然通ってきた扉が閉じたかと思うと、異様な音が聞こえてきた。
「エヴァ、捕まって!」
「うん」
カズミの警戒に反して悪い事は起きず、ただ水が部屋から排出されていくだけだった。
「成程、エアロックって訳か。ということはつまりここが電気が生きてる場所だね」
「ヘルメットとっていい?」
「駄目。何があるか分からないからね」
「はーい」
そして2人は扉を開けて奥へと進んだが、室内の様子が先ほどまでとは少し変わっている。まるで研究施設のようだ。
「これなら探し物も期待できそう、かな?」
2人が捜索中に見つけたものは?(PEMや兵器、日記や資料などの文献など。それ以外でも可)
↓3まででコンマの値が1番高いもの
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 21:40:55.44 ID:uTH4T/in0
反重力装置に関する資料
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 21:41:29.74 ID:jbkcA2Y6o
ここにいた人の日記
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 21:43:19.10 ID:cY+EzVsx0
よくわからない図式(太陽系の地図)
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/21(日) 22:32:17.82 ID:hq7+pM2+0
矛盾なくいけそうなので3つとも採用します。
建物内を捜索する途中カズミはいくつかの文献を見つけた。
「これは、日記かな?」
表紙には題名はなく数字が書かれているだけだ。
『まさか本社に配属になるなんて、オマケに妻も一緒にここに住んでいいらしい!一体何が評価されたんだろう?まあ、何にせよここに居れば将来はきっと安泰だ!』
「でも...結局こうなっちゃったんだよね?何だか可哀想」
日記はまだ続いている。
『やっぱりここは凄い!僕が着任した時でさえ凄い大きさだったのに、今でも増築が続いている!ソラ・テックの業績は右肩上がりだし、最近はウチが主導で世界統一協約なんてのが締結されるなんて噂も聞こえてきている。ひょっとするとここは惑星エデンの首都になるかもしれない!』
「歴史で少し習ったけど、ソラ・テックってやっぱり強い影響力があったんだ...。そんなに凄かったなら、なんで倒産、というか滅亡?したんだろう」
『...最近活気が無くなってきた。噂では色んな国や企業からウチに対して、原材料やエネルギー、食料の輸入規制が取られているらしい。上層部は本社にある農場や施設で賄っていけると言っているが...』
「雲行きが怪しくなってきたよ...」
『...妻が死んだ。何故だ?何故僕らは襲われたんだ?僕らが一体何をしたんだ?むしろ分け隔てなく色々な国や企業に技術提供や支援を行ってきたのに...これを書く気力も湧かない』
「本社が襲撃されたってことかな?でも、襲撃と同時に滅んだわけじゃないってこと?」
『上層部が言うには新天地を見つけたらしい。そこにいけば平和が待っているとか。...僕にとってはもう遅い話だ』
「新天地...?」
『どうやら僕らは嫉妬深き大地の悪魔の怒りを買ったらしい。この船はじき沈むだろう。...だけど僕にしてみれば、ようやく無意味な人生を終わらせられる。今、会いに行くよ』
何とも後味の悪い結末にカズミは顔を歪めた。
「...はぁ。それにしても、大地の悪魔って何のことだろう?どっかで聞いたことあるような気がするんだよなー」
取り敢えず今日はここまで。
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 22:35:24.10 ID:cY+EzVsx0
乙でした
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 22:50:05.56 ID:jbkcA2Y6o
乙
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 23:38:18.43 ID:5s7lGIze0
乙
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/24(水) 20:35:39.76 ID:hTirq3CD0
忙しくて更新できずすみません。
金曜の夜は更新できると思います。
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/24(水) 20:40:34.20 ID:tnwlYMAeo
報告おつー
561 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/24(水) 21:32:51.70 ID:OqoPEOhk0
了解ー
562 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 20:10:13.78 ID:Tb+taLtC0
カズミは日記を閉じると、近くの机の上に置いてあった紙に視線を移した。
「何だろ?色々数字とかが書いてあるけど。書いてあることも難しくてよくわかんないなー」
何かの設計図のようだがカズミには何が書いてあるのかさっぱり分からなかった。分かったのは船の図面が描かれていることと、反重力という単語だけだ。
「うーん、つまりこの設計図に書かれた船に反重力装置がついてるってこと?でもこんな規模のもの、作れるはずないよ...」
カズミはしばらく考え込む。
仮に作れたとして、ソラ・テックの本社は海と空、両方に対応した船だったということだろうか?それともそもそも海ではなく空を飛ぶためのものだったのだろうか?
「それなら日記に書かれてた新天地は空にあるってこと?」
しかし惑星エデンの空に人が住めるような場所があるとは聞いたことがない。もしかするとさらにその上、宇宙と呼ばれる場所にあるのかもしれない。
どちらにせよ惑星エデンの空は非常に危険な場所だ。ある程度の高度に到達すると飛行物体を狙い撃ちするように気流が荒れ、必ず墜落する。
「お姉ちゃん、面白いものみつけたよ」
エヴァによってカズミの思考は中断された。
「どれどれ?」
エヴァが見つけたのは巨大な球を中心として、その周囲に大きさの異なる幾つかの球が描かれた図形だ。
「はぁ、これも意味わかんない。字は掠れて読めないし」
カズミは訳の分からない図形を机の上に放り出すと、再び周りを探り始めた。
「手がかりなし、か」
両手を腰に当てながらカズミはため息をついた。
「そろそろ進もっか。よくわかんない資料はほっといても大丈夫でしょ。それより記者を探さないと」
そう言うとカズミはエヴァの手を引いてその部屋を後にした。
しばらく廊下を歩いていると、先の方から声が聞こえてきた。2人はすぐに物陰に隠れる。
「おい、あの女は何処に行った!」
「分からない」
男と女が荒々しい口調で話している。
「ったく、データはあいつが持ってるんだろ?さっさと見つけないとゼウスさんにどやされるぞ」
「ああ。シュタイナー達は西側を探してる、私たちはこの先を調べよう」
「ああ!」
遠ざかっていく2人の足音を聞いてから、カズミは頭を出して様子を窺う。
「ゼウスってことは、あいつらガーディアンオブエデンだよね。どうやってここに...?」
するとアダムから通信が入った。
「カズミ、悪い知らせだよ。船が大きすぎるせいで分からなかったけど丁度僕らと反対側の位置にPEMを数機確認した。レーダーに識別番号が映らなかったから、少なくとも特務機関じゃないね」
「私もそいつらに丁度あったとこだよ。ガーディアンオブエデンが記者を探してるみたい」
「ふむ。捉えようによっては朗報かもね」
「どういうこと?」
「少なくとも記者は奴らの手にないんだろ?なら無理に戦う必要はないよ、相手より早く見つけて逃げたらいいさ」
「...確かに!じゃあ急ぐよ!」
カズミは通信を切ると、エヴァを連れて足早に移動し始めた。
↓1
01〜50 敵に遭遇
51〜 無事に通過
563 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 20:10:59.51 ID:7ori55wE0
あ
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 20:11:30.93 ID:LBU6Q8FP0
a
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 20:35:52.78 ID:Tb+taLtC0
コンマ51 無事に通過
「どうだ、見つけたか?」
「いや。少なくともこの区画にいるはずなんだけど...」
「くそっ、とにかく虱潰しに探すぞ!」
するとガーディアンオブエデンの2人はその場から離れていった。
「よしよし、まだ見つけられてないみたいだね。私たちも急がないと」
それからカズミは部屋をいくつか捜索したものの、記者は見つからなかった。
「急がないとダメなんだけど...」
「ねえ、お姉ちゃん、ここは?」
エヴァが指差したのは電気の切れた部屋だった。
「取り敢えず見てみよっか」
カズミはヘッドライトを点灯し、部屋に入る。
中はぐちゃぐちゃに荒れており、足の置き場が少ない。
部屋の奥まで進んだが何も見つからない。
「ここには居ないか...」
そう呟いて部屋から出ようとした時、暗闇で何かが動くのが見えた。
明かりをそちらに向けると、拳銃を手にした女性がこちらを狙っていた。
「動くと撃つぞ」
その女性は冷静に警告してきた。
「...」
「お姉ちゃん?」
カズミは言葉が出なかった。そこには見慣れた顔があったからだ。
カズミと同じオレンジの髪をポニーテールに束ねたその女性は彼女の姉、アルト・アーディガンだ。
(喜ぶべきかどうかわかんないけど、ヘルメットのお陰で顔は見られてない...)
カズミは姉との再会を喜ぶべきなのか、こんな厄介ごとに巻き込まれていることを嘆くべきなのか分からなかった。
(どうしよう、どうやって連れて行けば?正体を明かす?でも私は死んだことになってるし...。というかそもそも何でお姉ちゃんがここにいるの!?)
↓1 どのようにアルトを説得する?
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 20:42:40.98 ID:E4omnO3zo
ここにいても奴ら…ガーディアンオブエデンに捕まるだけ。助かりたいなら付いてこいと言う
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 20:43:23.69 ID:LBU6Q8FP0
自分が国の特務機関である事と、ガーディアンオブエデンが来ている事を伝える
568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 20:59:41.19 ID:Tb+taLtC0
(やっぱり正体は明かせないよね。お姉ちゃんはちょっとガサツだけどしっかりしてるし、私より頭もいい。だから利点を提示すれば着いてきてくれるかも)
「銃を下ろせ、私はお前の敵ではない」
侮られないように威厳を出そうと、突然口調を変えたカズミを見てエヴァがポカンと口を開ける。
「にあってない...」
そんなエヴァの呟きを無視して、アルトが口を開く。
「そんな言葉を信じるとでも?」
「それはそちらの勝手だが、いずれ奴ら、ガーディアンオブエデンがここに来るぞ。死にたくないならついて来い」
「...」
「私が奴らの一員ならとっくに大声を出している」
↓1
01〜40 信用されなかった
41〜 信用された
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:02:52.54 ID:LBU6Q8FP0
あ
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:02:56.07 ID:tBOPAs9Eo
ぬん
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 21:39:12.93 ID:Tb+taLtC0
コンマ54 信用された
アルトは拳銃を腰のホルスターに入れると、やれやれといった感じで両手を挙げた。
「わかったよ。少なくともここを出るまではアンタに付いてったほうが良いかもな」
「分かってもらえて何よりだ。では行くぞ」
カズミは念のため拳銃を取り出すと、2人を連れて部屋を出た。
「潜水用の装備はあるのか?」
先導しながらカズミがアルトに問う。
「奴らから逃げる時に壊れた」
「そうか...」
カズミはアダムに通信を入れる。
「目標を確保したが、潜水用の装備がない。こっちまで来てくれるか?」
「いいけど...何だいその口調?」
笑いを必死に押し殺しながらアダムは返答した。
「いいから来い!」
「ごめんごめん!分かったよ、5分後にこのポイントで。じゃ」
(何も笑わなくてもいいじゃん!確かに自分でも変だと思うけど...)
そんな事を考えながら端末に送られてきた位置を確認する。
「それで、アンタは何者だ?それにこの女の子は?」
「はろ〜」
「とにかくお前を助けにきたということだけは言える」
「そうかい」
アルトは不満気に応えると、ポケットからタバコを取り出した。
「今吸うのか?」
「悪いか?」
「奴らに臭いとかでバレるだろ」
「すぐにに迎えが来るんだろ?なら大丈夫さ」
「まったく...」
姉がヘビースモーカーである事は知っていたが、まさか命がかかっている時にまで吸いたがるとはカズミは思わなかった。
(それとも死にそうだからこそ吸いたいのかな?どっちにせよ、私には分かんないや)
「それで、何故奴等に追われてる?」
「...ま、話したところで特に問題ないか。ある事情からソラ・テックの事を調べることになったんだが、見ての通り海中にあるだろ?」
煙を吐きながらアルトは続ける。
「とてもじゃないが自腹でPEMなんて用意できなくてな。会社もネタが取れるかどうか分からないから金を出してくれないし。そしたら海洋探査を行ってるNGOに声をかけられてな」
今思えば話がうますぎたな、とアルトは舌打ちをした。
「ところが蓋を開けてみれば、可愛い妹を殺したテロリスト集団じゃないか。こんな奴らの片棒を担ぐのはゴメンだって思って、今に至る。それで何とか奴らのPEMを奪って逃げようとしていた時に、アンタと会ったって訳さ」
「そうか...」
今すぐここで自分は生きていると叫びたい気持ちを抑えながらカズミは進む。
「できることならこの手で全員殺してやりたいぐらいだよ」
「...やめておけ。妹もそれは望まないだろう」
「だろうな...」
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 21:50:52.96 ID:Tb+taLtC0
カズミ達は時間ぴったりに所定の位置に着いた。
「そろそろ来る筈だが...」
突然通信が入った。アダムからだ。
「到着したよ。じゃあちょっと揺れるよ」
「待て、何をするつもり──」
すると突然ADMの腕が壁を突き破ったかと思うと、それを左右に広げて引きちぎった。当然、莫大な量の水が流れ込んでくる。
「早く乗って!」
アダムに急かされ、3人はコックピットに乗り込んだ。
コックピット内に入り込んだ水が排出されるとアルトは大きく息を吸った。
「アンタらふざけてんのか?溺れ死ぬかと思ったぞ」
「...すまない」
「それよりカ──」
アダムはカズミの名を口に出しかけたが、カズミの眼力とエヴァの合図で何とか踏みとどまった。
「えーと、パイロット、直ぐに敵が来る!」
「分かった」
カズミはソラ・テック本社が位置する巨大な窪地から抜け出そうと、フライングボードを起動しようとした。
しかし背後から飛んできた銃弾がADMを掠めた。
「もう追手が!」
↓1 敵の数
01〜40 1
41〜80 2
81〜90 3
91〜 4
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:52:00.38 ID:HSWlEakP0
え
574 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 21:56:52.36 ID:Tb+taLtC0
コンマ38 1機
↓1 敵パイロットの腕前は?
01〜20 素人
21〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:57:06.35 ID:LBU6Q8FP0
a
576 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 21:57:43.89 ID:E4omnO3zo
こ
577 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 22:03:18.46 ID:Tb+taLtC0
コンマ35 兵卒
カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜30 被弾
31〜 撃破した
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:03:43.07 ID:tBOPAs9Eo
ぬい
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 22:17:40.52 ID:Tb+taLtC0
コンマ07 被弾
潜水仕様のアブマットが水中銃を放ちながら、傾いた甲板の上を歩いてくる。
「これしき!」
フライングボードで弾を防いだが、敵は直ぐそばに迫っていた。
アブマットは右手に銛を持つと、ADMのコックピット目がけて突き出してきた。
いつもの様にカズミは避けてから反撃しようとしたが、慣れない水中戦のせいか行動がワンテンポ遅れ、被弾してしまった。
「陸地なら遅れは取らないのに!」
カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜 撃破した
580 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:21:09.19 ID:E4omnO3zo
お
581 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:21:58.87 ID:LBU6Q8FP0
勝負は時の運とはいえ怖いな
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:22:26.08 ID:E4omnO3zo
ADM水中適正ないなコイツ!
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/26(金) 22:33:36.04 ID:Tb+taLtC0
コンマ19 被弾
銛で傷を受けながらも、ADMはレーザーブレードを振るう。
しかし後一寸というところで、刃は届かなかった。
「おい、大丈夫なのか?」
「だ、大丈夫だ!」
アルトに空返事をしながら、カズミはアブマットから距離を取るために後退しながらレーザーライフルを放つ。
しかし光線はアブマットに直撃する事はなかった。
するとアブマットが再び銛を構えた。
「もしかして...!」
気づいた時にはアブマットは銛を射出していた。
「まずい!」
回避は間に合わず、ADMは2度目の直撃を喰らった。これも地上なら避けれていた筈だ、そのような思いがカズミをさらに焦らせていく。
カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜 撃破した
今日はここまで。
584 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:35:27.59 ID:7ori55wE0
乙
兵卒なんかに屈しないんだから!
585 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:36:22.69 ID:E4omnO3zo
おつおつ
姉にはバレるのかはたして…
586 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/26(金) 22:36:49.67 ID:LBU6Q8FP0
乙
587 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 18:41:47.57 ID:JpAFg2h60
コンマ59 撃破した
「水の抵抗に、海流の影響、全部計算に入れないと...」
カズミは焦りを抑える様に呟く。
それと同時にアダムも計算を行なっていた。
(僕のナビゲート付きでも上手く動けていない...。機体の補佐を捨ててもっと計算に集中するべきだろうか...)
「お姉ちゃん、いつもどおりだよ」
エヴァの言葉でカズミの目は覚めた。
「...そうだね」
カズミは目を瞑り、深呼吸をした。
(そもそも私に小難しい計算なんて無駄。なら直感に頼るしかない。幸い敵の腕前自体は私より下のはず...)
アブマットがトドメを刺そうとADMに接近、銛を構えた時、カズミは目を見開いた。
「そこっ!」
それは一瞬だった。火花が散ったと同時に、アブマットは袈裟斬りにされ、崩れ落ちた。
「やった!さすがカ、いや、パイロット!」
「全くヒヤヒヤさせられたぞ。アタシを守るってんならしっかりしてくれよ」
「...分かってる。追手が来る前に移動するぞ」
急いでその場から去ろうとしたが、気付かぬ間に、カズミの行手を塞ぐように一機のPEMが武器を構えていた。
↓1
01〜25 サノス
26〜50 カスケード
51〜75 ライ
76〜 ケヴィン
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 18:42:17.81 ID:F6j5zXt2o
ぬん
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 18:51:09.11 ID:JpAFg2h60
↓1 ケヴィンの腕前は成長した?
01〜70 素人のまま
71〜85 兵卒に成長
86〜95 熟練に成長
96〜 エースに成長
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 18:52:38.91 ID:AQl6IZNq0
a
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 18:59:50.79 ID:y1aTPYmSo
つよい
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:18:23.75 ID:JpAFg2h60
コンマ91 熟練に成長
カズミの行手を阻むようにカタラが道を塞ぐ。
「怪しい船を見かけたって話は聞いてたけど、まさかここでお前に会うなんてな、白騎士!」
ケヴィンは不敵な笑みを浮かべる。
「前回の借りは返す!」
カタラはADMに襲いかかった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 19:27:22.64 ID:AQl6IZNq0
2
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:32:05.87 ID:JpAFg2h60
カズミ 3/3 滑空
ケヴィン 3/3 遠距離
相性有利により+10
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 19:32:20.69 ID:DIjAXRA10
あ
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:48:44.62 ID:JpAFg2h60
69+10=79 ケヴィン−2
カタラはADM目がけて、水中戦仕様にカスタマイズされた突撃銃を構える。
「おい、大丈夫なんだろうな?」
アルトの疑問に、カズミは何も言わず頷きで答えた。
フライングボードを起動し、水中を華麗に舞うADMに銃弾が襲い掛かる。
「ちっ!当たらない!」
接近してくるADMを斬り落とそうと、カタラは銛を構える。
「白騎士め、落としてやる!」
ADMは突き出された銛をサッとかわすと、通り過ぎざまにカタラの胴体に一撃を加えた。
被害はコックピット部分にまで及んでおり、浸水が始まった。
ケヴィンは慌てて穴を塞ぐ。ひとまず浸水は止まったが、カタラに残された時間はそう長くないだろう。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 ケヴィン 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 19:54:59.08 ID:F6j5zXt2o
1
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 19:57:57.72 ID:JpAFg2h60
カズミ 3/3 近接
ケヴィン 1/3 滑空
相性有利により+10
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:00:16.95 ID:AQl6IZNq0
あ
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:03:18.54 ID:F6j5zXt2o
オーバーキルですやん
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:07:47.70 ID:y1aTPYmSo
さらば幼馴染……?
602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 20:29:12.55 ID:JpAFg2h60
95 ケヴィン−3
ADMはフライングボードを抱えながら甲板に着地すると、レーザーブレードを構え、正面からカタラに向かってきた。
「なめやがって!」
ケヴィンは悪態をつきながらも次の一手を考えていた。
(真っ向勝負だと速度で負ける!なら意表をつくしかない!...一か八か、訓練したアレ、やるか)
カタラはフライングボードを足下に展開し、その上に乗った。しかし銛を構えたまま動かない。
「何のつもりだろう...。とにかく気をつけてね、パイロット」
「ああ」
カタラに十分接近し、ADMはブレードを振るう。するとカタラは突如フライングボードを起動し、バク宙をするように後ろに一回転してブレードを避け、その勢いをぶつける様に銛を突き出す。
(取った...!)
もしケヴィンとの戦いが1戦目であれば、あるいはよりスペックの高い機体であれば、カズミはこれに反応できなかっただろう。
だがケヴィンにとっては運の悪いことに、彼女は先の戦いを終えたことで水中戦に慣れ、体が完全にあったまっていた。
今からブレードを構え直す時間はないと直感で判断したカズミは、ブレードを持っていない方の手でパンチを繰り出した。それと同時に銛をかわすために、横へのステップも行う。
「なっ...!」
予想だにしていない動きにケヴィンは絶句する。
(無様な姿を見せて以来、血の滲むような訓練をしてきたのに、それでも俺はコイツに敵わないのか?俺は所詮、理想だけを語る頭でっかちだったってことなのか?)
ケヴィンの脳裏に走馬灯の様に記憶が過ぎ去っていく。
↓1
01〜40 ケヴィン死亡
41〜50 ケヴィン捕縛
51〜80 顔が見えた
81〜 逃げられた
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:38:55.14 ID:nsR3i+yB0
悲しいけどこれ戦争なのよね
604 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 20:54:12.33 ID:F6j5zXt2o
出てこなければやられなかったのに!
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 21:11:57.03 ID:JpAFg2h60
コンマ14 ケヴィン死亡
ADMが繰り出したパンチはコックピットに直撃こそしなかったが、胴体を貫通する様に命中した。
ADMが腕を引き抜くと同時に火花が散り始め、回路が音を立てて壊れ始めた。
(いいや、それでも俺のやってきた事は間違ってなんかいない)
死の間際にもかかわらずケヴィンは穏やかな表情をしていた。
(白騎士、お前がいくら足掻こうと俺たちの正義は止められない。カスケードさんやライさん、それにイヴとゼウスさん達がきっと──)
くぐもった爆発音と共にカタラ、そしてケヴィンは姿を消した。
「おお、一時はどうなるかと思ったがなかなかやるんだな、アンタ」
「...ああ」
「大丈夫、お姉ちゃん?」
声にいつもの調子が見られないカズミを心配してエヴァが声をかける。
カズミは胸のどこかに妙な違和感を覚えたが、それを押し殺す様に大丈夫だと返事した。
「とにかくさっさと海から出ないか?」
アルトに急かされる形でカズミは海面を目指し始めた。
追手に追いつかれることもなく、カズミ達は何とか海から出ることができた。
だがどうやらちょうど嵐が直撃しているようで、海上は大きく荒れていた。
「これじゃ迎えは来ないんじゃないか?どうするんだ、アンタ達」
「...アダム、通信は?」
「駄目だよ。嵐の影響か、繋がらない」
(これ以上は燃料が持たない...。それに慣れない海中での連戦で体力も...)
どうするべきかカズミが考えていると、海中から何かが現れた。
「ウソ...」
それは今最も会ってはいけない存在、ヘルミラーだった。
↓1
01〜70 被弾した
71〜 何とかかわした
606 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 21:13:13.93 ID:AQl6IZNq0
お互い知らずに逝けたのはせめてもの幸運か
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 21:34:35.31 ID:JpAFg2h60
コンマ93 何とかかわした
何の前触れもなしにロケットが発射される。
「このっ!」
叫び声で疲れた身体に喝を入れると、カズミは飛来する二つの弾頭を回避した。
「...今のは危なかった」
するとオープンチャンネルを通してイヴが語りかけてきた。
「少しは腕前を上げたんだね」
「...イヴ!」
「提案があるの」
思いがけないイヴの言葉にカズミは面喰らう。
「そっちにいる記者を渡せば、この場は見逃してあげる」
「見逃して"あげる"?随分上から目線な奴だな」
アルトはそうボソリと呟いた。
「もし渡さないなら...」
それだけ言ってヘルミラーはロケットの狙いをADMに定めた。
「さあ、どうする?」
イヴの提案を受けるべきか、否か。カズミは悩んでいた。
(私を見逃してでもお姉ちゃんが、というよりはお姉ちゃんの持ってる情報が欲しい?なら、それこそ渡すわけには行かない)
とはいえこれから更にヘルミラーの相手をするというのはいささか無理がある。
(情報を渡せば見逃してもらえる...。でもお姉ちゃんは連れてかれちゃう...)
↓3まで多数決
1 提案を断る
2 提案に乗る
608 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 21:38:07.59 ID:AQl6IZNq0
1
609 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 22:03:59.36 ID:y1aTPYmSo
1
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/11/30(火) 22:15:30.60 ID:JpAFg2h60
1 断る
「決まった?」
「もちろん、断るよ」
その言葉を聞いて、後ろでアルトがほっと胸を撫で下ろした。
「そっか。なら、奪うよ。力づくで」
自身の腕前は上がったとはいえ、イヴにはまだまだ及ばない。
厳しい戦いになることを覚悟し、カズミは唾を飲み込んだ。
ということで今日はここまで。
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 22:17:06.34 ID:y1aTPYmSo
おつおつ
まだ負けイベっぽいがお姉ちゃんを守りきるんだカ、パイロット!
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/30(火) 22:21:46.57 ID:AQl6IZNq0
乙
613 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 20:06:44.63 ID:U4+CKD8v0
書き忘れてましたが熟練のケヴィンに勝利したのでカズミの操縦技能がアップしてます。
操縦技能
カズミ 熟練 2/4→3/4
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 20:23:31.63 ID:SVDs8ZKko
2
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 20:38:02.79 ID:U4+CKD8v0
カズミ 3/3 滑空
イヴ 3/3 近接
相性不利により−10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 20:41:38.86 ID:fXeqdsDVO
ん
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 20:52:42.11 ID:jJCWPmgB0
やるやん
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 21:05:46.77 ID:U4+CKD8v0
86−25=61 イヴ −1
両機はフライングボードに乗りながら、空中で睨み合う。
先に動いたのはヘルミラーだった。
複数のロケットが発射され、カズミに向かって猛進する。
「みんな捕まって!」
カズミは一気に加速、ロケットを振り払おうとする。
追尾してくるロケットを1つ、2つと間一髪でかわしていく。
「後3発...!」
正面、そして左右から飛来するロケットを何とか回避する。
「やった!」
しかし安心できたのも束の間、突如視界外からヘルミラーが、不気味に光り輝くレーザークローと共に現れた。
「追い込まれてた!?」
更に運の悪いことに、嵐の猛風によってADMの体勢が崩れる。
「まずっ...!」
だがその時、カズミのパイロットとしての本能が働いた。
正確に胴体を狙ってきたヘルミラーのクローを、風に煽られた勢いで落下、そのまま片手でフライングボードにしがみついて回避した。
更に片手でブレードを振るい、ヘルミラーの脚部にダメージを与えた。
「...!」
これには流石のイヴも驚きを隠せなかった。
「思ったより、やる...」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 21:06:23.24 ID:jJCWPmgB0
1
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 21:15:03.02 ID:U4+CKD8v0
カズミ 3/3 近接
イヴ 2/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響及び思考盗聴誘導型ロケットにより−10)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
621 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 21:37:48.40 ID:jJCWPmgB0
あ
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/01(水) 22:05:39.39 ID:U4+CKD8v0
40−30=10 カズミ−2
ヘルミラーは再び数多のロケットを放つ。
「おいおい、この量避けれるのか?」
焦燥を含んだ声色でアルトが問う。
「...やるしかない」
放たれたロケットは10発程度。全て回避するのは難しい、そう判断したカズミは幾つかをレーザーブレードで斬り落とすことにした。
襲い掛かる弾頭を避けながら、回避が間に合わないものは真っ二つにしていく。残るロケットはいよいよ、数発。
(よし、後は回避してやり過ごそう)
考えた通りにロケットを避けられた、そう思ったが視界の端にロケットが見えた。
(こ、こんな的確に!?)
遠くで雷が落ち、光で空が明滅するのと同時に至近距離でロケットが爆発した。
「うっ...ふぅ」
イヴはコックピットの中で額に汗を滲ませながら、呼吸を整える。
「イヴちゃん、大丈夫?」
ノアに対し、イヴは首を縦に振る。
「一機だけだから、負荷はいつもよりマシ...」
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
今日はここまで。流石に勝てなさそうかな?と思いながらも勝負の行方にドキドキしています。
623 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 22:07:14.87 ID:SVDs8ZKko
切込め1
おつー
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/01(水) 22:08:47.33 ID:jJCWPmgB0
乙
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 19:13:42.47 ID:kxEq7fi80
カズミ 1/3 近接
イヴ 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 19:23:58.81 ID:PdCyzBgvo
うおおお
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 19:47:02.71 ID:kxEq7fi80
81+5=86 イヴ−1
イヴが呼吸を整えるのと同時に黒煙の中からADMが飛び出す。
「しぶとい...!」
一直線に迫ってきたADMがブレードを振るう。イヴは頭の痛みに耐えながら、クローを交差させて防御体勢をとる。
鍔迫り合う両機の出力が上がるにつれて、ミシミシと軋む音が大きくなる。
(今度こそロケットで決める...!)
しかしカズミの方が先手を取った。
ブレードのレーザーをいきなり収納する事でヘルミラーのバランスを崩そうとしたのだ。
「ふん...」
しかしイヴもそれに反応し、直ぐにバランスを取る。その隙を逃す事なく、ADMは再度レーザーブレードを起動、突きを繰り出してきた。
「このっ!」
フライングボードから落ちる事はなかったが、攻撃を防ぐために右腕のクローを犠牲にしてしまった。
(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離
コンマ下1桁 イヴ エースオブエース
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 19:54:22.39 ID:NsFknCPRo
2
629 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 19:59:16.24 ID:kxEq7fi80
カズミ 1/3 滑空
イヴ 1/3 滑空
操縦技能の差により−10
(偶数なら嵐の影響で−5)
(奇数なら嵐の影響で+5)
↓1
01〜10 カズミ−2
11〜45 カズミ −1
46〜55 拮抗
56〜90 イヴ −1
91〜 イヴ −2
630 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:00:36.12 ID:PdCyzBgvo
勝てるぞ!
631 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:01:02.89 ID:PdCyzBgvo
あぁん!
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:01:17.03 ID:naBgFbDc0
これは仕方ない、よく食らいついた
633 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 20:52:55.63 ID:kxEq7fi80
12 カズミ−1
「このまま押し切る!」
そう意を決したカズミは再びブレードを構えようとする。
しかしヘルミラーは背を向けて距離を取り、そのまま殆ど海面と垂直に上空へと移動する。
「待てっ!」
ここを逃せば勝機は無いと考えたカズミは急上昇していくヘルミラーに必死に食らいつこうとする。
そしていよいよブレードの間合いにヘルミラーが収まると思われたその時。
「っ!?」
ヘルミラーは突然フライングボードを片手に持ってADMへと投げつける。
(捨て身の攻撃!?)
当然足場を失ったヘルミラーもADMの方へと落下、すれ違いざまにクローを振るってくる。
カズミは何とか間一髪というところでかわす。ヘルミラーがどうなったのかを確認しようと振り返ろうとするが、それよりも早くロケットがADMの背後に直撃した。
(こっちが本命か!)
エンジンが重大な損傷を受けたのかコックピット内の照明が消えたかと思うと、赤色の非常灯が点灯、あらゆる種類の警告音がけたたましく鳴っている。
強烈な重力の負荷に加えて強風の影響で機体が大きく揺れている。
みんな掴まって、そう言おうとしたカズミはどこかに頭をぶつける。
「うぐっ...」
次第に薄れていく視界の中、最後に見えたのは悠々とフライングボードに乗りながらこちらを見るヘルミラーだった。
(イヴ...す、凄い──)
パイロット、その単語が頭に浮かぶと同時にカズミは意識を失った。
「んん...」
眩しい光に照らされ、カズミが目を覚ます。
「ここは...?」
コックピットの中にいる様だが、ハッチが開いており太陽の光が差し込んでいる。
「そ、そうだ、エヴァは!?それにお姉ちゃんも!」
↓1アルトの容態は?
01〜05 死亡
06〜30 重傷
31〜 気を失ってるだけ
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:56:34.89 ID:4+HH5WWYo
お
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 20:58:17.96 ID:naBgFbDc0
いやー負けたけど凄いライバルしてたよ
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 21:25:46.32 ID:kxEq7fi80
慌てて周りを見渡すと、後部座席に倒れているアルトを見つけた。息はあるようだ。
「よかった...。でも──」
エヴァの姿はない。
湧き上がる不安を抑えながら、機体の調子を見る。
「燃料はあるけど、エンジンが駄目、か...」
ひとまずカズミはコックピットから外に出ることにした。
右手には砂浜と海、左手にはジャングルが広がっている。
「よく分かんないけど、どこかに不時着したっぽいね。島、かな?」
安全を確認したカズミは何とかアルトをコックピットから運び出した。
「お姉ちゃん、起きて!」
体を揺さぶると、アルトが呻き声を上げた。
「カ...カズ、ミ...」
うわ言のようにそう呟くと、目をパチクリさせながら体を起こす。
「...あ、アンタか。ここは?」
カズミはヘルメットの下で笑顔を浮かべながら、妹だとバレないように再び口調と声色を変えて話しだす。
「分からない、どこかの島かもな。それよりエヴァを探しに行くぞ」
「ちょっと待ってくれ、起きたばかりだぞ?」
「エヴァに何かあったら一大事だ」
目の前の人物が聞く耳を持たない事に気づいたアルトは渋々ながら後を追う。
極彩色の鳥やら見慣れない昆虫やらがひしめくジャングル歩く2人。
しばらく進むと、驚くべきものがそこにはあった。
「へ、ヘルミラー!?」
「一難去ってまた一難だな。でもパイロットは居ないみたいだぞ?」
「そんなことない」
「っ!?」
振り返るとノアと、エヴァに銃口を向けながら立っているイヴがいた。
「今すぐエヴァを放せ!!」
カズミはホルスターの銃に手を掛ける。
「放しても、いい。だけど──」
「これと交換か?」
アルトがポケットから取り出したUSBメモリを見せびらかす。
「そう」
「だとさ。どうする?こっちとしては別に渡してもいいが」
「...」
↓3まで多数決
1渡す
2渡さない
637 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 21:27:22.70 ID:naBgFbDc0
1
638 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 21:27:56.08 ID:PdCyzBgvo
うーーーん
1
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/04(土) 22:10:20.10 ID:kxEq7fi80
(ADMを動かすのに必要なエヴァを手放してまで欲しい情報...。本当なら渡すべきじゃない)
カズミはエヴァを見る。銃口を向けられているにも関わらず、落ち着いた表情をしている。
(私はエヴァを守るためにいる。なら選択肢は一つ)
カズミはアルトに向かって頷く。
するとアルトはUSBをイヴに投げ渡した。それと同時にエヴァは解放され、カズミのもとへ駆け寄る。
「無事でよかった...!」
「うん!」
2人は強く抱きしめ合う。
「酷いことされなかった?」
「うん」
そんな2人を他所にイヴはヘルミラーに乗りこみ、USBの中身を確かめている。
「これは...?」
そう呟くとヘルミラーから降りて3人に再び銃を構える。
「あなた達を殺すべき」
カズミ達は思わず息を呑む。
「本来なら」
そう言うとイヴは銃を下ろした。
「けど少し引っかかることがある。から今回は見逃してあげる」
(あ、相変わらず生意気な...!)
「ところで、燃料はある?」
「へ?...まあ、あるけど」
「燃料切れ。だから頂戴。代わりに仲間に通信させてあげる」
「そ、それなら...」
(どうせエンジンが壊れてるんだし、いいよね?)
そんな訳で燃料を供給するかわりに通信をさせてもらえる事になり、それぞれ仲間が迎えにくるまで待つこととなった。
迎えが来るまでにあった出来事(アルトやイヴとの会話やイベント等)
↓3まででコンマの値が1番高いものを採用
今日はここまで。
640 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 22:15:58.21 ID:PdCyzBgvo
滝を見つけて皆で水浴び(いわゆるサービスカット)
だがお姉ちゃんにバレるとマズイのでピンチのカズミ
おつおつー
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/04(土) 22:25:22.10 ID:naBgFbDc0
乙
色々とボロが出てアルトはカズミの正体をなんとなく察するが空気を読んで口出ししない
642 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/05(日) 21:33:19.51 ID:Xv1B3y/oO
謎の巨鳥(カラスっぽい)に追いかけ回される
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/05(日) 21:33:48.02 ID:Xv1B3y/oO
↑あ、全員です
644 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 20:15:38.92 ID:sr16Tf3y0
いい感じにいけそうなので全部採用します。
「本当に情報を渡してよかったのか?」
木陰に座りながら迎えを待つカズミがアルトに話しかける。
ヘルミラーの整備をしているイヴを見ながらアルトは口を開く。
「正直言って、妹を殺した奴らに利する行為はしたくなかった」
「なら、どうして」
アルトはエヴァを見ながら軽く笑った。
「別に。イヴとか言う奴に撃ち殺されるよりはマシだと思ったのさ」
「...」
昔からお姉ちゃんはこうだったな、とカズミは懐古に浸った。ハッキリと口には出さないが、周りの人間に気を回し、本人には気づかれないようにそれとなく助け舟を出す。
幼い頃は、カズミがやらかしたポカも知らぬ間にアルトが解決していたりしていた。
「ところでお前の家族は──」
「おっきいとりー!」
カズミの言葉はエヴァの興奮した声に掻き消された。2人はエヴァが指差した方を見て絶句した。
「おいおい、鳥っていうかもはや化け物じゃ...」
黒い羽毛に包まれた、PEMに匹敵すると思われるほど大きな鳥が空中で旋回している。
時折見える目は明らかに血走っており、カズミ達を敵視している事は間違いない。
「おい、アンタ何やってんだ!?」
アルトがふとイヴの方を見ると、彼女は何故か巨鳥にリンゴを差し出していた。
「これをあげれば落ち着く」
「そんな訳ないだろ!」
「こうなったら!」
カズミが銃を取り出し、巨鳥に狙いを定める。
「おい、待つん──」
アルトが制止するよりも早くカズミは引き金を引いた。
弾は巨鳥に命中したが特に傷ついておらず、むしろ更に怒らせてしまったようだ。
「ったくアンタ達は...!こっちだ!」
先導するアルトに従ってカズミ達はジャングルの中を駆け抜ける。
それから暫くの間走り続け、巨鳥の鳴き声が聞こえなくなった事を確認してカズミは一息ついた。
「はぁ、はぁ、はぁ...。みんな、居る?」
肩で息をしながら辺りを見渡すと、そばに居るのはイヴだけだった。
「はぐれた」
「そ、そうみたい。とにかくヘルミラーのところに戻ろう。エヴァ達もそこに行くはず」
「分かった。...ところでどっち?」
「...私も分からない」
方角は分からないが取り敢えずカズミとイヴは歩き出した。
645 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2021/12/06(月) 20:17:27.45 ID:sr16Tf3y0
道中会話を交わすこともなく歩き続けること数十分、2人は滝を見つけた。
「た、滝なんて近くに無かったよね...。ハズレかぁ〜」
肩を落とすカズミをよそにイヴはスーツを脱ぎ始めた。
「ちょ、何してるの!?」
「汗をかいたから」
「いや、それはそうかもだけど...」
イヴは手早く服を脱ぎ終えると、滝壺の中に入っていった。
(...お姉ちゃんがエヴァの手を握ってたのは見た。だからエヴァとお姉ちゃん、それと多分ノアは一緒に居るはず。お姉ちゃんがついてるなら安心だし、水浴びをする余裕くらいはあるよね?)
するとカズミもスーツを脱いで滝壺に飛び込んだ。
「ふぅ〜、気持ちー!」
心地よい水の冷たさを堪能しながら、イヴの方に視線を移す。
彼女も水深が浅いところに座り込んでリラックスしている。
(アダムなら興奮しすぎてオーバーヒートしちゃう状況だね。...本当にそうなるかは知らないけど)
カズミの視線に気づいたのかイヴがこちらを見る。しかし特に何も言わず、前を向いた。
(...やっぱり私と同い年か少し下だよね?スタイルもシュッとしてて悪くないし...。ってそんな事じゃなくて!どうしたら私もイヴくらいの腕前になれるんだろう?)
そんな事を考えていると背後で茂みを掻き分ける音がした。
慌てて振り向くとエヴァとノア、そしてアルトが居た。
(まままま、まずい!ヘルメット取っちゃってるよ!)
エヴァも一緒に水浴びをしたいと言ってきたが、とてもそれどころではなく上の空で答えた。
↓1アルトは気づいた?
01〜10 気づかなかった
11〜30 少し気になった
31〜70 疑いはじめた
71〜 完全に気づいた
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 20:21:03.91 ID:KQXhaF0to
と
647 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 20:21:30.28 ID:KQXhaF0to
ばればーれ
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/12/06(月) 20:21:44.53 ID:RYR+xyE+0
あ
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