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【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】

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504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/14(日) 21:43:26.55 ID:2Vu4kzjH0
「まあ、誰でも思いつきそうなそんな面白味のない機体だったので開発費用を削ったんですが。そもそもPEMの開発というのは──」

「ごめんなさいミツキさん!こっちは戦闘中なんです!」

「ああ、失礼。それでは私は空から眺めているので、どうぞお構いなく」

↓1 敵パイロットの腕前は?
01〜10 素人
11〜50 兵卒
51〜90 熟練
91〜 エース
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 21:45:48.86 ID:9CtmM6ht0
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/14(日) 21:55:27.84 ID:2Vu4kzjH0
86 熟練

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離(レーザー兵器のためコンマ判定時に−5の補正)

コンマ下1桁 敵 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 21:57:36.39 ID:1/cQ+Vx2o
2
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 21:57:45.80 ID:gK40UfA50
1
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/14(日) 22:07:14.02 ID:2Vu4kzjH0
カズミ 3/3 滑空
敵 3/3 滑空

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 敵 −1
71〜90 敵 −2
91〜 敵 −3

短いけど今日は終わり。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 22:08:15.33 ID:rsaBg+7xo
ぬん
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 22:09:19.89 ID:gK40UfA50
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 22:14:48.19 ID:xaT4+Un/0

今や熟練に遭遇しても怖くないレベルになれたのだなあ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/14(日) 22:29:03.33 ID:1/cQ+Vx2o
おつおつ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 20:26:27.80 ID:V3g53V0q0
33 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 敵 −1

(ライフルの攻撃は殆ど意味がない...)

そう考えたカズミは機動力で敵を圧倒しながら近接戦に持ち込もうと考えた。

「うん、やっぱりADMの方が動かしやすい!」

みるみるうちにADMは上空へと飛翔した。

「カズミ、試作機が追いかけてきてるよ」

「オーケー、狙い通り」

ADMの後を追う試作機はマシンガンから銃弾を放ってきたが、カズミは全てを回避した。

「今!」

カズミは装填をしていた試作機に接近しレーザーブレードの放出口を密着させると、そのまま起動させた。

火花が散ったかと思うと、試作機の装甲をブレードが貫通していた。

「やった!予想通り、この出力なら流石に防げないみたい!」

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離(レーザー兵器のためコンマ判定時に−5の補正)

コンマ下1桁 敵 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 20:26:47.81 ID:+2PtvDaAo
1
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 20:32:40.27 ID:V3g53V0q0
カズミ 3/3 近接
敵 2/3 近接

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 敵 −1
71〜90 敵 −2
91〜 敵 −3
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 20:36:30.79 ID:OQb8LFJVo
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 20:57:43.49 ID:A5/Kt1mH0
いつも結構な割合で泥試合だったが今日はコンマが良い
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 21:03:22.12 ID:V3g53V0q0
コンマ79 敵−2

レーザーブレードが胴体部分を貫通しているという惨状にも関わらず、敵は動くことができなかった。

というのもレーザーに耐性があるのは装甲の表面部分のみの為、下手に動けば内部の機関が損傷してしまうからだ。

「あれ、動かないな?」

カズミはそこまで考えていたわけではないが、今の状況になった時点で彼女の勝ちは確定したようなものだった。

とはいえ相手も無抵抗ではやられまいと左手にアックスを持った。

「カズミ!」

「分かってる!」

カズミはレーザーブレードの出力を停止すると同時に試作機を蹴り飛ばした。

そのままフライングボードから落下していった試作機は、国旗を掲揚するポールにコックピットを貫かれた。

操縦技能
カズミ 熟練 1/4→2/4


↓1 オルデンリッジ達と戦っている敵の腕前は?
01〜10 素人
11〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 21:04:12.33 ID:5xnt0ob70
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 21:10:51.67 ID:V3g53V0q0
33 ゾロ目ボーナスで素人判定だけど勝てば技能アップ

↓1 オルデンリッジ達は?
01〜10 敗北
11〜30 苦戦中
30〜 勝利
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 21:12:23.37 ID:OQb8LFJVo
ボーナスゲット!
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 21:19:20.24 ID:V3g53V0q0
37 勝利

どうやら敵パイロットは碌な訓練もしていなかったらしく、オルデンリッジ達は既に制圧を終えていた。

操縦技能
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3→2.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3→熟練 0.5/4
ガルー 兵卒1/3→2/3
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 21:57:59.74 ID:V3g53V0q0
「もうおわりかなー?」

「だと良いけど...」

幸い増援がくる気配はない。

その時ミツキがカズミ達を呼んだ。どうやら怪しげな人物を見つけたらしい。その怪しげな人物はミツキが飛ばしている武装したドローンに銃を突きつけられていた。

「あなた...どこかで見た顔ですね」

男はドローンから発せられたミツキの声に最初は驚いた表情だったが、すぐに怒りが表れた。

「あなたの"元"社員ですよ!」

「ああ、例の試作型スパイヤーズの開発チームに居た人ですか。何故こんな真似を?」

ミツキの言葉を聞いて、男の表情はまるで般若のように変化した。

「何故!?それを聞きたいのはこっちですよ!真面目に仕事をしていただけなのに、どうして予算を減らされないといけないんですか!?おかげでろくに事情も知らない他の部署の連中には無能だと冷たい目で見られましたよ!」

「だってしょうもなかったですし」

「あっ...あなたって人は...!」

男は今にもドローンに殴りかかりそうだ。

「そんな事よりあの試作機は何ですか?資料で見た時はあそこまで対エネルギー性能は高くなかったと記憶していますが」

「ハハハハ...!あなたに不当な目に遭わされて腐っていたところをグラディウスグループに拾って頂いたんですよ!」

グラディウスグループ── 西大陸における巨大企業であり、貿易業を中心に金融や重化学事業を担っている。一般人には知られていないが、業界人の間ではハイオネル・ファミリーのフロント企業である事は周知の事実である。

「彼らは私に自由にやってくれと言いました。だからあなたへの復讐も込めてコスト度外視でハイグレードの対エネルギー装甲を備えたスパイヤーズの後継機を開発したんですよ!」

カズミはどう考えてもミツキが悪いような気がしていたが、口を挟むのはやめておいた。

「それで彼らが私の開発した試作機を使ってあなたを殺すと聞いて、この目で見にきたんですよ!...まぁ、失敗したようですがね」

男はそう皮肉げに笑った。
対してミツキは理解できないと言った感じでため息をついた。

「それなら最初からその試作機をウチで作ればよかったじゃないですか。エネルギー兵器を完全に無効にするPEM、夢があります!」

その言葉を聞いて男は怒りと呆れが混ざった複雑な表情になった。

「まぁ、終わった事はもう良いです。私は自分に逆らった人間を受け入れるほど心は広くないので。この人の処理はあなた達に任せます」

それよりも、とミツキは続ける。

「グラディウスグループと言いましたね...。成程、大体今回の事件の概要がわかりました。大方下請け共を焚き付けたのもグラディウスでしょうね」

グラディウスグループは近年、西大陸だけでなく中央大陸のPEM製造のシェアをも狙っている。その事もあってか以前から何回か、彼らからバウエル・インダストリに対する揺さぶりはあった。
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 22:11:15.80 ID:V3g53V0q0
今回の件はいよいよグラディウスグループ、そしてハイオネル・ファミリーが中央大陸に本格的に進出する意思を見せたという事だろう、というのがミツキの推測である。

「グラディウスグループに対する対処は考えておくとしましょう。それよりも更に興味深いのはあなたの機体です」

「ADMの事ですか?」

「ええ。明らかに現存しているどのPEMのスペックをほぼ上回っています。それに加えて──」

興奮気味に語り出したミツキをオルデンリッジが遮った。

「そこまでにしてくれますか、ミツキさん。厄介な事になる前にここから離れます。彼はこちらで身柄を確保します」

「分かりました。では貴方たちが戻ってきたら父から言われていた報酬を渡す事にしますね」

そうしてカズミ達、特務機関はミツキ=バウエルの護衛を無事終えた。
今回の件で彼女も考えを改めたのか警察や軍に連絡し、傭兵も含め護衛を増やす事にしたようだ。

そしてシエラ=レオネは特務機関の自室で、ミツキから報酬としてもらった一つの座標を見ていた。

↓3まででコンマ が1番高いものを採用
ソラ・テックの本社の位置は?
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 22:17:55.04 ID:A5/Kt1mH0
南極
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 22:18:49.20 ID:+2PtvDaAo
空中メガプラットフォーム
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 22:29:57.71 ID:LB/CpZf00
空中都市空母、しかし東方大陸付近の海中に沈んでいる
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/17(水) 22:46:51.18 ID:V3g53V0q0
「これは...東方轟海か」

東方轟海とは東方大陸と中央大陸を挟む海の中でも東方大陸に近い方を指している。1年中嵐が吹き荒れている過酷な場所だ。

シエラ=レオネは暫く考え込んでいた。

オルデンリッジがミツキからこの座標を知らされた時に言われた事を信じるのであれば、過去にバウエル・インダストリも調査を行ったが何も見つからなかったらしい。

「...実際に赴かなければ分からないな」

今日はここまで。
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 22:47:09.46 ID:A5/Kt1mH0
乙でした
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 22:48:51.08 ID:OQb8LFJVo
おつー
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/17(水) 22:59:20.96 ID:LB/CpZf00
乙でした
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 18:41:09.81 ID:cJlSlNkm0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 2/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)

自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 18:59:02.99 ID:1vjqdimA0
3 エヴァ バーネット たまにはカズミ以外の面子との絡みを
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 20:02:32.81 ID:cJlSlNkm0
その日、バーネットは特に予定もなく共用ルームでテレビを見ていた。

『続いてのニュースです。バウエル・インダストリが大規模な人事異動を含めた改革を行うと発表しました。代表のミツキ氏は──』

「...逆らったもの達の、体の良い厄介払いというわけか」

バーネット自身の意見としてはむしろ反旗を翻した下請けの会社達に同情的だった。
勿論上が指揮を取り下が働くというのは彼にも納得できるが、それはあくまで各々が各自の責任を果たしている場合に限られる。

「あの小娘はそこがなっていないと言わざるを得ないな」

「こむすめ?」

すると、いつの間にか横にいたエヴァが口を開いた。

「じゃあわたしはなにむすめ?」

「むむ...何と言えば良いか」

実のところバーネットは子供と接するのが得意ではない。彼自身は上下関係を気にするタイプだが、子供は勿論そんな事気にしない。
バーネットもそれは一種の子供らしさだと理解しているから怒りはしないが、しかし子供の相手が得意とは言えない。

「ところで後輩はどうした?いつも一緒にいると思っていたが」

「お姉ちゃんならべんきょうちゅうだよ。だいじなことだって、すごいうなりながらいってた」

おそらくは今度開かれる戦術に関する勉強会の課題だろう、とバーネットは考えた。

「確かにそれは大事だな。何せ不備があれば長官の教育が待っている。...エヴァは学校に行きたいか?」

エヴァは暫く目を瞑りながら腕を組み、首を傾げた。

「んー、いったことないしわかんない」

「それもそうか。だがまあ、学校というものは良いところだぞ。マナーや社交性も備わるし、何かを学ぶというのは良い事だ」

「ふーん。バーネットは学校に行ったことあるんでしょ?」

「当然だ」

「じゃあこんどなにかおしえてよ」

「む...考えておこう。何せ準備が必要だ。やるならきっちりやりたい性分なのだよ」

「わかったー」

『続いてのニュースです。国内の人気アイドルグループの──』

するとエヴァの視線がテレビの方に移った。

「アイドルに興味があるのか?」

「ちがう、うただよ」

「歌か...好きなのか?」

「うーん、なんていうか、とくべつ?」

「特別?ふむ...そうだ、歌ってみてくれないか?」

「いや」

バーネットなりにエヴァの事を知ろうと思い提案したのに、明らかな拒絶に彼は若干ショックを受けた。

「なら、今度勉強を教えたら歌ってくれるか?」

「うーん、かんがえとくね」

「ははは、そうか。是非、期待しておくとする」

するとエヴァは何処かへと去って行った。

「ふむ。今度、学生時代の教科書を探してみるとするか」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 20:03:16.35 ID:cJlSlNkm0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 2/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)

自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 20:16:08.44 ID:ZCnFcGUbo
3長官とアダム
カズミの他続行
内容はカズミの成長について
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 20:54:04.07 ID:cJlSlNkm0
「...こんなところか」

時刻は深夜を回っているが、シエラ=レオネは自室で書類仕事を片付けていた。

「アダム、コーヒーを頼む」

「承知しました〜っと」

アダムの声と同時にコーヒーメーカーが起動する。

アダムも含め、特務機関がPEMに搭載しているAIは基地内の施設や備品にネットワークを介しての接続が可能である。

「ふぅ...」

出来上がったコーヒーを手に取ると、シエラ=レオネは香りを楽しむようにカップを顔に近づけた。

「悪くない。リリスが作るより深みのある香りだ」

「うへー、あんな真面目ちゃんと一緒にしないでくださいよ」

「普段は忙しいからな。効率性で言えば彼女が最適だ」

「かわりに遊び心はありませんけどね」

シエラ=レオネは微笑を浮かべながらカップに口をつけた。

「ところで、カズミの様子はどうだ」

「最高ですよ、最高!」

高揚気味のアダムに呆れながら、シエラ=レオネが口を開いた。

「...主観抜きで頼む」

するとアダムの口調は先ほどまでとは打って変わって冷静になった。

「そうですね...悪くないと思います。カズミが来てからADMの出力は右肩上がり、エヴァとの関係も良好ですよ」

「なるほど」

「それに彼女自身も操縦技術は上昇してます。もしかしたらいつか長官を追い越すかもしれませんよ?」

「ふっ、だといいが」

「カズミには元々才能があったんでしょうか?」

「どうかな。私には才能がないから、分からないな」

「またまたー。努力も才能のうちって言葉知ってますか?」

「努力は当然のことだ。それで、メンタル面はどうだ?」

「うーん、メンタル面は僕達AIの苦手分野ですから、正直なところ僕には分かりかねますね。今の所は大丈夫そうですが」

そうか、とシエラ=レオネは呟いた。

「成長といえば、カズミはまた胸が大きく──」

「それはどうでもいい」

コーヒーを飲み終えたシエラ=レオネは椅子に座ると、再び仕事の用意を始めた。

「それにしてもどうしてそこまで気にするんですか?勿論、2人は特別ですけど...」

「別に2人だけを気にしているわけではない。全ての部下に気を配るのは上司の仕事だ。とにかく、カズミとエヴァのことは任せるぞ。何かあればすぐに知らせろ」

「大船に乗ったつもりでいてください。それよりも少しは休んだらどうですか?」

「それなら私の代わりに仕事をしてくれるか?」

「あはは...体がないので無理ですね」
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 20:55:13.71 ID:cJlSlNkm0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 熟練
操縦技能 熟練 2/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 2.5/3
バーネット 熟練 0.5/4
ガルー 兵卒 2/3

白兵戦能力(同上)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 3/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 5 1/6(カズミになら背中を任せられるぜ!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)

自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 21:07:47.08 ID:ZASHiCd6o
リリスおるんけ!
3カズミとリリスで
アダムから妙な事言われたりされたりしてないか心配してくれるリリスさん
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 21:10:26.37 ID:cCcsNqVP0
ああ、募集してない時に投げられたやつか、あんまそういうの採用すると味を占められてよくないと思うが……
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 21:18:21.61 ID:1vjqdimA0
>>540は投げた人と同一人物か?募集されてない時に投げたくせに温情で採用された途端表にもないのに取りに行くのか……
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 21:32:02.44 ID:cJlSlNkm0
>>541
投げられた案は出来るだけ採用したいと思っちゃうんですよね。でも確かにその通りなので、以後は募集してない時に投げられたものは採用しないと、宣言しておきます。

「ふー、さっぱりした!」

訓練でかいた汗を流し終えたカズミは自室のベッドに腰掛けながら、ジュースを口に運んだ。

「運動の後はジュースではなくスポーツドリンクを推奨します。失った水分やミネラルの補給を行うべきです」

「ななな、なにっ!?」

突然部屋に響いた声に驚いたカズミは思わずジュースをこぼしそうになったが、何とか落とさずに済んだ。

「ワタシはリリスと申します」

「リリス?確か長官のPEMに搭載されたAIだよね?」

「はい」

「えと...何のようですか?」

「先日、アダムと長官の間でかわされた話の中に気になる点がありました」

「はぁ...」

「アダムから何か嫌がらせ等は受けていませんか?」

「アダムから?」

全く予想していない名前が出てきて、カズミは少し面食らった。

「ああ、言い忘れていました。"性的"なものです」

カズミは思わず飲んでいたジュースを口から吐き出しそうになった。

確かにアダムの性的な言動は思い当たる節があるが、そこまで酷くもないのでカズミは気にしていなかった。

「えーと、まあ、ありますけど、嫌がらせってほどじゃあ...」

「やはり、ありましたか。さすが欠陥だらけのド変態AIですね」

「い、言いすぎじゃ〜?」

「いえ、アダムはどうしようもない低脳です。彼にはワタシからキツく言い付けておきます。以後は安心してください」

「え、えと──」

「それでは、さようなら」

「...えーと、何だったんだろう?」

嵐のように現れては去っていったAIに、カズミは困惑せざるを得なかった。

↓1 リリスの好感度
01〜20 1
21〜40 2
41〜60 3
61〜80 4
81〜 5
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 21:37:32.28 ID:ZCnFcGUbo
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 22:19:14.24 ID:cJlSlNkm0
28 2(ただのパイロット)



──東方轟海、海上──

「艦長、どうだ」

シエラ=レオネの言葉に軽空母の艦長が答える。

「はっ、ソナーでの探知をかけていますが海中での反応はありません」

「そうか...」

座標は確かにここであっている。にも関わらず何も見つからないとはどういうことなのか、シエラ=レオネは頭を悩ませていた。

「恐れ入りますが、巨大な嵐が近づいています。数時間後には海域から一時離脱する必要があるかと」

「分かった。海中の様子は落ち着いているのか?」

「今の所は、はい。PEMも潜航可能な程度です」

「分かった。ではPEMで海中の探索を行う、配置につかせろ」

「はっ!」

敬礼を終えると、艦長はマイクに向かって話し始めた。

そしてその艦内放送をカズミとエヴァも割り当てられた部屋で聞いていた。

「捜索班は配置につけ、か」

カズミはエヴァの方を見る。

「本当にADMって水中に入れるの?」

「もちろん!お姉ちゃんがくるまえにじっけんしたよ!」

そっか、とカズミは呟く。彼女自身は水中でPEMの操作などしたことがないので不安を隠しきれていない。

「とりあえず、ADMのとこに行こう」

2人は部屋を出ると格納庫へと向かった。

格納庫では命令を受けた特務機関の水兵達が慌ただしく動いていた。

2人がADMに乗り込むと、シエラ=レオネから通信が入った。

「カズミ、ブリーフィング通り海中の探索を行え。なお2時間後には巨大な嵐が到来する。諸々の準備も含め探索のリミットは1時間だ」

「はい!」

「そう気負わなくても良い。嵐が去ればまた探索は再開できるからな。とにかく、注意して臨め」

「了解です!」

すると格納庫のハッチが開いた。水兵達が出撃の合図を送っている。

「じゃあいくよ、エヴァ」

「うん!」

ADMと、潜水仕様のスパイヤーズが海へとダイブしていく。

「すごい、本当に水の中にいる!」

「だからいったでしょ?」

「じゃあ、カズミ、探索を始めてもいいよ」

アダムの言葉を皮切りにカズミは海中を移動し始めた。
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/20(土) 22:22:26.67 ID:cJlSlNkm0
このあたりは比較的水深が浅く、太陽の光が海中にまで届いている。岩がちな地形に注意しながらカズミは歩みを進める。

「さめだ!」

目の前を泳ぐ3mほどのサメをエヴァが指さした。

「大きいね...」

ADMのライトに照らされるとサメは素早く何処かへと行ってしまった。

「海中観光もいいけど、任務を忘れないようにねー」

「分かってるよ、アダム」

その後も魚やクラゲの大群には遭遇したが、ソラ・テックの本社跡らしきものは全く見当たらない。

そうこうしているうちに40分程経過し、そろそろリミットが迫っていた。

「見つからないな〜。アダム、本当にここであってるんだよね?」

「座標は間違いないよ」

「うーん...」

その時突然辺りの視界が悪くなった。

「くらーい」

「どうやら、海流の流れが急に強くなったせいで海中の砂が巻き上がってるみたいだね」

「このままじゃ周りから逸れちゃうって!」

カズミの心配も虚しく、砂煙がさった時には既に特務機関の仲間から逸れていた。

それと同時に気づかない間に水深がかなり深くなったのか、周りは真っ暗だ。

「取り敢えず隊に合流しよう。うーん、こっちかな?」

「止まって!」

アダムの大声に驚きながらも、カズミは必死に操縦桿を動かす。

「ど、どうしたの?」

「これは...」

「お姉ちゃん、ほら」

気がつけばADMは断崖絶壁に立っていた。
そして崖の先は巨大な窪地になっており、そこには複雑に組み合わさった船の集合体が、半分地面に埋もれながら鎮座していた。

「間違いない...これだよ、カズミ」

「だ、だろうね」

「すっごーい、おおきいよー!」

その船の集合体の大きさは、小島程度なら軽く超えてるほどの規模だ。

「タイムリミットまで後5分、どうする、カズミ?」

「通信は駄目、か。...今戻ってもきっと合流できない。このままアレを調べよう!」

今日はここまで。
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 22:25:56.92 ID:4pXxLAM30

何が出るかな
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 22:27:20.98 ID:1vjqdimA0
乙でした
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 22:29:35.68 ID:ZCnFcGUbo
おつおつ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/21(日) 21:30:10.52 ID:hq7+pM2+0
「見つけたのはいいけど、一体どこから探せばいいのやら...」

カズミには崖上からでも巨大に感じられたが、近づくとよりその規模の大きさを実感した。

「本社跡、というよりは街だよ。これは全部捜索するのにとてもじゃないけど数日じゃ足りないなぁ」

そう呟きながらカズミはADMを接近させる。

「ここのひとたちは海のうえにすんでたってこと?」

「うーん、どうだろ。アダムの考えは?」

「どうかなぁ。だって海上に住むメリットがなくないかい?それに船の、まぁ船と呼んでいいのか分からないほどの大きさと複雑さだけど、とにかく構造も何か少し変なんだよね」

「ふーん。...取り敢えず、着いたよ」

ADMは地面に斜めに埋まった甲板に立っていた。甲板には多くの建物が建造されている。

「なにをさがすの?」

人だよ、とアダムが言った。

「ガーディアンオブエデンが探している記者がここにいるかもしれないんだ」

「こんな所に本当にいるのかなぁ?仮にいたとしても会えるかどうかも怪しいよ。でも、ま、行くとしようかな」

「でもADMははいれないよ?」

エヴァの疑問に答えるように、カズミは自身とエヴァが身につけている潜水用スーツに不備がないかを確認した。

「前言った、泳ぐのを教えてあげるって訳じゃないけど、泳いでいこっか」

「やったー!」

「いやいや、これ任務だからね。僕からの通信が届くかも分からないし、しっかり頼むよ」

「任せてって」

そう言ってカズミはエヴァの手を繋ぐと、ハッチを開けて外に出た。

「よしよし、問題なし。エヴァも大丈夫?」

「うん」

「じゃあ中に入ろう」

カズミとエヴァは傾いた建物の扉まで移動した。

「開くかな?」

カズミが押すと、簡単にドアは開いた。

「幸先いいね!さあ、行こう」

そうして2人は船内へと足を踏み入れた。
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/21(日) 21:32:45.77 ID:hq7+pM2+0
「くらいねー」

「うん...」

電気系統が生きているはずもなく、船内は真っ暗であった。

カズミはヘッドライトを起動し、エヴァの手を引っ張りながら進んでいく。

水中には様々なものが浮かんでいた。筆記用具やオフィス用品のような物から、娯楽の為の本や漫画、家族写真、そして人骨も。

「...」

カズミはエヴァの様子を窺ったが、特に怖がってもいないようだ。むしろ初めて見る人骨に興味津々と言ったところだ。

しばらく進むと2人は開けた空間に出た。

「ここでごはんをたべてたのかな?」

エヴァの言う通り食器やトレーが水中を漂っている。

「多分ね。それにしても広すぎるよ...。アダムが何か見つけてないかな?」

カズミはアダムに通信を試みる。

「やあ、カズミ、通信は良好だよ。何か見つけたかい?」

「何も。アダムは?」

「少し面白いものがね。どうやら一部の区画にはまだ電気が通ってるみたいだよ。取り敢えずそこを目指したらどうかな?」

「わかった。で、それは何処?」

「どうやら下層部に位置してるみたいだよ」

それを聞いたカズミは下に目線をやった。そこには沈没の途中に破損したのだろうか、複数の階層にまたがった大きな穴が空いていた。

「それじゃあ、下に行くよ」

そう言ってカズミは通信を切るとエヴァと共に、まるで何かの口のような穴へと降りていった。

2人は暗闇の中を進みながら、いくつかの部屋や扉を通過していった。

そしてまた一つの扉を抜けると、そこには小さな空間が待っていた。
すると突然通ってきた扉が閉じたかと思うと、異様な音が聞こえてきた。

「エヴァ、捕まって!」

「うん」

カズミの警戒に反して悪い事は起きず、ただ水が部屋から排出されていくだけだった。

「成程、エアロックって訳か。ということはつまりここが電気が生きてる場所だね」

「ヘルメットとっていい?」

「駄目。何があるか分からないからね」

「はーい」

そして2人は扉を開けて奥へと進んだが、室内の様子が先ほどまでとは少し変わっている。まるで研究施設のようだ。

「これなら探し物も期待できそう、かな?」

2人が捜索中に見つけたものは?(PEMや兵器、日記や資料などの文献など。それ以外でも可)
↓3まででコンマの値が1番高いもの
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 21:40:55.44 ID:uTH4T/in0
反重力装置に関する資料
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 21:41:29.74 ID:jbkcA2Y6o
ここにいた人の日記
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 21:43:19.10 ID:cY+EzVsx0
よくわからない図式(太陽系の地図)
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/21(日) 22:32:17.82 ID:hq7+pM2+0
矛盾なくいけそうなので3つとも採用します。

建物内を捜索する途中カズミはいくつかの文献を見つけた。

「これは、日記かな?」

表紙には題名はなく数字が書かれているだけだ。

『まさか本社に配属になるなんて、オマケに妻も一緒にここに住んでいいらしい!一体何が評価されたんだろう?まあ、何にせよここに居れば将来はきっと安泰だ!』

「でも...結局こうなっちゃったんだよね?何だか可哀想」

日記はまだ続いている。

『やっぱりここは凄い!僕が着任した時でさえ凄い大きさだったのに、今でも増築が続いている!ソラ・テックの業績は右肩上がりだし、最近はウチが主導で世界統一協約なんてのが締結されるなんて噂も聞こえてきている。ひょっとするとここは惑星エデンの首都になるかもしれない!』

「歴史で少し習ったけど、ソラ・テックってやっぱり強い影響力があったんだ...。そんなに凄かったなら、なんで倒産、というか滅亡?したんだろう」

『...最近活気が無くなってきた。噂では色んな国や企業からウチに対して、原材料やエネルギー、食料の輸入規制が取られているらしい。上層部は本社にある農場や施設で賄っていけると言っているが...』

「雲行きが怪しくなってきたよ...」

『...妻が死んだ。何故だ?何故僕らは襲われたんだ?僕らが一体何をしたんだ?むしろ分け隔てなく色々な国や企業に技術提供や支援を行ってきたのに...これを書く気力も湧かない』

「本社が襲撃されたってことかな?でも、襲撃と同時に滅んだわけじゃないってこと?」

『上層部が言うには新天地を見つけたらしい。そこにいけば平和が待っているとか。...僕にとってはもう遅い話だ』

「新天地...?」

『どうやら僕らは嫉妬深き大地の悪魔の怒りを買ったらしい。この船はじき沈むだろう。...だけど僕にしてみれば、ようやく無意味な人生を終わらせられる。今、会いに行くよ』

何とも後味の悪い結末にカズミは顔を歪めた。

「...はぁ。それにしても、大地の悪魔って何のことだろう?どっかで聞いたことあるような気がするんだよなー」

取り敢えず今日はここまで。
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 22:35:24.10 ID:cY+EzVsx0
乙でした
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 22:50:05.56 ID:jbkcA2Y6o
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/21(日) 23:38:18.43 ID:5s7lGIze0
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/24(水) 20:35:39.76 ID:hTirq3CD0
忙しくて更新できずすみません。
金曜の夜は更新できると思います。
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/24(水) 20:40:34.20 ID:tnwlYMAeo
報告おつー
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/24(水) 21:32:51.70 ID:OqoPEOhk0
了解ー
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 20:10:13.78 ID:Tb+taLtC0
カズミは日記を閉じると、近くの机の上に置いてあった紙に視線を移した。

「何だろ?色々数字とかが書いてあるけど。書いてあることも難しくてよくわかんないなー」

何かの設計図のようだがカズミには何が書いてあるのかさっぱり分からなかった。分かったのは船の図面が描かれていることと、反重力という単語だけだ。

「うーん、つまりこの設計図に書かれた船に反重力装置がついてるってこと?でもこんな規模のもの、作れるはずないよ...」

カズミはしばらく考え込む。

仮に作れたとして、ソラ・テックの本社は海と空、両方に対応した船だったということだろうか?それともそもそも海ではなく空を飛ぶためのものだったのだろうか?

「それなら日記に書かれてた新天地は空にあるってこと?」

しかし惑星エデンの空に人が住めるような場所があるとは聞いたことがない。もしかするとさらにその上、宇宙と呼ばれる場所にあるのかもしれない。

どちらにせよ惑星エデンの空は非常に危険な場所だ。ある程度の高度に到達すると飛行物体を狙い撃ちするように気流が荒れ、必ず墜落する。

「お姉ちゃん、面白いものみつけたよ」

エヴァによってカズミの思考は中断された。

「どれどれ?」

エヴァが見つけたのは巨大な球を中心として、その周囲に大きさの異なる幾つかの球が描かれた図形だ。

「はぁ、これも意味わかんない。字は掠れて読めないし」

カズミは訳の分からない図形を机の上に放り出すと、再び周りを探り始めた。

「手がかりなし、か」

両手を腰に当てながらカズミはため息をついた。

「そろそろ進もっか。よくわかんない資料はほっといても大丈夫でしょ。それより記者を探さないと」

そう言うとカズミはエヴァの手を引いてその部屋を後にした。

しばらく廊下を歩いていると、先の方から声が聞こえてきた。2人はすぐに物陰に隠れる。

「おい、あの女は何処に行った!」

「分からない」

男と女が荒々しい口調で話している。

「ったく、データはあいつが持ってるんだろ?さっさと見つけないとゼウスさんにどやされるぞ」

「ああ。シュタイナー達は西側を探してる、私たちはこの先を調べよう」

「ああ!」

遠ざかっていく2人の足音を聞いてから、カズミは頭を出して様子を窺う。

「ゼウスってことは、あいつらガーディアンオブエデンだよね。どうやってここに...?」

するとアダムから通信が入った。

「カズミ、悪い知らせだよ。船が大きすぎるせいで分からなかったけど丁度僕らと反対側の位置にPEMを数機確認した。レーダーに識別番号が映らなかったから、少なくとも特務機関じゃないね」

「私もそいつらに丁度あったとこだよ。ガーディアンオブエデンが記者を探してるみたい」

「ふむ。捉えようによっては朗報かもね」

「どういうこと?」

「少なくとも記者は奴らの手にないんだろ?なら無理に戦う必要はないよ、相手より早く見つけて逃げたらいいさ」

「...確かに!じゃあ急ぐよ!」

カズミは通信を切ると、エヴァを連れて足早に移動し始めた。

↓1
01〜50 敵に遭遇
51〜 無事に通過
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 20:10:59.51 ID:7ori55wE0
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 20:11:30.93 ID:LBU6Q8FP0
a
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 20:35:52.78 ID:Tb+taLtC0
コンマ51 無事に通過

「どうだ、見つけたか?」

「いや。少なくともこの区画にいるはずなんだけど...」

「くそっ、とにかく虱潰しに探すぞ!」

するとガーディアンオブエデンの2人はその場から離れていった。

「よしよし、まだ見つけられてないみたいだね。私たちも急がないと」

それからカズミは部屋をいくつか捜索したものの、記者は見つからなかった。

「急がないとダメなんだけど...」

「ねえ、お姉ちゃん、ここは?」

エヴァが指差したのは電気の切れた部屋だった。

「取り敢えず見てみよっか」

カズミはヘッドライトを点灯し、部屋に入る。
中はぐちゃぐちゃに荒れており、足の置き場が少ない。

部屋の奥まで進んだが何も見つからない。

「ここには居ないか...」

そう呟いて部屋から出ようとした時、暗闇で何かが動くのが見えた。

明かりをそちらに向けると、拳銃を手にした女性がこちらを狙っていた。

「動くと撃つぞ」

その女性は冷静に警告してきた。

「...」

「お姉ちゃん?」

カズミは言葉が出なかった。そこには見慣れた顔があったからだ。

カズミと同じオレンジの髪をポニーテールに束ねたその女性は彼女の姉、アルト・アーディガンだ。

(喜ぶべきかどうかわかんないけど、ヘルメットのお陰で顔は見られてない...)

カズミは姉との再会を喜ぶべきなのか、こんな厄介ごとに巻き込まれていることを嘆くべきなのか分からなかった。

(どうしよう、どうやって連れて行けば?正体を明かす?でも私は死んだことになってるし...。というかそもそも何でお姉ちゃんがここにいるの!?)

↓1 どのようにアルトを説得する?
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 20:42:40.98 ID:E4omnO3zo
ここにいても奴ら…ガーディアンオブエデンに捕まるだけ。助かりたいなら付いてこいと言う
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 20:43:23.69 ID:LBU6Q8FP0
自分が国の特務機関である事と、ガーディアンオブエデンが来ている事を伝える
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 20:59:41.19 ID:Tb+taLtC0
(やっぱり正体は明かせないよね。お姉ちゃんはちょっとガサツだけどしっかりしてるし、私より頭もいい。だから利点を提示すれば着いてきてくれるかも)

「銃を下ろせ、私はお前の敵ではない」

侮られないように威厳を出そうと、突然口調を変えたカズミを見てエヴァがポカンと口を開ける。

「にあってない...」

そんなエヴァの呟きを無視して、アルトが口を開く。

「そんな言葉を信じるとでも?」

「それはそちらの勝手だが、いずれ奴ら、ガーディアンオブエデンがここに来るぞ。死にたくないならついて来い」

「...」

「私が奴らの一員ならとっくに大声を出している」

↓1
01〜40 信用されなかった
41〜 信用された
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 21:02:52.54 ID:LBU6Q8FP0
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 21:02:56.07 ID:tBOPAs9Eo
ぬん
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 21:39:12.93 ID:Tb+taLtC0
コンマ54 信用された

アルトは拳銃を腰のホルスターに入れると、やれやれといった感じで両手を挙げた。

「わかったよ。少なくともここを出るまではアンタに付いてったほうが良いかもな」

「分かってもらえて何よりだ。では行くぞ」

カズミは念のため拳銃を取り出すと、2人を連れて部屋を出た。

「潜水用の装備はあるのか?」

先導しながらカズミがアルトに問う。

「奴らから逃げる時に壊れた」

「そうか...」

カズミはアダムに通信を入れる。

「目標を確保したが、潜水用の装備がない。こっちまで来てくれるか?」

「いいけど...何だいその口調?」

笑いを必死に押し殺しながらアダムは返答した。

「いいから来い!」

「ごめんごめん!分かったよ、5分後にこのポイントで。じゃ」

(何も笑わなくてもいいじゃん!確かに自分でも変だと思うけど...)

そんな事を考えながら端末に送られてきた位置を確認する。

「それで、アンタは何者だ?それにこの女の子は?」

「はろ〜」

「とにかくお前を助けにきたということだけは言える」

「そうかい」

アルトは不満気に応えると、ポケットからタバコを取り出した。

「今吸うのか?」

「悪いか?」

「奴らに臭いとかでバレるだろ」

「すぐにに迎えが来るんだろ?なら大丈夫さ」

「まったく...」

姉がヘビースモーカーである事は知っていたが、まさか命がかかっている時にまで吸いたがるとはカズミは思わなかった。

(それとも死にそうだからこそ吸いたいのかな?どっちにせよ、私には分かんないや)

「それで、何故奴等に追われてる?」

「...ま、話したところで特に問題ないか。ある事情からソラ・テックの事を調べることになったんだが、見ての通り海中にあるだろ?」

煙を吐きながらアルトは続ける。

「とてもじゃないが自腹でPEMなんて用意できなくてな。会社もネタが取れるかどうか分からないから金を出してくれないし。そしたら海洋探査を行ってるNGOに声をかけられてな」

今思えば話がうますぎたな、とアルトは舌打ちをした。

「ところが蓋を開けてみれば、可愛い妹を殺したテロリスト集団じゃないか。こんな奴らの片棒を担ぐのはゴメンだって思って、今に至る。それで何とか奴らのPEMを奪って逃げようとしていた時に、アンタと会ったって訳さ」

「そうか...」

今すぐここで自分は生きていると叫びたい気持ちを抑えながらカズミは進む。

「できることならこの手で全員殺してやりたいぐらいだよ」

「...やめておけ。妹もそれは望まないだろう」

「だろうな...」
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 21:50:52.96 ID:Tb+taLtC0
カズミ達は時間ぴったりに所定の位置に着いた。

「そろそろ来る筈だが...」

突然通信が入った。アダムからだ。

「到着したよ。じゃあちょっと揺れるよ」

「待て、何をするつもり──」

すると突然ADMの腕が壁を突き破ったかと思うと、それを左右に広げて引きちぎった。当然、莫大な量の水が流れ込んでくる。

「早く乗って!」

アダムに急かされ、3人はコックピットに乗り込んだ。
コックピット内に入り込んだ水が排出されるとアルトは大きく息を吸った。

「アンタらふざけてんのか?溺れ死ぬかと思ったぞ」

「...すまない」

「それよりカ──」

アダムはカズミの名を口に出しかけたが、カズミの眼力とエヴァの合図で何とか踏みとどまった。

「えーと、パイロット、直ぐに敵が来る!」

「分かった」

カズミはソラ・テック本社が位置する巨大な窪地から抜け出そうと、フライングボードを起動しようとした。

しかし背後から飛んできた銃弾がADMを掠めた。

「もう追手が!」

↓1 敵の数
01〜40 1
41〜80 2
81〜90 3
91〜 4
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 21:52:00.38 ID:HSWlEakP0
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 21:56:52.36 ID:Tb+taLtC0
コンマ38 1機

↓1 敵パイロットの腕前は?
01〜20 素人
21〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 21:57:06.35 ID:LBU6Q8FP0
a
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 21:57:43.89 ID:E4omnO3zo
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 22:03:18.46 ID:Tb+taLtC0
コンマ35 兵卒

カズミ 熟練
敵 兵卒

↓1
01〜30 被弾
31〜 撃破した
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:03:43.07 ID:tBOPAs9Eo
ぬい
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 22:17:40.52 ID:Tb+taLtC0
コンマ07 被弾

潜水仕様のアブマットが水中銃を放ちながら、傾いた甲板の上を歩いてくる。

「これしき!」

フライングボードで弾を防いだが、敵は直ぐそばに迫っていた。
アブマットは右手に銛を持つと、ADMのコックピット目がけて突き出してきた。

いつもの様にカズミは避けてから反撃しようとしたが、慣れない水中戦のせいか行動がワンテンポ遅れ、被弾してしまった。

「陸地なら遅れは取らないのに!」

カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜 撃破した
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:21:09.19 ID:E4omnO3zo
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:21:58.87 ID:LBU6Q8FP0
勝負は時の運とはいえ怖いな
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:22:26.08 ID:E4omnO3zo
ADM水中適正ないなコイツ!
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/26(金) 22:33:36.04 ID:Tb+taLtC0
コンマ19 被弾

銛で傷を受けながらも、ADMはレーザーブレードを振るう。

しかし後一寸というところで、刃は届かなかった。

「おい、大丈夫なのか?」

「だ、大丈夫だ!」

アルトに空返事をしながら、カズミはアブマットから距離を取るために後退しながらレーザーライフルを放つ。
しかし光線はアブマットに直撃する事はなかった。

するとアブマットが再び銛を構えた。

「もしかして...!」

気づいた時にはアブマットは銛を射出していた。

「まずい!」

回避は間に合わず、ADMは2度目の直撃を喰らった。これも地上なら避けれていた筈だ、そのような思いがカズミをさらに焦らせていく。

カズミ 熟練
敵 兵卒
↓1
01〜10 撃破された
11〜30 被弾
31〜 撃破した

今日はここまで。
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:35:27.59 ID:7ori55wE0

兵卒なんかに屈しないんだから!
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:36:22.69 ID:E4omnO3zo
おつおつ
姉にはバレるのかはたして…
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/26(金) 22:36:49.67 ID:LBU6Q8FP0
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 18:41:47.57 ID:JpAFg2h60
コンマ59 撃破した

「水の抵抗に、海流の影響、全部計算に入れないと...」

カズミは焦りを抑える様に呟く。

それと同時にアダムも計算を行なっていた。

(僕のナビゲート付きでも上手く動けていない...。機体の補佐を捨ててもっと計算に集中するべきだろうか...)

「お姉ちゃん、いつもどおりだよ」

エヴァの言葉でカズミの目は覚めた。

「...そうだね」

カズミは目を瞑り、深呼吸をした。

(そもそも私に小難しい計算なんて無駄。なら直感に頼るしかない。幸い敵の腕前自体は私より下のはず...)

アブマットがトドメを刺そうとADMに接近、銛を構えた時、カズミは目を見開いた。

「そこっ!」

それは一瞬だった。火花が散ったと同時に、アブマットは袈裟斬りにされ、崩れ落ちた。

「やった!さすがカ、いや、パイロット!」

「全くヒヤヒヤさせられたぞ。アタシを守るってんならしっかりしてくれよ」

「...分かってる。追手が来る前に移動するぞ」

急いでその場から去ろうとしたが、気付かぬ間に、カズミの行手を塞ぐように一機のPEMが武器を構えていた。

↓1
01〜25 サノス
26〜50 カスケード
51〜75 ライ
76〜 ケヴィン
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 18:42:17.81 ID:F6j5zXt2o
ぬん
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 18:51:09.11 ID:JpAFg2h60
↓1 ケヴィンの腕前は成長した?
01〜70 素人のまま
71〜85 兵卒に成長
86〜95 熟練に成長
96〜 エースに成長
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 18:52:38.91 ID:AQl6IZNq0
a
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 18:59:50.79 ID:y1aTPYmSo
つよい
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 19:18:23.75 ID:JpAFg2h60
コンマ91 熟練に成長

カズミの行手を阻むようにカタラが道を塞ぐ。

「怪しい船を見かけたって話は聞いてたけど、まさかここでお前に会うなんてな、白騎士!」

ケヴィンは不敵な笑みを浮かべる。

「前回の借りは返す!」

カタラはADMに襲いかかった。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 ケヴィン 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 19:27:22.64 ID:AQl6IZNq0
2
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 19:32:05.87 ID:JpAFg2h60
カズミ 3/3 滑空
ケヴィン 3/3 遠距離
相性有利により+10

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 19:32:20.69 ID:DIjAXRA10
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 19:48:44.62 ID:JpAFg2h60
69+10=79 ケヴィン−2

カタラはADM目がけて、水中戦仕様にカスタマイズされた突撃銃を構える。

「おい、大丈夫なんだろうな?」

アルトの疑問に、カズミは何も言わず頷きで答えた。

フライングボードを起動し、水中を華麗に舞うADMに銃弾が襲い掛かる。

「ちっ!当たらない!」

接近してくるADMを斬り落とそうと、カタラは銛を構える。

「白騎士め、落としてやる!」

ADMは突き出された銛をサッとかわすと、通り過ぎざまにカタラの胴体に一撃を加えた。

被害はコックピット部分にまで及んでおり、浸水が始まった。
ケヴィンは慌てて穴を塞ぐ。ひとまず浸水は止まったが、カタラに残された時間はそう長くないだろう。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 ケヴィン 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 19:54:59.08 ID:F6j5zXt2o
1
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 19:57:57.72 ID:JpAFg2h60
カズミ 3/3 近接
ケヴィン 1/3 滑空
相性有利により+10

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 20:00:16.95 ID:AQl6IZNq0
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 20:03:18.54 ID:F6j5zXt2o
オーバーキルですやん
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 20:07:47.70 ID:y1aTPYmSo
さらば幼馴染……?
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/30(火) 20:29:12.55 ID:JpAFg2h60
95 ケヴィン−3

ADMはフライングボードを抱えながら甲板に着地すると、レーザーブレードを構え、正面からカタラに向かってきた。

「なめやがって!」

ケヴィンは悪態をつきながらも次の一手を考えていた。

(真っ向勝負だと速度で負ける!なら意表をつくしかない!...一か八か、訓練したアレ、やるか)

カタラはフライングボードを足下に展開し、その上に乗った。しかし銛を構えたまま動かない。

「何のつもりだろう...。とにかく気をつけてね、パイロット」

「ああ」

カタラに十分接近し、ADMはブレードを振るう。するとカタラは突如フライングボードを起動し、バク宙をするように後ろに一回転してブレードを避け、その勢いをぶつける様に銛を突き出す。

(取った...!)

もしケヴィンとの戦いが1戦目であれば、あるいはよりスペックの高い機体であれば、カズミはこれに反応できなかっただろう。
だがケヴィンにとっては運の悪いことに、彼女は先の戦いを終えたことで水中戦に慣れ、体が完全にあったまっていた。

今からブレードを構え直す時間はないと直感で判断したカズミは、ブレードを持っていない方の手でパンチを繰り出した。それと同時に銛をかわすために、横へのステップも行う。

「なっ...!」

予想だにしていない動きにケヴィンは絶句する。

(無様な姿を見せて以来、血の滲むような訓練をしてきたのに、それでも俺はコイツに敵わないのか?俺は所詮、理想だけを語る頭でっかちだったってことなのか?)

ケヴィンの脳裏に走馬灯の様に記憶が過ぎ去っていく。

↓1
01〜40 ケヴィン死亡
41〜50 ケヴィン捕縛
51〜80 顔が見えた
81〜 逃げられた
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/30(火) 20:38:55.14 ID:nsR3i+yB0
悲しいけどこれ戦争なのよね
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