このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】

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398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 20:06:15.84 ID:feciDoFp0
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 20:08:55.37 ID:oG3RjGAS0
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 3/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により+10

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 20:12:30.43 ID:Hq3I4ROJ0
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 20:17:13.94 ID:oG3RjGAS0
43 ケヴィン−1

ADMに一撃を加えたケヴィンだったが、内心その事実に驚いていた。

今までADMと同型機と思われるヘルミラーと演習戦をした時は手も足も出なかった。
今回指揮官を任されたのも人一倍やる気があったからで、むしろ彼の操縦の腕前はそう高くない。

「はは...ツイてるみたいだ!」

そう喜んでいたのも束の間、いつのまにかADMが目の前にいた。
乱戦の中に紛れ込んだのがここで裏目に出た。周りの機体に邪魔され、移動を察知できなかった。

「は、はや──」

脚部に斬撃を喰らったアブマットは姿勢を崩し、地面に落下した。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 20:19:32.61 ID:lT57cFRvo
1
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 20:21:34.24 ID:oG3RjGAS0
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 2/3 近接
操縦技能の差により+10

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 20:30:43.35 ID:tCuAzBFB0
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 20:35:16.67 ID:oG3RjGAS0
35+10=45 ケヴィン−1

落下の衝撃で体のあちこちが痛む中、何とか機体を立ち上がらせたその時には既にADMが目の前にいた。

「マジでどうなってんだよ、こいつ!」

素早く斜めに振るわれたブレードを、ケヴィンはやっとのことでトマホークで防いだ。

鍔迫り合いのなかアブマットは蹴りを入れたが、ADMはそれを颯爽とかわすと流れるように一撃を加えてきた。

「くっ...強い、強すぎる!」

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 20:38:55.25 ID:Hq3I4ROJ0
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 20:43:21.83 ID:oG3RjGAS0
カズミ 2/3 近接
ケヴィン 1/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により+10

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 20:44:05.25 ID:HvzYnHPz0
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 20:56:30.28 ID:oG3RjGAS0
25 カズミ−1

「このまま畳み掛ける!」

そう意気込むカズミをアダムが制止する。

「まって、あいつグレネードを持ってる!自爆する気か!?」

「嘘でしょ!」

爆発に巻き込まれる間一髪というところで、なんとかカズミは後退できた。

「しんだかな?」

エヴァの予想とは裏腹に爆煙の中からアブマットが空へと飛び立った。と同時に銃弾の雨が降ってきた。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 熟練
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 ケヴィン 素人
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 21:07:06.57 ID:buqbo5aS0
1
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 21:11:07.50 ID:oG3RjGAS0
カズミ 1/3 近接
ケヴィン 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により+10

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 ケヴィン −1
71〜90 ケヴィン −2
91〜 ケヴィン −3
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 21:18:52.57 ID:RYSE5Qi20
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 21:29:08.81 ID:oG3RjGAS0
57 ケヴィン−1

空に逃げたアブマットを追うためにカズミはフライングボードを起動する。

「銃撃がくる!」

「わかってるよ!」

アダムにそう返事するとカズミは回避機動と射撃を加えながらアブマットに接近する。

「追いついた!」

無防備な背後に一撃を加えると、アブマットはまたもや落下していった。

↓1
01〜10 ケヴィン死亡
11〜30 ケヴィン捕縛
31〜60 コックピットが破損
61〜 逃げられた
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 21:32:17.66 ID:Qs2ue6zG0
捕まえたれ〜
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 21:47:06.58 ID:aprWo6fGo
顔見られなかったから良かったかな…
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 21:59:54.22 ID:oG3RjGAS0
ゾロ目ボーナスどうしよう?普通なら繰り下げor繰り上げなんですが、今回の場合繰り下げるとデメリットあるんですよね。
繰り下げると以降のケヴィンとの戦闘時にカズミに−補正がかかりますが、次に遭遇した時ガーディアンオブエデンを抜けるように説得するコンマ判定ができるようになります。
繰り下げをしないのであれば、格下相手との戦闘だったけどボーナスという事で操縦技能のポイントを+1します。

↓3まで多数決
1繰り下げ
2操縦技能ボーナス
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 22:01:54.56 ID:Qs2ue6zG0
説得できるのなら
安価は1
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 22:02:54.30 ID:buqbo5aS0
2
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 22:08:48.62 ID:Hq3I4ROJ0
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/06(土) 22:30:51.63 ID:oG3RjGAS0
では技能ボーナスの方で。
操縦技能
カズミ 熟練→1/4

カズミはアブマットの様子を窺うために近づこうとしたが、敗走したガーディアンオブエデンのメンバー達が連れて行ってしまった。

追撃しようかと悩んでいたカズミにオルデンリッジが声をかける。

「やめておけ、あれしきの残存数では何もできないだろう。それに今回ヘルミラーが現れなかったのも気にかかる。もしかしたら罠の可能性もある」

「わかりました...」

一方ケヴィンはコックピット内で、額から流れる血を気にもとめず自分の情けなさに憤っていた。

「くそっ!指揮官を任せられたっていうのに何もできなかった!」

それを聞いてケヴィンの仲間が口を開いた。

「そんなことないっすよ!」

彼の一言をきっかけに他のメンバーもケヴィンに無線越しに声をかける。

「ああ!あの白騎士に真っ向と立ち向かっていく姿に、オイラはやる気をもらったぜ!...まあ、負けちまったけど」

「そうっすよ!元気出してください、ケヴィンさん!」

「みんな...ありがとう!...いつか、必ず世界を救うぞ!」

「「おおー!」」

今日はここまで。
それとPEMの案を↓3くらいまで募集します。名前と武装と概要をお願いします。
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 22:41:35.11 ID:Hq3I4ROJ0


【名前】AAK-69"カタラ"
【武装】機関銃、バズーカ、低出力ビームライフルなど様々
【概要】軽装甲、高機動、高火力のアブマットの正統進化系。軽装甲といえどアブマッドと比べればよほどマシ
おおむね高品質アブマッドと考えて差し支えない
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 22:52:16.19 ID:tCuAzBFB0
【名前】アグニ
【武装】アームガトリングガン×2、長距離用ビームキャノン×2、ミサイル×8
【概要】後方支援用のPEM。下半身はキャタピラであり砲撃の反動も少なめ。前線での遭遇機会は少ないだろう
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 22:57:20.74 ID:aprWo6fGo
【名前】AAK-57"カニコフ"
【武装】実弾ライフル、ハンドガン、近接用ブレード、フライングボード
【概要】アブマットの発展機。運用の柔軟さはそのままに、不評だった装甲と運動性能の強化された機体。


唯一最大の欠点はコスト。アブマット10機分は製造コストが掛かるので資金力に乏しい組織ではおいそれと配備できない。おかしいのはアブマットのコストの方であるが……
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 23:00:19.54 ID:cOGwteMp0
PEM
【名前】B-601アトラス
【武装】マイクロミサイルを背中に八門、両腕に低出力ビーム砲をそれぞれ内蔵
【概要】
バウエル社製。脅威の全長25m、黒いずんぐりとした巨体のPEM。厚さ1mの馬鹿みたいな重装甲に対ビームコーティングを施した鉄壁の機体
出力不足ゆえの機動力の低さが致命的な弱点だったが、【核融合炉】を【外付けユニット】として取り付け強引に出力を確保する事で解決した
弱点が丸出しなのに下手に爆破したら周囲一帯が汚染される、本体は硬い馬鹿火力という最凶最悪のクソデカブツ
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 19:44:13.35 ID:Ua832dei0
案ありがとうございます。では進めていきます。

カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 熟練 1/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3

白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 20:05:10.57 ID:9RnMTUat0
3 シエラ ブルトニア共和国の現状について
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 20:42:53.68 ID:Ua832dei0
3 シエラ=レオネ

時刻は14時頃、遅くなってしまったが昼食をとろうとカズミが食堂に向かうとシエラ=レオネが食事をしていた。

(あれ、長官だ。いつもお昼時は部屋にいるのに)

カズミはカウンターに陳列された料理をいくつかとると、シエラ=レオネの真正面に座った。

「む、カズミか」

「こんにちは、長官。どうして今日は食堂に?」

シエラ=レオネはカズミを見ると、口に含んでいたものを飲み込んでから話しだした。

「今日は、というか、私はいつもこの時間に食事をしている」

「そうなんですか?」

「ああ、混雑は避けたいからな。それに部下も私がいるとあまり心地良くないだろう」

「そ、そんなことないと思いますよ」

「それよりも私に何か用か?」

そう言いながらシエラ=レオネは慣れた手つきでナイフとフォークを動かす。

(すごい上品な所作だなぁ...私とは大違いだ)

「えと、考えてみれば、私ブルトニアのことよく知らないなと思って。例えば...メルクリウスの違法売買とか。是非ご教授いただけたら、と」

カズミの言葉を聞いてシエラ=レオネの眼光が鋭くなる。

「誰から聞いた」

「ゼウスからです」

カズミはシエラ=レオネの目を正面から見据える。

「そんな目で見るな...メルクリウスの件については大統領も苦心していらっしゃる。軍部が主体となってやっているそうだが、大統領もあまり強くは追及できないようだ。議会が支援している節もあるしな」

シエラ=レオネはナフキンで口を拭くと、水を一口飲んだ。

「全く頭が痛くなる話だ。内輪揉めをしている場合ではないというのに」

「そうなんですか?」

「ああ。ただでさえガーディアンオブエデンの襲撃が増加しているというのに、一時は落ち着いていたカナアンの情勢が不穏になっている。中央大陸での不穏分子の活動も活発になっているしな」

するとシエラ=レオネは大きくため息をついた。

「オマケにガザレムの軍事費は年々増加、明らかに対ブルトニア戦を見据えている。安定しているのは東方大陸くらいだ」

「全然知らなかったんですけどブルトニアって結構危ないんですか?」

「...私からは何も言えん」

しかし彼女がブルトニアの暗い先行きを予想していることは言葉よりも目が語っていた。

「それにしてもどういった風の吹き回しだ?」

「...エヴァを守る為にも、いつまでも無知なままではいけないと思って」

↓1
01〜40ボーナスなし
41〜80 +1
81〜 +2
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 20:46:16.92 ID:oQmvsaeW0
a
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 20:50:47.78 ID:0wwIYYmnO
高確率で好感度を上げるのに定評があるカズミ
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 20:57:43.09 ID:WsJ8sndLo
人間関係○
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 21:05:51.25 ID:Ua832dei0
92 +2

それを聞いてシエラ=レオネは僅かに微笑んだ。

「いい心がけだ。特務機関の人員に何かあったとしても政府は助けてくれない。仮に何かあったとして、助けてやれるのは同じく特務機関の者だけだ」

カズミはそれを聞いて自分がガーディアンオブエデンに捕まった時に、バーネットが助けに来てくれたのを思い出した。

「私は部下を見捨てるつもりはない、安心しろ」

「...はい!こんな事を言うのはあまり良くないかもしれませんが、長官に何かあった時は私が助けますね!」

シエラ=レオネはカズミの言葉を聞いて一瞬目を見開いた。

シエラ=レオネは自他ともに認める秀才であり、それ故今まで部下を守るということは考えても、自分が守られるということは考えなかった。そんな彼女にとってカズミの言葉は嬉しい驚きだった。

「...ふっ、期待しているぞ」

好感度
1+2=3
シエラ=レオネ 3 0/4→3/4



カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 熟練 1/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3

白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)

自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 21:14:48.38 ID:oQmvsaeW0
2 カズミ シエラ
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 21:24:45.49 ID:Ua832dei0
2 カズミとシエラ

↓1
01〜10 引き分け
11〜80 シエラ=レオネ勝利
81〜 カズミ勝利
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 21:24:56.89 ID:9RnMTUat0
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 21:41:28.76 ID:WsJ8sndLo
お、勝った!
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 21:44:46.78 ID:Ua832dei0
89 カズミ勝利

「はぁ、はぁ、はぁ!やっと...一本取れた!」

カズミは床に大の字に寝転がり、息を切らしながら大声を出した。

運の悪い事に誰とも予定が合わず、白兵戦の訓練相手が見つからないと嘆いていたカズミをシエラ=レオネが発見したのだ。

それを見かねたシエラ=レオネが自ら訓練を名乗り出たのであった。
カズミも最初は喜んでいたが、すぐに考えを変えた。

シエラ=レオネは自分から一本取るまで訓練は終えないと宣言し、向かってくるカズミを何十回と投げ飛ばしたのだ。つまり、部下たちから恐れられている彼女の鬼教官ぶりをカズミはその身を持って体験したのであった。

「随分と時間がかかったな。次はもっと早く終われるといいが」

(つ、次って...正直こんな目は2度とゴメンです、長官!)

カズミはそんな事を思いながらしばらくの間寝転がっていた。

白兵戦
カズミ 兵卒 1/3→2/3



カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 2/3
操縦技能 熟練 1/4

操縦技能(ポイントの獲得は同格以上の相手との訓練及び実戦での勝利、昇格に必要な最後のポイントは実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 1.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3

白兵戦能力
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 熟練 0.5/4
バーネット 熟練0.5/4
ガルー 熟練

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3 3/4(素質は悪くないな)

自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 21:49:53.31 ID:WsJ8sndLo
3
ガルー
休暇ってあるんすかねぇ、あったらどこ行きたいか
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 22:27:04.10 ID:Ua832dei0
少し安価指定をば

↓1 特務機関に来る前のガルーの職業は?(フレーバーテキストみたいなもんです)
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 22:38:12.71 ID:W8vqsZ5co
マフイアの鉄砲玉
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 22:58:45.55 ID:Ua832dei0
3 ガルー

カズミはリラクゼーションルームでエヴァと一緒に映画を見ていた。

「うーん、イマイチだったなぁ。エヴァは?」

視線を横に座っているエヴァに移す。どうやら知らぬうちに眠っていたようだ、寝息を立てている。

「おーす、カズミとエヴァ」

カズミは唇に人差し指を当てながらガルーの方を見た。

「おお、寝てんのか。悪い」

「ガルーさん。気分転換ですか?」

どうやらガルーは漫画を読みにきたようで、何冊か抱えている。

「ああ。次の休暇まで随分先だからなぁ、仕方なくここで息抜きすんだよ」

「そういえば私は以前休暇じゃないけど外出許可を貰いましたよ。エヴァと一緒に街に出かけました」

「へー、そいつはいいな。まあ、休暇も完全に息抜きできるわけじゃねえけど」

どういう事ですか、とカズミは首を傾げた。

「ああ、カズミは知らなかったか。休暇のときも特務機関の監視がついてんだ」

「え」

「仕方ないとはいえ、うっとしいぜ」

カズミは以前エヴァと外出したときも誰かに監視されていたのだろうかと考えた。

(もしそうなら割とはしゃいでたから恥ずかしい...!)

「そ、それにしても休暇って、ガルーさんは何するんですか?イマイチ想像がつきませんが」

「俺か?俺は...墓参りにな」

「墓参りですか?」

「ああ。実は俺、元マフィアの一員だったんだ」

「ええっ!本当ですか!?」

大声をだすカズミの口をガルーが押さえ、エヴァを指さした。

「おっとと。...それにしても意外です」

「そうか?」

「でも、それならどうして特務機関に?」

ガルーの顔が少し曇った。

「まあ、色々あってな。ある日競合相手のハイオネル・ファミリーの支部を仲間と一緒に襲うよう言われたんだ。あの時の俺は組織を信じてたから、従ったんだ。だけど向こうは知ってた、待ち伏せされたんだ」

ガルーは拳を握りしめた。

「そんで命からがらアジトに戻ったんだが、オマエらの事など知らんといきなり撃たれてな。俺は何とか逃げられたが、仲間は死んじまった。...詳しくはわからないがハメられたのさ」

「ひどい...」

「そんでその後助けてくれたのが特務機関で、後はまあ、なし崩し的にな」

「そうだったんですか...」

↓1
01〜40ボーナスなし
41〜80 +1
81〜 +
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 23:04:19.52 ID:TKON3jKBo
ヌッ
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/07(日) 23:29:51.04 ID:Ua832dei0
52 +1

「昔のことを話したのは久しぶりだぜ。カズミは何か話しやすいからな」

「そ、そうなんですか?ありがとうございます」

「おう、じゃあ俺はこの辺で。エヴァをベッドに連れて行ったほうがいいんじゃねえか?」

「そうですね。では」

そうしてカズミはエヴァを抱えてリラクゼーションルームを後にした。

(まさかガルーさんが元マフィアだったなんて、びっくりした〜。うーん、人ってのは分からないもんだなぁ)

好感度
1+1=2
ガルー 4 4/5→ 5 1/6

今日はここまで。
ちなみに皆さん的に今回のガルーのような自由安価ってどうなんですかね。わりかし自分はもらったキャラ案から自分でバックボーンとかを考えていくタイプなんですが、今回は試しにやってみました。
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 23:34:06.92 ID:9RnMTUat0

いいんじゃない?
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 23:39:11.23 ID:z6+9LgHB0

どのキャラも操縦テクのコンマと食い違わないように最初はシンプルなキャラ設定にしてるし良いと思う
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 23:41:31.34 ID:WsJ8sndLo
GOOD!

おつおつ
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 23:43:54.02 ID:W8vqsZ5co
安価捌きうまいなぁ
おつでした
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 00:08:50.10 ID:/sMOoB9Z0
なんか雰囲気に覚えがあるんだけどもしかして昔傭兵のスレやってなかった?
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/08(月) 20:10:43.59 ID:vltBWIjl0
大丈夫そうですし、折角の安価スレなので出来るだけ自由安価も入れていこうと思います。皆さんも気楽に参加してもらえたらと思います。
>>447 やってました。まさか知っている方が居るとは、嬉しいです!

話を進める前に少しキャラ募集します。パウエル・インダストリ現社長の親である前社長を募集します。名前と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 20:19:27.61 ID:13xprpCvo
グラジオラ・パウエル
75
低めの身長に立派なひげを蓄えたドワーフが居たらこんな感じだろうなって人
自分が作りたいと思ったものをとにかく作っちゃう。この歳にしてまだまだ情熱の枯れていない求道者。
社長時代から会社経営は現社長が補佐していたので業績に影響はないと思われていたが、そうでない所を見るに意外と経営の才もあったようだ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 20:22:17.48 ID:/sMOoB9Z0
あー!やっぱり同じ人か、あのスレも好きだった。堅実で、なんというか展開に地に足がついてて、安心して読めた
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 20:26:25.13 ID:V2hf4nYH0
アルジオット・バウエル
74歳 男
厳格でやや怒りっぽい。狡猾な知恵者
痩せこけたミイラのような老人だが未だ覇気に満ちており眼光鋭い。裏で悪どい事もやってはいたが兵器産業だけを重視しない安定した経営を行っていた
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/08(月) 20:50:28.94 ID:vltBWIjl0
>>450
ありがとうございます。よければ今回もお付き合い下さい。


「うーん、綺麗な海!」

カズミは照りつけるような陽射しの中、真っ白な砂浜に水着姿でいた。

「うみはいってもいい?」

エヴァがカズミにそう尋ねた。

「もちろん!」

何故カズミ達がこんなところにいるのかと言うと、そのきっかけは数日前に遡る。

とある日のこと、大統領から特務機関に任せたい人物がいると告げられ、シエラ=レオネはその人物と話も兼ねてブルトニア国内でも屈指の高級レストランでディナーを摂っていた。

「君がシエラ=レオネさんか?」

大して子供と背丈も変わらない、しかし胸元まで伸びた髭を蓄えたその老人は遅れてやってきたことを謝りながら席に着いた。

「はい。あなたは...パウエル・インダストリの前社長、グラジオラ・パウエルさんでよろしいですか?」

「ああ。君は世間話は好きかな?」

「いえ」

「ハハハ、正直じゃな。では本題に入ろう。君と会う機会を設けてもらったのは他でもない、特務機関に頼みたいことがあるのじゃ」

目の前の老人が不用意に特務機関の名を口にした事に驚きながら、シエラ=レオネは周りを見渡す。

「安心しなさい、ここはパウエル・インダストリ傘下の会社が経営している。ここで話されたことが外に漏れることはない」

「...人の口に戸は立てられませんので」

「慎重なんじゃな、それも当然か、まあよい。それで頼み事なんじゃが」

すると老人は一枚の写真を取り出した。

そこにはメガネをかけ、マスカット色の髪を後ろで一つにまとめた20歳ほどの女性が写っていた。顔立ちは端正でどこか近寄りがたさも感じられる。

「ご息女のミツキ=パウエルさんですね」

「知っとるか」

「ええ、色々とお噂は伺っております。コストや採算を度外視した兵器をよく開発しているとか」

「うむ、ワシの血の影響が色濃く出ているようじゃな。その点に関しては別に気にしておらんのだが、問題は若さも相まってかあの娘は中途半端に有能なのじゃよ」

「中途半端、ですか?」

「うむ。例えば有能な経営者は既存の市場に変化を加えるときや、新たな販路を確保する際には関係各所に対する根回しは欠かさないものだ。むしろそうしないと不可能とも言える」

するとグラジオラはため息をついた、それもかなり深く。

「じゃがミツキはその自信家な性格も相まって、根回しなしに交渉を取り付けることができる。それはそれでいいんじゃが、しかし根回しがないと競合会社や関係者は不満を抱く事になる」

「関係者の協力や同意を取り付けることの重要性に関しては私もよく存じています」

「そうか。まぁ、つまり、娘はなまじ有能が故に強引に交渉を成立させ、周りのものから恨みを買ったということじゃ」

「よく聞く話ではありますね。それでその相手というのは?」

「それなんじゃが──」

ミツキが恨みを買ったのは?国あるいは組織を挙げてください。既存のものでなくてもいいですが、その場合は簡単な解説をお願いします。
↓1
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 20:57:11.07 ID:/sMOoB9Z0
トバルカイン・テクノロジー
バウエル・インダストリの下請け企業の中でも最大の会社。無茶な兵器生産のしわ寄せを受け続けた
似た境遇の企業を抱き込んで反バウエル連合を秘密裏に結成している
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 21:01:37.75 ID:V2hf4nYH0
>>188のスパイヤーズ開発チーム。ビーム兵装に対応した発展機を開発していたのだが全然予算が回されず冷遇されてキレた
ハイオネル・ファミリー(>>306)に引き抜かれてスパイヤーズの事実上の後継機を開発したらしい
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 21:45:57.41 ID:13xprpCvo
(>>86バウエルでしたねお名前。見間違えすまん)
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/08(月) 21:53:50.39 ID:vltBWIjl0
自分もパウエルと間違えてました、すいません。

「トバルカイン・テクノロジーじゃよ」

「御社の下請け企業ですね」

「うむ。ワシの時代も相当苦労をかけたが、ワシ以上に娘が新しい契約を取ってきては受注数や仕様を変えるもんだから、もう耐えられんと怒り心頭のようじゃ」

「ですが下請けと親会社の対立など我々を呼ぶほどのことではないと思いますが」

「通常ならな。ワシにもいくつか情報の伝手があるのじゃが今回はどうもそう甘くないようで、他の下請けや孫請けも巻き込んで、ミツキを暗殺し、自分達に有利な新体制を作り上げるつもりのようじゃ」

「獅子身中の虫ということですね、それも1匹だけではないと」

「そういう事じゃ。警察に頼れと言ったんじゃが耳を貸さなくてな。かといって本人の要請なしに警察が動くとは考えられないし、どうしようかと悩んでおったら、大統領が紹介してくれたというわけじゃ」

「なるほど...ではご息女の護衛をお引き受けしましょう。報酬についてはよろしくお願いしますよ」

「もちろんじゃ。バウエル家の名にかけて、恩人に無礼な真似はせん」

その後シエラ=レオネはグラジオラと雑談を交えながら食事をとり、レストランを後にした。

そして車で特務機関の基地に戻っている際に、更に数日前のアルジオット大統領との会話を思い出していた。

「どうやらガーディアンオブエデンはとある記者を追っているようです」

「...記者、か?」

「はい。何でもその記者はソラ・テックを探っているようです」

「とっくにこの地上から消え失せたソラ・テックをか?確かにあの会社については色々と謎が多いが...」

ソラ・テック──初めてメルクリウスを発見した会社であり、一時は惑星エデンを統一しかねないほどの影響力を持っていた。しかしその力を恐れた数多の国家、組織や会社によって襲撃され惑星エデンから姿を消した。かの有名な『バニシング・インシデント』だが、その際に襲われたはずの本社は今も見つかっていないらしい。

「一体何が目的だ、『ソラの遺産』か?だがそんなものあるかどうかも疑わしい」

「そこまでは何とも。ただ言えるのは我々も奴らを追うべきだという事です。しかし...」

大統領が言葉に詰まったシエラ=レオネを睨む。顔は痩せこけているが、それに反して眼光は鋭く、数々の政争を生き抜いてきたことを窺わせる。

「何だ」

「記者の居所が掴めず...何でもソラ・テックの本社を見つけたと会社に伝えてから連絡がないそうです。...申し訳ない事にソラ・テック本社がかつて位置していた場所は掴めておりません」

その言葉を聞いて大統領は歪んだ笑みを浮かべた。

「ふっ、それなら丁度いい相手がいる。あのメカニック馬鹿なら少しくらい何か知っているだろう。アイツに貸しを作るのも悪くない」

と、このように複雑な経緯のもと特務機関はミツキ=バウエルの護衛を務める事になった。

そして彼女が特務機関の助言も聞かず、息抜きと称してリゾート国家のヒューシャルに赴いたため、カズミを含めた特務機関の人員も南国の島にいるという訳である。
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/08(月) 22:26:12.16 ID:vltBWIjl0
海に入っていくエヴァを見ながら、カズミはビーチパラソルの下でくつろいでいるミツキに声をかけた。

「あのー、ホントにこんな事してていいんですか?」

「いいに決まってます。何せ私は一仕事やり終えたんですから。暗殺だか何だか知りませんが、とにかく私の邪魔はしないで欲しいものですね」

辺りの売店で買ったココナッツジュースを飲みながら発したその言葉に、カズミは苦笑いで答えることしかできなかった。

そしてミツキに呆れているのはカズミだけではなかった。

「こちらとしては辛い状況だな。守るべき対象に、守られる気がないとは」

離れたところで周囲の安全を確保しているオルデンリッジが無線越しに呟いた。

「まったくだ。親の忠言さえも無視するとは生意気な娘だと言わざるを得ない。そう思わんかね、ガルー」

「バーネットの言うことも分かるけどよ、俺はあの自信に満ちた態度はいいと思うぜ」

「ハッ、あれは自信ではなく虚勢というのだよ。全く、長官がこの場にいればガツンと言ってくれたであろうに」

遠くにいるのでバーネットの表情はカズミには見えないが、不機嫌な様子が口調から十分窺える。

「愚痴を言っても仕方ない、長官は本部で仕事だ。とにかく、俺たちの任務は彼女を守ることだ。気を引き締めておけ」

「「「了解」」」


ヒューシャルにいる間に起きた出来事を安価で募集します。
些細なこと(どんな会話をしたとか)でもガッツリ物語に関わるものでもいいですが、敵の襲撃だけはなしでお願いします。

↓3までで1番コンマの値が高いもの(可能そうであれば他のものも組み合わせます)

短いけど今日はここまで。
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 22:34:24.74 ID:/sMOoB9Z0
乙でした
ミツキさんのPEMトーク、アブマットシリーズをこき下ろす
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 22:41:08.94 ID:EpkyPpS80
地元のヤンキーに挑発されたガルーがビーチボールバレーに挑む
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 22:49:37.45 ID:EpkyPpS80
あっ乙忘れ失礼しました
安価下
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 22:50:09.74 ID:AR+8a7GZ0
決まりそうだけど

エヴァと海に関する話し合い
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 22:54:45.64 ID:vblHpPgU0

ライ・サンダー、休暇で海に来る。カズミとニアミスし他の機関メンバーと友好的接触する珍事
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 23:50:21.04 ID:13xprpCvo
おつー
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/09(火) 23:31:15.38 ID:D3zvrrWN0
質問、メルクリウスが発見されてからどれくらい経ってる設定?
PEMの開発が数十年前の話なのか百年以上前の話なのか知りたい
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/11(木) 19:56:46.17 ID:yJ1UrYoW0
メルクリウス発見の歴史は150年ほど、PEMの歴史は大体100年ちょっとだと考えてます。大まかには
第一世代:殆どパワードスーツで、単に人間に強化外骨格を装着しただけに近い
第二世代:少しロボット型に近づき、操縦者と外界は装甲によって隔てられている。操縦に関してはパイロットの手足の動きと同期しており、着ぐるみの中に入っているような感じ。大きさは2〜3m程度
第三世代:現在使われているPEMの標準型となった世代。サイズは10m程度まで巨大化し、同時に操縦はレバー等による操作に変化。
第四世代:フライングボードの発明によって空中機動が可能になった

こんな感じで、今はさまざまな改良等が進んでおり4.5世代といった感じですかね。ちなみにフライングボードの発明は60〜70年程前です。

>>459と、組み合わせられそうなので>>462も入れます。他のものも後々入れられそうなら入れます。


「何か騒がしいな...」

見張りを続けていたガルーだったが、何やら近くのビーチで口論している男女がいるらしい。

「少し様子を見てくるぜ」

通信越しにオルデンリッジの返答が聞こえたのを確認して、ガルーは声の聞こえてくる方に移動した。

「だから、何回も言ってますよね?私、今日は1人で過ごす予定なんです」

「エェー、そんなこと言わずにさぁ」

「そうだよ。ちょっとご飯一緒に食べるだけじゃん」

そこでは1人の女性が、サングラスをかけた男と派手な赤髪の男に絡まれていた。

「こりゃ見るからにナンパだな。...見過ごすのも何だし、助けてやるか!」

するとガルーは女性と男性たちの間に割って入った。

「お前ら、相手が困ってんだろ」

見るからにサングラスの男が不機嫌になる。

「ちょちょ、あんた誰よ?」

「別にそれは今問題じゃねえだろ。それよりさっさとどっか違うとこに行け」

すると赤髪の男がニヤリと笑った。

「わかった!この娘のこと、お前も狙ってんだな?けどそうはいかねえぞ、俺達が先に話しかけたんだ」

その言葉にサングラスの男も、そうだそうだ、と声をだす。

「そう言う訳じゃねえって...ったく」

「まだ言い訳すんのか!お姉さんもこんな奴より俺たちの方がいいよね!」

突然話を振られた女性は驚いたのか、それとも呆れたのか、何も言わなかった。

「こうなったら...」

そう呟いた赤髪の男が突然鞄に手を入れた。

何か武器を取り出すのかと警戒したガルーは素早く拳を構える。

「これで勝負だ!」

何と赤髪の男が取り出したのはビーチボールだった。

「これで勝った方がお姉さんとデートだ!」

ガルーは呆れて物も言えなかったが、しかし、ここで引き下がっては声をかけた意味もないと考えた。

「分かった。けど俺が勝ったら素直に諦めろよ?」

「おうよ!男に二言はない!なあ、相棒?」

「そうだ!」

↓1ヤンキー2人のビーチボールバレーの腕前は?
01〜60 素人
61〜90 そこそこ上手い
91〜 何故かプロ級だった
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 20:01:49.19 ID:jaHty+oW0
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/11(木) 20:08:11.86 ID:yJ1UrYoW0
19 ヤンキー2人は素人

↓1
01〜20 ガルーの負け
21〜 ガルーの勝ち
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 20:14:30.72 ID:p+dNHgqr0
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 20:15:53.21 ID:xFm+WyuK0
>>465 ありがとうございます
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/11(木) 21:08:30.42 ID:yJ1UrYoW0
72 ガルーの勝ち

「っし、やったぜ!ヘルプありがとな、バーネット!」

ガルーはすっかり当初の目的を忘れて、素直に試合に勝利したことを喜んでいた。

「全く、何故私がこんな事に付き合うハメに...」

「まあまあ、いいじゃねえか。それより、これで文句ないな?」

息を切らしながら座り込む2人の男は首を縦に振った。

試合が終わったのを見て、女性がガルー達に声をかけてきた。

「助け舟を出していただき、ありがとうございました」

「いいって事よ。それよりアンタ...えーと」

「私はラ...いえ、ロイと言います」

ライは助けてくれた目の前の男性に悪いとは思いつつも、念の為に偽名を告げた。

「ロイさんか。厄介な奴らだったな?それにしてもアイツらが素直に従ってくれるとは、てっきり文句を言われるかと思ったぜ」

「ヒューシャルのビーチボールバレーの歴史は深く、かつては決闘の役割を果たしていたとか。だから勝敗は地元の人には絶対らしいですよ。多分彼らも地元の人なんでしょうね」

「そうなのか。ま、勝てたから何でいいけどよ」

「そうだ、助けてくれたお礼と言っては何ですが、飲み物でも奢りますよ」

「本当か!丁度喉が乾いてたんだよ」

するとバーネットがガルーに耳打ちした。

「今は任務中だぞ、さっさと持ち場に戻れ」

「分かってるよ、飲み物を受け取るだけだ」

「私は先に戻る。お前も直ぐに戻ってこい。ああ、それと、私の分も頼む」

「分かったよ」

そうしてバーネットは持ち場に戻った。

「それじゃあ、近くに売店があるのでそこでいいですか?」

「ああ。また誰かにちょっかいかけられても面倒だろうし飲み物を受け取るまで付き添うぜ」

2人は売店までの道のりを歩きながら、他愛もない雑談をかわす。

「それにしても、1人で南国とはめずらしいな?」

「...少し考え事をしたかったんです。自分の行いは正しいのかどうか」

「...大変そうだな」

2人の間に沈黙が流れる。

「...よく分かんねぇけど、自分のしたいことをすればいいんじゃねえか?」

「したい事、ですか?」

「ああ。正しさなんて誰も決められねえ。けどやりたいことは、少なくとも自分にならハッキリと分かるだろ」

しばらく考え込んだ後、ライは口を開いた。

「それもいいかもしれませんね。色々考えてみる事にします。それより売店に着きましたよ、どれがいいですか?」

「そうだなぁ...」

そうしてガルーは自分とバーネットの分の飲み物を受け取るとライに別れを告げ、持ち場に戻った。

そしてその日は何事もなく1日が終わった。
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/11(木) 21:09:07.73 ID:yJ1UrYoW0
その後も特に事件は起きず、気づけばミツキの休暇は最終日になっていた。

「ここがシーパークですか...」

カズミは周りにごった返している人の波を見ながら呟いた。

「ええ。私が1番楽しみにしていた場所です」

そう言うとミツキはいつもより足早に奥へと進んでいく。

そして何事もなく時間が過ぎ、そろそろ昼食の時間となった。するとそばに居たオルデンリッジから声をかけられた。

「カズミ、エヴァを連れて何かに乗ってきたらどうだ?一つだけなら構わんぞ」

「本当ですか!?でも...」

「昼食中は対象も動かないし、護衛も俺たち3人だけで十分だ」

「そうですか?うーん...」

↓1
1 エヴァを遊びに連れて行く
2 護衛を続ける
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 21:12:25.18 ID:xFm+WyuK0
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/11(木) 21:37:37.01 ID:yJ1UrYoW0
1 エヴァを遊びに連れて行く

「ではお言葉に甘えて行ってきます!」

「ああ。楽しませてやってこい」

カズミはアイスを食べていたエヴァに近づいた。

「ねえ、エヴァ、何か乗りたい物ある?」

「にんむちゅうでしょ?」

「許可はちゃんともらったよ!」

「ふーん...じゃあ──」

エヴァは辺りをぐるりと見渡すと観覧車を指差した。

「あれがいい!」

「観覧車かぁ。よし、行こう!」

カズミはエヴァの手を引いて観覧車に向かった。

「2名様ですね、お楽しみ下さーい」

係員が観覧車の扉を開けると、2人はそこに乗り込んだ。

観覧車がゆっくりと上がっていく。

「たかいねー」

「だね!」

しばらくすると観覧車が頂上付近に達した。

「ほらほら、あれ見て!」

カズミの指差した方向は、日光でキラキラと輝く海が水平線まで続いている。

「ふおお...!キレイだね!」

「うん!そういえば海は楽しかった?」

「たのしかったよ〜。いつもはおよげないから」

(いつもは泳げない?)

カズミはエヴァの妙な言い回しに引っかかりながらも、特に口を挟まなかった。

「けど泳ぐの上手だったよ!」

「えへへ...でもお姉ちゃんもはやかった。こんどおしえてね?」

「勿論!」

「つぎはみんながのってたいたにものってみたい」

「サーフィンのこと?うーん、それは教えられないなぁ。ところで、観覧車はどう?」

「きにいったよ!アダムにもみせてあげたいなー」

「じゃあ写真撮ろっか!そしたら見せられるよ!」

そう言ってカズミは海を背景にエヴァの写真を撮った。

好感度
エヴァ 3 2/4→3/4

↓1
01〜40 異変に気づかなかった
41〜 異変に気づいた
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 21:45:54.84 ID:0sxuNtQk0
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/11(木) 22:26:23.55 ID:yJ1UrYoW0
84 異変に気づいた

「うん、よく撮れてる!」

カズミは撮影した写真をチェックしていた。

するとその時、カズミの直感が突然働いた。
慌てて昼食を食べているミツキ達の方を見ると、レストランに何人か怪しい人物が集まってきている。

「こちらカズミ、不審な人物を数名確認しました。対象のいるレストランを取り囲むように動いています」

無線を聞いてオルデンリッジは周囲を見渡す。

「確認した。これから──」

その時突如銃撃が始まった。蜘蛛の子を散らすように人々が逃げ惑う。

「まずい、早く下に降りないと!」

観覧車が下に着くまでの間、オルデンリッジ達は無事なのかカズミは気が気じゃなかった。観覧車から降りると、エヴァに絶対に離れないように言いつけてから、レストランへと向かった。

カズミがレストランの近くに到達した時、銃撃は終わっておらず、弾丸が飛び交っていた。

「少なくとも誰かは生きてるってことだね、よし!」

その時オルデンリッジから通信が入った。

「カズミ、無事か!?」

「はい!そちらの状況は!?」

「全員無事だ、だがかなりの数に包囲されている!そっちは!?」

「丁度敵の背後に位置してます!」

「分かった!奴らに奇襲を仕掛けてくれ!それに合わせて我々も包囲を脱し、合流する!」

「了解!」

今日はここまで。

それとハイオネル・ファミリー(>>306)のフロント企業を募集します。名前をお願いします。概要はあってもなくてもどっちでもオッケーです。
↓1
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 22:43:42.19 ID:xFm+WyuK0

【名前】グラディウスグループ
【概要】貿易業を中心に金融業・重化学事業を担う。最近はバウエル社の低迷を見て中央大陸のPEMシェアに食い込もうとするなど、とても野心的な動きを見せる
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 22:50:36.11 ID:t4KBHNpj0
乙でした
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 23:02:42.44 ID:83d7kaxR0
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 00:29:17.11 ID:54GN3IsKo
おつおつ
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 19:27:02.30 ID:AgZrwRfA0
↓1 敵の白兵戦の腕前は?
01〜20素人
21〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 19:29:09.25 ID:D1Kz9/3Vo
ヌッ
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 19:32:53.34 ID:AgZrwRfA0
↓1
01〜20カズミ負傷
21〜50 拮抗
51〜 撃破
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 19:37:51.91 ID:mmz7Hf/H0
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 20:07:13.25 ID:AgZrwRfA0
91 撃破

カズミは近くにあったスタンドの陰に隠れると、ホルスターから拳銃を取り出した。そのまま、敵に気取られないように様子を窺う。

「自動小銃なんていつの間に持ち込んだんだろ...」

レストランを包囲している襲撃者たちは格好だけなら観光客と何ら変わらないが、全員がアサルトライフルやサブマシンガンで武装していた。カズミのそばだけでも敵の数は4、5人は居る。

「拳銃じゃ少し心もとないけど、奇襲で混乱させるぐらいは何とかなる!」

カズミはレストランに向けてアサルトライフルを乱射している敵に照準を合わせると、深呼吸をしてから引き金をひいた。

「グハッ!」

うめき声と同時に撃たれた相手が地面に倒れ込む。

「何だ!?」

「トミーがやられたぞ!」

混乱している隙をついて、カズミは更にもう一人に鉛玉をお見舞いした。

「マイク!?」

真横に居た仲間が倒れた事に気づいた相手は弾の飛んできた方向に視線を移し、カズミを発見した。

「後ろだ、あそこにいるぞ!」

男の声に合わせて、彼の仲間たちが一斉にカズミの方を向く。

「うう、まずい!」

直ぐに銃弾の雨がカズミ目がけて飛んできた。

「絶対に顔を出しちゃ駄目だよ!」

「はーい」

スタンドは何とか銃弾を防いでいるが、そう長くは持たなそうだ。
しかしその時レストランの方で動きがあった。

「まずい、奴らが動くぞ!ここから──」

そう仲間に忠告していた男は、オルデンリッジによってピストルで頭を撃ち抜かれた。

続けて周囲にいた襲撃者たちもバーネットやガルーによって射殺された。

「大丈夫でしたか!?」

カズミのもとまでやってきたオルデンリッジ達に声をかける。
幸いにも見たところ誰にも目立った外傷は無く、ミツキも無事のようだ。

「何とかな。とにかく今はシーパークから抜け出すとしよう」

「しかし奴らがそう易々と逃してくれるだろうか?この人数、恐らく出口は固められているぞ、オルデンリッジ」

「おいおいバーネット、弱気になってんじゃねえぞ」

3人の会話をよそに、ミツキは1人でブツブツと呟いていた。

「まさか本当に殺し屋を送ってくるなんて...。決めました、戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう」

白兵戦技能
カズミ 兵卒 2/3→熟練
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 20:10:08.08 ID:mmz7Hf/H0
>>戻ったらトバルカイン・テクノロジー含め下請け共に誰が支配者か思い出させてあげましょう

この件を乗り越えてもまた何かやらかしそうですね……
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 20:13:59.87 ID:WTBaVUFd0
下請けおじさん「わからせなきゃ…(使命感)」
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 20:14:26.56 ID:ERjNZGqX0
>>下請け共<<
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 20:45:33.21 ID:AgZrwRfA0
カズミ達は追手から逃れる為にシーパーク内を移動しながら会話を交わしていた。

「ちなみに襲撃してきたのは一体?」

カズミの疑問に、周囲を見渡していたオルデンリッジが答えた。

「恐らくはハイオネル・ファミリーだな。何人か資料で見た顔が居た。おおかた金で雇われたんだろう」

それを聞いたミツキが呟く。

「ハイオネル・ファミリー...確か──」

と、その時、轟音と共にシーパークの外壁が崩れたかと思うとアブマットが目の前に現れた。

「武装したPEMだと!?どうやって持ち込んだ!」

「まずいぜオルデンリッジ!後ろから歩兵も来てる!」

「全く、どちらか片方だけならまだ何とかなったものを!」

バーネットはそう悪態をつきながら拳銃の弾倉を装填した。

そして何故かミツキも憤慨していた。

「何ですかアレは!アブマットじゃないですか!あんなものを私の目に入れないでくださいよ!」

「なんでおこってるの?」

「何って...あのシリーズ、コストやら運用の簡単さから随分と評価されてるみたいですが、私に言わせればゴミです、ゴミ!」

ミツキの口は全く止まる気配がない。

「ありとあらゆる設計が安定志向で、ロマンのかけらもあったもんじゃありません!PEM開発者ならもっと追い求めるべきものがあるでしょう!アブマットシリーズの設計者を目の前に連れてきてくれたら私がこの手でブチコロ──」

ミツキはハッとした表情になると、咳払いをした。

「...私としたことが、取り乱しましたね。とにかくあの機体は好きではありません」

そんなエヴァとミツキのやり取りをよそに、カズミは現在の状況が非常にまずいことを理解していた。

(このままじゃ絶体絶命...!)

その時カズミの目に入ったものがあった。

「オルデンリッジ先輩、私に考えがあります!」

「何だ!?」

「私がアレに乗って注意を引きつけます!」

カズミが指をさしたのはシーパークのアトラクション用のPEM、レインボーバードだ。

「確かに注意は引けるだろうが、アレは殆ど非武装だぞ!」

オルデンリッジの言う通り、レインボーバードの装備はごく簡素なブレードどペイントガンのみだ。

「でも機動性は抜群です、時間稼ぎなら!」

「本当にそれでいいんだな?もちろん対象を安全な場所に移したらすぐ援護に向かうが、それまで耐えられるか?」

「それは──」

↓1
1 レインボーバードに乗る
2 オルデンリッジ達と行動を共にする
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 21:04:04.22 ID:WTBaVUFd0
1
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 21:39:43.06 ID:AgZrwRfA0
「もちろんです!」

カズミは笑顔で答えた。

「分かった。俺たちが援護するから、合図をしたら走れ」

首を縦に振ったカズミはエヴァに視線を移す。

「みんなから絶対に離れたら駄目だよ!」

「うん。すぐアダムといっしょにもどるね」

カズミはエヴァの頭を軽く撫でると、オルデンリッジに準備が整った事を伝えた。

「よし...今だ、行け!」

そう叫ぶと共にオルデンリッジ達はそれぞれ歩兵とアブマットに銃撃を加え始めた。
それに呼応して、カズミは姿勢を低くしながらレインボーバードへと走っていった。

その背中を眺めながらバーネットが呟く。

「後輩、死ぬなよ」

「カズミならきっと大丈夫だぜ!」

↓1 敵パイロットの腕前は?
01〜20 素人
21〜60 兵卒
61〜90 熟練
91〜 エース
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 21:40:36.37 ID:42Hwc8hk0
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 21:55:55.81 ID:AgZrwRfA0
レインボーバードのもとにたどり着いたカズミは素早くコックピットに乗り込んだ。

「無事起動できた!特に不具合も...なし!」

アブマットは突撃銃を今にもミツキたちに放とうとしていた。PEM用の武器が人間に当たればミンチどころの話ではない。

しかしレインボーバードが起動した事に気づいたのか、カズミの方を振り返った。

「持ち堪えてみせる!」

視界の端にその場から去っていくエヴァ達をおさめながら、カズミは意気込んだ。

カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り4ターン
↓1
01〜20 被弾
21〜70 膠着
71〜 敵にダメージを与えた
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 21:56:14.50 ID:mmz7Hf/H0
a
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/12(金) 22:12:40.73 ID:AgZrwRfA0
50 膠着

アブマットがこちらに突撃銃を構えたのを見て、カズミはすぐに行動を開始した。

(きっとフライングボードで銃撃を防げるのは一回が限界...。ここぞと言うときに取っておかないと)

そう考えたカズミは建物の陰に隠れて銃撃をやり過ごした。
そのままアブマットが弾を交換している隙に接近し、攻撃を加える。

ブレードもここぞと言うときに温存しておこうと考え、カズミはアブマットに向けて右ストレートを繰り出した。

「防がれた...!」

しかしアブマットはフライングボードでそれを受け流した。

カズミ 熟練
敵 兵卒
援護が来るまで残り3ターン
↓1
01〜20 被弾
21〜80 膠着
81〜 敵にダメージを与えた

今日はここまで。
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 22:15:25.97 ID:PI/2ldEVO
ほい
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 22:16:27.16 ID:WTBaVUFd0
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 22:16:34.16 ID:mmz7Hf/H0
乙でした
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