このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。

【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/10/04(月) 19:35:00.88 ID:sm+IxBXw0
スレタイ通りです。取り敢えず舞台をどうするか決めます。
↓3まで多数決
1一つの惑星を舞台にする
2宇宙も舞台に入れる(複数の惑星を股にかける物語になる)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1633343700
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 19:52:09.32 ID:p0JWYH7+o
1
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 19:58:38.20 ID:f4eSVALjO
1
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 19:59:19.27 ID:1Xj6F6W/0
1
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 20:07:28.79 ID:sm+IxBXw0
1で決定!じゃあ簡単な設定を。

舞台は惑星エデン。地球とは異なる惑星だがその環境は地球のものと限りなく近い。内側からエデンの外に出る事は技術的には可能にもかかわらず謎の物理的干渉によって不可能であり、宇宙がどうなっているかについては殆ど分かっていない

「メルクリウス」と呼ばれる液体燃料の発見と共に、人型搭乗機械(PEM-powered exoskeleton machine)の開発が進む。基本的にPEMは陸上のみならず空中にも対応しており、シールドの役割も兼ね備えるフライングボードに乗り空を駆け回ることが可能。

では主人公について。名前と性別と年齢をお願いします。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:11:26.36 ID:1Xj6F6W/0
名前:デビット・ハーディオン
性別:男
年齢:14
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:11:46.72 ID:NSGeZWa8o
カズミ・アーディガン 女 16
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:12:27.62 ID:/fmTJRoKO
名前:アダムスカ
性別:男
年齢:17
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 20:15:34.91 ID:sm+IxBXw0
【名前】カズミ・アーディガン
【性別】女
【年齢】16
で決定!

じゃあ↓3まで主人公の性格とか特徴
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:16:23.92 ID:vxGZk0pb0
熱血バカ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:18:40.74 ID:f4eSVALjO
オレンジ色の髪の毛でウェーブがかかっている長髪
170cm程の身長でスタイルはかなり良い
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:19:46.51 ID:vxGZk0pbo
細かいことを深く考えるのは苦手だけど時折直感的な判断力や決断力を見せる
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 20:24:15.26 ID:sm+IxBXw0
次決めたら取り敢えずプロローグやります。
↓3まで多数決
1一般人(学生)
2軍属
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:26:21.89 ID:qssqVcuRO
2
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:27:38.00 ID:qW1PdwUTo
2
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:40:21.91 ID:f4eSVALjO
もう決まっているけど1で
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 20:54:05.21 ID:sm+IxBXw0
では主人公は軍属で。プロローグいきます。

新暦1721年、惑星エデン、ブルトニア共和国港湾都市カンレー

今日はブルトニア共和国の建国記念日、大通りを儀礼用の衣服に身を包んだ兵士達とPEMが闊歩している。

カズミはそんな大通りのお祭り騒ぎとは対照的な裏路地にいた。

「はぁ〜、私もパレード見たかったなぁ。もちろんこういうとこの警備も大事だとは思うけど...」

大きなため息をつきながら彼女は雰囲気だけでも味わおうと必死に大通りの喧騒に耳を傾ける。

瞼を閉じて華やかな行進を思い浮かべようとした時、背後の方から大きな音が聞こえた。

「...たしかこの先は小さな空き地があるだけで特に気にかけるようなものはなかったはずだけど?」

おそらく一般的な人物であれば気にも留めなかっただろう。しかし彼女は幼い頃からどこか野生児のような勘を持っていた。そしてその勘は様子を見に行くべきだと告げていた。

念のため腰に下げた拳銃に手をかけながら道を進む。通路を出て空き地に出るとそこには異様な光景が広がっていた。

膝をつくようにして座り込む見慣れないPEMと、その手前で息を切らして座り込む子供に銃口を向ける男。男は背を向けていてこちらに気づいていない。

明らかな緊急事態に、カズミは拳銃を構えて照準を男に合わせた。

(どうする...今撃てば男を仕留められるかもしれない。けれどこの距離だと子供に当たる可能性も...)

↓3まで多数決
1警告なしで発砲
2警告する
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:55:15.60 ID:qW1PdwUTo
2
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 20:55:44.22 ID:idUbdugXo
2
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 21:08:52.75 ID:sm+IxBXw0
2警告する

(あのPEMも気になるけど、いま集中すべきなのはあの子の安全だけ!)

「武器を捨てて、地面に這いつくばれ!」

カズミの警告を聞いた男が慌てて振り返る。

「動くな!発砲するぞ!」

男は不利な状況を覆そうと自分の背後に居るはずの子供を盾にしようとカズミから見えないように手を伸ばす。だが空を切るだけだった。

既に子供は男から距離をとり、奇妙なPEMの足下に移動していた。

(今なら撃てる!)

↓1主人公の白兵戦能力
軍属のため最低保証で兵卒
00〜40兵卒
41〜60熟練
61〜80エース
81〜 エースオブエース
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:09:46.20 ID:f4eSVALjO
高いの来い
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 21:14:20.17 ID:sm+IxBXw0
20兵卒

↓1
00〜10外した
11〜85 射殺した
86〜 男の拳銃に当てた
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:19:18.06 ID:f4eSVALjO
連取りありならこのコンマで
無しなら下でお願いします
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:28:14.07 ID:dA9kWgcXo
いちおう
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:28:41.76 ID:dA9kWgcXo
意味ねぇ
ごめん!
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 21:33:28.98 ID:sm+IxBXw0
連どりは5分経過しても書き込みがなかったらokってことで。

06 外した

カズミの銃口が火を吹く。

(そんなっ!)

だが、弾丸が風を切る音が聞こえるのみで男は未だ健在だった。

男はニヤリと笑みを浮かべると引鉄を引き絞る。

(くっ!)

命の終わりを覚悟したその時、視界の端で何かが動くのが見えた。

(あれは...!)

PEMの前に居たはずの子供がいつの間にか男の後ろに立っていた。

逃げて、カズミがそう叫ぼうとしたのと同時に子供は男の股間に蹴りを入れた。

「うぐっっ!!?」

突然の痛みと同時に視界が真っ白になり、男は思わず蹲る。しかし拳銃から手を離してはいない。

(今度こそ!)

カズミは息を整え発砲、銃声の残響の後、男の胸が赤く染まると同時に地面に倒れた。

「はぁ...はぁ」

周囲の安全を確認すると同時にカズミは子供に駆け寄る。

↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
子供の名前と性別をお願いします。今回は特徴とか性格を一緒につけてもいいです。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:39:28.76 ID:dA9kWgcXo
【名前】エヴァ
【性別】女
【年齢】10くらい
【特徴】ウェーブ白長髪に赤い瞳。全体的に肉付きが悪い
【性格】無邪気だけど目的のためには手段を選ばない冷酷な一面も
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:44:11.37 ID:X8YSQDQn0
【名前】ノア
【性別】男
【年齢】11
【特徴】水色の髪の少年。姉がいるらしいが逃げている途中で離ればなれになったようだ
【性格】最初は周りを警戒しているが次第にカズミに心を開くようになる
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 22:04:12.77 ID:sm+IxBXw0
こないのでいきます。

「君、大丈夫?名前は?」

「エヴァだよ」

カズミは声を掛けながら子供の様子を観察した。

年齢は10歳前後、体の線は細く食事をきちんと取れているのか心配になる程だ。しかし長い白髪は綺麗に手入れされており困窮児の風貌には見えない。それにこの吸い込まれるようなルビー色の瞳...

すると突然子供がカズミの手を引っ張ってPEMの前に連れて行った。

「ねえ、お姉さん、これに乗って!」

先程、人の死を見た子供とは思えない態度で無邪気にPEMを指差す。

「ちょ、ちょっと待って!」

カズミは細かいことは気にしない、いわゆる熱血バカではあるが、流石にこの状況を諾々と受け入れるほどではない。

「いいから!私、お姉さんの命の恩人だよ?」

「うぐ...」

突然の言動に困惑するカズミをよそに、子供はPEMのコックピットを開けて無理やりカズミを押し込む。

↓1
00〜20 起動しなかった
21〜40 起動したが...
41〜 起動した

↓2主人公の操縦能力
軍属なので最低保証で兵卒
00〜40 兵卒
41〜60 熟練
61〜80 エース
81〜 エースオブエース
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 22:16:09.27 ID:fsq4HOFko
こいつ動くぞ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 22:17:00.15 ID:dA9kWgcXo
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 22:32:36.32 ID:sm+IxBXw0
↓1 27 起動したが...
↓2 15 兵卒

動くということで謎のPEM(主人公機)の案を募集します。主人公機に採用されなかったやつも軽い変更等を加えて登場させる予定です。

以下の感じでどうぞ。今からちょっと休憩して23時30分くらいに再開すると思います。

【名前】EXO T
【武装】なし
【概要】最初期のPEM。この頃はまだロボットというよりはパワードスーツとしての設計思想が残っていたため、自分の手足の動きがそのままPEMに反映される。そのため体感的に動かしやすい反面、細かい作業は苦手。もっぱら工業用のため武装はなく、フライングボードも装備していない。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 22:54:26.05 ID:fsq4HOFko
【名前】OM-XX-91"ヘルミラー"
【武装】レーザークロー×2、思考盗聴誘導(後述)型ロケット、ノーマルロケット
【概要】周囲の生命体の思考を読み取り発射角を自動制御する事で直線軌道ロケットでありながら驚異的な命中率を誇る……事を目指した思考盗聴システムを搭載した実験機。
盗聴対象の選択はパイロットに丸投げしたので負荷がエグい。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 23:04:56.65 ID:YftUnn9Jo
【名前】ADM(通称アダム)
【武装】フライングボード、レーザーブレード、レーザーライフル
【概要】白を基調に黒いラインの入ったスマートな鎧のような見た目。AIを搭載しており搭乗者の選り好みをする。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 23:33:00.43 ID:pC2hhfuT0
【名前】OGA/C-05“クラックロード”
【武装】ブレイククロー、レーザーソウ、マインスロワー
【概要】超音波爪による土石粉砕、レーザーでの切断、爆発物投射、と明らかに土木作業用と思われる装備
 機体の設計思想も作業用っぽく接続機構はパワー型、動きは多少にぶいが換装すれば重装歩兵になれそうだ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/04(月) 23:36:32.38 ID:sm+IxBXw0
再開します。

↓1主人公の機体 下1桁
1〜3 OM-XX-91"ヘルミラー"
4〜6 ADM
7〜9 OGA/C-05“クラックロード”
0の場合はもう一度
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 23:40:21.15 ID:dA9kWgcXo
あい
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/05(火) 00:18:24.24 ID:oNO6YUfF0
5 ADMで決定

エヴァは無理やりカズミをPEMの中に押し込めると、起動するように促す。

「この子の名前はADM、アダムだよ。ほら、早く!」

「うーん...」

目まぐるしい展開に理解が追いついていかないカズミ。どうするべきか僅かばかり悩んだが、カズミは悩んでも仕方ないと息を吐き、アダムを始動させる。

とはいえカズミに不安がないわけではなかった。というのもこのPEMはあらゆる点において異様なのである。

カズミは軍属であるため市場や軍隊に流通している戦闘用PEMなら大体の機体は知っている。しかしカズミはこの白を基調とした、騎士を彷彿とさせるような機体は見たことがない。 

それにコックピット内のコントロールパネルも普段搭乗する機体とは全く異なっている。何よりこの機体は二人乗りらしい、後方の座席にエヴァがちょこんと座っている。

ひょっとすると軍のプロトタイプかもしれないと考え、思わず冷や汗が流れる。もしそうなら無権限の搭乗で軍法会議ものだ。

(けどエヴァちゃんを放っていくわけには行かないし...)

そんな事を考えていると大通りの方から爆発音がした。

「これは...テロ!?」

慌てて機体の姿勢を起こそうとするが、上手く立ち上がらない。

「ちょ、どうして!」

自分の操縦技術云々の問題ではない。明らかに馬力が足りていないようだ。

「うーん。完璧に、とはいかないか〜」

ぼそっとエヴァがそう呟いた。しかし慌てるカズミの耳には全く入っていなかった。

「よしっ!」

何とか機体を起こして大通りに向かおうとすると、突然空き地の奥にある林から木を薙ぎ倒して一体のPEMが現れた。

「あれはEXO V...」

数世代も前のPEMで武装は簡素なバルカン砲と、己の拳、それに装甲の薄いフライングボードだけだ。

「だけど、この機体の調子だと油断はできない...!」

EXO Vはフライングボードを構えて戦闘体制に入った。

「やるしかない!」

という訳で初戦闘ですが簡単に説明を。戦闘では近接は滑空(フライングボードのこと)に強く、滑空は遠距離に強く、遠距離は近接に強いとなっています。最初にどの行動を取るか選択した後に、戦闘の結果をコンマで判定します。


(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離

↓1 コンマ下1桁 敵
1〜3 近接
4〜6 滑空
7〜9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/05(火) 00:19:54.21 ID:NlUtKbN1o
1
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/05(火) 00:20:47.58 ID:sHZl9DEdo
はい
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/10/05(火) 00:30:44.38 ID:oNO6YUfF0
書き方が悪かったかもしれませんが、1つの書き込みでカズミと敵の両方の判定を行うのでコンマが00じゃない限り書き込みは1つで大丈夫です。

カズミ 近接
敵 近接
両者近接のため補正なし

↓1
01〜20 カズミ中破
21〜30拮抗
31〜60 敵小破
61〜90 敵中破
91〜 敵大破

今日はここまでにします。遅筆すぎてプロローグさえ終わらなかった...
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/05(火) 00:31:35.84 ID:GZOqiPFvo
ゾロ目でもボーナス的なの無し?
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/05(火) 00:32:46.87 ID:sHZl9DEdo

すまん読み間違えて
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/05(火) 00:45:50.58 ID:NlUtKbN1o
おつ
きたい
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/05(火) 16:17:40.71 ID:KoRCZM5GO
大量に設定募集して処理しきれなくなってエタらせる人か
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 00:25:26.68 ID:xAW3LLKq0
該当者が多すぎるわ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 00:53:10.46 ID:M4MBaD2rO
w
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/06(水) 19:42:51.24 ID:DHb/hFB10
ゾロ目の時はクリティカルという事で判定緩和とかの補正かけます。

84 敵中破

先に動いたのはカズミだった。両者の距離はそう遠くない。この間合いなら格闘戦が妥当だろう。仮に相手が銃火器を使うか滑空するにしても、先に斬り伏せられるはずだ。

相手も同様に考えたのだろう、カズミ目掛けて突っ込んでくる。アダムがレーザーブレードを取り出したのを見て、EXO Vは数世代前の脆弱なフライングボードでは盾にならないと判断したのかそれを放り投げてきた。

「あぶないよっ!」

「大丈夫!」

カズミはエヴァの警告に自信たっぷりの返事を返す。

「ハァッ!」

投げられた盾を一刀両断すると、既にEXO Vが接近していた。アダムは頭部を狙った相手の右ストレートを横に避け、敵の左腕を切り落とした。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離

↓1 コンマ下1桁 敵
1〜3 近接
4〜6 滑空
7〜9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 19:43:41.12 ID:kBGNssLCo
3
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/06(水) 19:52:18.17 ID:DHb/hFB10
カズミ 遠距離
敵 近接
相性有利のため補正+10

↓1
01〜20 カズミ中破
21〜30拮抗
31〜 敵撃破

ところでアダムの案を出してくれた人がいたら聞きたいんですけど、AIの名前とか性格に設定ってあるんでしょうか?
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 19:53:38.08 ID:Un88Hx4fo
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/06(水) 20:06:11.35 ID:DHb/hFB10
08+10=18 カズミ中破

左腕を切り落とされたことでバランスを崩したのかEXO Vは体勢を崩した。

「このまま終わらせるっ!」

好機を逃すまいとカズミは追撃を仕掛ける。だがここで彼女の直感が警告を発した。本能に従い後退しようとするが遅かった。

EXO Vは体勢を崩したと見せかけてアダムに足払いを仕掛ける。

「これは不味いっ!」

「きゃあっ!」

エヴァの叫びと共にコックピットを衝撃が襲う。

EXO Vはアダムに乗り掛かると重い一撃を頭部に加えた。

「カメラの損傷!?こんな時にっ!」

殴打の衝撃によってカメラが不具合を起こしたのか、視界にヒビが入ってしまった。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ
1近接
2滑空
3遠距離

↓1 コンマ下1桁 敵
1〜3 近接
4〜6 滑空
7〜9 遠距離
0なら二桁目を参照(二桁目も0なら再度判定)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 20:13:04.56 ID:kBGNssLCo
(インベ○をリスペクトでエロガキを思い描いてました)
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 20:13:42.42 ID:kBGNssLCo
ごめんなさい安価下
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 21:17:41.74 ID:jAdhOC8vo
2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/06(水) 23:02:54.86 ID:DHb/hFB10
>>53こっちから聞いといて申し訳ないことにそのキャラ知らないんですが、まあとりあえず性格はエロガキ風で行きます。


カズミ 滑空
敵 滑空
補正なし

↓1
01〜20 カズミ撃破
21〜30拮抗
31〜 敵撃破
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 23:05:03.70 ID:kBGNssLCo
ほい
すまんなよろしくお願いします
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/06(水) 23:39:02.43 ID:DHb/hFB10
70 敵撃破

(この状況はまずい...)

いくら最新鋭と思われるアダムであっても、EXO Vが誇る鉄拳に殴られ続けていてはただでは済まない。

「お姉さん、空」

「へ...?」

エヴァの突然の言葉に思わず素っ頓狂な声をあげたカズミだったがすぐにその意図を理解した。

相手のフライングボードはさっき叩き切った。残る武装は拳とバルカン砲のみ。そしてEXO Vのバルカン砲はあくまで接近戦用であり、空に逃げてしまえば手も足も出ない。

「よし...じゃあ捕まってて!」

「うん」

殴打を続ける相手の拳を受け止めると、カズミは前腕部に搭載されているスラスターを起動し、寝そべった状態のまま距離をとる。本来の用途は滑空時の姿勢制御だが、少しの距離ならそれを用いて陸地での移動も可能だ。

素早く立ち上がり背中に収納されていたフライングボードを取り出してその上に立つ。ブースターの点火と共にアダムが空へと舞い上がる。

しかし相手も空に逃げられまいとフライングボードにしがみついてきた。

「嘘でしょ!」

「早くおとしちゃって!」

「まだダメ!ここで落としたら街の人たちが巻き添えに!」

「むう...!」

明らかに不満げなエヴァを差し置いてカズミは、想定以上の重みによって不安定な軌道を描くアダムを駆って海を目指す。

相手のバルカン砲によって今にも墜落しそうになりながら何とか海上に到達した。

「ここならっ!」

カズミはレーザーブレードで、もがいているEXO Vの片腕を切断。そのまま相手は海へと落下し、数秒の後爆発音と共に大きな水柱が立った。

「ふぅ...何とか勝てた...!」

「うん、わるくなかったと思うよ!」

後ろの席で微笑むエヴァを見て、未だ状況が掴めないにせよこの子を守ることができたとカズミは安堵した。

「けどまだ終わってない...!」

状況を確認するため街中へ戻ろうとしたその時、目の前のインターフェースに突然『ADM』の文字が浮かんだ。

↓1 AIからの好感度
01〜20 1
21〜40 2
41〜60 3
61〜80 4
81〜 5
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 23:46:00.63 ID:DT9PpayHo
ふあい
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/07(木) 00:26:33.38 ID:e0MuXtTw0
63 好感度4(このパイロット...正直かなり好みだね!)

「うん、中々良かったね。名前は?」

突然コックピット内に声変わりもしていない少年の声が聞こえてきた。

「カズミですけど、あなたは...?」

「アダムだよ」

エヴァがそう答えたがカズミの頭には、それはこの機体の名前ではという疑問がよぎった。

「えっと...?」

「エヴァ、それじゃ意味わかんないよ。コホン、僕はこのPEMに特別に搭載された補助AIのアダム。ごめんね、ややこしい名前で。それよりも君の戦いぶりは観察させてもらったけど、うんうん、僕好みだね。それにしても...」

「...」

カズミの背筋に悪寒が走る。コックピット内に人間は自分とエヴァしか居ないのに、まるで体を舐め回されるような視線を感じた。

「スタイルも中々、いやかなり...コホン!と、とにかく君のことは"色々と"気に入ったしサポートしてあげるよ」

「相変わらずエッチだね」

「ちょっ、黙っててくれないかなエヴァ!」

「はぁ...」

補助AIの癖して個性が強いアダムに困惑を覚えるカズミであった。

「ならアダム、一つ聞きたいんだけど」

「どうぞどうぞ」

「この機体って本調子なの?明らかに出力が足りてないと思うんだけど」

「うーん、本調子ではないね」

「やっぱりか...どうして?」

「それは説明すると長くなるんだけど...それよりも君、軍属だよね?この状況は不味いんじゃないの?」

アダムに言われて思い出した。そもそもこうなったのはパレードで恐らくはテロが起きたからだ。

「街の人たちを守らないと!」

「あー、僕が言いたかったのはそういう事じゃないんだけど。まあいいか。これを操縦できてるなら最悪の事態はないかな」

「たぶんね〜」

アダムとエヴァの言葉もろくに聞かずに、カズミは急いで海上から街へと向かう。もう間も無く港に到着する、そんな時、突然地上から4〜5機のPEMが飛び立った。

「テロリスト...?」

漆黒にカラーリングされたPEMの分隊は素早くカズミを包囲した。

「いや、これは──」

アダムの声を遮るように通信が届いた。

「今すぐ地上に降り、エンジンを停止し、コックピットを開けろ、これは命令だ。10秒以内に従わなければ発砲する」

今日はここまで。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/07(木) 00:34:01.93 ID:AGVKqvDGo
おつおつ
あっこれは……
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/07(木) 01:10:46.71 ID:3OHBRZhMo
乙です
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/07(木) 17:16:39.79 ID:IodvEs3G0
>>連どりは5分経過しても書き込みがなかったらokってことで。

この判断力は期待できる
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 19:35:39.41 ID:aP1snpjV0
カズミの額に冷や汗が流れ落ちる。

彼らは敵か、味方か。敵だったとして大人しく従うべきか、逃げるにしてもこの包囲を突破できるだろうか。味方であっても自分とエヴァの処遇はどうなるのか。そもそもテロの状況は今どうなっているのか。

「っ...」

考慮すべき要素が多すぎてカズミの頭はパンク寸前だった。

↓3まで多数決
1逃げる
2命令に従う
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 19:37:11.91 ID:rTNl6pp8o
2
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 19:46:33.88 ID:elLmcVk0o
2
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 20:23:50.14 ID:aP1snpjV0
2従う

「大丈夫?」

けれど、そう声をかけてきたエヴァの顔を見てカズミは自分が何をすべきか理解した。

うだうだ考えても何の役にも立たない。街の状況も気になるけど、今最も優先すべきなのはエヴァの安全を確保すること。

「うん。大丈夫だよ」

カズミの言葉を聞いてエヴァは微笑んだ。

カズミは先ほどの命令に従って港に機体を着陸させた。それに伴って彼女を包囲していた分隊も陣形を保ったまま素早く降り立った。

「それにしても...」

このPEMの分隊はかなり妙だ。所属を示すステッカーやペイントがなされていないことから少なくとも軍属ではない。しかし民間機であってもPEMには視認が容易な位置に登録番号を記載しておくことが義務付けられている。にもかかわらずこの分隊の機体にはそれらが見られない。

「となると相手は素性を知られたくないってことだよね...やっぱりテロリスト?でもそれにしては練度が高い気が...」

「コックピットを開けてワイヤーを下ろせ」

カズミは独り言をやめて指示に従った。

ケーブルと共に昇ってきたのはこれまた黒色のパイロットスーツとヘルメットを付けた人物だった。

「私は──」

自らの階級と所属を述べようとしたカズミだったが、言い終える前に拳銃で頭を殴打され気を失った。


脳内に響くような頭部の痛みと共にカズミは目を覚ました。取調室のような部屋の中で、両手両足を縛られた状態で椅子に座らされているようだ。

「私...」

すると正面の扉から1人の人物が入ってきた。

この謎の組織の長官を決めます。
↓3までで1番コンマの値が高いものを採用
名前と性別と年齢、特徴や性格をお願いします。
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 20:38:06.07 ID:elLmcVk0o
【名前】ゼウス
【性別】男
【年齢】51
【特徴】白髪オールバックに威厳ある白ひげを蓄えたガタイ良い紳士
【性格】物腰は穏やかだが何時も目は笑っていない
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 20:44:45.74 ID:NyFZWCkCo
【名前】シエラ=レオネ
【性別】女
【年齢】35
【特徴、性格】赤いショートヘアで褐色肌。目付きは鋭くスレンダー。軍服のようだが制式とは意匠の違う物を着用している。
感情の起伏が乏しく初対面では冷たい印象を受けるが、実は面倒見がよく部下の信頼は厚い。
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 20:50:10.37 ID:UzlAuUTAo
【名前】オルデンリッジ
【性別】男
【年齢】43
【特徴】スキンヘッドのマッチョ。バイザー型グラサンで目元は確認できない。頬に傷アリ。
【性格】常に冷静、物事をよく見ているし、判断力に優れる。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 21:19:20.29 ID:aP1snpjV0
「目は覚めたようだな」

ファイルを脇に抱えた女性は見慣れない軍服に身を包んでいる。燃えるような色の髪に健康的な褐色の肌をしている。彼女はテーブルを挟んでカズミの反対側に置かれた椅子に座った。

「あの、この状況は一体...?」

「気になるか?」

「はい...」

女性はカズミの反応を無表情で窺う。

「だが、今1番大切なのは貴様が何者なのか、だ」

鋭い視線に射抜かれたカズミは思わず視線を落とす。だがそれも一瞬のこと、すぐに顔を上げた。

「私はカズミ・アーディガン一等兵、ブルトニア共和国軍所属の軍人です」

カズミの言葉を聞いて女性はファイルに目を通す。

「ふん...代々軍に仕官している家系であるアーディガン家の娘。そして...」

↓1兄弟姉妹がいるか
1いる
2いない

居るなら族柄もお願いします。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 21:22:52.14 ID:elLmcVk0o
いる
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 23:14:17.93 ID:aP1snpjV0
1 姉がいる

「姉が1人、と。生まれてから今まではごくありふれた生活を送ったようだな。...入隊時の筆記試験はまずまず、中の下」

「そ、それは...」

カズミの脳裏に苦い記憶が蘇る。

「しかし身体能力試験や判断力を試すテストでは目を見張るものがある、と」

(入隊試験の結果は部外秘のはず...ってことはやっぱり軍属?)

「内偵や思想調査の結果は白。入隊後も特に問題を起こすことなく職務をこなしてきた。では貴様がどうしてあの機体を?」

「は、はい。私は商業地区Bブロック、17番通りの裏路地の警備を担当していました。パレードに乗じた犯罪を防ぐためです。パレードが開始してから──」

そうしてカズミは出来るだけ詳細にかつ誠実に事の経過を話した。

「なるほど...ではガーディアンオブエデンに協力していた訳ではないと」

(やっぱりパレードの騒ぎはテロであってたんだ...!)

ガーディアンオブエデン──「メルクリウス」の過剰なまでの採掘が進む中、それに反対する集団だ。環境保護を目的とする非政府組織、と言えば聞こえはいいが武力の行使もためらわない集団であり、世界からは実質的にテロリストと捉えられている。

鋭い眼光で女性がカズミを見る。だがカズミはありもしない疑いをかけられて狼狽えるような性格ではなく、臆すことなくキッパリと答える。

「もちろん違います」

「...なるほど」

女性はファイルを閉じて目を瞑った。

「一つ聞いてもいいですか?」

「ああ」

「私と一緒にいた女の子、エヴァって言うんですけど、あの子は無事なんですよね?もし酷いことをしているようなら今すぐやめて下さい。悪いのは全部──」

女性は目を開くと、ピンと立てた人差し指ををカズミの唇に当てた。

「静かに」

「...」

一呼吸おいて彼女は口を開いた。

「もちろん無事だ。その態度なら大丈夫そうだな」

「?」

「気にするな、こちらの話だ。さて、と」

女性はファイルから1枚の写真を取り出すとカズミの目の前に差し出した。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 23:16:40.06 ID:aP1snpjV0
「こっ、これ!」

そこに写っていたのは喪服を着て墓前の前に立つ家族だった。

「どういうことですか!?」

「どうも何も、そのままだ」

「は?」

「カズミ・アーディガンは勤務中にテロリストと交戦、見事卑劣な賊を打ち果たしたが、健闘虚しく殉職した」

カズミにはさっきから目の前の人物が何を言っているのか全く理解できていない。

「わ、私はここに居ます!生きてます!」

「だが死体が空き地にあったのでな」

まるで話の通じない相手にカズミは頭が痛くなった。

「さて、ここで2つの選択肢を与える。1つ、この書類にサインして我々と生きる。2つ、2回目の葬式を挙げる。さぁ、どうする?」

「こ、こんなの横暴です!そもそも"我々"って何なんですか!?こんな事が世間に知れたら──」

「無駄だ。そんな事は、絶対にありえない。政府に訴えようが、メディアに情報を流そうが、インターネットに書き込もうが、何も起きはしない」

彼女の眼は本気だ、嘘をついていないと直感が告げている。ここでようやくカズミは気づいた。

自分は今、所謂"裏の世界"に居るのだと。選択肢など最初から与えられていないのだと。

家族、友人、将来、人生、ありとあらゆる言葉が頭に浮かんでは消えていく。だが確かな事が1つあった。

「わかりました、サインします」

「よし」

カズミの言葉を聞いて女性が両手と両足の縄を解く。軽く手首を動かした後、カズミは書類の記載事項に碌に目も通さず署名した。

それを見届けると女性はカズミを自分と向かい合うように椅子から立たせ、彼女の両肩を掴んで告げた。

「私の名前はシエラ=レオネ。ようこそ、特務機関へ」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 23:20:08.40 ID:aP1snpjV0
カズミはシエラ=レオネから与えられた自室のベッドに寝転がっていた。目を閉じて彼女との会話を思い出す。

「我々特務機関は大統領直属の研究開発チームだ。とはいえ公式には存在しない。だからもちろん所属する人員もまた書類上は存在しない。丁度貴様が偽の葬式を挙げたようにな」

カズミは、挙げたんじゃなくて勝手に挙げられてたの間違いです、と言いたくなったがそっと胸にしまっておいた。

「主な仕事はメルクリウスを用いた技術、兵器の開発だ。だが我が機関は準軍事組織でもあってな、一個大隊程度の兵力を保持している。そのため汚れ仕事を引き受けることも稀にある」

「汚れ仕事って...」

「暗殺、監視、誘拐、破壊工作、他国の政権転覆...まあ色々だ。何せ我々は存在しない。それ故法規に縛られる道理はない」

やはり自分はとんでもない組織に入ってしまったのだとカズミは再認識した。

「とはいえ最近は大人しいものだ、安心しろ。それより貴様の職務だがな」

「はっ」

「あの機体...ADMだがな。あれを発見したのは1年半前だ」

「発見、ですか?」

「ああ。あの少女...エヴァと共に打ち捨てられているのを我々が発見した。それから機体の調査を行ったのだが、あれは特異すぎる。というのも──」

ADMを動かす事ができるのはエヴァだけらしい。他の人間はそもそも起動すら出来ないとか。それにエヴァでも完璧に動かせるわけではないようだ。だからといってそのままにしておくのも宝の持ち腐れだから、少しでも性能を上げる為にあのAI──アダム──が搭載されたらしい。驚くべき事にADMは今の不完全な状態でも最新世代のPEMに引けを取らないらしい。

それならもし完全な状態になればどうなるんだろう、そう思うとカズミは少し恐ろしくなった。

「それとエヴァ、彼女も普通ではない。どうやら彼女はメルクリウスの埋蔵位置を探知する事ができるらしい」

「人間が...?」

「ああ。現に彼女は小規模ではあるが未発見であった国内のメルクリウス埋蔵地をいくつか発見している」

これが本当なら世界が変わりかねない。というのもメルクリウスは位置の特定が難しくその検討はおおよそしかつかない。それ故メルクリウスの採掘は当てずっぽうになる傾向が強く、年々エデンの荒廃は進んでいく。だからこそガーディアンオブエデンのような組織が存在するのだ。

「ADMとエヴァ、これらだけでも手に余るというのに、更に貴様が現れた訳だ」

「私が...」

「ああ。エヴァ以外動かせるはずのない機体を唯一動かせた人物、それが貴様だったという訳だ」

そうは言われてもカズミには皆目見当もつかない。自分は他人と違う所なんてない。唯一あるといえばちょっと勘が鋭いくらいだ。

「ようやく職務の話に戻るが、貴様はこれからADMのパイロットとしてエヴァと共に活動してもらう。詳細はまたその都度伝えるが、概要は以上だ」

そう告げるとシエラ=レオネの足が止まった。

「ここが貴様の部屋だ。今日は休め。では」

「はっ」

去っていくシエラ=レオネを敬礼で見送った後、部屋に入り、カズミはベッドに寝転んだのであった。そして現在に至る。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 23:22:34.10 ID:aP1snpjV0
「はぁ〜、正直まだ実感がないや...」

すると突然部屋の扉が開いて、エヴァが入ってきた。

「やっほ、お姉さん」

「エヴァ!元気そうで良かった...って、何それ?」

エヴァの首には首輪のようなものがついていた。

「勝手にADMを動かしたばつだって。あの子の近くに行ったら大きな音がなって、わかっちゃうんだって」

「そ、そう。で、どうしたの?」

「お姉さんにひとこと言いにきたの」

「そっか」

「うん。あのね、あの子を動かせたのはお姉さんだけなの。だから、きっとエヴァとお姉さんは運命の相手なんだ」

カズミの表情が綻ぶ。運命の相手なんていかにも子供らしい。ADMに乗ったとき、エヴァは取り乱すこともなかったが、今の姿を見るとやっぱりまだ幼い少女だ。

「だからこれからよろしくね!」

カズミはベッドから起き上がり、エヴァと目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。

「もちろん!」

「あ、それともう一つ言いたいことがあるの」

エヴァは両手を後ろで組んでモジモジと告げた。

「ほら、言ってごらん」

「たよりないお姉さんはエヴァが守ってあげるから安心してね!じゃあね!」

「...え」

そう告げられたカズミは石のように固まってしまい、部屋から出て行くエヴァを見ていることしかできなかった。

「頼りない...か。結構グサっときたな〜...いや、ダメダメ!落ち込んでないで頑張らないと!」

カズミは書類にサインした時のことを思い出す。何もかも失った自分だけど、せめてエヴァだけは守ろうと決めた覚悟を。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 23:25:27.87 ID:aP1snpjV0
【名前】カズミ・アーディガン
【性別】女
【年齢】16
熱血バカ
オレンジ色の髪の毛でウェーブがかかっている長髪
170cm程の身長でスタイルはかなり良い
細かいことを深く考えるのは苦手だけど時折直感的な判断力や決断力を見せる
家族は父母と姉が1人

白兵戦能力 兵卒
操縦技能 兵卒

好感度 (MAXは5)
エヴァ 2(頼りないお姉さんは世話がやけるねー)
アダム 4(お気に入りのパイロット!)

ということでやっとこさプロローグが終わりましたので今日はここまで。次回までの間に安価を募集します。

↓5くらいまでPEMの案を募集します。それともし案が有るのでしたら組織とか国家を出してもらっても構いません。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/09(土) 23:33:29.43 ID:aP1snpjV0
忘れてたのでエデンの簡単な地形とブルトニア共和国について投下しときます。これは安価指定に含みません。

惑星エデン
中央大陸と西方大陸、東方大陸の3つの大陸と、海に点在する諸島が存在する。

【名前】ブルトニア共和国
【特徴】歴史は浅いがそれを他国にない革新性で補い、その版図を拡大させた。今では中央大陸の3/5を手中に収めており、惑星エデンでもトップクラスの覇権国家である。しかし領土の拡大に国家財政が追いついておらず常に自転車操業である。最近は西方大海の向こう、西方大陸にある小さな飛地を起点としてその地で影響力を強めている。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 23:46:05.53 ID:2yCpKHLU0
PEM
機体名:ダート
装備内容:両脚部ホバーユニット、アサルトナイフ×1
オプション:100mmアサルトライフル、ジャイアントバズ、バンカープレート×1
概要:空中戦機能を削除しホバーによる陸戦での高機動性能を高めたPEM。ホバーによる機動力を得た事で本体を重装甲化しても問題ないモノにしている。
この高機動を利用したオプション装備がバンカープレートであり弾数制の強力な”釘”を撃ち込める盾である。主にアサルトライフルと同時装備される
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 23:55:02.23 ID:elLmcVk0o


【名前】ガザレム首長連邦
【特徴】西方大陸の半分を占める、いくつかの国がまとまった国家。最も古くからある国の一つ。国の運営はそれぞれの国王の合議で決定されている。大規模なメルクリウス鉱脈を有しており、全世界各国と経済的に繋がりがある。それは表だけでなく裏側の組織とも。

PEM
【名前】AAK-47"アブマット"
【武装】突撃銃
【概要】製造コストと運用の容易さから世界中で稼働している機体。武装の換装種類も多いのも強み。テロリスト御用達。欠点はただでさえ薄い装甲が横行する闇コピーによってペラペラになっている事。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:18:48.23 ID:eOIq7t520
【名前】ナルカミ
【武装】レーザービット、パワーアーム、改良型フライングボード
【概要】驚異的な加速力を持つフライングボードが生み出す速さを活かした戦闘を得意とするPEM
AIが搭載されており自律行動も可能。ADMを「きょうだい」と呼ぶ
斜に構えた成人男性の人格が与えられている
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 11:09:44.98 ID:2RSI6Cng0
【名前】カナアン
【特徴】ガザレム首長連邦に隣接する小国だが、建国されたのは新暦上でも最近である。元々は、信仰する宗教の教典を根拠に、神から与えられた『約束の地』に戻ると主張したディアスポラが、ブルトニア共和国を中心とした他国の支援を受けて、この地に移植し始めたのがきっかけだった。しかし、宗教上の対立や先住民との紛争に加えて、移植直後にメルクリウスの大鉱脈が発見されたことにより、ブルトニア共和国とガザレム首長連邦による代理戦争にまで発展してしまったため、今もなお紛争状態にある。
こうした歴史の経緯から、屈指の軍事強国として有名で、PEMの開発・生産・輸出が盛んであり、特に、AIによる自律型PEMの分野においては、世界の最先端を行っている。
余談だが、ブルトニア共和国でテロ組織として認定されている『ガーディアンオブエデン』は、ガザレム首長連邦から秘密裏に資金や兵器の支援を受けていると噂されている。

PEM
【名前】CH-929 カマエル
【武装】標準装備:20mm自動追尾型バルカン砲、高周波振動ナイフ
空戦型(CH/F-929):ラジエータープレート兼自立飛行用高出力スラスター式大型可変翼、レーザーライフル
近接戦型(CH/A-929):レーザー・実体刃複合式大型ソード、ロケットアンカー
砲戦型:(CH/B-929):120mm高出力レーザー砲、両肩部2連装ミサイルランチャー
【概要】カナアン軍の制式量産機。カナアンという国の性質上、大量の兵士を確保できないため、戦力の半数以上を自律型無人PEMで賄っている。それに対して、有人PEMについては、自律型無人PEMの指揮官機としての機能を持たせる一方で、戦局に応じて武装を換装できるマルチロール機になっている。
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 13:46:23.09 ID:8X27Fssno
PEM
【名前】レインボーバード
【武装】フライングボードのみ(ごくごく簡素な近接ブレードは装備可能)
【概要】アトラクションに空中操作性と水中操作性のみを追求した機体。夕日の中で飛ぶコースが人気。

【名前】ヒューシャル
【特徴】点在する諸島の国家。常夏と豊かな自然の残る世界屈指のリゾート地。産業はほぼ観光。国内では許可のないPEMの運用が禁止されている。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 13:46:50.19 ID:8X27Fssno
アトラクション用です
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 19:11:53.42 ID:4AySfdor0
組織
【名前】ソラ・テック
【特徴】最初にメルクリウスを発見した大企業で、最初にPEMを開発した企業でもある
当初、メルクリウス利益を独占し、PEMを保有する唯一の組織として権勢を誇っていたが、他の企業・国家による総攻撃の結果、滅亡した
多くの記録が紛失しており、謎の多い組織。世界征服を企んでいたとも、戦争が激化しないようメルクリウスを独占したのだとも、メルクリウスを宇宙開発に用いようとしたとも伝わる
過去の組織ではあるが、その技術は現行技術を上回るものも多く、それらは『ソラの遺産』と呼ばれる
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 23:40:48.64 ID:TinQ8BYm0
組織
【名前】バウエル・インダストリ
【特徴】ブルトニア最大の企業グループ。軍事産業を中心に、デパートからミサイルまで手広く経営している
PEMでも国内最大手だったが、今の社長になってから兵器開発が迷走しており、量産性を度外視したトンデモメカばかりを作るようになった
低迷しているとはいえいまだに国内での影響力は強い、トラブルメーカーじみた企業
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/11(月) 17:01:21.89 ID:mQZ7vk9W0
色々と案をありがとうございます。今日は20時前後から始めるつもりですが、今のうちに特務機関のメンバーを2人募集します。
↓2まで
名前、性別、年齢、特徴及び性格をお願いします。

あとそれぞれのコンマでその人物の操縦技能も決めときます。
01〜40 兵卒
41〜60 熟練
61〜80 エース
81〜 エースオブエース

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 17:12:11.26 ID:BCuw0e710
バーネット
男 33歳
ケツアゴの濃い顔の男。上下関係を重視しており、生意気な部下や後輩が嫌い。従順な相手には面倒見がいい
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 17:14:39.06 ID:c+hz8/yEo
ガルー
男 27歳
はねっかえり気質の青年
自信家で何かと人に突っかかる事が多いが、実力のある人は素直に認める
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 17:19:24.26 ID:xuljqfsf0
主人公込みで操縦技能ポンコツトリオやんけ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 17:23:19.83 ID:NlRXNiNJo
え、エースは>>1が作ってくれるやろ(震え声)
それかシエラさんが名実ともトップ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 18:46:33.22 ID:WpZg24RFO
あれだよ、メルクリウスを体内にぶちこめば覚醒できるんじゃないかな(適当)
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 19:42:01.05 ID:Oy0oCmog0
AIに丸投げすればええやろ(ハナホジ
これからは無人兵器の時代や!
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/11(月) 20:17:32.89 ID:mQZ7vk9W0
い、一応名目上は研究開発の組織だから大丈夫です、たぶん。
ちなみに既に案を投下してもらったキャラの操縦技能の判定はその時のコンマ という事にします。なのでシエラさんはコンマが74なのでエースです。


「では、改めて皆に紹介しよう。新入りのカズミ・アーディガンだ」

「よろしくお願いしますっ!」

カズミは深々と頭を下げたが、拍手の音はまばらだった。

(うう、あまり歓迎されてないっぽい?)

頭を上げると同時にシエラ=レオネが切り出した。

「さて、挨拶はここまでにして早速仕事に取り掛かろう。今から呼ばれた者はブリーフィングルームに来い。それ以外は通常通り仕事に戻れ」

(本当に挨拶だけだし...軍の入隊時だって歓迎会はあったのに...)

「バーネット、ガルー、オルデンリッジ、カズミ、エヴァ。着いてこい」

カズミも含め名を呼ばれた者は返事をし、シエラ=レオネの後について行った。

ブリーフィングルームには椅子と机が並べられており、正面にはスクリーンが設置されていた。

「本日、この人員で行うのはADMのテストだ。依然としてADMについては未知の部分が多い。その上カズミという変数も現れた。従って改めてADMの性能や出力等の調査を行う」

「がんばろうね、お姉さん」

「うん」

「テストの形式は模擬戦とする。カズミとエヴァにはこの3名とそれぞれ1人ずつ戦ってもらう」

(明らかに私達だけ負担が大きい...)

「カズミは勿論だが、お前たちも気を抜くなよ。そろそろ私と同等、とまではいかなくとももう少し腕を上げてもらいたい所だ」

「「「はっ」」」

「では10分後に演習場に集合、以上だ」

そう言ってシエラ=レオネが部屋から出て行くと3人が声をかけてきた。

3人からの好感度
↓1 バーネット ↓2 ガルー ↓3 オルデンリッジ
01〜20 1
21〜40 2
41〜60 3
61〜80 4
81〜 5
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 20:18:51.86 ID:YKiqfWQe0
たあっ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 20:19:50.67 ID:C+ApayFdo
ほい
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 20:20:32.73 ID:c+hz8/yEo
ぬっ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 20:23:21.76 ID:C+ApayFdo
愛され溪
497.97 KB Speed:0.7   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)