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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」
- 748 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:23:47.26 ID:nkUp22I40
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< 話は流れて >
提督「えー、僕スフォルツァ家みたいな権謀大好きなお家はちょっとぉ……」
阿賀野「自分の言動鑑みてくれませんかね」
叢雲「ふふん、同族嫌悪じゃないの? 」
提督「や、スフォルツァ家というかあの時代のイタリア名門と比べるとか僕そんな自信家じゃないんで」
阿賀野「こんなのに同族意識持たれるとか半島貴族皆憤死しちゃうよ」
叢雲「あなたたち何なのよその息の合い具合は」
提督「歴史好き故に? 」
阿賀野「故に! 」
提督「いぇーい! 」
叢雲「はぁ……」
漣「意味分かんな。……や、本当マジでなんなのか分からん、分からん」
- 749 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:24:29.84 ID:nkUp22I40
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< 当然の如く >
阿賀野「え、いや、悪辣さにおいても提督さんなんて三歳児の悪戯レベルでしょ。
当時の半島情勢に比べたら」
提督「せやせや」
叢雲「まぁ、たぶんあなたたちが言うんだからそうなんでしょうけども……」
漣「ご主人様がガキに見える悪辣さ、ねぇ……? 」
- 750 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:25:59.95 ID:nkUp22I40
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< 史学に興味が無いと何の理解も共感もできない >
雲龍「いえね、あの、普通に蹂躙されるのよ。あれを本気で焚き付けて受け身になると」
阿賀野「そりゃあまぁあの体躯の、あー……性欲過多で愛の深い男に襲われるわけだから」
雲龍「襲われてるわけじゃないのよ。私はそれでも嬉しいけどそうじゃなくて」
阿賀野「あのさ……」
雲龍「そもそも焚き付けているっていうのも語弊なの。
傅いてけれど膝は付かず奉仕すれど媚びはせず、というか。
あくまで男を立てる品のある女としての節度ある吶喊というか。
もちろん負けるのは確定しているしそれが楽しいんだけど」
阿賀野「あのさぁ……ちょっと例えがとっ散らかり過ぎてよく分からない」
雲龍「考えてきたわ、というか勉強してきたわ、控えなさい」
阿賀野「あのさ……」
雲龍「なんたか島の食人鬼皇帝率いるミュラの突撃を自分でお膳立てして涙を流すようなものなのよ。
それも、全ては無謬の希望と無私の愛において」
阿賀野「なる、ほど……分かった、阿賀野が間違ってた、ごめん」
漣「なんだこれ……」
- 751 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:26:45.06 ID:nkUp22I40
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< そこは譲れない >
雲龍「私の肉とヒダで諸々処理して終わるような男ならそもそも身体を許してはいないわけよ」
涼月「まぁ……そうでしょうね」
雲龍「でもね、愛してしまったからこそなの。
こんな境遇のこんな化け物を本心から愛してしまえるような馬鹿にはそれを許したくなったの」
涼月「はぁ」
雲龍「いえ、寧ろそうやってしてくれた方がどれだけ楽か。
道具として処理してくれた方が楽に感じるのよ。
深く心から抱き締められればられる程私の胸は愛に締め付けられて、苦しくなる」
涼月「……」
雲龍「そういう、ことなのよ」
涼月「…………」
雲龍「……………………ま、それは嗜好とはまた違った話であって、私って普通にキツめのマゾなんだけど」
- 752 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:27:52.26 ID:nkUp22I40
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< 性欲の絡まない友情っていいよね、って >
Roma「ふぅ……やっぱりトレーニング後は秋でも暑いわね」
涼月「ん、えっと、あの……」
Roma「何? 」
涼月「え、と……その、タオル」
Roma「? ありがとう? 」
涼月「…………その、はしたないです、Romaさん」
Roma「は? 」
提督「んえ? まぁ、ノーブラで白いシャツはどうかと思うよ。
胸元も緩いやつだし」
Roma「あ、そう……特に視線も感じないんだけど? 」
提督「慣れだよ慣れ」
Roma「はぁ。あなたの精神構造ってどうなってるのかしら」
提督「さぁね。見てほしい? 」
Roma「そういうわけじゃないけど男の視点って割と大事なファクターでしょう。
私があなたに興味を持っているかどうかは別として」
提督「そうだね。…………逆に俺がお前にそういう意味で興味を持っているかどうかってことじゃねぇのかな、たぶん」
Roma「なるほど。実にあなたらしい卑怯な逃げ方ね」
提督「しっつれーな」
- 753 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:28:50.56 ID:nkUp22I40
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< 納得がいかない >
提督「まずこう、構成が気に入らねぇんだよ」
漣「はぁ」
提督「最初はまぁ説明回でいいとは思うけどな、次はなんというか水着回的なのをやって」
漣「はぁ」
提督「微妙なシリアス挟んで」
漣「はぁ」
提督「急に現在に引き戻して、その後直近の過去回想とかそういう感じでラストに進んだらどうかねおねーさん」
漣「割とありそうですけどね。……それ、サメ映画では? 」
提督「サメ映画構成でシリアスアニメをつくってはいけない理由とは? 」
漣「んなもん売れるわけねぇでしょーが……」
- 754 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:29:21.95 ID:nkUp22I40
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< 私は、お待ちしております、待望です >
提督「つーかそもそもサメ映画をアニメでやればいいと思うよ俺は」
漣「深夜アニメっすかね。エログロ満点で実にそれっぽい」
提督「過度なシリアスとかは勿論要らない。
なんとなくキャッキャしてそれとなく悲しんでどうということもなくハッピーエンド」
漣「うーん……」
提督「夏休みに海へ来た大学生グループとなんかよく分からないマッドな担当教官とで1クールいけるだろ」
漣「ゼミ旅行なんすかね。……無駄に若作りで到底教授に見えないエロい担当教官なんすね? 」
提督「あぁ。なんぞ意味不明なよく分からん実験の産物なわけだよ、サメちゃんは」
漣「ヒロインは? 」
提督「当然ポッと出のエロいねーちゃんだよ。社会人から高校生までどこでもいいぞ」
漣「ゼミの重要人物は教官と親友と……あぁ、アニメ業界的に不思議っ子みたいなロリくらいは」
提督「最後はトレース不能な理由の大爆発でエピローグでは軽口言い合う主人公とヒロイン」
漣「Cパートで背鰭でも見せときゃいいんすね」
提督「グッッッッドっ! 」
漣「うーん……え、いや、なんか普通に1クールの深夜アニメとしてなら……いやいや」
- 755 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:30:43.79 ID:nkUp22I40
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< 見せたい >
提督「はぁ……なんで君この季節に水着なんて着てんの」
雲龍「? 好きでしょう? 」
提督「そりゃまぁ……そうだな。でも私室に招かれたときの普通ってあるだろう。
ネグリジェでもいいしランジェだけでもいい。
なんならパジャマでもラフな部屋着でも」
雲龍「あ、そう……それよりこれ、久々に良いと思ったデザインなの」
提督「はぁ? 」
雲龍「いい? ここ、これ、見なさい」
提督「肩胛骨も綺麗だなお前。…………あ? 」
雲龍「分からないの? 黒のビキニでゴールドのホックはまぁ普通にあるでしょう。
でもこれ、このホック、留め具が台形のやつなの。なのに丸みも帯びてて、可愛い」
提督「うん……そうだね? 」
雲龍「…………はぁ……もういいわ、抱いて」
提督「あのさ……」
- 756 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:32:00.27 ID:nkUp22I40
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< 男視点と女視点……とも言い切れない >
提督「でもこうなんつーの……うん、鼠蹊部殆ど見えてるハイレグみたいな三角はすげーと思う」
雲龍「そんなのはいいから、ほら、抱いて」
提督「あ、そう……なんなの君、そんなにそのホックに興味無いの気に入らないの? ねぇ……? 」
- 757 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:34:09.37 ID:nkUp22I40
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< 天丼というかなんというか >
提督「や、ややや……でもほら、男としてはうなじから背中も好きだけどやっぱ前というか、おっぱ
雲龍「もういいから、本当いいから」
提督「なんでそんな投げ遣りなの……君割と面倒臭くない女の子自認してたでしょーよ……」
- 758 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:39:44.02 ID:nkUp22I40
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< 明日には忘れている >
海風「” 上品な女性は同性からも好かれるものです ”ねぇ……ふぅん」
江風「女性誌に喧嘩売るような顔するっていよいよヤベーやつだと思うンだけど」
海風「そうだね。……でも絶対そんなこと無い。それが実現するって本気でこれは勝てない、美しいって思ったときだけだよ」
江風「かもしれンけど」
海風「私は愛宕さんとか雲龍さんは上品だと思ってるし綺麗だと思ってるよ。
それとは別に普通に先輩としても同僚としても女としても好きだよ?
でもね、上品だから好きになったなんて言われたら怒っちゃう」
江風「そうなの。…………嫌な酔い方してるけど、何か、あった? 」
- 759 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:44:03.90 ID:nkUp22I40
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< 終局衣装なんて投げ捨てて >
雲龍「ぁ……、ふ、ぅ……………………ぁは」
提督「……………………っ、ハァ…………口」
雲龍「ん…………ふぅ、寝バックでイった後そのままキスさせるの、好きね」
提督「大好き。…………一回抜いていい? 」
雲龍「ヤ。逃がさないから」
提督「ぉふ…………脚、逆に絡めないでよ……ん」
雲龍「このまま、このまま……もう一回、もっと潰して、あなたに溶け合うくらい」
提督「うん。…………手、掴ませて? 」
雲龍「あ、っは……ンー…………枕だけ、ヤ……投げないでよ…………ンンん、っ…………〜〜、! 」
- 760 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/01(火) 23:44:34.52 ID:nkUp22I40
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ありがとうございました
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/01(火) 23:59:54.25 ID:W5eXHUbU0
- 乙
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/02(水) 18:01:45.09 ID:m450sx13o
- おつ
- 763 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:28:25.20 ID:DEH1twDIO
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< ゾッとしない(する) >
雲龍「でもそうね……復讐って案外と難しいかもしれないわ。
そもそも私たちがその辺の人間に害されるビジョンが見えないけど」
漣「や、ご主人様人質にされて脅されるとか」
雲龍「なんて蛮勇。……やっぱりオーソドックスなのは爪剥ぎからかしら」
漣「一息に殺して差し上げるって選択は無いんすね」
雲龍「あるわけ無いじゃない。私たちの復讐心生み出すなんてちょっとやそっとじゃないし。
兆が一あの人が誰かに殺されたらこの国が終わるわよ」
漣「貴重な兵器が、とかそういう理由じゃねーのが酷い話」
雲龍「私たちって大概重くてメンヘラで勘違い女だから逆恨み甚だしい暴れ方すると思うの」
漣「いやいやいや……まぁ、大切な相手がいれば目の前でその人を、とか」
雲龍「なるほど、参考になるわ」
漣「何の参考なんですそれ……」
- 764 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:29:51.11 ID:DEH1twDIO
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< 見えているモノと見えていないモノと見てはならぬモノと >
叢雲「でもあれよね、どうせ隠蔽されるんでしょうし多少の被害ならいい気もするわ」
漣「よくはないと思うんだけど」
雲龍「本当に闇深い事件っていうのはまともな人間は誰も知らなくて事件にはならない出来事のことだもの」
叢雲「事件というよりは出来事ね」
叢雲「龍田に恋した頭おかしい理想主義者が死んだのも報道は何も無かったし。
横須賀中枢で銃撃されて浮かんでたら普通大事件なのに」
漣「まぁ、あの人に関しては誰でも死んだ理由分かるし……こっち側なら」
阿賀野「世間様っていうのは尺度としては結構大事なものだからね。
その尺度を使えない程隠蔽されるっていうのは実に不利なわけ」
雲龍「反体制派、自称清流派の皆さんにとっては? 」
阿賀野「うん。阿賀野はそういうところ興味無いからどうでもいいけど」
叢雲「国家とは何か、正義とは何か、なんて陳腐な話に踊る子って可哀想よね」
漣「んん、叢雲ちゃんとか漣の姉妹も何人か参加している噂があるわけだけど」
叢雲「吹雪が最初から参加する気無しだった時点で私には……何? 」
阿賀野「別に。……吹雪ちゃんキチってなんだか怖いな、って。
あの子普通オブ普通みたいな普通に良い子なのに」
- 765 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:32:07.20 ID:DEH1twDIO
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< 普通に悲しむので普通に言わない >
叢雲「こんな……ええ、横須賀だとかここ大湊みたいな魔窟で普通オブ普通やってる女が、普通……? 」
漣「んなわけ無いよね。控え目に言って化け物だよ、化け物」
阿賀野「そう言われるとまぁ……そうだね」
能代「言いたいことは分かるけどそれでもやっぱり逆説的に謝るべきでは……? 」
- 766 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:36:30.86 ID:iwFWsCysO
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< 一緒に回れはするけど自動で太鼓持ちになれるくらい >
提督「男としては愛人と遊びに行くのって想像くらいはしてみるんだ。……軍人になる前だぞ? 」
雲龍「ええ」
提督「ゴルフ行くのだけはマジで心底分かんねーんだよな」
雲龍「ふぅん? コスチューム目的じゃないの? あと手ずからおしえられるし自慢もできる」
提督「エロいといえばエロいけども……」
叢雲「接待でも使えて趣味にもなって見目麗しい女に太鼓持ちさせられるなんて最高ね」
提督「確かに」
雲龍「一石三鳥ね」
提督「うん。…………接待プレーができないくらいの上手さしか無いからどれにも当てはまらねぇな、俺」
- 767 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:38:10.79 ID:hCc1LS5CO
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< 大特とかかな? >
提督「休日には出不精の俺を引き摺って単車の後ろに乗っけてくれてさ、
ツーリングに行こうとか行ってくれる彼女が欲しかったのよ」
高雄「何故それを私に言うんです」
提督「欲しかったのよ、というか欲しい」
高雄「……」
提督「……」
高雄「……」
提督「……」
高雄「……大型の次は単車ですか。その次は何の免許を取らされるの? 」
- 768 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:45:41.04 ID:hCc1LS5CO
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< ミックス用の種子袋を買うより自分でミックスする方が楽しい(ガチ) >
阿賀野「取ってきたよー」
愛宕「ん、ありがと。適当にサラダとかにしちゃうからそこ置いておいて」
能代「家庭菜園の規模を超越してるわよね。
普通はベビーリーフミックスって器一杯にならないと思うよ」
阿賀野「阿賀野は稲作がしたかったんだけど……」
能代「そりゃあ土地はあるけど」
阿賀野「稲作文化の気分味わいたい……」
愛宕「私は嬉しいけど。ベビーリーフのサラダ好きだし」
阿賀野「お米もいいよね? 」
愛宕「ん、好き」
阿賀野「ね? 」
能代「あのさ……」
初月「…………栗の木を世話してみたり巫山戯た広さの家庭菜園をしてみたり……それが全部歴オタ故なのか……? 」
- 769 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:53:27.01 ID:hCc1LS5CO
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< 夢は広がるばかり >
愛宕「え? 栗の木もなの? 」
能代「栗の花の臭いをおしえてやりたいとかなんとか言ってなかったっけ」
阿賀野「それはあくまでネタ。栗の木って五千年以上前から栽培されてたんだよ?
肥料モドキ与えて植林までして」
愛宕「へぇ……」
能代「実を付けるのはいつになることやら」
阿賀野「まぁ、単純に植物の成長見てるの楽しくなってきちゃったのもあるけど。
来年は瓢箪を植えて酒器をつくるのが楽しみ! 」
伊14「これが歴女ってやつ? 」
旗風「大分違うと思うけど」
松風「まぁ、本人は大分楽しそうだしいいんじゃない」
提督「武術家の腰にぶら下がってる瓢箪と稲作ねぇ……そのうち濁酒みたいなのまでつくり始めそう」
高雄「あの、酒税法とか、その……えーと……」
- 770 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:55:59.45 ID:VnzxKTLSO
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< (車)(車)(車)(仏教)(オリンピック)( )(焜炉) >
雲龍「一輪、二輪、三輪、四輪、五輪、七輪ならあるわね」
天城「はい? 」
雲龍「花を数えるとかそういうのなら何輪でも構わないでしょうけど……六輪? 」
叢雲「ロクワならあるわよ。六輪駅って愛知だかどこだかに」
雲龍「……なるほど」
天城「……はい? 」
- 771 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/02(水) 23:58:16.36 ID:pE4bWbnEO
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< 身分を証明する必要性とは >
涼月「うーん……折角戴くならもう少し写りの良い写真が良かったなぁ」
涼風「免許のかい? 」
初月「実際僕たちが乗ることなんて殆ど有り得ないわけだけどね」
涼月「でも一応は有り得るし。明石さんみたいにドライブが好きになるかもしれないし」
初月「まぁ、そりゃあね。……別に十八歳未満でも運転させろとは言わないけどさ」
涼月「? 」
初月「百歳だろうが千歳だろうが運転できるんだし僕らに免許なんて必要無いよな」
提督「持ってることに意味があるんだよ馬鹿。
……それに涼月はデートで乗る可能性割とあるだろう」
涼月「そうですね」
涼風「そうだな。……今のところその通りだけどあたいたちには本気で要らないんじゃないのかやっぱり」
- 772 :新檀黎斗神(王) :2022/11/03(木) 00:01:04.43 ID:rdDZrZOD0
- https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1667237399/
- 773 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/03(木) 00:01:59.48 ID:wLj+7J+qO
-
< 欲しいものを呉れる人が一番欲しい >
漣「ねーねーご主人様ー、これ買ってくださいよー」
提督「や……やや…………うぅん? ……お前自分も大概金持ちだろうが」
漣「分かってませんなぁ。自分で買えたとしても男に買わせたい、貢がせたいって思うのが女なんですよー? 」
提督「あのさ……」
龍田「あらぁ〜、可愛いだけじゃあ貢いでもらえないわよ? 」
漣「や、可愛いだけで貢いでくれるお財布将校なんすよこれ。さっきまでアホ面でうたた寝してましたけど」
龍田「可愛いからプレゼントしてくれるわけじゃないと思うけど」
漣「ブッサイクな顔してる漣みたいな言動趣味思考の女なんて好きになりませんよこれ」
龍田「そんなこと無いと思うけどなぁ」
漣「いーえ、そうに決まってんですよ。漣はこれだけ小生意気でそれに合った可愛さだから腐れ縁やってられるんです。ねー? 」
提督「ねー? じゃねぇの……折角気持ち良く寝てたのになんなの君……」
- 774 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/03(木) 00:02:20.44 ID:1jEDFIgdO
-
ありがとうございました
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/03(木) 03:57:05.57 ID:t1PWswhjo
- 乙
- 776 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 21:51:37.49 ID:lJBnGZf50
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< ーーーーなんて、酷い、幸せ >
海風「んぅ……撫でたがり、ですね」
提督「海風が撫でられたがりだから」
海風「そうですね。…………あなたの鼓動、私が聴けるときっていつも普通です」
提督「海風を抱き締めてると落ち着くから」
海風「はいはい。…………ふぁ」
提督「寝る? 」
海風「あなたがこのまま、私が寝ても抱き締めて撫でていてくれるのなら」
提督「おはよう海風。そろそろ起きる時間だ」
海風「はい。……………………本当に、こんなときさえ平常心だなんて、なんてーーーー
- 777 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:01:27.60 ID:lJBnGZf50
-
< Mother Goose >
提督「まぁ、本当に海風がしてほしいならしてるよ? 今日別に喫緊の裁決事項なんて無いし」
海風「そこで“ じゃあお願いします ”って言っていいのは愛宕さんか高雄さんだけじゃないですか」
提督「そんなこと無いよ。俺、海風のこと好きだよ? 」
海風「言い直しましょうか? 私の中のあなたが理想とする私はそういう女なんです。
悪意を込めれば都合の良い私と言い換えられますけど」
提督「それは俺への悪意だよね。…………コーヒーとココアどっちがいい? 」
海風「コーヒーで。シャワーを浴びたてのあなたにココアの甘さは烏滸がましいので」
提督「そ。…………海風の唇ならどんなときでも甘いと思うけど」
海風「気持ち悪い。……………………女の子はお砂糖とスパイスと素敵な何かでできているんでしたっけ」
提督「素敵な何かもスパイスも昨日味わったから、ほら、やっぱり今の海風は甘さしか無い」
海風「はいはい。…………………………………………腕、離してくれないの? 」
提督「抱き締めて撫でてほしそうな顔してたから」
海風「ーーーーーーーー……………………」
- 778 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:03:15.02 ID:lJBnGZf50
-
< 映画好きとしてはウィンスレットの方が好き > ケイト >
漣「へーいご主人様ー。今日もあなたに不都合を届ける漣様ですよー」
提督「そうか。帰れ」
漣「根っからの上級とか成金の皆さんって結局はスレンダーな美人を選ぶらしいっすよ? 」
提督「俺バーランダーのファンだから成功者じゃなくてもいいわ別に」
漣「ば、バーラン……? 」
江風「そこでいきなりバーランダーとか出せるのは得難い人物だと思うよマジで。
…………言ってることはゴミクズの言い訳にも劣るけど」
- 779 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:04:33.32 ID:lJBnGZf50
-
< 美化された想い出というものは >
漣「ほーん……なるほど」
江風「野球に全く興味無いやつがバーランダー検索するとか意味分かンな」
漣「ご主人様が意味分かんないだけでしょ。……ねぇ」
提督「あん? 」
漣「この人たち子供に古風な名前付けたらしいですけどご主人様ってクッソ中二な名前付けそうですね」
提督「や、嫁さんがどういうの提案してくれるかは知らないけど俺はもう候補決めてるから。
中二感無い名前だから」
伊14「どーせ元カノの名前でしょ? 」
提督「喧嘩売ってんのかお前」
江風「ビスマルクって当て字だと比、斯、馬、可、って書くらしい」
伊14「残念。あんまり名前っぽい使い方はできないですね」
提督「……………………」
江風「? 」
伊14「? 」
漣「おーっと……どうどう、キレるの、駄目、悪意、無い? オーケー? 」
- 780 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:07:53.91 ID:lJBnGZf50
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< 自分を誇るのか、誇らない自分を誇るのか >
龍田「まぁ、でも? 鉄血宰相のこと弄ると途端に機嫌悪くなるあたりガチ過ぎて気持ち悪いわよね」
山城「ある意味では私たちどころか愛宕や高雄さえ勝てない相手だから仕方無いじゃない」
扶桑「あんなののどこがいいのかしらね」
龍田「え? 」
山城「姉様? 」
扶桑「???? 」
叢雲「…………あいつを見る視点の違いというか、なんというか」
- 781 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:08:34.64 ID:lJBnGZf50
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< 嫌という感情故に、許すという >
提督「え、チーク使うんなら頬骨の斜め内側からが基本じゃね? 」
涼月「は、はぁ」
漣「何言ってんだこいつ」
提督「や、基本だと思うが」
叢雲「おっさんが基本とか言うのに眩暈がするって言ってんのよ」
提督「んなこと言われても」
愛宕「そういうこと知ってる男を許せる女もそういうこと知られてるってこと自体はちょっと嫌なのよねぇ……」
- 782 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:10:07.69 ID:lJBnGZf50
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< 真顔で返されると、辛い >
雲龍「そういえば何故昨日は私にお呼びがかからなかったのかしら」
提督「は? 」
雲龍「いいおっぱいの日は私の日だと思っていたのだけれど」
提督「海風に喧嘩売ってんのかお前」
雲龍「あなたが女全体に喧嘩売ってるのは置いておいて、そうかもしれないわね」
提督「あ、そう……だそうですがお姉さん」
海風「雲龍さんがいいおっぱいなのは知ってますけどそれ毎日じゃないですか。私にも時々は、ください」
雲龍「…………」
提督「…………」
海風「?? 」
- 783 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:14:11.39 ID:lJBnGZf50
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< 半苦笑い >
GZ「ついさっき知ったのだがBismarckは腹を緩く抱き締められるのがお気に入りだったらしいぞ」
時雨「知らないよそんなこと……」
あきつ丸「ある意味では弱みの最たるものだろうが……」
鈴谷「あれにそんなこと言っても笑って認められるだけだよねぇ……」
- 784 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:22:09.66 ID:lJBnGZf50
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< 得難い指針 >
提督「っても実際な、俺って割とハードな方だと思うんだよ。
体力も一応成人どころか軍人平均よりある方だしガタイも良い方だし」
天城「天城はそう思いますよ、天城は」
能代「まぁ、この人しか知らないヒトの意見しかありませんけどね、ここ」
天城「それはそうですが」
雲龍「AVを参考にしても割にハードな方だと思うわよ、この人」
天城「はい、こういうことです」
能代「…………ケダモノ」
提督「な、っんでこいつのAV評で俺の嗜好決められるんだよ……」
- 785 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:23:59.35 ID:lJBnGZf50
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< そういう風に囁き合えたらいいね、って >
雲龍「まぁ、でも……自称ハードな男なんて唇が腫れる程ヤってから言ってくれる? 」
提督「さすがに僕にKinKi Kidsはきついんですが」
雲龍「?? 」
提督「???? 」
天城「えー、と……」
漣「懐メロ班! 」
阿賀野「堂本兄弟って懐メロじゃないと思うよ」
山城「歴オタ二人を見る限り懐メロのようね」
龍田「そうね。…………頭おかしい歴オタと並べられたら仮に懐メロ扱い許せる人でも怒るとは思うけど」
- 786 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:27:11.33 ID:lJBnGZf50
-
< ゆする、ねだる >
雲龍「レンタル彼女って良い制度だと思うのよね。私あれ好き」
龍田「一体それはどんな視点から言ってるわけ? 」
雲龍「? 出会いの場として良いでしょう? なんならば気に入った相手とすぐに手を繋げるし」
龍田「変なスラングみたいね、手を繋げるって」
雲龍「そういう意味で言ったし。すぐに仕事を辞められる、でもいいけど」
龍田「あ、そう……でもそういうのって制限かけられてるんじゃない?
店としては演出のやり過ぎと媚を売るラインの見極めかもしれないけど」
雲龍「あぁ、地下アイドルと付き合えるかどうかのラインみたいな」
龍田「ええ、レンタルからでも付き合えるかも? みたいな感覚は必要だと思うわ。
でもその望みを揺さ振る位置で揺すってあげないと」
雲龍「揺すって、っていうのが強請ってに聞こえたわ。強く請うに」
龍田「そう聞こえるように言ったもの。…………誰しも強請られるよりは強請られたいものだとは思うけど」
- 787 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:29:54.00 ID:lJBnGZf50
-
< ある種の鳴き声に近い >
漣「素数山手線ゲームとかいうクソみたいなゲームやったとして」
提督「あん? 」
漣「明石さん殺すまでどれだけかかります? 」
提督「さぁ? ……お前らどう? 」
高雄「ようは計算し切ればどこまででもついていけますね」
雲龍「お酒が入っていなければまぁ、余程間隔を詰められなければ」
明石「ふっつーに私がうんざりしてリザインすると思いますけど」
江風「つーかそもそも素数山手線ゲームって何……? 」
- 788 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:33:37.57 ID:lJBnGZf50
-
< 懐に入り込みさえすれば >
提督「シニヨンしゅき……今だけはとってもしゅき……」
愛宕「仕方無いわねぇ……ん、お風呂行きましょう? 」
提督「あぁ^〜……」
江風「……なンでアレでモテるんだろう」
叢雲「あの為体でもモテるからあんな馬鹿やってんのよ」
涼風「…………鶏と卵にさえ喧嘩売るとかどうなってんのって感じはするね」
- 789 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:35:48.51 ID:lJBnGZf50
-
< シリアスでは御座いません >
赤城「配られたカードの質も数も、負けてはいませんでした」
涼風「ふぅん……まぁ、そうだね」
赤城「私が自分で集めたカードだってそう悪いものではありません。
それなりには機能してくれる良いカードでした」
涼風「でも、負けた」
赤城「ええ、陳腐な言葉で表現すれば人類の叡智に負けたのです。
もっと言えば、たった一人のクズ男の妄執に」
涼風「クズの妄執って言い方さえ烏滸がましいと思うけどね。
…………女と依存しないと生きられないから仕方無いって体で相互依存するようなやつなんだから」
- 790 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:36:40.88 ID:lJBnGZf50
-
< 始まりの予感(偽) >
雲龍「うーん……鬱憤孕スメント……」
天城「…………」
加賀「…………」
葛城「…………」
雲龍「…………あの、別にツッコミ待ちではありませんけど会話を止めるのは違うのでは? 」
- 791 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:45:18.95 ID:lJBnGZf50
-
< 消えない過去 >
「恋はするものではなく落ちるもの、だったか」
あきつ丸「は? 」
「いや、なに、俺にとってはさせられるものだったな、と思っただけだ」
あきつ丸「なるほど。…………江國香織、ですか? 」
「そうだがよく知っていたな」
あきつ丸「そういう言葉遊びが好きで自分などと連めるような御仁に心当たりがあるでしょう」
「あぁ。……だとして、だよあきつ丸。あれに巫山戯た口上を宣われてわざわざ調べたのだろう? 」
あきつ丸「まぁ、待機時間が寧ろ本分であるからして。あれはあれで良い暇潰しをおしえてくれるのであります」
「そうか。…………ふぅ、そういう、無自覚の想いというものを認識したかったものだ、この歳になってからでな」
あきつ丸「仰る意味がよく……殿下は、これまでずっと幸せでありましたでしょう? 当然、この先も」
「そうだな。……………………幸せだったということにされた、と言うとさすがに酷い言い草かな」
あきつ丸「ええ。…………自分となど話している時間は無駄でありますよ。
せめて、三笠殿にでも会ってきては? 」
- 792 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:49:11.14 ID:lJBnGZf50
-
< 或いは理屈さえ超える理屈 >
愛宕「人は理屈だけでは生きていけない」
提督「ん? 」
愛宕「人間は肥大した知性によるところの論理だけでは生きていけないって言うけれど」
提督「ん、真面目な話? 」
愛宕「ピロートークの類いよ、どうでも良い話。
……私にとっては、理屈でしか生きていないって思えるの」
提督「うん……? 」
愛宕「愛ってこの上無い理屈でしょう? 」
提督「嗚呼……うん…………うん、そうだね」
愛宕「ね? 」
提督「うん。……………………すっごいスッときたよ。こう、琴線鷲掴まれた気分」
- 793 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/09(水) 22:49:38.84 ID:lJBnGZf50
-
ありがとうございました
- 794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/09(水) 22:55:17.87 ID:KEuStkaY0
- 乙
- 795 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 22:59:06.56 ID:/M8RxoypO
-
< 嬌声、共生、強勢、強制、共棲…… >
提督「お風呂入って背中に張り付いたほつれ髪、セクシーだね」
愛宕「うぅん……? どこ? 乾いてない? 」
提督「頸、ちょっと触れるかも」
愛宕「ん……」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「…………なぁ、あーちゃん」
愛宕「うん? 」
提督「バスタオル巻いてドライヤーはいいよ別に。なんで用意してる着替えがパジャマなの? 」
愛宕「だって今日は一日オフにしてくれるんでしょう?
昨日、言質勝ち取ってあげたじゃない。あなたが勝てば判捺すだけにお膳立てしてあげてたけど」
提督「ん、んん……んー…………うん……」
提督「…………おはよ」
高雄「? ええ、おはようございます。愛宕は? 」
提督「今日は裁決事項少ないからオフにしてやった。不公平は良くないしお前もいいぞ」
高雄「?? はぁ……ではゆっくりコーヒーでも淹れてきますけど……うん? 」
- 796 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:03:13.55 ID:OH0O5T0HO
-
< 瞑目せざるを得ない程に純粋に >
高雄「どうぞ」
提督「せんきゅー愛してるよ高雄」
高雄「そんなこと、知ってます」
提督「知ってることでも言葉にしないとね」
高雄「まぁ……そうね、ええ」
提督「うん。…………休んでていいよ」
高雄「読みたい本も調べたいこともありますけど……あのね」
提督「あん? 」
高雄「愛宕がいないんだから私が独占してもいいでしょう?
ただでさえ昨日は愛宕に盗られていたんだから」
提督「……………………」
高雄「ふふ……いいんですよ、これで。一緒に仕事をしていて得られる充足って、確かにあるの」
- 797 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:05:05.41 ID:5nNyl48HO
-
< 投げ遣りにならざるを得ない程に純粋に >
漣「うーん……暇」
提督「暇で結構じゃねぇか、寝てろ」
漣「よし……ねぇ、皆さん、今までしてきた悪いこと自慢しましょう」
提督「たりーなおい……俺今日大分頑張って仕事してたから疲れてんだけど」
漣「ご主人様は軍機の絡む度を越した悪行しかしていないと思うので裁定係です」
瑞穂「最低係兼務ですね」
漣「……」
提督「……」
瑞穂「ふふ……? 」
- 798 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:06:34.93 ID:Sz6unryXO
-
< 投げ遣り(真) >
漣「まぁ、クソ程つまらない瑞穂さんは置いといて……どうぞ? 」
葛城「確かにまぁ私くらいが丁度良いレベルかもしれないけどさぁ……これ本当に続くの?
私だけ暴露させられて終わったりしない? 」
漣「そこは葛城さんがどれだけ場を温められるかに掛かってますね」
葛城「あ、そう……うーん…………ぁ」
提督「無理に続けんなよ……俺仕事終わらせたし昼寝してきてぇんだけど」
葛城「私たぶん人殺したことある。
何年か前に任務で破壊した建物あれ、
たぶん提督さんみたいなクズの陰謀の所為かよく分からない理由で砲撃したし」
瑞穂「……」
漣「えー、と……ぁ、はい、審議」
提督「疑わしきは罰せずだな。評定、無罪」
葛城「わ、わーい」
提督「爆破解体の補助か何かだったんたな。
よし、じゃ、俺は夕方まで昼寝してくるから、起こすなよ」
漣「うーん……」
葛城「…………」
瑞穂「…………最低係、でいいのでは……? 」
- 799 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:08:38.28 ID:tHKOmlWJO
-
< 何は無くとも背後に怖気 >
葛城「ちなみに女川の港を監視できるエリアの建物を海上から飛ばしたヒコーキで爆撃したんだけど何か知ってる?
何のニュースにもなってなかったっぽい」
漣「知ってても言わねーですよそんなこと」
瑞穂「瑞穂も知りませんし言いません」
葛城「まぁ、そりゃそーか。……赤城さん、はまぁ惚けてくれるし涼風ちゃんも流してくれるけど」
漣「ここで一番駄目なのはたぶん高雄さんですね。
あれで身内認定した相手に対する親愛の毒凄いですから」
瑞穂「軽いジョークみたいなノリで酷い機密おしえられますものね」
葛城「やっぱり。…………やっぱり、って本当に無意識に出てきたんだけど大丈夫かな私」
- 800 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:11:03.55 ID:QlujZeM+O
-
< いつ溜まったものが爆発するのかに似た >
漣「まぁ、高雄さんってご主人様とあと精々愛宕さんへの侮辱以外気にしないヒトですし」
瑞穂「眼前で化け物呼ばわりしても歯牙にもかけてくれそうもありませんよね」
葛城「まぁ、ね……だからって安心できるかっていうと…………うん、そういう嫌な信頼感凄いんだよなぁ……」
- 801 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:12:18.86 ID:5Agc5wcoO
-
< 絶対的信頼感というもの >
天城「? 徒士での戦闘ならお互い得物の無いときでも姉様は普通に加賀さんに負けますよ?
少なくともあくまでルールのある闘技、という範疇なら」
江風「え、何それマジ? 愛故に殴れないとかじゃなく? 」
天城「完封とまではいきませんが加賀さんは刀なんて無くても普通に強いんです」
江風「マジかよ……この前遊びたくてヤってもらったときなンて指先さえ届かなかったンだけど、雲龍さン」
天城「身長はイコールですから」
江風「雲龍さンより加賀さンの方が大分低いだろ」
天城「その辺は実力としか。……あぁ」
江風「あン? 」
天城「赤城さンに弟子入りでもしては? 」
江風「物言わぬ戦闘人形になりたいわけじゃないからパス」
赤城「あのですねぇ……」
- 802 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:17:14.09 ID:edM5jQQUO
-
< 強さとは何か >
江風「っても……赤城さンって強いの? そりゃ弱くはないだろうけど」
赤城「これ、普通に自慢なんですけど得物が有っても無くても加賀さんと互角にやれるくらいには」
江風「マジかよ……こっわ」
天城「ね、怖いですよね」
赤城「でも私も加賀さんも雲龍さんに絶対勝てるわけでも無
江風「この勝つ為なら何でもやりそうな女と互角とか加賀さンって化け物なの? 」
天城「巴御前と遣り合えそうなくらいには純粋に強いんです」
赤城「あ、あの……そんなこと言います……? ねぇ……? 」
- 803 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:18:35.25 ID:18mItZoqO
-
< 教育環境 >
提督「だる……今日の夜何か知ってる? 」
高雄「確か鴨肉ですね」
提督「ふぅん……でも高雄じゃないんだ」
高雄「確かに和食と比べれば洋食は得意ですけれどイタリアンとして括れば適任は別でしょう? 」
提督「Romaか? 」
高雄「いえ、Littorioですが」
提督「……あ、そう」
高雄「何か」
提督「…………あいつがこの前お昼に用意していたのを忘れていたんですとか言って持ってきたんだよ、マグロ」
高雄「はぁ、テリーヌ風のパテか何かでも出されましたか」
提督「や、炙ったたたき。大蒜がそれはもう効いてたな、美味かった」
高雄「…………」
- 804 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:20:34.93 ID:NLFBuRIIO
-
< 迂遠な光源氏計画の可能性 >
江風「雲龍さーン、あれつくってよあれ」
雲龍「ん……夜でいいの? 」
江風「うン、今日はあれ食べて飲んで寝たい」
雲龍「そう……仕方無いからつくってあげる」
江風「感謝感激でーす」
雲龍「……ん」
Littorio「んん……あんな関係でしたっけあの二人」
海風「雲龍さんって基本頼まれたら嫌とは言わない性格じゃないですか。
あんな風ですけど身内認定出した相手にはやたら弱いし甘いし」
Littorio「まぁ、情は深いのでしょうね。好き嫌いの分かれるタイプではあると思いますが」
海風「そんなの誰でもです。…………雲龍さんの策略な気もしますけどね。
いつか自分から食べられに来るように、みたいな」
- 805 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:28:09.53 ID:6jvJt2LtO
-
< じゃあ、つまみにならない鴨料理って何かと言われると困るけれど >
Littorio「? どうしました? 」
提督「や、今日も美味しいよ、ありがとう」
Littorio「いえいえ、Littorioもお料理、好きですから」
提督「うん」
Roma「姉さん、こっち、大皿が足りないわ」
Littorio「あぁ、えっと、それは赤城用……いい、Littorioが取ってきます」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………鴨と長葱のソテーは、セーフか? 」
高雄「す、スライスオニオン敷いてますしガーリックの風味も強めですし……? 」
提督「俺の舌が死んでなければ実に美味い香味醤油ソースなんだけど。
洋風じゃないのはいいとしてもこれ、女の子が嬉々としてつくるやつか? 」
高雄「…………」
- 806 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:30:45.24 ID:icxOXxjXO
-
< その言葉が致命傷なのです >
高雄「えーと……あ、お蕎麦とか? 」
提督「論点ズレてるし鴨南蛮も女の子が喜んでつくるか? それもイタリアンな子が」
愛宕「何だかよくわからないけどいいじゃない別に。
私このソテー好きだし、鴨南蛮も好き」
提督「…………」
高雄「…………」
愛宕「うん……? 」
- 807 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:31:54.66 ID:NDYtK6UkO
-
< 冷静に考える必要があるのかは不明です >
雲龍「冷静に考えてみると」
天城「はぁ……きっとどう考えても冷静には思えない戯言なんでしょうね」
雲龍「トロフィーワイフとしても私って愛宕たちに普通に負けてるわよね」
天城「…………」
雲龍「…………? 」
天城「…………そういうことを楽しそうに言う巫山戯た人格を直せばまだなんとかなるのでは? 」
- 808 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/11/14(月) 23:32:22.71 ID:+FnYbOsAO
-
ありがとうございました
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/14(月) 23:39:59.34 ID:hjC1E9+c0
- 乙
- 810 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/12/31(土) 22:18:47.05 ID:88TEsqJl0
-
< 今年もありがとうございました >
提督「なんつーかこう……今年は何にも進まなかった気がするな。
同じところで足踏みしていた感じっていうか」
愛宕「あなたそれ本気で言ってるの? 」
高雄「私は……私たちは随分と引っ張られたと思ってますけど」
提督「感覚でしかないんだけどね」
愛宕「ふぅん」
高雄「まぁ、感覚ですしね。……来年は」
提督「うん」
高雄「来年は、進みましょうね。感覚としても」
提督「結婚式、やるもんな」
愛宕「そうねぇ。……変わらず、されど変わる。よろしく? 」
高雄「よろしく」
提督「よろしく。……年越しそばを年越す瞬間に食べる意味なんて無いと思うんだけどなぁ……」
- 811 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/12/31(土) 22:21:03.18 ID:PK5xmnp30
-
< また、明日 >
加賀「意味は無くともよろしいのです」
赤城「そうですね」
阿賀野「相変わらずフライングずるずるしてるし」
能代「天麩羅をつまみに飲んでいるようなものではこれ」
江風「いいよもうそれで」
海風「一番毒されてない江風が言うんだから、そうだね」
雲龍「うぅん……素そばでいいって言ったじゃない」
天城「加賀さんが勝手に載せてましたよ」
明石「まぁ、どうせこの後暫く飲んでるんだから誤差ですよ、誤差」
叢雲「私のごぼう天……」
漣「この後揚げるから許してよ……」
瑞穂「まさか揚げ過ぎて食べられなくなるとは」
Littorio「来年は天麩羅に挑戦してみます。ええ、お蕎麦に合う味を一年後に向けて」
Roma「下手をすると将来祖国の味を忘れそうね」
龍田「あぁ……もう既に頭痛いわ」
扶桑「飲み過ぎて痛いのではなくて二日酔いの類いよねそれ」
山城「昼前から飲んでいればそうもなるでしょうよ」
涼月「ああもう……こんなに瓶があったらゴミ袋一枚じゃ底抜けちゃいます」
初月「空き瓶を見て吐き気を覚えるってヤバいな」
涼風「今日で幾ら飲んでんだよ」
旗風「なんだかんだ季節イベントは外しませんよねここ」
松風「まぁ、基本飲んで食べるだけだけど」
伊13「それ、普通、じゃない……? 」
伊14「イヨたちの普通ではあるかな? 」
高雄「そう、ですね、ええ。重い、言葉です」
愛宕「どうせ明日もこの流れ引き継ぐんでしょうねぇ〜……」
提督「いいじゃんそれで。…………来年も平穏無事に、ちょっとした刺激を楽しんで、ゆっくりいこうぜ、うん」
- 812 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2022/12/31(土) 22:24:06.79 ID:PK5xmnp30
-
今年は全く目標の1スレには届かなかったなぁ、とか
時間って大事なんだなぁ、とか
色々と思うところはありますが来年こそはなんとかしたいところ
良ければ来年も時々覗いてみてください
ありがとうございました
来年もよろしくお願い致します
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/31(土) 23:46:48.60 ID:xciMLfnx0
- 乙 来年も楽しみにしてます
- 814 : 【吉】 [saga]:2023/01/01(日) 22:12:27.83 ID:2dQxSnsl0
-
2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶
2023年……?
本年もよろしくお願い致します
- 815 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/01/01(日) 22:16:22.83 ID:2dQxSnsl0
-
< 年越し中はお互い言葉なんて吐けませんでした >
高雄「うぅん……やだ、起きたくないです」
提督「…………そう」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………ふぅ、そうだね」
高雄「…………ええ」
提督「…………」
高雄「…………」
提督「…………」
高雄「…………それとも、起きていないとできないことでも、します? 」
- 816 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/01/01(日) 22:21:05.60 ID:2dQxSnsl0
-
< 姫納めと姫始めの連続性とは >
提督「いい、あと一時間くらい寝てよっか」
高雄「それだけ? 」
提督「皆で新年の集合写真撮らないと」
高雄「そんなのどうでもいいじゃないですか。私とだけならはしたないのも撮れますよ? 」
提督「高雄が一番後悔すると思うな。…………高雄さん」
高雄「? 」
提督「今のは冗談で言ったって知ってるけどね、
ハメ撮りについては天城に訊けば必死で止めてくれると思うよ、ガチで」
高雄「…………」
- 817 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/01/01(日) 22:22:43.94 ID:2dQxSnsl0
-
2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶
2023年……吉
本気で中吉以上が存在しない可能性……
今年こそはもう少しここに来られたらいいなと思います
実際にどうなるのかは分かりませんが
改めまして本年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/02(月) 00:12:26.27 ID:Ti14h4pS0
- 乙
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/02(月) 21:02:51.41 ID:ssC/n4eR0
- 乙
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/13(金) 14:22:22.56 ID:0P7l+U2RO
- 乙
楽しみに待ってます
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/25(土) 15:58:44.14 ID:0lAw091v0
- 春を待つ保守
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2023/03/03(金) 23:39:22.89 ID:XIWyAx8w0
- 年表1〜3は提督「俺と、高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/)>>654-656
年表4・5は愛宕「私とあの人と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511959941/)>>634-635
年表6・7は愛宕「私とあの人と……高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1545140645/)>>338-339
年表8・9は提督「俺と……高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/)>>146-147
年表10・11は提督「俺と……愛宕と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/)>>376-377
年表12・13は龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/)>>238-239
年表14
22/04/04 敬称プレイについて 期限が近いチョコ菓子の消化中 提督の退役後の予定 突発芋煮会を開催 涼月のご相談又は小馬鹿にされる 漣流の甘え方 加賀さん悪酔い中
22/04/05 提督が一週間くらい実家に帰省 全権は高雄に委任
22/04/07 健全とは? ツッコミが不在に… 愛宕・海風のだし巻き論 加賀に親猫から面会許可が下りた 明石の嫉妬(対象:シロクマのぬいぐるみ) 提督の素の嗜好について
葛城の提督との思い出 女の園ではありふれたこと 横須賀:秋雲・GZ・春雨・WSの卑俗な雑談(コスト) 時雨・あきつ丸の雑談(物語の為に使い捨てられるキャラ)
22/04/07 我慢比べツッコミ編もしくは放置プレイ シスターのコスについて 実家:監視役のあきつ丸と提督 横須賀:時雨・鈴谷の雑談(あきつ丸)
22/04/08 雲龍・叢雲の守破離 Romaが男向けのNTRレズモノを観てた... 中堅の提督攻略法(机上の空論) 横須賀:時雨・秋雲の雑談(兵器) 実家:提督からあきつ丸への忠告
22/04/09 涼月が彼シャツに対しての認識を改める 姉力妹力とは? 横須賀:Aquilaが激怒中... 浜風が食べるのを辞めるレベルの相談 実家:あきつ丸と提督は明日桜花賞へ
22/04/11 採らぬ筍の美味算用 葛城の悩み(恋人・夫婦とは?) 久しぶりに花札を 漣からのトラップな二択(3P) 大湊警備府と横須賀で巻き髪を頼む人たち
22/04/12 提督の人並の願望と悪虐非道なあり得た未来の一つ… “4人で”大富豪 横須賀:時雨・あきつ丸・金剛の雑談(付き合うなら誰か?) 大井・鹿島・那珂の雑談(貴重な相手)
22/04/13 提督が気紛れで違う煙草を吸った「妾」の読み方… 今日は何の日的な話(前座) 提督が困惑したシチュエーションに明石が遭遇(ナース服姿の瑞穂)
22/04/14 後輩が来訪 愛宕のあざと重い発言を審議(可決) 瑞穂の一途(?)さについて 提督のまだマシなクズ言動と思い出 江風が競馬にハマってる… 横須賀:鹿島ぶっ壊れる…
22/04/17 『カリギュラ』の話 海風がダッサイと思ったこと 涼月と雲龍と天城の大惨事... 提督流真理の探究者
22/04/20 提督が叢雲に前夜を語る 提督が友達とよく行ってた中華屋が廃業したらしい 提督に似てる人が目撃されたらしい それぞれの夜の個性 横須賀:ATMが誤作動中…
22/04/21 提督(+高雄)の帝都旅行にて同期の女性中佐と出会い“戯言”を レズの素養と性別なんてどうでもよくなる素養 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(速吸のお勧め実写映画)
22/04/22 赤城の誕生日 涼月が比較対象にショックを受けたので分の悪い賭けに...愛宕と龍田が数独中 帝都:大淀に資料渡して旅の目的完遂
横須賀:時雨・あきつ丸の密談 クソ映画信徒の速吸・夕立に秋雲・鹿島・那珂が巻き込まれる
22/04/23 提督の誕生日(艦これ九周年) 阿賀野・漣のコミケ遠征計画 雲龍・天城・扶桑・山城・明石への指輪が決定 提督が愛と気分の良さ故に踏み留まった瑞穂への戯言…
Roma作の叢雲のタキシード衣装 変な酔い方してる提督で愛宕が遊ぶ→ぶっ壊れた酔い方に… 警備府の最後の砦達
22/04/24 提督が愛宕と高雄に“結婚”を申し込む 龍田(+α)が最悪の底を更新中… 【このひと月の暗躍の成果と実家への帰省理由】
22/04/25 今なお大惨事中...[雲龍はいつも通りの化け物メンタル・天城は沈んでる...・Littorioの分析・愛宕の諦観と疑問]
22/04/27 雲龍が沢山の企業と女に喧嘩を売った 明石が先日気付いた事… 愛宕の一番辛い事と最高の褒め言葉 皆に指輪が渡される 天城が雲龍に憧憬を抱く事に眩暈を覚えた…
沢山の特別室の存在が明らかに 提督が雲龍が抑え付けたものの清算をした 横須賀:鈴谷・GZ・時雨・金剛・浜風の雑談(姉妹) 時雨が沈んだ春雨の相談に乗る(提督関連)
22/04/28 提督と雲龍が朝から外出(それを見かけて気分が悪くなる人達) 海風・江風・龍田の占い擬きネタ? サバしゃぶ(一航戦の独擅場) 超人フリスビーと江風の自爆
それぞれの着任直後の飲み会の思い出と全て気の赴くままの雲龍 提督が愛宕を言葉遊びで試す 横須賀:Pola・時雨・WS・あきつ丸・鈴谷の雑談(菜食主義)
22/04/29 艦娘のロリコンで逮捕者が… Bismarckから結婚祝いが届く 今年初素麺(薬味は分担) 提督の冗談から天城にLOUDNESSを長々語られる 提督が凄くブルーになる…
“甘美なる汚泥”事情 高雄が妬いた事に信じられなかった提督・山城・龍田の絶妙な温度感 愛宕がBismarckに贈る“最高のお返し”を決めた…
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2023/03/03(金) 23:41:30.45 ID:XIWyAx8w0
- 年表15
22/05/12 高雄の誕生日
22/06/03 雲龍が無理矢理着たライダースーツで提督が初めての苛々 酔った海風の愚痴(?) 天城の領域を超えた奴隷根性 ピュアな旗風の上手な甘え方
22/06/16 愛宕の誕生日 提督・愛宕の執務中の戯れ BBQと葛城の評価 提督・愛宕の来年の約束
22/09/25 雲龍の誕生日 帝都(デート?)出向中
22/09/26 龍田の親友からの感想 昼間から王様ゲーム開催 帝都:殿下と三笠さんとWデート… 料亭の喫煙スペースにて聞かれて困らない会話 時雨・あきつ丸が身辺警護中
22/09/27 叢雲の誕生日 提督・雲龍帰還 姉妹の見解の相違 旗風の辛党が発覚し阿鼻叫喚の面々とガチギレする提督 自己嫌悪の提督が愛宕に甘える
22/09/28 それぞれの好きなタイプについて 提督の万感込めた呆れ… 久々に提督の嗜好の話又は大湊警備府の誇るマギシステムについて 提督の考えるジャンヌについて
22/09/29 雲龍の犯罪者思考(被害者:江風) 漣がアニメを観て感化されてる(キャンパスライフ編) 提督流頭カラッポアニメの楽しみ方
タバコの火を用いたお遊び?
22/09/30 提督が自分さえ信じられない状況になってたので全てぶん投げた… 加賀・雲龍さん付けで呼ばれたくないって話の延長線にある話 最近の愛宕への印象(叢雲編)
22/10/01 提督・加賀のパン派 vs ごはん派からの江風に飛び火 雲龍が撮った写真で葛城と戯れる ハニトラへの考察 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(新人へのありがたーい薫陶)
22/10/05 雲龍・天城・提督がステーキ屋・温泉旅館へ(雲龍の駆け引きから) 雲龍への罵倒の許容範囲 葛城は姉の尻拭いをする羽目に… 海風の考察と経験者談(海中サーフボード)
22/10/15 天城の誕生日 加齢について 嘘だけは吐かない姉上殿と無い用は無い末子 新体位の名称 提督・天城が旅行へ 居残り組による人間と見分けが付かない酒宴
22/10/17 ボスが不在の中涼月・Roma(・裏ボス)の調理代行 叢雲・漣が葛城に黄金時代を教える 提督・天城は未だ帰らず…
22/10/23 葛城の受難は続く… ある事を思い出して叢雲のテンションが高い 提督・高雄が愛宕に書類の分別を投げちゃう(愛宕不貞腐れる) 横須賀:クソ映画信徒で意見の不一致
22/11/01 朝から卓囲む 歴史話(女騎士・半島貴族・雲龍の例え) 雲龍の譲れない事 Roma・提督の性欲の絡まない友情
サメ映画の深夜アニメ化を語る 雲龍のお気に入りの水着 海風が嫌な酔い方中
22/11/02 復讐と隠蔽についての話から吹雪に流れ弾 提督が心底分からない事と欲しかった者 阿賀野の歴女的家庭菜園(?) 涼月が 免許の写真に不満 漣のおねだり
2022/11/08 いいおっぱいの日担当海風
2022/11/09 提督が鉄血宰相のこと弄られて機嫌悪くなる… 雲龍・龍田がレンタル彼女について考える 素数山手線ゲーム 提督のハードさからの懐メロ班招集 雲龍の時止め
横須賀:時雨・GZ・あきつ丸の雑談(Bismarck) あきつ丸が殿下と他愛無い雑談
22/11/14 愛宕が一日オフ/高雄が(仕事しながら)一日独占 今までしてきた悪いこと自慢大会(即閉幕) 一航戦の戦闘力について 雲龍策略? Littorioの鴨料理 雲龍が冷静に考えた…
22/12/31 今年の総括とここでの“普通”
23/01/01 姫納めと姫始め 新年の集合写真(予定)とハメ撮り(回顧)
23/03/03 (八周年)
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/04/23(日) 21:20:35.28 ID:lK/oPaXI0
- 最近暑くなってきた保守
- 825 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:48:38.72 ID:90WySYNf0
-
< ツン照れ >
雲龍「龍田って未だに一人部屋じゃない。加賀さんと赤城さんですら二人部屋にしたのに」
山城「そうね。一人部屋なのは龍田とあとは涼風だけ」
雲龍「前は、といっても数年前ではあるけれど天龍と一緒だったわけでしょう? 単純に寂しくないのかしら」
山城「寂しくならないとは言わないけれどそんなものでしょう。
並以上にドライな女ってこともあるし、
ちょっと部屋の外に出れば深夜でも誰かしら飲んだり騒いだりしてる場所なのもあるし」
雲龍「まぁ、そう言われるとそうね」
扶桑「寂しそうにしていればお優しいお友達が何気無く慰めに来てくれるし」
雲龍「まぁ……そうね? 」
山城「……………………ハンッ」
- 826 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:49:51.40 ID:90WySYNf0
-
< 理想的な理想ではないもの >
山城「ま、いついなくなるか分からないお友達だと思うけど。
……で? いっそ自分と同じ部屋にしましょう? なんて言って断られてきたいの? 」
雲龍「嫌でもないけれど積極的に求めたくはないわ。
……一人でスるときってどういう内容でシてると思う? 」
山城「難しい問い……と言いたいところだけれど簡単でしょう? 」
雲龍「ふぅん……? 」
山城「妙にふわふわした、変に希望と不安のある楽観的な愛情に溢れたオママゴトを想像しているの」
扶桑「……なんて言い草」
雲龍「あ、そう……………………自分は絶対そうじゃなかったなんて言えないけれど、たぶん物凄くエゲツないブーメランじゃない? 」
- 827 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:53:10.33 ID:90WySYNf0
-
< 逃げられるとは露程も >
山城「それでいいもの。それに今更一人になんて戻れないのも本当」
雲龍「それはまぁ私もそうね」
扶桑「まぁ……ええ」
龍田「私は本気であの人を掻っ攫っていくつもりだけれど……そうなったらどうなると思う? 」
高雄「考えたくないことは確かね。軽巡クラスとはいえ帝国海軍の備品を故意に破壊したなんて処理にどれだけ時間がかかるか」
龍田「あ、そ……そう……」
- 828 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:54:33.76 ID:90WySYNf0
-
< 判定◎ >
提督「ねーねーむーちゃん」
叢雲「あん? むーちゃんじゃないけど何? 」
提督「エビカツが食べたいよぅ」
叢雲「……」
提督「……」
叢雲「…………」
提督「…………」
叢雲「…………奇遇ね、私も凄く食べたいわ」
旗風「何故エビカツがこんなに……? 」
漣「おはよ。……噛み合っちゃっただけじゃない? 」
松風「???? 」
- 829 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:57:08.96 ID:90WySYNf0
-
< 大皿の頂きは天高く >
旗風「まぁ、エビカツそのものはいいんだけど……」
漣「とろろ蕎麦にエビカツねぇ……? 」
提督「なんだ文句あんのか」
漣「漣も嫌いじゃないですけどこの二つって合います? 」
提督「合うと思って食え」
叢雲「コロッケ蕎麦とかあるじゃない? 」
漣「うーん……」
松風「まぁ、別にいいんだけど。…………量に関して何も疑問に思わなくなった自分に呆れもしなくなったよ」
- 830 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:58:27.53 ID:90WySYNf0
-
< もしも明日世界が滅亡するのなら >
高雄……最期にかける言葉を吟味しながら微笑む
愛宕……どう誘うかを考えながらシャワーを浴びる
加賀……どう応えるのかを考えて結局隣にいる
天城……平常心を保ち料理をしながら不安に震える
明石……諦めとちょっとの希望を抱いていつも通り
海風……後が無いならとすぐに抑え付けに行く
雲龍「どう? 」
提督「昨今エスニックジョークはヘイト扱いされるような……うぅん…………君は? 」
- 831 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 20:59:56.30 ID:90WySYNf0
-
< 最期だとしても、或いは最期だからこそ >
雲龍「勿論あなたが一瞬でも立ち寄ってくれることを信じて部屋で死装束として粧し込む」
提督「来なかったらどーすんの」
雲龍「別に。そのまま世界が滅亡するんでしょうよ。
泣いてるのか自嘲してるのかは知らないけど」
提督「あ、そう……」
龍田「雲龍……せめて一言でも、一目でも、その覚悟でドアノブに手を掛けてけれど回せない」
山城「__……自分では誰かも分からない不特定多数の誰かに配慮して自分は動けない」
赤城「私は好きなお料理でもしますかね。
…………たぶんそれお二人とも自分のことなんでしょうねぇ……」
- 832 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:00:48.40 ID:90WySYNf0
-
< 想像し得る現実 >
高雄「確保に行くでしょうね」
愛宕「そうねぇ」
明石「言葉なんて無くてもせめて目線くらいは欲しいですよね」
Littorio「ええ、最期の刻ですもの」
Roma「私は涼月のところに行けばいいの? 待っていればいいの? 」
涼月「来て、ください。勿論探しはしますけれど」
葛城「こっから横須賀かぁ……」
松風「君は辣油でも探すのかな? 」
旗風「…………は? 」
- 833 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:02:51.78 ID:90WySYNf0
-
< ヒトとは好きな物に対しては幾らでも盲目になれる生き物なのです >
旗風「冗談としてノリますけど……辣油なんて常に持ってますしお料理をつくりに行くでしょうその場合」
松風「あ、そう……僕を探してはくれないんだ」
旗風「あのね……」
伊14「冗談に冗談乗っけたみたいな感じ醸し出してたけど本当に持ってそうじゃない? 」
伊13「辣油? 」
伊14「うん」
伊13「世の中、には……マイマヨネーズ、持ち歩く、人とかも、いるし……? 」
江風「そもそも基本食堂か自室でしか飯食わないのに持ち歩く意味ねーだろ……」
- 834 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:04:26.96 ID:90WySYNf0
-
< と、言いつつ、きっと >
叢雲「というかそこは一応科学者とか研究者寄りなんだから防ぐ手段考えなさいよ」
明石「や、全力超えた全力出してそれ成功してもどうせフィナーレで抱き合ってるのこの人たちですし」
高雄「まぁ……」
明石「どうせ終わるんなら派手に爆砕しちゃうのもいいかなぁ、って」
叢雲「あ、そ」
愛宕「抱き合ってるかは知らないけど……否定したら殺されそうね」
漣「漣たちが生き残ることへの喜びはー? 」
明石「そりゃ無いとは言いませんけど……これ以上踏み台になるつもりもありませんしねぇ……」
- 835 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:09:37.28 ID:90WySYNf0
-
< 全員生き残る『アルマゲドン』とかクソ映画な気もする >
提督「うーん、あ……それなら明日以降は二日酔いなんて無いよな、みたいな? 」
山城「その代わり寝起きのシャワーもコーヒーも無いけれど。煙草も吸えない」
提督「それは困るなぁ……うん、全力で地球の危機に立ち向かおうぜ」
山城「隕石だとか氷河期だとか映画でよくありそうなのは映画のよくありそうな方法で凌げたとして」
扶桑「未曾有の理由だったらどうするんです。作家にも思い付かないものだったら」
提督「それでも映画でいうところの科学者とか巫女みたいなのを探して全身全霊で投資する」
山城「一応高級将校だし国内外にコネはあるから困るわ」
天城「最初から味方の高位登場人物なんて中盤くらいで退場させられそうですけれどね」
提督「そこは主人公補正に守ってもらえることを祈るよ。
守ってくれるよな? 」
明石「まぁ……地球を救えてもあなただけ死んでたら救う意味無いですしねぇ……」
- 836 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:11:40.33 ID:90WySYNf0
-
< 結局本物は一割? 二割? >
雲龍「時間停止系のAVって」
提督「君って本当そういう話好きね。しかも唐突なの」
雲龍「明らかに真面目な話じゃないって分かるから雑に反応できていいでしょう? 」
提督「別に真面目な話でいいんすけど」
雲龍「私がしたくないから。……あぁいうAVって止まってる時間にもお給料発生するのかしら」
提督「あ? 」
雲龍「ほら、女優さんは1本幾らの契約かもしれないけど周りで固まってる役の人ってバイトなんじゃないの? 」
提督「時給換算に含まれるのかって? 」
雲龍「ええ。みなし労働にしてもらってるのかな、って」
提督「知らねぇよそんなの……あぁいうのって日当じゃねぇの? そもそも」
- 837 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:14:56.28 ID:90WySYNf0
-
< 朝な夕な >
漣「ねーねーご主人様ー」
提督「うん? 」
漣「遂に、遂にむーちゃんが成りました! 」
提督「俺のモノに? 」
漣「んなわけ無いでしょきっしょいな。……エルデの王に! 」
提督「お、おう……? 」
叢雲「面白かったけどすっっっっごい疲れたわ。
隣でニヤつくこれに苛々しっぱなしだったし」
漣「でもむーちゃん一人だと最後までできないでしょ?
隣でガチャガチャ言う漣ちゃん様のお陰で続けられたでしょ? 」
叢雲「んなわけ。初めたらどんなものだろうと満足いくところまでやるわ」
漣「ほほーう……? 」
叢雲「あ? 」
提督「俺詳しくねぇけども……次はどの作品やらされるんだろうねむーちゃん」
- 838 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:18:26.27 ID:90WySYNf0
-
< あと何年でそういう電脳ができるだろうか >
提督「まぁ、俺も時々眺めに行ってて思ったけど」
漣「? 」
提督「なんてーかこう、プレイがどうとかではなくてな、スタミナ制のゲームじゃんか」
漣「そっすね」
提督「シビアなゲームなのは分かるよ、俺はたぶん無理。……でもな」
漣「なんですクソ野郎殿」
提督「通常時の騎乗でスタミナ減らないってリアルじゃなくない? あれ普通に削られるぜ? 」
漣「そんなとこまで凝り出したらさすがに漣でもぶん投げ
雲龍「騎乗位って疲れるものね。疲れた分ダイレクトに気持ち良いけど」
漣「…………」
提督「いや、あの……え、普通に馬の方で言ったんだけど……あのさぁ……」
- 839 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:19:11.85 ID:90WySYNf0
-
< 恥じらい強め、押しには弱め >
提督「じゃねぇのか普通」
天城「それはさすがに男性に都合が良過ぎるかと思いますけれど……恥じらい弱めで押しにも弱めですものね、これ」
雲龍「失礼な。弱めではなくて厳然として弱いわ。よわよわね」
天城「はぁ。……よわよわなのは頭なのでは? 」
- 840 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:22:15.96 ID:90WySYNf0
-
< 好きになってしまえばもうどうとも思わないからこそ >
愛宕「あなたいつだったか何故兵器のクセに胸が大きくなってたり身長が低かったりするのかとか差別発言してたじゃない」
提督「似たようなことは言った気がするけどそこまで悪意マシマシでは言ってねぇと思う」
愛宕「半端な答えとしては、そうね、この世の殆どのインフラは人間用にカスタマイズされてるじゃない?
だからそれに適応したカタチである方がメリットも多いと思うの。最適化、って程でもないけど」
提督「まぁ、確かに。腕が四本あっても戦闘には使えたとして日常では困ることも多そうだ」
愛宕「でもね、そうじゃなくて……ね」
提督「あん? 」
愛宕「人間に、好かれやすく、なってるのよ、きっと。そう思わない? 」
高雄「誰かを好きになってもいいと自分で思える為に、かもしれないけれどね」
初月「それはさすがに自虐が過ぎるんじゃあ……」
- 841 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:23:58.23 ID:90WySYNf0
-
< 大事件 >
叢雲「えー、と……あの…………私の下着、どっか行った……? 」
漣「洗濯機? 呆け? 」
叢雲「年齢はお婆ちゃんだけど違う。
それに探してない、けどそもそもお風呂に履いてきたやつ」
漣「…………雲龍さぁん! 」
雲龍「濡れ衣感凄いわね……最高に濡れた濡れ衣だわ。
あとそもそも叢雲が欲しいなら最大限堕ちても本人を襲う」
叢雲「ある意味最大限の信頼は寄せられるわね。でもこれ以上近寄らないで」
雲龍「……」
漣「…………えっ、とぉ…………え? 」
- 842 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:25:58.99 ID:90WySYNf0
-
< 猫の好みはきっといつまでも謎 >
漣「じゃあ仕方無いからご主……ぅーん……」
叢雲「あなたね、それは気安い仲だからこそ言っちゃ駄目なことだわ。
あれは簡単に流すでしょうけど半端に真面目なトーンで巫山戯られる内容じゃない」
雲龍「え、っと、私は? 」
叢雲「黙っててくれる? あなたは同性であなただからギリ巫山戯られるだけ」
漣「すみませんがマジでお願いします」
雲龍「あ、はい」
提督「ん? …………おい、俺は無実だって証明してくれ」
高雄「何に対しても色々と極まっていると思いますけど。……???? 」
提督「…………猫に下着盗まれるってどんな匂いしてんだよ……獣臭ってどんな? 」
- 843 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:27:23.96 ID:90WySYNf0
-
< 或いは行かない方が精神衛生上良い場合も無きにしも >
提督「女の子って凄いよね、甘ったるい雰囲気も熱っぽい雰囲気も簡単に使い分けられる」
愛宕「あなたがそれ言うの?みたいなのは置いておいて、あなたの所為じゃない? 」
提督「置いておいてないじゃん。……やっぱり? 」
愛宕「当然? 」
提督「そっかぁ……」
愛宕「ん? 」
提督「貰う。…………ノータイムで飲んでて思うのもおかしいけど俺人間ドック行った方がいいよなマジで」
- 844 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:29:51.87 ID:90WySYNf0
-
< 妻に苛められるんですなんて言っても惚気だと思われるかな? >
愛宕「まぁ? メンタル的な意味での人間ドックがあればよかったかも。
あまりの惨状にお医者様とかカウンセラーの方が壊れるかもしれないけど」
高雄「私たちの場合はそれ総点検って名前だけど、そうね」
提督「…………」
愛宕「あのね……」
- 845 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:32:51.19 ID:90WySYNf0
-
< 布教理由 >
明石「え、えぇーっと……『アカイイト』って知ってます? 」
漣「競走馬っすね。ご主人様が言ってたから知ってます」
明石「ゲームの方です。所謂百合ゲーのアレ」
漣「…………」
明石「あのね、瑞穂さんが嬉々として、あの……えっと……」
漣「おつかれっしたー! 漣はむーちゃんにブラボさせなきゃいけないんでー」
明石「ちょっ、ちょっとぉ! せめて話だけでも……ねぇ……! 」
- 846 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:38:12.48 ID:90WySYNf0
-
< やっぱ寿命って最高の贈り物なんだなって >
漣「なろう系ファンタジーって実際あれ現実だったらどうなんでしょうね」
提督「どう、とは」
漣「ある意味現実世界よりよっぽど男女平等でしょ。
より先鋭的な差別主義実力主義が蔓延って富裕層と貧困層の軋轢が酷くなるんすかね」
提督「まぁ……まほーがあればどんな細身の美人でも大剣ぶん回せるわけだしな」
漣「その場合お気に入りの男でも囲おうとするんでしょーか」
提督「中にはそういうのも出てくるのかもな。血筋は? 」
漣「まぁ、基本は継承されるものとしましょう。
その辺は現実と同じで遺伝はするけど突然無能が生まれたり
提督「その逆の変異体みたいな才能持ったやつも生まれるわけか」
漣「ですです」
提督「養ってくれるならそういう世界もいいかなぁ」
叢雲「女の情念甘く見過ぎよね。仮にそんな世界だったら世界の滅亡はきっと女の所為だわ」
龍田「そうねぇ〜……結局男の英雄様が台頭する気がする」
- 847 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/05/08(月) 21:39:45.20 ID:90WySYNf0
-
< 愛故に、自信 >
提督「俺が、俺の心に嘘を吐かないところから言える最大限の侮辱ねぇ」
雲龍「ええ、何? 」
提督「……」
雲龍「……」
提督「…………」
雲龍「…………」
提督「…………『俺なんかに
雲龍「恋したやつ』、とか言ったら鼻で嗤ってやるわ」
提督「あ、そう……じゃあ」
雲龍「ええ」
提督「…………『俺なんかに恋したやつ』、かな。
本当にできるものなら鼻で嗤ってくれる? 今、目の前で」
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