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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」

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60 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/26(日) 23:23:58.17 ID:UU0PQ/ta0

< 聞かれても困らないけれど >







WS「んー……この匂い……嗚呼…………これね」

GZ「やめろ、擽ったい」

WS「逃げればいいじゃない。……つむじの匂いってどうしてこんなに癒されるのかしら」

GZ「知るか。…………重くないか? 」

WS「伯爵も老淑女も大した変わらない重さだったでしょう? 」

GZ「まぁ、な」

WS「ね。……………………あぁ、このまま寝てもいい? 」

GZ「好きにしろ」






秋雲「みたいなこと言ってたの聞いてきたんだけどさ、伯爵の部屋の前で」

時雨「ソファに前後ででもいたのかな? 」

あきつ丸「知らん。…………それは普通に盗聴の類いだと思うのであります」
61 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/26(日) 23:24:35.73 ID:UU0PQ/ta0

ありがとうございました
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/26(日) 23:25:05.70 ID:WzYMRD910
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/27(月) 00:57:55.40 ID:e1gOeyAZo
お疲れ様です
64 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:34:03.60 ID:cf5gKVNF0

< 飼いたい動物 >








加賀「梟」

赤城「隼」

天城「鸚鵡」

瑞穂「文鳥」

葛城「兎。……何? 」

雲龍「いえ……羽、って数えるのは同じね、って。それ以外は似ても似つかないけれど」

龍田「飛べるか飛べないか、胸が有るか無いか? 」

葛城「あのさ……」
65 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:34:56.16 ID:cf5gKVNF0

< こう極端に寄るって楽だからね >








葛城「胸の話はしてないし無いわけではないから。……雲龍姉ぇは? 」

雲龍「私? サンもエリザベスもいるし、ヴァイスもいるから別に」

葛城「そこはほら妄想というかお茶請けのお話みたいなものじゃん」

雲龍「ん……………………馬? 」

葛城「馬ぁ? 」

雲龍「単純に恰好良いし加賀さんに流鏑馬なんて修めてもらえば楽し……馬並の、とかそういう意味ではないのだけれど」
66 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:35:56.02 ID:cf5gKVNF0

< 衛生面クリアできるならまぁ…… >








漣「漣は蛇とか爬虫類系っすかね。餌遣り少なくて済むし」

叢雲「あの辺って餌遣りは少なくても水のケアとかはシビアだったりするみたいだけど」

葛城「しかも餌って原形保った鼠の死体とかでしょ? 」

加賀「生き餌を与えることもあるみたいね」

漣「別に漣はその辺割り切れるタイプなん

赤城「鼠って美味しくは食べられないんでしょうかねぇ……」

漣「……」

叢雲「……」

加賀「……」

葛城「……東南アジア旅行か何かでも計画したら? 」
67 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:37:09.87 ID:cf5gKVNF0

< まぁでもアサリのジャリジャリは許せる人とかいるし >








龍田「あらぁ〜……広島の一部地域ではねずみ肉なご馳走みたいだけど? 」

山城「それはネズミザメのことでしょうが」

扶桑「相変わらず偏向報道だとか悪意ある切り取りみたいな言い方が好きね」

龍田「私が言うのもなんだけど山城はよく知ってたわね。……雲龍ちゃん? 」

雲龍「何? 龍田ちゃん」

龍田「サンが時々持ち帰ってくれるんじゃない? お・み・や・げ」

雲龍「あぁ……食べます? 」

赤城「いえ、結構。……そんな平然と訊いてこないでくれます? 」
68 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:37:49.12 ID:cf5gKVNF0

< そこまで絞った後ならばつまり >









加賀「私も寝て起きたら枕元にお土産のある生活をしてみたいわ」

天城「あれ結構きついときありますけれどね。処理も、臭いも」

加賀「お土産をくれるなんて家族として愛されている証じゃない。羨ましいわ」

雲龍「では明日の朝は加賀さんの枕元にお土産を置きましょうか? 」

加賀「? 鼠の死体を? 」

雲龍「いえ、搾り取られた男の半死体を」

葛城「嫌がらせとかそういう問題ですらないね」

赤城「臭いは割と良い勝負になりそうですけれどねぇ……」
69 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:39:24.72 ID:cf5gKVNF0

< 愛を求め愛には生きられずされど縋り >








雲龍「ふふ、でも、赤城さんは男と女の性臭が混ざり合ったあれあんまり分からないのでは? 」

葛城「想像はできるでしょ。自分単体のは一応分かるんだから」

加賀「まぁ、そういうこ……と、ね……? 」

天城「……赤城さんって、その、一人で、えーと…………シます?
いえ、答えなくてもいいです許してくださいごめんなさい」

赤城「はぁ。…………私ってもしかして本気で心無い機械か何かだと思われてます? 」
70 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:42:23.29 ID:cf5gKVNF0

< 孤高(偽) >







葛城「や、でもほら、なんていうか……ネタ? を想像できない」

雲龍「あんなのでも能代は男相手のを、って言っていたけれど」

天城「それはまぁ……そんなものでは」

加賀「能代くらいなら普通に想像して納得できるわね」

龍田「あがのん使うのも割と多そうだけど」

山城「その“ 使う ”って言い方やめなさいよはしたない」

扶桑「仕方無いわ、ね? 」

能代「……能代にどう答えろというんです」

阿賀野「赤城さんと並ばされるって酷い話だよねぇ」

赤城「はぁ。…………何故誰も私の味方であってくれないんです、さすがにらおかしいでしょうこれは」
71 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:44:50.46 ID:cf5gKVNF0

< happy berth day? >






提督「フ-……気分良い」

叢雲「こんな身体の女とホテルに入った時点で、そうでしょうね」

提督「俺はロリコンじゃない。ツインだし、親子でいいだろう」

叢雲「ダブルでも驚かなかったけど、そうね」

提督「俺がホテル誘うのそんなに自然? 」

叢雲「自然ね。……だから、でしょう? 」

提督「さすが我が師はよく分かっていらっしゃる」

叢雲「ただただ私を貪って捨て置いても良いと思うけど」

提督「俺だけが良しとはしないねそれは。…………殺す、息の根、止めてやる」

叢雲「ふーん……」

提督「乾坤一擲って言葉嫌いだけど、決めるぞ」

叢雲「やりなさいな。…………骸くらい、抱いて泣いてあげるんだから」
72 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:47:47.43 ID:cf5gKVNF0

< 眺め、一(苦)笑 >







叢雲「はぁ。…………一本」

提督「はいよ」

叢雲「ん……フゥ……」

提督「フハァ……」

叢雲「口腔喫煙で留めておきなさいよ、ただでさえすぐに殺されそうなんだから」

提督「最強の護衛が複数いるものでね。肺より先に腎臓がイカれそうだけど」

叢雲「ハンッ。……子供ができたら」

提督「あ? 」

叢雲「未来を見られる話が増えるみたいだけど? あんたは、この澱んで腐った空間でいいわけ? 」

提督「自分の欲望には素直なものでね。今でいい、今がいい」

叢雲「くっさい話ね」

提督「他人なんて何の存在意義があるのかねむーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな。…………手、伸ばしてくれれば、取るしかないのにね」
73 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/27(月) 23:49:45.33 ID:cf5gKVNF0

変な部分があると大体酔ってる所為なので無かったことになります……

ありがとうございました


74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/28(火) 00:38:43.31 ID:VIsQqCAj0
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/28(火) 12:36:39.61 ID:bqWTHQuRo
お疲れ様
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/28(火) 12:37:22.47 ID:bqWTHQuRo
ありゃ
お疲れ様です
77 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:08:12.20 ID:m/bya6dR0

< 朝焼け眩しく目を擦り >







涼月「……………………Zzz」

Roma「…………身体は腕に収まるのに胸は手に収まらないのね」

涼月「Zzz…………」

Roma「…………」

涼月「……ん…………Zzz」

Roma「…………」

涼月「……………………ん……Zzz」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「……………………やってしまった」
78 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:08:51.62 ID:m/bya6dR0

< 事後()報告 >







Roma「ちょっと」

提督「フ-…………何? 早起きして海見に来る趣味あったっけ」

Roma「趣味じゃなくて不要でも不急でもない事情ね」

提督「分かりにくいから単語含めて否定重ねて掛けるのやめてくれる? 」

Roma「あなたの国の言葉が悪いわ」

提督「はいはい。……何? グレーのタンクトップが似合うかどうかなら最高に似合ってるよ」

Roma「言葉遊びをしに来たんじゃないの。聞いて」

提督「黒いブラ紐見えてんのもジャケット着崩してんのもいいね。……手短にどうぞ」

Roma「じゃあ遠慮無く」

提督「ん」

Roma「涼月と勢いで寝たわ」

提督「」
79 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:10:00.68 ID:m/bya6dR0

< 朝カレー >








鈴谷「カレーは報酬系の神経にガーッてクるからねー。一日の始まりには最適だぁ」

時雨「審議」

秋雲「拒

あきつ丸「鈴谷と食べるのならばまぁ、そうだな」

大井「答えは出たわね」

時雨「そうだね。…………生み出されてすぐに神経系を破壊するカレーでも食べたのかな鈴谷さんは」
80 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:12:05.05 ID:m/bya6dR0

< padreと言われても困るがね >







提督「や、やや……えーと…………君レズだったっけ。しかも自制が効かない程の」

Roma「否定したいところだけれど……現実を直視するとどうやらそうだったようね」

提督「すんなり認めんな。真面目なやつが振り切れたときはこれだから困る」

Roma「と、言う割に然程困ってもいなさそうじゃない」

提督「いいや? 周りの詮索とか涼月を大切にしてやるのはお前の自由だけどさ、
どうせお前自分と涼月を離すような配置は断れって言うんだろう」

Roma「そう……そうね。そういうことを言いに来たつもりは無いけれど、そういうことかもしれない」

提督「それがどんだけダルいことか……Roma」

Roma「なんなりと、padrone」

提督「そこはご主人様的ニュアンスの言葉じゃなくてcapofamigliaくらいは言ってほしいところ」

Roma「家長? 冗談でしょう? 」

提督「そうだね。…………お前の方がよっぽど冗談であってほしいことしでかしてると思うけどな」
81 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:12:49.52 ID:m/bya6dR0

< 気持ち(だけ)は分かるのだが >








提督「てーかまぁ……すげぇなお前」

Roma「何度も見ていそうな瑣末ごとでしょう、あなたのレベルなら」

提督「んなわけあるか、ってのは置いといてさ」

Roma「? ええ」

提督「お前はまぁ、いいよ。割に直情的で情熱家っぽいとは思ってたさ。
生憎とどこの男にも女にも向けてるのは見たこと無かったけど」

Roma「よかったわね。私と涼月以外だとそれを知ったのはあなたが初めて」

提督「茶化すな。……涼月を陥落させるってどうやったんだマジで」

Roma「なんとなく好ましく思って、欲しくなって、ふいに手が届くところにあるって気付いたから手折っただけよ」

提督「ふーん……」

Roma「何? あなたもそんなものでしょう? 」

提督「いや、こう、口説き落とすか口説き落とされるかなんなら押し倒されるかが大半というか……いやいや」
82 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:13:52.58 ID:m/bya6dR0

< てくにしゃん >







涼月「Zzz…………………………………………………………………………ん……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………あなたは本当に生娘なんですか、なんて訊いてもおしえてくれないんでしょうね」
83 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:14:40.21 ID:m/bya6dR0

< 需要が無いとは言わないが >








漣「大っ変な重要な大切なヤバい凄い事実に気付いちゃったんだけどさ」

叢雲「取り敢えず文法に喧嘩を売るのはやめなさい」

漣「愛宕さんとか高雄さんはまぁいいよ。雲龍さんなんて寧ろ気に入られるやつだよ」

叢雲「あん? 」

漣「このまま歳取っていくと漣たちって所謂ロリババアになるんだよ?
このなりのままのじゃとかわっちとか言い始めなきゃいけないんだよ? 」

涼風「いや、その理屈はおかしい」

漣「漣たちの将来はのじゃロリババアなんだぜー?! 」

叢雲「なんでいきなり脈絡無くぶっ壊れてるのよ……これで素面なんて有り得ないわ」
84 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/02(土) 22:15:46.49 ID:m/bya6dR0

ありがとうございました
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/02(土) 22:30:41.66 ID:3P74wvl60
86 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:29:17.83 ID:5Ykl9sje0

< オトモダチ >








「はぁ……そんなものなの? 」

雲龍「たぶん。女が一番女を信用してるの。一周回ったり逆説唱えたり一遍死んでみたりして。
男よりは女の方が女を信用しちゃうものなの」

「なるほどねー。……わたし、それなりに遊んだけど結婚してからは浮気なんて考えられないなぁ」

雲龍「そんなものでしょう? 度を過ぎてるわけでもないのに遊びを許容してくれない男以外はそれが普通」

「そっかなぁ。遊んでたからこそだけどアレは自分でもドン引き」

雲龍「悪いわね。私、男は今までもこれからも永遠に一人って決めてるから分からないわ」

「卑怯なこと言うねー」

雲龍「あら、それならあなたも旦那さんに処女って嘘吐けばよかったじゃない」

「脈絡……まぁ、でも? 自分の本当を知られてもいい、っていうか嘘なんて考えもしなかった男だから」

雲龍「へぇ」

「幸せだからいいの。もう、全部いいの。旦那が求めてくれるものならなんでもやれる自信あるし」

雲龍「至言ね。……ところで」

「? 」

雲龍「あなた、名前は? 」

「えぇ……」
87 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:31:01.54 ID:5Ykl9sje0

< そういえば訊いてないし聞いてない >








葛城「…………あれ、何? 」

天城「偶然あの人のところに来ていた女性士官と謎の意気投合を見せている我らがお姉様」

葛城「なんだよそれ……なんなんだよ……」

天城「先月くらいに初めて会ってからあの調子。
函館の大佐から時々おつかいで来ているみたいね」

葛城「それはまぁ分かるけども……」

天城「あれで中々面白い人みたいですよ。自称元遊び人の人妻士官さん」

葛城「遊んでた感じには見えないけどね。まぁ、男好きはしそうだけど」

天城「それこそそんなもの、ってところ? 」

葛城「まぁね。……なんで名前も知らなかったわけあの馬鹿姉」

天城「姉様だから、としか」

葛城「そうだろうけども……はぁ? 」
88 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:32:13.02 ID:5Ykl9sje0

< “ 個 ” >








「大体……旦那もアホじゃないんだから初めてか初めてじゃないかくらい分かるでしょうが」

雲龍「そうね」

「そもそも処女って年齢でもなかったけどさ」

雲龍「そう。……だからきっとカミサマは膜をつくったのよ。そういう嘘を吐く馬鹿女がいるから」

「あは、間違いない、うん、その通りね」

雲龍「ま、私は意中の男に捧げ切るつもりだけど」

「一々自慢しないでくれる? 化け物のくせに」

雲龍「ちょっと殴ったら死ぬ弱い生き物のくせに」

「あなたの男もそうでしょ。……じゃ、時間だから。
また、あなたの男かウチの間抜けが命令くれたら来るね」

雲龍「ええ、また」







葛城「……うん? 」

天城「色々言いたいことはあるでしょうけど……あの、姉様が一発で仲良くなれた相手、なんですよ? 」
89 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:33:21.21 ID:5Ykl9sje0

< カウチでゆったりしつつ >







扶桑「……………………? ……あゝ……なんだか、随分と長い間読んッ?!

山城「? 姉さま? 」

扶桑「んぁ……ッ…………ぃ、たい」

山城「ええと、姉さま? どこか痛めました? 」

扶桑「いえ……………………喉」

山城「喉? 」

扶桑「攣った、わ……首、動かせない」

山城「…………」

扶桑「…………」

山城「…………あぁ、唾液を飲み込むのも一つの手みたいですよ。そのまま、上向いていてください」

扶桑「そ、う……じぶ、自分のでやるも、のでしょう、そんっっっっーーーー
90 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:34:57.96 ID:5Ykl9sje0

< 戯れ >








夕立「グルルルルルルルルゥッ……! 」

春雨「何これまた発作? 」

速吸「大湊が駄目ならいっそ南方旅行がしたいと上申したようで」

満潮「はぁ……馬鹿? 」

春雨「馬鹿で間違い無いね」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

時雨「何やってんのさ……ほら、夕立、ほねっこ」

夕立「それほねっこじゃない! 魚雷! 」

時雨「よかったね、正気に戻れて」

速吸「……ほねっこならいいの? 」

満潮「……あんたたち姉妹の関係性が全く分からないわ私」

春雨「……こんなのと同じにしないでくれるかな」
91 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:35:46.16 ID:5Ykl9sje0

< 分かってしまったときには、もう…… >








時雨「や、大体ね、中々懐かない犬っころに餌付けなんてしても状態は悪化するだけでしょ」

速吸「ご主人様と認識させる一つの手だとは思いますけど」

時雨「普通のわんこならね。こういう吠えて暴れることにしか能の無い馬鹿ならそうはいかない」

夕立「好き勝手言っちゃって。時雨だって狂犬扱いされてるじゃん」

時雨「戦場の姿をそう表現されることもあるだけだよ。君とは違う」

夕立「はるさめー、私は? 」

春雨「天真爛漫かつ口が直感と繋がってるタイプの腹黒で暴力味に溢れる狂犬? 」

時雨「まぁまぁ正解」

夕立「確かに」

満潮「……この姉妹の関係性が全く分からないわ私」

速吸「おいそれと分かられても……」
92 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:36:33.56 ID:5Ykl9sje0

< 魂で聞く >







大井「む……」

那珂「ん……? 」

大井「…………いえ、錯覚だったわ。北上さんに呼ばれたと思ったんだけど」

那珂「大井が何言ってるのか分かんないよ……今、お風呂中だよ? 」
93 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:38:52.81 ID:5Ykl9sje0

< オシオキ >







扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………余計、痛むわ」

山城「すみません……でも

扶桑「しかも、攣ったとかではなくて、噛み跡」

山城「すみません……でも、それなら代謝を励起して直せば……いえ、はい、私の所為です姉さま、そんなに強く触れっっっっーー
94 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:41:04.46 ID:5Ykl9sje0

< 困難を極めます >






愛宕「うーん……扶桑に躾けられる山城、アリね」

雲龍「ずっと眺めていられそう」

愛宕「逆だともう面白みが無いのよねぇ〜……」

提督「そうだな。……で? その山城宛の書類、何故渡せなかったかエロいの無しで説明してくれる? 」
95 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:41:45.09 ID:5Ykl9sje0

< 幻燈 >







あきつ丸「む……? 」

時雨「? なんかあった? 」

あきつ丸「いや、何かあちらの方、堤防近くに光が見える」

時雨「うーん? あぁ、割に明るいね。誰かが季節外れの花火でもやってるんじゃない」

あきつ丸「見たところそのようでありますね。…………」

時雨「…………」

あきつ丸「……………………通販で買

時雨「通販で買えば良いと思うね。恥ずかしくてバーターが欲しくなったら呼んでよ」

あきつ丸「誰が鈴谷と二人でいて恥ずかしいものか」

時雨「う、うん……そう……」
96 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/09(土) 21:42:37.10 ID:5Ykl9sje0

ありがとうございました
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 21:51:01.69 ID:H5xVt5bX0
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 18:56:34.56 ID:+3Dyk2QIo
お疲れ様です
99 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:29:11.97 ID:IzfRyote0

< クイーン >







愛宕「クイーンって感じじゃあないわねぇ〜」

高雄「私もまぁ」

山城「いいとこLittorioか当て嵌まるかどうか、ってところでしょう。
それでも天真爛漫な王妃だとか世間知らずの王女って感じが近いけれど」

Littorio「あら、随分と褒めますね」

山城「だってどうでもいいもの」

天城「他者への無関心という意味では皆さん当て嵌まるのでは? 」

龍田「持たない者への施しなんて塵芥程も考えていないけれどねぇ〜」

明石「ノブレスオブリージュを体現するには自分が高みにいないといけませんから」

雲龍「まさか霊長の長たる人間様が最底辺の化け物に施しを受けて喜ぶ筈無いし」

叢雲「そうね。…………こういう集まり見てると中近世のサロン、って感じは割とするけど」
100 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:31:21.42 ID:IzfRyote0

< キャラを語るキャラ、というキャラ >







雲龍「だからこう、つまりね、愛宕みたいなのの良いところは」

愛宕「んー? 」

雲龍「鼻から上はやたら挑戦的で目付きも遊んでやってる感が出てるのに唇から中の動きは献身的なところなのよ」

高雄「所謂ギャップ、というやつですね」

山城「媚びる感じの愛宕は考えられないわね確かに」







龍田「ねぇむーちゃん、私一応処女なんだけど」

叢雲「そうね。……今更そんなこと誰か一人でも気にしてくれると思ってるわけ? 冗談でしょ? 」
101 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:33:56.91 ID:IzfRyote0

< 取り込まれる >







山城「そもそも媚びていそうなのが似合うのって誰よ」

雲龍「扶桑? 」

愛宕「扶桑でいいんじゃない」

高雄「そうね」

明石「まぁ、はい」

Littorio「殊更自分が挑戦的だとは思いませんけれどね」

叢雲「扶桑の媚態ってエゲツ無い感じはありそう」

龍田「そうねぇ〜。…………むーちゃんまでそっち行ったら私どうすればいいの? 」
102 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:38:41.56 ID:IzfRyote0

< ある出来事を切掛に、なんてありふれた >








叢雲「いいじゃないいつも通り適当に喋り倒しておけば」

龍田「そうなんだけどぉ〜……ちょっとねぇ」

叢雲「最近本当妙な拗らせ方してると思うわ、あなた」

龍田「色々思うところあったっていうか……心から求めているモノを思い出したというか」

叢雲「ふーん……興味無いわ」

龍田「でしょうね。そういうのはそっちの方が楽」

叢雲「ええ。……そもそも私も処女だし。いいのよ、心とか認識とずれてても適当にしておけば」

龍田「そうねぇ〜……それはそうなんだけど……」
103 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:39:49.67 ID:IzfRyote0

< それはそれで >








龍田「いえね、でも気にしてほしいとかではなくて単純に自然な動きで同意を求められる理由」

叢雲「あなたがあなただからでしょう、仕方無いわね」

龍田「割とピュアな方だと思ってるんだけど」

叢雲「あいつにしか分からないじゃないそれは。
あなたが唯一無二になっても私たちとの絡みなんて変わらないでしょう? 」

龍田「まぁ……そうかも」

叢雲「ま、ほぼほぼ有り得ないけど」

龍田「そんなこと無いから」






江風「実際龍田さンが処女って何かの悪い冗談に思えるよな」

海風「まぁ……ほら、運命の人でも探してたんじゃない? 」

江風「余計龍田さンのキャラから離れてンじゃン……」
104 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:40:52.10 ID:IzfRyote0

< 事故の記憶 >







提督「この前ボウリング行ってそのまま天城と遊んできたじゃんか、俺」

雲龍「よくもハブりやがって、と思ったわ」

提督「海風と楽しんでたじゃねぇかお前」

雲龍「それはそれ、これはこれ」

提督「んん……で、思ったんだけど」

雲龍「ええ」

提督「マスクフェラってあれだ、配信してるとか特定されちゃいけないとかそういうのが昂るポイントなんだな」

雲龍「物凄く広義な意味で語るとある意味では寝取られの遠縁みたいなものね。
あなたとパートナー、それだけでは完結し得ない」

提督「ほーん……」

雲龍「どうせならそれ撮って私と葛城に送ってくれたらよかったのに」

提督「や、なんかお前に見られても別に」

天城「天城はそんなこと絶対にしませんからね、絶対に」

葛城「……随分実感籠ってるね。理由は明白だけど」
105 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:41:21.63 ID:IzfRyote0

< 見られてはいけない >








葛城「というか天城姉ぇがマスクフェラとかわざわざやった理由」

天城「え……」

提督「……」

雲龍「……あら」

葛城「い、いやいやいや……なんなのその反応超怖いんだけど、ねぇ? 」
106 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:41:54.46 ID:IzfRyote0

< 媚態(偽) >








雲龍「えへへ」

愛宕「えへへ」

山城「えへへ」

天城「えへへ」

阿賀野「えへへ」

叢雲「……ふむ」

提督「……これは一体どういう状況なので? 」
107 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:44:35.31 ID:IzfRyote0

< 混濁しゆく意識 >







雲龍「いえ、こう、似合う子はいるかな、と。一応」

阿賀野「なんか我ながら阿賀野が一番マシだった気がする」

提督「全員似合うよ。少なくとも俺と二人でいるときだけはね」

叢雲「……なる、ほど」

漣「……酔ったむーちゃんは変なとこで深く納得しないの」

龍田「普段のむーちゃんならツッコミ入れるべき場所よねぇ〜」
108 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:45:58.32 ID:IzfRyote0

< 冷たい風がよく沁みる >









扶桑「はぁ…………空はあんなに青いのに……」

涼風「フ-……遂に頭やっちゃったの? 今って夜だけど」

扶桑「青く美しい空だけを眺めていると錯覚したいだけよ」

涼風「それはそれでビョーキじゃないの」

扶桑「愚妹たちがね。……はぁ」

涼風「あん? 」

扶桑「こう、あの子たちが変に調子良くて口が滑るときってなんとなく分かるの。
今日は特におかしくなりそうな感じがしたから」

涼風「逃げて屋上で煙草に付き合ってるって? 」

扶桑「個人的にはそれ、止めてほしいのだけれど」

涼風「あたいが先客だ。それこそ真っ黒くて星も大して見えない空眺めてたんだ」

扶桑「そうね……はぁ…………空はあんなに青いのに」

涼風「なんかの呪いなのかよそれ……フゥ……」
109 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:46:26.74 ID:IzfRyote0

ありがとうございました
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 22:57:57.01 ID:jYYIOJjN0
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 17:07:41.80 ID:+TJ6JGOgo
お疲れ様です
112 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:47:26.63 ID:CiPBmIuq0

< どーも獰猛な艟艨です >







時雨「はい」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

あきつ丸「だからなんだというのでありますか」

時雨「いや、急に駄洒落が言いたくなってね」

あきつ丸「……」

鹿島「大戦当時のこの国だと違いますけどね。
艟艨の意味は軍艦ですけど狭義では駆逐艦は軍艦ではありませんでした」

時雨「まぁね」

あきつ丸「どうでもいいな」

鹿島「そうですね。……何故夕立さんは今にも吠え出しそうなの? 」
113 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:48:07.77 ID:CiPBmIuq0

< 太腿と膝の織り成す絶妙な >







時雨「いやね、秋雲に聞いたんだけどこのアホ犬、ゲーム激弱なんだ」

あきつ丸「自分も時雨も大してやったことは無いがそれにしても、弱いな」

夕立「うぅ……私ならあそこで躱せるもん」

時雨「そんなこと言ってるから弱いんだよ」

あきつ丸「まったくもって」

鹿島「はぁ。……えっと、このコントローラー? を使えばいいんですね? 」

あきつ丸「これですぐに負かされるようになれば傑作であります」

夕立「そんなこと有り得ないっぽい! 」

時雨「実に見事なフリだかフラグ。……鹿島さんが正座でゲームしてるってなんかこう、アレだね」

鹿島「?? 」
114 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:48:53.43 ID:CiPBmIuq0

< 勝てばよかろうなの >







江風「ぅおぅっるぁっ! これがオレの単勝一点買いだぁぁ! 」

提督「なんだお前イケメンか」

江風「へへっ、今更気付いたのか」

提督「悪いな。俺の目は厳しいんだ」

江風「まぁ、勝ったけどな」

提督「さっすが江風様」

海風「…………あのですね、何故江風に競馬なんておしえたんです」

提督「え、麻雀とかで死にたくなる程ぶちのめされても何食わぬ顔でまた参加するから、つい」

海風「はぁ。…………だから、やめてほしかったと言ったんですけど? 」
115 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:49:50.82 ID:CiPBmIuq0

< 才能である可能性に一縷の >







江風「ほーら勝ったまた勝った。単勝オンリーで転がしてプラス一万超えるって凄くね? 」

海風「?? 」

提督「いや、なんてーか普通にすげぇな。
八割くらいずつ利確してってるからマジですげぇわ」

江風「ふほほほほっ! ふえっ! 」

海風「???? 」

提督「普通複勝とかで転がす……いや、別にそんなルールは無ぇけど」

海風「復唱? 」

提督「? 」

江風「ダーッハッハッハッ! 」
116 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:50:26.65 ID:CiPBmIuq0

>>4 辺りで >







速吸「忘れられていた気がするんです」

那珂「うーん? 」

春雨「ちょっと何言ってるか分かんないです」

時雨「そうだね」

あきつ丸「分からんな」

大井「まったくね」

速吸「はぁ……」

満潮「馬鹿なの? って言いたいところなんだけど……何か私も変な共感というか……うーん? 」
117 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:50:54.27 ID:CiPBmIuq0

ありがとうございました
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 23:12:41.79 ID:MDPx3ehV0
乙 夕立・秋雲もかな?
119 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:52:51.90 ID:l4UX6bTv0

< 浪漫(正) >







初月「ほえ……」

涼月「わぁ……」

龍田「ふふ……似合ってるじゃない。まだギリギリ清楚に見えるわ」

扶桑「我が妹ながらこれは……うぅん、悪い意味でも無いけれど」

山城「……………………」

海風「……髪下ろしてセーラーな山城さんって割と破壊力ありますね」
120 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:54:38.05 ID:l4UX6bTv0

< 乙女(純) >







龍田「いえね、でも本当に似合ってると思うわ。スカート長めなのも私は好き」

扶桑「そうね」

山城「…………」

龍田「ふふ、あの人にも見せてきたら? なんならそのまま誘ってきてもいいわ」

扶桑「もう麻雀はお開きってわけね、いえ、私も続け過ぎると負けそうだから構わな

山城「これで普段より楽しそうだったら傷付くからいい」

扶桑「……」

龍田「へ、へぇ……」

海風「……妙に幼い感じで素直な山城さんって恐ろしい誘引力ですね」
121 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:55:47.22 ID:l4UX6bTv0

< 諦念 >







江風「つーか何? 姉貴、あの三人と麻雀してたわけ? 」

海風「? そうだけど江風も結構してるでしょ」

江風「そりゃそうだけど……よくまともでいられるなって」

海風「楽しいもん。別にそれだけ」

江風「つまンねぇとかじゃなくてさ……いや、姉貴がもしかしてもうそっち側に……そうか……」

海風「?? 」
122 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:59:08.12 ID:l4UX6bTv0

< 愛らしくも棘のある人形 >







山城「…………それで? 」

龍田「んー? 」

山城「何故麻雀も罰ゲームも終わった筈なのに私はまだ着せ替え人形のままなわけ? 」

龍田「さぁ? 」

愛宕「私が楽しいから? 」

山城「……はぁ」

扶桑「セーラーから袴ってなんだか時代を逆行しているみたいね」

龍田「これはこれで中々」

愛宕「あの人の玩具から洋傘借りてきたしどーぞ」

雲龍「物置一つが玩具箱って凄いわね。……はい、コス用のブーツ」

愛宕「ありがと。うん? 」

山城「はいはい」

涼月「とんぼ玉の簪なんてどこから持ってきたんですそれ」

赤城「あ、それはたまたま私が持て余していたやつですね」

初月「普通そんなもの持て余すかな。……ほら山城、そんなに不機嫌そうな顔だとつまらん。
笑わなくてもいいからせめて凛としておいてくれ」
123 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:00:13.50 ID:l4UX6bTv0

< いやいや案外とそこは >







提督「? 」

山城「……」

提督「……?? 」

山城「…………? 」

提督「……………………分かった、ちょっと待ってろ女学生」

山城「?? ……ええ」







江風「あれ何をどう通じ合って理解したンだ? 」

海風「さぁ」

扶桑「取り敢えず……あんなアイコンタクトだけで男と分かり合うものじゃないと思うけど、女学生」
124 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:04:14.58 ID:l4UX6bTv0

< 反応に困る(困る) >






高雄「ふぅ……」

Littorio「高雄もvinoの楽しみ方、分かってきた? 」

高雄「分かった気にはなっているような。実際はよく分からないままかもしれないけど」

Littorio「いいんです、それで。それくらいが丁度良い」

高雄「……そう」

Littorio「ええ」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………Romaさんって恐ろしい女だったのね。涼月さんはもうあれ逃げられないわよ絶対」

Littorio「え、えーと……えーと…………」
125 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:05:29.07 ID:l4UX6bTv0

< 手折るように愛しむ >







提督「……ん」

山城「…………? 」

提督「鏡……いや、手鏡じゃつまんねぇわちょっと来い」

山城「ぁ……」







龍田「あらぁ〜」

扶桑「手を引かれて連れて行かれて……まったく」

初月「良い写真だな、我ながら」

雲龍「彼岸花を一房あしらった簪、か。
あの辺りのアクセサリーは山城に負けるわよね私たち。似合わないとは言わないけれど」

愛宕「そうね。……あんまり同意もしたくないんだけど、そうね」
126 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:09:21.15 ID:l4UX6bTv0

< 喪失と獲得と >







Littorio「えーと……ほら、我が祖国の血がそうさせるのね、たぶん」

高雄「それなら私にも貞淑で勤勉な家桜になれる血が流れているわけね」

Littorio「それはもう高雄にだって流れていましたとも。
初めての夜にあの人が流し切ってしまいましたけれどね」

高雄「なるほど。…………ふふ、品が無い」

Littorio「ふふ……祖国の血が、そうさせるの」
127 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:11:16.61 ID:l4UX6bTv0

< 毎日では困ってしまうけれど >







山城「高雄って自分の目が気持ち悪いって言うみたいじゃない」

提督「え、まぁ……そう思うみたいだな。赤目なんて化け物らし過ぎるでしょう、なんて」

山城「つまり私の目も化け物の最たるってことよね」

提督「俺は好きだけどな」

山城「高雄も同じ目をしているわけだけれどね」

提督「はいはい。……お前さては今日面倒臭い女の子の日か? そうなんだな? 」
128 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:11:44.48 ID:l4UX6bTv0

ありがとうございました
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:20:16.08 ID:fBIpAnXO0
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 00:52:57.03 ID:yZXhXXW+o
131 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:35:46.06 ID:fxPBrtTU0

< 猫がいるならセットでどうぞ? >






提督『お掃除ロボットなんて買うより家事代行とか契約した方がいい気がするけどなぁ……』

叢雲『人雇うまでは行かない小金持ちとしてはいいんじゃないその辺』

提督『いやいやいや、家事代行もお手伝いも毎日じゃないならそこまで高額じゃねぇし』

叢雲『じゃああれよ、家に他人入れたくない人間って多いじゃない。あんたもそうだし』

提督『まぁ、それなら分かる』







漣「お掃除ロボに穴はありませんからなぁ」

江風「なるほど」

涼風「間違っちゃいないけどさ……」
132 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:38:44.83 ID:fxPBrtTU0

< ただゆったりと >






涼風「つーかあれだよな、ああやってテレビの前のソファに二人で座ってぼんやりしてると」

漣「うん? 」

涼風「親子みたいだなって。娘の見た目にしては随分若い父親かもしれないけど」

漣「言ってあげなよ。ご主人様は素直に喜ぶし叢雲ちゃんは射殺すような目付きで喜ぶよ」

江風「あの二人しか得しねーじゃン」

漣「得する為に他人褒めないでしょ普通」

江風「そりゃそーだけど」

涼風「っても言ってなんてやらないけどな。……あたいにはそこまで幸せにしてやる義理も無いし」
133 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:42:09.23 ID:fxPBrtTU0

< 何にもしないやりたくない >






提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………麻婆豆腐食いたい」

叢雲「中華なら私は餡かけ焼そば」

提督「そっかぁ……」

叢雲「ええ」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………今日の昼食当番、誰? 」

叢雲「メインは瑞穂」

提督「……詰んだ」

叢雲「そうねぇ……」
134 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:46:46.60 ID:fxPBrtTU0

< 中“ 華 “ >






叢雲「まぁ、でも」

提督「あん? 」

叢雲「頼めばつくってくれるとは思うわよ。どうせ一人でつくるわけじゃないし」

提督「あくまでメニュー決めてメイン張って指示出す役だもんな」

叢雲「ええ」

提督「ってもまぁ、いいさ。瑞穂のつくるさっぱりした和食好きだよ俺」

叢雲「本人に言ってやりなさいな」

提督「結構言ってると思うけどな。感想はちゃんと伝えてやるものだよ」

叢雲「そうね。…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………そーいやさ」

叢雲「? 」

提督「明日の執務、軽くする予定だわ」

叢雲「はいはい。……昼からおっさんと二人で中華作りなんて華の無い予定ね」
135 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:50:07.18 ID:fxPBrtTU0

< そんな日常 >







提督「俺はむーちゃんと昼飯つくれて嬉しいよ」

叢雲「むーちゃん言うなばか」

提督「ばかで結構でーす」

叢雲「あっそ」







江風「…………おかしいな、クズの親玉とその懐刀の会話横目にしてるのにほンわかしてきたぞ」

涼月「悪くないじゃん別に。……確かにまぁ、えも言われぬ恐怖は覚えなくも無いけど」
136 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:52:17.72 ID:fxPBrtTU0

< 気になる >







提督「車に興味無いとか関係無くさ」

叢雲「ええ」

提督「駐車したとき車体どころか車輪まで曲がったままのやつって何考えて生きてるんだろうな」

叢雲「知らないわよそんなの」

提督「やっぱ何も考えないで生きてんのかなぁ……」

叢雲「江風なら兎も角それは無いでしょ」

江風「しっつれーな。江風はここで運転練習してたときもちゃンと真っ直ぐ停めてたぜ? 」







Littorio「全員のお小遣いを出し合って買った車ではありますが周りに他を駐車するわけでもないのだし」

Roma「性格と言ってしまえばまぁ……でもそのうち擦ったうちは事故に入らないとか言い出しそうね」
137 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:53:48.66 ID:fxPBrtTU0

< サディズムとはまた違ったものだと思うんですけどね >







雲龍「やってほしいことがあるのだけれど」

提督「もうやだぼくおうちかえる」

雲龍「あなたの家はここでしょう? 他に帰る家があるというの? 女の巣があなたの城でしょう? 」

提督「鬼かお前。……で? 」

雲龍「浮気プレイの一環で撮影しながら命令して」

提督「命令しろと命令されるこの心、どうすべきか」

雲龍「是非従うべきね、本能に」

提督「本能がやめたがってるんだけどー……? 」
138 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:55:18.07 ID:fxPBrtTU0

< 筋違いとはいえ本人にはさすがに >







愛宕「組み敷かれて散々啼かされてね?
イキきった余韻の中でゆっくりおでこコツン、なんてやられたらもうそれだけで堕ちるわ」

高雄「まぁ……そうね」

涼月「はぁ。なんとなく司令と愛宕さんなら絵になるだろうな、とは思いますけども」

愛宕「そう? 」

涼月「Romaさんは兎も角として私にはとてもとても。息にもまだ余裕無いですし」

愛宕「そ、そう」

高雄「…………Littorio」

Littorio「さすがに妹のことで怨みがましい目をされても……」
139 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:58:02.34 ID:fxPBrtTU0

< 酷いことを言おうというわけでも >







愛宕「でもあれよね、さすがに私もびっくりしちゃった」

高雄「まさかRomaさんが、というのがまずあって」

愛宕「まさか涼月が、で衝撃二倍よね」

高雄「全く予想もしないことって実際初めての経験だったかも」

愛宕「あぁ、私もそうかも」

高雄「そう」

愛宕「ええ。…………ふふ、でもこれで」

高雄「? 」

愛宕「揶揄う相手が増えてまた楽しくなるかも」

高雄「やめてあげなさいよさすがに……」
140 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:04:16.53 ID:fxPBrtTU0

< カロリー? 何それ美味しいの? >







提督「ふっつーによくできた気がする」

能代「そうですね。……阿賀野姉ぇよりも加賀さん達の方が喜びそうですけど」

提督「それはそれでいいさ。あいつにとってはどうせ能代のプレゼントが一番嬉しいんだから」

能代「プレッシャーのかかるようなことを言いますね」

提督「甘んじて受け入れるがいいよ、仲良し姉妹」

能代「はいはい。…………この特大ケーキ自体はいいんですけどね」

提督「? 」

能代「板チョコ数枚に矢矧と酒匂含めて横須賀組何人かのメッセージってやり過ぎでは? 」

提督「うん? 」
141 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:08:56.99 ID:fxPBrtTU0

< 何歳になっても祝われて嬉しい存在ではありたいね >







阿賀野「ふぅぅぅぅー……あっりがとうっ! 蝋燭の火吹き消したのなんて初めて! 」

能代「よかったね」

漣「ひゅーひゅー! お嬢ちゃん今日で何歳? 」

阿賀野「丁度はちじゅっちゃい! 」

漣「おっきくなったねぇ! 」

阿賀野「まだまだおっきくなるよー! 」

能代「うるっさいお婆ちゃんね。…………おめでとう、阿賀野姉ぇ」
142 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:10:20.80 ID:fxPBrtTU0

< 素直に保存してどーぞ >







葛城「絶対やり過ぎだってあれ、普通ケーキに板チョコは載らないよ」

雲龍「板チョコって言ってもケーキ用のやつでしょう? 」

天城「それにしてもあれは……いえ、でもですね」

雲龍「? 」

天城「メッセージ付きのチョコレートを他のヒトに開け渡せるのかどうか」

雲龍「あぁ……」

葛城「あげるって言われてもちょっと、ねぇ……」
143 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:12:24.85 ID:fxPBrtTU0

< 箸が転んでも嫉ましい年頃 >







愛宕「お花畑な少女趣味と化け物の尖った中二病からすればね」

高雄「うん? 」

愛宕「愛した男の子供を生んで育てる、そういうことには生物としての存在意義があると思うの」

高雄「言うまでも無く生物学的見地の一視点から見ればそれは正しいと思うけれど」

愛宕「んーん、繁栄の為のただの繁殖なんかじゃない。
我が遺伝子を分けた子孫というのは愛した人と自らが残す永遠性だわ」

高雄「自らが認識できない永遠性に何の意味があると? 」

愛宕「死に際と同じよ。あの人が看取ってくれていれば、泣きそうな笑顔で送ってくれると思いながら死ぬのと同じことでしょう? 」
愛した人と自分のヨスガが、共に生きた証が存在し続けると信じ込むことはできる」

高雄「…………」

愛宕「違う? 別に高雄の理想が私と違っても文句は無いけど」

高雄「そうね。…………」

愛宕「んー……」

高雄「……………………私が死んだ後も仮にあの人に時間が残されているとして」

愛宕「ん? ええ」

高雄「女なんか生んでいたら自分が逝く前に殺してしまいそうだわ。
あの人と共に私を悼むなんて嫉妬で狂いそう」

愛宕「え、えぇ……」
144 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:12:51.06 ID:fxPBrtTU0

ありがとうございました
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:27:02.92 ID:6c9QjVV50
146 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:04:00.58 ID:3lzTRIoy0

< な、なんだってー!!>







雲龍「今日は十月二十四日ね」

扶桑「まぁ、そうね」

雲龍「つまり二ヶ月後には性の六時間が……テンション下がるわ」

扶桑「まぁ、そうね。…………そこまでこじつけ始めたら何にでも打ちのめされる気がするけど」
147 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:05:24.54 ID:3lzTRIoy0

< どちらにもまた別々の良さが >







漣「愛宕さんとか雲龍さんって時々脈絡無くコスプレして絡んでくるみたいですけど」

提督「え? まぁ、そうだな」

漣「たとえばこうセーラー着て『せんぱぁい♪ 』とか言ってきたとして」

提督「? 」

漣「コスプレをした愛宕さんとして接するんですか?
それともJKな愛宕さんとロールするんですか? 」

提督「む、むむ……難しいことを言うね君。難しい…………難しいよそれは、深遠過ぎる」
148 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:08:49.85 ID:3lzTRIoy0

< ポケットが割と便利 >






阿賀野『ルームウェア? ふっつーにパジャマとかスウェットとか……まぁ、Tシャツも割と』

加賀『そう……そう……』

阿賀野『んー? 』

加賀『…………こう、尻尾のついた感じの、もふもふしたアレは着ないのかしら』

阿賀野『着ないかなぁ。持ってれば着るけど持ってないです』

加賀『そう……』






阿賀野「、とかいう遣り取りが一ヶ月前にあったからかなぁ、って」

能代「なるほど。……阿賀野姉ぇが着てるのは兎も角加賀さんからのプレゼントっていうのが凄いね、クマさんパジャマ」
149 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:11:22.88 ID:3lzTRIoy0

< 案外とどこでも呼べば来るものだけれど >







雲龍「ここってデリヘルは来るの? 」

提督「何故俺に訊く」

雲龍「あなた以外は知るわけないじゃない馬鹿ね」

提督「俺も知るわけないと何故分かってくれないのか」

雲龍「性欲モンスターのくせに」

提督「他のやつからでも嫌だけどお前にだけはそんなこと言われたか無い」

雲龍「おかしいわね」

提督「おかしいのは君の頭の方なんですけどねぇ……」
150 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:11:57.60 ID:3lzTRIoy0

< 何故×何故×何故 >







葛城「あ、結構あるみたいだよ大湊。これが多いんだか少ないんだかの判断は任せるけど」

提督「何故調べた何故任せた」

葛城「知りたいと思って? 」

提督「あのさ」

雲龍「ふ……」

葛城「何故ちらっと見て勝ち誇った」

雲龍「当然? 」

提督「そうだな」

葛城「なんか腹立つ。ねぇ天城姉ぇ? 」

天城「そうね。…………何故こんなのと仲の良い姉妹でいられているのでしょうね、天城という女は」
151 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:13:03.46 ID:3lzTRIoy0

< 事実は小説よりも云々 >








龍田「ふふ……そもそもあなたも呼ばれたら売るじゃない、身体」

雲龍「馬鹿ね。あれは私が買ってるのよ」

提督「驚愕の事実だわ。俺って男娼だったのか」

葛城「衝撃的事実発覚! 帝国海軍随一の高級将校は化け物女に身体を売る淫らな男娼だった?! 」

龍田「面白そうな記事ね」

天城「よくそんなもの出版できたと褒めて差し上げましょうか」

雲龍「出版できてしまったとしてそこの役員は生きた心地がしないでしょうね」

龍田「編集長辺りが蜥蜴の尻尾切り的に責任を取らされるのかしら」

提督「たぶんな」

葛城「ま、出版なんてできるわけ無いけどね」

天城「しようとも思わないでしょうしね。
…………この世の中そういう蛮勇も無いことは無い気もしますが」
152 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:13:48.16 ID:3lzTRIoy0

< ニヤニヤ、とは言いませんがね >







愛宕「こう、女側から見た男の好きな女の子って」

山城「あん? 」

愛宕「小柄で華奢で」

山城「海風が当て嵌まるかどうかってところね。
キャラと見た目的に背が高過ぎる気もするけど」

愛宕「肉感的で」

山城「逆にまぁ……大概当て嵌まるわね。女側が嬉しいかは兎も角として」

愛宕「ロングの綺麗な髪で」

山城「取り敢えずそれは私と自分の姉に喧嘩売ってるわね」

愛宕「お淑やかで」

山城「あれはそういうのより強い女の方が好きそうだけど。ガサツとかそういう意味でも無くて」

愛宕「しっかり自分を褒めてくれるような」

山城「大概あれの評価は甘々だと思うけど」

愛宕「大体いつも笑顔で」

山城「それは全員そうね。…………ニコニコ、なんて形容できるかは別として」
153 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:14:50.10 ID:3lzTRIoy0

< そそくさと >







愛宕「ツッコミを入れつつもずっと付き合ってくれる山城、好き」

山城「暇なだけよ。姉さまはRomaに引き摺られて柔軟体操だかストレッチだかなんてやってるし」

愛宕「面白い組み合わせと理由ねぇ〜。……まさか色々と吹っ切れたRomaに襲われてたりしない? 」

山城「さすがにそれは無いと思うわ」

愛宕「そうねぇ〜。…………いってらっしゃい、飲み物くらい持っていってあげなさいな」
154 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:15:46.35 ID:3lzTRIoy0

< できたらいいな、とは思うけどね分裂とか >







雲龍「あなた分裂はできないわけ? もしくは影分身だとかそういうのでも許すわ」

提督「ちょっと何言ってるか分からない」

雲龍「あなた以外の男なんて身の毛もよだつっていうのはもう知ってるわね? 」

提督「嬉しいけどなんかこの先を予想すると嬉しくねぇな」

雲龍「でもほら、輪姦ってこう、夢なのよ」

提督「知らねぇよそんなこと」

雲龍「どうにか、ならない? 」

提督「ならない。……なんでこの子冗談に見えない顔でこんな巫山戯たこと言えるの? 」

天城「天城に言われても……」
155 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:18:40.61 ID:3lzTRIoy0

< 笑み隠して牙剥いて >







天城「まぁ……でもですね、突然脈絡無く発情しないでくれませんか、獣を笑えませんよ」

雲龍「笑わないもの。何にも問題無いわ」

提督「僕の仕事には問題ばかりが発生するんですけどねぇ……」

雲龍「知ったことじゃないし。ほら、姉妹丼楽しみましょう? 」

天城「天城も頭数に入っているんですね……はぁ」

提督「はぁ……じゃねぇの。諦め顔で参加しようとしないでくれる? ねぇ? おーい? 」
156 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:19:08.07 ID:3lzTRIoy0

ありがとうございました
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:31:10.11 ID:Coki6prg0
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:33:00.87 ID:wz/HeyKNo
お疲れ様です
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 06:27:14.72 ID:Sk0JLj+Q0
男も女も行けるんだから天城や海風にペニバンでも使って貰えよもう……
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