他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【咲-Saki-】菫「白糸台の亡霊」【ADV】
Check
Tweet
1 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2021/08/30(月) 18:39:59.48 ID:tnX1nBuj0
・安価スレです。是非ご参加ください。
・コンマ成分は多分ない。でもやってみないとわからない。
・ホラー注意(?)
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1630316399
2 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2021/08/30(月) 18:42:32.22 ID:tnX1nBuj0
―― 1日目 昼休み
【白糸台高校】
照「今日も凄いお弁当だね」モグモグ
菫「適当に詰めてきただけだ」パクッ
照(この料亭の仕出しみたいな中身が『適当』......?)
菫「というか、お前こそまたお菓子ばっかりじゃないか。ちゃんとご飯を食べないと健康に悪いぞ」
照「食堂の定食よりもお菓子の方が美味しいし」モグモグ
照「あ、でも菫のお弁当はもっと美味しいよ」
菫「おだてたって分けてやらないからな」
照「ちっ」
菫「まったく......そんな調子で糖尿病にならなきゃいいが」
照「それは困るかな。だからお弁当ちょうだい?」
菫「だーめーだ!」
ご存知だろうか。糖尿病患者の総数は増加傾向にあるのだが、それでも二十代未満の女性のうちに占める割合はたった1%にも満たないらしい。
そのごく少数に数え上げられるのは是非回避してほしいところではあるものの、だからといってお菓子星人の照が甘味断ちをするのは無理だろうな、と思った。
3 :
◆copBIXhjP6
[saga]:2021/08/30(月) 18:43:29.95 ID:tnX1nBuj0
数分の問答の末になんとか焼き魚を死守しきった私が大きく溜息をつくと、その肩を控えめに叩く指があった。
生徒「あ、あの......弘世さん?」
菫「ん、どうした?」
生徒「外にお客さんが来てるんだけど......」
すぐ隣で別のグループを作っていた同級生だ。特に仲が良いわけではないが疎遠というわけでもない、同じクラスにいるだけの普通の知り合い。
しかし彼女の目線を辿った先には、それよりもっと私に縁深い人物が立っていた。
淡「せんぱーい!」フリフリ
照「淡?」キョトン
菫「なんだろう、凄く面倒なことになる予感がする」
〜〜〜〜〜〜
4 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/08/30(月) 18:44:43.09 ID:tnX1nBuj0
―― 昨夜
淡「うぅ...寒いね......」
誠子「今日は冷えるなぁ」
尭深「淡ちゃん、お茶飲む?」スッ
淡「ありがとーたかみ......」ゴクッ
淡「あれ、梅干しみたいな味がする」
尭深「梅昆布茶だよ。最近ハマってるんだけどどうかな」
誠子「いやいや、明らかに女子高生の趣味じゃないだろ」
昨日は練習がだいぶ長引いちゃったから、帰りに近くのファミレスでご飯を食べたの。そうそう、最近オープンしたところ。
その後はいつもの交差点で先輩たちと分かれて、まっすぐ駅に向かった。
誠子「それじゃ、私たちはこっちだから」
尭深「また明日」
淡「じゃあね〜」
5 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/08/30(月) 18:46:07.69 ID:tnX1nBuj0
【白糸台駅】
淡「あっ!待ってー!」ドタドタ
『ドアが閉まります。ご注意ください』
プシュー
淡「ふぅ、ギリギリセーフ」
寒い中で待ちたくなかったし、何とか間に合ってほっとした。
普段ならたくさん人が乗ってるんだけど、昨日は私の他には誰も居なかった。普段より遅かったからかも。
ガタン... ゴトン... ガタンゴトン.........
すぐに電車が動き出して、私の乗ってる最後尾の車両もホームの先端に差し掛かった。
私はボーッと窓から外を眺めてて――外は暗かったけど、確かに見たんだ。
淡「............え?」
ホームの一番先っぽに立ってる、大きな鎧の姿を。
〜〜〜〜〜〜
6 :
◆copBIXhjP6
[sage saga]:2021/08/30(月) 18:47:52.78 ID:tnX1nBuj0
照「」
菫「鎧?」
淡「うん、そーだよ」コクン
菫「はぁ」
夜中のプラットホームに鎧が棒立ちか。怪談としてはお世辞にも出来が良いとは言えない。
しかし照は今にも卒倒しそうな様子で顔を真っ青に染めているし、淡は真剣な表情で私の目を見つめていた。
菫「一応聞いておくが、冗談じゃないんだよな」
淡「もちろん!」
淡「私、昨日からずーっとアレが気になっちゃって仕方ないんだもん」
菫「なるほど。とりあえず事の顛末は理解したよ」
菫「それはそうとして何故私たちの所に?」
淡「先輩だったら暇そうだから、調べてもらおうと思って」
菫「......失礼な奴だな」グリグリ
淡「あわわわわわ」ゴリゴリ
26.49 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)