このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】
- 695 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/08/23(月) 23:56:24.22 ID:9tDKi9xF0
- ▼トレーナー白書を獲得した。
▼目覚まし時計を獲得した。
▼トレーナースキル[分岐する業]を獲得した。
▼サポートカード[サンライトブーケ:マヤノトップガン]を獲得した。
――――
―――
――
視界が暗転する。
今どこにいるのか。あるいはそもそも生きているのかすらわからない。
無限に等しい闇が僕の視界を覆っていた。
マヤノトップガンが眠って、かなりの時間が経過した。
相変わらずの闇は音も聞こえなければ温度も感じない。この無機質な感じには、なんとなくもう慣れてしまった。
むなしい気持ちが、溢れた。
まるで、羽がもがれたような虚無を覚える。
……もう、こんな思いはしたくない、とも。
死人のような心持、俺は突如開けた視界にも驚くことはなく、むしろ自然に受け入れることができた。
ここには生物はいない。モニターとそこから繋がれたケーブルが部屋を埋め尽くしていた。どこまでも、無機質な。
前回のループの時そうしたように、モニターの前に立てばひとりでにモニターが立ち上がった。まるで俺の帰還を歓迎するように一度明滅し、映像を流し始める。
ふさぎ込むマヤノ。寄り添う仲間たち。
……普段から明るいマヤノだからこそ、落ち込んでいるところが珍しくて、こぞって慰めに来る。
でも多分、それは悪手だ。何せ、彼女たちは記憶を――。
「……そっか、誰もトレーナーさんの記憶、覚えてないんだ」
……え?
「いい人、だったんだけどね……」
俺は溜まらず、そのモニターにかじりついた。
何がどうなってそうなっているのかが理解できない。
ナイスネイチャが、俺の記憶を持っている理由が――!
でも、でも一つだけ理解できることがある。
――マヤノは、一人じゃない。
涙が出てきた。
これから地獄の道のりを歩むと思われていたマヤノに救いがあるとすれば、それは、まさしく”これ”だった。
今まで神に感謝したことはない。それでも――今は、今だけは、神に感謝したい、そう思った。
―――
下1 ???(コンマ)
577.61 KB Speed:0.7
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
Check
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)