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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】
- 1 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/21(水) 01:04:50.27 ID:lgWUywaw0
- 【簡単なあらすじ】
――目標を達成できないとループが始まってしまう。
憧れのトレセン学園のトレーナーとなった主人公は、数奇な運命に囚われる。
ときに喜び、悲しみ、絶望し、挫折しながらも、主人公は進んでいく。
夢のURAファイナルズ、その頂点へと担当ウマ娘を導くために――。
第一ループ:スペシャルウィーク(メイクデビューで敗退、ループ)
第二ループ:ツインターボ(メイクデビューで敗退、ループ)
第三ループ:マヤノトップガン(現行)
――――――
【注意】
・ウマ娘公式が定めたガイドラインに違反しない程度に書きます。
>モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現
>ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないよう
>ご配慮くださいますようお願いいたします。
(ウマ娘公式サイトより引用)
・新人トレーナーなので、キャラ性を網羅していません。ご容赦を。
・SS初心者です。不作法などあったらすみません。何かありましたらご指摘いただけると幸いです。
・安価は1〜3くらい先に飛ばす予定です。
・仮に安価が一日待っても来なかった場合、ある程度勝手に進行します。
・ウマ娘本編との設定に相違点が発生する場合があります。
―――
▼前スレ
・【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1623082140/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1626797090
- 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 01:11:56.12 ID:74tZi83q0
- たておつ
マヤノは止まんねぇからよ…トレーナーくんも止まらず一緒に走り続るんじゃぞ…
- 3 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/21(水) 01:22:26.28 ID:lgWUywaw0
- 新スレ立てたので今日はこれで更新オワリです。
良い夜を〜。
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 01:28:51.91 ID:51I46j13o
- おつおつたておつー
正直に言います、マヤちんとはここでお別れと覚悟していました……ごめんなさい
ここまで来たら最後まで添い遂げてくれ!!
- 5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 01:34:56.72 ID:RPKGrvbUo
- 前1000ナイス
- 6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 01:39:01.56 ID:Q93Y1x7v0
- ここまで来るともう結婚しろよという気持ちで沢山である
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 05:20:25.73 ID:FmgZ98XJ0
- たておつ
このスレで自分の中のマヤノの魅力が一層強まった
- 8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 08:29:32.47 ID:PhkG8RgJ0
- 追いついたら奇跡が起こってた
よく勝てたなw
- 9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 09:12:42.67 ID:Q07dk9Pq0
- たておつ
正直実質負けイベだろこれと思ってました、あれだけ差があっても勝てるんだな…
- 10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 16:24:39.03 ID:/GfoHInx0
- >>6
ビューティー安心沢先生に勝負服仕立ててもらおうぜ
- 11 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/21(水) 19:15:23.05 ID:lgWUywaw0
- 皆様に楽しんでいただけていることが何より嬉しいです。まだまだ先は長い気がしますが、気が向くまでお付き合いくだされば幸いです……!
―――
俺はマヤノのことを信じている。
信じているからこそ――今日の勝負は負ける、と。そう考えていた。
マヤノの今の実力では、サイレンススズカには敵わない、と。
他の誰でもない、俺が一番に痛感していた。
していたはずだった。
「――マヤノトップガン、ここで完全に抜け出したッ!」
その声に、がばりと顔を上げる。
地面を切り裂くように走るウマ娘たちの、その先端。
あり得ないと思っていた結果が、しかし確かにそこに存在していた。
夢か何か、なのだと思った。
勝つ可能性が全くなかったわけではない。だが、余りにも狭い門だった。
サイレンススズカというウマ娘は、今代最強の逃げウマ娘と呼ばれるほどのスターウマ娘。同じく逃げを主戦場とするマヤノにとっては厳しい相手――と言うのがもっぱらの評価。
そんな評価など関係ない、と。文字通り蹴り飛ばすように1着でゴールインを果たしたマヤノに……俺はなんて顔をして会えばいいだろう。
……いや、どうもこうもないな。正直に、誠実にあればいい。マヤノはそれ以上をきっと俺に望まないだろうから。
沸き立つ観客席を辞して、控室へと戻る。そうする間、俺の心臓は高鳴りっぱなしだった。
どうしてこうも高鳴るのだろう。自分の中に渦巻く感情のどれもが当てはまらないそれに、俺は困惑すら覚える。
でも、一つだけわかることがあった。――この気持ちの正体は、マヤノに会えばわかる、ということだ。
- 12 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/21(水) 19:35:03.54 ID:lgWUywaw0
- お試しでやりましたけど、既存キャラの一人称吐くほど難しいです。金輪際やりません。
―――
気付いたら、息が痛いくらいに上がってた。
歩くのもめんどくさいのに、どくんどくんと胸を突き上げるような鼓動が、マヤを動かしてる。
ゴールの先に見えたその表情が、驚いたものだったから。
どんなもんだ! って言いたくなったから。
歩くのをやめられない。今すぐにでも走っていきたい。
脚がだんだんと早くなっていって、ちょっとでも気を抜いたら走っちゃいそう。
もう少しだから、と言い聞かせるようにつぶやいて、もう一歩。
この角を曲がれば、もうすぐ。
ゆっくりと、ちょっとおおげさなくらいにゆっくりと、その扉の前に向かう。
立ち止まってドアノブに触れれば、もう抑えきれなかった。
きっと中に居る人は、マヤのことわかってくれてるから。
扉を開けたら何にも考えずに、飛び込むんだ。
だから、きっと受け止めてよね、トレーナーちゃん。
ユー・コピー?
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 20:12:26.95 ID:51I46j13o
- うまぴょいした?
- 14 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/21(水) 21:03:29.46 ID:lgWUywaw0
- がちゃり、と強く扉が開かれて、強く踏み込む音が聞こえた。
何となく、”そう”なる気がして。俺は立ち上がって、扉の正面に立った。
オレンジ色の弾丸が飛んできて、腹部に突き刺さる。しっかりと抱きとめ、衝撃を殺すためにくるりと一回転する。
オレンジ色の弾丸――マヤノは、すりすりと胸板に頬を擦り付ける。まるで小動物がじゃれるように。
軽く頭を撫でて上げると、腰に手を回されぎゅっと抱きしめられる。それだけでほんわかした気持ちになって、こちらもお返しにと髪を漉くように撫でる。
……そんな時間がどれくらい続いただろうか。外から響く他のウマ娘の声に、はっと我に返る。同時に、まだ言葉を交わしていなかったことを思い出した。
「……お帰り、マヤノ」
「ただいま、トレーナーちゃん!」
そういうなり、マヤノはもう一度ぎゅっと抱き着いてくる。……少しどころかかなり痛いが、ここは為すがままにされる方がいい気がして、ぐっと我慢する。
すると、小さな兆候を見抜いたのか、マヤノがぱっと手を離した。
「……痛かった?」
「ん、少しな」
「そっか、ごめんね、トレーナーちゃん」
「大丈夫だ」
そう答えるが、脇腹は若干痛む。
そんな俺の様子に気付いたのか、マヤノは少しだけ表情を悲しげなものに変えて――何かを思いついたかのように、ぽん、と手を叩く。
「トレーナーちゃん、マヤ、レース頑張ったよね?」
「……ああ、本当に頑張ったな」
「だから、一つご褒美もらってもいい?」
「ふむ。俺に可能な範囲ならいいぞ」
「やったー! じゃあ……」
マヤノはそういうなり、備え付けのソファに座る。
そして、自らの太ももをぺちぺちと叩いて――。
「膝枕、させてほしーなー……なんて」
「…………ダメだ」
「えー?! 今結構勇気だして言ったのに〜?!」
「いや、そりゃ魅力的な提案だけどさ、今此処ではまずいっていうか、見つかったらやばいだろ?」
「やばいなんてことはないよ! 愛の前には年齢なんて些細な問題だってドラマでも言ってたよー?」
「愛の前では問題なくても、法律の前だと問題がありまくりなんだよ……」
そういうと、マヤノは途端にしょんぼりした表情を浮かべて。
「……じゃあ、お願い聞いてくれないんだ」
「いや、そういうわけじゃ――」
「マヤ、本当に頑張ったのになぁ」
「だから――」
「あーあ……」
ちら、ちら。
「……わかったよ、だけど、ここでは駄目だ!」
「えー? どうして?」
「人に見られたらまずい、って話をしただろ」
「……つまり、人に見られない場所だったらいいってこと?」
「そう、だな。ああ、そうだ」
「やったー! じゃあ、トレーナー室の中だったら大丈夫?」
「……。ああ」
レースに負けるかも、なんて。そんなことを考えていた俺にとっては、そのご褒美は余りに軽すぎる気がしたけれど。
でも、マヤノの表情は、とてもうれしそうで。
その時、ふと先ほどの高揚を思い出した。
だけど、気付いてしまえば――俺はその気持ちに蓋をしなければならない、ということに気付いてしまった。
それは多分毒だろうから、全身に回る前に切り捨てておかなければならない毒だから。
楽しみだと笑うマヤノに、俺はどんな表情で相槌を打てばいいのか、わからなくなっていた。
- 15 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/21(水) 22:07:38.02 ID:lgWUywaw0
- 安価だし忘れマンなので追記です
下1 トレーナーは夜に何をする?
- 16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/21(水) 22:11:49.50 ID:WaYBrjuxo
- トレーナー室へいく
- 17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/22(木) 01:54:58.16 ID:t7WuqfKD0
- マヤノが「これが諦めないってことだ」を発動したのがトレーナーがどこかこのレースの突破を諦めているのを解っていたからと思うとコンマで偶然選択されたにもかかわらずドラマのような展開だな
- 18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/22(木) 02:33:27.99 ID:NF1KA9eao
- これいじょうわたしをしたいにしないd
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