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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その10【安価】

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522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 21:27:04.94 ID:xnDDqKOx0
秋津洲「明石ぃ……最近彼とはどうなってるかも?」


明石「聞いちゃうの……?」


秋津洲「聞くかも聞くかも!」


明石「あのね…彼は結婚まで考えてくれるみたいで…」


秋津洲「おおっ!」


明石「私がうまく喋れない時から気になってくれてた人だから…一緒になっても幸せにしてくれるはず…」


秋津洲「いいなぁ〜!あたしも運命の人を見つけたいかも!」
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 21:32:04.44 ID:xnDDqKOx0
明石「そんな急に見つかるものじゃないよ」


秋津洲「分かってるけどぉ〜!」


明石「もしくは提督にアプローチしてみるとか?」


秋津洲「うーーん…もう龍驤さんと霞がいるかも」


明石「黒潮ちゃんはそれでもいいって言ってたらしいよ」


秋津洲「三人目の女…黒潮ってそんな子だったかも…」


明石「秋津洲ちゃんがどんな人を選んでも、私とは一緒だからね!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 22:10:00.76 ID:7qhGCTyHO
明石の彼、一念発起で深海棲艦を保護する団体へ転職
これで遠距離じゃなくて近くにいられるとサプライズ
明石も凄く喜ぶ
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 22:38:07.48 ID:LycsBmhno
>>524
提督の面接へ
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 22:48:57.10 ID:xnDDqKOx0
ーー食堂


明石「あ、提督」


秋津洲「こんな時間に会うなんて久しぶりかも!」


提督「最近は新しい組織の件で出張が多かったからな」


明石「今日はお休みですか?」


提督「いいや今日も組織関係の仕事だ。職員を何人か雇うんだがその面接をやっていた」


秋津洲「提督が自分で面接をするかも?」


提督「他人に任せても良かったんだが、事情を知って直接話しておきたいと思ったんだ」


明石「特殊な事情がある人なんですね」


提督「その人に事情があるわけでは無いんだ。ここのと関係性が特殊ということだな」


秋津洲「…よく分からないかも」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 22:56:21.13 ID:xnDDqKOx0
提督「なら簡単に言ってやろう、面接をしたのは男だった」


秋津洲(ロリじゃなかったかも)


提督「その男はなんとなく仕事を続けていたがある人と出逢って自分は変わったと言っていた」


提督「生きることに目的を見つけ、ある人と共に人生を歩みたいとまで思ったそうだ」


秋津洲「ひょっとしてロマンチックな話かも?」


提督「そうかもしれないな」


明石「まさか……」


提督「その彼はある人とは離れて暮らしている。出逢った時は同じアパートだったらしいんだが…」


明石「……!!」


秋津洲「その男の人はどうなったかも?」


提督「正直言って秀でた能力があるわけでは無かった」


明石「あ……」


提督「だが熱意を、情熱を感じた。それは仕事の内容に対してのものでは無かったが、立派な動機だと思う」


明石「その人はどこに居るんですか!?」


提督「もう帰ってしまったな。だがまだ駅には着いていないだろう」


明石「提督!外出許可をお願いします!」ダダダッ


秋津洲「…あーあ、やっぱり寂しいかも」


提督「秋津洲と明石はずっと一生の友達なんだ、少しくらい譲ってやってもいいだろう」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 23:00:31.44 ID:XLuRIb+DO
明石が走って追い掛けるとその後ろ姿を見付けた
そのままの勢いで背中から抱き付く明石
アザレアさんびっくり
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 23:09:44.34 ID:7qhGCTyHO
>>528
募集を見た瞬間に考えるより先に応募してしまったと彼
嬉し泣きの明石
二人の間に距離の問題はなくなる
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 23:16:22.53 ID:xnDDqKOx0
ーー


明石「はあ…はあ……っ!」


A男「……」


明石「A男さん!!」ダキッ


A男「うわ!……明石さん?」


明石「聞きました!新しい組織の面接に来たって!」


A男「あ……はい」


明石「どうして…」


A男「らしくないことをしたと自分でも思っています。けど募集を見た瞬間…考えるより先に応募してしまいました」


明石「うううぅ……!!」


A男「明石さん、泣いて……」


明石「嬉しい…近くに貴方が居てくれることが凄く嬉しいんです!」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/27(火) 23:20:19.99 ID:xnDDqKOx0
A男「貴女の側に居たかったのは自分も同じです」ギュッ


明石「大好きです……」


A男「自分も…です」


明石「…いつこっちに引っ越して来るんですか?」


A男「……」


明石「あの…?」


A男「これも何かの縁なのでしょうね。貴女があのアパートに引っ越してきたから出逢って、次は自分が引っ越して貴女と再会できた」


A男「どんな部屋にするのかは決めていません。貴女と…決められたらと思ってました」


明石「ど…同棲……?」


A男「…ダメですか?」


明石「そんな訳ありません!ぜ、是非…お願いします!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/27(火) 23:32:39.42 ID:6jONOBrSo
明石、今日は祝い酒かも
ええっ…もしかして見てた?
顔を見たら分かるかも!
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 00:05:06.83 ID:bH+Yv7qKO
>>532
その後無事合格したA男と部屋を探す明石
鎮守府に近く家族が増えたときの余裕もある好物件を見つける
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 00:10:44.30 ID:gypYKNCP0
ーー


秋津洲「明石、今日は祝い酒かも!」


明石「ええっ…!?もしかして見てた…?」


秋津洲「そのニヤけた顔を見たら誰でも分かるかも!」


明石「う…そんなだらしない顔してた?」


秋津洲「ゆるゆるかも」


明石「恥ずかしい……」


秋津洲「良かったかも、明石!」


明石「…うん。ありがとう秋津洲ちゃん!」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 00:14:24.70 ID:gypYKNCP0
ーー後日


A男「組織の面接は合格でした。なので今日は部屋を探したいんですけど…」


明石「いきなりいい物件がありましたね……」


A男「鎮守府にも近くて不便なことは無さそうな…強いて言うなら少し広いかも…」


明石「か…家族が増えたとき…余裕がある……です…」


A男「…ここにしましょうか」


明石「……はい」


A男「顔…真っ赤ですよ」


明石「言わないでください…!」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 00:36:02.65 ID:NgtoTNgSo
明石が自室の荷物まとめてるのを見かけた周囲があれ?異動するのって話になり
理由を話したらおめでとう!ってプチお祝い
プチなのはお祝い本番は結婚までとっておくから
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 00:47:29.85 ID:gypYKNCP0
ーー食堂


龍驤「これは何の騒ぎなんよ?」


秋津洲「明石が荷物まとめてるのを見つかったかも。最初はまさか異動するのかってなったんだけど、本当の理由を知ったらこうなったかも」


龍驤「彼氏と同棲するからってお祝いか…ちょっち早くない?」


秋津洲「これはプチお祝いかも。本番は結婚までとっておくかも!」


龍驤「プチか…そう言われたら馬鹿騒ぎはしてないみたいやね。ほんならウチも参加していこかな」


秋津洲「明石なら喜ぶかも!一緒にお祝いして欲しいかも!」


龍驤「秋津洲は明石が幸せそうにしてたら自分のことみたいに嬉しがってるなぁ。これからも仲良くしていくんやで」


ーー
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 00:48:07.27 ID:gypYKNCP0
今日はここまでです
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 01:01:26.25 ID:NgtoTNgSo
乙でした
明石も幸せになってほしいね
もちろん秋津洲も
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 01:03:07.88 ID:bJYfiWBZo
可能な限り沢山だ!
アザレアの彼出世したなあ…
おつです
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 18:24:56.08 ID:N0g6AZ+4O
ーー


龍驤「いよいよ工事が始まったみたいやね」


漣「新しい組織の拠点になる建物ですからそれはもう立派な……プレハブです」


龍驤「プレハブっていうかコンテナハウスなんやろ?」


漣「横にも上にも繋げられるってやつですね。イチから建てるよりかなり安く仕上がるみたいです」


龍驤「横須賀鎮守府には使ってない部屋が多いからそれを使っても良かったんやけどなぁ」


漣「ご主人様の組織は鎮守府ではありません。攻撃や迎撃を主体とした鎮守府と同じ施設を使うのは良くないでしょう」


龍驤「それはそうやけど…もったいないと思ってしまうね」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 18:28:35.48 ID:N0g6AZ+4O
漣「使える物は横須賀からいくつか持っていくと言ってました。横須賀の空いてる部屋を倉庫として使うとも言ってたのでそれでいいじゃないですか」


龍驤「悪いことは無いけど…まあ色々言うてもしゃあないか」


漣「それより漣が心配してるのはご主人様のお金関係ですよ。立ち上げたばっかりの組織でやっていけるんですか?」


漣「ご主人様だけじゃありません、黒潮や陽炎が向こうに行くらしいですけど給料とか大丈夫なんすよね?」


龍驤「最悪……司令官が自腹切るって言うやろうね」


漣「それはなんとしてでも止めてくださいよ。それは妻の役割なんですから」


龍驤「そうやね、あの人にはちゃんと分かってもらうよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 19:02:03.31 ID:NgtoTNgSo
国のプロジェクトなので補助金は出てる
ゆくゆくは独立採算を目指すけど
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 19:07:42.17 ID:IUAxY45Uo
>>543
こちとら秘書艦だった時もある、任せとき!
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 19:15:33.01 ID:ddl6TrUG0
ーー


提督「金については心配要らない。国から補助金が出ているんだ」


漣「本当ですかぁ?」


提督「その為に皐月と出張を繰り返していたんだ。国以外にも様々な企業が協力してくれることになった」


龍驤「でもいつまでも補助金を頼ってばっかりやったらあかんのと違うん?」


提督「いずれは独立採算を目指す。その用意も進めている」


漣「それが本当なら安心ですけどねぇ〜」


提督「信用が無いのは分かっている。だが安心して…」


龍驤「司令官、ほな質問を変えるわな」
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 19:20:24.08 ID:ddl6TrUG0
龍驤「コンテナハウスに使う備品とか家具とか…補助金の対象外のもんで自腹切った?」


提督「……ああ」


漣「ほらもーーーー!!」


龍驤「あのな司令官…」


提督「話を聞いてくれ。そんな大金を使ってはいないんだ」


漣「金額じゃねぇんですよ、自腹切るなって言ってんです!」


龍驤「過去にあれだけ言うたんやから大金は使ってないやろね。でも簡単にお金は出したらあかんねん」


漣「これくらいなら大丈夫という線引きが出来てしまうのが怖いんすよ。例えば一万の自腹を十回やれば十万になるの分かってますか?」


提督「……」


龍驤「その顔は分かってなかったんやろうね」


漣「義務教育じゃやらないことですから仕方ないかもですけど」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 19:37:34.68 ID:SJzd7bMDO
しかしだな…これは必要な出費だから…と
だったらウチら皆で出しあうべきやない?
何で司令官だけなん?
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 19:58:01.56 ID:clkhyd5aO
>>547
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 20:31:56.37 ID:ddl6TrUG0
提督「しかしだな…これは必要な出費なんだ」


龍驤「それやったらウチら皆で出しあうべきやないの?」


漣「何でご主人様だけが出すんですか」


提督「……」


龍驤「新しい組織で使うんやったらその子らには出してもらわなあかんね」


漣「なにを買ったか事細かくリストアップしてもらいますよ!」
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 20:41:10.17 ID:ddl6TrUG0
ーー


黒潮「ほんまに司令はんは!」


陽炎「おかしいとは思ってたけど…もう!」


龍驤「化粧品が補助金でおりるわけ無いやんか」


漣「もうちょっと考えて欲しかったですねぇ」


黒潮「自由に使える枠があるとかなんとか…うまいこと騙されたなぁ」


陽炎「司令を疑うことを忘れてたわね」


漣「こういう時は頭が回りますから手強いですよ」


龍驤「帳簿調べたけど避妊具もうまいこと誤魔化して買っとったわ。これはまたよーく話し合わなあかんわ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 20:49:06.35 ID:SJzd7bMDO
新しい組織に行ってもヤりまくるつもりなのかそれとも無意識なんですかね…と漣
ま…まあうちはかまへんけど?
だけどお金はこっちもちゃんと出すわと黒潮
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 21:01:17.12 ID:bJYfiWBZo
>>551
節度、節度を持たないと駄目っしょ。新しい組織になるんですぜ
(ちょっとだけやっかみ入った漣の釘差し)
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 21:19:31.49 ID:ddl6TrUG0
漣「新しい組織に行ってもヤりまくるつもりなのか、それとも無意識なんですかね」


龍驤「 まあウチはかまへんけど…」


黒潮「お金はこっちもちゃんと出すわ。司令はんにはうちからも言うとく」


陽炎「そんなものまで買ってるなんて……」


漣「あのですね、どうせ向こうでヤりまくるんでしょうけど節度持たないと駄目っしょ」


漣「新しい組織になるんですぜ、スキャンダルはご法度なのは理解しといて欲しいですぜ」


龍驤「漣の言うことはもっともやけど、ウチは禁止とは言うてないよ。そっちの方でも司令官を頼んだで」
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 21:24:24.80 ID:ddl6TrUG0
漣「随分と余裕なこと言いますね」


龍驤「…あのな、黒潮らが発散してくれるのは助かるねん」


漣「なぜですか?」


龍驤「深海棲艦にもロリはおるやろ」


漣「……察し」


黒潮「言い訳と違うけどうちらもそれを思ってたんよ」


陽炎「龍驤さんみたいに一晩で五回は無理だけど黒潮と二人でならなんとかなるでしょ?」


黒潮「保護するはずの深海棲艦に欲情とか、それこそ一発アウトや」


漣「…その通りなんで文句は言えないっすね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 22:07:50.66 ID:NgtoTNgSo
ユニット式なだけあってガンガン工事が進んでいく
どんなものかと思ってたけどなかなか頑丈で良さそう
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 22:18:31.61 ID:vzHVIBXaO
>>555
部屋はどんな感じかなと内見して見てみると
事務所のようなスペースや集合住宅の様なスペースもあったり戸建ての様なスペースも
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 22:30:17.34 ID:gecFDQVfO
ーー数日後


漣「えらい勢いで工事が進んでますな」


龍驤「コンテナハウスってどんなもんかと思ってたけど、なかなか頑丈で良さそうやわ」


漣「コスト削減ってことでこれを採用したらしいすけど、そんな感じとは思えませんね」


龍驤「今日は周りをやるから中を見学してもええらしいねん。一緒に見に行こか」


漣「もちろんです。単純に興味もありますし色々と参考になるかもしれませんからね」
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/28(水) 22:36:43.27 ID:gecFDQVfO
ーー


龍驤「これ…かなりええんと違う?」


漣「事務所みたいなコンテナもあって、集合住宅みたいなコンテナがありますよ」


龍驤「こっちは戸建てみたいなスペースになってるんか」


漣「外見がカクカクしてるっていうのはありますけど、そんなの全く気にならないくらいイイですね」


龍驤「これ…舐めとった。ここまで良いもんやとは思ってなかったわ」


漣「幹部さんが各地に深海棲艦の保護施設を建てると聞いて、はじめは無理だって思ってたんすよ」


龍驤「これやったらいける……深海棲艦でも快適に過ごせるのは間違いない」


漣「そんでもってこれ、相場よりかなり安く建ててんですよ。幹部さんのツテだからと思ってたんすけど違いますね」


龍驤「最初に幹部さんが…大本営が大量にコンテナを買ったんや。せやからコンテナ一つ辺りの単価が安くなる」


漣「やっばぁ…幹部さんの有能さを改めて知りましたね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 22:54:41.95 ID:vzHVIBXaO
そんなこんなで施設は完成
提督は横須賀にも席はあるので鎮守府にも部屋は残してる

あとは宣言式を残すのみ
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/28(水) 23:54:32.41 ID:w62dMM+oo
>>559
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 00:08:29.02 ID:oKojpjiv0
ーー提督の部屋


龍驤「施設も完成していよいよやね」


提督「そうだな…その日が迫ってきている」


龍驤「この部屋は残すんやでな」


提督「まだ横須賀鎮守府に籍がある。向こうで過ごすようになってもここは残しておきたい」


龍驤「それって司令官のこだわり?」


提督「そうなるか……うん」


龍驤「よかったら理由聞かせて欲しいわ」


提督「……朝霜のことを忘れたくないんだ。ああいう形で朝霜は存在しているが俺の娘になるはずだった朝霜はもう居ない」
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 00:14:58.97 ID:oKojpjiv0
提督「今でも時々思い出すんだ。顔を真っ青にした朝霜が俺の所に来て…」


龍驤「朝霜は生きてるからお墓はたてられへん。せやからこの部屋を残しておきたいんやね」


提督「それだけじゃない。ここには龍驤と霞と朝霜と…数え切れないくらい様々な経験をした」


龍驤「ここでのことって辛いことの方が多くなかった?」


提督「足りないもの鎮守府でのことを思えばどうということは無い」


龍驤「せやね…ウチもいっぱい迷惑かけたわ」


提督「ここに来れば自分がどんな人間か思い出すことができる。横須賀は足りないもの鎮守府とは違った方向で俺を成長させてくれた」


龍驤「司令官は人としても立派になったよ。父親としても文句無しやで」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 00:24:00.33 ID:FHxmHdK4o
中枢さんや北方姉妹が保護組織に正式に参加してくれる
あのとき垣間見た平和な未来を実現する為に
それに深海棲艦との橋渡しになれるし他の国にもこれからやる事はハッタリじゃないと示すことができる
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 01:00:18.61 ID:oKojpjiv0
中枢棲姫「お楽しみの所邪魔をする」ガチャッ


提督「どうしたんだ?」


北方棲妹「私達も参加する」


北方棲姫「シテヤル!」


龍驤「保護組織に参加してくれるって言うん?」


中枢棲姫「そうだな、お前たちの言葉で言えば平和を実現する為だ」


提督「参加を決めてくれたきっかけは何だ?」


中枢棲姫「ロリは尊い」


提督「……」


中枢棲姫「だが世界はロリだけでは成り立たない。それを守る存在が必要になる」


龍驤「そんな理由でか…」


中枢棲姫「私は大真面目だ」


提督「中枢棲姫が正式に参加してくれるならこれ以上のことは無い。役職も用意して本気であることを世界に示せる」


中枢棲姫「好きにしろ。ただしロリの深海棲艦を保護したら真っ先に私に知らせることを忘れるなよ」


北方棲妹「うわ…」


北方棲姫「キモイ」


ーー
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 01:00:45.22 ID:oKojpjiv0
今日はここまでです
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 01:04:57.04 ID:ymXp9AMDO
お疲れ様でした
これは浄化…されてませんね
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 01:18:50.43 ID:bOQIQjmNo
おつおつ
コンテナハウスの隠れ家感いいよね
ろ、ロリコンは世界を救うから……多分おそらくきっと
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 18:43:43.44 ID:dGU7AISk0
ーー


神通「あの…話って…?」


由良「貴女を鍛える」


川内「私と師匠はここを離れるかもしれないの。だから神通が強くなっておいて損は無いでしょ?」


神通「私は…そこまでの強さは…欲してしません…」


由良「黙りなさい」


神通「由良さん…」


由良「サキュバスに拒否権は無い」


シュバッ


神通「由良さんまでそんなこと…!!」ギギッ


由良「見た」


川内「はい……やっぱり凄いです」


神通「川内さんまで!誰が性欲の塊なんですか!」


由良「違う」


川内「神通…今さ、師匠と互角だったの自覚してる?」


神通「……え?」
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 18:48:23.42 ID:dGU7AISk0
由良「サキュバスと煽った瞬間の初速」


由良「それだけで言えば私より上」


川内「注射が嫌だって暴れ回った時もそうだけど、神通は才能があるんだよ」


神通「私が…」


由良「戦闘狂が生きて帰ってくる」


由良「一度じゃなくて何度も」


由良「そんなことはあり得ない」


川内「足りないもの鎮守府が崩壊してたとき、何度も出撃して黒潮が止めても出撃を止めなかった」


川内「それでも神通は戻ってこれてた。思い出したくないかもしれないけど、異常なことだって思うでしょ?」


由良「鍛えて損は無い」


由良「力を開花させることも損は無い」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 19:09:24.90 ID:ymXp9AMDO
聞き流しそうになったが慌てて神通
二人がここを離れるってどういう事ですか
新しい施設に移るという話ですか?
いくら私を鍛えても二人分の穴を埋めるのはさすがに無理です!
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 19:22:35.04 ID:FHxmHdK4o
>>570
横須賀には菊月提督と一緒に菊月達が来る
足りない物鎮守府にできる穴は代わりに誰かが埋めないといけない
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 19:27:16.66 ID:dGU7AISk0
神通「ちょっと待って下さい、二人がここを離れるってどういう事ですか?」


川内「それはね」


神通「新しい施設に移るんですか?いくら私を鍛えても二人分の穴を埋めるのはさすがに無理です…!」


由良「話を聞きなさい」


神通「……わかりました」


川内「横須賀には菊月提督と一緒に菊月達が来るでしょ?戦力的には神通がいれば充分なの」


由良「足りない物鎮守府」


川内「あそこにはガングートがいるけど子育てに忙しい。菊月達が抜けてできる穴は埋めないといけない」


由良「私たちが行く」


神通「でも……」
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 19:31:26.30 ID:dGU7AISk0
由良「なにが嫌なの?」


神通「嫌というか…いきなり強くなれと言われても…」


川内「師匠、混乱するのは仕方ないですよ」


由良「だって」


由良「神通の能力に気付いたのは最近」


川内「…神通は感情でスイッチが入るタイプだから気付くきっかけが」


由良「サキュバス」


神通「またそれを言う!!」


由良「この瞬間の握力」


由良「勝てない」


川内「素直に勝てないって言う師匠がどれだけ凄いか…神通には伝わってないかな」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 19:37:06.23 ID:bDagsSZRo
乱入してまたも勝負(意味深)を仕掛けてくる春雨を神通がピンクのボロ雑巾にしたあとに
春雨元特務艦だった事を告げる由良
つまり特務艦レベルすら圧倒できるのよと
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 19:40:30.35 ID:bOQIQjmNo
いくら春雨でも何回もボコられるのはかわいそうなのでこの前春雨圧倒したじゃない?との流れで>>574後半
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 20:01:48.00 ID:dGU7AISk0
春雨「サキュバス!?」ダダダッ


神通「この……!」シュバッ


由良「待ちなさい」


春雨「あっはぁ!!またボロ雑巾になるまで痛めつけてくれるんですか!!」


川内「前にそんなことあったの?」


春雨「それはもう凄かったんです!神通さんに夜戦を仕掛けたら…ああん!思い出すだけで気持ちよくなっちゃうう!」


神通「問答無用で襲う貴女が悪いんです!」


由良「神通」


由良「春雨は元特務艦なのは知ってる」


神通「知ってますけど…元じゃないですか」


由良「元でも特務艦を圧倒してる」
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 20:05:05.54 ID:dGU7AISk0
神通「春雨さんはそこまでの強さは無いと…白露さんが言っていました…」


川内「いやでも倒したのが事実なら…」


神通「すいません…この話は無かったことに…」


由良「ダメよ」


神通「由良さん…」


由良「断るなら」


由良「貴女が提督を襲った映像を」


由良「ばら撒く」


由良「大音量で」


由良「中庭で流す」


シュバッ


川内「……師匠は強い人と戦えるからあんなに乗り気なんだよね…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 20:27:12.32 ID:rKV5j1iVO
日々由良が神通の力を引き出す為に伝える事が更に際どくなっていく
もう顔から火どころかマグマが吹き出して炎が立ち上るほど恥ずかしいやつが来たところで神通が限界を超える(皐月みたいな感じ)

これで神通の力は瞬間的なものじゃない、分かる?
はい…自分でも分かります
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 20:37:02.07 ID:FHxmHdK4o
>>578
真っ赤な顔を冷やすために川内が冷え冷えタオル持ってきてくれる
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 20:50:40.33 ID:dGU7AISk0
ーー


由良「サキュバス」


神通「……!」





由良「性欲の塊」


神通「この…!」





由良「絶倫女」


神通「もう…!!」





由良「発情期」


神通「おぉぉっ!」





神通「もう……こんなこと何回続けるんですか…!」


由良「何度でも」
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 20:58:30.88 ID:dGU7AISk0
由良「感情がスイッチ」


由良「だから仕方ない」


神通「いくら由良さんでも…もう我慢の…!」


由良「貴女」


由良「龍驤さんにも知らせてないこと」


由良「あるのを知ってる」


神通「……」


由良「提督に飲ませたわね」


由良「キメセク用の薬」


由良「あれを使えば提督も耐えられる」


由良「それを分かって飲ませた」


由良「そして貴女は」


由良「避妊薬を飲むからと」


神通「それ以上はやめて下さい…!!」
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 21:33:34.97 ID:dGU7AISk0
由良「だから避妊具無しで迫った」


由良「でも実際は違った」


由良「むしろその日は危険日」


由良「それでも良かった」


由良「もし出来てしまっても堕ろせばいいと思ってた」


由良「なんでそんなことをしたか」


由良「それは」


由良「孕まなくても自分の卵子が」


由良「提督の精子で塗れることを期待した」


由良「そうすることで極限の絶頂を得ようとした」


由良「妊娠しても構わないという考え」


由良「頭の中は卵子が詰まってるの?」


神通「…うあぁぁっ!!」
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 21:57:33.98 ID:dGU7AISk0
安価の出し忘れ


下2 この後の展開やその他起こったことなど
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 22:01:10.09 ID:ymXp9AMDO
加減など無い神通の一撃
しかし冷静さを欠いた攻撃に当たる由良ではない
由良の背後に小さいクレーター

今の話は私の胸に仕舞っておく
少し自分を見詰め直す事も必要と由良
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 22:06:56.13 ID:bOQIQjmNo
>>584
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 22:44:58.35 ID:oKojpjiv0
ドゴォッ


由良「…これが貴女の力」


神通「……」


由良「怒りに任せた一撃なんて当たらない」


由良「けど万が一当たればこうなる」


神通「このクレーターは…今ので…」


由良「鍛えたくないのならそれでいい」


由良「だけど」


由良「力のコントロールは覚えて」


神通「……はい」


由良「今の話は私の胸に仕舞っておく」


由良「でと自分を見詰め直す事も必要」


神通「その通り……です」
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 22:46:49.36 ID:oKojpjiv0
由良「性欲もそう」


由良「私にだってある」


由良「けどコントロールできる」


由良「欲に溺れず」


由良「力をコントロールする」


由良「根っこは同じこと」


神通「分かりました……どうか…お願いします…」


由良「貴女なら難しいことじゃない」


由良「問題は心だから」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 23:04:23.38 ID:FHxmHdK4o
自分を直視させられながらの組み手を続けていくと、恥ずかしいって主観から段々と客観的に自分はどうだったのかと冷静に受け止められるようになっていく神通さん
そうすると頭はクリアなのに体は良く動く
感情の高ぶりに体を任せないコツを掴む
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 23:17:54.24 ID:0bvO2PuHO
>>588
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 23:27:56.03 ID:oKojpjiv0
ーー


由良「…」


ドガッ


神通(提督が受け入れてくれたことが嬉しくて…調子に乗ってしまったんです)


神通(今まで抑えていたものが爆発するように…全てを提督にぶつけてしまいました)


神通(抑えるようになってしまったのは自分が悪かったからです。弱かった自分が皆さんに迷惑をかけていたから、これじゃいけないと抑えるようになりました)


神通(全ては自分からなんです。私が強くなれば迷惑をかけることも無くなっていくんです)


ドガガッ


由良「…」


神通「続き…いきますよ」


由良「来なさい」
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/29(木) 23:37:04.34 ID:oKojpjiv0
神通(提督とのあの夜のこと…由良さんはどうやって知ったのでしょうか)


神通(あれだけハッキリ言われると逆にスッキリしました。今では恥ずかしいより先に諦めがきます)


神通(あの夜の出来事を思い出すと今でも興奮してしまいます。でもそれじゃいけないんです)


由良「……」


神通(体が動く…由良さんが押されていることが分かります。私と組手をしてるのにそれがわかるなんて)


神通(客観的?俯瞰で見てる?なんだか不思議な感覚です)


神通(ひょっとしてこれが由良さんの言っていた…)


由良「ぐっ」ガクッ


神通「ゆ、由良さん…!」


由良「何か…掴んだようね」


神通「あの、私……」


由良「組手で負けたのは初めて」


由良「本気じゃなかったけど」


由良「それくらいの実力がある」


神通「…はい。この感覚を忘れずに…頑張ります」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 23:58:09.05 ID:ymXp9AMDO
川内
すごいですね神通さんは…ねぇ師匠…師匠?

やっぱり悔しい
ちょっと走り込みしてくる
音速を超えそうな勢いで走っていく由良
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/29(木) 23:59:35.18 ID:FHxmHdK4o
師匠ったら負けず嫌いなんだから〜このこの〜…ぎえええええ!ギブギブギブ!
次は川内が相手をする
はい、よろしくお願いします
えっ…ぎえええええ!
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/30(金) 00:04:39.81 ID:x4sUe+DB0
川内「すごいですね神通は、ねぇ師匠…」


由良「…」


川内「師匠?」


由良「やっぱり悔しい」


由良「走り込み」シュバッ


川内「流石は師匠だなぁ…」


神通「あの…川内さん…」


川内「…やる?」


神通「お願いします…」


川内「絶対勝てないけど…やるしかない!」
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/30(金) 00:12:21.51 ID:x4sUe+DB0
ーー


川内「もうこの時点で負けてるとか…あの修行はなんだったの…」


神通「元気を出して下さい…」


川内「うん出すよ…後で出すから今は落ち込まさせて…」


神通「……由良さんの情報網は凄いですね」


川内「なんの話ぃ〜…」


神通「提督と二人だけの秘密を…由良さんは知っていました…」


川内「ああそれね…あれは全部知ってるわけじゃないよ」


神通「え…でも…」


川内「事実を神通の趣向に合わせて繋ぎ合わせただけ。霞からかすみが出来た時の話を聞いたのは本当。最高に気持ち良かったらしいね」


川内「提督に薬を飲ませて一晩中ヤりまくったのも本当。でもそれ以外は全部師匠が推理したんだよ」


神通「そんな…」
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/30(金) 00:15:35.07 ID:x4sUe+DB0
川内「数年前とかの話じゃないから神通の周期を逆算すれば危険日かどうかくらいわかる」


川内「心を読むとかってあるじゃん?あれの種明かしってこうなってるんだよ」


神通「それを堂々と…言える由良さんが凄いです…」


川内「師匠は凄いからね!」


神通「そんな人から学べる…貴重な機会なんですね…」


川内「盗めるものは全部盗んでいって!師匠のはどれも一級品だから!」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/30(金) 00:39:06.68 ID:bCE67PuiO
目覚めて由良からどんどん学んで心技体が揃った神通はもうバトルジャンキーでもサキュバスでもなくなる
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/30(金) 01:04:45.13 ID:x4sUe+DB0
ーー


由良「神通」


由良「良くなった」


川内「そうですね、もうサキュバスでも無いですしバトルジャンキーなんかにもなりません!」


由良「掴んだ」


川内「皐月が言ってたオッパイ…ヘブン?みたいな感覚なんですかね」


由良「残念ながらそう」


川内「私も聞きましたけど皐月のアレは意味わかりませんよね?」


由良「無の境地の類い」


由良「けど意味不明」


川内「普通そんな簡単に無の境地にたどり着けませんよ…」


由良「神通はやった」


由良「提督への気持ちが大きかった」


川内「私が追いかける方になるなんて…でも負けてられない!」


ーー
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/30(金) 01:05:19.47 ID:x4sUe+DB0
今日はここまでです
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/30(金) 01:10:16.27 ID:8zySQNjDO
お疲れ様でした
まともになってむしろ個性が消えたかと思ったら…?
残念ながらな境地っていったい
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/30(金) 01:46:20.21 ID:bCE67PuiO
神通さんも限界を超えたんだねよかった
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 18:23:38.95 ID:lsBKiNqF0
ーー


秋雲「はい横須賀組集合〜」


山城「何の話をしたいのかは分かるわよ」


名取「新しい横須賀鎮守府に着任した艦娘の半分は消えちゃいましたね…」


秋雲「異動が二人に異動先でサイコって再起不能が一人。これをどう見るか」


山城「青葉と蒼龍は相性が悪かったと言えばそれまでね」


名取「でも半分は多過ぎるって考え方が一般的だと思う」


秋雲「秋雲さんもそう考えるよ。この鎮守府の事情を考えればそんなこと無いんだけど、物事は客観的に見ないとね」
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 18:55:58.97 ID:lsBKiNqF0
山城「ここに残る以外の選択肢は無いわよ」


秋雲「あるって言ったら?」


名取「変なことを考えてるの」


秋雲「はいその忍びオーラはしまって下さ〜い」


山城「普段の行いが悪いのよ」


秋雲「秋雲さんのアイデンティティを否定しないでー」


名取「…じゃあなにを考えているんですか」


秋雲「大本営に栄転とかどうよ」


山城「無理に決まってるじゃない。私たちだけ大本営にだなんて」


秋雲「それができるんだって。幹部さんが元帥になろうって話は知ってるでしょ?」


名取「そんなセコイことを考えてたなんて…」


秋雲「セコくっても作戦には変わりない!手伝ってくれるならちゃちゃっと済ませちゃうよ!」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 19:03:00.06 ID:pTB3P5vDO
私はやっぱり残るわと山城
横須賀自体に愛着もあるし
名取も別に栄転とか興味無いようだった
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 19:15:07.51 ID:bQkOTf5sO
>>604
が〜ん…さみしいよ〜って秋雲に提督からオファーが
秋雲の才能、広報担当として生かしてみないかって
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 19:31:26.56 ID:qGiTelGZ0
山城「私はやっぱり残るわ」


秋雲「どうして?」


山城「なんだかんだ言ってもここに愛着もあるのよ。天提督の顔を立てるつもりの異動だったけど、今はそうじゃないの」


名取「私も別に…これ以上の栄転には興味も無いかな」


秋雲「が〜ん…秋雲さん寂しいよ〜」


山城「やるなら一人でやってなさい」


名取「ごめんね…」
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 19:47:06.05 ID:qGiTelGZ0
提督「秋雲、ここに居たのか」


秋雲「なんなの〜〜」


提督「秋雲にある話を持ってきたんだ。クオリティの高い同人誌を作る才能を活かすために、広報の仕事をやらないか?」


秋雲「いくらで?」


提督「そこは要相談だ。予算が下りるなら同人誌の売り上げまで保証する」


秋雲「広報か……ちなみに白鶴さんはどうなるの?」


提督「翔鶴は横須賀の広報のままだ。それに今は入院中だから無理もさせられない」


秋雲「ん〜〜白鶴さんに話を持っていきたかったけど、無理させられないから秋雲さんにやれって?」


提督「そうじゃない。もし翔鶴が万全の体調なら秋雲と翔鶴に新しい組織の広報をやってもらおうとしていた」


秋雲「ならとりあえず拒否はしないかな。誰かの代わりになんて死んでも嫌だからね!」


提督「前向きに考えてくれると嬉しい」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 20:03:05.57 ID:UvCrqaxKo
秋雲さん仕事内容の詳細とかも聞くうちにクリエイティブな心がyesを選ぶ
自分の才能をこうやって公的に頼られたのも実はすごく嬉しい
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 20:06:10.89 ID:/5t7krsto
>>608
と思いつつここですぐ引き受けるのも悔しいと思っちゃう秋雲先生、年俸交渉へ…
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 20:29:58.36 ID:qGiTelGZ0
ーー


秋雲「話を何回か聞かせてもらったけど、悪くは無さそうだね」


提督「なら引き受けてくれるのか?」


秋雲「それはギャラ次第って話!さあさあ大人の話をしようよ!」


提督「…そうか」


秋雲(本音を言えば公的に頼られたのが嬉しいから返事はイエスしか考えてない。だからって簡単に引き受けちゃうのは悔しいんだよね)


秋雲(この条件なら引き受けてあげよう!っていうスタンスの方が気持ちいいし、秋雲さんにとってもプラスになる)


秋雲(いや〜秋雲さんもくるとこまで来ちゃったね!)
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 20:37:56.54 ID:qGiTelGZ0
ーー


提督「……秋雲の同人誌はかなり売れるからな」


秋雲「壁サーで毎回完売してるからね!しかも新刊三冊描くときもあるし!」


提督「……」


秋雲(秋雲さんの本は紙質とか表装に拘ったりするから売り上げの割に利益はぼちぼちなんだよね)


秋雲(流石に売り上げ金を保証しろっていうのは言い過ぎだから、利益の何パーセントかを保証してもらって…)


提督「……すまない」


秋雲「へ、なに謝ってるの?」


提督「そんなに売り上げがあるとは…正直想像していなかったんだ」


秋雲「ちょっとちょっと、秋雲さんの本のクオリティを舐め過ぎじゃない?」


提督「本当に申し訳ない、その金額を保証するのは無理だ」


秋雲「仕方ないなぁ、だったら…」


提督「この話は無かったことにさせてくれ」


秋雲「…はい?」
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 20:42:11.62 ID:qGiTelGZ0
提督「国から補助金が出るとはいえそんな大金は賄えない」


秋雲「ちょ、ちょっと待ってよ」


提督「俺のポケットマネーを出すつもりでもいたんたが、黒潮達の備品を買ったのを知られてしまった」


秋雲「給料をポケットマネーって…」


提督「本当に……すまない」


秋雲「いやいやいや!頭下げないでって!」


提督「そもそも秋雲の創作活動を邪魔するような事を依頼すべきじゃ無かった。反省すべき点はそこだ…申し訳ない」


秋雲「あの……え…マシで……そんな…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 20:56:51.54 ID:/5t7krsto
後悔しきりの秋雲、はしご酒
何件目かにたどり着いたのはでっちのお店
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 21:01:26.57 ID:bQkOTf5sO
あー仕方ないなぁ…秋雲さんに任せなさい!元々売上全部なんてつもりはなかったけど放っておけないよ
こういう交渉もできないと困っちゃうよ?
…ん?ある意味では交渉成功なのかな?
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 21:14:16.85 ID:qGiTelGZ0
秋雲「広報の話は秋雲さんにお任せしてよ!」


提督「だが…」


秋雲「元々売上全部なんてつもりはなかったし!なにより放っておけないって」


提督「秋雲が納得する給料は出せないんだぞ?」


秋雲「そこは気にしなくていいって!」


提督「引き受けてくれるならそれに越したことは無いが…」


秋雲「あのさ、馬鹿正直なのもどうかと思うよ?こういう交渉もできないと困るでしょ?」


提督「……」


秋雲「ん?ある意味では交渉成功なのかな?」


提督「…肝に銘じておこう。それより早速仕事に取り掛かって欲しいんだ」


秋雲「やることは聞いたからバリバリやっちゃうよ!」
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 21:17:33.09 ID:qGiTelGZ0
ーー


駆逐棲姫「なにしに来た」


秋雲「保護された深海棲艦へのインタビューってやつ」


駆逐棲姫「なぜ私なんだ」


秋雲「絵になりそうだから。駆逐棲姫の体験談を漫画にしたいんだよね」


駆逐棲姫「お姉ちゃんから許可は取ったのか」


秋雲「R18な内容を書かないならオッケーだって!」


駆逐棲姫「それならいい。全て話してやる」


秋雲「いいねいいね〜どんどんやってちゃうからね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 21:38:12.33 ID:Lfql9dozo
聞く人が聞けば百合ん百合んな内容なので変えるところは変えないといけない必要
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 21:40:48.56 ID:pTB3P5vDO
ところで漫画ってそれでいいのか?とクキ
公的な広報であって同人活動の延長ではないぞ?と
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 22:00:48.50 ID:wMm5UicwO
駆逐棲姫「ところで漫画の内容はそれでいいのか?公的な広報であって同人活動の延長では無いんだろう」


秋雲「なんかね、提督さんの考えがあるらしいよ」


駆逐棲姫「聞かせてくれ」


秋雲「提督さんが伝えたいのは二つ。自我の無い深海棲艦が存在することと、戦いを望まない深海棲艦がいること」


秋雲「駆逐棲姫って人間を襲ったりはしてないんだよね?」


駆逐棲姫「しなかった」


秋雲「それなら大丈夫だね。その二つ漫画にしてわかりやすく伝えたいってことなんだって」


駆逐棲姫「私の過去が見世物にされるのか?」


秋雲「そこは要相談。脚のことを描かなければ駆逐棲姫だって特定されないでしょ?」


駆逐棲姫「ノンフィクションじゃなくなるぞ」


秋雲「この世にはノンフィクションを元にしましたって便利な表現があるんだよね」
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/07/31(土) 22:03:57.24 ID:wMm5UicwO
駆逐棲姫「なら断る」


秋雲「ん〜〜…」


駆逐棲姫「私の経験したことは私が伝える。他人に誇張されたくない」


秋雲「了解…無理強いはしないから大人しく引き下がっとく」


駆逐棲姫「お前はそれでいいかもしれないが、一度他人を交えてお前の使い方を会議した方がいいぞ」


秋雲「マジ?」


駆逐棲姫「私はそう思う」


秋雲「幹部さんの隣で色々見てる駆逐棲姫がそう言うなら…ちょっと会議しないとかな」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 22:26:56.14 ID:/5t7krsto
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