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【劇場版安価】一方通行「EAT KILL All」7つの罪 【禁書】

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307 :1 [saga]:2021/07/12(月) 19:15:57.13 ID:lzLdmXT10
 ナル「へー!じゃあ、そこの研究者とか職人が作ったのかな?」


 円周「うんうん。可能性はあるかもしれないね」コクリ


 ―ピッ

 冥土帰し「ここに液体が溜まっているのが見えるかい?」

 
 薬丸「中心にある筒状のあそこの?」


 姫戯「何これ・・・?」


 一方通行「血液だろ?心臓つったら血くらい不自然じゃないだろ」


 冥土帰し「違うんだね?この機械は目に見えないくらい細い管を脳を含めた」


 冥土帰し「君の全身に侵食するように伸ばしている」


 姫戯「・・・!?」ゾクッ


 ナル「うえぇ・・・気持ち悪い・・・」


 薬丸「な、何なのよそれ・・・」


 リーダー「何で、その管を伸ばしているんですか?」


 冥土帰し「これは能力者が体内で分泌した液体の物質を集めているんだね」


 一方通行「>>308
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 19:49:00.63 ID:l2A4kq7qO
なンのために集めているンだ…?
あまり好ましくねェことなンだろうが
309 :1 [saga]:2021/07/12(月) 20:13:06.66 ID:lzLdmXT10
 一方通行「あまり好ましくねェ事の目的があンだろうが」


 円周「うんうん。多分そうだと思うよ」


 冥土帰し「僕には思い当たる節があって、これに関するものを論文で見た事があるんだね?」


 リーダー「論文?」


 冥土帰し「そう、論文の著者は木原幻生。その中で語られていたのは体晶・・・」


 円周「・・・!」


 一方通行「・・・」


 ナル「その体晶が、この液体なの?」


 冥土帰し「体晶とは能力体結晶とも呼ばれ、本来は結晶であり」


 冥土帰し「これはその結晶にになる前段階のものなんだね?」


 一方通行「なンのために集めているンだ・・・?」


 冥土帰し「それは僕にも検討が付かない。・・・けれど、その体晶は」


 冥土帰し「能力を意図的に暴走させるための薬物なんだね?」


 姫戯「も、もしかして私の病気を利用して、これを集めてるっていうの・・・!?」


 冥土帰し「そういう事になるね?」


 薬丸「能力が暴走する薬物なんて、何の役に立つのかしら・・・」


 リーダー「>>310
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:15:24.07 ID:mIaaS2asO
暴走させて混乱を生じさせてその隙になにか旨みのあるものを得るんじゃない?
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:15:55.34 ID:l2A4kq7qO
蠱毒みたいにそれでも生き残れる強い人間を生み出したりを狙ってたりしてね
312 :1 [saga]:2021/07/12(月) 20:37:16.30 ID:lzLdmXT10
 リーダー「暴走させたら混乱を生じさせて、その隙に何か旨みのあるものを」


 リーダー「得ようとするんじゃないかな?」


 リーダー「それか蠱毒みたく、暴走しても生き残れる強い能力者を生み出そうとしてるとか」


 一方通行「・・・」


 円周「うん。多分・・・どっちもだと思うよ」


 円周「幻生おじいちゃんなら納得するし・・・」


 リーダー「え?・・・あっ・・・」


 姫戯「おじいちゃん?・・・っ、まさか・・・?」


 一方通行「・・・言っとくがお前にした仕打ちをこいつが関与したと思わねェでやれ」


 リーダー「そ、そうだよ。それにこの件は別の組織の仕業なんだろう?」


 薬丸「それなら円周は一切関係ないし、悪くもないんだから」


 姫戯「・・・わかってるわよ。そこまで私も理解出来ない馬鹿じゃないんだから」


 ナル「>>313
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:45:31.20 ID:l2A4kq7qO
んーよくわからないけどなんか悪い事のためにこういうことをしてるっていうのはわかった!
でもカエル医者で治せないなら他の方法を考えないとね
314 :1 [saga]:2021/07/12(月) 21:19:05.10 ID:lzLdmXT10
 ナル「んー、よくわからないけど・・・何か悪い事のために」


 ナル「こういう事をしてるっていうのはわかった!」


 リーダー「まぁ、そうだね」


 円周「・・・この機械を取り除く事は出来るの?」


 冥土帰し「取り除くよりも、代替する方がいいかもしれないね」


 冥土帰し「病院の設備で心臓の機能を代替する事は簡単だね?」


 姫戯「!。ほ、本当!?」


 冥土帰し「だけど、全身の神経系に管が複雑に絡みついていて」


 冥土帰し「無理に引き剥がそうとした時にどう動くのかが、想定出来ないんだね?」


 冥土帰し「そもそもこの機械がどうやって動いているのかもわからない」


 薬丸「え?電動式とかそういうのも?」


 冥土帰し「そう。まるでこの機械自体が生命体のように動いているように思うんだね?」


 姫戯「じゃあ・・・」


 一方通行「一筋縄ではいかねェだろうな。木原っつゥ名前が出てくりゃ鬼門だからなァ」 


 ナル「治せないなら他の方法を考えないといけないんだね」


  

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 パトリシア「私の担当する事になった声優さんは天野聡美さんです!」
 http://i.imgur.com/UXgqMSx.png

 パトリシア「シンデレラガールズの白菊ほたるさんや今年放送予定の終末ハーレムの北山玲奈さんを演じます!」

 バードウェイ「まだ2年と新人だが、期待出来そうだな」

 パトリシア「はい、そうですね」ニコリ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:20:01.18 ID:l2A4kq7qO
あらまさかまさか
大地葉さんだと思ったのに嬉しい誤算
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:20:14.42 ID:omIp0fj9O
若い…
317 :1 [saga]:2021/07/12(月) 21:42:49.23 ID:lzLdmXT10
 冥土帰し「それなんだがね。実は事前に協力を警備員の方にお願いしたんだね?」
 

 姫戯「え・・・?」


 一方通行「どういう事だ?」


 冥土帰し「外科的な手術でこの機械を取り除くのは危険が伴うだろうと判断して」


 冥土帰し「ある施設に放置されていた、フォーセップという特殊な装置を確保したんだね」


 薬丸「どんな装置なんですか?」


 冥土帰し「これを使えば普通の手術道具では干渉できない細部にまで届いて」


 冥土帰し「この管を取り除いて、治療する事が可能なんだね?」


 姫戯「・・・そ、そっか。じゃあ・・・お誂え向きって事ね・・・」


 冥土帰し「うん?」


 一方通行「こいつは少しばかり面倒事に巻き込まれててなァ」


 一方通行「警備員に身柄を保護してもらう事になってンだよ」


 冥土帰し「なるほど。それなら、ここに居るよりも安全だね」


 姫戯「>>318」 





 >>315 ね。とあるで出演した新人さんは軒並み売れるから期待しちゃいます
 >>316 多分>>1よりは年下かも
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:50:13.49 ID:l2A4kq7qO
信頼できる警備員なら一方通行たちも知ってるしその人たちにお願いするしかないわね…
319 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:01:36.26 ID:lzLdmXT10
 姫戯「信頼できる警備員なら一方通行が知ってるみたいだし」


 姫戯「その人にお願いするしかないわね・・・あと、手塩さんにも」


 一方通行「アイツ何やってンのか今知らねェぞ」


 リーダー「ま、まぁ、知り合いの警備員から連絡事項で知るかもしれないじゃないのさ」


 姫戯「そ、そうよね・・・」


 円周「うんうん。きっと会えると思うから、大丈夫だよ」ニコリ


 姫戯「・・・ええっ」クスッ


 冥土帰し「それとなんだがね?君の症状なんだが、今のところは小康状態で」


 冥土帰し「すぐに体に影響が出るという事はないね?」


 姫戯「そ、そう・・・」


 冥土帰し「ただし常に僅かな能力の暴走と暴走に対する鎮静が連続して起こっている」


 冥土帰し「そのためゆっくりとだけど、体力の消耗は続いているね?」


 冥土帰し「その機械が暴走を管理しているから小康状態なんだと思うんだね」


 一方通行「>>320
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:06:07.25 ID:wJKBDappO
つまりこのままほっとくといたずらに体力ばかり浪費してくことになっちまうってことかァ…
321 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:18:36.51 ID:lzLdmXT10
 一方通行「つまり、このまま放っておいても、いたずらに体力が浪費してく事になっちまう」


 一方通行「って事かァ。なら、とっとと警備員のとこへ行くぞ」


 姫戯「こ、ここで会う事にしてもよくない?」


 冥土帰し「僕としてもそうしたいのは山々なんだがね・・・」


 冥土帰し「どうやら既に事は進んでいるようだよ?」


 一方通行「あン?」


 リーダー「何か心当たりがあるんですか?」


 冥土帰し「実はね、この体晶になる液体について訪ねに親子が来てね?」


 冥土帰し「君達が来る丁度少し前に帰ったから」


 冥土帰し「もしかしたらすれ違っていたかもしれないね?」


 ナル「・・・あっ!あの耳長の子とすっごいヘソ出しでジーパン片っぽ破けてた!」


 薬丸「あ。あの2人?親子・・・にしては若くない?」


 円周「うんうん。見た目的には18歳くらいだったようだけど・・・?」


 冥土帰し「養子と言っていたよ。名前は、神裂火織さんとアルファル、だったかな」


 リーダー「養子・・・というか神裂って、もしかして清ヶが話してたライダーの人じゃ」


 一方通行「・・・何でそいつらが、これについて知ったのかは聴いたのか?」




 ◎ 50以上orゾロ目
 △ ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:19:07.01 ID:l2A4kq7qO
聞いてくれ!
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:19:33.60 ID:/OD4OVRuO
若く見てくれるスカベン組…
324 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:24:09.14 ID:lzLdmXT10
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 >>323 神裂「はい?」チャキッ

 まぁ、学生しかいない希有な街の子達でせうし
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:25:49.82 ID:l2A4kq7qO
おつおつー
326 :1 [saga]:2021/07/13(火) 20:09:14.57 ID:53LiHH6F0
 冥土帰し「あの子とすれ違って気付かなかったかい?アルファルという子の方で」


 一方通行「あァ?・・・いや、特には何も」


 冥土帰し「彼女も君と同じ、アマゾン細胞から生まれたアマゾンなんだね?」


 冥土帰し「それもかなり特殊なようだね」


 一方通行「・・・何がどう特殊だってンだ?」


 冥土帰し「彼女は食人衝動には襲われないようだね。その証拠に、腕輪を付けていなかった」


 一方通行「・・・そンだけで決めつけンのかよ」


 一方通行「まだ腹が減って来てねェだけで、何時か喰っちまうかもしれねェンだぞ」


 冥土帰し「そう考えるのが妥当なんだね?ただ・・・」


 冥土帰し「彼女の誕生した経緯がそもそも違うんだね?」


 冥土帰し「君は人工的、と言えばその点は同じだね。だが、唯一違う点は・・・」


 冥土帰し「・・・科学的ではない、という事があるんだね?」


 一方通行「・・・オカルトか」


 冥土帰し「そうだね。詳しくは調べられていないが、僕の想像している通りなら」


 冥土帰し「食人衝動が新陳代謝と共に抹消されているんだろうね?」


 一方通行「・・・>>327
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 20:23:49.66 ID:aY7gnksgO
オカルトは俺の範囲外だが、科学でそれを我慢出来ねェなンてことはねぇだろ…
科学だってなんとかなるはずだァ
328 :1 [saga]:2021/07/13(火) 21:17:18.61 ID:53LiHH6F0
 一方通行「・・・オカルトは俺の範囲外だが、それが事実だってンなら」


 一方通行「科学でもそれが出来ねェなンて事はねぇェだろ」


 一方通行「科学だってなんとかなるはずだァ」


 冥土帰し「そうだね。だから、彼女達が来ていたんだ」


 リーダー「・・・あの、僕らにもわかるように説明していただけると・・・」


 冥土帰し「あぁ、すまないね?ふむ・・・」


 冥土帰し「彼女達がこの液体について訪ねに来たのは、ある生物を助けるためなんだね?」


 薬丸「ある生物?絶滅危惧種とか?」


 冥土帰し「絶滅危惧種ではないが彼と同じ細胞から生まれたアマゾンという生物をだよ」


 一方通行「はァ?・・・おいおいおい、そいつらイカれてンのか?」

 
 一方通行「人を喰う化け物を助けるだと?」


 冥土帰し「そのようだね?僕も最初は戸惑ったが・・・」


 冥土帰し「どうやら本気のようだね。この液体さえ創る事が出来れば」


 冥土帰し「食人衝動を抑え続けられると断言していたんだね?」


 一方通行「・・・で、能力が暴走して創られる産物だって話を聞いてからどうした?」


 一方通行「諦めて帰ってったようには見えなかったぞ」


 冥土帰し「木原幻生と最も関わりの深かった、テレスティーナに会いに行ったね」


 冥土帰し「能力を暴走させずに創るにはどうすればいいかを」


 一方通行「>>329
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:00.37 ID:Cp/AtGq+O
はン科学と相反する魔術が科学を迎合してまでねェ…
愉快なことだが笑ってばかりはられねェな
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:25.98 ID:aY7gnksgO
マジで考えてやがるって事かァ…
331 :1 [saga]:2021/07/13(火) 22:09:09.71 ID:53LiHH6F0
 一方通行「ハン・・・科学と相反する魔術が科学を迎合してまでなァ・・・」


 一方通行「愉快な事だが笑ってばかりはられねェな」


 一方通行「そいつらはマジで考えてやがるって事かァ」


 冥土帰し「あちらで既にアマゾンについての調べはついているようだね?」


 冥土帰し「君の付けている腕輪に内蔵されている抑制剤もいつか尽きてしまうだろうから」


 冥土帰し「反って果たしてほしい事じゃないかな?」


 一方通行「・・・そっちはそっちで任せとくとするかァ」


 冥土帰し「そうかい?それじゃあ、警備員には話を通しておくから」


 冥土帰し「行って来てくれていいよ?」


 リーダー「ありがとうございました。先生」


 姫戯「あ、ありがとう・・・」


 一方通行「・・・なァ。おい」


 冥土帰し「うん?」


 一方通行「・・・その抑制剤が出来るっつゥ保証はあンのか?」


 一方通行「>>332
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:13:23.60 ID:aY7gnksgO
抑制剤が本当に出来ンなら俺はこの腕輪ともおさらばできるし願ったりだし全力で乗ってやる
333 :1 [saga]:2021/07/13(火) 22:28:15.14 ID:53LiHH6F0
 一方通行「抑制剤が本当に出来ンなら俺にとっては願ったりだ。全力で乗ってやる」


 冥土帰し「・・・そうだね。能力を暴走状態にさせないでこの液体を創り出すというのは」


 冥土帰し「僕も専門外で断言は出来ない。・・・しかし」


 冥土帰し「テレスティーナが体晶のファーストサンプルを生み出したんだね?」


 冥土帰し「きっと何か手立てを考え出すと、僕は思っている」


 一方通行「・・・そォかよ」


 一方通行「じゃ・・・時間取らせちまったな。あばよ」


 冥土帰し「お大事にね?」




 -第七学区 街道-

 姫戯「・・・ねぇ、さっきの話全然理解出来ていなかったんだけど・・・」


 姫戯「何がどういう事な訳?一方通行は人間じゃないって事?」


 薬丸「ちょ」


 一方通行「半分正解で半分不正解だ」


 円周「うんうん。ちゃんと人間の遺伝子が入っているから人間だもんね」


 姫戯「・・・もう半分は何よ」


 一方通行「>>334
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:33:48.42 ID:Cp/AtGq+O
アマゾン、まァ人間に近いなにかって考えれば御の字だな
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:34:05.65 ID:aY7gnksgO
話してビビらせても何にもならねェだろ?
336 :1 [saga]:2021/07/13(火) 22:38:57.07 ID:53LiHH6F0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:39:34.10 ID:aY7gnksgO
おつおつー
338 :1 [saga]:2021/07/14(水) 10:47:02.05 ID:FeAuyu4d0
 一方通行「アマゾン細胞・・・まァ、化け物か何かって考えれば御の字だ」


 一方通行「話してビビらせても何もならねェだろ」


 姫戯「はぁ〜〜〜?私が何にビビるって言うのよ」


 姫戯「そもそも科学の街って言っても、そんな化け物を生み出すなんて」


 姫戯「そんな事が出来る訳ないじゃない。流石に漫画の描き過ぎじゃないの」プークスクス


 ―ブシュウゥゥ・・・

 一方通行「おらよ」

 ―ぐちゅ・・・ ドロォ・・・


 姫戯「」


 ナル「うへぇ〜。気持ち悪い」オエー

 
 薬丸「いきなりそれやるの止めなさいよ」


 リーダー「姫戯、グロ耐性低いんだから・・・」


 円周「うんうん、顔までなってたら気絶どころか失禁してたかもね」


 姫戯「>>339
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 18:38:46.40 ID:mMLSiQOJO
失禁はしないけど酸っぱいものがこみ上げてきたわよ…ウプッ
340 :1 [saga]:2021/07/14(水) 19:02:44.15 ID:uDRdepQL0
 姫戯「・・・フッ。失禁なんてしないしわょ」ヒクッ


 姫戯「ただ喉の奥から何か酸っぱいものが込み上げて」ウプッ


 薬丸「ちょっと!やめてよ道端で!」アセアセ


 ナル「大丈夫〜?背中擦ってあげよっか?」 


 姫戯「いや、余計に溢れるから遠慮しとく・・・」


 リーダー「一方通行・・・」


 一方通行「・・・悪ィ。正直ここまで耐性が無ェとは思わなかった」


 円周「うんうん、ダメな人は本当にダメだから注意しようね」


 姫戯「・・・も、もう大丈夫ね。ほ、ほら、行きましょ・・・」フラフラ


 ナル「全然大丈夫に見えないけど・・・」


 薬丸「ちょっと、もう少し落ち着いてから歩きなさいよ!」


 


 姫戯「・・・なるほどね。何となくだけど理解出来たわ」


 姫戯「でも、何で人を食べたくなるような細胞になったの?」


 一方通行「さァな。未だにそういう性質になっちまったのか、わかってもねェからな」


 リーダー「そもそも・・・誰が創ったのは、僕らも聴いた事がなかったね」


 一方通行「・・・」


 

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:57:46.30 ID:Rd/oaNPFO
ほい
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:57:54.46 ID:ZrN7JwlAO
343 :1 [saga]:2021/07/14(水) 20:20:06.55 ID:uDRdepQL0
 一方通行「新種の細胞を生み出すと提案した科学者が居てなァ」


 一方通行「名前は木原数多。協力者は芳川桔梗、布束砥信、手塩恵未、そして天井亜雄だ」


 ナル「あぁ、社長さんもなんだ。そういえばあの時、元々呼ばれてたんだよね」


 一方通行「あァ。で、どっかの誰かの遺伝子をアマゾン細胞に組み込んで俺が創られた」


 薬丸「それっていつ頃の話なの?」


 一方通行「俺の年生の分だけマイナスしたくらいだ。円周が生まれる前だなァ」


 リーダー「(それじゃあ、10年以上前か・・・)」


 円周「うんうん。私と手塩さんが話し相手になってあげてたんだよ」


 一方通行「そうだったなァ・・・」


 リーダー「アマゾン細胞自体は既に、その時点では生み出されたんだね」


 姫戯「・・・つまり、その頃から能力が暴走してる誰かからあの液体を・・・」


 薬丸「ねぇ、その液体って私の液比転換で創る事って出来ないの?」

 
 円周「うんうん。幻生おじいちゃんの論文は見た事があるけど・・・」


 円周「脳内で通常とは異なるシグナル伝達回路が形成されて」


 円周「各種の神経伝達物質、色んなホルモンが異常分泌するの。その分泌物質を採取して」


 円周「凝縮、精製したのが体晶だから、医月お姉ちゃんの能力では創れないの」


 薬丸「そっか・・・体液を創るって事は無理だから、そうよね」


 リーダー「>>344
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:25:09.39 ID:ZrN7JwlAO
んーあの機械の代わりになるものとか作れたらとか色々方法は浮かぶけど難しいね
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:25:36.08 ID:Rd/oaNPFO
一方通行がなにか浮かぶならともかく浮かばないと難しいね
346 :1 [saga]:2021/07/14(水) 20:42:50.66 ID:uDRdepQL0
 リーダー「んー、機械の代わりになるものとか作れたらとか」


 リーダー「色々方法は浮かぶけど難しいね」


 一方通行「つゥかよ、能力を暴走してるのを制御して採取してるのが、この機械であって」


 姫戯「ちょ、ちょっと胸を指を指さないでくれる!?//」バッ


 一方通行「必要なのは採取している液体だ。機械はどうだっていい」


 薬丸「あ、そっか・・・」


 リーダー「一方通行が何か浮かぶならともかく浮かばないと難しいね・・・」


 ナル「じゃあさ、その提案した木原さんって人にも頼んでみたら?」


 円周「うーん・・・出来ないから、その新種細胞産出計画が失敗に終わっちゃって」


 円周「一方通行は別の機関に預けられたんだと思うよ」


 リーダー「え?失敗・・・あぁ、そっか。食人衝動の欠点があるから・・・」


 薬丸「そういえばさ・・・一方通行って初めて会った時から腕輪を付けてなかったわね」


 円周「うんうん。そもそも必要がなかったからね、一方通行には」


 姫戯「どういう事?特別って事だから?」


 一方通行「>>347
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:44:43.21 ID:ZrN7JwlAO
まァ特別なのはあンだろうな、比較的抑えられる方だったからだろ
348 :1 [saga]:2021/07/14(水) 20:59:11.77 ID:uDRdepQL0
 一方通行「まァ特別なのはあンだろうな。比較的、食人衝動は抑えられるからだろ」


 リーダー「じゃあ、あの時腕輪を貰ったのは何で?」

 
 一方通行「・・・食人衝動は確かに自分で抑えられてる。・・・が」


 一方通行「代わりに闘争本能がヤベェンだ」


 一方通行「昂ぶりすぎンと、さっきの腕と同じ状態の全身になって・・・」


 一方通行「・・・どうなるかは予想出来ねェな」


 ナル「そっか。じゃあ、先生が話してたアルファルって事同じなんだね」


 リーダー「生まれ方が違うけど、食人衝動がないなら仲良く出来そうじゃないかな?」


 一方通行「・・・それを決めンのはそいつ次第だ」


 一方通行「・・・俺よりもこいつの心配しとかねェといけねェだろ」


 姫戯「そ、そうよ!一方通行は強そうだけど私はか弱い乙女なんだから!」


 姫戯「悪い奴らが襲って来たら・・・私、危ない目に遭うに決まってるじゃないの!」


 リーダー・薬丸・一方通行「「「(自分でそれ言(っちゃうんだ)(うのかよ)・・・」」」


 円周「>>349
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:01:18.98 ID:Rd/oaNPFO
うんうん
私を含めてか弱い女の子たちはみんなに期待するしかないね
350 :1 [saga]:2021/07/14(水) 21:08:22.78 ID:uDRdepQL0
 円周「うんうん。私を含めてか弱い女の子を守るのは強い人を期待するしかないね」


 円周「だから私は一方通行に守ってもらうよ」ギュッ


 姫戯「・・・」ジッ


 一方通行「・・・お前は警備員で十分だろ」


 姫戯「ケチ!」


 一方通行「うるせェ」


 リーダー「まぁまぁ。一方通行の言う事も間違ってはいないよ?」


 薬丸「そうよ。警備員だってちゃんと戦えるんだし」


 ナル「もしもの時は仮面ライダーの援護もあるから、怖い物なしだよ!」


 姫戯「・・・誰の援護って?」


 ナル「ん?仮面ライダーだよ」


 姫戯「・・・何それ?仮面を被って、バイク乗ってる人?」


 一方通行「・・・>>351
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:10:51.31 ID:ZrN7JwlAO
この街にいるのに知らねェってどンな過ごし方してたンだ…
地下にでもいたのか
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:11:28.31 ID:gpcuf91yO
アイテムだのなンだのいるだろ…
ゲームにも出てるのいるのに知らねェって
353 :1 [saga]:2021/07/14(水) 21:31:35.35 ID:uDRdepQL0
 一方通行「・・・この街に居るってのに知らねェなンさ、どンな過ごし方してたンだ」


 姫戯「監禁されてたのよ!だから知らなくて当然でしょ!」


 一方通行「それもそォか」


 ナル「どんなご飯食べてたの?」


 姫戯「ロースステーキとかバターロールパンとか」


 薬丸「あれ?私の想像してたのと違う。細々としたのかと思ってたのに・・・」


 一方通行「優遇されてたからだろ。違うか?」


 姫戯「ええ、そうよ。私にだけ・・・最初こそは喜んで食べてたわ」


 姫戯「けどある時、友達の子が食べる料理を見てからは口にしなくしたわ」


 リーダー「・・・それはある意味でカッコいいと思うよ」


 円周「うんうん。友達想いですごいね、茉離お姉ちゃん」


 姫戯「ふふーん、そうでしょ」ドヤー


 一方通行「・・・そのダチってのも、液体採取のために使われてンのか?」


 姫戯「そうよ。だから、助け出さないと・・・っ」


 一方通行「>>354
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:38:30.72 ID:PveMRu8fO
ライダーを知らねェなら見れることになると思うぜ、まァアイツらもやるだろ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:39:12.56 ID:Rd/oaNPFO
クソったれだな…
友達とかどうでもいいがその腐った輩たちを打ちのめさねェと気がすまないから手伝うぞ
356 :1 [saga]:2021/07/14(水) 21:53:45.47 ID:uDRdepQL0
 一方通行「ライダーを知らねェなら見れる事になると思うぞ」


 一方通行「警備員がやられなきゃな」


 姫戯「それ、絶対ピンチになった時じゃないのよ!」


 一方通行「まァ、そうだな。・・・アイツらならやられる訳ねェと思うが」


 一方通行「ヤバくなったら逃げンだぞ。で・・・あの医者が居る病院か」


 一方通行「俺らの仕事場にでも、好きに選んで来い」


 姫戯「え・・・?」


 リーダー「病院は他の人達を巻き込むかもしれないから、ちょっと危険だけど・・・」


 リーダー「僕らを頼ってもいいよ。姫戯」ニコリ


 薬丸「厄介事には巻き込まれたくなかったけど、もうそう言ってられないわね」


 ナル「じゃあじゃあ、警備員の支部に居させてもらって一緒に守るのはどうかな?」


 円周「うんうん、それなら茉離お姉ちゃんを守れると思うし」


 一方通行「丁重にお断りされンのか確定だろ。諦めとけ」

 
 ナル「ちぇーっ・・・」


 姫戯「・・・ありがとう、皆。心配しないで?」


 姫戯「>>356




 松岡さんボイスで上里君が喋って上条さんと会話してる〜〜〜〜!!!(蒸血
 ・・・さて、パティーの結晶を集めますか(冷血
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:59:46.97 ID:vd7cwrodO
みんなに頼りすぎちゃダメだし私だってやれる姿を見せないと、ね!

上条×上里が声付きは贅沢よね…
358 :1 [saga]:2021/07/14(水) 22:14:14.91 ID:uDRdepQL0
 姫戯「みんなに頼りすぎちゃダメだけど・・・」


 姫戯「私だってやれる姿を見せないと、ね!」


 一方通行「あァ、無鉄砲さじゃァお前に右に出る奴は居ねェだろ」


 リーダー「言えてるかも」クスッ


 姫戯「それどういう意味!?」





 -学園都市 第七学区 警備員 第七三活動支部-

 姫戯「じゃあ、ここからは1人で行くわ。・・・一方通行」


 一方通行「あン?」


 姫戯「乙女の清廉な胸に触れた罪は耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」


 姫戯「診察費の立て替えで勘弁してあげるわ」


 姫戯「・・・私って優しすぎかしら?」ニコー


 一方通行「知るか」スタスタ


 リーダー「あ、ちょ、ちょっと!一方通行!・・・そ、それじゃあ、元気でね」


 薬丸「用心しなさいよ。この街で悪に染まった奴は、碌でもないんだから」


 ナル「そうそう(まぁ、ボクらもあんまり言えた義理はない気がするけど)」


 円周「>>359




 >>357 ね。・・・ところで、その表現だと猟虎ちゃんが興奮し過ぎて鼻血噴き出しちゃいそう
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:18:25.74 ID:Rd/oaNPFO
だいたい変な方向に頭が切れてるからヤバイと思ったらすぐ逃げるんだよ
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:18:50.88 ID:ekOzPxDaO
うんうん、逃げるのも大事だからね
361 :1 [saga]:2021/07/14(水) 22:23:09.42 ID:uDRdepQL0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 22:34:02.51 ID:ekOzPxDaO
おつおつ
363 :1 [saga]:2021/07/15(木) 21:48:39.86 ID:BDjzSOEb0
 円周「大体、変な方向に頭が切れてる人達だから、ヤバイと思ったらすぐ逃げるんだよ」


 姫戯「・・・ええっ。でも・・・逃げたりはしないわ」


 姫戯「立ち向かわないと、恥ずかしいじゃない」クスッ


 円周「うんうん。そう言うと思ってたよ」ニコリ


 薬丸「気をつけなさいよ。もう・・・」


 ―スタスタ・・・

 姫戯「・・・ありがと、皆」ニコリ




 姫戯「あの・・・」


 居村「ん?何か用か?」

 
 姫戯「私、姫戯茉離って言うんですけど・・・」


 姫戯「手塩恵未さんか、黄泉川桔梗さんは居ますか?」


 居村「む・・・少し待っててくれ。すぐに呼ぶ」スタスタ


 姫戯「お願いします」ペコリ





 ヴィラン フルコース SIDE
 ヴィラン 虫回収班  SIDE

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:56:00.75 ID:2mZ58eqAO
フルコース
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:56:09.46 ID:mIMlPnLOO
虫組
366 :1 [saga]:2021/07/15(木) 22:30:53.93 ID:BDjzSOEb0
 手塩「姫戯・・・!」


 姫戯「手塩さん!と・・・えっと、黄泉川さんでしたっけ?」
 

 黄泉川「そうじゃん。第七病院の先生から話は聴いてるじゃんよ」


 黄泉川「詳しい事情は車の中で聴かせてもらうじゃん」


 姫戯「え?ここじゃなくて・・・?」


 手塩「すまない。ここよりも、安全な場所で、守ってあげるから」


 黄泉川「これから重要事件の参考人として、どうしても居なくなっちゃ困るじゃんよ」


 姫戯「・・・わ、わかりました」




 ―ブロロロロロォーーーッ・・・!

 
 まみ「・・・どこかへ移送されるみたいですね」


 シェフ「ふーむ・・・恐らく厳重な施設へ運ぶつもりですね」


 アボイエ「となるとー・・・あー、ここですねー。徒歩でも行けますよー」


 スーシェフ「あ、歩くんですか・・・」


 シェフ「デブなんだから少しくらいは痩せようと努力なさいよ」


 スーシェフ「うっ・・・」


 菱形『その施設へは、僕の誘導で侵入してもらうよ。うん』


 菱形『>>367
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 07:20:58.41 ID:JeHZcsdgO
それほどきついセキュリティもなさそうだしどうとでもなるよ
368 :1 [saga]:2021/07/16(金) 21:13:29.42 ID:s1wY3NNI0
 菱形『それほどキツいセキュリティもなさそうだし、どうとでもなるよ』

 
 シェフ「それでは、少し歩きますので到着次第また連絡します」


 菱形『りょーかい』プツッ


 シェフ「行きましょう」


 スーシェフ「は、はい・・・」


 アボイエ「はーい」


 まみ「は、はい・・・」コクリ




 
 -第七学区 警備員 第七三活動本部-

 手塩「姫戯。君は、しばらくここで、宿泊してもらう」 


 姫戯「・・・いや、何もないんだけど」


 黄泉川「すまないじゃん。仮眠室だから余計な物は置いてないじゃんよ」


 姫戯「そうですか・・・(せめて本くらいは置いててほしかったなぁ・・・)」


 黄泉川「私は上と話してくるじゃん。その間、姫戯と話してるといいじゃんよ」


 手塩「ありがとう。黄泉川」コクリ


 ―ウィィーン プシューッ ガチャンッ

 手塩「・・・しかし、まさか一方通行と、最初に接触していたとは・・・」


 姫戯「>>369
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 21:19:13.77 ID:alz9mLEgO
思ってたより熱い人だったよ、なんていうか漫画のことを言ってくれたり友達も多かったし
370 :1 [saga]:2021/07/16(金) 21:38:13.17 ID:s1wY3NNI0
 姫戯「思ってたより・・・優しい奴だったわね。・・・胸触ってきたけど・・・」ボソッ


 手塩「ん?」


 姫戯「あ。な、なんていうか・・・漫画の事とか教えてくれたり、友達も多かったりして」


 姫戯「本当に・・・優しい奴だったなぁって。思い返してたのよ」


 手塩「そうか・・・私が、見ていない間に、楽しくやっているんだな」


 姫戯「話は聴いてるわよ。手塩さん、円周と一緒に話し相手になってあげてたのよね?」


 姫戯「大体の事は知ってるけど・・・ねぇ、アマゾンっていう化け物は・・・」


 姫戯「私や他の友達みたいに能力が暴走して出来る液体で大人しくなってるのよね」


 手塩「・・・。・・・そうだ」


 姫戯「それって・・・アマゾンを生み出してから、始めた事・・・?」


 姫戯「能力が暴走している誰かから抜き取ってるのって・・・」


 手塩「いや。その計画が失敗してから、抑制出来ると、わかった事なんだ」


 姫戯「・・・じゃあ、手塩さんはその事に関わってないのね。よかった〜・・・」ホッ


 手塩「>>371
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 21:45:05.09 ID:r7HxJFI9O
あまりそういうのはな、私の理想に反する
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 21:45:43.51 ID:NoCrLo22O
私の目が黒かったら殴ってでも止めてたよ、しかし出来なったからな…
373 :1 [saga]:2021/07/16(金) 21:57:53.62 ID:s1wY3NNI0
 手塩「あまり、そういうのはな・・・私の意志に反するんだ」


 手塩「私の目が黒かったら、殴ってでも止めてたよ。しかし・・・出来なったから・・・」


 姫戯「計画が失敗に終わって、解散したのが原因?」


 手塩「そうだ。・・・私は、必死に、引き取ろうとしたが・・・」
 

 手塩「木原が、食人衝動は起きないとしても、闘争本能が暴走すれば危険だと」


 手塩「私の身を案じて、手放すようにしたんだが・・・」


 手塩「・・・我が子を、手放すなんて事は、やはり無理だった・・・」


 姫戯「・・・ん?え?我が子って・・・え?」


 手塩「一方通行には、伝えていないんだが・・・一方通行を生み出すために」


 手塩「組み込んだ遺伝子は私のものなんだ。つまり」


 姫戯「一方通行のお母さん〜〜〜〜〜!!?」


 姫戯「>>374
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 22:01:45.79 ID:mNXdrFj5O
お、お母さんって全然似てない…!
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 22:02:09.69 ID:NoCrLo22O
手塩さん美人だからそんな歳に見えなかった…
376 :1 [saga]:2021/07/16(金) 22:14:09.57 ID:s1wY3NNI0
 姫戯「ぜ・・・全然似てない。肌の色が違うし、髪と目の色だって・・・!?」


 姫戯「というか手塩さん、あんだけ大きい子供いる子持ち見えない・・・」


 手塩「それは、私自身が子供を、産んだ訳ではないからな」


 手塩「肌や髪、目の色が違うのは、一方通行の能力のせいなのは知らなかったのか」


 姫戯「あ、そ、そうなんだ・・・。・・・随分真っ白いと思ったけど」


 姫戯「強度の高い能力を持っててもあんな風になるデメリットがあるのね・・・」


 手塩「ああ・・・だから、アイツは、いつも1人ぼっちだったんだと思う・・・」


 手塩「様々な研究機関へ、たらい回しにされて、な・・・」


 姫戯「・・・どうして、手塩さんはその計画に参加してたの?」


 手塩「・・・まぁ、子供が欲しかったからだ」


 手塩「絶対的不妊で、私自身、子供を産む事が出来なくて、悲しんでいた頃があった」


 手塩「そこへ声をかけられて、私は計画に参加した。遺伝子の提供を条件に・・・」


 姫戯「アマゾン細胞が人を食べるのって知らなかったの?」


 手塩「>>377
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 22:21:19.60 ID:NoCrLo22O
都合の悪いことは言わなかったんだよアイツらは…
それにまんまと騙された私も私なんだが…
378 :1 [saga]:2021/07/16(金) 22:54:48.25 ID:s1wY3NNI0
 手塩「都合の悪い事は、教えてくれなかった。だから・・・」


 手塩「それに、まんまと騙された私が情けない・・・」


 姫戯「で、でも、手塩さんの遺伝子を提供したおかげで一方通行が生まれたんだし・・・」


 手塩「・・・そうだな。情けないとは言え、そのおかげで、一方通行が生まれたんだ」


 手塩「たった1人の、愛しい息子・・・だからな」


 姫戯「・・・一方通行に伝えていないのは、どうして?」


 手塩「・・・言える勇気が無い、からだな」


 姫戯「手塩さんが?」


 手塩「ああ・・・気まずくなるだろうし・・・」


 姫戯「そっか・・・。・・・そうした方がいいなら、そうしていいと思うわ」


 手塩「・・・ありがとう」





 -第七学区 警備員 第七三活動本部 付近-

 スーシェフ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」


 アボイエ「大丈夫ですかー?スーシェフー」


 シェフ「だらしないですね。料理してる時は疲れてないのに」


 シェフ「まっ、それはさておき。食前酒、陽動の用意はいいですか?」


 まみ「・・・はい」


 シェフ「・・・言っておきますが、また食材を逃せば今度は粛清しますよ」


 まみ「っ・・・」ビクッ


 シェフ「>>379
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 22:58:06.03 ID:mNXdrFj5O
わかってますね?
あまりにミスが多いと上に私も怒られますから
380 :1 [saga]:2021/07/16(金) 23:09:12.93 ID:s1wY3NNI0
 シェフ「わかっていますね?」


 シェフ「あまりにミスが多いと、上に私も怒られますから」


 シェフ「そこのとこは理解の上・・・作戦通りに動く事ですよ」


 まみ「・・・わかって、います」


 シェフ「それならよろしいです。・・・菱形さん、解錠を」


 菱形『はい。開け、ま、し、たっと』


 ―ガチャンッ・・・

 まみ「・・・」


 ―スタスタ・・・

 アボイエ「あの子1人でホントに大丈夫ですかねー?」


 スーシェフ「お、俺的には、勿体ないなと・・・」


 シェフ「私に言われても、亡本様の機嫌を損なえば・・・」ギラッ


 スーシェフ・アボイエ「「」」ビクッ


 シェフ「・・・私だけでなく、貴方達も処分されるだけです」




 -第七学区 高層ビル-

 ゆみ「(あの警戒の仕方・・・やっぱり居るんだ)」


 ゆみ「(下から入るのは・・・無理そうだなぁ。門前払いされるだろうし・・・)」


 ゆみ「・・・仕方ない。上から行きますか」



 
 ◎ 偶数
 × 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 23:14:13.23 ID:NoCrLo22O
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 23:14:22.82 ID:Obkx9/upO
たかめ
383 :1 [saga]:2021/07/16(金) 23:30:16.93 ID:s1wY3NNI0
 ―ボ ボ ボ ボ キンッ キンッ

 ―キイィイイイ

 ゆみ「(角度、方位・・・よしっ!)」


 ゆみ「(いっけぇええーーーーっ!!)」


 ― ボ ッ !

 ―ヒュウウウウゥゥゥ〜〜〜・・・


 ゆみ「(3、2、1・・・!)」


 ―ガッ!

 ―ズザザザザーーっ! ザザッ・・・!

 ゆみ「・・・っぷふ〜〜!あぁ〜・・・」アセアセ


 ゆみ「上手く着地出来た・・・」


 ゆみ「(日頃の練習が実を結んだよ〜)」ジーン


 ゆみ「(まぁ、それはさておいて・・・ん・・・!?)」


 

 ―ザッ・・・

 まみ「・・・」



 ゆみ「(まずい!まずい!まずい!もう来ちゃってる!)」


 ゆみ「(予想通りだったのは流石私って感じだけど・・・)」


 ゆみ「(>>384)」
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 23:32:12.63 ID:NoCrLo22O
さて、このまま見守るにはちょっと待てないよお姉ちゃんは
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 23:32:28.97 ID:/pF2s5lmO
バレてないうちにやることやらなきゃね
386 :1 [saga]:2021/07/16(金) 23:42:12.98 ID:s1wY3NNI0
 ゆみ「(・・・このまま見てるだけなんて事はしないよ。お姉ちゃんは)」


 ゆみ「(まだ警備員の人達もバレてない。なら・・・)」


 ゆみ「(今の内に対峙して、話し合わないと!)」


 ゆみ「せー・・・のっ!」


 ―ヒュウウウウゥゥゥ〜〜〜・・・




 まみ「・・・始めよっか」

 ―ボ ボ ボ



 ―ズタンッ!



 まみ「・・・!?」バッ



 ゆみ「・・・久しぶり。数分前に来たばっかなんだけど・・・」


 ゆみ「姫戯さんがここに居るってわかったから、待ってたよ」スタスタ


 ゆみ「まみ」


 まみ「・・・」


 ゆみ「・・・まだ今のとこ、誰も気付いてないみたいだからよかった」


 ゆみ「まみ、これから何をするのかわかってる。やめなさい」


 まみ「>>387
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 23:42:52.55 ID:NoCrLo22O
嫌だ、失敗したら怒られるしこれ以上はそんなことできない
388 :1 [saga]:2021/07/16(金) 23:49:40.21 ID:s1wY3NNI0
 まみ「・・・嫌だ。失敗したら怒られるし。これ以上、そんな事できない」


 まみ「邪魔しても・・・無駄だから」


 ゆみ「っ・・・いいの。もう怒られる目になんて遭わせないし」


 ゆみ「私が助けてあげるから!お姉ちゃんが・・・ね?だから」


 まみ「・・・」ハァ


 まみ「・・・」ポリポリ


 ―スタスタ・・・

 ゆみ「ま・・・」


 ―ズイッ

 ゆみ「み・・・」

 
 まみ「退いて」


 ゆみ「・・・っ・・・退かない。どうしても止まらないなら・・・」


 ―パチッ

 ゆみ「私が止める!私は・・・風紀委員だから!」


 まみ「・・・っ」


 まみ「そこを退かないなら・・・力尽くでもやるから」


 ゆみ「>>389
389 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/07/17(土) 03:08:19.91 ID:3Kx4qjCo0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 08:13:20.32 ID:v2ZRGmWQO
かかってきなさい、私だってだてに風紀委員やってないわ!
姉としてではなくて風紀委員として止めるわ
391 :1 [saga]:2021/07/17(土) 09:42:56.35 ID:uW8IDXgR0
 ゆみ「かかってきなよ。今は姉としてではなくて・・・風紀委員として止める」


 ゆみ「私だって・・・風紀委員として頑張ってるんだから!」


 まみ「・・・あっそ」

 
 ― ボ ッ 


 言い終わるや否や目にも止まらない勢いで拳を振ってきて、ゆみは紙一重で状態を反らし
 回避した。
 目を鋭くさせて睨む姉に対し、まみも振った腕越しに睨み返す。
 連続で繰り出されるジャブをゆみは掌で受け止めていき、次に突き出した拳を躱して
 まみの体を横へ回り込む。
 死角から手刀を叩き込もうとしたが、まみは見えているかのようにそれを屈んで回避し
 屈んだ勢いに乗せて、手を地面に着き右足を蹴り上げる。
 ゆみは上半身を反らしていき、そのままバク転をして一度距離を取る。


 ゆみ「っ!ふーっ!ふーっ・・・!」


 まみ「・・・」


 ゆみ「(まさかこんな格闘出来るようになってたなんて・・・)」


 ゆみ「(能力の制限もだけど、体力の限界も考えないとやばいっ)」


 ゆみ「(なら、一撃で意識を刈り取るしか・・・!)」


 ―ボ ボ ボ ボ キイィイイイ・・・!


 まみ「・・・」



 ゆみ「ッ!」


 ― ボ ッ
 
 空気の流れを固定化して球状に閉じ込め加速、圧縮、強化し、一気に解き放つ能力。
 それが噴出球体であり、ゆみはそれを地面に叩きつけると自身を飛ばしてまみへ
 急接近する。
 ゆみは目の前まで近付いて再び噴出球体を掌に創り出し、まみにぶつけようとした。




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 09:48:00.78 ID:v2ZRGmWQO
ほい
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 09:48:06.92 ID:WVVYd1tGO
こういうの好き
394 :1 [saga]:2021/07/17(土) 10:01:08.65 ID:uW8IDXgR0
 ―キイィイイイ・・・! 


 ― ド ン ッ!


 ゆみ「!?」
 


 まみ「・・・」ニィイ

 ―キイィイイイ・・・!


 ゆみ「(うっそ・・・!?噴出球体を2つ・・・!?)」


 まみは噴出球体を右手の噴出球体でゆみの噴出球体を相殺し、左手に同様の噴出球体を
 創り出した。
 驚愕するゆみだが、すぐに受け身の姿勢を取る。
 その直後、まみが噴出球体をゆみにぶつけて吹き飛ばした。
 

 ―ボ ッ


 ―ドカァアアアアッ!!



 まみ「・・・」



 ―ガラガラ・・・ パキンッ ゴトンッ

 ゆみ「っ、っぶないなぁ・・・!」


 ゆみ「(吹き飛ばされた時に風が出来ててラッキーだった・・・)」


 
 -第七学区 警備員 第七三活動本部 仮眠室-

 ―ビーーーッ! ビーーーッ!


 姫戯「!」


 手塩「どうやら、来たようだな・・・」


 手塩「ここで、待っててくれ。装備を取って、戻ってくる」


 姫戯「>>395
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 10:47:08.87 ID:qRHaDPR0O
ま、待って!
行っちゃうの?
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 10:47:22.58 ID:WVVYd1tGO
私も手伝う!一人で待つなんて…
397 :1 [saga]:2021/07/17(土) 10:56:05.32 ID:uW8IDXgR0
 姫戯「ま、待って!私も手伝うわ!1人で待つなんて・・・」


 手塩「ダメ。貴女は、ここで、待ってて」


 姫戯「でもっ!」


 手塩「貴女に、出来る事は、今は何もない」


 手塩「危ない目に遭うだけで、足手纏いになる」


 姫戯「っ・・・」


 手塩「・・・その勇気だけは、認める。だけど、警備員として、連れては行けない」 


 手塩「大丈夫。すぐに、戻ってくるから」


 姫戯「・・・わかったわ。・・・戻ってきてね・・・?」


 手塩「・・・」コクリ



 ―ウィィーン プシューッ ガチャンッ



 -第七学区 警備員 第七三活動本部 廊下- 


 黄泉川「手塩!あの子は仮眠室か?」


 手塩「そうだ。装備を揃えて、また部屋に戻る」


 黄泉川「わかったじゃん!保管庫はこっちだ!」




 × 偶数
 × 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 10:56:21.98 ID:qRHaDPR0O
どっちも×はお辛い
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 10:56:29.19 ID:WVVYd1tGO
んー
400 :1 [saga]:2021/07/17(土) 11:17:48.99 ID:uW8IDXgR0
 -第七学区 警備員 第七三活動本部 銃器保管庫-

 ―ガチャッ ガチャッ 


 手塩「・・・これで、十分。戻ってくる」


 黄泉川「よしっ!全員、装備の不足がないか確認するじゃん!」


 黄泉川「爆破の確認がったのは正面ゲート!どんな武装してるかはわからないけど」


 黄泉川「危険と判断したら即座に退避するじゃんよ!」


 警備員「「「「「了解!」」」」」


 ―ガキッ ガチャッ ガチャッ

 手塩「・・・なっ・・・!?黄泉川!マズイぞ!」


 黄泉川「どうしたじゃん!?」


 手塩「保管庫の扉が、ロックされた!外部からの、クラッキングだ!」


 黄泉川「何っ!?」




 菱形「これでオーケーっと。シェフ、部屋の外を何人か守ってるけど」


 シェフ『問題ありません。行きましょう』




 -第七学区 警備員 第七三活動本部 正面ゲート付近-

 警備員l「正面ゲートへ来たぞ。・・・おい?おいっ?応答しろ!」


 警備員j「無線は使えないみたいだな。敵の仕業だ」


 警備員d「そいつは・・・居たぞ!あそこだ!1人・・・いや、2人か?」




 ゆみ「(警備員に気付かれた!このままじゃ穏便に済ませなくなっちゃう)」


 ―ザザザッ・・・!

 警備員p「動くな!両手を後頭部に周り、背中をこちらに向けろ!」


 ゆみ「っ!私は風紀委員です!この子は私の妹で・・・!」



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 11:29:57.12 ID:qRHaDPR0O
頑張れおねーちん
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 11:30:06.84 ID:WVVYd1tGO
あたいは
403 :1 [saga]:2021/07/17(土) 11:58:52.47 ID:uW8IDXgR0
 まみ「・・・あー、面倒い」


 まみ「陽動だけ任されたけど・・・まぁ、戦闘して暴れるのもいいんだよね」カチャッ

 

 ゆみ「!?。まみ!銃なんて仕舞って!ダメッ!」



 まみ「・・・うるさい」
 


 『GEAR ENGINE!』

 『FUNKY!』


 まみ「・・・潤動」


 『ENGINE RUNNING GEAR』


 エンジンブロス(まみ)「・・・」
 http://i.imgur.com/hwVEjN4.png


 
 ゆみ「・・・え・・・?」



 警備員p「変身しただと・・・!?」


 警備員s「あれは・・・ライダーか?」


 警備員t「いや、どう見ても怪人だろ!新種なのか・・・!?」


 
 ゆみ「まみ・・・なんで・・・?」


 ゆみ「なんで怪人に・・・!?」



 エンジンブロス(まみ)「・・・教える気なんてない」


 エンジンブロス(まみ)「>>404
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 12:11:26.57 ID:qRHaDPR0O
ここでみんな倒れるんだから理由を話す必要は無いよ
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 12:16:36.51 ID:WVVYd1tGO
偶数でこれって奇数だと更に辛くなったのか…
406 :1 [saga]:2021/07/17(土) 12:37:33.97 ID:uW8IDXgR0
 エンジンブロス(まみ)「ここで皆、倒れるんだし・・・話す暇も惜しいんだからさっ!」


 ―ギュロロロロッ!


 ゆみ「っ・・・!」


 ―キイィイイイ・・・!

 ゆみ「伏せてッ!!」



 エンジンブロス(まみ)「ハァッ!」



 エンジンブロスは右腕のギアトルクガントレットにエネルギーを蓄積していくと
 歯車型の白いエネルギーカッターを生成していく。
 エネルギーカッターは徐々に巨大化していって、それを見たゆみは咄嗟に噴出球体を
 創り出し、背後に居る警備員を守ろうとする。
 巨大化したエネルギーカッターを、エンジンブロスは左腕を振って射出した。
 ゆみは掌を突き出して、エネルギーカッターを噴出球体に直撃させた。
 エネルギーカッターは噴出球体から噴き出す圧縮された空気によって一時的に
 止まったように見えたが、その前に噴出球体が割れてしまう。
 割れた際に閉じ込めていた空気が暴風のように吹き荒れ、その影響でエネルギーカッターの
 軌道が乱れ、ゆみの目の前に墜落し爆発した。
 

 ―ドガァァアアアアアアアアンッ!! 


 ―ドサァッ!

 
 ゆみ「ガハッ!ぐぅっ・・・!」


 警備員u「おい!大丈夫か!?しっかりしろ!」


 ゆみ「っ・・・!これくらいっ・・・!」スクッ


 
 警備員o「「アイテム」に緊急要請を出せ!」


 警備員s「・・・ダメだっ。無線機が使えないっ!」


 警備員o「くそっ!なら、応戦するぞっ!」


 ゆみ「まみ・・・!」



 エンジンブロス(まみ)「・・・別に殺す気はないけどさ」


 エンジンブロス(まみ)「殺したら恨まないでほしいな」クスッ


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