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【劇場版安価】一方通行「EAT KILL All」7つの罪 【禁書】

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254 :1 [saga]:2021/07/11(日) 09:45:54.72 ID:CDiZTC040
 姫戯「そう考えるとアンタ達って、そういう性格的には素直に育ったって感じなのね」


 姫戯「曲がらずというか・・・」


 リーダー「そうだね。清ヶもその頃までは記憶喪失だったんだ」


 姫戯「そうなの?事故か何かで?」


 リーダー「みたいだね。そのせいで家族とは離れ離れになってしまってて」


 リーダー「去年、ようやく妹さんと再会出来たんだ。その時に記憶も一緒に戻ったってさ」


 姫戯「うーん。漫画的というか奇蹟的というか・・・」


 姫戯「まぁ、よかったじゃないの。恋人も出来たんだから幸福よね」


 リーダー「うん。本当にね・・・」


 姫戯「・・・あれ?もしかしてリタ、清ヶの事に気があったの?」


 リーダー「>>255
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:27:31.42 ID:9IPrIVfSO
ま、過ぎたことだよ
それなりに顔もいいし、性格も悪くないしね
256 :1 [saga]:2021/07/11(日) 10:36:26.23 ID:CDiZTC040
 リーダー「一時期はね。ま、もう過ぎた事だよ」


 姫戯「そう・・・どこがよかったの?」


 リーダー「そうだね・・・顔もよかったし、性格も悪くなかったからね」


 リーダー「何より・・・僕が泣いてる時、慰めてくれた事があって」


 リーダー「その時に惹かれたのかな・・・よくわからないけど」


 姫戯「恋心の一歩手前って感じ?」


 リーダー「かな。まぁ、もう挟美が居るんだし、応援してあげないとね」

 
 姫戯「カッコいいわね〜。大丈夫、リタにもいつか素敵な人が見つかるはずよ!」


 リーダー「ありがとう、姫戯」クスッ


 リーダー「・・・ところで、さっきあそこからここへ来たのは」


 リーダー「そのカツアゲをしていた人を助けるためだったのかい?」


 姫戯「そうよ。私は困っている人を助けるの。それが私の絶対のルール」


 姫戯「・・・それは昔、私が困っていた時に助けられたから、そう決めた事よ」


 リーダー「>>257
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:41:30.21 ID:9IPrIVfSO
今回はたまたま話がわかる方だったけど必ずしもそうは限らないから気をつけなよ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:41:55.23 ID:jOapJv+zO
そういうポリシーって嫌いじゃないけどね、僕も気持ちはわかるよ
259 :1 [saga]:2021/07/11(日) 10:49:49.30 ID:CDiZTC040
 リーダー「そっか。・・・うん、そういうポリシーって嫌いじゃないよ」


 リーダー「気持ちはわかるからね、僕も。・・・だけど」


 リーダー「今回はたまたま話がわかる連中だったから、ああして対処出来たんだ」


 リーダー「必ずしもそうは限らないから気をつけなよ」


 リーダー「というか、いつもあんな事してるならよく無事でいられるね」


 姫戯「ん?カツアゲをされてる人を助けたのは、あれが初めてよ?」


 リーダー「そっか。じゃあもう二度としない事、必ず風紀委員か警備員を呼ぶ事」


 姫戯「ダメよ!それじゃ手遅れに」


 リーダー「被害にあってる方が助かって、君が助からなかったら」


 リーダー「どちらにしても風紀委員と警備員にとっては手遅れなんだよ」


 姫戯「っ・・・そ、そうかもしれないけど・・・」


 リーダー「カツアゲされてる人だってお金さえ渡せば、それで助かるんだよ」

 
 リーダー「そのカツアゲした奴の顔を覚えておけば、後で捕まえる事もできる」
 

 リーダー「>>260
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:56:26.01 ID:9IPrIVfSO
相手を守りながら、自分も守らないとね
助けるのと身代わりになるのは違うからさ
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:57:02.41 ID:jOapJv+zO
人を助けるのと自分が代わりになるのは大きく違うからさ
262 :1 [saga]:2021/07/11(日) 11:05:58.85 ID:CDiZTC040
 リーダー「人を助けるのと、自分が代わりになるのは大きく違うからさ」


 リーダー「相手を守りながら、自分も守らないとね」


 姫戯「・・・でも、やられてるのをただ見てるだけなんて私は嫌よ」


 リーダー「それなら、連絡しながらでもいいからこう叫ぶんだ」

 
 リーダー「こっちでカツアゲの被害に遭ってます!ってね」

 
 リーダー「それだけで、大抵はビビって何もせず逃げ出すよ」


 姫戯「な、なるほど・・・」


 リーダー「とにかく、自分の安全を保持しながら相手を助ける」


 リーダー「自分を犠牲にしてまで正義を貫くのは・・・僕としてはノーサンキューだよ」


 リーダー「それだけは覚えていてほしいな」


 姫戯「・・・>>263
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:08:13.24 ID:9IPrIVfSO
立ち振舞いがうまいのね…
私ってそんなに考えてなかったのかも
264 :1 [saga]:2021/07/11(日) 11:22:58.86 ID:CDiZTC040
 姫戯「・・・私って、そこまで考えていなかったわね・・・」


 姫戯「立ち振る舞いを上手く考えてるのね、リタって」


 リーダー「僕はまず状況把握と分析で行動するからね」


 リーダー「無鉄砲なナルと清ヶには困ったものだよ・・・」


 姫戯「あー、なんかわかる気がするわ・・・」

 
 リーダー「今でこそ少しはマシになった方だよ。ホント・・・」


 姫戯「そっか。・・・うん、ありがとリタ」


 姫戯「もう少し考えてから行動するようにするわね」


 リーダー「そうしてもらえると助かるよ」




 -学園都市 第七学区 第七病院-

 姫戯「ここ?優秀なお医者さんが居る病院って」
  

 一方通行「ああ。ぐちゃぐちゃになった俺の脳味噌を」


 姫戯「ごめん。気持ち悪いからその先は言わないで」ウプッ


 ナル「お姫さんはグロ耐性ないから、そういう系の漫画は読めないねー」


 

 視点変更

 ヴィラン SIDE
 エステル SIDE

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:23:26.10 ID:9IPrIVfSO
エステル
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:23:32.01 ID:jOapJv+zO
エステル
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:23:37.87 ID:nwH7FDRmO
ヴィラン
268 :1 [saga]:2021/07/11(日) 11:57:40.04 ID:CDiZTC040
 -学園都市 第七学区 アマゾンズ漫画製作所-

 ―ギュオォォォン・・・

 
 エステル「חברים שפגשתי עכשיו באותה תקופה」
      同じ時代に、今出逢えた仲間達よ


 エステル「חברים שנושמים עכשיו באותה תקופה」
      同じ時代に、今息する仲間達よ 


 エステル「אנחנו חושבים, לכן אנחנו」
      我ら思う、故に我ら在り


 ―キィィィイン・・・!

 ―シュウウゥゥ・・・


 エステル「・・・ふぅ・・・」


 エステル「よし。これで浄化は済んだな」


 エステル「皆、出てきていいぞ」


 ―ヒュイン ヒュイン ヒュインヒュイン

 リョウマ「いや〜〜〜!まっこと爽快ぜよ!」

 
 ノブナガ「この世の憎悪とはワシらの血生臭いものとは全く違うものよのう」


 ムサシ「うむ。良き事か悪き事か・・・恨みはどの時代でも続くものなのか・・・」


 エステル「>>269
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 12:22:05.62 ID:9IPrIVfSO
負の方向に気持ちが強いだけで思いの強さと考えれば決して悪いものではないさ
それを正の方向に向けなければならないんだがな…
270 :1 [saga]:2021/07/11(日) 13:12:55.29 ID:CDiZTC040
 エステル「負の方向に気持ちが強いだけで、思いの強さと考えれば決して悪いものではない」


 エステル「それを正の方向に向けなければならないんだがな・・・」


 フーディーニ「中々難しいだろうな。人は一度閉ざした扉の鍵をすぐに捨ててしまう」


 フーディーニ「だからいつまで経っても妬み続けたりするんだ」


 エステル「そうだな・・・」


 ロビンフッド「お前の仲間はそんな事はしない。良き友を持ったな」


 ヒミコ「それに、面白いではないないか。時に見せる論争をしている姿は」


 エステル「仲がいいからこそ、見ていても心配にならないからな」クスッ

 
 エステル「酷い喧嘩まではいかないから笑って済ませられる」


 ムサシ「だが、もしも見過ごせない程の争闘となれば、お主はどうする」


 エステル「>>271
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 13:42:31.95 ID:9IPrIVfSO
止めるさ、私はヒーローだしそのための力だと思っている
悪いやつを征伐することも良い方向へ導くことも大事な役目だ
272 :1 [saga]:2021/07/11(日) 15:44:31.68 ID:CDiZTC040
 エステル「止めるさ。どちらが悪いとか関係なくな」


 エステル「私は平和にするそのための力が、ゴーストなんだと思っている」


 エステル「悪い奴を征伐する事も、良い方向へ導くことも大事な役目だ」


 エステル「・・・けれど、皆は大事な友達なんだ」

 
 エステル「そんな事になったとしても、私は傷つけたりはしたくない」


 ビリー・ザ・キッド「当然そうだろうな。俺だってブラザーを撃ったりなんか出来ないぜ」


 ベンケイ「何と言われようと、己の信じる道を進め。それは尊い決意だ」


 エステル「ありがとう。2人共」


 ムサシ「お主でなく、あの者同士で誰かが傷付き倒れた時、お主ならば」


 ムサシ「仲間として、友として為すべき事を成すか?」


 エステル「>>273
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 15:47:41.64 ID:HXuOKpdjO
当然だ、そのための友情だからな
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 15:48:26.70 ID:9IPrIVfSO
ヒーローであってもなくても友人ならそのために動くよ
275 :1 [saga]:2021/07/11(日) 16:21:00.88 ID:CDiZTC040
 エステル「当然だ。救って傷付く事もそれが友情だ」


 エステル「ヒーローであってもなくても友達のためなら、そのために動くぞ」


 ムサシ「その心意気を忘れるのではないぞ。エステル」


 エステル「ああっ。・・・では、信長、ツタンカーメン、フーディーニ」


 エステル「清ヶの元へ行くとしよう」


 エステル「ついでに挟美のお見舞いもしないとな」


 ノブナガ「うむ」


 ツタンカーメン「うん」


 フーディーニ「ああっ」


 ―シュイィィン・・・

 ムサシ「某も眼魂へ戻るとしよう」


 ムサシ「エステル、我らは決して折れぬ心を持つ限り、お主に力を貸そうではないか」


 エステル「もちろんだ。よろしく頼むぞ、皆」


 ―シュイィィン・・・

 エステル「・・・さてと」


 「ばぁあ〜〜〜!」ヒョコッ


 エステル「っ!?」バッ!


 エステル「・・・お、お前か、ユルセン!驚かすんじゃない!」


 ユルセン「キャハハハハッ!何だ何だ〜?ゴーストハンターのくせにビビったのか〜?」
 http://i.imgur.com/qBn71y5.png
  

 エステル「>>276
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:29:39.37 ID:WeTYpitBO
い、良い雰囲気で覚悟とか色々考えてたのに一気に気持ちが戻った感じだ…
確かに少しびっくりしたが…
277 :1 [saga]:2021/07/11(日) 17:06:04.04 ID:CDiZTC040
 エステル「た、確かに少しビックリはしたが・・・」


 エステル「良い雰囲気で覚悟とか色々考えていたのに」


 エステル「一気に気持ちが戻った感じだ・・・」


 ユルセン「まだまだ未熟だなー。一人前になれるのは何時になるやら」フヨヨ〜


 エステル「う、うるさいな。これでも少しは立派になったはずだ」フンス


 ユルセン「ほほー?例えばなんだ?」


 エステル「天使を撃退する事が出来たぞ」ドヤー


 ユルセン「はぁ?なんだそりゃ」


 ユルセン「意味わかんないけど、何かすごい事したって事か?」


 エステル「そう思ってくれていい。・・・それで?」


 エステル「突然来て、どうしたんだ?ユルセン」


 ユルセン「おー、そうだそうだ。ほら、祖父さんからのお届け物」


 エステル「ん?・・・あぁ、ブランクの眼魂か」


 ユルセン「>>278
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:08:42.05 ID:KcMTWDvOO
有意義に使うようにって言われたけどどー使うんだろうな
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:08:54.66 ID:9IPrIVfSO
すごい心配していたぞ
280 :1 [saga]:2021/07/11(日) 17:32:10.98 ID:CDiZTC040
 ユルセン「有意義に使うようにねーって言われてたけど」


 ユルセン「まだ使い道があるんだろうかなー?」


 エステル「じっちゃんが渡してきたからにはあるに違いないさ」


 ユルセン「そっかよ。まっ、迷子の英雄を天へ導くのもお前の使命だかんな」


 エステル「ああっ。その使命は薔薇渓谷家が代々受け継いできた事だ」


 エステル「英雄は遥か未来でも誕生する。だから、次の世代へその使命もまた」


 エステル「私の子へ受け継がれていくのだからな・・・」 
 

 ユルセン「言っとくけどまだお見合いの話とかは来てないぞ?」


 エステル「する気はないぞ。そもそもな」


 ユルセン「あっそ。ま〜、お前なら顔も良いしボンキュッボーンで男には困らないだろ」


 エステル「(ボンキュッボーン?・・・何の事だ?)」


 ユルセン「それはそれとして、たまには帰って来いよー。祖父さん寂しがってたし」


 ユルセン「父ちゃんの墓参りもしてないんだしさ」


 エステル「>>281
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:45:39.14 ID:9IPrIVfSO
わかってるさ、せめて行くなら何か成果がないとだし…
282 :1 [saga]:2021/07/11(日) 17:55:10.02 ID:CDiZTC040
 エステル「わかってるさ。ただ、せめて行くなら何か成果がないとな・・・」


 ユルセン「そんなの気にしなくてもいいだろ〜」


 ユルセン「実家に帰るだけってのに、そんなの気にしてたらいつまで経っても帰れないぞー」


 エステル「しかし、やはりじっちゃんを喜ばせてあげたいし・・・」


 ユルセン「祖父さんならお前が帰ってきただけでも喜ぶって」


 エステル「そうか・・・?」


 エステル「確かに、じっちゃんは帰る度に大喜びをしているが・・・」


 ユルセン「だから大丈夫なんだろ!あんだけ喜ぶんだからさ!」


 ユルセン「とにかく!なるべく早めに帰ってきてくれよ!」


 エステル「あ、ああ。わかった」


 ユルセン「そんじゃ、俺様は帰るとするぜ」


 エステル「え?もう帰るのか?泊まって行ってもいいんだぞ?」


 ユルセン「だ・か・ら!祖父さんが1人になって寂しくなってんだぞ今!」


 ユルセン「>>283
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 18:00:38.89 ID:+VS8gFgHO
この街の色んなもの見たいけどいかんせん目を離せないからな爺さんも
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 18:01:02.92 ID:9IPrIVfSO
一人きりにさせたりなんて長い時間させたら爺不孝だしな
285 :1 [saga]:2021/07/11(日) 18:30:58.33 ID:CDiZTC040
 ユルセン「俺様だってこの街の色んなもん見たいけど、如何せん目が離せないんだよ」


 ユルセン「1人きりにさせたりなんて長い時間させたら祖父さんがうるさくなるしさ」


 エステル「そ、そうか・・・それなら仕方ないな」


 エステル「また来たらゆっくりして行くといいぞ。ユルセン」


 ユルセン「当然そうさせてもらうからな」


 ユルセン「んじゃ、アデュー!」フヨヨ〜


 エステル「またな」


 ―シュイィィン・・・

 エステル「・・・里帰りもしばらくしていなかったな」


 エステル「連絡こそ、年始にしたぐらいだが・・・」


 エステル「今度、帰ってみるとしようか。この街限定のお土産でも買って」


 エステル「・・・しかし、ブランクの眼魂を何故じっちゃんは・・・」


 エステル「>>286
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 18:36:40.86 ID:9IPrIVfSO
これを使えというのは分かるが、必要となる時が来るのか…
287 :1 [saga]:2021/07/11(日) 19:53:16.99 ID:CDiZTC040
 エステル「これを使えというのは分かるが・・・」


 エステル「正直、ユルセンの言う通り必要となる時が来るのか?」


 エステル「また現世に英雄が世界各国へ降りて、来たとすれば」


 エステル「必要となるが・・・うーん」
 

 エステル「まぁ、もしも仲間が増えてくれるのであれば嬉しい事だな」


 エステル「もし会えるとすれば・・・まだ現世に未練を残した英雄」


 エステル「ダーウィンやアルキメデス辺りがありそうだな・・・」


 エステル「・・・まぁ、会えたら是非話をしてみよう」


 エステル「よし、店で果物を買ってから挟美の家に向かうか」


 エステル「・・・そういえば、清ヶは挟美の家へ行ったきりだな」


 エステル「ここへ戻ってきていないが・・・」


 エステル「まぁ、泊まってそのままになったんだろう」


 
288 :1 [saga]:2021/07/11(日) 20:32:28.71 ID:CDiZTC040
 


 ―ブロロロロロォーーーッ・・・!
 

 -第一八学区 高速道路 工作車両 カメレオン-


 シェフ「では、改めて計画の説明をもう一度」


 シェフ「坊やの言う通りなら、まず病院で診察を終えてから警備員へ食材で保管されます」


 シェフ「そこで手短に回収を。いいですね?」


 シェフ「回収する担当は私とスーシェフ、アボイエ」


 スーシェフ「」コクリ


 アボイエ「はーい」


 シェフ「陽動は食前酒と坊やに担当を任せます」


 まみ「は、はい」コクリ


 スペクターNKRM(清ヶ)「」コクリ


 シェフ「そして菱形さん。クラッキングは確実に成功させてくださいね」


 菱形「もちろん、わかってますよー」


 菱形「>>289
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 20:33:12.46 ID:9IPrIVfSO
朝飯前どころじゃないですけどね
ま、油断さえしなければ余裕です
290 :1 [saga]:2021/07/11(日) 20:59:09.06 ID:CDiZTC040
 菱形「朝食は食べたけど、朝飯前だよ。ま、油断はしないつもりだけど」


 シェフ「つもりでは困ります。しないでくださいね」


 菱形「はいはい」


 アボイエ「ところでー、シェフ?病院に行ったら、あのことバレません?」


 シェフ「問題ありません。あの存在を知るのはごく僅かの人間のみ」


 シェフ「一般の病院で勤務する医者には到底理解出来ないものですからね」


 アボイエ「そうですかー」 


 スーシェフ「あと、間に合うでしょうか・・・」


 シェフ「・・・何?」


 まみ「あ・・・もしも、あの食材が手に入らなかったら」


 まみ「他の食材で間に合うかのか、と・・・」


 シェフ「あぁ、そういう事。問題ありません、と言いたいですが」


 シェフ「私の口からではねぇ・・・菱形さん、どうなのでしょう?」


 菱形「回収できなかったのはイギリスだけで、他は無事に虫の回収できたけど・・・」


 菱形「>>291
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:02:11.49 ID:LtY4ZIWmO
んーイギリスでゲットできなかった理由がちょっとね…
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:02:30.92 ID:9IPrIVfSO
まーなんとかなるとは思うけどイギリス対策もしないとね
293 :1 [saga]:2021/07/11(日) 21:13:50.65 ID:CDiZTC040
 菱形「まー、何とかなるんじゃない?いうん」


 シェフ「ですから、確実なお答えをしてください」


 菱形「だってねー、イギリスで虫の回収が出来なかった理由が・・・うん」


 シェフ「何ですか?」


 菱形「・・・イギリスにもこの街で希望を照らしてる僕らと同種の彼らが居るよね」


 シェフ「・・・まさか、仮面ライダーが妨害を?」


 まみ「え・・・?」


 アボイエ「マジですかー?」


 スーシェフ「お、おかしくないですか?守るなんて・・・」


 シェフ「食前酒」


 まみ「む、虫は怪人で仮面ライダーにとっては敵なのに、と・・・」


 菱形「うん。まぁ、だから今回も何かありそうな気がしてねー」


 シェフ「>>294
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:21:15.64 ID:9IPrIVfSO
妨害されるのは困るわねー
せっかくこっちが色々してるのに邪魔が入るなんて、この子みたいに与し易いと良いけど
295 :1 [saga]:2021/07/11(日) 21:42:01.51 ID:CDiZTC040
 シェフ「ここでも妨害をされては困りますね・・・」


 シェフ「・・・では、少しプランの変更をしましょう」


 シェフ「坊や、貴方は虫の回収班を護衛しなさい。ライダーではなく」


 シェフ「警備員や風紀委員、もしくは別の組織であっても妨害を阻止する事、いいですね?」


 スペクターNKRM(清ヶ)「」コクリ


 まみ「で、では、私が陽動を・・・?」


 シェフ「当然そうです。説明をした通り食材を回収次第に合図を出しますから」


 シェフ「すぐに撤退する事。貴女が捕まっては面倒になりますからね」


 菱形「そうなったらまた亡本さんがうるさいから、気をつけてよ?うん」


 まみ「わ、わかりました・・・」


 菱形「・・・じゃあ、そうだね。うん」

 
 菱形「清ヶ、これを渡しておこう。スペクターの強化変身アイテム・・・」


 菱形「ディープスペクター眼魂だ」

 http://i.imgur.com/AiScsas.jpeg


 菱形「恐ろしい力を持っていて、使い熟せなければ・・・」


 菱形「>>296
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:45:34.76 ID:5Ot1BAYaO
ここまで言えばどんな感じかわかるか、まあ使いこなすのを期待してるよ
297 :1 [saga]:2021/07/11(日) 21:56:35.08 ID:CDiZTC040
 菱形「・・・ここまで言えばわかるか。うん」


 菱形「まぁ、使い熟せると期待してるから頑張って」スッ


 スペクターNKRM(清ヶ)「」コクリ、スッ


 シェフ「ライダーにはライダーを。これなら亡本様の計画にも大いに役立つはずです」


 『まもなく第七学区です。降車の準備をしてください』


 シェフ「あら、そろそろ着くのね」カチャッ


 シェフ「ちょっといいですか?私達は降りますが、このスペクターは降ろしません」


 シェフ「その代わり虫の回収を行なう計画場所へ送ってください」


 『は、了解しました』


 シェフ「よろしくお願いしますね」カチャッ


 シェフ「さて、早く終わらせなければ明後日のパーティの準備に間に合いません」


 シェフ「>>298」 
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:59:53.97 ID:9IPrIVfSO
ヘマなんて許されませんし確実に成し遂げましょう、約束よ
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:00:10.68 ID:5Ot1BAYaO
シェフの名にかけて腕を振るわなきゃだし頑張るわよ!
300 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:10:03.93 ID:CDiZTC040
 シェフ「ヘマをしましたなどという理由は許されません」


 シェフ「「フルコース」の名にかけて、腕を振わなければ亡本様に見放されてしまう・・・」


 シェフ「確実に成功をさせる事です、約束ですよ?いいですね?」


 スーシェフ「はい」


 アボイエ「はーい」


 まみ「は、はい・・・」コクリ


 菱形「了解だよ」

 
 ―キキィッ・・・
 
 『到着しました。降車してください』


 シェフ「さて・・・参りましょう」





 

 -学園都市 第七学区 第七病院-

 冥土帰し「・・・ふむ。これは・・・僕の領分じゃないかもしれないね」


 
 姫戯「信じられないくらい時間かかってるんだけど・・・」イライラ


 姫戯「どういう事?本当に優秀なお医者さんなの?」イライラ


 一方通行「うるせェ」
 

 ナル「まぁまぁ。埋め込まれてる心臓をどうにかしないといけないんだし」


 ナル「それをどうするか考えてるんだよ、きっと」


 円周「>>301
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:11:31.12 ID:9IPrIVfSO
うんうん、あのお医者さんにできないことは無いからね
無理でも色々考えてくれるよ
302 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:27:59.87 ID:CDiZTC040
 円周「うんうん。あのお医者さんに出来ないことは無いからね」


 円周「無理な事でも色々考えてくれるよ」


 姫戯「ならいいけど・・・あっ、来たわ」


 ―ウィーーン

 冥土帰し「お待たせしたね?」


 姫戯「本当よ。どれだけ待たせるのよ」プンスコ


 薬丸「こ、こら!アンタね!」アセアセ


 一方通行「手っ取り早く説明してくれ。こいつのわめき声にはウンザリしてンだ」


 姫戯「なっ!?わめき声って何よ!」


 冥土帰し「まずは、これを見てほしいだね?」ピッ


 一方通行「あン?」

 
 ―ブンッ

 冥土帰し「これは君は3Dスキャンなんだね」


 冥土帰し「これを作成するのに時間がかかってしまってね」


 ナル「おぉお〜〜!実物じゃないのに持てるよ!」キャッキャッ


 リーダー「ナル、今すぐ置くんだ。説明出来なくなるだろう・・・」ハァー


 ナル「はーい」スッ


 冥土帰し「・・・君の言っていた埋め込まれている機械は、歯車と発条で動いてるんだね?」


 一方通行「くだらねェ。歯車と発条?この街はいつからレトロ趣味になったンだ?」


 リーダー「でも、第一九学区には蒸気機関や真空管等を調べる研究機関があるよ」


 ナル「>>303
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:30:22.77 ID:9IPrIVfSO
へー!じゃあそこのメカニックさんとか職人が作ったのかな
304 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:32:08.48 ID:CDiZTC040
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 ぶっちゃけディズニースペクターって暴走してなかったすよね
305 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:35:23.11 ID:CDiZTC040
ははは、ディープなのにディズニーってなんだよ(
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:40:29.51 ID:9IPrIVfSO
おつおつー
そりゃディズニーだし
307 :1 [saga]:2021/07/12(月) 19:15:57.13 ID:lzLdmXT10
 ナル「へー!じゃあ、そこの研究者とか職人が作ったのかな?」


 円周「うんうん。可能性はあるかもしれないね」コクリ


 ―ピッ

 冥土帰し「ここに液体が溜まっているのが見えるかい?」

 
 薬丸「中心にある筒状のあそこの?」


 姫戯「何これ・・・?」


 一方通行「血液だろ?心臓つったら血くらい不自然じゃないだろ」


 冥土帰し「違うんだね?この機械は目に見えないくらい細い管を脳を含めた」


 冥土帰し「君の全身に侵食するように伸ばしている」


 姫戯「・・・!?」ゾクッ


 ナル「うえぇ・・・気持ち悪い・・・」


 薬丸「な、何なのよそれ・・・」


 リーダー「何で、その管を伸ばしているんですか?」


 冥土帰し「これは能力者が体内で分泌した液体の物質を集めているんだね」


 一方通行「>>308
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 19:49:00.63 ID:l2A4kq7qO
なンのために集めているンだ…?
あまり好ましくねェことなンだろうが
309 :1 [saga]:2021/07/12(月) 20:13:06.66 ID:lzLdmXT10
 一方通行「あまり好ましくねェ事の目的があンだろうが」


 円周「うんうん。多分そうだと思うよ」


 冥土帰し「僕には思い当たる節があって、これに関するものを論文で見た事があるんだね?」


 リーダー「論文?」


 冥土帰し「そう、論文の著者は木原幻生。その中で語られていたのは体晶・・・」


 円周「・・・!」


 一方通行「・・・」


 ナル「その体晶が、この液体なの?」


 冥土帰し「体晶とは能力体結晶とも呼ばれ、本来は結晶であり」


 冥土帰し「これはその結晶にになる前段階のものなんだね?」


 一方通行「なンのために集めているンだ・・・?」


 冥土帰し「それは僕にも検討が付かない。・・・けれど、その体晶は」


 冥土帰し「能力を意図的に暴走させるための薬物なんだね?」


 姫戯「も、もしかして私の病気を利用して、これを集めてるっていうの・・・!?」


 冥土帰し「そういう事になるね?」


 薬丸「能力が暴走する薬物なんて、何の役に立つのかしら・・・」


 リーダー「>>310
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:15:24.07 ID:mIaaS2asO
暴走させて混乱を生じさせてその隙になにか旨みのあるものを得るんじゃない?
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:15:55.34 ID:l2A4kq7qO
蠱毒みたいにそれでも生き残れる強い人間を生み出したりを狙ってたりしてね
312 :1 [saga]:2021/07/12(月) 20:37:16.30 ID:lzLdmXT10
 リーダー「暴走させたら混乱を生じさせて、その隙に何か旨みのあるものを」


 リーダー「得ようとするんじゃないかな?」


 リーダー「それか蠱毒みたく、暴走しても生き残れる強い能力者を生み出そうとしてるとか」


 一方通行「・・・」


 円周「うん。多分・・・どっちもだと思うよ」


 円周「幻生おじいちゃんなら納得するし・・・」


 リーダー「え?・・・あっ・・・」


 姫戯「おじいちゃん?・・・っ、まさか・・・?」


 一方通行「・・・言っとくがお前にした仕打ちをこいつが関与したと思わねェでやれ」


 リーダー「そ、そうだよ。それにこの件は別の組織の仕業なんだろう?」


 薬丸「それなら円周は一切関係ないし、悪くもないんだから」


 姫戯「・・・わかってるわよ。そこまで私も理解出来ない馬鹿じゃないんだから」


 ナル「>>313
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:45:31.20 ID:l2A4kq7qO
んーよくわからないけどなんか悪い事のためにこういうことをしてるっていうのはわかった!
でもカエル医者で治せないなら他の方法を考えないとね
314 :1 [saga]:2021/07/12(月) 21:19:05.10 ID:lzLdmXT10
 ナル「んー、よくわからないけど・・・何か悪い事のために」


 ナル「こういう事をしてるっていうのはわかった!」


 リーダー「まぁ、そうだね」


 円周「・・・この機械を取り除く事は出来るの?」


 冥土帰し「取り除くよりも、代替する方がいいかもしれないね」


 冥土帰し「病院の設備で心臓の機能を代替する事は簡単だね?」


 姫戯「!。ほ、本当!?」


 冥土帰し「だけど、全身の神経系に管が複雑に絡みついていて」


 冥土帰し「無理に引き剥がそうとした時にどう動くのかが、想定出来ないんだね?」


 冥土帰し「そもそもこの機械がどうやって動いているのかもわからない」


 薬丸「え?電動式とかそういうのも?」


 冥土帰し「そう。まるでこの機械自体が生命体のように動いているように思うんだね?」


 姫戯「じゃあ・・・」


 一方通行「一筋縄ではいかねェだろうな。木原っつゥ名前が出てくりゃ鬼門だからなァ」 


 ナル「治せないなら他の方法を考えないといけないんだね」


  

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 パトリシア「私の担当する事になった声優さんは天野聡美さんです!」
 http://i.imgur.com/UXgqMSx.png

 パトリシア「シンデレラガールズの白菊ほたるさんや今年放送予定の終末ハーレムの北山玲奈さんを演じます!」

 バードウェイ「まだ2年と新人だが、期待出来そうだな」

 パトリシア「はい、そうですね」ニコリ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:20:01.18 ID:l2A4kq7qO
あらまさかまさか
大地葉さんだと思ったのに嬉しい誤算
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:20:14.42 ID:omIp0fj9O
若い…
317 :1 [saga]:2021/07/12(月) 21:42:49.23 ID:lzLdmXT10
 冥土帰し「それなんだがね。実は事前に協力を警備員の方にお願いしたんだね?」
 

 姫戯「え・・・?」


 一方通行「どういう事だ?」


 冥土帰し「外科的な手術でこの機械を取り除くのは危険が伴うだろうと判断して」


 冥土帰し「ある施設に放置されていた、フォーセップという特殊な装置を確保したんだね」


 薬丸「どんな装置なんですか?」


 冥土帰し「これを使えば普通の手術道具では干渉できない細部にまで届いて」


 冥土帰し「この管を取り除いて、治療する事が可能なんだね?」


 姫戯「・・・そ、そっか。じゃあ・・・お誂え向きって事ね・・・」


 冥土帰し「うん?」


 一方通行「こいつは少しばかり面倒事に巻き込まれててなァ」


 一方通行「警備員に身柄を保護してもらう事になってンだよ」


 冥土帰し「なるほど。それなら、ここに居るよりも安全だね」


 姫戯「>>318」 





 >>315 ね。とあるで出演した新人さんは軒並み売れるから期待しちゃいます
 >>316 多分>>1よりは年下かも
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:50:13.49 ID:l2A4kq7qO
信頼できる警備員なら一方通行たちも知ってるしその人たちにお願いするしかないわね…
319 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:01:36.26 ID:lzLdmXT10
 姫戯「信頼できる警備員なら一方通行が知ってるみたいだし」


 姫戯「その人にお願いするしかないわね・・・あと、手塩さんにも」


 一方通行「アイツ何やってンのか今知らねェぞ」


 リーダー「ま、まぁ、知り合いの警備員から連絡事項で知るかもしれないじゃないのさ」


 姫戯「そ、そうよね・・・」


 円周「うんうん。きっと会えると思うから、大丈夫だよ」ニコリ


 姫戯「・・・ええっ」クスッ


 冥土帰し「それとなんだがね?君の症状なんだが、今のところは小康状態で」


 冥土帰し「すぐに体に影響が出るという事はないね?」


 姫戯「そ、そう・・・」


 冥土帰し「ただし常に僅かな能力の暴走と暴走に対する鎮静が連続して起こっている」


 冥土帰し「そのためゆっくりとだけど、体力の消耗は続いているね?」


 冥土帰し「その機械が暴走を管理しているから小康状態なんだと思うんだね」


 一方通行「>>320
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:06:07.25 ID:wJKBDappO
つまりこのままほっとくといたずらに体力ばかり浪費してくことになっちまうってことかァ…
321 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:18:36.51 ID:lzLdmXT10
 一方通行「つまり、このまま放っておいても、いたずらに体力が浪費してく事になっちまう」


 一方通行「って事かァ。なら、とっとと警備員のとこへ行くぞ」


 姫戯「こ、ここで会う事にしてもよくない?」


 冥土帰し「僕としてもそうしたいのは山々なんだがね・・・」


 冥土帰し「どうやら既に事は進んでいるようだよ?」


 一方通行「あン?」


 リーダー「何か心当たりがあるんですか?」


 冥土帰し「実はね、この体晶になる液体について訪ねに親子が来てね?」


 冥土帰し「君達が来る丁度少し前に帰ったから」


 冥土帰し「もしかしたらすれ違っていたかもしれないね?」


 ナル「・・・あっ!あの耳長の子とすっごいヘソ出しでジーパン片っぽ破けてた!」


 薬丸「あ。あの2人?親子・・・にしては若くない?」


 円周「うんうん。見た目的には18歳くらいだったようだけど・・・?」


 冥土帰し「養子と言っていたよ。名前は、神裂火織さんとアルファル、だったかな」


 リーダー「養子・・・というか神裂って、もしかして清ヶが話してたライダーの人じゃ」


 一方通行「・・・何でそいつらが、これについて知ったのかは聴いたのか?」




 ◎ 50以上orゾロ目
 △ ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:19:07.01 ID:l2A4kq7qO
聞いてくれ!
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:19:33.60 ID:/OD4OVRuO
若く見てくれるスカベン組…
324 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:24:09.14 ID:lzLdmXT10
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 >>323 神裂「はい?」チャキッ

 まぁ、学生しかいない希有な街の子達でせうし
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:25:49.82 ID:l2A4kq7qO
おつおつー
326 :1 [saga]:2021/07/13(火) 20:09:14.57 ID:53LiHH6F0
 冥土帰し「あの子とすれ違って気付かなかったかい?アルファルという子の方で」


 一方通行「あァ?・・・いや、特には何も」


 冥土帰し「彼女も君と同じ、アマゾン細胞から生まれたアマゾンなんだね?」


 冥土帰し「それもかなり特殊なようだね」


 一方通行「・・・何がどう特殊だってンだ?」


 冥土帰し「彼女は食人衝動には襲われないようだね。その証拠に、腕輪を付けていなかった」


 一方通行「・・・そンだけで決めつけンのかよ」


 一方通行「まだ腹が減って来てねェだけで、何時か喰っちまうかもしれねェンだぞ」


 冥土帰し「そう考えるのが妥当なんだね?ただ・・・」


 冥土帰し「彼女の誕生した経緯がそもそも違うんだね?」


 冥土帰し「君は人工的、と言えばその点は同じだね。だが、唯一違う点は・・・」


 冥土帰し「・・・科学的ではない、という事があるんだね?」


 一方通行「・・・オカルトか」


 冥土帰し「そうだね。詳しくは調べられていないが、僕の想像している通りなら」


 冥土帰し「食人衝動が新陳代謝と共に抹消されているんだろうね?」


 一方通行「・・・>>327
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 20:23:49.66 ID:aY7gnksgO
オカルトは俺の範囲外だが、科学でそれを我慢出来ねェなンてことはねぇだろ…
科学だってなんとかなるはずだァ
328 :1 [saga]:2021/07/13(火) 21:17:18.61 ID:53LiHH6F0
 一方通行「・・・オカルトは俺の範囲外だが、それが事実だってンなら」


 一方通行「科学でもそれが出来ねェなンて事はねぇェだろ」


 一方通行「科学だってなんとかなるはずだァ」


 冥土帰し「そうだね。だから、彼女達が来ていたんだ」


 リーダー「・・・あの、僕らにもわかるように説明していただけると・・・」


 冥土帰し「あぁ、すまないね?ふむ・・・」


 冥土帰し「彼女達がこの液体について訪ねに来たのは、ある生物を助けるためなんだね?」


 薬丸「ある生物?絶滅危惧種とか?」


 冥土帰し「絶滅危惧種ではないが彼と同じ細胞から生まれたアマゾンという生物をだよ」


 一方通行「はァ?・・・おいおいおい、そいつらイカれてンのか?」

 
 一方通行「人を喰う化け物を助けるだと?」


 冥土帰し「そのようだね?僕も最初は戸惑ったが・・・」


 冥土帰し「どうやら本気のようだね。この液体さえ創る事が出来れば」


 冥土帰し「食人衝動を抑え続けられると断言していたんだね?」


 一方通行「・・・で、能力が暴走して創られる産物だって話を聞いてからどうした?」


 一方通行「諦めて帰ってったようには見えなかったぞ」


 冥土帰し「木原幻生と最も関わりの深かった、テレスティーナに会いに行ったね」


 冥土帰し「能力を暴走させずに創るにはどうすればいいかを」


 一方通行「>>329
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:00.37 ID:Cp/AtGq+O
はン科学と相反する魔術が科学を迎合してまでねェ…
愉快なことだが笑ってばかりはられねェな
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:25.98 ID:aY7gnksgO
マジで考えてやがるって事かァ…
331 :1 [saga]:2021/07/13(火) 22:09:09.71 ID:53LiHH6F0
 一方通行「ハン・・・科学と相反する魔術が科学を迎合してまでなァ・・・」


 一方通行「愉快な事だが笑ってばかりはられねェな」


 一方通行「そいつらはマジで考えてやがるって事かァ」


 冥土帰し「あちらで既にアマゾンについての調べはついているようだね?」


 冥土帰し「君の付けている腕輪に内蔵されている抑制剤もいつか尽きてしまうだろうから」


 冥土帰し「反って果たしてほしい事じゃないかな?」


 一方通行「・・・そっちはそっちで任せとくとするかァ」


 冥土帰し「そうかい?それじゃあ、警備員には話を通しておくから」


 冥土帰し「行って来てくれていいよ?」


 リーダー「ありがとうございました。先生」


 姫戯「あ、ありがとう・・・」


 一方通行「・・・なァ。おい」


 冥土帰し「うん?」


 一方通行「・・・その抑制剤が出来るっつゥ保証はあンのか?」


 一方通行「>>332
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:13:23.60 ID:aY7gnksgO
抑制剤が本当に出来ンなら俺はこの腕輪ともおさらばできるし願ったりだし全力で乗ってやる
333 :1 [saga]:2021/07/13(火) 22:28:15.14 ID:53LiHH6F0
 一方通行「抑制剤が本当に出来ンなら俺にとっては願ったりだ。全力で乗ってやる」


 冥土帰し「・・・そうだね。能力を暴走状態にさせないでこの液体を創り出すというのは」


 冥土帰し「僕も専門外で断言は出来ない。・・・しかし」


 冥土帰し「テレスティーナが体晶のファーストサンプルを生み出したんだね?」


 冥土帰し「きっと何か手立てを考え出すと、僕は思っている」


 一方通行「・・・そォかよ」


 一方通行「じゃ・・・時間取らせちまったな。あばよ」


 冥土帰し「お大事にね?」




 -第七学区 街道-

 姫戯「・・・ねぇ、さっきの話全然理解出来ていなかったんだけど・・・」


 姫戯「何がどういう事な訳?一方通行は人間じゃないって事?」


 薬丸「ちょ」


 一方通行「半分正解で半分不正解だ」


 円周「うんうん。ちゃんと人間の遺伝子が入っているから人間だもんね」


 姫戯「・・・もう半分は何よ」


 一方通行「>>334
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:33:48.42 ID:Cp/AtGq+O
アマゾン、まァ人間に近いなにかって考えれば御の字だな
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:34:05.65 ID:aY7gnksgO
話してビビらせても何にもならねェだろ?
336 :1 [saga]:2021/07/13(火) 22:38:57.07 ID:53LiHH6F0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 22:39:34.10 ID:aY7gnksgO
おつおつー
338 :1 [saga]:2021/07/14(水) 10:47:02.05 ID:FeAuyu4d0
 一方通行「アマゾン細胞・・・まァ、化け物か何かって考えれば御の字だ」


 一方通行「話してビビらせても何もならねェだろ」


 姫戯「はぁ〜〜〜?私が何にビビるって言うのよ」


 姫戯「そもそも科学の街って言っても、そんな化け物を生み出すなんて」


 姫戯「そんな事が出来る訳ないじゃない。流石に漫画の描き過ぎじゃないの」プークスクス


 ―ブシュウゥゥ・・・

 一方通行「おらよ」

 ―ぐちゅ・・・ ドロォ・・・


 姫戯「」


 ナル「うへぇ〜。気持ち悪い」オエー

 
 薬丸「いきなりそれやるの止めなさいよ」


 リーダー「姫戯、グロ耐性低いんだから・・・」


 円周「うんうん、顔までなってたら気絶どころか失禁してたかもね」


 姫戯「>>339
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 18:38:46.40 ID:mMLSiQOJO
失禁はしないけど酸っぱいものがこみ上げてきたわよ…ウプッ
340 :1 [saga]:2021/07/14(水) 19:02:44.15 ID:uDRdepQL0
 姫戯「・・・フッ。失禁なんてしないしわょ」ヒクッ


 姫戯「ただ喉の奥から何か酸っぱいものが込み上げて」ウプッ


 薬丸「ちょっと!やめてよ道端で!」アセアセ


 ナル「大丈夫〜?背中擦ってあげよっか?」 


 姫戯「いや、余計に溢れるから遠慮しとく・・・」


 リーダー「一方通行・・・」


 一方通行「・・・悪ィ。正直ここまで耐性が無ェとは思わなかった」


 円周「うんうん、ダメな人は本当にダメだから注意しようね」


 姫戯「・・・も、もう大丈夫ね。ほ、ほら、行きましょ・・・」フラフラ


 ナル「全然大丈夫に見えないけど・・・」


 薬丸「ちょっと、もう少し落ち着いてから歩きなさいよ!」


 


 姫戯「・・・なるほどね。何となくだけど理解出来たわ」


 姫戯「でも、何で人を食べたくなるような細胞になったの?」


 一方通行「さァな。未だにそういう性質になっちまったのか、わかってもねェからな」


 リーダー「そもそも・・・誰が創ったのは、僕らも聴いた事がなかったね」


 一方通行「・・・」


 

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:57:46.30 ID:Rd/oaNPFO
ほい
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 19:57:54.46 ID:ZrN7JwlAO
343 :1 [saga]:2021/07/14(水) 20:20:06.55 ID:uDRdepQL0
 一方通行「新種の細胞を生み出すと提案した科学者が居てなァ」


 一方通行「名前は木原数多。協力者は芳川桔梗、布束砥信、手塩恵未、そして天井亜雄だ」


 ナル「あぁ、社長さんもなんだ。そういえばあの時、元々呼ばれてたんだよね」


 一方通行「あァ。で、どっかの誰かの遺伝子をアマゾン細胞に組み込んで俺が創られた」


 薬丸「それっていつ頃の話なの?」


 一方通行「俺の年生の分だけマイナスしたくらいだ。円周が生まれる前だなァ」


 リーダー「(それじゃあ、10年以上前か・・・)」


 円周「うんうん。私と手塩さんが話し相手になってあげてたんだよ」


 一方通行「そうだったなァ・・・」


 リーダー「アマゾン細胞自体は既に、その時点では生み出されたんだね」


 姫戯「・・・つまり、その頃から能力が暴走してる誰かからあの液体を・・・」


 薬丸「ねぇ、その液体って私の液比転換で創る事って出来ないの?」

 
 円周「うんうん。幻生おじいちゃんの論文は見た事があるけど・・・」


 円周「脳内で通常とは異なるシグナル伝達回路が形成されて」


 円周「各種の神経伝達物質、色んなホルモンが異常分泌するの。その分泌物質を採取して」


 円周「凝縮、精製したのが体晶だから、医月お姉ちゃんの能力では創れないの」


 薬丸「そっか・・・体液を創るって事は無理だから、そうよね」


 リーダー「>>344
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:25:09.39 ID:ZrN7JwlAO
んーあの機械の代わりになるものとか作れたらとか色々方法は浮かぶけど難しいね
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:25:36.08 ID:Rd/oaNPFO
一方通行がなにか浮かぶならともかく浮かばないと難しいね
346 :1 [saga]:2021/07/14(水) 20:42:50.66 ID:uDRdepQL0
 リーダー「んー、機械の代わりになるものとか作れたらとか」


 リーダー「色々方法は浮かぶけど難しいね」


 一方通行「つゥかよ、能力を暴走してるのを制御して採取してるのが、この機械であって」


 姫戯「ちょ、ちょっと胸を指を指さないでくれる!?//」バッ


 一方通行「必要なのは採取している液体だ。機械はどうだっていい」


 薬丸「あ、そっか・・・」


 リーダー「一方通行が何か浮かぶならともかく浮かばないと難しいね・・・」


 ナル「じゃあさ、その提案した木原さんって人にも頼んでみたら?」


 円周「うーん・・・出来ないから、その新種細胞産出計画が失敗に終わっちゃって」


 円周「一方通行は別の機関に預けられたんだと思うよ」


 リーダー「え?失敗・・・あぁ、そっか。食人衝動の欠点があるから・・・」


 薬丸「そういえばさ・・・一方通行って初めて会った時から腕輪を付けてなかったわね」


 円周「うんうん。そもそも必要がなかったからね、一方通行には」


 姫戯「どういう事?特別って事だから?」


 一方通行「>>347
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 20:44:43.21 ID:ZrN7JwlAO
まァ特別なのはあンだろうな、比較的抑えられる方だったからだろ
348 :1 [saga]:2021/07/14(水) 20:59:11.77 ID:uDRdepQL0
 一方通行「まァ特別なのはあンだろうな。比較的、食人衝動は抑えられるからだろ」


 リーダー「じゃあ、あの時腕輪を貰ったのは何で?」

 
 一方通行「・・・食人衝動は確かに自分で抑えられてる。・・・が」


 一方通行「代わりに闘争本能がヤベェンだ」


 一方通行「昂ぶりすぎンと、さっきの腕と同じ状態の全身になって・・・」


 一方通行「・・・どうなるかは予想出来ねェな」


 ナル「そっか。じゃあ、先生が話してたアルファルって事同じなんだね」


 リーダー「生まれ方が違うけど、食人衝動がないなら仲良く出来そうじゃないかな?」


 一方通行「・・・それを決めンのはそいつ次第だ」


 一方通行「・・・俺よりもこいつの心配しとかねェといけねェだろ」


 姫戯「そ、そうよ!一方通行は強そうだけど私はか弱い乙女なんだから!」


 姫戯「悪い奴らが襲って来たら・・・私、危ない目に遭うに決まってるじゃないの!」


 リーダー・薬丸・一方通行「「「(自分でそれ言(っちゃうんだ)(うのかよ)・・・」」」


 円周「>>349
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:01:18.98 ID:Rd/oaNPFO
うんうん
私を含めてか弱い女の子たちはみんなに期待するしかないね
350 :1 [saga]:2021/07/14(水) 21:08:22.78 ID:uDRdepQL0
 円周「うんうん。私を含めてか弱い女の子を守るのは強い人を期待するしかないね」


 円周「だから私は一方通行に守ってもらうよ」ギュッ


 姫戯「・・・」ジッ


 一方通行「・・・お前は警備員で十分だろ」


 姫戯「ケチ!」


 一方通行「うるせェ」


 リーダー「まぁまぁ。一方通行の言う事も間違ってはいないよ?」


 薬丸「そうよ。警備員だってちゃんと戦えるんだし」


 ナル「もしもの時は仮面ライダーの援護もあるから、怖い物なしだよ!」


 姫戯「・・・誰の援護って?」


 ナル「ん?仮面ライダーだよ」


 姫戯「・・・何それ?仮面を被って、バイク乗ってる人?」


 一方通行「・・・>>351
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:10:51.31 ID:ZrN7JwlAO
この街にいるのに知らねェってどンな過ごし方してたンだ…
地下にでもいたのか
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/14(水) 21:11:28.31 ID:gpcuf91yO
アイテムだのなンだのいるだろ…
ゲームにも出てるのいるのに知らねェって
353 :1 [saga]:2021/07/14(水) 21:31:35.35 ID:uDRdepQL0
 一方通行「・・・この街に居るってのに知らねェなンさ、どンな過ごし方してたンだ」


 姫戯「監禁されてたのよ!だから知らなくて当然でしょ!」


 一方通行「それもそォか」


 ナル「どんなご飯食べてたの?」


 姫戯「ロースステーキとかバターロールパンとか」


 薬丸「あれ?私の想像してたのと違う。細々としたのかと思ってたのに・・・」


 一方通行「優遇されてたからだろ。違うか?」


 姫戯「ええ、そうよ。私にだけ・・・最初こそは喜んで食べてたわ」


 姫戯「けどある時、友達の子が食べる料理を見てからは口にしなくしたわ」


 リーダー「・・・それはある意味でカッコいいと思うよ」


 円周「うんうん。友達想いですごいね、茉離お姉ちゃん」


 姫戯「ふふーん、そうでしょ」ドヤー


 一方通行「・・・そのダチってのも、液体採取のために使われてンのか?」


 姫戯「そうよ。だから、助け出さないと・・・っ」


 一方通行「>>354
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