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【劇場版安価】一方通行「EAT KILL All」7つの罪 【禁書】
- 231 :1 [saga]:2021/07/10(土) 17:51:51.74 ID:eOe1g+l+0
- 姫戯「胸張ってバーンと構えなさい!少しでも弱いところを見せたらまたやられるわよ」
姫戯「それと、あと1つ」
「は、はい・・・?」
姫戯「弱いのは恥ずかしい事じゃないけど、弱さを克服しようとしない事は」
姫戯「恥ずかしい事よ。覚えておきなさい」
「・・・」
姫戯「・・・ほら、退いて退いて」シッシッ
「「「」」」キョトン
姫戯「行って」
「・・・あ、ありがとうございました・・・」ペコッ
姫戯「・・・」ヒラヒラ
「・・・いや、おい、待てこら」
姫戯「待つのはそっちよ。見たところそこそこ強そうね」
姫戯「けど、その強さを無駄な事に使ってる。ホント情けないアホね」
「あぁ?」
姫戯「>>232」
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 18:10:28.58 ID:dgz8BHWKO
- 本当に強いなら力の使い方を見誤らないものよ、弱きものを守り助けるために使うの
弱いものは更に弱いものを虐げるために使うのよね…ヤレヤレ
- 233 :1 [saga]:2021/07/10(土) 18:25:34.21 ID:eOe1g+l+0
- 姫戯「本当に強いなら力の使い方を見誤らないものよ」
姫戯「弱きを守り助けるために使うの」
「ハッ。くだらない話は聴きたくもないな」
「そんなもんを信じる馬鹿が居るかよ」
姫戯「まぁ、その弱い者は更に弱い者を虐げるために使うのよね・・・」ヤレヤレ
「・・・だからなんだよ」
姫戯「わからないの?その弱い者がアンタ達って事よ」
「この・・・おちょくるのもその辺にしとけよ、コラァッ!」
姫戯「弱い犬ほどよく吠えるって、考えた人はホント的を射てるわね」
姫戯「私が能力者だったら、どうするの?」
「テ、テメェ、高位の能力者なのかよっ・・・!?」
姫戯「違うわっ!!低能力者よ!!」
「「「・・・は?」」」
姫戯「だから1よ!低能力者!何度言わせんのよ!いーーーちーーー!」
誰が追いかけきた?
一方通行 偶数
ナル 奇数
薬丸 偶数(6以上)
リーダー 奇数(7以上)
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 234 :1 [saga]:2021/07/10(土) 18:26:16.95 ID:eOe1g+l+0
- ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 18:38:45.95 ID:cFjUYh0BO
- やっくん?
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 18:39:09.59 ID:xuh3VqCAO
- ん
- 237 :1 [saga]:2021/07/10(土) 20:10:20.67 ID:eOe1g+l+0
- リーダー「あ、こんなところに居た!」
リーダー「・・・何やってるんだい?彼らは知り合いなの?」
姫戯「リタ、こいつらさっきまでカツアゲしてたのよ」
姫戯「許せないから説教してやらないと気が済まないわ!」
リーダー「・・・ハァー」
リーダー「すまなかったね、君達。お取り込み中のところを邪魔して」
リーダー「僕らはこれで失礼するよ」クイッ
姫戯「え?ちょ、ちょっと!?」
「おいおい待てよ。そう簡単に行かせるかよ」
リーダー「・・・あぁ、そうか。じゃあ」ポイッ
―ヒラヒラ パサッ パサッ パサパサ・・・
「「「」」」
姫戯「リ、リタ・・・?」
リーダー「3人で山分けすれば丁度良いぐらいだから」
リーダー「欲しければ拾いなよ。そんなはしたお金でも良ければね」
リーダー「>>238」
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 20:37:43.86 ID:dgz8BHWKO
- プライドも大事にできないチンケな輩になるか僕からのテストだけどね
能力じゃないんだよ、人の器の大きさっていうのはね
- 239 :1 [saga]:2021/07/10(土) 21:00:25.80 ID:eOe1g+l+0
- 姫戯「な、何言ってるのよ!?あんな奴らにお金なんて渡さなくても」
リーダー「渡してなんかいないよ。バラ撒いただけなんだからね」
リーダー「まぁ、プライドも大事にできないチンケな輩なのか」
リーダー「僕からのテストなんだけど」クスッ
姫戯「え・・・?」
リーダー「能力じゃないんだよ、人の器の大きさっていうのはね」
リーダー「他人から奪ったお金を使うセコいマネより、働いて稼いだお金を使う方が」
リーダー「人として当たり前の事じゃないか。違うかい?」
「「「・・・」」」
リーダー「僕は困っていないからこんな事だってするよ」
リーダー「君達みたいに無駄な事に使ってはいないって事は、認知してもらいたいけど」
― 偶数
〜 奇数
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 21:15:04.61 ID:dgz8BHWKO
- ほい
- 241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 21:15:16.66 ID:k7UnVrYsO
- バカにしやがって!ってならないかな
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 21:15:23.16 ID:Qvuw1WtKO
- んあー
- 243 :1 [saga]:2021/07/10(土) 21:29:27.34 ID:eOe1g+l+0
- 「・・・」ヒョイッ ヒョイッ
リーダー「・・・」
姫戯「(あっ・・・)」
「・・・おらよ」ペシッ
リーダー「要らないのかい?」
「誰が地面に落っこちてた金なんて使うかよ」
リーダー「・・・賢明だよ」
―スタスタ スタスタ・・・
姫戯「・・・どうして、あんなにも突っかかってきてたのに・・・」
リーダー「彼らにも事情があって、お金が必要としているんだ」
リーダー「>>244」
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 21:30:29.11 ID:69ERfM0gO
- そこまで落ちぶれてないってことさ、プライドを持ってるなら立ち直る余地はあると思うよ
- 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 21:30:57.96 ID:dgz8BHWKO
- 怪しい金かどうかの嗅覚はしっかりしてるんだろうね
- 246 :1 [saga]:2021/07/10(土) 21:58:49.98 ID:eOe1g+l+0
- リーダー「そこまで落ちぶれてないって事さ」
リーダー「プライドを持ってるなら、立ち直る余地はあると思うよ」
姫戯「・・・そうだといいわね」
リーダー「うん。さっ、戻ろうよ」
姫戯「ええっ」コクリ
姫戯「・・・リタってナル達とはどういう出会いをしたの?」
リーダー「そうだね・・・僕は元々学校にある隔離研究するための特殊開発研究室」
リーダー「通称、特別クラスで教育を受けていたんだよ」
姫戯「それってすごく優秀だったって事?」
リーダー「一応はね。あの一方通行も居たくらいなんだから」
リーダー「ただ、僕は伸び代がないからって理由から教師や生徒に虐げられた挙げ句に」
リーダー「特別クラスには置いておけないって、学校を強制退学で追い出されたんだ」
姫戯「酷っ!?そんな学校、出て行って正解よ」プンスコ
リーダー「そうだね。同じクラスの生徒からはカワイソウだね、って言われたよ」
姫戯「腹立つ〜〜〜っ!そんな事言ってる奴も退学になっちゃえばいいのよ!」ダンダンッ!
姫戯「・・・あ、そ、それから?」
リーダー「途方に暮れていると、とある施設が迎え入れてくれて・・・」
リーダー「そこで3人に出会ったんだ。ちなみに、その施設っていうのは孤児院の事だよ」
姫戯「そうなの・・・ご両親には連絡していないの?学校を追い出されたって・・・あ」
姫戯「(い、いけない、もしも死別してるって事だったら・・・)」アセアセ
リーダー「・・・―――」
ご両親が生存が死別かは自由選択で
台詞
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:02:23.58 ID:69ERfM0gO
- 生きてるけど貧しかったからね、その日暮らしが手一杯の両親はどうすることも出来なかったみたいでさ
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:03:54.53 ID:bRn97cz6O
- 二人共僕を学園都市に預けたら離婚したみたいでね、押しつけ合いしてたみたいだけど…
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:04:28.66 ID:dgz8BHWKO
- ま、死別ってやつだよ
行くところがないからそこしかなかったし
- 250 :1 [saga]:2021/07/10(土) 22:29:01.83 ID:eOe1g+l+0
- リーダー「したんだけど、貧しくてどうする事も出来なかったからさ・・・」
姫戯「そ、そう・・・お元気なの?」
リーダー「うん。当時は、その日暮らしが手一杯だったんだけど・・・」
リーダー「漫画が売れ出してから仕送りを沢山送って、何とか生計を立て直せたみたいだよ」
姫戯「親孝行ね。素敵だわ」
リーダー「当然じゃないか。僕を産んで育ててくれた、大切な家族なんだよ」
リーダー「ナルと薬丸のご両親も健全みたいだけど・・・」
リーダー「あんまり連絡を取り合っていないみたいだね」
姫戯「あら。家庭不和なの?2人共、そう聞き分けが悪いようには思えないけど・・・」
リーダー「ん〜・・・薬丸は納得すると思うけど」
リーダー「意外な事にナルも結構、良いとこのお嬢様なんだ」
姫戯「うっそ。マジで?あれで・・・えー?」
リーダー「まぁ、常盤台のお嬢様っぽいような感じになる前にこっちへ来たからね」
リーダー「2人共、あの性格が元々で猫を被ってる訳でもないんだよ」
姫戯「>>251」
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:35:32.90 ID:dgz8BHWKO
- あーナルが世間知らずというかあまり人を疑わないのはお嬢様家計だからか
なんか納得
そう考えるとスカベンジャー達ってそういう性格的には素直に育ったって感じなのね
曲がらずというか…
- 252 :1 [saga]:2021/07/10(土) 22:38:41.19 ID:eOe1g+l+0
- 今日はここまで
おやすみなさいませー
>>251 なんとなく普段ナルが着てる服ってお嬢様っぽいんでそうなのかなーって思ったんでせう
- 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:42:15.70 ID:dgz8BHWKO
- おつなのよー
- 254 :1 [saga]:2021/07/11(日) 09:45:54.72 ID:CDiZTC040
- 姫戯「そう考えるとアンタ達って、そういう性格的には素直に育ったって感じなのね」
姫戯「曲がらずというか・・・」
リーダー「そうだね。清ヶもその頃までは記憶喪失だったんだ」
姫戯「そうなの?事故か何かで?」
リーダー「みたいだね。そのせいで家族とは離れ離れになってしまってて」
リーダー「去年、ようやく妹さんと再会出来たんだ。その時に記憶も一緒に戻ったってさ」
姫戯「うーん。漫画的というか奇蹟的というか・・・」
姫戯「まぁ、よかったじゃないの。恋人も出来たんだから幸福よね」
リーダー「うん。本当にね・・・」
姫戯「・・・あれ?もしかしてリタ、清ヶの事に気があったの?」
リーダー「>>255」
- 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:27:31.42 ID:9IPrIVfSO
- ま、過ぎたことだよ
それなりに顔もいいし、性格も悪くないしね
- 256 :1 [saga]:2021/07/11(日) 10:36:26.23 ID:CDiZTC040
- リーダー「一時期はね。ま、もう過ぎた事だよ」
姫戯「そう・・・どこがよかったの?」
リーダー「そうだね・・・顔もよかったし、性格も悪くなかったからね」
リーダー「何より・・・僕が泣いてる時、慰めてくれた事があって」
リーダー「その時に惹かれたのかな・・・よくわからないけど」
姫戯「恋心の一歩手前って感じ?」
リーダー「かな。まぁ、もう挟美が居るんだし、応援してあげないとね」
姫戯「カッコいいわね〜。大丈夫、リタにもいつか素敵な人が見つかるはずよ!」
リーダー「ありがとう、姫戯」クスッ
リーダー「・・・ところで、さっきあそこからここへ来たのは」
リーダー「そのカツアゲをしていた人を助けるためだったのかい?」
姫戯「そうよ。私は困っている人を助けるの。それが私の絶対のルール」
姫戯「・・・それは昔、私が困っていた時に助けられたから、そう決めた事よ」
リーダー「>>257」
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:41:30.21 ID:9IPrIVfSO
- 今回はたまたま話がわかる方だったけど必ずしもそうは限らないから気をつけなよ
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:41:55.23 ID:jOapJv+zO
- そういうポリシーって嫌いじゃないけどね、僕も気持ちはわかるよ
- 259 :1 [saga]:2021/07/11(日) 10:49:49.30 ID:CDiZTC040
- リーダー「そっか。・・・うん、そういうポリシーって嫌いじゃないよ」
リーダー「気持ちはわかるからね、僕も。・・・だけど」
リーダー「今回はたまたま話がわかる連中だったから、ああして対処出来たんだ」
リーダー「必ずしもそうは限らないから気をつけなよ」
リーダー「というか、いつもあんな事してるならよく無事でいられるね」
姫戯「ん?カツアゲをされてる人を助けたのは、あれが初めてよ?」
リーダー「そっか。じゃあもう二度としない事、必ず風紀委員か警備員を呼ぶ事」
姫戯「ダメよ!それじゃ手遅れに」
リーダー「被害にあってる方が助かって、君が助からなかったら」
リーダー「どちらにしても風紀委員と警備員にとっては手遅れなんだよ」
姫戯「っ・・・そ、そうかもしれないけど・・・」
リーダー「カツアゲされてる人だってお金さえ渡せば、それで助かるんだよ」
リーダー「そのカツアゲした奴の顔を覚えておけば、後で捕まえる事もできる」
リーダー「>>260」
- 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:56:26.01 ID:9IPrIVfSO
- 相手を守りながら、自分も守らないとね
助けるのと身代わりになるのは違うからさ
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 10:57:02.41 ID:jOapJv+zO
- 人を助けるのと自分が代わりになるのは大きく違うからさ
- 262 :1 [saga]:2021/07/11(日) 11:05:58.85 ID:CDiZTC040
- リーダー「人を助けるのと、自分が代わりになるのは大きく違うからさ」
リーダー「相手を守りながら、自分も守らないとね」
姫戯「・・・でも、やられてるのをただ見てるだけなんて私は嫌よ」
リーダー「それなら、連絡しながらでもいいからこう叫ぶんだ」
リーダー「こっちでカツアゲの被害に遭ってます!ってね」
リーダー「それだけで、大抵はビビって何もせず逃げ出すよ」
姫戯「な、なるほど・・・」
リーダー「とにかく、自分の安全を保持しながら相手を助ける」
リーダー「自分を犠牲にしてまで正義を貫くのは・・・僕としてはノーサンキューだよ」
リーダー「それだけは覚えていてほしいな」
姫戯「・・・>>263」
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:08:13.24 ID:9IPrIVfSO
- 立ち振舞いがうまいのね…
私ってそんなに考えてなかったのかも
- 264 :1 [saga]:2021/07/11(日) 11:22:58.86 ID:CDiZTC040
- 姫戯「・・・私って、そこまで考えていなかったわね・・・」
姫戯「立ち振る舞いを上手く考えてるのね、リタって」
リーダー「僕はまず状況把握と分析で行動するからね」
リーダー「無鉄砲なナルと清ヶには困ったものだよ・・・」
姫戯「あー、なんかわかる気がするわ・・・」
リーダー「今でこそ少しはマシになった方だよ。ホント・・・」
姫戯「そっか。・・・うん、ありがとリタ」
姫戯「もう少し考えてから行動するようにするわね」
リーダー「そうしてもらえると助かるよ」
-学園都市 第七学区 第七病院-
姫戯「ここ?優秀なお医者さんが居る病院って」
一方通行「ああ。ぐちゃぐちゃになった俺の脳味噌を」
姫戯「ごめん。気持ち悪いからその先は言わないで」ウプッ
ナル「お姫さんはグロ耐性ないから、そういう系の漫画は読めないねー」
視点変更
ヴィラン SIDE
エステル SIDE
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:23:26.10 ID:9IPrIVfSO
- エステル
- 266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:23:32.01 ID:jOapJv+zO
- エステル
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 11:23:37.87 ID:nwH7FDRmO
- ヴィラン
- 268 :1 [saga]:2021/07/11(日) 11:57:40.04 ID:CDiZTC040
- -学園都市 第七学区 アマゾンズ漫画製作所-
―ギュオォォォン・・・
エステル「חברים שפגשתי עכשיו באותה תקופה」
同じ時代に、今出逢えた仲間達よ
エステル「חברים שנושמים עכשיו באותה תקופה」
同じ時代に、今息する仲間達よ
エステル「אנחנו חושבים, לכן אנחנו」
我ら思う、故に我ら在り
―キィィィイン・・・!
―シュウウゥゥ・・・
エステル「・・・ふぅ・・・」
エステル「よし。これで浄化は済んだな」
エステル「皆、出てきていいぞ」
―ヒュイン ヒュイン ヒュインヒュイン
リョウマ「いや〜〜〜!まっこと爽快ぜよ!」
ノブナガ「この世の憎悪とはワシらの血生臭いものとは全く違うものよのう」
ムサシ「うむ。良き事か悪き事か・・・恨みはどの時代でも続くものなのか・・・」
エステル「>>269」
- 269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 12:22:05.62 ID:9IPrIVfSO
- 負の方向に気持ちが強いだけで思いの強さと考えれば決して悪いものではないさ
それを正の方向に向けなければならないんだがな…
- 270 :1 [saga]:2021/07/11(日) 13:12:55.29 ID:CDiZTC040
- エステル「負の方向に気持ちが強いだけで、思いの強さと考えれば決して悪いものではない」
エステル「それを正の方向に向けなければならないんだがな・・・」
フーディーニ「中々難しいだろうな。人は一度閉ざした扉の鍵をすぐに捨ててしまう」
フーディーニ「だからいつまで経っても妬み続けたりするんだ」
エステル「そうだな・・・」
ロビンフッド「お前の仲間はそんな事はしない。良き友を持ったな」
ヒミコ「それに、面白いではないないか。時に見せる論争をしている姿は」
エステル「仲がいいからこそ、見ていても心配にならないからな」クスッ
エステル「酷い喧嘩まではいかないから笑って済ませられる」
ムサシ「だが、もしも見過ごせない程の争闘となれば、お主はどうする」
エステル「>>271」
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 13:42:31.95 ID:9IPrIVfSO
- 止めるさ、私はヒーローだしそのための力だと思っている
悪いやつを征伐することも良い方向へ導くことも大事な役目だ
- 272 :1 [saga]:2021/07/11(日) 15:44:31.68 ID:CDiZTC040
- エステル「止めるさ。どちらが悪いとか関係なくな」
エステル「私は平和にするそのための力が、ゴーストなんだと思っている」
エステル「悪い奴を征伐する事も、良い方向へ導くことも大事な役目だ」
エステル「・・・けれど、皆は大事な友達なんだ」
エステル「そんな事になったとしても、私は傷つけたりはしたくない」
ビリー・ザ・キッド「当然そうだろうな。俺だってブラザーを撃ったりなんか出来ないぜ」
ベンケイ「何と言われようと、己の信じる道を進め。それは尊い決意だ」
エステル「ありがとう。2人共」
ムサシ「お主でなく、あの者同士で誰かが傷付き倒れた時、お主ならば」
ムサシ「仲間として、友として為すべき事を成すか?」
エステル「>>273」
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 15:47:41.64 ID:HXuOKpdjO
- 当然だ、そのための友情だからな
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 15:48:26.70 ID:9IPrIVfSO
- ヒーローであってもなくても友人ならそのために動くよ
- 275 :1 [saga]:2021/07/11(日) 16:21:00.88 ID:CDiZTC040
- エステル「当然だ。救って傷付く事もそれが友情だ」
エステル「ヒーローであってもなくても友達のためなら、そのために動くぞ」
ムサシ「その心意気を忘れるのではないぞ。エステル」
エステル「ああっ。・・・では、信長、ツタンカーメン、フーディーニ」
エステル「清ヶの元へ行くとしよう」
エステル「ついでに挟美のお見舞いもしないとな」
ノブナガ「うむ」
ツタンカーメン「うん」
フーディーニ「ああっ」
―シュイィィン・・・
ムサシ「某も眼魂へ戻るとしよう」
ムサシ「エステル、我らは決して折れぬ心を持つ限り、お主に力を貸そうではないか」
エステル「もちろんだ。よろしく頼むぞ、皆」
―シュイィィン・・・
エステル「・・・さてと」
「ばぁあ〜〜〜!」ヒョコッ
エステル「っ!?」バッ!
エステル「・・・お、お前か、ユルセン!驚かすんじゃない!」
ユルセン「キャハハハハッ!何だ何だ〜?ゴーストハンターのくせにビビったのか〜?」
http://i.imgur.com/qBn71y5.png
エステル「>>276」
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 16:29:39.37 ID:WeTYpitBO
- い、良い雰囲気で覚悟とか色々考えてたのに一気に気持ちが戻った感じだ…
確かに少しびっくりしたが…
- 277 :1 [saga]:2021/07/11(日) 17:06:04.04 ID:CDiZTC040
- エステル「た、確かに少しビックリはしたが・・・」
エステル「良い雰囲気で覚悟とか色々考えていたのに」
エステル「一気に気持ちが戻った感じだ・・・」
ユルセン「まだまだ未熟だなー。一人前になれるのは何時になるやら」フヨヨ〜
エステル「う、うるさいな。これでも少しは立派になったはずだ」フンス
ユルセン「ほほー?例えばなんだ?」
エステル「天使を撃退する事が出来たぞ」ドヤー
ユルセン「はぁ?なんだそりゃ」
ユルセン「意味わかんないけど、何かすごい事したって事か?」
エステル「そう思ってくれていい。・・・それで?」
エステル「突然来て、どうしたんだ?ユルセン」
ユルセン「おー、そうだそうだ。ほら、祖父さんからのお届け物」
エステル「ん?・・・あぁ、ブランクの眼魂か」
ユルセン「>>278」
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:08:42.05 ID:KcMTWDvOO
- 有意義に使うようにって言われたけどどー使うんだろうな
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:08:54.66 ID:9IPrIVfSO
- すごい心配していたぞ
- 280 :1 [saga]:2021/07/11(日) 17:32:10.98 ID:CDiZTC040
- ユルセン「有意義に使うようにねーって言われてたけど」
ユルセン「まだ使い道があるんだろうかなー?」
エステル「じっちゃんが渡してきたからにはあるに違いないさ」
ユルセン「そっかよ。まっ、迷子の英雄を天へ導くのもお前の使命だかんな」
エステル「ああっ。その使命は薔薇渓谷家が代々受け継いできた事だ」
エステル「英雄は遥か未来でも誕生する。だから、次の世代へその使命もまた」
エステル「私の子へ受け継がれていくのだからな・・・」
ユルセン「言っとくけどまだお見合いの話とかは来てないぞ?」
エステル「する気はないぞ。そもそもな」
ユルセン「あっそ。ま〜、お前なら顔も良いしボンキュッボーンで男には困らないだろ」
エステル「(ボンキュッボーン?・・・何の事だ?)」
ユルセン「それはそれとして、たまには帰って来いよー。祖父さん寂しがってたし」
ユルセン「父ちゃんの墓参りもしてないんだしさ」
エステル「>>281」
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 17:45:39.14 ID:9IPrIVfSO
- わかってるさ、せめて行くなら何か成果がないとだし…
- 282 :1 [saga]:2021/07/11(日) 17:55:10.02 ID:CDiZTC040
- エステル「わかってるさ。ただ、せめて行くなら何か成果がないとな・・・」
ユルセン「そんなの気にしなくてもいいだろ〜」
ユルセン「実家に帰るだけってのに、そんなの気にしてたらいつまで経っても帰れないぞー」
エステル「しかし、やはりじっちゃんを喜ばせてあげたいし・・・」
ユルセン「祖父さんならお前が帰ってきただけでも喜ぶって」
エステル「そうか・・・?」
エステル「確かに、じっちゃんは帰る度に大喜びをしているが・・・」
ユルセン「だから大丈夫なんだろ!あんだけ喜ぶんだからさ!」
ユルセン「とにかく!なるべく早めに帰ってきてくれよ!」
エステル「あ、ああ。わかった」
ユルセン「そんじゃ、俺様は帰るとするぜ」
エステル「え?もう帰るのか?泊まって行ってもいいんだぞ?」
ユルセン「だ・か・ら!祖父さんが1人になって寂しくなってんだぞ今!」
ユルセン「>>283」
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 18:00:38.89 ID:+VS8gFgHO
- この街の色んなもの見たいけどいかんせん目を離せないからな爺さんも
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 18:01:02.92 ID:9IPrIVfSO
- 一人きりにさせたりなんて長い時間させたら爺不孝だしな
- 285 :1 [saga]:2021/07/11(日) 18:30:58.33 ID:CDiZTC040
- ユルセン「俺様だってこの街の色んなもん見たいけど、如何せん目が離せないんだよ」
ユルセン「1人きりにさせたりなんて長い時間させたら祖父さんがうるさくなるしさ」
エステル「そ、そうか・・・それなら仕方ないな」
エステル「また来たらゆっくりして行くといいぞ。ユルセン」
ユルセン「当然そうさせてもらうからな」
ユルセン「んじゃ、アデュー!」フヨヨ〜
エステル「またな」
―シュイィィン・・・
エステル「・・・里帰りもしばらくしていなかったな」
エステル「連絡こそ、年始にしたぐらいだが・・・」
エステル「今度、帰ってみるとしようか。この街限定のお土産でも買って」
エステル「・・・しかし、ブランクの眼魂を何故じっちゃんは・・・」
エステル「>>286」
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 18:36:40.86 ID:9IPrIVfSO
- これを使えというのは分かるが、必要となる時が来るのか…
- 287 :1 [saga]:2021/07/11(日) 19:53:16.99 ID:CDiZTC040
- エステル「これを使えというのは分かるが・・・」
エステル「正直、ユルセンの言う通り必要となる時が来るのか?」
エステル「また現世に英雄が世界各国へ降りて、来たとすれば」
エステル「必要となるが・・・うーん」
エステル「まぁ、もしも仲間が増えてくれるのであれば嬉しい事だな」
エステル「もし会えるとすれば・・・まだ現世に未練を残した英雄」
エステル「ダーウィンやアルキメデス辺りがありそうだな・・・」
エステル「・・・まぁ、会えたら是非話をしてみよう」
エステル「よし、店で果物を買ってから挟美の家に向かうか」
エステル「・・・そういえば、清ヶは挟美の家へ行ったきりだな」
エステル「ここへ戻ってきていないが・・・」
エステル「まぁ、泊まってそのままになったんだろう」
- 288 :1 [saga]:2021/07/11(日) 20:32:28.71 ID:CDiZTC040
-
―ブロロロロロォーーーッ・・・!
-第一八学区 高速道路 工作車両 カメレオン-
シェフ「では、改めて計画の説明をもう一度」
シェフ「坊やの言う通りなら、まず病院で診察を終えてから警備員へ食材で保管されます」
シェフ「そこで手短に回収を。いいですね?」
シェフ「回収する担当は私とスーシェフ、アボイエ」
スーシェフ「」コクリ
アボイエ「はーい」
シェフ「陽動は食前酒と坊やに担当を任せます」
まみ「は、はい」コクリ
スペクターNKRM(清ヶ)「」コクリ
シェフ「そして菱形さん。クラッキングは確実に成功させてくださいね」
菱形「もちろん、わかってますよー」
菱形「>>289」
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 20:33:12.46 ID:9IPrIVfSO
- 朝飯前どころじゃないですけどね
ま、油断さえしなければ余裕です
- 290 :1 [saga]:2021/07/11(日) 20:59:09.06 ID:CDiZTC040
- 菱形「朝食は食べたけど、朝飯前だよ。ま、油断はしないつもりだけど」
シェフ「つもりでは困ります。しないでくださいね」
菱形「はいはい」
アボイエ「ところでー、シェフ?病院に行ったら、あのことバレません?」
シェフ「問題ありません。あの存在を知るのはごく僅かの人間のみ」
シェフ「一般の病院で勤務する医者には到底理解出来ないものですからね」
アボイエ「そうですかー」
スーシェフ「あと、間に合うでしょうか・・・」
シェフ「・・・何?」
まみ「あ・・・もしも、あの食材が手に入らなかったら」
まみ「他の食材で間に合うかのか、と・・・」
シェフ「あぁ、そういう事。問題ありません、と言いたいですが」
シェフ「私の口からではねぇ・・・菱形さん、どうなのでしょう?」
菱形「回収できなかったのはイギリスだけで、他は無事に虫の回収できたけど・・・」
菱形「>>291」
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:02:11.49 ID:LtY4ZIWmO
- んーイギリスでゲットできなかった理由がちょっとね…
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:02:30.92 ID:9IPrIVfSO
- まーなんとかなるとは思うけどイギリス対策もしないとね
- 293 :1 [saga]:2021/07/11(日) 21:13:50.65 ID:CDiZTC040
- 菱形「まー、何とかなるんじゃない?いうん」
シェフ「ですから、確実なお答えをしてください」
菱形「だってねー、イギリスで虫の回収が出来なかった理由が・・・うん」
シェフ「何ですか?」
菱形「・・・イギリスにもこの街で希望を照らしてる僕らと同種の彼らが居るよね」
シェフ「・・・まさか、仮面ライダーが妨害を?」
まみ「え・・・?」
アボイエ「マジですかー?」
スーシェフ「お、おかしくないですか?守るなんて・・・」
シェフ「食前酒」
まみ「む、虫は怪人で仮面ライダーにとっては敵なのに、と・・・」
菱形「うん。まぁ、だから今回も何かありそうな気がしてねー」
シェフ「>>294」
- 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:21:15.64 ID:9IPrIVfSO
- 妨害されるのは困るわねー
せっかくこっちが色々してるのに邪魔が入るなんて、この子みたいに与し易いと良いけど
- 295 :1 [saga]:2021/07/11(日) 21:42:01.51 ID:CDiZTC040
- シェフ「ここでも妨害をされては困りますね・・・」
シェフ「・・・では、少しプランの変更をしましょう」
シェフ「坊や、貴方は虫の回収班を護衛しなさい。ライダーではなく」
シェフ「警備員や風紀委員、もしくは別の組織であっても妨害を阻止する事、いいですね?」
スペクターNKRM(清ヶ)「」コクリ
まみ「で、では、私が陽動を・・・?」
シェフ「当然そうです。説明をした通り食材を回収次第に合図を出しますから」
シェフ「すぐに撤退する事。貴女が捕まっては面倒になりますからね」
菱形「そうなったらまた亡本さんがうるさいから、気をつけてよ?うん」
まみ「わ、わかりました・・・」
菱形「・・・じゃあ、そうだね。うん」
菱形「清ヶ、これを渡しておこう。スペクターの強化変身アイテム・・・」
菱形「ディープスペクター眼魂だ」
http://i.imgur.com/AiScsas.jpeg
菱形「恐ろしい力を持っていて、使い熟せなければ・・・」
菱形「>>296」
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:45:34.76 ID:5Ot1BAYaO
- ここまで言えばどんな感じかわかるか、まあ使いこなすのを期待してるよ
- 297 :1 [saga]:2021/07/11(日) 21:56:35.08 ID:CDiZTC040
- 菱形「・・・ここまで言えばわかるか。うん」
菱形「まぁ、使い熟せると期待してるから頑張って」スッ
スペクターNKRM(清ヶ)「」コクリ、スッ
シェフ「ライダーにはライダーを。これなら亡本様の計画にも大いに役立つはずです」
『まもなく第七学区です。降車の準備をしてください』
シェフ「あら、そろそろ着くのね」カチャッ
シェフ「ちょっといいですか?私達は降りますが、このスペクターは降ろしません」
シェフ「その代わり虫の回収を行なう計画場所へ送ってください」
『は、了解しました』
シェフ「よろしくお願いしますね」カチャッ
シェフ「さて、早く終わらせなければ明後日のパーティの準備に間に合いません」
シェフ「>>298」
- 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 21:59:53.97 ID:9IPrIVfSO
- ヘマなんて許されませんし確実に成し遂げましょう、約束よ
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:00:10.68 ID:5Ot1BAYaO
- シェフの名にかけて腕を振るわなきゃだし頑張るわよ!
- 300 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:10:03.93 ID:CDiZTC040
- シェフ「ヘマをしましたなどという理由は許されません」
シェフ「「フルコース」の名にかけて、腕を振わなければ亡本様に見放されてしまう・・・」
シェフ「確実に成功をさせる事です、約束ですよ?いいですね?」
スーシェフ「はい」
アボイエ「はーい」
まみ「は、はい・・・」コクリ
菱形「了解だよ」
―キキィッ・・・
『到着しました。降車してください』
シェフ「さて・・・参りましょう」
-学園都市 第七学区 第七病院-
冥土帰し「・・・ふむ。これは・・・僕の領分じゃないかもしれないね」
姫戯「信じられないくらい時間かかってるんだけど・・・」イライラ
姫戯「どういう事?本当に優秀なお医者さんなの?」イライラ
一方通行「うるせェ」
ナル「まぁまぁ。埋め込まれてる心臓をどうにかしないといけないんだし」
ナル「それをどうするか考えてるんだよ、きっと」
円周「>>301」
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:11:31.12 ID:9IPrIVfSO
- うんうん、あのお医者さんにできないことは無いからね
無理でも色々考えてくれるよ
- 302 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:27:59.87 ID:CDiZTC040
- 円周「うんうん。あのお医者さんに出来ないことは無いからね」
円周「無理な事でも色々考えてくれるよ」
姫戯「ならいいけど・・・あっ、来たわ」
―ウィーーン
冥土帰し「お待たせしたね?」
姫戯「本当よ。どれだけ待たせるのよ」プンスコ
薬丸「こ、こら!アンタね!」アセアセ
一方通行「手っ取り早く説明してくれ。こいつのわめき声にはウンザリしてンだ」
姫戯「なっ!?わめき声って何よ!」
冥土帰し「まずは、これを見てほしいだね?」ピッ
一方通行「あン?」
―ブンッ
冥土帰し「これは君は3Dスキャンなんだね」
冥土帰し「これを作成するのに時間がかかってしまってね」
ナル「おぉお〜〜!実物じゃないのに持てるよ!」キャッキャッ
リーダー「ナル、今すぐ置くんだ。説明出来なくなるだろう・・・」ハァー
ナル「はーい」スッ
冥土帰し「・・・君の言っていた埋め込まれている機械は、歯車と発条で動いてるんだね?」
一方通行「くだらねェ。歯車と発条?この街はいつからレトロ趣味になったンだ?」
リーダー「でも、第一九学区には蒸気機関や真空管等を調べる研究機関があるよ」
ナル「>>303」
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:30:22.77 ID:9IPrIVfSO
- へー!じゃあそこのメカニックさんとか職人が作ったのかな
- 304 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:32:08.48 ID:CDiZTC040
- 今日はここまで
おやすみなさいませー
ぶっちゃけディズニースペクターって暴走してなかったすよね
- 305 :1 [saga]:2021/07/11(日) 22:35:23.11 ID:CDiZTC040
- ははは、ディープなのにディズニーってなんだよ(
- 306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 22:40:29.51 ID:9IPrIVfSO
- おつおつー
そりゃディズニーだし
- 307 :1 [saga]:2021/07/12(月) 19:15:57.13 ID:lzLdmXT10
- ナル「へー!じゃあ、そこの研究者とか職人が作ったのかな?」
円周「うんうん。可能性はあるかもしれないね」コクリ
―ピッ
冥土帰し「ここに液体が溜まっているのが見えるかい?」
薬丸「中心にある筒状のあそこの?」
姫戯「何これ・・・?」
一方通行「血液だろ?心臓つったら血くらい不自然じゃないだろ」
冥土帰し「違うんだね?この機械は目に見えないくらい細い管を脳を含めた」
冥土帰し「君の全身に侵食するように伸ばしている」
姫戯「・・・!?」ゾクッ
ナル「うえぇ・・・気持ち悪い・・・」
薬丸「な、何なのよそれ・・・」
リーダー「何で、その管を伸ばしているんですか?」
冥土帰し「これは能力者が体内で分泌した液体の物質を集めているんだね」
一方通行「>>308」
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 19:49:00.63 ID:l2A4kq7qO
- なンのために集めているンだ…?
あまり好ましくねェことなンだろうが
- 309 :1 [saga]:2021/07/12(月) 20:13:06.66 ID:lzLdmXT10
- 一方通行「あまり好ましくねェ事の目的があンだろうが」
円周「うんうん。多分そうだと思うよ」
冥土帰し「僕には思い当たる節があって、これに関するものを論文で見た事があるんだね?」
リーダー「論文?」
冥土帰し「そう、論文の著者は木原幻生。その中で語られていたのは体晶・・・」
円周「・・・!」
一方通行「・・・」
ナル「その体晶が、この液体なの?」
冥土帰し「体晶とは能力体結晶とも呼ばれ、本来は結晶であり」
冥土帰し「これはその結晶にになる前段階のものなんだね?」
一方通行「なンのために集めているンだ・・・?」
冥土帰し「それは僕にも検討が付かない。・・・けれど、その体晶は」
冥土帰し「能力を意図的に暴走させるための薬物なんだね?」
姫戯「も、もしかして私の病気を利用して、これを集めてるっていうの・・・!?」
冥土帰し「そういう事になるね?」
薬丸「能力が暴走する薬物なんて、何の役に立つのかしら・・・」
リーダー「>>310」
- 310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:15:24.07 ID:mIaaS2asO
- 暴走させて混乱を生じさせてその隙になにか旨みのあるものを得るんじゃない?
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:15:55.34 ID:l2A4kq7qO
- 蠱毒みたいにそれでも生き残れる強い人間を生み出したりを狙ってたりしてね
- 312 :1 [saga]:2021/07/12(月) 20:37:16.30 ID:lzLdmXT10
- リーダー「暴走させたら混乱を生じさせて、その隙に何か旨みのあるものを」
リーダー「得ようとするんじゃないかな?」
リーダー「それか蠱毒みたく、暴走しても生き残れる強い能力者を生み出そうとしてるとか」
一方通行「・・・」
円周「うん。多分・・・どっちもだと思うよ」
円周「幻生おじいちゃんなら納得するし・・・」
リーダー「え?・・・あっ・・・」
姫戯「おじいちゃん?・・・っ、まさか・・・?」
一方通行「・・・言っとくがお前にした仕打ちをこいつが関与したと思わねェでやれ」
リーダー「そ、そうだよ。それにこの件は別の組織の仕業なんだろう?」
薬丸「それなら円周は一切関係ないし、悪くもないんだから」
姫戯「・・・わかってるわよ。そこまで私も理解出来ない馬鹿じゃないんだから」
ナル「>>313」
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 20:45:31.20 ID:l2A4kq7qO
- んーよくわからないけどなんか悪い事のためにこういうことをしてるっていうのはわかった!
でもカエル医者で治せないなら他の方法を考えないとね
- 314 :1 [saga]:2021/07/12(月) 21:19:05.10 ID:lzLdmXT10
- ナル「んー、よくわからないけど・・・何か悪い事のために」
ナル「こういう事をしてるっていうのはわかった!」
リーダー「まぁ、そうだね」
円周「・・・この機械を取り除く事は出来るの?」
冥土帰し「取り除くよりも、代替する方がいいかもしれないね」
冥土帰し「病院の設備で心臓の機能を代替する事は簡単だね?」
姫戯「!。ほ、本当!?」
冥土帰し「だけど、全身の神経系に管が複雑に絡みついていて」
冥土帰し「無理に引き剥がそうとした時にどう動くのかが、想定出来ないんだね?」
冥土帰し「そもそもこの機械がどうやって動いているのかもわからない」
薬丸「え?電動式とかそういうのも?」
冥土帰し「そう。まるでこの機械自体が生命体のように動いているように思うんだね?」
姫戯「じゃあ・・・」
一方通行「一筋縄ではいかねェだろうな。木原っつゥ名前が出てくりゃ鬼門だからなァ」
ナル「治せないなら他の方法を考えないといけないんだね」
― 偶数
〜 奇数
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
パトリシア「私の担当する事になった声優さんは天野聡美さんです!」
http://i.imgur.com/UXgqMSx.png
パトリシア「シンデレラガールズの白菊ほたるさんや今年放送予定の終末ハーレムの北山玲奈さんを演じます!」
バードウェイ「まだ2年と新人だが、期待出来そうだな」
パトリシア「はい、そうですね」ニコリ
- 315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:20:01.18 ID:l2A4kq7qO
- あらまさかまさか
大地葉さんだと思ったのに嬉しい誤算
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:20:14.42 ID:omIp0fj9O
- 若い…
- 317 :1 [saga]:2021/07/12(月) 21:42:49.23 ID:lzLdmXT10
- 冥土帰し「それなんだがね。実は事前に協力を警備員の方にお願いしたんだね?」
姫戯「え・・・?」
一方通行「どういう事だ?」
冥土帰し「外科的な手術でこの機械を取り除くのは危険が伴うだろうと判断して」
冥土帰し「ある施設に放置されていた、フォーセップという特殊な装置を確保したんだね」
薬丸「どんな装置なんですか?」
冥土帰し「これを使えば普通の手術道具では干渉できない細部にまで届いて」
冥土帰し「この管を取り除いて、治療する事が可能なんだね?」
姫戯「・・・そ、そっか。じゃあ・・・お誂え向きって事ね・・・」
冥土帰し「うん?」
一方通行「こいつは少しばかり面倒事に巻き込まれててなァ」
一方通行「警備員に身柄を保護してもらう事になってンだよ」
冥土帰し「なるほど。それなら、ここに居るよりも安全だね」
姫戯「>>318」
>>315 ね。とあるで出演した新人さんは軒並み売れるから期待しちゃいます
>>316 多分>>1よりは年下かも
- 318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 21:50:13.49 ID:l2A4kq7qO
- 信頼できる警備員なら一方通行たちも知ってるしその人たちにお願いするしかないわね…
- 319 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:01:36.26 ID:lzLdmXT10
- 姫戯「信頼できる警備員なら一方通行が知ってるみたいだし」
姫戯「その人にお願いするしかないわね・・・あと、手塩さんにも」
一方通行「アイツ何やってンのか今知らねェぞ」
リーダー「ま、まぁ、知り合いの警備員から連絡事項で知るかもしれないじゃないのさ」
姫戯「そ、そうよね・・・」
円周「うんうん。きっと会えると思うから、大丈夫だよ」ニコリ
姫戯「・・・ええっ」クスッ
冥土帰し「それとなんだがね?君の症状なんだが、今のところは小康状態で」
冥土帰し「すぐに体に影響が出るという事はないね?」
姫戯「そ、そう・・・」
冥土帰し「ただし常に僅かな能力の暴走と暴走に対する鎮静が連続して起こっている」
冥土帰し「そのためゆっくりとだけど、体力の消耗は続いているね?」
冥土帰し「その機械が暴走を管理しているから小康状態なんだと思うんだね」
一方通行「>>320」
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:06:07.25 ID:wJKBDappO
- つまりこのままほっとくといたずらに体力ばかり浪費してくことになっちまうってことかァ…
- 321 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:18:36.51 ID:lzLdmXT10
- 一方通行「つまり、このまま放っておいても、いたずらに体力が浪費してく事になっちまう」
一方通行「って事かァ。なら、とっとと警備員のとこへ行くぞ」
姫戯「こ、ここで会う事にしてもよくない?」
冥土帰し「僕としてもそうしたいのは山々なんだがね・・・」
冥土帰し「どうやら既に事は進んでいるようだよ?」
一方通行「あン?」
リーダー「何か心当たりがあるんですか?」
冥土帰し「実はね、この体晶になる液体について訪ねに親子が来てね?」
冥土帰し「君達が来る丁度少し前に帰ったから」
冥土帰し「もしかしたらすれ違っていたかもしれないね?」
ナル「・・・あっ!あの耳長の子とすっごいヘソ出しでジーパン片っぽ破けてた!」
薬丸「あ。あの2人?親子・・・にしては若くない?」
円周「うんうん。見た目的には18歳くらいだったようだけど・・・?」
冥土帰し「養子と言っていたよ。名前は、神裂火織さんとアルファル、だったかな」
リーダー「養子・・・というか神裂って、もしかして清ヶが話してたライダーの人じゃ」
一方通行「・・・何でそいつらが、これについて知ったのかは聴いたのか?」
◎ 50以上orゾロ目
△ ↑以下
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:19:07.01 ID:l2A4kq7qO
- 聞いてくれ!
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:19:33.60 ID:/OD4OVRuO
- 若く見てくれるスカベン組…
- 324 :1 [saga]:2021/07/12(月) 22:24:09.14 ID:lzLdmXT10
- 今日はここまで
おやすみなさいませー
>>323 神裂「はい?」チャキッ
まぁ、学生しかいない希有な街の子達でせうし
- 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/12(月) 22:25:49.82 ID:l2A4kq7qO
- おつおつー
- 326 :1 [saga]:2021/07/13(火) 20:09:14.57 ID:53LiHH6F0
- 冥土帰し「あの子とすれ違って気付かなかったかい?アルファルという子の方で」
一方通行「あァ?・・・いや、特には何も」
冥土帰し「彼女も君と同じ、アマゾン細胞から生まれたアマゾンなんだね?」
冥土帰し「それもかなり特殊なようだね」
一方通行「・・・何がどう特殊だってンだ?」
冥土帰し「彼女は食人衝動には襲われないようだね。その証拠に、腕輪を付けていなかった」
一方通行「・・・そンだけで決めつけンのかよ」
一方通行「まだ腹が減って来てねェだけで、何時か喰っちまうかもしれねェンだぞ」
冥土帰し「そう考えるのが妥当なんだね?ただ・・・」
冥土帰し「彼女の誕生した経緯がそもそも違うんだね?」
冥土帰し「君は人工的、と言えばその点は同じだね。だが、唯一違う点は・・・」
冥土帰し「・・・科学的ではない、という事があるんだね?」
一方通行「・・・オカルトか」
冥土帰し「そうだね。詳しくは調べられていないが、僕の想像している通りなら」
冥土帰し「食人衝動が新陳代謝と共に抹消されているんだろうね?」
一方通行「・・・>>327」
- 327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 20:23:49.66 ID:aY7gnksgO
- オカルトは俺の範囲外だが、科学でそれを我慢出来ねェなンてことはねぇだろ…
科学だってなんとかなるはずだァ
- 328 :1 [saga]:2021/07/13(火) 21:17:18.61 ID:53LiHH6F0
- 一方通行「・・・オカルトは俺の範囲外だが、それが事実だってンなら」
一方通行「科学でもそれが出来ねェなンて事はねぇェだろ」
一方通行「科学だってなんとかなるはずだァ」
冥土帰し「そうだね。だから、彼女達が来ていたんだ」
リーダー「・・・あの、僕らにもわかるように説明していただけると・・・」
冥土帰し「あぁ、すまないね?ふむ・・・」
冥土帰し「彼女達がこの液体について訪ねに来たのは、ある生物を助けるためなんだね?」
薬丸「ある生物?絶滅危惧種とか?」
冥土帰し「絶滅危惧種ではないが彼と同じ細胞から生まれたアマゾンという生物をだよ」
一方通行「はァ?・・・おいおいおい、そいつらイカれてンのか?」
一方通行「人を喰う化け物を助けるだと?」
冥土帰し「そのようだね?僕も最初は戸惑ったが・・・」
冥土帰し「どうやら本気のようだね。この液体さえ創る事が出来れば」
冥土帰し「食人衝動を抑え続けられると断言していたんだね?」
一方通行「・・・で、能力が暴走して創られる産物だって話を聞いてからどうした?」
一方通行「諦めて帰ってったようには見えなかったぞ」
冥土帰し「木原幻生と最も関わりの深かった、テレスティーナに会いに行ったね」
冥土帰し「能力を暴走させずに創るにはどうすればいいかを」
一方通行「>>329」
- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:00.37 ID:Cp/AtGq+O
- はン科学と相反する魔術が科学を迎合してまでねェ…
愉快なことだが笑ってばかりはられねェな
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/13(火) 21:31:25.98 ID:aY7gnksgO
- マジで考えてやがるって事かァ…
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