【仮面ライダー555】スパイダーマン「オルフェノクって、それはないでしょ!」シュッシュッ

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1 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:46:52.54 ID:34kN/r1B0
――4日前 ニューヨーク クイーンズ とある裏路地

黒人青年「……」

強盗A「おい、そこのお前」ナイフチャキ

強盗B「金だしな」

黒人青年「」チワワナデナデー

強盗A「こいつ子犬持ってるぜ」ヘヘ

強盗B「丁度いい。そいつも渡しな」ヒヒヒ

黒人青年「HA…チャコ、ゲッアウト」

チャコ トコトコ


ブワァァァァ トゥントゥントゥン
ブシャァァァァ


クロコダイルオルフェノク「」

強盗A「な、なんだこいつ」ナイフ カラーン

強盗B「バ、バ、バケモノ!」

クロコダイル「」ザシュ


レントゲン シンゾー ボワッ


強盗A「あがっ」ドサッ

強盗B「お、おい!!」

強盗A 「ア、ア、」(灰化)サラサラサラサラ

強盗B「ヒィィィ!」

クロコダイル「」スタッ スタッ スッ

??「ハイ!ちょっと待ったぁ!」 シュッシュッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1624708012
2 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:48:16.46 ID:34kN/r1B0

シュタッ

ピーター「親愛なる隣人…スパイダーマッ!……ってアレ?」
ピーター「えぇぇぇ!どこの星の人!!?」アセアセ

クロコダイル「」ブワン

ピーター「おかしいなぁ」ヒョイ
ピーター「サノスのお仲間は、みんな消えた筈なんだけど?」ヒョイヒョイ

クロコダイル「!?」ブワン
強盗B「ヒィ」ブルブル
ピーター「あーそこの人、早く逃げた方がいいよ。こういうやつって結構危ないから」ヒョイヒョイ

クロコダイル「」ブワン ブワン

強盗B「ヒィィィ」スタタタタタ
ピーター「またねー!」

ピーター「じゃあ本気出しますか」シュッシュッ

クロコダイル「」カオニ ウェブシューター

クロコダイル「」バタバタ

ピーター「よっ、と!」ドカッ
ピーター「ほっ、」ドカッ
ピーター「もういっちょ」ケリー

クロコダイル「」ガシッ
黒人青年 影「フッアユー?」シュゥゥ

ピーター「うわ!足つかまないでよ!」ケリケリ

黒人青年 影「ユア カイザ?」ガンガン

ピーター「カイザ?誰?」

クロコダイル「」グッ


ピリリリリリ ピリリリリリ

クロコダイル「……。」
ピーター「……。」プラーン


ピーター「あー電話鳴ってるよ?」

クロコダイル「……」カチャ
黒人青年 影「Hello」

ピーター「早っ、てかどこから出したのそれ」
3 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:48:48.78 ID:34kN/r1B0
??『も〜しもーしぃ!は〜い♪お姉さんですよ〜じぇいさんですかぁ?シャチョーからの命令でぇーすぅ!』
??『カイザのベルトはァー、もうテネシーに移動しちゃったみたいですぅ!ぴえん』シクシク

クロコダイル「」
黒人青年 影「オーマガッ…」

ピーター「ねぇ降ろしてくれない?」プラーン

??『シャチョーが、いますぐ向かってほしいって言ってまぁ〜すぅ!すぐ向かってくれると、お姉さん嬉ピ〜なぁ〜』

クロコダイル「」
黒人青年 影「OK」
クロコダイル「」ポイッ
ピーター「ちょっちょっ待っ」ドサッ

??『ありがと〜♪まったねぇ〜』ガチャ

クロコダイル「」
黒人青年 影「チャコ。GO」

チャコ「クーン」トコトコトコ

ピーター「逃がさなっ」
クロコダイル「……」ジャキーン

ピーター「わぉ…武器持ってたなら早く出せばいいのに」

クロコダイル「」スッ チャキッ
4 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:49:30.15 ID:34kN/r1B0
タッタッタッタッ!!!!


警官「両手を上げて頭の後ろにつっ、うわぁ!!バケモノ!」

黒人青年 影「チッ 次に会ったら、殺す」
クロコダイル「」バッ モクモクモク シュッ

ピーター「うわぁ!!ケホケホ 意外と素早い ケホケホ あと普通に喋れるんだ ケホケホ」ケホケホ

強盗A「」サラサラサラサラ

ピーター「?」

強盗A「サラ フワァァァ

ピーター「なんだこれ?」



デッデ テレレ テッテーテレー デッデ テレレ テッテーテレー

JustiΦ's
広がる宇宙の中Can you feel?
5 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:53:01.71 ID:34kN/r1B0
――5年前 東京

千恵「かわいー!これ勇治の小さい頃?」ペラッ
木場勇治「そうだよ!こっちが小5で、あっこれは小3だね」

千恵「ほとんど変わらないじゃん♪」

木場「さすがに大人になったって 笑」ハハハ

木場母「お熱いわね〜」

千恵「すみません、ハシャいじゃって」ニコニコ

木場母「いいのよー!もう勇治、千恵さんみたいなステキな人は絶対離しちゃダメよ」

木場「うん!」ニコニコ

木場母「あなたにはもったいないくらいよ 笑」

木場「うん!」ニコニコ

木場母「もう!なんでもウンウン言わないの!ごめんなさいね千恵さん、つまらない男で」

千恵「いいえ 笑 でもそんな勇治さんだからこそ私はそばに居たいって思えたんです」ポッ

木場母「ありがとう千恵さん」ニコニコ

木場「あ、見て」ペラッ
千恵「あ、あたしだ……ここからあたしが一緒にいるんだね」ポッ

千恵「もう1年かぁ…」
6 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:56:13.29 ID:34kN/r1B0
――後日、木場が運転する車


木場父「もう1年になるのか」

木場母「それで、この子、今度の1年記念に自転車デートするんですって」

木場父「自転車?車で行けばいいじゃないか」

木場「ほら、俺さ 千恵と出会った時、まだ免許持って無かったじゃない。だから千恵が出会った時と同じデートがしたいって言うんだよ」

木場父「ほう…素敵な娘さんじゃないか」
木場「うん!」ニコニコ


トラック フラフラー


木場母「もう!勇治!なんでもウンウン言わないの!」


トラック フラー


木場父「まあまあ、いいじゃないか母さん。でもな、勇治覚えておきなさい」


トラック フラ ブォン


木場父「ここぞという時は愛する者の為に戦う。それが男ってもんだぞ」
7 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 20:57:09.49 ID:34kN/r1B0
――同時刻 ワカンダ


サノス「ハァハァ……」

サノス「ぁ…頭を…狙うべきだったな」スッ

パチッン

ソー「っ!!やめろぉぉぉぉぉぉ」

――木場の車

木場「ぁ…」

木場父「?」

木場母「ゆうじ?」

木場「…とう……かあ……ち…ェ フワッ



ガシャーン ドーン


パッパー…パー
<ジコダー
<ウワー ナンダコレー
8 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:01:29.41 ID:34kN/r1B0
――現在 夕方西洋洗濯舗 菊池<潟rング

アナウンサー『私たちはまだあの日に取り残されているのかもしれません』

園田真理「……」

アナウンサー『今日の特集は!隠れた名店!ビストロ ツガミに密着!このあとすぐ』

CM『ライフイズ

真理「」パチッ

<モウ!タックン!ナンデコンナコトモ
<ウルセェンダヨ!

真理「うるさいのはお前だっつーの」ボソ

乾巧「あぁん?なんだと??」ドカドカ

真理「アンタさぁ、ネコ舌のくせにジゴク耳なの?頭イカれてんじゃないの?」

巧「かんけーねぇだろ!耳はいいんだよ!昔から!!」

真理「あーほんと、うるさい!人が感傷に浸ってる時に、ほんと耳障り!」

巧「んだと?何が感傷だよ!くだらねぇ」

真理「くだらなくないわよ!さっきまでブリップの特集やってたの!世界中で困ってる人がいるのよ!?それを」

巧「それをみて、アーカワイソ、ワタシハヨカッターって思うんだろ?くだんねぇ」

真理「…サイテー。引くわ。大体さ九州にいた時からアンタは」

菊池啓太郎「はい!そこまで!」

巧「ああん?なんだよ!言ってみろよ!」

啓太郎「たっくん!」
巧「たっくん言うな!」

啓太郎「真理ちゃんも煽らないの」

真理「やだ…啓太郎おかん味がスゴい」

啓太郎「あまり嬉しくないなぁ、、それにブリップしたからって5年間意識を失ってた訳じゃないんだから」

巧「そもそもブリップってなんだよ!指パッチンだろ!指パッチン!」

真理「だからその言い方は軽すぎるつーの!人の気持ち考えなさいよ!!だからアンタ友達いないのよ!」
巧「あぁん?関係ないだろ!友達くらいいるわ!」

啓太郎「あのさ!黙っておくのもアレだから言うけどね!!」

真理&巧「何よ!」「何んだよ!」

啓太郎「僕と、僕の家族、ブリップしたんだよ」
9 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:03:54.72 ID:34kN/r1B0
・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

真理「えー、えーと、そう…なんだ」

啓太郎「うん。でもみんなが思ってるような死ぬみたいな感覚は無くてね、こう……瞬きしたら5年経ってましたーみたいな感じでさ!」

真理「そう…なんだ」

巧「…おい、お前のせいだぞ」
真理「はぁ?」

巧「お前がくだらねぇテレビなんか見てっからだろ?さっさと謝っとけよ」

真理「マジで感性も品性も人間性も疑うんだけど」

啓太郎「たっくん」

巧「…あーもう……悪かったよ。」

啓太郎「いや、謝るようなことじゃなくてさ。なんだろう?一瞬で5年経つとさ、時間って大事なんだなぁって思うんだよ」

真理&巧「??」

啓太郎「最初は戸惑って家族みんなでオロオロしたんだけどさ」

啓太郎「この家は親戚が守っててくれたし」

啓太郎「ご近所さんも優しく接してくれたし」

啓太郎「父さんと母さんが今まで歩んできた人生がここで実ったっていうか」

真理「…啓太郎」

啓太郎「そしたらさ、恩返ししないとって思ったんだよ!」

啓太郎「世界中のみんなを笑顔にしようって!」

啓太郎「まぁそれでアフリカでクリーニング店開業するって父さんも母さんも行っちゃったんだけどね」

啓太郎「だからさ、僕も旅をしてたってわけ」

巧「お前さ…いい話してると思ってんだろ」
真理「なっ」

啓太郎「変…だよね」ハハ

巧「いや、いい話だよ…それ」ボソッ
啓太郎「たっくんんんん」

真理(ないない。キュンとしたけどないない。)
10 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:04:38.20 ID:34kN/r1B0
・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

真理「えー、えーと、そう…なんだ」

啓太郎「うん。でもみんなが思ってるような死ぬみたいな感覚は無くてね、こう……瞬きしたら5年経ってましたーみたいな感じでさ!」

真理「そう…なんだ」

巧「…おい、お前のせいだぞ」
真理「はぁ?」

巧「お前がくだらねぇテレビなんか見てっからだろ?さっさと謝っとけよ」

真理「マジで感性も品性も人間性も疑うんだけど」

啓太郎「たっくん」

巧「…あーもう……悪かったよ。」

啓太郎「いや、謝るようなことじゃなくてさ。なんだろう?一瞬で5年経つとさ、時間って大事なんだなぁって思うんだよ」

真理&巧「??」

啓太郎「最初は戸惑って家族みんなでオロオロしたんだけどさ」

啓太郎「この家は親戚が守っててくれたし」

啓太郎「ご近所さんも優しく接してくれたし」

啓太郎「父さんと母さんが今まで歩んできた人生がここで実ったっていうか」

真理「…啓太郎」

啓太郎「そしたらさ、恩返ししないとって思ったんだよ!」

啓太郎「世界中のみんなを笑顔にしようって!」

啓太郎「まぁそれでアフリカでクリーニング店開業するって父さんも母さんも行っちゃったんだけどね」

啓太郎「だからさ、僕も旅をしてたってわけ」

巧「お前さ…いい話してると思ってんだろ」
真理「なっ」

啓太郎「変…だよね」ハハ

巧「いや、いい話だよ…それ」ボソッ
啓太郎「たっくんんんん」

真理(ないない。キュンとしたけどないない。)
11 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:09:00.99 ID:34kN/r1B0
――数ヶ月前 東京

木場「千恵!!」

パッパー <バキャヤロー シニテーノカー

木場「え、ここは…」

ブロロロロ

木場「車は?」

プップー

木場「父さん?」

プップー プップー

<オチツイテクダサイ!ワレワレハセンリャクコクド

木場「母さん?」

捜査官「みなさん!落ち着いてください!我々は戦略国土調停補強配備局 S.H.I.E.L.D.の者です!」


――数時間後、仮設帰還者センター

捜査官「えー、木場勇治さん」

木場「は、はい」

捜査官「ご年齢は21歳…今年26歳ですね」

木場「え?26?」

捜査官「それでは、直前までのお話を聞かせください。」

木場「あの、家族と車に乗っていて…」


――三ヶ月後 仮設帰還者センター

公務員「木場勇治さまー」

木場「はい…」

公務員「こちらが返却物となります。この書類にサインを」

木場「あの、俺に誰か面会とか迎えとかは…」

公務員「少々お待ちください」カタカタカタ
公務員「特にございません。大丈夫ですよ。お帰りください。」

木場「いや、俺の両親とか親戚とか…」

公務員「申し訳ありません。お答え出来ません」チラッ

捜査官「……」チラッ スッ

木場「え、あ、…ありがとうございました」アセアセ
12 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:11:07.08 ID:34kN/r1B0
――数時間後、木場叔父の家


一彰「……」キッ

木場「久しぶり…」

一彰「ああ」スタスタ

叔父「いやぁ勇治くん。無事でよかった!何よりだよ!」ニギニギ

木場「あのおじさん…ここに来る前に家に寄ったんですが」

叔父「ああ、あの指パッチンの後にね、キミのお父さんの会社は倒産してね」

木場「え?」

叔父「借金が膨れていたから家を売ってしまったんだよ」

木場「え、あのじゃあ父さんと母さんは?」

叔父「え?何を言ってるんだね」



あの事故で亡くなったじゃないかー
13 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:15:31.92 ID:34kN/r1B0
――いつかも、どこかもわからない道


キミのわき見運転が原因で


トラックが衝突


2人は即死でキミは指パッチンした


幸いトラックのドライバーは軽傷


示談が成立して


それもあって会社は無くなったよ


木場「嘘だ…うそだそんなこと」



申し訳ありませんでした


顔を上げたまえ


オヤジ、もういいだろ


おい、人殺し。2度と顔見せるなよ


申し訳ありませんでした


木場「なんで…」キーン

木場「うっ…耳が…」キーン


あいつ、出ていったよ。今更引き取るとかヤメてくれよ?
そんなことはさせんよ
でもいいのかよあんなウソついて
会社も家も勝手に売ったんだろ?
嘘などついておらんよ。示談は本当じゃないか
面倒だっただけじゃんw あのトラックどう見たって勇治の車に突っ込んでたしw
相手は北岡って弁護士だったんだ。示談金も良心的だったし、まぁ死人に口無しだな
生きてても口無しだけどなwwwいやー笑い堪えるの大変だったわwww

木場「うそだ…全部うそ…」

木場「あ、ここ…」キョロキョロ
14 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:18:11.38 ID:34kN/r1B0
――数分後、千恵の家の前

カチャッ

千恵「え?」

木場「やぁ…」

千恵「ゆう…じ」
木場「千恵、おかえり」

千恵「その自転車、どうしたの?」

木場「俺たちの一年記念、自転車デートだったでしょ?これから」

千恵「ごめん。勇治…勇治には一瞬だったかもしれないけど、私は…」
千恵「もうあの頃の私じゃないんだよ」
15 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:20:07.38 ID:34kN/r1B0
木場「何言っ
一彰「千恵!」

千恵「一彰!」タッタッタッタッ サッ

木場「え?」

一彰「勇治、そういうことだからさ。人殺しが顔見せんなよ、千恵の事考えてやれよ。」

木場「え、いやちょっと」

千恵「さよなら。勇治。」

タッタッタッタッ バタン

<チョーコワカッタ
<アイツアタマオカシイカラ キヲツケロヨw
<ウン!カズアキダイスキダイテー
<ヤベタッテキタwww

木場「うっ……うわぁぁぁぁぉぁぁぁぁ」
16 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:25:05.68 ID:34kN/r1B0
――現在 ニューヨーク クイーンズ 高層ビル

リーリリン リーリリン リリーリーー リーリリン♪

ピーター「はぁい!ハッピー?今日は大人しくして」
??「どうも、スパイダーマン。S.H.I.E.L.D.です。」

ピーター「え?S.H.I.E.L.D.?フューリー長官のお使いの人?」

??「ハハハ、私はあの人とは別で動いてましてね、貴方に相談がありまして」

ピーター「相談…。それはハッピーに相談してみないと」

??「ハッピー・ホーガンになら私たちからお願いしておきますよ。S.H.I.E.L.D.ですから」

ピーター「…本当にS.H.I.E.L.D.の人?」

??「何故疑うんですか?」

ピーター「なんか優しいから」

??「ちょっと意味がわからないですね?」

ピーター「S.H.I.E.L.D.が優しい時は、偽物か死を覚悟するような任務を伝える係の人だ」
ピーター「ってスタークさんが言ってた」

??「HAHAHAHA あの人は相変わらずだ」
17 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:28:17.27 ID:34kN/r1B0

ピーター「それで?S.H.I.E.L.D.って証明できる?」

??「そうだねえ、証明としては、第一にこの番号を知ってる事」

ピーター「まぁマッチングアプリとかに使ってたら誰でもわかっちゃうけどね」
??「え?」

ピーター「いや、やってないよ!?そりゃ考えた事はあるけど」アセアセ
ピーター「ほら、ブリップしてたし、有名人だから!」

??「まぁ年頃だからね。でもこの番号ではやめてもらえると嬉しいかな」

ピーター(あーもう何言ってんだよ)
ピーター「他には?証明できる?」

??「綺麗なお姉さんが迎えに行くよ」

ピーター「誰似?ゼンデイヤ?ダヴ・キャメロン?…じゃなかった!」

ピーター「そんなんで信じられると思う?」

??「キミは本当にトニーに似てるな。じゃあ、これでどうかな?」


??「よろしく頼むよ。ピーター・ベンジャミン・パーカー君」
18 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:30:16.59 ID:34kN/r1B0
――数分後 ニューヨーク 旧アベンジャーズタワー ヘリポート跡

シュタ


ピーター「あーS.H.I.E.L.D.のひとー?スパイダーマンですー!」



シーン



ピーター「ああ、そうか合言葉…」

ピーター「タヒチは夢の国ー」



ヴォオオオン シュタッ



ピーター「あ、どうも・・・えーと」

??「はじめましてスパイダーマン」
??「私はエージェント ジョンソン。S.H.I.E.L.D.の捜査官よ」
19 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:33:16.46 ID:34kN/r1B0
ピーター「どうも!…」ジー

デイジー「私の顔に何か?」ニコ

ピーター「え?いや…本当にキレイなお姉さんが来たからびっくりしただけ」ウンウン

デイジー「あら、お世話は美味いのね」

ピーター「?」

デイジー「でも嘘はヘタ。貴方の考え通り、私はインヒューマン」ニコ

ピーター「え?なんで」
デイジー「わかったのかって?」

デイジー「これでもS.H.I.E.L.D.のエージェントだからね」フッ
デイジー「あと…続きは後にしましょうか」ニコ

ピーター(この人やりづらいなぁ…)

デイジー「じゃあ早速だけど行きましょう」

ピーター「行くって、どこに?」

デイジー「お姉さん達の秘密基地」

ブォォォオォォォ ギュイィィィン

ピーター「クインジェット!?」

デイジー「さぁ、乗って!話の続きはこの中で」
20 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:39:43.71 ID:34kN/r1B0
――ニューヨーク上空 クインジェット内

デイジー「約4日前、テネシーのとある牧場で不思議な遺体が発見されたの」
デイジー「全身が灰化しているご老人の遺体。でも火傷等の外傷は見られなかった」

ピーター「僕が見たのと同じだ」

デイジー「あなたが4日前にクイーンズで発見した男性の遺体。外的特徴も酷似していたわ」

ピーター「外的特徴も?じゃあ他にも?」

デイジー「ええ、両者とも心臓は消失し、内臓の一部が見たこともない器官に変化してたそうよ」

ピーター「うぇ、想像しちゃった」

デイジー「あなたは犯人と戦ったんでしょ?」

ピーター「うん。犯人は灰色の彫刻みたいなワニの姿をしてた」

ピーター「サノスの仲間にしては小柄だったし、なんだか…」

デイジー「なんだか?」

ピーター「生き物≠チて感じはしなかったよ。でもロボットでも無さそうだし」

デイジー「そう…その灰色の怪物だけど、ここ数ヶ月で目撃者も被害者も多発してるの」
デイジー「私達は怪物の事をグレーと呼んでる」

ピーター「あれは何?まさかチタウリとか?」

デイジー「いいえ、どこのデータとも照合は取れなかった。」
デイジー「知り合いの神様≠ノも聞いてみたけど、心当たりがないそうよ」

ピーター「アスガルドの人がわからないんじゃお手上げじゃない!」

デイジー「…だから戦った事のある貴方に頼みたいの」

デイジー「私達と一緒に犯人を探しましょう」

ピーター「……。」

ピーター(スタークさんの言う通りだ。S.H.I.E.L.D.が優しい時は)
ピーター(死を覚悟するような任務を伝える係の人か面倒ごとを持ち込んでくる係の人かって)
21 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:42:27.46 ID:34kN/r1B0
――数週間前 東京 薄暗いトンネル


一彰「ハァハァ」


木場「」シーン


一彰「誰も見てないよな」キョロキョロ

一彰「勇治、お前が悪いんだぞ、ハァハァ、お前は死んでるべきだったんだ」


僕は…



一彰「お前が死ねば、“消失者保険”も入るし」
一彰「千恵と海外旅行に、行ける、ハァハァ」


あぁ…くだらない
なんてくだらないんだろう


人間って



木場「」<◯> <◯> グワッ
22 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:50:53.12 ID:34kN/r1B0
一彰「燃やしちまえば…証拠も残らない」ガソリン

木場「」ムクッ スッ

一彰「よ、よし、やるぞ…あ、え?」

シーン

一彰「なんで、あいつ、どこに…」

木場「一彰…」

一彰「ひっ」ビクッ

木場「キミの言う通りだよ。」トコ

一彰「お、お前!なんでピンピンしてるんだ!車で引いたんだぞ!」

木場「ボクは生きてちゃいけない人間なんだ」

一彰「お、おい!待て!話し合おう」

木場「もういいだろ?ボクは口無し≠ネんだから」<◯> <◯> グワッ
23 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:53:31.10 ID:34kN/r1B0
ブワァァァァ トゥントゥントゥン
グシワシャ シューン

ホースオルフェノク「」ブロロロロ
一彰「ひぃぃぃぃぃ!」

木場 影「ボクはキミのこと=v
木場 影「大嫌いだっだよ=v


ホース「」ジャキ
一彰「うっ」

レントゲン シンゾー グサッ
ボワッ

一彰「」ドサッ

ホース「」ブロロロロ ヒィヒィーン

シュゥゥゥゥゥ

木場「…」

木場「なんだこれ…」

一彰「」ピクピク

木場「僕は…う、うわぁぁぁぁぁ」タッタッタッタッ



シーン



一彰「」サラ

一彰「」サラ…サラ…

一彰「」<◯> <◯> グワッ

一彰「」ムクッ スタッスタッ

ガチャ バタン ブゥゥゥゥ
24 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:55:29.25 ID:34kN/r1B0
――十数分後 千恵の家

千恵「フーンフン♪フフンフーン♪」カチャ ボッ
千恵「フーンフ♪フフンフーン♪」トントントントン

一彰「」<◯> <◯> プワァァ

千恵「キャッ!え?一彰!?」

一彰「…」

千恵「もう!脅かさないでよぉ!今日はシチューだから、座って」

一彰「」サラ
千恵「待ってて…え?どうしたの一彰?」

一彰「チエ・・・ブワサァァァァ ドサッ

千恵「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
25 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 21:59:34.99 ID:34kN/r1B0
――現在より少しあと 東京 タワーマンション前

巧「おい、マジでここかよ」

啓太郎「うん」ポチポチ

巧「お前、行ってこいよ」

啓太郎「うーん。待ってぇ」シュ ポコン

巧「おい。」

啓太郎「はぁぁ」ポチポチ

巧「おい!!」

啓太郎「うわぁぁ!なんだよ!急に!」
巧「急じゃねぇよ!!何度も話しかけてんだよ!」

啓太郎「え?ああ、ここの503のキタザキさんって人に配達すれば」

巧「そうじゃなくてお前が行けって話をしたんだよ!」

啓太郎「なんで?」

巧「…ここは、気まずいんだよ。」

啓太郎「たっくん」ジー

巧「なんだその目は」

啓太郎「謝りに行こう」

巧「なんで俺が謝る前提なんだ!!」

啓太郎「そりゃぁ…ねぇ…」

巧「もう謝ったから気まずいんだよ」ボソッ

啓太郎「ホラ、やっぱり」ハックション!
啓太郎「汚い心アレルギーも出たし」ハックション!

巧「お前、バカにしてんだろ!!」
26 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:00:44.24 ID:34kN/r1B0
木場「あれ?貴方は…」
巧「あっ…」

長田結花「…」ペコ
啓太郎「あ…」

木場「お兄さん!どうも!今日はどうされたんですか?」

巧「見ればわかるだろ」

木場「…?…ああ漫才の稽古?」
巧「配達だよ!配達!クリーニングの!」

啓太郎「あ、あの!西洋洗濯舗 菊池です!」
啓太郎「うちのたっくんがすみませんでした!」

巧「なんで謝るんだよ」

木場「いえ、もう気にしてませんから」

巧「おい。話をスムーズに進めんな」

木場「うちのってことは…お兄さん働いてるんですね」ニコ

巧「うっ…」

木場「良かった!これからはあまり妹さんに迷惑かけないでくださいね」ニコ

啓太郎「妹さん?」
巧「いいから!その話は!」

木場「それじゃぁ、行こうか」
結花「…」コク

巧「おい、ちょっと待て」
27 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:03:21.09 ID:34kN/r1B0
木場「何か?」

巧「あんたら、どんな関係だ」

啓太郎「ちょっと!たっくん!」

巧「平日の昼間、どうみても未成年の女。おかしいだろ」

啓太郎「ちょっ!何考えてるのさ!!」カァァァ

木場「長田さんは…」

結花「腹違いの妹です。兄がお世話になってます。」

巧「腹違いの」
啓太郎「妹さん…」

結花「会って間もないので、他人行儀が抜けてないんです」

結花「今日は、父の葬儀と同居についての話し合いに来ました」
結花「みません“余計な”ご心配を掛けまして」

巧「あ、あぁ」

結花「これで、ご満足ですか?」

巧「はぁ?…いや、ああ」

結花「失礼します」ペコ スタスタスタスタ

木場「ちょっ長田さん!」タッタッタッタッ
28 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:07:40.18 ID:34kN/r1B0
巧「……」

啓太郎「オサダさんって名前なんだぁ」ボソ

巧「おい。メル友の彼女はどうしたんだよ。」

啓太郎「ちがうよ!!そんなんじゃないよ!!随分ハッキリと話す人だなぁって思っただけ!」

巧「ああそうだな…」

啓太郎「でもたっくんにしては珍しいね」

巧「あぁん?」

啓太郎「人の心配してあげるなんて」

巧「はぁ?ちげぇよ!あのニヤケ野郎の汚い部分を引き摺り出して野郎と思ったんだよ!」ケッ

啓太郎「ハイハイ、そういうことにしときましょう」ニコニコ

巧「でも…」
啓太郎「?」

巧「あれは嘘だ。」

啓太郎「え、あそこまでイヤな感じ出しといてまだ疑うの?たっくん歪んでるよ」

巧「お前は、お人好し過ぎなんだよ!」ポコ
啓太郎「痛っ!たっくんが叩いたぁ!」ビェーン

巧「あいつの顔…ありゃ嘘つく時の顔だ」
巧「俺も嘘つきだからわかるんだ」

啓太郎「え?なんて言ったの?」
巧「うるせぇ!早く配達いくぞ!!」

啓太郎「ちょっと!待ってよ!たっくん!」

??「あれ?…ワンちゃんだ」ニヤ
29 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:10:16.05 ID:34kN/r1B0
――啓太郎のスマホ SNSアプリ Bleinより

ケータロ 既読
→yukaさん
お元気ですか?僕は元気です。

ケータロ 既読
→今日はとても良いことがありました。
ブリップから帰ってきて初めて夢が見つかりました。

ケータロ 既読
→僕はやっぱり世界のみんなを笑顔にしたいです!
スーパーヒーローみたいには戦えないけど、
ヒーローを手伝うことで世界中の笑顔を守ることも出来るんだと思いました!

ケータロ 既読
→yukaさんの夢は何ですか?

yuka
→ケータロさん
とても素敵な夢!ケータロさんは立派な大人なんですね!

yuka
→私は今日、朝から成績が上がったことをパパ、ママに褒められました!
私の方が恥ずかしくなるくらい

yuka
→姉のミッちゃんもとても喜んでくれました
今日も放課後はミッちゃんとお出掛けします

yuka
→ケータロさん、私ケータロさんに会いたいです
30 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:12:10.48 ID:34kN/r1B0
――現在より数週間前 早朝 某県 長田家

叔父「道子、聞いたぞ!また成績上がったそうだな!」

道子「まぁ当然よ!高校の問題、5年前より簡単になったんじゃない?」キャキャ

叔母「この子ったら 笑」

トン…トン…トン…
\ワハハハ / \アハハハ /

結花「…おはようございます」

シーン

叔母「それでミッちゃんとも話したんだけど、何かお祝いしたいねって」

叔父「お、じゃあ久しぶりに家族3人水入らずで外食に行くか!」

結花「」ゴハン ヨソヨソ
結花「」ミソシル

道子「アタシ、中華食べたい!」ドン
結花「あ…」ヨロ

バシャーン

結花「あ、あの!申し訳ありません!」

叔父「……」ガタ

バチーン

結花「いっ…」

道子「どんくさ」ボソ
31 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:16:11.38 ID:34kN/r1B0
――数分後 某県 通学路

女子A「」ニヤニヤ

女子B「」ニヤニヤ

道子「ゆーか!」

結花「ミッちゃん…」

道子「お金貸してくんない?」

結花「もう、ないよ」

道子「嘘つくなよ。昨日バイト代入ったろ?知ってんだよ」

結花「これは新しい鞄買うお金だから」ボロボロ

女子B「ミッちゃんセンパーイww」

女子A「手伝おうか?ww」ニヤニヤ

道子「だっ…だってさ、どうする?」チラチラ

女子A「つか、遅刻したらミッちゃん先輩のせいだかんね?」

道子「はっ、早く出せよ!!」プルプル

結花「…わかった」ガサガサ

道子「あーもう!財布ごとでいいよ。」バシッ

結花「あ…」シュン

女子B「はやくー」

道子「ごめーん!」スタタタ

女子A「てかいいの?妹なんでしょ?」

道子「妹って言っても今は年上だし、あいつウチで問題ばっか起こしてるから迷惑料テキな?」

女子B「だよねーミッちゃん先輩16才だもんねぇー」

女子A「ちょwww不謹慎www」

女子B「ねぇ指パッチンって痛いの?ww」

道子「そんな訳ないじゃん」ワラワラ

結花「……」グスッ
32 : ◆TpifAK1n8E [sage saga]:2021/06/26(土) 22:19:11.36 ID:34kN/r1B0
――5年前 長田家

結花(12才)「ミッちゃん…あの…勉強したいから机を」

道子(16才)「……」ポチポチ

結花「あの…」

道子「うざっ」チッ

結花「でも…あの…」

道子「ああうざい!!なにこれ?作文?」

結花「う、うん…家族について」

道子「ガキかよ」

結花「……」シュン

道子「貸して」グシャ
結花「や!やめてよ!」

道子「うるさい!!!」ドン
結花「きゃ!!」ドサッ

ガシャガシャ
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