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安価とコンマで異世界転生!その3
- 145 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 19:44:09.67 ID:/nZVgr1yo
- 氷魔「……一気に決めましょう……」
男「氷魔……!!」
彼女は普段の仰々しい構えとは違う、
馴染み深い構えをとって詠唱する
氷魔「……氷魔法……!」
忍術使い「ちっ!」
>>下1コンマ下一桁×2+10……魔法のダメージ
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 19:44:17.70 ID:QIXGgEMx0
- あ
- 147 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 21:18:45.62 ID:/nZVgr1yo
- 30ダメージ!
忍術使い「くっ!くおぉぉぉっ!!火遁が使えれば……ッ!」
彼の全身は迸る氷のエネルギーにより、
着弾した点からが氷漬けになった
男「……や、やったぞ!」
中華「おーいてててて……中々厄介だったね」
ぶりっ子「でも、多勢に無勢ですねぇ。先に進みましょう」
- 148 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 21:23:09.98 ID:/nZVgr1yo
- 氷魔「……では……こちらから行きましょう……」
氷魔が指したのは、東のドアである
忍術使いが入ってきたのがこちら側のはずだ
男「そうだな。誰かいるリスクも少しは減っただろう」
中華「むーん」
彼は先程手に入れた香草を食べていた
塗るタイプの薬草ではないらしい。
- 149 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 21:26:29.35 ID:/nZVgr1yo
- 一行がドアの先へと進むと、そこは通路だった
それは南東方向へとカーブしている
ある一定の地点まで歩くと、
今度は南西方向へとカーブを始めた
つまり、半円の通路なのである
ぶりっ子「あ、部屋がありますねぇ」
男「入ってみるか?物音はしてないし」
氷魔「……そうですね……」
- 150 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 21:30:39.38 ID:/nZVgr1yo
- そこは、遺跡の内部とはとても思えない一室であった
男にとっては見慣れた光景……和室がそこにはあったのだ
中華「……なんだろう、この部屋?」
男「ああ?……うん。居住スペースだな、これ」
氷魔「……なるほど……おや……?」
早速箪笥を物色していた彼女が、
訝しげに何かを取り出す
それは古風で和風な巻物だった
ぶりっ子「それは……なんでしたっけ?」
男「巻物だな。何か書いて、それをコンパクトに保存するためのものだと思うが……読んでみよう」
>>下1……巻物の内容
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 21:33:17.42 ID:hFIQgiTEO
- 汝、変化を与えれば希望を施すであろう
- 152 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 22:28:54.21 ID:/nZVgr1yo
- 『汝、変化を与えれば希望を施すであろう』
そう巻物には書いてあった
ぶりっ子「どういうことですかねぇ?」
思案していると、なぜかその文字列は巻物の上から消滅してしまった
男「え?」
中華「幻覚……じゃないよね?」
氷魔「……恐らくはそうです……なんでしょう……?私たちへのメッセージでしょうか……?」
- 153 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 22:32:21.81 ID:/nZVgr1yo
- 一行は不思議に思いつつさらに部屋を物色したが、
特にめぼしいものは見当たらなかった
よって、一行は部屋を出て通路を進んだ
半円を巡って、ちょうど階段のあった部屋の反対側の部屋までやってきた
男「このドアの先には部屋があるだろう」
中華「そりゃそうでしょう。通路をわざわざドアで区切る必要はないからね」
ぶりっ子「それじゃ開けますよ。それっ」
>>下1……ドアの先の様子
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 22:32:52.23 ID:U5tm+7Vq0
- 悲惨な光景を目の当たりする
口を切り抜かれ、デカい嘴に縫い合わされ
さらに
橈骨茎状突起(両手首)下から切断された腕にレプリカの翼を縫い合わせた二人の男性の改造人間が鉄格子に入ってた
- 155 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/25(金) 23:02:22.96 ID:/nZVgr1yo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 156 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 19:04:23.79 ID:NLs1d9NbO
- ・男
【筋力】77【HP】58【素早さ】161【MP】72【顔面】70【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:厨二っぽい太刀(炎属性)
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 闇魔法 風魔法
所持:麻薬(2回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
(経験値20/24……レベル15)
・中華
【筋力】72【素早さ】137【HP】??+34【MP】28【中華料理】99【顔面】76【加護】10【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:ボーンランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:危険な国三選
(経験値20/23……レベル14)
・氷魔【筋力】117【HP】??+29【MP】135【素早さ】113【料理】37【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:スフィアローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5)
(経験値22/23……レベル13)
・やる気
【筋力】147【HP】47【MP】119 【素早さ】165【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
武器:スパイラルランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:回復魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値9/24……レベル15)
・ぶりっ子
【筋力】96 【HP】??+26【MP】111【素早さ】68【料理】73【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
武器:ドラゴンキラー
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
(経験値21/23……レベル14)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属
不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典
【ギルドの資金】474075
- 157 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 19:22:57.94 ID:PkXe7RnvO
- そこには悲惨な光景が広がっていた
そこは牢屋のように思えた。
目の前には鉄格子があり、
その先には男性が項垂れていたいたからである。
男「……は?」
しかしながら、その表現の全ては誤りであった。
そこにいる男性に口はなく、痛々しい縫合跡と嘴があるのみだ。
また、手首から先にも同様の跡と、レプリカの翼があった。
つまり、これはもはや人とは言い難いだろう。
- 158 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 19:28:28.09 ID:zJJxj/YJO
- そこにいるのは二人ではなく二羽なのである。
だからこれは牢屋ではなく、大きな鳥籠なのだ。
氷魔「……なるほど……なぜ白骨の怪鳥があったのか……」
男(ふざけた本と思ってたが、大マジになってる奴がいるってことだな)
中華「これは人かい?」
ぶりっ子「人だったものでしょうねぇ。どうみても心は壊れてますし、肉体も精神も人のそれではないです」
- 159 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 19:33:48.60 ID:gWiqEIwgO
- この部屋には入ってきたドアと、鉄格子の扉のみがある。鉄格子の扉はこちらからなら鍵を開けることができそうだが、鳥籠に入れるのみである
男「はぁ。ここで行き止まりか?ただ胸くそ悪いもん見せられただけじゃねぇか」
ぶりっ子「そうでもなさそうですねぇ。この部屋を作ったやつは相当皮肉がうまいですよぉ」
彼女が指差した鳥籠の天井には、
なんと人一人が通れるほどの穴があったのだ
中華「飛べってことかい?」
氷魔「……でしょうね……無理でしょうけど……」
- 160 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 19:39:13.99 ID:gWiqEIwgO
- 一行は鳥籠の扉を開け放った
すると、中にいる二羽の鳥はそれに目敏く反応した
奴らはヨロヨロと歩いて入り口に近づくが、
三歩ほど歩いて、なぜか動かなくなってしまった
男「はて。二羽の鳥は鶏であったか」
訝しんでいると、その顔が恐怖に歪んでいることに気付いた。
きっとこれまでも脱走しようとしたが、
失敗して強烈な折檻でも食らったのだろう。
だが、畜生のことを気にしてもしょうがない。
一行は銀の鎖鎌で天井の穴へと登り、上階の部屋へと進んだ
>>下1……部屋の様子
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 19:45:47.94 ID:s74Ogja4O
- 洗礼器とローソクの前に一人のクレリックが祷りを捧げてる
鳥人間が大空に羽ばたく絵画 が飾られてる
- 162 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 20:42:06.26 ID:6ResRvfFO
- その部屋に一行は見覚えがあった
洗礼器と、部屋の光源となる蝋燭
そして、やたらに神々しい絵画
今ならわかる。その絵画は大空へ羽ばたく鳥人間の絵であったのだ
中華「まさか、あの貴族は……?」
ぶりっ子「およそ正気の沙汰とは思えないカルトが貴族にまで信者を持つとは、私は身の毛もよだつ気分ですよぉ」
クレリック「……好きに言ってくれるじゃないか」
あの時とは決定的に違うこと。
それは、実際に信者が目の前にいることだ。
- 163 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 21:30:25.35 ID:fiIqfmrmo
- 祈りを捧げていた彼は当然敵対的な意志をあらわにしてくる
氷魔「……いいじゃないですか……信じる自由も……信じない自由もあるんですからね……」
クレリック「そうだな。だがな、実際今俺が気にかけているのはそこじゃないんだよ」
男「なんだ?」
クレリック「お前らがこの部屋の先へと進んで、『取引』を邪魔されないか……ということだ」
中華「これまで君のようなクレリックを何人も退けて進んできたんだ。憂うには力不足だよ」
クレリック「それはどうかな?俺はこの教団のNo.2。死んだ先代教祖の腹心だったんだ。そして俺はある方から、鳥人間の『秘技』を伝授されているのさ」
- 164 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 21:37:47.93 ID:fiIqfmrmo
- ぶりっ子「秘技?まさか、本当に飛べるんですかぁ?」
クレリック「ああ、飛ぶとも!食らえ!猿飛の術!」
すると、まるで大砲から打ち出されたかのようにクレリックが飛んできた
しかし、コントロールができていないのか、
その体当たりは命中せず、彼は壁に突き刺さってしまった
氷魔「……なんだったんですかね?」
男「馬鹿だろ……さて、少し気になることがある」
中華「おや、どうしたんだい?」
男「こんなこと言っても信じてもらえるかどうかだが……俺は神の声を聞けるんだ。祭壇なり神殿なりで祈ればな」
ぶりっ子「つまり、ここで祈ってみたいってことですねぇ?」
男「ああ。ちょっとやってみる」
彼は洗礼器と絵画の正面に立って、目を閉じた
>>下1……どんな神のどんな声が聞こえた?(なにも聞こえないも可)
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:39:58.82 ID:OkCNrx910
- 純白な衣装の少女の姿をした神がいたが、声がとても小さくて上手く聞き取れない
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:42:29.24 ID:FYGC8pFZO
- 鳥人型「めんどいけど信仰されたら応える他ねーしなー」
- 167 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 22:24:01.06 ID:fiIqfmrmo
- 彼の脳内に投影されたのは、純白の衣装を身に纏った少女であった
少女「????……??……」
男「?」
少女「……?……」
男「聞こえないぜ……」
彼が困っていると、
脳内の映像は途切れてしまった
氷魔「……どうでしたか……?」
男「なんかさ、真っ白な衣装の少女がいたんだけど、何言ってるか全然聞こえないの」
- 168 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 23:09:49.65 ID:fiIqfmrmo
- 中華「へぇー……シャイなんだね」
氷魔「……もしかしたら……声が『聞こえさせることのできない』状態なのでしょうか……」
ぶりっ子「なんですかそれ?回りくどい言い方しますねぇ」
氷魔「……本当なら……彼女の言葉は届くはずだけれど……信者たちが無視しているから……神もまた……声を届けることができないのかもしれません……」
男「無視しているのか?」
中華「してるんじゃない?鳥人間の神が見えたならともかく、それとは程遠い外見じゃないか」
男「ほーん……それなら、救ってやらなきゃな」
彼は奥へ続くドアに手をかけ、その先へと進んだ
- 169 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/26(土) 23:10:16.03 ID:fiIqfmrmo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 170 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 19:10:25.84 ID:cdp+kJ0iO
- ・男
【筋力】77【HP】58【素早さ】161【MP】72【顔面】70【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:厨二っぽい太刀(炎属性)
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 闇魔法 風魔法
所持:麻薬(2回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
(経験値20/24……レベル15)
・中華
【筋力】72【素早さ】137【HP】??+34【MP】28【中華料理】99【顔面】76【加護】10【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:ボーンランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:危険な国三選
(経験値20/23……レベル14)
・氷魔【筋力】117【HP】??+29【MP】135【素早さ】113【料理】37【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:スフィアローブ
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習得魔法:極大氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
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(経験値22/23……レベル13)
・やる気
【筋力】147【HP】47【MP】119 【素早さ】165【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
武器:スパイラルランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:回復魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値9/24……レベル15)
・ぶりっ子
【筋力】96 【HP】??+26【MP】111【素早さ】68【料理】73【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
武器:ドラゴンキラー
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
(経験値21/23……レベル14)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属
不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典
【ギルドの資金】474075
- 171 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 19:19:52.33 ID:cdp+kJ0iO
- その部屋には、二人の男性と一人の女性がいた
男性のうち一人、いかにも忍者のような格好の男性が話す
忍者?「……それで、結局ないんだな?銀の砂塵は……貴族よ」
すると、貴族は大慌ての様子で答える
貴族「は、はい!ですが……必ず!必ず取り返してみせます!我が財力と信者の力をもって!」
忍者?「ほう?……どう思う、我が息子よ」
- 172 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 19:26:53.93 ID:cdp+kJ0iO
- 口を開いたのは、見紛うはずもない、彼だった
やる気「……信用できないっすね。もう『終わり』でいいじゃないんすか?」
忍者?「随分と言うようになったな。まるでこの女の手の内を知っているかのような目をしている……これは褒め言葉だ。それじゃあ『終わり』だな」
貴族「いっ……嫌ですねぇ!なにをおっしゃるんですか頭領様!ひ……殺さないでください……ッ!」
男「おい、そこまでだ」
人死にが出そうな雰囲気だったので、
流石に割って入った
やる気「……!」
男「ぶっちゃけあなたたちの事情に興味はないが……俺の仲間を返してくれないか?頭領様……と言ったか」
頭領「>>下1」
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 19:28:14.34 ID:NurrqJ0O0
- 残念だが忠実な部下でありギルドスパイなんだよ
- 174 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 20:28:51.43 ID:cdp+kJ0iO
- 頭領「残念だが忠実な部下でありギルドスパイなんだよ」
中華「そうなのか?」
やる気「………………」
ぶりっ子「本当にそうなら、彼は本人の意志でどこかへ行くはずですよぉ。彼は誘拐されたんです」
氷魔「……なんとか言ってください……!」
頭領「何を言っても無駄だよ。君らとはたかだか一ヶ月程度の縁だが、彼と私は親子なのだ」
- 175 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 20:57:22.53 ID:9KxyB9ego
- 男「……いや、俺は信じないね」
頭領「好きにするがいい。どうせ我々はこの貴族を殺して退散するだけだからな」
やる気「そっすね」
貴族「や、やめて下さい……!助けてください!旅のお方!」
中華「えっ、僕たち?」
頭領「無駄だ。やれ」
やる気は槍を構えて、貴族を突き刺そうとする
>>下1……貴族をかばう?
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:04:16.63 ID:1UrkYFA90
- かばう
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:05:22.49 ID:1JAFQJdg0
- 気の狂ったやる気を元に
戻すためにも……かばう
- 178 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 21:09:48.10 ID:9KxyB9ego
- 男「うおおおっ!!」
彼は全力で走り、貴族の前に出た
そして、やる気の槍を受けようとする
やる気「!?」
男「ッ!が……」
そして、その槍は見事彼の腹部を捉えた
しかし、まだ息がある
頭領「……丈夫なヤツだな。ついでに殺してしまえ」
男「勘違いすんな。俺は決して丈夫なんかじゃない。俺とやる気は仲間だから……あいつは俺を殺す気になれないのさ」
- 179 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 21:15:02.08 ID:9KxyB9ego
- 頭領「……ふん。だが、もう一撃加えれば絶命するだろう」
中華「それをさせない為に僕たちがいる」
ぶりっ子「あの頭領ってやつも多分忍術使いです!……分かりますね?」
氷魔「……はい……極大氷魔法ッ!」
彼女はいつものように魔法を唱えた
これを食らえば頭領ややる気でさえひとたまりもないだろう
- 180 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 21:33:18.48 ID:9KxyB9ego
- しかし
頭領「なんだ氷か。火遁!」
頭領が厳かに、かつ迅速に九字を切ると、
燃え盛る業火が沸き起こり、
迸る氷を溶かしてしまおうとする
ぶりっ子「今です!」
中華「自らの出した炎に焼かれてしまえ!」
中華は不思議な赤石をかざし、
燃え盛る業火に向かって念じた
するとそれは方向転換し、頭領の全身を包み込んだ
その後、氷魔の放った極大氷魔法も着弾した
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:37:18.54 ID:1JAFQJdg0
- 冷凍魔法を火炎の術で無効化した……そう
思ったら逆にやられた。これ正に燃える展開(^^)
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:39:20.39 ID:DMweFtWHO
- そんなお手軽チート使えたら仲間の一人や二人いらねぇえな
- 183 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 22:26:39.94 ID:9KxyB9ego
- 男「やったか!?」
頭領「ぐ……っ……」
ぶりっ子「まだ息があるようですねぇ。とどめを刺しますよ!」
彼女が頭領に接近し、攻撃を繰り出そうとすると、頭領が吼えた
頭領「猿飛び・飛び六方!」
中華「なんだ!?」
すると彼の周囲が爆発するとともに、
破壊された壁からどこかへと飛んでいってしまった
- 184 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 22:40:38.39 ID:9KxyB9ego
- 氷魔「……頭領というだけあって……忍術も連続で使用できるようですね……」
男「だが……やる気はまだここにいる……氷付けだが……すぐに解凍すれば……」
ぶりっ子「そ、そうですけど……その傷、大丈夫なんですかぁ?」
男「知らん!でやあ!」
彼は手持ちの太刀を振り抜き、
炎を起こして氷を溶かした
中華「や、やる気!大丈夫か!?」
すると、彼は持ち前のタフネスですぐに目覚めた
そして、呼び掛けに対して返事をする
やる気「>>下1」
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 22:42:23.53 ID:NurrqJ0O0
- 喰らえ大閃光爆弾
- 186 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/27(日) 23:30:27.25 ID:9KxyB9ego
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 187 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 19:08:17.57 ID:oZ3oi4pDo
- ・男
【筋力】77【HP】58【素早さ】161【MP】72【顔面】70【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:厨二っぽい太刀(炎属性)
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 闇魔法 風魔法
所持:麻薬(2回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
(経験値20/24……レベル15)
・中華
【筋力】72【素早さ】137【HP】??+34【MP】28【中華料理】99【顔面】76【加護】10【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:ボーンランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:危険な国三選
(経験値20/23……レベル14)
・氷魔【筋力】117【HP】??+29【MP】135【素早さ】113【料理】37【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:スフィアローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5)
(経験値22/23……レベル13)
・やる気
【筋力】147【HP】47【MP】119 【素早さ】165【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
武器:スパイラルランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:回復魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値9/24……レベル15)
・ぶりっ子
【筋力】96 【HP】??+26【MP】111【素早さ】68【料理】73【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
武器:ドラゴンキラー
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
(経験値21/23……レベル14)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属
不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典
【ギルドの資金】474075
- 188 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 19:15:29.20 ID:oZ3oi4pDo
- やる気「喰らえ大閃光爆弾!」
彼は懐から取り出した爆弾を地面に叩きつける
すると、目を閉じても眼球が痛むほどの強烈な閃光が一帯に広がる
ぶりっ子「ぐぉぉぉぉぅっ!?」
その光が消え去ると、
やる気もその姿をどこかへと消していた
- 189 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 19:26:18.37 ID:oZ3oi4pDo
- 氷魔「……まずいですね……しかし……それよりもまず男さんの手当をしないと……」
男「だが、回復魔法が使えるのはやる気だけだ……キツイぜ……」
ぶりっ子「おいそこの貴族!なんでもいいから回復できそうなもん持ってきてください!」
貴族「え……?は、はい!」
すると貴族はどこかへと走り去り、
>>下1を持って(または連れて)戻ってきた
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/28(月) 19:27:29.27 ID:YixB6mPxO
- ブルーハーブ
- 191 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 19:59:50.19 ID:oZ3oi4pDo
- 貴族「ぶっ、ブルーハーブです!」
男「おう、助かる……」
彼はブルーハーブを迷いなく口に放り込む
すると、傷は塞がらないものの、
流血が穏やかなものになった
中華「彼のバイタリティなら、そのうち傷は塞がるだろう」
氷魔「……これから……どうします……?」
ぶりっ子「目標を整理しましょう!」
- 192 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 20:04:15.70 ID:oZ3oi4pDo
- 男「目標かぁ。大目標が、やる気を取り戻すことだな」
中華「そのための中目標が、彼の居所を知ることと、彼の心をもとに戻す方法を知ることだね」
氷魔「……そのためには……効率よく情報を集めなければなりませんね……」
ぶりっ子「ですよねぇ。でも、人手ならここに沢山いますよぉ?」
男「そうだな。よし、貴族。大人しくこのカルトを止めろ。さもなくば命はない。目前に迫った死の恐怖を再び味わいたくはないだろう」
- 193 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 20:12:05.39 ID:oZ3oi4pDo
- 貴族「……そ、それは……」
中華「忍術で逃げたいなら好きにするといいよ。でも、そうしたら僕たちもここであったことを全部通報するからね……『教祖』サマ」
貴族「……分かりました……しかし……一つ進言が」
氷魔「……どうしたのですか……?」
貴族「人手を求めるのであれば、信者が去らないように、別のなにかを目標として用意しなければなりません」
男「それもそうだな。でもまぁ、宗教じゃなくても問題ないだろう」
ぶりっ子「つまり、新業種を考えるんですねぇ」
男「そうだな……よし、>>下1にしよう」
1.別の神を信仰する宗教
2.酒場
3.傘下のギルド
4.自由安価
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 20:13:47.77 ID:YjTnvno+0
- 1
- 195 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 22:03:47.15 ID:oZ3oi4pDo
- 男「別の神を信仰する宗教にしよう!」
貴族「今のままではダメなのですか?」
男「ダメだ。そっちの部屋の祭壇で神と交信したが、何言ってんのか分からんし、鳥人間ですらなかった」
貴族「……えっ、そんなことできるんですか?」
男「話半分に聞いといてくれ」
中華「確かに、もっと良い教義の神として信仰すればなにか変わるかもしれないね」
- 196 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 22:07:55.55 ID:oZ3oi4pDo
- ぶりっ子「確かに、神や教義のチョイスは重要ですねぇ」
氷魔「……氷の神にしましょう……!」
男「完全に趣味じゃん!」
中華「宗教として続けるなら、入信者が増えやすいように緩い教義がいいかな」
ぶりっ子「でも、あんまり緩いと反社会的な思想を生みかねませんねぇ」
男「議論が必要だな」
一行は貴族も加えてその場で議論を交わし、
信仰すべき神や教義について決めた
>>下1……神の外見や特技
>>下2……その教義
- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 22:10:19.06 ID:Co/+vyhc0
- 露出系神官服、金髪のセクシーむっちむっちエロボディプリーストさん風 特技:海のシャチと戯れること
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 22:26:28.85 ID:oJHYnYA+o
- 海に関係する魔法を作り、広げる
- 199 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/28(月) 22:34:40.66 ID:oZ3oi4pDo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 01:05:49.19 ID:4HANdzdE0
- 乙
- 201 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 19:11:17.44 ID:rrs1UuhLo
- ・男
【筋力】77【HP】58【素早さ】161【MP】72【顔面】70【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:厨二っぽい太刀(炎属性)
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 闇魔法 風魔法
所持:麻薬(2回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
(経験値20/24……レベル15)
・中華
【筋力】72【素早さ】137【HP】??+34【MP】28【中華料理】99【顔面】76【加護】10【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:ボーンランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:危険な国三選
(経験値20/23……レベル14)
・氷魔【筋力】117【HP】??+29【MP】135【素早さ】113【料理】37【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:スフィアローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5)
(経験値22/23……レベル13)
・やる気
【筋力】147【HP】47【MP】119 【素早さ】165【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
武器:スパイラルランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:回復魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値9/24……レベル15)
・ぶりっ子
【筋力】96 【HP】??+26【MP】111【素早さ】68【料理】73【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
武器:ドラゴンキラー
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
(経験値21/23……レベル14)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属
不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典
【ギルドの資金】474075
- 202 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 19:17:55.64 ID:rrs1UuhLo
- 貴族「見た目はキャッチーな方がいいでしょう」
男「威厳ある姿を示したほうがいいんじゃないのか?」
貴族「王政ですからね。威厳あるものはもう間に合ってますよ」
中華「なるほど……なんでそんなまともなことが言えるのにあんなキチガイみたいなカルトやってたんだい……?」
貴族「……最初は、飛べる力が手に入れば、世の中が便利になると思っていました。実際、そういう風に言われて先代教祖に資金提供をしていたんです」
ぶりっ子「つまりあの野郎が完全にサイコパスだったってことですねぇ」
貴族「そうなんですが……彼が没したあと私は神輿に乗せられて完全に調子に乗ってましたね」
氷魔「……わざわざ自白するんですね……」
- 203 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 19:26:58.66 ID:rrs1UuhLo
- 男「さて、話の続きだが……それなら女神にすべきだな」
ぶりっ子「そうですねぇ。信者を釣るために極限までむちむちにしましょう!」
氷魔「……それじゃまるで娼婦ですよ……大丈夫ですか……?」
中華「神官の服を着せればいいんじゃないかな?」
貴族「それならこの建物に見せ物用のやたら露出の多いやつがあるので、それにしましょう」
男「そんなんあるんだ……で、教義はどうする?」
- 204 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 19:32:22.56 ID:rrs1UuhLo
- 外見は思い付いたが、教義はなかなかに全員が考え付かなかった
中華「どうしよう……?」
ぶりっ子「こうなんか……こう……癒し系の……」
癒し系というワードに反応して、
貴族が目を全開にした
貴族「……シャチ!!」
氷魔「……どうしたんですか……!?」
貴族「うちのアクアリウムでシャチ飼ってるんですが!めっちゃくちゃ癒されますよ!シャチですよシャチ!」
男「いや教義:シャチ ってなんだよ!?」
その後、なにかのスイッチが入ってしまった貴族に対し長時間の説得を試み、
シャチ要素を海についての教義というところまで薄めることができた
その代わり、その女神の特技がシャチと戯れることにされた
- 205 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 19:39:33.83 ID:rrs1UuhLo
- 数時間の苦闘の末、ようやく信仰対象と教義について決定したので、生存しているカルトのメンバーに発布した
中華「ふぅ……どうにかなったかな?」
ぶりっ子「もしどうしても鳥人間がいいって人がいたらどうなるんですかねぇ?」
氷魔「……仲間を募って、新たなカルトを立ち上げるでしょうね……私達には関係ない話です……多分」
男「それじゃあもう一回祭壇で祈ってみよう」
彼が目を閉じて祭壇に触れると、
彼の脳内にはエロ女神の姿と、先程の少女がいた
エロ女神「………………」
男「なんも喋らないな……まだキャラが定まってないからか?……それよりもそっちの少女は……どうしたんだ?」
少女神「>>下1」
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 19:41:36.20 ID:ZazjTbxMO
- この変態!腹立たしいわ
- 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 20:38:31.94 ID:7H4w89OB0
- >>206
やっと聴こえる様になったら罵声とか
- 208 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 21:39:05.34 ID:rrs1UuhLo
- 少女神「この変態!腹立たしいわ」
男「え、変態?誰が?」
少女神「そこのあなたです!勝手にこんな……えろ……はしたない神を祭り上げないで下さい!」
男「いや、信者の為を思ってさ。こういう姿のほうが取っつきやすそうだし……」
少女神「きーっ!ムカつきますね!なんですか!私がちんちくりんなのがいけないんですか!?」
彼女はその上品な出で立ちからは想像できないほど子供じみた様子で地団駄を踏んで悔しがっている
男「それはそれでかわいいと思うがな……そうだ、姉妹ということにすればいいんだ。そうすればお得だ」
少女神「……お得ってなんですか!?まるで柱をモノみたいに扱いやがりまして……天罰を落としますよ!」
- 209 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 21:44:15.15 ID:rrs1UuhLo
- 男「天罰!?」
少女神「天罰です!不届きものめ!」
男「はっはっは!さっきまで喋れもしなかった神が天罰などと笑わせる!」
少女神「くっ……そ、それに関しては感謝していないこともないですが……!」
男「………………」
少女神「なにニヤついてるんですか!天罰落としますよ!」
男「そんな天罰ばっか振り回してるから信者が言うこと聞かなくなるんじゃないのか?」
少女神「うるさいうるさーい!天罰です!内容は>>下1!」
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 21:45:17.06 ID:4HANdzdE0
- 顔面偏差値−40
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 21:45:41.89 ID:rW1E0uXc0
- このエロ女神をエロイことはとても出来そうに無いオドオド気弱な性格にしてあげます
- 212 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 22:59:51.39 ID:rrs1UuhLo
- 少女神「顔面偏差値?40!」
男の【顔面】30
(神のパワーなので習得特技は効果を発揮しない)
男「げっ!顔のパーツが歪むのを感じる!」
少女神「はっはっは!どうですか?今の気分は!」
男「……ま、いいか。別に命さえあれば」
少女神「ぐぬぬ……」
- 213 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 23:05:44.91 ID:rrs1UuhLo
- 男「それじゃ、お別れだな」
彼は集中を解いて現世へと意識を戻そうとする
少女神「お別れ!?」
男「別に、新しい方と姉妹にはするけど主神にはしないし……」
少女神「それは困るんですよ!忘れ去られた神は消えてなくなるんです!私を殺すつもりですか!?」
男「天罰ふっかけといて偉そうだな」
すると、だんだんと彼女の姿が薄らいでいく
新たな信仰の浸透と共に、
彼女はだんだんと忘れられていくのだ
- 214 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 23:09:53.32 ID:rrs1UuhLo
- 少女神「い、嫌です!消えたくありません!」
男「……誰もが忘れたとき、完全に消えてなくなるんだろ?」
少女神「……そうです」
男「それなら安心しろ。鏡を見るたび、俺はお前を思い出すからな」
少女神「……確かに……それなら消滅は免れるかもしれません……」
男「それじゃあな。今度こそお別れだ」
少女神「……また来なさい。私を、思い出すために」
- 215 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/29(火) 23:10:52.51 ID:rrs1UuhLo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 23:18:14.66 ID:4HANdzdE0
- 乙です
- 217 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/06/30(水) 02:56:58.21 ID:AXyKFgQQ0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 218 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 19:14:10.80 ID:wOIlkvzko
- ・男
【筋力】77【HP】58【素早さ】161【MP】72【顔面】30(神の力)【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:厨二っぽい太刀(炎属性)
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 闇魔法 風魔法
所持:麻薬(2回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
(経験値20/24……レベル15)
・中華
【筋力】72【素早さ】137【HP】??+34【MP】28【中華料理】99【顔面】76【加護】10【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:ボーンランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:危険な国三選
(経験値20/23……レベル14)
・氷魔【筋力】117【HP】??+29【MP】135【素早さ】113【料理】37【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:スフィアローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5)
(経験値22/23……レベル13)
・やる気
【筋力】147【HP】47【MP】119 【素早さ】165【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
武器:スパイラルランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:回復魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値9/24……レベル15)
・ぶりっ子
【筋力】96 【HP】??+26【MP】111【素早さ】68【料理】73【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
武器:ドラゴンキラー
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
(経験値21/23……レベル14)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属
不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典
【ギルドの資金】474075
- 219 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 19:17:34.33 ID:wOIlkvzko
- 彼が元の世界に意識を戻すと、
信じられないものを見たような顔の仲間たちがいた
中華「まさか本当に神と対話できているのかい?」
男「できてると思ってるけど、どうして?」
ぶりっ子「急に顔のパーツが歪みだしたからですよぉ!タチの悪い魔術かなんかでどこからか攻撃されてるのかと思いました!」
男「いや、なんか神が怒ったみたいで……」
氷魔「……それなら……命があるだけ儲けもの……ですね……」
- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 19:18:55.88 ID:4faV2/kyO
- たいしたこたぁねぇ元のブサメンに戻されただけだ
- 221 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 19:22:14.52 ID:wOIlkvzko
- 男「まったく同意見だ」
ぶりっ子「えー……私は残念ですねぇ」
男「イケメンならそこにいるだろ?」
ぶりっ子「多いに越したことはないんですよぉ……」
貴族「ひとまず皆に伝えてきました」
中華「感触は?」
貴族「悪くなかったです。これまで割と恐怖政治に近かったので……」
氷魔「……そうですか……」
- 222 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 19:26:38.98 ID:wOIlkvzko
- 男「それじゃあ人海戦術であいつについて調べておいてくれ」
貴族「分かりました。あの槍を持った人ですね」
中華「そうだね。よろしく頼むよ」
氷魔「……さて……日が暮れるまでまだ少し時間があります……どうしましょうか……?」
ぶりっ子「やりたいことは沢山ありますね……相手はまだまだ、未知の領域にいますからねぇ」
>>下1……何をしよう?
1.信者を増やす
2.影縫いの術への対策を探る
3.本部ギルドを頼ってみる
4.自由安価
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 19:27:10.97 ID:COZLtcCv0
- 2
- 224 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 21:11:11.23 ID:wOIlkvzko
- 帰りの馬車の中で、これからの方針を話し合った
男「とにかく、安全を確保したい。影縫いの術への対策を考えなきゃな」
ぶりっ子「できるならそれが最善ですねぇ。でも、どうします?」
中華「もう一回図書館に行くかい?」
氷魔「……そうですね……それが一番堅実だと思います……」
- 225 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 21:16:15.59 ID:wOIlkvzko
- こうして一行は図書館へとやってきた
今朝いた司書がまだ勤務していた
男「……おや」
司書「あ、今朝のご一行。どうです?仲間の方は……」
中華「残念ながら……」
司書「……そうですか……私も心苦しいです……」
氷魔「……いえ……あなたはただ職務を果たしただけです……それよりも……影縫いの術に対する対策を知りたいのです……」
司書「分かりました。しばらくお待ち下さい」
- 226 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 21:20:35.76 ID:wOIlkvzko
- 司書はやはり献身的で、
またも息を切らして本を探し、
十分もした頃に本をカートで持ってきた
ぶりっ子「わぁ……ありがとうございます。こんなにいっぱい……」
司書「いえ、いいのです。いつも運動不足なので……」
男「本当に感謝します。いくら感謝しても足りないくらいだ」
司書「いえいえ……ところで、今朝と人相が違いませんか?」
男「……神の怒りに触れたんですよ」
司書「え?」
ちぐはぐなやり取りの裏で、
他のメンバーは懸命に対抗策を探し始めた
もちろん彼もすぐに参加し、
閉館前には対策を見つけることができた
>>下1……影縫いの術への対策
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 21:21:07.56 ID:7NmhoaAK0
- 影縫いは
高等な無属性魔法一つであり
欠点は無いに等しい
ただし、無属性なら無属性魔法で対抗する
もしくはそれを凌駕する次元改変を行う神異魔法を習得するという手段がある。
- 228 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 22:43:21.03 ID:wOIlkvzko
- 結論から言うと、今の我々にはかなり厳しい内容だった。
影縫いは高等な無属性の魔法に分類され、
氷への炎や、光と闇のように打ち消しが発生する組み合わせはない
ただし、無属性なら無属性魔法で対抗することができ、
もしくはそれを凌駕する次元改変を行う神異魔法を習得するという手段もある。
男「なんじゃこりゃあ……」
氷魔「……うーん……困りましたね……」
中華「無属性、しかも高等なやつなんて使える人はいないし……」
ぶりっ子「この神異魔法ってなんですかぁ?」
氷魔「……一応、存在するとされますが……ほぼ伝説上の魔法です……神の力を魔法的に解釈したものとも……魔法を極めた賢者が神の座を目指す際に習得する魔法とも言われます……」
男「雲の上すぎるぜ!」
- 229 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/06/30(水) 22:49:54.60 ID:wOIlkvzko
- 中華「困ったね……多分、影縫いを使うのはあの頭領ってやつだから……あれに攻撃を当てなきゃいけないのかぁ」
ぶりっ子「無属性のやつがあれば当てずとも魔力反発でやれるということですねぇ……無理なんですが」
男「なにより、物理は使えないからな。多分この刀は炎を出せるから大丈夫だろうけど」
氷魔「……そろそろ夜です……どうしましょう……?」
>>下1……どうする?
1.このまま影人形と対峙する
2.助っ人を呼ぶ(対象も)
3.自由安価
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/30(水) 22:51:07.39 ID:LGcVcGIEO
- 美人錬金術師さんを訪ねる 2
- 231 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 19:17:57.96 ID:8/sjKJMbo
- すみませんそのまま寝てしまいました
・男
【筋力】77【HP】58【素早さ】161【MP】72【顔面】30(神の力)【料理】91【中華料理】77【加護】20
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:厨二っぽい太刀(炎属性)
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 闇魔法 風魔法
所持:麻薬(2回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
(経験値20/24……レベル15)
・中華
【筋力】72【素早さ】137【HP】??+34【MP】28【中華料理】99【顔面】76【加護】10【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:ボーンランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:危険な国三選
(経験値20/23……レベル14)
・氷魔【筋力】117【HP】??+29【MP】135【素早さ】113【料理】37【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:スフィアローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5)
(経験値22/23……レベル13)
・やる気
【筋力】147【HP】47【MP】119 【素早さ】165【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
武器:スパイラルランス
防具:グレートアーマー
習得魔法:回復魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値9/24……レベル15)
・ぶりっ子
【筋力】96 【HP】??+26【MP】111【素早さ】68【料理】73【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
武器:ドラゴンキラー
防具:アイアンブレラ
習得魔法:氷魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
(経験値21/23……レベル14)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属
不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典
【ギルドの資金】474075
- 232 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 19:22:31.25 ID:8/sjKJMbo
- 男「ダメ元だが……あいつを頼りたいな……あの錬金術師」
ぶりっ子「確か、錬金術はけっこうできる人なんですよねぇ?でも、どこに住んでるんでしょう?」
氷魔「……それなら……知ってます……派手好きなのかなんなのか……いつも家がイルミネーションで光っていることで有名です……」
中華「そうなんだ。やっぱ変わってるなぁ」
男「ガワは悪くないんだがな。変人過ぎるよなぁ」
- 233 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 19:34:57.21 ID:8/sjKJMbo
- 街の高台に登れば、その家がどこにあるかは一目瞭然だった
よって一行は急いで彼女の家に向かい、
急ぎ目に玄関のドアをノックしたのだった
美女「どうしたんですか、そんなに焦って。トイレでも借りに来ましたか」
男「こんな目立つ家にトイレ借りに来るやつがいるかよ……それよりも大変なんだ」
一行は彼女に事情を説明した
彼女はめんどくさそうな様子であったが、
どうにか説得した
中華「てな訳でさ。属性攻撃のできるアイテムとか、強力な無属性を出すアイテムとかないかな?」
美女「>>下1」
- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/07/01(木) 19:35:29.60 ID:1f7rIpVXO
- それ以前に『救世主の資格』の称号を持つ者なら
無属性魔法に狙われそうになると第六感が冴え身体能力が超絶バフされる固有スキルがあるんだなぁ
- 235 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 19:48:14.70 ID:8/sjKJMbo
- 美女「それ以前に『救世主の資格』の称号を持つ者なら
無属性魔法に狙われそうになると第六感が冴え身体能力が超絶バフされる固有スキルがあるんだなぁ」
中華「……なぜ、そんなことを?」
美女「おいおいとぼけないでよ。錬金術は理を操る術、君のような神の寵愛で摂理から外れたものには敏感なんです」
氷魔「……バフ……?スキル……?まぁいいですけど……どうしてそんなことに……?」
美女「君たちは勘違いをしているんです。救世主の宿敵は魔王なんかじゃない。『無』ですよ。だから『無』に強くされてるんですよ」
- 236 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 19:51:58.60 ID:8/sjKJMbo
- 男「『無』ってなんだ?」
美女「……いずれ分かりますよ。説明は面倒ですし、知らなくてもそこまで影響はないです。私は寝ます」
彼女はやや乱暴に玄関を閉めてしまった
しかし、もう夜である
中華「影人形がどこからやってくるのか……」
ぶりっ子「でもここだけはイルミネーションで明るいですし……ここを中心に警戒すれば来る方向も分かりそうですねぇ」
- 237 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 19:57:27.84 ID:8/sjKJMbo
- 暫く待つと、どこからか素早い身のこなしで実体を持った影が現れた
男「どうだ?」
中華「ああ。力が湧くのを感じる」
ぶりっ子「まじですか……それじゃ、やっちゃって下さい!」
中華「……あ、魔法使えないじゃん僕」
男「はは、締まらねぇな。ほら、この太刀を使え」
彼は男から太刀を貰う
振り抜く武器を使うのは初めてのようで、
少し困惑していたが、それを上回る強化をされた身体能力で影人形を四等分した
- 238 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 20:00:23.83 ID:8/sjKJMbo
- 中華「ふぅ……これで終わりかな?」
氷魔「……そのようですね……あ……!危ないです……!」
中華「え?せやぁ!」
死角から現れたもう一体の影人形を彼は驚きつつも両断する
男「ど、どうなってんだ……沢山いやがるのか……!?」
氷魔「……恐らく……一日一体……生産できるのでしょう」
ぶりっ子「なるほど。確かに、沢山出せたら強すぎますからねぇ」
- 239 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 20:13:10.39 ID:8/sjKJMbo
- その後、一行はギルドハウスへと帰った
もう遅かったので、手軽な料理を中華が作った
男「落ち着くなぁ……」
中華「……そうだね。落ち着きすぎる……」
ぶりっ子「…………」
氷魔「……元気がないですね……それもそうでしょうけど……」
いつもは賑やかな食卓も、
一人欠ければ空虚なものに感じてしまう
全員がその思いを胸に、食事を終えて寝た
- 240 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 20:25:29.79 ID:8/sjKJMbo
- ?翌日・陽週火曜日?
男「今日もやっていくぞ」
中華「やらなきゃいけないことが多いね」
ぶりっ子「情報を集めなきゃいけないですし……信者も集めなきゃいけないですし……態勢を整えたり信者集めの元手にもお金が要りますねぇ」
氷魔「……心苦しいですが……一つずつやっていきましょう……」
>>下1……何をしよう(フェイズ・朝)
1.信者を集める
2.現在手に入った情報を貴族に確認する
3.資金を集めるため、何でも屋の営業をする
4.自由安価
- 241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/01(木) 20:30:14.66 ID:PAG96dtU0
- 1
- 242 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 21:56:41.45 ID:8/sjKJMbo
- 一行は信者を集めることにした
この城下町は全面陸続きであり、
特に海はないので、鉄板のロケーションが存在しない
男「どこで信者を集めようか?」
中華「最初だし、普通に大通りでいいんじゃないかな?」
ぶりっ子「そうですねぇ。早速行きましょう!」
氷魔「……そうですね……時間が惜しいです……」
- 243 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2021/07/01(木) 22:15:34.31 ID:8/sjKJMbo
- という訳で街の大通りまでやってきた。
信者を集めるために何か喋ろうとするが、
喉が詰まる。何を言えばいいのだろうか?
セールスポイントは沢山ある。
その煽情的な容姿、厳しくない教義などだ。
だが、どう形にして発言すればよいものか?
男「なんて言おうか?」
中華「そりゃあ……思ったことを言えばいいんじゃないかな?ここがいいですよーって」
ぶりっ子「案外難しいもんですよ、そういうの」
氷魔「……それでは……中華さんが……演説してみては……?」
中華「リクエストですか、それならやってやりますよ」
>>下1……中華の演説内容
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/01(木) 22:57:11.60 ID:FYhlMW/DO
- 中華は一度深呼吸して…
信仰ポイントを300に達した人は海のハンターと戯れる金髪淫乱神様にどんなことでも、お聞き受けてもらえますよ゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛
海に関する魔法ならじゃんじゃんアイディアして皆ハッピーになりましょ゛お゛お゛お゛お゛お゛
Welcome long vacation!!!!
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