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ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」
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356 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:13:30.08 ID:gMDzFXgW0
一同「「「「おめでとうございまーす!!」」」」
ミサト「ありがとう!....ありがとう、シンくん」
シン「あぁ、言い出しっぺはシンジの方です」
シンジ「あぁ、はい....おめでとうございます、ミサトさん」
ミサト「ありがとね、シンジくん」
シンジ「そんな、ははは」
アスカ「....」
霧島「....アスカ」
アスカ「わかってる、今はしっかり楽しむわ」
アスカ「そんで、明日から特訓よ、打倒シンジでね」
霧島「うん、私も手伝う」
アスカ「ありがと、マナ」
ハロたち「「「「「「ガンバレ、ガンバレ」」」」」」
アスカ「.....」ウルッ
アスカ「私がんばるぅう〜〜〜!!絶対シンジに勝ってやるんだからぁ〜〜!!」ギュウゥ
ハロ波「ハナシテ」
357 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:14:13.81 ID:gMDzFXgW0
綾波「....私お肉食べれないの」
綾波サンク「ごめんなさい」
シンジ「大丈夫だよ、事前に聞いてたから、色々用意できたし」
シンジ「....ただ」
綾波カトル「んむ、あんむ、もむもむ...」ステーキホオバリ
綾波シス「まむまむ...」ヤキニクモグモグ
シンジ「結構クローンでも個体差ってあるんだね...?」
綾波「そうね」
ハロ波「タシケテー」
アスカ「あーん、持って帰りたいわー!」ギュー
358 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:15:10.87 ID:gMDzFXgW0
ミサト「....」
シンジ「....ミサトさん?」
ミサト「あ、うんどしたのー?」
シンジ「...いえ、あんまり楽しんでなさそうだなって」
ミサト「そんなことないわよ、楽しんでるわ」
シンジ「....」
シンジ「ミサトさんの心は、どういってますか?」
ミサト「え?」
シンジ「ミサトさんの心は...何をしていって、言ってます?」
ミサト「....」
シンジ「心の声に従って、やりたいことをやってみろって、セイラさんに言われたんです」
シンジ「....僕が言っても説得力ないかもしれませんけどね」
ミサト「シンジくん...」
ピンポーン
シンジ「あ、もしかしてアムロさんたちかな、僕出てきますね」
ミサト「うん」
359 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:16:12.78 ID:gMDzFXgW0
シンジ「はーい」ガチャッ
アムロ「やぁ、シンジくん、遅れてすまないな」鼻メガネ
加持「久しぶりだね、シンジくん」ヒゲつき鼻メガネ
シャア「ふふん、気合入れてきたぞ」クワトロ大尉
シンジ「シャアさん似合ってますよ、道化みたいで」
シャア「これでは道化だ」
アムロ「似合ってるとさ、道化」
シャア「えぇい煽るな!」
アムロ「情けない奴!」
360 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:16:49.79 ID:gMDzFXgW0
ベランダにて
ミサト「....」
ワイワイガヤガヤ
シャア「向こうは盛り上がっているぞ」
ミサト「えぇ、すぐ戻るわ....心配かけたくないもの」
シャア「そんなに復讐者の自分が嫌かな?」
ミサト「!」
シャア「....」
ミサト「....あんたに何がわかんのよ」
ミサト「楽しく道化を演じて、へらへらと笑ってるだけのアンタに」
ミサト「私の何がわかるっていうのよ!」
シャア「.....」
ミサト「....私だって、自覚してるわよ」
ミサト「あの子たちを私の復讐に巻き込む気満々だった」
ミサト「でも、あんたらを見てると....自分が嫌になってくる...」
ミサト「私だってね...好きであの子たちを利用してるんじゃ...」
シャア「それは虫が良すぎるのではないかね?」
カランッ
361 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:17:24.21 ID:gMDzFXgW0
ミサト「っ....!?」
シャア「過去に累積したその思いは本物だろう」
シャア「その思いのために彼らを利用しようとしたのも本当だ」
シャア「それでいて"好きで利用したわけではない"とは、無責任にもほどがある」
ミサト「......!」ギリッ
シャア「なるほど、復讐者にも指導者にもなれない、半端者になるだけだ」
パァンッ!!
ミサト「.....」ギリギリ
シャア「.....ふっ」ヒリヒリ
ミサト「さっきから聞いてりゃアンタ....アンタは私のなんなのよ!!」
ミサト「目の前で使徒に親を殺されて...私に何かを言える権利のある人なんて、いるわけないでしょ...!」
シャア「君は」
ミサト「」ビクッ
シャア「――――シャア・アズナブルという人のことを知っているかね?」
ミサト「....それはあんたのことでしょ...」
シャア「彼は両親を殺されている」
ミサト「!!」
362 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:17:52.66 ID:gMDzFXgW0
シャア「権力に目のくらんだ人間によって殺され、自身もそれに虐げられてきた」
シャア「そして組織にたった一人で挑み、散っていったバカな男さ」
ミサト「....それがなんだってのよ、同じ境遇だからいうこと聞けって?」
シャア「今の私は楽しく道化を演じてヘラヘラと、子供たちの前で笑ってるだけの大人さ」
シャア「だが、私でもこうなれた」
ミサト「!」
シャア「....復讐者とは虫のいいものではない、様々な物を捨てて最後にこびりついてしまう黒い汚れのようなものさ」
シャア「君が復讐者のままでいたいというのなら止めはしない、だが私とアムロは子供たちの為に動く」
シャア「君が指導者になりたいならば、それも止めはしない」
シャア「だが、どちらも選ばずどっちつかずでいるつもりならば...君にはネルフを去ってもらう、私の出来る手全てを尽くしてでもな」
シャア「戦場で中途半端にぶら下がっている者を守っていられるほど子供たちは年を重ねていないのでね」
ミサト「...」
シャア「....心のままに動くといい、それが君にとっての最善だろう」
シャア「私は戻る」カランッ
363 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:18:52.16 ID:gMDzFXgW0
ミサト「....」
ミサト「....そんなこといったって...どうすりゃいいのよ...」
ミサト「諦めろっての...?そんな安い覚悟で人なんか利用しないわよ...!」
カラカラカラッ
ミサト「!」
綾波カトル「...ミサトさん」
ミサト「あぁ、カトルちゃんか...大丈夫よ、すぐ戻るから」
綾波カトル「感情のままに行動するのは正しい人間の生き方、らしいよ」
ミサト「!」
綾波カトル「....心に耳を澄ませて、望んでいることを聞いてあげて」
綾波カトル「....皆と待ってますから」カラカラッ
ミサト「.....感情のままに...か.....」
ミサト「..........」
ミサト「はぁ、ほんっと....ニュータイプってずかずかと心に入り込んでくるのね」
ミサト(おかげで聞こえちゃったじゃない、心の声)
364 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:19:19.35 ID:gMDzFXgW0
アムロ「....いいのか?」
シャア「すまないな、加持、君の役割を奪ってしまって」
加持「いいんですよ、あれは俺じゃあどうにもできなかった」
加持「悔しいですけどね」
シャア「....」
アムロ「加持、そろそろ自分を許してやってもいいんじゃないか?」
加持「許すも何も、俺は自分に対して何も怒っちゃいませんよ」
アムロ「枷はあるだろう」
加持「俺が背負うべきものです」
アムロ「.....頑固だな、お前も」
加持「じゃないと生きてこれませんでしたから」
アムロ「お前は少しシンジくんと話してみるといい、少なくとも悪い結果にはならんさ」
加持「随分買ってるんですね」
アムロ「弟分、だからな」
シャア「昔のお前そっくりだからな、シンジくんは」
加持「そうなんですかい?」
シャア「あぁ、色々とな」
アムロ「昔の話はしてくれるなよ...」
シャア「ふっ...」
365 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:20:28.25 ID:gMDzFXgW0
ミサト「大した破壊力ね、さすがATフィールド」
マヤ「落下のエネルギーをも利用しています、使徒そのものがおっきな爆弾みたいなものですね」
リツコ「一発目は太平洋に大外れ、そこから二射三射と、誤差修正をしているわ」
ミサト「学習してる、ってことね」
日向「N2航空地雷も効果ありません」
青葉「以後、使徒の消息は不明です」
ミサト「来るわね、多分」
リツコ「次はここに、本体ごとね」
ミサト「その時は、第三芦ノ湖の誕生かしら?」
リツコ「富士五湖が一つになって太平洋と繋がるわ、本部ごとね」
――――――――
―――――
―――
366 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:20:57.09 ID:gMDzFXgW0
リツコ「...やるの?本気で」
ミサト「えぇ、そうよ、これしかないと思うわ」
リツコ「あなたの勝手な判断でエヴァを8機も損失させる気?」
リツコ「勝算は0.00001、万に一つもないのよ」
ミサト「ゼロではないわ、それに今とれる手段もこれしかないわ」
リツコ「葛城三佐!」
ミサト「現責任者は私です」
ザアァァァァゴポポポ
ミサト「....やれることはやっておきたいの、多分、あの子たちもそうだと思うわ」
ミサト「使徒殲滅は、私たちの仕事です」
リツコ「私たちの?仕事?」
リツコ「あなたの我儘でしょう?それは」
ミサト「....どうかしらね」ニッ
367 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:21:24.65 ID:gMDzFXgW0
霧島「えぇぇ!?手で、受け止めるんですか!?」
アムロ「意外といけるぞ」
シャア「コックピットでも行けるぞ」
シンジ「ごめんなさい、二人とも少しだけだ待っててくれませんか?」
ミサト「落下予測地点にエヴァを配置、ATフィールド最大であなたたちが直接使徒を受け止めるのよ」
アスカ「使徒がコースを大きく外れたら?」
ミサト「アウトね」
霧島「機体が耐えられなかった場合は?」
ミサト「その時もアウトよ」
シンジ「勝算は?」
ミサト「ぶっちゃけないわ」
一同「「「「.......」」」」
ミサト「ごめんなさい、他に作戦が無いの」
アスカ「これは作戦って言えないでしょ?」ジロ
ミサト「...ホント、言えないわね、だから辞退もできるわよ」
368 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:21:50.75 ID:gMDzFXgW0
アスカ「....そこは素直にごめんなさいって謝っとくところよ」
シンジ「帰りにとっとこうよ」
綾波「ミサトさんのごめんなさいがご褒美は味気ないわ」
綾波カトル「何か奢ってほしいよね」
綾波サンク「....えぇ」
綾波シス「私パフェ食べたい!!」
霧島「私も食べたいスイーツあったのよね!」
ミサト「皆....いいのね?」
一同「「「「.....」」」」
ミサト「決まりでは遺書を書くことができるけど、どうする?」
シンジ「リレー形式にしようよ」
アスカ「良いわよ、あんた先頭ね」
シンジ「拝啓、この手紙、読んでいるあなたは」
アスカ「どこで何をしてるのだろうってバカ」
霧島「私たち14だよ」
綾波「誰にも話せない悩みの種、あるかしら?」
霧島「そんなにないよね...?私はシンジくんには全てをさらけ出したもん」
アスカ「やーらしー!」
霧島「ちょっ!そんなんでも....あるけど....」
アムロ「....たくましくなったな、君たちも」
ミサト「....えぇ、私も腹が決まったわ、終わったらみんなになんでも奢っちゃうわよ!」
369 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:22:18.52 ID:gMDzFXgW0
―――――――逃げちゃダメだ
――――――逃げちゃダメだ
―――――逃げちゃダメだ
シンジ「――――そう、逃げる気はないよ」スゥ
キイイイィィィィィン.....
初号機「....」ガゴンッ
ゼロ波「碇くん」
シンジ「うん、ゼロシステムフル稼働、落下予測地点を完璧に割り出して」
シンジ「僕たちが先手を切るよ」
ゼロ波「えぇ、未来は見えているもの」
370 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:22:45.15 ID:gMDzFXgW0
青葉「目標、最大望遠で確認!」
日向「距離!およそ2,5000!」
ミサト「おいでなすったわね....エヴァ全機、スタート位置」
シンジ『ミサトさん』
ミサト「何?シンジくん」
シンジ『落下予測地点をゼロシステムに送っておいてください、ゼロシステムをフル稼働して位置を割り出します』
ミサト「負担が大きいわよ」
シンジ『やれることはやっておきたいんです』
リツコ「....」
ミサト「....」フッ
ミサト「わかったわ、しっかり成功させて頂戴」
シンジ『了解』
371 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:23:22.81 ID:gMDzFXgW0
ミサト『当てになるのはシンジ君のゼロシステムと弾道計算のみ』
ミサト『MAGIが距離10000の時点までは誘導するわ、以降は各自の判断よ』
ミサト『あなたたちに全て任せるわ...では、作戦開始』
372 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:24:54.73 ID:gMDzFXgW0
シンジ「行くよ」
綾波「...」コクリ
霧島「うん」
ガシュウンッ!!
初号機「」キィイィィンズドドドドドドドッ
弐号機SU「」ザシャッ!!ドドドドドドドドッ
OOエヴァ「」ドスンドスンドッドッドッドッ
四号機T「」ギィインッバシュゴォオオオオオオッ!!
0.0EVA-S改「」バシュゥッ!!ゴォオオオオッ!!
0.0EVA-ET「」ズドッ!!バシュゥウウウッ!!
0,0EVA-LMES「」キィィン!!ラァァァァァァ
ドズンドズンドズンドズンドズンッ!!
初号機「」バッ!!
シンジ(ゼロの予測は....!)ピキィンッ
初号機「」グンッ!!
ミサト『シンジくん!?どこに向かって――――』
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴパキィンッ!!
青葉「目標のATフィールド変質、軌道変わります!」
青葉「目標修正地点205!」
日向「目標!更に加速!!」
373 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:25:34.42 ID:gMDzFXgW0
アスカ「何よ!!計算よりかなり早いじゃない!!!」
アスカ「ダメ!!私じゃ間に合わない!!」
綾波カトル「私も遠い...!!」
綾波サンク「私とシスならいけ....シンジくん!?」
シンジ「ミサトさん!!」ツウゥ
ミサト「緊急コース形成!605から675!!」
日向「はい!!!」
ガションガションガションガションッ!!!
ガンガンガンガンガンガンッ!!
ミサト「次!!1072から1078!スタンバイ!!」
ギュォーンギュォーンギュォーンギュォーンッ
初号機「」ドッドッドッドッバシュゥウッ!!
バシュンッバシュンッバシュンッバシュンッ!!
ズドォンッ!!ギュォオオオオオッ!!
シンジ「く、ぉおおおおおおお....!!!」
シンジ「エヴァンゲリオンッ!!!」グワッ!!キィイインッ
ゼロ波「ゼロシステム、フル稼働!!」
初号機「ウオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」グォオオオオオオッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴヒュバァァァァァアアアアッ!!!!
マヤ「加速度!!エヴァの推定限界速度を突破!!」
リツコ「ソニックブームまで...!」
374 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:26:09.07 ID:gMDzFXgW0
キュォオオ.......ン.....
サハクィエル「ォオオオオオオオオオオオオオオンッ」ゴォオオオオオオオッ
ズザザザザザザザザザァァアアアァッ!!
シンジ「ATフィールド....全ッ開ッ!!!」ピキィィインッ!!
ゼロ波「ゼロシステムフル稼働、パイロットの補助を開始」キイィンッ
初号機からあふれる緑色の光、そして発生する衝撃波
375 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:27:16.14 ID:gMDzFXgW0
パキィイイイイイインッ!!!!
巨大なATフィールドが使徒を受け止める
それと同時に使徒の中心部から合われる人の上半身のような姿の使徒本体
初号機「」ギギギギギギギギ
サハクィエル「ウオォォ!!」ズズズッ!!
ATフィールドを貫通し、手を組みあう
瞬間、何かを破るような軋み上げる音が鳴り、使徒の腕が変化する
槍のように変化したそれが初号機の掌を貫いた
シンジ「あぐうぅぅ...ぅぐ....!!」ギンッ!
サイコフレームの光とATフィールドで使徒を押し返さんとする初号機
両腕の筋肉からも大量の血が噴き出している
歌うような音が響くと共に初号機が更にめり込み始める
初号機の両腕の筋肉はこれでもかと膨張し、大量の血を流しながら使徒を受け止める
霧島「シンジくん!!」
綾波「マナさん、コアを!!」
霧島「りょぉうかい!!!やぁあああれぇえええ!!!!!」ガゴンッ!!
ATフィールドをトライデントネイルで切り裂き、そのまま返す手でコアを貫かんとする
瞬間高速で輪の上を滑り始めるコア
376 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:28:14.62 ID:gMDzFXgW0
霧島「うぅそ!?くっちょこまかとっ...!」
唐突に輪のレール上に起こる連続爆発、コアが一瞬停止する
視線を向ければ円環状に配置されたファンネルの一斉射撃がコアの移動を止めたらしい
遠くの方でこちらに向かって飛びながら向かってくる0.0EVA-LMES
瞬間、両手でコアをキャッチし、移動を抑え込むOOエヴァ
歌うような音と共に使徒が加速し、初号機を押しつぶしにかかる
シンジ「ぐぁあああっ...!!マナ、早”ぐッ”っ”!!」ギギギギ
綾波「ぐうぅぅ...!!!」ギギギギッ
霧島「やれっ!!やれっ!!!やれぇえええぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!」ガゴンッ!!
両手のネイルをコアに突き刺す四号機
そのまま両手を横に開くように動かしてコアを無理矢理引き裂いた
瞬間、痙攣したように一瞬こわばる使徒
踊るように立っていた繊毛じみた部位が垂れさがり、その場の三機の上に覆いかぶさった
そして、形象崩壊を起こして使徒の体が紅い液体へと変化していく
377 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:28:58.56 ID:gMDzFXgW0
シンジ「か、勝った....」
霧島「危なかった...レイ、ありがと...」
初号機「」ギュウゥゥン
四号機T「」ギュウゥゥン
綾波「えぇ、お疲れさま」
動力が切れてその場にうなだれる初号機と四号機を抱えるOOエヴァ
そして場に響く骨のなるような音
綾波「!?....まさか...ミサトさん!」
378 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:29:26.30 ID:gMDzFXgW0
ミサト「そんな....!?」
日向「ぱ、パターン青、消失していません!!」
青葉「第13使徒、形状が変化します!!!」
379 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:29:57.90 ID:gMDzFXgW0
同時に、それが羽ばたき始める
項垂れたエヴァ二機を抱えたOOエヴァはそれと対峙する
それはいうなれば羽毛の生えた鳥のような竜、と言えるものだった
サハクィエル第二形態「ラァァァァァ」
歌うような声を上げると、周囲の色彩が一瞬変化し、ねじれ狂う
瞬間、地面が跳ね上がるように振動し、エヴァ三機を跳ね上げた
同時に空気が振動し、跳ね上がったエヴァ三機が同時に地面に叩き付けられる
綾波「っぐぅう!?」
380 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:31:20.66 ID:gMDzFXgW0
ミサト「何!?あの攻撃は....!?」
日向「一切不明!!物理法則を無視しています!!」
青葉「周囲の空間に対する異常な力場を確認!重力やその他既存の力場が捻じれています!!」
リツコ「その場の法則を出鱈目にゆがめてしまうことで疑似的な因果の超越を行っているのかもしれないわ」
ミサト「そんな...!だったらあの使徒には――――」
リツコ「――――えぇ」
―――――――――――人類の力、つまりエヴァでは勝てないわ
つづく
381 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 01:35:52.13 ID:gMDzFXgW0
出現ではなく進化を以てエヴァと渡り合う使徒
法則を捻じ曲げ空を舞う怪鳥にとって、エヴァとの戦闘は遊びですらなかった
全てのエヴァが葬られるとき、終わりのエヴァが虚無を引きずり出す
次回
あ
る 第十二話
は
ず
の
"無"い初号機
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 01:37:16.43 ID:g4tZKfEzo
エヴァ8機に対するバランス調整のためか使徒も増えたり強化パッチで上方修正されとる
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 01:46:17.42 ID:anP9efjk0
エヴァ8機を維持出来る金や人員あるのか?
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 01:56:15.03 ID:uv9K2X5t0
セカンドインパクトに加えてほぼ全てのガンダムの戦争を起きてるんなら
おいおい死んだわ世界となりそうだけどまだ持ち堪えてるこの世界の人類は結構強い?
385 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 02:08:22.32 ID:gMDzFXgW0
>>383
宇宙世紀とか言ってバカみたいに人型兵器配備しまくってたのにセカンドインパクトの結果MS関連の技術が失伝した世界だから割と建造費とかは通常のエヴァの世界より安く済んでるよ、あと大きさも40mくらいで劇場版の徒も違うからね
人員については描写するのが面倒なだけで結構いるよ、必要になったらアストナージあたりでも生やすよ
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 02:15:17.78 ID:g4tZKfEzo
この世界ではジェットアローンは暴走してないんだな
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 03:14:04.06 ID:E0iykZX7o
プルシリーズとアヤナミシリーズの邂逅
388 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 11:21:25.60 ID:gMDzFXgW0
そういやここって画像貼れるのかな、誰かやり方わかる人おったら教えてほしい
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 11:42:13.53 ID:OtNcn0XEo
chmate等々大抵の専用ブラウザなら画像アップロードする機能あると思う
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 11:56:55.67 ID:g4tZKfEzo
専ブラ使わないんならimgurでアップロードしてURL自分で作ってここにそのURL貼るしかたぶん無い
391 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/19(土) 12:00:31.76 ID:gMDzFXgW0
>>389
、
>>390
ありがと、このスレのエヴァの外観とか落書きしたけど貼り方がわからかったんよ
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/20(日) 00:26:02.50 ID:H+XBfWq9o
今日はないのね
393 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:41:17.71 ID:0DEz1P3A0
画像が消えてふて寝してた
とりあえず投下始める
394 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:42:14.83 ID:0DEz1P3A0
リツコ「現在の可動可能戦力は!?」
マヤ「0.0ETとOOエヴァのみです!!」
青葉「次元断裂発生!虚無空間発生します!!」
リツコ『レイ、その場から全力で退避なさい』
リツコ『絶対にその黒色の溝に触れてはダメよ!!』
綾波「了解...この黒い渦はなんですか」
リツコ『時空が断裂したことによる存在の裂け目...疑似的なブラックホールと思えばいいわ』
リツコ『触れれば物理的な耐久を一切無視して文字通りに削れるわ』
綾波「....とても危ないですね」
四号機と初号機を担いで走り出すOOエヴァ
それを追い始める第13使徒
顔の部分に歪んだ光の玉が集まりながら湾曲する
マヤ『周囲の光が湾曲していきます!!』
リツコ『まさか...レイ!!避けて!!』
395 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:42:49.87 ID:0DEz1P3A0
綾波「!!」
OOエヴァ「」ガシャッ
GNドライブのついた武器ラックを前面に展開し粒子で防壁を貼る
瞬間、粒子をかき分けて収束された光がOOエヴァの左足を貫通する
光が消え去り一瞬遅れて足から血が噴き出す
綾波「あぐぅうう!!!」
リツコ『レイ!!』
アムロ『アンビリカルケーブル射出、早くしろ!!』
リツコ『アムロ大尉!?』
セイラ『アンビリカルケーブル射出!!』
396 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:43:18.54 ID:0DEz1P3A0
ガシュッ!!!
OOエヴァ「」ガチンッガチンッ
初号機「」ブゥンッ
四号機「」ブゥンッ
シンジ「撤退するよ綾波!!マナ!!」
霧島「わかっ...た!!」ガシャッ!!
四号機「」ガシッ!ブンッッッ!!
初号機「」ババババババババババッ!!
四号機が第13使徒に投げつけた魚雷に初号機がバルカンを放って炸裂させる
空中で発生する凄まじい衝撃と熱量
霧島「今っ...立てる?」
綾波「ありがとう...ぁぐ...!」
OOエヴァをお姫様抱っこして走り出す四号機
殿となって使徒を睨み付ける初号機
397 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:43:44.24 ID:0DEz1P3A0
マナ『....!? 空間温度が上昇!!』
リツコ『何が――――使徒の攻撃!?』
その場が閃光に満たされる
瞬間、空に向かって十時の赤い光が放たれる
凄まじい振動に襲われるネルフ本部
大きく吹き飛ばされて無事だったビルを巻き込みながら転がる三機
切断され接続部のみが背中に残ったアンビリカルケーブルをパージして起き上がる四号機と初号機
ミサト「っく....被害は!?」揺れの衝撃で頭部をぶつけたらしく血を流している
日向「....」
ミサト「報告、早く!!」
日向「....第三新東京市の4割が、今の攻撃で消し飛びました...」
リツコ「なっ...!?」
ミサト「そんな....」
日向「....!ひ、被害データ、修正します」
日向「第三新東京市の....6割が、消し飛んでいるようです...!」
398 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:44:16.39 ID:0DEz1P3A0
シンジ「火力が...でたらめすぎる...!」
ミサト『....逃げなさい、皆』
リツコ『ミサト...!?』
シンジ「ミサトさん!?」
ミサト『あの使徒の破壊力を見たでしょう、もうエヴァでは勝利することはできない』
ミサト『でも、エヴァに乗っているあなたたちなら生き残れるかもしれない』
ミサト『サードインパクトが起こる前に、できるだけここから遠くへ行くのよ、早く!!』
シンジ「嫌です!!」
ミサト「シンジくん!!!」
シンジ「嫌です!!!!」
シンジ「逃げる気はありません!!!」
399 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:44:42.84 ID:0DEz1P3A0
第13使徒「ラアァァァァ」
マヤ『光の屈折現象開始!使徒周囲の温度が上昇していきます!!』
日向『さっきの攻撃二つを合わせる気か!?』
リツコ『あの使徒に不可能はないの!?でたらめすぎる!!』
マリイ『....!シンジさん、信じますよ!!』ガシャッ!!
エヴァ初号機の真横に現れる巨大なバスターマグナム、ヤシマ作戦時のものよりも巨大化している
リツコ『マリイ!?』
シンジ「マリイ、これは!?」
マリイ『試作武装、バスターインパクトマグナムですわ!!』
マリイ『第三使徒出現直後から作られ、今の今まで電力を蓄え続けてきた強力な一品ですわ!!』
マリイ『その威力は...日本の全電力によって得られる威力を超えていますわ!!』
マリイ『あなたに、未来を託しますわ!!』
400 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:45:10.87 ID:0DEz1P3A0
ガシッ!!
初号機「」ガシャコンッ!!
第13使徒「ラァアアアッラァアアアアアアアアアアッ」声のトーンが上がる
シンジ「コアを撃ち抜く...エネルギー充填率70、80、90...!」pipipi
ゼロ波「あなたは死なないわ、私が守るもの」キイィンッ
シンジ「エネルギー充填率100%、ターゲット、多重ロック...全ての動きを、超える!!」
シンジ・ゼロ波「「行けぇええええええっ!!!!」」カチッ
第13使徒「ラァアアアアアア!!!」カッ
街の上空で凄まじい熱同士がぶつかり合う
光同士がぶつかり合い、その周辺の建物が熱で焼失する
それから数瞬遅れて更に広い範囲の建造物が溶け始める
シンジ「くうぅぅ...!!」
初号機「」ギギギギギッ
負荷に耐えきれなくなったアタッチメントが弾けて風圧で後ろに転がる
ダメージで耐えきれなくなった両腕がみしみしと音を立てて縮み、そしてその分だけ骨が飛び出る
401 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:45:40.49 ID:0DEz1P3A0
シンジ「ぐぁああああっ!!ぐぅうう...うわぁああああ!!!!」ギギギギ
ゼロ波「碇くん!!」
シンジ「まだ、行ける...!いいや、まだ行く!!!行けるだろ、初号機!!!」
初号機「うぉおおおおおおおおおおおお!!!」キイィィン
緑色の光があふれだし、それがバスターインパクトマグナムに収束し出力が上昇する
徐々に第13使徒の攻撃を押し返し始める
リツコ『エヴァが...シンジくんに共鳴している...!?』
マヤ『シンクロ率上昇!!エネルギーが増幅されていきます!!』
ミサト『これなら...行けるかもしれない...!』
アムロ『....』
シンジ「初号機ぃいぃいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」カッ!!
初号機「ぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」ゴゥッ!!
第13使徒「!!」
出力が大きく上昇したビームが使徒の攻撃を押し返しそのまま命中せんと迫る
空間を揺るがすエネルギー同士が空でうねる
世界が揺れ、空間が悲鳴を上げる
シンジ「いぃいいいいいいいいいいけぇええええええ!!!」
緊張の面持ちで勝負の行く末を見守るネルフ一同
そして――――――――――――
402 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:46:06.18 ID:0DEz1P3A0
第13使徒「!」カッ
シンジ「!?」
一瞬で押し返されて圧倒的熱量が着弾する初号機
吹き飛ぶことすらできずにエネルギーの塊に地面に押し付けられた
そして着弾地点が爆裂する
その爆裂が収まり、できたクレーター、その中心点に焼けて焦げた初号機が倒れていた
両腕両足がひしゃげて曲がり、破損した頭部から脳に似た臓器や眼球が飛び出ている
焼けて裂けた腹部からも所々炭化した内臓が飛び出ている、蒸発した液体がその場に赤い霧を発している
第13使徒「ラアァァァ」
そんな初号機に目を向けることもなく空中を優雅に舞う第13使徒
403 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:46:36.50 ID:0DEz1P3A0
マヤ「―――――パイロット、生死不明....観測不能です...!」
ミサト「....あの攻撃すら、あの使徒にとっては遊びでしかないの...!?」
ゲンドウ「―――――シンジ!!」ガシュッ
冬月「....」
ミサト「...司令、副指令...」
ゲンドウ「シンジは、シンジは無事なのか!?」ミサトにつかみかかる
ミサト「....」静かに首を振る
ゲンドウ「....シンジ....」その場に頽れる
ゲンドウ「....ダメだシンジ...私を置いていくな....!」グッ
冬月「....ジャミングで会話はできなかったが、戦いのデータはこちらからも見れていた」
冬月「...最強の攻撃タイプ、だな....」
ミサト「....もう、我々に残された手立ては...」
404 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:47:04.70 ID:0DEz1P3A0
霧島「まだ、終わってませんよ」ガシュッ
アスカ「シンジの救出...は、使徒を倒してからじゃないと無理よね」ガシャッ
綾波「碇くんは死なないわ、絶対...約束したもの、私も彼も死なないって」ガシャッ
綾波カトル「第五使徒との戦いで、だよね...僕も、碇くんと約束がしたい」
綾波サンク「...私はまだ泳ぎを教えてもらってない」
綾波シス「パフェを一緒に食べてないもん」
綾波サンク「....そんな約束、してたっけ」
綾波シス「勝手に約束したもーん!」ガシャッ
綾波サンク「....それは、ずるいな...」ガシャッ
綾波カトル「....じゃあ、私もデートの約束を勝手にしよ」ガシャッ
405 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:47:31.58 ID:0DEz1P3A0
ミサト「あんたたち...」
アスカ『シンジは最後まであきらめなかったわ、だから私も諦めない』
ミサト「....シンジは負けず嫌いだもんね」
霧島『あそこまで諦めない姿見せられると、私も死ぬ気で生きてシンジくんを守りたくなっちゃいます、だから戦ってみます』
ミサト「....惚れ直したのね、恋があなたの原動力なのかしら、羨ましいわ」
綾波『碇くんはずっと、皆の力を借りながら戦ってきた、最後まで手を貸してあげたいです』
ミサト「...レイがそこまで言うだなんて思わなかったわ、私驚いちゃった」
綾波カトル『私が私に産まれたのは彼のおかげなんだ、だから彼の中の何かになりたいんだ』
ミサト「,,,,重たい感情、でも、あなたの心がそうやって叫んでいるのね、私にも少しだけわかるわ」
綾波サンク『...全部の思いはわからないけど、私はドゥの想いがわかる、思いじゃない、想いが胸の中にある』
ミサト「それが、あなたたちの原動力、きっと心の向こう側にある力なのよ」
綾波シス『私は碇くんが大好きで、だから助けるよ、絶対に』
ミサト「ふふ、まっすぐね....そうね、ここまで来たらまっすぐでも、いいのかもしれないわ」
マリイ「ミサトさん、私も皆に、仲間に賭けたいですわ...そうやってここまで来たんですもの」
ミサト「.....そうね、なら、私も作戦指揮官として、そして大人としてあなたたちに、子供たちに命令を下します」
406 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:47:59.71 ID:0DEz1P3A0
ミサト「心のままにやりなさい、その尻拭いは、私たち大人がやるわ!!」
チルドレンたち『「了解!!!!」』
407 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:48:36.14 ID:0DEz1P3A0
霧島「四号機ィ!!!行くよ!!!!」ガシャッ!!キュワンッキュワンッ!!
四号機「!!!」キイィンッ!!バシュウゥン!!
第13使徒「!!」
四号機が両腕を突き出すとそこからレーザーが放たれる
それを第13使徒が避けた瞬間周囲をファンネルが囲い逃げられないようにビームが掃射され続ける
綾波シス「今!!」
四号機、装甲をパージした0.0EVA-S改、弐号機が肉薄する
0.0EVA-S改「」ブンッ!!
0.0EVA-ET「」ガシャッドギュゥウウンッ!!
S改が片方のヒートショーテルを投げつけ、同時にETがビームキャノンを発射する
それらはATフィールドによって阻まれるが、その隙に近づいた弐号機とOOエヴァがATフィールドを中和して引き裂く
そしてついに、第13使徒を捕まえた
アスカ「こんのぉおおおおおおお!!!!!!!!!!」
綾波「そのまま....落ちて!!!!!!!!」
GN粒子で使徒の行動を阻害すると同時に弐号機が"成長"し腕部が化け物のように肥大化、爪が鋭くなり食い込む
そのまま首をねじ切ろうとエヴァ二機がかりで力を籠める
408 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:49:04.72 ID:0DEz1P3A0
瞬間、使徒の体の中央部分にサハクィエルのような眼と似た文様が現れ、翼が虹色に輝き始める
アスカ「これは――――」
アスカが反応するより一瞬早く、使徒は急加速して地面に着弾する
熱衝撃によってクレーターと化していた第三新東京市のクレーターが更に砕ける
そしてエヴァ二機を伴ってついにジオフロント前まで落下してきた
そのままジオフロントにエヴァ二機諸共着弾する使徒
地表が衝撃を殺したのかまだジオフロントも大きなダメージは受けていない
それを追ってS改に捕まった四号機とET、LMESがブーストをふかして降りてくる
瞬間、使徒が体を震わせながら目を光らせると、おりてきた四機に向かって光を放つ
それを紙一重でばらばらに避ける四機
瞬間、二枚の翼が槍のように鋭く高質化し、ETとLMESを貫く
409 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:50:39.89 ID:0DEz1P3A0
綾波シス「くぁあっ!!」
綾波サンク「あぐぅ!!」
地面に縫い留められた二機、ファンネルが厄介と判断されたのか使徒はLMESにもう一本を突き刺そうと翼を突き出す
それに割って入って翼を逸らしつつ防御するカトル
翼を掴んで動きを止めようとする三機、同時に
アスカ「指向性強制成長コード発令、ザ・ビースト....!」
綾波「システム解凍、トランザム...!!」
拘束具からロッドがはみ出し獣のように変化する二号機と、機体が紅く光り出すOOエヴァ
一瞬の隙を突いて切札を発動した二人は、そのままさきほど締め上げた時に発見した胴体のコアに向かって攻撃を放つ
それを阻むATフィールド
綾波「と、ど、けぇえええええええ!!!!!!」
GN粒子がATフィールドの表面を走る、すると
まるで薄い油の幕が液体に沈み込んで破れるにATフィールドが裂ける
そこに体を滑り込ませてコアを握りつぶさんと迫る弐号機
第13使徒「」カッ!!
410 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:51:07.12 ID:0DEz1P3A0
アスカ「予兆が見て取れるっちゅうのぉおおおおおお!!!!!」
弐号機「うぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
レーザーを放とうと目を光らせた使徒の顔をアッパーカットで逸らすアスカ
ジオフロントの天井が爆裂し、ビルがそのまま落下してくる
それを意に介さずコアを握りつぶそうと力を籠める弐号機
アスカ「マナ!!!」
マナ「うぉおおりゃぁあああああああ!!!!!!!!!」
四号機「ぐぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」ドズゥッ!!
コアを使徒諸共貫く
ぴしり、とひび割れるコア
第13使徒「」
第13使徒「ギャァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
絶叫と共に顔面の形状がぐねぐねと変化する
そして
411 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:51:36.07 ID:0DEz1P3A0
本当のコアが頭部から露出した
アスカ(船で戦った奴と同――――――――)
ガギュンッ!!!!!と音を立てて増えた翼が付近の四号機、OOエヴァ、四号機を貫いた
412 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:52:08.01 ID:0DEz1P3A0
ミサト「そん、な――――――」
アムロ「....全滅か....!」
ゲンドウ「っ....!!」ギリッ
シャア「.....アムロ」
アムロ「なんだ、シャア...今はどうするかを考えねば...」
シャア「私は霧島マナを買っているのだよ」
アムロ「こんな時に何を...」
シャア「彼女はシンジくんとよく似ている、どんなに踏みつけても倒れんよ」
アムロ「....!」ピキィンッ
アムロ「....それは、レイもだ、彼女は意外に頑固さ」
ミサト「何を言ってるの二人とも...!?」
アムロ「戦いはまだ、終わってないということだ」
413 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:52:33.20 ID:0DEz1P3A0
綾波「動いて、零号機...!私には、守りたい世界が...あるの!!!!」キラキラバシュゥーンッ!!
霧島「出ろぉおおおおおおっ!!!フォウチュゥウウウウウウウウウンッッ!!!!」
OOエヴァ「!!」トランザム延長
フォウチュン「うぉおおおおおおおおお!!!!!!」カタパルトを突き破って出現
414 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:53:00.14 ID:0DEz1P3A0
第13使徒「!?」
フォウチュン「ぐぉおお!!!」ガゴォンッ!!
ATフィールドを無視して死神の背骨で殴り抜ける
同時にOOエヴァがヒートショーテルを拾って顔面に突き立てんとする
しかし向き直った使徒のコアが光り、突き立てる一瞬でOOエヴァに光が放たれて後退する
フォウチュン『戦う意思はできたか』
霧島「とっくに出来てた、でも...今の私は、何が何でも勝って生き抜く覚悟で戦ってるよ」
フォウチュン『いいだろう、その意思の元に、終わらせてやろう』
霧島「えぇ!やつの横暴を終わらせるわよ!!」フォウチュンの手のひらに乗る
フォウチュンが背中のエントリープラグに霧島を乗せる
それに並び立つOOエヴァ
流石に危険を感じ始めたのか、威嚇を始める第13号機
霧島「フォウチュン!!!」キュワンキュワンッ
フォウチュン「!!」ドギュゥウウンッ!!!
死神の背骨から弾丸が放たれる
それに対して使徒が体を震わせると、黒色の裂け目が現れる
それが弾丸を飲み込むと同時に死神の背骨を捨てたフォウチュンが使徒の前に接敵
迎撃に来た二つの翼を両手でつかんで組み合うようにして押さえつける
415 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:53:29.10 ID:0DEz1P3A0
霧島「くぅうううううう!!!レイ!!!」
綾波「今!!!」
使徒の首をわきに抱えるようにしてOOエヴァが捕まえる
そしてコアをヒートショーテルで叩き切ろうと振り下ろす
それに対してコアが光るとヒートショーテルがビームに弾かれた
レイは一瞬そっちを見てから、改めて首をわきに抱えたままコアを両手でつかむ
そして握りつぶそうと力を籠め始めた
第13号機「ギャァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
もがく力が強くなる、それを上から押さえつけんとするフォウチュン
コアを握りつぶそうとして筋肉が盛り上がるOOエヴァ
綾波「ん、ふ、ぎぃいいいいいいいい!!!!!!!」
霧島「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ビシリッ!!!!
416 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:53:57.95 ID:0DEz1P3A0
ピーッ
OOエヴァ「」ガクゥン
綾波「そんな!?」
トランザムの時間切れで活動時間が途切れてその場にうなだれるOOエヴァ
それと同時に使徒は頭を振るってOOエヴァを空へと吹き飛ばす
そしてフォウチュンに対して巻き付くと、コアを連続で光らせてフォウチュンを攻撃した
光るたびに血と肉が裂けて装甲が空中へと飛び出す
無線を通して響き続けるマナの絶叫
こちらの操作を受け付けずシンクロをカットすることもできない
霧島「ぎゃぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」」
ミサト「マナ!!」
リツコ「シンクロ率カット、まだできないの!?」
マヤ「全身号拒絶!!まったく操作できません!!」
リツコ「マナ...!!」ギリッ
アムロ「っ....MSでもあれば...!」
ゲンドウ「無駄だ、MSでは勝てん」
アムロ「ゲンドウ...!」
ゲンドウ「それにMSがあれば、私が真っ先に出ているさ...!」ギリッ
アムロ「....白き流星なんて呼ばれたって、子供たちを救うことすら満足にできやしない...!」ギリッ
417 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:54:29.57 ID:0DEz1P3A0
フォウチュン「」ボロ...
第13使徒「」ポイッ
フォウチュン「」ズズゥンッ
418 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:54:57.28 ID:0DEz1P3A0
マヤ「....第13使徒、こちらに接近します」
ゲンドウ「総員退避、全速力でシェルターを目指せ」
リツコ「司令は...どうなさるのです...?」
ゲンドウ「最後までチルドレンたちの救助を行う」
ミサト「....ならば、私たちはここを離れるわけにはいきません」
ゲンドウ「司令命令だ」
ミサト「作戦指揮は私です、司令であろうとも作戦に従ってもらいます」
リツコ「無茶苦茶よミサト!!」
ミサト「無茶苦茶で結構...でもね、これ以上かっこ悪い大人になんて、なりたくないのよ...!」ギリッ
アムロ「....シンジくん...!」
シャア「....!」
419 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:55:53.89 ID:0DEz1P3A0
宇宙にて
νガンダム「」カッ
サザビー「」ブゥンッ
420 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:56:26.93 ID:0DEz1P3A0
フォウチュン『まさか、私がこの手を使わねばならんとはな』
霧島「....フォウ....チュン?何を....?」
フォウチュン『私は終わりを呼ぶもの、終わらせる者、初まりのエヴァとは対極に位置する』
フォウチュン『だが、同時に初まりの者は全ての終わりの鍵でもあった』
フォウチュン『故に私はこの世界を終わらせるに能わず、奴の存在故に、いや、奴の中にある可能性の力故に、私は己の役目を果たせずにいるのだ』
フォウチュン『忌々しいが、奴の中の虚無を引きずり出し、あの使徒に引き合わせる』キイィンッ
四号機「」ずるっとコアが引きずり出される
OOエヴァ「」GNドライブが一機はがれてコアへと変化する
フォウチュン『オブジェよ、忌々しき力を引きずり出せ』
コアがジオフロントの天井を突き抜ける
そして、黒焦げになった状態で動き出し天に手を掲げていた初号機へと吸収された
421 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:58:04.64 ID:0DEz1P3A0
シンジ「....ん....ここ、は....」
ユイ「シンジ」
シンジ「......懐かしい、匂いがする...とても安心する」
紅い目の少女「....こっちだよ」
シンジ「.....眠いんだ、少しだけ、寝かせてよ」
ユイ「シンジ、行きなさい」
シンジ「....少しだけでいいんだ、寝かせてほしい...」
ユイ「あなたを呼んでる人たちがいるわ、そして、あなたでなければ救えない人も」
シンジ「...僕を、呼んでる人達....」
シンジ「......」ムクリ
ユイ「,,,,行きなさい、そして、生きなさいシンジ」
ユイ「あの人によろしくって、皆の事をお願いって」
ユイ「私の事を引きずったら、許さないって言って」
シンジ「....うん、父さんには行っておくよ」
シンジ「また、来るから...いつでも、会いに行けるから」
シンジ「...行こう、綾波」
紅い目の少女「うぅん、碇くん」
紅い目の少女「ここにいるよ」
シンジ「...そっか、そうだね、ここに、いるんだね、僕も、皆も、母さんも」
シンジ「初号機も....ううん」
422 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 00:59:07.83 ID:0DEz1P3A0
拘束具を破砕して本来の姿を取り戻していく初号機
傷を修復して立ち上がりながら、頭部に光の輪を生み出す
その姿はセカンドインパクトのオレンジ色の巨人と同じようで、
――――――唐突に姿を変えた拘束具がそれを新たな姿へと押しとどめていく
本能を、理性という鎖が縛りつけることで人となるように
そのエヴァも露出した本能に対して押さえつける鎖を変えることで姿を変化させた
シンジ「君も、名前を変えながら、いつも一緒にいたんだね」
423 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 01:00:11.21 ID:0DEz1P3A0
シンジ「――――――エヴァ無号機」
無号機「」ブゥンッ
424 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 01:00:52.64 ID:0DEz1P3A0
ジオフロント内に突入する無号機
第13使徒と対峙する
にらみ合うようにして出方をうかがう無号機に対して、第13使徒はコアを光らせた
シンジ(この使徒は攻撃の前に必ず予兆を見せる....!)ガコンッ
無号機「」ブンッ!
無号機が腕を前に突き出すと緑色の光が使徒を束縛する
瞬間、目を覆っているカバーが欠け、片眼が見える
その片目が見開かれたと同時に無号機が使徒を握りこむように手を握ると
ATフィールドが相手の周囲で発生して収束するように衝撃を発生、叩き潰す
第13使徒「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
リツコ『あの出力は....何!?』
ミサト『あのエヴァは何なのリツコ!フォウチュンと同じ隠し玉!?』
ゲンドウ『....いや、あんなエヴァは存在しない』
ミサト『...え?』
リツコ『この世界に置いてあんな制度のエヴァを建造できるのはネルフ関係だけ...だけど』
リツコ『どこにもあんなエヴァを製造した記録はないのよ、つまり――――』
ゲンドウ『あれは"あるはずの無いエヴァ"...いわばエヴァンゲリオン無号機、というべきものだ』
リツコ『無号機....』
アムロ『....シャア、感じたか?』
シャア『...あぁ、懐かしい感覚がした』
アムロ『....まさかνガンダムとサザビーが力を貸してくれたのか...?』
シャア『....決着がつく』
425 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 01:01:22.10 ID:0DEz1P3A0
無号機「....!」ガシャンッガシャンッガシャンッガシャンッ
早歩きで使徒に接敵し、帳を払うようにしてATフィールドを簡単に引き裂く
そして空に逃げようとする13使徒のしっぽを掴んで引きずり込むとコアを両手でつかみ力を込めた
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ.....ボキンッ!!
首諸共使徒のコアが割れて砕け散る
すると、今度こそ使徒の肉体は赤色の液体となって形象崩壊した
あっけなく足元を流れる液体に目もくれず、全てのエヴァが破損した中で無号機はただ空に向かって咆哮を上げる
426 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 01:02:00.02 ID:0DEz1P3A0
無号機「ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
無号機疑似シン化第一形態「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
初号機疑似シン化第一形態「ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
初号機「ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
427 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 01:02:32.01 ID:0DEz1P3A0
ミサト『エヴァが――――変化してる...?』
リツコ『拘束具によって人の形に留められていたエヴァ、それが拘束具の力を利用することで存在そのものを変化させたの...?』
リツコ『ならば、だとすれば、使徒を模して造られたエヴァは...ついに人の力を得てしまったというの...?それは...』
もはや、禁断の領域に―――――――――――――
つづく
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/20(日) 01:05:52.92 ID:5yMXj7RCo
エヴァどころかMSまで勝手に動いた…
エヴァや勝手に動きそうなガンダムがいっぱいる格納庫で肝試ししたら怖そう
429 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 01:07:34.05 ID:0DEz1P3A0
次回予告
シミュレーションプラグ実験中に起こった事件
次々と侵されていくチルドレンたちのパソコンの中のマル秘データ
ついに(性癖の)自爆決議を迫られるネルフ一同
次回
使
徒
、
売るよ!
この次も、サービスサービスぅ!!
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/20(日) 01:10:20.75 ID:n/92wEpn0
趣味ハッキングのキラがウキウキしそうな回?
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/20(日) 01:23:56.89 ID:9jQD1SSDO
こんなレベルの敵を普通に倒すにはグランゾンかサイバスターでも持ってこないと厳しいかな
毎回ギリギリの戦いはエヴァらしいけど叫びすぎて声枯れてそう
432 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/20(日) 22:51:57.47 ID:0DEz1P3A0
今日は展開が浮かばないのでお休み
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/21(月) 02:10:12.23 ID:5kIre8W8o
ララァを筆頭とした幽霊軍団とお話しするゼロ波
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/21(月) 19:39:26.33 ID:GjJTrddc0
好き嫌いが多すぎるシン(貝類、きのこ類、酸っぱいもの全般、ナス)やレイやコウ達の好き嫌いをみんなで克服させようとする話
435 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:31:21.59 ID:kGYaUtd10
よし、投下始める
436 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:32:02.35 ID:kGYaUtd10
使
徒 第十三話
、
売るよ!
437 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:32:29.17 ID:kGYaUtd10
オペレーター『MAGIシステム、三基とも自己診断モードに入りました』
マヤ『第127次定期健診、異常なし!』
リツコ『了解、お疲れさま!皆、テスト開始まで休んで頂戴』
リツコ「異常なし、か...」
リツコ「母さんは今日も元気なのに、あたしはただ年を取るだけなのかしらね...」
438 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:33:00.79 ID:kGYaUtd10
リツコ「あら、シンジくん」
シンジ「あ、リツコさん、お疲れ様です」
リツコ「ありがとう...それで、どうしたの?テストまでまだ時間はあるけれど」
シンジ「皆さんメンテナンスでお疲れだろうなって思って、お弁当作って来たんですけど...」
リツコ「こんなに沢山...ありがとうシンジくん、皆にも配ってくるわ」
シンジ「はい」
リツコ「何かお礼をしないとね....そうだ、ケーキでもどうかしら?」
シンジ「いいんですか?なら是非」
リツコ「えぇ、指令室でもいいかしら?」
シンジ「はい!あ、お弁当運んじゃいましょうか、んしょっと」
リツコ「私も半分持つわ」
シンジ「ありがとうございます!」
439 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:39:33.30 ID:kGYaUtd10
シンジ「あれ、なんかシミがありますね」
リツコ「ここは使徒が来襲してから建てられたB棟なのよ、工事がずさんなのよね」
シンジ「へぇー、皆大変なんですね...」
リツコ「えぇ、はやく使徒がいなくなるといいわね」
シンジ「頑張ります」
リツコ「無茶はしない程度にね」
イロウル(オベントウ....オイシソウダナァ...)ジュルリ
イロウル(オクチナイヤ、ドッカデソレッポイモノサガシテシンカシヨット)ソソクサ
440 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:40:13.23 ID:kGYaUtd10
リツコ「皆ー、シンジくんがお弁当作ってきてくれたわよ」
オペレーター一同「「「ウオォォオオオオオオオオオ!!!!!」」」ドッ
シンジ「うわスゴイ熱量」
リツコ「それだけあなたの料理はおいしいってことよ、皆に配っていくわね」
ビーッビーッビーッビーッ
リツコ「どうしたの!?」
オペレーターA『シグマユニットBフロアに汚染区域が発生!』
オペレーターB「第87タンパク壁が劣化、発熱しています!」
セイラ「第6パイプにも異常が発生していてよ」
マヤ「タンパク壁の侵食部が増殖していきます、爆発的スピードです!」
リツコ「実験中止!第6パイプを緊急閉鎖!」
マヤ「はい!」ピッ
ギュイイイイイイイイインッ
セイラ「60、39、38閉鎖完了よ」
オペレーターB「6-42に侵食発生!」
マヤ「ダメです、侵食は壁伝いに進行しています!」
冬月「何事かね!?」カシューッ
リツコ「パターン青...使徒に侵入されたようです」
冬月「使徒の侵入を許したのか...えぇい、セントラルドグマを物理閉鎖、シグマユニットと隔離しろ!」
日向「汚染区域、更に下降しています!」
冬月「汚染はシグマユニットまでで抑えるぞ、エヴァは?」
日向「第7ケイジにて待機、現状パイロットは全員施設内ですが...」
ゲンドウ「今号令が降せるのはシンジだけ、か...」
441 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:40:41.37 ID:kGYaUtd10
シンジ「父さん」
ゲンドウ「ダメだ」
シンジ「まだ何も言ってないよ」
ゲンドウ「パイロット全員を保護する、と言いたいのだろう、まだダメだ」
シンジ「でも!!」
ゲンドウ「エヴァのパイロットを余計な危険にさらすわけにはいかん、状況が整うまで待て」
シンジ「....っ」
ゲンドウ「エヴァは全機地上に射出しろ、使徒に汚染されるわけにはいかん、急げ!」
日向「りょ、了解!エヴァ、各自射出します」
442 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:41:08.24 ID:kGYaUtd10
オペレーター『セントラルドグマ完全閉鎖、大深度施設は侵食物に占拠されました』
日向「各フロアの障壁とドアがロックされました、エヴァパイロットたちがそれぞれ待機している部屋も同様です!」
青葉「外套フロアのカメラ等もハッキングされました、映像状況は判別不能です」
冬月「生命維持システム当はどうだ?」
青葉「それらのシステムは侵食前に管理権限をこちらに移したので大丈夫です」
マヤ「障壁も一つずつこちらからハッキングしてロックを解除することができそうです」
リツコ「一斉解除は?」
マヤ「ダメです、権限を奪取されるばかりか妨害を受けてます」
リツコ「....そう」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「....なんだよ父さん」
ゲンドウ「行け、エヴァパイロット全員の安全を確認し、全員を伴って帰還しろ」
シンジ「父さん...」
ゲンドウ「全職員はシンジのバックアップだ...行けるな?シンジ」
シンジ「うん!行ってくるよ!!」
443 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:41:35.50 ID:kGYaUtd10
リツコ「攻撃の気配はありません、相手の目的はあくまで情報、だと思われます」
冬月「情報か...」
ゲンドウ「...使徒が人間を知ろうとしているのか...?」
リツコ「...だとしたら、どうなるのでしょうか、やつらは」
ゲンドウ「わからん...全てはシナリオを超えている」
冬月「使徒の撃滅を急がねばならんな」
青葉「このコードは...やばい!」
青葉「MAGIに侵入するつもりです!!」
リツコ「っ...!」
ゲンドウ「I/Oシステムをダウンしろ!」
ガシュッガシュッ
青葉「カウント、どうぞ!」
日向「3...2...1!!」
ガチャンッ
日向・青葉「「...!?」」
日向「電源が切れません!!」
青葉「っ...!」カタタタッ
マヤ「使徒、更に侵入!!メルキオールに接触しました!!」
444 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:42:03.91 ID:kGYaUtd10
マヤ「ダメです!!使徒に乗っ取られます!!」
キラ「マヤさん!!」
マヤ「キラくん!?」
キラ「僕も手伝います」
ゲンドウ「頼む」
キラ「はい!....メルキオールに疑似エントリー、ファイアウォール展開...」
キラ「防壁展開、侵入パターンは...相手に同時にハッキングを仕掛けて対応する、自身へのハッキングに対策している間に...」
キラ「逆探知...敵の場所は...ネルフ本部?...侵入経路をかく乱させる、その上で...!」カタタタタッ
マヤ「すごい...使徒とまったく同じスピードで対抗策を打ち出してる....!」
キラ「マヤさん手伝って!!」
マヤ「えっ!?」
キラ「あなたならできる!」
マヤ「っ...わ、私よりもリツコさんの方が...!」
キラ「マヤさんにできないことをリツコさんはできるかもしれない、でも、リツコさんにできないことも、マヤさんはできるんだ!」
マヤ「....わかった、やってみるわ」カタカタ
キラ「使徒のスピードが予想以上に速い...!」
マヤ「使徒へのハッキング、私がやる」
キラ「...任せます!」
マヤ「ハッキング経路の妨害、そこから逆ハックを仕掛けて情報処理を遅らせる...それに対する逆ハックは既にハッキングされてる機材へ流して」カタカタ
マヤ「疑似回線構築、識別コードのかく乱で自分自身をハッキングするように仕向けてやる...!」カタタタッ
キラ「ハッキング済みの端末のパスワード解除...パスワードを16秒ごとに8ケタのランダム文字列化するよう再設定」
キラ「メルキオール汚染部分のリコールプログラム...使徒をすでにハッキングした場所に誘導させる...!」
リツコ「プログラムによる使徒の制御...!?」
マヤ「相手が生体コンピューターならプログラムに大なり小なり影響を受ける筈、言うならPCで作る錯乱毒を打ち込んでやったんです!」
キラ「そして錯乱している使徒に進行方向を誤認させました、ロジックモードを変更することで時間も稼げた筈です」
リツコ「....あんたたち、本当によくやってくれたわね...何時間持ちそう?」
キラ「四時間...いえ、相手の能力を鑑みれば三時間もてばおつりがくるかと」フゥ...
445 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:42:32.94 ID:kGYaUtd10
マヤ「....ありがと、キラくん」
キラ「....僕にできることをやっただけだから」
マヤ「....うん」
リツコ「...良い雰囲気じゃない、お邪魔だったかしら?」ニヨニヨ
キラ「やっ、やめてくださいよ!!リツコさん!!」カァッ
マヤ「センパイ!からかわないでくださいよ!!」カァッ
リツコ「ふふふふ...」ニヨニヨ
446 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:43:05.63 ID:kGYaUtd10
―――
―――――
―――――――
シンジ「...リツコさん、この部屋に綾波がいるんですね」
リツコ『えぇ、電気がついているけれどもロックのせいで外に出られない筈だから、早く助けてあげて』
シンジ「わかりました」
リツコ『それじゃあ、開けるわよ』カタカタッ
シンジ「はい」
ガシューッ
綾波「獅子咆哮弾・猛虎高飛車ァッ!!」
綾波「.....なんか違う...もっと、こう...」
綾波「獅子咆哮だ....」
シンジ「.....」
447 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:43:35.69 ID:kGYaUtd10
綾波「.......」
シンジ「....僕、何も見てないから...」
綾波「......ごめんなさい...完全に一人だと思ってたから...全力で練習できると思って...」
綾波「こんな時どんな顔すればいいのかわからないの...」
シンジ「僕もおんなじことになったらわからないと思う...」
リツコ『次は霧島マナの待機場所よ、開いてる一室で仮眠してもらっていたわ』
シンジ「わかりました...ここですね」
綾波(マナもおんなじ目に遭えばいいのに...って、何を考えてるの私)
綾波(...でも、心がムクムクする、これが...加虐心?)
リツコ『開けるわよ』カタカタカタッ
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/22(火) 00:43:46.63 ID:xTKpzGrmo
中の人らんまだったな
449 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:43:57.45 ID:kGYaUtd10
霧島(ポジティブよ!こんな時こそポジティブになるのよ、マナ!!)
霧島(きっとシンジくんが助けてくれる...それまで、一人でも頑張らなきゃ...!)
霧島(ポジティブになるのよ私!私にネガティブになる要素はないよ!心の持ち方一つで、どんな逆境も乗り越えられる!!)
霧島(むしろ、この状況を楽しめ私!!ここは仕切られたプライベートルーム!!救出されるまで自由になんでもできる...!)
バッ!!!
霧島(心が一気に軽くなるのを感じていた、そして私は気づいていた)全裸で鏡の前でポーズをとっている
霧島(私が脱ぎ捨てたのは洋服ではない、心の鎧だったんだと)
霧島(心をすり減らす毎日の中で、私たちはいつの間にか心に重い鎧を着せてしまっていたんだ)
霧島(傷つかないように...上手く生きる為に...!)
霧島(私は一体何を恐れていたんだろう...!?鎧という壁を取り払った今...全てをさらけ出した今...!)
霧島(裸の心を...何もかもが優しく包み込んでいく...!)
霧島(心が自分の本当の美しさに気付いていく、体が私の秘められた魅力をさらけ出していく...!)
霧島(世界が、空気が、いやすべての存在が私の美を認めてくれているようだった...!)
霧島(そうだ...私は潔くかっこよく生きてきた、裸の自分の輝きを知れたんだ...!)
霧島(恐れるものはなんにもなかった....私は)
うぃーん
霧島「私はこんなにも...美しいんだから!!」バッ
綾波「えっ」
霧島「えっ」
450 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:45:19.42 ID:kGYaUtd10
霧島「.......」
綾波「....わかるわ、閉鎖空間って、慣れるとついおおらかになっちゃうものよね」
シンジ「あるよ...僕だって一人でいる時に服を着るのだらけちゃうこともあるし...」
霧島「....あんな機会無かったから...つい....」
シンジ「こんなときだもん、仕方ないよ...」
綾波「言うとおりに綺麗な体だったわ」
霧島「もうやめて....みじめになる...」
霧島「.....あっ、あれは...」
アスカ「......」
451 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:45:46.85 ID:kGYaUtd10
アスカ「よっせい!夏が!!むっねっをっしっげっきする!!」キュッ
アスカ「ナマ足魅惑のまっめいどぅ!!」ダンスダンス
アスカ「だすとこだっしてったわわになぁったらっ!」
アスカ「とぅからものの恋が できそぅかぃっヘェイ!!!」パッ
霧島「....」
アスカ「」ハッ
452 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:46:54.45 ID:kGYaUtd10
アスカ「.....」
霧島「....あの...HOT LIMITは仕方ないよ...あんなの誰だって真似したくなるもの...」
綾波「...独創的なものは...誰でも模倣したくなるものだから...」
アスカ「うぅ....」
シンジ「....人いなかったもんね...練習に絶好の機会だったんだもんね...」
綾波「.....わかるわ、その気持ち」
アスカ「.....あっ」
453 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:47:33.25 ID:kGYaUtd10
綾波カトル「....」カタカタ...
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
. l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
綾波カトル「....」フッ
端末「ハッキングウケトルデ」ブゥンッ
綾波カトル「あっ、消えちゃっ...」
綾波カトル「」ワタワタッ
綾波カトル「フゥンッ!!!」ブチブチィンッ!!!
端末「ヒッコヌクナヤ...」ブウゥン....
綾波カトル「あぁっ.....」
アスカ「....」
綾波カトル「あっ....」
454 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:48:38.67 ID:kGYaUtd10
綾波カトル「.....」
アスカ「わかるわ、誰かに見せたかったわよね....褒めてもらいたかったわよね...」
綾波「....荒巻スカルチノフ、うまかったわよ」
霧島「長い時間かけて頑張って調整したんだもんね...奇跡的だったよね....」
綾波カトル「......あれは」
綾波シス「....」
455 :
◆SqThbwJtS5Ey
[saga]:2021/06/22(火) 00:49:04.96 ID:kGYaUtd10
綾波シス「暗い....おばけ怖い...おトイレいけないよぅ....」モジモジ
綾波カトル「.......」
綾波シス「」
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