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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
- 623 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/03(土) 21:14:32.21 ID:FTVCfpYg0
- トレーナー「さて、皐月賞まであと3か月を切った。つまり――」
マヤノ「つまり?」
トレーナー「そろそろ本格的なトレーニングに入らなければまずい、という事だ」
マヤノ「今までは研究とか技術的なところを磨くことが多かったもんね〜」
トレーナー「ああ。なので今日からはトレーニングを重点的に行おうと思う。地力を上げることは勝利につながる重要なファクターだからな」
マヤノ「……うん。ネイチャちゃんに負けたくないし――何より、トレーナーちゃんとお別れなんて嫌だから、絶対に勝つよ!」
トレーナー「その意気だ! じゃあ、今日はどんなトレーニングをするか……」
―――
下1 トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/知識
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の練習時に固定値追加。
下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加イベント
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 21:17:03.58 ID:0QzJlAD2o
- 固定値が8倍に乗るなら根性
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 21:18:50.53 ID:dq2LSKLw0
- ド根性マヤノ爆誕
- 626 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/03(土) 22:14:18.27 ID:FTVCfpYg0
- トレーナー「やはり最近の若者には根性が足りん――!」
マヤノ「いきなりどうしたの、トレーナーちゃん……。ドラマで見るわるーい大人みたいなこと言いだして」
トレーナー「……ドラマでしか見たことがないのならそれが一番! そして、昨今の時世では根性論はまったくもって通用しないことは承知の上――」
トレーナー「しかし、やはりことスポーツに置いて、一見非科学的に見える根性と選手のサステナビリティは密接な関係があることもまた否定できない。そうだろう?」
マヤノ「さすてなびりてぃ? っていうのは良く解らないけど、ふんばるぞ! って気持ちが強い時って負けにくい時だなぁとは思うな〜」
トレーナー「そう、心を強く持てば、強く粘り強い走りができる。それはナイスネイチャもそうだ」
トレーナー「というわけで、今日はマヤノに根性のトレーニングを行ってもらう」
マヤノ「アイ・コピー! ……でも、根性のトレーニングってどうやって……」
トレーナー「今日は制服でここに集合するように伝えたと思う?」
マヤノ「なんでって……。え、ひょっとしてトレーナーちゃん……」
トレーナー「ああ、今日のトレーニング内容は……山登りだ!」
―――
トレーナー「山頂の景色は……綺麗だな……」
マヤノ「あ、見てみてトレーナーちゃん! あそこに小さくトレセン学園が見えるよ!」
トレーナー「ああ、そうだな……よかったね……」
マヤノ「ん〜? トレーナーちゃん、疲れちゃった?」
トレーナー「そりゃ、人間の持久力なんてたかが知れてるからな……。俺もある程度鍛えてはいるんだが……」
マヤノ「じゃあ……マヤの膝枕でおやすみする?」
トレーナー「此処に人の目があることを忘れるなよ」
マヤノ「えー、マヤはほかの人にバレてもいいと思うけどなぁ」
トレーナー「いや、バレるバレない以前に俺たちそういう関係性じゃないだろ……」
マヤノ「えー?! 年末年始を一緒に過ごした仲なのに〜?」
トレーナー「バカ、声がでかいッ……!」
―――
トレーナー(何というか、凄く疲れた。だが、マヤノにもしっかりと根性が付いたかのように思える)
トレーナー(随分と小狡い真似をするようにもなったが……それはマヤノの成長と判断するべきだろうか)
トレーナー(果たして俺は耐えられるのだろうか。否、耐えなければならない――)
トレーナー(マヤノは大事な、育成ウマ娘なのだから――!)
―――
▼マヤノトップガンの根性が上昇した
53+[サポートカード:スペシャルウィーク]20=73
73×休憩効果で8倍=584
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:242(E)
スタミナ:366(D+)
パワー:635(B)
根性:363(D+)+584=947(A+)
賢さ:235(E)
やる気:絶好調
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 22:18:32.41 ID:1R5FPcggo
- すんげー剛脚系になったなあ
- 628 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/03(土) 22:26:24.15 ID:FTVCfpYg0
- ここ辺りで一度振り返りを――。
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:242(E)
スタミナ:366(D+)
パワー:635(B)
根性:363(D+)+584=947(A+)
賢さ:235(E)
やる気:絶好調
―――
[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
・曲線のソムリエ[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・直線加速→ハヤテ一文字[汎用・固定値]
(レース終了時のコンマ判定に+100の補正)
・直線回復[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・栄養補給[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
―――
[スキルヒント:ウマ娘]
・好転一息 Lv1[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・読解力 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・大局観 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・食いしん坊 Lv1[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・ささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
[脚質適正]
逃げS/先行A/差しB/追込B
・脚質適性上昇チャンス:差し(A)
距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A
- 629 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/03(土) 22:28:37.74 ID:FTVCfpYg0
-
■所持品
・目覚まし時計(今ループ限定品) 1つ
使用すると安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する。
今ループのみ使える限定品。ループ時獲得。
・目覚まし時計 1つ
使用すると安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する。
どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。
・夢のきらめき 1つ
使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる。
開花させたウマ娘の潜在能力はループしても引き継がれる。
担当ウマ娘選択直後に使用可能。探索時獲得。
・やる気ドロップス 1つ
使用するとウマ娘のやる気を2段階上昇させる。
どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。
・サポートカード[スペシャルウィーク]/アクティベート
願いの結晶。強く在らんとし、夢を駆けるウマ娘の親愛の証。
スペシャルウィークのサポートカードは、根性を上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
願いがいつか力となって、貴方の力になりますように。
―――
■トレーナースキル
・[俯瞰]
様々なデータを数値的に見ることができる。
ラウンド数を認識することができたり、レースに出走した場合の達成着順を確認することができる。
・[戦術家]
コンマによるランダム安価を用いる判定に対して使用することができる。
安価を取り消し、代わりに選択肢の中から一つ任意のものを選択し、それを適用する。
■[スキルヒント:トレーナー]
・共感覚(パッシブ)Lv1(上限値)
真の意味でウマ娘と通じ合い、自身の持つ知識や経験などを余すことなく伝えることができる。
ウマ娘の所有する脚質、距離適性、スキルのヒントレベルを常に1上昇させる。
―――
■ウマ娘関連
[因子]
スピード★☆☆
スピード★☆☆
先手必勝(逃げ適正B以上)★☆☆
シューティングスター(先行適正B以上)★☆☆
これが諦めないってことだァ!(逃げ適正B以上)★★☆
逃げ★☆☆
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 22:29:08.59 ID:1R5FPcggo
- 助かる助かる
ネイチャ研究完遂して、脚質差しを上げて、あとはなにしようか…といった感じか
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 22:42:38.02 ID:GeO458Yc0
- スピード上げないとちょいまずくない?
- 632 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/03(土) 22:46:26.11 ID:FTVCfpYg0
- トレーナー「小説家は巻末のあとがきを書くことに苦心することがあるらしい」
トレーナー「最近はその気持ちが良く解るんだが――マヤノからのメッセージにどう反応したらいいのか解らないんだよな……」
トレーナー「コミュニケーション能力がある方だとは思ってないが、対面で話せる内容をこっちで話すときに躊躇してしまうのはなんでだろうな。やっぱり顔が見えないからだろうか――」
トレーナー「逆に顔が見えないからこそ送れる内容があるかもしれないな。最近はこういうSNSで告白する人も増えたりしているらしいし」
トレーナー「マヤノもいつか、そんな風に告白したりする瞬間があったりするんだろうか――」
トレーナー「……。なんか少し、もやっとするな。何でなんだろうな?」
トレーナー「ま、多分思い入れが深くなってるからだろうな。お父さんの前に連れてきなさい、ってね」
トレーナー「……下らないことを考えている暇があれば、マヤノのメッセージに返信する内容を……思いつかん……」
トレーナー「オワリってこと……」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/ライバル研究/その他(良識の範囲内で自由に)
※皐月賞まであと3ターン(当ターン含む)
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 22:48:12.24 ID:dq2LSKLwo
- ライバル研究
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/03(土) 22:56:51.72 ID:GeO458Yc0
- ヨメノトップガン
- 635 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/04(日) 00:34:02.66 ID:te/pJzd/0
- トレーナー「さて、そろそろ仕上がりを見せているナイスネイチャに対しての研究だが……」
トレーナー「マヤノ、ここまで来てナイスネイチャを攻略するプランが見えるか?」
マヤノ「……わからない。確実に勝てるとは言えないし、勝てないとも言えない……かも」
トレーナー「つまり、それは二人の実力がある程度拮抗しているという証拠だ。ウマ娘は――なんとなくお互いの実力が解ったりするんだろう? 何度も対面していてその感想が出てくるという事は、つまり君たち二人は互角という事だ」
マヤノ「うん。でも……マヤはネイチャちゃんに負けるつもりはないよ!」
トレーナー「マヤノの健闘を今から祈っておこう――。そして、だが。研究の最終段階に差し掛かってこういうことを言うのはなんだが――ナイスネイチャの完全攻略は不可能だ、と言っておこう」
マヤノ「えぇーっ?! トレーナーちゃん、あんなに頑張って色々調べてたのに……?」
トレーナー「そうだ。ただ、これはデータ不足が原因ではない。むろんマヤノの実力が足りないというわけでもない。――理由はたった一つ」
トレーナー「――ナイスネイチャの練度だ」
マヤノ「練度?」
トレーナー「ああ。前にも言ったかもしれないが、ナイスネイチャの弱点らしい弱点はない。せいぜい視点の移動くらい。では、そんなウマ娘が強烈に成長していくには一つの道しかない。――それが練度、即ち"基本の徹底"だ」
トレーナー「マヤノに不足しているとは言わない。だが、マヤノとナイスネイチャでは、その練度の差に明らかな違いがある。言ってしまえば、ナイスネイチャはオールマイティなウマ娘だが、マヤノはどちらかというとピーキーな性能をしている」
マヤノ「でも、それでも互角ってことは――」
トレーナー「ああ。マヤノの基本以外の技術――発展形の技術は、彼女よりも数段優れている。マヤノは吸収が早い反面、反復練習などの地道な練習、即ち理解をする必要がない練習についての適正は決して高いとは言えない。――言いそびれていたが、それが君の弱点だ、マヤノ。そしてナイスネイチャたちは、そんな君の弱点を突いてくる」
トレーナー「それが"拐かし"だ」
マヤノ「かどわかし?」
トレーナー「揺さぶりをかける、という事だ。だから、君がこれからやるのは――メンタルトレーニング、つまりマヤノの内面についてのトレーニングだな」
マヤノ「めんたる、とれーにんぐ……」
トレーナー「物は試しだ。まずは座禅をしてみよう」
―――
下1 ナイスネイチャの研究解析
50以上で研究度上昇・スキルヒント
50以下で研究度上昇
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/04(日) 00:47:36.87 ID:z8kHYXtao
- バシーン
- 637 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/04(日) 13:56:41.79 ID:te/pJzd/0
- トレーナー「ヒトの根本にはいまだに、人間としての理想形が眠っているとされている。大なり小なり解釈は異なるかもしれないが――これがプラトンの言うところの"イデア"だ」
トレーナー「そこまで深く考えなくてもいいが――つまり自分を見つめなおすことは、自我を確立する過程で非常に重要な過程の一つだ。目を瞑り、情報を遮断し、内的感覚を探る。瞑想や座禅等をはじめとして、世界にはこの手の集中法が点在している」
トレーナー「……さて、マヤノの様子はどうだろう」
―――
トレーナー「マヤノ、時間だぞ」
マヤノ「はっ?! もうそんな時間〜?」
トレーナー「ああ。どうだった?」
マヤノ「なんかね、心がすっきりした気分!」
トレーナー「それは何よりだ。――大丈夫そうか?」
マヤノ「大丈夫そう……って、何が?」
トレーナー「いや、足痺れてたりしないかな、と思って……」
マヤノ「だいじょ……ばないぃ……」
トレーナー「はは、しばらく待っておこうか」
マヤノ「ん……」
トレーナー「……一応聞くが、その両腕は何だ?」
マヤノ「トレーナーちゃん、だっこ……」
トレーナー「……ダメだ」
マヤノ「ぶーぶー! 足を痺れさせたウマ娘をお部屋まで連れてくのはトレーナーとして当たり前の事だとマヤちん思うんですけどー?」
トレーナー「んなわけあるか。そもそも男子禁制だろ」
マヤノ「……ちぇ」
トレーナー「抱っこはできないけど、握ることはできるぞ」
トレーナー「脚をな」
マヤノ「い――っ! トレーナー、ちゃん……! それは反則、だよぉ……!」
トレーナー「脚がしびれてるウマ娘がいたら脚を突っつくのは礼儀だ」
マヤノ「そんな礼儀なんてありませんー!」
トレーナー「そうかもしれないな!」
マヤノ「まったく、トレーナーちゃんったら……」
―――
▼スキルヒント[魅惑のささやき]Lv1を獲得した
▼ライバルウマ娘[ナイスネイチャ]の研究度が1進みました。進捗は5/5です。
▼ライバルウマ娘[ナイスネイチャ]の研究が終了しました。
- 638 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/04(日) 14:05:19.78 ID:te/pJzd/0
- トレーナー「そういえば、この前ダイワスカーレットのトレーナーが彼女の脚にテーピングをしていたんだが、羨ましそうにマヤノが見ていたことを今ふと思い出した」
トレーナー「あの手のテーピング技術がない訳ではないけど、そもそもマヤノにはあの手のテーピングが必要なトレーニングをさせていない関係でやる理由がないんだよな」
トレーナー「……。いや、本当はテーピングが目的というよりも、俺と触れ合いたいとかそういう欲望なんだろうとは推測が付いている。だからと言ってやるわけにはいかない。やはりと言うべきか相手はウマ娘出る以前に年頃の女の子だ。下手なことをやればお縄につかなきゃならない」
トレーナー「……。もう捕まるようなことをしている、とは口が裂けても言えないな」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/ライバル研究/その他(良識の範囲内で自由に)
※皐月賞まであと2ターン(当ターン含む)
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/04(日) 14:11:40.51 ID:sAqSnYLtO
- トレーニング
- 640 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/04(日) 14:20:28.87 ID:te/pJzd/0
- トレーナー「というわけで、そろそろ追込みの時期だ」
マヤノ「おー! 今日はどんなトレーニングやるの?」
トレーナー「それはだな……」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:242(E)
スタミナ:366(D+)
パワー:635(B)
根性:363(D+)+584=947(A+)
賢さ:235(E)
やる気:絶好調
―――
下1 トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/知識
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の練習時に固定値追加。
下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加イベント
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/04(日) 14:24:25.56 ID:uSjIoMlDO
- スピード!
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/04(日) 14:26:49.37 ID:z8kHYXtao
- おいこめえー
- 643 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/05(月) 19:24:12.11 ID:zNawvfqU0
- トレーナー「走る上で重要なファクターはいくつもあるが、最も基礎的なものは何かわかるか、マヤノ?」
マヤノ「うーん……スピード?」
トレーナー「その通りだ。スピードが無ければ逃げることもできなければ先行することもできない、差すことも出来ないし追込むことも出来ない――。全てにおいてスピードとは神聖視されるべきステータスだ、ともいえる」
マヤノ「じゃあ、今日のトレーニングはスピードを鍛えるトレーニング? マヤ、走るのは得意だよ! びゅーんって走っちゃうよ〜!」
トレーナー「ああ、そうだな。今日はスピードを高めるトレーニングを行う。まぁベーシックなものだけど」
マヤノ「じゃあ、とりあえずウォームアップから?」
トレーナー「ああ。十全に頼むよ」
マヤノ「ウォームアップだからって、マヤから目を離しちゃダメなんだからねっ! ユー・コピー?」
トレーナー「アイ・コピー。ほかのウマ娘を見る理由もないしな」
マヤノ「それって、トレーナーちゃんはマヤちんに首ったけってコトー? きゃー!」
トレーナー「そんなこと誰も言ってないだろ……。ほら、早く取り掛かって……」
―――
▼マヤノトップガンのスピードが上昇した。
スピード:242(E)+37=279(E+)
- 644 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/05(月) 20:05:18.34 ID:zNawvfqU0
- トレーナー「皐月賞が直近に迫ってきて、トレセン学園に緊張感が漂い始めた」
トレーナー「こうなってくると、やはりトレセン学園という施設は"夢を追い求める者が集う場所"なんだな、と感じるな」
トレーナー「俺たちもそろそろ危機感をもってことに当たるべきだとは思うんだけど、いかんせんマヤノが通常運転なので危機感を持つに持てないんだよな……」
トレーナー「これが俺たちの形……だと信じたい。まぁ、程よい緊張感のまま事に当たれる、というのは一種の才能なんだろうな」
トレーナー「さて、今日は何をしようか――」
――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/その他(良識の範囲内で自由に)
※皐月賞まであと1ターン(当ターン含む)
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/05(月) 20:18:58.99 ID:NQV9MhIVo
- 仕上げのトレーニング
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/05(月) 20:19:35.67 ID:U5dsJ0Kd0
- ネイチャTにご挨拶という名の宣戦布告を
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/06(火) 17:55:51.15 ID:FXhljdDb0
- これ時間に余裕ある時は休憩重ねた方がいいのでは?
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/06(火) 18:07:40.42 ID:2OfS4/GIo
- 8倍とか重ねても10とかだったらアレだし…
- 649 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/06(火) 20:38:27.70 ID:+ceYi2X60
- トレーナー「トレーニングは積み重ねだ。一度でもさぼってしまえば、遅れを取り戻すためにそれなりの時間を使わなければならない――」
トレーナー「だからこそ、トレーニングとはやめたくてもやめられないものだ。一種の麻薬なのかもしれないな」
トレーナー「……さて、皐月賞も目前。あんまり無理な練習はできないが――しかし、雨だれ石を穿つ。マヤノが将来スターウマ娘の頂点に立てるように、小さなことを今から一つ一つ積み重ねていかなければな」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:279(E+)
スタミナ:366(D+)
パワー:635(B)
根性:947(A+)
賢さ:235(E)
やる気:絶好調
―――
下1 トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/知識
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の練習時に固定値追加。
下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加イベント
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/06(火) 20:39:54.10 ID:X2XeSqq7o
- スピード
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/06(火) 20:42:09.77 ID:w5Qppfek0
- そらっ
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/06(火) 20:42:45.17 ID:U5jDRjFuo
- ゾロやりますねぇ!
- 653 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/06(火) 20:52:35.22 ID:+ceYi2X60
- トレーナー「今日はスピードを重点的に上げていくぞ」
マヤノ「やったーっ! 今日は何するの?」
トレーナー「まぁベーシックにハロン走とかか……? 何分GTレースに対する経験が足りてないから、どこまで練習していいのかもわからないし……」
マヤノ「ん〜……。マヤはけっこー練習しても大丈夫だと思うけどな〜」
トレーナー「皐月賞は中距離だし、そう考えるといつも通りではあるのか。レース場の細かな違いはあるが、条件自体はGUもGVも変わらないしな」
マヤノ「つよーい人がたくさん出てくるのは違いかも。……ムリはダメだーってネイチャちゃんも言ってたよ!」
トレーナー「その通りだな。よし、とりあえず軽く流すくらいにしておくか」
マヤノ「アイ・コピー!」
―――
▼マヤノトップガンのスピードが上昇した。
スピード:279(E+)+77=356(D+)
※ゾロ目なのでイベントが発生します
- 654 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/07(水) 01:57:49.46 ID:gADqbH0Q0
- ――皐月賞まで、あと2日。
トレセン学園の緊張感はピークとなり、心なしかウマ娘どうしの会話も減りつつある。普段はそれなりに騒騒しい学園だが、今は……とても静かで、その様子にどこか落ち着かなさを感じる。
夜ともなると、静寂に拍車がかかる。遠くからグラウンドを駆ける音すら聞こえない、本当に静かな夜だった。
俺はというと、トレーナー室の机で事務仕事をしながら窓の外を眺めていた。視線の先に何があるというわけではないが、なんとなく景色を眺めていたくなったからだ。
普段ならこんなことはない。つまり俺も――それなりに皐月賞を目前として浮足立っている、という事だろうか。
「ま、頃合いもいいし、少し休憩するか」
体を伸ばして、椅子から離れる。来客用のソファに身を沈ませれば、かすかな石鹸の香りがした。
そういえば、夕方まではマヤノが此処に座っていたんだっけ。道理で匂いが残っているはずだ。
何というか、もはや安心する匂いになってきた。かつてはその距離感の近さにドキドキしたこともあるが、今となっては慣れてしまった。むしろ最近は近くにいないと少し不足感を覚えるくらいには。
……安心したら少し眠くなってきた。仕事はまだまだ残っているが、しかしそれも直近でこなさなければならないものでもない。こうして仕事をしているのはマヤノとの時間を少しでも増やすため。本当はもっと順序立ててやるものだ。
どうしようか、眠ってしまうか――。
そう考えた時、ふと扉がノックなしに開かれた。
- 655 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/07(水) 02:01:58.07 ID:gADqbH0Q0
-
「……驚愕ッ。まさかこんな時間まで仕事をしているとは……」
「秋川理事長?! し、失礼しました、こんな恰好で!」
「謝罪ッ! むしろノックをしなかったこちらが悪かった。すまない!」
きらりと光る八重歯、朝焼けをそのまま溶かし込んだオレンジ色の髪、その人以外にあり得ない特徴的な口調――。秋川やよい理事長が、部屋の前に立っていた。
慌てて体制を整える俺をよそに、秋川理事長は部屋へと入ってくる。一体何用なのか、と俺が考えていると、理事長は扇子を広げて俺へと差し向けてくる。
「疑問ッ! 私は問いただしに来た!」
「……何をですか?」
「解答ッ! ループ、という言葉の真意について」
息が止まるほどの衝撃だった。正直、あの日かけられた言葉は覚えているものの、かけた言葉については特に覚えていない。衝動のまま胸中を吐き出した、といったほうが近いだろうか。
だから、ループについて話していたことなど覚えていなかった。話すつもりもなかったので、本当に青天の霹靂……驚きを覚えてしまったのだ。
「……否定ッ。だが、今君は重要な時期だっ。下手に話せといっても満足に聞き出せはしないだろうっ!」
「……まぁ、確かに」
「保留ッ! 故に、君には……皐月賞後に話を聞くことを決めたッ! そしてその日には――“彼女”にも同席してもらうッ……!」
「彼女――?」
見当もつかない。たづなさんに同席してもらうのであればこんな言い方はしないだろうし、彼女と言うのは俺にとって想定外の人物なのだろう。
固唾をのんで続きを待つ。そして、満を持して、秋川理事長は言葉を発する。
「支援ッ! 君のサポートは我々が担当する。だが――だが、ウマ娘のケアやサポートはどうする?」
「……」
「懸念ッ……。君のいうところの”ループ”がどのようなものか私は知らないが、だが、ループした後のケアも重要だ……。そしてそれは、並大抵の存在ではケアできないほどの大きな禍根を残しかねない……!」
「……。いや、そんな、まさか――」
「――肯定。そのまさかだ――っ! そのような前代未聞の事態、丸く収めるには相応の実力者……それも、対処に慣れているものが関わるべきだっ!」
「つまり理事長が呼ぼうとしている彼女……ウマ娘は――っ!」
ばさり、と開かれた扇子。
口を覆い、目線だけで語りかける秋川理事長の表情は――あまりに強靭で。
その瞳の先に見ている何かが理解できてしまった。それだけで――俺はあの雄姿を、この学園最強とされる彼女を思い浮かべてしまってならなかった。
「――”皇帝”シンボリルドルフ」
どちらともなく吐かれた声。部屋に染み入る静寂が、その言葉を肯定するようだった――。
―――
▼皐月賞後に【特殊イベント:櫛風沐雨・嵐へ立ち向かうこと】が発生します。
▼秋川理事長との関係が進展しました。進行度1を得ます。進捗1/5
▼行動安価に【会話】が追加されます。
- 656 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/07(水) 02:17:10.82 ID:gADqbH0Q0
- ――皐月賞まで、あと0ターン。
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:356(D+)
スタミナ:366(D+)
パワー:635(B)
根性:947(A+)
賢さ:235(E)
やる気:絶好調
―――
[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
・曲線のソムリエ[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・直線加速→ハヤテ一文字[汎用・固定値]
(レース終了時のコンマ判定に+100の補正)
・直線回復[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・栄養補給[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
―――
[スキルヒント:ウマ娘]
・好転一息 Lv1[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・読解力 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・大局観 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・食いしん坊 Lv1[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・ささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・魅惑のささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を2段階下のものに下げる)
[脚質適正]
逃げS/先行A/差しB/追込B
・脚質適性上昇チャンス:差し(A)
距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A
- 657 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/07(水) 02:19:46.59 ID:gADqbH0Q0
- 今日はここまでとします……!
最近ろくに時間が取れていないので、休日にも少しドカンと進めたい気持ちがあります。
次回、皐月賞――。
ナイスネイチャに、マヤノトップガンは届くのか。
- 658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/07(水) 03:21:30.89 ID:IOYkgCXo0
- おつ
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/07(水) 07:18:20.72 ID:JI9BCqLUo
- おつおつ
理事長カッコええわ
願わくばケアなぞ不要となる事を……!
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/07(水) 12:49:20.82 ID:/xJMWqppO
- イベント後って、書いてるけど負けたループするんだから意味なくない?
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/07(水) 12:55:28.78 ID:oCQr7oehO
- 勝てばよかろうなのだ
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/07(水) 15:20:15.20 ID:04lac8Wl0
- おつ
ネイチャには悪いがマヤノには是非勝たせてあげたいな
- 663 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/07(水) 15:41:52.87 ID:rzUf52bdO
- おつありです。
今回のイベントは勝利後を条件として発生するイベントなので、まぁ負けなければ良いというお話でもあり……。
そろそろ頃合だと思うので説明しておくと、このSSには一応メインとなるストーリーの筋があって、特定のタイミングでそれが描写されます(今回は正月とクリスマスがそう)。
メインのストーリーとは別に、サイドストーリーみたいなものがあり、それが今回の理事長の件です。これは安価でゾロ目を踏んだり、場合によっては行動安価にて発生します。(自由に、という記載があるように、例えばR18展開などでなければなんでも拾います)
説明する必要もなかった気がしますが一応。
今後ともお付き合いいただけると幸いです!
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/07(水) 22:28:06.76 ID:5SrQldvv0
- ユー・コピー?
- 665 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/08(木) 20:26:41.52 ID:Rij5zJfu0
- ――薫風が肌を撫でる感覚。
春先の僅かに水気をまとった匂いが鼻腔に満ちて、吐き出せば春の気配だけが肺の中に残る。
気温がだんだんと上がり、麗らかな陽気で着飾ったターフは風に戦いでいた。
そんな朗らかさを感じる競馬場において、その一角だけはまるで真冬のような剣呑な雰囲気を吹雪かせていた。
「どうも、ご無沙汰しております。私、ナイスネイチャのトレーナーをやらせてもらっています、会田と申します」
会田トレーナー。トレーナーの記憶には彼の情報はなかったが、最近はその敏腕さが高く評価されているトレーナーである。
曰く、隠されていたナイスネイチャの才能を発掘した天才調教師。
曰く、自己実現欲求が低かったナイスネイチャを輝かせた天才コミュニケーター。
曰く、当代に二人といない、全ての能力を高い水準で備えた次世代の天才トレーナー。
最近のトレセン学園の話題のうち、トレーナーに関連する話で彼の話が出ないことはないほどの注目株である。
トレーナーは軽く会釈をし、彼と同様に自己紹介を軽く行う。差し出された手のひらを握り、また会釈。――平穏な交流であるかのように思えるが、しかしトレーナーの心中は冷え切っていた。
「皐月賞という大舞台で、ナイスネイチャとマヤノトップガンが争う姿を見れる――。多くの観客は、二人の勝負を目当てに来ているんでしょうね」
「……そうですね。会場の話題は二人でもちきりです」
「観客の期待に応えられないウマ娘たちではないと思います。あとは――彼女たちを育て上げるトレーナーの手腕が、勝負を決める……そう私は考えています」
その言葉に、わずかにトレーナーは首をかしげる。その方針や考え方はありふれたものであるにも関わらず、だ。
「……そう、ですかね? 俺はなんとなくそれだけではない気がします」
「……。まぁ、そうなのかもしれません。彼女たちの勝負で、それが見えてくるのであれば――トレーナーとしてまた一つ成長できるかもしれません。我々としても見逃せない勝負になりそうですね」
「ええ。……今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ。よろしくお願いいたします」
今一度握手を交わし、トレーナーはそれぞれの控室に戻っていく。それぞれの視線には、その熱量のベクトルの違いはあれど――戦意が滾っていた。
- 666 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/08(木) 20:46:43.25 ID:Rij5zJfu0
- 「あーっ! トレーナーちゃんってばおっそーい! 待ちくたびれたよ〜」
「すまんすまん、ナイスネイチャのトレーナーと話しててな」
ネイチャちゃんのトレーナーと、と反芻するマヤノトップガン。何を話していたのか気になる様子だが、トレーナーとしては下手に話すわけにはいかない。
無難に「他愛ない話だよ」とトレーナー。
それでも話の内容を聞きたがるマヤノトップガン。
トレーナーは困ったな、と小さくつぶやいて誤魔化すように頭を撫でた。
「もぅー。頭撫でとけばなんとかなるって思ってなーい?」
「……誤魔化されてくれないか?」
「しょーがないなー。誤魔化されてあげる!」
「ありがとな」
くしゃりと頭を一つ撫でれば、マヤノトップガンの口からは言葉にならない歓喜が息として溢れた。
「そういえば、ナイスネイチャには挨拶してきたか?」
「んーん。してないよ。だってしたらなんか駄目な気がしてるから」
「ネイチャがきてないってことはあちらも同じことを思っているんだろうな」
「そうかも」
そんな他愛ない会話をしていると、ふとパドックの方が騒がしくなる。――恐らくはナイスネイチャがパドック入りしたのだろう、と二人は察する。
そうなれば、ライバル株として注目が高まっているマヤノトップガンが出ないわけにはいかない。
「……マヤノ、最後に一つ」
「なーに、トレーナーちゃん?」
「楽しく走って来い」
「……! アイ・コピー!」
控室を出るマヤノトップガンを、トレーナーは笑顔で見送った。
- 667 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/08(木) 20:50:47.97 ID:Rij5zJfu0
- トレーナー「これが君の夢へのランディング・オフだ。楽しんでこい、マヤノ――!」
―――
■レース
下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[S]/先行[A]/差し[B]/追込[B]
01〜50:逃げ[S]
51〜80:先行[A]
81〜90:差し[B]
91〜00:追込[B]
―――
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/08(木) 20:52:02.90 ID:wbOeePXnO
- 逃げ!
- 669 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/08(木) 21:08:11.17 ID:Rij5zJfu0
- ▼マヤノトップガンの作戦が[差し:B]になりました。
―――
下1
・戦術家 使用回数残り1
安価を取り消し、任意の結果に書き換えることができる。
使用しますか?
※使用回数は「今回ループまでの残存使用回数」です。
※つまり、ここで使用すると今回のループではもう使用することができません。
―――
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/08(木) 21:11:54.57 ID:Wy7vyGcO0
- Bあるなら勝敗でいいでしょ
使わん
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/08(木) 21:13:08.66 ID:f0b8ciFNo
- 目覚ましあるし…まだ戻れる、戻った時にやばかったら死ぬので使わない
- 672 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/09(金) 00:23:08.30 ID:/qO5+FSR0
- ▼マヤノトップガンの作戦が[差し:B]になりました。
―――
下1 レース序盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
21〜40:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
41〜60:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
61〜80:集中状態(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
81〜00:直線回復(中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。
――
下2 レース中盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
21〜40:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
41〜60:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
61〜80:コーナー加速〇(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
81〜00:曲線のソムリエ(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。
――
下3 レース終盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
21〜40:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
41〜60:全身全霊(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
61〜80:シューティングスター Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
81〜99:ひらめき☆ランディング Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
00 :ひらめき☆ランディング Lv3(ゴールのコンマ判定に+300の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。
――
下4 ゴールイン 着順確定
――
▼作戦
●差し[B](補正:スピード、スタミナ、パワー)
補正がある能力値:1.15倍
▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)+ハヤテ一文字(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値
最終達成値が3500を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が3000を越した場合 2〜3着
最終達成値が2800を越した場合 4〜5着(掲示板)
最終達成値が2800を下回った場合 着外
継続ライン:3着以上 かつ ナイスネイチャに勝利
―――
レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:26:17.66 ID:Ixu4BxwFo
- いくぞおおおおおおおお!
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:26:19.25 ID:lbsMRNpb0
- ちぇいさー
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:26:33.44 ID:914bJs8c0
- 勝ちたい
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:28:06.95 ID:HosGHCzfo
- ゾロ2つは草
いつか見たあのウマ娘に迫るつよさじゃない…?
- 677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:28:29.24 ID:JNUC19LK0
- ネイチャの着順はどこで決まるんやろ
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:29:40.14 ID:JNUC19LK0
- 良かったー俺踏まなくて良かったー
サンキュー676
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:33:44.35 ID:914bJs8c0
- 1着にギリ届いてない…か…?
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:35:22.60 ID:HosGHCzfo
- (ゾロ目×2でクッソ余裕顔したけど負けたこれ…?)
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/07/09(金) 00:45:57.51 ID:914bJs8c0
- (356+366+635)×1.15+947=2505.25 能力達成値
95+(25×1.5)-25+(100×1.5)=257.5レース達成値
400 適性+スキル追加達成値
2505.25+257.5+400=3162.75
3162.75-0(賢さによるマイナスの打ち消しにより消滅)=3162.75
2着…か…?
- 682 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/09(金) 00:47:41.54 ID:/qO5+FSR0
- 続いて――。
―――
▼ナイスネイチャの作戦が[差し:S]になりました。
[ボインセチア・リボン]ナイスネイチャ
スピード:422(C)
パワー:784(B+)
スタミナ:534(C+)
根性:509(C+)
賢さ:512(C+)
―――
下1 レース序盤のナイスネイチャの調子
下2 レース中盤のナイスネイチャの調子
下3 レース終盤のナイスネイチャの調子
下4 ゴールイン 着順確定
※ゾロ目の場合は補正があった場合は打ち消し、マイナス補正は1.5倍
―――
●差し[S](補正:スピード、スタミナ、パワー)
補正がある能力値:1.3倍
▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正S(+200)+やる気/好調(+50)+きっとその先へ…!Lv3(+300)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値
―――
レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:51:27.07 ID:lbsMRNpb0
- ほむ
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 00:59:09.52 ID:914bJs8c0
- 個体値でかなり苦しいからマイナス補正引かせないと苦しいのか…
- 685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 01:10:48.08 ID:Ixu4BxwFo
- うおおお
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 01:13:48.03 ID:HosGHCzfo
- あ
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 01:15:56.64 ID:gE5+mvOT0
- ぎり行けるか…?
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 01:30:12.08 ID:lbsMRNpb0
- 一桁3つは草
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 10:55:33.59 ID:I/n0Q7As0
- ネイチャのレース中補正がわからんけど、わかってるだけでも2771+100+200+300=3371と
既に200差だし無理か…?
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/09(金) 11:10:11.83 ID:yXha7YHzO
- 今の所研究進行度の恩恵がわからないからそれ次第かな
- 691 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 22:14:28.79 ID:ya4cvXhh0
- お待たせしました、再開します
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:30:43.81 ID:Gjhl730yo
- ドキドキやぞ……
- 693 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/10(土) 22:33:39.82 ID:ya4cvXhh0
- ■マヤノトップガン
▼レース展開
序盤(66):集中状態(+25×1.5=37.5)
中盤(25):掛り(-25)
終盤(44):全身全霊(+100×1.5=150)
着順決定:95
――――――――――――
[37.5]+[-25]+[150]+[95]=257.5 レース中達成値
▼作戦:差し(B) (スピード、スタミナ、パワーに1.15倍の補正)
スピード:356(D+)×1.15=409.4
スタミナ:366(D+)×1.15=420.9
パワー:635(B)×1.15=730.25
根性:947(A+)
賢さ:235(E)
――――――――――――
309+390+544+279=2507.55 能力値参照値
▼着順
[レース中達成値:257.5]+[能力値参照値:2507.55]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]+[ハヤテ一文字:100]
=3165.05
(端数切り上げの為)=3166 達成値
―――――――――――――
[達成値:3166]
[レース中全てのマイナス補正:25]
[補正後賢さ:235]
―――――――――――――
[最終達成値:3191]
結果、マヤノトップガン――2着!
――――
■ナイスネイチャ
▼レース展開
序盤(07):出遅れ(-50)
中盤(52):ささやき(研究成果Dにより、ささやき、魅惑のささやきの効果打ち消し)
終盤(08):好走(±0)
着順決定:03
――――――――――――
[-50]+[0]+[0]+[3]=-47 レース中達成値
▼作戦:差し(S) (スピード、スタミナ、パワーに1.3倍の補正)
……研究成果により能力値固定低下。
スピード:422(C)×1.3=548.6 研究成果@:-100
パワー:784(B+)×1.3=1019.2 研究成果A:-100
スタミナ:534(C+)×1.3=694.2 研究成果B:-100
根性:509(C+)
賢さ:512(C+)
――――――――――――
[548.6]+[1019.2]+[694.2]+[509]-[研究成果@AB補正-300]=2471 能力値参照値
▼着順
[レース中達成値:-47]+[能力値参照値:2471]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正S:200]
+[やる気/絶好調:50]+[きっとその先へ…!Lv3:300]
+[研究成果C:【きっとその先へ…!】Lv2へ低下:-100]
=2974 達成値
―――――――――――――
[達成値:2974]
[レース中全てのマイナス補正:50]
[補正後賢さ:512]
―――――――――――――
[最終達成値:3024]
結果、ナイスネイチャ――3着!
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:35:19.92 ID:vSIGsd2+0
- あぶねええwwwwwwwwww
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:35:35.92 ID:Gjhl730yo
- おおおおおおおお!!!
- 696 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 22:35:45.80 ID:ya4cvXhh0
- ※研究成果によるマイナス補正はレース中のコンマ判定によるマイナス補正ではないので、最後の判定には含まれません。
- 697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:38:30.15 ID:yHtvM3SFo
- 互いをマークしてたせいで飛ばし漁夫られたパターン
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:44:05.39 ID:8UrBCfVt0
- ライバル戦だと研究めっちゃ大事だったんだな……コンマにも相当救われてるけど
- 699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:48:34.00 ID:yHtvM3SFo
- こっちゾロ込み絶好調、向こう一桁連発でここまで迫られてるから先が少し不安
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:51:38.19 ID:oHXK9bsb0
- ネイチャには勝てた…けど、2着でいいんだっけ?結局ループ?
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:53:29.08 ID:lPeM1bjk0
- イッチ的にまだループ繰り返さないとクリアできない想定っぽいし結構キツそうやな
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:54:25.69 ID:yHtvM3SFo
- >>700
3着以内かつネイチャに勝利だから継続よ
- 703 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 22:54:33.88 ID:ya4cvXhh0
-
ゲートに入ったウマ娘たちの表情は十人十色だ。
緊張する者、闘気を身に滾らせる者、涼しげな顔をして勝利を確信している者――。
マヤノトップガンは、ナイスネイチャは……しかしそのどれにも当てはまらなかった。
まるでお互いがお互いを見つめているような。まるで熱に浮いた乙女が、意中の人を見つめているかのような蕩けるような熱狂がそこにあった。
当然だが、マヤノトップガンとナイスネイチャの一騎打ちを期待していた観客が、両名の様子に興奮しないはずがない。
会場は、彼女たちの甘やかで、しかし華やぐ香りを感じる程の熱狂に飲み込まれるように、歓声をさらに大きくした――。
―――
「全く――嘗められたものだ」
そんな熱狂の影で、誰かがぼそりと呟いた。
実況ですら彼女たちの直接対決を期待するような口調の中――しかし彼女たちはそれぞれ2番人気と3番人気に過ぎない。
故に、対決する二人がこのターフの主役であるかと言われれば、そうではない。
ただ、彼女……そのウマ娘がゲートに立てば、もはや誰もが勝利を疑わないが故――言わば期待値からの無関心が観客の総意であると言えた。
だからこそ、誰もが実況の高らかな声を無視してしまう。それが、彼女の闘志に火をつけることもわからずに――。
「――1番人気、シンボリルドルフ。”皇帝”が駆けるターフには、何人たりともを寄せ付けない結果だけが残る――ッ!」
小さく、ゲートに潜む最大最強の威圧が、それを放つ瞬間を今か今かと待ち、その余波を零す。
「勇猛、精進――推して参る」
- 704 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 22:56:39.36 ID:ya4cvXhh0
- ※正直マヤノの走る時期にルドルフが皐月賞を走るのかどうのとか良く解ってないままなので、もしあり得ないとかだったらそれはすみません。小さな嘘として許容していただければ……。
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 22:58:03.25 ID:Pt6bGj/3O
- ゴルシとマックイーンが同時に走る世界だから多少はね?
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:02:38.87 ID:xF4V+SLwO
- よりによって皇帝がいたのか…
宣戦布告されたとはいえネイチャ研究してる場合じゃなかったなこりゃ
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:02:48.18 ID:vSIGsd2+0
- >マヤノトップガンとナイスネイチャの一騎打ちを期待していた観客が、両名の様子に興奮しないはずがない
デジたん、ステイ
まあ違和感はあるけど学年設定とかガバガバだしセーフ
アニメでも高等部のライスシャワーがクラシック走ってる時に中等部のマックイーンがシニア走ってるしな
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:06:04.04 ID:Gjhl730yo
- ここのループを抜けるには最適解だったとは思われる多分
差しSネイチャの土俵に乗って差し切ったのオイシイし……
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:08:05.77 ID:lPeM1bjk0
- 一回のトレーニングで100上がらんし、コンマ次第でスキルヒントももらえるからライバルおったら研究した方がいいと思うぞ
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:10:00.07 ID:tnMBGJFYO
- 差しS相手に差しBで勝ったの敢えて相手の領域に入り込んだ感じがあって心がアグネスデジタルになる
- 711 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 23:25:16.35 ID:ya4cvXhh0
- もうこうなったら学年とか気にしないほうがいいかもな、と思ったので今後は学年とかの隔たりは(ある程度は意識しますが)考えないことにしました。
二次創作なので、多少の違和感には目を瞑っていただけると幸いです。いやループ自体が違和感の塊ではあるんですけど。
―――
ゲートが開かれ、まず飛び出したのはセイウンスカイだった。
無二の逃げ脚は、蒼天に流れる雲のように滑らかに、それが当然であるかのように後続との距離を離していく。
辣腕を振るうターフの奇術師は、その変幻自在のステップと作戦で他のウマ娘を翻弄する。中盤に差し掛かる頃には、後続とのバ身は8ほど開いており、彼女の逃げこそこの場を支配する法則であると認識する客もいた。
だが、観客の大半はそのように考えてはいない。彼女の逃げ足は素晴らしいものだが――風は、光には追い付けない。
(たはー……。冗談キツいなぁ……)
一瞬振り返った瞬間、”そうしなければよかった”とセイウンスカイの脳裏は埋め尽くされた。
平静を保つ振りをするが、しかし脚の回転は速くなり、息も上がる。
四対の視線――マヤノトップガンとナイスネイチャの視線は確かに恐ろしい。だがそれよりも――怜悧で、残酷な視線が彼女の心臓を鷲掴みにする。
(逃げられ……ないか)
思わずそう判断してしまうほどの、圧倒的な存在感――威圧感がそこにある。
ここがレース場でなければ跪いてしまいそうなほどの、征服者としての威圧が。
第四コーナーに差し掛かり、スパートをかける頃合い。セイウンスカイは逃げ切ろうと脚の回転数を上げる。が、同時に自信が差し切られてしまうことを、その賢さゆえに理解してしまっていた。
知能ある生物の最大の弱点は、恐怖である――。辣腕を振るうターフの奇術師だからこそ、その存在があまりに甚大であることを疾く理解してしまった。
(……あの二人が、果たしてあの”皇帝”陛下の差し脚に追いつけますかねぇ)
ふと過った夕陽を混ぜ込んだようなオレンジと、払暁を漉きこんだような赤茶色。
青空のような自分とは少し違うが、しかしそれだけの魅力を持った2人が、あの皇帝に勝利する姿を目に浮かべて。
(……いけませんなぁ。勝負は終るまで――何があるかわからないんだから……!)
ゴールの先で待つ割れんばかりの声援を譲るわけにはいかない、と。全身全霊をかけての先頭争いに身を投じた――。
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:25:17.62 ID:lPeM1bjk0
- そこらじゅうにアグネスの死体が転がっている…
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:29:00.11 ID:Pt6bGj/3O
- ラヴかね?
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/10(土) 23:33:51.86 ID:Gjhl730yo
- ウッッッ!(最近ようやく(引けて)魅力に気付いたウンス視点が差し込まれて心のアグネスが爆発する音を聞き)
- 715 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 23:52:49.72 ID:ya4cvXhh0
- (……強い)
マヤノトップガンは、周囲を冷静に観察し、適切なコースを取っていた。
ちら、と後ろを見ればナイスネイチャも観察眼を巡らせ、適切な位置についている。
スリップストリーム分、あちらの方が少しだけスタミナを保ちやすいか、とマヤノトップガンは内心で分析結果をごちる。
作戦から考えるなら、マヤノトップガンの旗色は僅かに悪い。マヤノトップガンはオールラウンダーで、差しもある程度は熟せるが――ナイスネイチャのそれは天性の素質に、さらに磨きをかけたものだ。
これは挑戦であるともいえるし、敬意であるとも言えた。逃げたほうが確実にいい勝負になることは間違いない。だが――何故か、ナイスネイチャに対する闘志がそうさせた。
正解か、不正解か――。それはマヤノトップガンにはわからない。まして誰にも。
だが、こうしてよかったんだ、と。体に受ける風に心地よさを感じて、強くそう思う。
擦り減るスタミナ。並み居るウマ娘たちはその誰もが強者で、無用に焦りそうになってしまう。でも、そうはならない。……そう、なってはいけない。
たった一つの強い意思が、マヤノトップガンの強靭なまでに安定した精神を支える。即ち――。
(勝ちたい――!)
勝利の意思。ナイスネイチャに勝ちたい。トレーナーに勝利を贈りたい。
自分が好きな走り方で、輝きたい――。
願いは形となり、祈りは強さとなる――そして、意志は結果を齎す。
第四コーナーを回り、ぐんぐんと加速する。声や音を置き去りに、体は貪欲に勝利を求めて前に出る。
ふと、鋭い踏み込みが耳朶に届き、マヤノトップガンは振り返る。そこには朝焼けのような鋭くも見るものを魅了する踏み込みで加速するナイスネイチャの姿があった。
(――来た!)
確信めいた予感がマヤノトップガンを襲う。
負けられない勝負の時間が、きっと今だ――と。回転数を上げる。脈動を轟かせる。
たったそれだけで世界が変わる。色鮮やかだったターフが一気に色褪せて、その瞳にはナイスネイチャしか映らない。
一瞬で肩を並べてきたナイスネイチャ。前傾姿勢を取り、風の抵抗を下げたうえで――足の回転数を上げる。
以前はこんな走り方をしていなかった。ドキドキが、ワクワクが――ナイスネイチャから痛いほどに伝わってきて、マヤノトップガンも脚を強く踏み込んで、大きく飛ぶように走る。
「……は、は。お嬢さん、随分と派手な走り方をされますね――ッ!」
「ネイチャちゃんこそ……! 見ない内に、すっごい走り方をしちゃって……!」
「負けませんよ、何せ――トレーナーさんが待ってくれてますんで……ねッ!」
「マヤも、負けないよ……!」
風を抜き去る、光のような加速。
最終直線に入り、輝くような二人の競り合いは、観客を大いに沸かせた。
そう、だからこそ訪れ得る”それ”が始まった時、観客は落胆の息を漏らすことはない。
何故なら、それはこのレースを見に来た観客にとって、決まりきった”事実”であったからだ。
- 716 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/10(土) 23:55:15.01 ID:ya4cvXhh0
-
なめ
「――残念だが、無礼てもらっては困る」
- 717 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/11(日) 00:07:15.14 ID:enp2fy890
-
風は光に追いつけないように、光は――それに勝つことができない。
重力。その場に縛り付けるような、圧倒的な存在感と被征服感。
光は捻じ曲げられ、地に叩きつけられる。
その声が耳朶に響いた時、マヤノトップガンは思わず後ろを振り向いた。
――恐怖が、そこにあった。
意地を、矜持を、誇りを、自信を、羨望を、憧憬を、願いを、祈りを、期待を、絶望を、暗澹を――意思を、目に、背に、マントに宿し、彼女は邁進する。
ちら、と見やった視線に、幾万の人が見えてしまう。そのどれもが怒り、悲しみ、喜び、楽しみ――喜怒哀楽の形相を呈しているように、見えてしまう。
それらは彼女が背負う全ての感情だ。ターフを駆る皇帝が背負うものだ。重ねて、マヤノトップガンは恐怖した。
ナイスネイチャは良きライバルだ。だが……これは一体何だ?
目線が合えば、微笑みすらする彼女は、まるで赤子をあやしている最中のような慈愛すら感じる。
そんなはずはないのに。まるで、地を這うような劣等を一瞬感じる。
色彩が全て失せ、スローモートになった視線が悠々とマヤノトップガンを抜き去る姿を追い掛ける。彼女の翻した燃えるような赤色のマントだけが、視界に映る唯一の色。
爆発的――否、もはや壊滅的な加速を見せる彼女に追いつけるウマ娘など、この中山競馬場に存在しなかった。
権威を示すように、史上最強のウマ娘――シンボリルドルフは、6バ身もの差をつけてゴールした。
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 00:29:24.50 ID:/ACfL9ELo
- 皇帝はまだ遠いか
- 719 :いぬ ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/11(日) 00:30:52.32 ID:enp2fy890
- ■下1〜6 リザルト
※コンマの分だけ数値が上昇します。
※今回負けイベントの為補正が存在します。
※ゾロ目の場合は追加ロール
―――
スピード :下1 +20
スタミナ :下2 +20
パワー :下3 +20
根性 :下4 +20
知識 :下5 +20
習得コンマ:下6 +20
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 00:33:16.59 ID:4kLoJWQx0
- ふぅん
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 00:33:55.15 ID:4foN+BgXO
- たかく
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/11(日) 00:38:04.13 ID:b7v+FrG/0
- 負けイベ?ってことは理論上3500は届かんかったってことけ?
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