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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
- 186 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 03:50:42.05 ID:b74Bsob40
- 質問への回答とか。更新は無いです。
>>185 育成ウマ娘としてハッピーミークはありか。
(ハッピーミークを育成するルートは)ないです。
ハッピーミークは展開に特に関わってこない(出てこないという訳では無い)ウマ娘ですが、担当ウマ娘のライバルとしての彼女の立ち位置がすごく素敵で美しいので、是非ラスボス的な立ち位置にいて欲しいと考えています。
―――
育成ウマ娘の安価について
連続は展開のマンネリ化を防ぐ為なしにしますが、1度ループを挟んだ後に再度安価でして頂ければ可能であるものとします。
―――
レース中の判定について
そういえば言及してなかったので。
判定のプラスマイナスゼロの基準はCとしています。
それからランク事に50ずつ補正値が増減する形です。
割と最近(サイレンススズカ戦以降)に決まったので、それまではブレがあるかも知れません。
―――
サイレンススズカ強すぎない?
わかる。
―――
ひとつ謝罪すべきことがありました。
当初メイクデビューまでの期間は5ターンと記載がありましたが、実際は3ターンです。こちらについては誤字があり、ツインターボ編では少し違和感を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
訂正をここにしますと共にお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
―――
文体について
何となく切りかえは
・日常パート(台本形式)
・イベント描写/特に重要なところでかつ台詞のみでは伝わりにくいところ(三人称)
・レース描写(三人称)
・ループ(一人称)
のような感じになってます。割と気まぐれで変わったりします。
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 10:54:11.38 ID:zFf+fW1co
- >>186
ありがとうございました
>ラスボスミークと桐生院の関係美しい
わかる!
- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 15:22:17.95 ID:bwbaCt9so
- ループ繰り返せば因子とかも集まって長く1キャラのルートが楽しめそうだけど>>1が上質の曇らせを書いてくれるので早く推しを出したくもある、悩ましい……
- 189 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 15:41:11.01 ID:b74Bsob40
- トレーナー「――マヤノトップガン。変幻自在の脚質に、ありとあらゆる物事を吸収するほどの柔軟性が見られるウマ娘だが……」
トレーナー「それ故に、他者からは敬遠される存在だとも聞く。とても優秀なウマ娘だが、その天才さについていけるトレーナーがいないとも――」
トレーナー「……っと。噂をすれば影が差す、ってやつだな」
―――
――カフェテリア。
その全てが年頃の少女らしい精神性を有するウマ娘にとって、甘味を提供するカフェテリアは憩いの場所である。
平日の夕方。放課後を迎え、トレーニングをこなしたウマ娘たちがそこにたむろするのは、お菓子な……おかしな話ではない。
だが、今日のカフェテリアにはいつもよりもウマ娘たちが集まっていた。彼女らは全員がとある目的のために集まっていた。
すなわち、ケーキ祭り――。いわゆるスイーツパラダイス形式のフェアである。その中にひときわ目立つにんじん色の髪の毛の少女……マヤノトップガンは居た。
ウマ娘と一口に言っても、体が大きいものから小さいものまでさまざまだ。
マヤノトップガンはウマ娘の平均から見ても小さめの体躯であり、今彼女の目の前に出来上がっているケーキへの壁を越えられないようだった。
漸く壁――ウマ娘たちが皿にケーキを取り分け、満足し去った時には、もうすでにケーキはその場に残っていなかった。
見る見るうちに、彼女の耳がぺたりとしおれていくのが見えた。
―――
トレーナー「…………勝負の世界は、どこも辛いんだな」
トレーナー「さて、傷心中のところ申し訳ないが、マヤノトップガンが一人である今こそ声をかけるチャンスだ」
トレーナー「さて、どう声をかけようか」
下1 どのように声をかける?
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 15:46:04.00 ID:2g5SMi5+0
- うわぁせっかく来たのにケーキがなくなっちゃったーしょうがないから普段通ってるスイーツが美味しいカフェに行こうかなー(棒)
- 191 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 18:40:07.45 ID:b74Bsob40
- トレーナー「うわぁせっかく来たのにケーキなくなっちゃったーしょうがないから普段通ってるスイーツがおいしいカフェに行こうかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
マヤノ「……」
トレーナー「でも大の大人一人で行くのは憚られるなぁ!!!! 誰か年頃の女の子で甘いもの好きでそういう場所に慣れてたりする子いないかなぁーっ!!!」
トレーナー「いないかなぁ〜っ?!」
マヤノ「マヤ、用事思い出しちゃった!」
トレーナー「マから始まってンで終わる女の子がいいんだけどなーっ!」
……。
マヤノ「もーっ、大きな声出すから注目集めちゃったよ! もしかして……ヒ・ト・メ・ボ・レ?」
トレーナー「すまんすまん……。ちょっと話があったんだが、どうにもうまく声をかけられなくてな……」
マヤノ「ふーん。まぁ、マヤもちょうどケーキ食べたかったからいいんだけどねっ」
トレーナー「……まぁあの人だかりだったら、体格が小さいマヤノトップガンにとっては不利な勝負だっただろうな」
マヤノ「むぅ! マヤは子供じゃないもん!!」
トレーナー「いや、そういうことを言っているわけではなくて――」
マヤノ「ふーんだ。もう許してあげませーん!」
トレーナー「困ったなぁ……。どうしたら許してくれる?」
マヤノ「――そうだなぁ」
―――
くるくると前髪を触りながら、マヤノトップガンは悩んだそぶりを見せる。だが、その瞳に映る景色は――もうすでに決まっている。
彼女にとってそれは何よりもキラキラしていると感じるものだ。それを見過ごすことなど出来ない。今すぐにでも掴んでしまいたいが――それにはある条件が必要だった。
聞けば、目の前の男はトレセン学園のトレーナーであるという。それを踏まえれば、この流れは渡りに船で。
だからこそ、決心がついた、といったような表情で手を机に置く。
これが適当な男であれば適当にはぐらかして帰るのだが――目の前の男は、有能さは感じられないが職務に順当に準じそうな人柄であることをマヤノトップガンは無意識中に見抜いていた。
だから、切り出す内容はたったの一つ。そこに躊躇もなく、妥協もない。
「あのね、マヤをレースに出してほしいの」
にんじん色の髪の毛が夕陽の橙に照らされて、まるで太陽のように燃え上がる。
表情には愛嬌しかない。だが――その瞳の色は、確実に勝負を見据えていた。
―――
トレーナー「何というか、先回りされてしまった気がするが、結局あの後彼女をレースに出すために奔走することになった」
トレーナー「とはいえ、メイクデビューは登録さえすれば誰でも走れる部隊ではない。そこにすんなりと登録できて、出走が決まること自体、マヤノトップガンが非常に優秀なウマ娘であることは明白だ」
トレーナー「……純粋に、彼女のコンディションの面倒を見るトレーナーがいなかっただけ、なのかもしれないな」
トレーナー「さて。今日はマヤノトップガンのトレーナーとしての初仕事だ。何をしようか――」
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと3ターン(当ターンを含む)
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 18:40:45.75 ID:kOWlD72yO
- トレーニング
- 193 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 18:45:20.82 ID:b74Bsob40
- トレーナー「さて、マヤノトップガン。今日から俺たちは二人三脚で歩んでいくことになる」
マヤノ「んー。トレーナーちゃん、マヤノのこと、マヤノって呼んでほしいなー?」
トレーナー「……なんか恥ずかしい」
マヤノ「トレーナーちゃん、照れてるのー? なんでなんでー?」
トレーナー「大人を揶揄うんじゃありません! まったく……」
マヤノ「揶揄ってないんだけどなー。それでトレーナーちゃん、トレーニングって何するの?」
トレーナー「それはだな……」
下1 トレーニングの内容は?
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/その他
- 194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 18:46:57.17 ID:pm/GQs+p0
- パワー
- 195 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 18:51:37.18 ID:b74Bsob40
- 安価指定もう1つしなきゃいけないのド忘れしてました。
下1 効果量
ゾロ目は追加イベント
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 18:52:41.17 ID:ZWkzriJbo
- ユーコピー?
- 197 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:22:56.66 ID:b74Bsob40
- アイ・コピー!
―――
トレーナー「さて、今日はパワートレーニングを行う」
マヤノ「パワーかぁ……。筋肉を付ければ、オトナの女性に一歩近づくかなぁ?」
トレーナー「どうだろうな……まずは背を伸ばさないことには……」
マヤノ「チビじゃないもん!」
トレーナー「まだ何も言ってないだろ……。まぁ、トレーニングをきちんとこなしていけば、大人の女性に近づくんじゃないか? 知らんけど」
マヤノ「オトナのニュアンスがちがーう!」
トレーナー「……。トレーニングをやるぞ」
マヤノ「ぶーぶー!」
トレーナー「先が思いやられる、というか……。俺はこの子の元気についていくことができるのだろうか……」
―――
納得のいっていなさそうなマヤノを引きずるように、トレーナーはトレセン学園を歩く。……やがて二人が訪れたのはジムだった。
トレセン学園のジム設備は、一般的なジムの規模とは一線を画しており、その規模は通常の10倍にも及ぶとも言われている。
むろん、普通ジムで運動するような人間よりもウマ娘の方が出力が高く、練習時にかかるジム設備への負担もまた同様である。
だからこその規模なのだが――到着してトレーナーは呆れてしまう。その規模にもそうだが――平気で何百というバーベルを抱えるウマ娘たちの姿に。
内心でだが、仮に彼女たちに組み敷かれた時には平和ではいられまい――そう考えながらも、マヤノの方を見た。
すると、マヤノはジム全体を見わたして、トレーナーに告げる。
「トレーナーちゃん、マヤは何をしたらいーい?」
「……パワートレーニングだ。俺が担当につく前にもやったことはあるだろ?」
うん、と呟く彼女。しかし、トレーナーから見ればその表情は少し冷えているような気がした。
そこで、ふと思い至る。
「ひょっとして、今までのトレーニング、物足りなかったりしたか?」
「……。すごいすごーい。どうしてわかるの?」
「マヤノトップガン、お前――何というか、本当はもっと行けるけど、定量的なトレーニングしかできなかったんじゃないか」
「そーだよ?」
その表情はいつも通りのことを言っているような自然体で――。しかし、瞳はそうもいかない。
彼女の中に存在するそれを形容するのであれば、多くの人はこう言葉にするのだろう。
「トレーナーちゃんは、どんなトレーニングをマヤにしてくれるの?」
――期待である、と。
- 198 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:28:02.20 ID:b74Bsob40
- ―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:77+
スタミナ:106
パワー:71+17=88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通
[固有スキル]
ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
―――
▼因子継承
スピード:77+24(スピード★☆☆因子2つ/12*2)=101
スタミナ:106
パワー:71+17=88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通
[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
脚質適正
逃げA/先行A/差しB/追込B
距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A
―――
下1
逃げ因子★☆☆による[脚質適正/逃げS]への上昇コンマ判定
50以上で上昇
50以下でそのまま(ターン使用により上昇可能)
―――
複数の適正にB以上が見受けられるウマ娘が育成対象で、かつ三回目となって少しこなれてきました。
なので、今回からスキルを作戦ごとに使用することのできる[作戦スキル]と、作戦に関わらず使用することができる[汎用スキル]に分けます。
前回は追込でも逃げスキルを使うことができたりしましたが、今回からはより厳密に判定をしていきます。
よろしくお願いします。
あと、今まで記載していなかった脚質適正と距離適性についても記載していきます。
- 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:28:41.42 ID:mf8DIQ22O
- ぬん
- 200 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:37:41.42 ID:b74Bsob40
- ▼マヤノトップガンの脚質に変動はなかった……。
- 201 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:38:55.67 ID:b74Bsob40
- トレーナー「マヤノトップガンは本当に、何というか柔軟な子だ」
トレーナー「逃げも差しも追込も先行もできるとなれば、逆に何が出来ないのか?とまでなる。多分ダート以外であれば大体行けるんじゃないか……と思わせるくらいには才能豊かだ」
トレーナー「そんな子を伸ばしてあげることが俺にできるのか――」
マヤノ「トレーナーちゃん! 今日は何するのー?」
トレーナー「今日はだな……」
マヤノ「あ、ちょっと待って! マヤが当てるね!」
マヤノ「むむ……むむむ……今日は――」
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/脚質適正上昇/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと2ターン(当ターンを含む)
―――
※ループ時に取得したアイテムについては、適切なタイミングで使用するかどうか安価を取ります。
※やる気について、現状やる気の上昇によるトレーニング効率の上昇は考えていません。やるとしてもメイクデビュー突破後くらいに考えます。なので、現状やる気ドロップスの使用についての安価はレース前に取ることになります。
※目覚まし時計は(ぶっちゃけ記載をド忘れしていたので)このターン以降使用可能です。安価の再判定を行うかどうかを安価後に記載するのでお答えください。
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:45:36.30 ID:VvPUqL3Mo
- トレーニング
- 203 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 19:53:50.97 ID:b74Bsob40
-
マヤノ「――トレーニング、トレーナちゃんは今日、マヤと一緒にトレーニングする日っ!」
トレーナー「……良く解ったな。というか、まぁトレーナーとウマ娘が一緒にいるのであれば当然かもしれないが――」
マヤノ「えー? もしかしたらそれ以外もあるかもじゃない?」
トレーナー「と、言うと?」
マヤノ「トレーナーと担当ウマ娘の、禁じられたイ・チ・ャ・コ・ラ♡」
トレーナー「さーてトレーニングするか!」
マヤノ「あー! トレーナーちゃんが逃げたーっ!」
トレーナー「つべこべ言わずにトレーニングをやろうッ!!!!」
―――
下1 どんなトレーニングを行う?
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/その他
下2 効果量
※ゾロ目は追加イベント
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:55:55.11 ID:pm/GQs+p0
- スタミナ
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:57:56.01 ID:6Q9IsvNRO
- えい、えい、むん!
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 19:58:30.14 ID:6Q9IsvNRO
- 嘘でしょ…
- 207 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:02:48.12 ID:b74Bsob40
- ……。(これは酷い)
―――
下1
目覚まし時計を使用しますか?
はい/いいえ
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 20:04:33.14 ID:ZWkzriJbo
- ごめん即死のレース結果に温存したい…
使わない
- 209 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:28:14.12 ID:b74Bsob40
- では、そのまま進行していきます――。
―――
マヤノ「……んー?」
トレーナー「……腕のところ、少し違和感があるぞ」
マヤノ「うん、じゃあこうしたら――あれー?」
トレーナー「なんかうまくいかない日、なのか……?」
マヤノ「そうかも……」
トレーナー「うーん。まぁそういう日もあるだろうな……」
トレーナー「今日は軽く済ませて、あとは療養に努めてもらうか」
マヤノ「えー! マヤはもっと出来る――」
トレーナー「駄目だ」
マヤノ「!」
トレーナー「異常があることがわかり切った状態でマヤノトップガンに無理をさせることはできない。それがトレーナーだ」
マヤノ「……それって、マヤノがタイセツってこと?」
トレーナー「その通りだ」
マヤノ「――――っ」
トレーナー「マヤノのことを大事にしたいと思ってるから、これ以上のトレーニングは駄目だ。今日は寮に帰って――そうだな、甘いものでもほどほどに食べてろ」
マヤノ「……ぁ、ぅん……」
トレーナー「じゃ、解散っ! あ、これこの前割引券もらったから使うならどうぞ」
―――
マヤノトップガンはいてもたってもいられず、軽めにクールダウンを終わらせたのち、逃げるようにその場を後にした。
まるで体温をそこに集めたくらいに、顔と胸が熱い。何故か、と思って記憶をさかのぼれば、先ほどトレーナーが向けてきた真摯な目が浮かんでくる。
どきり、とした。
知識が豊富なマヤノトップガンにとっては、一連の言葉による情動の揺らぎを、定義づけることはさして難しいことではなかった。
でも、その感情を定義づけてしまうと、定義づけた感情に引っ張られてしまう気がして。だから、この気持ちは胸の奥にしまうべきなのだ。
(けど……けど。どうして顔が熱くなっちゃうのーっ?!)
心の中の叫びを吐き出すように、ベッドに飛び込んだ――。
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:77+
スタミナ:106
パワー:71+17=88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通
[固有スキル]
ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
- 210 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:32:12.67 ID:b74Bsob40
- トレーナー「あれからマヤノトップガンがなんだかよそよそしい……」
トレーナー「いったい何があったのかわからない。年頃の女の子とは斯くもまぁ……なんというか……不思議な生き物なんだな――」
トレーナー「とはいえ、予定は素直にこなしてくれるから助かるんだけど……」
トレーナー「さて、今日は何をしようかな」
下1 トレーニングの内容は?
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/その他
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 20:33:09.18 ID:pm/GQs+p0
- 根性
- 212 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 20:34:47.65 ID:b74Bsob40
- アッ、ミスっちゃいました!すみません再安価で……。
>>211 さんすみません……!
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと1ターン(当ターンを含む)
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 20:37:14.68 ID:bwbaCt9so
- G1レース見に行く
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 22:30:35.34 ID:2g5SMi5+0
- もしかしてゲームと一緒でとりあえずスピード上げとくべきなのかね
- 215 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/20(日) 23:06:13.64 ID:b74Bsob40
- トレーナー(そうだ、G1に行こう)
トレーナー「そうだ、G1に行こう」
マヤノ「デート?!」
トレーナー「G1レース見に行くって言っただろうに……」
マヤノ「……そっか」
トレーナー(そこで落ち込むのなんで?!)
トレーナー「と、とにかく今からG1レースを見に行くぞ!」
マヤノ「アイ・コピー……」
トレーナー(やっぱり何かあったんだろうか――。まぁでも、レースが好きみたいだし、レース見たら治るかな……?)
―――
四月後半、一帖の盾を巡って有力なウマ娘が集うレース。
名をば天皇賞。3000mにも及ぶ長大なコースを、足自慢のウマ娘が駆け抜ける、日本最高峰と呼び声高いレースだ。
当然ながらウマ娘のレベルも非常に高い。何せ競馬に触れたことがない一般人ですら名前を知っている名馬がそろい踏みで出てくるレースである。低い訳がない。
マヤノトップガンを連れてきたのは、そんなウマ娘たちの姿を見せて勉強させる以上に――マヤノトップガンの気を引き締めるためでもある。
ここのところ、マヤノトップガンは上の空で、トレーニング中も精が出ていない様子であった。トレーナーは、その原因がレースへの憧憬にあるのではないか、とにらんでいた。
事実とは往々にして奇怪なもので、そのような考えをしているトレーナーがマヤノトップガンを注視するたびに、マヤノトップガンの効率が落ちていく。――こうして、トレーナーの勘違いは見事にそのままになってしまった。
―――
しかし、当のマヤノトップガンはというと――飛び込んできた光景に度肝を抜かれていた。
広大なターフ。パドックに並み居る精強なるウマ娘。観客たちの、雷と聞き間違えるほどの喊声。自らが立ちたいと願って夢想した場所より、ずっとずっと煌めいている場所。
ばちばちと、脳内が燃えるような熱情が宿る。その雷は脊髄を通って、マヤノトップガンの体に熱を熾し――滾らせた。
その視線の先では、とあるウマ娘が歩いていた。
視線と熱情のスクランブル。マヤノトップガンは、敵を見定めて離さない、さながら猛禽のような瞳で、そのウマ娘のことを観察していた――。
―――
下1
誰のことを見る?
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 23:06:28.99 ID:VvPUqL3Mo
- ナリタブライアン
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/20(日) 23:25:08.41 ID:ZWkzriJbo
- わかってらっしゃる
- 218 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 02:40:23.33 ID:JAakaxgy0
- ――影をも恐れぬ怪物。
その名はターフ上全てのウマ娘を恐怖に陥れる、言わば絶対的強者の証であると言えた。
圧倒的な強さで重賞レースを勝ち上がり、大外から駆け上がるさまは、宛ら夜に向かう夕陽が残す影。
そうして築き上げた最強の伝説は、今も尚更新されようとしている。G1という最高の舞台ですらも、彼女にしてみれば踏み台でしかないのかもしれない。
であるからこそ、観客は彼女の驚異的な末脚を――絶対的な勝利を望み、喊声を上げる。観客は彼女を淘汰するウマ娘を望み、喚声を上げるのだ。
―――
マヤノ「ナリタ、ブライアン――」
マヤノ「……強い。今まで見てきたどんな子より、ブライアンさんは強い……!」
マヤノ「でもなんだろう――すごく、すごく寂しいの」
マヤノ「ねぇトレーナーちゃん、どうしてだろう?」
トレーナー(……マヤノトップガンの洞察力は凄まじい。時には覆い隠された秘密ですら解き明かすほどの優れた観察眼が彼女には備わっている)
トレーナー(そんな彼女がそういうんだ。きっとナリタブライアンには何かあって――それをマヤノトップガンは敏感に感じとっている)
トレーナー(それに、なんというか――俺もすごく、すごく彼女が危ういと感じる。どこかで感じた既視感がある)
トレーナー「……。わからない。でも、彼女の走りを見れば分かるかもしれない」
マヤノ「……うん、そうだね」
―――
ナレーションが高らかに響き、パドックに居たウマ娘が続々とゲートインする。
? いずれも名だたる名馬だ。ゲートインするだけでも大きな歓声が上がり、拍手が響くものだが――今日は違った。
ナリタブライアンの存在が、全てのウマ娘の存在を希釈するようにそこに在る。
闘志などなく、そこにあるのは凪いだ水面のような、どこまでも透き通る怜悧さだ。
? レースに向けて神経を集中させるウマ娘。彼女らの調子に乗せられるように、観客もまた、水を打ったように静まり返る。
? 数秒。息遣いしか聞こえてこない静寂。
――そして、爆発。
? ゲートが開かれ、せき止められた水のように一斉にウマ娘が駆け出していく。 ??
―――
トレーナー「君は何を考えている、ブライアン……」
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/21(月) 02:58:16.99 ID:JAakaxgy0
- undefined
- 220 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 03:04:43.43 ID:JAakaxgy0
- 下1 レース序盤のナリタブライアンの調子(コンマ) ??
01〜10:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正) ?
11〜20:掛り(ゴール時のコンマ判定に-25の補正) ?
21〜30:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし) ?
31〜40:差し直線〇発動(ゴールのコンマ判定に+25の補正) ?
41〜50:がんばり屋発動(ゴールのコンマ判定に+50の補正) ?
51〜60:先行焦り発動(中盤のコンマ判定を一段階上のものに上げる)
?61〜70:差し直線◎発動(ゴールのコンマ判定に+75の補正) ?
71〜80:円弧のマエストロ発動(中盤のコンマ判定を二段階上のものに上げる)
?81〜90:曲線のソムリエ発動(ゴールのコンマ判定に+100の補正) ?
91〜00:曲線のソムリエ、がんばり屋発動(ゴールのコンマ判定に+150の補正) ?
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。 ?
――― ??
下2 レース中盤のナリタブライアンの調子(コンマ) ?
01〜10:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正) ?
11〜20:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
?21〜30:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし) ?
31〜40:お見通し発動(ゴールのコンマ判定に+25の補正) ?
41〜50:尻尾上がり発動(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
?51〜60:直線回復発動(中盤のコンマ判定を一段階上のものに上げる) ?
61〜70:弧線のプロフェッサー発動(ゴールのコンマ判定に+75の補正) ?
71〜80:好息一転発動(中盤のコンマ判定を二段階上のものに上げる) ?
81〜90:ハヤテ一文字発動(ゴールのコンマ判定に+100の補正) ?91〜00:ハヤテ一文字、尻尾上がり発動(ゴールのコンマ判定に+150の補正) ?
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。 ??
――― ??
下3 レース終盤のナリタブライアンの調子(コンマ) ??
01〜33:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし) ?
34〜66:末脚(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
?67〜99:Shadow break Lv1発動(ゴール時のコンマ判定に+150の補正)
?00 :Shadow break Lv3発動(ゴール時のコンマ判定に+300の補正) ?
ゾロ目:補正効果1.5倍。 ??
――― ?
- 221 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 03:07:37.59 ID:JAakaxgy0
- ――― ?
?下4 ゴールイン 着順確定?
[ 下4 のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=達成値?
達成値+差し適正S(+150)+バ場補正/芝A(+100)+長距離適正A補正(+100)=最終達成値??
最終達成値が300を越した場合 1着?
最終達成値が275を越した場合 2〜3着?
最終達成値が250を越した場合 4〜5着(掲示板)?
最終達成値が250を下回った場合 着外
??―――
コピペして書き換えてたら変な感じになりました。安価下です。
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 05:57:01.45 ID:+Si2s7wZ0
- あ
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 06:10:03.04 ID:1RC0DdPdO
- ぬん
- 224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 06:51:41.08 ID:xw99+xCb0
- マイナス引かない限り優勝確定か
流石に強いなブラリアン
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 07:22:34.62 ID:oAk0qXi70
- あ
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 07:40:10.11 ID:1iq2RBYdo
- ブロックされても打ち抜いたな
流石に適正あるから余裕の勝利
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 08:19:20.91 ID:Qpr6EuKAO
- 包囲されても抜け出すオペラオー的勝利
- 228 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 20:23:09.71 ID:JAakaxgy0
- ▼レース展開
序盤(45):がんばり屋(+50)
中盤(04):ブロック(-50)
終盤(08):好走(±0)
着順決定:62
――――――――――――
[50]+[-50]+[0]+[62]=62 達成値
▼着順
[達成値:62]+[脚質適正/差しS(+150)]
+[バ場補正/芝A:100]+[長距離適正A:100]
=412 最終達成値
―――――――――――――
最終達成値300超過の為、ナリタブライアン大勝――!
- 229 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 20:45:42.23 ID:JAakaxgy0
- ――嵐の前の静けさ、春の東京競馬場には、まさしく静寂が横たわっていた。
他のウマ娘たちが粛々と勝利に向かって疾駆する中、後半の列には曇天のような威圧感があった。
さながらブラックホールのように、客の視線も、あげるべき歓声も、応援の声も――ナリタブライアンに吸い込まれる。
ターフの蹴る音も。呼吸音も。衣すれの音も。全てがこの場から消え去ったかのような、特濃の存在が今も怜悧に先頭を見据えていた。
均衡が破られたのは、それからしばらくして、先頭集団が第四コーナーに差し掛かった時だった。
――突如として、東京競馬場に影が差した。
五月晴れの空に、まるで唐突に暗幕を垂らしたかのような、濃密な"予感"がウマ娘たちを、観客を、あるいはその場にいた全ての法則も覆ってしまった。
まるで因果が結実したかのような。そんな濃密な予感。
かくして、死神の行脚が、ターフの悉くを殺しにやってくる。
突如として大外に躍り出たナリタブライアンは、その驚異的な業脚でぐんぐんと加速していく。
外に出たことにより、その分だけ距離のロスが発生するが――しかし問題なかった。むしろそれが正しい選択だった、とすべては察知する。
ひと際強く、ナリタブライアンがターフを蹴りつけた。
シューズの形にターフが削り取られ、風すら切り裂くような末脚が先頭集団に突き刺さる。
まさしく蹂躙だった。ナリタブライアンというウマ娘の前には影が出来ない――影を恐れぬ、まさしく"怪物"である所以を示すように、バ身を広げていく。
1つ、2つ、3つ。まだ足りない。4つ、5つ、6つ――そして7つ。
最早後続のウマ娘たちは、彼女の影を踏むことすら許されなかった。歴史的な、あるいは史上類を見ないほどの大差をつけて――ナリタブライアンは今、一着の栄誉を掴み取る。
――こうして天皇賞には、影が差さされた。
- 230 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 21:01:05.79 ID:JAakaxgy0
- マヤノ「……」
トレーナー「まさしく絶句、だな」
マヤノ「うん、すごい走りだった……」
トレーナー「マヤノトップガンもそう思うか」
マヤノ「……悔しいけど、今のマヤにあの走りをしろって言われても、ムリかも」
トレーナー「だろうな。あれは何というか――次元が違う」
マヤノ「どーかん」
トレーナー(なんだ、この異様な空気感は――。ナリタブライアンの走りを初めて見た、という人間ばかりではないだろうに……。それほどあの走りに怯えている人が多いという事だろうか……)
トレーナー(……怯えている?)
トレーナー(……そうか、これが怯えか。今はまだ鉢合わせることはない。だが、マヤノトップガンがこのまま走り続けるのであれば――ナリタブライアンとは必ずかちあうことになる)
トレーナー(その時、果たして俺は、マヤノトップガンは――ナリタブライアンに届くことができるのだろうか……)
マヤノ「……トレーナーちゃん」
マヤノ「マヤね、思ったんだ」
トレーナー「ん……」
マヤノ「今までレースはキラキラしてるものだと思ってた。うん、今でもそうかも。でも、キラキラしてるだけじゃないんだーって」
マヤノ「だって、あんなに大きな影があるんだもん。影が大きかったら、きっとキラキラはなくなって、今みたいになる」
マヤノ「……だから」
マヤノ「だから、いまね。マヤ……凄くワクワクしてるの!」
マヤノ「こんな大きな影と戦えるんだ、って。それに、そんなに大きな影が差すなら――」
マヤノ「――マヤが、もーっと大きなキラキラになればいい! そーは思わない、トレーナーちゃん?」
トレーナー「――」
トレーナー「そう、かもな」
トレーナー「はは、なるほどな! もっと大きなキラキラになればいい、か!」
トレーナー「その通りだ、ああ、その通りだな!」
マヤノ「トレーナーちゃん……?」
トレーナー「マヤノトップガン、メイクデビュー……勝ちに行くぞ」
マヤノ「もっちろん! トレーナーちゃんも、マヤのこと見逃したらダメなんだからね! ユー・コピー?」
トレーナー「……アイ・コピー!」
―――
下1 リザルト
※コンマが高ければ高いほど良いスキルを習得する。
※サイレンススズカ1着のため、判定に+50の補正。
※ゾロ目時追加イベント
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 21:02:21.38 ID:o2SBJWKxo
- ふんっ
- 232 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 21:02:50.80 ID:JAakaxgy0
- サイレンススズカじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ナリタブライアンです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
安価だったら下
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 21:09:06.72 ID:1iq2RBYdo
- 勝ちてぇなぁ
- 234 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 21:14:01.52 ID:JAakaxgy0
- ▼スキル[コーナー加速〇]を習得した。
▼スキル[曲線のソムリエ]のヒントLv2を習得した。
▼やる気が上がった。(普通→好調)
- 235 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 21:21:07.42 ID:JAakaxgy0
- メイクデビューまであと、0ターン
――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:77
スタミナ:106
パワー:88
根性:101
賢さ:95
やる気:普通
[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
[スキルヒント]
・曲線のソムリエ Lv2
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の判定)
脚質適正
逃げA/先行A/差しB/追込B
距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A
――――
下1
やる気ドロップスを使用するか、しないか
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 21:23:08.62 ID:Bny53upBo
- つかう
- 237 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 22:27:38.62 ID:JAakaxgy0
- ▼マヤノトップガンのやる気が上がった。(好調→絶好調)
―――
――五月某日。
春が過ぎ、梅雨に差し掛かろうかという時期。
蒼天は高く透き通り、風は心地よくそよいでいる。
マヤノトップガンとトレーナーは、いつも通りのテンションで控室に入っていた。
「トレーナーちゃん! このレースに勝ったら、マヤのお願い聞いてくれる?」
「ものによる、とは言っておこうかな」
「えーっ……。でも、ものによるけど、お願いは聞いてくれるってことだよね!」
よし、と意気込むマヤノトップガン。苦笑を浮かべてマヤノトップガンを見るトレーナー。
満面の笑みは、どんな暗闇をも照らす光であるかのように輝いており、彼女のそんな様子を見ると、トレーナーは少し安心できるのだ。
都度二回。トレーナーはこの先の物語を紡ぐ前に消えてしまった。
繰り返すごとに、物語を先に紡ぐ力がついているような気がしている。だが、それよりも――今までに別れを告げてきた経験が、今もこのメイクデビューに対する強い緊張をトレーナーに与えていた。
「――トレーナーちゃん?」
「……ああ、どうかしたか、マヤノトップガン」
「もう一回、マヤのことマヤノって呼んでくれないかな?」
「え?」
トレーナーが呆けた表情で返すと、マヤノトップガンは頬を膨らませながらトレーナーに遺憾の意を示す。
「トレーニングの時、マヤノのことを大事にしたいと思ってるから〜って言ってたーっ! トレーナーちゃん、もう一回言ってよ〜!」
「……勝ったらな」
「――。そっか、勝ったらマヤノ呼びね! ユー・コピー?」
「アイ・コピー。そう言ったからには絶対に勝って来いよ?」
「ふふーん! トレーナーちゃんがびっくりするくらいの走りを見せちゃうんだから!」
席を立つマヤノトップガン。夕陽の色をそのまま宿したかのようなオレンジ色の髪の毛がふわりと波打ち、少しの間をおいて、彼女の表情を隠す。
窓から太陽の光が差して、マヤノトップガンのキューティクル抜群の髪にエンジェル・リングを作る。
「――見せちゃうから、さ。トレーナーちゃん。そんな悲しい表情、もうさせないからね」
表情を見せずにパドックへ向かうマヤノトップガン。その言葉に、トレーナーは思わず自身の顔にぺたぺたと触れる。
「……担当ウマ娘に心配されてちゃぁ、トレーナー失格だな」
乾いた笑いを漏らして、マヤノトップガンが出て行った扉を見る。きらきらと煌めく陽光が部屋に差し込まなくなって、少し白んだ両手を解いた。
「――輝いてこい、マヤノトップガン」
- 238 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 22:29:07.78 ID:JAakaxgy0
- 今回から作戦によってスキルが変わってくるので、まずは作戦決定の方からコンマ安価を取ります。
よろしくお願いします。
―――
■レース
下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[G]/先行[A]/差し[A]/追込[C]
01〜70:逃げ[A]
71〜80:先行[G]
81〜90:差し[G]
91〜00:追込[C]
――
- 239 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 22:30:44.48 ID:JAakaxgy0
- よく確認して打ち込むべきだと思いました。訂正します。
―――
■レース
下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[A]/先行[A]/差し[B]/追込[B]
01〜40:逃げ[A]
41〜80:先行[A]
81〜90:差し[B]
91〜00:追込[B]
――
安価下です
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:34:42.81 ID:1iq2RBYdo
- こんどこそ先へ…!
- 241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:38:23.49 ID:HeX0aSZz0
- やっぱり脚質コンマは悪い方に傾くんだよなぁ
マヤでよかった
- 242 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 22:39:01.75 ID:JAakaxgy0
- ▼マヤノトップガンの作戦が[差し(B)]になった。
―――
下1
・戦術家 使用回数残り1
安価を取り消し、任意の結果に書き換えることができる。
使用しますか?
※使用回数は「今回ループまでの残存使用回数」です。
※つまり、ここで使用すると今回のループではもう使用することができません。
―――
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:41:38.22 ID:Bny53upBo
- 使わない
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:42:01.79 ID:EnhZYJBKo
- Bならまだいける
使わない
- 245 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 22:53:44.02 ID:JAakaxgy0
- では、追込のままで参りましょう――。
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:56:11.09 ID:1iq2RBYdo
- コンマ様たのむ〜
- 247 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 22:57:26.47 ID:JAakaxgy0
- 下1 レース序盤のマヤノトップガンの調子
01〜30:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
31〜60:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
61〜90:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
91〜00:集中状態(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。
――
下2 レース中盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
21〜40:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
41〜60:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
61〜80:快走(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
81〜00:コーナー加速〇(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。
――
下3 レース終盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
21〜40:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
41〜60:全身全霊(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
61〜80:シューティングスター Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
81〜99:ひらめき☆ランディング Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
00 :ひらめき☆ランディング Lv3(ゴールのコンマ判定に+300の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。
――
下4 ゴールイン 着順確定
――
▼作戦
●追込[B](補正:パワー、根性)
補正がある能力値+100
▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値
最終達成値が1100を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が1000を越した場合 2〜3着
最終達成値が900を越した場合 4〜5着(掲示板)
最終達成値が900を下回った場合 着外
※三回目のメイクデビュー。継続ラインを提示します。
継続ライン:〜5着
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:58:46.49 ID:po6rreE0O
- きついな
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 22:59:42.15 ID:1iq2RBYdo
- ぐぬぬ
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:00:35.30 ID:+Si2s7wZ0
- どうだ
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:00:37.39 ID:EnhZYJBKo
- 目覚まし!まだ目覚ましあるから!
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:01:39.28 ID:Bny53upBo
- これメイクデビューってマジ?
ハルウララで有馬の間違いじゃね?
- 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:07:35.15 ID:+Si2s7wZ0
- あれ、よく見たら差しから追込に変わってない?
- 254 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 23:09:48.86 ID:JAakaxgy0
- ▼レース展開
序盤(49):掛り(-25)
中盤(15):掛り(-50)
終盤(30):末脚(+50)
着順決定:39
――――――――――――
[-25]+[-50]+[50]+[39]=14 レース中達成値
▼作戦:追込(B)
スピード:77(G)
スタミナ:106(F)
パワー:88(G)+100=188
根性:101(F)+100=201
賢さ:95(G)
――――――――――――
77+106+188+201=572 能力値参照値
▼着順
[レース中達成値:14]+[能力値参照値:572]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]
=886 達成値
―――――――――――――
[達成値:886]
[レース中全てのマイナス補正:75]
[補正後賢さ:95]
―――――――――――――
[最終達成値:886+75]=961
結果、マヤノトップガン――4着!
- 255 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 23:11:06.34 ID:JAakaxgy0
-
>>253
アッ……。ちょっと再計算してきます……!
- 256 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 23:19:15.53 ID:JAakaxgy0
- 見直してみたらいろいろおかしかったので、一連の処理が終わったら基準など改めて定めたものを記載します。
とりあえずこんな感じです。お騒がせしてすみません……!
―――
▼レース展開
序盤(49):掛り(-25)
中盤(15):掛り(-50)
終盤(30):末脚(+50)
着順決定:39
――――――――――――
[-25]+[-50]+[50]+[39]=14 レース中達成値
▼作戦:差し(B) (スピード、スタミナ、パワーにそれぞれ+75の補正)
スピード:77(G)+75=152
スタミナ:106(F)+75=181
パワー:88(G)+75=163
根性:101(F)
賢さ:95(G)
――――――――――――
152+181+163+101=597 能力値参照値
▼着順
[レース中達成値:14]+[能力値参照値:597]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]
=911 達成値
―――――――――――――
[達成値:911]
[レース中全てのマイナス補正:75]
[補正後賢さ:95]
―――――――――――――
[最終達成値:911+75]=986
結果、マヤノトップガン――4着!
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:25:35.26 ID:xw99+xCb0
- 有馬ウララとまでは言わんけどウオッカやキングの有馬程度には難易度高いな
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:39:57.45 ID:EnhZYJBKo
- よしよしよしよし抜けた!!
- 259 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 23:42:06.31 ID:JAakaxgy0
- ――トレーナーちゃんがびっくりするくらいの走りを見せちゃうんだから!
想いは形となり、願いはやがて天に届く。
マヤノトップガンは意気軒昂になりながら、パドックに入る。
周辺には様々な脚質、様々な作戦を持ったウマ娘が闊歩していた。そのどれもが警戒するには値しないが――しかし、マヤノトップガンにとっては慎重に事を進めなければならない事情がある。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず――。自身が少し浮ついた状態であることすらも、マヤノトップガンの認識するところだった。それを逃がすことは今の彼女には出来ないが――しかし、それを酌量したうえで作戦を考えることはできるだろう。
ぐるぐると考えを巡らせ、最終的に"掲示板外"は可能性として低い、と判断する。ブロックや掛りなどのマイナス要素はあるが、それを補うレース運びにしてしまえば解決だ、とも。
論より証拠。ゲートインするその瞬間にも、マヤノトップガンは思考を巡らせていた。考えをどう形にするか――トレーナーに捧げる勝利について……。
空路へのテイクオフは間近に迫り――やがて、開かれた。
―――
やはりと言うべきか、滑り出しはあまりよくなかった。スタミナが持っていかれる感覚がマヤノトップガンを襲う――が、ある程度想定したところだ。
ブロックされるよりもはるかにマシだ――と考えていると、中盤に差し掛かりブロックが苛烈になる。パワーは不足している、逃れることはできない。
だが、マヤノトップガン走っている。いくらレースのエキスパートであったとしても、意志を持って動いている以上は必ずほころびがあることを。
――そうだ。あの時、天皇賞の時のナリタブライアンもそうだった。
あの走りは完璧だったと誰もが言う。だが、マヤノトップガンはしっかりと観察し、そして"理解した"。ナリタブライアンの走りも詰め切れておらず、ほころび――勝利への空路がまだまだ広がっていることに。
それを"理解"してしまえば、それを活かすだけだ。
第四コーナーを回って最終直線に至るとき。コーナーという姿勢制御に意識が向く瞬間に、大きなほころびが生まれた。それを穿つように――マヤノトップガンは飛び出す!
一着にはなれないかもしれない。でも、それでも――トレーナーには出来る限りの勝利を――!
一心で駆け抜けるターフは、無限にも等しい時間を感じさせる。弾ける汗。弾む息。そして――軽やかな心。
(勝つんだ)
空へ至る末脚が彼女を運んだのは――掲示板という、勝利へ至る航路だった。
―――
- 260 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/21(月) 23:45:02.64 ID:JAakaxgy0
- ■下1〜5 リザルト
※コンマの分だけ数値が上昇します。
※今回四着――達成目標ギリギリなので、補正値はありません。コンマ値がそのまま能力値になります。
―――
スピード:下1
スタミナ:下2
パワー:下3
根性:下4
知識:下5
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:47:53.78 ID:1iq2RBYdo
- おめでとう!
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:48:43.36 ID:EnhZYJBKo
- やったよ…スペちゃん…ターボ…ススズ先輩…!
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/21(月) 23:49:29.32 ID:dt6ETxnzO
- たかく
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 00:08:25.73 ID:/7wDP/YE0
- まず一つ
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 00:09:22.30 ID:g9iJVfy6o
- とはいえまだ未勝利
- 266 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 00:18:56.61 ID:Qslzj/hk0
- ■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:77+78=155
スタミナ:106+36=142
パワー:88+32=120
根性:101+73=174
賢さ:95+30=125
やる気:絶好調
[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
[スキルヒント]
・曲線のソムリエ Lv2
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の判定)
脚質適正
逃げA/先行A/差しB/追込B
距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A
――――
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 00:30:21.70 ID:BSFq8Rmq0
- 3周……‼ 3周目にしてやっと……‼
レース後と1ターンあたりの能力上昇の上限が高い代わりにターン数が短いしコンマしんで能力上がらないこともあるから、ある意味メイクデビューが一番キツイのかもね
- 268 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 00:33:40.39 ID:Qslzj/hk0
- ―――
「……。ループは起きない、か」
一人ごちって、空を見上げる。
以前ならばこんな光景を見ることもできなかっただろう。歓声に沸き立つ客席、嬉し涙や悔し涙を流すウマ娘たち。――そして。
「トレーナーちゃーんっ!」
「おわっぷ」
マヤノトップガンがかなりの勢いで走ってきて、抱き着いてきた。
俺は受け身を取ることができず、そのまま地面に押し倒されるような形でマヤノトップガンを見上げることになった。
頭に走る鈍痛を無視して、笑って見せる。
「よく頑張ったな」
にこりと微笑みかけると、マヤノトップガンも答えるように黄金色の瞳を弓なりに細める。
にんじん色の髪の毛がこちらに垂れ下がってきて、毛先が鼻に触れる。こそばゆい心地と、少し甘い……柑橘系の香りだろうか? とにかく女の子らしい香りがふわりと鼻に香った。
彼女と、彼女の髪の毛に視界全てが覆われて、俺は思わず安堵する。
ループせずに済んだ。それがどれほど大きい事実か、俺以外にわかる奴は居ないだろう。それこそ、俺が今までたどってきた道を知っている人間以外は――。
だからこそ、感動もひとしおだ。気分も浮ついている。
ふとそんな感動に浸っていると、マヤノトップガンの表情がこちらを咎めるようなものになっていた。何かしてしまっただろうか――と思った瞬間、考えを察したかのようにマヤノトップガンが俺の手に軽く触れる。
何となく察した。ツインターボもそうだったが、このくらいの年の子はそういうのが好きなのだろうか。
ゆっくりと手をマヤノトップガンの頭へもっていき、絹の糸のような髪を撫でる。するりと指が通って、その度に辺りに柔らかく甘いにおいが漂う。くらくらしそうだ。
マヤノトップガンの緩む表情を見れば、恐らくは正解だったのだろう。再び、わずかに安堵して――ふと、周りがざわつく音が聞こえた。何かを噂しているようだが……。
「うふふ、仲がよろしいんですね」
婦人らしき声が聞こえて、俺は思わず硬直した。
ひょっとしなくてもこれ、事案――。
「むー。なんでトレーナーちゃんとマヤの時間を邪魔するの?」
「仲が良いことはとても喜ばしいことなのですが、少しばかり……注目を集めてしまっているようですよ?」
マヤと俺はそろって首位を見渡す。
メイクデビュー。ウマ娘たちの晴れ舞台である。すなわち、それを観戦するためにたくさんの人が訪れているという事で――。
思わず赤面して、俺たちはそそくさとトレーナー室へと引き下がったのだった……!
――
- 269 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 01:02:10.70 ID:Qslzj/hk0
- ―――
トレーナー「……いやはや、迷惑をかけました、たずなさん」
たずな「あはは……。まぁ、メイクデビューはウマ娘たちの晴れ舞台ですからね。気分が高揚するのもわかりますよ!」
トレーナー「はは、ははは……」
たずな「さて、メイクデビューを済ませたウマ娘とトレーナーさんにはお知らせしなければならないことがあります。その為に私が此処に居るんですが――」
たずな「マヤノトップガンさんは……?」
トレーナー「……マヤノ、いい加減カーテンにくるまるのはやめたらどうだ」
マヤノ「……」
トレーナー「……あんな具合なんで、聞きたいことがあったらあとでお願いします」
たずな「あはは……。では軽く説明を」
たずな「これからお二方には、適性に合致するレースに出場し、実績を上げていただく必要があります。実績が振るわなかったり、結果を残せなかったりすると、ウマ娘の担当トレーナーを外されることになりますので気をつけてください」
たずな「それで、マヤノトップガンさんの脚質や適性などを考えると――次は、中距離系のレースに出走するといいかもしれません」
たずな「そうですね……」
たずな「難易度は高いですが、ウマ娘の成長が見込めるGTレース【ホープフルステークス】への出走」
たずな「難易度はそこそこですが、安定した成長と実績の積み重ねが見込めるGVレース【京都ジュニアステークス】への出走」
たずな「難易度は低く、ウマ娘の成長はあまり見込めませんが、実績の積み重ねが見込めるプレオープンレース【紫菊賞】への出走」
たずな「ここ辺りがおすすめでしょうか。……どうなされますか?」
トレーナー「うーむ……どうするべきか……」
―――
下1
【ホープフルステークス】 難易度:高 報酬:大
【京都ジュニアステークス】 難易度:中 報酬:中
【紫菊賞】 難易度:低 報酬:小
- 270 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 01:03:40.18 ID:Qslzj/hk0
- (小学生並みの間違いしてますね、たずなさんではなく【たづな】さんでした……すみません……安価だったら下です)
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 01:11:18.52 ID:XwrWbXGbo
- 京都行っとこ
- 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 01:13:45.48 ID:XwrWbXGbo
- (あっ京都ジュニアステークスです)
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 09:06:43.07 ID:Qacn//f2o
- >実績が振るわなかったり、結果を残せなかったりすると、ウマ娘の担当トレーナーを外されることになります
ループの黒幕はTDNさんだった……?
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 10:23:50.62 ID:t2VHCvQv0
- >>273
それは原作通りや
ウララくらいでしか起こり得ないけど2年目の確か9月まで1勝もしてないと育成目標達成してても強制的にゲームオーバーになるんやで
- 275 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 12:30:21.80 ID:znSwU71PO
- こんにちは。
担当ウマ娘から外される経緯についてはゲーム準拠です。
ただ指摘があった通り、この安価SSにおけるレースの難易度はそれなりに高いので、1着を取らなければならない、とすると大事故に繋がる可能性がある――ので。取り敢えずは必ずしも1着を取らなければならないという目標を序中盤には設定しないつもりです。(続いていけばどこかには入ります。ゲームにおけるURA前の有馬記念とかあんな感じで)
後今更ながら(本当に今更ながら)注意書きについて補記です。
・当作品はウマ娘プリティーダービーの二次創作であり、本家に無い設定や展開などが有り得ます。悪しからずご了承ください。
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 12:36:42.96 ID:USZIyoDrO
- マヤちんとはどこまで一緒に飛べるかなぁ
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 12:49:45.26 ID:t2VHCvQv0
- マックイーンやライスの春天1着は設定されないのね
原作でもあそこ鬼門だもんなあ
- 278 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 14:29:03.13 ID:znSwU71PO
- 取り敢えず次の目標――京都ジュニア超えたら明確な季節的イベントがふたつあるので、それは超えてからのお楽しみ……ということで……
ゆるりと参りましょう。更新は夕方以降です。
- 279 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 22:12:26.23 ID:Qslzj/hk0
- 家に帰ってそのまま泥のように寝てました。今から書いてきます〜
- 280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 22:20:51.63 ID:XwrWbXGbo
- ご自愛下さい……
- 281 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 22:20:52.53 ID:Qslzj/hk0
- トレーナー「……京都ジュニアステークスを目指そうと思います」
たづな「なるほど。京都ジュニアステークスを目指すのであれば――そうですね。実績としては3着以上を取らなければ、担当トレーナーを外されてしまいます」
トレーナー「3着か。不可能なわけではない――けど」
たづな「私は、トレーナーさんと、マヤノトップガンさんのことを信じています」
トレーナー「……わかった。兎にも角にも、実績を積まなければならないわけですしね」
たづな「……はい。それでは、用件は以上です。そろそろ私は失礼しますね」
トレーナー「はい、わざわざありがとうございました」
たづな「いえいえ。それでは――」
―――
トレーナー「さて、たづなさんが退室したわけだが――」
マヤノ「……」
トレーナー「いつまでそうしてるつもりだ、マヤノ……」
マヤノ「うぅ〜……」
トレーナー「これは、少し時間を置く必要がありそうだな……」
トレーナー「もう遅い時間だし、今日はこれで解散にする。――寮まで送っていくぞ」
マヤノ「――今日は一人にさせてーっ!」
トレーナー「あ、ちょ、廊下は走るな――って、もう行ったか……さすがウマ娘だ……」
トレーナー「今日も色々あって疲れたし、俺も自室に戻るか」
―――
下1 トレーナーは夜どうする?
※自由にどうぞ。
※モノによっては何か新しいスキルやスキルヒントを得ることができるかもしれません。
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 22:21:07.89 ID:XwrWbXGbo
- ライバルウマ娘の偵察
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 22:22:44.21 ID:XwrWbXGbo
- 連取りじゃんごめんなさい安価下でお願いします
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/22(火) 22:27:11.25 ID:g9iJVfy6o
- ビデオ研究
- 285 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/22(火) 22:44:13.96 ID:Qslzj/hk0
- トレーナー「――ナリタブライアン。あの子の走りは脅威だが、それ故に学べるものもあるだろう。特にあの強力無比な差しの才能……」
トレーナー「いずれ対戦するにあたって、情報の収集は必須だ。それに――マヤノトップガンに異常がみられる今、ナリタブライアンの存在はカンフル剤になりえる――と思う」
トレーナー「というわけで持ち出したるは、ナリタブライアンが出走したレースの記録。トレセン学園の映像室にあった。むろん許可は取っている」
トレーナー「さて……見るとするか」
―――
「――11番、ナリタブライアン。内側で様子を伺っている」
実況の声が響き、俺の意識はそちらに集中する。
アングルは一定。まるでウマ娘のことを追跡するように、ナリタブライアンのことを常に映してくれている。一体どのような技術なのか見当もつかない。
だが、その技術のおかげで俺は十全に研究することができそうだ。
ナリタブライアンの走りは、特にこれと言って特徴的なものではない。ベーシックで――だからこそ強力な走法だ。
むろん彼女自身の身体能力もあるのだろうが――恐らくは、コーナーからの差しに強い特徴がある。
ターフを鋭く蹴り込むような走り。天皇賞春で、見事一着をもぎ取ったその驚異的な業脚。
……ここだ。第四コーナーを回って最終直線。ナリタブライアンが大外へ回った瞬間にビデオを止める。
あの時は詳細に見ることができなかったが、やはりターフの芝が大胆に削られている。飛び散る砂塵や芝を見れば、その鋭い踏み込みが露わになる。
コーナーから最終直線に向かう直前、彼女は姿勢制御を無視するような強力な踏み込みで前に飛び出している。これが彼女の差しの才能のゆえんだろう。
そうか。これはそんじゃそこらのウマ娘じゃ真似できないだろう。これは――天性の身体能力と柔軟性を併せ持つナリタブライアンだからこそ出来る、唯一無二の差し。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花――って感じだな。でも、これは少し参考にならなさそう……いや待てよ?」
マヤノトップガンにそのまま活かせるような研究結果ではない。マヤノトップガンの体は大きいとは言えず、身体能力についてもブライアンと比肩するかと言われるとそうではない。
彼女の持ち味はその鋭い観察眼と、些細な機微をついて事態を解決に導く解決力にこそある。
だからこそ、マヤノトップガンには適用できない――が、物は考えようである。
彼女は物事を理解することに長けている。であれば、繊細な姿勢制御に重きを置けば、ナリタブライアンほどとは言えないが、鋭い差しが可能なのではないか。
「これは何かのヒントになりそうだ――!」
―――
▼脚質適正[差しB]のランクアップが可能になった。
※ランクアップへの挑戦は1ターンを消費することで可能になります。
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