八幡「はまち劇場」【俺ガイル】

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302 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:35:48.78 ID:osjjDupH0

雪人「小町ちゃん、何を言っているのかな？」

小町？「そもそも『雪人』って誰ですか？」

小町？「比企谷小町のクラスにも、奉仕部にも、中学にも、塾にもそんな人物はいません」

小町？「それに比企谷八幡と遭遇した時、明らかに避けてましたよね」

小町？「比企谷八幡は気を利かせて話を切り上げたみたいですが……」

小町？「そもそもオーラが隠しきれてないからバレバレなんですけどね」

303 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:36:15.67 ID:osjjDupH0

雪人？「小町ちゃん……いや違う」

雪人？「この声……反響……比企谷小町から発せられたものではない」

雪人？「どこだ！姿を現せ！」

304 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:38:13.63 ID:osjjDupH0

？？？「やあ、こうして相見えるのは初めてかな、至」

雪人改め至「その腐ってない瞳……比企谷八幡と似て非なる雰囲気……でたな！HACHIMAN」

HACHIMAN「相変わらず『はまち劇場は比企谷くんを出さずにどこまでやれるかという実験的なSS』と逆恨みを募らせているのだね」

305 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:39:54.61 ID:osjjDupH0

至「それがどうした」

至「俺はそんなことでファビョーンさせることをやめない」

至「比企谷八幡のついでに貴様も始末してくれる！」

306 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:40:50.72 ID:osjjDupH0

HACHIMAN「そうはいかん」ﾊﾟﾁﾝ

至「なっ、何だこれは」ﾄﾞｸﾝ

HACHIMAN「比企谷小町に憑いている間、ただデートしてた訳じゃない」

HACHIMAN「気づかれず、確実に成仏させられるように術を施していたんだ」

307 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:41:25.15 ID:osjjDupH0

至「ちくしょー、比企谷八幡ならともかくHACHIMANごときにやられるなんてー」

HACHIMAN「まあ、今回は俺の作戦勝ちということで」

HACHIMAN「次現れるときはまっとうなファンになれよ」

308 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:41:52.26 ID:osjjDupH0

至「お前に言われたくねーよ」

至「ちくしょー体が消えていくー」ｼﾞｭｳｳｳ

HACHIMAN「さて、至は成仏したし」

HACHIMAN「小町はどうするかな〜」

309 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:42:24.16 ID:osjjDupH0

ﾄﾞｫﾝ

ﾄﾞｫﾝ

HACHIMAN「この気……キュアファブリーズが近くにいるのか……」

HACHIMAN「さすがにアレの相手は無理だし……今日は帰ろう」ｳｲｲｲﾝ

310 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:42:53.30 ID:osjjDupH0

小町「う……ん……」

小町「あれ、小町こんなところで何していたんだろう……」

小町「誰かと一緒だった気がするけど……まあいいか」

311 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:45:13.71 ID:osjjDupH0

――そのころ――

結衣「ヒッキーもっと近寄って」

八幡「こうか？」

結衣「うん、じゃあ撮るよ」

結衣「はい、チーズ」ｶｼｬ

312 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:54:40.74 ID:osjjDupH0

結衣「うん、キレイに撮れた」

八幡「しっかし、よく撮るよなー」

結衣「ヒッキーだってマッ缶の自販機撮ってたじゃん」

八幡「ぐっ、確かに」

313 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:57:18.12 ID:osjjDupH0

結衣「それにね、何でもない日々の積み重ねが思い出を彩っていくんだよ」

八幡「まあ、そうかもな」

結衣「そうなんだよ」

結衣「だから、思い出……いっぱい作ろうね、ヒッキー」

314 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 01:57:47.79 ID:osjjDupH0

THE END

読んでいただいてありがとうございました

315 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2021/07/23(金) 06:30:56.93 ID:/Ik61XPR0

マッ缶の自販機って撮るほど珍しいもんでもないだろww

316 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/23(金) 06:52:50.22 ID:FFaKkfuRO

至「俺を祓ってもゲームは終わらない」

317 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします ：2021/07/23(金) 11:54:38.75 ID:qxeOeiGAO

HACHIMANをアンチする者ってHACHIMAN好きなのかHACHIMAN嫌いなのか分からんのだが
展開がどうとかの話じゃなくてシンプルに下手だな

318 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2021/07/23(金) 16:34:40.89 ID:qkwDihUJ0

本当に馬鹿な奴って自分が馬鹿だと自覚できてないんだな
下手すれば合間のレスを評価されてると勘違いして舞い上がってるかもしれんしね

319 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 12:20:04.81 ID:B9Xa5CLEO

>>285の続き

留美「何してたの？」

雪人「ショッピングだよ」

小町「そうそう♪」

留美「ふうん」ｼﾞｰ

比企谷「お前は何してんだ？」

留美「ハンカチ買いに来たの。中学生らしいのを二、三枚くらい持っておきたくて」

320 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 12:23:43.31 ID:B9Xa5CLEO

>>319修正

留美「何してたの？」

雪人「ショッピングだよ」

小町「そうそう♪」

留美「ふうん」ｼﾞｰ

雪人「お前は何してんだ？」

留美「ハンカチ買いに来たの。中学生らしいのを二、三枚くらい持っておきたくて」

321 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 12:28:56.03 ID:B9Xa5CLEO

雪人「気を付けてな」

留美「うん」

雪人「またな」

留美「」ｷﾞｭｯ

322 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 13:52:41.63 ID:B9Xa5CLEO

雪人「なんで手握ってるの？　俺、今小町とデート中なんだけど」

留美「せっかく会えたから二人にハンカチ選んで欲しい」

雪人「そう言われてもなぁ」

小町「いいよ〜♪」

雪人「良いのか？」

323 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 17:56:09.02 ID:B9Xa5CLEO

小町「ここで会ったのも何かの縁。今日は三人で回ろう」

雪人「小町がいいならいいけどよ」

留美「ありがとう」ｷﾞｭ

小町「はっはー。いいってことよー♪」ｷﾞｭ

雪人「じゃあ、行くか」

小町「はーい♪」

留美「うん」

324 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 18:24:47.37 ID:B9Xa5CLEO

留美「…………」ｷﾞｭｯ

雪人「いつまで俺の手を握っているんだ？」

留美「デパートが広すぎて、迷子になりそう……」

雪人「いつもは子供扱いされるの嫌がる癖に」

留美「忘れた」

雪人「なんだよそれ……」

留美「いいから、行こ」ｷﾞｭｯ

雪人「ああ」

小町「うん♪」ｷﾞｭｯ

雪人「なんで小町まで俺の手を握るの？」

小町「小町も迷子になりそうです♪」

雪人「そうかい」

325 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 18:32:59.34 ID:B9Xa5CLEO

雪人「どんなのがいいんだ？　中学生らしいのが良いって言ってたけど」

留美「具体的に決めてないから、雪人に決めてほしい」

雪人「いや……そういうのが一番困るんだけど……」

小町「留美ちゃん、好きな色とかはないの？」

留美「特には……」

小町「ありゃりゃ……」

雪人「それならピンクはどうだ？」

326 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 18:41:01.05 ID:B9Xa5CLEO

留美「なんでピンク？」

雪人「クリスマスイベントの時にピンク色の帽子を被ってたのを思い出してな」

留美「覚えててくれたんだ……」

雪人「その、似合ってたからな……」

鶴見「じゃあ、ピンクにするね」

小町（雪人くん、どんどん女の子の扱いがうまくなるね……）

327 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 18:43:36.88 ID:B9Xa5CLEO

>>319修正

留美「なんでピンク？」

雪人「クリスマスイベントの時にピンク色の帽子を被ってたのを思い出してな」

留美「覚えててくれたんだ……」

雪人「その、似合ってたからな……」

留美「じゃあ、ピンクにするね」

小町（雪人くん、どんどん女の子の扱いがうまくなるね……）

328 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 18:52:37.21 ID:B9Xa5CLEO

雪人「なら、これとかどうだ？」ｽｯ

小町「おおーっ。シンプルで大人っぽいデザインだね」

留美「なんか雪人っぽい」ｸｽｯ

雪人「そうか？」

留美「だから、これにする」

329 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 19:01:21.30 ID:B9Xa5CLEO

留美「買ってくる」ｽﾀﾀ

小町「いってらっさーい」

雪人「俺もちょっと会計してくる」ｸﾙｯ

小町「えっ、何か買うの？」

雪人「ちょっとな」

小町「ふうん」ｼﾞｰ

雪人「なんだよ……」

小町「べっつに〜」

雪人「とっ、とりあえず行ってくる」ｽﾀｽﾀ

小町「は〜い」

330 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 19:17:10.84 ID:B9Xa5CLEO

会計後


留美「♪」

小町「留美ちゃん、良かったね」ﾆｺﾘ

留美「うん」ｺｸﾘ

331 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 19:24:24.56 ID:B9Xa5CLEO

留美「二人とも今日はありがとう」ﾍﾟｺﾘ

小町「小町も楽しかったよー♪」

雪人「おお〜、ルミルミよく言えたな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

留美「また子供扱い？」ｼﾞﾛﾘ

雪人「悪い悪い」

留美「ベッドの上では大人扱いしてくれるのに」

小町「ふふふ。雪人くんもまだまだだね」

332 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 22:39:52.73 ID:B9Xa5CLEO

>>331修正

留美「二人とも今日はありがとう」ﾍﾟｺﾘ

小町「小町も楽しかったよー♪」

雪人「おお〜、ルミルミよく言えたな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

留美「また子供扱い？」ｼﾞﾛﾘ

雪人「悪い悪い」

留美「ベッドの上では大人として扱ってくれるのに」

小町「ふふふ。雪人くんもまだまだだね」

333 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 22:45:54.94 ID:B9Xa5CLEO

雪人「うまく決まらないな」ｺﾞｿｯ

小町・留美「「？」」

雪人「ほらよ」ｽｯ

留美「なにこれ？」

雪人「まぁ、なんだ……ちょっと遅くなったが、入学祝い……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

留美「えっ」ﾄﾞｷｯ

334 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 22:55:54.49 ID:B9Xa5CLEO

留美「開けていい？」

雪人「おう」

留美「」ｶﾞｻｶﾞｻ

小町「ほえー」

留美「……シュシュ」

雪人「一応シンプルなデザインのを選んでみたんだが……」

留美「ありがとう。大事にするね」

雪人「ああ」

留美「あっ、えっと……その、じゃっ、じゃあ！　またね！」ﾋﾟｭｰ

335 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 23:17:20.92 ID:B9Xa5CLEO

雪人「なんでいきなり走り去ったんだ……」

小町「照れ顔を見られたくなかったんじゃないのー」ﾌﾞｽｰ

雪人「……俺もまだまだだな」

336 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 23:48:00.51 ID:B9Xa5CLEO

【第二十一話】


あい・雪乃「「」」ﾍﾟﾗｯ

結衣「」ｶﾁｶﾁ

陽乃「ひゃっはろー！」ｶﾞﾗﾗ

雪乃「帰ってちょうだい」

337 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 23:52:03.95 ID:B9Xa5CLEO

陽乃「雪乃ちゃん、来て早々帰れだなんて酷くない！？」

雪乃「姉さんはいつも面倒事しか持ち込まないからあまり来て欲しくないのよ」

結衣「あはは……」

陽乃「酷っ！」

338 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 23:54:38.61 ID:B9Xa5CLEO

陽乃「わたしはこんなにも雪乃ちゃんを愛しているというのに……」ﾖﾖﾖ

雪乃「そう……そんなに愛してくれているの」

陽乃「もちろんだよっ！」

雪乃「なら、愛しい私の為に帰ってくれないかしら？」

陽乃「うわーん！　ガハマちゃーん！　雪乃ちゃんがいーじーめーるーよー！」ﾀﾞｷﾂｷ

結衣「うわわっ！　お、落ち着いてください陽乃さん！」

339 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/24(土) 23:56:59.21 ID:B9Xa5CLEO

雪乃「姉さん、由比ヶ浜さんに迷惑かけないで」

陽乃「くすん。もう……あの頃のお姉ちゃんお姉ちゃんと慕ってくれた雪乃ちゃんはどこにもいないのね……」

結衣「あああ……陽乃さん、泣かないでください〜」ｵﾛｵﾛ

雪乃「騙されてはダメよ由比ヶ浜さん」

結衣「え、でも……」

雪乃「それ嘘泣きよ」

結衣「えっ……？」

陽乃「ちっ」

雪乃「全く油断も隙もない……」

340 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 00:12:16.72 ID:MAdVSXOrO

陽乃「じゃあ、雛鶴ちゃんに慰めてもらうーっ！」ﾀﾞｷﾂｷ

あい「きゃっ！？」

雪乃「姉さん！　何をしているのかしら！？」

あい「陽乃さん。いきなり抱き着かないでくださいよー……」

陽乃「えー？　ダメ？」

結衣「そ、そうですよ！」

陽乃「わたしと雛鶴ちゃんの仲なのにー」

あい「先に結衣ちゃんに抱き着いておいて――ん？」ｸﾝｸﾝ

341 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 00:21:50.14 ID:MAdVSXOrO

陽乃「雛鶴ちゃん？」

あい「陽乃さん、シャンプー変えました？」

陽乃「あ、わかる？　昨日新しいやつに変えたんだー」

あい「ええ、なんだかいつもと違う匂いがします」

雪乃「雛鶴さん……？　あなたは何を言ってるのかしら……？」

あい「陽乃さんが前使っていたシャンプーの匂いを覚えていたから」

結衣「流石旅館の子。そういう所まで把握しているんだ……」

陽乃「それだけじゃないんだけどねー」

雪乃「どういう事かしら？」

342 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 00:24:47.57 ID:MAdVSXOrO

陽乃「だって雛鶴ちゃんとはたまに一緒にお風呂に入ってるんだから」

雪乃「え」

結衣「は」

雪乃・結衣「「ええええええええええええええええええ！？」」

343 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2021/07/25(日) 02:14:00.64 ID:vluMpyDx0

ここまで文才ないと逆に応援したくなるな

344 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:16:02.44 ID:BP9wD9Il0

あい「いい加減自分だけで入って欲しいんですけどね」

陽乃「だってー、自分で洗うより雛鶴ちゃんに隅から隅まで洗ってもらったほうが気持ちいいんだもん」

雪乃「な…雛鶴さんあなたって人は！！」

陽乃「勘違いしないでよ雪乃ちゃん、私と雛鶴ちゃんはそういう関係じゃないし」

345 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:19:00.45 ID:BP9wD9Il0

結衣「で、でも普通は家族でもないのにお風呂には入りません！！」

あい「そうでしょうか？普通では」

結衣「普通じゃないよ！？」

陽乃「ねー雛鶴ちゃん、今日は一緒に入れない？」

346 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:20:06.46 ID:BP9wD9Il0

あい「どうせ断っても強制的に連れて行くんでしょう？」

陽乃「あら、わかってるじゃない」

雪乃「え、あ、ちょ」

陽乃「という事で今日は雛鶴ちゃんをこれから借りて行くねー」

347 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:23:16.55 ID:BP9wD9Il0

結衣「え、ちょ、まっ……」

？？？「ちょっと待ったーー！」

348 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:30:51.84 ID:BP9wD9Il0

結衣「誰っ……っえー……」

あい（なにこのいい年して○リキュアみたいな格好した人）

ブルーリリィ「ブルーリリィ、参上っ！」

雪乃「なんで、どうしてブルーリリィがこんなところに？」

349 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:51:26.54 ID:BP9wD9Il0

結衣「知っているの？ゆきのん！」

雪乃「ええ、【第十六話】で彼氏を装っていた不審者がそんなことを言っていたわ」

結衣「えーーっ、か、彼氏？」

雪乃「勘違いしないで頂戴、あくまで装っていたというだけの不審者よ」

雪乃「不自然な点があって問い詰めたら、すぐにボロを出したわ」

雪乃「その後、手元の御札を投げつけたら消えてしまったのだけれど……）

350 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 02:57:09.50 ID:BP9wD9Il0

あい「くそっ、あの時もっと反論できていれば……」

結衣「あの時？」

雪乃「雛鶴さん……あなたもしかして……」

八幡「術式発動！」

351 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:07:58.97 ID:BP9wD9Il0

あい「ぐわあああ、祓われるぅー」ｼｭｳｳｳ

八幡「ブルーリリィ、今のうちです」

ブルーリリィ「浄化的ビーム！」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

あい（七介）「うわらば」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

352 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:11:49.79 ID:BP9wD9Il0

八幡「ブルーリリィ、こいつどうする？」

雪人「ちくしょー放しやがれー」

八幡「小町に手を出す不届きものめ、許さんぞ」

ブルーリリィ「うーん、これも成仏させちゃっていいんじゃないかな」

ブルーリリィ「浄化的ビーム」ﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

353 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:16:44.80 ID:BP9wD9Il0

雪人改め至「ぎゃー体が消えていくー」

八幡・雪乃・結衣「成仏しろよ（してね）」

あい「あれ、わたしはどうしてここに……」

ブルーリリィ「目が覚めた？お迎えも呼んだしもう大丈夫だからね」

八一「あいー、迎えに来たぞー」

354 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:19:00.01 ID:BP9wD9Il0

あい「お師匠さま、今参りますー」ﾄﾄﾄ

八一「さあ、帰ろう」

あい「はい」


結衣「行っちゃったね」

355 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:23:55.45 ID:BP9wD9Il0

ブルーリリィ「じゃ、私も帰るねー」

八幡「お疲れ様ですー」

陽乃「ちょっと雪乃ちゃん、お姉ちゃん事態が呑み込めないのだけれど……」

雪乃「姉さん、私達もよくわからないのだけれど……悪霊みたいなものだと思うわ」

356 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:29:54.45 ID:BP9wD9Il0

陽乃「ふーん、雪乃ちゃん達も大変だねえ」

八幡「そうですねー、ひと風呂浴びたい気分ですわーなんて」

陽乃「ふーん、じゃあ比企谷くん偶には一緒にお風呂に入る？」

八幡「は？」

357 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:32:36.08 ID:BP9wD9Il0

雪乃「え」

結衣「は」

「「ええええええええええええええええええ！！！？！？！？！？！」」

雪乃「な…比企谷くんあなたって人は！！」

陽乃「勘違いしないでよ雪乃ちゃん、私と比企谷くんはそういう関係じゃないし」

358 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:39:12.99 ID:BP9wD9Il0

結衣「で、でも普通は男女でお風呂には入りません！！」

陽乃「じゃあ皆も一緒に入る？入浴着着ればいいよね」

陽乃「という事で比企谷くんをこれから借りて行くねー」

八幡「そういうわけだ、すまんな」

結衣「え、ちょ陽乃「という事で今日は比企谷くんをこれから借りて行くねー」

八幡「そういうわけだ、すまんな」

結衣「え、ちょ、ヒッk」

359 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:39:42.87 ID:BP9wD9Il0

バタン

雪乃「…」

結衣「…」

雪乃「…由比ヶ浜さん」

結衣「…なぁにゆきのん」

雪乃「私の頬を思い切りぶってもらえないかしら」

360 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:40:18.57 ID:BP9wD9Il0

結衣「…」

ﾊﾞｯﾁｨｨｨｯｨｨｨｲｲﾝ!!!!

雪乃「ゆ、ゆめ、じゃ…ない、の…ね…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

結衣「ご、ごめんゆきのん！やりすぎた！！し、死なないでー！！！」

雪乃「わが生涯に…一片の…悔い…あり…」ｶﾞｸﾘ

結衣「ゆきのーーーーーーーーーーーーーーん！！！！！！！！」

361 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:41:40.65 ID:BP9wD9Il0

結衣（それはそうと陽乃さんとヒッキーを追いかけなきゃ）

結衣（ヒッキーはあたしと入るんだからー）

おしまい

362 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:47:51.01 ID:BP9wD9Il0

結衣「ふんふんふ〜ん♪」ｽﾀｽﾀ

八幡「楽しそうだな」ｽﾀｽﾀ

結衣「うん！　ヒッキーと久しぶりのお出かけなのであたしは上機嫌なのです♪」

八幡「そうか、そりゃ良かった」

結衣「あっ、まずあそこ行こ〜♪」

363 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:48:44.83 ID:BP9wD9Il0

結衣「ふんふんふ〜ん♪　ヒッキーと一緒〜ヒッキーと一緒〜♪」

八幡（まっ、楽しそうだからいいか……）

留美「…………」ｼﾞｰ

八幡（いつの間に……）

364 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:49:18.41 ID:BP9wD9Il0

結衣「あっ、留美ちゃんだ！　こんにちは！」ﾆｺﾘ

留美「こんにちは」ﾍﾟｺﾘ

八幡「奇遇だな」

365 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:50:18.13 ID:BP9wD9Il0

留美「何してたの？」

八幡「ショッピングだよ」

結衣「そうそう♪」

留美「ふうん」ｼﾞｰ

八幡「お前は何してんだ？」

留美「ハンカチ買いに来たの。中学生らしいのを二、三枚くらい持っておきたくて」

366 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:50:54.00 ID:BP9wD9Il0

八幡「気を付けてな」

留美「うん」

八幡「またな」

留美「」ｷﾞｭｯ

367 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:52:06.89 ID:BP9wD9Il0

八幡「なんで手握ってるの？　俺、今由比ヶ浜とデート中なんだけど」

留美「せっかく会えたから二人にハンカチ選んで欲しい」

八幡「そう言われてもなぁ」

結衣「いいよ〜♪」

八幡「良いのか？」

368 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:53:32.95 ID:BP9wD9Il0

結衣「ここで会ったのも何かの縁。今日は三人で回ろう」

八幡「小町がいいならいいけどよ」

留美「ありがとう」ｷﾞｭ

結衣「えっへん。いいんだよー♪」ｷﾞｭ

八幡「じゃあ、行くか」

小町「はーい♪」

留美「うん」

369 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:55:01.54 ID:BP9wD9Il0

留美「…………」ｷﾞｭｯ

八幡「いつまで俺の手を握っているんだ？」

留美「デパートが広すぎて、迷子になりそう……」

雪人「いつもは子供扱いされるの嫌がる癖に」

留美「忘れた」

八幡「なんだよそれ……」

留美「いいから、行こ」ｷﾞｭｯ

八幡「ああ」

結衣「うん♪」ｷﾞｭｯ

八幡「なんで由比ヶ浜まで俺の手を握るの？」

結衣「あたしも迷子になりそうです♪」

八幡「そうかい」

370 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:56:10.58 ID:BP9wD9Il0

雪人「どんなのがいいんだ？　中学生らしいのが良いって言ってたけど」

留美「具体的に決めてないから、雪人に決めてほしい」

八幡「いや……そういうのが一番困るんだけど……」

結衣「留美ちゃん、好きな色とかはないの？」

留美「特には……」

結衣「う〜ん……」

八幡「それならピンクはどうだ？」

371 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:57:19.18 ID:BP9wD9Il0

留美「なんでピンク？」

八幡「クリスマスイベントの時にピンク色の帽子を被ってたのを思い出してな」

留美「覚えててくれたんだ……」

八幡「その、似合ってたからな……」

鶴見「じゃあ、ピンクにするね」

結衣（ヒッキー、どんどん女の子の扱いがうまくなるね……）

372 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 03:59:46.80 ID:BP9wD9Il0

八幡「なら」

八幡「これとかどうだ？」ｽｯ

結衣「おおーっ。シンプルで大人っぽいデザインだね」

留美「なんか八幡っぽい」ｸｽｯ

八幡「そうか？」

留美「だから、これにする」

373 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:02:41.78 ID:BP9wD9Il0

留美「買ってくる」ｽﾀﾀ

結衣「いってらっしゃい」

八幡「あと、俺もちょっと会計してくる…」ｸﾙｯ

結衣「えっ、何か買うの？」

八幡「ちょっとな」

結衣「ふうん」ｼﾞｰ

八幡「なんだよ……」

結衣「べっつに〜」

八幡「とっ、とりあえず行ってくる」ｽﾀｽﾀ

結衣「は〜い」

結衣「…」

結衣「留美ちゃんばっかり…」ﾎﾞｿｯ

374 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:03:11.76 ID:BP9wD9Il0

会計後


留美「♪」

結衣「留美ちゃん、良かったね」ﾆｺﾘ

留美「うん」ｺｸﾘ

375 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:05:25.65 ID:BP9wD9Il0

留美「二人とも今日はありがとう」ﾍﾟｺﾘ

結衣「あたしも楽しかったよー♪」

八幡「おお〜、ルミルミよく言えたな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

留美「また子供扱い？」ｼﾞﾛﾘ

八幡「悪い悪い」

留美「ベッドの上では大人として扱ってくれるのに」

結衣「べっ、ベッドの上って何言ってるの」

376 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:07:23.80 ID:BP9wD9Il0

八幡「まあ、子ども扱いしたのは悪かったよ」ｺﾞｿｯ

結衣・留美「「？」」

八幡「ほらよ」ｽｯ

留美「なにこれ？」

八幡「まぁ、なんだ……ちょっと遅くなったが、入学祝いだな……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

留美「えっ」ﾄﾞｷｯ

377 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:11:37.28 ID:BP9wD9Il0

留美「開けていい？」

八幡「おう」

留美「」ｶﾞｻｶﾞｻ

結衣「へー」

留美「……ブレスレット」

八幡「一応シンプルなデザインのを選んでみたんだが……」

八幡「いらなかったら適当に処分してくれていいから」

留美「ありがとう。大事にするね ///」

八幡「ああ」

留美「あっ、えっと……その、じゃっ、じゃあ！　またね！」ﾋﾟｭｰ

378 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:12:47.00 ID:BP9wD9Il0

八幡「なんで走って行ったんだ…」

結衣「照れ顔見られたくなかったんじゃないの〜…」ﾌﾞｽｰ

八幡「なんで由比ヶ浜がぶーたれてんだよ…」

結衣「べっつに〜…」ﾌﾞｽｰ

379 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:15:19.11 ID:BP9wD9Il0

>>370
訂正

八幡「どんなのがいいんだ？　中学生らしいのが良いって言ってたけど」

留美「具体的に決めてないから、八幡に決めてほしい」

八幡「いや……そういうのが一番困るんだけど……」

結衣「留美ちゃん、好きな色とかはないの？」

留美「特には……」

結衣「う〜ん……」

八幡「それならピンクはどうだ？」

380 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:16:29.24 ID:BP9wD9Il0

比企谷「…」ﾊｧ

八幡「…」ｺﾞｿｺﾞｿ

八幡「由比ヶ浜…」

結衣「なに…」

八幡「ほれ…」ｽｯ

結衣「えっ…」

381 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:18:04.25 ID:BP9wD9Il0

八幡「その…お前にも世話になっているから…お礼だ」

結衣「留美ちゃんだけじゃなかったの…」

八幡「そうもいかないだろう…」ﾊｧ

382 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:19:01.76 ID:BP9wD9Il0

結衣「…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

結衣「ヒッキー！」ﾀﾞｷｯ

八幡「うおっ！？」

八幡「どうした？」

383 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:20:13.75 ID:BP9wD9Il0

結衣「もがーーー！ ///」

八幡「あのな…服に口当てて何しゃべってるのかわかんねぇよ…」

結衣「もががーーー！ ///」

八幡「(まじで何言ってんだ…)」

結衣「(大好きーーーーーー！ ////)」

384 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:21:48.35 ID:BP9wD9Il0

おまけ劇場「鶴見留美」


留美の部屋


ｶﾞﾁｬｯ ﾊﾟﾀﾝ


鶴見「…」ｽﾀﾀ

鶴見「…」ﾌﾄﾝ in

鶴見「…」ﾎﾟﾔｰ…


回想


八幡「まぁ、なんだ……ちょっと遅くなったが、入学祝い……」

回想終了


鶴見「っ… ///」

鶴見「っうう〜！… ///」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

385 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]：2021/07/25(日) 04:22:39.21 ID:BP9wD9Il0

終わりです

八結Verを書いてみました

386 ： ◆9pp7qon/u2 [sage]：2021/07/25(日) 06:30:47.99 ID:MAdVSXOrO

ついに酉付けるのをやめたのかw

387 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 06:40:28.27 ID:MAdVSXOrO

至「何度荒らされてもゲームは終わらない」

388 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2021/07/25(日) 09:43:04.75 ID:TD4PrL6FO

>>385
乙
けど一部名前がコピペしてからの修正ミスってるぞww

389 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!美鳥_res]：2021/07/25(日) 10:36:10.49 ID:+gmp9vjo0

材木座と八幡は裸になると激しく太ももを絡ませ合い唇を吸い合った。
発達障害同士のセックスは最初だけ激しい。
しかしすぐにバテる。
発達障害は性欲は強いが体力は無いのだ。

彼らは葉山が雪ノ下姉妹と3Pした時のようなテクニックは無い。
女のクリトリスの場所さえもわからないのだ。
しかし、八幡は知っている。
己の前立腺の責められ方を。
材木座にテクニックが無いのなら、自分の気持ちいい所に合わせてやるのだ。

そんな独り善がりこそ、互いに高め合える愛と呼べた。

「ああっ、八幡濡れてる。お前の肛門濡れてるぞぉおおお」
「義輝ゥ義輝ゥイクイクイクイクイクゥゥウウウ！！！」

材木座が出すと共に、八幡も出した。
まさにトコロテンのように、まさにロケット鉛筆のように。
彼らはイキ果てた。

390 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!red_res]：2021/07/25(日) 10:43:55.11 ID:+gmp9vjo0

小山田の攻撃！！

八幡はウンコを食べて[田島「チ○コ破裂するっ！」]した！！

八幡は60回復した

八幡の攻撃！！

八幡は走った

八幡の体力は65下がった

八幡は死んだ

391 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 18:08:50.41 ID:MAdVSXOrO

>>342の続き

雪乃「雛鶴さん！　あなたって人は！！」

陽乃「なーに？　妬いてるの？」

結衣「妬かない理由なんてありませんよ……」

392 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 18:20:18.92 ID:MAdVSXOrO

雪乃「まったく。誘われたからってついて行くなんてどうかしてるわ」

あい「ごめんなさい」

雪乃「そう思うなら私の背中を流しなさい」

あい「ふぇ？」

結衣「ゆきのん落ち着いて」

393 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 19:07:15.92 ID:MAdVSXOrO

雪乃「落ち着いているわよ。いつもよりクールなくらいよ。もしかしたら今ゾーンに入って――」

結衣「目がグルグル回っているよ！？」

雪乃「何を馬鹿な事を」

結衣「あいとお風呂入る事が目的じゃないでしょ！」

雪乃「そうだったわ。私とした事が」

陽乃「ちっ」

雪乃「『ちっ』じゃないわよ」

394 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 19:20:57.72 ID:MAdVSXOrO

あい「そういえば陽乃さん。何かご用だったんじゃないですか？」

陽乃「うーん。用と言えば用だけども」

雪乃「はっきりしないわね」

陽乃「ぶっちゃけ暇だったから顔を出したというのが本音かなー」

結衣「ぶっちゃけ過ぎます……」

395 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 19:28:50.55 ID:MAdVSXOrO

【第二十二話】


直人「雨、降ってきたね」

雪乃「そ、そうね」ﾁﾗｯ　

結衣「そ、そうだね」ﾁﾗｯ

いろは「…………」ﾁﾗｯ

396 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 19:30:21.81 ID:MAdVSXOrO

雪乃「加藤くん」

直人「何かな？」

雪乃「雨……降ってきたわね」ﾁﾗｯ

直人「そうだね。土砂降りだね」

雪乃「んっ、ううん……、えと、その……」ﾁﾗｯ

直人「？」

雪乃「良かったら……そ、その一緒に帰らない？　私、傘を用意してなくて……」

直人「ごめん。僕も持ってないんだ」

雪乃「……ちっ」

直人「今舌打ちしなかった？」

雪乃「そ、空耳よ」

直人「そう。ならいいけど」

397 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 19:32:25.07 ID:MAdVSXOrO

結衣「あたし、傘二本あるからゆきのん一本使いなよ」

雪乃「私が一本使うとしても、あと一本どうするの？」

結衣「も、もう一本は、そ、その……」ﾁﾗｯ

直人「？」

結衣「直人くんを入れるね」

直人「僕が一本使って、二人でもう一本使えばいいのでは？」

結衣「だ、だよねー。たはは……」

398 ： ◆9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 19:35:31.38 ID:MAdVSXOrO

結衣（やっぱそう都合良くはいかないか）

雪乃（何がいけなかったのかしら？）

いろは（わたしが口出す前に終わってしまった……）

399 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 23:23:33.72 ID:drd5ubzn0

八幡「うぃーす」

雪乃「来たのね」

結衣「あっ、ヒッキーやっはろー」

いろは「お邪魔してまーす、先輩」

400 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 23:31:49.27 ID:drd5ubzn0

雪乃「遅かったわね」

八幡「ああ、平塚先生と一緒にトレッキーを成仏させてきたら遅くなった」

八幡「あれ、その人は誰？依頼人？」

直人「僕のことかい」

401 ：◇9pp7qon/u2 [saga]：2021/07/25(日) 23:37:10.35 ID:drd5ubzn0

雪乃「比企谷くん、それは冗談のつもりかしら」

結衣「そうだよヒッキー、直人くんのこと忘れちゃったの」

八幡「いや、忘れるも何も初対面なんだけど」

八幡「クラスにも『加藤直人』っていないし」