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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 12巡目

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610 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/19(日) 00:15:39.19 ID:s+7e0tg00
結果 ローアさん

何か色々あった気がする
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:18:08.10 ID:3VAoEnYQO
アベルの異種族フィルターvsローアの絶対変身能力
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:22:07.30 ID:LDQg+JYj0
アベルならいけそう
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:27:17.98 ID:6wSWZVuUo
怪しいなと思いつつ完全に異種族と決めきれないから殺しはしないくらいの塩梅
614 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/19(日) 00:30:36.89 ID:s+7e0tg00
>>611 あー、それだ。あっちのスレでそんな感じのあったわ。



「――初めまして、アベルさん。ですか?」

アベル「む…………」

声を掛けられ振り向くとそこにいたのは白髪の女性だった。

何処にでもいるような、何の変哲もない、ただただ微笑んでいる人間の――。

アベル「……」

人間の…………。

「あれ、もしかして人違いでしたか?」

1 人間だな!
2〜7 怪しい……
8〜0 異種族だな! 死ね!

コンマ直下反転
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:31:34.43 ID:3VAoEnYQO
平和穏便
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:32:30.10 ID:KRlV+xP10
…王国民ってデータ登録されてたと思うんだが、ちょっとでも疑惑があれば「少しデータを確認させてもらうぞ」でアウトじゃね?
617 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/19(日) 00:47:13.93 ID:s+7e0tg00
>>616 ローアさんだからもう事前に作ってたりすると思う……思いたい。それか最近王国に来てまだ作ってないみたいな。



アベル「いや、俺がアベルで合っているが……」

――怪しい、だが怪しいだけでは斬ることは出来ない。

「ああよかった! アベルさんは七聖剣ですから一度会って話をしてみたかったんです!」

人間か、人間でないか……今の段階ではそれを判断することは難しい。取り合えず……。

アベル「すまないが住民票は持っているか? 七聖剣の権限としてそれを確認させてもらう」

「へっ……? あ、ああはい大丈夫です。ええっと……これです!」

そう言って手渡された住民票を確認する。そこにはしっかりと種族:人間と記されてあった。

……ならばこいつは人間か? 確かにこの国で異種族がこう易々と近づいてくるとは思えないが……いやしかし。

「あの、何か自分に問題が……?」

アベル「む、ああいや何でもない……確認させてもらった、これは返そう」

「ありがとうございます! あの、今時間ありますか? もし宜しかったら自分とお話とか……」

アベル「…………」

話? 話だと? 丁度いいそれでお前を悪かどうかしっかりと――。

「最近見つけた珈琲の美味しい喫茶店なんですけど、多分まだ貴女も出入り禁止にはなってない――」

アベル「今すぐに行こう」
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:49:50.43 ID:3VAoEnYQO
アベル×ローアの可能性はないんです?
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:51:41.09 ID:oftZ1f4MO
コンマ2桁判定時に高コンマを狙いにくくするためにコンマ反転するんだから
コンマ1桁判定時に反転しちゃったら十の位を狙えばいいんだから逆に狙いやすくなるぞ

今回は反転なしでも変わらないけど
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 00:52:39.04 ID:LDQg+JYj0
>>619 いわれてみれば
621 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/19(日) 01:17:12.79 ID:s+7e0tg00
>>618 ゼロではないと思います!

>>619-620 そういやそうっすね。というかそんな感じの理由で反転にしたんっすね自分。

コンマ一桁の時は反転止めたほうが良いですかね。



――――

――



アベル「ふぅ…………」

実に良い、実に良い珈琲だ……匂いも味も、口に含んだ時の質感も後味も全てが上質だ……。

まさかこんな穴場があったとはこの俺もまだまだだな……この女性には感謝しなければ。

「気に入って貰えたようで嬉しいです! 自分実はここの常連で……ぜひここのコーヒーをアベルさんに飲んで欲しくて」

アベル「……そうか」

相槌を返しまたコーヒーカップに口を付ける。

……ふぅ、では早速尋問を開始しなければ……。

アベル「ええっと……確か貴女は――――」

1 ……ローアさんですか?
2 なんか好きな名前(多数決するよ)

先に二つとったものを採用
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 01:20:04.41 ID:EESX1dMTo
1
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 01:23:21.96 ID:6wSWZVuUo
1
624 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/19(日) 01:55:42.32 ID:s+7e0tg00
アベル「……ローアさんですか?」

住民票は種族の欄しか殆ど見ていなかったから曖昧だったが、確かそんな名前だったような気がする。

ローア「はい、自分はローアで合ってますよアベルさん」

どうやら間違えては無かったようだ。

アベル「なら良かった、それで。俺と何を?」

ローア「そうですね……好きな食べ物とか?」

アベル「…………は?」

ローア「い、嫌でしたか?」

アベル「……いや、いい」

何でもいい、兎に角会話だ。会話して真偽を確かめなければ……。

何か話そう!

下3まででコンマが高いものを二つ採用。反転。
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 02:02:45.70 ID:9ngiEBNMO
異種族滅殺教をどう思うか
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 02:05:26.81 ID:6wSWZVuUo
アベル
異種族の血の臭いが染み付いた俺にわざわざナンパなんぞするなんてまったく怪しくて仕方がない
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 02:08:00.04 ID:3VAoEnYQO
ローア
珈琲を嗜んでる時の貴方は随分落ち着いた印象で、噂に聞いたほど恐ろしい方ではないのですね
628 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/19(日) 02:16:14.52 ID:s+7e0tg00
結果 >>626-627

それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくださった皆さんお疲れさまでした!

また次の更新でも宜しくお願いします、ではおやすみなさい……。

ローアさん久しぶりの登場でうっきうき。頑張ってアベルと仲良くなってね……。
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 02:51:48.67 ID:EESX1dMTo
おつー
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 08:52:41.51 ID:zml9eZFJO

ローアさんの任務ってなんだ
組織もどこだ
631 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/20(月) 00:51:41.89 ID:rbsAaL7P0
すみません、今日はこれだけやります。突発だけど許して。

>>630 …………あ!(組織のこと完全に忘れてた声) 

ま、まあきっと全部解明されるよ!!!!



ナンパなんぞするなんてまったく怪しくて仕方がない

アベル「…………」

ローア「……?」

が、しかし。

相手を疑ってかかる……別に問題はない、だがそれを己の内に隠したままというのは……あまりよろしくないな。

アベル「……俺は貴女を疑っている」

ローア「え?」

アベル「異種族の血の匂いが染みついた俺をわざわざナンパなんぞするなんて……全く、怪しくて仕方がない」

ローア「あー、確かにそうですよね。あんな風に近づいてきたら警戒しますよね」

アベル「ああ」

ローア「今まで貴方と話したい話してみたいと思っていたのでついあんな風に近づいてしまって……迷惑でしたよね」

アベル「別に迷惑と感じたわけではない、こうして美味い珈琲にもありつけたしな……」

ローア「でも自分は別に貴方を騙したいとか、そういう意思は全くなくて……信じて貰えますか?」

アベル「……それはこれからの貴女の言動次第だろう」

ローア「厳しいですね」

アベル「当然だ」
632 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/20(月) 00:52:46.42 ID:rbsAaL7P0
珈琲を嗜んでる時の貴方は随分落ち着いた印象で

ローア「……それにしても」

アベル「なんだ」

ローア「こうして珈琲を嗜んでいるときの貴方は随分と落ち着いた印象で……もっと怖い人なのかと思っていました」

噂に聞いたほど恐ろしい方ではないのですね、と。クスクス笑う。

アベル「……別に俺も常日頃殺伐としているわけではない、その事象に異種族が絡んでいなければ俺だってこうして珈琲を嗜む」

ローア「でももし絡んでいたら?」

アベル「全てを投げ捨ててそれを討伐しに行くだろうな」

ローア「……流石ですね」

アベル「だから……そうだな。もし貴女が人間でなかったとしたら――」

ローア「その時は斬り殺す、ですか?」

アベル「…………」

ローア「ああ、だからさっきあの身分証を確認したんですね……大丈夫ですよ。自分は人間です」

人間は異種族になれませんし、異種族は人間になれませんよ?

アベル「……どうだかな」

ローア「全くもって信じて貰えませんね……」
633 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/20(月) 00:53:34.01 ID:rbsAaL7P0
――――

――



ローア「どうです? 自分が人間か異種族か見極めるために……これからも会って話しませんか?」

珈琲を飲み終わりどうしたものかと考えたとき、彼女から提案があった。

アベル「……どういう意図だ?」

ローア「何がですか?」

アベル「なぜそうもこの俺と話そうとする、お前からしたらもう今日話せて満足しただろう。何故この俺に有利な提案をわざわざ」

ローア「だって自分、まだまだ話したいことが沢山あるんですよ? それで貴方は自分のことを疑っている……自分は貴方と話せて、貴方は自分を見極め監視が出来る……ウィンウィンの関係じゃないですか?」

堂々と胸を張った態度は実に好ましいが――その堂々とした態度に何か裏があるのではないかと疑いが深まる。

……まあ良いだろう、何か思惑があるのだとしたらそれ事切り裂いて断罪をしよう。

ローア「それじゃあどうしましょうか? ええっと、自分は何時でも大丈夫なんですけど貴方の都合とか……」

アベル「俺も何時でも大丈夫だそちらに合わせよう」

ローア「……え、騎士としての仕事は大丈夫なんですか?」

アベル「これこそ騎士としての仕事の一環だ」

ローア「おお……そ、そうですか。じゃあええっとこの日に――――」

こうして俺は彼女とまた会う約束をした。この俺の仕事を気にしていたが彼女の仕事は大丈夫なのだろうか。
634 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/20(月) 00:54:54.58 ID:rbsAaL7P0
――――

――



ローア「…………ふぅ」

帰宅した途端にどっと疲れが流れ込んでくる。姿も変えずにベッドに倒れ込む……。

珈琲を飲んでいるとき以外殺気に当てられていたらこんな風にもなる……全く、とんでもない男だ。

ローア「……とりあえず次も会う約束は出来ましたね」

第一関門……いや第二関門は突破した、あとはどうにかあの男から情報を引き出さなければ……。

ローア「何時あの男から疑われるか分からない……ならば最初に信頼を得てしまえばいいという発想でアベルに近づいたが……」

正直、失敗だと思う。自分らしくもない、もっと考えれば他に良い案があっただろうに――。

ローア「いや、もう近づいてしまった。あの約束をしておいて当日約束をすっぽかしたら……はぁ」

考えたくもない。

……疲れた。もうこのまま眠ってしまおう。

…………明日、まだあの男が出禁になっていない喫茶店を探さなければ。保険の為に二つ以上は確保しておかないと……。
635 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/20(月) 00:57:43.62 ID:rbsAaL7P0
終わりです。皆さんは風邪に気を付けよう!!! 寝ます!!!!
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 01:20:57.02 ID:uWHTBbSOo
乙乙
これは殺し愛ふらぐ?
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 01:41:21.44 ID:+snpe63EO

お互いまるで信用してないかんじ
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 02:59:33.38 ID:KA04SS7U0

怪しいだけでは殺さないあたりそこの線引きはちゃんとしてたんだなアベル……
639 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/20(月) 23:48:16.27 ID:rbsAaL7P0
すみません、今日はお休みさせてもらいます……

まあこの二人は多分最終的に殺し合う流れになる気がしますよね。殺し合うまでの道中は何も分からんけど。
640 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/21(火) 23:11:54.94 ID:KOxaeIJ20
ちょっと今日もお休みさせてもらいます、すみません……
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/21(火) 23:17:52.20 ID:QJHp7uUco
ゆっくり休め
642 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/23(木) 00:52:42.44 ID:lN9mDPaO0
すみません今日もお休みです……
643 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/23(木) 00:57:02.97 ID:lN9mDPaO0
更新したいけど書き溜めが出来なくて更新できねぇ! こんな時間のお知らせでほんと申し訳ないです。
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 09:50:34.31 ID:moTBlYPUo
休息も大事
645 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/24(金) 02:23:59.70 ID:y1uvfxwU0
アルバーレン「やあやあ待たせてしまってすまないね君達!」

僕たちを軽く見渡した後ふむふむと笑いながら椅子に足を組んで座る彼、あまりにも堂々としていてこれが富裕層かと感心してしまう。

……というかあれだな。なんというか……強いなこの人。

アルバーレン「自己紹介はまだだったね、私はアルバーレン・フォン・サンドノック! 砂国のトップ貴族にしてこの冒険者支援事業を立ち上げた者だ! 宜しく頼もう!」

ドロシー「あ、どうも……」

アルバーレン「それにしても君たちを待たせてしまい誠に申し訳ない……街をブラつく私を中々見つけることが出来なかった部下に責任があるだろうな!」

ベルフェ「へー、んで街をブラついて何処に行ってたんだよ」

アルバーレン「カジノさ!」

駄目じゃん! 貴方が百悪いじゃん! 仕事サボってカジノ行ってるじゃん!

アルバーレン「いやぁそれにしてもあのクエストを受けるもの好きが居るとは驚いた……別にあんなクエスト受けなくても――おおっと、いけないいけない。部下に怒られる」

今のは聞かなかったことにして貰いたい……と、口に指を当てながらウインクされた。

なんというか愉快な人だ。ちょっと怖いけど。

アルバーレン「えー……それじゃあ今からこのクエストの概要について説明するがよく聞いておいて欲しい……」
646 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/24(金) 02:24:34.01 ID:y1uvfxwU0
アルバーレン「今回とても愉快な――じゃなくて、怪盗ロディナが狙っているのは私のギルドの宝物子に眠る宝石『星の涙』だ」

そう言いながら彼は一枚の写真を取り出してテーブルの上に置いた。

ユウナ「おー……! なんかすっごい綺麗だよワイズ!」

アルバーレン「はははそうだろうそうだろう。深い青色の中に黄色い粒のようなものが光って見えることから星の流した涙と例えられてこの宝石は星の涙と呼ばれてだね」

おおっといけないいけない、と言って彼はまた口を閉じた。誰かにあまり喋らないように言われたりしてるのだろうか?

アルバーレン「……この宝石は私のギルドの財産の一部でね、たとえ一部だとしても面白い怪盗に取られるわけにはいかない! と、言うわけで君たちにはこの怪盗を捕まえてほしいんだよ!」

勢いよく立ち上がりながらそう叫ぶアルバーレンさん、グッと握りこぶしを作っているところからその宝石がどれだけ大事かが伝わってくる――。

ベルフェ「で? 本音は? ほらぶっちゃけちゃえよ」

アルバーレン「正直こんな面白い予告をしてくる怪盗にだったら宝石の一つや二つあげても良いんだけど部下に凄い怒られたから仕方なくこんなことをしている! 君たちも思うだろ! 怪盗とか凄い面白いって!」

あー………………凄い目が輝いてる。

ベルフェ「な? コイツ何というかヤバイっていうかキモイだろ?」

ワイズ「いやキモイとは思わないけど……ううん」

僕の周りにはまともな人とちょっと頭の螺子が外れてる人の二種類が居るけどこの人は後者だ……懐が広い……って言うのかなぁこういうのは。

ユウナ「質問です! それじゃあ……捕まえないほうが良いんですか? ロディナさん」

アルバーレン「私個人としては捕まえないでいて欲しいけどそれはそれこれはこれだ! それにそのクエストを勝手に提出して本人も書いているだろう? 捕まえてごらん! と!」

ユウナ「捕まえていいんですね! よぉしそれじゃあぼく頑張りますね!」
647 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/24(金) 02:25:09.37 ID:y1uvfxwU0

アルバーレン「はっはっは、それにしてもそこの仮面の君。ワイズ君だろう? あの街中に指名手配されてる」

ワイズ「え」

アルバーレン「ああいい隠さなくていい隠さなくていい。私はそういう面白い感じの犯罪者はオールウェルカムだから……そもそも駄目だったらその隣にいる悪魔は通さないさ」

し、心臓がばっくばく言ってる……ひえぇ、バレてた……完璧な変装が……。

アルバーレン「神の身体怪盗の君たちが今回の怪盗を捕まえるのを楽しみにしている……というのがギルドの意見だ! それじゃあ頑張ってくれよ!」

……ああでもやっぱり面白怪盗見てみたいからやっぱり捕まえないでくれないかな! 捕まえたらもう面白怪盗見れなくなっちゃうわけだし!

ドロシー「……ええっと、そういえばその怪盗……ロディナさんは何時来るんでしたっけ。確かクエストに日付が――」

アルバーレン「今日だね!」

ドロシー「うぇえええ……!?」

――――

――

648 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/24(金) 02:25:45.94 ID:y1uvfxwU0
ドロシー「というわけで作戦会議です!」

ばばーん、とドロシーさんの後ろに文字が見えた気がした。いや気のせいだ。

ワイズ「ぼ、僕犯罪者バレしてたんだけど大丈夫かな!? ろ、ロディナと一緒に逮捕即牢獄! みたいなことにはならないかな!?」

ユウナ「だ、大丈夫! いざとなったらぼくが身代わりになる! うん!」

ベルフェ「まああいつなら捕まえたりしないだろお前みたいな面白ハーピーを」

ワイズ「お、面白ハーピー!? 失敬な僕の何処に面白要素が――」

ドロシー「話を聞いてくださいよぉ!」

――涙目になられてしまった。

ドロシー「一応こんなクエストでもギルドからは重要なものとして扱われてしますから! わたくしたちも真剣に取り組まなければ……クエストの報酬とは別にギルドからも報酬があるかもしれませんし!」

ユウナ「おー……ドロシー結構欲張りさんだね! ロディナからもらえるもの以外特にないと思ってたよ」

ベルフェ「ドロシーにはそういうとこあるからな。欲張りさんめ」

ドロシー「な、なんか今日わたくししましたか!?」

もっと涙目なられてしまった……。

ユウナ「ごめんごめん。ええっと、でも会議するようなことある? 星の涙の前で待ってロディナが現れたら捕まえればいいだけだと思うんだけど……」

ドロシー「そんなに上手くいけばいいんですけどロディナさんは水の精霊、普通に捕まえようとしても水になられて逃げれてしまう……そんな彼女をどうすれば捕まえることが出来るか!」

ワイズ「ええっと、捕まえようとすると水になって逃げる怪盗を捕まえる方法……?」

…………あんのそんな方法?

ユウナ「うーん……あ! 星の涙を持ってこれが欲しければぼくたちを倒して見せろ! ってやる!」

ドロシー「力技過ぎませんか……? それに勝てるんですかロディナさんに」

ユウナ「勝てるかじゃない、勝つんだよ! ほらほらぼくにはアーベルレイジがあるんだし!」

ベルフェ「ぺっ」

ユウナ「よぉし分かったお前を斬ってやろう! 試し斬りだこの悪魔!」

不味い、喧嘩が始まった。

……にしてもあの怪盗結構めんどくさいな……どうすればいいんだ。
649 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/24(金) 02:26:42.91 ID:y1uvfxwU0
ロディナ捕獲作戦!!!

ロディナを捕獲できそうな方法(自由安価)

こんな時間の突発なので次の更新まで募集します……ほんと申し訳ない、頑張って更新したかったんや……。

それでは今日はこれで終わりです、ありがとうございました。そしてすみませんでした。
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 06:11:37.07 ID:sklp5BZA0
ユウナがアーベルレイジで斬りかかり続け、ロディナには水化して避け続けてもらい
ワイズが疾風迅雷キックで水化したロディナを散らして水の粒にする
水の粒になったロディナをドロシーが氷魔法で凍らせる(氷魔法は新しく覚える)

ベルフェは炎でロディナを蒸発させて殺しちゃう可能性があるため除く
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 08:39:57.84 ID:fFbSJ67PO
遺跡崩壊の件でネチネチ罪悪感を刺激してお縄
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 09:53:22.42 ID:enGclHfno
いったん「クエストは今までの仲間をも欺く演技だったのだ!これからはロディナ!君と僕二人で怪盗しようぜ!」と言い油断させまくってから三人が捕獲
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 12:14:03.60 ID:c7MM6QAZ0
ここを踏んでくださいと書いた看板とあからさまな落とし穴を設置する
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 12:27:19.81 ID:h04yZp0PO
一旦捕まってから華麗に脱走するのってロマンあるよね〜?と提案(ギルド報酬のみ狙い)
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 12:42:13.42 ID:4l1pMD0+O
踏んでくださいという看板をつけるならワイズの首にかけて頭を踏みやすいように土下座してだな……(違)
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/09/24(金) 18:19:43.17 ID:YadUobwa0
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssr/1629902463/
657 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/25(土) 00:06:22.29 ID:HgIdWk8v0
ごめんなさい今日もお休みさせてもらいます……募集は明日報告する時までとさせてもらいたいと思います。

まだ募集は続いてるんですけど>>652がワイズ君らしいなぁって感じがして好きです。適度に屑。
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 00:30:53.86 ID:yf1Ztf8G0
ワイズを斬ろうとした事自体はアベル正しかったのでは?
659 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/25(土) 14:45:36.45 ID:HgIdWk8v0
>>658
アベルは正しいことをしてます。ワイズ君は斬っていい存在です。

自分勝手神の身体盗み脱獄者なんて斬られて当然だから……アベル大正義。
660 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/25(土) 22:14:00.53 ID:HgIdWk8v0
鬼滅の映画見終わったら募集終えて多数決したいと思います。何時に終わるんだろこれ

先週の土日くらいからやってる総集編で初めて触れたけど面白いと思いました(小並感)
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 22:36:31.49 ID:rD1UxmawO
23:40までですな
662 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/25(土) 22:44:07.38 ID:HgIdWk8v0
>>661
これそんな時間までやんの!?

じゃあその23時40分になったら多数決します……よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!
663 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/25(土) 23:46:29.62 ID:HgIdWk8v0
それじゃあ募集終わりたいと思います。送ってくださった皆さんありがとうございました!

では多数決していきます……まあどれ選ばれても大丈夫でしょ!
1 >>650
2 >>651
3 >>652
4 >>653
5 >>654

この中から先に三つとられた物採用します。
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 23:47:04.99 ID:ZorqIPb3O
1
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 23:49:09.28 ID:N+mQOAWOo
3
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 23:53:56.73 ID:7NaJl10HO
1
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 23:54:46.29 ID:g9tqVowzo
3
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 23:59:05.82 ID:bHqxRTs5o
3方法は書いてないし3→1ってできます?
ベルフェがワイズくんの代わりにドロシーさんが氷化できるサイズまで蒸発させる感じで
駄目なら1に入れます
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 23:59:15.54 ID:hLMf6Ui30
1
670 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/26(日) 00:15:27.46 ID:58jebtlm0
>>668
3→1ってのが良く分かんないです。3を試して駄目だったら1をするってことですか?

取り合えず1かな?
671 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/26(日) 00:42:15.81 ID:58jebtlm0
これ1じゃなくて3か? 途中まで書いちゃった

じゃあ3やってなんか失敗しそうだったら1に移行する形で!

今日はこれで終わり! 明日から頑張ります! ありがとうございました!
672 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/26(日) 23:07:07.55 ID:58jebtlm0
ごめんなさい今日もお休みです……
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/26(日) 23:08:56.41 ID:I50liHkso
休みも必要
674 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/09/28(火) 00:24:39.72 ID:Tx+IUHPW0
今日もお休みですごめんなさい……そろそろやらないとまた期間空いちゃいそう
675 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/03(日) 02:51:13.35 ID:/NqsH9Tjo
そろそろやるぞ!!!!!!!!
676 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/03(日) 02:51:55.13 ID:/NqsH9Tjo
明後日以降!!!
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/03(日) 06:17:21.47 ID:6RcUvfR2O
待っているぞ
678 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/08(金) 02:48:22.25 ID:KD7feXQt0
全然更新できなくてごめんなさい……こんな時間の突発しか出来なくてごめん……最近忙しくて。

一つだけやります……。



……一時間ちょいの作戦会議を終えて、僕たちの作戦が決定した!

ドロシー「と、取り合えず納得は出来ましたけど……え、ええ……?」

ユウナ「んもうまだ納得できてないの? 大丈夫大丈夫! ワイズならきっと上手くやってくれるよ!」

ドロシー「尚更心配なんですけど……あの人ってこういう演技みたいなのどうなんです?」

ベルフェ「さー? ?をつくのは結構手馴れてるみたいだけどな、演技はどうだか」

ワイズ「ちょっとなんか心配になってきた……」

ロディナってこういうの引っかかるのかな、僕もあんま演技とか上手く出来る気がしないし……。

ユウナ「ほら一番の主役が弱気でどうするの! それにもしワイズが失敗しても次の作戦も決めたじゃん! ほら、ぼくがズバズバしてワイズが蹴ってドロシーがカチンコチンにさせちゃうの!」

ベルフェ「あー、ベルフェ様やることなくて暇だなー。ベルフェ様もなんかしてーなー!」

ドロシー「あ、貴方の魔法だとなんか蒸発させちゃうんじゃないかって……安全を配慮してですね」

……実際どうなんだろう? ロディナって水の精霊だけど蒸発して死んじゃう! なんてことあるんだろうか?

…………うーん、分からん。

ワイズ「ええいとにかく頑張るぞ! それじゃあ僕が頑張って演技してロディナを油断させるから三人ちゃんと捕まえてよね!」

ユウナ「勿論! ……あれ? ロディナって水なんだよね? 普通に捕まえても水になって逃げられちゃうと思うんだけど……どうすんの?」

ドロシー「んもう、だからちゃんと作戦会議聞いてました? それは――――あれ?」

ベルフェ「おおっともう作戦崩壊か? ガバガバか?」

ええい取り合えず頑張るぞ! おー!
679 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/08(金) 02:49:12.45 ID:KD7feXQt0
――――

――



〜ギルド宝物庫〜

ショーケースに納められていた星の涙、ショーケース越しから見ても分かるその輝きに「おー……」と声が漏れる。何か凄いキラキラしてる、成程星の涙だこれは。

ワイズ「……ちゃんと引っかかってくれると良いんだけど」

こうやって宝石の前で堂々としてはいるものの霧散した状態でそのまま宝石に触れられて盗まれてしまってはどうしようもない。取り合えず僕の存在に触れてくれないと始まらない。

……まあでもロディナだったらなんとなく話しかけてきそうだけど。霧散してたらちゃんと姿を出して――。

ロディナ「あれ!? どうしたのワイズ!? なんでここにいるの!?」

ワイズ「うわぁ」

噂をすればなんとやら、いきなり目の前に出現してきてビックリして声が出てしまった。驚かせないで欲しい。

ロディナ「いやぁ驚いたよ……まさか君が先にいるとは思わなかったから……ははーん? もしかして私が出したクエストを見て来たんだね? 私が求めていた展開とは少し違うけど――良いね! 私を捕まえれるものなら――!」

ワイズ「いや、確かに僕はクエストを見てここに来たんだけど……僕はロディナを捕まえるつもりはないんだ」

ロディナ「えっ…………? そうなの?」

僕がそういうと明らかに彼女はしょんぼりとしてしまった。そんなに捕まえてほしかったのだろうか。

だったらちゃんと捕まえてあげるから安心してほしい。だから大人しくしてて欲しい。

ロディナ「……だったらなんだい? 君もこの星の涙を狙っているのかい? だったら――――」


ワイズ「――――感動した!!!」


ロディナ「へっ!?」


よし、頑張るぞ!
680 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/08(金) 02:50:08.29 ID:KD7feXQt0
嘘をつくときは細かい部分に気づかれないために押せ押せの勢いで進むべし! と、なんとなく思ったり思わなかったり。

ワイズ「あのクエストの堂々とした怪盗っぷり……! ギルド本部や警備を完全に敵に回しさらには捕まえることが出来れば何でもするという自信の表れ! 今日の朝それを見つけたんだけど……感動した! 凄いよロディナ!」

ロディナ「え、あ……え? あ、ありがとう?」

よし、勢いに負けてるぞ! このまま攻めていこう!

ワイズ「……実はさ、僕も怪盗として一人で世界各地を巡りお宝を狙いたかったんだけど……あのさ、遺跡で僕の仲間が三人いたじゃん? 今でこそ仲間……のふりをしてるけど僕は全然あんなのを仲間と思ってないんだ」

ロディナ「えっ!? そ、そうだったんだ……結構仲良さそうに見えたけど」

ワイズ「演技だよ演技あんなの、怪盗だし演技くらい出来ないとじゃん? あの三人になんか裏切られたりして騎士とかに追いかけ回されたら嫌じゃん?」

全部嘘である。

ワイズ「だからさ……これからは僕と一緒に二人で怪盗をしよう! いやさせてください! 僕も貴方とだったらもっと……もっとお宝を盗めると思うんだ!」

ここが勢いの最高潮! グイっと身体をロディナに寄せてギュッと手を握る! 瞳も気持ちキラキラと輝かせる。

ロディナ「え、え……え?」

ワイズ「…………駄目?」
681 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/08(金) 02:52:43.30 ID:KD7feXQt0
結果は?

コンマが高いほどいやいや流石に?でしょ、低いと君チョロすぎない?

コンマ二桁直下 反転

嘘から出した実  -10
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 06:24:08.70 ID:1YhSGeh8O
ヌッ
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 06:58:12.50 ID:PinqcUlSo
ロディナさんなかなかの洞察
おつおつ
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 10:26:48.08 ID:f1ckP/EoO
反転でマイナス10だからマイナス3のチョロスギでは?
685 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/09(土) 02:21:06.42 ID:dWqKywWQ0
これは反転してから-10なので……

結果 7-10=1  チョロすぎて心配になるレベル。


ロディナさん……?
1〜4 普通に騙されてるだけだよ! わーい!
5〜9 一緒に怪盗しようと言われてうれし泣きしちゃうくらい
0 うわうわうわうわうわうわ手とか握ったからやばいやばい

コンマ一桁直下
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 02:23:02.85 ID:rTNl6pp8o
そい
687 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/09(土) 02:23:12.23 ID:dWqKywWQ0
今日はこれだけです……ごめんなさい。コンマだけです

コンマは下でお願いします
688 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/09(土) 02:24:14.86 ID:dWqKywWQ0
結果 5 うれし泣きしちゃった

ワイズ君これは許されませんよ! おやすみなさい。
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 02:54:31.64 ID:elLmcVk0o
おつ
やワ屑
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 06:57:56.12 ID:kdUANEJjO
真ゲスワイズ「楽しかったぜェ、お前との友情ごっこォォォ!! 」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 08:22:30.09 ID:wYcR9HRVO
責任取らないとね?
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 08:37:39.12 ID:iD2r5FmrO
ロディナさん視点だと無理矢理連れ戻そうとする悪いユウナたちからワイズを護るロマンスが発生するやつ
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 12:37:36.80 ID:+g3tRsJvO
これは好感度爆上がりやろなぁ……
694 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/09(土) 16:00:49.76 ID:dWqKywWQ0
>>689 意味が伝わってしまうのが悔しい。なんでや! ワイズ君はただ頑張っただけやろ!

>>690 顔芸してそう。

>>691 ほんと責任取んないといけないよワイズ君これは。

>>692 草。またややこしくなるじゃん……

>>693 お、そうだな!


これ真実知ったらロディナさんわんわん泣いちゃうと思うからワイズ君はマジでどうにかしたほうが良いと思うよ。女の子泣かせすぎだよほんと。
695 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 00:20:53.40 ID:BQy6/iEU0
こんな時間に予告しても意味ない気がするけど一応やります。

40分からちょっとやります! お願いします!
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:23:46.33 ID:jsFtwCsqo
待機
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:40:06.99 ID:u/w/qTZB0
時間だ、答えを聞こう
698 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 00:44:23.09 ID:BQy6/iEU0
やりまーす!



……不味い、ちょっとわざとらしすぎたかな。

今もまだ手は握ったままだけどロディナなんか固まっちゃったし……いきなり手を握るのは駄目かやっぱり、気持ち悪いかうん気持ち悪いよね……。

よし、取り合えず手を放して何事もなかったかのように――――。

ロディナ「――――うっ、うううううううう…………!」

ワイズ「えっ」

――彼女の瞳から、ぼろぼろと大粒の涙が零れ落ちる。

え、え、えええっ!? な、泣いちゃったよ!? な、なんで!?

ワイズ「ど、どうしたの!?」

ロディナ「ご、ごめん……っ! わ、私一緒に怪盗しようなんて……! と、友達誘ってもそんな怪盗なんて止めておけみたいなことしか言われないし……ずっと一人で……だ、だから……っ!」

うう、うううううう…………! 声を震わせながら僕の手を握る力が強くなる。

ロディナ「わ、私嬉しくて……! 同じ怪盗の君が居てくれただけでも嬉しかったのに、一緒に怪盗……! 私、凄い嬉しい……!」」

ワイズ「ちょ、ちょっと――!?」

涙を流しながらくしゃりと笑う彼女の顔に、今度は僕が固まってしまった。

――――ど、どうしよう!? や、やばくね!?
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:45:23.27 ID:ty/BEG5AO
友達いたんだ
700 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 00:45:56.49 ID:BQy6/iEU0
――――

――



ベルフェ「……あいつら何やってんだ?」

ユウナ「ね、ねえねえ! な、なんでロディナとワイズ手を握ったまま固まってるの!? え、な、なんで!?」

ドロシー「し、しー! 静かにしてくださいユウナ!」

ユウナ「だ、だって……! だって!」

ドロシー「多分大丈夫! 多分大丈夫ですから! あれもワイズさんの演技……の力ですよきっと! なんかロディナさん泣いてるんですけど多分大丈夫です!」

ベルフェ「あいつおもしれーマジで。それで? ちょうどロディナは私たちに気づいてなさそうだし……捕獲するか? この防水加工が大量に施された麻袋で」

ドロシー「くっ……やるしかないんですか……! そんな頭の悪そうなモノで……!」

ユウナ「む、むむむむむ……ワイズ後で沢山話聞くからね……!」

ベルフェ「んー……」


1 ゴー! ゴー!
2 いや、少し様子を見よう……。

先に二つとったものを採用。
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:46:30.73 ID:V9tZhO0oo
1
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:47:16.14 ID:RQHOzSpqO
1
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 00:49:03.10 ID:u/w/qTZB0
勇者突撃
704 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 01:02:18.33 ID:BQy6/iEU0
――――

――



ロディナ「え、えっと! それじゃあここの星の涙を手に入れたら次は何処のスリルを求めに行こうか!」

目を真っ赤にした状態で嬉々として僕にそう訊ねてくる彼女。

……パーッと晴れやかに笑う彼女、ここまで笑顔なのは初めて見るかもしれない。

……それと同時に罪悪感がズキズキと僕の胃を刺激する。

ワイズ「そ、そうだなぁ……ロディナは星の涙を手に入れたら次に狙っていたお宝とかってあるの?」

ロディナ「ん? えっと実はあんまり次に狙うスリルは考えていなかったんだけど……うん、そうだな。君が仲間になってくれたんだから一気に大物を狙ってもいいかもね!」

ワイズ「大物?」

ロディナ「そう! ねえワイズ? 最近各国で神の身体を盗み出している新進気鋭の怪盗が居るって知ってる?」

ワイズ「え?」

え?

ロディナ「私は怪盗としてそいつに対抗意識を燃やしていてね……相手が神の身体を盗むのならこっちも同じものを! というわけで次は砂国の神の身体を狙おうか!」

ワイズ「…………うん! 良いと思うな!」

そ、そうかぁ……神の身体かぁ……。うん、僕もそれには賛成だな、うん。

ロディナ「でもまだ神の身体が何処にあるのかは分かっていないから暫くは身を潜めながら情報収集かなぁ」

ワイズ「……!」

楽しそうに怪盗トークを繰り広げる彼女の後ろからジリジリと気配を殺して近づいてくる皆の姿が見える。

……よし、あとは後ろに気づかれないようにしないと! それに嬉しいことにロディナは今凄い隙だらけだ……!

ロディナ「……? あれ、どうかしてワイズ?」

ワイズ「いや!? な、なんでもないですけど!?」

ロディナ「?」



結果は?

コンマ20以上で成功! コンマ直下 反転
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 01:04:01.97 ID:jsFtwCsqo
ゆうじょうごっこ
706 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 01:23:19.01 ID:BQy6/iEU0
ジャンジャジャーン! 今明かされる衝撃の真実ぅ!



結果79 成功!


ロディナ「よぉしじゃあ警備が来るかもしれないからサッサと星の涙を盗んで逃げようか! あ、それじゃあ私が止まってる宿屋に行こうね! ちょっと狭いけどワイズくらいなら寝れると思うよ!」

ワイズ「う、うん……」

ロディナ「それにしてもこうやって星の涙を手に入れるのは嬉しいけど、ちょっとスリルが足りなかったなぁ……でも! その代わりに君が仲間になってくれたんだ! 今夜は語り明かそうスリルとお宝と怪盗の話を――――」

ユウナ「どりゃぁああ!!!!!」

――ズボォ! と頭から麻袋を突っ込んだ! 丁度大きさもピッタリだ!

ユウナ「急いで紐で縛って! 逃げられないように……!」

ドロシー「お、おお……」

ベルフェ「すげー手際良い……私たち要らないじゃん」

え、え、えっ!? 何これ!? え、ちょっとワイズ!? ワイズ!? ――うわ、何この袋!? なんかつるつるする!?

……麻袋の中でジタバタと暴れるロディナ、漏れてくる声が……うん、凄い申し訳ない。

ドロシー「……ええっと、これでおしまいですか? なんというか、拍子抜けというか……大丈夫でしたかワイズさん?」

ワイズ「え、あ、うん……大丈夫だった……」

ベルフェ「それにしても名演技だったなしょうねーん? よ、女泣かし!」

止めろその呼び方! ちょっとグサっとくるんだぞ!

ユウナ「全くあんなに手なんかにぎっちゃて……あとで話聞かせてもらうからね! ワイズ!」

プンプンと頬を膨らませながらユウナはロディナの入った麻袋を肩で担ぐ……さっきまでジタバタ動いていた麻袋の動きはぴたーっと止まっていた。

……う、上手くいったけど……な、なんか本当にキリキリしてきた……。


無事にロディナを捕獲しました! やったね!
707 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 01:34:36.07 ID:BQy6/iEU0
――――

――



アルバーレン「えっ!? もう捕まえたのかい!? これはこれは驚いた……手際が良いね!」

アルバーレン「成程その麻袋にあの怪盗が……え、一応聞くけれど殺してはいないよね? ああ、なら良かったよかった……」

アルバーレン「んー……」

アルバーレン「……よし! 気が変わった! 一応形式上その怪盗の身柄はこっちが預かる予定だったがその怪盗は君に任せよう! 一応クエストの報酬は怪盗本人が支払う形だからね!」

アルバーレン「部下には色々言っておこう! ははは面白い怪盗にはこれからも頑張ってほしいからね!!!!」
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 01:38:07.93 ID:V9tZhO0oo
(アカン)
709 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/10/10(日) 01:41:57.08 ID:BQy6/iEU0
……と、言うわけでロディナの身柄はこっちが預かることになった。なんともガバガバな……。

麻袋の紐をほどいてロディナの頭が現れる……

ワイズ「え、えーっと……」

ロディナは……

1〜5 ガチ泣き
6〜9 激おこ

コンマ一桁直下
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