まどか「ゲッターロボサーガ!!」

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454 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 20:00:26.51 ID:YCyJyJsi0
…いかがだったでしょうか?


駄文しか書けないので違和感を感じてしまうかもしれませんがお許しください…。


それではみなさんまたお会いしましょう、ドワオ!!!
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/24(水) 03:46:51.74 ID:BgjeZBDDO
(豪ちゃんの漫画なら、全員素っ裸にするんだろうな……獣神ライガーですらやったぐらいだし)
456 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/11/26(金) 21:17:32.93 ID:Y8bwlkVG0
みなさんこんばんわ。

ホントは続きを投下する予定はなかったのですが、せっかくコメントをいただいたので強行で更新することに決めました。

つくづくチョロい人間ですよ、俺ってやつは……(;^_^A

ちなみに前回の投稿で修正する箇所がいくつかあったので報告させてもらいますね。

448の女子生徒1のセリフ、正しくは「みんながさやかさん達の会話に気をとられてた隙に、赤髪が変な武器を鞄の中から取り出したわ!」です。

453の杏子のセリフ、正しくは(……よし!思う存分ビビらせて、お得意のフォーメーションとやらを台無しにしてやるぜっ!!)です。

失礼しました……。

それでは続きをお楽しみください、ドワッ!!
457 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 21:28:02.47 ID:Y8bwlkVG0

杏子「…………」


…ギロッ!!


女子生徒4(ひっ……目が合った!?)ドキッ…!


仁美(今なら先手が取れますわ!)


仁美(みなさん、行きますわよ……!!)


杏子「……いつまであたしを待たせやがんだ、ゴラァ!!!」



ドオン!!!



「「「「「!!!!?」」」」」ビクッ!
458 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 21:39:39.09 ID:Y8bwlkVG0

杏子「もうキレた!……こうなりゃ弱そうな奴から順に、ぶっ殺してやんよっ!!」


ジロオッ!!!


女子生徒4(え…ちょ、それって私のこと!!?)


ドックン…!ドックン…!


女子生徒4(ヤバいヤバいヤバいヤバい…………!!!!)


女子生徒4(殺らなきゃ殺られる、殺らなきゃ殺られるぅ……!?)


女子生徒6(ちょ、ちょっと…!)


女子生徒5(大丈夫だから、落ち着いて……!!)



女子生徒4「う……うわああああぁぁぁぁーーーー!!!!」



ダッッ!!!



仁美「!!?」
459 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 21:54:05.48 ID:Y8bwlkVG0

仁美(なんて馬鹿なマネを……はっ!?)


杏子「………」ニィ…!


仁美(ば、バレてる…!)


仁美(あの赤髪の少女は目の前の斬りかかってくる相手ではなく)


仁美(この中で一番の実力者であるわたしの動きを、完全に警戒していますわ…!)


仁美(こうなっては…奇襲どころか、どんな攻撃も通用するわけが……!)



『……あなたを、そして「彼」の名誉を護れるのなら、わたしはどうなったってかまいませんわ』



仁美(……そう……ですわ。わたしはただの捨て石……!)


仁美(組織の中心であるさやかさんを……そして愛する『彼』の名を冠するこの組織を護るためには……!!)


仁美(ただひたすらに、突撃あるのみですわっ!!!)



ゴオッッ!!!

460 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:01:16.08 ID:Y8bwlkVG0

バッッ!!


女子生徒5(え、仁美さん仕掛けるの!?)


女子生徒7(あ〜もう!めちゃくちゃだよう〜〜!!)


女子生徒6(……しかたない!こうなったら全員であいつを倒そう!!)



「「「ダァーーー!!!」」」



杏子(ふふ…!案の定、フォーメーションを捨ててただ闇雲に突っ込んできやがったな……!!)ニヤリ…!
461 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:10:38.55 ID:Y8bwlkVG0

ドドドドドーーー!!!


さやか(これは……まずい!!)


さやか「止せ、ひとみぃッ!!!」


杏子「後先考えずに突っ込んで来るその姿勢、嫌いじゃないよ……だがなあ!!」


杏子「この流杏子さまを、その程度でやれる相手だと思うなよ!!」


ジャララ……!


杏子「てめえらとは…潜った修羅場の数が違ぇんだよーーー!!!」


ビュン…!ビュン…!ビュン…!



杏子「 わ お お お ーーーー ! ! ! ! 」



ブオオォォーー……ドガアアァァン!!!!!

462 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:21:06.47 ID:Y8bwlkVG0

女子生徒4「ぎゃっ!!」ドカッ!!


女子生徒5「がぁ!」バキッ!!


女子生徒6「ひっ…!」ボカッ!!


女子生徒7「あう…!」ドゴッ!!


仁美「きゃあ!!?」バゴーーーン!!!



…バターーーーーン!!!!!



さやか「!!!」


生徒10「げえぇー!?あの妙な武器を振り回して、5人いっぺんに倒しちまった!!」


杏子「ふっ…!安心しな、峰打ちだよっ!」



ドワオーーーッ!!!

463 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:27:25.92 ID:Y8bwlkVG0

さやか「…どけっ!ひとみ!!」


ダッ!


杏子(およ…?)


仁美「………」


生徒2「大丈夫ですよ、さやかさん。気を失っているだけです」


女子生徒2「…ただ、頭を強く打っているみたいなので、念のために病院に連れて行ったほうがいいかも…」


さやか(……くっ……!!)ググ…!
464 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:34:16.73 ID:Y8bwlkVG0

さやか「……ねえ、あんた達」


生徒2「はい!」


さやか「早くひとみを病院に連れて行ってあげて」


女子生徒2「…わかりました」


さやか「気をつけろよ…!もし、ひとみの身になにかあったら……その時は…」



さやか「………あんた達を、殺すから……!!」



ゾクッ!!


「「は、はいっ!」」


ダッダッダッダッ…!!
465 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:41:34.48 ID:Y8bwlkVG0

さやか(……ひとみ……)


杏子「……おーおー!泣く子も黙る大物テロリストの『神さやか』さまが」


杏子「お仲間の心配とは意外だなぁ?」


さやか「…黙れ。あんたみたいなどこぞの馬の骨に、あたしの何が解るのよ?」


杏子「馬の骨だあ!?…ふん!あたしが馬の骨なら、あんたはただの中二病の色狂いじゃねーか!!」


さやか「なに……!?」ギロッ…!
466 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:56:11.91 ID:Y8bwlkVG0

杏子「聞いたぜ?『恭介の軍』とかいうふざけたグループ名を名乗っているのは」


杏子「死んじまった昔の男に、まだ未練があるからなんだってなあ?」


さやか「!!」


杏子「…情ッッさけねえよなぁ〜!?」


杏子「愛だの恋だの言ってんのも気持ち悪ぃけど」


杏子「死んだ男の名前を勝手に騙って、そのあげくにテロ活動とか……最高にキモッ!!!」ゲロゲロ!!


杏子「…その恭介って男も、あんたのせいであの世で迷惑してんじゃないの……」



さやか「 黙 れ え え え ! ! ! 」



さやか「お前ごときがぁぁ!!気安く恭介を語るなあああああ!!!!!」



ダオォーーーッ!!!

467 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:06:02.89 ID:Y8bwlkVG0

杏子「おっと!」スス…。


さやか「お前になにが解る!!?」


ヒュンッ!ヒュンッ!


さやか「物心がついたときから、自分よりはるかに劣った猿(にんげん)たちに囲まれて育つことを強いられた、あたしの孤独がっ!」


ビシュッ!ビシュッ!


さやか「血の繋がった実の親でさえ、哀れで未熟な生き物としか認識できなかった、あたしの絶望がっ!!」


さやか「お前に解るかッ!!?」


杏子「……んなもん、知るかよ!!!」


バキーーーッ!!!
468 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:13:14.25 ID:Y8bwlkVG0

バシッ!……シュー……。


杏子(こいつ…!)


さやか「この世界はあたしにとって、巨大で騒々しい猿の檻の中も同然だ……」


さやか「そんな拷問に等しい狂った世界で、あいつの…『上条恭介』の音楽だけが、あたしにとって唯一の安らぎだった……」


さやか「…あいつは…本物の天才だったんだよ……」
469 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:25:53.15 ID:Y8bwlkVG0

さやか「あたしは勉強でも運動でも誰にも負けたことはないし、誰かに心を許したことはない!」


さやか「ただ…そんなあたしでも、あいつが奏でるあの美しい音色にだけは、心を奪われた…」


さやか「…知ってる?恭介の弾く曲には、なんていうか…『心が暖かくなる』優しさがあったんだ…」


杏子「あ…?」


さやか「……きっと恭介が生きていたら、いつかはモーツァルトやバッハみたいに音楽の歴史にその名を刻んでいただろうね……」


杏子(………)


さやか「……気がつくとあたしはあいつが弾く曲に……ううん、『上条恭介』という人間に夢中になっていたよ……」
470 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:37:36.61 ID:Y8bwlkVG0

さやか「…あいつの家に押しかけて曲を弾いてくれるようにせがんだり」


さやか「演奏会の応援にウキウキしながら出かけたりしてさ…」


さやか「しまいには手作りのお弁当を作って、恥ずかしがりながら渡してあげたこともあったよ……このあたしがだよ?」


さやか「我ながら似合わないことばっかやってたけど……あの頃は本当に毎日が楽しかった……!」


さやか「あたしは……いつのまにか恭介に『恋』をしていたんだ……!!!」


さやか「『恋』をして………そして『幸せ』だった………」


杏子「……だが、奴は死んじまった……」


さやか(………)


グググッ……!!!
471 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:48:05.69 ID:Y8bwlkVG0

さやか「……そうだッ!!」


さやか「あたしと恭介の平穏で幸せな毎日は、ある日なんの前触れもなく終わりを告げた……!!」


さやか「演奏会の帰り道で、居眠り運転で信号を無視したトラックに跳ねられて、恭介は……あっけなく死んでしまった……!」


さやか「突然の別れを受け入れられなくて…あたしはしばらくの間、抜け殻のような状態で暮らしたよ…」


さやか「…あまりに現実感が無さすぎて、涙すら流れなかった…!」


杏子「…そうかい。そりゃご愁傷様だ…」


さやか「…だが、あたしはいつまでも悲しみにひたってはいなかった…!」
472 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:59:56.09 ID:Y8bwlkVG0

さやか「あたしは自分と同じような孤独を抱えていたひとみと話し合いながら、恭介の生きた証を……」


さやか「せめて恭介の名前だけでも、世に残せないかと2人で模索した」


さやか「そして……その答えを『革命』の中に見つけたのよっ!」


さやか「あたしの天性の頭脳とカリスマ性……そして人を人とした扱わない冷酷さを組織の結束に応用し」


さやか「そこにひとみの無尽蔵の財力を加えれば……!!」


さやか「ゆくゆくは国を乗っ取り、歴史にその名を刻める組織が作れるとの結論へ至った!!」


さやか「……こうして『上条恭介』の名は革命集団『恭介の軍』として再びこの世に生を受けたのよ……!!」ククク…!


杏子「………」
473 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/27(土) 00:12:03.40 ID:yrZ+zp0q0

さやか「他の学生運動のグループたちが学校側や国家権力に敗走したのに対し」


さやか「あたし達『恭介の軍』だけが勝利をおさめ、ついにはこの『さやかの校しゃ』を手に入れた!」


さやか(……しかし、この勝利もただの足がかりに過ぎない……!!)


さやか(あした早乙女研究所で官房長官を抹殺し、声明を発表することで)


さやか(われわれ『恭介の軍』の名はいっきに世間に知れ渡ることになる…!)


さやか(そこから先が…本当の『革命』のスタート地点なんだ!!)


さやか(恭介…待たせちゃってごめんね…あと少しだから……!!)


さやか(あと少しであなたの名はーー)



さやか(ーー『歴史』になるッ!!!)

474 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/27(土) 00:18:31.22 ID:yrZ+zp0q0
…いかがだったでしょうか?

次回でVSさやかの決着がつき、いよいよ本格的なゲッターロボサーガの再現が始まる予定なのでご期待ください!

それでは皆様、また来週お会いしましょう!ドワオ!!
475 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/12/01(水) 23:11:02.25 ID:7Kvr0qzw0
皆さんこんばんわ。

週末の予定が仕事で完全に埋まっているので変則的になりますが今日続きを投下させていただきます。

それでは続きをお楽しみください、ドワオッッ!!!
476 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:26:12.19 ID:7Kvr0qzw0

さやか(…ひとみが言っていた通り、明日は『恭介の軍』の運命が決まる大事な一日だ…)


さやか(これ以上、こいつの妨害を許すわけにはいかないーー!!)


ギロッ!!


杏子「…長ぇ自分語りは終わったかい?」ポリポリ…。


さやか「……あんた、なんて名前だったっけ?」


杏子「あたしか?あたしは『流杏子』、日本一の武道家さっ!!」ドワォ!


さやか「ふーん……あんた、たしか『ある女』に頼まれてあたしを迎えに来たとか言ってたよね……」ユラ〜…!


カチャッ…!
477 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:35:54.71 ID:7Kvr0qzw0

女子生徒1(あ!さやかさんがサ−ベルを手に…!)


生徒10(ついにさやかさんが本気になったんだ……!!)


ザワ…!ザワ…!


さやか「あたしの答えを教えてあげようか…?」


さやか「…どこの誰であろうと、われわれ『恭介の軍』の邪魔をする奴は決して許さない…!!」


さやか「血まみれで床に横たわることになる、杏子(あんた)の死体があたしの答えだッ!!!」



ジャキッッ!!

478 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:49:14.72 ID:7Kvr0qzw0

ビリリリッ!!!


杏子(殺気と圧がハンパじゃねえ!…ついに本気になりやがったな…!!)ニヤッ…!


杏子「上等だぁ!!!」


杏子「こちとらはなからてめえを叩きのめして、引きずって連れて帰る予定だったんだ!」


杏子「……なによりあんたのその女々しい根性が、あたしは気にくわねえ……!!」


杏子「殺しゃしねえが…こっちも武器を使って、本気で相手してやんぜ!!!」


杏子「覚悟しやがれッ!!!!!」



ザ ッ ッ ! ! !




……キーーーーーン……。




((!!?))
479 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:59:10.80 ID:7Kvr0qzw0

さやか(……何だ、今の感覚は……!?)


杏子(……前にもこうして武器を手に取って、さやかと闘りあったことがあったような……!?)


さやか(そんな馬鹿な!…でも、これはデジャヴなんかじゃない…!!)


杏子(直感で解る……!!これは、たしかに『以前』にあった出来事だ……!!)



((この記憶は……いったいなんだっ!!?))



「さやかさん!……ああ!」
480 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:07:26.26 ID:NhJF4/mZ0

さやか「!?」ビクッ!


杏子「!!」ハッ…!


ズズ…!


「さやかさん……さやかさあん……!!」


生徒11「…あれ、杉山か!?」


ズリズリ……!!


女子生徒1「ひっ…!み、見て!杉山の腕……!!」


生徒12「うわあ!!す、杉山の片方の腕が……」




「「「腕が無い!!!」」」


481 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:16:02.10 ID:NhJF4/mZ0

杉山「あ、あぁ…!」


ドカッ…。


さやか「どうしたのよ杉山その腕は!?」アセッ…!


杉山「…ちまった…」


さやか「なに!?」


杉山「みんなと教室で明日の準備をしてたら…いきなり『トカゲ』みたいな、『人間』みたいな変な生き物が窓から来て…」



杉山「おれの腕を食っちまったんだ!」



杏子「!」
482 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:20:31.69 ID:NhJF4/mZ0

さやか「……!!」


ダッ!…ポイ、ドカッ!


杉山「ぎゃん!」


杏子「待て、さやか!行くんじゃねえ!」


杏子「『奴ら』かもしれねえ…そうだ!きっと『奴ら』だ!!」


杏子「『奴ら』がここに来たんだ!!!」
483 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:28:53.51 ID:NhJF4/mZ0

さやか「あんたの相手は後だ!」


さやか「誰かそいつをおさえてろ!!」


生徒10・11「「は、はいっ!!」」


ガシッ!!


杏子「うぉ!…さやか、待て!」


杏子「てめえもそいつと同じようにやられるぞ!!」


さやか「……ふん!」


タッタッタッタッ……!


さやか(…窓から入ってきた化け物に、腕を食われたですって…?)


さやか(そんな与太話、信じられるか……!!)


さやか(本当はなにがあったのか、あたしがこの目で直接たしかめてやる!!)
484 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:35:22.76 ID:NhJF4/mZ0

さやかの校しゃ 2階 教室前の廊下


スタ…。スタ…。


さやか「…うっ!」


さやか(これは…強烈な血の匂い!?)



カリ…。カリ…。カリ…。



さやか(!!)



カリ…。
 

 カリ…。



さやか(そんな、まさか…!?)



さやか(ほんとうに、教室の中に『なにか』がいるっ!!?)

485 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:43:01.49 ID:NhJF4/mZ0

カリ…!カリ…!


 カリ…!カリ…!


  カリ…!カリ…!


さやか「 う っ ! ! 」



ハチュウ人類1「………」



ジロッ…!!



さやか「げっ!?」



ガタッ!ガタッ!



ハチュウ人類1「………」



ヌゥ〜…!!
486 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:46:03.96 ID:NhJF4/mZ0

さやか(ば、化け物だ…本当にいた!!)


ドンッ!


さやか「うっ」


……ズズズ……!!


ハチュウ人類2「………


さやか「ひっ…!?」
487 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:57:34.41 ID:NhJF4/mZ0

杏子「…ったく、雑魚どもめ!よけいな手間をとらせやがって…ん?」パン、パンッ


さやか「ひ…うひぃ……!!」


ハチュウ人類1「………」


ハチュウ人類2「………」


杏子(あーあ…。ほれみろ!さやかの奴、さっそく『奴ら』に囲まれてやがる…!)


杏子(どうしようか…助けるか…?)


杏子(………いや、あたしだって殺し屋どもと対決させられたんだ!)


杏子(ふふふ…!超人(さやか)と怪物どもの戦いか…見ものだな!!)


さやか「ぎ…ぐぎぃ……」ハァ…ハァ…!!



ザーーーッ……。




さやか「ぎゃああああああああああ!!!!」


488 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 01:04:21.90 ID:NhJF4/mZ0
…いかがでしたか?

今週の投稿は以上になります。

隼人がハチュウ人類と遭遇するシーンは石川先生の画が永井先生の画と似ている時期なので、まるで「デビルマン」を読んでいるような大迫力のホラー描写なのでぜひ手に取って読んでもらいたいですね。

それではまた次回お会いしましょう、ドワッ!!!
489 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/12/08(水) 14:44:37.02 ID:NglyS3310
皆様お待たせしました。

これから続きを投下します。

お楽しみください、ドワ!!!
490 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 14:49:02.12 ID:NglyS3310

ハチュウ人類1「グルルル……!!」ダラ〜ッ…!


生徒13「」


生徒14「」


生徒15「」


ハチュウ人類2「…グフフ…!」


さやか「ひいっ…ひゃあっ!」ハァ…ハァ…!
491 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 14:53:37.60 ID:NglyS3310

さやか「げえっ、げっ!」


ハチュウ人類2「グワ!!」


バッ!グオーーー…


さやか「 き ゃ あ ! ! 」


…ガシィ!!


ハチュウ人類2「!?」


さやか「カ〜〜〜!!!」


ガリ!ガリ!
492 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 14:57:12.84 ID:NglyS3310

グシャ!グシャーーン!!


ハチュウ人類2「〜〜!!?」ジタバタ…!


さやか「ひえっ!!」


バリッ!


ハチュウ人類1「キイィ…!」


バサッ!


さやか「はひっ!?」
493 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:04:38.66 ID:NglyS3310

さやか「ぐわーっ!!」


ドカーーッ!


ハチュウ人類1・2「「!!?」」


バターーン……!!


さやか「くくっ…!」


さやか(…どうだっ!1頭の化け物の頭半分をもぎ取ってやったぞ!!)



ハチュウ人類2「……うぐっ」



ムクッ…。



さやか「……!!」サァーー…!
494 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:10:59.86 ID:NglyS3310

さやか(し、死なない…!こいつら、不死身なの……!?)ゾー…!


ハチュウ人類1「 キ −−− ! ! ! 」


バッ!


さやか「ひっ!?」ビクッ!


さやか(……ハッ!そうだ、サーベルなら……!)


さやか「えいっ!!」


ジャッ……ズボッ!!


ハチュウ人類1「!!?」
495 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:16:49.04 ID:NglyS3310

さやか「 き ぇ や あ あ ーーー ! ! ! 」


ドカーーーッ!!


さやか「はぁ…!はぁ…!」


ハチュウ人類1「………」


ニヤァ…!!


さやか「 ! ! ! 」


グググーー……!!!


さやか「ひっ……!」


ガシャーーーン!!


さやか・ハチュウ人類1「「!?」」
496 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:24:05.33 ID:NglyS3310

…パチパチパチッ!!!


杏子「ふふ…やんややんや!!」ピー!ピー!


杏子「さっすがさやかさん!」


杏子「その怪物どもを初めて相手にしたわりにゃあ、なかなかの戦いぶりだったよ!!」


杏子「……まさにゲッターロボの乗組員にはぴったりだ……!!」


ニヤッ…!


さやか「」ポカーン…。
497 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:31:10.54 ID:NglyS3310

ハチュウ人類1「ギ……!!」


ハチュウ人類2「ギィ…!」


杏子「……だけどね。そいつらを相手にする時ゃ普通のやり方じゃあだめさ!!」


ジャラ……!!


杏子「…『奴ら』はしぶといハチュウ類でね…!」


杏子「一部分をやっつけても他の細胞は生きてるし」


杏子「そしてすぐ再生してもと通りになっちまう……!!」


ジャキーーン!!
498 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:39:26.47 ID:NglyS3310

さやか「……」ハァ…ハァ…。


ハチュウ人類1「 く わ ーー っ ! ! ! 」


バサッ!!


杏子「くさい奴はもとから断たなきゃだめっ!!」


杏子「首をはねて、高電圧で細胞をひとつ残らず焼きつくすなさ……こんな風になぁ!!!」



ズ バ ッ ! ! !



ハチュウ人類1「……!!」


ハチュウ人類2「キィ……!?」
499 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:45:04.35 ID:NglyS3310

ズサッ!!


ピッ…ビビビーーー!!!


杏子「さやかの手下はあっさり殺せても!」


杏子「あたしたちは違うぜぇーー!!」


…ボァ!メラメラーー!!


ハチュウ人類2「きえっ…!」


バサッ!


杏子「おっと、逃がすもんか!」


ジャラ……!!
500 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:54:04.91 ID:NglyS3310

杏子「攻撃範囲を伸ばすための多関節だっ!」


杏子「てめえらの逃げ足なんざ、槍(こいつ)なら余裕で追いつけるぜ!!」



ドワーーー…… ズ バ ッ ! !



ハチュウ / 人類2 「 / 」


ザーーーッ……!!


杏子「…ふう。さすがはほむらが作った対ハチュウ類武器だ」


杏子「ちょっと扱いづらいが、びっくりするほどの威力だよ……槍(こいつ)は!」フフ…!


さやか「……」
501 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:59:36.73 ID:NglyS3310

杏子「おいさやか、さっきまでの威勢はどうした?」


杏子「顔がひきつっちゃってんぜ…へへへ!」


さやか「」


杏子「ん?」


ジョロロ……。


杏子(……ありゃ……少しビビらせすぎちまったか……)
502 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:08:10.71 ID:NglyS3310

杏子「……ま、まあ無理もないか」へへへ…。


杏子「なにせ今まで怖いものなしの革命グループの親玉でいたんだからな」


杏子「安心しな。あの怪物どもをいきなり見たら、誰でも腰を抜かすさ……」コホン…。


さやか「」ボーゼン…。


杏子「それにこれからは世界一『奴ら』に詳しい早乙女ほむら先生が」


杏子「この怪物どもについてあんたを教育してくれるしよ?」


グサ…ヒョイ。


ハチュウ人類1「」
503 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:13:40.06 ID:NglyS3310

さやか(……!!)


ジリジリ…。


杏子「ん…?どうした、さやか?」


ガシッ!


杏子(!!…鉄パイプを持ちやがった!)


杏子「てめえ…!」
504 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:17:22.81 ID:NglyS3310

さやか「!」


ブオンッ……ビュー!!


杏子(あ…?どこに投げてやがんだ…?)


ピューー……ガシャーーン!!





ハチュウ人類3「キィ……!!」


バサッ!
505 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:21:07.17 ID:NglyS3310

杏子「まだいたか、この野郎!」


杏子「待ちやがれえっ!!」


ブオン……バサバサッ!!


杏子「しまった、反応が遅れた!」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! !



杏子「!!?」
506 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:26:53.83 ID:NglyS3310

ザーーー…!


ザーーー…!



ゴ ゴ ゴ …… ! !



メカザウルス・ギギ『…………』



ゴ ゴ ……… ! ! !



さやか(!!?)


杏子「こ、こりゃあ………」


杏子(こいつが…ほむらが言っていた『奴ら』の兵器か……!!)


ゾクッ…!
507 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:31:19.31 ID:NglyS3310

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! ! !


杏子「もう…時間がねえ!」


杏子「行くよ、さやか!あんなのが襲って来たら」


杏子「こんな学校はすぐにおしまいだ!!」


ダッッ!!


さやか「!!」


ダッッ!!
508 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:36:17.46 ID:NglyS3310

首長竜(左)『グワーーッ!!』


首長竜(右)『ギャオオーーー!!!』


ギギ『ギギ……!!』


ズガガーーーッ!!!


バリーーン!!


ガガ……!!


杏子「そら、来た!!!」


ダダダーーーッ!!!
509 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:39:56.79 ID:NglyS3310

ガガガッ!!!


 ガガガッ!!!


生徒B「わああ!!」


生徒C「なんだぁ!?」


ガガ…! ワーッ! キャーッ!




ほむら「…現れたわね…!」
510 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:49:06.51 ID:NglyS3310

ほむら「ふふふ…!ついに姿を見せたわね…化け物どもめ…!」フフ…!


所員A「は、博士…なぜ笑っていられるんですか?」アセッ…!


ほむら「それはね…怪物どもはゲッターロボが動き出すことを恐れていると確信できたからよ……!!」


ほむら「これまで巧妙に姿を隠し続けていたのに、今『奴ら』はあんな物を持ち出して、ただの学校を襲っている…!」


ほむら「それはあの学校にゲッターのパイロットである杏子とさやかがいるからよ!!」
511 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:54:06.53 ID:NglyS3310

ほむら「そんなに2人の命が欲しいのね……」


ほむら「……絶対に渡してなるものか……!!!」ギリッ…!


ほむら「さあみんな、行くわよっ!!」


ほむら「2人をなんとしてでも助けるのよ!!」


「「「はいっ!!!」」」
512 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 17:00:13.74 ID:NglyS3310

ほむら(杏子…さやか…待っていて……!!)


ほむら(心強いプレゼントを今、あなた達に届けてあげるわ……!!!)


ガガ…!!


トレーラー『イーグル号、ジャガー号、ベアー号、発射準備完了!』


『ゲッターロボ、発進用意!!』


ドワワーーーッ!!!
513 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 17:09:18.07 ID:NglyS3310
…いかがだったでしょうか?

ついに待ちに待った瞬間が近づいてきましたね!

この続きは週末に投稿する予定なので、あと少しだけお待ちください!

あとゲッターロボの登場シーンではちょっとしたサプライズ演出も予定してあるので、そちらもお楽しみに!

それではみなさん、またすぐにお会いしましょう、ドワオ!!!

514 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/12/11(土) 17:43:44.71 ID:ehPA1NkK0
みなさまお待たせしました。

これから続きを投稿させていただきます。

それから前回の投稿で入力ミスを見つけたので訂正させていただきます。

498の杏子のセリフ、正しくは「首をはねて、高電圧で細胞をひとつ残さず焼きつくすのさ……こんな風になぁ!!!」でした。すみません…。

それでは続きをお楽しみください、ドワオ!
515 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 17:49:50.46 ID:ehPA1NkK0

ズガーーーー!!!!


ギギ『ぎゃあ〜〜!!』


ガラガラガラーー!!!


杏子・さやか「「わっ!!」」


ガ ン ッ !


さやか「!!」
516 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:01:15.53 ID:ehPA1NkK0

杏子「さやか大丈夫か!?」


さやか「うう……」ポタ…ポタ…!


杏子「ほれ!肩を貸してやるから、歩けるか?」


さやか「……」


杏子「大丈夫だっ!少し前まで殺し合いをしてたからって、あんたを見捨てたりしないよ!!」


杏子「あたしがあんたを必ず助け出してやる!……だから、な?っ」


さやか「……わかった」


ガシッ!
517 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:20:21.32 ID:ehPA1NkK0

ズガーーー!!!


「「「わあ!」」」


杏子「あぁ!……ちくしょう!関係ねえ生徒たちまで巻き込んじまった!!」ドン!


首長竜(左)『ギャオオーーン!!!』


バリッ!ボリッ! 


杏子「すげぇ暴れっぷりだ…!」


杏子「とてもじゃねえが、手におえる相手じゃねえ……!!」


さやか「………………」


杏子「くそっ、ほむらはなにをもたついてやがんだ!」


杏子「このままじゃあたしたちまで『奴ら』の餌食だ!!」
518 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:26:09.29 ID:ehPA1NkK0

見滝原市街


ガーーー!!!


シャーーーーッ


キリ…キリ…。


所員I「ベアー号発射準備OK!」


所員J「よしそのまま待ってください!」
519 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:34:18.22 ID:ehPA1NkK0

所員K「風速は13メートル」


所員L「ゲッターエネルギーチャージOK……」


所員L「第一ロケット点火!」


ガーーー!!!


所員J「ベアー号、発進!!」


ドワーーーーッ!!!!


ド ド ド ド … !
520 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:44:14.72 ID:ehPA1NkK0

首長竜(右)『グワーーッ!!』


ドカッ


杏子「ワッ!」


さやか「うっ…うっ…!」


ギュウウ……!!


杏子「ゲ…ゲッ!?バカヤロウ!!」


杏子「あんまりきつくしがみつくんじゃねえ…!」


杏子「二人とも食われちまうぞっ!?」


さやか「ひっ!?」


首長竜(右)『ガーーーッ!!!』
521 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:48:16.78 ID:ehPA1NkK0

首長竜(右)『 ガ ブ ッ ! ! 』


杏子・さやか「「わわっ!」」


キ〜〜〜ン……!!


杏子「ん!?」


杏子「ありゃあ……ベアー号だ!」
522 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 18:53:40.51 ID:ehPA1NkK0

ドッ…!ドッ…!


杏子「!?」


ドシュウーーーッ!


ドシーーーッ!


杏子・さやか「「ヒェッ!!」」


ド〜〜〜〜ン!!


ドド〜〜〜〜ン!!


首長竜(右)『……!!』
523 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:01:02.41 ID:ehPA1NkK0

……ドドドド!!!!


杏子「…この…バカタレッ!あたしたちに当たったらどうする!?」


杏子「誰だ操縦者は?……まさかほむらかっ!?」


ほむら『杏子!イーグル号とジャガー号を持って来たわ!!』


ほむら『さやかを連れて乗りこむのよ!!!』


ビューーーン…!!!


杏子「……!!」


キキーーー……!!


杏子「…よし!いくぞ、さやか!!」


さやか「?」
524 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:08:30.79 ID:ehPA1NkK0

ウィーーーン…。


タン…!タン…!タン…!


杏子「おいみんな!急いでこいつをジャガー号に乗せるんだ!!」


さやか「……あたしをどうすんだ?」


杏子「うるせえ!黙って言われた通りにしろ!!」


ドス


杏子「あんたの仲間のかたき討ちだ!!」


さやか「うっ!?」


ガシャ!


さやか「!!!」
525 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:14:48.00 ID:ehPA1NkK0

杏子「いいか。あんたはこのマシンについちゃあまったくの素人だ」


杏子「だからあんたは今回はなんにもしなくていい」


杏子「頭にくっつけた電子頭脳がすべてをやってくれるさ」


杏子「……いいか。全集中で、ゲッターの動きを体でつかむんだ!」


さやか「あ、あたしはいやだ……」


杏子「あ?」
526 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:21:36.08 ID:ehPA1NkK0

さやか「なんであたしがこんなことをしなきゃならないんだ!?」ガバッ!


杏子「うるせえっ!あんたもあたしも、早乙女ほむらの鬼に見込まれたんだ!!」


杏子「運命だと思って、覚悟するんだな!!」


ドスッ!


さやか「うぅ……!」


杏子「……怖いのはてめえだけじゃねえ」


杏子「なん度か訓練を受けたあたしだって、本当は怖いんだ……!」
527 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:28:15.26 ID:ehPA1NkK0

杏子「よしっ、ジャガー号発進!」


杏子「ベアー号に誘導をまかせろ!!」


バッッ!!


所員B「了解!ジャガー号、発進!!」


ガガガガ!!!!


さやか「わわーっ!?」


ド ド ド …… ! ! !


さやか「 う わ わ ! ! 」


ドヒューーーン……!!
528 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:40:39.10 ID:ehPA1NkK0

杏子「わははは……さやかめ、腰を抜かすなよ!」


杏子「本当に怖いのはこれからさ!」


杏子「さぁ、イーグル号も発進だ!!」


バッ!


首長竜(左)「ぐわーーー………!!!」


所員M「ひっ……!?」



ガシャ〜〜〜〜ン!!!



杏子「 わ っ ! ? 」


ガタガタ……!!
529 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 19:51:34.54 ID:ehPA1NkK0

杏子「くそっ!!」


ギュルン!ギュルン!


ド ド ド …… ! ! !


所員F「い、行け!気にせず飛び立つんだ!!」



杏子「 わ お お お お ! ! ! ! 」



ド ド ! !



「 お お ーー ! ! 」



ガシャーーン……ドドーーーー!!!!



杏子『……イーグル号、発進!!』



ドワオオーーッッ!!!

530 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/11(土) 20:01:01.81 ID:ehPA1NkK0
…いかがだったでしょうか?

ゲッターの登場までいけずにもうしわけありませんが、今回の投稿は以上になります。

次回こそゲッターの登場シーンが描かれる予定ですし、ちょっとしたサプライズ演出を企画しているのでお楽しみに!

それではみなさんまた来週お会いしましょう、ド ワ ワ −− ! ! !
531 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/12/25(土) 18:03:10.33 ID:kmErGicU0
みなさまお元気だったでしょうか?

会社の健康診断に引っかかってしまい続きを投稿できずにいました、すみません…(泣)

今回の更新でようやくゲッターロボの勇姿をお見せできると思うので、ご期待ください!

それでは続きをどうぞ、ドワオーーー!!!
532 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:08:24.05 ID:kmErGicU0

ズワワワワーーッ!!


杏子「わははは!…いくぜ…怪物よ!」


杏子「今までよくも好き勝手に暴れてくれたな!!」


杏子「たっぷりと礼をさせてもらうよっ!!」


ズバババ!!!
533 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:13:01.05 ID:kmErGicU0

ドドドド……!!


さやか(い…いやだっ!)


さやか「あたしは怖い……」ハァ…ハァ…。


さやか「誰でもいいから!ここから出してよ!」


さやか「なんであたしがこんなもんに乗らなきゃいけないのよっ!?」


ビューーーン……!!!
534 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:18:59.35 ID:kmErGicU0

ギュルルル!!!


杏子『えい!まずは腕だめしだ!!』


ギギ『………』


ドドーーッ!!


杏子『わっ!?』


杏子(頭頂部からミサイルだって!?……だめだ、間に合わねえ!!)



ズ ワ ッ ! !



杏子『『わわわーーー!!?』』
535 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:24:31.10 ID:kmErGicU0

杏子「「うわっ!!」」



ガ ガ ! !



杏子「「いけねっ!」」


ガガ…!


杏子『うひゃあっ!』


ギュルーーッ!


杏子「……ふう。危なかったぜ……」



ほむら『 こ の お ば か ! 』



杏子「ひぃっ…!?」ビクッ…!
536 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:36:15.53 ID:kmErGicU0

ほむら『杏子!一人で勝手なまねをしないでちょうだい!!』


杏子(やっべ…)へへ…。


ほむら『ミサイルが当たったのが機体の後部だから助かったのよ!?』


ほむら『もし操縦席に当たってたら』


ほむら『杏子、あなたは今ごろ粉々にふっ飛んでいたわよ!!』


ほむら『いいこと……ゲッターロボの操縦はチームワークよ!』


ほむら『一人で勝手なまねをするのは、もう二度と許さないわよっ!!』



ほむら『 わ か っ た わ ね ! ! ? 』ギロッ…!!



杏子『……はああい!』トホホ…。
537 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:41:04.84 ID:kmErGicU0

……ドドドーーー!!!


ほむら「あっ!怪物が飛びあがるわ!」


杏子「逃げるつもりか?」


さやか「……」


ギギ『………』


…ジャキーーッ!


杏子「うぉ!また頭部のミサイルが補充されやがった!!」


ほむら「…いいえ。それだけじゃないわ…!」
538 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:48:16.75 ID:kmErGicU0

ビーン…! ビーン…!


ジャキーーーン!!!


杏子「両肩の6つの穴からもミサイルが生えてきた!!?」


ほむら「……まずいわね。来るわよ……!!」


さやか「……」ゴクッ…!



……ズワッッ!!!



ズドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!



ドワーーーー!!!!!



『わああ!!!ミサイルの嵐だあーーー!!?』
539 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 18:59:52.63 ID:kmErGicU0

ほむら「上昇するわ!」


杏子「…いいや!このまま突っ込んでやろうぜ!!」


ほむら・さやか「「!?」」


杏子「あの化け物を倒すには、もう『あれ』を使うしかない……!!」


ほむら「……杏子、あなたまさか……!?」


杏子「あぁ!下手に機体の方向を変えるより、そのまま加速して化け物の背後から『あれ』を使って奇襲をしかけるんだっ!!!」


杏子(…怪物め…!調子に乗っていられるのも、今のうちだ……!!)


杏子(今度はそっちが肝を冷やす番さ……!!)


杏子「……行くぜぇ、2人とも!!」





杏子「『合体』だっ!!!」
540 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:04:33.77 ID:kmErGicU0

『ゲッターロボ!』

ささきいさお(佐々木功)
作詞 永井豪・作曲 菊池俊輔

541 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:12:05.78 ID:kmErGicU0

杏子「ほむら!ジャガー号のコントロールをイーグル号に!!」


ほむら「えぇ!」パチッ


杏子「さやか!あたしの機体と『合体』だ!!」


さやか「!?」


ポチッ


イーグル号『ウオオオオオオ………』


ドドーー!!


ピッ!


ガキーーーンッ!!!


ゲッター1『………オオオオオオ!!!!!!』


ビビーーン!!


ゴオワーーーッ!!!


ズワーーーーッ!!!!


ギギ『!!?』
542 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:20:08.10 ID:kmErGicU0

ビキーーーン!!!


さやか(機体の側面から腕が生えてきた!?)


杏子「よしっ!化け物を追い抜いたな…こっから急上昇して、奴の頭上から攻撃だ…行くぜ!!」


グワオオーーー!!!


女子生徒1「…!?」


生徒A・B「「!!?」」


所員F「…!!」


さやか(減速しない……ぶつかるっ!!?)


さやか「 わ あ あ … ! ! 」
543 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:30:13.40 ID:kmErGicU0

ゲッター1『チェェェンジ!ゲッターーー………』



ガシャーーーッ!!!


杏子(へへへ……!!)


ガチャン…ガチッ!!


さやか(ひぃ…ひいぃ…!)


ジャーー!!


ほむら(あぁ…まどか…達人さん…見てくれてる…?)


ほむら「…ゲッター1…合体…成功よ…!」ウルッ…!



ゲッター1『………アアア1(ワンッッッ)!!!』



ドワオオオオオオオオオォォォォォーーーーー!!!!!

544 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:38:17.00 ID:kmErGicU0

ビュオオオオ!!!!


ゲッター1『いくぜ…ゲッターパンチだっ!!!』



ズワッ……バキーーン!!



ギギ『『ギエェッ!!?』』ガガ…!!


首長竜(左)『グオーーッ!!』


ゲッター1『しゃらくせええぇぇ!!!』



ガキッ!!!



首長竜(左)『『グギャァーー!?』』
545 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:44:18.87 ID:kmErGicU0

ゲッター1『………』


ゴゴゴ……!!


ムズッ!!


首長竜(左)『ギャアアア……!!』


ベリ…!バリ、バリ……ブシャアアアーーーーー!!!!!


首長竜(左)『』


杏子「見たかっ!!これが……ゲッターロボの威力だああぁぁ!!!」


バアアアァァァーーーン!!!
546 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:49:56.02 ID:kmErGicU0

ほむら「杏子、いっきにやっつけるわよ!」


ほむら「反撃の隙など許さずに、完全にたたきのめすのよ!!」


首長竜(右)『グオゴゴ……!!』


さやか(……!!!)


杏子「おうよッ!」


ゲッター1『ゲッタートマホークでたたきのめしてやる!!!』


ビキーーンッ!!
547 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:51:41.64 ID:kmErGicU0

三つの心が ひとつになれば

一つの理想は 百万パワー
548 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 19:57:39.64 ID:kmErGicU0

ゲッター1『ゲッタァーーートマホォオオーーークッ!!』



ジャキィーーーン!!!



ゴオオオオオォォォォォーーーーー!!!!!



ズ バ ッ ! ズ ワ ワ − ! !



ギギ『 ギ ャ ア ア −− ! ! 』

549 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 20:00:15.98 ID:kmErGicU0

悪を滅ぼせ ゲッタービーム

ゲット ゲット ゲッター

ーーゲッターロボ!
550 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 20:03:36.22 ID:kmErGicU0

ゲッター1『オオオオオーーーーー!!!!!』


ズ バ ッ !


シャーーーーーーーーッ


首長竜(右)『』


ギギ『……!!』


ドドドーーー!!!
551 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 20:10:03.11 ID:kmErGicU0

ゲッター1『むっ?』


ほむら「見て!化け物が機械の頭部を切り離して逃げていくわ!!」


杏子「逃がすもんか!」


ゲッター1『ゲッタァアアァウイングッ!!!』


シャキーーーーーン


バサバサバサ……!!!


ゲッター1『化け物め、地の果てまで追いかけてやんぜ!!』



ズ ワ ッ ! !

552 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 20:15:45.19 ID:kmErGicU0

ほむら「杏子、さやか!安心するのはまだ早いわよ!!」


杏子「わかってるよ、ほむら!」


杏子「怪物どもの仲間はまだまだいる」


杏子「……さあ、行こうぜ!!」


ゲッター1『あたしたちの本当の戦いはこれからだっ!!!』


ド ド ド ーーー ! ! !
553 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/25(土) 20:19:28.63 ID:kmErGicU0
…いかがだったでしょうか!?

ついに、ついにゲッターロボの活躍を描くことができて感無量です!!

年末になるので次回の更新はまだ未定ですが、また近いうちにお会いしましょう!

ドワオ!!!
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