まどか「ゲッターロボサーガ!!」

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405 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:05:43.85 ID:G2yhKFbf0

体育教師「転校生だって?転校生が来るなんて聞いてないぞ…?」


体育教師「きみのクラスは?」


杏子「…いや、クラスというかなんというか…」


杏子「…しいて言えば『さやかの校しゃ』……かな?」


体育教師「 ひ い い ぃ ぃ 〜〜〜 ! ! ? 」ガクッ!!


杏子「!?」
406 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:11:45.99 ID:G2yhKFbf0

杏子「お、おいあんた!大丈夫かよ……」


体育教師「お、おた、おた……!!」


体育教師「お助けーーーーー!!!!!」


ピューーッ!!


杏子「…ポカ〜ン…」アングリ…。


杏子「……なんだあいつ?」


杏子「上から目線でからんできたかと思ったら、今度は急いで逃げ出しやがった……」


ザワ…。ザワ…。


杏子「……ん!?」
407 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:21:21.75 ID:G2yhKFbf0

ザワ…!ザワ…!ザワ…!
ザワ…!ザワ…!ザワ…!
ザワ…!ザワ…!ザワ…!


杏子「な、なんだあ!?」


杏子(今度は校舎の窓という窓から、ここの生徒たちがあたしを見下ろしてきやがった!!?)


杏子「……んだコラァ!!あたしは見せもんじゃねーーぞっ!!!」


生徒A「…な、なあアンタ…」ビクビク…!


生徒A「…もしかして、『さやかの校しゃ』に用があるのか…!?」


杏子「ああそうだけど……それがどうしたよ?」


生徒A「ひっ……!!?」


シャーーッ!!


杏子「……ありゃ?」
408 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:28:30.65 ID:G2yhKFbf0

シャーーッ!シャーーッ!

シャーーッ!シャーーッ!


……シーーーーン……。


杏子(今度は学校中の窓のカーテンが閉められちまった……)


杏子「…なんだこの学校は?」


杏子「どいつもこいつも礼儀を知らねえのか……まったく!」プンプン!


ワッセ…。ワッセ…。


杏子「ん?」ピクッ…。
409 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:33:22.12 ID:G2yhKFbf0

生徒5「わっせ…!」


生徒6「わっせ…!」


中沢「」キュ〜…。


生徒5「…しかしこれだけ痛めつけられたのに、まだ息があるなんてなぁ…」


生徒6「ああ。よっぽど頑丈な体の持ち主だったんだな、中沢よ……」
410 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:39:58.19 ID:G2yhKFbf0

生徒7「トドメを刺さなくてもいいのか?」


生徒5「ほっとけ!こんな体じゃ誰かにわれわれの計画を漏らすこともないだろうし…」


生徒5「校庭にでも捨てておけば、後は生徒か先公が救急車でも呼んで、勝手に片してくれるさ…!」


生徒7「ほ〜い」


生徒6「ここいらでいいだろ……」


「「「せーーーのっ!!!」」」


バシャーーーン!!!
411 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:45:47.50 ID:G2yhKFbf0

ザーーー…。


中沢「」キュウ…。


杏子(…さっするにこいつらの出てきた校舎が『さやかの校しゃ』だな…!)ニヤリ…!


生徒5「ん!誰だきさまは?」


杏子「……あんたらはさやかの子分だな?」


生徒5「なんだきさま!」


杏子「おまえに用はねえ…。あたしが会いてえのは『神さやか』さ!」
412 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:53:25.72 ID:G2yhKFbf0

………。
……。
…。


ほむら『いいこと、杏子?「さやかの校しゃ」についたらさやかの手下たちが出てくるだろうから』


ほむら『彼らに「有益な情報がある」と持ちかけて、さやかの元まで案内をしてもらうのよ』


ほむら『間違っても手を出したりしちゃダメよ……ちょっと、人の話を聞いてるの!?杏子、杏子ってば……!!?』


…。
……。
………。
413 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 22:58:15.66 ID:G2yhKFbf0

杏子(……ほむらにゃ悪いが、さやかの奴に会うなら断然最短ルートだよなぁ〜〜!!)ニヤァ〜…!


生徒5「!?」


杏子「オラァ!!どけってんだ!!!」



バ キ ッ ! ! !



生徒5「あんとにーっ!?」ガハ…!?
414 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 23:00:50.47 ID:G2yhKFbf0

生徒6「き、きさま!!」


ザワ…!ザワ…!


生徒2「なんだ!?」


女子生徒1「どうしたの?」


ガヤガヤ!!


杏子「ふふふ…!」
415 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 23:07:39.29 ID:G2yhKFbf0

杏子「さやかを連れていくにはまず取り巻きどもをやっつけねえとな…!」


杏子「まさに『予定通り』だな……ふふ!!」ポキ…!パキ…!


生徒7「かちこみだあ!!」


生徒7「みんな、かかれえ!!!」



「「「「「オオオォォーーーーー!!!!!」」」」」



グワワワ!!!



杏子「さあ、かかって来やがれっ!!」

416 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 23:17:01.25 ID:G2yhKFbf0

ビシュ!


杏子「だありやぁ!!」


生徒7「げると…!!」


ズドオッ!


杏子「ヒエイイーー!!」


生徒8「るーーとっ!!?」


バ タ ーー ン ! !


女子生徒2「きゃあああーーー!!!」


杏子(そうだ!その調子でもっと騒ぎやがれ……!!)


杏子(お前らが騒げば騒ぐほど、さやかの奴が姿を現すのがはやくなるだろうからなあ……!!)ニヤリ…!
417 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 23:28:08.25 ID:G2yhKFbf0

生徒6「くっ…!こ、こいつ強いぞ!?」


生徒9「屈強な男が数人がかりで挑んでも、まるで歯が立たねえ…!」


…コツ。…コツ。


「……なんの騒ぎよ」


生徒6「あ……!」


「あたしとボインちゃんの甘い時間を邪魔するなんて……」シュル…。


生徒10「さ、さやかさん……!!」


さやか「覚悟は出来てるんでしょうねえ……!!」ペロッ…!



ゴゴゴゴゴ……!!!!!

418 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 23:35:42.36 ID:G2yhKFbf0

……ユラ〜〜……!!


杏子「うっ!」


杏子(!?…辺りの空気が変わりやがった…!!)


さやか(…ふふふ…!)


コツ…!コツ…!


女子生徒1「あっ!さやかさん!?」


杏子(…ついに現れやがったな…!)


杏子「……『神さやか』!!」


さやか「………」ユラ〜…!


ザーーー……!!
419 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/16(火) 23:43:45.57 ID:G2yhKFbf0
…いかがでしたか?

次回からは杏子とさやかの激しいバトルが始まります。

『奴ら』も再び暗躍をはじめて、ゲッターの登場にむけて盛り上がっていく予定なのでお楽しみに!

週末に続きを投下する予定なので、その時にまたお会いしましょう!!

ドワオッ!!!
420 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/11/20(土) 17:34:27.80 ID:glXGYQue0
皆様お元気でしたか?

これから続きを投下します。

お楽しみください、ドワオッ!!!
421 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 17:45:11.94 ID:glXGYQue0

見滝原中学校 上空


ザーーーッ…。


ザーーーッ…。



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! !



メカザウルス・ギギ『………』


ゴォーーーーーッ!!!!!


ギギ『……パカッ!』


シャーー


ハチュウ人類1「……キキィ!!」


シューーーッ…!
422 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 17:55:58.27 ID:glXGYQue0

見滝原中学校 近隣の空き地


…ピコーーーン!


所員A「……あれ?おかしいな」


ほむら「どうしたの?」


所員A「今一瞬だけ、レーダーが見滝原の上空に巨大な物体の影をとらえたんです」


ほむら「!!」
423 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 18:09:44.07 ID:glXGYQue0

所員B「確かか?」


所員A「わかりません…もう何の反応も見えないですし…」ウ〜ン…。


ほむら「…『奴ら』が来たのかもしれない…!」


「「ええ!?」」


所員H「ですが博士、レーダーに反応があったのは一瞬だけですよ?」


ほむら「あら、『奴ら』の科学力は私たち人類のはるか上をいっているのよ?」


ほむら「私たちにとっては最先端のレーダー網でも」


ほむら「簡単にくぐり抜ける高度なステルス技術があっても、なんら不思議ではないわ……!!」


所員H「!!」


ザワ…!ザワ…!
424 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 18:19:42.05 ID:glXGYQue0

所員A「ま、また翼竜の群れが襲ってくるんでしょうか……?」オロオロ…。


ほむら「いいえ。あれは『奴ら』にとってただの斥候のようなものよ」


ほむら「……何より『奴ら』もこないだの襲撃で『ゲッターロボ』の存在を知ったはず……!!」


ほむら「だったら、次の襲撃の際にはおそらく対ゲッター用に『奴ら』の『兵器』が用いられる可能性が高いわ……!!」


所員A「うひぃ!?」
425 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 18:35:22.35 ID:glXGYQue0

ほむら「…ねえ。万が一の事態にそなえて、完成した『ゲットマシン』を格納した大型トラックが」


ほむら「見滝原の郊外で待機しているはずよね?」


所員F「は、はい…!」


ほむら「なら、今がその時よ!!」


ほむら「トラックを呼び出して、総員戦闘準備!」


ほむら「……これまで私たち人類は『奴ら』のせいで多くの犠牲を強いられてきたけれど、それも今日でお終いよ……!!」


ほむら「『奴ら』に思いしらせてやりましょう!!!」


ほむら「人類の……いや、ゲッターの恐ろしさをね!!!」



「「「「はいっ!!!!」」」」

426 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 18:46:43.85 ID:glXGYQue0

ーーー
ーー



さやか「………」


杏子「…あんたがさやかかい」


生徒1「きさまは誰だ!?」


杏子「……さすがはほむらが選んだだけあって、いい目つきをしてやがんなあ」


杏子「あの怪物どもと戦うにゃぴったりだぜ……!」ニヤリ…!


女子生徒1「はあ?」


さやか「………」
427 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 18:46:43.87 ID:glXGYQue0

ーーー
ーー



さやか「………」


杏子「…あんたがさやかかい」


生徒1「きさまは誰だ!?」


杏子「……さすがはほむらが選んだだけあって、いい目つきをしてやがんなあ」


杏子「あの怪物どもと戦うにゃぴったりだぜ……!」ニヤリ…!


女子生徒1「はあ?」


さやか「………」
428 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 18:54:07.38 ID:glXGYQue0

杏子「あたしはある女に頼まれてあんたを迎えに来たのさ」


杏子「おとなしくついて来てもらうよ……さやかさんよ?」フフ…!


生徒1「きさまぁ!!」


杏子「あらよっと」


サッ


グサッ……ドカッ!!


生徒1「 ぎ ゃ あ ! ! 」


女子生徒2「ひい…!手の甲を傘で刺して、ロッカーに張りつけにしたっ!!?」
429 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 19:03:31.00 ID:glXGYQue0

杏子「さやか!こんなガキ共といつまでも革命ごっこなんかしてんじゃねえ!」


杏子「あんたにはもっとぴったりの…本物の『戦場』があるぜ!!」


杏子「だまされたと思って、ついて来なよ!!」


さやか「ふん……興味ないね」


杏子「なにぃ!?」


生6、9「「きさま、さやかさんに向かって生意気な口を!!」」


グワッ!


杏子「雑魚どもはすっこんでろ!!」


バキッ!


ズカッ!
430 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 19:11:25.88 ID:glXGYQue0

生徒9「あぁ〜!」


ドカッ


さやか「………」イラッ…!


生徒9「ひっ…!さ、さやかさん……!?」


杏子「ほむらの奴がどうしてもあんたが必要だって言うんでね」


杏子「いやだなんてだだをこねるんなら……腕ずくでも連れていくぜ?」フフ…!
431 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 19:23:21.48 ID:glXGYQue0

グググ……!!


生徒9「ああ…」


杏子「?」


バーーーーーン!!!!!


…ガシャーーーーン!!!


杏子(!?…ただのビンタで、大柄な手下をふっ飛ばしちまいやがった…!)



ほむら『……「神さやか」は身体能力だけならあなたにも勝るとも劣らない、まさに超人よ!!』



杏子(超人ね…なるほど、ほむらの奴が欲しがるわけだっ!)


杏子(ようやく面白くなってきやがった!!)ワクワク…!
432 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 19:33:11.40 ID:glXGYQue0

さやか「…誰に頼まれたのか知らないけど」


さやか「ずいぶんこの校舎で暴れてくれたじゃない…」


さやか「神聖なあたしの校舎を騒がせたんだ…」


さやか「…ただじゃすまないよ?」フフ…!


杏子「やるか?」サッ!
433 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 19:51:14.89 ID:glXGYQue0

杏子「口べたのあたしが口でく説こうなんて、初めから思っちゃいないよ!」


杏子「拳(こいつ)でてめえののびた体を引きずっていくぜ!!」


さやか「………」スッ…。


杏子「……?」


杏子(なんだ…?さやかの奴、これから闘り合おうってのに)


杏子(いきなり目を閉じちまいやがったぞ…?)


さやか「 ひ っ 」


カッ!!


杏子「!?」…ゾクッ!


さやか「 キ ャ ア ァ ! ! ! ! 」


シューーーーー!!!!!


杏子「げっ!」ドワッ!
434 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 20:03:04.50 ID:glXGYQue0

杏子「ホリャーー!!」


バキッ!!!


さやか(!!)ブハッ…!


ズタッ


杏子(…危ねえ!?まさか神さやかが鋭い『爪』を武器にしやがるとは……!!)


杏子(それに攻撃のスピードも尋常じゃねえ!)


杏子(あいつーー本当に人間か!?)ゾッ…!


シューー……!!


さやか(空手か……)ニィ……!!


杏子「!!!」




さやか「 キ ェ ア ア ! ! ! 」


435 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 20:10:35.51 ID:glXGYQue0

ビリ!ビリ!


杏子「う!」


「「おお…!?」」


杏子(ちっ…わき腹をかすりやがった!!)ズキズキ…!


ポタ…!ポタ…!



さやか「 キ イ イ −−…… ! ! 」



トン!


杏子「……なめんなぁ!!」


ストンッ!


さやか「あ!」



杏子「 わ お − っ ! 」



ドカッ!!


さやか「ぐ……!?」
436 : ◆Q1Sh5uYLj6 [sage]:2021/11/20(土) 20:18:32.63 ID:glXGYQue0

クルクルクル……シュタッ!!


さやか「…ふふふ!」


杏子(…やはり、並みの人間とは動きが違う…!)


杏子(それに恐ろしくタフだ…)


杏子(あたしの蹴りをみぞおちにまともにくらってるのに)


杏子(…笑顔なんざうかべやがって!)


杏子「こいつあできるぜ……!!」ニヤリ…!


さやか「ひっ!ひっ!」ヒヒヒ…!



「……そこまでですわ!!」

437 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/11/20(土) 20:26:10.19 ID:glXGYQue0
…いかがだったでしょうか?

今回の投稿は以上になります。

来週からまた私生活が慌ただしくなりそうなので、更新は1回のみ・またはお休みをいただくかもしれません…orz

それではみなさん、またお会いしましょう!ズワッ!!
438 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/11/23(火) 17:08:50.24 ID:YCyJyJsi0
皆様お元気でしょうか?

週末が仕事で埋まっているので今日続きを投下させていただきます。

今回の内容は原作に無い、全編オリジナルの展開になります。

なので多少の違和感があったり、セリフまわしがおかしかったりするかもしれませんがご容赦ください。

それでは続きをお楽しみください、ドワオ!!
439 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 17:25:29.21 ID:YCyJyJsi0

コツ…!コツ…!


さやか「!……ひとみか……」


仁美「…さやかさん。あなたともあろう御方がたった一人の侵入者に」


仁美「なにを手間取っておられるのですか?」ハァ…。


さやか「うるさいな…ちょっとウォーミングアップをしてただけだよ…!」


杏子(あいつは…たしか…)


杏子「あんたは…たしか…『志筑仁美』…だっけ?」


杏子「『恭介の軍』でサブリーダーをやってるとかいう…」


仁美「あら、わたしのことをご存じなのですか?」
440 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 17:34:58.06 ID:YCyJyJsi0

仁美「勝手にわたしたちの校舎に押し入ってきた賊とはいえ」


仁美「上流階級に属する者として、きちんと挨拶はしなくてはいけませんわね」


仁美「どうも、はじめまして。革命組織『恭介の軍』でサブリーダーを務めております」


仁美「『志筑仁美』ともうします…お見知りおきを…」ペコ…。


パアアァァーー!!


杏子「お、おう…」
441 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 17:47:33.69 ID:YCyJyJsi0

杏子(なんか空気が華やかな感じに変わった…!?)


杏子(これがガチもんのお嬢さまオーラってやつか…すげえや!)


杏子「……ども。あ〜、ちなみにあたしはだな……」


仁美「貴女の自己紹介などけっこうですわ」


杏子「あ!?」


仁美「…この神聖なる『さやかの校しゃ』に侵入した時点で、貴女の運命は決まっているのです…!」


ゾロ…!ゾロ…!


杏子(なんだ…?女どもがゾロゾロと出てきたぞ…!?)


仁美「……貴女には可及的速やかに……死んでもらいます!!」


シャキーーーン!!!


杏子「!!」
442 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 18:02:04.26 ID:YCyJyJsi0

杏子(…こいつら、よく見るとどいつもこいつも帯刀してやがる…!)


杏子(あれは西洋剣、いわゆるサーベルってやつかっ!)


女子生徒4「ふふん!」チャキッ!


女子生徒5「………」ジャキン!


仁美「……上流階級に身を置く女性というのは、実にいろいろな習い事を学ぶものですわ」


仁美「そしてその中には自分の身を護れるように護身術もふくまれていて」


仁美「『剣術』や『抜刀術』…そういった攻撃的な領域のものも、その気になれば習得できますの……!!」ザッ…!


ジャキッ!!!
443 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 18:16:08.74 ID:YCyJyJsi0

仁美「そして軽くて取扱いやすいサーベルを用いた剣術は、わたしのもっとも得意とする分野ですわ…!」


仁美「当然、『恭介の軍』の同志の皆さまやさやかさんにもわたしがレッスンをしてさしあげました」


仁美「……さやかさんも最初からお得意のサーベルを使えば、無駄に血を流すこともなかったでしょうに……」ハァ…。


さやか「……ちっ!」フキフキ…。


杏子(オイオイオイ…!ほむらの奴からは『志筑ひとみ』は単なる金づるくらいにしか聞いてなかったけど)


杏子(こいつもこいつでやべえスキルを持った、立派なテロリストじゃねーか!?)


杏子(……こりゃあ気を引き締めてかからねえとな……!!)ペッ…!
444 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 18:21:18.01 ID:YCyJyJsi0

ザザザザッ!!!!


杏子(手下どもに取り囲まれた…!)


女子生徒6「ふふふ…!」


女子生徒7「くすくす…!」


ジャキンッ!!


生徒3「おお!出たぞ、志筑さんの必殺のフォーメーション『死のリング』がっ!!」
445 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 18:30:55.36 ID:YCyJyJsi0

生徒2「…敵を取り囲み、一子乱れぬ動きで同時に突きをおみまいする、まさに必殺技!!」







生徒2(……と見せかけて、実は仁美さん以外の生徒はただのブラフ!)


生徒2(周りの生徒の動きに気をとられた相手を、仁美さんが神速の突きでしとめるのだっ!!)


生徒2(赤髪の少女はたしかにさやかさんと渡り合えるバケモノだったが……)


生徒2(これでおしまいだな!!)ニヤッ…!
446 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 18:40:58.73 ID:YCyJyJsi0

スチャッッッッッ!!!!!


仁美(……ふふふ……!!)


杏子(…多勢に無勢、か…。素手ならどれだけの大人数に囲まれても問題ないが)


杏子(全員が得物を持っているとなると、少しやっかいだな)


杏子(……しゃーねえ。本当は『奴ら』とかち合った時用の武器だが……)


杏子(『アレ』を使うか……!!)
447 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 18:54:24.34 ID:YCyJyJsi0

さやか「……ちっ、ひとみぃ!そいつはあたしの獲物なんだけど!?」イライラ…!


仁美「…さやかさん、明日はわたしたち『恭介の軍』の名が世に広まるかどうかという大事な日なんですよ?」


仁美「もし、さやかさんの身に万が一のことがあっては困りますわ!」


仁美「あなたを、そして『彼』の名誉を護れるのなら、わたしはどうなったってかまいませんわ」


さやか「……フン!」


さやか(…かわいい奴め、ふふ…!)


生徒10「…あっ!仁美さん、奴を見てください!!」


「「!?」」
448 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 19:09:13.65 ID:YCyJyJsi0

カチャ…。カチャ…。


杏子「よォ。長話は終わったかい?」ニィ…!


仁美「!?」


女子生徒1「みんながさやかさん達を会話に気をとられてた隙に、赤髪が変な武器を鞄の中から取り出したわ!」


生徒2「なんだあれは!?」


さやか(あれは…多関節の武器だから『三節棍』か…?……いや、ちがう!)


さやか(尖端に鋭利な刃物がついている……ということは、あれは……!)


さやか(『槍』かっ!!)
449 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 19:19:20.80 ID:YCyJyJsi0

仁美(くっ…!わたしとしたことが、相手の武装を許してしまうとは不覚ですわ…!!)


杏子「すまねえな。本当はこんなもんを使わずに正々堂々と勝負をしたかったんだけど……」


杏子「そっちは大人数のうえに、刃物まで持ちだしてきたんだ」


杏子「……だったら、あたしも武器に頼ったってしかたないよなあ〜?」


ニヤァ〜!


生徒4「ひっ!?」ビクッ!


仁美(みなさん!どうか冷静になってください!!)
450 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 19:28:55.38 ID:YCyJyJsi0

女子生徒6(ひ、ひとみさん!!)


仁美(見たところ、相手は相当な手練れ…!)


仁美(わたしの全力の一突きならばしとめられると思いますが)


仁美(おそらく一騎討ちではこちらの動きを見切られて、返り討ちにあう可能性が高いですわ……!!)


女子生徒7(そ、そんな…!?)


仁美(……だからこそ、みなさんの協力が必要なのです!!)
451 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 19:37:32.40 ID:YCyJyJsi0

仁美(みなさんの完璧なフォーメーションがあれば、敵の注意は必ずそれるはず…!)


仁美(そうなれば、勝ったも同然ですわ!!)


仁美(…わたしが奴の隙を突いて、一撃のもとに倒します…!)


仁美(……いいえ!必ず倒してみせますわ!!)…キリッ!


女子生徒4(だ…大丈夫かなぁ…)


女子生徒5(……今のあいつ、なんか鬼に金棒って感じでヤバさがダンチなんですけど……?)ブルブル…!
452 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 19:43:52.77 ID:YCyJyJsi0

ヒソヒソ…ヒソヒソ…。


杏子「……ちっ。なんだよ、仕掛けてこねえのかよ!」


スタッ…!


女子生徒4(わっ!動いた!?)ドキッ!


仁美(…まずい!先に動かれてはやっかいですわ…!)


仁美(皆さん!けっして慌てずに、動きと呼吸を合わせて、奴の注意を引いてください!!)



((((は、はいっ!!!!))))

453 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 19:53:52.54 ID:YCyJyJsi0

ジャキッッッッ!!!!


杏子(おっ!ようやく仕掛けてくるか…?)


生徒4((………))カタカタカタ…!


杏子(……でも残念。内心ビビりまくってるのが、丸わかりだぜ……?)フフ…!


杏子(このまま仕掛けさせるのも悪かないが…ほむらの奴と『無事に戻る』と約束しちまったからな…)


杏子(……よし!思う存分ビビらせて、お得意のフォーメーションをとやらを台無しにしてやるぜっ!!)



ニヤッ……!!
454 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/23(火) 20:00:26.51 ID:YCyJyJsi0
…いかがだったでしょうか?


駄文しか書けないので違和感を感じてしまうかもしれませんがお許しください…。


それではみなさんまたお会いしましょう、ドワオ!!!
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/24(水) 03:46:51.74 ID:BgjeZBDDO
(豪ちゃんの漫画なら、全員素っ裸にするんだろうな……獣神ライガーですらやったぐらいだし)
456 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/11/26(金) 21:17:32.93 ID:Y8bwlkVG0
みなさんこんばんわ。

ホントは続きを投下する予定はなかったのですが、せっかくコメントをいただいたので強行で更新することに決めました。

つくづくチョロい人間ですよ、俺ってやつは……(;^_^A

ちなみに前回の投稿で修正する箇所がいくつかあったので報告させてもらいますね。

448の女子生徒1のセリフ、正しくは「みんながさやかさん達の会話に気をとられてた隙に、赤髪が変な武器を鞄の中から取り出したわ!」です。

453の杏子のセリフ、正しくは(……よし!思う存分ビビらせて、お得意のフォーメーションとやらを台無しにしてやるぜっ!!)です。

失礼しました……。

それでは続きをお楽しみください、ドワッ!!
457 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 21:28:02.47 ID:Y8bwlkVG0

杏子「…………」


…ギロッ!!


女子生徒4(ひっ……目が合った!?)ドキッ…!


仁美(今なら先手が取れますわ!)


仁美(みなさん、行きますわよ……!!)


杏子「……いつまであたしを待たせやがんだ、ゴラァ!!!」



ドオン!!!



「「「「「!!!!?」」」」」ビクッ!
458 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 21:39:39.09 ID:Y8bwlkVG0

杏子「もうキレた!……こうなりゃ弱そうな奴から順に、ぶっ殺してやんよっ!!」


ジロオッ!!!


女子生徒4(え…ちょ、それって私のこと!!?)


ドックン…!ドックン…!


女子生徒4(ヤバいヤバいヤバいヤバい…………!!!!)


女子生徒4(殺らなきゃ殺られる、殺らなきゃ殺られるぅ……!?)


女子生徒6(ちょ、ちょっと…!)


女子生徒5(大丈夫だから、落ち着いて……!!)



女子生徒4「う……うわああああぁぁぁぁーーーー!!!!」



ダッッ!!!



仁美「!!?」
459 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 21:54:05.48 ID:Y8bwlkVG0

仁美(なんて馬鹿なマネを……はっ!?)


杏子「………」ニィ…!


仁美(ば、バレてる…!)


仁美(あの赤髪の少女は目の前の斬りかかってくる相手ではなく)


仁美(この中で一番の実力者であるわたしの動きを、完全に警戒していますわ…!)


仁美(こうなっては…奇襲どころか、どんな攻撃も通用するわけが……!)



『……あなたを、そして「彼」の名誉を護れるのなら、わたしはどうなったってかまいませんわ』



仁美(……そう……ですわ。わたしはただの捨て石……!)


仁美(組織の中心であるさやかさんを……そして愛する『彼』の名を冠するこの組織を護るためには……!!)


仁美(ただひたすらに、突撃あるのみですわっ!!!)



ゴオッッ!!!

460 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:01:16.08 ID:Y8bwlkVG0

バッッ!!


女子生徒5(え、仁美さん仕掛けるの!?)


女子生徒7(あ〜もう!めちゃくちゃだよう〜〜!!)


女子生徒6(……しかたない!こうなったら全員であいつを倒そう!!)



「「「ダァーーー!!!」」」



杏子(ふふ…!案の定、フォーメーションを捨ててただ闇雲に突っ込んできやがったな……!!)ニヤリ…!
461 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:10:38.55 ID:Y8bwlkVG0

ドドドドドーーー!!!


さやか(これは……まずい!!)


さやか「止せ、ひとみぃッ!!!」


杏子「後先考えずに突っ込んで来るその姿勢、嫌いじゃないよ……だがなあ!!」


杏子「この流杏子さまを、その程度でやれる相手だと思うなよ!!」


ジャララ……!


杏子「てめえらとは…潜った修羅場の数が違ぇんだよーーー!!!」


ビュン…!ビュン…!ビュン…!



杏子「 わ お お お ーーーー ! ! ! ! 」



ブオオォォーー……ドガアアァァン!!!!!

462 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:21:06.47 ID:Y8bwlkVG0

女子生徒4「ぎゃっ!!」ドカッ!!


女子生徒5「がぁ!」バキッ!!


女子生徒6「ひっ…!」ボカッ!!


女子生徒7「あう…!」ドゴッ!!


仁美「きゃあ!!?」バゴーーーン!!!



…バターーーーーン!!!!!



さやか「!!!」


生徒10「げえぇー!?あの妙な武器を振り回して、5人いっぺんに倒しちまった!!」


杏子「ふっ…!安心しな、峰打ちだよっ!」



ドワオーーーッ!!!

463 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:27:25.92 ID:Y8bwlkVG0

さやか「…どけっ!ひとみ!!」


ダッ!


杏子(およ…?)


仁美「………」


生徒2「大丈夫ですよ、さやかさん。気を失っているだけです」


女子生徒2「…ただ、頭を強く打っているみたいなので、念のために病院に連れて行ったほうがいいかも…」


さやか(……くっ……!!)ググ…!
464 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:34:16.73 ID:Y8bwlkVG0

さやか「……ねえ、あんた達」


生徒2「はい!」


さやか「早くひとみを病院に連れて行ってあげて」


女子生徒2「…わかりました」


さやか「気をつけろよ…!もし、ひとみの身になにかあったら……その時は…」



さやか「………あんた達を、殺すから……!!」



ゾクッ!!


「「は、はいっ!」」


ダッダッダッダッ…!!
465 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:41:34.48 ID:Y8bwlkVG0

さやか(……ひとみ……)


杏子「……おーおー!泣く子も黙る大物テロリストの『神さやか』さまが」


杏子「お仲間の心配とは意外だなぁ?」


さやか「…黙れ。あんたみたいなどこぞの馬の骨に、あたしの何が解るのよ?」


杏子「馬の骨だあ!?…ふん!あたしが馬の骨なら、あんたはただの中二病の色狂いじゃねーか!!」


さやか「なに……!?」ギロッ…!
466 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 22:56:11.91 ID:Y8bwlkVG0

杏子「聞いたぜ?『恭介の軍』とかいうふざけたグループ名を名乗っているのは」


杏子「死んじまった昔の男に、まだ未練があるからなんだってなあ?」


さやか「!!」


杏子「…情ッッさけねえよなぁ〜!?」


杏子「愛だの恋だの言ってんのも気持ち悪ぃけど」


杏子「死んだ男の名前を勝手に騙って、そのあげくにテロ活動とか……最高にキモッ!!!」ゲロゲロ!!


杏子「…その恭介って男も、あんたのせいであの世で迷惑してんじゃないの……」



さやか「 黙 れ え え え ! ! ! 」



さやか「お前ごときがぁぁ!!気安く恭介を語るなあああああ!!!!!」



ダオォーーーッ!!!

467 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:06:02.89 ID:Y8bwlkVG0

杏子「おっと!」スス…。


さやか「お前になにが解る!!?」


ヒュンッ!ヒュンッ!


さやか「物心がついたときから、自分よりはるかに劣った猿(にんげん)たちに囲まれて育つことを強いられた、あたしの孤独がっ!」


ビシュッ!ビシュッ!


さやか「血の繋がった実の親でさえ、哀れで未熟な生き物としか認識できなかった、あたしの絶望がっ!!」


さやか「お前に解るかッ!!?」


杏子「……んなもん、知るかよ!!!」


バキーーーッ!!!
468 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:13:14.25 ID:Y8bwlkVG0

バシッ!……シュー……。


杏子(こいつ…!)


さやか「この世界はあたしにとって、巨大で騒々しい猿の檻の中も同然だ……」


さやか「そんな拷問に等しい狂った世界で、あいつの…『上条恭介』の音楽だけが、あたしにとって唯一の安らぎだった……」


さやか「…あいつは…本物の天才だったんだよ……」
469 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:25:53.15 ID:Y8bwlkVG0

さやか「あたしは勉強でも運動でも誰にも負けたことはないし、誰かに心を許したことはない!」


さやか「ただ…そんなあたしでも、あいつが奏でるあの美しい音色にだけは、心を奪われた…」


さやか「…知ってる?恭介の弾く曲には、なんていうか…『心が暖かくなる』優しさがあったんだ…」


杏子「あ…?」


さやか「……きっと恭介が生きていたら、いつかはモーツァルトやバッハみたいに音楽の歴史にその名を刻んでいただろうね……」


杏子(………)


さやか「……気がつくとあたしはあいつが弾く曲に……ううん、『上条恭介』という人間に夢中になっていたよ……」
470 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:37:36.61 ID:Y8bwlkVG0

さやか「…あいつの家に押しかけて曲を弾いてくれるようにせがんだり」


さやか「演奏会の応援にウキウキしながら出かけたりしてさ…」


さやか「しまいには手作りのお弁当を作って、恥ずかしがりながら渡してあげたこともあったよ……このあたしがだよ?」


さやか「我ながら似合わないことばっかやってたけど……あの頃は本当に毎日が楽しかった……!」


さやか「あたしは……いつのまにか恭介に『恋』をしていたんだ……!!!」


さやか「『恋』をして………そして『幸せ』だった………」


杏子「……だが、奴は死んじまった……」


さやか(………)


グググッ……!!!
471 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:48:05.69 ID:Y8bwlkVG0

さやか「……そうだッ!!」


さやか「あたしと恭介の平穏で幸せな毎日は、ある日なんの前触れもなく終わりを告げた……!!」


さやか「演奏会の帰り道で、居眠り運転で信号を無視したトラックに跳ねられて、恭介は……あっけなく死んでしまった……!」


さやか「突然の別れを受け入れられなくて…あたしはしばらくの間、抜け殻のような状態で暮らしたよ…」


さやか「…あまりに現実感が無さすぎて、涙すら流れなかった…!」


杏子「…そうかい。そりゃご愁傷様だ…」


さやか「…だが、あたしはいつまでも悲しみにひたってはいなかった…!」
472 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/26(金) 23:59:56.09 ID:Y8bwlkVG0

さやか「あたしは自分と同じような孤独を抱えていたひとみと話し合いながら、恭介の生きた証を……」


さやか「せめて恭介の名前だけでも、世に残せないかと2人で模索した」


さやか「そして……その答えを『革命』の中に見つけたのよっ!」


さやか「あたしの天性の頭脳とカリスマ性……そして人を人とした扱わない冷酷さを組織の結束に応用し」


さやか「そこにひとみの無尽蔵の財力を加えれば……!!」


さやか「ゆくゆくは国を乗っ取り、歴史にその名を刻める組織が作れるとの結論へ至った!!」


さやか「……こうして『上条恭介』の名は革命集団『恭介の軍』として再びこの世に生を受けたのよ……!!」ククク…!


杏子「………」
473 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/27(土) 00:12:03.40 ID:yrZ+zp0q0

さやか「他の学生運動のグループたちが学校側や国家権力に敗走したのに対し」


さやか「あたし達『恭介の軍』だけが勝利をおさめ、ついにはこの『さやかの校しゃ』を手に入れた!」


さやか(……しかし、この勝利もただの足がかりに過ぎない……!!)


さやか(あした早乙女研究所で官房長官を抹殺し、声明を発表することで)


さやか(われわれ『恭介の軍』の名はいっきに世間に知れ渡ることになる…!)


さやか(そこから先が…本当の『革命』のスタート地点なんだ!!)


さやか(恭介…待たせちゃってごめんね…あと少しだから……!!)


さやか(あと少しであなたの名はーー)



さやか(ーー『歴史』になるッ!!!)

474 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/11/27(土) 00:18:31.22 ID:yrZ+zp0q0
…いかがだったでしょうか?

次回でVSさやかの決着がつき、いよいよ本格的なゲッターロボサーガの再現が始まる予定なのでご期待ください!

それでは皆様、また来週お会いしましょう!ドワオ!!
475 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/12/01(水) 23:11:02.25 ID:7Kvr0qzw0
皆さんこんばんわ。

週末の予定が仕事で完全に埋まっているので変則的になりますが今日続きを投下させていただきます。

それでは続きをお楽しみください、ドワオッッ!!!
476 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:26:12.19 ID:7Kvr0qzw0

さやか(…ひとみが言っていた通り、明日は『恭介の軍』の運命が決まる大事な一日だ…)


さやか(これ以上、こいつの妨害を許すわけにはいかないーー!!)


ギロッ!!


杏子「…長ぇ自分語りは終わったかい?」ポリポリ…。


さやか「……あんた、なんて名前だったっけ?」


杏子「あたしか?あたしは『流杏子』、日本一の武道家さっ!!」ドワォ!


さやか「ふーん……あんた、たしか『ある女』に頼まれてあたしを迎えに来たとか言ってたよね……」ユラ〜…!


カチャッ…!
477 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:35:54.71 ID:7Kvr0qzw0

女子生徒1(あ!さやかさんがサ−ベルを手に…!)


生徒10(ついにさやかさんが本気になったんだ……!!)


ザワ…!ザワ…!


さやか「あたしの答えを教えてあげようか…?」


さやか「…どこの誰であろうと、われわれ『恭介の軍』の邪魔をする奴は決して許さない…!!」


さやか「血まみれで床に横たわることになる、杏子(あんた)の死体があたしの答えだッ!!!」



ジャキッッ!!

478 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:49:14.72 ID:7Kvr0qzw0

ビリリリッ!!!


杏子(殺気と圧がハンパじゃねえ!…ついに本気になりやがったな…!!)ニヤッ…!


杏子「上等だぁ!!!」


杏子「こちとらはなからてめえを叩きのめして、引きずって連れて帰る予定だったんだ!」


杏子「……なによりあんたのその女々しい根性が、あたしは気にくわねえ……!!」


杏子「殺しゃしねえが…こっちも武器を使って、本気で相手してやんぜ!!!」


杏子「覚悟しやがれッ!!!!!」



ザ ッ ッ ! ! !




……キーーーーーン……。




((!!?))
479 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/01(水) 23:59:10.80 ID:7Kvr0qzw0

さやか(……何だ、今の感覚は……!?)


杏子(……前にもこうして武器を手に取って、さやかと闘りあったことがあったような……!?)


さやか(そんな馬鹿な!…でも、これはデジャヴなんかじゃない…!!)


杏子(直感で解る……!!これは、たしかに『以前』にあった出来事だ……!!)



((この記憶は……いったいなんだっ!!?))



「さやかさん!……ああ!」
480 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:07:26.26 ID:NhJF4/mZ0

さやか「!?」ビクッ!


杏子「!!」ハッ…!


ズズ…!


「さやかさん……さやかさあん……!!」


生徒11「…あれ、杉山か!?」


ズリズリ……!!


女子生徒1「ひっ…!み、見て!杉山の腕……!!」


生徒12「うわあ!!す、杉山の片方の腕が……」




「「「腕が無い!!!」」」


481 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:16:02.10 ID:NhJF4/mZ0

杉山「あ、あぁ…!」


ドカッ…。


さやか「どうしたのよ杉山その腕は!?」アセッ…!


杉山「…ちまった…」


さやか「なに!?」


杉山「みんなと教室で明日の準備をしてたら…いきなり『トカゲ』みたいな、『人間』みたいな変な生き物が窓から来て…」



杉山「おれの腕を食っちまったんだ!」



杏子「!」
482 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:20:31.69 ID:NhJF4/mZ0

さやか「……!!」


ダッ!…ポイ、ドカッ!


杉山「ぎゃん!」


杏子「待て、さやか!行くんじゃねえ!」


杏子「『奴ら』かもしれねえ…そうだ!きっと『奴ら』だ!!」


杏子「『奴ら』がここに来たんだ!!!」
483 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:28:53.51 ID:NhJF4/mZ0

さやか「あんたの相手は後だ!」


さやか「誰かそいつをおさえてろ!!」


生徒10・11「「は、はいっ!!」」


ガシッ!!


杏子「うぉ!…さやか、待て!」


杏子「てめえもそいつと同じようにやられるぞ!!」


さやか「……ふん!」


タッタッタッタッ……!


さやか(…窓から入ってきた化け物に、腕を食われたですって…?)


さやか(そんな与太話、信じられるか……!!)


さやか(本当はなにがあったのか、あたしがこの目で直接たしかめてやる!!)
484 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:35:22.76 ID:NhJF4/mZ0

さやかの校しゃ 2階 教室前の廊下


スタ…。スタ…。


さやか「…うっ!」


さやか(これは…強烈な血の匂い!?)



カリ…。カリ…。カリ…。



さやか(!!)



カリ…。
 

 カリ…。



さやか(そんな、まさか…!?)



さやか(ほんとうに、教室の中に『なにか』がいるっ!!?)

485 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:43:01.49 ID:NhJF4/mZ0

カリ…!カリ…!


 カリ…!カリ…!


  カリ…!カリ…!


さやか「 う っ ! ! 」



ハチュウ人類1「………」



ジロッ…!!



さやか「げっ!?」



ガタッ!ガタッ!



ハチュウ人類1「………」



ヌゥ〜…!!
486 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:46:03.96 ID:NhJF4/mZ0

さやか(ば、化け物だ…本当にいた!!)


ドンッ!


さやか「うっ」


……ズズズ……!!


ハチュウ人類2「………


さやか「ひっ…!?」
487 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 00:57:34.41 ID:NhJF4/mZ0

杏子「…ったく、雑魚どもめ!よけいな手間をとらせやがって…ん?」パン、パンッ


さやか「ひ…うひぃ……!!」


ハチュウ人類1「………」


ハチュウ人類2「………」


杏子(あーあ…。ほれみろ!さやかの奴、さっそく『奴ら』に囲まれてやがる…!)


杏子(どうしようか…助けるか…?)


杏子(………いや、あたしだって殺し屋どもと対決させられたんだ!)


杏子(ふふふ…!超人(さやか)と怪物どもの戦いか…見ものだな!!)


さやか「ぎ…ぐぎぃ……」ハァ…ハァ…!!



ザーーーッ……。




さやか「ぎゃああああああああああ!!!!」


488 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/02(木) 01:04:21.90 ID:NhJF4/mZ0
…いかがでしたか?

今週の投稿は以上になります。

隼人がハチュウ人類と遭遇するシーンは石川先生の画が永井先生の画と似ている時期なので、まるで「デビルマン」を読んでいるような大迫力のホラー描写なのでぜひ手に取って読んでもらいたいですね。

それではまた次回お会いしましょう、ドワッ!!!
489 : ◆Q1Sh5uYLj6 [age]:2021/12/08(水) 14:44:37.02 ID:NglyS3310
皆様お待たせしました。

これから続きを投下します。

お楽しみください、ドワ!!!
490 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 14:49:02.12 ID:NglyS3310

ハチュウ人類1「グルルル……!!」ダラ〜ッ…!


生徒13「」


生徒14「」


生徒15「」


ハチュウ人類2「…グフフ…!」


さやか「ひいっ…ひゃあっ!」ハァ…ハァ…!
491 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 14:53:37.60 ID:NglyS3310

さやか「げえっ、げっ!」


ハチュウ人類2「グワ!!」


バッ!グオーーー…


さやか「 き ゃ あ ! ! 」


…ガシィ!!


ハチュウ人類2「!?」


さやか「カ〜〜〜!!!」


ガリ!ガリ!
492 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 14:57:12.84 ID:NglyS3310

グシャ!グシャーーン!!


ハチュウ人類2「〜〜!!?」ジタバタ…!


さやか「ひえっ!!」


バリッ!


ハチュウ人類1「キイィ…!」


バサッ!


さやか「はひっ!?」
493 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:04:38.66 ID:NglyS3310

さやか「ぐわーっ!!」


ドカーーッ!


ハチュウ人類1・2「「!!?」」


バターーン……!!


さやか「くくっ…!」


さやか(…どうだっ!1頭の化け物の頭半分をもぎ取ってやったぞ!!)



ハチュウ人類2「……うぐっ」



ムクッ…。



さやか「……!!」サァーー…!
494 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:10:59.86 ID:NglyS3310

さやか(し、死なない…!こいつら、不死身なの……!?)ゾー…!


ハチュウ人類1「 キ −−− ! ! ! 」


バッ!


さやか「ひっ!?」ビクッ!


さやか(……ハッ!そうだ、サーベルなら……!)


さやか「えいっ!!」


ジャッ……ズボッ!!


ハチュウ人類1「!!?」
495 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:16:49.04 ID:NglyS3310

さやか「 き ぇ や あ あ ーーー ! ! ! 」


ドカーーーッ!!


さやか「はぁ…!はぁ…!」


ハチュウ人類1「………」


ニヤァ…!!


さやか「 ! ! ! 」


グググーー……!!!


さやか「ひっ……!」


ガシャーーーン!!


さやか・ハチュウ人類1「「!?」」
496 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:24:05.33 ID:NglyS3310

…パチパチパチッ!!!


杏子「ふふ…やんややんや!!」ピー!ピー!


杏子「さっすがさやかさん!」


杏子「その怪物どもを初めて相手にしたわりにゃあ、なかなかの戦いぶりだったよ!!」


杏子「……まさにゲッターロボの乗組員にはぴったりだ……!!」


ニヤッ…!


さやか「」ポカーン…。
497 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:31:10.54 ID:NglyS3310

ハチュウ人類1「ギ……!!」


ハチュウ人類2「ギィ…!」


杏子「……だけどね。そいつらを相手にする時ゃ普通のやり方じゃあだめさ!!」


ジャラ……!!


杏子「…『奴ら』はしぶといハチュウ類でね…!」


杏子「一部分をやっつけても他の細胞は生きてるし」


杏子「そしてすぐ再生してもと通りになっちまう……!!」


ジャキーーン!!
498 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:39:26.47 ID:NglyS3310

さやか「……」ハァ…ハァ…。


ハチュウ人類1「 く わ ーー っ ! ! ! 」


バサッ!!


杏子「くさい奴はもとから断たなきゃだめっ!!」


杏子「首をはねて、高電圧で細胞をひとつ残らず焼きつくすなさ……こんな風になぁ!!!」



ズ バ ッ ! ! !



ハチュウ人類1「……!!」


ハチュウ人類2「キィ……!?」
499 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:45:04.35 ID:NglyS3310

ズサッ!!


ピッ…ビビビーーー!!!


杏子「さやかの手下はあっさり殺せても!」


杏子「あたしたちは違うぜぇーー!!」


…ボァ!メラメラーー!!


ハチュウ人類2「きえっ…!」


バサッ!


杏子「おっと、逃がすもんか!」


ジャラ……!!
500 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:54:04.91 ID:NglyS3310

杏子「攻撃範囲を伸ばすための多関節だっ!」


杏子「てめえらの逃げ足なんざ、槍(こいつ)なら余裕で追いつけるぜ!!」



ドワーーー…… ズ バ ッ ! !



ハチュウ / 人類2 「 / 」


ザーーーッ……!!


杏子「…ふう。さすがはほむらが作った対ハチュウ類武器だ」


杏子「ちょっと扱いづらいが、びっくりするほどの威力だよ……槍(こいつ)は!」フフ…!


さやか「……」
501 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 15:59:36.73 ID:NglyS3310

杏子「おいさやか、さっきまでの威勢はどうした?」


杏子「顔がひきつっちゃってんぜ…へへへ!」


さやか「」


杏子「ん?」


ジョロロ……。


杏子(……ありゃ……少しビビらせすぎちまったか……)
502 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:08:10.71 ID:NglyS3310

杏子「……ま、まあ無理もないか」へへへ…。


杏子「なにせ今まで怖いものなしの革命グループの親玉でいたんだからな」


杏子「安心しな。あの怪物どもをいきなり見たら、誰でも腰を抜かすさ……」コホン…。


さやか「」ボーゼン…。


杏子「それにこれからは世界一『奴ら』に詳しい早乙女ほむら先生が」


杏子「この怪物どもについてあんたを教育してくれるしよ?」


グサ…ヒョイ。


ハチュウ人類1「」
503 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:13:40.06 ID:NglyS3310

さやか(……!!)


ジリジリ…。


杏子「ん…?どうした、さやか?」


ガシッ!


杏子(!!…鉄パイプを持ちやがった!)


杏子「てめえ…!」
504 : ◆Q1Sh5uYLj6 [saga]:2021/12/08(水) 16:17:22.81 ID:NglyS3310

さやか「!」


ブオンッ……ビュー!!


杏子(あ…?どこに投げてやがんだ…?)


ピューー……ガシャーーン!!





ハチュウ人類3「キィ……!!」


バサッ!
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