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【モバマス×ポケモン】凛・藍子「ガールズ・イン・ザ・フロンティア!!」
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802 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:17:02.49 ID:jAOjNYPN0
つかさ「……今年もいろんなドラマがあった。そんな祭典も、今日で終わり」
つかさ「だけど楓さんは……ただ勝とうとして勝てる相手じゃない」
つかさ「凛。ここまで来たら、楽しんだもん勝ちだぜ」
『絶対無敵のチャンピオンと、史上最強のチャレンジャー。間違いなく、間違いなく今日は歴史に残る一日となるでしょう!!』
803 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:17:33.49 ID:jAOjNYPN0
未央「……元はと言えばさ」
未央「しぶりんが旅立つきっかけになったのって、あの人なんだよね」
藍子「そうなんですか?」
卯月「うん。あの人……楓さんは、アイマス地方のチャンピオンになったばかりの凛ちゃんと、バトルしたことがあるんだ」
卯月「凛ちゃん、歯が立たなかったって言ってたっけ」
藍子「あ、その話なら凛ちゃんから聞いたことがあります」
未央「よっぽど悔しかったんだろうね。しぶりんは世界一の負けず嫌いだし」
804 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:18:14.75 ID:jAOjNYPN0
未央「でもまさか向こうもチャンピオンだったとはねえ……」
藍子「知らないうちに、別の地方のチャンピオン同士がバトルしていた……不思議なこともあるんですね」
未央「……とにかく、しぶりんとしては、ここでリベンジを果たしてようやくアイマスに凱旋できるってわけ」
卯月「うん。全力で応援しなきゃね!」
藍子「はいっ!」
805 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:18:56.90 ID:jAOjNYPN0
ザッ
凛「……楓さん。ようやくここまで来れたよ」
楓「お待ちしていました、凛ちゃん」
楓「……これまで何度も、チャンピオンとしてこのスタジアムに立ってきました」
楓「ですが、これほどの歓声は聞いたことがありません」
ドワアアアアアア
楓「それだけ、みんなが凛ちゃんに夢を託しているんですね」
凛「ふふっ、ありがたい重みだね」
806 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:19:34.28 ID:jAOjNYPN0
凛「私はアイマス地方のチャンピオンとして、楓さんにリベンジしたかった。だからガラル地方へ来た」
凛「そう、自分のため……最初は、そうだった」
楓「……」
凛「でも旅をする中で、このリベンジに一つ、新しい意味が加わった」
凛「私を慕って追いかけてくれる人に出会えたんだ。私が勝つことで、その人にまた、背中を見せ続けることができる」
凛「私は……かっこいい存在でいたい。誰かの憧れで、自慢であり続けたい。そのためには、一番に輝く星にならなきゃ」
凛「……それが、私がここに立っている理由」
807 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:20:28.70 ID:jAOjNYPN0
楓「……凛ちゃんの気持ち、ひしひしと伝わりました」
楓「その熱意に応えられるよう、私も全力でお相手しなければなりませんね」
チャキッ
楓「ジムチャレンジを通して得たもの、大切にしてきたこと。その全てを引き出してみせます。だから安心して、ぶつかってきて下さい」
楓「さあ。このガラルに、新しい風を吹かせましょう……!」
凛「……いくよ!!」
チャンピオンの楓が勝負をしかけてきた!
808 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/20(土) 21:22:08.10 ID:jAOjNYPN0
短いですが今日はここまで
明日で一気に決着まで持ってゆきます
809 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/20(土) 21:29:15.92 ID:95yO3I4y0
乙 楽しみだ
810 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:21:46.29 ID:y/LKuIUj0
恵磨『チャンピオン決定戦、開幕ですッ!!』
凛「サンダース!」ポンッ
サンダース「ダース!」
サンダース Lv.84 はやあし
おくびょうなせいかく ひるねをよくする
楓「ワタシラガ、出番です」ポンッ
ワタシラガ「ワター」
ワタシラガ わたかざりポケモン くさタイプ
栄養豊富な種を綿毛とともに風に乗せ、見知らぬ土地へ運ぶ
自身もよく風の吹くままに生きているようだ
811 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:22:23.09 ID:y/LKuIUj0
恵磨『互いに先発として選んだのはサンダースとワタシラガだ!』
楓「よく懐いているサンダースですね。イーブイの頃から大切に育ててきたのでしょう」
凛「な、なんでわかるの?」
楓「私にもわかりません♪」
凛「はあ……」
凛(相変わらずマイペースな人だ。調子が狂うな……)
凛「サンダース、でんじは!」
812 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:22:57.63 ID:y/LKuIUj0
サンダース「ダース!」バリリリ
楓「マジカルリーフです」
ワタシラガ「ワタ!」ズババッ
楓「さて、先に風に乗るのは……楓とワタシラガ」
楓「つまり私らが、です♪」
ワタシラガ「ワタ!」ビュンッ
恵磨『これはグラスミキサーでしょうか!?』
瑞樹『そのようね。ただ、攻撃技というより……』
ワタシラガ「ワタ〜」ヒューン
恵磨『ワタシラガ、グラスミキサーに巻き上げられて宙に飛び出たぞ!?』
813 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:23:31.78 ID:y/LKuIUj0
凛「ならサンダース、シャドーボール!」
サンダース「ダース!」ボッ
ワタシラガ「ワタ〜」スカッ
未央「ううーん、惜しい!」
藍子「ゆらゆらとしていて、狙いを定めにくいんですね……」
楓「……こうして風の向くままに漂っている姿が、どこか私と重なるポケモンなんです。ワタシラガは」
凛「サンダース、もう一度!」
サンダース「ダース!」ボッ
814 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:23:59.77 ID:y/LKuIUj0
ワタシラガ「ワタ〜」ヒラリ
卯月「また避けられた……!」
凛「距離を詰めつつでんじは!」
サンダース「ダース!」ビリリ
ワタシラガ「ワタ〜♪」クルリン
恵磨『サンダース、技がなかなか決まらない!』
瑞樹『まるで躍っているかのような軽やかさね』
サンダース「ダース……!」
815 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:24:40.11 ID:y/LKuIUj0
楓「あら、かなり気が立っていますね。わたほうしで包んであげてください」
ワタシラガ「ワタ!」ポポポ
恵磨『サンダース、素早さを下げられてしまった!』
凛「今だ……シャドーボール!」
サンダース「ダース!」ボッ
ワタシラガ「ワタ……!」ズドン
凛「よし……! やっぱり攻撃のタイミングでは動きが止まって狙いやすい!」
楓「それはこちらも同じですよ♪」
凛「なっ――」
816 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:25:23.24 ID:y/LKuIUj0
楓「お返しのリーフストームです!」
ワタシラガ「ワタ〜!」グワッ
凛「サンダース、躱せる!?」
サンダース「ダース――」
凛(くっ、わたほうしが絡みついて……!)
ワタシラガ「ワタ!」
ゴオオオォォ‼︎
恵磨『リーフストームが直撃ー!!』
817 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:26:21.41 ID:y/LKuIUj0
サンダース「ダ、ダース……!」
瑞樹『持ちこたえたみたいだけど、これは相当なダメージね』
凛(っ……なんて威力だ)
凛(だけど今なら!)
凛「サンダース、でんじ――」
楓「すみませんが、ワタシラガとはここでお別れです」
シュゥゥ
恵磨『ワタシラガがボールに戻った!?』
瑞樹『どうやら『だっしゅつパック』を持たせていたようね』
818 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:27:17.62 ID:y/LKuIUj0
楓「次はサーナイトでお相手しますね♪」ポンッ
サーナイト「サーナ」
サーナイト ほうようポケモン エスパー・フェアリータイプ
信頼する相手のためにサイコパワーを発揮して戦う
なぜか野生の個体はほとんど発見されていない
恵磨『チャンピオン、早くも2番手にバトンタッチ! サーナイトが登場です!』
凛(サーナイトか……サンダースはもう長くは粘れないし、せめて少しでもダメージを与えておきたい)
819 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:28:34.73 ID:y/LKuIUj0
凛「サンダース、じゅうでん!」
サンダース「ダース!」バリリリ
凛「――は、もう済んでるみたいだね」
凛「受けてみてよ……フルパワーのかみなり!!」
サンダース「……ダース!!」バリリリリ
恵磨『最大パワーの電撃がサーナイトに襲いかかる!!』
楓「もう体力が僅かなのに、この威力。素晴らしいですね」
楓「ですが……サーナイト、ひかりのかべ!」
サーナイト「……サーナ!」カッ
ズバァン
820 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:29:24.47 ID:y/LKuIUj0
凛「……なっ!?」
恵磨『な……なんと、かみなりが抑え込まれた!?』
楓「……彼女とはラルトスの頃からの付き合いなんです。酸いも甘いも、たくさんの感情を共有してきました」
楓「サーナイトはトレーナーとの絆が深まるほど、より強力なサイコパワーを発揮するといわれています」
凛「それが、このひかりのかべ……」
凛(いや、これは壁なんかじゃない。全方位をカバーしている、まるでバリア……!)
サンダース「……ダ」
サンダース「ダースッ……」
バタンキュー
821 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:29:55.38 ID:y/LKuIUj0
恵磨『サンダース、決死の攻撃も届かず! ここでダウーン!!』
恵磨『やはりチャンピオン、圧倒的強さでまずは先制だ!!』
ドワアアアアアア
卯月「そんな……」
未央「あのサンダースのかみなりを、正面から受け切るなんて……」
藍子「……これが、チャンピオンの実力なんですね」
凛(……強い。レベルが違いすぎる)
凛(こんな相手に、本当に勝てるの?)
凛(……いいや、そんなことを考えても仕方ない)
822 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:30:48.21 ID:y/LKuIUj0
凛「まだまだ! いくよドリュウズ!」ポンッ
ドリュウズ「ドリュ!」
ドリュウズ Lv.85 すなかき
せっかちなせいかく ものおとにびんかん
楓「ドリュウズですか。相性も良くないですし、これは侮れませんね」
凛「あのバリアは物理で突き破る……!」
ドリュウズ「ドリュ!!」ギュルルルル
楓「最大パワーで対抗しますよ」
サーナイト「サーナ!」カッ
凛「構わず突っ込んで、ドリュウズ!」
ドリュウズ「ドリュッ!!」
ズバァン
823 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:31:18.99 ID:y/LKuIUj0
恵磨『ドリュウズ、ムーンフォースと真正面から激突しましたが――』
シュゥゥ……
楓「ブラフだったんですね」
凛「その通り!」
ドリュウズ「ドリュ!」ボコッ
凛「下からならバリアの影響は受けない……受けてみてよ、楓さん!」
凛「アイアンヘッド!!」
ドリュウズ「ドリュ!!」ズドォォン
恵磨『決まったー!! 足元からの急襲! 渾身のアイアンヘッドがサーナイトに命中だァ!!』
824 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:31:45.14 ID:y/LKuIUj0
サーナイト「サーナ……!」
凛「よし、怯ませた! ドリュウズ、追撃!」
ドリュウズ「ドリュ!!」ギュルルルル
恵磨『続けざまにドリルライナー! 凛選手の一転攻勢、サーナイトもさすがに苦しいか!?』
凛「どう――」
楓「くろいまなざしです」
サーナイト「……サーナ!」クワッ
ドリュウズ「!?」
825 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:32:16.94 ID:y/LKuIUj0
凛「な……くろいまなざし?」
楓「サーナイト、バリアを解除。距離をとってください」
サーナイト「サーナ」シュタッ
サーナイト「……サーナ」ヨロッ
楓「これでドリュウズは動けなくなりましたね」
凛「そうして身動きを取れなくして、遠距離から攻めていく作戦だったんでしょ」
凛「だけど残念だね……ドリュウズにはこの技がある」
凛「いわなだれ!」
ドリュウズ「……ドリュッ!!」ゴゴゴゴゴ
826 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:32:53.62 ID:y/LKuIUj0
恵磨『よろめいたサーナイトにいわなだれがクリーンヒット! これはサーナイト、耐えられるか……!?』
サーナイト「……サーナ」
ガクッ
恵磨『ダウーン!! 凛選手、反撃の狼煙を上げます!!!』
ドワアアアアアア
未央「いい調子だよ、しぶりん!」
卯月「頑張ってー!」
楓「サーナイト、ありがとうございました」シュゥゥ
楓「どれだけ強力なバリアでも、足元からの攻撃は防げません。しゃーないと割り切らなきゃ、ですね」
827 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:33:27.16 ID:y/LKuIUj0
楓「ですが、ドリュウズをその場に押し留めたのには、もう一つ理由があるんですよ?」
凛「どういうこと?」
楓「♪」ピン
凛「上?」
凛「――!!」
ズドォォォォン
恵磨『な、なんだ!? 突然ドリュウズの頭上に、光弾が降ってきたぞ!?』
瑞樹『みらいよちだわ。いつの間に仕込んであったのね……!』
828 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:34:05.91 ID:y/LKuIUj0
凛「これを当てるために……!」
楓「ただでは退かない、ということです♪」
楓「それではボルケニオン、よろしくお願いします」ポンッ
ボルケニオン「ボル!!」ズドン
恵磨『続いてボルケニオンが登場! 見たことないポケモンですが……瑞樹さんはどうでしょう!?』
瑞樹『私も初見ね。文献でしか見たことがなくて……いわゆる幻のポケモンという情報しか知らないわ』
凛(ボルケニオン……前にラテラルタウンで見た時も、ものすごい威圧感だったけど)
データ不明
829 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:34:43.19 ID:y/LKuIUj0
凛「図鑑情報が載ってないんだ。もしかしてすごく珍しいポケモン?」
楓「そのようですね。以前、とある地方の秘湯を訪れたときに出会いまして」
楓「お互いに温泉好きということもあって、すぐに打ち解けることができました♪」
凛「そ、そうなんだ……」
楓「以前も見たことがあると思いますが、ボルケニオンは蒸気を作り出すことのできるポケモンです。水タイプは水タイプでも、扱うのは熱い水というわけですね」
凛「熱い水……なるほどね」
凛「よし、くろいまなざしも解けた。ドリュウズ、攻めるよ!」
830 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:35:35.22 ID:y/LKuIUj0
凛「いわなだれ!」
ドリュウズ「ドリュ!」ゴゴゴゴ
ボルケニオン「ボルッ……!」
ドリュウズ「ドリュ!」ボコッ
楓「行き先は地面ですね。ですが逃がしませんよ」
楓「ボルケニオン、穴に向かって放水です」
ボルケニオン「ボル!」ガチャン
恵磨『なんと、頭上のあれはホースだったのか!?』
楓「ホースから放水……ふふっ♪」
831 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:36:28.41 ID:y/LKuIUj0
ボルケニオン「ボルッ!!」ズドドドド
瑞樹『ドリュウズが潜った穴に水を送り込んでいるわ!』
未央「まずい、あのままじゃ……!」
ボコッ!!
ドリュウズ「――!」
卯月「ドリュウズが飛び出てきちゃった!」
楓「ねっぷうです!」
ボルケニオン「ボルッ!!」ブワッッ
832 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:37:24.63 ID:y/LKuIUj0
ドリュウズ「――!」ズバァン
恵磨『ドリュウズ、ねっぷうをモロに受けてしまったー!!』
ウニュニュニュ
楓「あら」
凛「残念……今のはみがわりだよ」
凛「本体は――」
楓「足元、ですね?」
楓「ボルケニオン、ジャンプしましょう」
ボルケニオン「ボルッ!」
バシュウッ!!
833 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:38:07.44 ID:y/LKuIUj0
凛「なっ……ドリュウズより高く跳び上がるなんて……!」
ボコッ
ドリュウズ「ドリュ!?」スカッ
楓「先ほどのみがわり、かなり精巧な姿でしたね。でもあそこまでやると、かなり体力を消耗するのではありませんか?」
楓「ボルケニオン、そのまま地面に帰してあげましょう。スチームバーストです」
ボルケニオン「……ボル!!」コォォォ
恵磨『ボルケニオン、ドリュウズに狙いをつけ――』
ズドォォォォン
恵磨『決まったー!!』
ドリュウズ「ドリュ……」バタンキュー
834 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:38:43.61 ID:y/LKuIUj0
凛「……!」
藍子「そんな……みがわりを使っても、攻撃が届かないなんて」
未央「しぶりんの全力がどれも通じない。このままじゃ……!」
卯月「凛ちゃん……!」
凛「……サザンドラ!」ポンッ
サザンドラ「サザ!」
凛(まだ逆転のチャンスは残ってる。楓さんの立ち回りだって完璧じゃない、どこかに一瞬でも隙があるはず)
凛(まだまだ勝負はここからだよ……!)
835 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:39:15.42 ID:y/LKuIUj0
楓「あの凶暴といわれるサザンドラと共謀しているなんて、凛ちゃんも大胆ですね」
凛「まあ……色々あったけどね」
楓「その色々があったからこそ、今がある。それはとても尊いことだと思います」
楓「ボルケニオン、まずは出方を窺いましょうか」
ボルケニオン「ボル」
凛「サザンドラ、かえんほうしゃ!」
サザンドラ「サザ!」ゴオッ
836 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:39:42.53 ID:y/LKuIUj0
楓「目には目を、炎には炎です」
ボルケニオン「ボル!!」ゴォォォォ
恵磨『かえんほうしゃとねっぷうが激しくぶつかり合う!』
凛「今のうちに……サザンドラ、わるだくみ!」
サザンドラ「サザ!」ピコーン
楓「攻撃は両腕に任せて、本体で能力を上げる。非常に効率的ですね」
凛「それはどうも。さあいくよ!」
凛「あくのはどう!」
サザンドラ「サザ!!」ババッッ
837 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:40:10.28 ID:y/LKuIUj0
楓「ここは迎撃しましょうか。スチームバースト!」
ボルケニオン「ボォォル!!」ズドンッ
恵磨『ボルケニオンもフルパワーで対抗! 打ち勝ったのは――』
ボルケニオン「……ボルッ」
ズドォォン
瑞樹『わずかにサザンドラだったようね』
凛「よし、これなら……!」
楓「では、こういうのはどうでしょう?」
ボルケニオン「……ボル!!」
バビュン!!
838 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:40:40.29 ID:y/LKuIUj0
恵磨『ボルケニオン、噴射の勢いでまたしても飛び上がった!?』
瑞樹『すごい跳躍力ね。サザンドラ以上の高度まで行くなんて』
楓「ボディプレスという技です。地に突き落としてあげましょう……!」
凛「まずい、サザンドラ――」
ズドォォォォン
恵磨『しかしサザンドラ、躱しきれなーい!』
恵磨『ボディプレスが炸裂! サザンドラ、叩き落とされてしまいました!!』
サザンドラ「サザ……!」ググ
ジャキッ
839 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:41:13.59 ID:y/LKuIUj0
凛「アームが……まずい、この至近距離じゃ……!」
楓「スチームバーストです」
ズドォォォォン
瑞樹『零距離であの技を受けたら、ひとたまりもなさそうね』
サザンドラ「――サザ!!」
凛「よし、受け切った……!」
凛「サザンドラ、もう一度飛び上がって!」
サザンドラ「サザ!!」バサッ
恵磨『しかしボルケニオン、仕留めきれず!!』
840 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:41:39.90 ID:y/LKuIUj0
卯月「でも、ボルケニオンにはボディプレスが……」
藍子「! 見てください、あれ!」
シュゥゥ……
未央「アームの水が尽きてる! もうボルケニオンは跳べないんだ!」
凛「いくよ……サザンドラ!」
凛「りゅうせいぐん!!」
サザンドラ「……サザァァ!!」カッ
恵磨『出たァ!! ボルケニオンに向かって、りゅうせいぐんが降り注ぐー!!』
841 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:42:25.21 ID:y/LKuIUj0
楓「全て焼き払って、塵にしてみせましょう……!」
ボルケニオン「ボル!!」ゴォォォォ
瑞樹『武器である水が切れても、ボルケニオンには充分すぎるパワーがあるのね』
瑞樹『けど、さすがにこの状態のりゅうせいぐんには……』
ズドドドド
ボルケニオン「ボル……!!」
ボルケニオン「……ボルッ」
ズシャアン
842 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:42:55.69 ID:y/LKuIUj0
恵磨『サザンドラ競り勝ったー!! ボルケニオン、倒れました!!』
ドワアアアアアア
凛「……ふう」
凛(これで、ようやく2匹目)
凛(まだまだ先は長い……一瞬でも気は抜けないな)
楓「ボルケニオン、あとでゆっくり温泉に浸かりましょうね」シュゥゥ
楓「……ふふっ」
凛「?」
843 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:43:34.19 ID:y/LKuIUj0
楓「ああ、すみません。今、すごく楽しくて……」
楓「もちろん、今まで手合わせしてきたトレーナーやポケモンたちも、それぞれの色が出ていてとても魅力的でした」
楓「凛ちゃんの色は――そうですね」
楓「クールなようで、その内側は誰よりも燃えている。青い炎のような佇まいです」
楓「そして、触れた人にその熱量を伝播させる力を持っている」
楓「私もその熱に当てられて……年甲斐もなく、胸が昂っているのを感じています。それがとても楽しいんです」
凛「ふふっ。チャンピオンをそんな風にさせてるなんて。実感はないけど、嬉しいよ」
844 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:44:00.73 ID:y/LKuIUj0
楓「……さて。一口に風といっても、やさしい風もあれば乱暴な風もあります」
楓「彼女は例えるとしたら……暴風、でしょうか。簡単に止められはしませんよ」
楓「いきましょう、ガブリアス」ポンッ
ガブリアス「ガブ〜」
ガブリアス マッハポケモン ドラゴン・じめんタイプ
温かい洞窟や火山が主な棲み家
音速で空を飛び、空気の刃を撒き散らして獲物を狩りつくす
凛(図鑑説明が嘘みたいに、ふわっとした鳴き声だけど……)
凛(ゼクロムとレシラムの攻撃を同時に受け止めていたポケモンだ。きっと一筋縄ではいかないはず)
845 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:44:40.49 ID:y/LKuIUj0
凛「サザンドラ、あくのはどう!」
サザンドラ「サザ!」バババ
ガブリアス「ガブ」ビュン
楓「私たちも凛ちゃんのいいところ、真似しちゃいましょう♪」
ガブリアス「ガブ〜」シャキン
凛「な……飛び回りながらつるぎのまい!?」
サザンドラ「サ、サザ!」バババ
ガブリアス「ガブ」ヒョイヒョイ
846 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:45:12.80 ID:y/LKuIUj0
恵磨『ガブリアス、攻撃を次々と躱していく! まさにマッハポケモン、速すぎる!!』
凛「だったらこれはどう!?」
サザンドラ「サザ!!」バッ
凛「両腕と本体から同時に……3連あくのはどう!」
サザンドラ「サザ!!」バババ
楓「さすがに範囲が広いですね」
楓「でもすべて直線的な軌道なので、こうすればいいだけです」
ガブリアス「ガブッ!」
凛「……!」
瑞樹『悠々と回潜られたわね』
847 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:45:46.47 ID:y/LKuIUj0
楓「ドラゴンダイブです」
ガブリアス「ガブゥ!!」ギュン
サザンドラ「サザ――」
ズドォォォォン
恵磨『まるで弾丸のような一撃! サザンドラ、これは――』
サザンドラ「……サザ」バタンキュー
恵磨『サザンドラ、ダウーン!!』
ドワアアアアアア
848 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:46:17.61 ID:y/LKuIUj0
楓「まずは1匹♪」
凛「く……戻って、サザンドラ!」
凛「ムクホーク、いくよ!」ポンッ
ムクホーク「ムクホー!」
ムクホーク Lv.85 いかく
いじっぱりなせいかく うたれづよい
卯月「ムクホーク……いかくで能力を下げるつもりかな」
未央「がむしゃらもあるし、頑張ったら倒せるかもしれないね」
藍子「どちらにせよ、あの強さ……総力戦で挑まないといけない相手ですね」
849 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:47:44.66 ID:y/LKuIUj0
サザンドラの情報入れ忘れてた、失礼
サザンドラ Lv.85 ふゆう
なまいきなせいかく ちのけがおおい
恵磨『自慢のパワーがさらに上乗せされたガブリアス、はたして凛選手は止めることができるのか!?』
凛「かげぶんしん!」
ムクホーク「ムクホ!」ヒュンヒュン
楓「そんな時にはこれ、スケイルショットです」
ガブリアス「ガブ!」バババ
恵磨『次々とかげぶんしんが消えていく! 本体はどこだ!?』
楓「本体は――」
フッ
恵磨『最後の分身が消えた……が!?』
850 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:48:20.25 ID:y/LKuIUj0
楓「いないんですよね?」
ガブリアス「ガブ!」バッ
瑞樹『上昇した……ということは』
凛「バレてたか……!」
楓「ドラゴンダイブです」
ムクホーク「ムクホ――」
ズドォォォォン
恵磨『直撃だ!! ムクホーク、これは大ダメージ!!』
851 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:48:49.87 ID:y/LKuIUj0
凛「ムクホーク……!」
凛「さっきよりスピードが上がってる……スケイルショットの効果?」
楓「ご名答です。守りが犠牲になってしまうんですけどね」
凛「なるほどね……だったらムクホーク、インファイト!」
ムクホーク「ムクホ!!」ドガガガ
恵磨『すかさずムクホークも反撃に転じます!』
瑞樹『……けど、反動を受けているわね。『さめはだ』の影響かしら』
852 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:49:16.60 ID:y/LKuIUj0
凛(かげぶんしんも見抜かれるなんて……これはもう、正攻法じゃ勝てないかもしれない)
凛(ギリギリのタイミングを見計らって、がむしゃらを当てるしか……)
凛(それすらもお見通しな気がするけど……だからといって、日和ってちゃダメだよね)
ムクホーク「ムクホー」バサッ
楓「ムクホーク……以前よりも格段にレベルアップしていますね」
凛「それだけ、私もムクホークも負けたのが悔しかったんだよ」
楓「悔しさをバネにできるなんて、凛ちゃんは強い人ですね」
楓「私は色々と割り切って、諦めながら生きてきた節があるので、ちょっぴり羨ましいです」
853 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:49:55.95 ID:y/LKuIUj0
楓「……もしかしたら、凛ちゃんのような人こそが、ガラル地方のチャンピオンに相応しいのかも」
凛「えっ?」
楓「だからといって、簡単に譲る気はありませんけどね♪」
ガブリアス「ガブ!」ギュン
凛「来るよ、ムクホーク! ブレイブバード!」
ムクホーク「ムクホー!!」ズギュン
恵磨『おおっとムクホーク、真っ正面から勝負に出たぞ!?』
854 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:50:26.43 ID:y/LKuIUj0
凛「大丈夫だよ……ムクホークにはこれがある!」
ムクホーク「ムクホー」パクッ
恵磨『あれはオボンの実だ! ムクホーク、どうやら体勢はバッチリの様子!』
ズドォォォォン
ムクホーク「ムクホッ……!」グラッ
卯月「ムクホークはあと一撃で――」
未央「けど、ここからがしぶりんの真骨頂!」
凛「受け取って、私たちの捨て身の一撃!」
凛「ムクホーク、がむしゃら!!」
ムクホーク「ムクホー!!」
855 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:50:52.69 ID:y/LKuIUj0
楓「ガブリアス、すなじごくです」
ガブリアス「ガブ!」ゴォォォ
凛「なっ……!?」
恵磨『これはっ……砂の渦がムクホークを襲う!』
恵磨『当然、効果はありませんが……』
瑞樹『足止めには充分だわ!』
ムクホーク「ムクホッ……」
バッ
856 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:51:18.28 ID:y/LKuIUj0
ムクホーク「!!」
凛「渦の中を突っ切って――」
楓「2匹目、いただきました♪」
ズドォォォォン
凛「うわあっ!!」
ムクホーク「ムクホ……!」
バタンキュー
恵磨『ムクホークダウーン!! 決死のがむしゃらでしたが、まさかの攻撃に阻まれてしまったー!!』
凛「そんな……」
857 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:51:46.47 ID:y/LKuIUj0
恵磨『強い、強すぎる! チャンピオン、ここまで凛選手を圧倒し続けているぞ!』
恵磨『凛選手、早くも残る手持ちは2体だ!!』
凛「戻って、ムクホーク!」
凛(……っ。いくらなんでも強すぎる)
凛(諦めがチラつく……勝てないかもって思っている自分を、認められない自分がいる)
凛(でも、どうすれば……)
楓「凛ちゃん」
凛「!」
858 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:52:22.11 ID:y/LKuIUj0
楓「未来を迎えられるのは、いつだって笑顔でいる人、ですよ」
凛「……!」
凛「……そうだね。わかってたはずだったのに、忘れていたよ」
凛(負けることは怖い。諦めがチラつくのは悔しい。けど)
凛(今私にできることは、全力で立ち向かうことだけ!)
凛「チャーレム、いくよ!」ポンッ
チャーレム「チャー!」
859 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:52:54.17 ID:y/LKuIUj0
凛「メガシンカ!!」
カッッ
メガチャーレム「チャーッ!!」
恵磨『さあいきなりのメガシンカ! 凛選手、今度こそガブリアスの壁を越えられるのか!?』
凛「チャーレム、じこあんじ!」
メガチャーレム「チャーッ」カッ
楓「なるほど、それがメガチャーレム……進化を超えて、真価を発揮した姿」
楓「メガシンカはエネルギーの増加と共に苦痛を伴うポケモンもいるようですが、チャーレムはそうじゃないみたいですね。よかった」
860 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:53:25.70 ID:y/LKuIUj0
凛「いくよ、チャーレム!」
メガチャーレム「チャーッ!!」
楓「スケイルショットです!」
ガブリアス「ガブ!」バババ
凛「ジャンプで躱して!」
メガチャーレム「チャーッ!!」バッ
未央「おおっ、前の試合でも使った特大ジャンプ!」
凛「とびひざげり!!」
861 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:53:56.66 ID:y/LKuIUj0
楓「受け止めてみましょうか」
ガブリアス「ガブ!」
ズドォォォン
瑞樹『これはさすがのガブリアスも苦しいかしらね』
ガブリアス「ガブッ!」バシィ
楓「なるほど。それでは……すなじごく!」
ガブリアス「ガブ!!」ゴォォォォ
メガチャーレム「チャ、チャー……!」
862 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:54:58.60 ID:y/LKuIUj0
恵磨『チャーレム、すなじごくに呑まれてしまった!』
卯月「このままじゃ身動きが取れない……!」
楓「先ほどチャーレムはじこあんじを使ったようですが、あれは全ての能力変化をコピーする技です」
楓「つまりスケイルショットで下がった防御力も引き継がれていることになりますね」
凛「……!」
楓「ガブリアス、ドラゴンダイブです」
ガブリアス「ガブッ!!」ギュン
ズドォォォン
863 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:55:53.45 ID:y/LKuIUj0
またチャーレムの情報入れ忘れてた
チャーレム Lv84 ヨガパワー
おだやかなせいかく しんぼうづよい
凛「チャーレム!!」
メガチャーレム「チ、チャーッ……」ヨロッ
藍子「そんな、メガチャーレムが一撃で……」
凛「まだだ! チャーレム、じこさいせい!」
メガチャーレム「……チャーッ」パァァ
楓「粘り強いですね。ガブリアス、もう一度すなじごくです」
ガブリアス「ガブ!」ゴォォォォ
恵磨『再び巨大な竜巻が迫る! 捕まってしまったら一巻の終わりだが、チャーレムどうするのか!?』
864 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:56:20.34 ID:y/LKuIUj0
凛(……やっぱり。あのすなじごく、たしかに大きくて拘束力も高い)
凛(けど攻撃技としてはそれなりだ。あくまでも目的は、次の攻撃への繋ぎ)
凛(だからこっちが利用してやればいい!)
凛「チャーレム、サイコキネシス!」
メガチャーレム「チャーッ!」カッッ
恵磨『チャーレム、サイコキネシスを繰り出した! 対象は――』
瑞樹『すなじごくだわ!』
865 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:56:46.28 ID:y/LKuIUj0
ビタッ
凛「この竜巻、そのままお返しするよ!」
メガチャーレム「チャー!!」カッッ
ゴォォォォッ
恵磨『なっなんと、すなじごくが逆流して……』
ガブリアス「ガブ……!」
恵磨『ガブリアスを呑み込んだァァ!!』
楓「あら……」
866 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:57:12.44 ID:y/LKuIUj0
凛「決めるよ、チャーレム! とびひざげり!!」
メガチャーレム「チャーッ!!」
ズドォォォン
恵磨『チャーレムの重たい一撃が炸裂だ! ガブリアス、これはどうだ!?』
ガブリアス「ガ、ガブ……!」
ヨロッ
凛「追い詰めたよ、ガブリアス……!」
バクッ
867 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:57:48.94 ID:y/LKuIUj0
凛(……なんだ? なにかきのみを食べた……?)
ガブリアス「……!!」
ガブリアス「ガブウウウ!!!」
恵磨『ど、どうした!? ガブリアス、空に向かって大きく吠えたぞ!?』
瑞樹『あの仕草……まるで『きあいだめ』を使ったような……』
楓「……今ガブリアスが食べたのは、『サンの実』というきのみです」
凛「サンの実……? そんなきのみ、初めて聞いたけど」
868 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:58:23.79 ID:y/LKuIUj0
楓「それもそうでしょう。伝説のきのみと呼ばれているらしいので」
楓「サンの実にはまだまだ謎が多いのですが、一説によると急所が見えやすくなる、という効果が現れるそうです」
凛「急所が……」
楓「逆鱗に触れられたドラゴンは、怖いですよ?」
ガブリアス「ガブウウウ!!」ダッ
凛「速い……どこにそんな体力が――」
楓「ドラゴンダイブです!」
869 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:59:02.76 ID:y/LKuIUj0
ガブリアス「ガブウウウ!!」
ズドォォォン
凛「うわあっ……!」
メガチャーレム「チャーッ……!」
バシュウ
チャーレム「チャー」バタンキュー
恵磨『チャ……チャーレム、戦闘不能! これが、これがチャンピオンの本気なのかーーッ!?』
楓「……これで3匹。追い詰めましたよ、凛ちゃん」
870 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 21:59:40.29 ID:y/LKuIUj0
凛「っ……ゲッコウガ!」ポンッ
ゲッコウガ「ゲコ!」
ゲッコウガ Lv.88 げきりゅう
やんちゃなせいかく まけずぎらい
卯月「ゲッコウガだけになっちゃった。メガチャーレムまで倒されるなんて……」
未央「……ガブリアス、すごい気迫だ。客席にいる私たちまで圧倒されそうになるよ」
藍子「はい。こんなの、勝てる気が……」
凛「……っ」
871 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:00:09.13 ID:y/LKuIUj0
つかさ「楓さん……一昨年や去年よりさらに進化している。もう誰も手がつけられねえって雰囲気だ」
つかさ「凛もたしかに強い。ガブリアスの本気を引き出せただけでも、今までのチャレンジャーと比べたら充分すぎるくらいだ」
つかさ「けどまさか、ここまでワンサイドゲームになるなんてな。ホント、末恐ろしい人だよ……」
872 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:00:34.60 ID:y/LKuIUj0
恵磨『凛選手、いよいよ最後の1匹! このままチャンピオンに押し切られてしまうのか!!』
ガブリアス「ガブ!!」
ズドォォォン
恵磨『まずは出会い頭のドラゴンダイブが直撃ー!!』
ガブリアス「……ガブ!?」
ビタンッ
ゲッコウガ「ゲコ」
瑞樹『あれは『たたみがえし』ね』
873 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:01:27.54 ID:y/LKuIUj0
凛「ゲッコウガ、かげぶんしん!」
ゲッコウガ「ゲコ!」ヒュンヒュンヒュン
恵磨『ゲッコウガ、分身でガブリアスを囲んだぞ!!』
分身たち「ゲコ!!」シュババ
楓「すなじごくです!」
ガブリアス「ガブ!!」ゴォォォォ
恵磨『分身の放ったみずしゅりけんが、次々と竜巻に呑まれていく!』
874 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:01:55.40 ID:y/LKuIUj0
ゲッコウガ「ゲコッ!!」
恵磨『しかし上空からは本物のゲッコウガが飛び込んできているぞ!!』
楓「!」
凛「みずしゅりけん!」
ゲッコウガ「ゲコ……!」シュバババ
ガブリアス「ガブ……!」
ズドン
ガブリアス「……ガ、ガブ……!!」ググッ
卯月「ま、まだ立ち上がるの……!?」
凛(っ……持てる全てを尽くしても、倒しきれないのか……!)
875 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:02:49.10 ID:y/LKuIUj0
楓「スケイルショットです!」
ガブリアス「ガブ!!」バババババ
凛「くっ、みがわり!」
ズバババ
未央「ダメだ、ぜんぜん近寄れないよ……!」
藍子「たたみがえしも二度は使えないですし……」
凛(っ――)
凛(……おそらく、ガブリアスを仕留められる手段は一つだけ)
凛(だけどそのチャンスが作れない……)
876 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:03:15.85 ID:y/LKuIUj0
ガブリアス「ガブ!!」ズギュン
ゲッコウガ「ゲコ……!」
凛(また速くなった……! もたもたしていたら、本当に手に負えなくなる)
凛(だけど焦ってもダメ。冷静に、戦況を見極めて――)
楓「…………」
楓「そう、その眼です。凛ちゃん」
楓「そんな眼を見ることができるから――」
ガブリアス「ガブ!!」ズギュン
恵磨『ドラゴンダイブが飛んでくる! これは躱せないか!?』
877 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:03:45.30 ID:y/LKuIUj0
凛「今だ!」
ズドォォォン
ガブリアス「……ガブ?」
ウニュニュ……
身代わり人形「」ボサッ
恵磨『いや、ガブリアスが突っ込んだのは……本物ソックリのみがわり!?』
凛「藍子、しっかり見ていてよね……!」
878 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:04:25.30 ID:y/LKuIUj0
凛「ゲッコウガ――!!」
ゲッコウガ「ゲコ――!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
瑞樹『特大のみずしゅりけん……!』
瑞樹『……まるで、あの時みたいね』
凛「いっ……けえええぇぇぇ!!!」
ゲッコウガ「ゲコォォォ!!」
ブゥンッッ
楓「そんな眼を見ることができるから――」
楓「私は、チャンピオンをやめられないんです♪」
879 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:04:53.43 ID:y/LKuIUj0
ズドォォォォォン
『…………………!!!』
凛「……!!」
凛「…………」
凛「……ここまで、か」
880 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:05:29.95 ID:y/LKuIUj0
楓『――今回のガラルスタートーナメントで、私はたしかに感じることができました』
楓『風……新しい、風を』
『――ありがとうございました!』
『以上、6年連続のチャンピオンに輝いた、楓さんのインタビューをお届けしました!!』
881 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/21(日) 22:06:19.53 ID:y/LKuIUj0
長丁場ありがとうございました
次週、最終回
882 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/21(日) 22:09:57.93 ID:/ZykwQHz0
乙 やっぱ楓さんは凄いな
883 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:43:13.10 ID:nMa24+0I0
ガラルスタートーナメントから一か月後…
藍子「私はミルクティーにします。凛ちゃんはどうしますか?」
凛「じゃあ、カフェラテで」
凛「はい、シロップは1つで。あとは……なにか頼む?」
藍子「それじゃあ……このチーズケーキにしようかな♪」
凛「以上で。……はい」
凛「それにしても、けっこう明るい雰囲気のお店だね」
藍子「そうですね。ナックルシティ全体が落ち着いた街並みだから、かえってそう感じるのかも」
藍子「…………ふふっ」
凛「?」
884 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:43:57.75 ID:nMa24+0I0
藍子「見てください、あのペロッパフ」
ペロッパフ「ペロ……ロ……」ウトウト
凛「睡魔と戦っているみたいだね」
藍子「気持ちのいい天気ですから……ポケモンにとっても、お昼寝の時間なのかもしれませんね」
藍子「なんだか私も眠くなってきそう……」
凛「本当に寝ちゃったら起こさないからね」
藍子「ど、どうしてですか〜」
凛「藍子は幸せそうな顔で眠るんだもん。起こす方が躊躇しちゃうよ」
藍子「そ、そうなんですか……?」
885 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:44:45.07 ID:nMa24+0I0
凛「そうだよ。たぶん私だけが知ってる、藍子のチャームポイント」
藍子「それなら私にだってありますよっ。私しか知らない、凛ちゃんのチャームポイント」
凛「へえ、どんな?」
藍子「前に2人でハロン牧場を見学したことがあったじゃないですか」
凛「ああ、あったね」
藍子「あの時の凛ちゃん、周りに人がいないことを確認してから、ウールーの毛に思いっきり顔を――」
凛「見てたの?」
藍子「はい、ばっちり♪」
886 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:45:26.99 ID:nMa24+0I0
凛「……まさか」
藍子「証拠写真もあります♪」
凛「ちょっとカメラ貸してくれる? 藍子とミルクティーのツーショットを撮りたいからさ」
藍子「ダメです♪」
凛「こ、この……」
藍子「凛ちゃん、ここはカフェですよ。くれぐれも暴れたり、声を荒げたりしないで下さいね」
凛「一度もそんなことしたことないでしょ。いいからカメラ貸してよ」
藍子「ふふっ、嫌でーす♪」
887 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:46:40.91 ID:nMa24+0I0
………………………………………………
都「……そうですか。ついに帰られるんですね」
都「わざわざ事務所まで顔を見せてくれて、ありがとうございます」
凛「ううん。短かったとはいえ、一緒に旅をした仲だからね」
都「思えば凛さんたちは、私の独断と偏見であのような事件に巻き込まれたんですよね……その節はどうも、すみませんでした」
凛「気にしないでよ。たしかに大変な事件だったけど」
凛「あの事件があったからこそ、藍子は自立する覚悟を持てたのかな……って今では思ってるし」
都「な、なんというポジティブシンキング……」
凛「そうでもしないと、いつまでもクヨクヨすることになるからね」
888 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:47:18.62 ID:nMa24+0I0
都「ジムリーダーの皆さんには、もう挨拶されたんですか?」
凛「うん。手短にしか話せなかったけど、色々とお土産ももらえたんだ」
都「その手提げ袋の中身がそうなんですね!」
凛「これの中身は、ほとんどあかりからもらったリンゴだけどね……」
凛「『アイマス地方でもターフタウン産のリンゴを広めて下さい!』って口酸っぱく言われたよ」
都「あはは……その強かさ、あかりさんらしいです」
都「……藍子さんには」
889 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:47:59.15 ID:nMa24+0I0
凛「もう伝えたよ。けっこう寂しがっていたけど……」
凛「でも、もう一人でも大丈夫そうかな」
都「……そうですか」
凛「そうそう。都、3日後って空いてる?」
凛「私の送別会を開くみたいでさ。私は断ったんだけど……当日、見送りに行けない人も多いからって」
都「み、3日後! すみません、その日はすでに先客が……!」
凛「え、そうなの?」
890 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:48:52.69 ID:nMa24+0I0
都「はい。あの事件以降、ガラル全体がなんというか、より危機意識が高まったといいますか……」
都「最近は鰻登りに、私たちへの依頼が増えているんです」
凛「そうなんだ。それは仕方ないね」
都「すみません、なのでおそらく、今日が最後に会える日になるかと……」
凛「そっか。まあ、今日会えただけでもよかったよ」
都「はい。凛さん、遠く離れてもどうかお元気で!」
都「なにかありましたら、ぜひ都探偵事務所をよろしくお願いします!」
891 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:49:24.14 ID:nMa24+0I0
凛「アイマス地方で何か起きても対処してくれるわけ?」
都「ま、まあ……できる限りは」
凛「なんか頼りないなあ。でも……うん」
凛「何かあったら相談させてもらうよ」
892 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:50:37.60 ID:nMa24+0I0
………………………………………………
夏美「と、いうわけで!」
「灯織ちゃん、ジムリーダー就任おめでとーっ!」
パンパカパーン
灯織「わっ……みなさん、ありがとうございます」
かな子「来年からよろしくね、灯織ちゃん!」
あかり「いやあ、こんなに早く後輩ができるなんて、なんだか実感が湧かないんご……」
李衣菜「たしかにねー」
涼「李衣菜はこう見えてベテランの方だろ」
893 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:51:26.96 ID:nMa24+0I0
李衣菜「一言余計だな……まあそうだけどさ、なんかこう、いつまでたっても慣れてる感じがしないというか」
泉「気持ちは少しわかるな。みんなレベルが高いし、向上心もあるからね」
李衣菜「そうそう。まあでも、悩みとかあったらいつでも相談に乗るよ!」
珠美「ええ。珠美たちは共にガラルを盛り上げていく仲間なのですから、どうぞ遠慮なく」
灯織「ありがとうございます。不安は全くないわけではありませんが……私なりに、精一杯やっていくつもりです」
夏美「もう、その真面目さは美波ちゃん譲りね」
894 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:52:09.64 ID:nMa24+0I0
かな子「そういえば灯織ちゃんって、ツバサ諸島の出身なんだよね。向こうではどんな食べ物がおいしいの?」
涼「はは、隙あらば食べ物の話だな。でもアタシも興味があるし、聞かせてくれよ」
灯織「わかりました。ええと、まず――」
灯織(……美波さん。私のことなら、心配はいりません)
灯織(皆さんに支えてもらいながら、たくさん学んで、たくさん迷って、立派なジムリーダーになっていきます)
灯織(譲っていただいたポケモンも、大切にします)
灯織(なので……アローラのお土産話、楽しみにしていますね)
895 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:55:21.07 ID:nMa24+0I0
………………………………………………
つかさ「……へー」
つかさ「そいつがアイマス地方に試験導入されるのか」
つかさ「で、そのリザルト次第ではガラル導入も視野に入れている、とね」
つかさ「たしかにテクノロジーの最先端って感じだな。興味深いし、今すぐ試してみたい……が」
つかさ「この名前……数年前までは無名の企業だったのに、今じゃ立派なリーディングカンパニーなんだな。水面下でコツコツ力をつけてたのか、ヘッドハントでもしたのか?」
つかさ「…………」
つかさ「……暫くは様子見かな」
896 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:56:05.05 ID:nMa24+0I0
………………………………………………
凛「……うん。ガラルで発見されているポケモンは全部調査し終えたよ」
凛「本当はヨロイ島やカンムリ雪原にも行きたかったんだけど、卯月や未央、それに藍子……向こうで親しくなった人たちにも手伝ってもらって、データはほとんど完成させた」
凛「しっかり持って帰ってくるね」
凛「……それにしても」
凛「リージョンフォームにキョダイマックスもあったり……ほんとに、ガラルには見たことないポケモンばかりだった」
897 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:56:51.13 ID:nMa24+0I0
凛「やっぱり、ガラルへ来てよかったよ。世界は想像以上に広くて、まだ知らない人やポケモンがたくさんいるんだって思えたから」
凛「……今度は、3人で冒険したいな」
凛「まあでも今は……とりあえず、アイマス地方でゆっくりしようかな。みんなも待っていることだし」
凛「じゃあね、」
898 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:58:08.94 ID:nMa24+0I0
4日後 シュートシティ
詩織「お待たせしました」
凛「ありがとう、詩織さん」
凛(……今日、来年度のジムチャレンジの応募者受付が始まった)
凛(季節は新しく巡り始めている。できれば、その移ろいを見ていたかったけど)
凛(……私も、前へ進まなきゃ)
「凛ちゃん!」
タタタッ
899 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:58:48.51 ID:nMa24+0I0
凛「……藍子。来てくれたんだ」
藍子「よかった、間に合った……!」
藍子「凛ちゃん。これ、受け取ってください」
凛「これは……」
ピラッ
凛「アルバム……」
藍子「私と過ごした思い出、どうかアイマス地方に行っても、ずっと覚えていてくださいね」
凛「……!」
900 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 22:59:23.74 ID:nMa24+0I0
凛「……当たり前じゃん。ずっと忘れないよ」
凛「……だから」
藍子「……」
凛「最後は笑っていようよ」
藍子「……はいっ!」
藍子「凛ちゃん。今度は私が、アイマス地方へ行きます! いつか必ず、会いに行きますから!」
凛「うん。待ってる」
藍子「どうか……どうか、お元気で!」
901 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/26(金) 23:00:11.68 ID:nMa24+0I0
拝啓 凛ちゃんへ
凛ちゃんからは、本当にたくさんのものをもらいました。その全てが宝物です。本当に、なんとお礼を言ったらいいか……。
……実は。
ガラルスタートーナメントが終わって、私は寂しい気持ちでいっぱいでした。これから何をしようかって、ずっと思い悩んでいて……。
けれど最近、そんな私に、新しい夢ができたんです!
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