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【モバマス×ポケモン】凛・藍子「ガールズ・イン・ザ・フロンティア!!」
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180 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/05/30(日) 01:46:44.78 ID:MghVyy2f0
藍子(早く……早くなんとかしないと。なにか考えなきゃ……!)
『遅い。トレーナーが焦ってちゃ元も子もないよ』
『たった一手のミスが勝敗を分けるかもしれない……だからこそトレーナーは常に冷静でいないとね』
藍子(そうだ、焦っちゃだめ……冷静に、冷静に――)
藍子(あそこで戦われたら不利なままだ。なんとかして地面に降りないと)
ザルード「ザルゥゥ!!」ブゥン
藍子「ゴリランダー、躱して――」
『藍子殿ほどのトレーナーであれば、もっと上手な打開策があったのでは、と――』
181 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/05/30(日) 01:47:13.51 ID:MghVyy2f0
藍子「……!」
ズドンッ
ゴリランダー「ゴリ……!」
藍子「し、しっかりして、ゴリランダー!」
ゴリランダー「……!!」ミシッミシッ
藍子「木の枝が絡まって――」
ザルード「ザル!」ムキムキムキ
ゴリランダー「……!」
ザルード「ザルゥゥ!!」ブゥン
ズドォォン
182 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/05/30(日) 01:47:42.25 ID:MghVyy2f0
ゴリランダー「ゴリ……ッ!」ドスン
藍子「そん、な……」
藍子「ゴリランダー……」
ゴリランダー「……ゴリ」
藍子「……ごめんね」
藍子「私、どうすればあのポケモンに勝てるのか、わからないの」
藍子「私、今まで、どうやって戦っていたんだっけ……?」
183 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/05/30(日) 01:48:12.39 ID:MghVyy2f0
短いですが今回はここまで
ありがとうございました
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/05/30(日) 19:23:17.64 ID:L8vFiKbk0
乙 今回は負けイベかな?
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/06/01(火) 11:25:16.97 ID:DfshmZi90
ポケモンM@STERS
186 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:43:00.49 ID:045TuTwH0
ザルード「ザルゥ!!」
藍子「攻撃は強力だし、身のこなしも素早くて隙がない」
藍子「わからないよ。私……どうしたらいいの……?」
ゴリランダー「…………」
ゴリランダー「ゴリッ!!」ダッ
藍子「あっ……!」
ザルード「ザルゥゥ!!」ブゥン
ズドォォン
187 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:43:43.26 ID:045TuTwH0
藍子「ゴ、ゴリランダー……」
『冷静に戦況を見極め、不利な状況すら味方につけて活路を見出すのです』
藍子(……そうだ。ゴリランダーは、まだ諦めていない)
藍子(それなのに、トレーナーの私が弱気じゃダメだ)
藍子(私にできることは……)
ザルード「ザルゥ!!」ムキムキムキ
藍子(あの技……腕だけを太くしている。『ビルドアップ』?)
藍子(ううん、攻撃が終わったら腕が太さは戻ってる。ビルドアップじゃなかったら……『せいちょう』、とか?)
188 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:44:37.86 ID:045TuTwH0
ザルード「ザルゥゥ!!」ブゥンッ
藍子「ドラムで防いで!」
ゴリランダー「ゴリ!」ガキィィィン
ザルード「ザルゥ……」
藍子(体勢が崩れてる!)
藍子(大技だけど、その分隙が大きいんだ……!)
藍子「ウッドハンマー!」
ゴリランダー「ゴリ!!」
ドゴオッ
189 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:45:28.51 ID:045TuTwH0
藍子「よしっ……!」
藍子(私も……諦めない!)
ザルード「……ザルルァァ!!」ムキムキムキ
藍子「両腕を太くしてきた……! またパワーウィップが来る!」
バッ
藍子「あそこ……ゴリランダー、木陰に隠れて!」
ゴリランダー「ゴリ!」
ズドォォン
190 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:46:00.35 ID:045TuTwH0
藍子「そこからドラムアタック!」
藍子「相手を攻撃するんじゃなくて……足元をすくって!」
ゴリランダー「ゴリッ!」ドンドコドンッ
ザルード「!?」フラッ
藍子「決まったっ!」
藍子「よし、懐に向けて……!」
ゴリランダー「ゴリッ!!」
191 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:46:28.93 ID:045TuTwH0
ヒュンッ
藍子「――!?」
ズドンッ
ザルード「ザル……!」
ドサッ
藍子(いま……ゴリランダーがものすごい速さで動いていたような……?)
藍子「か……勝ったの……?」
192 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:46:58.15 ID:045TuTwH0
ザルード「ザ、ザル、ゥゥ……!」グググ
藍子「そんな、倒しきれなかった……」
ゴリランダー「ッ……」ガクッ
藍子「ゴリランダー!」
ザルード「ザルゥゥゥ!!」
藍子「っ!」
193 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:47:53.93 ID:045TuTwH0
「そこまで!」
藍子「……え?」
ザッザッ
亜季「はっはっは。こっそり観戦させてもらっていましたよ」
藍子「……亜季さん」
亜季「ザルード、ご苦労様でした。ゆっくり傷を癒してくだされ」
ザルード「……ザル」
コォォォォォ
ザルード「ザル」ザッザッザッ
194 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:48:29.24 ID:045TuTwH0
藍子「回復技……使えたんですね」
亜季「ええ。『ジャングルヒール』という技です。が、あえてバトル中は封印してもらっていました」
藍子「封印……? それってどういうことですか?」
亜季「そのままの意味です。昨日のうちに、ザルードと話をつけていたのですよ」
亜季「明日、ダイキノコを取りにトレーナーがやって来る。決して悪意のある者ではないが、全力で相手をしてやってほしい、と」
亜季「藍子殿の実力を鑑みて、ジャングルヒールは使わないでほしいともお願いしておきました」
195 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:49:37.33 ID:045TuTwH0
藍子「ちょ、ちょっと待ってください。それじゃ、あのザルードってポケモンは、亜季さんのポケモンだったんですか?」
亜季「いえ。ザルードは誰の所有物でもありませんよ」
藍子「じゃあ、いったい……?」
亜季「それは道すがら話しましょう。第二のミッションは合格です。ダイキノコをいただきましょうか」
藍子はダイキノコを手に入れた!
…………………………
196 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:50:13.23 ID:045TuTwH0
ザッザッ
亜季「さて、藍子殿はダイキノコがダイマックスと関係があるのかと推測されておりましたよね」
亜季「結論から言えば、たしかに関連があります」
亜季「どうやらこのキノコには、キョダイマックスの素養を後天的に付与する、という特殊な効果があるようなのです」
藍子「!」
亜季「かつてヨロイ島に住んでいた人々が、偶然そのことを発見しました。それ以来、ヨロイ島はダイマックス発祥の地と呼ばれるようになったのです」
197 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:50:51.31 ID:045TuTwH0
亜季「同時に、島の人々はあることを危惧しました。キノコの存在を狙って、乱獲などの環境破壊を企む者が現れるのではないか、と」
亜季「それを防ぐため、森に住むあるポケモンと契りを交わすことにしたのです」
藍子「そのポケモンが、ザルード……」
亜季「ええ。人々はザルードたちの生きる森や周辺の環境をみだりに荒らさないことを、ザルードに誓いました。礼としてザルードは、人間たちの代わりにダイキノコを管理し続けることを誓いました」
亜季「これは『森の同盟』と呼ばれ、人間とポケモンの絆の象徴として語り継がれています」
198 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:51:57.23 ID:045TuTwH0
藍子「この島が豊かな自然にあふれているのは、その同盟のおかげだったんですね」
亜季「……結果として、ヨロイ島は一向に開発が進まず、多くの島民が去ってしまいました」
亜季「それでも人々とザルードとの約束は、今なお連綿と続いているのです」
藍子「……素敵なお話ですね」
亜季「今回は私が特別に、ザルードに直談判をしに行きました」
亜季「こうしてキノコを採取できたのも、森の王者の許可があってこそ。感謝を忘れないでくださいね」
藍子「はい。……ザルード、ありがとう」
199 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:52:28.89 ID:045TuTwH0
ザザザッ
藍子「……!」
亜季「どうかしましたか?」
藍子「……いえ、後ろから視線を感じて」
藍子「たぶん、ダクマです。さっきも私を追ってきていたみたいで」
亜季「……ふむ。藍子殿のことが心配だったんでしょうか」
200 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:53:09.70 ID:045TuTwH0
サルノリ「サルサルー!」ピョンピョン
藍子「あれ、あそこにいるのは……」
亜季「ん? ああ、野生のサルノリですね」
亜季「そういえば藍子殿のゴリランダーは、元からキョダイマックスの素質を持たれていたようですな」
藍子「はい、それがなにか――」
藍子「――!」
亜季「はっはっは。これで当初の疑問は解決しましたか?」
藍子「……はい!」チャキッ
藍子「ゴリランダー……帰って来れてよかったね……!」
201 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/05(土) 19:53:55.45 ID:045TuTwH0
今回はここまでです。また来週
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/05(土) 20:01:16.48 ID:r/4qPLi80
乙 しかしそのヨロイ島産のサルノリを譲ってくれた藍子の親戚って何者だろう?
203 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:06:13.47 ID:TSkqocUZ0
道場
笑美「これがダイキノコ……藍子はん、よう頑張ったなあ!」
藍子「ふふ、ありがとうございます♪」
亜季「では穂乃香殿、よろしく頼みますぞ!」
穂乃香「わかりました! 腕を振るっちゃいますね!」
グツグツグツグツ
藍子「これがダイスープ……?」
亜季「ええ。煮込んでキノコの成分を抽出することで、より効果を高めているのです」
204 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:07:01.20 ID:TSkqocUZ0
笑美「しっかしまたビビッドな色しとるなあ……ほんまに食べれんの、これ?」
亜季「もちろん。私たちが食しても何も起きませんが、味はそこそこのようですよ」
藍子「これを飲めば、マホイップがキョダイマックスできるようになるんですよね……!」
藍子「そういえば、さっき亜季さんはヨロイ島の昔話をされていましたよね。ということはこの島の出身なんですか?」
亜季「いえ、違います。出身はラテラルタウンの方になりますね」
笑美「あ、ちょうどええやん! スープが出来上がるまで、ししょーの昔話、聞かせてーや!」
亜季「わ、私のですか? 己の過去を語るというのはやや気恥ずかしいのですが……」
205 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:07:35.79 ID:TSkqocUZ0
藍子「ぜひ聞いてみたいです! 亜季さんさえよければ、話してくれませんか?」
キラキラ
亜季(う、そのような眩しい目をされたら話すしかなくなるのであります……)
亜季(とはいえ自慢話は柄ではありませんし……)
亜季「そうだ、藍子殿は楓殿とも顔見知りなのですよね。でしたら彼女のお話はいかがでしょう?」
笑美「ん−まあそれでもええけどな。ししょーとチャンピオンの馴れ初め、ウチも気になるし」
亜季「馴れ初めは恋仲の関係にしか使わない言葉ですぞ、笑美殿。藍子殿もそれでよろしいですか?」
藍子「はい、私もすごく興味があります!」
206 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:08:07.82 ID:TSkqocUZ0
笑美「でもししょーも、元はジムチャレンジャーやったんやろ?」
藍子「え、そうなんですか?」
亜季「ええ。数年前の私も、藍子殿と同じく、ジムチャレンジャーとしてガラル中を冒険していました」
亜季「どうやら私の実力はその年でもトップクラスだったようで。様々なメディアから注目され、もしかしたら楓殿も倒してしまうのでないか……という噂も立てられておりました」
笑美「へー、なんかそれはそれで大変そうやなあ」
亜季「世間の期待通り、私は難なくトーナメントを制覇しました。そして楓殿と戦うチャンスを得たのです」
藍子「亜季さん、そんなに強かったんですね。それで、結果は?」
207 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:08:33.90 ID:TSkqocUZ0
亜季「……私は愚かでした。周りの期待と、それに応えてきた自分。両方に煽られ、うぬぼれていたのです」
亜季「その自信を、見事に打ち砕かれました」
藍子「……」
亜季「試合後、私は縁あって楓殿と食事をする機会をいただけました。そこで彼女と親しくなれたのです」
亜季「話を聞いていくうちに、楓殿がいかにチャンピオンたる存在なのかよくわかりましたよ」
亜季「彼女は決して自身のことを『チャンピオンの』楓、とは言わないのですよ」
藍子「そういえば……そうですね」
208 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:09:03.83 ID:TSkqocUZ0
亜季「彼女はあくまでも、自分は一介のポケモントレーナーだと称した。その奢らない、気取らない、謙虚な姿勢こそ、私に足りないものだったのです」
亜季「それ以来、私は目に見える実力だけでなく、精神の強さも探求するようになりました。両方を備えることで初めて、楓殿を超えられるはずだと信じていましたから」
笑美「ははー、ししょーにそんな過去があったんやなあ」
笑美「ん? じゃあ何で今は道場なんかやってるん?」
亜季「……実を言うと、つい先日、その理由を笑美殿に言い当てられてしまったんですよね。はっはっは」
笑美「へ?」
209 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:09:30.29 ID:TSkqocUZ0
亜季「楓殿を超えるのは私じゃなくてもいい。意志を継いでくれた誰かが、代わりに夢を叶えてくれる――それもまた、一つの夢の形であるかもしれないと、いつしかそう思うようになったのです」
亜季「その誰かは門下生の誰かかもしれませんし、笑美殿かもしれません。もちろん、藍子殿であるかも」
藍子「!」
亜季「ああ、重く受け取っていただく必要はありませんよ。藍子殿には藍子殿の意志があってジムチャレンジに臨まれたはずですから!」
笑美「……なんや、冗談のつもりで言うたのに、まさか当たるとは思わんやん」
210 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:10:24.98 ID:TSkqocUZ0
笑美「ま、でもおかげ様で毎日楽しく過ごさせてもろてるわ。ししょー、ありがとな!」
藍子「笑美さんは、どういった経緯でこの道場に?」
笑美「ふっふっふ……それにはふかーいワケがあるんよ」
笑美「あれはそう、暑い夏の出来事やった……」
笑美『やめてーや! ウチのテッポウオやで、返してや!』
チンピラA『るっせえ! ツレの持ってるタマンタを進化させるだけだよ。用事が済んだら返してやらぁ!』
211 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:11:09.54 ID:TSkqocUZ0
笑美『絶対ウソや! 知ってるで。最近この辺で、ポケモンを理不尽に取り上げるトレーナーがおるって――』
チンピラB『ああん!? テメェ、命が惜しくねえみてえだな……』
チンピラC『野郎ども、とりあえず路地裏に連れ込むぞ!』
笑美『ひっ、ひいい……!』
ズドォォン
チンピラD『ギャアア!!??』
??『か弱き女性を寄ってたかって弄ぶなど、言語道断……』
笑美『……!』
亜季『カメックス、地平の彼方までぶっ飛ばしてやるであります!!』
212 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:11:44.41 ID:TSkqocUZ0
笑美「それ以来、ウチはししょーに一生ついていくって決めたんや」
笑美「ウチもししょーのように、誰かを助けられる強いトレーナーになりたい。ううん、ならなあかん。そう思ってな」
藍子「そんなことが……」
笑美「ししょーはウチの人生を変えてくれた、大切な人なんや」
亜季「はて、そんなこともありましたっけ」
笑美「って反応薄っ! いや薄いどころか記憶が曖昧やん!?」
213 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:12:27.67 ID:TSkqocUZ0
亜季「藍子殿、気をつけてくだされ」
笑美「うんうんせやな、不審者には十分注意を――」
亜季「彼女、やたらと話を脚色したがる一面があるので」
笑美「なんでやねん!?」バシィ
藍子「……ふふ、ふふふっ」
藍子「す、すみません、つい面白くて……笑美さん、亜季さんのことが大好きなんですね」
笑美「……藍子はんが笑ってくれとるし、まあええわ。でもこれは事実やからな?」
亜季「話を誇張しがちなところが、ですか?」
笑美「ちゃうわ! てかもうええわ!」
214 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:13:02.38 ID:TSkqocUZ0
笑美「ってウチの話はもうええねん。藍子はんは、なんでジムチャレンジをやろうと思ったんや?」
藍子「わ、私ですか!?」
藍子「私は……そうですね。ポケモンと一緒に旅をすることで、弱気な自分を変えたかったから、というのが、最初の理由でした」
藍子「でも、今は違います。新しい目標ができました」
笑美「目標?」
藍子「昨日亜季さんにも話したんですけど。私には、尊敬するトレーナーがいるんです」
215 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:13:32.47 ID:TSkqocUZ0
藍子「その人は右も左もわからなかった私を優しく見守ってくれて、いつも一緒にいてくれました。一緒にジムチャレンジに挑んで、バッジを集めてきました」
藍子「でも、お互いにバッジを集めきってしまった。次に会うときは、ライバルになってしまうんです」
藍子「だからこそ、勝ちたいんです。勝って、私は変われたって、胸を張りたい」
藍子「それが、あの人……凛さんにできる、一番の恩返しだと思うから」
亜季「……美しい絆ですな」
笑美「うんうん。その話聞いて、めっっっちゃ藍子はんのこと、応援したくなったわ」
笑美「藍子はん、頑張ってな! ウチにできることがあったらなんでもするで!」
藍子「笑美さん……ありがとうございます」
216 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:14:17.67 ID:TSkqocUZ0
穂乃香「藍子さん、スープが完成しましたよ!」
ポンッ
藍子「これがダイスープ……」
藍子「マホイップ、飲んでみて!」
マホイップ「マホ?」
マホイップ「……マホ〜♪」
グイッ
マホイップ「……マホ?」
マホイップがキョダイマックスできるようになりました!
217 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:14:51.07 ID:TSkqocUZ0
笑美「あれ、見た目的には変化はナシやな」
亜季「いえ、これでたしかに素養は開花したはず。藍子殿、次にダイマックスのタイミングがあれば、ぜひ試してみてくだされ」
亜季「では明日がいよいよ最後のミッションです。今日のところは休息をとることにしましょう」
亜季「明日は私も、気合いを入れないといけませんからな!」
藍子「……?」
218 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/13(日) 21:16:50.57 ID:TSkqocUZ0
今回は以上です
最近リアルが忙しすぎてストックがやばいので週一投下も危うくなるかもしれない
がんばれ自分
ではまた来週
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/13(日) 21:37:22.30 ID:ce12qkqu0
乙 気長に待ってるのでゆっくりでも大丈夫ですよエタらないのが一番だと思うんで
220 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:36:50.35 ID:GhsdoLV60
翌日
藍子「おはようございます、みなさん!」
笑美「おー、おはよう藍子はん!」
藍子「笑美さん、今日は早起きですね」
藍子「ってあれ、笑美さん以外に誰もいない……? みなさん、どこかに行かれてるんですか?」
笑美「あ、ああー、ししょーはな、ちょっと野暮用で出かけてるみたいやで?」
藍子「……?」
221 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:37:22.41 ID:GhsdoLV60
ガラッ
穂乃香「笑美さん、準備できましたよ!」
笑美「サンキュー穂乃香はん! んじゃ藍子はん、行こっか!」
藍子「……? ……??」
…………………………
藍子「ここは……」
笑美「道場の奥にあるバトルフィールドや。稽古でたまに使ったりするねん」
222 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:37:55.29 ID:GhsdoLV60
笑美「でも最近放ったらかし気味やったから、朝イチで穂乃香はんに掃除してもろててん」
藍子「バトルフィールド……ということは、誰かとバトルするんですね」
藍子「誰か……はっ。もしかして」
笑美「そう。そのまさかや」
亜季「…………」ズンッ
笑美「藍子はん。最後のミッション――つまり卒業試験は、ししょーとのガチンコバトルや!!」
藍子「えええ〜っ!?」
223 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:38:30.86 ID:GhsdoLV60
亜季「何をぼやっとしてる、藍子。早く私の向かいに立つのであります」
藍子「あ、亜季さんの口調がいつもと違う……!?」
笑美「……あれがししょーの真性や」
笑美「ししょーはな、バトルのことになると性格が豹変するんや。普段とは比べ物にならんくらい怖なる。どこの誰がそう呼んだか、ついたあだ名は『鬼軍曹』――」
亜季「キサマはとっとと審判の位置につけえ!!」
笑美「はっはいい!」ピューッ
224 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:38:59.40 ID:GhsdoLV60
藍子「……亜季さんと、バトル……」
亜季「藍子。昨日のザルードとの戦い、陰ながら見守らせてもらっていた」
亜季「倒せこそしなかったが、立ち回りとしてはまあ及第点だっただろう」
亜季「だが!」
亜季「昨日の一戦だけで満足するな。実戦で己を鍛え上げることこそが、真に道を切り開くカギとなるのだ」
亜季「さあ、藍子。これが最後のミッションだ。本土に帰り、トーナメントに参加したくば……私を倒してからにしろ!!」
225 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:39:43.96 ID:GhsdoLV60
藍子「亜季さん……」
藍子「わかりました。それなら……全力で挑ませていただきます。よろしくお願いします!」
亜季「その意気だ! 審判、ルール説明を!」
笑美「はいよ! ルールはカンタン、先に相手の手持ちを全滅させた方の勝ちや!」
笑美「あとここはパワースポットやから、ダイマックスもジャンジャン使えるで!」
穂乃香「二人とも、頑張ってくださいねー!」
亜季「来いよ藍子、遠慮を捨ててかかってこォい!!」
師範代の亜季が勝負をしかけてきた!
226 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:40:24.18 ID:GhsdoLV60
藍子 手持ちポケモン
ゴリランダー (しんりょく) Lv62
ドラムアタック/ウッドハンマー/アクロバット/いやなおと
マホイップ (スイートベール) Lv59
マジカルシャイン/てんしのキッス/デコレーション/???
サニーゴ (はりきり) Lv57
アクアブレイク/パワージェム/じたばた/ミラーコート
ドロンチ (すりぬけ) Lv53
りゅうのはどう/ゴーストダイブ/でんじは/みがわり
ヤドキング (きみょうなくすり) Lv56
ぶきみなじゅもん/なみのり/わるだくみ/???
227 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:40:54.90 ID:GhsdoLV60
藍子「サニーゴ、おねがい!」ポンッ
藍子「サニー!」
亜季「カメックス、出撃であります!」ポンッ
カメックス「カメェ!!」
カメックス こうらポケモン みずタイプ
甲羅のロケット砲から吹き出す水流は正確かつ破壊力抜群
噴射の水圧に耐えられるよう、わざと大きく重たい身体へ進化した
亜季「ハイドロポォンプ!!」
カメックス「カメェ!!」バシュゥゥ
藍子「は、速い――」
ズドォォン
228 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:41:27.02 ID:GhsdoLV60
サニーゴ「サニ!」
藍子「よし、アクアブレイク!」
サニーゴ「サニッ!」バシュゥ
亜季「ほう、今の直撃を耐えるとは。なかなかタフじゃないか」
亜季「だが近づけさせまい!」
カメックス「カメェ!!」ズドォォン
藍子「ま、またハイドロポンプ……!?」
サニーゴ「サニ……!」ドサッ
笑美「サニーゴが押し返された……なんちゅうパワーや」
藍子「……まだです! パワージェム!」
サニーゴ「サニッ」パァァ
229 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:41:59.00 ID:GhsdoLV60
亜季「ほう、ゴリランダーが控えているのに交代しないか。その気概は褒めてやろう」
亜季「だがそのような貧弱な技など! カメックスの眼中にも及ばない!!」
カメックス「カメッ」ググッ
藍子「これは攻撃じゃありません……防御です!」
サニーゴ「サニ!」パァァァ
笑美「おおっ、パワージェムを周りに纏わせた!」
藍子「この状態でなら――」
亜季「まとめてブッ飛ばしてやる!!」
ズドォォン
藍子「そ、そんな!?」
藍子「パワージェムごと、吹き飛ばすなんて……」
230 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:42:35.44 ID:GhsdoLV60
亜季「どうした藍子! キサマの力はそんなものか!?」
藍子「っ……!」
亜季「焦りを捨て、戦場を冷静に見つめろ! そうすれば自ずと打つべき一手を見出せるはず!」
亜季「あとはその一手を果敢に打ち出すのみ!」
藍子「冷静に……」
藍子(そうだ、落ち着いて今の状況を整理しよう)
藍子(あのカメックス、バトルが始まってから一歩も動いていない。わざと大きく重たい身体へ進化した、ってことだから、きっと遠距離攻撃が武器のポケモンだ)
藍子(だったら近づくことさえできれば……だけど攻撃の威力もスピードも並外れている)
藍子(サニーゴじゃ、正面から太刀打ちできない……)
藍子(……本当に、そうなのかな?)
231 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:43:05.68 ID:GhsdoLV60
ズドンッ
藍子「! サニーゴ、躱して!」
サニーゴ「サニッ」ヒョイ
亜季「逃がすものか!」
ギュン
藍子「!?」
亜季「標的、ロックオン。であります」
ズドォォン
笑美「今のは……はどうだん! 必中技や!」
藍子「サニーゴ……!」
232 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:43:45.92 ID:GhsdoLV60
藍子(……そうだ。いくら自分のペースといっても、もたもたしていたら相手のペースに呑まれる……)
藍子(一か八か……やってみよう!)
藍子「サニーゴ、カメックスに突っ込んで!」
サニーゴ「サニ!」ダッ
笑美「なっ、真正面からいきよった!?」
亜季「何のつもりだ! 簡単に突破できると思うなよ!」
亜季「カメックス! 蜂の巣にしてやるであります!」
カメックス「カメェ!!」ズドォォン
233 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:44:35.44 ID:GhsdoLV60
藍子「止まらないで、サニーゴ!」
サニーゴ「サニッ……!」グイッ
笑美「おお、耐えた!」
藍子「耐久力には自信がありますから!」
亜季「ならば押し返すまで! ハイドロポォンプ!!」
藍子「アクアブレイクで打ち消して!」
サニーゴ「サニッ!」
ズドォォン
サニーゴ「――サニッ!」ダッ
笑美「勢いを殺されたのに、まだ近づくんか……!」
亜季「命知らずもいいところだな! 今度こそ風穴を開けてやる!!」
234 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:45:08.01 ID:GhsdoLV60
カメックス「カメェ!!」バシュゥゥ
藍子「それを待っていました……!」
藍子「サニーゴ、ミラーコート!」
サニーゴ「サニ!」パァァ
ズドォォン
亜季「なんと!?」
笑美「決まった……ゼロ距離での反射や!」
カメックス「カメ……」フラッ
藍子「今だよ、サニーゴ! アクアブレイク!」
サニーゴ「サニー!」
235 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:45:45.55 ID:GhsdoLV60
亜季「……カメックスッ!!」
カメックス「……カメェ!!」
ズドォォン
カメックス「カメェ……」バタンキュー
サニーゴ「サニ……」バタンキュー
笑美「カ、カメックスとサニーゴ、同時KOや!」
藍子「……!」
亜季「ふっふっふ。あと一手、詰めが甘かったな」
236 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:46:29.41 ID:GhsdoLV60
亜季「だが、技の性質と相手の馬力、サニーゴのしぶとさを計算しつくしての戦術……素晴らしかったぞ」
藍子「はい。凛さんから教わった「型」……しっかり表現することができました」
亜季「だが、そのやり方だけで私を倒せると思うなよ!」
亜季「ゆくぞぉ、カイリキー!!」ポンッ
カイリキー「リキー!」
カイリキー かいりきポケモン かくとうタイプ
4本の腕から目にも止まらぬ速さでパンチやチョップをたたき込む
ガラルではリザードン、ゲンガーと共に大人気のポケモンだ
237 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/20(日) 23:49:33.56 ID:GhsdoLV60
今回はここまで
このバトルはコマンドー中心に映画ネタを詰め込んでいます
いくつ見つけられるかな?ではまた次回
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/20(日) 23:56:32.82 ID:BTqzsUuS0
乙 軍曹の手持ちって全部キョダイマックス個体だったりするんかね...
239 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:09:39.49 ID:ORWsAoqv0
藍子「交代です、ドロンチ!」ポンッ
ドロンチ「ドローン!」
亜季「読み通り! カイリキー、バレットパンチですぞ!」
カイリキー「リキー!」ギュン
藍子「躱して!」
ドロンチ「ドロン――」
ピタッ
ドロンチ「ド、ドロン!?」
ドガッ
240 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:10:35.18 ID:ORWsAoqv0
藍子「ドロンチ!?」
藍子「ドロンチのスピードなら、絶対に躱せるはずだったのに……!?」
亜季「ふっふっふ……カイリキーの特性は『ノーガード』。よって、いかなる状況においても攻撃を避けるのは不可能!」
笑美「避けようっちゅう意思すら封じるなんて、おっそろしい特性やな……」
藍子「それなら!」
ドロンチ「ドロン!」フッ
藍子(ゴーストダイブで姿を消せば、さすがに当たらないはず――)
241 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:11:23.74 ID:ORWsAoqv0
亜季「甘いッ!! カイリキー、じごくづき!!」
カイリキー「リキ!」グッ
カイリキー「――リキィ!!」
ズドンッ
ドロンチ「ド、ドロン……!」
藍子「そ、そんな!?」
亜季「たとえステルスを仕込んでいようと、カイリキーからすればただのカカシも同然!」
亜季「これでトドメだ!!」
カイリキー「リキィ!」ブゥン
藍子「躱せないなら、せめてこれだけでも……!」
242 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:11:59.87 ID:ORWsAoqv0
藍子「でんじは!」
ドロンチ「ドロン!」バリリ
カイリキー「リキッ……」
カイリキー「……リキィィ!!」
ズドンッ
ドロンチ「ドローン」バタンキュー
亜季「最後の最後に置き土産か。だが確実に仕留めたぞ」
藍子「ごめんね、ドロンチ……ゆっくり休んで」
藍子「いくよ、マホイップ!」ポンッ
マホイップ「マホ〜」
243 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:12:46.08 ID:ORWsAoqv0
亜季「相性が悪かろうが関係ない! ばくれつパンチでスタンさせてやる!!」
カイリキー「リキー!!」ダッ
藍子「わわっ、マジカルシャイン!」
バシィ
藍子(ばくれつパンチ……当たったら混乱させられちゃう技だ)
藍子(本当は命中率が低いけど、『ノーガード』の前では関係ない。それなら……)
藍子「デコレーション!」
マホイップ「マホ〜」シャキーン
亜季「ずいぶんと悠長だな! カイリキー、もう一度叩き込んでやるであります!」
カイリキー「リキ!」ギュン
244 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:13:49.93 ID:ORWsAoqv0
藍子「マジカルシャインで打ち消して!」
マホイップ「マホ!」
ズバンッ
亜季「フハハ、その程度でカイリキーを止められると思うなよ!」
亜季「一撃で眉間をブチ抜いてやる。ばくれつパンチであります!」
カイリキー「リキー!!」グワッ
マホイップ「……!」
亜季「もらった――」
245 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:14:30.22 ID:ORWsAoqv0
スカッ
亜季「……な!? 攻撃が外れた!?」
藍子「無防備になりましたね! そこにマジカルシャインです!」
マホイップ「マホ〜!」パァァ
ズドォォン
カイリキー「リキー」バタンキュー
笑美「おおっ、カイリキーを一発KOや!」
笑美「でも何でや? 何でカイリキーの攻撃が当たらんかったんや?」
246 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:16:22.21 ID:ORWsAoqv0
亜季「……そうか、『なかまづくり』でありますな」
藍子「はい。マジカルシャインで相打ちになった隙に、カイリキーの特性を変えさせてもらいました」
亜季「でんじはをばら撒いてマヒさせたのもこれに繋げるためだったのか」
藍子「繋げるとまでは考えていなかったんですけど……たまたま閃いただけで」
亜季(……閃き。これが彼女の才能か)
亜季「……ふふふ。ははははは!」
247 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:17:00.80 ID:ORWsAoqv0
亜季「カメックス、カイリキー……皆、倒されてしまった。 次が最後のポケモンです」
亜季「しかし私には、まだ切り札があります。そう簡単には倒されませんぞ」
亜季「ところで藍子殿。笑美殿と戦われた時よりも、肩の力が抜けている様子。どうです、気持ちも体も軽くはありませんか?」
藍子「……はい。私、今はすごくバトルが楽しいです!」
藍子「なんだか、今までよりも私らしく戦えている気がします……!」
亜季「気のせいではありませんよ。その心意気です」
248 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:17:54.28 ID:ORWsAoqv0
亜季「ですが。私とて弟子が見ているのです。そう簡単に負けられません」
亜季「しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です。来い、ウーラオス!」ポンッ
ウーラオス「…………」ダンッ
ウーラオス けんぽうポケモン かくとう・あくタイプ
いちげきのかた
修行の果てに一撃必殺を信条とする「あくの型」を極めた
情け容赦のない戦い方を好み、激情すると手がつけられない
249 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:18:25.33 ID:ORWsAoqv0
笑美「で、出た……ウーラオスや」
笑美「師匠の持つ最強のポケモン……!」
藍子「かくとう・あくタイプ……ならマホイップのままでいきます!」
藍子「マジカルシャイン!」
マホイップ「マホ〜!」パァァ
亜季「ガード!」
ウーラオス「……!」ズバンッ
亜季「そして――」
250 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:18:59.39 ID:ORWsAoqv0
ヒュンッ
藍子「……えっ!?」
ズンッッ
笑美「んなっ……一瞬でマホイップの懐に……!」
亜季「ヒット!!」
ウーラオス「……べアーク!!」
ゴツゥゥゥン
藍子「マ、マホイップ!」
マホイップ「マホ〜」
バタンキュー
251 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:19:57.11 ID:ORWsAoqv0
藍子「そんな……!」
笑美「は、速すぎる……今の、ほんまに『アイアンヘッド』やったんか……?」
亜季「いかにも。技まで見抜くとは、さすが笑美殿ですな」
亜季「鍛え抜かれた瞬発力を持ってして相手の懐に飛び込み、必殺の一撃を見舞う。私の自慢のウーラオスです」
亜季「さあ、藍子殿。コイツを倒せるか試してみるがいい。私も伊達に道場の師範代を務めているわけではないでありますよ!」
藍子「っ……」
藍子(あと戦えるのは、ヤドキングとゴリランダーだけ……)
藍子「……ヤドキング、お願い!」ポンッ
ヤドキング「ヤドキン」
252 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/06/27(日) 23:21:07.53 ID:ORWsAoqv0
今回はここまで。またらいしゅー
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/27(日) 23:25:26.67 ID:E6wczZF70
乙 フルバトルかと思ったが軍曹の手持ち3体のみなのね
254 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:39:19.16 ID:ew35YxFp0
笑美「ヤドキング……ってことはアレを試すんやな、藍子はん」
亜季「さあ、もっと来い藍子ォ!」
藍子「やれるだけ、やってみます。これがヤドキングの新しい技……!」
藍子「トリックルーム!」
ヤドキング「ヤドキンッ」
フォンフォンフォン
亜季「!」
笑美「なんや、この感じ……頭がこんがらがりそうや」
笑美「歪んどる……何かが……!」
藍子(これが……トリックルーム。素早さが逆転する空間)
藍子(この空間でなら、ウーラオスに対抗できる!)
255 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:40:04.39 ID:ew35YxFp0
藍子「ヤドキング、なみのり!」
亜季「ガード!」
ウーラオス「!」ザバァァン
亜季「そんなヌルい攻撃じゃ、いつまでたっても倒せないぞ!」
亜季「ウーラオス、あんこくきょうだッ!!」
藍子「目の前になみのり!」
ヤドキング「ヤドキン」ズバンッ
笑美「波で攻撃を防ぎよった!」
亜季「ほう、攻撃は最大の防御というわけか!」
256 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:40:48.03 ID:ew35YxFp0
藍子(……亜季さんの言うとおりだ)
藍子(新しく覚えた「ぶきみなじゅもん」はエスパー技だし、このままなみのりだけで戦っていてもウーラオスは倒せない)
藍子(今、私にできることは……)
藍子「なみのり!」
ヤドキング「ヤドキン」
亜季「ならばこちらも! ウーラオス、ストーンエッジを障壁に使うであります!」
ウーラオス「……!」グワッ
ザパァァン
笑美「まさに目には目を、て感じやな。藍子はん、どうするつもりや――」
257 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:41:28.62 ID:ew35YxFp0
藍子「…………」
笑美「あれっ?」
ヤドキング「ヤド、ヤドキーン」
藍子「…………はっ。ご、ごめんねヤドキング。ボーッとしちゃってて」
藍子「うん、こっちの方が素早い今がチャンスだよね。なみのりでどんどん攻めていって!」
ヤドキング「ヤドキン」ザパァァン
藍子(……考えなきゃ。次のゴリランダーで、どう戦えばいいのか)
藍子(あのウーラオス、どこにも隙がない。パワーもスピードもあって、守りも堅い)
藍子(普通に攻撃してもダメだ。キョダイマックスすれば、太刀打ちできるようになるかな)
藍子(もしくは――)
258 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:42:07.87 ID:ew35YxFp0
ヒュンッ
藍子「――!?」
ズドンッ
藍子(ザルードとのバトルの時、ゴリランダーがものすごい速さで懐に飛び込んでいた)
藍子(あの攻撃。あれをウーラオスにも当てることができたら)
藍子(あの時……ドラムアタックで体勢を崩したザルードに、ウッドハンマーを打とうとしていた)
藍子(だけど実際には、見たことのない速さで、ザルードを吹っ飛ばしていた)
藍子(あの時と同じ状況になれたら……)
ザッ……
藍子(森の奥地、緑が生い茂っている場所――)
259 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:42:59.52 ID:ew35YxFp0
ズドンッ
ヤドキング「ヤドキンッ……」ドサッ
藍子「ヤドキング!?」
藍子「! トリックルームが解けてる……!?」
笑美「何してるんや藍子はん!!」
亜季「……目の前でポケモンが健闘しているというのに、肝心のトレーナーは上の空ですか」
亜季「今その目を覚まさせてやるであります。ウーラオス!」
シュゥゥ
笑美「ボールに戻した……ちゅうことは!?」
ゴゴゴゴゴゴ
笑美「ボ、ボールが唸っとる……なんちゅう気迫や」
藍子「……!」
260 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:43:33.89 ID:ew35YxFp0
亜季「いざ! キョダイ・マックスッ!!」
ズンッ
ズンッッ
ズンッッッ
ウーラオス「ベアアアアアアク!!」
藍子「そ、そんな……!」
亜季「その拳で、全てを穿て!」
亜季「キョダイイチゲキッ!!」
ウーラオス「ベアアアアアアク!!」
ズドゴォォォォン
藍子「わああっ!」
ヤドキング「ヤ、ヤドキン……」
バタンキュー
261 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:44:13.03 ID:ew35YxFp0
笑美「ヤ、ヤドキング、一発KOや……」
亜季「……これがウーラオスの真の姿。湧き上がる怒りのままに敵を屠る、最強の鎧」
亜季「この鎧、砕けるものなら砕いてみろ! であります!!」
藍子「っ……ごめんね、ヤドキング」
藍子「ゴリランダー!」ポンッ
ゴリランダー「ゴリ」
藍子(まさかキョダイマックスするなんて……今まで戦ったどのポケモンよりも、威圧感がすごい。きっと普通に戦っても、勝てない)
藍子(本当に、勝てるの……?)
藍子(やっぱり私もキョダイマックスで対抗しないと――)
藍子(……!)
藍子(……キョダイ、マックス)
262 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:44:44.82 ID:ew35YxFp0
藍子「ゴリランダー、いやなおと!」
ゴリランダー「ゴリ!」ォォォン
亜季「構うなウーラオス! 一撃で終わらせてやる、キョダイイチゲキ!!」
ウーラオス「ベアアアアアアク!!」
藍子「ゴリランダー、足元へ逃げて!」
ズドゴォォォォン
笑美「躱した……けどほんまにギリギリやったな」
笑美「まずはいやなおとで守りを薄くして、そっからダイマックスさせるつもりなんか?」
亜季「…………」
藍子「アクロバット!」
ゴリランダー「ゴリ!」バシィ
藍子(少しずつ、少しずつだけど、しっかり体力は削れている)
藍子(……でもこのままじゃ)
263 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:45:20.81 ID:ew35YxFp0
亜季「キョダイイチゲキ!!」
藍子「か、躱して!」
ズドゴォォォォン
笑美「……んん?」
笑美「藍子はん、まさかダイマックスせんと戦うつもりなんか? 最後の1匹やのに」
亜季「いつまでも逃げ続けられると……思うなよ!!」
グワンッ
藍子「ダ、ダイロック……ゴリランダ――」
ズドォォォン
笑美「め、命中してしもた!」
藍子「ゴリランダー……うっ」
藍子「砂埃で、前が見えない……!」
264 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:46:07.28 ID:ew35YxFp0
亜季「喰らえええい!!」
ズドゴォォォォン
笑美「ああっ……!」
ゴリランダー「ゴ、ゴリ……」ヨロッ
亜季「ドラムを盾にして凌ぎましたか。だが!」
ピシッ!!
藍子「そんな、ヒビが……」
亜季「生命線であるドラムは失ったも同然。どうやら決着は近いようでありますな」
ウーラオス「ベアアアアアアク!!」
笑美「どないするんや藍子はん! 長くは持たんで、はよダイマックスさせんと!」
藍子「……それじゃダメなんです。キョダイマックスじゃ、ウーラオスには勝てない」
265 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:46:53.26 ID:ew35YxFp0
藍子(考えないと。どうやってあの攻撃を出せばいいのか)
藍子(あの時……どうして攻撃を出せたのかを)
藍子「……ゴリランダー、もう少しだけ、時間をもらってもいい?」
ゴリランダー「ゴリ」コクン
藍子「ありがとう……ウッドハンマー!」
ゴリランダー「ゴリ!!」ブゥン
ウーラオス「ベアアアアアアク!!」
ズドゴォォォォン
亜季「なぬ、まだこれ程の力が……これが『しんりょく』の力か」
266 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:47:37.08 ID:ew35YxFp0
亜季「見上げた根性でありますな、ゴリランダー。だが!!」
ズドゴォォォォン
亜季「次で決めてやるであります……覚悟!!」
ゴリランダー「ゴリッ……!」
藍子(…………)
藍子(だんだんと周りが暗くなっていて……森というより、ジャングルみたい)
藍子『この島が豊かな自然にあふれているのは、その同盟のおかげだったんですね』
亜季『そういえば藍子殿のゴリランダーは、元からキョダイマックスの素質を持たれていたようですな』
藍子『あれ、あそこにいるのは……』
267 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:48:25.53 ID:ew35YxFp0
藍子(――!)
チャキッ
亜季(……ん? スマホロトム、だと?)
藍子(……やるしかない。一か八か、あの技を再現するには――)
藍子「ゴリランダー、スティックでリズムを刻んで!」
ゴリランダー「……ゴリ?」
藍子「思い出して。サルノリはスティックを使うことで、草木を元気にする力があるよね」
藍子「ゴリランダーにも、その力は残っているんじゃないかな?」
ゴリランダー「……!」
ゴリランダー「ゴリ!!」ダダダンッ
268 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:49:13.77 ID:ew35YxFp0
藍子(このバトルフィールドは荒れ地だけど……)
藍子(そんな場所にだって、緑はあるはず!)
パアッ
笑美「な、なんや!? 草が生えてきおった!」
ゴリランダー「ゴリ!」ダッ
亜季「これは……まさか」
亜季「ウーラオス、キョダイイチ――」
藍子「お願い……決めて! ゴリランダー!」
ゴリランダー「ゴリイイ!!」
亜季「……!」
ズドンッ
269 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:49:50.00 ID:ew35YxFp0
ウーラオス「ベ、ベア……」
ウーラオス「ベアアアアアア!!!」
バシュゥゥゥゥゥ
藍子「……!」
亜季「……」
笑美「な、なにがどうなったんや?」
ウーラオス「…………」ドサッ
笑美「ウーラオスが、倒れとる……」
ゴリランダー「……ゴリ」
270 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:51:00.50 ID:ew35YxFp0
藍子「か……勝て、た……?」
亜季「ウーラオス、申し訳ありませんでした。……私も、年を取ったでありますな」
亜季「完敗です、藍子殿。卒業試験は合格です!」
藍子「……は、はい」
亜季「ん、どうかしたのですか? 心ここに在らずといった感じですが」
藍子「いえ、その、本当に勝ったのか、よくわかっていなくて」
笑美「なーに言うとんねん! 審判のウチからも言うたるわ、藍子はんの勝ちや!」
穂乃香「藍子さん、おめでとうございます!」
藍子「……っ!」
271 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:52:10.41 ID:ew35YxFp0
亜季「まさかサルノリの頃の生態まで戦いに活かされるとは。さすがの私も前代未聞でしたよ。いったいどこでそのセンスを?」
藍子「ど、どこでと言われても……」
亜季「はっはっは、冗談ですよ」
亜季(……普通のトレーナーならば、強引にでもトリックルームを軸に据えて戦いたがる場面だったでしょう)
亜季(ですが藍子殿は、それを時間稼ぎの手段として早々に割り切った。そしてゴリランダーでの対策を練っていた)
亜季(上の空、か。……これが彼女本来のマイペースさとも気づかずに)
272 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:52:55.34 ID:ew35YxFp0
笑美「にしても、さっきの技はなんやったん? ゴリランダーがすごい速さでウーラオスに飛び込んでいっとったけど」
藍子「ええと、その……実は私も、詳しくはよくわかっていないんです」
亜季「ふむ」
亜季「サルノリの系統は森で暮らすポケモン。おそらく普通の地面よりも、緑がある場所の方が力をより発揮できるのかもしれませんな」
笑美「グラスフィールド的な?」
亜季「まあそんなところでしょう。ゴリランダーはフィールドに生えていた雑草を利用して、擬似的にグラスフィールドを作り上げたのかもしれません」
273 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:53:37.20 ID:ew35YxFp0
穂乃香「私、入念に手入れしたつもりだったんですけど……まさか草が残っていたとは思いませんでした」
亜季「草の上を滑走するかのような所作……先程の技、『グラススライダー』と名付けられては?」
藍子「グラススライダー……」
ダッ
亜季「む?」
シュタッ!
亜季「何奴!?」
274 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:54:05.16 ID:ew35YxFp0
ダクマ「べあっ!」
藍子「ダクマ! どうしてここに?」
笑美「何やこのポケモン? さっきのバトル、見とったんかな」
ダクマ「べあっ――」
カッ
ダクマ「べあ! べあ! べああーっ!」シュタタタタ
笑美「どこに向かってパンチしてるんや、このポケモン?」
ダクマ「べあ」シュバッ
笑美「跳んだ」
ダクマ「べあ」シュタッ
笑美「着地した」
275 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:54:44.19 ID:ew35YxFp0
ダクマ「べああ」ドヤァ
笑美「ドヤった……?」
穂乃香「何かをアピールしたいんでしょうか」
藍子「アピール……」
藍子「もしかして、バトルしたいの?」
ダクマ「べあ」ブンブン
ダクマ「べあ!」ビシッ
藍子「モンスターボール」
ダクマ「べあ!」ビシッ
藍子「そして自分」
ダクマ「べああ……」ドヤァ
276 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:55:26.91 ID:ew35YxFp0
藍子「ええと……ゲットしてほしいのでしょうか」
笑美「みたいやな。しかも謎に上から目線やし」
亜季「はっはっは! 面白いポケモンではありませんか」
亜季「どの道、トーナメントに挑むには6匹目が必要不可欠です。藍子殿、せっかくの機会です。仲間に加えてみては?」
藍子「……そうですね。なんだか愛着が湧いてきましたし」
藍子「ダクマ、これからよろしくね!」ポンッ
コロ……コロ……カチッ
277 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 22:56:07.31 ID:ew35YxFp0
ダクマが手持ちに加わった!
笑美「そのポケモン、ヨロイ島の野生ポケモンなんかな。せやったらめっちゃ強いんとちゃう?」
藍子「そうかもしれません。ええと……」
ダクマ(せいしんりょく)
やんちゃな性格 好奇心が強い
いわくだき/にらみつける/こらえる/きあいだめ
Lv.10
一同「レベル低っ!!!???」
278 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/07/04(日) 23:01:09.95 ID:ew35YxFp0
今回は以上です。だいぶ早足になった上に語りたいことも山々ですが、次回でヨロイ島編はおしまいです
ウーラオス戦は本当にもうこれ以上書けないという状態になってしまって長い戦いでした
ようやく峠を越えれた
ではまたらいしゅー
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/07/04(日) 23:03:03.11 ID:BY9hrj1O0
乙 やっぱり図鑑説明にあるそのポケモンの生態も駆使してのバトルは面白いね
440.71 KB
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