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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その8【安価】
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25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:24:21.68 ID:nqOs4WiSO
>>24
26 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:33:01.57 ID:3mSVsqz/0
ーー
整備士『傀儡の艦娘は解体しない方がいいよ』
提督「どうしてだ?」
整備士『何が起こるか保証できないんだ。僕が作った傀儡なら大丈夫だけど、旧大本営が作ってた傀儡はね…』
整備士『爆弾が仕掛けられてるのは知ってるでしょ?最悪はそれが爆発して死んじゃうね』
提督「爆弾を取り除く手術を受けさえすれば問題は無いんだな?」
整備士『その通りだけど、傀儡の艦娘がどれだけの数が居るのか把握できてる?』
提督「……」
整備士『現実的なのは解体せずに現状維持になると思うよ』
27 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:36:52.05 ID:3mSVsqz/0
整備士『解体じゃなくて除籍はどうなの?それなら解体しなくて済むよね?』
提督「除籍だと人間としての扱いがされない。艦娘という物扱いだ」
整備士『それは法を定めた人がおかしい。艦娘も傀儡も生きているんだ』
提督「それは俺がどうこうできる問題じゃないんだ」
整備士『本当に人間は自分勝手だなぁ…やっぱり僕は人間は嫌いだね』
提督「ひとまずは礼を言う。お前の傀儡なら解体しても安心だということが分かっただけでも進歩だ」
整備士『力になれたんなら良かったよ。また何かあったら連絡してね』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:41:59.97 ID:gzrDJ4FDO
ところで…伊400と夕雲の事についてすまなかった…と謝罪する提督
別に構わないよ
君も人間だったというだけの事さ
だけどまあそうして反省出来るだけまだマシだと思っておくよと整備士
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:50:39.02 ID:CKGCiUsfo
>>28
タシュがああなった経緯を伊400に詳しく突っ込んだらなかなかヤンチャしてたらしく彼女も反省が必要だねって整備士
夕雲は調べた後、元に戻したら素直にタシュと一緒にお手伝いしてるって
30 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:58:45.62 ID:3mSVsqz/0
提督「ところで……伊400と夕雲の事についてすまなかった」
整備士『ああ別に構わないよ、君も人間だったというだけの事だからね』
提督「そうだな…俺も大多数の人間と変わりない」
整備士『それは違うよ、提督さんは貴重な人間だ。ちゃんと反省できるし、僕が嫌悪する人間とは種類が違うよ』
提督「いや、俺も所詮は人間なんだ」
整備士『まあ伊400は中々ヤンチャしてたみたいで彼女も反省が必要だし、夕雲君は軽く調べた後、元に戻しておいたから』
提督「…二人のことは頼む」
整備士『ちゃんと手伝ってもらってるから安心してよ。彼女達が提督さんを恨んでいるかまでは分からないけどね』
31 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 23:04:13.44 ID:3mSVsqz/0
提督「……龍驤のことになると我を失ってしまうようではまだまだだな」
提督「冷静に対処しなければいけないのは分かっているが、やはり…」
提督「マシにはなってきているはずなんだが…うぅむ」
提督「龍驤がまた入院…いや、良くなってはきているんだ。俺が不安になっていてどうする」
提督「俺はもう父親なんだから冷静に…熱くならずに落ち着けばいい」
提督「……」
提督「…仕事に戻ろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:12:38.59 ID:gzrDJ4FDO
一方
さすがに自分が悪いと土下座する白露と腕組み仁王立ちの電
電って怒ると怖いんですねぇ…と電を宥めながら漣
響はもうすぐ居なくなり暁は大抵レ級と一緒
雷はラジオやテレビの仕事で忙しい
そうしていつしか白露を寄る辺に見出だしていた電
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:28:29.58 ID:nqOs4WiSO
タシュケントが本来の夕雲は臆病だけどまじめな子だねと整備士と話してる
ただ私が伊400はあたしが言うのも何だけど過激なところが目立つよ
社会への艦娘の受け入れが進んでいる中で力を好き勝手に振るうとそれが壊れてしまう
提督と話していた艦娘を人間として扱うこともその先にあるはずだからね
だから根気強く正していかないといけないよ
34 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 23:37:06.12 ID:3mSVsqz/0
ーー大本営、研究室
タシュケント「本来の夕雲は臆病だけどまじめな子みたいだね」
整備士「真面目だからこそああなってしまったのかもしれないね」
タシュケント「でもあたしが言うのも何だけど、伊400は少し過激なところが目立つよ」
整備士「そうだね……彼女は要注意かもしれないね。どうやら社会では艦娘の受け入れが進んでいるみたいだ」
整備士「その中で力を好き勝手に振るうとそれが壊れてしまう。 提督さんが話していた艦娘を人間として扱うということも、その先にあるはずだからね」
タシュケント「じゃあやっぱり彼女はバラバラにする?」
整備士「その必要は無いよ、ゆっくり正していけばきっと分かってくれるからね」
タシュケント(同志はとても正す側の人間とは思えないけど)
35 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 23:42:02.23 ID:3mSVsqz/0
整備士「どうしたの?なにか言いたそうだけど」
タシュケント「…彼女を正す前にまずは同志からじゃないかな」
整備士「僕?」
タシュケント「いつまで吹雪のことを引きずってるんだい?」
整備士「彼女は…危険な存在だ」
タシュケント「それは君の意見だ、吹雪を狂わせたのは同志なんだ」
整備士「僕も…自分の誤ちに向き合えって言うんだね」
タシュケント「それしか無いよ。あたしだって偉そうに言えないけど、理由を付けて逃げるのは違う」
タシュケント「あたしは殺した数より一人でも多く救うって決めた。その中に同志も入っているからね」
整備士「そうか…うん。分かった、逃げるのはもう…やめておくよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:45:56.27 ID:faGVgwnXo
>>32
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:48:26.35 ID:CKGCiUsfo
>>32
普段はかかあ天下?といえばいいのか尻に敷かれるといえばいいのかになっちゃう白露
これを気に真面目なお付き合いについて考え出す
38 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:00:35.91 ID:MGB5/bq00
ーー横須賀鎮守府
白露「……」土下座
電「……」
漣「いやぁこれぞ正に修羅場ですな」
電「ちょっと黙ってて欲しいのです」
漣「…うぃっす」
漣(電は怒ると怖いと聞いてましたが本当みたいですねぇ。この睨みは素人じゃできませんよ)
漣(まあ今回のは白露さんが悪いんで擁護はしませんが、暴力を働いたら止める程度にしておきましょう)
漣(面白がっちゃいけないのは分かってますけど、こんなの興味津々に決まってるじゃないですかヤダー)
39 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:07:01.21 ID:MGB5/bq00
漣(響はもうすぐ居なくなって暁は大抵レ級と一緒。雷はラジオやテレビの仕事で忙しいんで電は拠り所が欲しかったんですな)
漣(その相手に白露がいいかもと思っていた矢先にこれ…一度抱かれたことを忘れただけでも重罪なのに、これはいけませんよぉ)
漣(電の心の内は大体分かりましたけど、白露さんはどうなんでしょうね……気になるんで動きますか)
漣「…ここは漣が仲裁させてもらいますよ。おおよその事情は聞いているので白露さん、何か言いたいことはありますか?」
白露「…一度抱いたことを忘れるなんて、一番最低なことをしました」
電「……」
漣「普段から遊びまくってる白露さんからすれば、電さんを抱いたのは一度くらいの遊びだと思ったんですね?」
白露「その時は…」
電「その時もクソも無いのです」
白露「違うの…話を聞いて」
40 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:09:45.13 ID:MGB5/bq00
白露「夕立が幸せそうにしてるのを知って…時雨も最上といい感じだし……こういうのも悪くないのかなって…」
漣「こういうのとは?」
白露「真面目な付き合いっていうのかな…真剣な交際というか」
電「……」
白露「ねぇ電…チャンスをくれない……?もう悲しい思いはさせないから…」
漣「…と仰ってますが?」
電「安価」
下2 電の台詞やその他起こったことなど
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 00:12:35.11 ID:VkG/AuuDO
電は初めてだったのに忘れられたなんて悲しかったのです…と白露に抱き着く
他の白露型はこんな風に甘えてはこないのでクリティカル
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 00:13:55.10 ID:rfWPlVEjO
>>41
43 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:22:54.55 ID:MGB5/bq00
電「……」スッ
漣(お、動く…殴るなら止めないとですけど…)
電「電は……初めてだったのに…忘れられたなんて凄く悲しかったのです…」ギュッ
白露「……」
電「白露ちゃん達はえっちなことが大好きなのは知ってたのです。でも…忘れられるのは凄く辛かったのですよ」
白露「……」
電「…聞いてるのですか?」
白露「ごめん…こんな風に甘えられたの……初めてで…」
漣「そりゃそうでしょうよ、おたくら白露型のは性行為というより搾取のされ合いですからな」
白露「これ…凄くいい……今までで一番かも…」
電「大袈裟なのです」
白露「違う本当に…こんな優しく……甘い感じで…抱きつかれたことなんか無い…」
電「……」ギュッ
白露「あ、あぁ……これ…なに……?こんなの…知らない…」
漣「……あとはごゆっくり…ですかね」
44 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:28:12.92 ID:MGB5/bq00
ーー
漣「仲裁どころかむしろ仲が進みそうな結果で大満足ですな。これはご主人様も喜んでくれるでしょう」
潜水新棲姫「漣」
漣「んぁーー可愛い私の嫁が歩いてるぅ!」
潜水新棲姫「んん…惚気てる場合じゃないぞ。早く執務室に帰った方がいいんじゃないか」
漣「そうですよね今ご主人様一人だけですから」
潜水新棲姫「それもあるがさっきS朝潮が執務室に向かって行く所を見たんだ」
漣「…あのトラブルメーカーがご主人様の所に」
潜水新棲姫「何かあっては遅い、だから早く帰って方がいいと言ったんだ」
漣「まーた最近変なこと言い出しましたからね。忠告どうもと、早く執務室に帰ります!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 00:33:56.16 ID:rfWPlVEjO
八島が何かしでかしてることをS朝潮が提督に伝えてる所に戻ってくる漣
自分の力もなくなってはないけど八島が返事をしてくれない
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 00:42:10.43 ID:VkG/AuuDO
漣が執務室に向かうと話の最中だった
見慣れない白い着物の人物…その顔には見覚えがあるような無いような…
あの子は結局あれを向こうに連れて行かなかった
何をするつもりかまだ判らないけれど備えてほしいと
47 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:47:00.30 ID:MGB5/bq00
ーー
漣「ご主人様……」ガチャッ
「……」
漣「おおっと不審者ですか、随分と大胆ですね」ジャキッ
「…あの子は結局あれを向こうに連れて行かなかったわ」
漣「動くと撃ちますよ」
「何をするつもりかまだ判らないけれど、備えていて損は無いわ」
漣「真っ白な着物でも着て何様のつもりですか」
「忠告は…したわよ」
漣「貴女…どこかで見たような顔ですね。それって…」
「……」パチンッ
48 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:51:53.54 ID:MGB5/bq00
ーー執務室
漣「ご主人様……」ガチャッ
S朝潮「失礼します」タタタッ
漣「…問題児に変なことでもされましたか?」
提督「いや…それが俺にも良く分からないんだ」
漣「言っておきますがね、あの朝潮はご主人様の子どもをどうにかしてもおかしく無いんですよ。極力、二人だけになるのは控えて下さい」
提督「そんなことは…」
漣「無いとは言い切れないでしょうよ。いつだったかご主人様に作った料理をご主人様が食べないなら捨てるとまで言うんですから」
漣「龍驤さんが入退院を繰り返している今がチャンスだと、思われてもおかしくない状況だと理解して下さい」
提督「……そうか」
ーー
49 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:52:31.55 ID:MGB5/bq00
新スレでも宜しくお願いします
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 00:59:17.63 ID:VkG/AuuDO
お疲れ様でした
とりあえずひとつ…
整備士が元に戻したはあんまり信用出来ないなあ…
対象の生命維持を優先に記憶を読み取ったり移植したりとバラバラにして解析するのはわけが違う気がする
整備士は夕雲に対して特に思い入れも無いから尚更
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 00:59:24.08 ID:rfWPlVEjO
おつでした
やっぱ色んなキャラの話してるの好きだな
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 01:02:17.61 ID:INgxNBf4o
よろしくお願いします
S朝潮ちゃんに前作主人公感を覚える…
ここの六駆は皆良いキャラ立ってて好きだー!
53 :
◆X87gBrHVzk
:2021/02/23(火) 19:45:19.29 ID:MGB5/bq00
ーー足りないもの鎮守府
多摩「……定時にゃ。多摩はこれで失礼するにゃ」
菊月提督「少し待て」
多摩「断るにゃ。先生の家に一秒でも早く帰りたいにゃ」
菊月提督「これからについて大事な話がある」
多摩「…仕方ないにゃ、さっさと済ませるにゃよ」
菊月提督「そのつもりだ。お前にはあることを提案するだけだからな」
54 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 19:51:46.37 ID:MGB5/bq00
菊月提督「俺と菊月達は本来この鎮守府ではない別の所に居た。その場所は無かったことになったから俺達はここに居る」
菊月提督「幹部や提督が言うからこの鎮守府の提督をしているだけであって、俺には別にやるべきことがある」
菊月提督「だがこの鎮守府を放置するわけにはいかない。後任を呼ぶと言ってもこの鎮守府の事情を知らない物には難しい」
菊月提督「後任を任せるのなら俺や提督が知る人物が最適だな?」
多摩「そうにゃね」
菊月提督「…知っているか?元艦娘が所属している鎮守府の提督を任されることがあるらしい」
多摩「……にゃ?」
菊月提督「俺は多摩にこの鎮守府の提督をやってもらおうかと考えている」
多摩「ちょ……待って…」
菊月提督「もちろん今すぐという話じゃない。将来的な話として考えてもらいたい」
多摩「冗談じゃないにゃ……」
菊月提督「俺は冗談は言わない。話は以上だ、引き留めて悪かったな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 19:53:52.38 ID:INgxNBf4o
別にやることって…何をするつもりにゃ?
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 19:54:17.41 ID:6Uit5ffkO
急すぎる話にゃ、多摩にも家庭生活とかあるのにゃ
他に候補は?
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 19:58:08.56 ID:VkG/AuuDO
ずっと気になっていた
繭の生まれた場所の鎮守府の事
あの時はろくに調査も出来なかったし生き残るので精一杯だったが今なら…と菊月提督
聞いた話では今の世界のあの場所にも鎮守府はあったらしいがやはり放棄されていると
58 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 20:00:30.51 ID:MGB5/bq00
多摩「ちょっと待つにゃそんな言いっぱなしで終われるわけないにゃ!」
菊月提督「急いでいるんだろう」
多摩「それとこれとは話が別にゃ!いきなり急過ぎるし多摩にも家庭生活とかあるにゃ!」
菊月提督「それは分かっている」
多摩「他に…候補は無いのかにゃ?」
菊月提督「ガングートも悪くないがロシアとの関係が複雑になる可能性がある。北上は素行に問題が見受けられる」
菊月提督「秘書艦としての能力も高いのは知っているし消去法でいってもお前になる」
多摩「そんなつもりで秘書艦はしてなかったにゃ…」
菊月提督「こちらも適当に選んだわけじゃないということを知って欲しかっただけだ」
多摩「にゃぁぁ……」
59 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 20:05:34.08 ID:MGB5/bq00
多摩「多摩が提督……?」
菊月提督「そこまで動揺するとは思わなかったな」
多摩「動揺しない方がおかしいにゃ…」
菊月提督「引き受けろと念を押すわけじゃないが、何も知らない後任にこの鎮守府を任せられると思うか?」
多摩「……無理にゃ」
菊月提督「お前でなくともここと関係のある艦娘が最適なのには変わりないぞ」
多摩「他の誰かなら…多摩が…にゃ……」
菊月提督「お前にとっても悪い話ではないからな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 20:12:04.23 ID:sW03Rzxzo
そもそも菊月提督は何をするつもりなんにゃ?
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 20:21:22.00 ID:PkKGj1H0O
>>60
富士の成長のことも考えたら安定してたほうがいいはずにゃ〜
62 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 20:30:29.56 ID:MGB5/bq00
多摩「そもそも菊月提督は何をするつもりにゃ?富士の成長のことも考えたら安定してたほうがいいはずだにゃ」
菊月提督「かつて俺たちが居た場所…それを調べるんだ」
多摩「あの繭があった所かにゃ」
菊月提督「俺たちの痕跡は全て無かったことになっている。それを調べるのは今しか無い」
菊月提督「菊月達だけでも十分だったかもしれないが、富士も自分の力をコントロールできるようになってきた」
多摩「……あんな子どもを使うのか」
菊月提督「使いたくなかったがそれしかない。そもそも富士をあの姿にしたのは龍驤だ」
多摩「それは…」
菊月提督「なぜ富士がああなったのか。それも含めて全てを明らかにしたい」
63 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 20:33:29.84 ID:MGB5/bq00
多摩「提督を続けながらは不可能なのかにゃ」
菊月提督「いつ帰ってこれるか分からない上に命の保証もない」
多摩「死にに行くなら全力で止める」
菊月提督「お前に菊月が止められるのか?」
多摩「……富士が悲しむぞ」
菊月提督「海月姫は置いていく。彼女は俺たちの過去とは関係が無い」
多摩「納得するはずが無いだろう…」
菊月提督「それは俺たちの問題だ。多摩は干渉する所じゃない」
多摩「はぁ…これだからもう……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 20:38:36.20 ID:sW03Rzxzo
仲間の問題にゃ
これだけ関わってて他人だとは言わせんにゃよ
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 20:41:11.18 ID:VkG/AuuDO
自分達だけでやろうとするな
そうやって突っ走った結果どうなるか解らないお前じゃないだろうと多摩
どうせなら皆…それこそ大本営も巻き込んで万全の体勢で行けばいい
今の大本営はお前達の敵じゃないんだ
66 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 20:47:45.59 ID:MGB5/bq00
多摩「自分達だけでやろうとするな、そうやって突っ走った結果、どうなるか分からないお前じゃないだろう」
菊月提督「関係の無い奴を巻き込む必要は無い」
多摩「なぜ決めつける。どうせなら皆、それこそ大本営も巻き込んで万全の体勢でやればいい」
菊月提督「大本営……」
多摩「今の大本営はお前達の敵じゃない。横須賀も頼れるはずだろう」
菊月提督「……」
多摩「よく考えるのはお前もだ」
67 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 21:08:05.03 ID:MGB5/bq00
ーー多摩の家
多摩「にゃあぁぁ…」
先生「凄い話になってるみたいですね」
多摩「多摩が提督なんて無理にゃし…菊月提督もなにを考えてるんだにゃ…」
先生「多摩さんが提督……少し見てみたい気もしますね」
多摩「にゃ…?」
先生「戦う姿も素敵ですけど、凛々しい姿も…」
多摩「にゃ……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 21:13:26.69 ID:INgxNBf4o
いい雰囲気になりかけ、口づけをしようとするも二人同時にいやそんな場合じゃない(にゃ)と我に返る
受けた場合の提督の仕事の忙しさ、受けない場合は誰かいるのか、二人でも話し合う
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 21:16:58.86 ID:PkKGj1H0O
>>68
70 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 21:29:18.89 ID:MGB5/bq00
多摩「多摩のこと……好きなのにゃ…」
先生「どんなことをしてても多摩さんは素敵ですよ」
多摩「先生……」
先生「……」スッ
多摩「……いやいや、そんな場合じゃないにゃ!」
先生「そ、そうですね…」
多摩「もし多摩がその話を受けなかったらどうなると思うにゃ?」
先生「受けないと…難しいですね。他に適任が居ないのかもしれませんね……」
71 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 21:34:34.48 ID:MGB5/bq00
先生「それともし提督になったとして……」
多摩「先生と過ごせる時間は少なくなるにゃね」
先生「そうですね…」
多摩「それは嫌だにゃ…先生と過ごせる時間はなによりも大切なんだにゃ…」
先生「でも……我儘は言えませんよね」
多摩「…にゃ」
先生「過ごせる時間が少なくなっても、多摩さんを思う気持ちは変わりません」
多摩「…嬉しいにゃ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 22:11:29.85 ID:PkKGj1H0O
新しい仲間ができていた、その事が意識できてなかったと反省する菊月提督
海月姫も何を考えてるかくらいわかるわよ夫婦だものって寄り添ってる
反対には菊月もいて、元がどうあれもう切っても切れない関係なんだから手を取って最善を尽くすしかないだろうって
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 22:19:04.28 ID:sW03Rzxzo
>>72
74 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 22:25:43.62 ID:MGB5/bq00
ーー足りないもの鎮守府
菊月提督「新しい仲間ができていた…その事が意識できてなかったのか」
深海海月姫「あなたが何を考えてるかくらいわかるわよぉ…だって『夫婦』じゃない」
菊月「……」
菊月提督「菊月…」
菊月「…元がどうあれもう切っても切れない関係なんだ。なら協力して最善を尽くすしかないだろう」
菊月提督「…そう言ってくれるか」
菊月「あんな深海棲艦だけに任せるわけにはいかない」
深海海月姫「あらぁ…言ってくれるわねぇ」
菊月「言う権利は私にはある」
深海海月姫「うふふふ…」
75 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 22:30:13.08 ID:MGB5/bq00
菊月「…司令官、本当にやるのか」
菊月提督「やらなければいけないことだ」
菊月「最悪どうなるか分かっているか?」
菊月提督「死ぬ程度では済まないだろうな」
菊月「この世界から消えるだけじゃない、存在自体も無かったことになる」
菊月「私も司令官も深海海月姫も…富士を除く全ての存在が消える」
菊月「そのリスクがあるなら、無理にやるべきことではないんじゃないか」
菊月提督「俺は無理をしてでもやるべきことだと思う。この世界に俺達が存在している限りはやるべきなんだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 22:38:41.71 ID:INgxNBf4o
今俺達って言ったわね?なら私達にも手伝わせなさいよ!
ぼの始め元の菊月提督配下の娘達が部屋にログイン
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 22:51:46.34 ID:PkKGj1H0O
>>76
更にそんな大変なことなら黙っていられないのがこの鎮守府
78 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 23:02:49.18 ID:MGB5/bq00
ガチャッ
曙「今俺達って言ったわね?なら私達にも手伝わせなさいよ!」
菊月提督「……曙達はともかくお前達は関係ないだろう」
北上「そんな大変なことなら黙ってられないんだよね〜」
深海夕張「この鎮守府の伝統みたいなものですね」
ガングート「私達の提督なら分かっているだろう?」
リュウジョウ「司令官、断るわけにはいかんと違うかな」
千代田「提督の為なら例え地獄でも着いていくわ!」
79 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 23:06:54.25 ID:MGB5/bq00
朝雲「できることがあるならなんでも手伝うわ!」
山雲「サポートは任せておいて〜」
ヴェールヌイ「少しでも恩を返したいんだ」
グラーフ「こ…怖いけど……本当はやりたくないけど…」
菊月提督「…グラーフまで来てくれたのか」
曙「グラーフどころか全員よ!何回言っても一人で全部なんとかしようとするでしょ!いい加減にしなさいよクソ提督!!」
菊月「…どうやら協力してもらうしか無いようだな」
菊月提督「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:11:29.15 ID:VkG/AuuDO
そんな折
退院していた雲林院が箱を抱えて菊月を訪ねてきた
夢を見たんだ
知らない私が箱を開けろと
友人を助けろと
こんなタイミングでよく来たものだと多少驚く菊月
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:19:17.04 ID:sW03Rzxzo
>>80
82 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 23:23:34.28 ID:MGB5/bq00
雲林院「なんだ全員ここに居たのか」
菊月「……雲林院」
雲林院「ここに入るのに憲兵に許可はもらったからな」
曙「アンタはなにしに来たのよ」
雲林院「これをお前たちに渡しに来た」スッ
リュウジョウ「箱……?」
菊月「それはお前にとって大切なもののはずだぞ」
雲林院「……夢を見たんだ」
83 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 23:28:37.40 ID:MGB5/bq00
雲林院「知らない『雲林院』が箱を使え、そして友人を助けろと言ってきたんだ」
菊月「このタイミングでか」
雲林院「そっちの事情は知らない。だが助けにはなるはずだろう」
菊月「その通りだ…これは私が使う」
雲林院「好きにしてくれ」
北上「さて、お膳立てはこれくらいでいいかな?」
深海夕張「指揮は貴方がお願いします!」
ガングート「私達の提督なんだからな」
菊月提督「俺の…俺達の為に…」
深海海月姫「いい仲間に…巡り会えたわねぇ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:39:25.22 ID:VkG/AuuDO
菊月提督は考え込む
このまま向かっていいのか?
まだ何か「足りないもの」は無いか?
確かに戦力は充分だろう
このメンツに勝てる奴はそうは居ないはず
だがなんだ…この胸騒ぎは…と
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:47:41.87 ID:PkKGj1H0O
>>84
86 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 23:51:03.15 ID:MGB5/bq00
菊月提督(このまま向かっていいのか?まだ何か「足りないもの」は無いか?)
菊月提督(確かに戦力は充分だろう、このメンツに勝てる奴はそうは居ないはず)
菊月提督(だがなんだこの胸騒ぎは……)
菊月「どうしたんだ司令官」
リュウジョウ「今更怖気ついとったらあかんで!」
千代田「全部ぶっ飛ばしてやるわよ!」
菊月提督「……」
下3 コンマ判定
偶数 ○
奇数 ×
ゾロ目 ?
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:51:58.48 ID:PkKGj1H0O
こわい
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:54:30.04 ID:sW03Rzxzo
おねがいします
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:54:49.34 ID:tLotPB28O
求めよ、さらば与えられん
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/23(火) 23:57:21.21 ID:INgxNBf4o
本当にまたそっちいったんか?や〇〇……
91 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 00:01:08.88 ID:y50LaKMd0
菊月提督「…少し時間をくれないか」
曙「ここまで来て止めるって!?」
菊月提督「違う、かつて繭のあったあの場所への出撃は行う。だがもう一つ準備がしたい」
望月「これだけ揃ってるのにまだ必要なの〜?」
菊月提督「必要なんだ」
菊月「司令官がそう言うのなら今は止めておこう」
菊月提督「ありがとう…準備ができればすぐに知らせる」
92 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 00:11:58.31 ID:y50LaKMd0
ーー足りないもの鎮守府、地下室
菊月提督「おかしい…ずっと何かが足りないと思っていた。この違和感は今に始まったことじゃない」
菊月提督「しかしその違和感は泡のように消え、いつしか考えることすら無くなってしまった」
菊月提督「それは俺が忘れたからじゃない…考えることができなかったからだ」
菊月提督「かつての世界から切り離され…もう干渉できないものだと思っていた」
菊月提督「そう、思っていただけだ。本当は始まってすらいなかったんだ」
菊月提督「足りないもの鎮守府には縁もゆかりも無いが、あるとすればここだ」
菊月提督「提督から聞いた。この隠された地下室にはドラッグが山のようにあって、艦娘に投与される実験が行われていた」
菊月提督「そんな曰く付きの場所だからこそ……」
「……」
菊月提督「そうだよな…やっぱりお前はここに居るな」
「久しぶり…ね……もう忘れられたかと……思ったわ…」
菊月提督「ついさっきまで忘れていたさ。思い出したのは運があったのかもしれない」
「運に…感謝しなくちゃね……」
菊月提督「これだ……紛い物じゃなく、これこそが本物の忌玉…」
如月「さぁ……終極へ行きましょうか……」
ーー
93 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 00:12:35.88 ID:y50LaKMd0
今日はここまでです
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 00:14:11.57 ID:A3VOcTj4o
おつでした
如月!
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 00:18:52.14 ID:OYPGpq7DO
お疲れ様でした
やっぱり普通に向かってたら危なかったわけか…
如月は当時の富士のなりすましかと思っていたけどそういえば最後に入れ替わったような場面があった気がするなあ…
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 00:19:19.00 ID:5QqzTXjqo
あっ如月全員って言われたシーンで出てきてない…よくお気づきになられましたね!
本当の前作主人公も動き出し、物語は加速していくぅ
おつでした
97 :
◆X87gBrHVzk
[saga]:2021/02/24(水) 19:48:07.83 ID:EFwPkMiJ0
人が居るなら少し更新しようかと思うんですがどうでしょうか
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 20:19:58.16 ID:uyx5vVb6o
一応いけます
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 20:20:06.19 ID:aql4k9Tqo
あい
100 :
◆X87gBrHVzk
[saga]:2021/02/24(水) 20:30:52.67 ID:EFwPkMiJ0
ーー霞の部屋
榛名「体調は悪くありませんか?」
霞「思ったより平気ね。日頃から徹夜してる甲斐があったって所かしら」
榛名「笑えない冗談ですね…」
霞「母乳をあげるのに二時間おきに起きたりするけど、私からすれば二時間も寝られるって感覚ね」
榛名「霞ちゃんは頑張り過ぎです、提督もそんなことは望んでいないじゃないですか」
霞「それは分かってるけど私がそうしたいのよ。皆んなが私を頼ってくれるのが嬉しいっていうのもあるけど」
霞「もちろん皆んなの中にはお姉さまも入ってるわよ。お姉さまが居なかったら今の私は無いわ」
榛名「それは榛名も同じです、霞ちゃんが居たからここまで来れたんです」
101 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 20:33:08.31 ID:EFwPkMiJ0
かすみ「ふぇぇ…」
霞「あら起きちゃったわね。ちょっと待ってて…」
榛名「手伝いますよ霞ちゃん」
霞「ありがとうお姉さま…よいしょ……」
榛名「こうして見ると…本当に母親になったんですね…」
霞「今更なに?」
榛名「ごめんなさいちょっと……」グスッ
霞「情緒不安定なのお姉さま…なんて、冗談よ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 20:39:52.59 ID:7bOvkMXvO
あ、そういえばお姉さまは伯母さんになったのよ
確かに伯母さんなんですけどおばさんと呼ばれるとそんなに歳はとってないって言いたくなちゃいますね
なんてくだけた話も
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 20:40:54.50 ID:uyx5vVb6o
霞「ほーらかすみ〜榛名おばちゃんよ〜」
榛名の反応はお任せ
104 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 20:46:09.74 ID:EFwPkMiJ0
霞「ほらかすみ、榛名おばちゃんよ」
かすみ「だぁ…」
榛名「私が榛名おばさんですよー」
かすみ「ふぁぁ…」
霞「あら笑顔になったわ。お姉さまのことが分かってるのかもしれないわね」
榛名「そうだとしたら嬉しいですね」
霞「榛名おばさん……そんな歳じゃないのに、呼び方としてはそうなっちゃうわね」
榛名「榛名はそれで構いません、霞ちゃんとは間違いなく姉妹なんですから」
霞「おばさんって呼ばれるのが私達の絆の証ってことね」
105 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 20:49:57.62 ID:EFwPkMiJ0
コンコン
霞「入ってきていいわよ」
提督「榛名も一緒だったか」ガチャッ
榛名「提督はお昼休みですか?」
提督「そうだ、休憩がてら霞達の様子を見に来たんだ」
霞「この子はあなたに似ていい子よ、子どもってこんなに愛しいのね」
提督「あぁ……俺と霞の子ども…」
霞「ほらあなたが抱きなさいよ。この子の父親ならそれらしく振る舞わないと」
提督「よし……」スッ
かすみ「んぇ…」
榛名「幸せそうな顔……」
霞「かすみも司令官のことが好きみたいね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 21:13:37.55 ID:7bOvkMXvO
やっぱりここが霞に似てるとかここは提督に似てるとか目つきは似なくてよかったですねまったくだとか
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 21:16:48.22 ID:uyx5vVb6o
>>106
霞ガチ勢榛名さん、とても細かい霞と似ている所を次々と発見
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 21:18:21.38 ID:uyx5vVb6o
連取りになるんじゃないかこれ
すまんよければ
>>106
だけで
109 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 21:31:08.60 ID:EFwPkMiJ0
榛名「目は霞ちゃんに似てよかったです。提督のような怖い目より可愛らしい霞ちゃんの目が素敵です」
霞「でも口元は司令官に似てるわよね」
榛名「耳の形も提督に似てます。でも鼻の感じは霞ちゃんで可愛らしいです」
提督「…榛名は本当によく見ているな。親の俺と同じかそれ以上だ」
榛名「当たり前です、霞ちゃんは大事な妹であって何度も体を重ねたんです。目をつぶっても霞ちゃんの顔は分かります」
提督「目をつぶったら分からないだろう」
榛名「例えで言ってるんですよ!それくらいわかって下さい!」
提督「あ、あぁ…」
110 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 21:35:28.27 ID:EFwPkMiJ0
霞「…お姉さま、抱かれた数で言えば司令官の方が多いわね」
榛名「そんな!?」
霞「お姉さまの方が期間は長いけど司令官とは濃度が濃いって感じかしら」
榛名「そんな……私の方が霞ちゃんを大切に思ってるのに…」
提督「回数の問題じゃないだろう」
霞「そうよ、お姉さまも司令官も大切な家族。それでいいじゃない」
榛名「霞ちゃんがそう言うなら…」
霞「私はこれで幸せなの。本当に家族ができて良かったわ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 21:41:17.93 ID:7bOvkMXvO
提督が抱っこしたかすみが霞と榛名の指を握って一繋がり(人繋がり)
榛名もほっこりほころぶ
てなわけで今日は年に数度の夜勤なのでこれにて…
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 21:42:34.64 ID:aql4k9Tqo
>>111
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 21:43:31.25 ID:5QqzTXjqo
>>111
妹を見に来て中の様子にまごついてた朝霜も早霜に押されて入室
114 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 21:48:54.84 ID:EFwPkMiJ0
かすみ「んぁ〜〜」ギュッ
霞「あら…」
榛名「霞ちゃんと榛名の指を掴んでます…」
提督「これで本当に繋がった…ということになるな」
霞「うふふ、そうね」
榛名「はぁぁ…とっても可愛いです……」
提督「可愛いな…」
霞「可愛いわよね……」
115 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 21:51:40.47 ID:EFwPkMiJ0
コンコン
S朝潮『司令官、そろそろ仕事に戻って下さい』
提督「おっと…もうそんな時間か」
榛名「いつの間にこんなに時間が経ったんでしょうか」
霞「かすみは私に任せて二人は自分の持ち場に戻りなさい」
榛名「そうですね…それでは榛名は出撃の準備をします」
提督「俺は鎮守府に戻ろう。すぐに行くから朝潮は先に行っててくれ」
S朝潮『わかりました』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 22:01:21.84 ID:5QqzTXjqo
自分の記憶と現在の世界との違いを確認しているS朝潮
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 22:38:30.59 ID:uyx5vVb6o
幸せが溢れている提督はもちろん嬉しいがわりとそれどころではないS朝潮
なぜ八島は自分を置いて消えたのか、なぜ自分の体が戻っているのか、悩みが尽きない
118 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 22:48:24.66 ID:y50LaKMd0
ーー
提督「かすみは本当に可愛いな…親バカの気持ちが理解できる」
S朝潮「……」
提督「霞との間に子どもを作ると決めた時は色々と葛藤があったが…この選択をして正解だった」
S朝潮「……」
提督「どうしたんだ朝潮?」
S朝潮「なぜ八島さんは私を置いて消えたんですか…私の体が元に戻ったということは因果も元に戻っているはず……」
S朝潮「八島さんは…私に苦しめと言いたいんですね……結婚するとまで言ってくれたのに……」
提督「本当にどうしたんだ朝潮……」
S朝潮「…すいません司令官、お昼休みはまだ終わっていないんです」
提督「なに?」
S朝潮「ちょっと私の部屋まで来てもらいます」グイッ
提督「お、おい…なんなんだ一体…」
119 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 22:51:39.86 ID:y50LaKMd0
ーーS朝潮の部屋
提督「一体なんだって言うんだ?」
S朝潮「司令官はこれから私と繋がるんです」
提督「お……おい…」
S朝潮「大丈夫ですよ、司令官に記憶は残りません。安心して眠って下さい」
提督「な…ん……」パタッ
S朝潮「もう敷島になれなくてもこれくらいのことはできます」シュルッ
提督「……」
S朝潮「八島さんが最も傷付くのは私がこういうことをすること。それくらい分かってるんですよ」
提督「……」
S朝潮「八島さんに見せつけてあげましょうね司令官」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 23:04:07.11 ID:pDdfycKfO
寸前でやられたからやり返す、それは違うと思いとどまるS朝潮
それは同じことの繰り返し、八島さんが訳もなくそんなことをするはずはない
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/24(水) 23:29:13.06 ID:5QqzTXjqo
>>120
聞いていますか…八島さん…謝ります…ごめんなさい…!
122 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 23:41:02.24 ID:y50LaKMd0
S朝潮「……やられたからやり返す、それでは同じことの繰り返しじゃないですか」
S朝潮「八島さんが訳もなくこんなこと…でも八島さんなら……」
S朝潮「……とりあえずは謝っておきます。八島さん、ごめんなさい」
S朝潮「……」カタカタ
S朝潮「やっぱり…震えちゃいますね……自分からなんてとても無理です…」
S朝潮「次があるなら…司令官からやってもらわないと……」
提督「ん……」
S朝潮「大丈夫ですよ司令官…ここではなにもありませんでしたから……」
ーー
123 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 23:49:23.50 ID:y50LaKMd0
ーー
八島「ふーーー…ふーーーーっ……!!」
八島「よくやった…よく朝ちゃんを汚さないでくれたよ……!」
八島「朝ちゃんもあたしのことをよく知ってるから…ほんとに……敵に回すと厄介…」
八島「敵……朝ちゃんとは敵になる……」
八島「そうだね…朝ちゃんを守ってくれたから一つだけ……教えてあげる……」
八島「あたしが世界を滅ぼすのは確定事項。これはどうやっても覆らない」
八島「でも…考え方、解釈を変えることはできる」
八島「今日はこれまでにしとこうよ…本当……朝ちゃんが無事で良かった……」
八島「カミサマをこんなにするなんて…覚えてろよ朝ちゃん……」
ーー
124 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/24(水) 23:49:52.56 ID:y50LaKMd0
今日はここまでです
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