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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その8【安価】
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236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 20:33:37.27 ID:dVpyhfmNo
>>235
勉強教えてもらいなよ〜
237 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 20:44:01.86 ID:7HLcuonv0
北上「旦那さんなら勉強の仕方知ってるんじゃない?医学部は勉強量すごいって言うし」
多摩「うにゃ…」
北上「旦那さんに勉強教えてもらいなよ〜」
多摩「勉強…多摩が……この期に及んで…?」
北上「勉強はしといて損は無いんだしさ、悪くはないじゃん」
多摩「……」
北上「あ、ちなみにだけどあたしはこう見えても勉強してるからね?工廠組は日々勉強だしね」
多摩「分かった…にゃ」
238 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 20:49:36.67 ID:7HLcuonv0
ーー先生の家
先生「なるほど、事情はわかりました」
多摩「先生ぇ…勉強教えてにゃ……」
先生「それはいいんですが、多摩さんは菊月提督の後任を引き受けるん…ですか?」
多摩「それはまだ迷ってて…でも……必要になった時に遅かったらダメだから…にゃ」
先生「わかりましたけど、勉強のやり方を教えることしかできませんよ?」
多摩「それでいいにゃ…多摩だけじゃどうしようもないんだにゃ!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 20:51:55.36 ID:IiZcPCVDO
勉強…勉強…
これでは戦う事しか知らないと言われても仕方がない
多摩のプライドにかけてそんな事は言わせないと頑張る
そんな多摩を見て受験生だった頃を思い出しますね…と先生遠い目
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 21:02:08.77 ID:QQctbN7rO
>>239
なんだか家庭教師と教え子みたいな感じがするにゃあ
241 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 21:08:23.50 ID:7HLcuonv0
多摩「勉強…勉強……勉強………」
先生「多摩さん…」
多摩「艦娘が戦う事しか知らない…!?そんなこと…多摩のプライドにかけて、言わせない……!」
先生「多摩さんを見てると、受験生だった頃を思い出しますね………」
多摩「ぬぐぐぐぐぅ…!」
先生「問題に対してそんなに敵意を向けないでくださいね…」
242 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 21:15:19.82 ID:7HLcuonv0
ーー
先生「とりあえずここで一区切りにしましょう」
多摩「……」
先生「も、燃え尽きてますね…」
多摩「言えば分かるのに…なんでわざわざ文字で書く必要が……」
先生「残念ながらそれがペーパーテストなんです…」
多摩「なんだか…家庭教師と教え子みたいな感じがするにゃ」
先生「そうかもしれませんね、夜までずっと二人で勉強してましたし」
多摩「……にゃ」モゾモゾ
先生「多摩さん?」
多摩「多摩頑張ったにゃ…だからご褒美欲しいにゃ、先生」
先生「…今日は寝かせてられないかもしれませんよ」
多摩「にゃぁぁ〜ん……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 21:20:28.30 ID:dVpyhfmNo
このままやっちゃう二人
教え子に手を出しちゃった気分になってこれはいけないと早めに本気で多摩を気持ちよくさせる
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 21:35:41.98 ID:VtLWSkxco
>>243
勉強のストレス残らずご褒美の効果てきめん!
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 21:35:44.43 ID:u8Vmkpr0O
>>243
+今後の家族計画について相談する多摩
246 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 21:40:04.54 ID:7HLcuonv0
多摩「ぅ…にゃ……あ…っ…」
先生(なんだか…いつもより……)
多摩(……あ!しまった、今日はまだお風呂に入ってなかったにゃ……!)
先生(背徳的というのか…なんというか……)
多摩(あ、やめ……!舐めないで…にゃ…!!)
先生(これはクセになると性癖に影響しますね…今日は早めに終わらせておきましょう…)
多摩「うにゃぁぁぁぁ〜〜〜〜……あっ……」
247 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 21:43:39.00 ID:7HLcuonv0
ーーお風呂
多摩「……」
先生「慣れない勉強はどうでしたか?」
多摩「もっとストレスを感じるかと思ったけど…大丈夫だにゃ」
先生「それは良かったです」
多摩「先生のお陰にゃ」
先生「そんな、本物の教師には負けますよ」
多摩「違うにゃ…勉強のあと……あんな激しくなんて…」
先生「…そっちでしたか」
多摩「先生となら勉強も頑張れるにゃ…先生ぇ…」
先生(こんなに甘えられてしまったら断る理由はありませんね)
下2 この後の展開やその他起こったことなど
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 22:00:25.67 ID:0u7SnUPHO
そういえば多摩さんが提督になったら子供はいつ頃にしようかという話
時期を狙ってできるものでもありませんが
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 22:17:31.84 ID:dVpyhfmNo
>>248
提督業と両立する事になった時のために菊月提督に聞いておくにゃあ
250 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 22:22:46.74 ID:7HLcuonv0
先生「そういえば…多摩さんが提督になったら子どもはいつ頃にしますか?」
多摩「子ども……」
先生「時期を狙ってできるものでもありませんが、避妊をしなくなるタイミングは知っておきたいですよね」
多摩「わかったにゃ、提督と艦娘を両立する事になった時のために聞いておくにゃ」
先生「両立……できるんですか?」
多摩「にゃ?」
先生「てっきり提督専業になると思ってましたけど…」
多摩「多摩は両立できるものだと思ってたにゃ…その件も含めて菊月提督に聞いておくにゃ」
先生「お願いしますね多摩さん」
251 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 22:27:20.98 ID:7HLcuonv0
ーー翌日、足りないもの鎮守府
菊月提督「提督と艦娘は兼業できるがやっている奴は聞いたことがない」
多摩「にゃ…」
菊月提督「考えてみろ、指揮官が大破してドッグを埋めるような鎮守府はどう思う?」
多摩「大破したければいい…っていう場合じゃないんだにゃ…」
菊月提督「それにもしもの時を考えろ。俺には多摩という優秀な秘書艦が居るが、お前が沈んだあとポンコツ秘書艦が跡を引き継ぐのか?」
多摩「にゃぁぁ…」
菊月提督「定期的な出撃は現実的じゃない。緊急時に輸送や遠征というのなら分かるがな」
多摩「冷静になって考えることができなかったにゃ…」
菊月提督「お前らしくも無い。まあこんな話を多摩にした俺にも責任があるな」
252 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 22:30:17.99 ID:7HLcuonv0
菊月提督「それとあと子どもだが、いつでもいいんじゃないか。提督の知り合いで女提督が居ただろう」
多摩「女提督……にゃ?」
菊月提督「皐月が元々居た鎮守府で……胸がとんでもなく大きい女だ」
多摩「ああ…!」
菊月提督「あいつは確か提督になってからすぐに妊娠が分かったがギリギリまで提督業を続けていたらしい」
多摩「そうだったのかにゃ…教えてくれてありがとうにゃ」
菊月提督「聞かれたから答えたまでだ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 22:34:00.87 ID:IiZcPCVDO
それと…だ
確か多摩の旦那は医者だったか
解っているとは思うがここには医療の手が足りない
向こうは向こうの仕事があるだろうがこっちに迎えたりは出来ないかと菊月提督
(今千歳と医師先生は横須賀でしたっけ
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 23:10:16.82 ID:LNxPZZkkO
>>253
255 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 23:19:30.96 ID:7HLcuonv0
菊月提督「それと…だ。確か多摩の旦那は医者だったよな」
多摩「 そうだにゃ」
菊月提督「千歳と医者は居るが将来的にここを去ると言っている。そうなると医療の手が足りなくなるのは分かっているな?」
菊月提督「向こうは向こうの仕事があるだろうが、こっちに迎え入れることは不可能なのか」
多摩「先生に頼めばいいって言ってくれると思うにゃ。でもそれは言いたくないにゃ」
菊月提督「なぜだ」
多摩「先生の治療を受けにわざわざあの病院まで来てる患者さんも居るにゃ。先生は凄く優しいリハビリの先生で有名なのにゃ」
多摩「そんな先生に病院を辞めてだなんて…言えるはずないにゃ」
菊月提督「それはお前が勝手に決めたことじゃないか」
256 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 23:24:46.70 ID:7HLcuonv0
菊月提督「ここに来れないかと言ったがそれ以外の仕事をするなとは言っていない」
菊月提督「お前の旦那を求めているのならば、ここに個人院を開いても患者は来るんじゃないのか」
多摩「ここに…?鎮守府に個人院を?」
菊月提督「敷地内が難しいなら併設させてもいい。こっちが疎かになるのは困るが診察時間を調整すれば問題ないだろう」
多摩「先生がここに来て多摩が提督?そんな……」
菊月提督「よく話し合ってみろ、急ぐ必要はないからな」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 23:30:50.50 ID:dVpyhfmNo
多摩提督と先生医院と二人の子供……を妄想する多摩
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 23:32:12.16 ID:uymbazMIo
>>257
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 23:32:27.46 ID:IiZcPCVDO
いやでも立地の問題とか患者さんに負担になるんじゃないかとか
先生の普段の仕事ぶりを見られるとか
先生を手伝ったりして夫婦で切り盛りとかなんだか妄想が膨らむ多摩姉ぇ
260 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 23:40:51.14 ID:7HLcuonv0
ーーーー
北上『多摩姉〜』
多摩提督『仕事中は提督と呼べ』
北上『はいはい。多摩提督殿、先生がお呼びになってましたよ〜っと』
多摩提督『用事はなんだ』
北上『ん〜っとね…そうだ、オムツが切れたからそっちに予備がないって』
多摩提督『仕事中に私用の連絡とは褒められたものじゃないな』
北上『……あ、昼休みだ』
多摩提督『先生ぇ〜今持っていくにゃ〜〜!』
北上『はぁ…やれやれ』
261 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 23:44:53.18 ID:7HLcuonv0
先生『多摩さんわざわざすいません』
多摩提督『仕事なのに赤ちゃんの世話までしてもらって申し訳ないにゃ…』
先生『いえいえ、患者さん達も暖かく受け入れてくれますよ』
多摩提督『鎮守府の隣に先生の病院があるこの環境は最高だにゃ』
先生『こうやって休み時間になればすぐに会えますし』
多摩提督『午後からは多摩が赤ちゃんの世話をするにゃ。だから先生はゆっくりしててにゃ』
先生『仕事は大丈夫ですか?』
多摩提督『秘書艦に押し付けるにゃ』
先生『あははは…』
多摩提督『先生が側に居て…こんなに幸せなことはないにゃぁぁぁぁ……』
262 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/28(日) 23:47:20.73 ID:7HLcuonv0
多摩「……」
菊月「多摩はどうしたんだ」
菊月提督「珍しく妄想の世界に旅立ってるようだ」
菊月「ふん、コイツも結局俗物と同じか」
菊月提督「オンとオフの使い分けは出来ている、その辺は他の奴らとは違う」
多摩「へへ…えへぇ……」
菊月「多摩もこんな顔を晒すのか」
菊月提督「よほどのことを妄想しているんだろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/28(日) 23:50:24.39 ID:uymbazMIo
机をドバンと叩いて提督になる事を前向きに検討するにゃと伝える
お、おうとなる菊月提督
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 00:09:41.89 ID:iwKf5P/Ao
>>263
助かる、できる限り協力すると菊月提督
265 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 00:19:32.38 ID:KTMF2e3N0
多摩「…!!」バァンッ
菊月「どうした」
多摩「提督になる事を前向きに検討するにゃ」
菊月提督「お、おう…」
多摩「提督になる為のペーパーテストもなんとかするにゃ」
菊月提督「提督を引き受けてくれるのなら助かる。できる限りこちらも協力しよう」
多摩「やってやるにゃ……にゃあぁぁぁ!」
菊月(なにを考えてようが知らないが、司令官の問題が解決するなら協力してやるしかないな)
ーー
266 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 00:20:05.17 ID:KTMF2e3N0
今日はここまでです
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 00:53:33.88 ID:iwKf5P/Ao
おつおつ
多摩は何も決まってなかったはず…にしてもああ〜にゃにゃするぅ
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 01:17:20.45 ID:XibKYl5jo
かわええんにゃあ〜
ゆるゆる空気すきすきすき
269 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 19:18:27.25 ID:KTMF2e3N0
ーー横須賀鎮守府
朝霜「もう一度言ってみろ」
幹部「凄まれても言うことは変わらない。朝霜君から特務艦の権限を没収させてもらう」
朝霜「……」
幹部「春雨君のように特務艦で無くなることはある。特務艦に任命した時も説明はしたはずだ」
朝霜「あたいが…春雨より酷いっていうのかよ」
幹部「例えが悪かったね。春雨君は素行不良で没収したが、それ以外にも没収することはある」
幹部「君も分かっているだろう?その脚の怪我が原因で以前のような強さは発揮できない」
朝霜「なに決めつけてやがる…」
幹部「残念ながら事実なんだ。私も申し訳ないとは思っているよ」
朝霜「……」
270 :
◆X87gBrHVzk
[saga]:2021/03/01(月) 19:22:27.42 ID:KTMF2e3N0
幹部「これでも引き伸ばした方なんだよ。本来なら怪我をした時点で特務艦の権限は無くなってもおかしくなかった」
幹部「君は提督君にとって大切な存在であると知っていたから、今まで特務艦の地位を預けていたんだ」
朝霜「なんだよそれ…」
幹部「それにこれは君にとってもプラスに働くはずだ。提督君と龍驤君の養子になるには解体は免れられない。艦娘のままでは物扱いだからね」
幹部「特務艦で無くなれば解体という選択肢も身近になる。朝霜君の為でもあることを理解してもらいたい」
朝霜「ごちゃごちゃうるせぇ……あたいから特務艦を取り上げたいだけなんだろ…」
幹部「形としてはそうなるのが申し訳ない。だが分かってもらうしか無いんだよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 19:33:40.94 ID:iwKf5P/Ao
朝霜、掴みかかってでも激しく反論しなかったのは自分でも薄々分かっていた事をだったし養子の件もある
でもやっぱりそんなにすぐに割り切れない
早霜にこの事を話してみる
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 19:37:44.99 ID:d1sTOL0DO
>>271
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 19:37:46.12 ID:ZRQgNZofO
上等だよ解任でも何でもしやがれ
絶対返り咲いてやるからその時は裸土下座と菓子折りの準備をしとくんだな!
274 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 19:47:32.79 ID:KTMF2e3N0
ーー
朝霜(昔のあたいなら掴みかかってでも反論したけどよ、それができなかった)
朝霜(やっぱ自分でも薄々分かってたんだな…怪我だけじゃなくてアタマが半分イカれてんのもある)
朝霜(これで特務艦って言う方が無理なんだよ、あたいが逆の立場ならすぐに没収だ)
朝霜(幹部も言ってたけど養子の件もある。特務艦じゃなくなるのはプラスになるはずなんだけどよ)
朝霜(そんなにすぐに割り切れるわけがねぇ。特務艦でいることがあたいの存在意義みたいなもんなんだ)
朝霜(特務艦で無くなった時点であたいの価値は無いに等しい。司令ならそんなこと無いって言ってくれるだろうけど、あたいが納得できないんだ)
朝霜(相談できる奴って言ったら、やっぱりアイツになるよな)
275 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 19:51:55.64 ID:KTMF2e3N0
ーー早霜の部屋
早霜「私の所に来てくれて嬉しいわ姉さん」
朝霜「お前しか居ないからだよ…」
早霜「…そうよね。特務艦になるきっかけは私。そして姉さんの心を壊したのも私」
朝霜「今でも時々夢に見る。お前に陵辱されて頭の中を掻き回されて……」カタカタ
早霜「……何度謝っても済む問題じゃない。妹だと認めて欲しかった私の狂愛が姉さんをそうしてしまった」
朝霜「……」
早霜「私は姉さんの幸せの為に残りの人生を全て使うわ。特務艦で無くなっても私が守る」
早霜「例え司令官の養子にならなくても私が絶対に姉さんを守る…守らせて欲しいの」
早霜「司令官なんかより私の方が姉さんを愛しているのよ」
朝霜「……」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 20:22:51.39 ID:iwKf5P/Ao
嬉しいけど…司令官「なんか」なんて言うな、あたいと、お前の恩人でもあるんだから
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 20:30:55.64 ID:XibKYl5jo
>>276
早霜も龍驤さんも司令官もみんなあたいの支えなんだ
みんな家族なんだ
278 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 20:40:16.10 ID:KTMF2e3N0
朝霜「その気持ちは嬉しいけどよ…司令官『なんか』なんて言うな」
早霜「だって…」
朝霜「司令はあたいとお前の恩人でもあるんだぞ。恩人に対してそれはおかしいだろうがよ」
早霜「そう言われても認めたくないのよ」
朝霜「そんなこと言うな。龍驤さんも司令官もみんなあたいの支えなんだ」
早霜「嫌よ、あの男は言葉でなく体で姉さんを矯正したのよ」
朝霜「お前の方が外道だろうが!!よくも…よくもあたいを好き勝手にしやがって!!」
早霜「私は壊すことしか知らなかったのよ!あれが私の愛なの!!」
279 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 20:45:59.35 ID:KTMF2e3N0
朝霜「お前は一体なにがしたいんだよ!」
早霜「姉さんには幸せに…あの男と関わらずに幸せになって欲しいの!」
朝霜「あたいにとって司令は家族なんだ!あたいから家族を奪おうとするな!」
早霜「……そう」
早霜「私は家族じゃないって言うのね」
朝霜「あ…?」
早霜「たった一人の姉妹なのに。姉さんは赤の他人を優先するのね」
朝霜「お前……も…」
早霜「少し……教育しておく必要があるみたいね」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 21:01:57.36 ID:fJE4uSLAo
速吸「…取込み中?これからの手続きのお話があるんですが」
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 21:10:35.90 ID:VrqSQF/TO
>>280
手を出したり暗示などはしない早霜、それは朝霜が大切だから
姉さんは視野が狭くなりすぎていて、だから熱くなってしまってる、と説明する
だから私のことも勢いでそう言ってしまう
282 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 21:20:15.29 ID:KTMF2e3N0
ガチャッ
速吸「…お取込み中でしたか?これからの手続きのお話があるんですが」
早霜「……いいえ、なんでも無いわ」
朝霜「お前…」
速吸「本当になにも無かったんですね?」
早霜「少し乱暴な言葉は使ったけど手を出したなんかはしないわ」
朝霜「……」
早霜「姉さんは視野が狭くなりすぎているのよ。だからすぐに熱くなってしまってるの」
早霜「これは私のせいじゃない…いえ、心を壊した責任はあるけど、これは姉さんの問題」
早霜「私は本物の地獄を見た。それに比べると姉さんは甘えていると言われても仕方ない状況なのよ」
283 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 21:23:58.01 ID:KTMF2e3N0
早霜「もし司令官が死んでしまったらどうするの?」
朝霜「今すぐに首吊って死んでやる!!」
早霜「いつかのあの売女みたいな台詞を吐かないで」
朝霜「テメェ…!ママのことまで侮辱する気か!」
早霜「そこよ。周りが見えていないからすぐに熱くなってしまう」
速吸「朝霜さんは心の病気で苦しんでいるんじゃないんですか?そんな状態の彼女にそんなことは酷ですよ」
早霜「それとこれとは関係が無いの。姉さんを壊した私だから分かるのよ」
朝霜「どいつもコイツも…なんなんだよぉ……!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 21:26:25.07 ID:d1sTOL0DO
解っているのに認めたくないのね…
もう何人かは提督離れ出来ている現状に焦りを感じている朝霜を見抜いている
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 21:35:39.52 ID:XibKYl5jo
>>284
姉さんの心の病は目に見えて良くなってきてる
だから現状がわかるようになってきて逆に焦りがでてるの
286 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 21:44:02.96 ID:KTMF2e3N0
速吸「朝霜さんは病院に連れて行った方が良いんじゃないですか?」
早霜「その必要は無いわ。姉さんの心の病は目に見えて良くなってきてるのよ」
速吸「あれだけ動揺しているのにですか?」
早霜「さっきも言ったけどあれは甘え。病気からくるものじゃなくて焦ってるだけなのよ」
速吸「そうなんですね…」
早霜「貴女はここの事情をよく知らないでしょうけど、何人かは提督離れが出来ているの。これは以前ではあり得ないのよ」
早霜「この鎮守府の現状は異常とも言える。それに焦りを感じてしまっているのよ」
速吸「そんなの…」
早霜「提督から自立して自分の意思を持つのは当たり前。けどそれはここでは無縁だったの」
早霜「それなのに急に周りが変わり出した。焦るのは当然だし甘えたくなるのも分かるわよ」
287 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 21:50:32.99 ID:KTMF2e3N0
早霜「姉さんが特務艦じゃなくなったのは貴女は聞いてるの?」
速吸「知りませんでしたが当然だと思います。あの怪我で特務艦は無理でしょう」
早霜「姉さん、冷静になれたかしら?」
朝霜「黙れ…黙れよお前ら……」
早霜「司令官の養子になるっていうのも、もう一度考え直した方がいいんじゃないの?」
朝霜「司令…パパはあたいの……」
早霜「司令官なら親子にならなくても姉さんの支えになってくれるわよ」
朝霜「ママとパパが…あたいの……あたいは…」
早霜「よく考えて姉さん」
朝霜「……」
下3 コンマ判定
偶数 ルートF
奇数 ルートS
ゾロ目 D
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 21:53:34.51 ID:iwKf5P/Ao
Family
Sistar
Death
ゾロさえ出さんけりゃ良いはずはず
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 21:55:58.33 ID:d1sTOL0DO
いつもよりかは多少気楽か…?
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:02:30.55 ID:XibKYl5jo
はい
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:02:45.13 ID:VrqSQF/TO
Oh…
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:03:47.99 ID:d1sTOL0DO
おや…?
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:04:27.45 ID:XibKYl5jo
コンマ一発で…そんな…
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:06:12.50 ID:VrqSQF/TO
まだDottimoの可能性があるから…
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:08:35.26 ID:iwKf5P/Ao
やりやがったなヤ………
296 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 22:24:17.05 ID:KTMF2e3N0
朝霜「なんだよお前ら…あたいのなにが分かるって言うんだよ!」
早霜「姉さん…?」
朝霜「なにが甘えなんだよ!あたいはやっと司令っていう家族を見つけたんだ!それに依存してなにが悪いんだよ!」
早霜「…落ち着きましょう姉さん」
朝霜「幹部もお前らも、好き勝手にあたいのことを決めるな!!」バターーンッ!
速吸「…追いかけなくていいんですか?」
早霜「あの脚じゃ遠くには行けないわ…きっと司令官の所に向かったでしょうし、今は一人にさせてあげるべきよ」
速吸「……貴女は朝霜さんを救いたいんですよね」
早霜「誰よりも大切な存在なの。姉さんには絶対に幸せになってもらうのよ」
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:25:49.42 ID:iwKf5P/Ao
追え追え追え!!
298 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 22:29:05.96 ID:KTMF2e3N0
ーー
朝霜「う、うう……なんなんだよぉ…あたいは本気で悩んでんのに…」
「そうだよねぇ、元はと言えば早霜が悪いもんねぇ」
朝霜「なんでアイツが偉そうに…あたいを壊した奴が…」
「うーんでもさ、被害者ぶって心から変わろうとしなかったのは本当じゃない?」
朝霜「黙れ…そもそもどっから声がしてんだ……」
「横を見てみなよ。一階部分に降りていく階段があるね〜」
朝霜「…それがどうした」
「ここから落ちたら怪我もしちゃうだろうね。あー痛そ」
朝霜「それがどうしたんだよ」
「えい」ドンッ
朝霜「は…………?」
「ごめんね〜恨むなら確率を恨んどいて」
朝霜「う…うぉぉぉ……!!」ゴロゴロッ
299 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 22:36:57.04 ID:KTMF2e3N0
「可哀想なのは同情するよ。これから幸せになれるって所だったのに」
朝霜「う、あ……!」
「転がって落ちてるんじゃ艤装も展開できない。でもまぁ階段から落ちるだけなら大した怪我じゃないから」
朝霜「う!…っ!」
「……怪我『も』しちゃう。落ちる『だけ』なら大した怪我じゃない」
朝霜「し…れ……!」
「この後なにが起こるんだろうね」
「ま…一発退場はフェアじゃないからラストチャンスね」
下3 コンマ判定
偶数 ○
奇数 ×
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:38:47.94 ID:VrqSQF/TO
たのむ
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:43:13.42 ID:fJE4uSLAo
泣いても笑っても
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:44:58.55 ID:XibKYl5jo
その1から数年間一緒なんだぞ…諦められん
吐きそう
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:45:15.55 ID:ZRQgNZofO
メメントモリ
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:46:37.45 ID:VrqSQF/TO
あーだめだ
ごめんもうこの先見れない
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:49:38.88 ID:fJE4uSLAo
2連続同値ゾロ目とか殺意がすごい
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:51:16.31 ID:iwKf5P/Ao
いやいやいやいやい
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:51:53.60 ID:XibKYl5jo
すまん俺がレスすることはもうない
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 22:53:30.39 ID:ZRQgNZofO
その時イデが発動した
309 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 22:54:07.85 ID:KTMF2e3N0
ーー
漣「ご主人様、幹部さんは朝霜さんに何の話だったんでしょうか」
提督「恐らく特務艦の権限を…という話だろう」
漣「ああ…ついにといった感じですかね」
提督「俺と龍驤の養子になるにはどの道解体しなければならなかった。幹部さんには今まで気を遣ってもらっていてくれて感謝しかない」
漣「脚がちょん切れた瞬間に特務艦じゃなくなってもおかしくないっすからねぇ」
提督「朝霜が特務艦でなくなると俺が守るしかないということだ」
漣「かすみに続き一気に二児の父親っすか。いやぁ流石ですなぁ」
提督「朝霜を養子にする記念日も考えておきたいな。誕生日と一緒にするのはどうだ?」
漣「それだと記念日が減ってしまいますぜ。なんでもない日を記念日にするのがオツってもんですよ」
310 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 22:59:16.68 ID:KTMF2e3N0
漣「まあ朝霜さんのことは一旦置いておきましょう。問題は幹部さんですよ」
提督「なにか問題でもあったか?」
漣「大アリです。ご主人様もこの前っていうかこの横須賀に来てからずっと言ってたじゃないですか」
提督「ん……?」
漣「正面玄関の階段の近くにある意味不明の置物ですよ。なんですか槍持った鎧だなんて」
提督「あれか…そうだな確かに邪魔だ」
漣「槍も尖ってますし万が一何かあったら危ないんで、早めに処分してくれって幹部さんに言って下さいよ」
提督「もちろん幹部さんにも言ったが…どうやら向こうも邪魔らしい」
漣「でしょうな!あんなのあったって何の役にも立ちませんからね!」
311 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 23:06:05.11 ID:KTMF2e3N0
提督「だか置いていても問題無いんじゃないか?危ないことなんて早々無いだろう」
漣「確かにそうかもしれませんけど!あり得るとしたら階段を転げ落ちた挙句バウンドして、そのまま槍に突き刺さるくらいしか無いですよ!」
漣「そんなのは天文学的数字なのはわかりますよ!でもねぇ、実際ここにあって邪魔な思いをしてるのは漣達なんですよ!」
提督「……」
漣「ちょうどその鎧のとこまで来ましたね…ほら見て下さい!この邪魔な…」
ポタ…ポタ……
漣「こ……のぉ…………?」
提督「あ…朝霜………?」
漣「あの…なんすか……タチの悪い冗談とか…ドッキリ……?」
提督「嘘…だよな………?」
漣「槍に朝霜さんが突き刺さってるとか……冗談ですよね…?」
提督「朝霜……なぁ…朝霜…………」
312 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 23:10:45.29 ID:KTMF2e3N0
ーー
速吸「朝霜さんの様子を見に行くんですね」
早霜「ええ…いつものパターンなら司令官が姉さんを宥めて二人で話している頃よ」
速吸「本当になんでも知ってるんですね…」
早霜「私は姉さんの全てを知っているの。だからこそ愛しくて…壊したいとも思ってしまった」
速吸「でもそれは間違いだと気付けたんですね」
早霜「ええ…そんなことをしても無駄だって。遅くなったけどちゃんと気付くことができたのよ」
速吸「朝霜さんを幸せにすることが早霜さんの罪滅ぼしとも聞きました」
早霜「それは最低限の話。私がここに居るのは他の目的もあるのよ」
速吸「悪事を働こうとはしないで下さいよ」
早霜「うふふふ…当たり前じゃない」
313 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 23:14:39.46 ID:KTMF2e3N0
速吸「こっちの廊下から執務室に向かうんですか?」
早霜「こっちの方が階段は急だけど執務室に近いのよ。きっと姉さんもここを通ったはずよ」
速吸「成る程…」
早霜「……」ピクッ
速吸「どうしましたか?」
早霜「嗅ぎ慣れた匂い……私が好む…あの匂い……」
速吸「……この匂いって…」
早霜「嫌な予感がするわ、早く司令官の所に…」ダダダッ
速吸「あっ……!!」
朝霜
早霜「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 23:17:22.98 ID:ZRQgNZofO
望月「ってのが見えたよ。幹部さんに朝霜の事は放っておいてって言っとかないとあの鎮守府が半壊するよ」
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 23:18:51.23 ID:d1sTOL0DO
呆然とする提督と漣
悲鳴を上げ続ける早霜
速吸の行動は早かった
呆けてる場合ですか!早く救急車を!
朝霜を救助からの応急措置
刺さっている場所は辛うじて急所からは外れているようだった
316 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 23:24:51.68 ID:KTMF2e3N0
提督「そんな……こんなことで…」
漣「これ…血じゃなくてケチャップですって……」
早霜「姉さん!!嫌よ!なんでこんな……いやぁぁぁ!!」
速吸「三人とも落ち着いて下さい!提督は朝霜さんに触れないで!!」
提督「でも…降ろしてやらないと……朝霜が…」
速吸「これだけ深く刺さっていると抜いた瞬間に血が吹き出して本当に死んでしまいますよ!」
重巡棲姫(漣、救急を呼ぶんだ)
漣「あ……あ…!了解です!すぐに救急に電話します!」
速吸「頼みました!私はその間応急処置を続けます!」
317 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 23:27:51.15 ID:KTMF2e3N0
速吸「……」
提督「ど、どうなんだ!?」
速吸「急所からは外れているみたいですけど…失血量が気になります」
提督「朝霜……!」
速吸「意識もありません。刺さったまま暫くこのままだったんでしょう。艤装が展開できていないのを考えると階段から落ちた……?」
早霜「そんなことはどうでもいいのよぉ!早く姉さんを助けなさいよ!!」
速吸「…私にできることはやりました。後はプロの方に任せます」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 23:33:41.42 ID:HJUsFYM3O
救護経験のある瑞鳳が飛んでくる
血液型が一緒の人はというとこの中では早霜と提督
すぐさま輸血の準備にとりかかる
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 23:50:02.92 ID:fJE4uSLAo
>>318
+近しい者同士の血を介した命の共有の呪術を使うことを決める早霜
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/01(月) 23:50:06.47 ID:iwKf5P/Ao
こんな退場なんで許さんからなあ
ある時からウジウジウジウジしやがってよぉ、はじめの頃を思い出せ!提督に拒絶されても強引に近づいてきたじゃんか!
朝霜!!お前一人でも立てる!それだけじゃないお前が支えてあげられる人だって居るんだ!ここに居るんだ!!たったの0.5%引いたくらいでここまでのお前を否定させない!歴史を否定させない!
足切りなんてひどい目に合わせた奴にこのまま思惑通りにさせてなるものか
俺達のために戻ってこい!戻って来てくれ…!
と言う声を聞く朝霜の意識海
321 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/01(月) 23:57:46.78 ID:KTMF2e3N0
漣「連絡したついでに瑞鳳さんを呼んできました!救護経験があるそうです!」
速吸「免許はあるの!?」
瑞鳳「ありません…!けど私がやらないと朝霜ちゃんは死んじゃいます!」
速吸「…見逃します。だから朝霜さんをどうか助けて下さい」
瑞鳳「はい!早霜さんこっちに来て腕を出して下さい!」
早霜「なにをするのよ…」
瑞鳳「朝霜さんに輸血です!この失血量だと病院まで持ちません!」
早霜「絶対に姉さんを助けなさいよ……」
提督「俺の血は使えないのか!?」
瑞鳳「艦娘同士じゃないと感染症が…」
提督「クソ……!」
322 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 00:02:37.92 ID:avynRo9i0
ピーポーピーポー…
提督「サイレンが聞こえてきた…!」
漣「救急から連絡!槍を切断してそのまま救急車に乗せるそうです!」
瑞鳳「大丈夫……このままならギリギリ…なんとか…」
朝霜
早霜「あ…姉さん……?」
朝霜
早霜「やめて……逝かないで…」
朝霜
早霜「あ…あぁぁ……いやぁぁ…!!」
「」
早霜「姉さん……!!」
瑞鳳「大丈夫ですまだ脈はありますよ!だから早霜さんももう少しだけ血を…!」
早霜「もう…遅い……遅いのよ………姉さんは…もう……」
漣「救急隊が到着しやがりましたよぉーーーー!」
提督「よし…!助かったぞ朝霜!!」
早霜「……」
323 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 00:06:30.33 ID:avynRo9i0
ーー病院
早霜「姉さんは奇跡的に無事…輸血が無かったら死んでたそうよ」
早霜「確かに姉さんは助かった……けど…それは体だけ」
「」
早霜「姉さんの魂はもう……ここには居ないのよ」
早霜「私だから見えた……姉さんの体から…魂が消え去ってしまうのを…」
早霜「……」
早霜「こんな結末、認めない」
早霜「姉さんは幸せになるのよ」
早霜「今、姉さんの体には私の血が大量に入っている」
早霜「これなら…あの呪術が使える」
早霜「姉さんは絶対に……死なせない…」
324 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 00:10:45.83 ID:avynRo9i0
ーー後日
提督「一時はどうなるかと思ったが目を覚ましたと聞いて安心した」
龍驤「ほんまやで、ウチらがどれだけ心配したか……」
「…」
提督「あの鎧は処分した。あんな縁起の悪いものは置いておく意味がない」
龍驤「そうやそうや、置いとく意味なんか無いしな」
「」
提督「その様子じゃなにが起こったかまだ分からないか。今はそれでいい、また今度ゆっくり話そう」
龍驤「そうやな、ウチもまた会いに来るからな」
「いイえ…だイじョうブ…ヨ…」
提督「ん……?」
325 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 00:15:44.93 ID:avynRo9i0
「わワたタし、ハ…」
龍驤「な、なんなんよ…これ…」
提督「怪我の後遺症……なのか…?」
「ひ、ヒヒ、ひ…ねエさンは…しアわセ」ギチギチ
龍驤「まさか…早霜か!?」
「はヒ、ひヒ、ねエさン」
提督「そうか…朝霜は……もう……」ガクッ
「ししシしあワせ、こレでででで」
「ねねネえさささンンンンンンンンンンン」
ギチッ
ーー
326 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 00:16:35.81 ID:avynRo9i0
family
sister
dedication
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/02(火) 00:21:29.83 ID:oOBUPaQ/O
乙でした
流石にコンマの結果をひっくり返す事は出来なかったか…
確定させずに早々に予知夢オチに持っていった方が良かったのか
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/02(火) 00:29:45.94 ID:9QAzfMtDO
お疲れ様でした
ファイナルデスティネーション
あまり予知に頼りすぎるともっちが封殺されそうだけど…
それとおそらくもう早霜の協力も得られなくなったかもしれないのが
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/02(火) 08:18:39.53 ID:9QAzfMtDO
作中の朝潮が大好きなY子さんベースの八島とは別のなにかが居るんじゃないかとふと思った
口調こそ同じだけどなんだか邪悪…
330 :
◆X87gBrHVzk
[saga]:2021/03/02(火) 19:25:52.81 ID:avynRo9i0
ーー
由良「朝霜の体を動かしているのは早霜」
由良「相手を操る術は存在する」
由良「でもあれは『操る』を超えている」
由良「早霜の体が無いのは呪術を使ったから」
由良「あれは朝霜でも早霜でもなく呪いそのもの」
由良「あんな悍ましいもの見たことがない」
由良「近寄っただけで吐き気がする」
331 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 19:29:18.99 ID:avynRo9i0
由良「あの呪いが成功している時点で朝霜の魂はここに無い」
由良「朝霜のことは残念」
由良「せめて出撃なら諦めがつくのも分かる」
由良「…あれは事故」
由良「脚を滑らせて階段から落ちて」
由良「運悪くオブジェに突き刺さった」
由良「誰も責められない」
由良「誰も悪くない」
由良「そこだけは理解して」
由良「下手に傷付ける人を増やすのは得策じゃない」
提督「……その、通り…だ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/02(火) 19:33:22.06 ID:9QAzfMtDO
早霜も死んだのか…?と提督
死んではいない
その呪いそのものに変化したと
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/03/02(火) 19:36:34.55 ID:1XDw1O0Ro
>>332
+せめて朝霜を安らかに弔ってやる事はできないかと提督
今のままがいい、早霜が逆恨みで鎮守府を攻撃するような事態にならなかっただけ奇跡のようなものと由良
334 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 19:43:16.41 ID:avynRo9i0
提督「一つ教えてくれ。早霜も死んだ…のか?」
由良「死んではいない」
由良「呪いそのものに変化した」
提督「そうか……せめて朝霜を安らかに弔ってやりたかったが…」
由良「それは無理」
由良「アレには触れずに今のままがいい」
提督「……」
335 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/03/02(火) 19:47:25.56 ID:avynRo9i0
由良「こうなってまだ良かった方」
由良「早霜が逆恨みで鎮守府を攻撃していた」
提督「朝霜が……俺たち守ってくれたのか…」
由良「それは…」
提督「ぐ…うぅぅ……!」ポロポロ
由良「…そうかもしれない」
由良「奇跡のようなことが起こっている」
由良「今の貴方にできることはいつも通りに過ごすこと」
由良「下手に動くとマイナスしかない」
由良「理解しておいて」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
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