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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その8【安価】
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 19:35:11.51 ID:LVlURMnso
【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その7【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1610880167/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1613990111
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 19:35:24.83 ID:LVlURMnso
代理です
3 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 19:37:22.99 ID:3mSVsqz/0
代理ありがとうございます
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 19:38:05.20 ID:faGVgwnXo
たておつー
5 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 19:43:00.56 ID:3mSVsqz/0
ーー執務室
隼鷹「なんだか随分と寂しい執務室じゃんか」
提督「本当なら龍驤や漣が居るんだが、それぞれ理由があってここに居ない」
隼鷹「龍驤さんは確かまた入院したんだよなぁ」
提督「予定ではもう少し先だったんだが、体調不良もあって早めに入院したんだ」
隼鷹「もともと一時退院だったから仕方ないけど、やっぱり寂しいな」
提督「ここで無理をするとまた長期入院もあり得る。ゆっくりと体調と心を整えて欲しい」
隼鷹「無理は禁物なのは当たり前だしな」
6 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 19:48:19.23 ID:3mSVsqz/0
提督「漣は白露と電の仲裁に向かった。あまりいい話ではないが電が白露を叩いたらしい」
隼鷹「電…最近まで調子良かったのにな」
提督「いや、精神面に異常は無さそうだ。これは白露が悪いんだ」
隼鷹「なにがあったんだよぉ?」
提督「白露は以前に電と関係があったんだが、白露がそれを忘れて抱こうとしたらしい」
隼鷹「…うわ」
提督「口説き文句や体の重ね方、電は最初は我慢していたそうだが途中で我慢できず…」
隼鷹「それは白露が悪いな……」
提督「そういうわけで今執務室には俺一人なんだ」
隼鷹「そっか…うん、なら丁度いいというかなんというか……話、聞いてくれよぉ」
提督「もちろんだ」
7 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 19:52:28.21 ID:3mSVsqz/0
隼鷹「あたしが艦娘辞めたいって言ったら…どうする?」
提督「止めることは無いが理由を聞きたい」
隼鷹「そうだよな…提督は止めることなんかしないもんなぁ」
提督「止めて欲しかったのか?」
隼鷹「止めてくれたら諦めがつくというか…うーん……」
提督「察しは付くが辞めるから不知火と共にだろう。何かあったのか?」
隼鷹「あたしさ…夢があるんだよ。世界中を旅したいとかそんなありふれた夢……」
隼鷹「響を見てたらさ…なんか……艦娘って辞めれるんだよな…とか…色々考えちゃって……」
提督「俺でよければいくらでも話は聞く。だが不知火ともよく話しておくべきだぞ」
隼鷹「分かってる…うん、分かってるんだよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 19:56:15.42 ID:JgaZObZyO
そういえば龍驤が病院に戻る前に気になる事を言っていたと思う提督
朝潮がまるで記憶を確認するかのように朝潮の事情を言ってきたと
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 20:19:34.04 ID:gzrDJ4FDO
実は不知火にはもう話したんだよねと隼鷹
不知火も世界を回るのは悪くないと思ったがそれと艦娘を辞めるのは別だと
そもそも傀儡の艦娘って普通に辞められるのかという疑問も
10 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 20:27:44.22 ID:3mSVsqz/0
隼鷹「実はさ…不知火にはもう話したんだよ」
提督「そうだったのか」
隼鷹「不知火はあたしと世界を回るのは悪くないって言ってた…けど艦娘を辞めるのは別の話だって」
提督「…不知火らしいな」
隼鷹「アイツは艦娘として戦うのが自分のやるべきことだって…そもそも傀儡の艦娘って解体できるのかも分かんないし…」
提督「それは整備士に確認するしか無いな」
隼鷹「提督……あたしどうしたらいい…?」
提督「…あくまで俺個人の意見として聞いてくれ」
11 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 20:32:02.14 ID:3mSVsqz/0
提督「不知火は仲間を傷付けて、自分のせいでかつての仲間が全員殺されたと思っている」
提督「そんな不知火に一緒に解体しようと言っても、一筋縄ではいかないだろう」
隼鷹「やっぱり…」
提督「だが隼鷹が言えば別だ。本気で二人の時間を過ごしたいのならそう言えばいい」
隼鷹「……」
提督「解体が可能か不可能かは関係なく、不知火は隼鷹の隣に居ることを望んでいる」
提督「解体することを迷っているのなら考えない方がいい。響の場合はもう戦うことができないという事情が理解できた」
提督「ふわふわした考えではなく、本気で考えてその結果を不知火に伝えればいいと思う」
隼鷹「…ありがと、やっぱり提督に相談して良かった」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 20:38:06.61 ID:MrpCEL66O
本気で考えれば考えるほど考えることがプロポーズになってく隼鷹さん
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 20:48:40.10 ID:faGVgwnXo
不知火との出会い、出来事を思い出しながら
>>12
14 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 20:59:14.96 ID:3mSVsqz/0
ーー
隼鷹「不知火とは足りないもの鎮守府からの付き合いで…気が付いたらこんな関係になって…」
隼鷹「はじめは不知火は恋愛感情は無かったって言ってたのに……」
隼鷹「どうすりゃいいんだよ…考えれば考えるほど不知火のことが……」
隼鷹「こんなに誰かを好きになったことなんか無いんだよ……」
隼鷹「不知火を自分の物にしたい…ずっと一緒に居たい……」
隼鷹「自分でもなに考えてるか分かんなくなってきた…あーー…もう…」
15 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 21:04:55.56 ID:3mSVsqz/0
隼鷹「世界を回るのはあたしの夢で……でもそれは艦娘を辞めることとは関係無くて…」
隼鷹「関係無い……?ある…?」
隼鷹「……」
隼鷹「こんなに悩んだことなんか無かった…酒で悩んでた時より考えてる…」
隼鷹「酒……」
隼鷹「酒飲めば……解決する…うん、そうだ……」
隼鷹「酒……あたしに酒を…」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 21:10:46.78 ID:CKGCiUsfo
酒を探してるのなっちさんに見つかって何をやってるんだとたしなめられる
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 21:30:02.08 ID:nqOs4WiSO
>>16
悩んでることの相談にも乗ってくれる
18 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 21:34:39.35 ID:3mSVsqz/0
ーー食堂
那智「……気配がする」
那智「こんな時間に食堂…銀蠅か?どちらにせよ褒められたことではないぞ」
那智「…誰だ」
隼鷹「う……」
那智「なにをしている」
隼鷹「酒……無い…」
那智「禁断症状でも出たのか。霞に言って薬を用意させるから待っていろ」
隼鷹「違う…飲めば解決するから……酒があればあたしは…」
那智「様子がおかしいな、とりあえず私の部屋に来い」
19 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 21:38:34.39 ID:3mSVsqz/0
ーー那智の部屋
那智「酒に頼るのは悪とは言わないが、お前は依存症になるほど溺れたんだろう」
隼鷹「昔は…酒のことしか考えられなかった」
那智「困ったからと言って酒を頼るのは間違いだ」
隼鷹「じゃああたしはどうしたらいいんだよ…」
那智「相談には乗ってやるが答えを出すのはお前自身だ。暫くの間忘れるのも手段の一つではある」
隼鷹「忘れる…」
那智「常に考える必要は無い。時間を決めてそのことに集中して考えるのは悪くはないだろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 21:50:30.23 ID:nqOs4WiSO
では一時的に考えないでいいように今度は私の話も聞いてくれと那智
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 21:57:00.18 ID:gzrDJ4FDO
>>20
私と愛宕の事は知っているだろう
私は愛宕を憎からず思っているし好意もある
だが好意があれば必ず恋人関係にならなければいけないのかと
22 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:04:00.17 ID:3mSVsqz/0
那智「では…一時的に考えないでいいように今度は私の話も聞いてもらおうか」
隼鷹「那智の話って…」
那智「想像通りだ、私と愛宕の事は知っているだろう」
那智「私は愛宕を憎からず思っているし好意もある。だが好意があれば必ず恋人関係にならなければいけないのか?」
隼鷹「同性だから…難しいよな」
那智「私が聞きたいのはそこじゃない。性別は関係なく聞いているんだ」
隼鷹「同性でも異性でも、好意があるなら恋人にならないといけない……」
那智「それは違うだろうと私は考えている」
隼鷹「…結果を求めるか過程を大事にするかの違いじゃないのか?」
那智「結果も過程も必要の無い関係があっても……」
23 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:07:13.00 ID:3mSVsqz/0
ーー
隼鷹「…そうだよな、誰でも悩みはあるんだもんな」
那智「そんなのは龍驤を見れば明らかだろう。奴はいつでも頭を抱えて悩んでいる」
隼鷹「ちょっと…重く考え過ぎてた。そんで答えを急がないとって思い込んでたみたいだなぁ」
那智「お前と不知火の仲は良好だ、焦る必要はなにもない」
隼鷹「その通りかな…久しぶりにテンパってちょっとおかしくなってたのかなぁ」
那智「不安なら霞に強めの薬を出してもらえ。仲間は頼る為にあるんだろう?」
隼鷹「そうだな、ありがとな那智!」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:08:55.99 ID:faGVgwnXo
傀儡の解体について整備士、すぐ連絡取れないなら幹部さんに確認を入れる提督
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:24:21.68 ID:nqOs4WiSO
>>24
26 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:33:01.57 ID:3mSVsqz/0
ーー
整備士『傀儡の艦娘は解体しない方がいいよ』
提督「どうしてだ?」
整備士『何が起こるか保証できないんだ。僕が作った傀儡なら大丈夫だけど、旧大本営が作ってた傀儡はね…』
整備士『爆弾が仕掛けられてるのは知ってるでしょ?最悪はそれが爆発して死んじゃうね』
提督「爆弾を取り除く手術を受けさえすれば問題は無いんだな?」
整備士『その通りだけど、傀儡の艦娘がどれだけの数が居るのか把握できてる?』
提督「……」
整備士『現実的なのは解体せずに現状維持になると思うよ』
27 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:36:52.05 ID:3mSVsqz/0
整備士『解体じゃなくて除籍はどうなの?それなら解体しなくて済むよね?』
提督「除籍だと人間としての扱いがされない。艦娘という物扱いだ」
整備士『それは法を定めた人がおかしい。艦娘も傀儡も生きているんだ』
提督「それは俺がどうこうできる問題じゃないんだ」
整備士『本当に人間は自分勝手だなぁ…やっぱり僕は人間は嫌いだね』
提督「ひとまずは礼を言う。お前の傀儡なら解体しても安心だということが分かっただけでも進歩だ」
整備士『力になれたんなら良かったよ。また何かあったら連絡してね』
下2 この後の展開やその他起こったことなど
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:41:59.97 ID:gzrDJ4FDO
ところで…伊400と夕雲の事についてすまなかった…と謝罪する提督
別に構わないよ
君も人間だったというだけの事さ
だけどまあそうして反省出来るだけまだマシだと思っておくよと整備士
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 22:50:39.02 ID:CKGCiUsfo
>>28
タシュがああなった経緯を伊400に詳しく突っ込んだらなかなかヤンチャしてたらしく彼女も反省が必要だねって整備士
夕雲は調べた後、元に戻したら素直にタシュと一緒にお手伝いしてるって
30 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 22:58:45.62 ID:3mSVsqz/0
提督「ところで……伊400と夕雲の事についてすまなかった」
整備士『ああ別に構わないよ、君も人間だったというだけの事だからね』
提督「そうだな…俺も大多数の人間と変わりない」
整備士『それは違うよ、提督さんは貴重な人間だ。ちゃんと反省できるし、僕が嫌悪する人間とは種類が違うよ』
提督「いや、俺も所詮は人間なんだ」
整備士『まあ伊400は中々ヤンチャしてたみたいで彼女も反省が必要だし、夕雲君は軽く調べた後、元に戻しておいたから』
提督「…二人のことは頼む」
整備士『ちゃんと手伝ってもらってるから安心してよ。彼女達が提督さんを恨んでいるかまでは分からないけどね』
31 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 23:04:13.44 ID:3mSVsqz/0
提督「……龍驤のことになると我を失ってしまうようではまだまだだな」
提督「冷静に対処しなければいけないのは分かっているが、やはり…」
提督「マシにはなってきているはずなんだが…うぅむ」
提督「龍驤がまた入院…いや、良くなってはきているんだ。俺が不安になっていてどうする」
提督「俺はもう父親なんだから冷静に…熱くならずに落ち着けばいい」
提督「……」
提督「…仕事に戻ろう」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:12:38.59 ID:gzrDJ4FDO
一方
さすがに自分が悪いと土下座する白露と腕組み仁王立ちの電
電って怒ると怖いんですねぇ…と電を宥めながら漣
響はもうすぐ居なくなり暁は大抵レ級と一緒
雷はラジオやテレビの仕事で忙しい
そうしていつしか白露を寄る辺に見出だしていた電
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:28:29.58 ID:nqOs4WiSO
タシュケントが本来の夕雲は臆病だけどまじめな子だねと整備士と話してる
ただ私が伊400はあたしが言うのも何だけど過激なところが目立つよ
社会への艦娘の受け入れが進んでいる中で力を好き勝手に振るうとそれが壊れてしまう
提督と話していた艦娘を人間として扱うこともその先にあるはずだからね
だから根気強く正していかないといけないよ
34 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 23:37:06.12 ID:3mSVsqz/0
ーー大本営、研究室
タシュケント「本来の夕雲は臆病だけどまじめな子みたいだね」
整備士「真面目だからこそああなってしまったのかもしれないね」
タシュケント「でもあたしが言うのも何だけど、伊400は少し過激なところが目立つよ」
整備士「そうだね……彼女は要注意かもしれないね。どうやら社会では艦娘の受け入れが進んでいるみたいだ」
整備士「その中で力を好き勝手に振るうとそれが壊れてしまう。 提督さんが話していた艦娘を人間として扱うということも、その先にあるはずだからね」
タシュケント「じゃあやっぱり彼女はバラバラにする?」
整備士「その必要は無いよ、ゆっくり正していけばきっと分かってくれるからね」
タシュケント(同志はとても正す側の人間とは思えないけど)
35 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/22(月) 23:42:02.23 ID:3mSVsqz/0
整備士「どうしたの?なにか言いたそうだけど」
タシュケント「…彼女を正す前にまずは同志からじゃないかな」
整備士「僕?」
タシュケント「いつまで吹雪のことを引きずってるんだい?」
整備士「彼女は…危険な存在だ」
タシュケント「それは君の意見だ、吹雪を狂わせたのは同志なんだ」
整備士「僕も…自分の誤ちに向き合えって言うんだね」
タシュケント「それしか無いよ。あたしだって偉そうに言えないけど、理由を付けて逃げるのは違う」
タシュケント「あたしは殺した数より一人でも多く救うって決めた。その中に同志も入っているからね」
整備士「そうか…うん。分かった、逃げるのはもう…やめておくよ」
下2 この後の展開やその他起こったことなど
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:45:56.27 ID:faGVgwnXo
>>32
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/22(月) 23:48:26.35 ID:CKGCiUsfo
>>32
普段はかかあ天下?といえばいいのか尻に敷かれるといえばいいのかになっちゃう白露
これを気に真面目なお付き合いについて考え出す
38 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:00:35.91 ID:MGB5/bq00
ーー横須賀鎮守府
白露「……」土下座
電「……」
漣「いやぁこれぞ正に修羅場ですな」
電「ちょっと黙ってて欲しいのです」
漣「…うぃっす」
漣(電は怒ると怖いと聞いてましたが本当みたいですねぇ。この睨みは素人じゃできませんよ)
漣(まあ今回のは白露さんが悪いんで擁護はしませんが、暴力を働いたら止める程度にしておきましょう)
漣(面白がっちゃいけないのは分かってますけど、こんなの興味津々に決まってるじゃないですかヤダー)
39 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:07:01.21 ID:MGB5/bq00
漣(響はもうすぐ居なくなって暁は大抵レ級と一緒。雷はラジオやテレビの仕事で忙しいんで電は拠り所が欲しかったんですな)
漣(その相手に白露がいいかもと思っていた矢先にこれ…一度抱かれたことを忘れただけでも重罪なのに、これはいけませんよぉ)
漣(電の心の内は大体分かりましたけど、白露さんはどうなんでしょうね……気になるんで動きますか)
漣「…ここは漣が仲裁させてもらいますよ。おおよその事情は聞いているので白露さん、何か言いたいことはありますか?」
白露「…一度抱いたことを忘れるなんて、一番最低なことをしました」
電「……」
漣「普段から遊びまくってる白露さんからすれば、電さんを抱いたのは一度くらいの遊びだと思ったんですね?」
白露「その時は…」
電「その時もクソも無いのです」
白露「違うの…話を聞いて」
40 :
◆X87gBrHVzk
[sage saga]:2021/02/23(火) 00:09:45.13 ID:MGB5/bq00
白露「夕立が幸せそうにしてるのを知って…時雨も最上といい感じだし……こういうのも悪くないのかなって…」
漣「こういうのとは?」
白露「真面目な付き合いっていうのかな…真剣な交際というか」
電「……」
白露「ねぇ電…チャンスをくれない……?もう悲しい思いはさせないから…」
漣「…と仰ってますが?」
電「安価」
下2 電の台詞やその他起こったことなど
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