【モバマス安価】P「暇つぶしに嘘でもつくか」

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1 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 22:45:20.66 ID:tteWLp1f0
・モバマス安価SSです
・過去作の通り取り扱うネタはオールジャンル、常識から外れた作風です
・苦手な方は逃げてください危険が危ない注意です
・あまり詳しくないアイドルが指定された場合は、そのキャラとPに失礼に当たるので、無理をして書かず再安価にする可能性があります
・過度なエロやグロは再安価にする可能性があります
・以上、お手柔らかによろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1613655920
2 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 22:45:57.47 ID:tteWLp1f0
〜事務所〜

P「....珍しく暇だな」

P「....」

P「暇つぶしに、適当な嘘でもついて遊ぼう」

P「よし、そうしよう」

P「相手は....」

P「通りかかったやつにしよう」

スタスタ

P「お、ドンピシャなタイミングで誰か来たな」

誰が来た? >>3
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 22:47:07.79 ID:z3bSuzahO
アーニャ
4 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 22:49:42.44 ID:tteWLp1f0
アナスタシア「♪〜」スタスタ

P「....アーニャか」

P「純朴な少女に嘘をつくのは気が引けるが....」

P「その背徳感がたまらんな」ニッコリ

嘘の内容 >>5
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 22:51:41.11 ID:OjP0zKEe0
新田美波のウワサ18
パパ活をしているらしい
6 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:00:32.62 ID:tteWLp1f0
P「アーニャ」

アナスタシア「?」

アナスタシア「なんですか、プロデューサー?」

P「これはウワサなんだが....」

P「美波がパパ活をしてるらしい....」コソコソ

アナスタシア「!?」

アナスタシア「パパカツ!!!」
7 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:01:20.68 ID:tteWLp1f0
アナスタシア「ってなんのことですか?」

P「知らないか....」

P「ええとな、パパ活って言うのは」

美波「2人で何のお話ですか?」

P「げっ!?」

アナスタシア「ンミナミィ!」
8 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:01:50.25 ID:tteWLp1f0
P「や、これはだな」

アナスタシア「美波、パパ活?をしているって本当ですか?」ニコニコ

美波「パパ活....?」

P「」

P「(終わった)」

美波「....」
9 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:03:18.22 ID:tteWLp1f0
美波「....アーニャちゃん、どうしてそれを」ジッ

P「!?!?!?!?」

P「お前マジか!?」

美波「....」

美波「....すみませんプロデューサーさん」

美波「あまり口外することではないので、伝えていませんでした....」

P「あまりってか絶対口外しちゃダメだからな!?」

P「てかアイドル的にはやるのもNGだから!」

美波「でも、私に出来るのはこんなことくらいで....」

美波「....」ションボリ

アナスタシア「ンミナミィ!」

P「えぇ....?」
10 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:18:41.24 ID:tteWLp1f0
美波「私がパパ括を始めたのは、数か月前のことです....」

アナスタシア「ンミナミィ....」

美波「ある朝、パパの布団が汚れていました」

美波「トイレまで我慢できなかったみたいで....」

美波「ほんの少し、直径1センチほどの小さな茶色い染み....」

美波「そう、便漏れです」

P「」

アナスタシア「ベンモレ?」

美波「便を漏らしてしまうことよ、アーニャちゃん」

アナスタシア「なるほど、それがベンモレ、ですね」

P「教えんでいい教えんで」
11 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:19:07.47 ID:tteWLp1f0
美波「すぐに肛門科に行って診断を受けたところ」

美波「パパは」

美波「肛門括約筋不全でした....」

アナスタシア「それは何ですか?」

美波「お尻の穴はっていうのはね」

美波「『肛門』って器官が全てを握っているの」

アナスタシア「コウモン....」
12 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:19:38.21 ID:tteWLp1f0
美波「肛門は2つの筋肉、内肛門括約筋と外肛門括約筋でできていて」

美波「その2つが緩んだり締まったりすることで、私たちは便を出し入れできている」

P「出し入れはしないぞ」

アナスタシア「アーニャ、知りませんでした」

アナスタシア「美波もうんち、するんですね」ニコ

美波「うん、人間だもの」ニコッ

P「....」
13 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:20:18.11 ID:tteWLp1f0
美波「内肛門括約筋不全は気づかないうちの便漏れ、外肛門括約筋不全は便を我慢できないのが症状だから」

美波「パパは外肛門の方だった....」

P「何の話....?」

美波「外肛門括約筋不全の治療法は」

美波「それを意識的に動かして、締める練習をしながら鍛えること....」

美波「そこからパパの肛門括約筋トレ」

美波「通称『パパ括』の日々が始まりました....」

P「健全な方のパパ活が存在していた....だと....?」

P「健全とは....」

アナスタシア「パパカツ、苦しそうです....」ションボリ
14 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:22:49.91 ID:tteWLp1f0
アナスタシア「パパカツは、どういうことをするんですか?」

P「掘り下げなくていいから....」

アナスタシア「今後、どこかで必要になるかもしれません!」

P「絶対にないとは言い切れない....」

美波「....そうね、今後誰の括約筋トレに付き合うかもわからないし」

美波「パパ括のメニューを教えてあげる!」

アナスタシア「ンミナミィ!」

P「俺は別に聞かなくていいんだが」

パパ括メニュー >>15
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/18(木) 23:23:27.79 ID:J3BYgfD30
高温の椅子に座る
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:23:54.92 ID:8RCRshV0o
挟んで割り箸折を折る
17 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:31:44.87 ID:tteWLp1f0
美波「私とパパがやっているメニューは」

美波「肛門、じゃなかった高温の椅子に座ることなの」

P「高温の椅子に座る?」

アナスタシア「それが、トレーニングになるんですか?」

美波「私とパパはそう思ってる」

P「どういう効果を見込んでるんだ?」

P「何の根拠もないわけじゃないだろ?」

美波「....」
18 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:32:14.16 ID:tteWLp1f0
美波「....パパの外肛門括約筋に必要なことは、意識してそこを動かすことです」

美波「でもその前に、外肛門括約筋を意識することから始めなければいけませんでした....」

美波「だから、開脚で肛門が外気に触れるようにして」

美波「直接、高温に熱した椅子につけてあげれば」

美波「嫌でも意識できる!」

美波「というトレーニングです!」

P「怖....」

P「ちなみにその椅子、高温って言ってるけど何度くらいに熱してるんだ?」

椅子の温度(コンマ2桁) >>19
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/18(木) 23:32:28.05 ID:8RCRshV0o
はい
20 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:39:50.68 ID:tteWLp1f0
美波「105℃です!」

P「死ぬぅ!?」

アナスタシア「とっても、温かそうです」

P「そんな生半可なレベルじゃないから....」

美波「ハッ!?」

美波「いけないっ!もうすぐパパ括の時間なので帰ります!」

美波「パパが開脚して待っているので!」ダッ

アナスタシア「ンミナミイ!」

アナスタシア「私も、手伝いたいです!」

美波「えっ....?」
21 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:40:27.02 ID:tteWLp1f0
アナスタシア「美波、学校も行って、アイドルもして」

アナスタシア「それでパパカツなんて、大変です....」

アナスタシア「だから私も、美波を助けたい....」

美波「アーニャちゃん....」

美波「でも、他人の父親の肛門を見せるなんて....」

美波「そんな酷いこと、できないよ....」

アナスタシア「....他人じゃありません」

美波「アーニャちゃん....?」
22 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:40:54.80 ID:tteWLp1f0
アナスタシア「美波のパパは、私のパパです!」

アナスタシア「パパのコウモンは、私のコウモンです!!!」

美波「ア、アーニャちゃん....」ウルッ

アナスタシア「....さあ、パパが待ってます」

美波「....うん」ギュッ

P「????????????」
23 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/18(木) 23:41:49.31 ID:tteWLp1f0
本日はここまでになります
1作書き終えたので、また安価スレをしに戻ってきました
こんな風に楽しく愉快に、気が済むまでやっていくのでお付き合いしていただけると幸いです
明日の夜に再開します
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 00:29:08.78 ID:HqjIjI0bo
おつおつ
またよろしく
結構トんでる安価を打ち返して場外ホームランにするの本当に癖になる
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 00:34:15.08 ID:lWJCodkr0
「パパ活」から「パパの括約筋」に持ってくのは>>1じゃなきゃできない芸当だわな…
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 03:20:53.86 ID:UA+vKTf10
おつ
あたまがおかしすぎるw
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 07:13:58.71 ID:up6Z0VuDO
空中から落下傘なしで落下したら、さっきまで乗ってた飛行機の中にスッポリ入った……ぐらいの変換式やな
28 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:12:36.80 ID:F9xk8/3r0
P「とんでもねえ奴だったな、美波は....」

P「本人からして見ればこれっぽっちの悪意もないから尚更やべえ」

スタスタ

P「誰かな....?」ニンマリ

誰が来た? >>29
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:13:19.85 ID:lDpdXdonO
拓海
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:13:28.91 ID:VMCbcLJkO
しぶりん
31 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:18:02.16 ID:F9xk8/3r0
拓海「....」スタスタ

P「拓海、おはよう」

拓海「おう、プロデューサー」

嘘の内容 >>32
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/02/19(金) 21:19:12.58 ID:bNLbhA3r0
巴が敵の組に襲われて助け求めてた
33 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:25:33.88 ID:F9xk8/3r0
P「落ち着いて聞いてくれ....」

拓海「あ?」

P「さっき巴が、敵対する組の人間に襲われて助けを求めてたんだ....!」

拓海「....それ、本当か?」

P「....ああ」

P「(嘘ですすみません)」

拓海「....チッ」チッ

拓海「そりゃあいつん家はそうかもしれねえけどよ....」

拓海「巴はカタギだろうが....!」ブルブル

P「そうだよな(適当)」
34 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:26:06.12 ID:F9xk8/3r0
拓海「許せねえ....」

拓海「巴はどこ行った?」

拓海「詳しい話を聞かねえと!」

P「え?巴の居場所?えーと....」

場所名 >>35
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:27:11.89 ID:lWJCodkr0
バチカン
36 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:32:18.48 ID:F9xk8/3r0
P「あいつは今、バチカン市国に飛んだ....!」

拓海「バチカン!?それどこだよ!」

P「ヨーロッパの小国だ....」

拓海「んでそんなとこに行くんだよ!」

P「襲われたんだぞ!?」

P「そのままこの辺にいたら、さらに攻撃を受けるかもしれないだろ!」

拓海「そういうことかよ....」
37 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:32:55.02 ID:F9xk8/3r0
拓海「....」

拓海「電話で聞くしかねえな」

P「」

P「(ヤバい、聞かれたらバレる)」

P「そそそそれはちょっと

拓海「....」ピッ

P「あっ」

プルルルルルル

P「(頼む....出ないでくれ....!)」

巴は出る or 出ない >>38
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:35:42.69 ID:Wr+EAlOgo
出た〜
39 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:39:36.54 ID:F9xk8/3r0
巴『拓海、どうした?』

拓海「巴、大丈夫か!?」

P「(アカン)」

巴『なんじゃ、何かあったんか?』

拓海「何ってお前....」

拓海「敵の組に襲われたって聞いたぞ!?」

P「」チーン

巴『....』

嘘がバレる or バレない >>40
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:40:43.84 ID:DoLrWm2d0
ばれない
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:41:00.60 ID:WH7zE0q4O
バレるけど逆に嘘つかれる
42 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:45:48.97 ID:F9xk8/3r0
巴『....』

巴『....誰から聞いた』

拓海「プロデューサーだよプロデューサー!」

拓海「あいつが心配しててよ!」

巴『....そうか、プロデューサーも知っとったんか』

拓海「?」

巴『....わかった、今から指定する場所に2人で来てくれ』

拓海「おう?わかった!」
43 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:46:18.18 ID:F9xk8/3r0
ガチャリ

P「」ブクブク

拓海「おい!何寝てんだよ!」

P「ヒッ、痛いことしないで....」ビクビク

拓海「いきなりんなことするわけねえだろ!」

拓海「巴が呼んでんだよ!行くぞ!」

P「巴が....?」

P「(バレてないのか....?)」

P「(いや、お仕置きのために呼ばれてるだけかもしれん....)」

拓海「早くしろよ!」

P「はいぃ....」

場所名 >>44
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 21:48:28.60 ID:bNLbhA3r0
村上お好み焼き店
45 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:53:56.48 ID:F9xk8/3r0
〜村上お好み焼き店〜

拓海「ここか....」

P「『村上お好み焼き店....?』」

拓海「おい、どういうことだ?」

拓海「あいつは今バチカン?にいるって言ってただろ」

P「すまん、バチカンは俺の聞き間違いで」

P「本当はバカチンだったかもしれん」

拓海「あぁ!?字面は似てても音は全く似てねえだろ!!」

P「ささ、巴も待ってることだし早く入ろう!」ススッ

拓海「ったく....」
46 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 21:54:25.18 ID:F9xk8/3r0
ガラガラ

的屋然とした店員A「らっしゃあ〜〜いあせぇ!」

的屋然とした店員B「らっしゃあ〜〜いあせぇ!」

的屋然とした店員C「らっしゃあ〜〜いあせぇ!」

P「(怖っ....)」

P「(客商売なのに、これじゃ初っ端で引いちゃうだろ....)」

拓海「巴に呼ばれて来たんだけどよ」

的屋然とした店員A「....」

的屋然とした店員A「お待ちしていました、奥の座敷へどうぞ」ペコ

拓海「おう」

P「(その豹変っぷりも怖いよ)」
47 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:04:46.15 ID:F9xk8/3r0
〜座敷〜

ファサッ

巴「....」

拓海「よう、来たぜ」

P「お疲れ」

巴「....よー来てくれたのう」

巴「わざわざすまん」ペコ

拓海「いいんだよそんなの!」

P「そうそう、困ってる時はお互いさまってな!」

P「(何に困ってるのかは知らないが)」
48 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:05:25.32 ID:F9xk8/3r0
拓海「で、何があったんだ」

拓海「敵の組に襲われたって....」

巴「....」

拓海「見た感じは元気そうに見えるぞ?」

巴「....持ってきてくれ」

的屋然とした店員A「....はい」

スタスタ

P「?」

拓海「なんだってんだよ....」
49 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:06:24.17 ID:F9xk8/3r0
巴「....うちが襲われたのは、昨日の給食の時じゃった」

P「!?」

拓海「給食!?」

拓海「わざわざお前の学校にまで乗り込んできたのかよ!?」

拓海「許せねえ....!」

巴「....うちも油断しとった」

巴「まさか、あのクミが」

巴「給食の中から襲ってくるとは....」

拓海「な、中!?」

拓海「てことはなんだ?給食のあのでっけえ桶の中に入ってたのか!?」

巴「給食なんだからそりゃそうじゃろ」

拓海「すげーちっちぇえやつなんだな....」

的屋然とした店員A「お持ちしました....」スッ

巴「....これがうちを襲った苦味じゃ」

巴を襲った苦味食材 >>50
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:06:44.56 ID:4Cgd5Rf+O
ゴーヤ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:07:16.77 ID:up6Z0VuDO
海軍カレー
52 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:14:14.42 ID:F9xk8/3r0
【ゴーヤ】

拓海「....?」

P「....?」

巴「....」

巴「....どうじゃ」

拓海「どうじゃ....?」

拓海「....」

拓海「....立派なゴーヤだな」

巴「....おう」
53 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:14:48.80 ID:F9xk8/3r0
巴「こいつの苦味がのう、うちはどうしてもダメなんじゃ....」ションボリ

P「クミ....?」

拓海「おい巴、さっきから何言ってんだ?」

拓海「アタシはお前が敵の組に襲われたって聞いたぞ?」

巴「苦味?ゴーヤは持ってるじゃろ、苦味を」

P「拓海!巴の言ってるのは組織のクミじゃなくて」

P「苦味の方のクミだ!」

拓海「はあ!?」
54 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:17:34.58 ID:F9xk8/3r0
拓海「なんでそんな紛らわしい言い方すんだよ!」

拓海「クミ、じゃなくてニガミって言やいいだろ!」

拓海「てか巴がクミって言ったら100%組織の方のクミだと思うわ!」

P「....拓海」

拓海「んだよ!」

P「偏見はよくない」

拓海「....すまねえ」

巴「何の話をしとるんじゃ?」

P「いや、こっちの話」
55 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:20:31.03 ID:F9xk8/3r0
拓海「で、アタシたちを呼んだってことは」

P「このゴーヤに関することなんだよな?」

巴「....そうじゃ」

巴「力を貸してくれんか」ペコ

P「頭を上げてくれ、巴」

P「俺たちは何をすればいい?」

拓海「巴の頼みだ、アタシたちが助けてやるよ!」

巴「ありがとうな....」

巴はゴーヤをどうして欲しい? >>56
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:21:14.34 ID:bNLbhA3r0
食べられなかったらメイド服を着せるようにしてほしい
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:26:56.23 ID:xVBxLDMRO
自ら退路を断つ
素晴らしい男気
58 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:28:47.95 ID:F9xk8/3r0
巴「うちはこの苦味を倒したい....」

巴「だから、こいつを食えるようにしてほしいんじゃ....!」

P「ゴーヤを食べられるようにする、か....」

巴「ああ」

巴「当然うちも口だけにならんように、退路を断つ....」

拓海「退路を?」

巴「ゴーヤを食えんようにならんかったら....」

巴「うちと拓海はメイド服を着てその写真を事務所のSNSに上げる!」

拓海「!?」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:29:18.93 ID:up6Z0VuDO
苦みを無くすだけなら、塩で揉んだり、熱湯をかけたり、ワタを取るだけで済むけどさぁ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:29:41.11 ID:WH7zE0q4O
!?
61 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:31:36.42 ID:F9xk8/3r0
拓海「待て巴!お前が着るのは100歩譲ってわかる!」

拓海「いやなんでメイド服なのかはわかんねえけどよ!」

拓海「なんでアタシまで巻き込まれるんだよ!?」

巴「....背負うものが多いほど」

巴「うちは強くなれる....!」

拓海「んなのお前の勝手だろ!?」

巴「助けてくれるってのは、嘘だったんか....?」ションボリ

拓海「っ!」

P「拓海、嘘はよくないぞ」

拓海「....ったよ」

巴「決まりじゃな」ニカッ

拓海「仕事でも嫌なのになんでプライベートで....」ゲンナリ

P「(俺は得しかなくない?)」
62 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:32:42.99 ID:F9xk8/3r0
巴「そうじゃ!」

巴「プロデューサーも背負われてくれんか....?」

P「俺もかい」

P「....その方が巴も頑張れるか?」

巴「おう!」

P「わかった、拓海も頑張るしいいよ」

巴「じゃあここの鉄板の上で焼き土下座な」

P「!?!?!?!??!?!?!」

打倒ゴーヤ作戦@ >>63
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:33:01.47 ID:up6Z0VuDO
里美のシロップをかける
64 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:40:43.29 ID:F9xk8/3r0
打倒ゴーヤ作戦@【里美のシロップをかける】

P「取り出したるはこちら」スッ

拓海「粘液?」

P「これは....」

P「里美のシロップだ!」

巴「!!!」

P「巴が倒したい相手はゴーヤそのものではない」

P「彼奴の持つ苦味なんだ」
65 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:43:16.02 ID:F9xk8/3r0
P「では拓海、苦味の反対は?」

拓海「....甘味か」

P「そこで使うのがこれってわけだ」

拓海・巴「「?」」

拓海「普通のシロップかなんかじゃねえのか?」

P「....これはな」

P「里美が持っているシロップの中でも極々稀にしか使わないという伝家の宝刀」

P「その甘さは世界一と言われるお菓子....」

P「『グラブ・ジャムン』の缶詰に入っているシロップをさらに煮詰め、濃縮したものだ....」
66 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:43:52.16 ID:F9xk8/3r0
拓海「なんだよそれ、聞いたことねえな」

巴「うちもじゃ」

巴「そもそも、甘みには上限があるように思えるが」

P「拓海、舐めてみ」スッ

拓海「大袈裟なんだよプロデューサーは....」ペロッ

拓海の反応 >>67
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 22:45:43.44 ID:lWJCodkr0
走馬灯が見える
68 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:57:25.03 ID:F9xk8/3r0
瞬間、拓海の脳裏には仲間たちとの青春が!

向井拓海は、思い出に浸っていた。
母のお腹から生まれ、初めて光を浴びた瞬間。
まだ幼気な少女だった頃の時間。
仲間と出会い、風になった思春期。
そして、新たな世界へと踏み出

拓海「んはぁっ!?」ガバッ

P「拓海!!!」ユサユサ

巴「だ、大丈夫か?」
69 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 22:58:47.44 ID:F9xk8/3r0
拓海「え?アタシ、どうした?」

P「あのシロップ舐めたら卒倒した」

拓海「....」

拓海「てことはあれが走馬灯ってやつかよ....」

拓海「アタシの人生、案外悪くねえな!」アッハッハ

P「死ぬ寸前じゃねえか!?」

巴「恐ろしいシロップじゃ....」ワナワナ
70 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:02:34.33 ID:F9xk8/3r0
ドロゥリ....

【ゴーヤのお刺身 シロップを添えて】

巴「....」

巴「これ、食べてええんか?」

P「....おそらく、拓海がああなったのは」

P「シロップをダイレクトで味わってしまったからだろう」

P「強すぎる甘味による刺激に脳が耐えきれなかったんだ」

巴「なら尚更ダメじゃろ!?」
71 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:03:02.72 ID:F9xk8/3r0
P「それでも、それでもゴーヤの苦味なら....」

拓海「目的が変わってるじゃねえか」

巴「そうじゃ....うちは退路を断ってこれに挑んでるんじゃ....」

巴「....」

巴「....ええい!」パク

拓海「行った!」

P「どうだ....?」

巴の反応 >>72
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:03:24.48 ID:bNLbhA3r0
桃華みたいな喋り方になる
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:03:43.85 ID:wI6OvpneO
かなり舌に合うらしく虜に
74 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:09:45.15 ID:F9xk8/3r0
巴「....」

巴「....これは」

拓海「....!」

P「....!」

巴「ド腐れなお味ですわ!」

P・拓海「「『ですわ』!?」」

巴「うち、これは食べられませんわ!」

拓海「どうなってやがる....」

P「巴の喋り方が桃華みたいになってるぞ....」
75 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:10:18.70 ID:F9xk8/3r0
拓海「でも完全に桃華ってわけでもないな」

拓海「ところどころに巴もいるし」

巴「おい、これを下げろですの」

的屋然とした店員A「は、はい....」

P「....なるほど」

P「強すぎる甘味による刺激に脳が耐えられなくて」

P「桃華の喋り方が混じってしまったんだ!」

拓海「どうなってんだよこのシロップはよ!?」

巴「困りましたのう....」
76 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:11:47.15 ID:F9xk8/3r0
P「もちろんこれは?」

巴「素で食った方がマシですわ」

拓海「ちょいちょいただのオッサンだよな」

P「新たな作戦が必要か....」

打倒ゴーヤ作戦A >>77
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:13:39.19 ID:lWJCodkr0
Pのスネにゴーヤをゴリゴリこすりつける
78 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:21:36.00 ID:F9xk8/3r0
打倒ゴーヤ作戦A【Pのスネにゴーヤをゴリゴリこすりつける】

P「....」

P「....」ゴリゴリ

拓海「何してんだ?」

P「第2の作戦、俺のスネにゴーヤをゴリゴリこすりつける、だ」

拓海「馬鹿にしてんのか?」

巴「舐めちょるのですか?」

P「....いや、舐めているのはお前たちの方だ」

拓海「何ぃ?」

P「これは科学的根拠に基づいている、正当な作戦ってことだよ」

巴「どういうことですの?」
79 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:22:06.66 ID:F9xk8/3r0
P「ゴーヤの苦味を取る方法の1つに、塩もみというものがある」

拓海「へー」

P「俺のスネは今、汗をかいているから」

P「そこにこすりつけてモミモミすれば」

P「苦味が抜ける!」

拓海「ただただ汚ねえな!」

巴「....」ジー

拓海「....巴?」

巴「プロデューサーちゃまがここまでしてくれとるんじゃ」

巴「うちも....それに応えますわ!」

拓海「巴!?」
80 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:22:50.87 ID:F9xk8/3r0
【ゴーヤの塩昆布和え】

P「ゴーヤの塩昆布和えだ」

拓海「塩昆布っぽく見えるのすね毛じゃねえか!」

拓海「んなもんアイドルに食わせんな!」

P「たまに飲食店で出てきた料理に髪の毛が入ってたりするからセーフ」

拓海「それはただのミスだよ!」

巴「....」

P「....巴、どうする?」

巴「いただきます」パクッ

拓海「えぇ....」

巴の反応 >>81
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:24:26.11 ID:WH7zE0q4O
おじさんみたいな喋り方になる
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:24:44.35 ID:HqjIjI0bo
口調が戻る
83 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:29:14.48 ID:F9xk8/3r0
巴「....」

巴「....さっきよりはマシじゃのう」

拓海「口調が戻った!?」

P「いや、これは広島弁じゃない....」

P「おじさんみたいな喋り方だ!」

拓海「....なんか違いあるのか?」

P「若干イントネーションが違うかもしれない」

拓海「よし、別にこのままでいいな」

巴「そうじゃな」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:29:52.55 ID:up6Z0VuDO
ダメだ。お前ら直す気ないだろう
85 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:31:29.85 ID:F9xk8/3r0
P「で、ゴーヤはどうよ」

巴「言った通りじゃ」

巴「あの甘すぎるシロップよりはマシ、というだけで」

巴「美味いわけじゃない」

拓海「だろうな」

P「あれで効果が出るなら、普通にゴーヤの苦味取りの正攻法で攻めればいいんじゃないか?」

巴「....なるほど」

拓海「なんで最初からそれやらねえんだよ」

P「忘れてた」テヘペロ

拓海「即焼き土下座させてやろうかあん?」

P「すんませんした」ベター
86 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:35:32.52 ID:F9xk8/3r0
P「まずゴーヤを縦に半分に切って、中のワタをスプーンで抜く」ヌキヌキ

P「そのあと、端から順に切っていく」

P「なるべく苦味を感じにくいように、2〜3mmの薄い幅で切るぞ」トントン

P「そしたらこれをボールに入れて、塩と砂糖を振り少し放置」

拓海「塩はさっき言ってたけど、砂糖もなのか?」

P「よく言われるのは塩なんだが」

P「砂糖も入れることでさらに効果が上がるんだ」

P「具体的には、この2つの調味料で下味をつけるのと」

P「水分を出すことで一緒に苦みも出す」

巴「手間がかかるのう」

P「料理ってのは手間かけてなんぼなんだよ」
87 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:38:57.68 ID:F9xk8/3r0
P「放置完了、ここからは王道のゴーヤチャンプルーで攻めるぞ」

拓海「あれな、どこで食っても苦くねえか?」

P「それはしっかり処理をしてないのかもしれないな」

P「油ドバー」ドバー

P「豚バラドバー」ドバー

巴「か、かなり入れるんじゃな」

P「油でゴーヤの苦味を抑えるのが目的なんだ」

P「だから今日はあえて豚バラを使ってる」

拓海「ここ、お好み焼き屋だしな」

P「豚肉の旨みも合わせるダブルパンチでいくぞ」
88 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2021/02/19(金) 23:40:42.80 ID:F9xk8/3r0
P「最後に卵を入れて....」ジュッジュッ

P「完成だ!」

拓海「おー、普通に美味そうじゃねえか!」

巴「これならいけるかもしれん....」ゴクリ

P「どうぞ」スッ

巴「おう!」

巴「....」

巴「っ!」パクッ

巴の反応 >>89
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/19(金) 23:41:56.68 ID:Wr+EAlOgo
うまい!
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