渋谷凛「実は私の両親は、元傭兵なんだ」

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1 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:23:49.57 ID:vD0rqF300
凛「たぶん」

北条加蓮「傭兵?」

神谷奈緒「って、あれだよな? 雇われて兵隊として戦う人たち……だよな?」

凛「うん。まあ、ちゃんと聞いたわけじゃないんだけど、どうもそうらしいんだよね」

加蓮「たぶんとからしい、ってどういうこと?」

凛「お父さんもお母さんも、私にはその話をしたくないみたいで、ちゃんと私に教えてくれないんだ」

奈緒「まあ、戦争とかしてたことを娘には知られたくないのかもなあ」

加蓮「それはわかるけど、なんで急にその話を私たちに?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1613629429
2 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:25:01.38 ID:vD0rqF300
https://i.imgur.com/IRbXghO.jpg
トライアドプリムス:左から
渋谷凛(15)
神谷奈緒(17)
北条加蓮(16)
3 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:26:04.94 ID:vD0rqF300
凛「明日、ウチにお泊まりに来る話だったでしょ? それで、もしお父さんやお母さんがその元傭兵って加蓮や奈緒がわかっちゃいそうな話をしても、気づかないふりをしててあげて欲しいんだ」

加蓮「凛に知られたくないって思ってるんなら、私たちも気づかないふりしててもいいよ」

奈緒「ああ、それぐらいはいいよ」

加蓮「大丈夫? 奈緒はほら、ツッコミ体質だから」

奈緒「大丈夫だよ!」

凛「とにかくよろしく頼むね」
4 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:27:06.96 ID:vD0rqF300
〜翌日 渋谷家〜


奈緒「こんにちはー」

加蓮「今日はよろしくお願いしまーす」

渋谷母「2人ともいらっしゃい。今日はここを自分の兵営……家だと思ってくつろいでね」

奈緒(兵営?)

加蓮(今、兵営って言った?)

凛「ん、ごほん! 奈緒も加蓮も、楽にしてていいから」

渋谷母「奈緒ちゃんも加蓮ちゃんも、凛と同じ歳なの?」

加蓮「あ、えっと私は学年は同じなんですけど、歳でいえば1つ上で」

渋谷母「……え?」

奈緒「あたしは2つ年上の高二なんです」
5 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:28:52.63 ID:vD0rqF300
渋谷母「……へえ、奈緒ちゃんは階級も年齢も上なの……」

凛「あ、やば……」

加蓮(階級?)

奈緒(学年のことか?)

渋谷母「りーん!」

凛「は、はい」

渋谷母「いつも言ってるでしょ! 年功序列をキチンと守りなさいって!!」

凛「いや、あの、ね」

渋谷母「上官に対して名前を呼び捨てにするとは、どういうことなの!!!」

奈緒「あ、い、いや、あたしはそういうの気にしないから……」

渋谷母「いいえ駄目よ。あなた達は組んで活動しているんでしょ?」

加蓮「え? あ、はい」
6 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:29:26.91 ID:vD0rqF300
渋谷母「小隊の中で序列を乱す者がいるとどうなるか、あなたわからないの!?」

奈緒(どうなるんだ?)

加蓮(どうなるんだろう?)

凛「小隊は全滅することになるんだよね」

渋谷母「それがわかっていながら、どうしてあなたは!」

奈緒(あたしたち、小隊じゃなくてユニットなんだけど)

加蓮(そもそも凛は、なんでその回答がスッと出てくるの?)

凛「あ、あの、あのね、その……なんていうか……」
7 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:30:06.79 ID:vD0rqF300
奈緒「あ、お母さん。確かにあたしは年上で学年も上だけど、デビューはほら、凛と一緒だから」

渋谷母「え?」

加蓮「うんうん。ほら、芸能界って実際の年齢よりも事務所に入った順番の方が重視されるっていうか」

渋谷母「あ、なんだ。あなた達、同期入隊なわけね!」

奈緒(入隊?)

加蓮(アタシ、ちゃんと芸能界って言ったよね?)

渋谷母「ごめんねえ、凛。お母さんほら、そういう事情をよくわかってなかったから」

凛「ううん。いいんだよ」

凛「ありがとう、助かった。奈緒、加蓮」ヒソヒソ
8 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:30:46.66 ID:vD0rqF300
渋谷母「同期の桜かあ……お母さんも思い出しちゃうわね……ビル、クリス、デビッド、ジョシュアにミハイル……みんな若かったなあ」

凛「あ、やば……」

奈緒「え?」

加蓮「なに?」

渋谷母「みんな……みんな……どうして……みんないい人たちだったのに……」

凛「お、お母さん。そうだ、レンジ! レンジに!! ね!!!」

渋谷母「え? あ、そうね。じゃあ凛、お客様の相手をお願いね」

凛「うん」

バタン
9 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:32:15.66 ID:vD0rqF300
奈緒「なあ、凛。レンジってなんだ?」

加蓮「電子レンジじゃないよね?」

凛「うん。ウチの地下、シューティングレンジがあってね。お母さんは感情が高ぶると。そこへ行って、ストレス解消をするんだ」

奈緒「シューティングレンジ?」

加蓮「って、なに?」

凛「あ、シューティングレンジっていうのはね」

ズキューン! ズキュンズキューン!! ズキュンズキュンズキューン!!!

奈緒(なんだ?)

加蓮(床下から?)

渋谷母「うおおおーーー!!! ゲリラのクソ野郎どもおおおぉぉぉーーー!!!」

ズキューン! ズキュンズキューン!! ズキュンズキュンズキューン!!!

奈緒「あ、いいや凛。説明しなくて……」

加蓮「うん。なんとなくわかったから、いい……」

凛「そう?」
10 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:32:48.60 ID:vD0rqF300
〜15分後〜

渋谷母「ごめんなさいね、私ったらお客様をほったらかして。さあ、お茶でもどうぞ」

奈緒「あ、いえいえお気になさらず。お構いなく」

加蓮「でもせっかくだから、いただきまーす」

渋谷母「あなたたちみたいに、明るくて可愛い娘と凛が一緒で私も嬉しいわ。ほら、この娘は無愛想な所があるから」

凛「お母さん!」

渋谷母「ね。家でもこんな調子で、ちょっと心配もしてるんだけど」

加蓮「そうでもないですよ? 一緒にいると結構、笑ったり照れたり」

奈緒「そうそう。あ、これ先週の握手会の時の画像なんですけど」

渋谷母「あら。凛もちゃんと、いい顔で笑ってるの……凛?」

凛「なに?」
11 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:33:54.56 ID:vD0rqF300
渋谷母「あなたこれ……なにしてるの?」

加蓮「いや、なにって握手会だから……」

奈緒「握手をしているだけだか?」

凛「あ、やば……」

渋谷母「……りーん!」

加蓮「え?」

奈緒「また!?」

渋谷母「あなた、どういうことなの!? 自分の利き腕を他人に預けるなんて!!」

凛「う、うん、あの、これは……ね」
12 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:34:31.50 ID:vD0rqF300
渋谷母「利き腕を封じられたらどうするつもりなの!? あなた、そんな自信家だったの!?」

凛「や、いや、あの……加蓮! 奈緒!」ヒソヒソ

加蓮「え?」

奈緒「な、なんだよ」

凛「たすけて。このままだと私、めちゃくちゃ怒られるんだよ」ヒソヒソ

奈緒「怒られるって、どんな風に?」

加蓮「正座させられてお説教、とか?」

凛「M-14を持たされて大声で歌いながら三軒茶屋をグルグルとジョギングマラソンさせられるんだよ」ヒソヒソ

奈緒「M-14?」

加蓮「ジョギングマラソン?」

凛「しかも最悪、2人もそれにつき合わされるんだよ!?」ヒソヒソ
13 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:35:07.31 ID:vD0rqF300


凛「トライアドの水着写真集がでーるぞー!」

奈緒「トライアドの水着写真集がでーるぞー!」

凛「お父さんたちには、ないしょだよー!」

加蓮「お父さんたちには、ないしょだよー!」


14 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:36:13.97 ID:vD0rqF300
加蓮「……」

奈緒「……」

加蓮「あー……あ、あのお母さん? これは大丈夫なんですよ?」

奈緒「そ、そう。この握手してる相手は、ちゃんと事前に手荷物とかのチェックを受けてる人ですから」

渋谷母「え? うーん、でも腕に覚えのある敵兵が相手だと、素手でも危険じゃない?」

奈緒(敵兵ってなんですか、お母さん……?)

加蓮(握手会に敵兵は来ないよ、お母さん……)
15 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:37:34.23 ID:vD0rqF300
渋谷母「こう引いて、こう捻って、こう抱え込まれたら……最低でも利き腕を折られちゃうじゃないの凛!!!」

奈緒「え、えっとですね、大丈夫です! あたしたちも油断はしてませんから」

渋谷母「え?」

加蓮「そ、そうそう! 握手の前に、あぶない人じゃないかはちゃんと私たちも観察してて」

渋谷母「……それはつまり、手の状態から相手の正体を見破る……っていう、揣摩渲染スキルのこと?」

奈緒(出た。意味不明の専門用語)

加蓮(相手の正体はファンの人ですけど……)

凛「2人とも話を合わせて、お願い!」ヒソヒソ
16 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:38:01.55 ID:vD0rqF300
奈緒「そ、そうですそれ! 手から相手の正体を見破るんです!」

加蓮「私たち手を見れば、相手のことが全部わかっちゃうというか!」

渋谷母「そうなのよね! 人間、必要に迫られれば涙だって流せる……相手の目を見てもわからないこともある。でも……手は嘘をつけないのよね!!」

奈緒「あー……はい、そうです」※棒

加蓮「そうそう、そうなんです」※棒

渋谷母「ゲリラとの戦いの合間に、靴を磨かせてくださいって近づいてきた現地の子供がいて、その子も顔はあどけなかったけど、手を見たら銃創やナイフの切り傷でいっぱいでね……」

奈緒(ゲリラかな?)

加蓮(ゲリラでしょ?)
17 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:38:42.90 ID:vD0rqF300
渋谷母「手を見て私も瞬時にわかったわ。ゲリラだって」

奈緒(ゲリラか)

加蓮(ゲリラだよね)

渋谷母「ごめんねえ、凛。お母さん、あなたたちがそんな域にまで達してると思わなかったから」

凛「ううん、いいんだよ」

渋谷母「凛、あなたは私の自慢の娘よ」

凛「ありがとう、おかあさん」

渋谷母「そしてあなたたちも、すばらしい兵士よ」

奈緒「あ、はい……」

奈緒(兵士じゃないんですけど)

加蓮「ありがとう……ございます」

加蓮(アイドルなんですけど)
18 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:39:28.96 ID:vD0rqF300
渋谷母「あら、こんな時間。ごめんなさいね2人とも、私ちょっとお花の配達があるから出てくるわね。すぐ終わるから」

奈緒「あ、お気になさらず」

凛「私もちょっと、積み込みを手伝ってくるよ。すぐだから、楽にしてて」

加蓮「はーい」
19 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:39:59.32 ID:vD0rqF300

prrrrr prrrrr

奈緒「ん? 電話が鳴ってる」

加蓮「でも、よその家の電話に勝手に出るわけにはいかないし。留守電になるでしょ、きっと」

電話「ただ今、電話に出ることができません。ピーっという発信音の後にお名前とメッセージをお入れください」

加蓮「ね」

奈緒「なるほど」

ピー

電話「……ポール?」

奈緒「ん?」

加蓮「あれ? 間違い電話かな」
20 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:40:35.37 ID:vD0rqF300
電話「いいか、用件だけ言うぞ。この電話は盗聴されている」

奈緒「……え?」

加蓮「……間違い電話だよね?」

電話「そこにいると、お前たち全員ヤバいぞ。じゃあな」

ツーツーツー……

奈緒「……」

加蓮「……」

凛「お待たせ。あれ? どうしたの?」
21 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:41:05.85 ID:vD0rqF300
奈緒「凛!」

加蓮「今、変な電話が! 留守番電話に!」

凛「あ、もしかして、ポールとか言ってた?」

奈緒「そう! それ!」

加蓮「盗聴されてるからヤバい、って!」

凛「なんかしょっちゅうかかってくるんだよね。それ」

奈緒「え?」

加蓮「そうなの?」

凛「気にしなくていいから」

奈緒「そ、そうなのか? でも気になるけど」
22 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:41:58.20 ID:vD0rqF300
凛「たぶんイタズラ電話か、あれだよ。この辺り大使館が多いからその関係じゃないかな」

加蓮「そうなの?」

凛「カメルーンとかガボンとかアンゴラとかの大使館」

渋谷父「ん? アンゴラがどうかしたのか?」

凛「あ、お父さん」

奈緒「あ、おじゃましてます」

加蓮「今日はよろしくおねがいいたします」

渋谷父「おお、君たちが凛と同じ小隊の娘か。自分の兵営だと思ってくつろいでくれ」

奈緒(やっぱり小隊か)

加蓮(やっぱり兵営なんだ)
23 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:42:40.04 ID:vD0rqF300
渋谷父「ところで、アンゴラがどうしたって?」

凛「うん。ほら、近くに大使館があるじゃない。それで間違い電話とかかかってくるのかな、って」

渋谷父「間違い電話?」

奈緒「なんか盗聴されてる、とか言ってたんですけど」

渋谷父「ああ、それなら心配する必要はないから」

加蓮「あ、やっぱりそうなんだ」

渋谷父「大事な連絡は、軍用無線を使っているからね」

奈緒「へえ……え?」

加蓮「軍用?」

渋谷父「この電話機も何重にもスクランブルがかけてある」

奈緒(スクランブルってなんだろう?)

加蓮(卵料理じゃないよね?)
24 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:43:13.17 ID:vD0rqF300
渋谷父「アンゴラも、今は平和になったし」

奈緒(今は、ってどういうことだよ……)

加蓮(昔はどうだったの……)

凛「今は、って昔はどうだったの?」

奈緒(おいおい、凛)

加蓮(聞いちゃっていいの? それ!)

渋谷父「お父さんたちがアンゴラにいた頃はな、内戦で……」

ガラッ!

渋谷母「あなた!」
25 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:43:46.27 ID:vD0rqF300
渋谷父「ん? どうした?」

渋谷母「ちょーっと、こっちへ来てくれるかしら」

渋谷父「なんだい?」

渋谷母「凛、あなたは奈緒ちゃんと加蓮ちゃんのお相手をしてあげててね」

凛「うん」

渋谷母「じゃあちょっと失礼するわね」

バタン

渋谷母「あなた! 凛の前では、戦争の話はしないって決めたわよね!!」

渋谷父「え? あ! そ、そうだった……」

渋谷母「よりによって内戦の地にいたことを話して、どうするの!!!」

渋谷父「す、すまない、つい……」
26 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:45:42.85 ID:vD0rqF300
奈緒「……凛」

凛「? なに?」

加蓮「お父さんとお母さん、元傭兵らしいって言ってたよね?」

凛「うん。確証はないけど、どうもそうらしいかな……って」

奈緒「いや傭兵だよ! 傭兵!! 間違いなく!!!」

凛「奈緒は傭兵に詳しいの?」

奈緒「詳しくはないけどわかるよ! 今も廊下で2人が話してるの、筒抜けで聞こえてくるだろ!!」

凛「うん」
27 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:46:17.74 ID:vD0rqF300
加蓮「あれは傭兵だった人の会話だよ。っていうか、話の端々から感じるでしょ?」

凛「やっぱりそうなのかな? 私にとっては、普段のお父さんとお母さんだから、あんまりわからなくて」

奈緒「あ、そうか。凛にとっては、これが普通なのか」

加蓮「だけどね、凛。私たちからするとあれは、傭兵だった人の会話にしか聞こえないの」

凛「まあ私も、うすうすはそう感じてたんだけど。いまひとつ確信が持てないっていうか、もしかしたらジャーナリストとか大使館関係とか国連の仕事とかをしていたのかも、って……」

渋谷母「とにかく! 私たちが傭兵をしていたことは、凛には絶対に内緒にしておくのよ!!」

渋谷父「わかっている! 絶対に凛には、傭兵だったことは秘密にしておこう!!」

奈緒「……得られたな、確証」

加蓮「まあ、良かったじゃない。ハッキリして」

凛「そうだね。なんとなく、そうじゃないかとは思っていたし。でも……」
28 : ◆hhWakiPNok [saga]:2021/02/18(木) 15:46:58.94 ID:vD0rqF300
奈緒「ん?」

加蓮「なに?」

凛「お父さんもお母さんも、私には知られたくないっていう思いがあって、必死に隠そうとしているみたいだから、私も気づかないフリを続けようと思うんだ」

奈緒「うん……まあ、それはわかるよ」

加蓮「端から見てるとバレバレだけど、一生懸命だもんね。2人とも」

渋谷母「これからは絶対に、傭兵だったことを喋っちゃダメよ!?」

渋谷父「安心しろ。俺はあのゲリラどもの尋問と拷問に、三日三晩耐え抜いた男だぞ」

渋谷母「そうだったわね! 頼もしいわあなた!!」

奈緒「まあ、一生懸命なのはわかる」

加蓮「まあ、バレバレだけどね」

凛「だから悪いけど、2人もこのまま気づかないフリをしてくれないかな」

奈緒「わかった」

加蓮「他ならぬ凛の頼みだもんね」
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