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【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】

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239 :学級裁判パートは直下安価じゃない方がいいですかね? ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 21:35:51.82 ID:xGgDQXIf0
雛菜「え〜?脳挫傷でも撲殺は撲殺ですよね〜?」

雛菜「何かおかしなこと言いましたか〜?」

(違う……浅倉さんの死因自体は間違いない……)

(現場の状況を見たら、浅倉さんは【ただ殴られただけ】じゃないってわかったはず……)

(その状況をあの人の証言にぶつければ……)

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【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【床のへこみ】
‣【食堂で聞いた音】

雛菜「殺害方法から考えるって言っても〜」

雛菜「透先輩は【撲殺】されたんですよね〜?」

智代子「透ちゃんの撲殺は、何か変わった点があったのかな」

樹里「【机を使って殴った】んだろ?」

樹里「別に机自体は普通だしな……」

甜花「机だと、クリティカル率が高く設定されてるとか……?」

樹里「おいおい、ゲームじゃねーんだから」

霧子「教室内に、【他に凶器になりそうなものはない】し……」

霧子「犯人さんは、近くにあった机を選んだんじゃないかな……」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
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240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 21:39:57.88 ID:Ppvw18lv0
【机を使って殴った】に【食堂で聞いた音】?
241 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 21:43:58.00 ID:xGgDQXIf0
樹里「うーん、その音はアタシも聞いたけど、それだけじゃ現場の状況はわかんねーな」

樹里「殴ったことを否定すんなら殴ってない証拠とかはないのか?」

(そうか……現場に残っていた【殴っていない証拠】……)

(確か【死体周辺】を調べた時に、ただ殴っただけじゃつかない【痕跡】があるってやり取りをしたんだったっけ……)

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【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【床のへこみ】
‣【食堂で聞いた音】

雛菜「殺害方法から考えるって言っても〜」

雛菜「透先輩は【撲殺】されたんですよね〜?」

智代子「透ちゃんの撲殺は、何か変わった点があったのかな」

樹里「【机を使って殴った】んだろ?」

樹里「別に机自体は普通だしな……」

甜花「机だと、クリティカル率が高く設定されてるとか……?」

樹里「おいおい、ゲームじゃねーんだから」

霧子「教室内に、【他に凶器になりそうなものはない】し……」

霧子「犯人さんは、近くにあった机を選んだんじゃないかな……」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
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242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 21:47:47.69 ID:GasllPH60
【机を使って殴った】に【床のへこみ】かな?
絶妙に「これダメなのか……」感のある外れ出しちゃうのロンパ感ある
243 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 21:49:24.20 ID:xGgDQXIf0
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「机を使って殴った……本当にそうなのかな」

樹里「えっ?」

灯織「浅倉さんの死体付近にあった床のへこみ……あれって机が落下した時の凹みだよね」

愛依「それなら投げたりしても凹むんじゃね?」

円香「……違う、あれは相当な溝になってた。それこそ垂直に落下でもしない限りできない深さ」

真乃「ほわ……じゃあ犯人は透ちゃんの頭に向けて垂直に机を落としたってことなのかな?」

灯織「うん、そうなると思う」

めぐる「……ん?それっておかしくない?机を透の頭に落とすんだったら犯人は透よりも大きくなきゃいけないよね?」

凛世「殺害ともなると、ただ背が高いだけではなりません……」

凛世「透さんよりも、相当背が高くなければ……」
244 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 21:49:59.52 ID:xGgDQXIf0
甘奈「透ちゃんの身長は……160cmだったよね」

甘奈「透ちゃんより大きいのは樹里ちゃん、霧子ちゃん、摩美々ちゃん、愛依ちゃん、雛菜ちゃん、咲耶ちゃんだよね」

摩美々「一番大きな咲耶でも175cm……透の脳天に垂直に机を落とすには無理があるでしょ」

霧子「身長が3mぐらいないと……机を垂直に落として殺害は、できないよね……」

智代子「そんなの巨人だよ!?」

甜花「どこかの研究所から、タイラントが逃げ出して……」

小糸「た、タイラント……」

摩美々「……」

摩美々「まあどうあれ、現実的じゃないんじゃなーい?」

(確かに、私たちの身長の範囲では浅倉さんの脳天めがけて垂直に机を落とす芸当は不可能だ)

(でも、それは透さんも立っていた場合だ。浅倉さんが机が落下した時に立っていなかった可能性を提示できれば……)
245 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 21:51:29.22 ID:xGgDQXIf0
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【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【頭部付近の血痕】
‣【モノクマファイル1】
‣【愛依の怪我】

樹里「犯人は【垂直に】机を透の頭に落とした……」

雛菜「透先輩は身長が160cmだから〜」

霧子「犯人は3m近い巨人さんだね……」

咲耶「私たちの身長から考えてみても……」

咲耶「【立ったまま】の透に垂直に机を落とすなんて不可能じゃないかい?」

甜花「逆転の発想……」

甜花「浅倉さんが、【机に垂直に落下した】可能性……」

愛依「バンユーインリョクって奴?」

智代子「物理法則を無視しすぎだよ?!」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
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246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/28(日) 21:59:25.72 ID:EaucJ8JQ0
【立ったまま】に【頭部付近の血痕】
247 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:03:02.01 ID:xGgDQXIf0
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「立ったままの浅倉さんに机を垂直に落とす……それは現状不可能でしょう」

真乃「ほわ……灯織ちゃん?!」

灯織「でも、浅倉さんが立っていなかったら?」

甘奈「立ってなかった?!」

咲耶「確かに現場の透の死体は寝そべっていたけど……殺害の瞬間もそうだったとは限らないんじゃないかい?」

灯織「いえ、殺害の瞬間もやはり浅倉さんは寝そべっていたんです」

灯織「浅倉さんの遺体を起こした時、頭部を縁取るような形で血痕が床に付着していたんです」

円香「机がぶつかって頭の皮膚が裂けて流血……滴った血液は頭伝いに床まで垂れる」

円香「透がねそべっていたなら床と頭の接触面は血がつかなくなる」

めぐる「そういえばそうだった!」

めぐる「現場の血痕はそこだけポッカリと空いてたよ!」

小糸「じ、じゃあ……透ちゃんは床に寝そべってるところを襲われたんだ……」

智代子「ん?でもそれっておかしくないかな」

智代子「普通自分が寝転んでるところに机が落ちて来たなら抵抗とかするんじゃない?」

樹里「……チョコ、お前現場は?」

智代子「え、えへへ……気が引けて……」

樹里「灯織、教えてやってくれ」

灯織「うん……」

(机の落下時、浅倉さんは抵抗できない状態にあった……その証拠もあったはず)

【正しいコトダマを指摘しろ!】
コトダマ>>228>>230

↓1
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 22:06:09.34 ID:GasllPH60
【モノクマファイル1】
249 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:08:23.17 ID:xGgDQXIf0
灯織「これです!」

【解!】

灯織「浅倉さんは手足を拘束されて身動きの取れない状態だったんだよ」

智代子「えっ?!」

灯織「手足に付けられた拘束具……これじゃ抵抗しようにもできないよね?」

智代子「ほ、ほんとだ……!」

樹里「現場を見れば一発だよ……あんな真似しやがって……犯人め、殺意がむき出しだぜ」

摩美々「モノクマファイルすら見てないのー?」

智代子「え、えへへ……」

真乃「さらに透ちゃんは猿轡もかまされてて……」

真乃「助けを呼ぼうにも呼べない状態だったんだと思う……」

円香「……許せない」

円香「今この場にいる犯人、判明し次第……わかってるよね?」

(うう……樋口さんの気迫、本当に危害を加えかねない……)
250 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:09:19.41 ID:xGgDQXIf0
凛世「しかし、これでは議論は振出しに戻ってしまいます……」

真乃「うん……判明したのは殺害方法だけだから、犯人につながる手掛かりがないね……」

甘奈「うーん……」

咲耶「どうしたんだい?甘奈」

咲耶「何か疑問点があるなら気軽に共有してくれるかい?」

甘奈「うん、単純な疑問なんだけど……」

甘奈「机を落として殺害……なんて方法をしたらものすごい音が鳴ってバレたりしないのかな?」

灯織「……え?」

円香「刃物じゃないから透に落下したらそのまま刺さったりするはずない」

円香「透の頭からバウンドして床にぶつかった音が少なからず鳴ってたはず」

甘奈「そう、甘奈が言いたかったのはそういうこと!」

真乃「音……」

灯織「……」

(私たちは、知っている……)

(食堂にまで響いた、あの音は、もしかして……)

【正しいコトダマを指摘しろ!】
コトダマ>>228>>230

↓1
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/28(日) 22:11:20.81 ID:EaucJ8JQ0
【食堂で聞いた音】
252 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:16:09.64 ID:xGgDQXIf0
灯織「これです!」

【解!】

灯織「……朝時間になって、私たちイルミネと、咲耶さん霧子さん、樹里と凛世は食堂にいたんだけど」

灯織「その机が落ちた時の大きな衝撃音、聞いてるんだ」

甘奈「え?!」

咲耶「ああ、まるで金属が床に勢いよくぶつかったような乾いた音……」

咲耶「あれはまさに机と床の奏でた二重奏だったというわけだ」

めぐる「うん、わたしも聞いた!あれは死体発見の直前だったんだよね!」

甘奈「ちょっ、ちょっと待って!」

灯織「どうしたの、甘奈」

甘奈「甜花ちゃんと甘奈は二人で一緒に甜花ちゃんの部屋にいたけどそんな音聞いてないよ!」

灯織「ああ、それなら寄宿舎の個室は完全防音だったから、聞こえなかったんだと思う」

めぐる「そっか……あんなに大きな音だったのに食堂にいたわたしたちしか集まらなかったのは、みんな個室にいたからだったんだ!」

真乃「うん、そもそも音が聞こえてなかったらアナウンスまで気づくことができなかったんだよ」
253 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:17:46.20 ID:xGgDQXIf0
霧子「確かあれは七時半、ぴったりだったよね……」

凛世「はい、食堂の時計で確認いたしましたので、間違いございません……」

樹里「……ってことは、殺害時刻もその音が鳴った瞬間」

樹里「7時30分だったってことか!?」

円香「朝早くに殊勝な殺人犯ですね、吐き気がします」

智代子「す、すさまじい憎悪!!」

雛菜「それじゃあ犯人は7時30分にアリバイがない人ってことですか〜?」

咲耶「……それもそうだけど」

咲耶「……私たちは、話を聞かねばならない相手がいるようだよ」

甜花「……え?」

灯織「殺害時刻が7時30分……死体発見時刻とほぼ同時……」

灯織「だとしたら、怪しい人が一人浮上します」

智代子「え、えっ?!誰の事?!」

甘奈「音を聞いてない人はいっぱいいるよね……?」

(その人は音が鳴ったその瞬間に、現場にいたと思われる人……)

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 22:19:59.22 ID:GasllPH60
和泉愛依
255 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:22:28.22 ID:xGgDQXIf0
灯織「あなたしか、いません!」

【解!】

灯織「……愛依さん」

愛依「……う、うち?!」

円香「……愛依」

智代子「ステイ!円香ちゃんステイだよ!」

灯織「私たちが机の落下したと思われる音を聞いて駆けつけた時、現場にただ一人先にいたのはあなたでしたよね」

灯織「……事情を、詳しく聞かせてもらえますか」

小糸「ま、まさかの第一発見者が犯人だったパターン?!」

雛菜「割とミステリーではありがちだけどね〜」

愛依「………………ちがう」

愛依「ちがう!違うって!うちはマジで知らないの!透ちゃんの死体を発見しただけだから!」

樹里「愛依、落ち着けって!別にアタシたちは愛依が犯人だって断言したわけじゃねえ!」

灯織「はい!樹里の言う通り……愛依さんは第一発見者で、殺害時刻にその現場に居合わせていた【重要参考人】というだけで……」

真乃「そ、その言い方だとあんまり変わらないよっ!灯織ちゃん!」

咲耶「愛依、君の容疑を晴らす場合でも君の話を私たちは聞かなくちゃならないんだ」

凛世「はい、凛世も……死体発見時の詳しいお話を、伺いたく存じます……」

灯織「愛依さん、真犯人を発見するためなんです。ご説明願えますか?」

愛依「…………」

めぐる「愛依!お願い!」

愛依「……わかった」

(今一番怪しいのは愛依さん……これは否定しようがない……)

(まずは愛依さんの証言から真実を見つけ出すんだ!)

256 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:23:28.67 ID:xGgDQXIf0
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【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【甜花の証言】
‣【食堂の包丁】
‣【目覚まし時計】

愛依「そもそも始まりは夜時間、自分の部屋で……」

愛依「うちは【7時20分に1-B教室】に呼び出されてたんだよね」

愛依「誰にも言わず一人で……って書かれたメモがドア下から投げ込まれたんだよね」

愛依「そんで【教室にいた】んだけど」

愛依「なかなか誰も来ないしなにも聞こえても来ないし」

愛依「めっちゃ静かでなんか変だなーって思ってたんだけど」

愛依「突然【隣の教室から机が落ちる音がした】からあわてて駆け付けたの!」

愛依「だからうちはマジで関係ないの!透ちゃんの殺人にはムカンケー!」

円香「……証言次第で覚悟しておいてよ」

智代子「円香ちゃん、一緒に深呼吸しない?!」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
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257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/28(日) 22:28:09.05 ID:EaucJ8JQ0
【隣の教室から机が落ちる音がした】に【目覚まし時計】
258 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:29:43.52 ID:xGgDQXIf0
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「机が落ちる音がして教室に駆け付けた……それは本当ですか?」

愛依「うん!だからうちが教室に行ったときには既に……」

灯織「それは、違うんです」

愛依「……え?!」

灯織「事件現場に残されてた目覚まし時計、このアラーム機能は7時25分。机が落下した時間より早くに設定されていたんです」

愛依「なっ……マジ?!」

摩美々「つまり時計がずれたりしてない限りは絶対先に目覚ましが鳴ってたことになるんだよねー」

めぐる「モノクマ!時計って……!」

モノクマ「学校内の時計はすべて、電波時計を採用しております!」

モノクマ「寸分たりとも誤差なく正確な時刻を刻む時計だよ、オマエラに渡した目覚まし時計も同様にね!」

灯織「……らしいです、愛依さん」

愛依「い、いや……それは……そう!教室も寄宿舎の個室と同じで完全防音だったから気づかんかったの!」

円香「だとしたらなんで机の落ちる音は聞こえたわけ?」

愛依「……!」
259 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:30:24.98 ID:xGgDQXIf0
灯織「愛依さんは今『何も聞こえなかったところに突然机の落ちる音がして』と言いました……でも、それはあり得ないんです」

愛依「……や、その……」

円香「まさか忘れてた、なんていうつもり?」

円香「今朝の出来事、しかも死体発見なんてインパクトある出来事で記憶違いをするとは思えないけど?」

愛依「……うっ」

咲耶「愛依、本当のことを話してくれないかい?」

愛依「…………うん。嘘ついた」

樹里「愛依……なんで嘘なんか!」

愛依「目覚ましの音が聞こえてうちは1-Aに行ったよ、でもそれだけだから……うちはそれ以上……」

円香「違う」

(……え?)

円香「まだ隠してることがあるでしょ?……ウソなんてつくの慣れてないくせに、バレバレ」

愛依「……違う!うちはマジでこれ以上は!」

円香「ならもう一度証言して、そこでその矛盾を明らかにするから」

(……愛依さんが隠している矛盾?)

(もう一度、愛依さんの証言に耳を傾けよう。そこに隠された真実が……)

(たとえ残酷な現実でも!)
260 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:31:39.01 ID:xGgDQXIf0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【目覚まし時計】
‣【愛依の怪我】
‣【食堂で聞いた音】

愛依「うん……うちは【目覚ましの音を聞いて】1-Aに行ったよ」

愛依「でも、それだけだから!」

愛依「教室についたら【既に透ちゃんに机が落っこちてて】」

愛依「透ちゃんは【死んじゃってた】んだよ……」

愛依「そこに灯織ちゃんたちが集まってきて」

愛依「うちはそれ以降死体にも触れてないし、マジで無関係なんだって!」

愛依「お願い信じて!」

円香「……はぁ」

愛依「円香ちゃんのため息めっちゃ怖いんだけど?!」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
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261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 22:33:48.98 ID:GasllPH60
【既に透ちゃんに机が落っこちてて】に【食堂で聞いた音】
262 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:35:43.81 ID:xGgDQXIf0
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「愛依さんが教室についていたときに、すでに机が落っこちていた……それはあり得ないんです」

愛依「えっ……?!な、なんで?!」

灯織「もしも机がすでに落っこちていたとしたら私たちの聞いた音の説明がつきません」

愛依「……やばっ!」

咲耶「私たちはあの音が聞こえたからこそ現場に駆け付けたのだからね」

灯織「あの音が机の落下音以外だというなら、その可能性を示してもらえませんか?」

愛依「…………」

摩美々「だんまりってことは認めたってことでいいのー?」

愛依「うちは……うちは……」

摩美々「今の話を総合すると、愛依が目覚ましの音を聞いて1-Bから1-Aに移動して、そこで机が落下したんだねー」

小糸「じゃ、じゃあ……殺害現場に、和泉さんは居合わせていたってこと……?」

灯織「机が落下した時に、その場にいたのは間違いない、と思う……」

灯織「愛依さん……お願いです、教えてもらえませんか?」

灯織「あの時、教室で何があったのかを」

愛依「……うちは、本当に目覚ましの音が聞こえたから教室に向かっただけで」

摩美々「……愛依―?」

愛依「したら、扉を開けた瞬間……」
263 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:36:12.75 ID:xGgDQXIf0






愛依「うちの目の前に机が降ってきたの」





264 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:36:53.71 ID:xGgDQXIf0
甘奈「机が……」

智代子「降ってきた?!?!?!」

愛依「本当にそうしか言いようがないんだって!うちは扉を開ける以外は何もしてない!」

愛依「目の前に机が急に現れたから驚いて目をつむっちゃって!」

愛依「目を開けたら透ちゃんが下敷きに……!」

愛依「これはなんも嘘ついてないから!うちはマジでなんも知らない!ムカンケーだから!」

円香「…………」

(いや……これは、違う……)

(今の愛依さんの話は、むしろ…………)

(愛依さんにとって、私たちにとって、何よりも残酷な事実を示しているんじゃない……?)

円香「……モノクマ、一つ聞いてもいい?」

モノクマ「ん?どうしたの?」

円香「例えば……誰かが作動した瞬間別の誰かを殺害するトラップを作った場合、クロになるのはそのトラップを作った人間?それともそのトラップを作動させた人間?」

(……!?)
265 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:38:01.19 ID:xGgDQXIf0
小糸「ま、円香ちゃん!?」

モノクマ「ふむふむ……面白い疑問だね。お答えしましょう!」

モノクマ「その場合、クロになるのはトラップを作動させた側の人間です!当然だよね、自分の行動で人が命を落としてるんだから!」

円香「……なるほど、ありがとうございます」

円香「なら、クロはもう決まった」

(……え?)

円香「愛依、今回のクロはあなたしかいないのでは?」

愛依「ええええええっ?!いや、ちがう!違うんだって!マジで!」

円香「本人にその意識はないかもしれない……けど、さっきのモノクマの回答からすれば愛依がクロになるはず」

愛依「そんな……ウソだって、ありえない系!?」

(……今のモノクマの話……それに愛依さんの証言)

(円香さんが言おうとしているのは、そういうことだ……)
266 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:38:37.08 ID:xGgDQXIf0
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【食堂で聞いた音】
‣【紐】
‣【目覚まし時計】

愛依「ちょい待ち!うちはマジで知らないんだって!」

円香「知っているか否かは関係ない」

円香「愛依が【扉を開けた瞬間に】机が透の上に落ちて来た……」

円香「机が凶器である以上、そのクロは愛依になる」

愛依「いやいや……うちが扉を開けたのと机が落ちたタイミングは……」

愛依「【偶然】!たまたま一致しただけなんだって!」

愛依「うちはマジで知らないから!」

咲耶「……嵌められたね」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
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267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/28(日) 22:39:50.29 ID:EaucJ8JQ0
【偶然】に【紐】
268 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:42:16.16 ID:xGgDQXIf0
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「……愛依さん、扉を開けた瞬間机が落ちて来た……それはやっぱり偶然ではないですよ」

愛依「そんな……!」

灯織「教室の外側のドアノブに括りつけられていた紐です。これを使えば、愛依さんの言う偶然が必然になるんです」

灯織「教室の扉はスライド式。外側のドアノブと机の脚とを紐で結んでおくんです」

甘奈「そんな状態で扉を開けたら……」

甜花「机が、落っこちちゃう……!」

愛依「……じゃあうちが見た、降ってきた机ってのは」

摩美々「愛依が引っ張って落っことした机だったんだねー」

愛依「そん、な……」

凛世「落下した机はその勢いのまま、透さんの頭に衝突……」

凛世「透さんは、そのまま命を落としてしまわれた……」

愛依「でも、うちはそんな仕掛けなんか……」

円香「さっきのモノクマの話」

円香「クロは仕掛けを作った人間じゃない、作動させた人間」

愛依「……っ!」

めぐる「愛依は、他の誰かに……クロにさせられたの……!?」

智代子「そんな……!!」
269 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:43:22.47 ID:xGgDQXIf0
モノクマ「あら?もう結論出ちゃった感じですか?これ」

モノクマ「思ってたより早かったですね、なかなか優秀な探偵たちがお揃いな様子で!」

モノクマ「どこぞの年増ばかりの探偵事務所も見習ってほしいものですね!」

(……でも、これで本当にいいのかな……?愛依さんが嵌められて、トラップを作動させて、透さんを殺してしまった…………)

(筋は通っているし、私たちが目撃した現場にも矛盾は……ない)

灯織「ちょっといいですか?!」

モノクマ「ん?」

灯織「その、このままで本当に、いいんでしょうか……?」

(私はまだ、納得がいかない……!!)

愛依「……えっ?」

灯織「……この学級裁判は私たちの命が懸かっています。それに、真実を解明しなければ、亡くなってしまった浅倉さんの遺志を私たちが無碍にすることになってしまいます」

灯織「もう少し、議論をさせてもらっても……!」

樹里「……でもよ、透を殺害した仕掛けはわかった。それに愛依が引っ掛かってしまったことは否定のしようがねー」

樹里「その仕掛けを作った奴は許せねえけどその手がかりもない……」

樹里「どうすりゃいいんだよ!」

(それはそうだ……愛依さんより先に教室に誰かが訪れたことを指し示す証拠があるなら覆せるけど、そんなものもない)

(愛依さんが仕掛けを作動させたことは今更疑いようがないんだ)

摩美々「愛依が仕掛けを作動させたことは間違いないケド」
270 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:44:03.49 ID:xGgDQXIf0






摩美々「本当にそれで透は死んだのかなー?」





271 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:46:05.36 ID:xGgDQXIf0
円香「…………は?」

雛菜「それ、どういう意味ですか〜?」

霧子「摩美々ちゃん……透ちゃんは、本当に……」

摩美々「別に透が死んでないなんて言うんじゃなくてー」

摩美々「逆に透が仕掛けで机を落とされるより前に死んでた可能性はないのー?」

(仕掛けよりも、前に死んでいた……?)

(そんなこれまでの議論を根底から覆すような話……)

(もしそれが本当なら、愛依さんはクロでなくなって……)

(この学級裁判は、どこに向かっていくんだろう……?)


【学級裁判 中断!】
272 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 22:50:55.49 ID:xGgDQXIf0
今回の更新はここまでです。
ロンパSSは初挑戦なので出題の意図が分かりづらい部分もあったかと思います、申し訳ない…
安価も直下だと回答しづらいとかありますかね?
参加者さんが少数なので進行速度を維持するためにも直下のまま次回は更新する予定ですが、
都合が悪ければ別途考慮します。

次回更新は近いうちに。またのご参加よろしくお願いします。

それではおやすみなさい……
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/28(日) 22:53:01.67 ID:EaucJ8JQ0
乙です
私は直下でも問題ないですー
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 22:54:46.86 ID:h1hkczqKo
乙乙
直下でいいと思います
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 22:55:32.72 ID:GasllPH60

直下で安価取りたくない(参加者で意見交換したい)場合はこっちで【雑談】とか付ければいいかなと
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/28(日) 22:59:42.74 ID:OtAb6YW70
乙です
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 23:02:10.67 ID:OBfsA7FY0
乙です。現状は直下でいいと思います
どういうわけか7時30分を死亡推定時刻だと思い込んでたから円香の推理が結論だと思ってた…
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 23:22:21.87 ID:5VFMF3qf0
そういえば死亡推定時刻は提示されてなかったわね

ところで2回ミスってるけど何回ミスったらゲームオーバーとかあるのカナ?
279 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/02/28(日) 23:38:08.90 ID:xGgDQXIf0
皆さんありがとうございます、直下で問題なさそうなのでこのまま行こうと思います。
既に数人の方に触れていただいていますが、死亡推定時刻がモノクマファイルで書かれていないのは、
原作でもたまにある「あえてモノクマが記載していない」部分ですね。
灯織たちが食堂で音を聞いた時と犯行時刻は必ずしも同時ではない、ということです。

>>278
不正解はクリア後にもらえるモノクマメダルの量減少でカウントしています。
とはいえ劇的に減少することはないので気後れすることなく回答いただけると幸いです。
280 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 20:54:32.51 ID:sO4S4++F0
人が集まれば23時から学級裁判の続きから少し再開しようと思います…
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 21:27:41.34 ID:VO/Dmycj0
待ってます!
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 21:32:27.75 ID:8Q5kCr37o
はい
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 21:38:55.78 ID:9iJO49xL0
続き楽しみ

ところで仮に死亡時についたものが乾いた血痕だったとして、死体を殴打したところで新しく血が飛び散るものかね?
どっちにしろ死体を更に痛めつけたなんてことになったら樋口がえらいことになりそうだけど
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/01(月) 22:17:13.35 ID:rt+rsBIV0
はい
285 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:00:42.81 ID:sO4S4++F0
>>283
よっぽど頭の打ちどころが悪かったんでしょうね……
(展開ありきで謎は後付けなので杜撰なところはやっぱ出てきますね…申し訳ない)

それでは予定通り再開します…
286 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:01:45.51 ID:sO4S4++F0
【学級裁判 再開!】

摩美々「透が仕掛けの作動より先に死んでた可能性もあるんじゃないですかー?」

(摩美々さんの発言……それはこれまでの前提を根底から覆すため、考慮してこなかった可能性)

(ただ、彼女の投じたこの一石が……愛依さんを救う道筋になるかもしれない……)

(この学級裁判がどこに向かうのかはわからない、けど今は……)

(真実に近づける可能性が少しでもあるならそれに縋らないと……!)

灯織「摩美々さん、詳しく聞かせてもらえますか?」

摩美々「言葉の通りだよー、あの仕掛けは死体の透の頭上に机を落とす仕掛けだったってコト」

甘奈「確かに、仕掛けより先に透ちゃんが死んでたならクロは愛依ちゃんじゃなくなるかもしれないけど……」

甘奈「そうなったらなんでわざわざ机を落とす必要があるの?」

摩美々「それこそ愛依に容疑を擦り付けようとしただけ、とか」

摩美々「ま、あくまで可能性の一つですケドねー」

(浅倉さんが仕掛け以前に死んでいた……)

(……そう考えてみると、これまでの証拠品の意味も変わる気がする……!)

灯織「わかりました、その可能性も踏まえて議論をしてみましょう」

円香「ちょっと……本気?」

灯織「はい、少しでも可能性があるのなら、徹底的に議論をした方がいいんじゃないかと思う次第です」

凛世「本当に、そんな可能性があるのでしょうか……」

(今は私も確証は持てない、それでも……これまでに出ていた証拠も)

(【何気ない特徴がその可能性を示唆している】かもしれない……!)

(たとえば【意識があれば考えづらい特徴】とか……何か無かったかな?)
287 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:02:44.86 ID:sO4S4++F0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【拘束具】
‣【モノクマファイル1】
‣【紐】

摩美々「本当に愛依が透を殺したの?」

愛依「うちが、やったんだよ……」

愛依「うちが【仕掛けを作動させて】……」

愛依「透ちゃんを、殺しちゃったんだよ……」

智代子「ほ、本人がこう言っちゃってるよ……」

摩美々「でもさー、【それ以前に死んでた】ならクロは愛依じゃないよねー」

めぐる「そんなの、今からわからないよ……」

めぐる「そんな可能性を示すような【証拠なんかない】し……」

樹里「いくら考えても答えのない議論じゃねーのか?」

樹里「くそっ……どうすればいいんだよ!」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/01(月) 23:04:46.34 ID:rt+rsBIV0
【証拠なんかない】に【モノクマファイル1】
289 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:10:34.79 ID:sO4S4++F0
めぐる「灯織?モノクマファイルのどこにそんな可能性を示す記述があるの?」

灯織「……ごめん、ちょっと待って考え直す」

めぐる「うん、大丈夫だよ!ゆっくり、落ち着いて考えて!」

(うーん、モノクマファイルの記述……)

(死亡推定時刻が書いてないところが怪しいとは思ったけど、結局モノクマの裁量だしちょっと弱いかな……)

(物的証拠として、【浅倉さんが死んでいたなら怪しい証拠】があるような気がする……)

(もし生きていたなら、浅倉さんは素直に机の落下を素直に受け止めただろうか……?)

-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【拘束具】
‣【モノクマファイル1】
‣【紐】

摩美々「本当に愛依が透を殺したの?」

愛依「うちが、やったんだよ……」

愛依「うちが【仕掛けを作動させて】……」

愛依「透ちゃんを、殺しちゃったんだよ……」

智代子「ほ、本人がこう言っちゃってるよ……」

摩美々「でもさー、【それ以前に死んでた】ならクロは愛依じゃないよねー」

めぐる「そんなの、今からわからないよ……」

めぐる「そんな可能性を示すような【証拠なんかない】し……」

樹里「いくら考えても答えのない議論じゃねーのか?」

樹里「くそっ……どうすればいいんだよ!」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 23:15:16.70 ID:HhqpmOpR0
【証拠なんかない】に【拘束具】
291 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:18:00.43 ID:sO4S4++F0
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「めぐる……もしかしたら証拠が、あるかもしれない」

めぐる「……えっ?!」

灯織「浅倉さんの手足を縛ってた拘束具だよ。あれ、真乃とめぐるも確認したけど、少しも緩んでなかったよね」

真乃「……ほわっ、そういえばそうだね!」

真乃「もし透ちゃんが生きていたなら、その状態から脱するために、解こうとしたはずだよね」

灯織「そう、まったく緩んでいないってことは浅倉さんが抵抗すらしなかったってことになるんだ……」

霧子「でも、透ちゃんは生きていて……意識がなかったのかも、しれないよ……?」

小糸「あ、あれ……?でも、個室の外での就寝って駄目なんじゃ……」

樹里「気絶なら大丈夫なんじゃねーか?」

樹里「校則違反になるのは故意の居眠りだからな、誰かに意識を飛ばされでもしたらその限りじゃねーだろ」

甜花「……なるほど……あれ、だとしたら和泉さんは結局気絶してた浅倉さんを殺した可能性も、あるんじゃない……?」

灯織「いや、やっぱり浅倉さんは拘束具をつけられていた段階で既に死んでいたんだと思います」

智代子「ええっ?!」

円香「そこまで言うからには証拠もあるんでしょ?」

灯織「はい……」

(拘束具には、もう一つ怪しい点があった……!)

・猿轡が湿っていなかった
・素材が不明
・拘束が厳重過ぎた

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/01(月) 23:23:18.04 ID:rt+rsBIV0
拘束が厳重過ぎた
293 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:26:02.61 ID:sO4S4++F0
(うーん、むしろ拘束の厳重さは生きていたように見せかけるためのトリックなような気もする)

(生きていたら拘束具に残された証拠のようなものもあるんじゃないかな?)

(例えば、【呼吸をしたら残るはずの証拠】がなかったとか……)

(拘束具には、もう一つ怪しい点があった……!)

・猿轡が湿っていなかった
・素材が不明
・拘束が厳重過ぎた

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 23:28:08.21 ID:HhqpmOpR0
・猿轡が湿っていなかった

コトダマ説明文によると、猿轡は乾燥していない。とのことですが説明文側のミスですかね?勘違いだったらすみません
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 23:28:33.73 ID:iwKf5P/Ao
湿ってない
296 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:31:21.97 ID:sO4S4++F0
>>294
すみません、完全なミスですね……
もともと推理が飛躍気味なところですし、ここの不正解判定はなくしておきます!

-------------------------------------------------
灯織「これです!」

【解!】

灯織「手足のほかに、浅倉さんはもう一つ拘束されているところがあったんです」

甜花「そんなに……?!」

灯織「口元です、浅倉さんは猿轡も嚙まされていた……それは先ほど確認したとおりですよね」

咲耶「ああ、それだから助けを呼ぶこともできなかったんだよね?」

灯織「大事なのは、この猿轡が一切湿ってなかったところなんです」

円香「湿り……?」

霧子「そっか……生きていたら、どんな生き物でも呼吸をしてるから……その吐息に混ざってる水蒸気を布が吸っちゃうんだね……!」

灯織「モノクマファイルにも浅倉さんは長時間放置されていたと書いています……生きていたなら、何かしらの証が拘束具に残されていたんじゃないでしょうか」

【凛世「畳上水練、夢現……」反論!】
297 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:32:11.37 ID:sO4S4++F0
灯織「凛世……?」

凛世「存命ならば呼吸をしていたため……猿轡も湿る……」

凛世「原理は理解できますが、些か早計に思われます……」

凛世「愛依さんが机を落とした後に、猿轡をつけたとしても成立いたします故……」

愛依「ちょいちょい!そんなことしないって!」

咲耶「……確かに、猿轡の状態はあくまで私たちの主観でしかない。それで判断を下すのは危ういかもしれないね」

凛世「もっと根拠ある主張を、凛世は求めます……」

(愛依さんの仕掛けが作動していたとき、浅倉さんは既に絶命していた……)

(その推理はあっているはず!凛世にその根拠をぶつけよう……!)

-------------------------------------------------

これより反論ショーダウンが開始いたします。
基本はノンストップ議論と変わりませんが、反論ショーダウンとは言葉の刃を使った斬り合い。無論そこには切れ味が必要とされます。
ここでいう切れ味とはつまり、コンマ値でございます。一定のコンマ値をたたき出したうえで論破することが要求されます。
さあ、コンマの刃を研ぎ澄ましましょう。

-------------------------------------------------
298 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:34:11.08 ID:sO4S4++F0
-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

コトノハ
≪モノクマファイル1≫
≪教室の血痕≫
≪拘束具≫

凛世「事件当時、透さんは既に亡くなっていた……」

凛世「本当にそうなのでしょうか?」

凛世「亡くなっていた根拠として挙げられた拘束具……」

凛世「手足を縛るものも……」

凛世「猿轡においても……」

凛世「あくまで主観、根拠として弱く思います……」

-------------------------------------------------

【発展!】

灯織「確かに拘束具は根拠として弱いかもしれない……」

灯織「けど愛依さんが殺していない証拠ならあるはず……!」

-------------------------------------------------

凛世「愛依さんが殺していない、証拠……」

凛世「凛世たちは、愛依さんが仕掛けを作動させた直後に居合わせました……」

凛世「透さんが事件当時、生きていたか死んでいたのか不明瞭である以上……」

凛世「愛依さんが重要な容疑者であることは疑いようのない、事実でございます……」

凛世「そもそも【あの教室で起きた事件はあの仕掛けの一度のみ】……」

凛世「愛依さんが仕掛けを作動させたときのみ、でございます……」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ30以上で論破しろ!】

↓1
-------------------------------------------------
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 23:38:04.16 ID:HhqpmOpR0
≪教室の血痕≫→【あの教室で起きた事件はあの仕掛けの一度のみ】
300 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:40:27.63 ID:sO4S4++F0
【コンマ16】

凛世「……甘い」

凛世「灯織さん、そんな太刀筋では……届きません……」

(くっ、切れ味が足りない……!)

(矛盾は見切った、あとは切れ味だけ……!)

-------------------------------------------------

【反論ショーダウン開始!】

コトノハ
≪モノクマファイル1≫
≪教室の血痕≫
≪拘束具≫

凛世「愛依さんが殺していない、証拠……」

凛世「凛世たちは、愛依さんが仕掛けを作動させた直後に居合わせました……」

凛世「透さんが事件当時、生きていたか死んでいたのか不明瞭である以上……」

凛世「愛依さんが重要な容疑者であることは疑いようのない、事実でございます……」

凛世「そもそも【あの教室で起きた事件はあの仕掛けの一度のみ】……」

凛世「愛依さんが仕掛けを作動させたときのみ、でございます……」


【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ30以上で論破しろ!】

↓1
-------------------------------------------------
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 23:43:10.57 ID:HhqpmOpR0
≪教室の血痕≫→【あの教室で起きた事件はあの仕掛けの一度のみ】 でもう一度!
302 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:45:21.61 ID:sO4S4++F0
【コンマ57】

灯織「その推理、切らせてもらいます!」

【BLEAK!】

灯織「凛世……あの部屋で起きた事件は、一度じゃなかったんだよ」

凛世「なんと……」

灯織「あの教室には、浅倉さんが倒れていたところのほかにも隅に不自然な血痕があったんだ」

灯織「しかもその血痕は乾いていた……浅倉さんの頭の血は全く乾いていなかったのにね」

小糸「ぴぇっ?!そ、それじゃああの部屋では二回血が流れたってこと……?」

摩美々「誰かが、転んじゃったのかな……?」

灯織「いや、あの血痕はおそらく浅倉さんのもので間違いないと思います」

甜花「浅倉さんが、二回血を流してたの……?」

樹里「おいおい、透が事件よりも前に怪我してたって……どうしてわかるんだよ!」

(その証拠なら、ある……発見当時浅倉さんは横這いになってたから分かりづらかったけど……)

(あの痕跡は二階殴られたことを示している……!)

【正しいコトダマを指摘しろ!】
コトダマ>>228>>230

↓1
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 23:46:44.90 ID:HhqpmOpR0
【死体の打撲痕】
304 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:49:56.56 ID:sO4S4++F0
灯織「これです!」

【解!】

灯織「浅倉さんの遺体……その額部分にも殴られたような痕があったんです」

円香「しかもそこからも出血した痕があった。机の落下と同じくらいの程度の怪我はしたみたい」

めぐる「ううう……すっごく痛そう……」

摩美々「そういえばモノクマファイルを見てみると、透は縛られて長時間放置されていたって書いてるんだよね」

摩美々「そんなに深い傷を長時間放置すると、どうなるのかな?」

甜花「……死ん、じゃう……?」

灯織「この二つの証拠を顧みても、浅倉さんが既に亡くなっていた可能性としてはかなり高いんじゃないでしょうか……!」

愛依「えっ……ってことは……うちって……」

灯織「愛依さんは既に絶命していた遺体に机を落としてしまっただけだと私は思います!」

円香「……違った、の……?」

咲耶「少なくともその可能性は大いにあるだろうね」

真乃「ほわっ……じゃあ、あの仕掛けは……」

甜花「犯人の、偽装工作……!」

めぐる「そっか、それじゃあ犯人はもっと前に殺害してたんだ……!」
305 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:52:07.49 ID:sO4S4++F0
めぐる「ん?ってことは殺害したのは七時半より前で……」

霧子「私たちは、朝時間になると同時に食堂にいたから……それより前になると思うよ……!」

小糸「……あ、あの!」

愛依「ん?小糸ちゃん?」

小糸「の、ノクチルの四人は……昨日の夜は、夜時間までずっと一緒だったので……透ちゃんは少なくとも十時までは生きてました……!」

雛菜「透先輩の部屋でお話ししてたんですよ〜」

咲耶「となると……最後に透に会ったのは、犯人を除くとノクチルの三人が最後になるのかな?」

全員「……」

樹里「みてーだな」

めぐる「ねえねえ!透はその時何か言ってなかった?誰かに会う……とか」

雛菜「特になかったよね〜?」

小糸「う、うん……」

愛依「う〜ん、さすがに一気に犯人はわかんないか〜」

智代子「じゃあ殺害時刻は夜10時から朝7時までの間だね!」

智代子「……あれ?夜時間って……みんなアリバイ、ない……よね?」

凛世「またしても、振出し……で、ございます」

甜花「そんな……」

(振出しに戻ってしまった……)
306 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:53:02.62 ID:sO4S4++F0
(……いや、本当にそうかな。今の議論で、愛依さんの仕掛けは完全に偽装工作だったと明らかになったんだ)

(少なくとも、この情報はどこかで生きてくるはず……)

咲耶「夜時間は摩美々の提案で外出を控えるようにしていたからね、誰もアリバイが無いんじゃないかな」

甘奈「あ、アリバイなら甘奈と甜花ちゃんはあるよ!」

霧子「アリバイ……?」

甜花「うん、昨日はなーちゃんと甜花で一緒にお泊りしてたから……」

樹里「そうか……個室以外での就寝は禁じられてたけど、別に自分以外の個室でもそれは問題ないのか」

雛菜「でも、二人が共犯の可能性もありますよね〜」

甘奈「ち、違うよ!そんなことない!」

愛依「ちょい待ち!そもそもこのコロシアイで共犯になる意味ってあるの?」

愛依「卒業できるのって、殺害したクロ一人っしょ?」

円香「……そこらへん、どうなんですか」

モノクマ「共犯ね……基本的にはメリットはないよ!たとえ殺害に協力しても、卒業を賭けたクロになるのは実行犯ただ一人だからね!」

灯織「……それなら、甘奈と甜花は容疑者から省いてもよさそう」

甜花「にへへ……」

樹里「でも二人絞ったぐらいじゃあんまり意味ねーんじゃねーか?」

めぐる「他にお泊り会してた人―?」

めぐる「…………いないかー」

(うーん……手がかりがない、か……何か無いのかな……クロにつながるような道筋は……)
307 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:54:16.23 ID:sO4S4++F0
-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

‣【甜花の証言】
‣【掃除当番】
‣【頭部付近の血痕】

凛世「推理は振出しに戻ってしまいました……」

甘奈「事件が起きたのは夜時間……」

甜花「甜花となーちゃん以外には、アリバイもない……」

小糸「わ、わたしたちも……透ちゃんを殺す動機なんかないよ!」

摩美々「……感情論は持ち込まない方がいいのでー」

雛菜「何か手掛かりになるものとかないんですか〜?」

雛菜「【透先輩を見た人】とか〜」

雛菜「【怪しい人物を見た人】とか〜」

雛菜「【犯行現場を目撃しちゃった人】とか!」

小糸「そ、そんな人……いない……ですよね……!」


【正しい発言に正しいコトダマで同意しろ!】

↓1
-------------------------------------------------
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/01(月) 23:56:06.93 ID:rt+rsBIV0
【怪しい人物を見た人】に【甜花の証言】
309 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/01(月) 23:57:48.63 ID:sO4S4++F0
灯織「それに賛成です!」

【同意!】

灯織「怪しい人物……そういえばその目撃証言がありました」

愛依「マジ?!お手柄じゃん灯織ちゃん!」

灯織「いえ、お手柄なのは私ではなく……甜花です」

甜花「えっ……?!」

甘奈「もしかして、甘奈も一緒に見たやつ……?」

咲耶「話してもらえるかな?」

甜花「う、うん……」

甜花「なーちゃんと一緒のお泊り会の途中で、どうしても甜花がトイレに行きたくなって……」

甜花「一人じゃ心細いからなーちゃんにもついてもらって寄宿舎のトイレに行ったんだけど……」

甜花「その帰り道、甜花たちは見ちゃったの……真っ白なお化け……!」

円香「…………」

甜花「…………おしまい」

樹里「……って終わりかよ!」

樹里「おいおい!今の話が目撃証言なのか?!」

灯織「落ち着いて、樹里……確かに今の話だけだと素っ頓狂に感じるかもしれないけど、これが事件に関係してるかもしれない証拠もあるの」

(そう、お化けなんて実在しない……だから二人が見たのは、お化けに見えるような何か、だったんだと思う)

(そのなにかも……私は知っている)

【正しいコトダマを指摘しろ!】

コトダマ>>228>>230

↓1
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/01(月) 23:59:53.77 ID:8Q5kCr370
シーツ
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 00:01:24.29 ID:r2AxoODao
【シーツ】
312 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:01:40.59 ID:h3QY4sR50
灯織「これです!」

【解!】

灯織「ランドリーの洗濯機に放り込まれていたシーツ……二人はこれを運んでいるのを幽霊と見間違えたんじゃないかな」

甜花「……あ!確かに、同じ色……」

霧子「頭からシーツをかぶったら、幽霊さんみたいだね……」

凛世「ですが、シーツが事件にどう関係しているのでしょうか……?」

愛依「事件現場にシーツとかあったっけ?」

灯織「あったんです」

愛依「あったっけ?!」

(そう、あれはもともとシーツだったんだ……)

【正しいコトダマを指摘しろ!】

コトダマ>>228>>230

↓1
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 00:03:30.80 ID:r2AxoODao
拘束具
314 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:06:14.89 ID:h3QY4sR50
灯織「これです!」

【解!】

灯織「透さんを縛っていた拘束具、あれに既視感を感じていたんですが……ほら、シーツと素材が一緒ですよね?」

智代子「ホントだ!確かに手触りとかが一緒だよ!」

灯織「しかもこちらのシーツにも引き裂かれたような跡がある。もともと同じ一枚の布だった証拠じゃないかな?」

甜花「ほ、ほんとだ……クラフト素材だったんだ……」

灯織「さらに、ランドリーに入れただけで洗濯機はまわしてなかったみたいだから……」

灯織「ほら!シーツの隅に血が付着してる……事件に関係してる証拠だと思う」

智代子「でもうっかり屋さんの犯人だよね!」

樹里「ん?どういうことだよ」

智代子「だってすぐそこにトラッシュルームがあるでしょ?焼却炉で燃やしちゃえば証拠は残らないよね?」

樹里「確かにな……透の部屋に戻るのを見られたくなかったにしても、トラッシュルームもランドリーと同様に個人の部屋とはまた離れたところにある」

樹里「燃やしちまえばよかったのに、なんで燃やさなかったんだ?」

灯織「ああ……それなら……」

(燃やせなかった理由は、あれのことだよね……)

【正しいコトダマを指摘しろ!】

コトダマ>>228>>230

↓1
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/02(火) 00:07:45.55 ID:Q1evvWaT0
掃除当番
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/02(火) 00:07:55.54 ID:I9OnOq/Z0
【掃除当番】
317 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:10:42.56 ID:h3QY4sR50
灯織「これです!」

【解!】

灯織「掃除当番……トラッシュルームを開けられるのは、毎週特定の一人に限られるんだって」

樹里「え?そうなのか?」

雛菜「は〜い!今週の掃除当番は雛菜で〜す!」

灯織「そう、シーツを隠滅するには市川さんを起こすしかなかったんです」

雛菜「もちろん雛菜は起こされてないですよ〜?」

咲耶「それはつまり……逆説的に言えば雛菜は犯人ではない、ということかい?」

樹里「まあノクチルの中でコロシアイに発展したとは考えづらいしな」

甘奈「そっか……じゃあ甘奈たちが見たのは、透ちゃんを拘束するための道具を持ち出している最中のところだったんだ……」

甜花「あぅ……でも、肝心の、その人の特徴まではわからない……」

愛依「ん……?待って!犯人はシーツを持ち出したってことだったら……自分の部屋にシーツが無い人が犯人ってことじゃない?!」

摩美々「犯人なら普通透から鍵を奪って透の部屋のシーツを使うと思いまーす」

愛依「あー……そっか、ごめん」

霧子「シーツの出元は、わからないのかな……」

甘奈「ごめん、犯人がどこの部屋から出て来たかは見てないや……」
318 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:12:06.24 ID:h3QY4sR50
摩美々「でも、それを見た時間で犯行時刻をある程度絞り込めるんじゃない?」

摩美々「シーツが透のだと仮定して、だけど……殺害後しかシーツは持ち出せないわけだしー」

真乃「ほわっ……確かに……!」

灯織「……ねえ二人とも、そのお化けを見たのっていつ頃なのかな」

甘奈「えーっと……確か、十二時過ぎだったよね?」

甜花「うん……そう思う……」

智代子「よし!それなら犯人は十二時前後でアリバイが無い人なんだね!」

樹里「だからそれはほぼ全員なんだっての……」

凛世「他に何か、手掛かりは……無いのでしょうか……」

めぐる「うーん……手がかり手がかり……」

甘奈「ねえ、手掛かりが見つからないなら、一回事件を整理してみない?」

灯織「整理?」

甘奈「うん、これまでに集めた情報を振り返ることで新しいものが見えてきたり……しないかな?」

愛依「うち賛成!しょーじきもう全然ついていけてないから!」

樹里「胸を張って言うことか?」

円香「……いいと思う、透を殺した犯人を特定するため」

円香「それならどれだけ時間をかけても構わない」

小糸「ま、円香ちゃん……」

咲耶「そうだね、それじゃあ事件を振り返ることにしよう」
319 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:12:36.52 ID:h3QY4sR50
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

‣【目覚まし時計】
‣【愛依の怪我】
‣【頭部付近の血痕】

めぐる「事件が起きたのは、【夜時間の十二時前後】……」

甘奈「甘奈と甜花ちゃんで、【シーツを運ぶ犯人を目撃した】んだよね☆」

摩美々「夜時間にそれ以上の手掛かりはなくてー」

智代子「事件が次に動くのは【朝の7時20分】からだね!」

愛依「うちが1-Bに呼ばれて……」

愛依「で、待ってたら【目覚ましが鳴った】から1-Aにチョッコー」

雛菜「仕掛けが作動して透先輩に机が落っこちたんですよね〜」

霧子「でも、これは犯人さんの【偽装工作】……」

小糸「せ、せっかちな和泉さんなら【勢いよく開けてくれる】と思ったんだね!」

めぐる「愛依、いっつも元気もりもりだからね!」

愛依「アッハハ!めぐるちゃんがそれ言う〜?」


【矛盾する発言を正しいコトダマで論破しろ!】

↓1
-------------------------------------------------
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/02(火) 00:15:47.79 ID:I9OnOq/Z0
【勢いよく開けてくれる】に【愛依の怪我】
321 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:16:50.38 ID:h3QY4sR50
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「いえ……愛依さんは事件当時、というか今も……扉を勢いよく開けることなんてできないはずだったんです」

小糸「ぴぇっ……?!な、なんで…………」

真乃「灯織ちゃん?どういう意味なのかな」

灯織「うん、真乃は知らないと思うんだけど……昨日めぐるたちが参加した球技大会で愛依さんは肩が軽い脱臼状態になってるんだよね」

雛菜「え〜、大丈夫ですか〜?」

愛依「うん、まあダイジョブダイジョブ!ありがとね!」

真乃「肩が脱臼……?」

灯織「そう、むしろ愛依さんは罪を擦り付ける相手としては本来むしろ不適切ですらあるんだよね」

摩美々「ずっと引っかかってたのはそこだったんだー」

摩美々「そもそも愛依が罪を擦り付ける側だとしたらあの偽装工作って不可解な点が多いんだよねー」

摩美々「透を殴打した風に見せたいのに、どう考えても愛依には脱臼があるから不可能だしー」

摩美々「教室の扉を開けた瞬間する発動するトラップの作動要因なら、少なくとも怪我してる愛依は避けるでしょー」

樹里「確かに……そもそも紐で机と括りつけられて重たくなってる扉を、脱臼のせいで開けれない可能性すらあるしな」

めぐる「扉を開けるときに、肩が痛いから別の人を呼んで開けてもらったり、とかされても困るもんね!」
322 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:17:59.97 ID:h3QY4sR50
灯織「もしかして、犯人は肩の脱臼のことを知らなかったんじゃないのかな」

咲耶「脱臼のことを知らなかった人間、か……」

愛依「少なくとも球技大会に参加してたメンバーは違うかんね」

樹里「じゃあめぐる、咲耶、アタシ、凛世、チョコ、愛依辺りは切っていいのか?」

咲耶「うん、愛依の脱臼は私たちの目の前で起きたからね……」

咲耶「今思い出しても胸が痛む光景だったよ……どうして、私は愛依を守ることができなかったんだ……!」

めぐる「それと灯織もだよ!」

めぐる「球技大会後、食堂でお話ししてた時に灯織とは話したんだ!」

霧子「あと、わたしは愛依ちゃんの治療をして……その時、摩美々ちゃんも一緒だったから……」

摩美々「うん、霧子と一緒だったから実際愛依にも会ったしねー」

摩美々「愛依、あれ以降誰かに話したりしたー?」

愛依「や……朝教室に行くまでは誰とも会ってない系!」

智代子「じゃあ残るのは……真乃ちゃん、甘奈ちゃん、甜花ちゃん、円香ちゃん、雛菜ちゃん、小糸ちゃん……?」

凛世「甘奈さんと甜花さんは、アリバイがございますから……そこからさらに抜けてしまいます」

甜花「掃除当番の話で、市川さんも……」

霧子「じゃあ、残るのは……」
323 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:18:30.54 ID:h3QY4sR50






樹里「真乃、円香、小糸……?」

(…………え?)

(…………真乃が、犯人候補……?)





324 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:19:36.34 ID:h3QY4sR50
灯織「い、いや!ちょっと待ってください!」

めぐる「ち、ちがうよ!そんな……そんな……!」

灯織「今の話は結局私の推論でしかありませんし……!」

摩美々「ちょっと灯織、そんなにコロコロ主張を変えられたら困るんだケドー?」

灯織「実際愛依さんは脱臼した右腕で扉を開けて仕掛けを作動させてるんですし、何も問題はないじゃないですか!」

摩美々「それは結果論でしょー?」

めぐる「ま、真乃もホントは脱臼のこと知ってたんだよ!わたしが後でお話しして……」

摩美々「めぐるさー、それ本当の話?」

めぐる「も、もちろんだよ!だって真乃が犯人なわけ……」

摩美々「もし、嘘の話なら……めぐるはここにいる全員を裏切ることになるわけなんだケド、自信をもって、胸を張って、本当の話だって言える?」

めぐる「え、あ、そ、その……」

摩美々「大体さっきも真乃は愛依の脱臼の話が出た時動揺してたの、私たち全員が見てるからねー」

真乃「…………」

(真乃……!どうして何も言わないの……?)
325 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:20:34.26 ID:h3QY4sR50
咲耶「みんな、少し落ち着こう」

摩美々「……咲耶」

咲耶「まだ、完全な証拠も出ていない……あくまで犯人は、愛依の脱臼を知らない可能性が高い、という域を出ない議論なんだ」

咲耶「結論を急ぎすぎない方がいいんじゃないかい?」

(真乃が犯人なわけない……だったら、どうにかして私が)

(摩美々さんたちを納得させないと……!)

甘奈「でも、脱臼の話を抜きにしちゃうと、アリバイのない人だらけに戻っちゃうよね……」

甘奈「うーん……どうやって絞ればいいのかな」

凛世「犯人像を考えてみるのは、いかがでしょうか……」

愛依「犯人像?」

凛世「はい……誰なら犯行が可能か、ではなく……犯人は、どんな特徴があるか……でございます」

咲耶「確かに一度俯瞰的にとらえなおしてみるのもいいかもしれないね」

咲耶「裁判開始前とは違い、教室では二回の事件が起きていたことが明らかになったんだ。そうなると証拠の持つ意味も変わってくるのかもしれないね」

(意味が、変わってくる……?)

摩美々「無関係に思えたものが、そうじゃなかったりとかねー」

(そんなものが、あるだろうか……)

【正しいコトダマを指摘しろ!】

コトダマ>>228>>230

↓1
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/02(火) 00:30:00.09 ID:Q1evvWaT0
プラスチック片
327 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:32:06.17 ID:h3QY4sR50
灯織「これです!」

【解!)

灯織「現場に落ちていた、プラスチック片……ですか?」

雛菜「あは〜?」

灯織「透さんの遺体とはまた、離れたところに落ちていたものです。現場の状況と一致する者もなかったので……ただのゴミかと思っていたんですが……もしかしてこれも、何か意味があるんでしょうか」

摩美々「……これ、甘奈何かわからない?」

甘奈「え?甘奈?」

甘奈「うーん……あっ!」

愛依「マジ?!わかったん?!」

甘奈「違ったらごめんね、多分これ、ネイルチップだと思う!」

灯織「ネイルチップ……?」

甘奈「うん、表面の水色にラメが入ってるでしょ?その裏に接着剤使ったみたいな痕があるから……もともと誰かがネイルに使ってたものなんじゃないかな」

樹里「おいおい!すげえヒントじゃねーか!」

霧子「それじゃあ……このネイルを持っていた人が、犯人さん……?」

(えっ……?)

凛世「ねいるを、日常的に使っている方は……限られます……」

灯織「……!!」

めぐる「イルミネは違うよ!」

めぐる「ステージに立つときも、そんなに付けない……真乃も一緒だよ!」

灯織「うん!犯人はつけ爪をしていた……なら、真乃は違う!」

真乃「…………」

甜花「うん……真乃ちゃんは、ネイルはしてるイメージ無いから……!」

(やった……!これで真乃の容疑は払しょくできた……!)

摩美々「…………」

摩美々「そのネイルチップ、私のですねー」

円香「…………は?」

灯織「……えっ?」

(ど、どういうつもりなの……?摩美々さん……?)

328 :大分いい時間ですが佳境も佳境なので最後まで行きたいですね ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:34:06.55 ID:h3QY4sR50
-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【目覚まし時計】
‣【教室の血痕】

甘奈「あのプラスチック片はネイルチップで間違いないよ!」

摩美々「事件現場に落ちていたネイルチップ……」

摩美々「これ、【私の私物】ですねー」

雛菜「それってつまり、【現場に行った】ってことですかー?」

凛世「透さんを殴った際に、その勢いで【割れてしまった】のでしょうか……」

樹里「ここに来て自白かよ?!」

摩美々「まあ正確には、【私物だったもの】、なんですケド」

円香「……は?」


【矛盾する発言を正しい発言で論破しろ!】

↓1

-------------------------------------------------
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 00:43:50.05 ID:UT6IqHQL0
【現場に行った】に【目覚まし時計】?
死体発見時に摩美々がいなかったって話かと思ったけどしっくり来るコトダマがないな
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/02(火) 00:44:42.19 ID:I9OnOq/Z0
【割れてしまった】に【教室の血痕】でしょうか?
間違ってたらすみません
331 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:47:02.06 ID:h3QY4sR50
ヒントが少なかったですね、
【矛盾する発言を正しい発言で論破しろ!】はコトダマ指定ではなく
【登場人物の発言を記憶して他の発言にぶつける】タイプの論破です!
原作で△ボタンでやるやつですね!

不正解判定はなしで続行します…

-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【目覚まし時計】
‣【教室の血痕】

甘奈「あのプラスチック片はネイルチップで間違いないよ!」

摩美々「事件現場に落ちていたネイルチップ……」

摩美々「これ、【私の私物】ですねー」

雛菜「それってつまり、【現場に行った】ってことですかー?」

凛世「透さんを殴った際に、その勢いで【割れてしまった】のでしょうか……」

樹里「ここに来て自白かよ?!」

摩美々「まあ正確には、【私物だったもの】、なんですケド」

円香「……は?」


【矛盾する発言を正しい発言で論破しろ!】

↓1

-------------------------------------------------
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 00:48:25.61 ID:UT6IqHQL0
【私の私物】に【私物だったもの】
333 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:49:55.99 ID:h3QY4sR50
灯織「それは違います!」

【BLEAK!】

灯織「確かにそのネイルチップは摩美々さんのものなんだと思います」

灯織「ですが、摩美々さんが犯人とは考え難いです……」

雛菜「あは〜?」

小糸「げ、げ、現場に証拠があるのに?!」

灯織「摩美々さんが所持しているネイル用品に、もうネイルチップは残っていないんです」

甘奈「え?でも摩美々ちゃんのネイルチップなんだよね?」

灯織「もともとはそうだったんですが……摩美々さんは別のある人にネイルチップをそのまま全部あげてしまったんです」

摩美々「ネイルグルーも持ってないから、ネイルチップをつけること自体出来ないんだよねー」

灯織「だから、摩美々さんのネイルチップをした別の誰かが、落としたとしか……」
334 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:50:38.79 ID:h3QY4sR50
霧子「摩美々ちゃんの、ネイル……」

咲耶「摩美々、誰にそのネイルチップを渡したんだい?」

摩美々「…………」

樹里「おい!だ、誰なんだよ!」

(…………そんな)

(摩美々さんは、最初からわかってたんだ…………)

(おそらく、プラスチック片もその正体は最初から分かっていた……)

(私は、摩美々さんの推理の補強に、使われただけ……)

樹里「早く教えろって!」

摩美々「…………」

(私も、知っている…………)

(唯一摩美々さんにネイルをしてもらい、そして愛依さんの脱臼も知らず、掃除当番でもない……その、犯人を)

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/02(火) 00:52:31.21 ID:I9OnOq/Z0
真乃
336 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:53:36.59 ID:h3QY4sR50
灯織「…………」

(ダメ……言いたくない、言えるわけない……!)

(どうして、どうして摩美々さんは……)

(私に友達の首に、刃を突き立てるような真似をさせるの……!?)

甜花「田中さん、忘れちゃったの……?」

摩美々「……」

円香「誰なの、言って!」

摩美々「……そっか、灯織はやっぱり優しいんだねー」

摩美々「でも、その優しさは本当に優しさなのー?私たちはいま、命を懸けた、学級裁判の途中……」

摩美々「いつまでも、いい子のままじゃダメなんじゃないのー?」

灯織「……っ!」

めぐる「ひお、り……」

灯織「私は……私は……!」
337 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:54:02.52 ID:h3QY4sR50






真乃「私……です……っ」





338 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/03/02(火) 00:54:52.60 ID:h3QY4sR50
(え……?)

真乃「私が摩美々ちゃんにネイルをしてもらって……透ちゃんを殺害した、犯人だから……っ」

霧子「え……?」

甜花「真乃、ちゃん……?嘘……」

真乃「……ごめんなさい」


そう言って真乃はゆっくりと、自らの指先を、照明のもとに晒した。
その先端、爪の部分。
綺麗に彩られたネイル……しかし、一本の指だけが、不完全な状態、割れた状態のつけ爪になっていた。


真乃「これが証拠です……っ、摩美々さんにしてもらったネイルチップ……余った分は全部私が持ってます……」

摩美々「…………本当いい子ばっかりー」

真乃「夜時間になるとシャワーが出なくなるので、ネイルグルーを溶かすことが出来なくて……そのまま裁判にまでつけたまんまになっちゃいました……っ」

真乃「でも、これでわかってくれますよね……っ」

甜花「…………やだ、やだよ……」

甘奈「…………っ」

めぐる「ちがう!ちがうよ!真乃は別の人をかばってるだけなんだよ!」

(めぐる……)

めぐる「真乃が犯人なんてぜーーーーーーったい!ありえないんだから!」

凛世「……」

甘奈「……」

真乃「めぐるちゃん、ごめんねっ」

めぐる「真乃……?やだよ……なんで、なんで謝るの……?なんで!?なんで……」

真乃「……灯織ちゃんも」

灯織「真乃…………違う、違うよ」

真乃「ううん、違わない……」

真乃「私が、犯人だから……」
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