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安価とコンマで異世界転生

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709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 20:06:49.78 ID:wcXd7HIX0
やあっ
710 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:36:25.76 ID:cXGAAvKio
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】266000
711 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:41:08.09 ID:cXGAAvKio
氷魔「……ふふ、ちょっと良くなった気がします」

ぶりっ子「私も、かなり変わった気がしますよぉ」

男「ああ。綺麗になったと思うぞ」


見たところ、氷魔もぶりっ子もかなり顔が良くなっている。
特に、ぶりっ子はかなり良くなったと言えるだろう。


ぶりっ子「ありがとうございますぅ!」

氷魔「……なんか……照れる……」
712 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 20:51:38.94 ID:cXGAAvKio
こうして三人は闇市での買い物を終えた


男「まさか、あんな薬があるとは……流石異世界だな」


現在の時刻は昼時。
そこら辺の店でパンを買って食べた。
最初は菓子パンでも買おうかと思ったが、高級なプレーンのパンが今日は魅力的に映った


>>下1……休暇だ。どこにいこう?

1.酒場
2.魔法道具店
3.武器屋
4.防具屋
5.王立図書館
6.カジノ
7.闇市
8.城
9.本部ギルド
10.城下町の外

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 21:51:04.05 ID:PYxR6yTqO
飲み放題に誘いな 酒場
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:03:14.57 ID:3gNcWsOR0
全員で
715 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 22:20:06.42 ID:cXGAAvKio
男は、街中にいるギルドの面々を呼び集め、酒場へと向かった


やる気「酒場でなんかあるんすか?」

男「飲み放題をやってるらしい」

中華「へぇ……そういえば、酒なんて長いこと飲んでないな」

氷魔「……酒……」

ぶりっ子「氷魔ちゃん、お酒は飲める年齢なんですかぁ?」

氷魔「……一応……飲める年齢……」
716 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 22:28:46.76 ID:cXGAAvKio
酒場に着くと、既に飲んでいる者たちの騒ぎ声が耳に飛び込んでくる


男「飲み放題まだやってますか?」

マスター「あいよ!一人……1600円!」


【ギルドの資金】259600


こうして一行はテーブル席に通され、宴会が始まった
出されるおつまみを貪る者、おつまみもほどほどに酒を飲む者、酒を浴びるように飲む者もいる
宴会の前半、特に酒を飲んだ(または飲まされた)のは>>下1である
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 22:29:47.73 ID:BaZ10+rv0
やる気
718 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 22:55:30.66 ID:cXGAAvKio
やる気「かーっ!酒はうまいっすねぇ!」


彼はまるで神話の竜のように酒を飲み、
その顔は烈火の如く赤に染まっていた


ぶりっ子「飲み過ぎじゃないですかぁ?」

やる気「んー……大丈夫っすよ!酒には強いんで!」

中華「食いっぷりもいいけど、飲みっぷりも中々だね」

やる気「俺っちはこれまで色んな飲み会や打ち上げに参加してきたっすからね!」
719 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:00:18.22 ID:cXGAAvKio
男「確かに、ビールが似合うな、やる気は」

やる気「そっすか!?まぁ冷えたビールは最高っすよ!」


そう言って彼はビールのようなものを飲んでいる

いや、あれはビールなのだろうか?
一部がシャーベット状になっていて、
小銭入れを揺すったときのような音をたてながら食べるように呑んでいる。


氷魔「……でしょう?」

男「お前がやったのか?」

氷魔「……ええ。私もこれくらいのビールが好きですし……彼も冷えている方が良いと……おっしゃったので」
720 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:05:25.36 ID:cXGAAvKio
男「なるほど……そういうのもあるのか」


彼が不思議なビールに気を取られているうちに、飲み会は後半戦を迎えた
酔いが回って呂律が回らなくなる者、ちびちびつまみと酒を飲む者、まるで変わらないザルもいる

後半戦で特に酒を飲んだ(飲まされた)のは>>下1だ
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/08(月) 23:07:14.03 ID:ItY3C+uQO
飲まされたのもやる気
722 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:18:07.34 ID:cXGAAvKio
中華「……ふむ……なるほど?」


何やら中華料理人がメモを取っている

なにやら、計算式が書いてある様子だが……


男「なんだそれ?料理の研究……じゃなさそうだな」

中華「どのくらい食べれば元が取れるか計算していたんだよ」

男「へぇー……」

中華「おつまみは特別安価な原料を使ってるみたいだね。一方、城下町は酒飲みが多いから、ビールは常に不足気味。元が取りやすいね」
723 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:21:43.00 ID:cXGAAvKio
男「なるほど!やる気!」

やる気「なんすか?」

男「もっとビール飲め!」

やる気「……え?まぁいいっすけど。そんな飲み過ぎもあれっすよ?さっきは結構呑んでたっすけど……」


ここに来て控えめな対応だが、彼はもう何がなんでも元に近付けたいため、呑ませる決心は揺らがなかった


男「まぁまぁ。一番元取れるのがビールだからさ」

やる気「は、はぁ……」

ぶりっ子「ええっ!?元取れるんれすかぁ!?……よし飲めやる気!おらおらー!」

やる気「なんすか!?いつもより怖いっすよ!?」
724 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/08(月) 23:22:25.05 ID:cXGAAvKio
本日はここまでです
ありがとうございました
725 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:02:11.58 ID:Qq4xOeYDo
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】259600
726 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:08:07.53 ID:Qq4xOeYDo
そんなこんなでやる気に満ちた青年はめちゃくちゃ呑まされた
しかし、あまり酔っている様子ではない
相当なザルであることは間違いないだろう


マスター「飲み放題終了でーす!」

男「……お、もう終わりか、店出るぞ。立てるか?」

中華「うん。まぁ問題ないだろう」

氷魔「……うぅ……立てますけど……けっこう酔いましたね……」
727 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:13:14.21 ID:Qq4xOeYDo
やる気「いやー呑んだ呑んだ!こんな呑んだのは久しぶりっすよ!」

男「マジでなんでそんな呑んで平気なんだ……蟒蛇の肝臓を持っているのか」

やる気「これは分からんっす!飲み放題でもないと酔えないんでこれはこれで難儀してるんすよ」

中華「それで酔ってるんだ……」

ぶりっ子「………………」

やる気「ありゃ、ぶりっ子さん?大丈夫っすか?」

ぶりっ子「アァ?」


彼女は普段からは想像もできないような唸るような声、猛禽類の如き眼光で自らを立たせようとしたやる気青年を睨み付けた
728 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:17:37.77 ID:Qq4xOeYDo
やる気「ひぃ!怖いっすねー!」

ぶりっ子「……はっ!私、どうかしてました?」

中華「どうかしてたっていうか……」

ぶりっ子「わ、忘れて下さい!」


一行はドタバタ騒ぎながらも、
無事全員が最低限歩ける状態で店を出た

時刻はもう夜だ。
だがもう夕食は酒場で済ませたので、もう少しだけ出歩けるだろう。


>>下1……夜の城下町だ。どこにいこう?

1.酒場
2.魔法道具店
3.武器屋
4.防具屋
5.王立図書館
6.カジノ
7.闇市
8.城
9.本部ギルド
10.城下町の外

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 19:20:50.60 ID:0701VsRh0
6
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 19:25:22.73 ID:HBHsgA9i0
全員で行く
731 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:34:30.46 ID:Qq4xOeYDo
ギルド一行は酒場を出たその足でカジノを目指した


やる気「あれがカジノっすよ!」

男「きらびやかでいいな。しかし……こういう所は怖いイメージもある」

中華「それに関しては気にしなくていい。ここは城下町だから、公的機関が強い。悪いことはできないはずさ」

ぶりっ子「カジノは久しぶりですぅ……」

氷魔「……本当?」

ぶりっ子「え?えぇ、そうです!」

ぶりっ子(まぁ、ギルド所属前は週2以上のペースで居ましたけど……)
732 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 19:45:16.80 ID:Qq4xOeYDo
カジノの中は機械の発する音がそこかしこから聞こえてとてもうるさい

見たところスロットマシン、ポーカー、ルーレットが置いてあり、この中から選ぶことにした。


男「うーん、色々あるね」

ぶりっ子「そうですねぇ。初心者はスロットなんかおすすめですよ。掛ける金額が少ないですからねぇ」

男「……へぇー……じゃ、じゃあ他のは?」

ぶりっ子「ポーカーはバランスが良いですね。ルーレットは掛け金こそかなりかかりますが、リターンもなかなかですよぉ!」

中華「……詳しいんだね?」

ぶりっ子「はっ!いやこれはアレですよ!噂です噂!」


>>下1……どのギャンブルをしようか?
1.スロット(低リスク低リターン)
2.ポーカー
3.ルーレット(高リスク高リターン)
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 19:45:49.43 ID:9ZhuoTZRO
734 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 20:22:30.80 ID:Qq4xOeYDo
一行はポーカーの台までやってきた
そこでは黒スーツの不敵な笑みを浮かべるゲームマスターが客を相手に真剣勝負をしている


男「ポーカーか。よし、やってみよう」

氷魔「……いや……ここは私が……」

中華「自信があるのかい?」

ぶりっ子「いえ……ポーカーは精神力の勝負。魔法使いが出るのが一番ですよぉ」

やる気「なるほど……よく考えてるっすね」


氷魔はゲームの開始を見計らって席に座り、
一万をベットしてポーカーを始めた


>>下1コンマ……結果
01〜40……敗北。一万失う
41〜60……引き分け
61〜90……勝利。三万ゲット
それ以上で何かが起こる
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 20:34:55.90 ID:0701VsRh0
736 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 21:18:16.35 ID:Qq4xOeYDo
【ギルドの資金】289600


氷魔「……私の勝ちです……」

GM「やるねぇ嬢ちゃん」

氷魔「……運がついてただけですよ……」


氷魔は席から立って、観戦していた我々の方へと帰ってきた


やる気「いやぁすごいポーカーフェイスだったっすね!」

氷魔「……いつも……こんな顔です……」

男「なるほどなぁ。向いてる訳だ」


>>下1……もう帰る?それともまだ遊ぶ?(遊ぶならゲームも指定)
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 21:19:38.28 ID:yTrgaXUzO
ぶりっ子が騒ぎそうなルーレット
738 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 21:31:33.47 ID:Qq4xOeYDo
ぶりっ子「……今日はキテますね」

やる気「キテる?」

ぶりっ子「運ですよ!運が!ルーレットやりませんか?」


そう言うが早いか、彼女は男の腕を引いてルーレットまで行った
まるで、おもちゃを見つけた子供のようだった
739 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 21:34:11.49 ID:Qq4xOeYDo
氷魔「……でも、ルーレットは完全に運ですよ……」

ぶりっ子「だから今日やるんです」

中華「なら、僕に任せてくれ。上手くいく予感がするんだ」


中華は二万を表すチップを出してルーレットに臨んだ
小さな鉄球が放たれ、回転を始めた______


>>下1コンマ……ゾロ目のみ勝利。9万獲得
(中華の【運命力】は29あるので、29以下でも勝利)
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 21:34:42.53 ID:GtwO4H1u0
741 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 21:51:21.33 ID:Qq4xOeYDo
【ギルドの資金】269600


残念ながらルーレットの玉は、彼らの望む結果を示さなかった


中華「んんんんんん……」

ぶりっ子「いや!もう一回よぉ!もう一回やればいける!」

やる気「まずいっすよ!そりゃ自棄ってもんっすよ!」


一行はどうにかごねるぶりっ子をカジノから連れ出し、ギルドハウスへと帰った
742 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 22:14:26.52 ID:Qq4xOeYDo
初めてのまともな休日も、そろそろ終わりを迎えようとしている
心温まるギルドハウスの空気も、明日の影を示すように心を締め付ける


まだ就寝までは時間がある


>>下1……何しよう?
1.中華の部屋を訪ねる
2.やる気青年の部屋を訪ねる
3.氷魔の部屋を訪ねる
4.ぶりっ子の部屋を訪ねる
5.自由安価
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 22:17:54.01 ID:hV8v3F1DO
1
744 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 22:42:57.06 ID:Qq4xOeYDo
男は中華料理人の部屋を訪ねることにした
ノックをすると、彼はドアを開けて出迎えた


中華「おっ、よく来たね。立ち話もなんだし、入りなよ」

男「おう、失礼する」


男が部屋に入ると、彼は部屋にある小さな冷蔵庫から酒を取り出してきた


中華「ほい、中国酒」

男「そんなのあるのか?」

中華「うん。素材も様々で特色豊かだし。二回戦どう?」

男「いいね」
745 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 23:13:13.29 ID:Qq4xOeYDo
しばらく酒を呑みながら他愛もない話をしていると、彼は一枚のメモを取り出した


男「なんだそれ」

中華「これは中華料理のコツを記したメモ、その1だ」

男「そんなのあるんだ」

中華「ああ。折角だし君に進呈するよ」


男は中華の極意@を獲得した!


>>下1コンマ+10……男の【中華料理】
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/09(火) 23:14:10.67 ID:hgYiClG2o
ウェ
747 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 23:29:28.82 ID:Qq4xOeYDo
男の【中華料理】77


男「……ん……なるほど」

中華「なんか酔いがまた回ってきたね」

男「そうだな……ここで寝る訳にはいかないし、俺はもう部屋に帰るよ」

中華「うん。おやすみ」


こうして、異世界の休日は幕を閉じた
748 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/09(火) 23:36:12.24 ID:Qq4xOeYDo
本日はここまでです
ありがとうございました
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 00:40:33.17 ID:jWUH1ULDO
乙です
750 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 19:12:39.75 ID:YHOXuAKMo
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
【中華料理】77
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】269600
751 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 19:18:21.90 ID:YHOXuAKMo
〜翌日・陰週火曜日〜


一行はとりあえず屋台まで行き、店を開けた
そして、例の画家を探すための方策を考えていた


やる気「難しいっすねぇ……」

客「どうですか?」

男「……すみません。まだ分からないのです」

客「そうですか。やはりあなたの協力が要りますね?」


どうやら客は何者かを連れてきたらしい
あまり頼りにならなそうな男性だ
752 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 19:23:20.33 ID:YHOXuAKMo
氷魔「……あなたは……?」

画家見習い「僕は画家見習いです。今捜索されている方は僕の師匠なのです」

ぶりっ子「おお!これは良い助っ人ですねぇ!」

中華「……では、質問いいかな?」

画家見習い「はい」

中華「この絵は見るものによって見えるものが変わる。顎がしゃくれた女性、黒髪の女性、緑髪の女性だ。そういった身体的特徴があり、あなたの師匠と関係のある方に心当たりは?」

画家見習い「>>下1」
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 19:33:47.47 ID:3mI49+CH0
画家の世界では「幻の
モデル」として評判です
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/03/10(水) 19:34:10.42 ID:7gYfLZr/0
あの人は、基本人付き合いが出来ない人なので亡くなった女性をモチーフに描いていました
755 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 19:45:54.90 ID:YHOXuAKMo
画家見習い「画家の世界では「幻のモデル」として評判です」

男「幻のモデル?」

画家見習い「はい。遥か昔から、その時代を代表するような画家の前に現れ、その姿を描かせたと言われています」

やる気「そんなモデルがいるんすか!?」

画家見習い「はい……明らかに自然の摂理に逆らっているので魔物や悪魔の類ではないか、とそのモデルの描かれた絵がいくつも燃やされたこともあります」

男「だとすると……まずいな。魔物だか悪魔だかに客の親父さんは誘拐されたことになる」
756 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 20:19:36.95 ID:YHOXuAKMo
氷魔「……その絵の主題はその女性たちだとしたら……その居所を示す……背景……きっと、最低限です……」

男「そうだな。だが先日……その女性は湖にいると占ってもらったな」

ぶりっ子「ということは!おおまかな色味からでもおおよその位置は特定できますねぇ!」

やる気「なるほど!やるっすね!じゃあ向かうっすよ!」


一行は三度目の湖へと向かった
757 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 20:32:34.30 ID:YHOXuAKMo
背景の色彩は最低限のグラデーションで表されていた
しかし、そこからでもほのかな水の色と木々の緑を見てとることができた


中華「いくつかのそれっぽいポイントがあるから、そこに張り込もう」

やる気「了解っす!」


>>下1コンマ……発見判定

01〜40……全然分からない
41〜80……本人
それ以上で何かが起こる
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 20:36:22.97 ID:drqA357U0
759 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 20:52:01.87 ID:YHOXuAKMo
しばらく張り込んでいるが、それらしい人影はどこにも見当たらない


中華「いない……」


すると、見知らぬ男性がぶりっ子に話しかけてきた


???「おや、それは……!」

ぶりっ子「え?なんでしょうか?」

画家「君が持っているのは私の描いたラフ画じゃないか!」

ぶりっ子「ええぇぇぇっ!?」
760 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 21:00:30.34 ID:YHOXuAKMo
あまりの出来事だったが、とりあえず城下町まで同行を頼んだ
意外にもあっさり同意してくれたため、客のもとへと彼を連れ帰ることができた


客「おっ……親父!!」

画家「ん?どうしたそんな大声出して」

客「どうしたもクソもないですよ!急にいなくなって!」

画家「はは、悪い悪い。『幻のモデル』に呼ばれてな。ちょっとデッサンをしてた」
761 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 21:10:06.32 ID:YHOXuAKMo
そう言うと、彼は小さな額縁に入った女性の絵を見せる


客「はぁ……まぁ無事ならなんでもいいや」

男「いやぁ、良かったですね」

画家「君たちが私を探していたということかい?」

男「はい。そうですね」

画家「いやぁ、世話をかけたね。お代は代わりに私が出そう」


>>下1……報酬金(円換算1万以上)
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 21:11:46.16 ID:h0rvMWyOO
80000
763 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 21:26:31.28 ID:YHOXuAKMo
【ギルドの資金】349600

気前よく金銭を支払って、親子は帰っていった


やる気「やー……かつてない長期戦でしたね」

中華「うん。結局謎だらけだしね。依頼の達成条件を満たしただけに過ぎない」

ぶりっ子「まぁまぁ、いいじゃないですか!やるべきことはやったんです!」

氷魔「……ふふ……そうですね……」
764 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 21:33:50.57 ID:YHOXuAKMo
時刻は既に昼、日差しが眩しい時間帯だ


係員「すみません。私は本部ギルドの係員なのですが」

男「え、はい。なんですか?」

係員「実はあなた達ギルドを対象に合宿の話が挙がっているんです」

中華「合宿?スポーツギルドじゃないですよここ」

係員「いえ、あなた達の目下の目標は強くなることです。ですから、本部長さんが強化合宿に参加しないか、と」

ぶりっ子「費用はどんなもんですかぁ?」

係員「本部長の計らいにより、無償となっております」

やる気「それならいいんじゃないすか?」

氷魔「……ここは……ギルドマスター……どうしますか……?」

男「うーん……>>下1」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 21:35:44.15 ID:NpQ+VX4To
やろう
766 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 21:43:51.73 ID:YHOXuAKMo
男「やろう」

係員「分かりました!では明日、本部ギルド前まで来て下さい。それでは」


係員は帰っていった
大きな選択の余韻が、未だに彼を包んでいた


やる気「明日から合宿っすねぇ」

中華「そうだね。先日みたいに解決できない依頼を抱えると困るし、一旦店を休業させようか」

氷魔「……修行……苦手です……」
767 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 21:47:57.70 ID:YHOXuAKMo
ぶりっ子「そうですねぇ。私も汗臭いのは好みません。……ま、ギルドマスターが言うのですから異議はないですけどねぇ」

男「あはは……ごめんな」


店を閉めたが、まだ夕飯までは全然時間がある


>>下1……どこにいこう?

1.魔法道具店
2.武器屋
3.防具屋
4.王立図書館
5.闇市
6.教会
7.本部ギルド

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 21:50:58.94 ID:drqA357U0
6
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 21:53:07.73 ID:jWUH1ULDO
やる気 氷魔の3人
770 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 22:10:43.62 ID:YHOXuAKMo
男、やる気、氷魔の三人は城下町にある教会を訪れていた


男「ここが教会か」


教会は、よくイメージするような分かりやすい教会だった

三角の屋根、置かれたパイプオルガン、控えめな庭園、並べられた長椅子と神の像。間違いなく教会だろう


氷魔「……清廉な……空気ですね……」

やる気「やっぱ神ってのはいるんだって、こういう所に来ると思うっすね」
771 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 22:22:48.68 ID:YHOXuAKMo
シスター「おや、よく参られましたね。祈っていかれますか?」

男「そうだな。祈らせてもらおう」


よく見ると、奉られている神像は転生の際に自分の前に現れた神だった
指パッチンもろくに出来ないクセに奉られているのか。そう思いながら祈り始めた。

……声が聞こえる。


女神「今、あなたの脳内に語りかけています」

男(………………そ)

女神「もっと興味を持ちなさい!……何か、質問があれば答えてあげてもいいですよ?」

男(>>下1)
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:29:18.68 ID:mhUOGTnOO
>>8

俺を救世主へと鼓舞させたのはお前の仕業か
773 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 22:36:41.48 ID:YHOXuAKMo
俺はまず、あるときのことを思い出した。
それはあの丘の上から世界を眺め、救世主になろうと誓ったときのことだ


男(俺を救世主へと鼓舞させたのはお前の仕業か)

女神「……ふふ。まさかそんなことはしません。確かに、あなたが魔王になるとか言い出したら困りますけど」

男(そうか……)

女神「それではもう時間です。ごきげんよう」


三人は祈りを済ませた
774 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 22:40:02.65 ID:YHOXuAKMo
男・やる気・氷魔の【加護】10


やる気「ふー……随分熱心に祈ってたっすね?」

男「え、あ、俺?まぁな。神の声が聞こえた気がしてな」

氷魔「……へぇ……私も聞いてみたいですね……神の声……」


教会を出ると、もう夕方だった
しかし、まだ夕食まで時間はある


>>下1……どこにいこう?

1.魔法道具店
2.武器屋
3.防具屋
4.王立図書館
5.闇市
6.教会
7.本部ギルド

>>下2……何人で行く?(その内訳も)
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:49:27.74 ID:E3l5VHCz0
2
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 22:55:49.36 ID:drqA357U0
3人
やる気とぶりっ子
777 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/10(水) 23:05:24.66 ID:YHOXuAKMo
本日はここまでです
ありがとうございました
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:11:33.34 ID:vszLuVTD0
乙!
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/10(水) 23:12:06.45 ID:drqA357U0
乙乙
780 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:08:09.62 ID:4tRGF9nXo
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
【中華料理】77【加護】10
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12【加護】10
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22【加護】10
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】349600
781 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:11:10.27 ID:4tRGF9nXo
男は、未だに武器を持っていないやる気とぶりっ子を武器屋へと連れてきた


店主「らっしゃい」

男「うす。今日はこの二人の武器を見繕ってやりに来たんだ」

やる気「どうもっす」

ぶりっ子「最近色々物騒ですし、武器は必要ですよね」
782 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:14:37.47 ID:4tRGF9nXo
武器には剣、槍、杖、ハンマー、クロスボウ、ガンがあります

剣は攻撃の威力が上昇し、唯一盾も同時に装備できます

槍は攻撃の威力が大きく上昇します

杖は魔法の威力や消費MPなどに関わります

ハンマーは槍以上に攻撃の威力が大きく上昇しますが、自分の【素早さ】が相手の【素早さ】を下回っている場合回避されることがあります

クロスボウは少し攻撃の威力が上がり、相手から狙われにくくなります

ガンはクロスボウ以上に攻撃の威力が上がり、狙われにくくなりますが、故障のリスクと一度に込められる弾薬に制限があり、戦闘力に込め直すのには1行動を消費します

>>下1……ぶりっ子の購入する武器
>>下2……やる気青年の購入する武器
(ぶりっ子は現在盾を装備しているため、剣以外を購入すると盾が外れます)

〜剣〜
ショートソード(5000円)
ブロードソード(20000円)
ドラコンキラー(50000円)

〜槍〜
ビギナーランス(5000円)
ボーンランス(20000円)
スパイラルランス(50000円)

〜杖〜
ひのきのぼう(5000円)
スフィアロッド(20000円)
ホークワンド(50000円)

〜ハンマー〜
トンカチ(5000円)
鉄塊(20000円)
ノッキングハンマー(50000円)

〜クロスボウ〜
ライトボウ(5000円)
狩猟クロスボウ(10000円)
ストレングス・ストリングス(50000円)

〜ガン〜
フリントロッカー(5000円)
ピストル(10000円)
シードライフル(50000円)
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 19:34:28.75 ID:V0o3jaOP0
ドラゴンキラー
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 19:37:32.62 ID:wPYs8CLe0
スパイラルランス
785 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:47:15.23 ID:4tRGF9nXo
ぶりっ子のスキルで50000→40000
【ギルドの資金】269600

ぶりっ子はドラゴンキラーを、やる気はスパイラルランスを購入した


店主「まいど!いやーおたくら、いい武器を買っていくね!」

男「高い武器は大体強いですからね」

ぶりっ子「私はそれよりも、この刀身の綺麗さに惹かれましたよぉ」


ドラゴンキラーは竜の鱗による守りを貫通するための特殊な形の刀身になっており、
その形に合わせた装飾がなされている
786 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:51:17.54 ID:4tRGF9nXo
やる気「なるほど。確かにそっすね!俺っちもこの槍の形状が好みなんすよ!」


スパイラルランスは先端が渦を巻くような形になっている
ネジのように、深く刺すための工夫だ


店主「確かに、中々面白い形をしているよなぁ」

やる気「ドリルは漢のロマンっすからね!」


そんなやり取りの後、一行は武器屋を後にした
そろそろ夕飯なので、素早くギルドハウスへと帰った
787 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:55:08.91 ID:4tRGF9nXo
帰ってすぐに夕飯が始まった
男はいつものように食事を摂りながら聞いた


男「合宿、って言うけどさ。どこ行くのかね?」

ぶりっ子「はいはい!私南国のリゾートがいいですぅ!」

やる気「いやいや、合宿といえば山!悠久の自然の中で己を鍛えるんすよ」

氷魔「……私は……寒冷地帯がいい……ですね……」

中華「どこでもいいけど、厨房があると嬉しいね」
788 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 19:58:50.01 ID:4tRGF9nXo
若干脱線した夢物語に花を咲かせ、
その日の食事は終わった


男「なんか、遠足の前日みたいな気分だ」

中華「遠足?」

男「ああいや、なんでもない」


この世界に遠足というものはないらしい。
それもそうか、外に出れば魔物に襲われるリスクも半端ないだろう。

まだ就寝までは時間がある


>>下1……何しよう?
1.中華と料理の後始末をする
2.やる気青年の部屋を訪ねる
3.氷魔の部屋を訪ねる
4.ぶりっ子の部屋を訪ねる
5.自由安価
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 20:01:48.44 ID:0wtZy1RDO
3
790 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 20:43:26.26 ID:4tRGF9nXo
男は、一日ぶりに氷魔の部屋を訪ねていた
ドアをノックすると、今日は声が返ってきた


氷魔「……入って……いいですよ……」


許可が取れたので、部屋に入ることにした


男「お邪魔しまーす……俺のこと入れてもいいのか?」

氷魔「……この前、部屋の掃除をしてくれましたからね……」
791 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 21:19:07.92 ID:4tRGF9nXo
男「そうか……今日はあまり散らかってないな」

氷魔「……迷惑……かけちゃいましたから……」

男「別に気にしなくてもいいんだけどな」

氷魔「……これ、あげます」


氷魔は謎の本を渡してきた
何やら沢山の付箋が挟まっている


男「これは?」

氷魔「氷魔法……基礎の魔導書です」
792 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 22:00:33.85 ID:4tRGF9nXo
男「へぇ。じゃあ読ませてもらおうかな」

氷魔「……うん……なにか分からないことがあったら……質問して下さいね……」


魔導書を読む。
付箋に色々と解説がなされており、読みやすい
魔力は足りていないが、これなら簡単に覚えられそうだ


男は氷魔法を習得した
793 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 23:01:27.60 ID:4tRGF9nXo
氷魔法を習得した男は礼を述べ、部屋に帰って寝た

〜翌日・陰週水曜日〜


一行は朝起きて朝食を摂り、そのままギルド本部へと向かった


係員「お!来ましたね!さぁさぁどうぞ、ここに馬車があります」

男「そういえば、合宿ってどこでやるんですか?」

係員「>>下1」
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/03/11(木) 23:05:52.65 ID:z6Tq55ES0
拠点にしやすい廃村地でやるよ
795 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 23:34:58.28 ID:4tRGF9nXo
係員「拠点にしやすい廃村地でやるよ」

男「なるほど……」

係員「まぁインフラが完全に死んでる訳じゃないから水は出るし清潔な居住スペースもあるよ」

ぶりっ子「それなら問題ないですね」

やる気「じゃ、馬車に乗るっすよ!」


一行は馬車に乗り、廃村地へと向かった
796 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/11(木) 23:39:07.62 ID:4tRGF9nXo
低浮上でしたが本日はここまでです
ありがとうございました
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 03:59:39.10 ID:BHrLEQiK0
おつおつ
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 06:07:57.78 ID:JtlvZufa0
799 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:06:54.04 ID:iDM8S1JLo
・男
【筋力】37【顔面】50【素早さ】103【料理】91【MP】38
【中華料理】77【加護】10
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
武器:ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法 闇魔法
(経験値10/14……レベル5)

・中華
【中華料理】99【筋力】37【素早さ】??+9【顔面】56
(MP決定のとき+6補正)【運命力】29
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
武器:ボーンランス
防具:オブシディアンアーマー
(経験値0/14……レベル5)

・氷魔【筋力】??+10【MP】106【料理】37【素早さ】??+7【顔面】12【加護】10
『消費MP1/2』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミッドナイトローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法
(経験値6/17……レベル8)

・やる気
【筋力】105【MP】95 【顔面】16 【素早さ】??+22【加護】10
武器:スパイラルランス
防具:オブシディアンアーマー
習得魔法:回復魔法
(経験値2/14……レベル5)

・ぶりっ子
【筋力】50 【HP】??+1【MP】99【顔面】38【素早さ】??+8
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
武器:ドラゴンキラー
防具:タワーシールド
習得魔法:氷魔法
(経験値9/15……レベル6)

【ギルドの資金】269600
800 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:12:17.95 ID:iDM8S1JLo
暫く馬車に揺られ、一行は廃村地までやってきた

馬車から降りると、そこは当然廃村だった。
全体的にちょっと不潔な感じが漂う、木材の演出する不安感が充満する空間だった。
じめっとした建物の間からは、水の腐った臭いがする。


係員「ついてきて下さい」


係員は廃村の中央部へと向かった


男「……気分が悪い所だなぁ」

中華「確かにね」
801 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:18:32.95 ID:iDM8S1JLo
ぶりっ子「まったくですよ。こんなところにデートで連れてこられたら即破局ですぅ」

やる気「……ん?なんか見えてきたっすよ?」


村の中央には、それなりの大きさの洋風の家がある
村の寂れた出で立ちに対し、この家は整備されている感じがあった


係員「ここが、今回合宿で君たちが宿泊する家だ。メイドさーん!?」

メイド「はーい!」

氷魔「……わ……本物のメイドです……」


家からは快活な表情のメイドが走って出てきた
802 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:26:14.27 ID:iDM8S1JLo
係員「それじゃあ紹介しよう。彼女がこの家の管理や清掃をしてくださるメイドさんだ」

メイド「ど、どうも!皆さんなかなか骨のありそうな顔してますね!よろしくお願いします!」

やる気「ども!よろしくっすー」

中華「……周り、本当に誰もいないようだけど……もしかしてメイドさんはこの為だけに来てくれたんですか?」

メイド「へ、そうですけど……」

男「俺が『やろう』と言わなかったらすごい徒労を味わってたってことか……」

メイド「べべ、別に気にしないで下さい!私、プロですから!」
803 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:32:58.97 ID:iDM8S1JLo
その後、一同は食堂に集められた
食堂には全員が囲める長テーブルがあり、
一同はそこに座っている


ぶりっ子「で、合宿ってどんなことやるんですかぁ?」

係員「えー、それは……「ああ。私が説明しよう」

氷魔「……あなたは……確か……」

本部長「どうも、本部長だ」


彼はどうやらちょうど今ここに到着したらしい
804 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:38:15.52 ID:iDM8S1JLo
係員「そうですか……では私はここら辺で失礼します」

本部長「うむ。気をつけて帰りたまえ」


係員と入れ替わり、本部長が席についた


男「それで、合宿の内容は……」

本部長「それだが、荒れた村の整備をしたり、ギルドから回ってくる仕事……クエストという奴だ。それを私が選別したものをやって貰ったりするだろう」

やる気「基礎鍛練とかはやるんすか?」

本部長「もちろん。毎日ちょっと時間を取ってやってもらうよ。だが、今日やってもらうのはそのどれでもない」
805 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 19:42:05.78 ID:iDM8S1JLo
そして、なんやかんやあって、今俺たちは山道に居ます。


ぶりっ子「ほんとありえない……何のために山登りをしなきゃいけなんですかぁ……」

中華「山頂の社にお参りをしてこいと言われたけれどね……結構ハードな山道だ」

氷魔「……!……なんかいますよ……」


山道の脇、茂みに何かの気配を感じる。
そしてそれは今、こちらに向かって飛び出してきた!

>>下1……飛び出してきたもの
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 19:43:06.99 ID:EM6rPeQUO
熊みたいなサイズのイノシン
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/12(金) 19:44:22.24 ID:UHFS871yO
すまんイノシシやったわ
808 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2021/03/12(金) 20:22:06.43 ID:iDM8S1JLo
猪「キュオオオオッ!!」

男「いっ、猪!?」

中華「でかい……!」

やる気「来るっすよ!」


戦闘開始!
男の【素早さ】103 猪の【素早さ】90(戦闘開始後は45)


男「よし!それじゃあかますぞ!」

氷魔「……はい……!」

ぶりっ子「え!?男さんも使えるんですか!?」
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