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【安価】上条「とある禁書目録で」挟美「仮面ライダー」【禁書】
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 20:55:27.23 ID:qInmYNg6O
- 出る予定の選手が体調を崩したから代打にって
- 241 :1 [saga]:2021/02/09(火) 21:43:06.50 ID:QHsURTe10
- 上里「せっかく良い腕してるんだから、大会で披露してほしいってね」
小牧「そりゃそうしてほしい気持ちは絶対ありますよ」
小牧「天然理心流の免許皆伝を為し得た、本気の腕前を見せてくださいね!」
上里「・・・うん。そうさせてもらうよ」コクリ
上里「(名前が知られると学校に行ってない事がバレたら大変だと思って)」
上里「(予選で落ちようと思ってたけど・・・つい血が騒いでしもうたなぁ・・・)」
小牧「負けませんよー!上里さん!」
上里「・・・ぼくの方こそ、負けるつもりはないよっ」クスッ
「あの・・・君が、上里翔流君かな?」
上里「え?あ、はい。そうですが・・・?」
昭府「私の名は山城昭府。同じ準々決勝に進んでいるんだが」
http://i.imgur.com/5P2LKPe.jpg
小牧「あ、あぁ!確か、次の準々決勝で名荷原さんと対戦するあの山城さん!」
上里「ぼくも気付きませんでした。・・・えっと、ぼくに何か?」
昭府「・・・単調直入に言おう。上里翔流、君に勝負を申し込む」
上里「・・・はい?」
小牧「・・・(昭府だけに?)」プフッ、プルプル
上里「>>241」
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 21:46:54.83 ID:qInmYNg6O
- 雑意感知って特撮とか少年漫画だと守られる側のヒロインとか持ってそうな能力だよね…
構いませんけど正面から宣戦布告なんてなかなかかっこいいですね…フフッ
- 243 :1 [saga]:2021/02/09(火) 22:05:22.94 ID:QHsURTe10
- 上里「・・・構いませんけど、それよりまず名荷原君と対戦して勝たなければいけませんよ」
昭府「無論、わかっている。私が勝ち残った時には、申し込みを受けてくれるか?」
上里「・・・いいですよ。小牧さんには苦戦を強いられるとは思いますが」
上里「決勝戦で会いましょう」
昭府「・・・感謝する」ペコリ
小牧「(あ、勝負吹っ掛けてきたから癖のある人かと思ったけど、結構良い人かも)」
上里「ええっ。・・・真正面から宣戦布告なんて、決闘みたいですね」フフッ
昭府「私にとっては、間違いなくその通りなんだがな」
昭府「・・・では、失礼する」ペコリ
―スタスタ・・・
小牧「・・・うーん、何かお殿様に仕える侍みたいな感じの人でしたね」
上里「あの手は、間違いなく剣道家としての誇りを持ってる人だよ」
上里「ぼくと何故勝負するのかはわからないが・・・今、血が滾ってきてる」
小牧「>>244」
>>242 だけど1対1でないと対象絞れないのが難しいってとこでせうね。
護衛とかスパイ対策とかにならまぁ、能力的に申し分ないと思うでせうが
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:19:10.80 ID:fZhNypG+O
- 少年漫画的に言えば本能って奴だと思いますよ、強い人と戦うってワクワクするじゃないですか
そういう気持ちです
- 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:19:41.19 ID:qInmYNg6O
- 同じ志を持つ人なんじゃないですか?
正義とか思いとか色々背負ってるんですよキッも
- 246 :1 [saga]:2021/02/09(火) 22:24:34.22 ID:QHsURTe10
- 今日はここまで
おやすみなさいませー
次回、名荷原君は長槍で昭府と勝負します。昭府と勝負します
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:26:27.17 ID:qInmYNg6O
- おつおつー
こういう勝負って大事だよね
- 248 :1 [saga]:2021/02/10(水) 07:20:02.93 ID:RfzW810T0
- 小牧「少年漫画的に言えば本能ってやつだと思いますよ」
上里「本能、か・・・」
小牧「同じ志を持つ人なんじゃないかと思いますし」
小牧「強い人と戦うってワクワクするじゃないですか」
上里「まぁ、確かにそうだね」クスッ
小牧「もしかしたら風紀委員やってて、正義とか色々背負ってるんですよ、きっと」
小牧「私だって上里さんと対戦できるんですから、そういう気持ちになるのはわかります」
上里「そっか。うん・・・ぼくもきみと対戦するのは楽しみだから」
上里「同じ気持ちになっているよ」クスッ
小牧「それは嬉しいですね。真剣勝負に待ったはありませんから」
小牧「全力でいかせていただきますよ、上里さん!」
上里「うんっ。わかった」コクリ
上里「>>249」
- 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 07:22:10.40 ID:ZqOK7e7dO
- 僕も本気でそれに答えてみせるよ
- 250 :1 [saga]:2021/02/10(水) 19:43:47.92 ID:dBm1za9z0
- 上里「ぼくも本気でそれに答えてみせるよ」ニコリ
小牧「よろしくお願いします!」
上里「さて・・・それじゃあ、控え室に戻って準備をしてくるよ」
小牧「そうですね、私もそうしましょう」
-玄龍武道館 控え室-
上里「・・・」タプタプ
上里「あった。山城昭府・・・」
上里「(一昨年あったこの大会で優勝してるんだ・・・去年は出てなかったみたいだけど)」
上里「(侮れない相手だな・・・)」タプタプ
上里「(優勝での決め手は小手一本。開始して僅か数秒で終わってる・・・)」
上里「(相手が動こうとした瞬間を狙って、下からの出小手で一本取ったのか)」
上里「(なら、小手に対する技で狙うしかないな・・・)」
上里「(>>251)」
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 19:49:43.36 ID:8T1nrjqZo
- 彼が小手を打つよりも速く面を決めるしかない
出小手は本当に厄介、何をされたかわかりませんでした
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 19:51:15.95 ID:lE9YMB+xo
- 素早く動いて胴を狙うか、それとも突きとか
- 253 :1 [saga]:2021/02/10(水) 20:56:56.58 ID:dBm1za9z0
- 上里「(彼が小手を打つよりも速く面を決めるしかない、って思ったけど・・)」
上里「(出小手で来るのだけは苦手なんだよね、ぼく・・・)」
上里「(素早く動いて胴を狙うか、それとも突きで小手を打たさないようにするか・・・)」
上里「(どちらにせよ、打開策はぶっつけ本番になるな)」
上里「(・・・それに、まずは小牧さんとの対戦に集中しないと)」
上里「(小牧さんの得意な技は堂々の面。それで対戦した相手全員から一本取ってる)」
上里「(この剣道でのルールは学園都市特有で、能力を使ってもいいから)」
上里「(小牧さんは透明になれるはずだけど・・・あえてそれをしないで勝ち残ってきた)」
上里「(真っ直ぐな意志があるからこそ、あの堂々とした面を叩き込めるんだろうな)」
―コンコンッ
「上里君、会場へお願いします」
上里「あ、はいっ」コクリ
上里「(>>254)」
>>251 >>1は剣道の経験皆無でせうが小手が1番難しそうだと思ってますを
- 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 21:05:22.45 ID:XYawT/17O
- 今は目の前の勝負に集中しよう
剣道は奥深い
小手警戒して面ねらったら胴くらったりつばぜり合いから相手の竹刀をあげて胴狙ったり
- 255 :1 [saga]:2021/02/10(水) 21:27:06.28 ID:dBm1za9z0
- 上里「(今は目の前の勝負に集中しようっ)」
上里「・・・おしっ!やったるかっ」
-玄龍武道館 観客席-
―ワイワイ ワイワイ
上条「あっ。府蘭、去鳴!」
去鳴「ん?おー!上条じゃん、久しぶりじゃね?」
府蘭「私はさっきぶりですね。もうすぐ始りますよ」
上条「ああっ。2組で最初に対戦するのは・・・山城と名荷原だな」
上条「なんか、長槍がどうとかって聞いたけど・・・」
府蘭「そうですよ。名荷原さんは竹刀ではなく長槍で出場しているんです」
去鳴「その名荷原って奴、私らの弟子の友達なんだよねー」
上条「弟子?」
府蘭「はい。少し前に、鷹田杳子という女の子をライダーにしてあげまして」
府蘭「私と去鳴で色々と教えてあげたことがあるんです」
府蘭「その時に3つベルトを創ったから、残りの1つをアイツに渡したって聞いたの」
上条「>>256」
>>254 読み合いしてるところが個人的に固唾を飲んじゃいますね
- 256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 21:31:30.99 ID:lE9YMB+xo
- 随分ノリというか理由が軽いというか…
でも素質があるって思ったんだろ?
なら期待できそうだな
- 257 :1 [saga]:2021/02/10(水) 21:46:03.84 ID:dBm1za9z0
- 上条「随分ノリというか理由が軽いというか・・・」
去鳴「それ、杳子にも言われたっしょ。いきなりすぎ、って」ケラケラ
上条「でも、まぁ・・・素質があるって思ったんだろ?」
去鳴「・・・うん。良い目はしてたし、ね?」
府蘭「はい」コクリ
府蘭「喧嘩慣れはしているようでしたので、飲み込みも早いですね」
去鳴「基礎基本をキチンと学べば、雑魚くらいなら余裕っしょ」
上条「なら、期待できそうだな。もしもの時は任せられそうだし」
去鳴「そうだね。・・・あ、始るっしょ」
―ドシドシッ・・・
名荷原@剣道着+防具「・・・」
―スタスタ・・・
昭府@剣道着+防具「・・・」
上条「いや、デケェな・・・長槍もマジで長いし・・・」
去鳴「>>258」
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 21:49:42.91 ID:zExTv5V6O
- デカイだけじゃないっしょ、しっかり決めてくれるし
- 259 :1 [saga]:2021/02/10(水) 22:12:49.91 ID:dBm1za9z0
- 府蘭「身長は180以上あるそうです」
去鳴「ま、デカいだけじゃ勝てないっしょ。槍じゃなくて長槍だから扱うのは難しいし」
去鳴「攻め込まれたらどう対処するのかが、勝負に影響するね」
上条「確かにあれだけ長いとどこにどう当てればいいのかわからなくなりそうだよな」
去鳴「まぁ、まず面を狙って振り上げた瞬間に懐で突きか胴」
去鳴「突くにしても横に振ったら竹刀で弾かれて戻せなくなって、同様に一本取られる」
上条「それでよく予選勝ち残ってきたな、名荷原って奴・・・」
府蘭「変身する仮面ライダーの名前はランスと言いますから」
府蘭「その名に恥じないよう、しっかり決めてもらいたいところです」
上条「そうか」
―パチパチパチッ!
昭府「・・・」タンタンッ
昭府「・・・」グッグッ
名荷原「・・・」トーンッ
名荷原「・・・」キュッキュッ
昭府・名荷原「「・・・」」ペコリ
昭府・名荷原「「・・・」」スッ
「始めっ!」
昭府・名荷原「「っ!」」バッ!
偶数-+― VS <――奇数
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 22:16:43.06 ID:zExTv5V6O
- やー
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 22:16:52.66 ID:IPtYfnbyO
- あ
- 262 :1 [saga]:2021/02/10(水) 22:57:37.98 ID:dBm1za9z0
- ―ビュオンッ! ブンッ!
昭府「ッ!」
―バシィッ!
名荷原「ッ!」
―ギュインッ!
名荷原はその長身を活かして、長槍を斜め下から振い上げて胴体を狙った。
昭府は前進しながら竹刀で弾き返し、そのまま名荷原へと近付いていく。
長槍の柄を握っている手を名荷原は目一杯伸ばし、中間より少し後ろの方を握ると
振う部分が短くなる。
そうして後退していき、白線のギリギリまで立つと先程よりも素早く長槍を振って
再び昭府の胴体を狙った。
―バシィッ!
昭府「ッツァアア!」
―ダダダダッ!
名荷原「ッ!?」
―ビュンッ! ギュインッ!
―バシィッ!
昭府は身体を振われてきた長槍の方へ向けて、真正面から受け止める。
弾き飛ばすと同時に、一気に名荷原へと接近していってそれを止めようとしてくる
名荷原の2振りを同じ要領で受け止めた。
今度は力一杯弾き返して、大きく1歩踏み出すと名荷原の手目掛けて竹刀を上から
撓らせるように振った。
―バシィッ!!
昭府「小手ぇッ!」
―バッ
<<<<<おぉおおおお〜〜〜〜〜っ!!
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
上条「当たったのか今!?見えなかったぞ!?」
去鳴「いや、当たってた。突きの中間ぐらいの軌道でお得意の小手で一本取ったっしょ」
府蘭「>>263」
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/10(水) 23:08:00.07 ID:8T1nrjqZo
- は、早い…本当に目にも止まらない速さ
- 264 :1 [saga]:2021/02/10(水) 23:50:00.55 ID:dBm1za9z0
- 府蘭「それにしても、は、速かったですよ・・・」
府蘭「本当に目にも止まらない速さで・・・」
上条「あれと上里か小牧がやり合うのか・・・」
去鳴「多分だけどお兄ちゃんはスマホでどんな人か調べてるっしょ」
去鳴「相手をよく知る事こそ勝負の鍵になるって教えられてるからね」
上条「なるほどなー・・・」
去鳴「・・・まぁ、まずは小牧との対戦だね」
府蘭「はい。彼女の腕前は翔流も認めていますからね」
府蘭「苦戦はするでしょうね。同じ剣で戦うライダーですから」
上条「だろうな。・・・ちなみに2人は勝つって思ってるよな?」
去鳴「>>265」
府蘭「>>266」
- 265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 00:17:44.45 ID:kfFZDRA7O
- もちろんっ!サソードの戦いかたを省みてもみても絶対に勝てるっしょ
- 266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 07:04:13.60 ID:dIHmSJRko
- 負けるわけは無いと思いますが、成長株が予想以上の強さっていうのはありますからね
- 267 :1 [saga]:2021/02/11(木) 07:50:36.38 ID:d9c6r9980
- 去鳴「もちろんっ!サソードの戦い方を省みても絶対に勝てるっしょ」
府蘭「負ける訳は無いと思いますが・・・」
府蘭「成長株が予想以上の強さっていうのはありますからね」
上条「確かにそうだよな。小牧も色々と修羅場くぐり抜けてきたって聞いたし」
上条「上里の奴、油断はしないと思うけど負けないでほしいな」
去鳴「ねっ。まぁ、翼さんとの勝負では勝ってたから腕は鈍ってなさそうだったよ」
上条「翼?」
府蘭「ほら、シンフォギアを纏って戦っていた、青い髪の女性ですよ。本名は風鳴翼さんといいます」
上条「ああっ、響と同じ世界から来てたアイツのことか」
上条「剣で戦うって聞いてたけど、上里と勝負したことあるのか」
去鳴「うん。実家に帰省してる時にこっちに来て、手合わせでもどうだ?って流れでね」
府蘭「>>268」
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 07:55:52.43 ID:dIHmSJRko
- なかなかだったっしょ、まさかあそこまで対等だったのはビックリだったけど
- 269 :1 [saga]:2021/02/11(木) 09:55:04.68 ID:d9c6r9980
- 府蘭「中々の勝負でしたね。まさか、あそこまで対等だったのはビックリでしたが」
去鳴「まぁ、翼さん見るからに出来る感じがしてたってお兄ちゃん言ってたし」
上条「戦える奴らからは何かしら感じるよな。こう、強そうって思ったりとか」
府蘭「わかります」
去鳴「でも、力量差が圧倒的でもお兄ちゃんは逃げないんだよね」
去鳴「負けても何で負けたのかを確かめて、次に活かせることができるからって」
上条「へぇ・・・おっ。上里と小牧が出てきたな」
―パチパチパチッ!
去鳴「お兄ちゃんがんばれーーっ!!」
府蘭「頑張ってくださーーいっ!」
上里「・・・」ターンターンッ
上里「・・・」キュッキュッ
小牧「・・・」ピョンピョンッ
小牧「・・・」グッグッ
上里・小牧「「・・・」」ペコリ
上里・小牧「「・・・」」スッ
「始めっ!」
上里・小牧「「っ!」」バッ!
2回判定
偶数 上里-+― VS ―+-小牧 奇数
↓2まで(コンマが高い安価で決定(ゾロ目で1本取り))
- 270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 09:57:00.44 ID:dIHmSJRko
- りゃっ
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 09:57:07.38 ID:8FOAOQSVO
- ほい
- 272 :1 [saga]:2021/02/11(木) 10:29:28.61 ID:d9c6r9980
- ―ダンッ!
小牧「タァァアアアアッ!!」
上里「ッ・・・!」
―バシッ!
小牧は先手必勝とばかりに立ち上がるや否や、前進して得意の面を狙い竹刀を振い上げた。
振い下ろしてきた竹刀を上里は横向きになるよう構えて防ぐ。
そして握っている自分の竹刀で押し退けると、弾いた竹刀で小牧が防がせるように弾いた
方向から胴に叩き込もうとする。
―グルッ
―ダンッ!
小牧「!?」
上里「面ッ!!」
―バシィッ!!
後退した小牧は竹刀を腰元まで下ろし、防ごうとしていたが上里はそこへ叩き込まなかった。
何故かというと、上里は竹刀を振っている際に手首を捻らせて強引に竹刀の軌道を変え
小牧が竹刀で防いでいない側から、胴を叩き込んだからだ。
<<<<<おぉおおおお〜〜〜〜〜っ!!
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
小牧「(い、今どうなったの・・・!?)」
上里「(上手くいった!おしっ・・・)」
上条「・・・何がどうなったんでせう?」
去鳴「簡単に説明するとね?まず竹刀を弾いて、そこに胴のフェイントを入れたの」
去鳴「で、胴を入れようとしてる最中にこうしてる手を裏返して」
去鳴「ガードできない側で胴を一本取ったっしょ」
府蘭「普通ならまず力が入らないですけど、前進した勢いで叩き込めたんですね」
上条「>>273」
- 273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 10:36:08.26 ID:8FOAOQSVO
- 勢いまで考えてってやるな…
俺なんか無我夢中にやりそうだ
- 274 :1 [saga]:2021/02/11(木) 10:42:39.97 ID:d9c6r9980
- 上条「勢いまで考えてってやったのか・・・俺なんか無我夢中にやりそうだ」
去鳴「で、竹刀掴んで反則負けになるんじゃね?」
府蘭「あー」
上条「さ、流石に上条さんでもそんなルール違反はしないでせうよ」
上条「大体、竹刀握ってるんだしさ」
去鳴「わからないよー?人間って反射的に防衛本能が働くんだし」
去鳴「それこそ色々と修羅場潜ってきた上条なら、大いにやるかもしれないっしょ」
上条「・・・そこまで言うかぁ?」タラー
府蘭「残念ながら私も同意見でして・・・」
上条「さいでせうか・・・」ガックリ
去鳴「まぁ、それはそれとして。これで決勝戦進出っしょ!」
府蘭「はい。まずは一安心できましたね」
上条「>>275」
- 275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 10:47:27.12 ID:8FOAOQSVO
- 小牧を一蹴できたが決勝はどうなるだろうな
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 10:48:01.91 ID:Km9bgmxXO
- 小牧もこれでまた強くなるかもな…
もっと努力しそうだしな
- 277 :1 [saga]:2021/02/11(木) 11:17:06.81 ID:d9c6r9980
- 上条「これで、小牧もまた強くなれるといいな」
上条「今よりもっと、努力して上里と渡り合えるくらい強くなれそうだぜ」
去鳴「だねー。てか、そもそも剣道はルールがあっての勝敗だし」
去鳴「ルール無しのガチだったらわからないっしょ」
上条「ガチはダメだろ・・・やり合う理由がないんだしよ」
府蘭「わかりませんよ?敵に操られてだとか、暴走してだとか」
去鳴「まっ、そもそもウチの系統では暴走するタイプのは無いから安心して?」
上条「そか・・・」
『小休止といたします』
去鳴「休憩だって。杳子荒れてないかなー」タプタプ
府蘭「少しお手洗いに行ってきます」
上条「ああっ。・・・にしてもマジで決勝戦、どうなるんだろうな」
-玄龍武道館 通路-
小牧「おみそれしました!」ペコリ
上里「そんな、頭を上げなよ。小牧さん」ポンッ
小牧「>>278」
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 11:26:23.83 ID:dIHmSJRko
- 正直何がどうなったか目で追いきれなくて…
私自身まだまだって痛感しました
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 11:27:04.41 ID:Km9bgmxXO
- 悔しさよりも呆気にとられたっていうのが正直な気持ちです
- 280 :1 [saga]:2021/02/11(木) 11:47:55.99 ID:d9c6r9980
- 小牧「正直何がどうなったか目で追いきれなくて・・・」
小牧「悔しさよりも呆気にとられたっていうのが正直な気持ちです」
上里「まぁ、意表を突いての技だからね」
上里「ぶっつけ本番で編み出したんだけど・・・上手くいってよかったよ」
小牧「えー、マジですかー・・・」
上里「臨機応変にどう仕掛けるか考えるのも、勝負には欠かせない戦術だからね」
小牧「・・・やっぱりすごいですね、上里さんって」クスッ
小牧「私自身まだまだって痛感しました・・・」
上里「そんなことないよ。あの面はやっぱり少しでも反応が遅れてたら」
上里「受け止めることはできない一振りだったよ」
上里「あの技を思いつかなかったら、負けてたと思うな」クスッ
小牧「・・・はい。次こそは、負けませんよ!」ニコリ
上里「>>281」
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 11:53:58.96 ID:dIHmSJRko
- うん、僕も次も勝てるように腕を磨くから楽しみにしてるよ
- 282 :1 [saga]:2021/02/11(木) 12:02:07.58 ID:d9c6r9980
- 上里「うんっ。ぼくもまた次に相手をする時まで、腕を磨いておくから」
上里「楽しみにしているよ」ニコリ
小牧「はいっ!・・・そろそろ出番ですね」
小牧「山城さん、一筋縄ではいかなさそうな相手みたいですから気をつけてください」
上里「もちろんそうするよ」
上里「あの小手に対抗する対策は・・・まぁ、それなりにあるけど」
上里「勝ってみせるよ」
小牧「応援してますよ!ファイトです!」
上里「うんっ!」
「上里君、準備お願いします」
上里「はい!・・・おしっ!」
『ただいまより競技を再開します』
―パチパチパチッ!
上里「・・・」
昭府「・・・」
上里・昭府「「・・・」」ペコリ
上里・昭府「「・・・」」スッ
「始めっ!」
上里・昭府「「っ・・・!」」バッ
2回判定
偶数 上里-+― VS ―+-昭府 奇数
↓2まで(コンマが高い安価で決定(ゾロ目で1本取り))
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 12:12:23.92 ID:dIHmSJRko
- ほい
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 12:12:27.17 ID:Km9bgmxXO
- あ
- 285 :1 [saga]:2021/02/11(木) 12:31:56.17 ID:d9c6r9980
- 上里「・・・」
―ザッ
昭府「・・・」
―キュッ キュッ・・・
―ダンッ!
昭府「小手ぇッ!」
上里「くっ・・・!」
―バシッ! バチィッ!
上里が一歩前進すると、昭府も前進すると同時に早速出小手を打とうとしてきた。
それに上里は咄嗟に竹刀の剣先を下ろしたまま弦から柄までを持ち上げて受け止める。
昭府の打ってきた竹刀は鍔に引っかかって小手を阻止することができた。
そのままお互いに竹刀を重ねたまま、試合場の中央から右端へ移動していった。
昭府「ツァァアアッ!」
上里「(出小手!早速やな!)」
昭府「ハァアアアッ!!」
―ダンッ! ダンッ!
―ブンッ!
上里「っ!」
―バシッ!
昭府は足音と大きく立てて、フェイントをかける。それに上里は反応しなかったが
次も大きく音を立てると、それに合わせて前進してきた。
面を打ってくると判断した上里は竹刀を突き出して、竹刀を受け止める。
2回判定
偶数 上里-+― VS ―+-昭府 奇数 1
↓2まで(コンマが高い安価で決定(ゾロ目で1本取り))
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 12:45:30.90 ID:dIHmSJRko
- ろい
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 12:45:34.41 ID:Km9bgmxXO
- くらえ
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 12:52:35.12 ID:WWhHLyePo
- いけえ!
- 289 :1 [saga]:2021/02/11(木) 13:45:49.05 ID:d9c6r9980
- 上里「どおーーっ!!」
―バシィッ!
昭府「くぅっ・・・!」
上里「(これを防ぐかっ・・・!)」
離れた瞬間に上里は、小牧から一本を取った戦法を昭府に仕掛けた。
しかし、手首を捻らせて胴を狙って叩き込もうとしたが、それを昭府は身体の向きを
変えて真正面から受け止める。
上里は後退し、一度離れてどう攻め込むかの戦法を見出そうとする。
上里「(ここは誘って、小手を打たせるか)」
昭府「(やはり強い・・・見込みは間違っていなかったな)」
―キュッ キュッ・・・
上里「(次で決める!)」
昭府「(今度は打ち取る・・・!)」
勝負
1 偶数 上里-+― VS ―+-昭府 奇数 1
↓2まで(コンマが高い安価で決定(ゾロ目で1本取り))
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 13:59:22.89 ID:WWhHLyePo
- はいや!
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 14:03:46.52 ID:qsKP4juDO
- や
- 292 :1 [saga]:2021/02/11(木) 14:39:30.60 ID:d9c6r9980
- 上里は上段霞の構えを取り、狙いを定める。
身体を横に向けたまま左手で竹刀を握り締めて、柄頭を右手の掌で支えていた。
それを見て昭府は、脇構えとなり上里へ躙り寄っていく。
霞の構えでなら、小手対策としてはこれが有利と思考を巡らせた上里は昭府が
近付いてきて、どう攻め込んでくるのか見極めようとしていた。
上里「・・・」
昭府「・・・っ!」
―ダンッ!
上里「ッエアアアッ!!」
―バシッ! バチィッ!
昭府「ッツアァアッ!」
昭府「小手ぇッ!!」
―ダンッ!
上里「面っ!!」
先に仕掛けたのは上里だった。
ガラ空きとなっている面を先に打とうとしたのだ。
それを察知した昭府は後退して、竹刀を斜めしたから上へ振うと上里の竹刀を受け止めて
鍔迫り合いとなる。
そのまま、試合場の中央へ移動していくと竹刀を重ねたまま上里が後退した。
すぐに構え直して再び、上段霞の構えを取ると一歩前進し上里は面を打とうとする。
昭府もまた脇構えとなり、上里が竹刀を振うタイミングに合わせて死角から竹刀を振った。
―バシィッ!!
上里「・・・っ」
昭府「・・・」
―バサッ
<<<<<おぉおおおお〜〜〜〜〜っ!!
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
上里「(・・・先に当てられたか)」スッ
昭府「・・・」
上里「(・・・ありがとうございました)」ペコリ
昭府「・・・」ペコリ
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
上里「(>>293)」
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 15:03:42.57 ID:qsKP4juDO
- 実力を出しきれたかはわからない
…わからないけど、今の僕がやれたのはこれが精一杯ってことだな
まだまだ腕が未熟だ
- 294 :1 [saga]:2021/02/11(木) 15:15:40.11 ID:d9c6r9980
- 上里「(実力を出しきれたかはわからない)」
上里「(・・・わからないけど、今のぼくがやれたのはこれが精一杯ってことだな)」
上里「(小牧さんと同じく、まだまだ未熟のようやね。ばあちゃん)」
上里「(もっともっと・・・鍛練せやあかんな)」クスッ
―スタスタ・・・
『ただいまより、閉会式を行ないます。一同、礼』
『成績発表並びに表彰。男子個人の部、優勝・・・山城昭府選手』
昭府「はいっ」
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
『準優勝・・・上里翔流選手』
上里「はい・・・!」
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
『第3位・・・牧上小牧選手』
『同位・・・名荷原弘見選手』
小牧「はい!」
名荷原「・・・」コクリ
―パチパチパチッ! パチパチパチッ!
どうする?orどうなる?
↓2まで
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 15:34:10.30 ID:qsKP4juDO
- 風紀委員で大会の警備も有ったからか小牧には黒子が、名荷原には応援に来た彼女が、上里には府蘭らがどうなったかそれぞれのパートナーが称えに来るものの1位ながら寂しく撤収する山城くんにペットボトルが投げつけられる
誰かと思って見るときやまてんてーの付添でたまたま来た雷斧ちゃん
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 15:35:02.78 ID:/rYVNuipO
- 道場破りならぬ大会破りが乱入
- 297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 15:36:16.92 ID:FDO3QBmHO
- 山城から声をかけられる表彰台組
正義を感じた一同とせっかくなのでと記念撮影
- 298 :1 [saga]:2021/02/11(木) 16:02:04.07 ID:d9c6r9980
- 上里「お疲れ様でした。皆さん」
小牧「いや〜、ホントにお疲れ様でしたね」
名荷原「・・・」コクリ
上里「さて・・・じゃあ、記者会見が始る前にぼくは失礼するよ」
小牧「え?あ・・・そ、そうですか。それなら仕方ないですね」
昭府「・・・待ってくれ、上里君」
上里「はい?」
昭府「せっかくだ。記者会見は関係無しに、記念撮影をしよう」
小牧「あ、いいですね!名荷原さんも一緒にどうですか?」
名荷原「・・・。・・・」コクリ
昭府「どうだろう?上里君」
上里「・・・わかりました。撮りましょう」ニコリ
上里「>>299」
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 16:11:52.73 ID:qsKP4juDO
- 意外とそういう記念撮影とか好きなんですか?
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 16:12:19.11 ID:Vzx1T4E6O
- 良いですね、来年以降もまた撮ったら面白そうですし
- 301 :1 [saga]:2021/02/11(木) 16:40:58.80 ID:d9c6r9980
- 上里「意外とそういう記念撮影とか好きなんですか?」
昭府「いや、別段そういった訳ではないが・・・」
昭府「君達ほどの強者と出会えたのに、何も思い出に残さないというのもなんだと思って」
小牧「確かにそうですね。じゃ、上里さんはお暇しないといけませんし」
小牧「ちゃちゃっと撮っちゃいましょう!」
名荷原「・・・」コクリ
小牧「じゃあ、撮りますよー」
―チカッ チカッ チカッ チカッ パシャッ パシャッ
小牧「オッケーでーす!皆さんの携帯に写メ送りますね」
上里「ありがとう、小牧さん」
昭府「すまない、お手数を掛けてしまった」
名荷原「・・・」ペコリ
小牧「いえいえ!皆さんと連絡を取り合えるようになったんですから」
小牧「嬉しい限りですよ」ニコリ
上里「そっか・・・それならよかった。それじゃあ、失礼するよ」
小牧「はい、お疲れ様でした!」
名荷原「・・・」ペコリ
昭府「・・・上里君」
上里「あ、はい?」
昭府「>>302」
- 302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 16:59:59.56 ID:qsKP4juDO
- ルールに則って戦ったから今回は勝てた、次こそ本気の君に勝てる様に腕を磨くから
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 17:00:56.23 ID:Vzx1T4E6O
- アレが君の守る人たちかい?
- 304 :1 [saga]:2021/02/11(木) 18:19:06.07 ID:d9c6r9980
- 昭府「今回は勝てたが・・・次に会う時はお互い、戦法を練って戦う事になる」
昭府「本気の君に勝てる様、また腕を磨くから楽しみにしているよ」
上里「・・・はい」クスッ
上里「来年までに、ぼくも強くなりますよ」
小牧「もちろん私もです!名荷原も、そうですよね?」クスッ
名荷原「・・・」コクリ
上里「それじゃあ、失礼します」ペコリ
―スタスタ・・・
昭府「・・・」
小牧「・・・ところで、山城さん?どうして上里さんに勝負を申し込んでたんですか?」
昭府「ん?・・・私の能力は雑意感知と言って、悪意や敵意を感知する事ができる」
昭府「ただまぁ、周囲に人がいる状況では確信が持てないんだがな・・・」
小牧「へぇ、そんな能力なんてあるんですね」
小牧「>>305」
- 305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 18:20:46.84 ID:/1NpfLcKO
- そういう能力があると色々と便利ですよね
特に山城さんなんて今日もわかりましたけど強いですし
- 306 :1 [saga]:2021/02/11(木) 19:00:32.07 ID:d9c6r9980
- 小牧「確信が持てないのは少し痛いですけど、私達風紀委員や治安維持組織にとっては」
小牧「そういう能力があると色々と便利だと思いますよ」
小牧「特に山城さんなんて、上里さんに勝つくらい強いんですから」
小牧「治安維持組織に居てくれたらすごく助かりますね」
名荷原「・・・」コクリ
昭府「それはどうも。・・・それで、偶然あの時に上里君と君を見かけて」
昭府「君はもちろんそうだったんだが・・・彼から全くと言っていいほど」
昭府「悪意を感じられなかった。だから、どうしても確かめてみたくなりああ言ったんだ」
小牧「何をですか?」
昭府「彼は・・・ヒーローとしての素質があるのかどうかをだ」
小牧「・・・」
名荷原「・・・?」チラッ
昭府「>>307」
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 19:02:10.34 ID:VINN1YByO
- 結果はなんとなくわかるだろう?
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 19:02:38.49 ID:qsKP4juDO
- 俺のお眼鏡に奴は叶ったよ、背負ってるものもなんとなく感じたしな
- 309 :1 [saga]:2021/02/11(木) 19:11:30.38 ID:d9c6r9980
- 小牧「・・・どうでしたか?素質は・・・」
昭府「大いにあった。私のお眼鏡に奴は叶ったよ」
昭府「彼が背負ってるものも・・・なんとなく感じたな」
小牧「そうですか・・・(上里さんがライダーだって事は気付いてないみたい)」
木寺<弘く〜ん! トタタタッ
名荷原「・・・」
木寺「あっ・・・ど、どうも」ペコリ
昭府「・・・」ペコリ
小牧「(わぁー、背高いなぁ。私よりも目に見えるくらい大きいよ)」
小牧「どうも〜・・・おや?もしかして名荷原さんのこれです?」b ピッ
名荷原「・・・」コクリ
木寺「ひ、弘君、そんな包み隠さず頷かないでよ〜//」カァァア
名荷原「?」キョトン
小牧「>>310」
- 310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 19:19:33.27 ID:VINN1YByO
- お熱い関係なんですね!ヒューヒュー
確かにお二人ともお似合いですよ!
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 19:19:48.40 ID:qsKP4juDO
- うわあ進んでる〜
- 312 :1 [saga]:2021/02/11(木) 20:52:36.75 ID:d9c6r9980
- 小牧「ほっほー?お熱い関係なんですね!確かにお2人ともお似合いですよ!」
小牧「高身長カップルなんて珍しいですし、美男美少女でもあって尚更って思います」ウンウン
木寺「そ、そんな・・・//」
名荷原「・・・」コクリ
小牧「つかぬ事お伺いしますが、お名前は?」
木寺「き、木寺実莉です。霧ヶ丘女学院に在学してます」
小牧「お〜〜!名門校じゃないですか。偏差値が高くて入学は大変じゃなかったですか?」
木寺「まぁ、はい・・・でも、何とか頑張って受験は合格できました」
小牧「それは頑張った甲斐がありましたね。すごいですよ」ニコリ
名荷原「・・・」ナデナデ
木寺「あ、ありがとうございます・・・///」
小牧「・・・あ、じゃあ山城さん。あっちに行きましょうか?」
昭府「ん?・・・私も?」
小牧「(お2人のお邪魔になるのもなんじゃないですか)」ヒソヒソ
小牧「(>>313)」
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 20:57:13.90 ID:o1EZDuO1O
- あの二人がラブラブしてるのを邪魔したら申し訳ないですからね
すごい熱くてこっちがやられちゃいますよ
- 314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 20:57:38.19 ID:qsKP4juDO
- 次会うときに二人がどこまで進んでるか…楽しみですね
- 315 :1 [saga]:2021/02/11(木) 21:09:18.03 ID:d9c6r9980
- 小牧「(ラブラブしてるのを邪魔したら、それこそ申し訳ないですし)」
小牧「(甘々で熱い雰囲気を食らったら、こっちがやられちゃいますよ)」
昭府「(・・・そうか)」コクリ
小牧「では、お2人とも失礼しますね。名荷原、お疲れ様でした!」
名荷原「・・・」コクリ
昭府「良い勝負だったぞ。長槍との対戦は中々ないものだったから、良い経験になった」
昭府「また対戦することになったら、よろしく頼む」
名荷原「・・・」コクリ
木寺「あ、あの。牧上さんと山城さんも、お疲れ様でした」ペコリ
小牧「はーい。ではー」
昭府「・・・」ペコリ
小牧「あ、そういえば山城さん。最後に見せたあの構えは、何て名前なんですか?」
昭府「あぁ、あれは脇構えと言うんだ。見ての通り扱うには至難の業で」
昭府「使われる事は滅多にないんだ」
小牧「>>315」
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:12:43.37 ID:qsKP4juDO
- 剣技については結構勉強してるつもりですけど知らなかったです
至難な技なのに使いこなしてるってすごいですね
- 317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:12:57.94 ID:o1EZDuO1O
- 誰か師匠とかいるんですか?
- 318 :1 [saga]:2021/02/11(木) 21:45:24.42 ID:d9c6r9980
- 小牧「剣技については結構勉強してるつもりなんですけど・・・」
小牧「そんな構えがあるなんて知らなかったです」
昭府「使われなさ過ぎたせいで、幻の構えと言われているからな」
小牧「なるほどー。至難な技なのに使いこなしてるってすごいですね」
昭府「私もずっとは使えないぞ。意表を突いてでの小手狙いの際に使うくらいだ」
小牧「あぁ、そうなんですか・・・」
小牧「でも、一撃必殺って感じでカッコイイですよ!」
昭府「そうだろうか・・・?」
小牧「私はそう思いますよ。上里さんの上段の霞の構えもカッコイイと思いますし」
小牧「やっぱり固有の構えは魅力的ですもんね〜」
昭府「君は通常の中段構えも、君らしさがあっていいと思うぞ」
小牧「え?・・・そうですか?」
昭府「>>319」
- 319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:54:01.24 ID:qsKP4juDO
- 基本的とはいえ相手への攻撃や防御に備えられる点で優れているからな、観察力に優れている君に一番だと思うぞ
- 320 :1 [saga]:2021/02/11(木) 22:10:47.64 ID:d9c6r9980
- 昭府「基本的とはいえ相手への攻撃や防御に備えられる点で優れている」
昭府「実戦では観察力に優れている君に一番だと思うぞ」
小牧「あぁ、なるほど・・・それなら納得します」
小牧「まぁ・・・私も中段構えがしっくりしますからね」
小牧「今更変えたところで付け焼き刃になるだけでしょうし」
昭府「ああっ、そうだな」
小牧「・・・ちなみにー、私らしさって言ってましたが」
小牧「どんなところが私らしく感じたんですか?」
昭府「あの堂々たる面は君の真っ直ぐな姿勢があってこその一撃であり」
昭府「振り下ろした瞬間の勢いは私でも出すのはできないだろうからな」
昭府「基礎基本に忠実な素晴らしい身のこなしだ」」
小牧「そ、それほどでもないですよ//」テレテレ
昭府「謙遜することはないよ。私としては勉強になるからな」
小牧「>>321」
- 321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 05:37:25.78 ID:XrCGAs6ZO
- そ、そう言ってもらえると少しだけ鼻が高いですフフン
- 322 :1 [saga]:2021/02/12(金) 10:06:05.58 ID:V3AlslWM0
- 小牧「そ、そう言ってもらえると、少しだけ鼻が高いです//」フフン
昭府「それでいい。君の実力は誇りに思っていいんだ」
昭府「私も君の意志を見習って、今後も励んでいくしとしよう」
小牧「はい。私も頑張っていきますよ!」ニコリ
昭府「ああっ」コクリ
小牧「・・・ところで山城さんは風紀委員に所属していないんですか?」
小牧「限定的ではありますけど、貴方の能力ならすごい貢献できると思いますよ」
昭府「・・・いや、私は風紀委員にはならない」
昭府「人助けをするのは、あくまでも個人として活動した方が性に合っているんだ」
小牧「そうですか・・・(それなら仕方ないね・・・)」
小牧「わかりました。でも、怪人を相手にするとか無茶はしないでくださいね?」
昭府「・・・」
― 偶数
〜 奇数
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 10:28:32.45 ID:myX437ZpO
- あ
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 10:43:44.98 ID:+jnp887f0
- あ
- 325 :1 [saga]:2021/02/12(金) 12:58:27.55 ID:V3AlslWM0
- 昭府「わかっている。自分の出来る事までに留めるよう気をつけているからな」
小牧「それならよかったです」ニコリ
黒子<小牧ー!どこに居らしてですのー?
小牧「あっ、黒子さんだ」
「山城君、優勝した感想をあっちで話してもらえないかな?」
昭府「はい。わかりました」コクリ
「頼むよ」
小牧「・・・では、お互いにこれで失礼しましょうか」
昭府「ああっ。君と話して楽しかった」
小牧「私もですよー。あっ、またお話したくなったらメールでやりとりしませんか?」
昭府「構わない。そちらが忙しくなければいつでも」
小牧「ありがとうございます」ニコリ
小牧「>>326」
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 18:31:32.90 ID:cN7x4meSO
- もっと剣技を磨くので是非教えて下さいね!
打倒上里さん&山城さんですけどっ!
- 327 :1 [saga]:2021/02/12(金) 18:59:35.08 ID:V3AlslWM0
- 小牧「もっと剣技を磨きたいので、もしよければ教えてもらえますか?」
昭府「もちろんだ。出来る限り答えるよ」
小牧「ありがとうございます。是非お願いしますね」ニコリ
小牧「今後の目標は打倒上里さん&山梨さんになりますから!」
昭府「それは・・・光栄だな。私も君との対戦を楽しみにしている」
小牧「はい!では、失礼します」ペコリ
―トタタタッ・・・
昭府「・・・牧上小牧、か」
昭府「少し慌ただしいが、明るく可憐な子だな」クスッ
黒子「あっ、居ましたの。小牧ー!」
小牧「ごめんね黒子さーん!少しお話してたの」
黒子「あら、そうでしたの。もうよろしくて?」
小牧「>>328」
- 328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 19:24:08.68 ID:cN7x4meSO
- ええ、連絡先も交換したんで何かあったらこれでできますよ
- 329 :1 [saga]:2021/02/12(金) 20:20:12.81 ID:CEBBvSFI0
- 小牧「うんっ。連絡先も交換したから、何かあったら相談とかもしてもらえるよ」
黒子「そう。それはよかったですわね」
黒子「貴女の技量が増すのでしたら、感謝でしかありませんの」
小牧「ねっ。上里さんからは色々と教えてもらってるけど・・・」
小牧「山城さんからも教えてもらったら、もっと強くなれそうな気がするよ」ニコリ
黒子「優勝した方の教えを得られるのですから当然ですわ」
小牧「それもそっか」アハハッ
黒子「ですが、そう潔く教えてくださるというのは不思議ですわね」
小牧「ん〜、まぁすごく誠実な人って感じだからさ」
小牧「それにね・・・」
黒子「はい?」
小牧「なんていうか・・・」
♡? 50以上orゾロ目
先輩以上師匠未満 ↑以下
↓2まで(コンマが高い安価で決定)
- 330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 20:21:22.28 ID:cN7x4meSO
- まさかのラブマシーン(゚∀゚)キタコレ!!
- 331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 20:21:31.96 ID:X0l2k9c4O
- ラブラブ!
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 20:21:38.30 ID:+8ruVMLCO
- うへひ
- 333 :1 [saga]:2021/02/12(金) 20:43:06.29 ID:CEBBvSFI0
- 小牧「・・・結構、私的にはカッコイイなぁって//」
黒子「はぁ・・・(私は普通のお方に見えますけど・・・)」
黒子「(まぁ、外見の印象は人それぞれで、違いはありますものね)」
黒子「・・・」
小牧「・・・ふふっ//」
黒子「はっ・・・はーん?」コクコクッ
小牧「え?どうかしたの?」
黒子「ぃぇぃぇ・・・そうですのね。ふーむ・・・」ジーッ
小牧「いや、何?髪型がどこか変?」
黒子「変ではなく・・・変の夂(ち)が心になっていましてよ」
小牧「え?心?・・・。・・・!?///」カァァア
小牧「ち、違うよ!?///そ、そんなんじゃなくて!///」
黒子「>>334」
- 334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 20:46:01.86 ID:+8ruVMLCO
- 隠さなくていいですの、そういう気持ちを持つことは悪くないですわ
- 335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 20:50:43.32 ID:+8ruVMLCO
- あの小牧が初恋なんて…なかなか感慨深いですわね
- 336 :1 [saga]:2021/02/12(金) 21:23:21.38 ID:CEBBvSFI0
- 黒子「隠さなくていいですわ。そういう気持ちを持つことは悪くないですし」
黒子「あの小牧が初恋なんて・・・中々感慨深いですわね」
小牧「だ、だから!///そうじゃないって!//」
小牧「カ、カッコイイって言ったけど、その・・・///」
小牧「山城さんに対して恋心を抱いてるとかじゃ・・・///」
黒子「小牧。私は1人を除いて恋心を抱いた、よく知るお2人を見たことがありますの」
黒子「そう、それは正しく想いの人に恋い焦がれ、心を締め付けられるようなご様子で」
黒子「またお会いする時、どのような姿でお会いしどのように接すればすればいいのか」
黒子「その悩むお顔をよく覚えていますの」
小牧「・・・そ、そんな顔になってた?//」
黒子「ええっ、それはもう」
小牧「・・・>>337」
- 337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 21:24:17.54 ID:QZo6CoJ/o
- そ、そうなのかな……その、私にとっても本当に初めてな感じだし…
- 338 :1 [saga]:2021/02/12(金) 21:43:24.89 ID:CEBBvSFI0
- 小牧「・・・そ、そうなのかな・・・//」
小牧「・・・その、私にとっては本当に初めてな感じだし・・・///」
黒子「誰しもそうでありますわ。私と初春はまだありませんが」
黒子「恋をしてその人がどのようになるのかは、わかりますの」
小牧「そっか・・・//」
黒子「固法先輩もそうでしたし、見慣れると案外判断できるものでしてよ?」
小牧「へぇ・・・//・・・うーん//でも本当に、私って山城さんの事好きなのかな・・・//」
小牧「違ってたら、山城さんに申し訳ないよね・・・//」
黒子「まぁなんて焦れったい!いつもの貴女なら猛進していますのに!」
黒子「恋は貝殻と同じですわ!上下がどちらもカッチリ重なってガタガタにならなければ」
黒子「それは正真正銘、運命の人ですわ!」ビシッ
小牧「そ、そうなんだ・・・//」
黒子「>>339」
肉ドリル先生の貝のモンスターガールいいすよね
- 339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/12(金) 21:48:31.49 ID:cN7x4meSO
- 自分の気持ちに嘘をついたり、諦めを感じるのは一番残念なことですわ
自分に素直にいきなさいな
わかる
ああいうシチュというかモンスターガールというか不意にグッとくるのがある
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