【二次創作】ゆるくやってくオリロンパ

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351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:57:41.90 ID:gmb4Fg92O
天馬
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:57:47.28 ID:nASisQXXO
氷川
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:58:24.61 ID:zgmT5odDO
氷川
354 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/06(土) 23:32:28.71 ID:Bsio6ar+0


氷川「………………」

龍田「あれ、氷川さん?どうしたの?」

ウンザリした顔の氷川さんが俺の横を通りすがる
声をかけると更に眉間に皺を寄せて、溜め息を吐きながら教えてくれる

氷川「ああ……私も加わる事になりましたので」

龍田「何に?」

氷川「バンドですよ。言い出したのは龍田様のはずですが?もう痴呆を発症したとは哀れですね」

龍田「えええええ!?!?」

氷川「本当に驚きですよ。まさか完全な人頼みとは」

氷川「この私をコキ使うなんて人としての尊厳は無いのでしょうね。あのお金持ちは」

龍田「お金持ち?竜宮君の事?」

氷川「ええ。金払いがいいので言う事は聞きますが」

氷川「もっと報酬の上乗せを検討しても問題ありませんよね。そう思いますか」 

龍田「まだ何も言ってないけど!?」

氷川「え、まさか私と会話したつもりですか……?貴方程度が烏滸がましい」

ツンとそっぽを向かれてしまう。けど立ち去らないって事はまだ話せる余地があるんだ
けど、何を話そうかな……



1…楽器、演奏出来るの?
2…竜宮君とは仲がいいんだね
3…自由安価
↓2
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:34:17.42 ID:KSZypaFi0
1
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:36:40.37 ID:nASisQXXO
3素直に参加してくれたお礼を伝える
357 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/06(土) 23:47:32.53 ID:Bsio6ar+0


龍田「……ありがとう。龍田さん」

龍田「バンドに参加してくれてさ。本当に嬉しいよ」

顔を背ける氷川さんに、俺の思いの丈をぶつける
多分、ここで帰しちゃったら……言えなくなるかもしれないから

氷川「……何ですか急に?気持ち悪い」

龍田「だって、断る事も出来たはずだよね。それでもやるって決めてくれた」

龍田「例えお金が絡んだとしても、それは立派な事だと思うんだ。流石にギャラは払えないけど……」

氷川「でしょうね。……はあ、今回はツケにしておいて差し上げます」

龍田「ありがとう。ここから出たら必ず払うよ」

氷川「言いましたね?これは契約です。私に支払うと明言しましたから」

氷川「後で忘れましたは通じませんから。それでは」


つかつかと去っていく氷川さんの背中を目で追いかけていく。……足りるかな?俺のお小遣いで
あれ、でもバンドにはあと一人足りないような……?


358 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/06(土) 23:48:51.08 ID:Bsio6ar+0
本日はここまで。次回は月曜日の9〜10時を想定しています
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:50:05.02 ID:nj2tExTrO

後1人誰だろう?男子が桜木だけだから男子の気がするけれど。赤城かユタあたりか?
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:52:36.83 ID:H9g+ict60
渡良瀬かと
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:52:55.03 ID:KSZypaFi0
乙です
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 00:01:03.35 ID:/jF17jtDO
363 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 19:28:55.62 ID:WxaY8zWH0
本日は8時30分を目処に更新します
ラブアパっぽいのをやるのですがその時に安価あるのでどうぞ
364 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 20:43:05.02 ID:WxaY8zWH0


赤城「ほーん。それじゃあ演奏は明日の昼か」

黒金「はい、私達も完璧に仕上げてみせますので」

敷島「楽しみにしていてください。私の美声を」ムフフ

ユタ「敷島ガール、歌上手いのか?」

桜木「モチ。もう腰抜かすくらいには」

湯町「もっちもち〜あ、おまんじゅうも〜らい〜」

桜木「ちょ、それオレのなんだけど?」

火花井「ハーハハハ!まだまだあるからたんと食えェい!」


活気づく周りにホッとする。皆は持ち直したみたい
だって、バンドなんてワクワクするもんね!けど……

龍田「ねえ、バンドメンバーって誰になったの?」

龍田「桜木君、氷川さん、敷島さん、黒金さん……あと一人足りないよね?」

竜宮「ああ、それなら……」



渡良瀬「あーだりー……私がやってますよー」


365 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 20:44:05.02 ID:WxaY8zWH0


龍田「えっ……わ、渡良瀬さんなの!?」

渡良瀬「そうだけど……あーたるかった」

驚きで思わず仰け反っちゃう。だって、あんなに面倒そうにしていたのに……

竜宮「ああ。僕が彼女に話をつけておいたんだ」

竜宮「君の軽率な行動を、挽回できる機会だってね」

赤城「そりゃいいけどよ〜演奏は出来んの〜?」

敷島「それに関しては問題なく。上手い部類かと」

桜木「いやあ、まさか初めてやったとはね。オレ、自信失くしそうだよ」

黒金「本当ですわ。あれで素人とはとても……」


渡良瀬「楽器なんて簡単じゃん……下手くそは練習しないと弾けないから損だよね」

渡良瀬「イージーモード過ぎて欠伸でそ……ふぁああ」

桜木君と黒金さんから褒められても、渡良瀬さんはどうでもよさそうな態度を崩さない
だけど、バンドは結成されたんだ!明日の演奏が楽しみだよ!

筧「ああ……龍田さん。少し、話が」

龍田「もしかして、薬の事?」

筧「ええ……完成致しましたので、お渡しします」

筧「悪用されては困ると……ほとんどはモノクマに盗られてしまいましたが……」

筧「定期的に……龍田さんにお送りするそうです」

龍田「わかった!それじゃあ、やる事が終わったら早速試してみるね!」


366 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 20:45:09.83 ID:WxaY8zWH0


龍田「……これかな?」

龍田「ふーん。ピンク色の錠剤なんだね」

モノクマ「そうです!使用法はもう聞いてるよね?」

モノクマ「今回は試験なので誰を想像するかは事前に聞いたけど、本来は思うだけでいいからね」

モノクマ「うぷぷ。青い欲望を幾らでもぶつけちまえよ……夢の中でね……!」

モノクマ「お眠りィィ!!!」

龍田「……何だったんだろう?」


やけにハイテンションだったな……けど、多分これは無害のはずだ
筧君の特製の薬だし……万が一にも、死にはしないはずだよね

取りあえず一錠だけ飲んで……本居さんの事を思い浮かべる。これだけでいいんだよね?
そうこうしている内に、思考にどんどん靄がかかる。頭と身体が別れていく感覚……俺の意識は、遠くに離れていくのだった



20:50から
↓1〜3まで、コンマ反転して数値の高いシチュエーション

367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 20:50:02.90 ID:dhA7Dx8UO
初デートのカップル設定
図書館デート
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 20:50:05.77 ID:BUu1yrk1O
夕日の見える丘でお互いの将来の夢を語り合う
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 20:50:58.20 ID:IU9kf8cR0
童話のようなファンシーな世界で主人公とヒロインの設定
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 20:51:04.58 ID:vuLQGbI1O
告白シチュ
371 :ある程度他の安価も取り入れます ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 21:17:49.76 ID:WxaY8zWH0


「…………ん、さん」

本居「龍田さん。これなんてどうですか?」

龍田「ん、あれ……ここは……図書館?」

そうだ。俺は筧君から貰った薬を試してたんだ……
目の前にはあたふたとする本居さん。という事は、薬は成功したって事だよね!

確か、夢の中で仲良くするみたいだけど……本居さんと何をすればいいのかな?


本居「……その、ありがとうございます」

龍田「え、何が?」

本居「その、…………お付き合いして、いただいて」

龍田「図書館にって事?いや〜そんな事……」 

本居「い、いえ!そうじゃなくて……」

言い淀む本居さん。何かを考えるみたいに俯いた
目を伏せ、もじもじと身体を揺すらせる。頬はほのかに紅潮して……恥じらう様に唇を濡らす

意を決して上げた顔には微笑みが。その目は潤んで、歓びを心の底から表していて


本居「私を……っ。龍田さんの、彼女にしてくれて」

龍田「ああ。彼女……彼女!?」

本居「今でも、夢みたいなんですよ?私、ずっと龍田さんとこういう関係になりたかった」

本居「けれど、龍田さんは周りにいつも誰かいて……私は気後れして話しかけられなかったのに……」

本居「こうして、一緒に隣で本を読めるなんて……胸が凄くドキドキしてるんです」

龍田「そ、そうなんだ……?」

ぽう。と頬の赤が更に増す。これは俺の夢の中なんだよね……?
そうだとすると俺は本居さんの事が好きなのかな……?どうなんだろう?

372 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 21:43:19.51 ID:WxaY8zWH0


本居「ふふっ、楽しかったですか?」 

龍田「う、うん」

二人で並んで歩きながら、手を繋いで家路につく
彼女という言葉が衝撃的過ぎて……読んだ本の内容は、全然頭に入ってこなかった

けれど、本居さんは楽しそうにしてるし……うん!一緒に読めて楽しかったのは確かだよね!

本居「あっ……見てください。ほら……」

龍田「うわぁ……!綺麗な夕日!」

本居「そこに座れる丘があるんですよ。一緒に夕日を見ませんか?」

龍田「見る見る!」


手を引かれて辿り着いた先には、確かに、腰を掛けるのに丁度良さそうな丘があった
隣に座ると、夕日に照らされた本居さんの顔が。横顔がとても可愛くて。少しドキッとしたのは内緒だ

本居「その……龍田さんは、夢はありますか?」

龍田「夢……?俺の夢は、もっと皆が楽しめる様な漫画を描く事かな!」

龍田「俺って、まだまだ一つしか描いてないし……けどそれでも誰かが喜んでくれた事が凄く嬉しい!」

龍田「だから、希望ヶ峰でいっぱい勉強して……!色んな人に、俺の漫画を読んで貰いたいんだ!」


って、つい熱くなっちゃった……!?けど、本居さんは楽しそうに聞いている
なんだか申し訳なくって恥ずかしくなる。お返しにと俺も聞いてみよう

龍田「じゃあさ……本居さんの夢は?」

373 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 22:08:02.43 ID:WxaY8zWH0


本居「私……ですか?」

龍田「うん!俺、聞いてみたい!」

本居「……もう、叶っちゃいました」

龍田「うっ」

恥ずかしそうに微笑む本居さん。何だろう、俺も少しドキドキしてきた……

本居「けど、あと一つだけ言うなら……」

本居「好きな人と、本屋を、したいなって……」

龍田「いいね!俺も、就職するなら本屋がいいなって思ってるんだよ!」

本居「私、姉妹の中で浮いてて……だから、一緒に本を語れる人なんて、ずっと、いなくて……っ」

本居「だ、だからっ。龍田さんが、龍田さんがいると毎日が楽しくて……っ!」

龍田「な、泣かないでよ!これから本当にしていけばいいんだから!」


肩に強く手を置いて、本居さんの目をしっかりと見る
泣かないで、悲しまないで。そんな気持ちを伝える為に強く抱きしめた

龍田「絶対……絶対、叶えよう!夢の中じゃなくて、確かな現実で!」

龍田「だから……今は、泣かないで。俺も、少しは頑張るから……」

意識が遠退く、身体が薄れる。これは夢だから、そろそろ覚める頃なんだ
腕の中の本居さんは……笑ってくれていた

374 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 22:20:43.91 ID:WxaY8zWH0


龍田「う〜〜〜ん……」

何だろう。目覚めは悪くないんだけど、身体が重たい
まるで、本当に本居さんとデートしたみたいな感覚。夢の中なのにやけにリアルな……


龍田「あ、おはよう本居さん」

本居「おはようございます!」

龍田「ねえ。変な事を聞くけどさ……本居さんって姉妹がいたりする?」

本居「えっ……!?な、なんで知ってるんですか!?」

まさか本当にいたんだ……!?あれは、俺の夢の中の話なんだよね!?
驚きで腰を抜かしそうになる。目の前の本居さんは何の事だろうとキョトンとしていた

赤城「おいっす〜今日の昼だよな?バンド!」

敷島「はい。この日の為に喉の調子は完璧です」

黒金「貴女は格闘家なのですわよね……?」

本居「あっ……楽しみにしてますね」

龍田「うん!そうだ、皆、これ見てよ!」

寝る前に仕上げていたのを忘れてた!画用紙に描いたこれを出しておかないと!

桜木「へぇ、ポスターか。カッコいいじゃん」

天馬「そうですね!本当に音がこっちに飛び出してきそうです」

天照「センスいいじゃん☆ドーテー君の割に☆」

龍田「それ関係ある!?」

けど、評判は良さげだし成功したみたい!これで昼のバンドに向けて士気も……



モノクマ「おっ待たせしましたーーーっ!」

375 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/08(月) 22:23:03.28 ID:WxaY8zWH0
本日はここまで。動機から始めます
次回は木曜日の9〜10を目安に頑張ります
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 22:36:14.57 ID:IU9kf8cR0
乙です
ラブアパートイベント良かったです
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 22:43:40.50 ID:CDN5UFdDO
ラブアパイベ乙
と思ったら遂に動機パートが来たか
378 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:08:11.67 ID:Xxtigv0/0


ぴょーん!と跳び跳ねる、場違いな声
盛り上がる空気に水を差す様に、不自然な程に明るく笑う闖入者

龍田「モノクマ……!」

氷川「要駆除対象害獣ですか……何の用でしょう」

ユタ「余計長くなってないか?ミーの気のせいか?」

モノクマ「うぷぷっ、オマエラ、ここ数日間は随分と楽しそうじゃない」

モノクマ「ボクも仲間にいれてくれよ〜」

渡良瀬「しっしっ。エキノコックスが移るじゃん……」

筧「それは狐……ああ、そもそもモノクマはクマと見ていいのでしょうか……」


皆の反応も散々だ。露骨に嫌悪の目を向けて、近づく事すら拒絶している
……だけど、どうしてか。モノクマには余裕すら感じる程に飄々と笑っていた

モノクマ「ボクもここ数日で考えたんだ。どうすればもっとオマエラがコロシアイを楽しんでくれるのか」

湯町「あれ〜昨日の話じゃなかったっけ〜」

竜宮「しっ。今は話を聞こう」



モノクマ「悩んで悩んで、探して探して……とうとう、見つけてきたんだよ!」

モノクマ「草食系の悟り世代でも、たちまち野獣の本能を取り戻すウッハウハな餌を!」

モノクマ「動く機会と書いて、“動機”をね!」

379 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:10:10.71 ID:Xxtigv0/0



動機。厭らしく笑うモノクマの言葉が重く感じる

コロシアイ。その言葉の真剣さが刃の様に首元に迫る感覚が恐ろしい

赤城「なな何かと思えば……」

赤城「どっ、どど、動機とか?オレちゃんは全然怖くねーし?」

天照「ウソつけ☆声が震えてるゾ☆」

火花井「しかし……我輩達は殺しなぞせん!そうであるはずであるゥ!」

桜木「そこは断言したれよ」

敷島「動機……それは、どのような」

天馬「誰かに殺人を決断させる程のモノなんて、そうそうあるとは思えませんが……」

皆の中に広がる不安は、簡単に伝播して汚染する
それは、俺も例外じゃない。口々に呟かれる言葉は、自分の中の感情すらも力ずくで塗りつぶす

そんな事もお構い無しに、モノクマはただゲラゲラと笑っていたんだ



モノクマ「えー楽しみにしてる方も多いので……お手元の電子生徒手帳に注目!」

渡良瀬「うわっ、急に何か出たんだけどー……」

筧「これは……動画ファイルのようですが……」

モノクマ「その中には、オマエラが今すぐにでも外に出たくなるようなモノが映ってるんだ」

モノクマ「あ、イヤホンも用意してあるから……それを使う事をオススメするよ!」

薦められるままに手渡されたイヤホンを取り付ける。そのまま、ファイルを開き再生を押して……


380 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:15:44.90 ID:Xxtigv0/0



『……初めまして、こんにちは!』

『まずは……龍田君。希望ヶ峰学園入学おめでとう!』

龍田「えっ……嘘でしょ!?」


画面の中に映っていたのは、小さい頃に大好きだったヒーローの役者さん
あれは……世界の秘宝を手に入れる為に、五人の仲間と立ち上がった海賊のお話で、赤い船長を演じた人だ

ちなみに、他には青い忍者や黄色い刀使いとかがいたんだっけ
俺はその中でも、特にこの人が演じたキャプテンが大好きで……グッズだって、今もあるよ!


『今回は、君が大ファンだという事で応援メッセージを送らせて貰ったんだ』

『入学したお祝いと言ってはなんだけど……君と、当時の撮影現場で話したいんだ』

『勿論、皆も待っている!全員が君と会う事を楽しみにしているんだ!』

龍田「嘘でしょ!?うわぁどうしよう!?」


あの撮影現場で、あのヒーロー役の人達と話せるなんて夢みたい!超高校級になれて良かった!
感動してると場面は変わって、そこは何度も見た撮影の現場。そうそう、ここでいつも作戦会議を……



モノクマ『はーい!やっちゃってー!』



381 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:16:25.75 ID:Xxtigv0/0


龍田「……え?」

いきなりモノクマが現れる。その頭にはヘルメットが被られていて
視点がぐるりと切り替わると、そこには大きな鉄球のついたクレーン重機が幾つも並んでいる

龍田「え、えっ?嘘でしょ?」

さっきとは全く違う意味で信じられない
冷や汗が背筋に垂れる感覚。目の前で行われるであろう惨劇が脳裏に浮かび上がる
次々と並んでいく重機の群れに、ぞろぞろと並び立つモノクマが乗り込んでいって……


モノクマ『はーい、解体始めまーす!』

号令がかかると、一斉に鉄球が振り下ろされる
なにかが崩れる様な音を最後に……動画は終了した




龍田「うわあぁああ ぁあああ あぁあ あ あ!!!」

耳が痛くなる程の絶叫。それが、自分のものだと理解出来たのは喉を引き裂く痛みがあったから

ぐわんぐわんと頭が揺れる。憧れが叩き潰された衝撃が、俺に皹を入れて粉々に砕いていく

火花井「なァんじゃあこりゃあああああ!?!?」

本居「そ、んなッ……」

天馬「こんな……ありえない……」

周りの皆も混乱中。誰も彼もが信じられないという声を上げている
信じられない。確かめたい。今すぐにでもここから……


21:25から
↓1〜5まで、コンマ反転して数値の高い生徒

382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:02.54 ID:ej8SkBm8O
赤城
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:02.67 ID:G67mBYuDO
天照
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:03.34 ID:Jid5MwBF0
湯町
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:04.29 ID:Pn0vQjlFO
天馬
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:06.32 ID:xYM08PkD0
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:16.00 ID:p7ob2qrm0
渡良瀬
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:25:29.14 ID:8378YhmkO
竜宮
389 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:45:27.44 ID:Xxtigv0/0


天馬「……龍田お兄さん?」

龍田「うわっ!?」

天馬「今の……本気にしていますか?」

覗き込む様に俺の顔を見て来る天馬君。その表情は強ばっていて、彼も落ち着いていない事は明らかだ

渡良瀬「本気にしてる……っていうか、あんたマジシャンなんでしょ?」

渡良瀬「これ、本物かどうかわからないの?」

天馬「……答えは差し控えさせて貰います」

渡良瀬「ちぇー……役立たず」

割り込んできた渡良瀬さんの質問を拒否する
けど、ハッキリと言わない時点で本物だと言ってる様なものだよね……

天馬「とにかく……ボクは、本気にはしてませんから。信じなくてもいいですけど」

渡良瀬「あっそー……。……はぁ、どうしよ」

龍田「ふ、二人とも……」

殺さないよね。という言葉をすんでの所で飲み込んだ
だって、口にしたら本当になりそうで……

だから……俺は、黙っている事しか出来なかった


天馬「ショックなのはわかりますけど、それは皆さん同じですから。耐えてください」

渡良瀬「もうさー……どうでもいいっていうか……」

渡良瀬「はぁ……かったるー……だりー……」


390 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:45:59.04 ID:Xxtigv0/0


赤城「なぁ……その、空気読まずに言っちゃうけど」

赤城「バンド……マジでやんの?」


重苦しい場の中で、赤城君の声だけがやたらと大きく響く

それは……明確な絶望。諦めの滲む声色は、動機に打ちのめされているのがありありと浮かんでいた

湯町「ん〜、わたしの占いは止めとけって〜」

ユタ「こんな状況で音楽を聞いてもな……」

渡良瀬「だるいしー、止めようよー……」

竜宮「皆も心穏やかじゃないだろうし……僕も、中止に賛成かな」

天照「まあムリでしょ☆……えーりも、ちょっとツラいからギブかな」


……俺が言い出した事だけど、こんな事になった以上、無理だって思う
動機で心が乱されてざわついている。もう、バンドをまともにやれる状態じゃ……





桜木「いや?普通にやるっしょ。練習もしてるしさ」


391 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:47:40.09 ID:Xxtigv0/0


龍田「……ええ?」

桜木「龍田とか敷島とかは違うけどさ。オレって一応音楽で飯食ってる人間なんで」

桜木「途中から気分悪くなったんでオレ止めますって言えないんだよね。依頼だしさ」

龍田「依頼?けど……俺、何も」

桜木「ま、それは建前なんだけどさ。軽音楽って人気出して売れてナンボの世界だけど」

桜木「“音”を“楽しむ”って書いて音楽だし?寧ろ今にやらないとダメじゃね?」

黒金「そう……ですわね。ええ!わたくしもピアニストの端くれ。桜木さんに賛成します」

氷川「依頼と言われたら引き下がれませんね。私も龍田さまに100万円振り込んで貰う約束がありますし」

龍田「そんなに高かったの!?」

渡良瀬「あー、これ私もやらされるやつじゃーん……」

赤城「よっし!それじゃあ予定通りな!」

筧「あの……赤城さんは真っ先に中止したはずでは……」



桜木君に促されるみたいに、皆もやる気が増してきた
そして、俺も……さっきまでの絶望的な気分が吹き飛んでいた

龍田「よーっし!バンド、やるぞーっ!」


392 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 21:52:04.35 ID:Xxtigv0/0


……それで、いったん別れたんだけど


龍田「まだライブまで時間ありそうだな……」

龍田「誰かと話でもして、ちょっと気分転換しよう」

動機の事は置いておかないと、気が滅入っちゃう
確かに、気にはなるけど……それでも、今はライブを楽しまないと!


↓1〜3まで、コンマ反転して数値の高い生徒

393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:52:37.65 ID:Pn0vQjlFO
竜宮
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:52:56.13 ID:cq1p0lvtO
赤城
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:53:00.86 ID:Jid5MwBF0
湯町
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:53:03.93 ID:p7ob2qrm0
敷島
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 21:53:15.24 ID:OffPOOWIO
赤城
398 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 22:07:02.29 ID:Xxtigv0/0


湯町「ふんふんふ〜ん」

湯町「……お〜、いい感じかな〜?」

龍田「あ、湯町さん。今は占い中?」

食堂で何やら指をもにょもにょ動かしていた湯町さん
にへらと笑うその様子からは、モノクマの動機を全く気にしてなさそうだ

湯町「龍田くんだ〜。そだよ〜」

龍田「湯町さんの占いなら、きっと当たるよ!」

湯町「皆のライブ楽しみだからさ〜龍田くんも演奏を頑張ってね〜」

龍田「いや、俺は照明係だからライブには出ないよ」

ユタ「ケッ能天気なキッズ達だぜ」

ユタ「ミーはヤな気分だ。あんなモン見せられてケロリとしてる方がどうかしてるぜ」

奥からスッと現れたユタ君。手には小皿があるから、少し食べていくのかな

ユタ「おっと……龍田ボーイか。企画の発案はユーだったな。こりゃ悪い」

龍田「大丈夫だよ。俺も……ちょっと、驚いたし」



1…二人は、演奏とか出来るの?
2…他にも何かやりたい事とかあった?
3…自由安価
↓2

399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:14:16.62 ID:p7ob2qrm0
3
次の参考に2人は皆で楽しむとしたら何をしたいか聞いてみる
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:14:25.02 ID:92BvVa+yO
3動機について
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:14:33.83 ID:Jid5MwBF0
2
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:14:35.51 ID:R0VK7YADO
1
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:21:31.47 ID:OffPOOWIO
そろそろ事件起きそうだけれど事件起きる前に赤城と竜宮は交流しておきたいな渡良瀬と黒金も選ばれてないけれどバンドで一緒で交流あるけれど竜宮と赤城はほぼ喋ったことある?レベルだから
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:26:31.16 ID:79uO+AujO
竜宮はバンド結成の影の功労者でまだわずかに絡み合ったかな
赤城はほぼ他人レベルで皆無
405 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 22:31:59.14 ID:Xxtigv0/0


龍田「……その、ちょっといいかな?」

龍田「あの……動機の事、なんだけど」

つい、ふと気になってしまったのが悪かった

聞いちゃダメだと思っていたのに、頭をよぎったせいで口に出してしまう

ヤバい。と思って青ざめる。二人もきっとまたさっきみたいに……


湯町「う〜ん。わたしの占いだと大丈夫だって〜」

ユタ「まあ部隊が壊滅なんてよくある事だしな。驚きはしたが復讐しようとは思わん」

龍田「あ、そ、そうなの?」

湯町「そういう龍田くんは〜どうなのかな〜かな〜」

龍田「俺は……好きだったヒーロー番組の撮影現場が叩き壊されていて……」

龍田「主人公達が海賊のやつなんだけど……わかる?」

湯町「知らな〜い」

ユタ「そもそもミーの国ではやってなさそうだ」

そ、そうだよね……外国の人と女の子だもん。知らなくても当然だ
二人が特に気にしてないのが救いだよ……さて!

龍田「ライブ、楽しもうね!」

湯町「楽しむぞ〜えい、えい、お〜」

ユタ「なんでここでそれなんだ?」


406 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/11(木) 22:33:31.25 ID:Xxtigv0/0
本日はここまで。次回は月曜日の9〜10を目処に
そろそろ事件ですが、キャラについて感想や意見あれば嬉しいですね
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:37:19.10 ID:OffPOOWIO

黒金、渡良瀬、竜宮、赤城(特に赤城、竜宮)はそろそろ龍田くんとの交流してほしいと願ってる。誰か他に選ばれてないのに忘れてたらごめんなさい
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:46:24.88 ID:PuLvpRjRO
簡単に一言ずつ。まずは男子から
赤城→そろそろ選ばれないとバックグラウンドがわからない。筧→ラブアパートっぽいの作れるレベルなら敵に回すと怖い。桜木→地味に湯町との絡みが好きで今後も見たいコンビ。バンドを続けることが吉と出るか凶と出るか。
天馬→まだ本性が見えきれてないけれど、ナイフのくだりが怖いな。狛枝化しそう。火花井→頼れる兄さんのイメージだけれど、動機で誰よりも動揺してるのが気になる。竜宮→氷川さんを扱える唯一の人物。ユタ→アルコールが印象的すぎる。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:54:15.42 ID:PuLvpRjRO
天照→主人公をとにかく必要以上に煽るから今のところ苦手だけれどデスゲームのキャラとしてすごく良い。黒金→怪我をしたときの対応がかっこよすぎた。敷島→では、私がからのプロレベルの歌のうまさが意図してないけれど良いキャラになってて面白い。氷川→ツンデレの兆しが見えるけれどお金に執着しすぎるのが怖いな。
本居→圧倒的ヒロイン。ラブアパート的なやつのくだりは最高でした。湯町→桜木とのコンビが好き。湯町が動機のあとに大丈夫と言ってるから恐らく大丈夫じゃない。渡良瀬→やる気なさそうに見えてちゃっかりバンド続行するの可愛い。
この中から犠牲者とクロが出るの想像できないな
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 22:57:55.94 ID:S4f3FZQbO
乙です
最初の被害者は本居になりそうで怖い
バンドメンバーのメンツが好きすぎるけどクロはバンドメンバーから出てきそうで本当に怖い
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:26:06.32 ID:p7ob2qrm0

現在ヒロインポジになってる本居かバンドのメンバーが被害者になりそうで次の更新が楽しみでもあり怖い
全員被害者になったり犯人になって欲しくないと思ってるけど
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/11(木) 23:40:04.53 ID:8u9TaHWgO
バンドメンバー好きだけどスーダンのトワイライト組のように全員いいキャラしてるからこそ全滅しそう
赤城はそろそろ交流しないと選ばれてないわけじゃないからこそ不憫で可哀想になってきた
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 22:03:11.53 ID:Y+ZE7zuwO
今日は来れないのかな?
414 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/15(月) 22:06:58.33 ID:TjtUMxqW0


竜宮「……うん。全員来たみたいだね」

天馬「何だかんだで、娯楽が少なかったですからね」

火花井「軽食も用意したぞォ!食え食えェい!」

赤城「ヒューッ!こりゃ本格的になりそうだぜー!」

ユタ「ユーは一番最初にヘタれてたじゃねえか……」



龍田「うわ〜〜〜緊張してきた……」

渡良瀬「龍田は演奏やらないじゃーん……」

龍田「ちゃんと照明を動かせるか……不安に……」

人前に出る事なんて滅多に無いから、緊張で体がガチガチに固まる……!

桜木「ヘーキヘーキ。気楽に行こうぜ」

桜木「失敗しても、まあなんとかするさ。オレ達が」

敷島「ご安心を。私の華麗な歌声の前では些事ですから」フンス

氷川「その時は追加請求致しますので。勿論全員に」

黒金「まったく……がめつい人ですこと」

桜木「んじゃ、円陣やろうぜ。手を出しなよ」

桜木「龍田も来いよ。バンドを立ち上げた仲間だし」

龍田「いっ……いいの?」

ぐるりと囲み、円を作る。六人の手のひらが真ん中に集まって、繋がりあった


桜木「よし、それじゃ行くか。初ライブだし、成功しておきたいな」

龍田「それを今は言わないで〜!」


415 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/15(月) 22:10:26.65 ID:TjtUMxqW0


桜木「あー……今日は、集まってくれてサンキュー」

桜木「月並みな言葉だけどさ。まあ楽しんでってくれると嬉しいわ」

桜木「何せ、超高校級の軽音楽部がプロデュースしたライブだからさ」


ステージに立った桜木君。マイク越しでもよく通る声が届けられていく
バトンを受け取った黒金さん達。それぞれの思いを皆へ伝えていった

黒金「わたくしも……不束ですが、お手伝いさせていただいて光栄ですわ」

敷島「私は格闘家ですが……誰にも劣らない美声を披露してさしあげます」

湯町「おお〜楽しみ〜」

火花井「プロの演奏を聴けるとは!僥倖なりィ!」

氷川「皆様には後に代金を請求しますので。覚えておいていただければ」

渡良瀬「だりー……。……以上でーす」

赤城「後半なんか酷くねえか!?」

筧「ああ……楽しかった気分が一気に下火に……」



氷川さんと渡良瀬さん……。いや、らしいと言えばらしいんだけど、このタイミングでそれは……
あっ、桜木君がチラチラ見てる……もう始めてくれって合図だよね!

龍田「えーと……それじゃ!ライブ、スタート!」

スイッチを入れると、ステージ上の皆の姿が照らし出される
四人の軽快な演奏が流れていく。俺も頑張って照明を当てていかないとね!

416 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/15(月) 22:19:20.82 ID:TjtUMxqW0


桜木「……さて、それじゃあやるぜ」

桜木「この度のライブの成功を祝して……」


「「「かんぱーい!」」」

桜木君の声に合わせて、紙コップに注がれたジュースを掲げる皆
ライブは大盛り上がりの大成功!あっという間に夜になっちゃったんだ!

それで、今は打ち上げも兼ねて食堂で簡単に二次会をやってるんだけど……

赤城「痛つ……あー腰が痛え!」

敷島「赤城さんが「オレちゃんの歌を聞けー!」と乱入してくるとは……一時はどうなる事かと思いました」

竜宮「敷島さんがすかさず間接技を極めたから事なきを得たけど……あれは感心しないな」

赤城「うるせーやい!オレちゃんもステージで歌いたかったんだやい!」

敷島「私より上手くなってから出直してください」フンス

赤城「それは無理じゃねえかなあ!?」

龍田「あはは……大丈夫?」

赤城「大丈夫じゃねー!オレちゃんも歌いてー!」



1…歌うの、好きなの?
2…目立つのが好きなんだね
3…自由安価
↓2
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 22:20:19.52 ID:f5lTT2Ma0
ksk
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 22:20:35.21 ID:UVRVU4BkO
3折角だからお祝いの歌を歌ってよ
419 :すみません。寝落ちしてました ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/15(月) 23:07:01.61 ID:TjtUMxqW0


龍田「……そうだ!せっかくだし、お祝いの歌を歌ってくれないかな?」

龍田「赤城君の歌も聴いてみたい!いいよね!?」

竜宮「おや……いいのかな、もうライブは終わったというのに……」

うん!と力強く頷く。そんなに自信があるなら聴いてみたいよ!

赤城「おっ、わかってるじゃん龍田ちゃんよお!それじゃあいくぜー!」

筧「おや……何か、催し物でも……」

天馬「何か、嫌な予感がするんですが!」

赤城「オレちゃんの歌を聞けええええええ!!!」


↓1コンマ反転した数が赤城の歌唱力

420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:09:27.48 ID:f5lTT2Ma0
421 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/15(月) 23:24:48.66 ID:TjtUMxqW0

湯町「わ〜すごいね〜」

火花井「これは……その、うむ」

赤城「はぁ、はぁ……どうよ、オレちゃんの美声は!」

龍田「凄い凄い!赤城君、歌が上手いんだね!」

赤城「だろ〜?敷島よりも上手いだろ〜?」

歌いきった赤城君は自慢げに笑う。本当に皆歌が上手いんだなあ……

黒金「うーん……わたくしは敷島さんの方が上手かと」

桜木「ま、歌なんて好きならそれでいいんじゃね?」

赤城「なんだよチクショウ!……痛え!?」

渡良瀬「はーい、うるさいのは帰ってねー」

赤城「蹴るなよ!?背中を蹴るなって……ギャーッ!」

た、大変そうだね……俺も、他の人に話をしに行こうっと


↓1〜3まで、コンマ反転して数値の高い生徒

422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:25:28.60 ID:UOiaZrTrO
天照
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:25:47.62 ID:f5lTT2Ma0
敷島
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:25:59.29 ID:xXi8riYr0
火花井
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:26:06.37 ID:mYMIEKPDO
竜宮
426 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/15(月) 23:45:55.43 ID:TjtUMxqW0


龍田「火花井君!今、片付けているの?」

火花井「応ともォ!我輩、料理人として最期まで責任をもって厨房に立つのだからなァ!」

そろそろ夜時間が始まる頃、火花井君はテーブルの上に残った料理を片付けていた
と、いってもほとんどは食べきられていて……後は、皿洗いくらいしかやることはなさそう

火花井「実際、後は食器を洗うだけである。いやあ、料理人冥利に尽きるわ!」

龍田「俺も手伝うよ!いいかな?」

火花井「寧ろ我輩から感謝したいのである!他にも手伝う者がいるとは!」


桜木「よっす。龍田も皿洗いか?」

氷川「龍田さまですか。タダ働きご苦労様です」

龍田「桜木君に、氷川さん!?」

桜木「火花井もライブを盛り上げてくれたからな。恩返しだ」

氷川「私はバンドメンバーだからと強制的に。黒金さまはピアニストなので指を冷やすわけにもいかないとの事です」

龍田「……渡良瀬さんは」

火花井「そう言えば見当たらんなァ。帰ったか?」

龍田「あはは……それじゃ、俺もやるぞー!」



1…軽食を作ってくれてありがとう!
2…皆、食べてくれる様になったね!
3…自由安価
↓2
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:47:21.48 ID:f5lTT2Ma0
1
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/15(月) 23:47:32.18 ID:mYMIEKPDO
1
429 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/16(火) 00:11:27.44 ID:4SjlDN5a0


龍田「そうだ!ライブで出た軽食は火花井君が作ってくれたんだよね?」

龍田「ありがとう!俺も少し食べたけど、凄い美味しかったよ!」

火花井「ハーハハハハ!それは!何よりィ!」

氷川「私も少しは手伝いましたが?」

龍田「あっ……そ、そうなんだ……ゴメン……」

桜木「でも本気で嬉しかったぜ。サンキュー」

火花井「うむ、料理にて喜ばせる事は我輩の本懐!実に嬉しいぞォ!」

豪快に笑う火花井君。最初に料理を避けられた時とは全く違う
やっぱり、料理を誰かに食べて貰う事が一番の喜びなんだね……!



氷川「私は普通にお金を貰った方が嬉しいですが」

桜木「それ、今言うのは止めたれよ」


430 : ◆9cqSF/8EkW0g [saga]:2021/02/16(火) 00:11:59.09 ID:4SjlDN5a0
本日はここまで。やっぱり平日は駄目ですね
次回は金曜の9〜10時の予定です
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 06:23:28.31 ID:zpSLtl1A0
432 : ◆9cqSF/8EkW0g [sage]:2021/02/19(金) 19:23:42.38 ID:5sgDoYyJO
突然の話ですみませんが、暫くこのオリロンパの進行を休止させていただきます
理由としては、前までは時間をやりくりして更新していたのですが唐突にそれどころでは無くなってしまい…
捜査や学級裁判等の事を考えると、散発的に更新するのはあまり得策ではないと判断しました

黙って消えてしまうのは今まで参加いただいた皆さんに失礼と思い、この様な形にさせていただきました
安価をしていただいた方、感想をいただいた方。本当にありがとうございました

やりきれない結果になってしまいましたが、もしまた再開出来る筝があればよろしくお願いします
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/20(土) 00:05:32.10 ID:tv+aKGHo0
残念
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