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【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 11巡目
- 555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/02/06(土) 01:31:34.79 ID:tZjEsVioO
- 子作りしたいと思わないから
ナルメアに新しく子供ができたら愛情が自分から新しい子供に全部移っちゃうんじゃないかと不安で勃たないとか
- 556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 01:33:14.39 ID:yUf9nDZl0
- 親がヤバすぎて相対的にまともになった説
- 557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 01:33:58.12 ID:L2W2vJX9o
- ただの反抗期説
- 558 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 01:35:57.01 ID:7J7svnMb0
- 結果 成功
そんじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。次はもうちょっとちゃんと更新します……。
では、次の更新でもよろしくお願いします。お疲れさまでした、おやすみなさい。
なんかナルメアさん人気で草生える。まだ登場してないのに……。
リリスはあれだよ、ちょっと反抗したくなっちゃって変なこと言っちゃっただけなんじゃないかな? 知らんけど。
- 559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 01:37:25.98 ID:yUf9nDZl0
- 乙
- 560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 01:37:48.90 ID:tZjEsVioO
- 乙
ユウナの姉か
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 01:38:28.77 ID:UIPui/yiO
- 同僚は既に子持ちなのにベルフェさんは行き遅れてて恥ずかしくないの
- 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 01:41:18.11 ID:fsRL1+aAO
- 精を食らうサキュバス的に近親相姦イコール共食い又は口移しによる食事に近い感覚で、リリスからすると「ちゃんとした食事をしなよ」という説……無理か
- 563 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 01:51:05.77 ID:7J7svnMb0
- >>561 今のところナルメアさん以外子持ちじゃないだろ! いい加減にしろ!
ベルフェ様に見合う男性が存在しないだけだから……ベルフェ様が認めた男が現れればもう結婚とか一瞬だから……。
- 564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 02:08:02.89 ID:B62mfu4Xo
- おつおつ
ベルフェはフリー…と
良かったなワイズくん頑張れ超頑張れ!!!
- 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 06:15:50.30 ID:r1FirprS0
- (勇者の殺意が漏れる音)
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 11:49:19.15 ID:beD/qKruO
- サキュバスはみんな大好きだから仕方ないね
- 567 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 15:08:02.41 ID:7J7svnMb0
- >>564 ワイズくんにはユウナが居るだろいい加減にしろ!
>>565 落ち着いて、落ち着いて。
>>566 皆エッチだなぁ……。
ユーロさんは絶対に結婚とかしないし、セリューさんはそもそも結婚とかあんまよく分かってないタイプ。
ハルエルさんは何だろう……結婚という行為に興味を抱いたら適当な人と一瞬で結婚まで持っていきそう。そんで一か月くらいで結婚ってこんなもんかって満足したらすぐ離婚しそう。
そもそもナルメアさんの旦那さんは誰なんだ……不特定多数か?
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 16:09:10.20 ID:L2W2vJX9o
- ユーロさんはむかーし一度だけ結婚してそうそしてトラウマになってそう
- 569 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 22:31:17.26 ID:7J7svnMb0
- >>568 分かる……とても分かる……。
そう言うわけでやっていきます。今日はいつも以上にゆっくりめになると思いますが。
※
――――
――
―
とてもショックだった。どのくらいのショックかというと目がびよーんと飛び出てしまうくらい、心臓が口から出てきちゃうくらいショックだった。
ユウナ「はぁああああああああああ…………」
何がショックだったのか、と訊かれると。それは昨日出会ったとある男の存在によるものだと答えることしか出来ない。
ロティヌス、彼は確かに自分のことを「勇者」と名乗った。
ユウナ「…………あんなんじゃないよぉ」
――初めて実際に会った勇者は、まるで自分の思い描く勇者像を大きく異なっていた。悪い方向で。
Tシャツに短パンサンダル。そこまでラフな癖にその格好には不釣り合いなほどにカッコいい真紅の兜だけは被ってて。
がさつで、何か妙に荒々しくて、横暴な――どこぞのチンピラみたいな言動の男が、勇者と名乗っていたのだ。
ここまでならまだ「ふん、嘘ばっかり言っちゃって。そんな嘘に騙されるわけないだろ?」と突っぱねることも出来るのだが――――。
ユウナ「何で、何であんなんのが強いんだよぉ……」
ビックリするくらいにその男は強かった。子供とちょっと遊んでやるか、みたいな態度でぼくの攻撃をいとも簡単に対応して、こちらの体力が尽きたとしても全く汗の一つ掻かず。
それがあまりにも恐ろしくて――怖くて、ゾワゾワと鳥肌が立って。だからぼくは、吹き飛ばされた剣すら拾わずに――逃げてしまった。
こんな完膚なきまでの敗北を味合わされてしまったら、認めるしかなかった。彼は「勇者」であると。嫌だと言っても実力でわからせられてしまった。
ユウナ「……」
朝、ドロシーにも「ちょっと体調が悪いからもう少し横になってる」とか言ってしまったが、それは嘘である。
「ショックを受けすぎて心の整理をしたい」とは何か恥ずかしくて言えなくて、仮病を使ってしまった――ああもう、なんとも子供みたいな。
ユウナ「はぁ……剣まだ残ってるかなぁ」
情けないよなぁ、剣も置いてあんなみっともなく逃げ出して……。
ユウナ「…………朝ごはん食べてこよ」
もう朝ではなくお昼の時間だけど、それは気にしない気にしない。
- 570 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 22:32:13.85 ID:7J7svnMb0
- ところでなんだけど、ぼくは結構運が良い方である。
最近はあんまりそういう場面はないけど――昔はもう懸賞とかくじ引きとか当たりまくっていたし、じゃんけんとかも負けたことがない。
運が良いと言っても運を操作できるわけではない、何処で良い事が起きるかなんて、何時悪いことが起きるかなんてそれこそ神様しか分からないだろう。
――もっとも、結果起こったことを運が良かったと判断するか、運が悪かったと判断するかはその当事者に委ねられるわけだけど。
ユウナ「もぐもぐもぐもぐ……」
それは、ぼくが朝ごはん兼昼ごはんを食べているときだった。
「――――え?」
ユウナ「……え?」
ステーキをもぐもぐと食べていると、少し遠くからそんな驚いたような声が聞こえてきた。それくらいなら普段はスルーをしてだろうけど――その声は、ぼくがとても良く知っている人の声だった。
声が聞こえた方を見ると、そこには――――。
ユウナ「――――お、お姉ちゃん!?」
ぼくの、大好きなお姉ちゃんが居た。
- 571 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 22:33:00.80 ID:7J7svnMb0
- ――――
――
―
アイナ「……久しぶりねユウナ」
ユウナ「えへへ、久しぶりお姉ちゃん!」
まさかこんなところでお姉ちゃんと会えるだなんて……ぼく、今すっごい嬉しい!
うわー……! お姉ちゃん、本当にお姉ちゃんだぁ……!
アイナ「な、何よ? そんなに私の顔まじまじと見つめちゃって。何か付いてる?」
ユウナ「いやー、本当にお姉ちゃんだなーって思っちゃって……まさか、砂国のギルドでこんな風にばったり出会えるなんてねー」
アイナ「ええ本当よ。私もさっき凄い驚いちゃった……というかユウナ。貴女どうして砂国に居るのよ? 確か魔国の学校に通ってるんじゃ……」
うっ。不味い、一番気づかれてはいけない所を。
ユウナ「しゅ、修学旅行的な? そ、そう。修学旅行で今来てるんだ!」
アイナ「へー、修学旅行。じゃあ他の生徒も居るんだ」
よ、よし……とりあえずセーフ……。
アイナ「嘘だったら怒るからね」
ユウナ「」
ふぇえええええ…………。
お姉ちゃんとお話してみよう!
安価下2までで一番コンマが大きいものを採用。反転。
- 572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:42:01.14 ID:mYAfcKcRO
- 嘘ですごめんなさい。彼氏と旅の真っ最中です。
- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 22:44:01.84 ID:L2W2vJX9o
- 今日はお姉ちゃん成分補給とばかりに抱きつく
- 574 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 23:11:52.98 ID:7J7svnMb0
- お姉ちゃん成分補給
ユウナ「う、うぅ……ちょっとお姉ちゃん、立ってぇ……」
アイナ「は? まぁ、別にいいけど……ひゃぁあ!?」
ユウナ「はぁああああ……お姉ちゃん成分ほきゅーちゅー……」
アイナ「ちょ、ちょっとユウナ! 何よいきなり抱き着いて! 此処は家じゃないのよ、ちょっと!」
ユウナ「えへへ……お姉ちゃんの匂いだぁ……うぅ、お姉ちゃんが旅に出てからぼくちょっと寂しかったんだぞぉ?」
アイナ「うっ。し、知らないわよ! と、兎に角見られてるから止めなさいユウナ……ユウナ!」
ユウナ「やだーっ! 久しぶりのお姉ちゃん離さないもん! おーねーえーちゃーんー!」
アイナ「五月蠅い!」
ユウナ「あううぅ……お姉ちゃん怒んないでよぉ……」
アイナ「こんなところでいきなり抱き着いてきたら誰だって怒るわ!」
…………結局、暫くの間ぼくはお姉ちゃん成分を補給し続けた。
お姉ちゃんも凄い怒ってる感じだったけど、最終的には受け入れてくれたからオッケーだよね!
いやぁ、優しいなぁお姉ちゃんは。
- 575 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 23:25:11.11 ID:7J7svnMb0
- ――――
――
―
ユウナ「ふぅ、満足満足」
アイナ「……次やったら本当に怒るからね」
ユウナ「はーい、ごめんなさーい」
お姉ちゃんは最初は許してくれるけど二回目は本当に怒る人なので、次は本当に気を付けたいと思います。
それにしてもお姉ちゃん成分久しぶりに補給出来て良かったぁ……ちょっとネガティブモード入ってたけど落ち着いたし。
うんうん、やっぱりいつまでもクヨクヨ悩んでたりするのはダメだよね! ショックなことはショックだけど……それはそれ! これはこれ! うんうん。
アイナ「――ねぇ、何か悩み事とかあるの?」
ユウナ「え?」
アイナ「気のせいだったら悪いんだけど、何か調子が悪そうというか、何か……そうね。ショックなこととかあった?」
……いやー、お姉ちゃんは凄いなぁ。
どうしよう
1 ロティヌスの話をしてみる
2 旅の話をしてみる
3 ……話すのはやめておこう
先に二つとったものを採用
- 576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:26:43.75 ID:omnOU3weO
- 1
- 577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:26:49.90 ID:oF56EdYIO
- 1
- 578 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 23:46:08.69 ID:7J7svnMb0
- 結果 ロティヌス
ユウナ「……実は昨日、ちょっと砂国の勇者にボコボコにされちゃって。やー、あの人。ぼくの思ってた勇者と全然違ったから……ちょっとショック受けちゃって」
アイナ「っ!」
ユウナ「? どうかした? お姉ちゃん」
アイナ「……別に、何でもないわ。そう、ロティヌスに……」
あれ、お姉ちゃんもあいつのこと知ってるんだ……勇者ってくらいだしやっぱり有名人なのかな。
アイナ「…………ねぇ、ユウナ」
ユウナ「うん?」
アイナ「もし……そうね、例えば。例えばそのロティヌスに……今から勝てるとしたら、勝ちたい?」
ユウナ「え……?」
い、今からあの男に勝てる!? え、凄い!? どうやって!?
アイナ「方法は秘密だけど、その……わ、私が頑張れば貴方もロティヌスに勝てるようになるかもしれないわよ?」
ユウナ「えー!? お姉ちゃん凄いね!」
まさか暫く会わないうちにそんな方法をお姉ちゃんは身に着けていたとは! どんな方法何だろう?
ユウナ「……でも、うーん。ごめんお姉ちゃん! やっぱりあいつには自分の力で勝ちたいな!」
アイナ「…………!」
ユウナ「お姉ちゃんとぼくのコンビプレイであいつをボコボコにするのもいいけど……やっぱりさ! 特訓して特訓してあいつにはぼく一人で勝ちたい……それにあいつ、あとから二人同時は卑怯だぞ! とか文句言いそうだし!」
うんうんとても言いそう! 兜の下真っ赤にさせて怒ってそう!
アイナ「……そう」
ユウナ「あ、そうだ! じゃあさ久しぶりに一緒に剣の稽古しようよ! ぼくも魔法学校でうーんと強くなったんだよ! その成果を――」
アイナ「ご、ごめんなさいユウナ! 私、そろそろ行かないといけないから!」
ユウナ「え?」
アイナ「同じギルドに泊まってるならまた会えるわ! それじゃあ!」
……そう言い残して、お姉ちゃんは何かから逃げるようにギルドを飛び出ていった……。
う、うーん……どうしたんだろうお姉ちゃん。
- 579 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 23:52:06.62 ID:7J7svnMb0
- アイナ「…………」
アイナ「……どうして」
アイナ「どうしてユウナがここに居るのよぉ……!」
とある部屋の一室。
ギリギリ、ギリギリと何とも言えない歯ぎしりの音が響き渡る…………。
- 580 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/06(土) 23:54:18.05 ID:7J7svnMb0
- すみません、ちょっと休憩します。全然かけてなくて申し訳ないです。筆が遅すぎる。
1時前には戻ってくると思います。
アイナお姉ちゃんはとても優しいお姉ちゃんなのですよ。
- 581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/06(土) 23:56:11.28 ID:L2W2vJX9o
- 一旦乙
お姉ちゃんは絶対めんどくさくてカワイイタイプ
- 582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 00:04:17.07 ID:DMvHCdSmO
- 一旦乙
砂国編のBOSSかな
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 00:37:12.37 ID:PapzXw8R0
- いったん乙
- 584 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 00:46:16.63 ID:uwW7skuA0
- のぼせて気持ち悪いのでもうちょい求刑させてください、許してくれぇ。
>>581 めんどくさい女の子可愛いもんね。分かるわ。
- 585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 00:51:55.88 ID:7HlCO2QgO
- お大事に。
求刑……?今回出番の無かったワイズにどんなお仕置きを……?
- 586 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 01:30:58.87 ID:uwW7skuA0
- >>585 休憩です! そんな毎回ワイズ君にお仕置きしないから!
そう言うわけで復活したのでやってきます。もう遅いからちょっとしかやらないかもだけど。
※
ドロシー「――――! ちょっとユウナ! 何してるんですかこんなところで!」
ユウナ「あ、ドロシー」
お姉ちゃんが出ていくのと同時にドロシーが二回から降りてきて僕のところに早歩きで向かってくる。
ユウナ「どうしたの? なんか急いでるみたいだけど……」
ドロシー「どうしたもこうしたもありませんよ! 貴女今どういう状況か分かってるんですか!?」
ユウナ「……え?」
ドロシー「わ、ワイズさんが今騎士たちに追われてて……!」
ユウナ「――――」
わ、ワイズが…………!?
- 587 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 01:31:37.33 ID:uwW7skuA0
- ――――
――
―
ベルフェ「おっす少年。生きていて私は嬉しいぞー」
ワイズ「な、なんて棒読みな……!」
ロディナさんと別れてから僕は仮面をかぶりながら街を歩いていた。
人の視線を避けて避けて、ヤバい予感がしたら空を飛んで遠くまで移動し、ぶらりぶらりと。
そんなこんなで夜まで時間を潰し――僕はこっそりと気配を消してギルド二階、自分の部屋の窓から帰ってきたのだった……。
ワイズ「全くさぁ……もう、本当に辛かったぁ……死ぬかと思った」
ベルフェ「あっはっは、いやー遠目で見てたけどマジお笑いだったぜ。ドロシー何かもう滅茶苦茶あたふたしてたし」
ワイズ「じゃあ助けてよぉ!」
ベルフェ「あぁ!? 人様に助けを乞う時にそんな態度取るんか!?」
くっ……! 正論のような気もするけど今更言ってもしょうがないことを……!
ベルフェ「あの勇者は勇者で午前中は何か凹んでたしなー、全く全く。可愛い彼氏が大事な時に情けない……」
ワイズ「え。なんかユウナ凹んでたの?」
そっか、だから朝居なかったんだ……。
ご飯食べる前にちょっと部屋に行ったほうがよかったなぁ。
ベルフェ「今は何か立ち直ってるみたいだけど――んー、でもあいつ馬鹿だからなぁ」
ワイズ「どういうこと……」
- 588 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 01:34:21.08 ID:uwW7skuA0
- ワイズ「あ、そうだ」
ベルフェ「あん?」
気持ち悪いくらい首を横に傾けたベルフェ。いやそんなに傾けるか?
ワイズ「僕、今日の出来事が本当に怖かったから常に仮面被って行動することにするから。あと偽名も使う」
ベルフェ「へー、まあ妥当だわな。んで、なんていうの偽名」
ワイズ「エクス」
ベルフェ「ぶふぉっ」
ワイズ「!?」
な、なぜ吹き出した――!?
コンマ0で今日は一緒に寝ようね、怖かったもんね
コンマ直下
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 01:34:45.53 ID:DMvHCdSmO
- よいよい
- 590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 01:40:23.87 ID:DMvHCdSmO
- X→エクス
YZ→ワイズ
この世界にアルファベットあるかわかんないけど
- 591 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 01:44:51.79 ID:uwW7skuA0
- 結果 一緒になんて寝るか!
ベルフェ「べ、べつにぃ……? くっくっく……あーうん、カッコいい名前だと思うぞ?」
ワイズ「お、おいこら待て! なんで笑う! 別に普通の名前だろ!」
こ、コレットさんも別に普通の反応だったし!
ベルフェ「エクスね、エクス……気にすんな気にすんな、ちょっと面白かっただけで普通だから……ぶふっ」
じゃあお休みー、と言って。ベルフェは笑いをこらえながら布団に潜った……。
ワイズ「ど、どうして……」
なんであんなに笑われないといけないんだ……。
- 592 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 01:49:25.64 ID:uwW7skuA0
- >>590 えっ!? 何それ滅茶苦茶カッコいいやん! そういうのマジ好き僕!!!!!
- 593 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 01:51:18.44 ID:uwW7skuA0
- 【ステータス】
名前:ワイズ
性別:男
種族:ハーピー
HP:23 魔力:18 筋力:31 俊敏性:95 知能:39 話術:73 可能性:測定不能
料理:44 R-18耐性:37 乗り物酔い耐性:34 歌:51 マッサージ:75 恐怖:57 お酒耐性:30
好き:歌・歌が上手な人
嫌い:ムキムキとした暑苦しい男
【戦闘スキル】
『アタックスキル』
生命光翼(ライフ・ウイング) [LvMAX][消費 HPMP全/命][魔法/炎/風]己の全てを圧縮し、熱と風を持って大爆発を引き起こす命の光。※
羽ビンタ [Lv3][物理/格闘]相手に6のダメージ。
疾風迅雷キック [Lv1][物理/格闘/風/雷]1ターン準備をし、次のターンに相手に俊敏性のダメージを与える。また準備中に攻撃を受けるとスキルはキャンセルされる。
影分身 [Lv2][消費 MP8][魔法/補助]ワイズファントムを1体作成する。
風魔法・真空の刃 [Lv2][消費 MP7][魔法/風]相手に(最大魔力-5)+(コンマ一桁直下+2)のダメージを与える。
風魔法・春疾風 [Lv1][消費 MP5][魔法/補助]2ターンの間、敵全体の俊敏性が-15される。
『パッシブスキル』
装備・魔法鉱石の鎖かたびら [LvMAX]自身が受けるスキルダメージを常に-1する。
装備・光沢輝く鉤爪 [LvMAX]物理スキルダメージを常に+2する。
装備・シルフの忍者靴 [LvMAX]自分の敏捷性を+10する。
それは残像! [Lv1]自分に攻撃が当たるとき。自分の残像を作り出し、俊敏性の半分の確率で攻撃を回避する。
嘘みたいな痩せ我慢 [Lv1]戦闘不能になるダメージを受けたとき、そのダメージをリセットする。一戦闘一回。
■■■■■ [Lv■]無限の可能性を意図的に引き出すことが出来る。■■■■■■■■■■■■■■■…………。※
【通常スキル】
フェニックス [LvMAX]寿命以外で死なないし、死んでも生き返る。千切れたら灰になり、新しいのが生える。
嘘から出した実 [LvMAX]嘘を無理やり真実に変える口八丁。ノリと勢いでごり押す。
不幸体質 [LvMAX]何かもう目も当てられない。ある意味主人公……?
完全完璧パーフェクトなメイド [LvMAX]メイド服を着用中に限り、メイドとしての技能が完全完璧パーフェクトになる。所謂自己暗示。
鉄の胃袋 [Lv3]軽い劇物くらいなら食べても大丈夫。
歌好き [Lv2]歌を聴くと、かなりテンションが上がる。
採取 [Lv1]欲しい薬草なんかが手に入れやすくなる。採取時にコンマ-10。
古代文字翻訳 [Lv2]ルーン文字の簡単な文章くらいは理解できる。ルーン文字翻訳時ににコンマ-10。
融合 [Lv2]一つのアイテムに他のアイテムの要素を付け加えることが出来る。融合時にコンマ-15。
調合 [Lv2]薬草などを使って薬を作ることが出来る。調合時にコンマ-15。
箒飛行 [Lv1]箒に乗って飛ぶことが出来る。が、まだまだ遅い…………あれ、これ意味ある?
【所持金】
金貨1枚 銀貨16枚
【所持アイテム】
神の胴:神の身体の一つ。四肢が欠損している女性の身体の木乃伊。
神の頭:神の身体の一つ。首から下が綺麗に無くなっている女性の頭蓋骨の木乃伊。
よく分かんない鍵:魔国行きの船で見つけた鍵。小さくて銀色。
ポリジュース薬:黒い水飴。なりたい人物の身体の一部を包んで飲み込むことでその人物になれる。効果は一時間くらい。
メイド服:ええっ!? 男の子がメイド服を着るんですか!?
魔力増強剤:戦闘中に使用することで、5ターンの間最大魔力を+50する。
暴食龍の片角:セブンスアビスが一人、セリューの角の片一方。ゴツゴツしていてカッコいい……何かに使えるかもしれない。
戦闘用くノ一衣装:戦闘時に装着するくノ一衣装。桜色でミニスカでスパッツで露出が多い。凄い。
香薬:リラックス効果やストレス解消などの効果をもたらすお薬。贈り物に最適かもしれない。
変装セット:着流しに狐のお面を被り、そして腰には模造刀。とてもカッコいい。男らしい。
お宝に反応して光るペンダント:結構値打ちがありそうなアイテムに対して光るペンダント。光ったり光らなかったりなのであまり期待してはいけない。
不思議な力がありそうな宝石のペンダント:不思議な力がありそうな宝石がはめられたペンダント。ありそうなだけで、実際にあるかは分からない。
閃光弾:爆発と閃光を同時に発生させて難聴と耳鳴りを発生させる。対策をしないと相手だけじゃなくて自分も喰らう。別名スタングレネード。
冒険者ライセンス:砂国のギルドにおいて冒険者であることを示すカード。
【好感度一覧】
『仲間』
ベルフェ108「あいつ見てるだけで退屈しねぇなぁ、くくっ……」
ユウナ174「もうこういうことはしないで欲しいなぁ」
ドロシー101「絶対に時間を超えて会いに行きますよ、約束ですよ」
『砂国』
ミーシャ45「はっきりと言ってくれて嬉しいわぁ、何時かきっと慣れる日が来るわね♥」
カトレア25「へ、変態っ! スケベェ!」
ガイドー86「大人しそうな子ですねぇ」
アーレイ100「素直なひよこは私好きよ?」
ロティヌス65「生意気なクソガキがよ」
スカーレット73「男の子はだれしも考える夢じゃないのか……世界征服……!」
アルバート1「ふ、ふは、ふはははは!!!」
コレット(エクス)59「少し変わった人でしたね」
ロディナ25「情報は渡さないよ!」
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:00:20.85 ID:7HlCO2QgO
- ベルフェと一緒に寝ていたら、翌朝なぜかベルフェが裸でしかもユウナに見つかりお仕置きされる……という流れにはならなかったか。
- 595 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 02:06:07.96 ID:uwW7skuA0
- >>594 そこまで行くともうR板案件になりそうなんだよなぁ。
※
ユウナ「――――ワイズっ!」
隣の部屋から出てきたユウナと鉢合わせた瞬間、ユウナはそう言って僕のことをぎゅうと抱きしめてきた。
ワイズ「んぐっ!?」
ユウナ「ごめん、ごめんねぇ……! ぼく、ぼく……昨日ワイズが大変なことになってるのに全然気が付かなくて……! 良かったぁ……大丈夫そうで良かったぁ……!」
胸に顔を埋められ、息が出来ない状態で頭をひたすらに撫でられて――うぁ、に、匂いと柔らかさが――――!
ドロシー「ちょ、ちょっとユウナ!」
ユウナ「あっ! ご、ごめんワイズ……大丈夫?」
ワイズ「だ、大丈夫……」
大丈夫じゃないけど、大丈夫です。
ベルフェ「おいおい、お前ら馬鹿みたいなこと毎回してんなー。てかエクスくんよ、お面お面」
ワイズ「あっ! そっか、忘れてた忘れてた……」
思い出したように巾着袋からお面を取り出し、装着する。
ドロシー「……エクスくん?」
ワイズ「あ、うん。えっと実は――――」
- 596 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 02:11:30.03 ID:uwW7skuA0
- ――――
――
―
〜ギルド・酒場〜
ユウナはカッコいい名前だね! と目を輝かし。ドロシーさんは苦笑いをしていた。
エクス、エクス、エクス……ううん、別に普通の名前だと思うけどなぁ……。
あれかな、海国の仮面付けてるのに名前が海国っぽくないからかな? まあ、海国っぽい名前ってのも良く分かんないけど……。
そもそもその国っぽい名前って何? そういうのあるの?
朝ごはん
1 仲間皆で!
2 知ってる人と! (仲間含めた砂国で出会ったキャラを一人選択)
3 知らない人と!
下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:11:54.95 ID:DMvHCdSmO
- 1
- 598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:12:15.62 ID:ZWP+x4F5o
- 2スカーレット
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:12:31.15 ID:XDkfFqQ9o
- 1
お尋ね者になったから知らん人が選びにくい
- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:12:45.48 ID:nbARJDXI0
- 3
- 601 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 02:21:03.68 ID:uwW7skuA0
- 結果 仲間皆で
誰か乱入して来たり……
1 エクス殿ー!
2 お姉ちゃん!
3 誰も来ないでくれ怖いから
先に二つとったものを採用
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:21:26.22 ID:DMvHCdSmO
- 2
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:24:43.89 ID:nbARJDXI0
- 2
- 604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:29:39.66 ID:PapzXw8R0
- 1
- 605 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 02:34:38.92 ID:uwW7skuA0
- 結果 お姉ちゃんに彼氏を紹介するお話
そう言うわけで今日はこれで終わりにしたいと思います。参加してくれた皆さんお疲れさまでしたー!
次の更新でもよろしくお願いします……じゃあお休みなさーい。
男の趣味は妹と一緒。という一文が僕を狂わせます。どうすればいいんだ……お姉ちゃん助けて……。
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:35:50.25 ID:ZWP+x4F5o
- 姉は姉でも双子だしな好みは似るじゃろな
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:36:08.76 ID:mmztyjmP0
- あんまそこらへんドロドロしすぎてもなぁ
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:38:29.55 ID:7HlCO2QgO
- おつ。
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:39:48.40 ID:OJd8Osp9O
- 乙
他の生きのいいショタを捕まえればOK
- 610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 02:50:41.50 ID:PapzXw8R0
- 乙
- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 03:35:13.92 ID:jlp1A5X2O
- お姉ちゃんは誰もおまえを愛さないを地でいくコンプレックスの塊何だから!
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 12:09:50.88 ID:x8B5EIXfO
- 勇者の姉妹丼と聞いて蘇りました!現場はここですか???
- 613 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 16:25:49.18 ID:uwW7skuA0
- でもまだ好感度判定とかもやってないし大丈夫でしょ。ドロドロとかしないしない。
お姉ちゃんの好感度がぐんぐん上がってきたらユウナ純愛派とハーレム派の戦いが始まりそうだけど、まあその時はその時だよ。
- 614 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 16:45:56.32 ID:uwW7skuA0
- ぶっちゃけ皆ってユウナ純愛とハーレムだったらどっちが好きなん?
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 16:51:22.44 ID:XDkfFqQ9o
- 本編は純愛、R案件ならハーレム
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 17:01:19.45 ID:ZlmlTOSLO
- 本編ではユウナ純愛派だけど、たまに修羅場やハーレム、その他のルートも見たくなる。ユウナヤンデレルートや恋人ドロシールート、ベルフェ様のおもちゃ、ペアリスとアイドルユニット結成ルート……etc.
イベントをカットしまくる傾向のあるRTAでは神の体を入手する際非合法な手段やベルフェによる強引なショートカット(虐殺)などが人気なため、ユウナと初対面の時に悪党扱いされることがわりとあるようです。(うそです)
- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 17:21:17.36 ID:/HM0Lt3oo
- ハーレム(小声)
あっでもワイズくんのカーストは下の方、尻に敷かれてるで!(大声)
- 618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 17:48:45.84 ID:PapzXw8R0
- ユウナとの純愛がいいなと思う
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 17:53:33.18 ID:s2xyvsO+0
- どっちも嫌いじゃないが、ほぼほぼユウナ本妻で決まってる現状でハーレム方面はなぁ
女関係でグダグダし始める安価スレはエタ―フラグ、ユウナルートは確定させるのが丸い
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 18:51:49.60 ID:nbARJDXI0
- ifで色々書いてくれるから本編は純愛派
- 621 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 20:10:59.68 ID:uwW7skuA0
- やっぱりユウナ純愛が一番多いですね。じゃあ本編はそれでいきたいと思います。ワイズ君の意思は強いんだ……。
ハーレムルートとかはIFで何時かやるよ。多分ね。R板だと思うけど。
- 622 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 23:10:35.89 ID:uwW7skuA0
- こんばんは、今日もちょっとだけやります。
※
ユウナ「あれ、そういえばワイズ……じゃなくて、えっとエクス? お面付けながらご飯ってどうやって食べるの?」
ワイズ「ど、どうしよう」
まさか昨日の突込みの回答をこんなところでしなくてはならないとは……伏線の回収が上手すぎる。
と、取り合えずお面を上にずらして口だけ出して……っと。
ベルフェ「だっさ」
ワイズ「うっさい! じゃあベルフェは何か良い案あるのかよ!」
ベルフェ「さー? 私は別にお面とか被んないしなー」
けらけらと笑いながら、ベルフェはクロワッサンを口に含む。
ドロシー「ああもう、良いじゃないですかそうやって食べれてるんですから。確かに見た目はちょっとあれですけど……まあ、しょうがないですよ」
ユウナ「そうそう! お面付けたまま何か食べるとしたら……あっ! ご飯を全部ぐちゃぐちゃにしてストローで啜るとか!」
ドロシー「食べ物で遊ばない! そんな方法で食べても美味しくないでしょう!?」
ユウナ「……ごめんなさぁい」
怒られてしょんぼりとしてしまった。
アイナ「――――随分と楽しそうな朝ごはんね、ユウナ」
- 623 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 23:11:36.67 ID:uwW7skuA0
- ユウナ「あっ! ……もぐもぐもぐ、んくっ。お姉ちゃん!」
背後からその人物に声をかけられて、ユウナは急いで口に含んでいたものを飲み込んで。お姉ちゃんと嬉しそうに口にした。
ワイズ「え」
お……お姉ちゃん!?
ユウナ「あ、えっとね。みんな! ぼくのお姉ちゃんのアイナお姉ちゃんです!」
好感度判定
コンマ直下
男の趣味は妹と一緒+10
…………-10
- 624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:11:51.26 ID:/HM0Lt3oo
- ど
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:11:52.91 ID:u+LJResp0
- あ
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:12:15.37 ID:/HM0Lt3oo
- あーもうしわけない!
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:12:25.71 ID:exyz/5iHO
- 即堕ち2コマ
- 628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:13:45.04 ID:XDkfFqQ9o
- 闇深お姉ちゃん…
- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:14:54.00 ID:PapzXw8R0
- 26だと致命的な低さでもないし、80とか高すぎてもこじれそうだし、いいんじゃない?
- 630 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 23:24:28.20 ID:uwW7skuA0
- アイナ26「…………」
アイナ「どうも、アイナです」
そのお姉さんは僕たちに軽く視線を向けた後、軽く頭を下げた。
眉間にシワが寄っていて何処か薄幸そうな、線の細い女性で。どこかユウナとは正反対な印象を受けた。
ドロシー「ど、どうも……わ、わたくしドロシーと言います。よろしくお願いします……」
ベルフェ「…………あーい、よろしくー。ベルフェでーす」
ワイズ「ワ――じゃなくて、エクスです。よ、よろしくお願いします」
僕も釣られるように頭を下げる。
……薄幸そうな女性。と言ったが、それ以上に――何だろう、ピリピリとした雰囲気を感じる。
まるで自分以外の人間は敵だと言わんばかりの。話しかけてきたら殺す、みたいな――そういう感じの。
アイナ「…………ふぅん」
ユウナ「さぁさぁ! お姉ちゃんもずっと立ってないで座って座って! 一緒にご飯食べよ食べよ!」
アイナ「ん……はぁ、しょうがないわね」
そう呟いて。お姉さんは渋々といった感じでユウナの隣の空いていた席に腰を掛けた。
ど、どうしよう……! ユウナのお姉さんとは思えないくらいこえぇ……!
アイナ「…………」
それに。な、何か滅茶苦茶睨まれてるんだけど僕! な、何かした僕!?
- 631 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/07(日) 23:27:08.63 ID:uwW7skuA0
- みんなで仲良くご飯を食べよう!!!!!!!!!!
下3まででコンマが大きいもの二つを採用。反転。
それじゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。本当に短いですね。
次の更新でも参加してくれると嬉しいです。おやすみなさい……。
お姉ちゃんの闇が深いぜ。怖い。
- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:27:41.11 ID:nbARJDXI0
- セブンスアビスのナルメアって人が砂国にいるってコレットさんが言ってた
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:30:22.92 ID:/jF17jtDO
- 二人の小さい頃の話を聞きたい
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:30:38.38 ID:Gpk4knNnO
- おつ
この子がぼくの彼氏だよーって
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:32:59.01 ID:PapzXw8R0
- KW
- 636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:33:52.15 ID:PapzXw8R0
- 誤送信した、乙
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/07(日) 23:37:29.00 ID:ZWP+x4F5o
- 乙乙
…………-10はいったい何だや
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/08(月) 00:26:20.54 ID:yd5Webn1O
- 初対面の相手にその殺気
そういうとこだぞお姉ちゃん
- 639 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/08(月) 23:14:04.31 ID:VE+cljiY0
- すみません、ちょっと今日もお休みさせてもらいたいと思います。
お姉ちゃんが可愛そう可愛いという点はドロシーさんと似ているので仲良くなれると思います。(小並感)
- 640 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/09(火) 22:55:02.99 ID:n12orlWI0
- 今日もちょっとだけ更新です。申し訳ねぇ。
※
二人の小さい頃の話を聞きたい
ドロシー「あ、あー! わたくし、その。二人の小さい頃の話とか聞いてみたい……んですけど」
妙にピリピリとした空気に耐えかねてかドロシーさんはユウナとお姉さんにそう訊ねた。
これにはナイスとしか言いようがない! 後でドロシーさんの肩を揉んであげるしかないかもしれない。
アイナ「……小さい頃?」
ユウナ「あっ! 良いね良いね! 話の話題にもなるし!」
アイナ「ちょ、ちょっと!」
お姉さんはユウナを止めようとするが、もうユウナは昔の話をする気満々で思い出に思いを馳せている。
……はぁ、と諦めたようにお姉さんはため息をついた。
ユウナ「あんなこともあったなー、こんなこともあったなー……ううん、どんなことを話そうかなぁ」
でも、確かにユウナの小さい頃の話とか聞いてみたいな……どんなことしてたんだろう?
二人の小さい頃のエピソード
下3までで一番コンマが大きいものを採用。反転。
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:57:58.14 ID:JY6qJCE1o
- お風呂で洗い合い
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 22:59:42.65 ID:f0t8YZ1co
- 成長したらいつか復活するかもしれない魔王を倒して本物の勇者になろうねと姉妹で誓いあった美しい思い出
- 643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:04:18.59 ID:Um+xqGwNO
- お姉ちゃんのカレーは絶品という話
- 644 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/09(火) 23:07:01.44 ID:n12orlWI0
- 結果 >>643
お姉ちゃんの料理判定!
コンマ直下!
カレーが絶品! +15
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:08:12.28 ID:Qrp71W27O
- あ
- 646 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/09(火) 23:11:17.64 ID:n12orlWI0
- 結果 43
因みにユウナの料理は46です。お姉ちゃん……。
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:11:56.21 ID:f0t8YZ1co
- ギリギリユウナに勝てないところがお姉ちゃん
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:12:34.55 ID:JY6qJCE1o
- 絶品……?
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:12:48.39 ID:Qrp71W27O
- 愛がこもってるんだよ、うん
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:24:48.83 ID:HDtlA/TTO
- カレーだけ出来の判定にボーナスがあるんだよ
- 651 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/09(火) 23:26:15.26 ID:n12orlWI0
- ユウナ「あ! そうだ! 実はね実はね? お姉ちゃんのカレーすっごい美味しいんだよ! 超絶品!」
目を輝かせながら、ユウナはお姉ちゃんのカレーについて話す。
アイナ「……え?」
ユウナ「小さい頃に食べたお姉ちゃんのカレーの味……もう今でも思い出せるよぼく!」
ベルフェ「ふぅん、カレーねぇ。でもカレーなんて誰でも美味く作れるもんだろ?」
ユウナ「はぁ!? おいこら悪魔ぁ! お姉ちゃんのカレーはそんなんじゃないから! もうすっごいんだぞ!」
アイナ「あ、あの。ゆ、ユウナ……」
ドロシー「でも、そこまで言われるとわたくしもちょっとカレー食べたくなってきましたね」
ワイズ「うん、僕も最近カレー食べてないし」
というか、王国の時から一度も食べてない気がする。
ユウナ「じゃあさお姉ちゃん! 今度ぼくたちにもっかいあのカレー作ってよ! ね、ね? あのじゃがいもごろごろしてるの!」
アイナ「…………しょ、しょうがないですね。今度、機会があったら……作りますよ」
ユウナ「やったぁ! お姉ちゃん大好き!」
アイナ「…………カレー。ね」
- 652 : ◆Nq0wl2Ysns [saga]:2021/02/09(火) 23:28:44.52 ID:n12orlWI0
- ぼくの彼氏だよー
ユウナ「あ! そうだお姉ちゃん!」
アイナ「……今度は何」
静かに食後のコーヒーを飲んでいるアイナさんにユウナは声をかける。
ユウナ「そこの狐のお面被ってるワイ――じゃ、じゃなくてエクスって子いるでしょ?」
ワイズ「ん?」
ユウナ「ぼくの彼氏なんだー、えへへ」
アイナ「ぶふぉっ!?」
ドロシー「ひゃぁあ!?」
――そんなことを簡単に言われるだなんてまるで予想していなかったようで、お姉さんはコーヒーを吹き出した。
アイナ「おっ、えっ! えほっ! えほ、ごほっ!!! んっ!」
むせにむせにむせまくったみたいで、とんでもないくらい咳をするお姉さん。咳をしながらも、何とかハンカチを取り出しコーヒーを拭く姿は、何ともまあキチンとしている性格だなぁと思うしかない。
ユウナ「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!? だ、大丈夫!?」
アイナ「だ、大丈夫ぅ……ごほ」
目尻に涙を浮かべながら、手の甲で口元を拭うと――お姉さんは、僕の方をゆっくりと向いて――。
アイナ「――――」
ワイズ「ひっ」
――この世の物とは思えないくらい、睨まれた――ような気がした。
そういう、雰囲気だった。殺気とか、そういうのじゃない――もっとわかりにくい。ごちゃついた、僕が理解していい気持ちじゃない何かを向けられた。
怖い。怖い。怖い。
アイナ以外の好感度が1上がりました!
- 653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:31:14.78 ID:Qrp71W27O
- 特に理由のないコーヒーがドロシーを襲う
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 23:34:23.93 ID:VMegGwRZO
- 不埒なお姉ちゃん
そりゃ魔王と契約なんてしてしまうわよね
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