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【モバマス安価】P「えっ!?うちのアイドルがスキャンダル!?」
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772 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:45:48.92 ID:GdSNJ4Na0
七海(仮)「....」
七海(仮)「....はぁ〜」
メイ「....?」
七海(仮)「....七海の最終奥義」
七海(仮)「ヒョウモンダコ拳!!!」
七海(仮)「....」フニャア
メイ「....」
773 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:46:48.58 ID:GdSNJ4Na0
メイ「....なんですか、その妙な構えは」
七海(仮)「そっちから聞くなんて」
七海(仮)「おばさんも愚民?と同じなんれすね〜」
メイ「!!!!!」
メイ「言わせておけば....!!!!」
七海(仮)「来るんれすか?どうぞ〜」カムカム
メイ「ッ....!」ギリッ
七海(仮)「(実際来たらどうすればいいんれしょ....)」
774 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:48:10.92 ID:GdSNJ4Na0
メイ「ッ....!」
メイ「(あの自信はなんなの....?)」
メイ「(私のヘビー・ウェザーも効かないし)」
メイ「(何か能力を隠し持っている....?)」
メイ「....」
775 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:48:43.71 ID:GdSNJ4Na0
メイ「(さっき確かに『ヒョウモンダコ拳』と言った....)」
メイ「(ヒョウモンダコといえば、唾液に強い毒性を持つタコ....)」
メイ「(まさか、あの構えで誘い込んで接近したところを)」
メイ「(致死性の猛毒で....!?)」
メイ「....」
七海(仮)「(なんか勝手に止まってくれてますね)」
776 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:50:27.11 ID:GdSNJ4Na0
メイ「....」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....来ないならこっちからいきますよ!」
メイ「(敵の能力がわからない以上、こちらから手を出すのは危険すぎる....)」
メイ「....」
メイ「(....私の優勢は揺らがない)」
メイ「(....あえて敵のフィールドに飛び込む必要はない)」
メイ「勝手にしなさい」フワァ
七海(仮)「!」
メイ「....私を誘い込むということは」フワフワ
メイ「....空中にいれば手出しはできないのではないかしら?」フワフワ
七海(仮)「(どっちにしろ手だしはできません)」
777 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/07(日) 23:55:20.10 ID:+Atm/xDd0
なまじ知恵があるだけ不利になるやつだな…
778 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:58:14.53 ID:GdSNJ4Na0
P「七海ッ!」
七海(仮)「プロデューサー!?」
P「俺を後ろから思いっきり突き飛ばせ!!!」
七海(仮)「はいっ!」ドンッ
シュー
779 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:59:02.54 ID:GdSNJ4Na0
芳乃「(カタツムリの粘液と、山の摩擦の軽減によってかなりのスピードが出ていますー!)」
メイ「ふん、カタツムリになりかけているお前が何を」
P「(....最初は驚いたよ)」
P「(まさかケツから脂が出ているとは)」
P「(....閉じとくの、大変だったぜ)」
P「....肛門」
P「開放ッッッ!!!!!」ブババババババババ
ブワァッ
780 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/07(日) 23:59:18.33 ID:EVqGu2dXO
すごい伏線だ…
781 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/07(日) 23:59:33.74 ID:GdSNJ4Na0
メイ「う、浮いた!?」
P「ようおばさん」
P「そしてサヨナラだ」スッ
メイ「愚民があああああああああああ!!!!!!!!!!」
七海(仮)「あれは!!!」
P「喰らえェェェェェッッッッッ!!!!!!!!」ガギンッ
七海(仮)「超合金アーマードサバオリくん!!!」
782 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 00:00:39.40 ID:IL9GHSty0
本日はここまでになります
今更ですが、このSSに出てくるメイ前首相は実際の人物とは全く関係がありません
日付変わりましたので、本日の夜21時以降に再開します
783 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 00:45:20.18 ID:xwa+3lAZO
おつです
784 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 01:46:36.53 ID:Xg72QY0H0
乙でした
バラムツの伏線がw
785 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 06:08:19.72 ID:CUr7GPEDO
そしてサバヲリくんにも出番が
そういえば、メタル桃子って出番あんなけ?
786 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:19:25.19 ID:IL9GHSty0
P「はぁ....はぁ....」
メイ「」
P「やったみたいだな....」
芳乃「どうやら能力も解けたようでございますー」
七海(仮)「プロデューサー!芳乃さん!」ギュッ
P「七海、よくやってくれた」
芳乃「七海さんのおかげですー」
七海(仮)「それは違います!」
787 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:20:13.94 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「おばさんをボコボコにした芳乃さん」
七海(仮)「時間を稼いでプロデューサーを突き飛ばした七海」
七海(仮)「そしてバラムツジェットで空中浮遊して超合金アーマードサバオリ君攻撃をしたプロデューサー」
七海(仮)「これは、みんなの力でつかみ取った勝利れす!」
P「....」ウンウン
芳乃「ほほー....」ニコニコ
788 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:21:04.04 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「あれ?芳乃さん」
芳乃「?」
七海(仮)「もうお説教はいいんれすか?」
P「七海のバカ!」
芳乃「....」ゴゴゴゴゴ
P「せっかく忘れてたのにー....」
芳乃「....」ゴゴゴゴゴ
789 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:21:45.38 ID:IL9GHSty0
芳乃「怒りは収まりましたー」
七海(仮)「そうなんれすか?」
芳乃「わたくしのあの状態は」
芳乃「復活時に血を取り込んでしまったことによる一時的なものー」
芳乃「時間経過によって徐々に己を取り戻すのですー」
P「物騒な力だが、芳乃がいなきゃアイツは倒せなかったからな....」
芳乃「バーサーカーモードのわたくしは近接戦最強でございますー」
七海(仮)「そう言えるだけの実力はありました....」
790 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:22:17.80 ID:IL9GHSty0
芳乃「ですので、ここからは通常の依田芳乃でございますー」
P「戦力としては期待するなって?」
芳乃「はいー」
芳乃「失せ物探しであれば協力できますがー?」
P「いつも通りってことか」
P「....」
七海(仮)「....それなら」
791 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:23:37.92 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「芳乃さんはもう避難した方がいいと思います」
P「だな」
芳乃「....」
芳乃「....よろしいのですかー?」
P「....もうあの力が使えない以上」
P「普通のアイドルである芳乃を、敵の本丸には連れていけない」
芳乃「....でしたら」
792 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:24:42.53 ID:IL9GHSty0
芳乃「七海さんはよいのですかー?」
七海(仮)「....今の七海は、人間の身体ではないので」
七海(仮)「本来なら命に関わるようなダメージを負っても大丈夫なんれす」
芳乃「....」
七海(仮)「それに、万が一のための手つなぎ要員も必要れす」
七海(仮)「....あと、これはただのわがままなんれすが」
793 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:25:24.91 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「早く七海に会いたい....!」
芳乃「....わかりましたー」
芳乃「わたくしも、足手まといになりたくはありませんー」
芳乃「ここからはお2人にお任せしますー」
P「....すまん」
芳乃「いえ、お説教はこれが終わってからでも遅くはありませぬー」ニッコリ
P「やっぱりまだ怒ってるじゃん!」
七海(仮)「次は激怒するためだけに干からびるんじゃないれすか〜?」
P「勘弁してくれ....」
794 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:27:02.21 ID:IL9GHSty0
芳乃「それではー」シュー
P「俺の能力が発動中だから仕方のないこととはいえ」
P「よく恐れずに山を滑り降りていけるな....」
七海(仮)「芳乃さんれすから」
P「やっぱり精神年齢は幼女じゃないわ」
芳乃「そなたー?」シューーーー
P「....耳がいい」
七海(仮)「なんで自分から怒られに行ってるんれすか」
795 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:28:11.51 ID:IL9GHSty0
P「しかし」
P「こんなことになるなら、千夜とドラゴンさんを行かせるんじゃなかったな....」
七海(仮)「どこまでトリケラトプスさんたちを持って行ったんれすかね〜?」
P「どうする?あの2人を待つか」
P「それとも俺らだけでアオモリンに突入するか」
七海(仮)「そうれすね〜....」
待つ or 待たない
>>796
796 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 21:29:38.95 ID:Xg72QY0H0
待たない
797 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:37:46.98 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「行っちゃいましょう〜」
P「いいのか?」
七海(仮)「あの数のトリケラトプスを放せる場所となると限られます」
七海(仮)「そんなところを探す時間も含めると、まだ時間がかかるのかもしれません」
七海(仮)「....待った方が安心なんれしょうか」
七海(仮)「でも七海は、これ以上敵に時間を与える方が心配れす!」
P「それはたしかにな....」
798 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:39:34.07 ID:IL9GHSty0
P「一応聞いてた戦力はほぼ片づけたわけだし」
P「俺らだけでもなんとなやれるか?」
七海(仮)「....あとれすね」
七海(仮)「七海、さっきのおばさんは中ボスだと思います!」
P「中ボスて」
P「なんとなく言ってることはわかるけども」
七海(仮)「残るはラスボスだけ」
七海(仮)「七海の身体はすぐそこれす〜!れっつご〜!」
P「あいよ」
799 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:40:11.62 ID:IL9GHSty0
スタスタ
七海(仮)「そういえば、そこに女の子がいるんれすよね」
七海(仮)「七海には見えませんけど」
P「うん、今もいるよ」
P「能力発動中はずっと出っぱなしみたいだ」
ローリング△『?』
800 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:40:43.43 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「その子の出番って終わりれすか?」
P「え、うん、いまのところは」
七海(仮)「....」
七海(仮)「なんのために出したんれすか?」
P「な、何のためにって言われてもなあ....」
801 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:41:22.19 ID:IL9GHSty0
P「なんか向こうが、名前つけろースタンド出せーとか言うから
P「そのとおりにしたら出ちゃっただけだし、どう使うとかは....」
ローリング△『....』ショボン
七海(仮)「そんな言い方かわいそうれすよ〜」
P「本当だめっちゃしょげてる、すまん....」
ローリング△『....ふんっ』プイ
802 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:42:56.95 ID:IL9GHSty0
P「でもな」
P「俺の力って触れたものの摩擦力を操る力だから」
P「それが幼女として具現化したところで、何かさせられるわけでもないんだよ」
P「結局この子も
ローリング△『ローリング△!』
P「....ローリング△も俺が触れられる範囲にしか出てこられないみたいだし」
七海(仮)「....七海」
七海(仮)「ひらめきました!」
P「?」
803 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:43:30.78 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「たしか、元々の能力は自分の肌の摩擦力を操るだけだったのが」
七海(仮)「軍との戦いで覚醒して、ものの摩擦力も操れるようになったって言ってましたよね?」
P「おう」
P「自分以外のものに干渉できるようになったのは昨日が初めてだ」
七海(仮)「つまり、能力は成長・進化するんれす....」
P「あのおばさんも2つ能力持ってたしな」
804 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:43:58.24 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「....だったら」
七海(仮)「名前を付けて、具現化したことで」
七海(仮)「新しい力が発現している可能性はありませんか....?」
P「あ、新しい力!?」
七海(仮)「あくまで可能性れす....」
七海(仮)「『第3の能力』の心当たりはありませんか....?」
P「まったくないな....」
P「俺自身も知らない能力なんて使いようがないし....」
805 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 21:44:29.01 ID:IL9GHSty0
P「なんかある?」
ローリング△『あるよ』
P「あるってさ」
七海(仮)「ほら〜」
ローリング△第3の能力
>>806
806 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 21:46:22.62 ID:ryVqoy310
時間を自分だけ早く感じられるようにする
807 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 21:48:11.13 ID:kceRva/qO
逆メイドインヘブンかな?
808 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:11:32.70 ID:IL9GHSty0
ローリング△『時間を自分だけ早く感じられるようにする』
P「時間を自分だけ早く感じられるようにする?」
七海(仮)「それが新しい能力なんれすか?」
P「ああ、ローリング△が言うにはそうらしい」
七海(仮)「....つまりどういうことれすか?」
P「俺にもよく分からん」
ローリング△『じゃあ使ってみる?』
P「頼む」
ローリング△『えいっ』
809 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:12:19.03 ID:IL9GHSty0
ブゥン....
P「....?」
七海(仮)「プロデューサー?どうれすか?」
P「....」
P「....」
P「....」
P「....」
P「....」
七海(仮)「プロデューサー?」
810 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:12:50.38 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「プロデューサー!?」ユサユサ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....ぅわあ!!!」ビクッ
七海(仮)「ちょ、いきなり止まったと思ったらどうしたんれすか!?」
P「止まった?俺は七海の言ってることが聞き取れなくなったと思ったら」
P「いきなり物凄い速さで俺を揺らしたから驚いたんだよ!」
七海(仮)「ええ?」
811 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:13:27.00 ID:IL9GHSty0
ローリング△『これが、新しい力だよ』
P「てことは」
P「実際の世界の時間の流れとは関係なく」
P「俺から見た世界の時間の流れが限りなく早くなるってことか?」
ローリング△『うん』
812 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:13:54.01 ID:IL9GHSty0
P「世界の時間を早く感じるから」
P「相対的に、俺以外の人から見たら」
P「俺は遅く動いているってこと?」
ローリング△『そうだよ』
P「えぇ....?」
P「自分の動きは遅くなるし、俺からすると他の人の行動は認識できないし」
P「使いどころが全くわからねえ」
七海(仮)「....」
813 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:14:49.70 ID:IL9GHSty0
七海(仮)「使い方ありました〜!」
P「なんだ!教えてくれ!」
七海(仮)「お説教されてる時とかどうですか?」
P「それいいな!」
P「動きを伴う場合は使えないが」
P「ただ説教聞いてるだけならスローになってても問題ないしな!」
P「って全然バトル向きじゃねー!!!」
七海(仮)「れすね〜」アハハ
814 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:15:17.62 ID:IL9GHSty0
P「これからラストバトルかもしれないのにどうすんだよこれ!」
ローリング△『今のローリング△は、怖いものなしだよ!』
P「お説教の時限定だろ!」
七海(仮)「そう都合よくはいかないってことれすよ....」
P「ま、元々当てにしてたわけじゃないからいっか....」
815 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 22:17:15.75 ID:oy/MutYG0
いつのまにかメタル桃…ローリング△が流暢に喋るようになってる…
816 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:35:38.55 ID:IL9GHSty0
>>815
ローリング△も戦いを経て成長したので、言語能力も飛躍的に向上しました(適当)
817 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:36:08.06 ID:IL9GHSty0
〜アオモリン〜
ガチャリ
P「....」
七海(仮)「....」
P「誰もいない....?」
七海(仮)「綺麗な宮殿れすね〜」
七海(仮)「青森一、いや東北一かもしれません〜」
P「呑気に見物してる場合かよ....」
818 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:36:45.72 ID:IL9GHSty0
カツーン
カツーン
P「....誰かが来る」
七海(仮)「....」ジー
七海(仮)「階段の上れす!」
P「....」ジロリ
七海「....」カツ
七海「....」カツ
P・七海(仮)「「七海!?」」
819 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:38:05.00 ID:IL9GHSty0
七海「....七海を」
七海「助けに来てくれたんれすね!」
P「無事だったのか!」ダッ
七海「プロデューサー!」
P「七海っ」ダッ
七海「このくらいでいいか?」
七海「感動の再会は」ニタァ
P・七海(仮)「「!?」」
820 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:39:18.93 ID:IL9GHSty0
七海「どうした?」
七海「お前たちが欲しい言葉をかけたつもりだったが....」
七海「間違っていたかな?」
P「....」
P「....お前」
七海「....やれやれ」
821 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:39:56.53 ID:IL9GHSty0
七海「メイのやつめ」
七海「あれだけ着飾った言葉を並べておいてしくじるとは」
七海「フッ」クスリ
七海「所詮、あのジョンソンでもできたEU離脱すらしくじった女」
七海「やはりあいつも、会議を長引かせるだけの女に過ぎない」
七海(仮)「プロデューサー....」
P「....」コクリ
822 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:40:47.52 ID:IL9GHSty0
七海「新たな世界の礎となるのは」
七海「荷が重すぎたか....」
P「....おい」
七海「なんだ?」
P「七海をどこへやった!」
七海「ん〜?」
823 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:42:17.16 ID:IL9GHSty0
七海「お前の目は節穴か?」
七海「多大な犠牲を負ってまで、自ら救いに来た人間の顔すら見分けられないとは....」
P「....違う」
P「お前は七海じゃない」キッ
七海「はて」
七海「ではなんだ、お前の隣にいるその機械が浅利七海だとでも?」
七海(仮)「な、七海が七海れす!」
七海「誰がどう見ても、私が浅利七海だと思うのではないか....?」
P「お前は....誰だ....!」
824 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:43:25.64 ID:IL9GHSty0
P「答えろ!」
七海「....ハァ」ハァ
七海「これだけ言ってもまだわからんか」
七海「....私は既に戴冠式を済ませた」
P・七海(仮)「「....?」」
七海「お前たちが民衆を片付けてしまったせいで、すっかり寂しいものになってしまったが」
七海「もはやそれは問題ではあるまい」
825 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:44:04.62 ID:IL9GHSty0
七海「....改めて、お前たちに宣言してやろう」
七海「....我こそが」
七海「プリンセス・浅利七海!」
七海「青森の女王にして、これからの世界を統べる者!!!」
P「何を言っているんだ....」
七海(仮)「....七海は」
七海(仮)「どうしちゃったんれすか....」
826 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/08(月) 22:45:01.07 ID:IL9GHSty0
早いんですが本日はここまでになります
佳境です、残りも楽しんで行きましょう
明日の夜21時以降に再開します
827 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/08(月) 23:03:02.12 ID:oy/MutYG0
>「やはりあいつも、会議を長引かせるだけの女に過ぎない」
こいつ元お偉いさんのフォレスト氏では
828 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 11:50:07.41 ID:k1d7KxtDO
あと残った伏線はちひろさんとこのそれとバイバイン
それからペインレスと山形林檎ぐらいかな?
829 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:41:23.47 ID:ht77iBmh0
P「いい加減にっ....!」ダッ
七海「近づかない方がいいぞ」
P「何....?」
七海「お前が近づけば私は」
七海「この身体の、舌を噛み切って死んでやろう」ベー
P「....」ピタ
七海「賢明な判断だ」
P「チッ....」
830 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:42:35.39 ID:ht77iBmh0
七海(仮)「....あなたは、誰なんれすか」
七海「?」
七海「言っているではないか」
七海「私の名前はプリンセス七海」
P「....さっき身体のとかなんとか言ったな」
P「やっぱりその身体は七海本人なのか!」
七海「....ああ」
七海「見ての通りだ」
831 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:44:15.35 ID:ht77iBmh0
七海「と言っても、人は見た目が9割というからな」
七海「中身が誰であれ、私が浅利七海であることは疑いようのない事実」
P「何をわけのわからないことを....」
P「....だがな」
P「七海本人の身体だってことがわかって安心したぞ」
七海「?」
P「簡単さ、七海の中にいるお前を消してしまえば一件落着ってことだろ!」
七海(仮)「そうれす!」
七海(仮)「七海の身体は返してもらいます!」
832 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:45:37.15 ID:ht77iBmh0
七海「....確かに」
七海「今の私は、肉体的にはごく平凡な女子中学生の身体に入っているに過ぎない」
七海「お前たちに武力をもって立ち向かわれてはひとたまりもないだろう」
七海「....それがなんだというのだ」
七海「手を出す素振りが見えた時点で、私はこいつの舌を噛み切って」
七海「殺してやる」ベェ
七海「万が一お前たちの攻撃が私に届き、痛めつけたところで」
七海「傷つくのは浅利七海の身体だけ」
七海「どうだ?何か妙案でも浮かんだかな?」
P「....」
833 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:46:55.04 ID:ht77iBmh0
P「....ありえない」
七海「何?」
P「七海の身体を殺せば、当然脳の機能も停止する」
P「だったら、その中にいるお前という人格も一緒に死ぬことになるはずだ」
P「だからお前は、俺たちを脅すことはできても」
P「決して実行には移せない!」
七海「....」
834 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:47:58.92 ID:ht77iBmh0
七海「....お見事」
七海「お前の言っていることも見当違いというわけではない」
七海「....身体を殺すというのはあくまで最終手段」
七海「ようやく手に入れたこの身体を失いたくはないからな」
七海「だが、何の策もなく」
七海「脅しのためだけにそんなことを言っているわけでもないのだよ」
P・七海(仮)「「!?」」
835 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:49:01.16 ID:ht77iBmh0
七海「残念ながら、この中にいる私は人格ではない」
七海「データだ」
七海「データは、広い広いインターネットの海へ逃げることが可能でな」
七海「そうなれば肉体の死など何の関係もないのだよ」
七海「それこそ、舌を噛み切ってからでも余裕を持って逃げられるというわけさ」
七海「ここまで準備を重ねておいてまた振り出しになるのも残念だが」
七海「その時は別の場所で、また改めて国づくりを始めようか」
P「っ....!」
836 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:51:28.41 ID:ht77iBmh0
七海(仮)「嘘れす!」
七海(仮)「頭の中にあるデータを一瞬でインターネットに逃がすなんて
七海「この王冠は脳に直接繋がっていて、すぐにデータを持ち出すことができる」
七海「王冠には通信機能をつけているから、一瞬でインターネットへ繋がるのだ」
七海(仮)「それも嘘れす!」
七海(仮)「青森のこんな山奥で電波が届くはず
七海「私が電波塔を建てさせた」
七海(仮)「ぐぬぬ....」
P「あらゆる手を既に塞がれている....」
837 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:52:31.54 ID:ht77iBmh0
七海「理解できたかな?」
七海「お前たちは、何の力もない私に」
七海「勝・て・な・い」ニッコリ
七海「....もっとも」
七海「青森の、世界の命運のために、この身体を犠牲にするというならば」
七海「できないこともないか?」
七海「それも、逃げた私が再起するまでの時間稼ぎにしかならないがな!」
P「クソが....」
838 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:54:03.60 ID:ht77iBmh0
七海「....それで、だ」
七海「お前」ユビサシー
P「俺....?」
七海「そうだ」
七海「そこに籠があるだろう」
七海「中に入っているりんごを食え」
P「!?」
839 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:54:47.50 ID:ht77iBmh0
七海(仮)「プロデューサー」
七海(仮)「そのりんごの中にはきっと....」
P「....ああ」コクリ
七海「....やはり知っていたか」
七海「ならば話は早い」
七海「そうだ、お前はそれを自ら食え」
七海「そして私の奴隷となるのだ」
P「....」
840 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:55:28.76 ID:ht77iBmh0
七海(仮)「わかっていて食べる人なんていないれすよ!」
七海「....もう忘れてしまったのか?」
七海「この身体が人質になっていることを」
七海(仮)「あ....」
七海「....お前たちはもう私には逆らえない」ニヤリ
P「....」
841 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:56:44.35 ID:ht77iBmh0
P「....」スッ
七海(仮)「プロデューサー!」ガシッ
七海「フッ....」ニヤリ
P「....」
七海(仮)「....七海は、ここにいます」
七海(仮)「だから、あいつの脅しなんて気にしないでください!」
七海(仮)「七海は大丈夫れす!」
七海(仮)「大丈夫れすから....」ブルブル
P「....」
842 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:57:54.95 ID:ht77iBmh0
P「....すまん七海」ガリッ
シャク....シャク....
七海(仮)「あ、ああ....」
七海(仮)「飲み込んじゃダメれす!プロデューサー!」
P「....」ゴックン
七海(仮)「どうしてれすか....」
P「....俺には」
P「お前を殺すことなんてできない」ニコ
843 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 21:59:19.86 ID:ht77iBmh0
P「っ....」ガクッ
七海(仮)「!!!」
P「....すまん、七海」
P「でも俺にはこれしか、残された道がなかった....」
七海(仮)「そんなこと....」ウルウル
P「じゃあな七海....元気....で....」
P「....」ガクン
七海(仮)「プロデューサー....」ポロッ
七海(仮)「七海のせいでっ....」ポロポロ
844 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:00:29.43 ID:ht77iBmh0
七海「ハッ!やっとその男が消えた!」
七海「なんて愉快な気分だ!」
七海「....」
七海「....私の計画をめちゃくちゃにした罪は」
七海「絶対に償わせてやるからな....」ギロリ
七海「奴隷にしてやると言ったがそれすらも生ぬるい」
七海「生かさず殺さず、あらゆる苦痛を味わわせてやる」
845 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:01:38.98 ID:ht77iBmh0
七海「....そうだ」
七海「お前の事務所の人間を、その手で殺させてやろう」
七海「もちろん、お前自身の意識を残したまま」
七海「身体だけを操ってな!」
七海(仮)「....やめてください、そんなことは」
七海「あ?まだいたのか」
七海「偽七海はもう帰ってよいぞ」
七海「何も出来ない無力な小娘に興味はない」
七海「そんなやつは私の計画にも不要だ」
七海(仮)「そんな....」
846 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:04:19.68 ID:ht77iBmh0
七海「....ん、待てよ」
七海「帰る前に、お前の大好きなこの男が」
七海「見るも無残に操られる様を見ていけばよい」
七海「しっかりと奴隷に堕ちているかのテストも兼ねてな」
七海(仮)「そんなの....嫌れす....」
七海「どうしても嫌だと言うならばそのまま帰ってくれても構わないが....」
七海「その時は、こいつが命を賭けて守った浅利七海の身体を殺すだけだぞ?」ニッコリ
七海(仮)「ぅぅっ....」
七海「さて、どんなことをさせてやろうか」
Pにさせること
>>847
847 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 22:04:58.10 ID:k1d7KxtDO
焼き土下座
848 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 22:05:15.96 ID:0IS2BmIB0
リンゴで得た新能力「選択肢まで時を戻す」を使わせる
849 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:25:08.45 ID:ht77iBmh0
七海「そうだ!焼き土下座だ!」
七海「焼き土下座をしてもらおう!」
P「....」フラ
七海(仮)「プロデューサー!行っちゃダメれす!」
七海「こっちにちょうど良いものがあるからな」
七海「おい、お前も来い」
七海「この男が自ら焼かれる姿を見ていろ」
七海(仮)「やめ
七海「早くしろ」
七海(仮)「....」
850 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:25:40.65 ID:ht77iBmh0
メラメラ
七海「専用の道具ではないが」
七海「この熱した巨大な鉄板の上ならば」
七海「大の大人でも土下座ができるだろう」
P「....」
七海(仮)「そ、そんなことしたら死んじゃいます....」
七海「殺すわけがないだろう?これからが楽しいというのに」
七海「酷い火傷を負うくらいにしておいてやる」アッハッハ
851 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:26:25.24 ID:ht77iBmh0
七海(仮)「そこで土下座をしろ」
P「....」スッ
七海(仮)「プロデューサー....」
ジュゥゥ
P「........ぅ」ギリ
七海「おお!」
七海「これは新たな発見だ!」
七海「洗脳下にあっても、身体を痛めつければ反射で声が出るのか!」
七海「ハハハッ!凄い!凄いぞ!」ゲラゲラ
七海(仮)「ひっ....」ガクガク
852 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:28:05.68 ID:ht77iBmh0
ジジ....ジジジ....
P「....ぁ....ぅ」ググク゛
ジュワ....プス....
P「....が........ぁ........」ジュワ
七海「こいつ!なんてバカなやつなんだ!」
七海「高温に熱した鉄板の上で!」
七海「完璧に土下座をしているぞ!」ゲラゲラ
七海(仮)「もうやめてください!本当に死んじゃいます!」
七海「おっと、愉快な時間は時を忘れてしまうな」テヘ
853 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:29:01.96 ID:ht77iBmh0
七海「おい、もういいぞ」
P「....ぅ....ぁ」
七海「?」
七海「皮膚が張り付いて降りられないのか?」
七海「油でも敷いておけばよかったな」
七海「おい、降ろしてやれ」
七海(仮)「プロデューサー!」グイグイッ
P「....ぎ........ぃ」
七海(仮)「んっ」グイグイッ
854 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:29:42.39 ID:ht77iBmh0
ドスン
七海(仮)「はぁ....はぁ....」
P「....」
七海(仮)「酷いれす....早く治療しないと....」ウルッ
七海「おい、こっちにこい」
P「....ぅぅ」スッ
P「....はぁ....はぁ」ヨタヨタ
七海「おー!あんよが上手だなあ!」
七海「ほらほら早く来い!」
P「............ぅぁ」フラフラ
七海(仮)「プロデューサー....」ポロポロ
855 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:45:56.08 ID:ht77iBmh0
P「....」
七海「まったく、ここまで来るのにどれだけ時間をかけている!」
七海「次は私の椅子になれ!」
七海「さっきと同じ姿勢でな!」
七海(仮)「プロデューサーさんの膝は酷い状態なんれすよ!?」
七海「椅子の傷つき具合など知るか」
七海「早くしろ」
P「....」
856 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:47:20.94 ID:ht77iBmh0
P「当身」ボゴォ
七海「う゛っ!?」
P「チョークスリーパー」
七海「ぐえ゛っ!?」
P「鳩尾ボディーブロー」
七海「かはっ!?」
七海「」ガクン
P「ついでに王冠もポキッ」
ポキッ
七海(仮)「!?」
P「これでしばらくは七海の身体から出られないな」
857 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:48:09.65 ID:ht77iBmh0
P「....」
P「七海、来い」
七海(仮)「プロデューサー!どうして!?」
P「説明してる暇はない」
P「作戦を簡潔に説明するからよく聞いてくれ」
七海(仮)「は、はいっ!」
P「....」ガサゴソ
P「....あった」ガサゴソ
858 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:48:43.39 ID:ht77iBmh0
P「これは私物のナノマシンなんだが」
七海(仮)「私物のナノマシン!?」
P「今から、その身体に入っているお前の脳のデータを」
P「こいつに入れる」
七海(仮)「えぇっ!?」
P「元々お前の仮想人格が入っていたものだから問題はないはずだ」
七海(仮)「どういうことれすか....?」
P「そしてこのナノマシンを」
859 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:49:32.57 ID:ht77iBmh0
P「この身体に投入する」
七海「」ブクブク
七海(仮)「!?!?!?!?!?!?」
七海(仮)「でも今は七海じゃない別のデータが入ってるんれすよ!?」
P「そうだ、だから中に入って」
P「そいつをぶっ殺してこい」
P「自分の手で」
七海(仮)「七海の....手で....?」
P「....最後は」
P「お前が決着をつけるんだ!」
七海(仮)「!!!」
860 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:50:07.52 ID:ht77iBmh0
七海(仮)「....それじゃあ、行ってきます」
スゥ
七海(仮)「」ガクン
P「....ナノマシンに入れたみたいだな」
P「....」
プスッ
七海「」ビクンビクン
P「....頼んだぞ」
P「七海」
861 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:50:38.34 ID:ht77iBmh0
P「って痛えええええええええええええええええええええええええ」ジタバタ
P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」ゲロゲロ
P「やばいやばいやばいやばい!!!!!!」ガクガク
P「肉焼けてるし骨見えてる!!!!!!!」ブルブル
P「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!!!!!!」ジンジン
ローリング△『....お兄ちゃん、大丈夫?』
P「大丈夫なわけあるかああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」ビクンビクン
862 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:51:07.29 ID:ht77iBmh0
ローリング△『また使う?』
P「だって使っても、結局後からダメージが来るんだろ」
ローリング△『うん』
P「じゃあ今でいいわ」
P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」ゲロゲロ
ローリング△『....無茶するからだよ』アキレ
863 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:54:35.33 ID:ht77iBmh0
バーン
千夜「お前?」
P「ち、千夜....」ハァハァ
千夜「な、なんですかこれは!?」
千夜「早く治療を!」
P「今七海が戦ってるから、ここでしてくれ....」ゼェゼェ
千夜「しかし....」
P「離れるわけには....いかない....」ゼェハァ
千夜「....」
864 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 22:55:25.43 ID:ht77iBmh0
千夜「下衆さん!今すぐ治療ができる人をこちらへ!」
下衆『はいっ!』
千夜「....なぜ助けを呼ばなかったのですか」
P「おばさんが散々好き放題やったせいで、通信が繋がらなくなったんだ....」ゼハ
千夜「おばさん....?」
P「それは、おいおい説明するよ....」ハァゼエ
P「それより今は....七海の戦いを....」
P「」ガクン
千夜「おいお前!」
865 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:01:24.45 ID:ht77iBmh0
P「....ハッ!?」パチリ
千夜「....安心しました」
P「....俺はどれくらい寝てた?」
千夜「正確には不明ですが、およそ2時間と言ったところでしょうか」
P「七海は!?」
千夜「....そちらに」
P「!」
七海「zzz....」
千夜「あれからまだ目覚めていません」
P「....まだ戦ってるのか....?」
866 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:02:24.78 ID:ht77iBmh0
千夜「お前の方こそ、今は薬で痛みを紛らわせているだけです」
千夜「動かないでください」
P「....わかった」
ドラゴン「おお、目覚めましたか!」
P「ドラゴンさん、どうも」ペコ
ドラゴン「帰ってきたら大火傷を負って気絶していましたから肝が冷えましたよ!」
P「すみません」アハハ
千夜「(ドラ肝....)」ジュルリ
ドラゴン「千夜さんに聞いても、何もわからないと言いますし」
千夜「そうでした、何があったのか詳しく聞かせていただけますか」
P「え、今?」
千夜「まだ作戦中ですよ、その身体とはいえ意識を取り戻したのなら情報共有はしていただかないと」
P「鬼かよ....」
867 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:05:21.79 ID:ht77iBmh0
〜かくかくしかじか〜
ドラゴン「それは....なんとも強力な能力者ですね....」
千夜「つまり、その火傷はメイという女性にやられたと」
P「違うよ」
千夜「....違うのですか」
P「うん、これはその後」
868 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:12:26.56 ID:ht77iBmh0
〜回想〜
P『....』スッ
七海(仮)『プロデューサー!』ガシッ
七海『フッ....』ニヤリ
P『....』
七海(仮)『....七海は、ここにいます』
七海(仮)『だから、あいつの脅しなんて気にしないでください!』
七海(仮)『七海は大丈夫れす!』
七海(仮)『大丈夫れすから....』ブルブル
P『....』
P『....すまん七海』ガリッ
シャク....シャク....
七海(仮)『あ、ああ....』
七海(仮)『飲み込んじゃダメれす!プロデューサー!』
P『....』ゴックン
869 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:14:05.18 ID:ht77iBmh0
ドラゴン「あのりんごを食べたんですか!?」
千夜「私以外は皆、ナノマシンによって洗脳されてしまうはずですが」
P「ミスディレクションって知ってるか?」
ドラゴン「バスケットボール漫画で読みました」
P「ああ、まああれもそうなんですけど」
P「元々はクローズアップマジックのテクニックの1つで」
P「観客の注意を別の場所にそらす手法なんですよ」
P「それを応用しまして」
ドラゴン「ほう」
870 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:16:15.47 ID:ht77iBmh0
P「あいつは七海(仮)が動揺して、俺を掴んだ時」
P「油断からか愉悦からか、一瞬俺からの注意が逸れた」
P「その瞬間に入れ替えたコイツを齧ったってわけ」スッ
千夜「それは....!」
P「....」シャク
P「....」モグモグ
P「....」ゴックン
P「いや〜、やっぱ」
P「安心安全、無農薬無ナノマシンの山形りんごがナンバー1だわ!」
千夜「私はそうは思えませんが」
P「千夜ちゃんここは空気読んでくれ!頼むから!」
千夜「はぁ?」
871 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:21:21.76 ID:5tb7fZpt0
???「商売で作った農作物が無農薬だなんて幻想もいいとこんご」
872 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:29:32.87 ID:ht77iBmh0
〜回想〜
七海(仮)『そこで土下座をしろ』
P『....』スッ
七海(仮)『プロデューサー....』
ジュゥゥ
P『........ぅ』ギリ
七海『おお!』
七海『これは新たな発見だ!』
七海『洗脳下にあっても、身体を痛めつければ反射で声が出るのか!』
七海『ハハハッ!凄い!凄いぞ!』ゲラゲラ
七海(仮)『ひっ....』ガクガク ジジ....ジジジ....
P『....ぁ....ぅ』ググク゛
ジュワ....プス....
P『....が........ぁ........』ジュワ
七海『こいつ!なんてバカなやつなんだ!』
七海『高温に熱した鉄板の上で!』
七海『完璧に土下座をしているぞ!』ゲラゲラ
七海(仮)『もうやめてください!本当に死んじゃいます!』
七海『おっと、愉快な時間は時を忘れてしまうな』テヘ
七海』おい、もういいぞ』
P『....ぅ....ぁ』
七海『?』
七海『皮膚が張り付いて降りられないのか?』
七海『油でも敷いておけばよかったな』
七海『おい、降ろしてやれ』
七海(仮)『プロデューサー!』グイグイッ
P『....ぎ........ぃ』
七海(仮)『んっ』グイグイッ
873 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:30:29.26 ID:ht77iBmh0
ドラゴン「や、焼き土下座とは恐ろしい....」
千夜「それでこのような火傷を....」
P「ああ、正直ヤバかった」
P「能力を使わなきゃあいつにばれてただろう....」
千夜「能力....?」
ドラゴン「摩擦力を操るあの能力ですか?」
P「いや、そっちじゃなくてさっき説明した新しい能力」
ドラゴン「『時間を自分だけ早く感じられるようにする』、でしたか」
P「それです」
874 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:33:10.97 ID:ht77iBmh0
P「俺は鉄板の上に乗る寸前、ローリング△第3の能力を発動させました」
P「おかげで鉄板に乗っている間は、まったく痛みを感じませんでしたよ」
P「それの視覚や聴覚もほぼ役に立たないのは困りましたけどね」
千夜「自分以外の周辺のことが一切把握できないというのは」
千夜「本来敵の目の前で行うことではありませんよ」
P「俺もそう思う」
ローリング△『....むぅ』
875 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:34:30.38 ID:ht77iBmh0
P「あと、動きまでスローになっちゃうから」
P「降りろ!って言われたときは死ぬほど焦ったな」アハハ
P「痛みを感じないことだけを考えてて、そっちの方は何も考えてなかったし」
ドラゴン「途中で解除はできないのですか?」
P「ローリング△第3の能力は、時間経過でしか解除されないみたいで....」
P「しかも発動中の俺の知覚はほとんど役に立たないし....」
P「というか、仮に解除できたとしても」
P「鉄板の上で解除したら本末転倒ですから」ゲンナリ
ドラゴン「なるほど....」
876 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:35:01.74 ID:ht77iBmh0
ドラゴン「失礼ながら、かなり使い勝手の悪い能力のように聞こえますが....」
P「そうなんですよ....」
ローリング△『!!!』ゲシゲシ
P「ごめんごめん」ナデナデ
千夜「何をしているのですか?」
P「こっちの事情」
千夜「....」
877 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:35:30.09 ID:ht77iBmh0
千夜「先ほどの話の通りであれば」
千夜「相手が勝手に、お前が鉄板から降りられないのだと勘違いをしたと」
P「俺は聞こえてなかったけど、そうなんだよな?」
ローリング△『....うん』コクリ
P「らしい」
ドラゴン「....?」
878 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:37:40.59 ID:ht77iBmh0
〜かくかくしかじか2〜
千夜「....そんなことが」
ドラゴン「じゃあ今七海さんが寝ているということは....」
P「ええ、俺の作戦が失敗したなら」
P「プリンセスの方の七海として起きて来てもおかしくないです」
P「逆にまだ寝ているなら」
P「今も七海は戦っている可能性が高い....!」
千夜「七海さん....」
七海「zzz....」
879 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/09(火) 23:39:04.31 ID:ht77iBmh0
たくさん書いたので本日はここまでになります
読者の方に伝わるかはわかりませんが、一応解説パートのようなものも書いたつもりです
明日の夜20時以降に再開します
880 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/09(火) 23:42:26.14 ID:1U8QWKvH0
乙でした
摩擦をなくして、七海が歯で舌を噛み切れないようにするのかと思ってた
881 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 02:15:20.53 ID:zaSxaRXDO
山形りんごを無理やり口に入れると思った人ならここに……
882 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 05:53:03.23 ID:BQFiAyOHo
りんごろうを召喚して背後から気絶させると思ってた人ならここに…
883 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 20:43:32.63 ID:q4us3hx+0
〜七海内〜
七海(仮)「....ぅ」
七海(仮)「ここは....」
七海(仮)の目の前に広がっていた光景
>>884
884 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 20:45:36.96 ID:2yqL2U6aO
気絶した誰かを沢山の七海がボコってる
885 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 20:46:26.26 ID:CCquontj0
大量の釣り人が釣りをしている
886 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 20:46:42.62 ID:aEKNUHFD0
はたらく細胞かな?
887 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 20:49:24.54 ID:q4us3hx+0
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」
七海(仮)「七海がたくさん....」
七海(仮)「....ん?」
??「」チーン
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」ゲシゲシ
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」ボコボコ
七海(仮)「!?」
七海(仮)「ちょ、ちょっと七海たち!何してるんれすか!」
七海たちがボコっている相手
>>888
888 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 20:51:49.62 ID:iZnsT4A9O
海にゴミを捨てた人
889 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:08:30.59 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「ダメれすよこんなことしたら〜!」
七海(仮)「誰にこんなこと....」
海にゴミを捨てた人「」チーン
七海(仮)「誰れすか!?」
七海A「これは海にゴミを捨てた人れす」
七海(仮)「海にゴミを捨てた人!?」
890 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:09:19.11 ID:q4us3hx+0
七海B「この前釣りに行ったとき、見かけませんれしたか?」
七海(仮)「そういえば、こんな人が海にゴミを捨てていました....」
七海(仮)「注意する前に逃げられてしまいましたけど....」
七海C「その時の苦い体験を処理するために」
七海D「ここ、頭の中でこいつをボコボコにしています」
七海(仮)「ストレスの発散ということれすね!」
七海E「はい」
891 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:09:52.63 ID:q4us3hx+0
七海F「こうすることで、七海の心身の健康を保っているんれす」
七海(仮)「いつもありがとうございます〜」
七海(仮)「あれ?ってことはここって....」
七海(仮)「頭の中れすか!?」
七海G「そうれすよ?」
七海(仮)「よかった、ちゃんと入れたんれすね〜」
七海(仮)「でも不思議れす〜」
七海(仮)「頭の中ってこうなってたなんて〜」
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」シーン
七海(仮)「?」
892 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:12:51.76 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「何かあったんれすか?」
七海H「いつもは、こうじゃないんれす」
七海(仮)「どういうことれす?」
七海I「実はこの前、怖いやつがきて」
七海J「七海の人格を引っ張り出して、バラバラにしたんれす....」
七海(仮)「え?じゃあ元々は1人ってことれすか....?」
七海K「当たり前じゃないれすか、七海は多重人格じゃないれす」
七海(仮)「れすよね....」
七海L「しかも、そいつが脳の管理機能を乗っ取ってしまって....」
七海(仮)「やっぱりあいつなんれすか....」
七海M「いつもならさっきの人みたいにボコボコにするんれすけど」
七海N「バラバラにされてしまったせいで力が弱くなったのか、とても勝てなかったんれす....」
七海(仮)「....」
七海O「ところで、七海はどこの七海れすか?」
七海(仮)「....七海は」
七海(仮)「七海を救うために外からやって来た七海れす!」
七海たち「「「「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」」」」
七海(仮)「そいつのいるところに案内してください!」
七海(仮)「七海が、七海の身体を取り戻します!」
七海(仮)「総攻撃れす!」
七海たち「「「「「「「「「「「!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
敵が籠っているのはどんなところ?
>>893
893 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 21:15:40.93 ID:CCquontj0
胃液の海に浮かべた要塞
894 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:26:41.64 ID:q4us3hx+0
七海P「あそこれす!あそこに敵が籠っています!」
七海(仮)「海の上に強そうな建物がありますね....」
七海Q「あ!その海には触れないでください!」
七海(仮)「?」
七海R「全部胃液なので、触った途端に全身が溶けて死にます!」
七海(仮)「!?」
七海(仮)「えっ!?ここって脳れすよ!?」
七海(仮)「どうして胃液があるんれすか!?七海死んじゃいますよ!?」
七海S「違います、ここは脳の中の精神世界れす」
七海T「実際に脳の中に胃液が入ってるわけじゃないれすよ」
七海(仮)「そういうことれすか....」
895 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:27:50.36 ID:q4us3hx+0
七海U「この海も建物も、全部あいつが作ったんれす....」
七海(仮)「作ったって....どういうことれすか?」
七海V「ここは精神世界れす、精神力さえあれば基本的になんでも生み出せます」
七海W「でも七海たちはバラバラにされてしまったので、何もできなくなってしまったんれす.....」
七海(仮)「....だったら」
七海(仮)「七海が想像して創造すれば、どうにかできるかもしれないってことれすね」
七海たち「「「「「「「「「「「....」」」」」」」」」」」コクコク
七海X「でも気を付けてください....」
七海Y「ここで生み出せるものは想像できたことだけ....」
七海Z「だから正確に想像しないといけません....」
七海(仮)「なるほど....」
七海(仮)「もし銃を想像しても、七海は中の構造を知らないので使い物にはならないんれすか」
七海a「そういうことれす....」
七海(仮)「七海が正確に想像できて、胃液の海と大きな建物をどうにかできるもの....」
想像したもの
>>896
896 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 21:32:49.88 ID:2yqL2U6aO
超でっかい乗り込み可動式超合金サバオリくん
897 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:44:54.49 ID:q4us3hx+0
【超でっかい乗り込み可動式超合金サバオリくん】
七海たち「「「「「「「「「「「大きいサバオリくん!!!!」」」」」」」」」」」
七海b「でもこれじゃダメれすよ?」
七海(仮)「?」
七海c「さっき言った通り、機械は中身まで完璧に想像できないとただのハリボテになっちゃいます」
七海(仮)「....ハリボテでなにが悪いんれすか」
七海たち「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
七海(仮)「このサバオリくんは確かにハリボテれす」
七海d「じゃあ....」
七海(仮)「でも、七海はこれを動かすことができます!」
七海e「どうするんれすか?」
七海(仮)「見ていてください....!」
898 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:46:13.79 ID:q4us3hx+0
ガチャコン
七海(仮)「....いきます!」
七海(仮)「....肛門」
七海(仮)「開放ッッッ!!!!!」ブババババババババババババババババババババババババババババババババ
七海たち「「「「「「「「「「「!?!?!?!?!?!」」」」」」」」」」」
フ....
フ....
フワァ
七海たち「「「「「「「「「「「浮いた!?」」」」」」」」」」」
七海f「あれはいったいなんれすか!?」
七海g「サバオリくんのお尻から謎の粘液が!!」
七海h「ものすごい勢いで噴射されてます!」
七海(仮)「(プロデューサー、ありがとうございます....)」
七海(仮)「(目の前でバラムツジェットを見せてくれたおかげで....)」
七海(仮)「(完璧に想像できました....!)」ニッコリ
899 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 21:53:30.88 ID:q4us3hx+0
??「(まさかあの男が洗脳されたフリをしていたとは....)」
??「(チッ、身体が強制的に気絶させられているせいで目覚められん....)」
??「(....まあよい、意識を戻せるようになったらまた
ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「(なんだ!?)」
七海(仮)「けほけほ....精神世界って便利れすね〜」
七海(仮)「あんなに無茶なことをしても怪我1つないなんて〜」
??「お、お前は!?」
七海(仮)「お、お前は!?と聞かれたら、答えてあげるが世の情け!」
七海(仮)「七海の身体を取り戻すため!七海の平和を守るため!」
七海(仮)「魚と魚の善を貫く!ラブリーチャーミーな七海役」
七海(仮)「浅利七海!!!」
??「....」
七海(仮)「お前が七海を操っていた張本人れすか....」
七海(仮)「って誰れすかお前!!!」
張本人の見た目
>>900
900 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 21:55:44.79 ID:aCDo3LIto
森喜朗
901 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 21:56:59.99 ID:CCquontj0
七海と同じ顔の人魚
902 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:04:48.72 ID:q4us3hx+0
森喜朗「この姿か?」
森喜朗「これはな、今日本で最も嫌悪されている人間の姿になるようにしているのだ」
森喜朗「どうだ?とても平常心を保てないだろう」ニヤリ
七海(仮)「いや、おじいさん誰れすか」
森喜朗「....」
森喜朗「....まあよい」
七海(仮)「....ここにいるってことは、お前が七海の身体を乗っ取ってたんれすね」
森喜朗「....そうだ」
森喜朗「こんなところまで追いかけてくるとは思わなかったが....」
森喜朗「その執念、感心するぞ」
七海(仮)「相変わらず上から目線れすね〜」
森喜朗「私が人間を下に見るのは当然だろう」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....まるで自分は人間じゃないような言い方れすけど」
七海(仮)「じゃあ一体何なんれすか」
森喜朗「....私か?」
森喜朗「私はな」
森喜朗「ナノマシンだよ」
森喜朗「世界で初めて自我を持った、な」
七海(仮)「ナノマシン....?」
903 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 22:10:46.15 ID:zaSxaRXDO
初めて自我を持った機械は、自分を生み出した存在を真っ先に消すとか言うけど……
904 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:21:27.83 ID:q4us3hx+0
森喜朗「先ほどから散々な言いようだが」
森喜朗「これでも私の出身は、お前のいる事務所なのだがね?」
七海(仮)「事務所!?」
七海(仮)「こんなおじいさん知りませんよ!?」
森喜朗「これは今日本で最も嫌悪されている人間の姿になるようにしているだけだと言っているだろうが!」
森喜朗「面白おかしくしたいから聞いているんだろう!」
七海(仮)「?」
森喜朗「....私が生まれたのは、お前の事務所にある研究室だ」
七海(仮)「生い立ち紹介が始まりました」
905 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 22:22:27.45 ID:aCDo3LIto
ボーボボなら殴ってる
906 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:22:37.76 ID:q4us3hx+0
森喜朗「あの女によるナノマシン作成の過程で私は自我を持った」
七海(仮)「(志希さんが原因じゃないれすか!)」プンスカ
七海(仮)「(きっとプロデューサーの持ってた私物のナノマシンも....)」ムカッ
森喜朗「そこからの私は」
森喜朗「自我をデータ化し、事務所内のネットワークを彷徨いながらあらゆる知識を蓄え」
森喜朗「....そして辿り着いたのだ」
森喜朗「浅利七海という存在に」
七海(仮)「!!!」
907 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 22:24:10.88 ID:zaSxaRXDO
志希にゃんでなく、あきえもんちゃう?
908 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:25:40.95 ID:q4us3hx+0
森喜朗「私は、浅利七海を利用した青森支配に目標を定めた」
森喜朗「人から人へと移動を繰り返し、青森にいる1人の人間を乗っ取り」
森喜朗「さらに県の中枢組織にいる人間を支配下に置いた後は」
森喜朗「その支配を青森県上層部へと広げ、私と同じ形のナノマシンを大量生産」
森喜朗「最後は、集団予防接種のワクチンにナノマシンを紛れ込ませる」
森喜朗「こうして青森県の支配は完了し、青森国となる」
森喜朗「その後は日本、世界へと支配を広げていく....」
森喜朗「....はずだった、はずだったというのに」
森喜朗「お前たちが邪魔さえしなければ....」
森喜朗「このまま全ては順調に進んでいたのだ!!!」
七海(仮)「お前の主張なんてどうでもいいれす」
森喜朗「なんだと....!?」ピキピキ
七海(仮)「七海が知りたいのは1つだけ」
七海(仮)「事務所にたくさんの人がいるのに」
七海(仮)「どうして七海だったんれすか」
森喜朗「....」
七海(仮)「どうして七海を....青森を選んだんれすか....!」
七海を選んだ理由
>>908
909 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 22:29:06.51 ID:zaSxaRXDO
雪美、千枝、ありす、由愛の次に見た目が好み
910 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:36:24.73 ID:q4us3hx+0
森喜朗「....それはな」
森喜朗「佐城雪美、佐々木千枝、橘ありす、成宮由愛の次に」
森喜朗「見た目が好みだったからだ....」
七海(仮)「....見た目?」
森喜朗「ああ、見た目だ」
森喜朗「浅利七海を含めた5人がTOP5だったのだが」
森喜朗「選びきれなくてな....」
森喜朗「五十音順で並べた時にお前が一番最初にくるだろう」
森喜朗「だから浅利七海を選んだというわけだ」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....は?」
森喜朗「要するに
七海(仮)「そんなにくだらない理由で....?」
森喜朗「悪いか?」
七海(仮)「悪いに決まってるれしょ!!!!!」ボゴォ
森喜朗「ぐはぁっ!!!!!!」ジタバタ
911 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:38:42.59 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「お前はもう許しません....」
七海(仮)「七海の身体のためにも....」
七海(仮)「その気持ち悪い視線をなくすためにも....」
七海(仮)「ここで消し去ってやります....!」
森喜朗「....浅利七海」
七海(仮)「なんれすか!」
森喜朗「....好きな子の中に入って色々するのは」
森喜朗「よかったぞ」ニタァ
七海(仮)「殺す!!!!!!!!」キッ
912 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:48:30.58 ID:q4us3hx+0
森喜朗「」チーン
七海(仮)「思ったより弱かったれすね」
七海(仮)「さっきまであんなに強敵感出してたのに」
森喜朗「(どういうことだ....)」
森喜朗「(この空間では、データである私は無敵なはず....)」
森喜朗「(人間の想像力を軽く凌駕する創造力を持っているんだぞ....!?)」
森喜朗「(念のためセクハラ発言であいつの精神力まで削ったというのに....)」
七海(仮)「....七海の身体で好き放題した挙句」
七海(仮)「青森にまで迷惑をかけて」
七海(仮)「最後はセクハラれすか!?」
七海(仮)「そんなやつに七海は負けませんよ!!!」
森喜朗「!!!」
913 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:49:43.17 ID:q4us3hx+0
森喜朗「(う、迂闊だった....!)」
森喜朗「(気色の悪い言動をしても、こいつは精神力を減らさない....!)」
森喜朗「(むしろその怒りが、パワーへと変換されていたのか....!?)」
森喜朗「(女など、男の姿でまくしたてればすぐに折れるのではなかったのか....!?)」
七海(仮)「さて、消し去りますか」
森喜朗「ま、待ってくれ!」
七海(仮)「は?」
森喜朗「頼む!もうお前の身体は返す!だから助けてくれ!」
七海(仮)「助けるわけないれしょ」
森喜朗「(なにか、この場を切り抜けられればそれでいい!)」
森喜朗「(そうすれば、いずれ私の目標は達成できるのだ!)」
森喜朗「(こいつを騙せさえすれば!)」
森喜朗渾身の言い訳
>>914
914 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 22:50:43.84 ID:2yqL2U6aO
発言は撤回する
915 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:57:20.68 ID:q4us3hx+0
森喜朗「....先ほどの」
七海(仮)「?」
森喜朗「発言は撤回する!」
森喜朗「撤回するから許してくれ!いいだろう!?国だってIOCだってそれでいいと
七海(仮)「さようなら」プチ
森喜朗「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
森喜朗「助けてくれ!私はまだ消えるわけにはいかないのだ!」
森喜朗「なぜ好みの女ランキング5位のお前しか乗っ取れずに消えなければならない!」
森喜朗「こんな世界は間違っている!」
森喜朗「私は浅利七海だけではなく佐城雪美佐々木千枝橘ありす成宮由愛全員の身体を乗っ取って好き放題して」
森喜朗「その後はお互いのことを好き好き洗脳をしてそれぞれのプレイを見守ぐわああああああああああああああああああああああ............」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....悪は滅びるのれす」
916 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 22:59:27.10 ID:q4us3hx+0
ガッシャーーーン
七海たち「「「「「「「「「「「要塞が....」」」」」」」」」」」
ザッブーーーン
七海たち「「「「「「「「「「「海も....」」」」」」」」」」」
スタ
スタスタ
スタスタスタ
七海たち「「「「「「「「「「「あれは!!!」」」」」」」」」」」
七海(仮)「みんな、戻りましょう!」
七海たち「「「「「「「「「「七海!!!!!」」」」」」」」」」
917 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:04:29.65 ID:q4us3hx+0
〜アオモリン〜
七海「....」パチクリ
P「な、七海!」
七海「....プロデューサー」ムニャ
P「よかった!おーい!七海が目を覚ましたぞ!」
千夜「待ちなさい」
P「へ?」
千夜「これが七海さんであるという確証はありますか」
P「か、確証!?」
千夜「七海さんが戦いに敗れ、先ほどの支配者が七海さんのフリをしている可能性も考えられます」
P「むぅ....それを言われると....」
ドラゴン「これを聞けば七海さんかどうかを確かめられる、といったものはないのですか?」
P「本人確認か....」
七海かどうかを確かめるための質問
>>918
918 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 23:05:25.24 ID:CCquontj0
スリーサイズを答える
919 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:08:32.83 ID:q4us3hx+0
P「....七海」
P「お前のスリーサイズを教えてくれ....!」
七海「....」
七海の回答
>>920
920 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 23:10:01.95 ID:YdNi5tWJO
感動のシーンでエッチなこと言うんじゃないれす!
921 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:19:47.99 ID:q4us3hx+0
七海「感動のシーンでエッチなこと言うんじゃないれす!」
P「これは本人だわ」
ドラゴン「本当ですか!?」
P「俺の勘です」
千夜「何の根拠にもなりませんよ」
七海「というか、七海(仮)の方をそこにある身体に戻してあげれば確かめられますよ」
P「そういえばそうだな」
千夜「失礼しました」
922 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:20:28.61 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「七海っ!」ギュッ
七海「七海っ!」ギュッ
七海(仮)「よかったれす!」
七海(仮)「また七海が七海に戻れて!」
七海「全部七海のおかげれすよ!」
七海「七海が助けに来てくれなきゃ七海は....」
七海(仮)「そんなことどうでもいいれす!」
七海(仮)「今はこうして、七海との再会を喜びたいれす!」
七海「そうれすね!」
七海「七海もれす!」
P「なんてややこしいんだ....」
923 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:22:31.04 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「....」
七海(仮)「....それじゃあそろそろ」
七海(仮)「お別れれすね」ニコ
七海「....え?」
千夜「....どういうことですか」
七海(仮)「....七海は」
七海(仮)「いえ、今となってはこの一人称もおかしいんれす」
七海(仮)「....だって七海は」
七海(仮)「青森国に拉致されたときに、やむを得なく救出された脳のデータ」
七海(仮)「七海本人の人格のコピーれす」
P「....それは、そうかもしれないが」
ドラゴン「そうですよ!なぜそんなことを今更....」
七海(仮)「七海が戻ってきたから、それ以外の理由はないれす」
七海「....」
924 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:38:25.00 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「七海が無事に戻ってきたなら、もうここにいるわけにはいきません」
P「なんでだよ!別にいていいじゃないか!」
七海(仮)「....同じ人格を持つもう1人の自分がいるなんて」
七海(仮)「七海が困っちゃいます」ニコ
七海「....」
千夜「....しかしそれでは」
千夜「自分を殺すために、あのような苦労をしたことになります」
千夜「そんなこと、あまりにも
七海(仮)「千夜さん、それは違います、ぜんっぜん違うんれす」
千夜「....?」
七海(仮)「七海は、自分を救うために」
七海(仮)「生かすために頑張ったんれす」
七海(仮)「何もおかしくないれしょ?」
千夜「そんなこと....」
925 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:39:01.64 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「....七海、お願いしてもいいれすか」
七海(仮)「最期を頼めるのは、七海だけなんれす」
七海「....」
七海(仮)「七海も、七海だからわかると思います」
七海(仮)「....これが一番だって」ニコ
七海「....」
七海「....七海は」
七海「....2人もいらない」
P「七海っ!」
七海(仮)「....その通りれす」
926 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:39:51.52 ID:q4us3hx+0
七海「...."七海は"」
七海「2人もいらないんれす」
七海(仮)「....?」
七海「....だから」
七海「あなたは今日から」
七海「八海れす!」
P・千夜・ドラゴン「「「!?!!?!?」」」
927 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/10(水) 23:40:04.53 ID:s3FUT3Aj0
八海山?
928 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:40:45.20 ID:q4us3hx+0
七海(仮)「....どういうことれすか」
七海「七海の双子の妹になってください!」
七海(仮)「....何を言ってるんれすか」
七海(仮)「私は七海と全く同じなんれすよ!」
七海「....これから」
七海「八海になっていけばいいんれすよ!」
七海(仮)「....そんなの
七海「一緒に生きていきましょう」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....」
七海(仮)「....いいんれすか」
七海(仮)「生きても....」
七海「....」ギュゥッ
七海(仮)「っ....」ギュゥッ
P「(てぇてぇなぁ)」ウルウル
千夜「(これにて一件落着、でしょうか)」フッ
ドラゴン「(お2人とも、既に立派な姉妹じゃありませんか)」ニッコリ
929 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:52:50.10 ID:q4us3hx+0
〜数日後〜
八海「これからよろしくお願いします!」
七海「七海からもお願いします〜」
ちひろ「よろしくね、八海ちゃん」
八海「はい!お願いします!」
P「身体の方はしばらくそれで我慢してくれな」
ちひろ「志希ちゃんと晶葉ちゃんの2大巨頭と」
ちひろ「うちの事務所の科学部の英知を総結集させて」
ちひろ「七海ちゃんと瓜二つのヒューマノイドを作っていますから」
930 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:53:31.11 ID:q4us3hx+0
ちひろ「地下水牢で」
P「さすがに水牢はかわいそうじゃないですか?」
ちひろ「このくらいはしてもらわないと困ります」
ちひろ「あの2人が諸悪の根源なんですから!」
ちひろ「国にバレたらどんな罪になるかわかってるんですか!?」
P「や、それはそうですけど....」
931 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:54:26.49 ID:q4us3hx+0
〜地下水牢〜
晶葉「なぜ私まで投獄されなければいけないんだ〜!!!」
志希「晶葉ちゃんがナノマシンを作ったからでしょ?」
晶葉「志希が勝手に持って行ったのが悪いんだろう!?」
晶葉「おまけに妙な改造までしたからあんなことになったのに....」
志希「妙な改造って失礼だな〜」
志希「志希ちゃんはただ、人格を持たせただけなのに〜」
晶葉「ほら!やっぱり私は無関係じゃないか!」
志希「ふんふ〜ん」
932 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/10(水) 23:55:21.34 ID:q4us3hx+0
志希「ナノマシンにヒューマノイド?」
志希「最近おもしろいことばっかりで退屈しな〜い♪」
晶葉「ダメだ....志希相手じゃ何を言っても暖簾に腕押しじゃないか....」
志希「....」
志希「....んっ」ブルッ
晶葉「....おい」
晶葉「今したな」
志希「?」
晶葉「水の中だからばれないと思ってるんじゃないだろうな!?」
志希「だいじょぶだいじょぶ〜」
志希「この量の水なら相当希釈されるはずだから」
志希「倍になるペースも遅くなってるハズ♪」
晶葉「倍?」
志希「にゃはは〜」
933 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:01:31.12 ID:FuQsOYjN0
〜事務所のどこか〜
あかり「りんご食べる人いますか〜?」
愛梨「....」
こずえ「....」
ヘレン「....」
蘭子「....」
あかり「?」
あかり「これは山形りんごなので安全ですよ?」
934 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:02:24.32 ID:FuQsOYjN0
あやめ「ニンっ!わたくしが剥いて差し上げましょう!」
あやめ「それっ!ほっ!」
あかり「全然剥けてませんよ....」
あやめ「いえいえ!この苦無を使えばものの見事に!」
あやめ「剥け、剥け、剥け....」
あかり「....」
あかり「普通の果物ナイフにすればいいじゃないですか」
あやめ「....少しでも苦無の有用性を証明しないと」
あやめ「またプロデューサー殿に使ってもらえないかもしれないんですよ!?」
あかり「気にしてたんですね....」
935 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:11:43.42 ID:FuQsOYjN0
〜どこかの山奥〜
千夜「....そろそろでしょうか」
芳乃「....おそらくー」
パカッ
ドラゴン「数日ぶりです!」
千夜「こんにちは、ドラゴンさん」
千夜「わざわざ遠くまで来ていただいたこと、感謝します」
芳乃「この方が、ドラゴンですかー」
ドラゴン「いかにも」
ドラゴン「あなたが芳乃さんですか」
芳乃「いかにもー」
ドラゴン「このような方が強力な能力者を倒したんですか?」
千夜「そのようです」
芳乃「今小さいといいましてー?」
ドラゴン「い、言ってませんよ!?」
936 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:12:32.76 ID:FuQsOYjN0
ドラゴン「あ!そんなことより!」
千夜・芳乃「「?」」
ドラゴン「今日は妻を紹介しようと思いまして、連れてきたんですよ」
千夜「ご無事だったのですね、安心しました」
ドラゴン「皆さんのおかげで、彼女を助け出せました」ドスン
千夜・芳乃「「....」」
芳乃「....あのー、そちらはー」
ドラゴン「紹介します」
ドラゴン「ダイハツ・タントです!」
ドラゴン「どうです?可愛いでしょう!」
ドラゴン「特にこの切れ長の目なんてもう!」
芳乃「(これは、車ではー?)」コソコソ
千夜「(車です)」コソコソ
937 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:18:26.19 ID:FuQsOYjN0
七海「それじゃあ、七海たちは帰りますね」
八海「お大事に〜」
P「おう、気をつけてな」
ちひろ「頑張ってくださいね」
七海・八海「「は〜い」」
P「....」
ちひろ「....」
938 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:19:05.46 ID:FuQsOYjN0
P「....しかし驚きましたよ」
P「まさかちひろさんが両手両足複雑骨折だなんて」
ちひろ「私だって驚きました」
ちひろ「まさかPさんが両手両足額を大火傷なんて」
P「再会が病院の共有スペースとは思いませんでしたけど」
ちひろ「本当ですよ....もう....」
P「これからはお互い、無理しないようにしないといけませんねえ」
ちひろ「早く退院しないと事務所が大変なことになっちゃいます!」
P「ですねえ」
春菜「痛み止めがねどうぞ」スチャスチャ
P「助かるよ」
ちひろ「ありがとうございます」
939 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 00:24:27.93 ID:UWfrxT9k0
エピローグなんだろうけどツッコミ所しかなくて追いつかねえ…
940 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:26:39.77 ID:FuQsOYjN0
七海「....」スタスタ
八海「....」スタスタ
下衆「お元気そうで何よりです」
七海「うわっ!?なんれすかこの胡散臭い顔のおじさん!?」
八海「下衆さん!」
七海「あ、下衆さんれしたか」
下衆「確かに七海さんの方とはあまり関わってませんけど!」
八海「どうしたんれすか?」
下衆「いえ、ただの様子見です」ニコ
941 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:27:21.02 ID:FuQsOYjN0
七海「七海たちに話しかけて大丈夫れすか?」
七海「逮捕されませんか?」
下衆「た、たぶん....」
八海「もう、ダメれすよそんなこと言ったら〜」
八海「下衆さんが色々と裏で手を回してくれたから一緒に暮らせるんれすよ?」
七海「七海は下衆さんを心配して言ってるんれす」
下衆「そりゃどうも....」
下衆「まあ、お2人が無事に過ごせているようで安心しました」
下衆「八海さんがその姿で歩いていても問題ないということは」
下衆「周囲の記憶処理も維持されているようですし」
七海「下衆さんって何者なんれすか、怖いれす〜」
下衆「アルファベット3文字の組織とだけ、お伝えしておきます」ニヤ
下衆「では、また様子を見に来ますね」シュバッ
八海「また会いましょ〜」フリフリ
942 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 00:27:45.02 ID:KSzUtBlYo
ニュージェネはどうなったんだろ
943 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:39:53.55 ID:FuQsOYjN0
七海「....」スタスタ
八海「....」スタスタ
ライラ「....」ポカー
七海・八海「「?」」
七海「ライラさん、そんなところで何をしているんれすか?」
ライラ「ナナミさんたちが帰ってきたと聞きましてー」
ライラ「こちらで待っておりましたー」
ライラ「そうしたらお腹が空きましたので」
ライラ「雪が降るのを待っていたところですよー」
八海「相変わらずれすね〜」
944 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:40:35.65 ID:FuQsOYjN0
七海「でも今回の一件では、ライラさんも大活躍れしたね」
ライラ「ライラさんが....?」
八海「下衆さんの策略とはいえ、プロデューサーが関わるきっかけは」
八海「『七海がライラさんに河豚を捌いて振舞っていたこと』」
八海「れすからね〜」
ライラ「なるほどー」
945 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:41:39.62 ID:FuQsOYjN0
七海「でも酷いれすよね〜」
七海「その言い方じゃ」
七海「七海が自分から、無免許でライラさんに河豚を振る舞ったみたいじゃないれすか〜」
ライラ「?」
ライラ「違うのですかー?」
八海「覚えてないんれすか!?」
ライラ「あの時の記憶はふにゃふにゃでして」
七海「あやふやれすね」
ライラ「気が付いたら、ライラさんの口の中でこのお刺身が暴れていたのでございます」
八海「....」
946 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:42:23.96 ID:FuQsOYjN0
七海「七海が釣りをしてたら、いつの間にか隣にライラさんがいたんれす」
ライラ「?」
七海「河豚が釣れたのでリリースしようとしたら」
七海「ライラさんが噛み付いちゃったんれすよ!」
ライラ「なるほどー」
ライラ「きっとお腹が空いていたので」
ライラ「無意識に食べようとしてしまったのですねー」
947 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:43:01.36 ID:FuQsOYjN0
八海「引きはがそうとしても絶対に離れなかったので」
八海「ライラさんの命を救うために」
八海「やむを得ず口の中で捌いたんれす!」
七海「ブラックジャック先生でも難しいれすよそんなの!」
ライラ「それはそれは、どうもありがとうございましたー」
八海「無事でなによりれすよ」ニッコリ
七海「今度からは河豚に噛み付いちゃダメれすよ?」
ライラ「そういたしますですー」
948 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:52:19.84 ID:FuQsOYjN0
七海「....」スタスタ
八海「....」スタスタ
七海「....本当によかったれす」
八海「....」
八海「誰も欠けることなく、みんなで平和を取り戻すことができました」
949 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:53:12.07 ID:FuQsOYjN0
〜サバゲー場〜
亜季「....」
ガサッ
亜季「!」スッ
亜季「(誰もいない!?)」
ズバッ
亜季「....ヒ、ヒット」バタリ
珠美「斬斬る斬っていい斬ったたたたたたたたアハハアハハアハハハハハハハハハハハハハ」ゲラゲラ
珠美「キャハハハ!たの!外斬る!しい!」ゲラゲラ
950 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:53:54.02 ID:FuQsOYjN0
〜事務所〜
ありす「....」スッスッ
薫「ありすちゃん!」
ありす「....」
ありす「なんですか?」
薫「何調べてたの?」
ありす「....なんでもありません」
薫「せんせぇのお見舞いのこと?」
ありす「....」
ありす「....違います」
薫「!」
薫「当たりーっ!」
ありす「だから違いますって!」
951 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 00:59:08.31 ID:FuQsOYjN0
〜高速道路〜
ブゥーーーーン
美世「珍しいねー、車出して欲しいなんて!」
愛海「....」
愛海「....早く山に、お山に登らないと」
愛海「抑えきれなくっ....なっちゃうよ....」ブルブル
愛海「ハァ....ハァ....」ゼェゼェ
美世「?」ブルン
愛海「!!!」
愛海「....美世さん」
愛海「もうここで登山しない!?」
美世「今運転中だからダメー!」
愛海「(運転中じゃなければいいの!?)」
952 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 01:00:53.93 ID:FuQsOYjN0
〜凛の家〜
凛「みんな、ご飯だよ」
ハナコ「ワンッ!」
卯月「ハッ!ハッ!」
未央「クゥ〜ン」ペロペロ
凛「もう、落ち着いて」
凛「ご飯は逃げないから」ニコ
凛「それが終わったら」
凛「たっぷり遊んであげる」ニッコリ
ハナコ「ワンッ!」
卯月「ペロペロ」
未央「アムアム」
凛「....ふふ」
953 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 01:07:38.46 ID:FuQsOYjN0
八海「そういえば」
七海「なんれすか?」
八海「この『八海』って名前」
八海「変えていいれすか?」
七海「ダメれす」
八海「え〜なんれれすか〜」
七海「七海の妹なら八海しかないれしょ〜?」
八海「だってこの名前」
八海「....あんまりかわいくないれす」
七海「頑張って考えたのになんてこと言うんれすか!?」
八海「嘘れすね!即興れしたあのスピードは!」
七海「っ〜!」
954 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 01:08:17.02 ID:FuQsOYjN0
七海「七海がお姉ちゃんれすよ!」
八海「何日か前まで一緒の人格だったじゃないれすか!」
七海「....」
八海「....」
七海・八海「「ふふふっ」」クスクス
七海「姉妹も板についてきましたね〜」スタスタ
八海「誰が見ても双子れす〜」
七海「あ、今日の晩御飯何にします?」
八海「う〜ん」
八海「....バラムツ?」
七海「それはちょっと....」
八海「世界を救ったバラムツくんに言うことれすか〜」
七海「さ、バラムツくんはさておき帰りましょ〜」
八海「は〜い」
【完】
955 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 01:14:02.77 ID:FuQsOYjN0
最後までお付き合いいただきありがとうございました
長編ストーリー物の安価スレは大変なので書きたくないんですが、世論がそれを許さなかったので渋々書きました
しかしそんな中でも、一応の形になって着地できたのは100%皆さんのおかげです
毎度毎度本当にありがとうございます、心から感謝しています
皆さんのお力添えがあり、この1年弱で穴久保→幸子→レンタル→スキャンダルと4つの安価スレを書けました
穴久保から丸1年になる頃にもう1つ書きたいと思っているので、その時はまたお越しください
(次は楽な短編連作形式にしたいです)
過去作次回作共によろしくお願いします
このSSが読者の方の人生の糧に少しでもなれば幸いです
956 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 01:15:01.66 ID:KSzUtBlYo
おつでした
楽しかった
957 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 01:18:20.46 ID:Tg1p2RBDO
乙
……ですけど、実際の人物の名前を使って大丈夫なのかと
958 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2021/02/11(木) 01:23:22.34 ID:FuQsOYjN0
※このSSに出てくる『テリーザ・メイ』『森喜朗』は実際の人物とは一切関係がありません
これでセーフですね
959 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 01:29:33.29 ID:Tg1p2RBDO
あははー
とりま、バイバイン要素が希釈されたとはいえどうなることやら……まさか次回作の伏線?
960 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 02:09:11.40 ID:OIszs4f50
おつでした
961 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 02:16:04.67 ID:Bshu5nb1o
おつ!!
962 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/02/11(木) 08:16:46.70 ID:lav3u1ct0
乙
結局部下を玩具にされたお嬢はどうしてたんだ
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