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【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」

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778 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:44:07.81 ID:kITCRf6p0

< 素直に認められるとまた一つ先へ >







瑞穂「取り敢えずこの人は身体と言いかけましたね」

提督「ノリを読み違えたんでー」

愛宕「まぁ、素面じゃあ本音なんて語れないわよねぇ〜」

高雄「途端に嘘っぽく思えてしまうもの」

江風「瑞穂さンは? 」

漣「修行と場数が足りてないなーって」

瑞穂「……」

漣「んふ…………ま、悪い意味だけじゃ、ないけどね」
779 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:45:56.27 ID:kITCRf6p0

< ベットするのは良心と寿命です >







提督「で? これは何なんだ? 」

漣「ここまで場を温めまして! はい、雲龍さんの反応賭博! 」

提督「最低か」

愛宕「怒らない子だとは……うーん」

高雄「まぁ、今みたいなノリなら別にいいと思うけど」

江風「どうせ本命下ネタ大穴ガチ回答だろ? 」

漣「ったりめーじゃん? なんなら下半身以外全部大穴だよ。☆だよ☆」

瑞穂「まぁ、やりたいのなら……ここまで積み立てると大事故のフラグにしか思えませんけれど」
780 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:47:30.31 ID:kITCRf6p0

< 穿たなければいいだけですが >







龍田「そういえばあなたも古参といえば古参よね。
あの人の体制ができ始めてからのでは」

明石「まぁ……高雄さん愛宕さんがいて、その後仮所属含めて加賀さんがいて、の後ですからね」

龍田「救急車って呼んだこと無いの? 」

明石「あるわけ無いじゃない。あのヒトたち怒らせたらあの人が全力で隠蔽するんだから」

龍田「なるほど」

山城「あの人がやらかすことは無い、というところがポイントかしら」

扶桑「はぁ……何かしらあった可能性を少しでも残さないでほしいものね」
781 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:49:34.86 ID:kITCRf6p0

< 何を前提とするかで >







山城「姉さまだっておかしい考え方だと思いますけれどね。
普通は身内で喧嘩をして、だとかを想定した話でしょう今の」

扶桑「まぁ……そうね」

龍田「一応ほら、唾すら付けなくても直る化け物だから」

山城「それでもあの人だけは人間でしょう? 」

明石「嫌ですね、あの人が肉体的に傷付くなんてあったらですよ?
内実は兎も角どこぞの要港部が半壊したって情報が横須賀に届いてますよ」

龍田「確かに」

扶桑「……とんでもないわね」

明石「今更気付いたんですか? 」

扶桑「忘れていたいのよ、常に。……ね? 」

山城「……? 」

扶桑「……」

明石「山城さんならこっち側でしょうよ」

龍田「んふ……自覚して開き直った女って怖いわねぇ」
782 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:50:19.49 ID:kITCRf6p0

< 発つ時跡を汚さず >







海風「…………ねぇ」

涼風「うん? 」

海風「ポテチをクズ一つ落とさずに食べるってどうやるの? 」

涼風「んっ、と……証拠を残さずというかなんというか…………三笠さんとかもこうだぜ? 」

海風「生粋の貴人タイプと比べられても……うぅん? 」
783 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:51:13.03 ID:kITCRf6p0

< 読む >







漣「お互いの好きなところは? 」

提督「身体」

雲龍「……」

漣「……? 」

提督「……」

雲龍「…………」

漣「…………? 」

提督「…………」

漣「…………あの、ジーッと見られても漣はレズじゃないんで」

雲龍「……ま、下半身かしら。…………責任、取ってくださいますよね、少将閣下」

提督「……ウィッス」
784 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:56:05.73 ID:kITCRf6p0

< 結果は分かっていた気もする >







瑞穂「やっぱり事故だったじゃないですか」

漣「さ、漣に被害は無いし……? 」

高雄「今更擦り減る良心も僅かですものね」

愛宕「一定以上の信頼があれば許してくれるってあの子もチョロい感じ」

高雄「雲龍さんだから」

愛宕「そうねぇ……もし瑞穂がやってたら引き摺られていったのは瑞穂だったかもだけど」

漣「やー……まぁ? 愛情のヤベー深さを再確認したってことで? 」

愛宕「さすがに終わらせた方がいいわね」

高雄「というか本人がいなくなって強制終了だけど。……追加、要る? 」

愛宕「いるー。炭酸水で割って? 」

高雄「はいはい」

瑞穂「いや、あの……あの人犠牲にしてそんな能天気に……あのぅ……? 」
785 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/01(水) 21:56:33.06 ID:kITCRf6p0

ありがとうございました
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/09/01(水) 23:01:17.17 ID:ieA1sgO70
787 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:40:06.59 ID:Rt29Eht50

< 恐ろしい相関図 >







あきつ丸「……………………」

鈴谷「……………………」

あきつ丸「……………………」

鈴谷「……………………」

あきつ丸「……………………なぁ」

鈴谷「見てない見てない、見てないから……彼女がいる同士の姉妹がディープなのしてるところなんて見てないから……ああもうっ」
788 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:42:54.16 ID:Rt29Eht50

< 良いのか悪いのか >






鈴谷「ああもう……もう……」

あきつ丸「恐ろしい相関図になるな、などと思ったのだが」

鈴谷「ん、んん……思ったのだが? 」

あきつ丸「大湊のアレ程ではないでありますね」

鈴谷「比べる対象がカレー御膳じゃあねぇ……」

あきつ丸「あぁ。…………これは一体どういうレベルの比較の話だったか」

鈴谷「……うん? 」
789 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:43:30.30 ID:Rt29Eht50

< バレーチームとかどうなんだろうね >







涼風「もしここで殺人……んん、殺艦事件が起こったらさ」

龍田「んー? 」

涼風「大概のヒトに理由がありそうで迷宮入り待った無しだよな」

龍田「これでも女の園としては奇跡的な平和状態だと思うけど」

涼風「確かにね。横須賀とか呉は規模と人数の多さもあるけど酷いものだった」

龍田「ああいう女の争いを上手くいなして流れて手懐けていけるからあの人はあの若さで少将なわけだし」

涼風「本当それ。……あぁ、本当凄いな我が提督閣下は。どうやってんだ? 」

龍田「さぁ……? 」
790 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:45:15.09 ID:Rt29Eht50

< 流れ星程刹那では無いひとときと信じて >






あきつ丸「ふぅ……まぁ、早晩暴露るだろう、あれは」

鈴谷「どうかなぁ」

あきつ丸「中々に難しいものなのでありますよ、隠蔽し誤魔化すというのは」

鈴谷「あきつちゃんは自分隠すの上手いじゃん? 」

あきつ丸「まぁ、な。…………自分が今考えていること、分かるでありますか? 」

鈴谷「んー……」

あきつ丸「二人きりで屋上にいて、星を眺めながら煙草を咥えていて、寸前にはアレな光景も見た」

鈴谷「そうだね。……卑怯じゃん、そんなこと言葉にできるわけ、ないよ」

あきつ丸「……………………フゥ……」
791 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:46:14.54 ID:Rt29Eht50

< ランクアップととるべきか否か >







龍田「まぁ、でも……そうね」

涼風「ん? 」

龍田「私が殺されたとして、犯人っぽそうなのは? 」

涼風「超難問じゃん」

龍田「候補者が多過ぎて? 」

涼風「“ 艦娘 ”であることが心底悔やまれる謀略の鬼みたいな女を殺すなんて難易度が高過ぎで、だよ」

提督「まず間違い無く江風や初月にはできねぇな、俺も混ぜろ」

涼風「はいはい。……上官とこんな話って罰ゲームか何か? 」

龍田「前世の報いかなんかでしょう? 」

提督「俺の前世は徳を積んだ聖人らしいぞ。今の暴虐振りを鑑みると」

龍田「……んふ」

涼風「そりゃあ愉快だね。……あたいたちは徳を積んだ虫とかだったのかなぁ、それなら」
792 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:47:25.61 ID:Rt29Eht50

< 姉妹(終い)愛(哀) >







提督「取り敢えず動機がありそうなやつは? 」

龍田「山城? 」

提督「ある意味一番無ぇだろうあいつ」

涼風「扶桑さんと比べるのを嫌がるくらいには大切なオトモダチだろ、掛け値無しに」

龍田「あら嬉しい」

提督「言わせてるだけだろうが。……案外と扶桑かもな」

龍田「どうして? 」

提督「山城をお前に盗られたと思って」

涼風「あっは、ありそうだねそれ」

提督「だろ? 」

龍田「私はそれ喜べばいいのか恐れればいいのか……うぅん? 」
793 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:48:06.47 ID:Rt29Eht50

< 失って初めて(偽) >







涼風「まぁ、その理論だと提督も瑞穂さんに刺されそうだけど」

龍田「無い無い。そんなことしたら明石を永遠に喪うって分かってるものあの子」

提督「忍者もいるしな。……高雄! 愛宕! 」

涼風「……」

龍田「……」

提督「……」

涼風「…………」

龍田「…………」

提督「…………あれ? 」
794 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:48:38.63 ID:Rt29Eht50

< 嫌われ者 >








龍田「嘘でしょ……初めてなんだけどこんなの」

涼風「どんな状況どんな場所だろうとどっちかは必ず出てくるのに」

提督「ヤバくね? 今なら俺どっかの刺客にさっくり殺られちゃうぜ? 」

龍田「……涼風ちゃん? 」

涼風「信じなくてもいいけどあたいはそんな命令受け取ったこと無い。
……明石さんの防諜システムが完璧でよかったな、提督」

提督「お、おう……」
795 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:49:32.75 ID:Rt29Eht50

< マッサージか何かかな? >







高雄「んっ……」

愛宕「ぁふ……んん…………ねぇ、ココこんなことになっ

高雄「んぐっっっっ」

愛宕「いひゃっっっっ」

高雄「……」

愛宕「……」

高雄「……呼ばれた気がする」

愛宕「私もそうだけど……こんなことしてるときに腹筋だけで起き上がらないでくれる? 」
796 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:50:49.75 ID:Rt29Eht50

< 歯が当たるくらいならばいざ知らず >







高雄「まぁ……たぶん冗談か何かで呼んでみただけでしょう」

愛宕「それか酔った悪巫山戯ね。……いっったいんだけど」

高雄「私も鼻が痛いわ」

愛宕「はぁ、なんか気分も冷めちゃった」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………バスローブとボトル、取って」

愛宕「はいはーい。……ショーツだけでグラスだと一杯目で気分戻るかなぁ……」
797 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:52:44.97 ID:Rt29Eht50

< 自然に溢れたであろう言葉だからこそ >







あきつ丸「先程の話だが……鈴谷は何か卑猥なことでも思い付いたのでありますか」

鈴谷「えっ、いや、えー、っと……どうだろ? 」

あきつ丸「案ずるな。自分にはまだそんな勇気は無い。……では明日」

鈴谷「え、ああうんまた明日ー」





鈴谷「…………さっきのってストレートなこと言うよりよっぽど勇気いると思うんだけど……」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………うぅ……」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………」

鈴谷「…………寝れない」
798 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:55:07.12 ID:Rt29Eht50

< 即応力に保証はありません >






龍田「ここはあなた、次善の策を試してみるべきよ」

提督「あん? 」

龍田「取り敢えず何かテキトーな下ネタ振ってみて? 」

涼風「あぁ、雲龍さん召喚するのか」

龍田「そうそう。ある意味愛宕たちより確実かも」

提督「お前それは……あいつに失、礼…………だと思うけどなぁ、どうなんだろう」
799 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:56:26.41 ID:Rt29Eht50

< ユメノサキへ >







GZ「生憎と乙女のように目を輝かせて人類愛や世界平和を語る時期は既に過ぎていてな」

時雨「その割に割と人間性だとか友好には肯定的だよね」

GZ「信じていても悪いことはあるまい。
有り得ないと分かっているモノに夢を見るのは道化だと笑われてもやめられん」

時雨「君のそういうところは素直に尊敬するよ。共感はしないけど」

GZ「構わないさ、それで。……フゥ……」

時雨「煙草、WSは許してくれるのかい? 」

GZ「彼女も実現不可能なモノに夢を見るタイプなんだ」

時雨「やさぐれたイケメンみたいなこと言うね。……あのさ」

GZ「うん? 」

時雨「紳士の国と繋がってる裏切者の情報なんてくれて、君は何を目指してるわけ? 」

GZ「さてな……フ-…………平素と変わらず夢を見ている、それだけだ」
800 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 22:58:04.12 ID:Rt29Eht50

< 何かを得る為には何かを…… >






GZ「私はこの国へ来て随分と変わった」

時雨「そりゃあ裏では啀み合い続けてる国の淑女と懇ろなレズになればそうだろうね」

GZ「懇ろ、という表現に時雨の優しさを感じるな。……あれは私よりも変わってしまった」

時雨「それ、君が壊したの間違いじゃない? 」

GZ「あぁ…………ならば、なればこそ守ってやらねばなるまい。
訊かなくとも祖国の情報を漏らし続ける女など危なくて仕方が無い」

時雨「…………」

GZ「私はそんなモノが欲しいわけではない。
仲間がそれなりに楽しくやっていて、
隣であれが微笑みながら毒を吐いたり困惑しているだけでいい。
それと私に見える世界が概ね平和で戦争が縮小されれば言うことは無い」

時雨「あ、っそ。…………君は、その為の一歩に何を捨てたんだろうね」
801 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 23:01:30.91 ID:Rt29Eht50

< 平穏の為の闘争に果たして価値は >







GZ「ふふ……捨てる? 私の乙女がどうも迷っていたようだからすっぱり切り捨てて差し上げたのさ」

時雨「ふぅん? それとなく、気付かれずに? 」

GZ「あぁ、例の裏切者殿がいなくなれば自然と取引も無くなる」

時雨「そうだろうけど……どういう取引だったわけ? 」

GZ「“ Queen Elizabeth Class Battleship No.2 Warspite の50年に渡る奮戦の対価として軍からの解放を約束する ”だそうだ」

時雨「へぇ、WSさんってアホだったの? 」

GZ「それに加えて私の身柄をこの国から英国へと譲渡させるよう働きかける確約もあった。良い話だろう? 」

時雨「そりゃあ精一杯働きかけてくれるんだろうね。
二代か三代か、はたまた四代以降の担当者様は」

GZ「あぁ、この国と英国にな」

時雨「異国で奮戦した美女の嘆願も合わさってそれはそれは素晴らしい威力になるだろうね」

GZ「間違い無いな。紳士の国はさぞや腰を低くして労をねぎらってくれるだろうさ」

時雨「ふふ、勿体無かったんじゃない? 今からでも頭下げてきなよ」

GZ「裏切者の彼女が生きていれば或いは……一考くらい、してみようか」
802 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 23:03:38.66 ID:Rt29Eht50

< 天秤の両端は同じに見えますか? >







時雨「ふふん……なんなら僕もその譲渡物資に入れてくれればよかったのに」

GZ「時雨だけなら罷り間違うと上手くいってしまうだろう?
あなたはこの国から英国に渡って一般人になるだけだ」

時雨「あぁ、“ ドイツの所有物 ”である君と違ってね」

GZ「横須賀の貴人が確約してくれてあと四十は若ければ真剣に考えたが……フゥ……」

時雨「下手すると残りは十年も無いよ。…………ふふ、楽しくなってきたから煙草、一本くれない? 」
803 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/02(木) 23:04:06.29 ID:Rt29Eht50

ありがとうございました
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/02(木) 23:05:56.42 ID:1OOchoqR0
805 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:14:11.54 ID:KRLXY/uz0

< 二度寝にオプションはありだろうか >







高雄「っ…………頭痛い」

愛宕「中途半端に発情した後で馬鹿みたいに飲めばそうなるわね」

高雄「途中でまたあなたが欲しくなる筈だったのよ」

愛宕「お酒飲みながらのお喋りだけでも姉妹愛は確認できるじゃない」

高雄「確認したら触ってみたくなるし触れれば抱き締めたくなるもの」

愛宕「あ、そ……ふぁ、私お昼パスで」

高雄「私も、いい。…………また、後で」

愛宕「はいはい。ん、背中見せて寝るなんて寂しいこと、言わないでしょう? 」
806 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:16:09.13 ID:KRLXY/uz0

< 痛みの無い、熱 >







海風「、っと……おはようございます」

雲龍「ん、やはー」

海風「…………痕」

雲龍「チョーカー、要る? 」

海風「貸していただけると、嬉しいです」

雲龍「あげる。私の寂しさ埋めてくれたお礼」

海風「私も埋めてもらったんですけど……ふぅ、トーストでもいい? 」

雲龍「お願い。…………ふふ、嗚呼……首筋気にするあなた、可愛いわ」
807 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:16:51.55 ID:KRLXY/uz0

< ハジメテ >







天城「…………」

加賀「…………」

天城「…………」

加賀「…………」

天城「…………」

加賀「…………」

天城「……………………まさか加賀さんと二人きりで起きるなんて」

加賀「予想できていた方が怖いわ。……初めてよ、弓、サボったの」
808 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:17:32.08 ID:KRLXY/uz0

< 企図するだけなら別にいいが >







漣「なんか時々あるけどさー、昨日はレズの日だったの? 」

叢雲「知らない。あいつは? 」

漣「龍田涼風の後ろ暗いコンビと飲んでたみたい」

叢雲「さぞやお元気でしょうねそれは」

漣「朝食べる前からもう仕事してたよ」

叢雲「それはそれは。……単にやる気あるだけよね?
変な悪巧みのために時間つくってるわけじゃないのよね? 」
809 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:18:59.42 ID:KRLXY/uz0

< お姉様 >







海風「ふぅ……お粗末様でした」

雲龍「満足したわ」

海風「燃費良いですね。卵、もう一つ増やせばよかったかな」

雲龍「トレーニーとかじゃないんだからタンパク質ばかり摂る意味」

海風「充実感だとか心地良い倦怠感は当然物凄いですけど疲労感も半端無いんですよ」

雲龍「あなたが誘ったのなら、私も満足させないと……ね? 駄目でしょう」

海風「それ、究極的にはあの人にしか無理でしょう? 」

雲龍「そんなこと、無い。あなたの可愛いらしい顔……良かったわ。
次は私が朝の半熟目玉焼き、つくってあげる」

海風「ッ…………………………………………はい」
810 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:20:20.56 ID:KRLXY/uz0

< 薄い生地のスカートだと特に >







提督「…………」

旗風「首捻ってどうしたんですか? 別に寝違えたような感じにも見えませんでしたけど」

提督「寝違えてもこんな夜までは続かねぇよ。
……大概のやつと風呂一緒になったことあるよな? 」

旗風「? まぁ……なんなら司令とも」

提督「うん……うん、だよな」

旗風「? 」

提督「さっき悪酔いした阿賀野が膝に乗ってきたんだけどさ」

旗風「はぁ。まだ被害者増やすんですか? 」

提督「ひでぇこと言うな。…………感触がな、履いてないやつだった」

旗風「…………はい? 」
811 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:22:17.03 ID:KRLXY/uz0

< 禍福の微小変化 >







提督「いや、こう、なんだ。下を履いてるか履いてないかって割と分かりやすいんだけど」

旗風「えーと……うん? 」

提督「阿賀野だから忘れることもあるかと思って能代に訊いてみたら

旗風「はい」

提督「“ 阿賀野姉ぇはその辺きっちりしてますよ ”って言われてな」

旗風「あぁ、それでさっきの。旗風も阿賀野さんが履き忘れるとかそういうのは見たこと無いですね。
じっくりと凝視しているわけでもありませんけど」

提督「だよな普通。ノリとはいえあいつにあんなことされたの初めてだったんだよなぁ」

旗風「なるほど。…………嫌な予感をひしひしと感じますね。誰も不幸にはならないでしょうけど」
812 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:23:35.10 ID:KRLXY/uz0

< まぁ、付いても数百円とかザラだけど >







漣「所謂ところの改二というものに憧れて幾星霜」

能代「そんなのに憧れてたの? いや、強いのに越したことは無いけど」

漣「だって改二になったら手当付くんでしょ? 」

能代「え、そうなの? 」

江風「え、知らない」

叢雲「一応明細は出てるんだから総額だけじゃなくて内訳くらい見なさいよ……手当なんて無いから」

漣「えー……じゃあLv.1に戻るぅ」

能代「改二より余程難しいような」

明石「なんならそれ複製の糸口かもしれませんしねぇ……」

赤城「へぇ」

漣「や、冗談にそんな絡み方しないでよ。高雄さんに殺されちゃう」

高雄「いえいえ、いえ、そんな短絡思考してませんよ……」
813 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:26:09.86 ID:KRLXY/uz0

< 冗談に冗談、その冗談へ冗談を >






漣「でもでも、さっきのは冗談として誰かの冗談が不利益の引き鉄になったらヤバいでしょ? 」

高雄「気分次第では、まぁ」

明石「最初に脱出手段用意しておくべきですかねぇ」

赤城「そのときは是非御用命をお待ちしております」

明石「あ、いいです……」

漣「抱き込めばなんとかなる高雄さんの方がマシだよねぇ」

高雄「赤城さんと比べられるのはちょっと……」

赤城「あのですねぇ……」
814 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:27:14.96 ID:KRLXY/uz0

< 最近ハマりました >







江風「姉貴ー、フライドポテト食べたい」

海風「自分で用意したら? 冷凍庫にあるでしょたぶん」

江風「ちげーの。なンつーか手作りでやるあの、えーと、しょっぱいあれ」

海風「フライドポテトって基本しょっぱいと思うけど」

江風「や、そりゃそーだけども甘い気もして……雲龍さンこの前つくってくれたフライドポテト何使ってたの? 」

雲龍「? だし汁」

江風「そうそれ! それ食べたい」

海風「だから自分でやりなよ……だし汁って聞いて余計やる気無くなったよ私」
815 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:28:38.71 ID:KRLXY/uz0

< いや、本当美味しいんです酒も進むんです >







雲龍「あら、特に難しいことでも……だし汁を用意したら適当にまぶして煮詰めて冷まして揚げるだけよ」

海風「そりゃあ難しくはないですけど」

江風「明日じゃ駄目なンだ姉貴、今なンだ」

海風「あのね」

雲龍「ふふ……用意してあげましょうか? 」

江風「え、いいの? 」

雲龍「ええ、待ってなさい」

江風「よっしゃあ! 何故か知らないけど雲龍さン滅茶苦茶機嫌良い! ラッキー! 」

海風「それだけなのかな……後で対価に致命的なもの奪われても知らないよ? 」
816 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:30:30.24 ID:KRLXY/uz0

< 反芻 >







江風「致命的ってもどーせベッドに引き摺り込まれるだけだろ? 逃げればいいだけだよ」

海風「本気で落とそうとしてくる雲龍さん拒否できる女ってそういないと思うけど……うん」

江風「や、差別じゃなく大概の女はレズじゃ……姉貴ー? 」
817 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:32:13.16 ID:KRLXY/uz0

< 妹() >








天城「? 妙に機嫌良さそうですね」

雲龍「そう? あぁ、でも、そうでしょうね」

天城「訊いても? 」

雲龍「おしえてあげない、秘密」

天城「はぁ」






雲龍「? 江風は? 」

提督「あん? トイレか何かじゃねぇの。さっきまでそこで海風とくっちゃべってたぞ

雲龍「そう。…………海風、妹にしてもいい? 」

天城「えっ」

提督「……は? 」
818 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/03(金) 22:34:03.11 ID:KRLXY/uz0

最近どうもシチュエーションもネタも何もかも思い浮かばない……
ストック消費しつつどうにもならない気がしてきました
出てくるときは切掛一つでどうとでもなるんですが

ありがとうございました
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/03(金) 22:37:30.46 ID:HfohmYks0
乙 まあこんだけ続けててよくネタ続くなっていつも思ってます
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/04(土) 19:28:57.54 ID:61xcgoKco
いつもありがとうございます
無理せず、でも出来るだけ続けて頂きたいと思います
821 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 21:56:34.91 ID:s6dwBuLZ0

< 正しい筈だけど個人的に気持ち悪い言葉ってあるよね >







提督「お天気お姉さんって何か変じゃないか? 」

高雄「はい? 」

提督「お、が二つ続くの何か違和感無い? 」

愛宕「お天気姉さんの方がおかしくならない?
天気お姉さんもそれはそれで別の仕事みたいだし」

高雄「そもそもその呼び方自体が所謂ところの女性蔑視と受け取られる気はしますが」

提督「や、大した意味も意見も無ぇんだけど……うぅん? 」
822 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 21:57:21.64 ID:s6dwBuLZ0

< 絡む >








時雨「お、いたいた。お腹が空いたよあきつ丸」

あきつ丸「では何故喫煙所に来た」

時雨「煙草臭いよ、ねぇ。酷い臭いだ」

あきつ丸「だから何故喫煙所に来た」

時雨「というか何であきつ丸いるの? 」

あきつ丸「探しにきたのではなかったのでありますか」

時雨「ねぇ、煙草早く消して? 」

あきつ丸「もうなんでもいいから失せろ」

時雨「そうそう、鈴谷さんが探してたよ」

あきつ丸「それを早く言え。……その言葉が無ければ本気で正気を疑っていたところであります」
823 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 21:57:51.65 ID:s6dwBuLZ0

< 誰の為のかは知らない >








あきつ丸「というか鈴谷をネタにすれば何にでも食い付くと思わないでもらおうか」

時雨「食い付いたじゃん。戯れ合ってオチも付いたでしょ? 」

あきつ丸「オチ……? 」
824 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 21:58:24.48 ID:s6dwBuLZ0

< 教師と生徒 >








提督「俺は断然先生がいいね。年上のお姉さんがいい」

愛宕「私も先生がいいかなぁ。歳下ってどうも考えられない」

天城「姉様なら音楽と美術くらいおしえられそうですね」

雲龍「無理。私と同じレベルじゃないと伝わらない」

葛城「で、そんなレベルの子はもう開花してる、と」

海風「先生……って言いたいですけどこのなりじゃあ……はぁ……」
825 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 21:59:05.93 ID:s6dwBuLZ0

< 大器晩成 >








瑞穂「そこはこう、所謂ショタ? なこの人という設定で」

海風「同年代なら兎も角ですね、歳下なこの人に一体何の価値があるっていうんです」

愛宕「そうねぇ……」

高雄「分からないとは言えませんね」

瑞穂「は、はぁ」

提督「今を褒められているんだろうが……なんか妙に傷付くな」
826 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:00:50.46 ID:s6dwBuLZ0

< 好みは人それぞれですので >







高雄「ん……でも皆高校生くらいを想像して……おかしいわね」

瑞穂「一応はショタと言いましたのにね」

愛宕「……高、雄? 」

提督「えぇ……」
827 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:04:37.58 ID:s6dwBuLZ0

< 結局自分本位にならざるを >







高雄「でも今現在は私の見た目年齢とこの人の実年齢差が十は離れているわけですし」

瑞穂「生徒、と言われると印象では最大でも高校三年生ですけど」

愛宕「つまり十八歳と八歳? 」

提督「犯罪だろうそれ」

高雄「? あなたと海風さんの見た目年齢差は? 」

提督「い、いや、えーと……高校生と大人なら、ほら、なぁ……? 」

海風「まったくです。…………私自身とこの人以外の話であれば嫌悪感が湧く気もしますけど」
828 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:05:13.97 ID:s6dwBuLZ0

< 狂師の所為徒 >







漣「っても世の中小学校とか中学校の教え子と結婚してるクソ野郎沢山いるでしょ実際」

叢雲「まぁ、テレビとかでも平気で観るわね」

漣「結婚したのは成人後だからいいんですー、とか詭弁だよね」

叢雲「普通にヤってるわけよね。ヤってなくてもどうかと思うけど」

漣「これが罷り通るんなら世のロリコンにも多少の希望が見えるよねー」

提督「男としては何言ってもこれは……いや、成人まで待ってとかあるだろうとか……いやいや」
829 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:06:00.52 ID:s6dwBuLZ0

< 愛でるということ >








龍田「真正さんだと成長して結婚できる年齢になったら要らなくなるんじゃない? 」

雲龍「満足行く娘を育成できるまで何度でも合法的にチャレンジできるわね」

龍田「確かに」

葛城「えぇ……」
830 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:09:15.98 ID:s6dwBuLZ0

< 早々に >







提督「俺の知る限りヤってるときの余韻? あれってMっ気ある子の方が長いんだよね」

天城「はぁ」

提督「友達の話とか総合してもだぜ? でさ

天城「なるほど、もう話は読めましたから結構ですよ」

雲龍「そんなつれないこと言わないでよ」

天城「そうですね。……姉様がここで言うのは流れがおかしいと思いますが」
831 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:09:59.90 ID:s6dwBuLZ0

< 否定はできないものの >







雲龍「ん……でも余韻は長い方だと思うわ、実際」

提督「そうか? すーぐ次の欲しがるじゃん」

雲龍「余韻抑え付けて溜め込んで重ねてくれると女ってもっと重くイけるのよ。ね? 」

天城「まぁ……ええ」

提督「寸止めよりよっぽど高性能だな、女の子って」

雲龍「壊されやすいだけよ、ね? 」

天城「まぁ…………ええ」
832 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:10:46.71 ID:s6dwBuLZ0

< パブロフの云々 >







涼風「けっ、そんなに処女がいいんならAVでも観とけよ。沢山いるぜ? 」

山城「どうせ設定だし本当でもすぐにそうじゃなくなるじゃない」

涼風「お、何? 山城さんそういうの語れるヒト? 」

山城「イメージよ。あとホテルでちょっと観たことあるくらい」

阿賀野「つまんなそうな顔でラブホのAV観る山城さんとかそれだけで面白い」

涼風「どうせその後すぐもっとハードなことしてるだろうしな」

山城「そうね。ライターかマッチ、ある? 」

涼風「ほい」

山城「ありがと。…………フゥ、品の無い話をすると、吸いたくなるわ」

阿賀野「うぅん? 」
833 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:11:52.82 ID:s6dwBuLZ0

< 紫煙と背中に背を向けて >







涼風「っても提督ってそんな吸う? 大して見かけないけど」

山城「私が気分良く起きられた朝は大体吸ってるわ」

涼風「確かに品の無さ極まってるな。あと、共依存と」

山城「だから、そう言ったの」

阿賀野「……なるほど」
834 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/04(土) 22:13:03.47 ID:s6dwBuLZ0

どうもこう、どんな内容でもしっくりこないというか
今までしっくりきていたわけでもありませんが

ありがとうございました

835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/04(土) 22:19:34.13 ID:p7c5yigI0
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/05(日) 14:46:49.88 ID:4zR0asTEo
お疲れ様です
837 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:46:46.11 ID:I51tKv4C0

< ???? >







提督「おいそこの酒盗、そっちの酒盗分けてくれ」

加賀「ん……それ、私に言いました? 」

提督「他に誰がいるよ」

加賀「能代? 」

提督「酒盗には程遠いじゃねぇか」

能代「あの、小皿……はい、えーと、どうぞ」

加賀「能代、ご飯」

能代「はぁ……ん、どうぞ」

提督「ありがとう。……そういうとこだぞ酒盗女」

加賀「む、おかしいですね……」
838 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:48:00.54 ID:I51tKv4C0

< 自分以外が遅いだけなのです >








赤城「そこで私に振らない辺り加賀さんの優しさがありますね」

提督「お前は盗むというよりその場で食い尽くす感じがあるから」

赤城「そんな馬鹿な」

能代「こっちが言いたいですよ……なんでこの人がグラス二杯目なのにまだ白ご飯お代わりしてるんですか」
839 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:49:49.30 ID:I51tKv4C0

< そんなわけ >







能代「あ、でもつまりあなたにとって能代は酒を盗むような女には思えないと」

提督「は? 」

能代「ふぅん……」

提督「…………なんなんだよ。抱きたいって言えば満足か? あぁん? 」
840 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:52:17.83 ID:I51tKv4C0

< や、本当米って選び始めたら終わりが無いと思うの >








提督「まぁ、んな冗談はどうでもいいよ。……苦労をかけるなぁ、のしろん」

能代「そう言うなら席代わっていただけます? 」

提督「別にいい、けど」

加賀「駄目。ここは譲らせません」

赤城「能代さんってご飯よそうの早くて上手なんですよ。
ふんわりふっくらって感じで」

提督「だそうだ」

能代「はぁ」

阿賀野「酌婦、じゃなくて、えーと……飯婦? 」
841 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:53:36.22 ID:I51tKv4C0

< 意味は分からずとも雰囲気くらいは >








加賀「ストレートに飯盛女でいいのじゃなくて」

能代「盛るだけならいいですよ」

赤城「言質は取りました」

加賀「やりました」

能代「随分とレベルの低い誘導でしたね」

阿賀野「能代も別に嫌じゃないでしょ、最初っからお櫃の隣座ってるんだし」

能代「……まぁ」







江風「解説プリーズ」

叢雲「えーと…………いい? 」

海風「お酒飲んでダルいから駄目。……ざっくり言うと遊女、以上。オーライ? 」

江風「お、おう……? 」

叢雲「…………」
842 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:55:10.49 ID:I51tKv4C0

< 仕組まれた運命という禍福 >








雲龍「今から短冊に願いを書いても間に合うかしら」

瑞穂「七月七日にも八月七日にも全くかすってさえいませんけど」

雲龍「星は毎日どこかで瞬いているわけだし」

瑞穂「そうですけれども七夕の意味」

雲龍「そんなものは無いわ。牽牛も織姫も今すぐ不幸になればいいのに」

瑞穂「雲龍さんの言ってること、分かりません……」
843 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/05(日) 23:56:01.27 ID:I51tKv4C0

まぁ、騙し騙しやっていく感じですかね……暫くは

ありがとうございました

844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/05(日) 23:58:06.09 ID:q/t0k3xU0
845 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:12:57.67 ID:E1mQu1QQ0

< ノープランもプランの一つ >







加賀「お出掛け? 」

提督「あぁ、どっか行かない? 」

加賀「どっか、って……どっか? 」

提督「ノープランデートもたまにはいいだろ? 」

加賀「そうね。……三十分いただける? 」

提督「煙草吸ってエンジンあっためておくよ」
846 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:13:37.87 ID:E1mQu1QQ0

< でもあれ無限に食べられる気はする >







雲龍「…………Zzz」

能代「あれ、加賀さんは……いえいいです雲龍さん見て分かりました」

天城「天城と飲んでいるときに不貞寝は酷いですよね」

能代「まぁ……でもこの大量につくったおつまみキャベツどうしよう。一玉分あるのに」
847 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:14:49.27 ID:E1mQu1QQ0

< どこでも隣にあなたがいれば >








赤城「いただきます」

天城「天城も少しだけ」

能代「まぁ、保存しておいても味が染みて美味しいですけどね」

赤城「このシャキシャキ感はつくったときだけですよ? 」

天城「ごま油、変えました? 」

能代「ええ、加賀さんがおすすめしてくれたやつです」

天城「なるほど。……あ、出ましたね」

赤城「十九時過ぎの大湊、しかもこのご時世。車といってもどこに行くんでしょうねぇ……」

雲龍「…………ん……………………Zzz」
848 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:15:49.43 ID:E1mQu1QQ0

< 眠いけど寝たくない >







愛宕「何かこう、程良く飲んでて調子も丁度良くてね?
あぁ今寝たら気持ち良くグッスリいけるなぁ、ってときあるじゃない」

龍田「そうね」

愛宕「さっきまでそういう気分だった、んだけど」

龍田「気分悪くなってきた? 」

愛宕「んーん、女の子に触れたい気分」

龍田「私しかいなくて残念だったわね」

愛宕「え……? 」

龍田「…………え? 」
849 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:17:03.60 ID:E1mQu1QQ0

< 選択と行動の果て >







龍田「冗談だからいいけど……本気で触れてきたら、殺す」

愛宕「物騒ねぇ」

龍田「私に触れていいのはあの人だけって九年前のあの日から決まってるの」

愛宕「ふぅん? 」

龍田「何? 馬鹿にされようと蔑まれようと惨めに思われようとこんな私にだって譲れないものくらいあ

愛宕「私と同じね、って。何かがちょっとでも違えばあなたがこっち側だったわ」

龍田「……………………」
850 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:18:01.51 ID:E1mQu1QQ0

< 誰にとっての >








時雨「高雄姉妹、龍田、扶桑姉妹、あきつ丸、か」

鹿島「うん? 」

時雨「いやね、大湊のアレって本当に罪深い人間だなぁ、って」

鹿島「それは……当然そうでしょう」

時雨「この中での最善ルートを選んだのは確かだけど」

鹿島「うぅん……? 」
851 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:19:03.38 ID:E1mQu1QQ0

< ただ弱ったところを見せないだけで >









時雨「だってそうじゃないか。山城も扶桑もどちらかが最初に選ばれていれば片方が修羅になる」

鹿島「まぁ、そうかな? 」

時雨「あきつ丸は問答無用の国家の狗ルート」

鹿島「うーん」

時雨「龍田なんて選んだ日には……いや、ある意味では一番幸せではあるのかな。
そのうちに考えるのをやめそうな泥沼に陥るわけだけど」

鹿島「それは分かります」

時雨「ね? 」

あきつ丸「…………あいつとて傷付くことくらいあるのでありますよ? 」
852 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:20:13.21 ID:E1mQu1QQ0

< 何から救われるのか >







鹿島「まぁまぁ。別にこれくらい陰口には入りませんよ」

時雨「龍田も内心分かってるさ。自分がどれだけ重い女かなんて」

あきつ丸「それは……そうであろうが」

時雨「今からだって一番目とその他の間くらいになれそうなのはさ、龍田しかいないんだよ。
それは高雄姉妹以外の皆が望んでいて、でも絶対に手に入らないモノだ」

あきつ丸「…………だが、龍田はそんなもの投げ捨てる」

時雨「自分と折り合いを付ければ一番ではなくてもオンリーワンになれるくらい好かれてるのに、龍田だけはそれを嫌がってる。
だから、これは僕の心からの嫉妬だよ」

鹿島「…………救われ、ないですね」

時雨「本当にね。…………だから言ったんだよ、罪深い男だって」
853 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:21:37.78 ID:E1mQu1QQ0

< 独りの背中は見ていられなくて >








龍田「……………………はぁ」

山城「はぁ。……………………飲め」

龍田「何? 今あんまり強いの飲みたくない」

山城「いいから」

龍田「よくないんだけど……ん」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………」

龍田「…………悔しいなぁ。色々、頑張ってきた筈なのに」
854 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:22:19.88 ID:E1mQu1QQ0

< 積み重なった過去は嘘を吐かない >







鹿島「そもそも、何故提督さんとその六人なんですか? 」

時雨「知らない。全員ウマが合って、気付いたらあの七人で楽しむようになってたんだ」

あきつ丸「自分にも分からん。分からん、が」

鹿島「? 」

あきつ丸「あの一瞬でなくてはならなかったのは確かだ。
その少し前でも少し後でも、当然今でも駄目で、
ある瞬間が重ならなければああも深い繋がりにはならなかった」

時雨「素直に、妬けるよ。……実を言うとね、憧れてたんだ。
君たちがいっつも楽しそうにしているものだから」

あきつ丸「自分も、そうだ。あの頃に戻れるのなら何だって捧げてみせようものであります」

時雨「だろうねぇ……」

鹿島「はぁ。…………………………………………私はそういうお話ができるお二人に憧れちゃいますけどね」
855 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:23:57.69 ID:E1mQu1QQ0

< 付けた傷を舐めることさえできない >







愛宕「んー……やり過ぎた」

高雄「うん? 」

愛宕「飲んでも飲んでも気分悪くてね?
気分良いフリして余計気分悪いことしてきたの」

高雄「そ。……嫉妬、でしょう? 」

愛宕「……そうね」

高雄「龍田から奪ったようなものだものね、私たち」

愛宕「…………ええ」

高雄「…………」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………明日には、忘れてくれると思う? 」

高雄「万に一つくらいは。…………だとして、あなたの方が忘れられないでしょうけど」
856 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/06(月) 23:24:39.53 ID:E1mQu1QQ0

ありがとうございました
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/06(月) 23:33:21.30 ID:L+NtB/8v0
乙 ここの龍田が凄い好き
858 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:19:26.58 ID:Sg8fHwqU0

< 割烹術(真) >







愛宕『えー、やる気なーい』

高雄『私もちょっと……』

天城『今日は天城でしたので』

扶桑『昼食当番なのだけれど』

海風『ヤダ。テンション上がらない』

江風『江風に用意できるとでも思ってンの? 』

叢雲『あなたたちねぇ……』






赤城『ふむ……少しだけ本気というやつを、出しましょうか』

涼風『…………まだマルサンマルマルだぜ?
トイレで起きてきたやつの目の前で朝食準備とか調子狂うわ』
859 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:20:16.08 ID:Sg8fHwqU0

< Rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr……! >







提督「ん、んん……ん? 」

加賀「……………………どうぞ? 」

提督「あぁ、煙草吸ってくるわ。シャワー先に浴びといて」

加賀「ええ。……ねぇ」

提督「ん? 」

加賀「どうでもいいことを一つ言って、いいかしら」

提督「え、いいけど何? 」

加賀「下着セット、忘れたわ」

提督「えぇ……」
860 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:20:58.35 ID:Sg8fHwqU0

< “ 心身にけがれがなく、清らかなこと。” >







時雨「僕が知ってて割と喋れる方の空母群って大体非処女なんだよね」

あきつ丸「……は? 」

時雨「加賀さんとか雲龍さん姉妹はもう言うに及ばずだし。
翔鶴さんと瑞鶴さんはこの前二人の部屋から喘ぎ声聞こえたらしいし」

あきつ丸「自分は? 」

時雨「君は鈴谷さんと秒読みでしょ。
……一生純潔保ってそうなのがダントツで純潔じゃないね」

あきつ丸「赤城なら目的の為に、いやいや……そもそも飛龍や千代田辺りがいるだろうが」
861 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:21:52.31 ID:Sg8fHwqU0

< 二日酔いというわけでもないが >







時雨「でも千代田さんは千代田さんだし飛龍さんはいつの間にか良い男捕まえてそうじゃない? 」

あきつ丸「言いたいことは分かるが」

時雨「Saratogaさんなんてもう清楚に遊ぶ感じが透けてるし」

あきつ丸「意味が分からんが」

時雨「生涯で何人かとだけ熱烈に楽しんで、ってこと。
……IntrepidさんもHornetさんも明らかに遊んでそうだし」

あきつ丸「それは分からんでもない」

時雨「鳳翔さんとか龍鳳さんのお料理組はもうアレだし。
鷹とか鳳が着く皆さんは鳥並に煩そうだし」

あきつ丸「最早意味さえ分からん。雑になり過ぎではないか」

時雨「君、さっきから分かったり分からなかったり忙しないね」

あきつ丸「誰の所為だと思っているのでありますか……」
862 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:23:05.35 ID:Sg8fHwqU0

< 気配が抱き締めてくれている気にさせてくれる >







提督「っ、と……悪い、遅くなった」

龍田『…………』

提督「…………うん? 」

龍田『…………』

提督「龍田? 」

龍田『…………』

提督「たーつーた? 」

龍田『…………』

提督「おーい? あのー? 」

龍田『……………………』

提督「…………出ないなら

龍田『あと、ちょっと…………もう少し……………………待って、お願い』

提督「ん……」
863 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:24:10.24 ID:Sg8fHwqU0

< 野菜の小鉢すら輝いて見える >







愛宕「えぇ……」

高雄「…………」

漣「ご主人様もだけど加賀さんが悔しがるでしょうなぁ……」

赤城「言われればやりますよ。時々なら」

叢雲「…………二十四人分の和食御膳って、何? 」
864 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:25:03.74 ID:Sg8fHwqU0

< 美味しいは正義 >







赤城「治部煮とだし巻きはつくり過ぎたので沢山ありますよ」

能代「お櫃フル稼働っておかしいでしょうこれ」

赤城「? 二十四人もいればこんなものでは? 」

初月「いや、さすがに朝食でこれは」

阿賀野「? でも美味しいよ? 」

江風「まったくだぜ」

赤城「ありがとうございます」

扶桑「……本当ね、身体に染み込む味」

愛宕「理不尽に負けた気分なんだけど……」
865 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:26:15.49 ID:Sg8fHwqU0

< 食べる手も配る手も止めずに >







江風「ってもさ、そっちの二つ、要る? 」

涼風「あん? 」

江風「二人とも今日はまだ寝てンじゃないの? 」

赤城「龍田も山城もそのうち来ますよ。
山城は暇を持て余して煙草でもふかしているんでしょうし」

江風「? 」

扶桑「そうですね。…………お気遣い、ありがとうございます」

赤城「はて……なんのことやら」
866 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:27:34.56 ID:Sg8fHwqU0

< おかえりを言う為にかただいまを聞く為にか >







龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………』

提督「…………」

龍田『…………………………………………私のこと、好き? 』

提督「うん」

龍田『そ……。……………………莫迦』

提督「うん。……龍田は」

龍田『ん……」

提督「この世で無条件に俺を殺していい数少ない女の子だよ。たぶん誰も恨まない」

龍田『あっ、はっ……そんなの、嬉しくない』

提督「そう? 」

龍田『今すぐ殺してやりたいけど殺してなんてあげない。つまらないじゃない』

提督「……そうだね」

龍田『早く帰ってきなさいな。皆、待ってるから』

提督「ん……」
867 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:32:11.60 ID:Sg8fHwqU0

< 仕+合わせ >







山城「フ-…………で? 」

龍田「うん? 待ってなくてもよかったのに」

山城「煙草を何本続けられるか試していたのよ、なんとなく」

龍田「それはそれは……珍しいわね。……………………ありがと」

山城「……何が? 」

龍田「んーん」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………あなたになり損なったのよ、私も、姉さまも、その他も」

龍田「……何が? 」

山城「別に。……ふぅ…………最後の一本、あげる。
あなたも吸っていきなさいな。私は朝食、先に行ってるから」
868 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/07(火) 23:32:40.22 ID:Sg8fHwqU0

ありがとうございました
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/09/07(火) 23:38:38.78 ID:ze1TWJj80
870 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:11:23.89 ID:TsVdOwUL0

< 永遠に見ていられる >







提督「ん? おお……」

愛宕「んー? 」

提督「もっかい、もっかいそれやって」

愛宕「それ? 」

提督「垂らしてた髪後ろにやりながらくるんって感じでまとめてポニテにするの」

愛宕「いいけど……うん? 」

提督「あぁ^〜……」
871 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:13:40.95 ID:TsVdOwUL0

< 悪いことではなくて >







秋雲「バストって単語の意味がバストじゃん」

鈴谷「は? そりゃそーでしょ頭大丈夫? 」

秋雲「それは分かるんだけど薄いとこうバスト感無くない? 」

鈴谷「? どゆこと? 」

秋雲「聖数使って申し訳無いけど……バスト72cmです! とか言われてもバスト感無いよね? 」

鈴谷「う、うぅん? 聖数……? 」
872 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:14:44.51 ID:TsVdOwUL0

< 富める >







秋雲「いや、あのね、おっぱいに貴賤は無いよ。それは真理なんだよ」

鈴谷「はぁ? 」

秋雲「でもそーいうことじゃなくてさ、違うの」

時雨「君さ、それ自分で言ってて惨めにならないわけ? 」

秋雲「ぜーんぜん。時雨もならないでしょ? 」

時雨「まぁ……でもほら、時々思うことなら、あるよ? 」

あきつ丸「ほう」

鈴谷「ふーん」

時雨「ほらね、この興味無さ気なヒトたちと連んじゃってるからさ、僕。ついでに浜風とか伯爵とかも」

秋雲「……なるほど」
873 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:16:37.34 ID:TsVdOwUL0

< 描くスタイルにもよりますが >







秋雲「よっぽど小柄とかじゃない限り80……んん、75切ってるとヤバいと思うんだよね。
しょーじき描いてても“ あれ、これ確実に75以上あるじゃん…… ”ってなる」

鈴谷「秋雲は? 」

秋雲「よゆーでそれ以上あるんすよー。これよりどんだけ薄くすればいいの? って感じ。見ます? 」

鈴谷「いっ、いいいいや、いいっ」

秋雲「一緒にお風呂行ったりしてるじゃないですかヤダなー」

時雨「というか鈴谷さんはよく本気っぽい顔で恥じらえるね」

あきつ丸「ある種尊敬の域だな。……………………だから、いいのでありますが」
874 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:18:46.23 ID:TsVdOwUL0

< 凶とかって存在してるのかな? >







提督「伊右衛門のなんか茶色いやつ飲んだらおみくじついててさ」

明石「茶色ってあんた……琥珀色ブレンドって書いてるでしょ」

提督「大大吉だった」

山城「私はそれ絶対に飲まないって決めたわ」

明石「ああいうのって下限末吉とかじゃないんですか? 」

山城「印字漏れとかしてたら嫌じゃない」

提督「そんなこと……いや、なんかお前の顔見てたら本気でありそうな気がしてきたけどさ」
875 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:19:35.51 ID:TsVdOwUL0

< タイミング >







加賀「なん、てこと……赤城さんの御膳を、楽しみ逃すだなんて、不覚」

赤城「まぁ、たぶん加賀さんがいたらつくりませんでしたけどね」

加賀「…………」

扶桑「悪意はまぁ……無いのでしょうけれど」

山城「加賀さんがあの男にほいほいついて行かなければああいう状況にならなかったわけですし」

赤城「そういうことです。……次は、加賀さんにも食べてもらいますよ? 」
876 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:20:22.52 ID:TsVdOwUL0

< 程度ではなくて種類、ですよ? >






山城「あ、そうだ。加賀さんが次あの人に誘われたとき譲ってくれるなら私からも赤城さんに頼みますよ」

加賀「いえ、それは結構」

山城「でしょうね」

扶桑「比較する二つが馬鹿馬鹿しいくらい違い過ぎますものね」

赤城「むむ……分かっていたこととはいえ妬きますねぇ」
877 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/09/08(水) 22:21:17.22 ID:TsVdOwUL0

< 汐風が優しく髪を撫で上げる >







龍田「んふ……ねぇ、もう少し、寄って」

提督「あん? 」

龍田「そう……こんな感じ、こういうの」

提督「あ、そう……」

龍田「…………」

提督「…………」

龍田「…………」

提督「…………」

龍田「…………ふふ、眠たく、ならない? 」

提督「多少はね。おっさんの膝枕でよろしければ、寝る? 」
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