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【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
- 602 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/30(金) 23:26:53.41 ID:Afm7wHui0
-
< 名前は本当最近偶然知りました >
時雨「アメリカンクラッカーって知ってるかい」
あきつ丸「いや、分からんな。言葉だけ聞くとやたらと五月蝿い危険物のように思うが」
春雨「それかエグい依存性のあるドラッグとか」
時雨「分からなくもないけど……ほら、これだよ。見たことはあるかい? 」
あきつ丸「……? 」
春雨「……? 」
時雨「ほらね? 僕だって偶々知ってただけなんだお婆ちゃん」
金剛「むぅぅ……」
- 603 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/30(金) 23:28:18.97 ID:Afm7wHui0
-
< 寧ろ小金持ちの方が鼻に付くみたいな >
海風「私が言うと僻みとか妬みに聞こえるかもしれませんけどね」
赤城「はい? 」
海風「男性、或いはレズへのアピールや誘惑の材料以外に胸が大きい利点ってありますか? 」
雲龍「無いわね」
加賀「無いわ」
天城「無いでしょうね」
龍田「無いと思うわぁ」
山城「せめて他に一つくらいあればよかったのに」
扶桑「ええ」
海風「ですよね? 」
江風「まぁ、雲龍さンたちがそう思うンならそうなンだろうな。
……姉貴のサイズでも十分嫌味に聞こえるけど」
- 604 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/30(金) 23:29:26.51 ID:Afm7wHui0
-
< 肉体的にはナルシーって割と大事な材料だと思うの >
龍田「でもほら、自分のなりたい身体っていうものはあるじゃない。
あの人とか関係無くお腹が出てきたらきっと嫌だしすね毛なんて伸びてたら泣きたくなると思うの」
江風「まぁ、確かに」
龍田「男も胸筋とか腹筋でそう思うみたいだし。
女の思うスタイルの良い女っていうのも決して胸が全く無いものではないと思うのよねぇ〜」
瑞穂「まったくです」
旗風「同意しておきましょうか。……瑞穂さんの場合はあの人相手と同じ意味になると思いますが」
- 605 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/30(金) 23:30:37.05 ID:Afm7wHui0
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< 寧ろ幸せそうな顔で >
愛宕「私はあの人がいないとこんなに楽しく生きられはしなかったでしょうけど」
高雄「? ええ」
愛宕「あの人は仮に私がいなくても普通に生活して普通に好きな子くらいいて。
まぁまぁの確率で幸せに結婚したりしていたわけよね」
高雄「まぁ、そうね。軍人である必要なんて無いわけだし」
愛宕「うん」
高雄「……」
愛宕「……」
高雄「…………愛宕? 」
愛宕「んーん、なんでもない。…………ふふ、不公平な話よねぇ〜、って」
- 606 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/30(金) 23:31:06.73 ID:Afm7wHui0
-
ありがとうございました
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/30(金) 23:41:26.81 ID:+MwU6Zu+0
- 乙
- 608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 02:10:30.72 ID:UJ2A9MOvo
- お疲れ様です
- 609 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/31(土) 23:39:03.13 ID:TLsU7Wj2O
-
< お互いに本音を語らないという真心 >
雲龍「あふっ……えっぐいくらい、怨みでもあるのかってくらい奥ばっかり叩いて、
ちょっと痛いくらい抱き締めてきたけど、何? 」
提督「なんでもない。なんとなく、そんな気分だっただけ」
雲龍「ふぅん……」
提督「…………何? 」
雲龍「凄く、良かったわ。もう一度、愛してくれても? 」
提督「あっそ。本心から、俺のことなんて何も考えずに感じたいなら考えるけど…………シャワー、浴びてきたら? 」
- 610 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/31(土) 23:39:36.52 ID:TLsU7Wj2O
-
< 小洒落た器に盛られたりしていて >
提督『美味しい七草粥ってなんか違うと思うんだよな……いや、別に悪くは無い。美味しいよ、ありがとう』
愛宕「あれ、どういうことだったのかしら。未だによく分からなくて五年くらい考えてる」
高雄「さ、さぁ……? 」
- 611 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/31(土) 23:40:44.21 ID:TLsU7Wj2O
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< 相手くらい見てほしいものですが >
赤城「いえ、これでもですね、私は割と普通の感性しかありませんよ」
江風「えー……? 」
赤城「失礼な。……例えば、確かに私は陰惨な場面において戦う皆さんよりも更に慣れてはいるでしょう、慣れては」
江風「うン」
赤城「しかしですね、別に撒き散らされた内臓を見てモツ鍋を想像したり食欲が湧いてきたりは……あ、ちょっと、江風さーん? 」
扶桑「はぁ。……やめてあげましょうよ。
赤城さんが割りかし笑えない冗談言うって慣れてないんですから」
- 612 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/31(土) 23:45:18.80 ID:TLsU7Wj2O
-
< 感情を分け合った相手というもの >
雲龍「竹鶴の……うん? 」
提督「十七年。そこまで高くはねぇよ。飲み切るつもりも無ぇし」
雲龍「だとして諭吉さん五人くらいは放流でしょうよ。……本当に、何かあったの? 」
提督「言いたくない」
雲龍「そ。…………あれからもう一度、抱いてくれたのに追加してくれても? 」
提督「抱かせてくれた礼だろうよ。……………………死んだんだ」
雲龍「……ん」
提督「同期の嫁さん。その人には何回かしか会ったことないけど、同期の電話が辛かったんだ」
雲龍「それだけ? 」
提督「うん、それだけ。…………お前にはその程度かもしれないけど、さ」
- 613 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/31(土) 23:47:34.59 ID:TLsU7Wj2O
-
< 分かり合ったつもりに溺れて、昨日も明日も投げ捨てて >
雲龍「いえ、でも分からないとは絶対に言えないわ。死と隣り合わせの日々だから」
提督「うん…………うん」
雲龍「…………」
提督「…………」
雲龍「…………」
提督「…………ン」
雲龍「…………注いであげるから、抱いて? 」
提督「自分の安売りはやめとけって言いたいけど……お前だけで、満たしてくれる? 」
- 614 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/07/31(土) 23:48:01.10 ID:TLsU7Wj2O
-
ありがとうございました
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/31(土) 23:49:31.94 ID:aF5GWlaO0
- 乙
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 00:04:42.20 ID:S0qNxDLDO
- リアルな話かな?
もしそうなら、故人のご冥福をお祈りします
- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/01(日) 00:30:35.79 ID:ns8QIrfto
- お疲れ様です
- 618 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 22:50:20.88 ID:vAGLx2TK0
-
< 自由人にもルールというものがあるものですが >
海風「ねぇ……馬鹿みたいに眠たい……これから陽が昇って暑くなる時間に寝たくないんだけど」
涼風「あ? その文句はいきなり深夜に叩き起こして普段は自分からやらない麻雀始めた江風に言いな」
海風「うん……いや、本当そうだよね、勝手に始めて勝手に一人負けして勝手に泥酔した挙句変な声出して気絶したように眠ってるけど」
江風「……………………Zzz」
涼風「我が姉妹ながら本気で馬鹿だよなぁ……信頼はしてたとしてよく女の園でこれができるな」
- 619 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 22:54:59.79 ID:vAGLx2TK0
-
< 時々旧作を観たくなる周期ってあるよね >
叢雲「本当それよね。あなたたちは姉妹だからまだいいとして私なんて全然違うところから引っ張ってこられたわ」
海風「あんな時間に一人で飲みながら映画観てるのが悪いよ」
涼風「なんだっけ、えーと」
叢雲「『あんなに愛しあったのに』。まぁまぁ面白いわ」
海風「そんなことをここの誰も言わないでいられるといいね」
叢雲「そういう意味では言わないでしょ。あいつが死んだら虚しさで言うかもしれないけど」
涼風「是非ともそうあっていただきたいね。…………いっそクーラーガンガン入れてそれ観直す? 」
- 620 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 22:56:37.86 ID:vAGLx2TK0
-
< 隠し切れない妖気 >
時雨「…………BismarckとRichelieuとAquila三人のセッションって何の冗談なんだい? 」
あきつ丸「自分に振るな。気色の悪い集まりで困る」
鈴谷「奏者の見た目も音も楽器も全部最高級なんだけどねぇ……」
- 621 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:01:43.92 ID:vAGLx2TK0
-
< なんかこう『バルトの楽園』的なあれでどうにか >
GZ「まぁ、そう言ってやるな。あれで中々に面倒見と世話焼き好きの良い女なんだ」
時雨「そりゃああんなものの発端なんてBismarckしかいないだろうけど」
春雨「ふぅん? 」
あきつ丸「あれには絶対になりたくないと言いながら評価は高いのでありますね」
GZ「“ 私はヴァイオリンをやるけど、あなたたちは? ”
突然のこの一言だけで仕方無い付き合ってやろう、と思わせる女には憧れもしようよ」
鈴谷「人徳というかなんというか……交流スペースで始めたからさ、
将校やら政治家やらまで来たけど変な問題に発展したりしない? 逃げなくても大丈夫なのこれ」
- 622 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:05:16.57 ID:vAGLx2TK0
-
< ギャップ萌えの限度というもの >
時雨「というか僕はさ、今もの凄く驚いてるよ。
Bismarckがやる気やら本気やらを出したら凄いのは知ってるけど」
鈴谷「あのAquilaって本物? 」
あきつ丸「ピアノなど弾けたのでありますね」
春雨「あぁ……」
浜風「……確かに」
GZ「あの能力を少しずつでも他に回せないものだろうか」
Maestrale「納得の評価だけど……祖国の誇りに真っ向から……うぅん……? 」
- 623 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:06:05.51 ID:vAGLx2TK0
-
< 万感の思いを込めて >
龍田「んー? 『お伽草子』。今は『カチカチ山』のところ」
扶桑「『カチカチ山』……? 変なもの読んでるのね」
龍田「この人の蔵書がまともな筈無いでしょう? 」
扶桑「あぁ……」
提督「あぁ、じゃねぇんだけど……」
- 624 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:07:20.28 ID:vAGLx2TK0
-
< 予想を常に斜めに飛ばす >
扶桑「半分くらいは冗談です」
提督「左様で」
扶桑「あとは自分の言動を顧みてくださいね。
……『カチカチ山』って教訓や寓意は何なんでしょうか」
明石「勝てば官軍とか」
山城「殺すなら後腐れ無く根絶やしに。
つまり任務完遂の重要性と“ 勝って兜の緒を締めよ ”」
龍田「化生に半分足踏み入れた程度の畜生如きが人間様に楯突くことの愚かさ。
翻って神の似姿たる人間様の絶対的正義」
雲龍「“ 死ぬなら潔く死ね ”。下手に悪足掻きをするから火傷も唐辛子も味わって最期には沈まされたでしょう? 」
扶桑「……」
提督「……なんだお前ら」
- 625 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:08:25.00 ID:vAGLx2TK0
-
< 答えはウェブで(あるとは限りません悪しからず) >
龍田「ま、それこそ半分くらいは冗談よ? 」
山城「ええ、そうね」
提督「はいはい、半分くらい半分くらい」
扶桑「はぁ。……それ、太宰治なのね。もういつか読む気が失せてきたわ」
龍田「元のお噺よりこっちの方が大分心情として理解できると思うけど」
山城「あなたもこれの狸みたいにならないよう気を付けておくことね」
提督「うぃーっす。……さっすがに二回りは歳下の子を好きになるなんて有り得……君はどこから湧いてきたの? 」
海風「さぁ? ……で? 二回りは歳下の子を好きになるなんて、なんですか? 」
- 626 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:10:28.18 ID:vAGLx2TK0
-
< 穿って見ないとただの拷問噺な気がしないでもない >
龍田「あ、そうそう。太宰治の方でも元のお噺の方でも『カチカチ山』でいえば」
雲龍「うん? 」
龍田「本当に人間様に楯突く愚かさってものは描写されていると思うわ。
どんな苦境でと人間には都合の良い存在がいて、
悪徳は愚鈍で卑怯な醜いものとしてしか見られない、って」
山城「そういえばいたわね。人間様、それも愛する相手にクスリを盛った化け物が」
高雄「ええ、いましたね」
雲龍「……」
明石「あはは……」
龍田「あ、誰かの気を引く為に他を攻撃するのも駄目よ? 」
高雄「…………」
- 627 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/02(月) 23:11:02.59 ID:vAGLx2TK0
-
最近の出来事という程でもありませんので……
ありがとうございました
- 628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/02(月) 23:12:15.91 ID:0BSfvCHu0
- 乙
- 629 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:27:31.70 ID:TAH68eI70
-
< 第108部、序! >
『うふ……あぁ…………指を』
提督『ん、んんんッ……ッ』
『はふ……嗚呼……悪い、指』
差し出された左手の五指のうち、彼女は迷い無く薬指を選んだ
選んだ薬指を舌と唇がスウィープし、結局は先端から真っ直ぐに飲み込んだ
そして、噛み付く。はっきりと、その意志を伝えるように
飲み込んでただしゃぶるだけではなく、男性としても大きい部類に入る手の平の長い指の根本を
鋭く尖った犬歯が肌に食い込み、穴を開け、裂き、
噛み付いた位置よりも奥の骨さえ前歯と唇で圧迫する
小さな穴から溢れ出た血液で歯を濡らし舌の上で味わい、身を震わせる
まるで天界の甘露を啜り込み身体中へと循環させるように
それが、滴る毒液への依存だと心底から理解していながら、なお
雲龍「どうせあれが“ 艦娘 ”の身体を手に入れてもこういう未来しか残されてないわ」
叢雲「あのねぇ……」
山城「…………背中から刺されそうだから嫌なんだけど、それ相手は誰を想定しているわけ? 」
- 630 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:28:39.94 ID:TAH68eI70
-
< 妙に機嫌が悪い日って、あるよね! >
雲龍「さぁ? 吸血鬼が異名の艦とか無いの? 」
叢雲「大英帝国にはそのものずばり“ ヴァンパイア ” っていう駆逐艦があるわね」
赤城「太平洋戦争中に旧軍が勝利したマレー沖海戦においてPrince of WalesとRepulseとともに航行していた船ですね」
加賀「しかもその後“ 赤城 ”を筆頭とする南雲機動部隊に沈められたわ」
雲龍「へぇ、雲龍ちゃんは勝ったことどころか戦ったことも無いので知りませんでした」
叢雲「」
赤城「」
加賀「」
扶桑「…………不幸だわ。今来たから意味も流れも分からないけれど……取り敢えず不幸だわ」
- 631 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:32:38.43 ID:TAH68eI70
-
< 潰せないという絶望的不利 >
加賀「ま、まぁ、なんならばそのとき“ 加賀ちゃん ”はパラオで座礁した所為でインド作戦不参加だけれど」
赤城「“ 赤城ちゃん ”も旗艦とはいえその後はセイロン島からの奇襲で至近弾を与えられたりしてますし」
叢雲「“ 叢雲ちゃん ”はまぁ……えーと……あー……」
扶桑「そこそこ順調だった筈ね。“ 扶桑ちゃん ”は交戦する機会すら無く後詰めに甘んじた挙句に練習艦へ落とされたけれど」
雲龍「そうですか。……同胞を殺す準備に追われた挙句にそれすら果たせない、
そんな無能で不能で役立たずで真の意味での屑鉄な雲龍と比べると随分幸せですね」
龍田「うふ、今が随分マシでよかったわねぇ〜」
雲龍「人間に憧れる化け物なんだから、そうね。憧れられる分幾らか良いわ。化け物は化け物だけど」
龍田「う、うぅん……」
天城「姉様って機嫌悪いとき何故かあまり飲まないのよね」
葛城「酔い潰れるより誰かに話聞いてもらって吐き出したいんじゃない? 」
天城「実に女らしいですね。……面倒なことこの上無いけれど」
- 632 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:34:27.85 ID:TAH68eI70
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< 雰囲気酔いというデタラメ >
加賀「え、えーと……」
龍田「うぅん……」
雲龍「ま、私も所詮は怨念の類
提督「仕事終わりじゃ、酌をせえ」
雲龍「っ、! …………ぁ、は……………………ビールで、いいの? 」
提督「珍しくそういう気分。持ってきてもらってもいい? 悪いけどケースで」
雲龍「勿論。貸し百ね」
提督「はいはい。……あ、……おう、ついでに菊理姫持ってきて、うん、見りゃ分かるわ、ああ」
龍田「私も飲んでいいのよねぇ? ……………………んふ、メシアって凄いわぁ」
- 633 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:36:17.57 ID:TAH68eI70
-
< お開きからの真・一次会 >
加賀「助かります。あの子の何に障ったのか機嫌なのか別のものなのかは分かりませんが」
提督「ばーか。前世で徳を積んで今はクズ野郎やってる腐れ外道の戯れ事だよ」
扶桑「だとして、彼女の事情も私たちの私情の乗った事情も無視して放言できる勇
赤城「この腐れ外道! 」
加賀「確かに」
天城「確かに」
叢雲「確かに。…………さすがに謝んなさいよあなたたち。悪いわね。
あと龍田は隙あらば飲めるだけ飲もうとするな馬鹿」
龍田「えー? 」
提督「はいはい。……何回穿って捻って超克したのを超克したんだお前ら」
- 634 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:37:28.29 ID:TAH68eI70
-
< 姉妹愛溢れる会話 >
Roma「あのクソ馬鹿ゴミ屑アホ外道の凄いところは」
Littorio「はぁ」
Roma「観光名目の視察、という名の監視役付き恫喝示威行動で博物館を選んだ間抜けな馬鹿を好んだことね」
Littorio「あなたのこと? 」
Roma「Bismarckよ姉さん。私はあの男と同じお客さん側だった」
Littorio「ふぅん? 」
Roma「ピンポイントにあの男が好むものを紹介するあの女もあの女だし、
何故か解説に註釈まで付け始めるあの男もあの男だし」
Littorio「それはそれは。あちらなら博物館島にでも行ったのかしらね」
Roma「あれだけで意気投合するというのも……いえ、籠絡するのが仕事だった筈とはいえどこで切り替わったのか……うぅん」
Littorio「変な酔い方。…………その時代にLittorioがいたとして成り代われるようなものでは、ないようね」
- 635 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:39:16.68 ID:TAH68eI70
-
< 何の順番かは不明ですが >
加賀「赤城さん……」
扶桑「赤城さん……言い過ぎですよ」
赤城「や、あれ割と私ファインプレ
叢雲「ステイ。この腐れ外道」
山城「腐れ外道。……まぁ、姉さまも割と危ないことは口走りそうでしたけれどね」
赤城「おおもう……御慈悲を」
龍田「コントか。…………実はあの馬鹿>むーちゃん>コント>>>>皆さん、の図式が成り立つのでは? 」
- 636 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/12(木) 23:40:08.67 ID:TAH68eI70
-
ありがとうございました
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/12(木) 23:45:36.89 ID:FF+OHJS70
- 乙
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 01:31:56.16 ID:plWBVraxo
- お疲れ様です
- 639 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:45:51.56 ID:7JeJC3Ij0
-
< 思ったこととはただ思ったことなだけであって >
提督「なんかさっき唐突に気付いてしまったんだけどさ」
初月「? ああ」
提督「お前と涼月……スカート短くない? 」
初月「それは戦闘衣のことか」
提督「そう。タイツとかキャラとかなんか他のアホみたいな露出魔予備軍の所為で誤魔化されてたけど」
初月「まぁ、どう頑張っても言い繕っても短いな」
提督「だよな」
初月「ああ」
提督「…………」
初月「…………」
提督「…………や、それだけなんだけど」
初月「僕も特にこれ以上は無いが」
提督「そっか」
初月「ああ」
涼月「……………………えーと? 」
- 640 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:46:50.64 ID:7JeJC3Ij0
-
< 目だけ幸せにしたいときってあるよね >
提督「うーん……? なんだ? 」
涼月「ええっと……え? 」
初月「素はこんな感じなんだ、今は充電中」
提督「仕事は終わらせたぞ」
涼月「つまりエネルギー不足? 」
初月「赤いランプでも点灯しているところだな、機械の類いだと」
提督「高雄も愛宕も自室でなんかしてるし雲龍は屋上のハンモックで寝てたし明石は工廠だし」
初月「僕の知る限り他も大体トレーニングだったり報告書を書いていたりだな」
涼月「だから、こう? 」
提督「涼月がアオザイ着てバンブーダンスしてくれるんなら予備電源入れるわ」
涼月「何ですかそれ。また女の子に変なことをさせるやつですか? 」
初月「フィリピンとベトナムを混ぜるな。そもそも一番簡素なやつでも三人いるぞ」
提督「黙って見てたいしそれじゃあ駄目だなぁ…………ふぁ……」
- 641 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:47:45.13 ID:7JeJC3Ij0
-
< タイムリー(エラー) >
初月「それと姉さん」
涼月「うん? 」
初月「アオザイは見方によって多少あれだがバンブーダンスは単なる伝統的な舞踊だ」
提督「クロスして四本でやってるのは凄かったなぁ……また見に行きたい……」
涼月「そ、そうなんだ」
初月「僕は悲しいよ。これと適当な距離を保っているつもりの姉も結局は頭がピンクになるなんて」
涼月「発言者の印象が悪いだけだから私は関係無……うん? 」
提督「えぇ……」
初月「……何をどうやればこうなるんだ」
涼月「…………アオザイなんて初めて見ました」
雲龍「うん? Romaが縫うのに協力してくれてさっき出来たっていうから起き……何? 」
- 642 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:49:35.62 ID:7JeJC3Ij0
-
< 真心込めて織りました >
雲龍「ちなみにあなたの分もあるわ」
涼月「いや、着ませんよ……何故私なんですか」
雲龍「Romaがあなたに、って」
涼月「えっ」
初月「ほう……」
提督「……なるほど? 」
涼月「えっと……え? え? 」
- 643 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:51:52.19 ID:7JeJC3Ij0
-
< 自称としてはどちらがまだ女の子らしいだろうか >
Roma「あのね……誤解を与えるようなことを言わないで。
以前メイド衣装罰ゲームのときに採寸済みなのがこの子だけだったからよ」
提督「ほーん」
初月「なんだ、つまらないな」
雲龍「ツンデレの流行り周期なのよ」
Roma「だとしても私は違うわ。ツンの部分が無いもの」
涼月「流行り周期って意味分から……デレが無いわけじゃなくてですか? え? 」
- 644 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:53:26.58 ID:7JeJC3Ij0
-
< 一度手掛けてしまったのならば >
涼月「ああもう……あぁ……身体のライン出過ぎじゃない? 」
初月「だからいいんだろう」
提督「しっかり着こなせるってことは涼月が努力してるってことだよ」
涼月「まぁ、私も変に太ったりするのは嫌ですけど」
Roma「ふぁ……私は寝てくるわね。ちょっと、疲れたわ」
提督「夜には出てこいよー」
初月「ありがとう。新しい被写体ができて僕は嬉しい」
雲龍「ねぇ、私と撮りましょう? 髪色もあるし姉妹っぽく見えるかもしれないわ」
涼月「これは私が……? えっと、本当に? あぁ、ありがとうございますRomaさん」
Roma「資料だとか、それに絹も石も雲龍が出してるし私は趣味だから気にしないで。
……今度あなたの身体に合うように調節させてくれると嬉しいけれど」
涼月「それはこちらこそ」
Roma「……ん」
- 645 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:55:09.18 ID:7JeJC3Ij0
-
< 新しい扉はいつもどんなときもどこにでも >
提督「つーか何? この前あいつがつくったのってヘッドドレスだけじゃなかったっけ」
初月「確かに」
雲龍「他は私や初月が選んで買ったやつね」
涼月「罰ゲームで着させられてから何日かしてRomaさんがふらっと来て手直ししてくれたんです。
女の子なんだからこんな衣装くらい着こなしてみせなさい、って」
提督「なんだそれかっけぇなあいつ」
初月「職人か何かなのか」
雲龍「それでそのまま抱かれた、と」
涼月「え……と、いえ、抱かれて、ませんけど? 」
初月「う、うん? 」
雲龍「あら……」
提督「…………そこは多少思い当たっても言い澱んじゃ駄目なところだぞ」
涼月「ち、ちがっ」
- 646 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:56:20.84 ID:7JeJC3Ij0
-
< 上に立つ者とは >
時雨「いいのかな、これ」
あきつ丸「何が悪いというんだ。感染症何処吹く風な化け物の有志が許可を取って集まっているだけだ」
時雨「そうだけど……うーん? 」
鈴谷「お菓子&スイーツなビュッフェねぇ……」
春雨「“ 艦娘 ”は任務中以外殆どいるね」
浜風「ふむ……若葉、場所を確保しておいていただけますか?
好みのものがあれば取ってきますので」
若葉「配膳や一部の調理も持ち回りか。
……あぁ、あのザッハトルテだけ取ってきてくれ、伯爵のやつだ」
GZ「……………………」
Aquila「あはー……Bismarckって魔術師か何か? 」
WS「……お菓子なんてつくれないでしょう、なんてお酒の席で少し煽っただけなのに」
金剛「いつの間にか場所と時間が用意されて仲の良くない面子も気付けば組み込まれているなんて」
霧島「凄いですよね。…………本人は最初の取っ掛かりだけ根回しして今も食べてるだけなのに」
- 647 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:59:02.41 ID:7JeJC3Ij0
-
< とぅーびーこんてぃにゅーど? >
Littorio「ふぁ……あら、もう着せ替え人形さんは見なくてもいいの? 」
Roma「今度本人と一緒に身体と合わせる約束したから。それにちょっと眠くて」
Littorio「ふぅん……でも、意外だったわ。Romaがそこまで他人の為に何かをするなんて」
Roma「へぇ……? 」
Littorio「誤解しないでほしいけれどあなたが世話焼きってことくらい知ってる。
でもあなた誰か一人に入れ込むようなことはしないタイプでしょう? 」
Roma「可愛い子に可愛い衣装を着せて本人も自分の新しい可愛さに気付けるなんて可愛くて良いじゃない。
誰も不幸にならない平和なことだわ」
Littorio「まぁ……うーん? 」
Roma「他意なんて無い。…………ええ、単に私が楽しいだけ、それだけだから」
- 648 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/17(火) 23:59:53.90 ID:7JeJC3Ij0
-
< 嬉しくもあり複雑でもあり >
鈴谷「若葉も浜風に任せてないで取ってきなって。
あれいつ帰ってくるか分かんないよ? 」
若葉「いいんだ。数は結構あるみたいだからな。ゆっくりお茶でも飲んでいる」
時雨「この簡単な目録を見る限り……うん、僕はこの抹茶アイスとわらび餅がいい」
あきつ丸「分かった」
鈴谷「目録なんてあるんだ。……ん、えーと
あきつ丸「間宮がどこぞの模倣に挑戦したというカレーチーズプリンだな。他、何がいい? 」
鈴谷「え、じゃあこのRichelieuさんがつくったっぽいムース。
……………………そりゃあもちろん食べたいけど当たり前のように決まってるんだね、鈴谷のオーダー」
- 649 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 00:00:37.54 ID:SCwtjgY10
-
< 拘り姉妹 >
愛宕「どれがいいのかしらねぇ……」
高雄「私たちだけで見てもどうにもならないのは分かり切っていたでしょう? 」
愛宕「でも全員、ではないにしても調理場に立つ面子に提案するなら数は絞らないと」
高雄「確かに叩き台は必要だけれど……」
愛宕「……」
高雄「……」
愛宕「…………」
高雄「…………」
愛宕「…………うーん、四口のだと収納だとかオーブンが気に入らないやつしか」
高雄「三口の気に入ったやつを三台買えばいいでしょうが」
提督「え? 業務用のガスレンジ?
……元からあるやつと似たようなのじゃ……あ、そうなの。
……いや、俺に分かるわけ無いだろうが自由にしてくれよもう……」
- 650 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 00:01:04.50 ID:SCwtjgY10
-
ありがとうございました
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 01:32:50.08 ID:3ZX5xQTF0
- 乙
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 18:49:37.30 ID:Eqt6r0b6o
- お疲れ様です
- 653 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:34:08.15 ID:SCwtjgY10
-
< 疑うような >
鈴谷「あー、何かまだ胸焼けしてる気がする」
時雨「昨日はあの後お開きまで粘って食べたしね」
鈴谷「だってカレーチーズプリン追加されるって聞いたから」
時雨「それならゆっくりあれを待っていればよかったじゃないか」
鈴谷「いやいやいや、別に鈴谷カレー味オンリーで狂ってるわけじゃないし?
女の子として単純に他のも食べ……何? その目」
- 654 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:35:01.78 ID:SCwtjgY10
-
< なし崩しにやりたいことだけやる一日に…… >
あきつ丸「自分としてはあの後そのまま宴会に突入しなかった方に驚いたが」
霧島「そんな大湊じゃないんだから」
あきつ丸「……? 」
金剛「……常識って案外遠くにあるものネー」
- 655 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:36:35.65 ID:SCwtjgY10
-
< 本来なら自然治癒はしない云々 >
鈴谷「あ、でも思ったんだけどさ、鈴谷たちって虫歯にはなるのかな? 」
時雨「理論的にはなるんじゃない? 痛んだか痛んでないかのうちに修復されそうだけど」
鈴谷「でも風邪引いて熱出たりはするじゃん。
あれって免疫ブーストかけ過ぎると体力ごっそり持っていかれるからでしょ? 」
あきつ丸「症状が酷いとその分だけ直すのにもリソースが必要だからな。
自分たちの修復能力はあくまで自己保存に特化したものなのであります」
時雨「度を越した病気や怪我は即死級でも無い限り緩やかに直していくわけだ」
鈴谷「うーん……」
あきつ丸「……」
時雨「……」
春雨「つまり、春雨たちでも虫歯で苦しむのは有り得るってこと……? 」
- 656 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:37:28.18 ID:SCwtjgY10
-
< 誰に言われたかはまぁ…… >
江風「……………………」
海風「うん? 変な顔してどしたの? 」
江風「……………………」
涼風「くふふ……いやな、提督に客人が来てただろう」
海風「あぁ、海軍省のお役人」
涼風「それで茶請けにカステラを出すって話になったんだけど暇そうなのがあたいと江風しかいなくてさ」
海風「? うん」
涼風「じゃあ自分が切って出してくるって江風が言ったら」
江風「監視もいないのに包丁を持たせられないし客人用は駄目、って言われたンだ」
海風「うーん……分かるような分からないような」
- 657 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:38:21.67 ID:SCwtjgY10
-
< 使う人にしか場所が分からない >
愛宕「んーと……あれ? 」
高雄「? 探し物? 」
愛宕「うん、あれ、本当どこにあるのかしら」
高雄「? 」
愛宕「爪切り。足用にしてたやつなんだけど」
高雄「私のを貸す、ってのも嫌な話ね」
愛宕「問題は無いけどちょっとねぇ……うーん」
高雄「というかそもそも私もどこにあるのか忘れたわ」
愛宕「この部屋にあるのは確実なんだけど……」
提督「え? ベッド下の一番足元側にある収納のボックスに……うん? 呆けか? 」
- 658 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:39:26.23 ID:SCwtjgY10
-
< 夜に切ると泥棒だか蛇だかが >
明石「いや、爪って普通自分で切りません? 」
高雄「? 」
愛宕「手の指は自分で切るわよ? 」
提督「普通はな。……俺も楽しいからいいんだよ、笑っとけ」
- 659 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:41:52.89 ID:SCwtjgY10
-
< 風俗慣習文化全否定 >
明石「? 親の死に目に会えないんじゃなかったでしたっけ」
提督「口笛とごっちゃになってんのかな。どうでもいいといえばいいけど」
愛宕「あら、泥棒なんてできるものならやってみなさいって感じだし」
高雄「今更蛇なんて恐るるに足りませんね」
龍田「親なんてそもそもいないしねぇ〜」
明石「そりゃあそうでしょうけども……」
- 660 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:42:19.37 ID:SCwtjgY10
-
< 大奥を取り仕切る者がすなわち男さえも…… >
提督「もしさ、複数の子と情を交わしていても高雄と愛宕、
そうじゃなくても誰か一人だけを選べていたとして」
天城「はぁ」
提督「そういう場合って外の子には性悪で陰険な女に誑かされてるとか思われてたのかな俺」
天城「さ、さぁ……? 」
- 661 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:43:26.84 ID:SCwtjgY10
-
< 異世界染みた >
雲龍「でも今でもギリギリあるんじゃない? 化け物姉妹に籠絡されているわけでしょう? 」
天城「確かに」
提督「まぁ……そうかな」
山城「その場合私たちもあの二人の下女みたいなものね」
雲龍「いいじゃない。側室から這い上がるなんて歴史上ありふれた話だし」
天城「奥方が率先して会計もお料理もしてますけれどね。
……数千年の歴史とはいえこんな空間が他に沢山あっても困りますが」
- 662 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:44:09.45 ID:SCwtjgY10
-
< 助詞(女子)って難しいね! >
江風「ふぃー……やっぱ風呂は暑苦しくないときこそいいもンだな」
扶桑「ん……」
江風「一週間前くらいなら乾かしてるときからもう汗かいてたし」
扶桑「ふぅ……やっぱり大事なものでも大変は大変よね」
江風「ン? 髪? 」
扶桑「大変じゃない? あなたもそれなりに長いじゃない」
江風「まぁね。でも姉貴が梳かしたりしてくれるし常に自分だけでしてるわけじゃないから」
扶桑「私もそうだけれど……まぁ、でもそれなりに自慢ではあるのよ、これでも」
江風「ああ、確かに扶桑さんン髪は綺麗だもンね」
扶桑「…………ええ、ありがとう」
江風「うン……? 」
- 663 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:45:23.76 ID:SCwtjgY10
-
< 反転 >
扶桑「、っていうことがあったの」
山城「江風ならそんなものですよ。悪意は無いんです」
扶桑「もちろん理解しているけれど……ええ」
龍田「うふ……ね、私、そこまで長くはないけどこれでも結構お手入れしてて自慢なのよ? 」
山城「はいはい、龍田ちゃんは髪も綺麗ですね」
龍田「髪の他は? 」
山城「心意気だとか精神性だとか所行」
龍田「あらぁ〜。山城の人間性程じゃないわぁ」
扶桑「……そこまで穿ってお互いに言葉遊びをしてほしいわけでもないのだけれど」
- 664 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:47:12.73 ID:SCwtjgY10
-
< 冗談の先回りは程々に >
龍田「まぁ、私も扶桑の髪好きよ? 」
山城「生々しくて病的な女らしさに溢れてるから? 」
龍田「え? うん、まぁ、そうね」
扶桑「……龍田さえ単純に褒めようとしてくれたみたいなのに私の妹ときたら」
山城「ね、姉様……あのぅ……? 」
- 665 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:48:06.23 ID:SCwtjgY10
-
< 問いへの答えにはなっていないけれど >
扶桑「……って、さっき」
提督「ん……俺も好きだよ、扶桑の髪。ただ見た目が綺麗とかじゃなくてね」
扶桑「そう……」
提督「うん? もっと素朴な返しの方が好みだった? 」
扶桑「いえ、先程の話の流れを話した後のお遊びですし。
……そういう悪戯っぽさってどこで身に付けてきたのかしら」
- 666 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/18(水) 23:48:35.54 ID:SCwtjgY10
-
ありがとうございました
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/18(水) 23:55:02.35 ID:3ZX5xQTF0
- 乙
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 02:22:32.97 ID:fz/+Dy2wo
- お疲れ様です
- 669 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:18:08.16 ID:Q+emx4ty0
-
< 配送業者の倉庫が如く >
赤城「嗚呼……シンプルな焼き鮭とはいいものですねぇ……」
加賀「ええ、塩引き鮭ですので余計な小細工は要りません」
阿賀野「朝から贅沢にも程があるよねぇ……」
愛宕「料理人としては腕のかけようが無かったりもするんですけどね」
高雄「多少つまらなかったりはまぁ。
粗雑な素材がいいというわけでもありませんが」
提督「塩引き鮭って段ボールで冷凍室に重ねるものだったかなぁ」
明石「そもそも……この人数でこの規模の冷凍室を稼働させている方に引っ掛かるべきでは? 」
- 670 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:19:18.69 ID:Q+emx4ty0
-
< 異国のヒト >
Littorio「そういえばここの面子って大概のことはこなせますけれど」
明石「まぁ、本当に珍しい特殊技能でも誰か一人くらいはセンス持ってますからね」
Littorio「誰か農業系のことに詳しい子はいないの? 」
明石「農業? 家庭菜園でも始めるんですか? 」
Littorio「いえね、Romaと話していたのだけれど青森でオリーブの木は育てられないのかな、と」
明石「うぅん……? 」
- 671 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:22:11.34 ID:Q+emx4ty0
-
< 伊国のヒト >
Roma「新鮮なオリーブの実を知らないなんて残念ね」
Littorio「塩漬けした瓶詰めもいい肴にはなりますけど、そういうのじゃないんです」
Roma「熟し切ったオリーブは秋の終わりになると渋みはそのままでも仄かに甘いの」
Littorio「陰干しもいいですしvinoに漬けるのもスイーツっぽくて好きなんです。
ああいったものはあまりこの国では見ませんが」
加賀「ほう……」
赤城「……なるほど」
明石「……余計なヒトに聞き耳立てられてるじゃないですか無理ですよ少なくとも私には」
- 672 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:22:55.91 ID:Q+emx4ty0
-
< 愛だよ愛(適当) >
高雄「今夜はフグにするので頑張って釣ってきてくださいね」
提督「うぃーっす」
明石「釣れるかなぁ……こういうときに限って……いやいや」
伊14「ちゃーんと潜ってくるからよゆーよゆー」
伊13「まだ、あったかいしね、海」
阿賀野「二年以上の修行がどうとか調理師免許の所有が必須とかそういうのはもういいけどさ」
能代「……ふぐ調理師免許を持たないヒトの捌いたフグをよく食べられるよねあのヒト」
- 673 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:23:42.52 ID:Q+emx4ty0
-
< 必要に駆られてですよ? >
高雄「いえ、一応持ってるんですよ、ふぐ調理師免許」
愛宕「ちゃんと実技試験もプロの元やったのよ?
受験資格とか日程はまぁ帝国海軍様々だけど」
高雄「そもそも調理師免許も持ってますし」
江風「それでいて大型免許とか海上無線技士とかも持ってるのか」
能代「……ただの資格マニア? 」
- 674 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:24:15.18 ID:Q+emx4ty0
-
< 調理という魔術への求道が故に >
Littorio「フグといえば鍋な気がしますが」
天城「天城はてっさですね。お鍋ももちろん好きですけれど」
Littorio「フグは兎も角として最初はしゃぶしゃぶやすき焼きのお肉を見て愕然としたものです」
天城「はぁ」
Littorio「嗚呼、この国ではこんなに薄い肉をありがたがっているのか、と……懐かしいものですね」
天城「なるほど……? 」
- 675 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:25:24.45 ID:Q+emx4ty0
-
< 獣に違いなど分かろう筈も無く >
提督「ふぃー……相変わらず美味かったよ、ありがとう高雄」
高雄「いえ、一応法的に捌けて経験もあるのが私のみ、というだけですから。
用意は割と皆でやっていますよ」
提督「それでも、さ。高雄がいないとやろうと思いもしないだろう? 」
高雄「まぁ……そうかもしれませんね」
提督「賛辞くらい素直に受け取っておくものだよ。……フグってさ」
高雄「? 」
提督「精力が云々の食材に挙げられるけど効果ってあるのかな? 」
高雄「はぁ、知りませんけど……あぁ」
提督「うん? 」
高雄「今晩、一人で寝てみれば感覚として分かりやすいのでは? 」
提督「そんな無体な」
- 676 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:26:48.06 ID:Q+emx4ty0
-
< オススメの店でオススメの品だけは頼まないような >
提督「まぁ、大体それなりに冗談だよ。
……大人数では無いけど何人かで飯食いに行ったことはあるじゃん」
高雄「出張の帰りだとか大掛かりな買い物のついでではありますね」
提督「一応持ち回りにしてみたり満遍無く外には連れ出してるつもりなんだよ。
どうしても工具関係だと明石だし料理関係でも人選は絞られるけど」
高雄「それは仕方無いでしょう? 」
提督「うん、恩を着せようとか不満を持ってると思ってるわけじゃない。
……“ あ、自分も同じので ”って一回も聞いたこと無い気がする」
高雄「? 」
提督「自分の好みに忠実というか食への拘りというか……いや、別にどうということもないんだけどね」
- 677 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:29:24.83 ID:Q+emx4ty0
-
< 将を射んと欲すればただ将を射よ >
山城「でもあれね、私たちはもう色々と諦めてなんとなく囲われてしまっているけれど」
龍田「よくできるわよねぇ〜」
山城「分の悪い賭けに出て喪う方が余程怖いもの。
……あなたって周り中敵だらけじゃない、それも女ばかり」
龍田「んー? 」
山城「愛宕も高雄も、加賀さんや雲龍も、姉さまや私だって敵でしょう?
全員打ち倒してあの人奪っていくんなら」
龍田「あぁ、そういう……馬鹿ね、敵なんてそんなに多くないわ」
山城「愛宕と高雄しか匹敵する相手はいないと? 」
龍田「んーん、私の敵は____って男一人だけだから。
あれの心撃ち落とせばそれで全て終わるもの」
山城「なるほど。…………確かに、そう言われてみるとそうね」
- 678 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/19(木) 23:29:52.05 ID:Q+emx4ty0
-
ありがとうございました
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 23:37:51.05 ID:SRk6BBDS0
- 乙
- 680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 10:41:57.85 ID:03V63YkEo
- お疲れ様です
- 681 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:23:44.28 ID:lgSfumt40
-
< 不和の林檎を考える和 >
山城「誰が一番愛されているのかしら、とか」
龍田「現状だと高雄と愛宕が競い合う体の戯れ合いをして終わりね」
扶桑「誰が一番強いのかしら、なら? 」
山城「自分で言うのもなんですが私や龍田ってかなり強い部類でしょう。
でも戦況如何によっては加賀さんにも勝てるし江風に完敗することだってあります」
龍田「全員そこそこ以上に強いから不毛な議論って気付いちゃうわねぇ〜」
扶桑「じゃあ、ええっと、誰が一番頭がいいのかしら? 」
龍田「分かってて言ってない? あの人にイカれた時点で皆馬鹿って皆思ってるでしょう」
扶桑「む……」
山城「まぁ、ちょっと特殊だけれど平和でいいじゃない。
…………投げる林檎の形を考えるって酷い倒錯だと思うけれど」
- 682 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:24:19.26 ID:lgSfumt40
-
< 迫真の >
浜風「あぁ……また、ブラが……」
時雨「思い悩むのはいいけどさ、脱衣所で横並びの時には呟かないでほしかったよ」
浜風「思わず出るものなんです。……時雨」
時雨「なにさ。僕のを着けても意味なんて無いよ」
浜風「そんな嫌味言うわけ無いでしょうが。……重く、なるの」
時雨「うん? 」
浜風「胸が大きくなるとね、重く、なるの。重く、なるんですよ……? 」
時雨「う、うぅん……? 」
- 683 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:25:08.42 ID:lgSfumt40
-
< 大き過ぎるとこう、面白びっくり人間みたいな >
あきつ丸「まぁ、仕方あるまい。派手に動く分“ 艦娘 ”は筋肉質になりがちだ」
時雨「あぁ、脂肪より筋肉の方が重いんだっけ」
浜風「だとしても、ですよ」
あきつ丸「もちろん身体の最適化が働くお陰で、
意識して取り組まなければ筋肉だらけになることも無いが」
時雨「だよね? 個人差はあるとしても胸が大きくなったって騒いでるのってさ、
僕の知ってる限り浜風以外だと数人しかいないよ」
浜風「別に大きくなれと念じているわけでは……」
あきつ丸「それこそ遺伝子やポテンシャルの為せる技なのかもしれんな。
もし人間になれたとして“ 艦娘 ”が持つ枷が解かれれば……」
浜風「…………」
時雨「…………素直に驚くだけになるかもね。誰も嫉妬さえしないかも」
- 684 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:26:00.47 ID:lgSfumt40
-
< ニワカにもなれないくらいが丁度良いかもね、って >
江風「ゴン攻め? 」
加賀「はぁ……私でも知っているのに」
海風「ちゃんと観てたの? 」
江風「う、うぅン……? 」
明石「まぁ、競技に夢中だったと思えば……いえいえ」
- 685 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:27:08.78 ID:lgSfumt40
-
< 剣女とかそういうジャンルが開花しないかなぁ…… >
赤城「惚れ惚れする背中ですねぇ……」
雲龍「濡れた」
天城「……姉様? 」
葛城「やれやれ」
初月「わぁ……っ☆ 」
加賀「三尺越えの大太刀……どうにかなりそうですね」
提督「……お前が何を目指しているのか皆目分からないよ」
- 686 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:27:55.58 ID:lgSfumt40
-
< 今日のハイライト@30万 >
提督「生姜ぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 」
高雄「…………うん? 」
愛宕「飛んだ、って言えるのかしら」
叢雲「軸どころか一点買いなんだから飛んだでいいでしょ。馬ッ鹿じゃないの」
明石「ちょっと何言ってるのか分からないです」
雲龍「競馬で殺された日って激しいのよねぇ……獲るわ」
天城「あの、ラブちゃんどうして……とか呟いて目死んでますけど……」
- 687 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:28:25.17 ID:lgSfumt40
-
< 壊れた(実話) >
提督「ふははははっ! 白いなぁ! 白いのは正義だなぁっ! なぁ!? 」
高雄「Littorio? 」
Littorio「あの……なんと、言えばいいので? 」
- 688 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:30:14.91 ID:lgSfumt40
-
< はい >
提督「ラブちゃん……」
愛宕「うん?私のこと? 」
提督「君はあーちゃんでしょ嫌だな」
愛宕「その気持ち悪い喋り方はなんなの? 」
提督「ぶっ壊れちゃった」
愛宕「そっかぁ」
提督「……」
愛宕「……」
提督「……」
愛宕「……? 」
提督「…………それでも、それでも俺は次もオンリーユーだよ、ラブちゃん」
愛宕「…………? 」
- 689 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/22(日) 23:30:42.83 ID:lgSfumt40
-
ありがとうございました
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/22(日) 23:43:59.80 ID:AQjAmK+70
- 乙
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 12:03:18.01 ID:VJX2iqo7o
- お疲れ様です
- 692 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:08:06.21 ID:Ub8/qdlc0
-
< 古今東西の凡ゆる本を読めるのなら >
提督「どうする? 」
阿賀野「千年の痛苦に苛まれたとして、万年の罪科を背負わされたとして、許せる」
提督「本当それ。結婚しよ? 」
阿賀野「処女と結婚したいとかきんも」
提督「読書仲間の豪華なオマケだね」
阿賀野「……文革」
提督「……バグダッドの戦い……知恵の館」
阿賀野「八王の乱……というかもう大体全部の戦争が悪い」
提督「嗚呼……知ってるか? 実際にはアレクサンドリア大図書館の大破壊って無かったんだぜ」
阿賀野「さすがに知ってる。……異教徒の神学論……」
提督「……名も無き秀才の日記…………嗚呼……」
阿賀野「…………」
提督「…………」
旗風「…………? 」
- 693 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:09:44.44 ID:Ub8/qdlc0
-
< 誕生日からこっち三日目にしてお休みでしたが >
Littorio「? 何の懺悔をしているんです」
阿賀野「や……今回提督さんは悪くな……うん? 」
提督「あぁ^〜……ニットの白セッターに紺のマキシでウエスト紐っぽく縛るの浄化されるぅ……」
Littorio「うん? 」
阿賀野「草原が似合いそうだね。あとお城の正面とか」
Littorio「ちょっと意味が……まぁ、お気に召したようですけれど」
阿賀野「この上無くクリティカルですよ。
さっきまでの戯言全部どうでも良くなるくらいには」
Littorio「はぁ」
提督「あぁ^〜……」
- 694 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:10:47.03 ID:Ub8/qdlc0
-
< 風と草の音だけでもそれはそれで >
Littorio「ええっと……よかった、ビールですね。
燻製ソーセージに余っていた溶けるチーズを少し
提督「あぁ^〜」
Littorio「…………会話にならないんですけど」
阿賀野「わぁっ、美味しそう。……雲龍さん連れてきてバグパイプとか演奏してもらえば?
テキトーでも踊ってあげたら狂喜乱舞すると思うけど」
Littorio「はぁ……? 」
- 695 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:11:33.69 ID:Ub8/qdlc0
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< 最近の通販系は侮れないものですが >
雲龍「あのね……なんでも取り敢えず私を呼べば解決すると思ってない?
バグパイプなんてここに無いわよ」
Littorio「アスクルは? 」
阿賀野「今すぐはさすがにちょっと」
天城「そもそも……アスクルにバグパイプなんてあるわけないでしょうが」
- 696 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:12:25.94 ID:Ub8/qdlc0
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< 本気でバグパイプ探してしまうくらい豊富 >
叢雲「公式見たらクラベスとかトーンチャイムはあるみたいだけどね」
阿賀野「えぇ……」
Littorio「学童用品……? 」
- 697 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:14:05.26 ID:Ub8/qdlc0
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< 理想が唐突に降って湧くと >
提督「あぁ^〜……リッちゃんさ、まだ飲みたい? 」
Littorio「は? いえ、まぁ、他に何かあるならそこまでは」
提督「サモン! 当警備府のヘアメイクアーティストあーちゃん! 」
愛宕「はいはーい♪……何? 」
提督「リッちゃんを草原と馬とビールと理不尽な悲哀の似合う女の子にしてくれ」
愛宕「また難しい注文ねぇ……ここでいい? 」
Littorio「え、まぁ……」
愛宕「ふふ、お姉ちゃんの好みも訊かないとねぇ〜……」
能代「…………何故あの人はLittorioさんに平伏しているので? 」
阿賀野「持病、かなぁ……阿賀野も雪風ちゃんが漢服着て結い上げて髪飾り挿して扇とか持ってたら危なかったよ」
能代「はぁ……? 」
- 698 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:15:04.40 ID:Ub8/qdlc0
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< ショットで飲むなんて面倒とか言い出しちゃうヒトたち >
那珂「あのさ……いや、言っても仕方無いことだと思うんだけど」
Pola「はい〜? 」
那珂「…………なんで、那珂ちゃんとPolaちゃんがテキーラ勝負なんてさせられてるの? 」
Pola「うーん……? 」
那珂「那珂ちゃんが負けるわけ無いじゃん。そんな貧弱な肝臓してないよ、ねぇ? 」
Pola「だからじゃあ……いえ、Polaは心ゆくまで飲めて幸せですけどぉ〜」
那珂「はぁ……意識失うまで飲みたい気分だよ、まったくもう」
- 699 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:16:37.18 ID:Ub8/qdlc0
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< 魔女 >
時雨「……やり過ぎじゃないかなあれ」
GZ「すまない……すまない……Bismarckの間抜けが煽り立ててお膳立てをしてしまったから」
WS「あれ、いつ終わるの? 」
時雨「Polaがぶっ倒れるまでかな」
Maestrale「諸悪の根源? のBismarckさんは? 」
Aquila「哄笑と見紛う爆笑の上でフェードアウトして行きましたねぇ〜……」
GZ「逃げた、というんだそれは……すまない……すまない……」
- 700 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:18:24.47 ID:Ub8/qdlc0
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< 鬼の居ぬ間(数時間前) >
那珂「浜風ちゃん? レモン追加で」
浜風「あの、もうやめた方がいいと思いますけど……」
那珂「なんで? Polaちゃんまだいけるみたいだよ? 那珂は言うに及ばず」
Pola「お酒の強さにだけは自信がありますので〜。
テキーラの山もBismarckがどこからか貰ってきたものですしぃ」
浜風「それはそれでどうなんです。……あのですね」
那珂「? 」
Pola「? 」
浜風「明日の早朝、赤城さんが来るそうなので」
那珂「? それ関係ある? 」
Pola「」
那珂「? 何で青褪めるの? 明日オフなんでしょ? 」
時雨「真なる飼い主が来訪するんじゃあねぇ……ねぇ? 」
大井「そうね。…………水喉に詰まらせてるけどアルコールより飲みにくそうじゃないあれ。どうなってんのよ」
- 701 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/08/24(火) 22:19:31.04 ID:Ub8/qdlc0
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< 何かへの反応ですらなくて >
江風「あぁ^〜……! 黒髪乙女の湯上がり濡れ髪しっとりボディ巻き巻きタオル付きぃ」
扶桑「……はい? 」
能代「…………さっきまで工廠に籠ってたんですよね? 」
海風「えっ、と……はい」
明石「三人で艤装の確認してましたよ」
阿賀野「飼い主に似るというかなんというか……いやいや」
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