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【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」

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250 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:18:02.50 ID:A6m4bBTz0

< 笑みだけは本当に無垢な >







夕立「大体提督さんって高雄さんたちを人間として見てるんじゃなくて」

提督「あん? 」

夕立「自分が化け物扱いされたくないだけでしょ? 違う? 」

提督「は? 」

夕立「この際化け物の定義なんてどうでもいいっぽい。
単に社会から逸れた異常者って意味の存在に見られたくないだけ、防衛機制だよね」

提督「……」

夕立「それか自分だけはまともでいないといけない、
なんていう笑える責任感かしら? 」

提督「…………」

叢雲「あなたねぇ……いや、そもそも発端は私なんだけど」
251 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:18:32.10 ID:A6m4bBTz0

< 琴線、握り締められて >






愛宕「あんまりこの人虐めないの。メンタル弱いんだから」

夕立「はーい」

提督「……夕立ちゃんさ」

夕立「ぽい? 」

提督「ステーキでも食べる? 」

夕立「レア! 」






漣「うぃー……お風呂はいいですなーやっぱ」

叢雲「そう」

漣「このクソ寒い季節だと一日抜きなんて考えら……なんで夕立さんと二人でマジな顔して飲んでんの? 」
252 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:19:29.28 ID:A6m4bBTz0

< 疑惑は疑惑のままに >








叢雲「まぁ……何かしら感じ入るところでもあったんでしょ、たぶん」

漣「ふぅん……? 」

叢雲「よかったわね、横須賀が夕立のこと手放してくれないであろうこの状況で」

漣「や……えーと……うん? もしかして本当に警戒してないといけないの? あの狂犬を……? 」
253 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:20:43.67 ID:A6m4bBTz0

< いつかそれがお姉様になりませんように >







叢雲「最近大規模な戦闘が無くて弛んでたからちょっと強い言葉貰っただけでコロっと傾いちゃったみたいね、あれ」

漣「愛宕さんたちの戦傷で目死んでましたからなー」

叢雲「雰囲気的に悪巧みしてそうな顔だけど……嫌な感じに生気取り戻してるわね」

漣「夕立さん好みのステージでも用意してあげるのかな? 」

叢雲「あなたその“ 夕立さん ”はもう固定なのね。……そうなると」

漣「うん? 」

叢雲「私たちも投入される公算が大きいわけだけどどうするの? 」

漣「そりゃあ本気でぶっ殺すつもりでやるよ」

叢雲「そ。…………まぁ、あれで明日の夕食なんて話してることも有り得る馬鹿二人ではあるけど、どうかしらね」
254 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:25:37.76 ID:A6m4bBTz0

< 日付け回って頭回って >







夕立「ふぅ……有意義な時間だったっぽい」

叢雲「結局私たちも巻き込んで……飲み過ぎた」

夕立「ごめんね? そろそろ横須賀戻らないとって考えてちょっとはしゃいじゃった」

叢雲「別に嫌じゃない。……じゃ、また明日、じゃなくて今日」

夕立「はいはーい、また朝に! 、とその前に」

叢雲「あん? 」

夕立「叢雲が許可出さない限り漣に手は出さないから安心して? じゃーねー! 」

叢雲「あ? ちょっとあなた待ち……………………簡単に他人の心掻き乱して良い度胸ね、まったく」
255 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/14(木) 23:26:13.01 ID:A6m4bBTz0

ありがとうございました
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/14(木) 23:39:21.48 ID:05pqnF7a0
乙 たしかにこの娘は夕立さんだな
257 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:19:24.20 ID:QRybbhuH0

< 限定永遠試用中です >







提督「んん、さみーな朝の風呂上がり……このタオル妙にあったかくない? 」

愛宕「たった今まで抱き締めてたから」

提督「あ、そういう……ん、なんかこれすげぇいい匂いする」

愛宕「化け物の生体臭フレグランス限定発売中なの」

提督「表現の酷さよ。…………本当にいい匂いだと思ったんだけどそう言われると何か嫌に思えるな」
258 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:20:16.08 ID:QRybbhuH0

< 唐突に懐抉るように >







天城「お座敷遊び、してみませんか? 基本無料ですよ」

葛城「ですよー」

加賀「…………は? 」
259 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:21:02.21 ID:QRybbhuH0

< 当然遊びたいだけですが何かございまして? >







天城「いえね、こう、色々と暇だったものですから」

加賀「あなた雲龍姉妹ではまだまともな方なのが取り柄だったでしょうが」

葛城「いや、あの……私は? 」

天城「葛城、自己の客観視は大切ですよ? 」

葛城「あのさ……」

加賀「あなたがまともな方なら私は聖人になれるわ」

天城「いえ、それは無いかと」

加賀「……」

葛城「天城姉ぇは素面のくせに何をどうしたいの……? 」
260 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:23:29.84 ID:QRybbhuH0

< 虎拳でもしてたのかな? >






天城「お座敷遊びの真髄は会話ですからね。結構お話の仕方も考えてみたんですよ」

加賀「だから試させてほしい、と。あの人に頼むべきじゃないかしら」

天城「本物の方に行ったことありそうですし……。
そもそも自分から会話を盛り上げたいタイプでしょう? 」

加賀「だからといって私に……この子は? 」

天城「芸妓側ですね。葛城は瑞鶴さんへの気持ちを大切にしたいそうなので」

葛城「や、あの……一言も言われてない……」

加賀「そう……誰かもう一人客側が欲しいところね」






雲龍「…………自室で妹たちと尊敬する先輩が四つ足になっていた場合の作法って? 」

山城「知らないわよそんなの…………僚友の部屋で愛する姉が四つん這いになっていた場合の作法があるならおしえてほしいくらいなのだけれど」
261 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:24:29.30 ID:QRybbhuH0

< 時、動き出して >







葛城「あぁぁぁぁっ!? 雲龍姉ぇに憐れなものを見る目で見られたぁ?! あぁぁぁぁぁぁぁ?! 」

加賀「…………山城もいたわね」

扶桑「…………不幸だわ」

天城「…………姉様のあの目って普段を知る分ですけれど、よりキますよね」
262 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:28:46.73 ID:QRybbhuH0

< まともとは何か >







扶桑「……今度から空母の集まりに参加するときはよく考えて決めるわ」

加賀「……そうね」

天城「……申し訳、ありません」

葛城「……唯一参加していないヒトがまとも過ぎるだけで実は皆アレなんじゃあ」

扶桑「いえ、それは無いわ」

加賀「無いわね」

天城「ありませんよね」

葛城「や、この後に及んでさぁ……」






赤城「くしゅんっ……ぅん? 」

龍田「? 可愛い女の子の演技でも練習しているんですか? 」

赤城「これでも素で可愛い女でありたいと思っているんですけど……良い噂をされているといいですねぇ」
263 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/15(金) 23:29:23.54 ID:QRybbhuH0

ありがとうございました
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/15(金) 23:35:47.62 ID:0Zgydu++0
265 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:04:45.76 ID:Y4gZvN9W0

< 良い匂いなのか嫌な臭いなのか >







山城「まぁ、あなたがストレートって割と信じられないのは確かね」

龍田「えー? 」

扶桑「陰湿に絡み付いてきそうなイメージはあるわね」

山城「表裏中身外面全て陰湿なんだから当然のイメージね」

龍田「あのねぇ……」

夕立「え? ストレートに決まってるでしょ? 匂いがストレートっぽい! 」

山城「匂い……? 」
266 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:05:30.55 ID:Y4gZvN9W0

< 見せる趣味はございません >







秋雲「まー、龍田さんはストレートでもバイでもレズでも面白いからいいんじゃない? 」

龍田「あのね……いや、でも逆に面白くない子なんている? 」

秋雲「いないですけどー、でもやっぱ龍田さんは特に面白いと思うんですよ」

龍田「うぅん? 」

秋雲「ね、今度横須賀行ったら天龍さん誘ってみません? カメラは用意しておきますから、ね? 」

龍田「……? 」

山城「私がおかしいの? みたいな顔で見られても」

扶桑「仮に天龍なんて誘ったら簡単に受け入れそうだものね」

山城「姉さま? そういうことではないでしょう……? 」
267 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:06:26.80 ID:Y4gZvN9W0

< 好きでそうしているわけでも >







葛城「私はレズだからストレートの気持ちは分かんないんだけどさ」

龍田「え、ええ」

葛城「実際ずっと好きな男と一緒に生活してて思い切って踏み込めば押し切れる状態でね?
それでもグダグダしてんのって情け無くないの? 」

龍田「…………」

夕立「ほぼ唯一のウィークポイントを踏み付けるなんて中々できることじゃないっぽい! 」

秋雲「大して仲良い程でもないのにね。
……でもこれで奥手な龍田さんも悪くないし秋雲さんはどっちでもいいと思うよ? 」
268 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:08:14.42 ID:Y4gZvN9W0

< 説得力のあるお言葉 >







海風「江風はちょっと言語が怪しいと思うの、特に発音」

江風「や、これは江風のらしさっていうかさ、ン? 」

夕立「英語も割と危ないんでしょ? 」

江風「っても簡単なコミュニケーションくらいは取れるぜ? 」

夕立「海上だと割と死活問題っぽい。友軍との通信って緊急なの多いよ? 」

江風「そうなったら姉貴に頼むよ」

海風「私が沈んで救援頼むときかもよ? 」

江風「そンときは潔く一緒に死ぬよ。姉貴も一人で逝くのは寂しいだろ? 」

海風「江風……」

夕立「そこで頬染めるのは間違ってるっぽい。……そもそも沈ませないくらい言えないの? 」
269 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:09:13.63 ID:Y4gZvN9W0

< ありふれた一コマ >







江風「てーか江風さ、ガキも若干そうだけど実は言葉通じないの苦手なンだよ」

海風「子供はあの人も似たようなこと言ってた気がする」

夕立「取り敢えずHello! OK! でなんとかなるっぽい」

江風「それに対する反応が分からないじゃンか。
そんなの犬に対してワンワン言ってンのと同じだぜ? 」

海風「ん……」

夕立「なんか珍しく面白いこと言ったね」

提督「そうだな。……君ら一応演習前の確認事項共有してる意識ある? そろそろキれるよ俺」
270 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:10:03.29 ID:Y4gZvN9W0

< 言語@実例 >








夕立「それとっぽいっぽい! 」

江風「トッポ? 」

夕立「じゃなくて! とっぽい! 」

江風「とっ、ってなンだよ」

夕立「と・っ・ぽ・い! 」

江風「だーから! 」

夕立「そーいうとことっぽいっぽい! 」

江風「……あぁン? 」
271 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/16(土) 23:11:15.03 ID:Y4gZvN9W0

ありがとうございました
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/16(土) 23:16:05.32 ID:KWHFZeub0
273 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:00:10.19 ID:nkIOAs090

< 仕方無いね >







提督「男にはね、好きな子に着てほしいコーデがあるんだ」

高雄「それは分かりますけども」

提督「でもその中にはさ、見せびらかしたいやつと自分以外の誰にも見せたくないやつがある」

高雄「はぁ」

提督「高雄だってあるだろう? 自分のセンスで選んだのは同じでも見せたいのと自分で楽しみたいのと」

高雄「まぁ……コーデはいいでしょう、あなたに着てほしいものだってあるわけですからね」

提督「うん」

高雄「この際どい水着がコーデと言えるのかどうかについてはもう少し別のお話が必要だと思いますが」

提督「やー……」
274 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:00:49.13 ID:nkIOAs090

< 不満というわけではなくて >







提督「だからほら、他人には見せたくないタイプのアレだから」

高雄「別に着るのもその後も構いませんけれど……あのね」

提督「あぁ」

高雄「室内で着る用の水着というのはどうなのです」

提督「えー……? 」

高雄「それはこちらの反応なのですが……」
275 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:02:06.58 ID:nkIOAs090

< 2018.1.17 >







瑞穂「実は記念すべき日だったんですよ、先日」

葛城「うん? 」

瑞穂「初めて明石さんと一夜を過ごした日なんです、二年前の十七日」

葛城「なるほど。それは確かに記念日だね」

瑞穂「でもあのヒトそういうの覚えていないタイプなんですよね……」

葛城「あー……瑞鶴さんもそんな感じだなぁ」

瑞穂「記憶力というか頭は随分と回るのにどうしてなんでしょうね」

葛城「注意が向いてないっていうか……でも本当どうしてなんだろうねぇ」






明石「や、一応覚えてないわけでも……」

葛城「ふぅん? なんで瑞穂さんにはああ思わせてるの? 」

明石「重いんですよ……正直こう、怖いっていうか」

葛城「あー……」
276 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:03:48.32 ID:nkIOAs090

< そういう二人だと思うの >







雲龍「葛城には言えないけれど瑞鶴さんって」

天城「? ええ」

雲龍「葛城のことを本当に一番だと想ってくれているのかしら」

天城「一応はそうなのでは? あれであの子も聡い子ですし代用品扱いくらい気付くでしょう」

雲龍「他の子に手を出したって話も聞かないのは確かね。……それなら」

天城「? 」

雲龍「百年だか二百年経って仮に戦争が終われば私たちに挨拶してもらえるのね。
“ 妹さんをお婿さんにください ”って」

天城「どうでしょうね。…………姉様は葛城を夫側に見ているのに挨拶は瑞鶴さん側だと? 」
277 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:04:48.96 ID:nkIOAs090

< 誓って悪いイメージでは御座いませんが >







雲龍「特に他意は無いわ。なんとなく面白そうかなって」

天城「確かに訪問される側としては面白いかもしれませんけれど」

雲龍「その後私たちも翔鶴さんのところへ挨拶にいかなければいけないわね」

天城「まぁ……手順としては」

雲龍「その頃には翔鶴さんも二児の母とかになっていそうだしすんなりいきそう」

天城「……うぅん? 」
278 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/20(水) 00:06:27.09 ID:nkIOAs090

特にこことは関係ありませんがよければどうぞ
気分転換も中々いいものかもしれないです

【艦これ】加賀「借りました」提督「捨てろ」【コンマ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1610978752/

ありがとうございました
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/20(水) 00:06:55.40 ID:8dd8mjjWo
お疲れ様です
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/20(水) 00:30:01.04 ID:gpZ3lAxy0
乙 雲龍編とか見てみたいねまともなのか相変わらずなのか気になる
281 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:06:44.14 ID:9p53+QVj0

< エログロ >







雲龍「って私正直微妙なところなのよね。生で血飛沫見慣れてる所為か」

天城「はぁ」

雲龍「あれはあれでこう昂る女もいるって聞くけれど……ナンセンスね」

天城「拡大解釈した吊橋効果のようなものですものね」

雲龍「まぁ、あちらではそういう描写が他方で規制されただとか色々と映画史的にはあるかもしれないけれど」

天城「どうでもいいですね」

雲龍「ええ。……でも姉妹二人でこんなどぎついのを観る理由を訊いても? 」
282 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:08:56.92 ID:9p53+QVj0

< 『ハウス・ジャック・ビルト』とかその辺 >







天城「葛城に思い切りドン引いた顔で興味が無いと言われたんですもの」

雲龍「だからといって私に……ま、構わないけれど」

天城「なんだかんだ付き合ってくれる姉様、好きですよ」

雲龍「あ、そう……」

天城「ええ」

雲龍「……」

天城「……」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………よくこの阿鼻叫喚な音と雑談の中シリアルキラーの描写を無視して爆睡していられるわね」

天城「え、ええ……そういう子ですから」

葛城「えへ…………ん……Zzz」
283 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:11:06.24 ID:9p53+QVj0

< 起こすと五月蝿い >







葛城「にへー…………Zzz」

雲龍「…………本当に寝ているのかしら」

天城「たぶん……? 」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………こんなに鼻を塞いだり落書きしたくなる寝顔の子もいないわよね」

天城「同意はしますけれどやめてくださいね? 折角まともな映画、観ているんですから」
284 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:12:10.06 ID:9p53+QVj0

< エロ黒 >







時雨「下着事件は収束、と」

鹿島「……………………」

あきつ丸「精神的に収束していないのがいるであります」

時雨「それはまぁ……うん、仕方無い」

あきつ丸「今回は男の将校だったが同僚の女だった場合とどちらがマシだったのか」

時雨「今回の方じゃない? 僕らの側からだったら雰囲気最低だよ」

あきつ丸「そうだろうか」

鈴谷「にしても……ピンポイントてブラだけ持っていかれた理由」

時雨「そんなの知らないし理解もできないでしょたぶん」

鈴谷「そりゃねー」

鹿島「…………」

あきつ丸「はぁ……兵器のメンテナンスに失敗するなど軍人としても失格でありますよ」

時雨「本当ね。こういうときこそ女衒将校の出番な気がするんだけどなぁ……」
285 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:14:03.40 ID:9p53+QVj0

< 好かれている、という唯一絶対 >








時雨「まぁ……鹿島さんには言わないけどさ」

あきつ丸「あぁ」

時雨「一言の断りも無く返ってこないっていうのが語るよね。
そりゃあ返すって言われても要らないけど」

あきつ丸「まぁな。聴取した将校もドン引いていた」

時雨「鹿島さんの写真だらけだったんだっけ、部屋」

あきつ丸「自分も一応資料で見てしまったが悍しいものでありましたよ」

時雨「たかが化け物の下着で人生棒に振るって笑っちゃうよね」

あきつ丸「下等生物だからこそ都合の良い玩具扱いを当然と思う人間もいよう」

時雨「だとしても、さ。いっそ本人襲えばよかったのに」

あきつ丸「自分や時雨、それか満潮辺りを掻い潜って最後は香取も出し抜かなければいけないのでありますよ? 」

時雨「大湊のアレならなんとか、っていうか満潮とかなら無理そうなところだね」

あきつ丸「まぁ、女でも普通は厳しかろうよ。仲が良い、を越えなければいけないわけでありますから」

時雨「そうだね。…………あきつ丸なら余裕で成功しそうだけど」
286 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:15:22.36 ID:9p53+QVj0

< ストレスとかそういうアレかもしれない >







あきつ丸「……悪いが」

時雨「別に無理して鹿島さん好きになれとは言わないさ。……でも」

あきつ丸「あぁ」

時雨「大湊の女衒→ 龍田に恋して死んだアレ→ 鹿島さんに求婚した華族様→ 山城大好きバツ1神経質、
と来てその次候補は例のポストに就く前に下着泥棒で終わるっていよいよヤバいよね」

あきつ丸「まぁな。……そこまで来るとあの役職が呪われているだけな気もするが」
287 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:17:12.36 ID:9p53+QVj0

< 【急募】冬将軍の弱味 >







龍田「ふふ……そういえば祖国といえばね? 」

Littorio「ええ」

龍田「あなたもそうだけどBismarckだとかRichelieuも屈折しつつ捨てられないものみたいで」

Littorio「そうあるべき、とは言いませんけれどそうなってしまうものなのです」

龍田「否定も肯定もしないわ。……一つ前のワールドカップでドイツが敗退したときに」

Littorio「ええ」

龍田「“ ロシアから逃げ帰るのはお得意でしょう? ”
ってRichelieuが煽っていたのは面白かったなって」

Littorio「結局そのおフランスもすぐに逃げ帰りましたしどちらもお得意でしょう?
……そもそもLittorioの祖国が本戦に出られてもいなかったのは別として」
288 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:18:34.11 ID:9p53+QVj0

< 意志持つ兵器の願い >







江風「白露の姉貴でさえ狂気と破壊衝動の一番は夕立の姉貴に譲っているわけだけどさ」

夕立「うん? お姉ちゃんに喧嘩売ってるっぽい? 」

江風「売らないよ怖いな。……姉貴が他に譲ってそうな数少ないやつで性欲って誰にだと思う? 」

夕立「時雨! 」

江風「っぽいじゃねーのか」

海風「明らかなことにぽいは駄目でしょ」

夕立「駄目だよねー」






時雨「くちゅんっ……なんだか最近くしゃみする子が多い気がする」

あきつ丸「遂に無差別テロを引き起こす無症状者にランクアップしたのか」

時雨「まっさか。……仮にそんな能力持ってても無差別にはやらないさ、無差別には」
289 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:21:01.24 ID:9p53+QVj0

< 手に入れた瞬間変わる理想 >






満潮「……………………」






浜風「…………あれ、何? 」

春雨「鹿島さん慰めたいのに香取さんが周りを睥睨している所為で近付けない失恋女の図」

若葉「理解しているだけに普段の勢いは無いようだな。
……あそこで行けるようになれば進展もしように」
290 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:23:25.07 ID:9p53+QVj0

< 終わりの始まりの終わりと始まり >






満潮「……………………ッ」






春雨「ぁ……あきつ丸さんと時雨ちゃん」

浜風「何の衒いも無く話しかけましたね」

若葉「香取さんも笑顔で迎えたしな。……満潮のルックスで歯軋りはさすがに不味い気がする」
291 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/23(土) 23:25:47.66 ID:9p53+QVj0

二年以上前のあんこスレでヒロインを勝ち取った雲龍は比較的綺麗だった気がしないでもないですけど……
コンマにしろ自分で考えていくとどうなるかは確かに気になりますね

ありがとうございました
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 23:29:33.33 ID:sBJ+nFeGO

ほぼ9割戦死か障害持ちになる結末で生き残って提督の伴侶になったんだっけか
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/23(土) 23:44:25.26 ID:kW78Yaci0
乙 本当に呪われた役職だなww
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 17:58:49.39 ID:dTOMWT/NO
乙ー

というか海風はあんだけ爛れた性活しといて
時雨に性欲負けてると思ってんだ…
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 18:45:26.35 ID:+zw1WB900
白露の姉貴でさえって言い方的に白露もまともじゃないな(ぽいは使わない)
296 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:45:17.00 ID:QlmcHAev0

< 過程を想像するだに >







雲龍「そういえばあれね、最近はあの人結婚式に行かない」

天城「それは時流的に仕方無いことでしょう」

雲龍「あのイベントって幸せな空間を想像して心握り潰されてしかも引き出物見たりして結構楽しかったのに」

天城「前半は兎も角後半は分からなくもありませんね」

雲龍「嗚呼……ウェディングプレイ……」

天城「はぁ……」

葛城「また始まった、みたいな顔する天城姉ぇの方がなんか嫌なんだけど……」
297 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:50:12.82 ID:QlmcHAev0

< ドレスが似合わないとは言わないが >






葛城「まぁ、雲龍姉ぇはドレス似合うと思うけどさ」

雲龍「服が似合うだけでは駄目なのよ、葛城。着る過程着た状況脱ぎ去って何かが始まるそれが無いと」

葛城「まぁ……そうだね」

天城「天城はどちらかというと白無垢でしょうか」

雲龍「案外とあなたもドレスの方が似合うと思うわ。
ロック好きの天城ちゃんに相手の色を受け止めることなんてできないし」

天城「はぁ」

葛城「ロックがどうとかは兎も角まぁそうかもね。……私は? 」

雲龍「紋付き羽織袴」

天城「是非もありませんね」

葛城「……は? 」
298 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:53:48.11 ID:QlmcHAev0

< 酔っては来るのだが >






夕立「そーいえばこの前の続きだけど」

江風「うン? 」

夕立「あれで白露も性欲ヤバいところいってるっぽい、けど」

江風「けど? 」

夕立「どー考えても見た目的にアレなのって村雨じゃない? 」

江風「まぁ……」

海風「村雨姉さんはヤバい人を寄り付かせるタイプなだけな気が」

夕立「それは海風も同じっぽい! 」

海風「はぁ……それなら、どれだけよかったか。残念ながら、違うんですよ姉さん」

夕立「ぽ、ぽい? そこは怒るところじゃないの……? 」

江風「ははは、は……」
299 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 21:57:28.37 ID:QlmcHAev0

< 戦闘狂狂詩曲 >






夕立「ふーん? 海風はあの色情狂に襲ってほしかったんだ」

江風「合ってるけど言い方よ」

海風「色々と試して、押して、仕掛けて、でも結局あの人が何か踏ん切り付けただけだったんです」

夕立「それでいいじゃん? 夕立なら押し倒して分からせるっぽい」

江風「夕立の姉貴は似合うだろうなぁそれ……でもさ」

夕立「? 」

江風「それ下手したら周りの狂犬に襲われそうじゃね? 」

夕立「? 提督さん手籠めにしても失敗しても愉しいってそんな幸せある? 」

江風「あのさ……」
300 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 22:02:53.22 ID:QlmcHAev0

< 深淵を覗くとき云々 >






夕立「まぁ、さすがにしないけどね。さすがに本気の本気出した高雄さんとかこっちも本気出さないとだし」

江風「衒い無くあの狂犬と戦えるとか言えるの怖いな」

海風「女としても周回遅れなのにそんな絶望的な戦いできないよ」

夕立「? 絶望的だから躍るんでしょう? 沸くんでしょう? それでも女の子なの? 」

江風「いやー……きついっす」

海風「だとして完敗しそうもない姉さんがおかしいって気付くべきだよねいい加減」

夕立「? そりゃあどれだけ劣勢でも刺し違えちゃえば提督さんの魂に夕立は刻み込まれて無くならないでしょう? 」






涼風「…………どう考えても表に生きてる筈のアレがあたいよりおっそろしいことこの上無いって何の冗談なんだろう」
301 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/25(月) 22:03:20.50 ID:QlmcHAev0

ありがとうございました
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/25(月) 22:10:15.93 ID:Du7cqyWv0
乙 色んな意味で夕立さんが強すぎて警備府所属になれそうにないなww
303 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:27:29.51 ID:FKdCQDIL0

< 若さって、いいね…… >







伊14「一応業界用語的に聞き取りやすいようとかありますけどー」

提督「うん? 」

伊14「ごろー人のアルファベットってアレどうなんでしょーね」

提督「あー、ディーをデーとかか? 」

伊14「ですです。あれってなんなのって」

提督「まぁ、デーブイデーは俺も無いと思うが……お前さ」

伊14「はい? 」

提督「リポビタンはデーだろう? 」

伊14「や、イヨ別に飲まなくても毎日頑張れるんで」

提督「あ、そう……そうか……うん……」

伊14「うん……? 」
304 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:28:17.28 ID:FKdCQDIL0

< 聞きたくありません >







愛宕「でもあなたああいうの飲まないじゃない? 」

提督「エナジードリンクよりはマシだけど栄養ドリンクも筋肉には良くないからな」

愛宕「ふぅん? 」

提督「味は好きなんだけどな。時々無性に飲みたくなって酒で割ることはある」

愛宕「美味しいかなぁ、あれ」

高雄「好みは分かれるわね。……お酒の割り材って余計筋肉に良くないのでは? 」
305 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:29:37.18 ID:FKdCQDIL0

< 優良誤認 >







秋雲「あんな? 汚物にな? 極上のステーキ乗せてもな? それはただの生ゴミにしかならんのやで? 」

漣「何そのうっざいキャラ」

秋雲「うざいってなんやねん! ……や、あのね? ちょっとこのアホが聞き分け全く無いから教え諭してたの」

伊13「秋雲に……アホ扱いは、されたく、ないかな」

秋雲「いやいやいや、さっきのは君がアホ。秋雲さん悪くない」

伊13「存在が、アホなクセに」

秋雲「んだとー? 」

漣「何か珍しい組み合わせの珍しい争いだねー。……なしたの? 」

伊13「秋雲が、イヨちゃんに合うのは、新スク水着だって……」

秋雲「今の旧スク擬きみたいな戦闘衣なんて至極のデザートに麺つゆぶっかけてるようなものなんだよなぁ」

伊13「分かって、ない……秋雲のアホ、間抜け、節穴……変態」

秋雲「あぁん? 」

漣「……………………はぁ? 」
306 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:30:18.86 ID:FKdCQDIL0

< 間(愛だ) >







漣「アホなの君たち……ぁ、じゃあさ二人とも」

秋雲「うん? 」

伊13「なに? 」

漣「間を取ってヒトミが競泳水着てみるのは? 」

秋雲「それならまぁ」

伊13「いい、かな……? 」

伊14「姉貴ぃ……? 」
307 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:31:20.93 ID:FKdCQDIL0

< それとこれとは >







雲龍「いや、あの……無いけど」

漣「えぇ……」

秋雲「スク水も競泳水着も持ってないのかぁ」

伊13「がっかり、だね」

雲龍「……」

天城「……不愉快そうな顔をする前に持っていそうと思われる言動を抑えられては? 」
308 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:34:38.66 ID:FKdCQDIL0

< 用途は限られております >






雲龍「いえね、競泳水着は本式のも穴開きのも持ってるしスク水もあるけれど」

秋雲「そーいや競泳は見たことありますねー」

雲龍「たぶん私しか着れないと思うの、サイズ的に」

伊14「あー……」

天城「……スクール水着まで持っているんですね姉様。何でですか? 」

雲龍「何で、とは……? 」

伊13「えぇ……? 」
309 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:35:21.14 ID:FKdCQDIL0

< 三竦まない >







雲龍「雌猫の多頭飼い……む」

龍田「? 雌犬もいるでしょう? 」

山城「なんならばあなた辺りは雌豚でも悦んでしまいそうよね」

雲龍「つまり雌猫雌犬雌豚の多頭飼い……? 」

龍田「とんだびっくり動物園ねぇ〜」

山城「悍まし過ぎて逆に笑えてくるわね」

天城「あのですね……三人もいれば一人くらいツッコミに回るものだと思うのですが」
310 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:37:23.28 ID:FKdCQDIL0

< ネコ目イヌ科イヌ属 >







龍田「できないものはできないものよ。ね? 」

山城「いえ、私はそもそもボケ側ではないけれど。……でも」

龍田「? 」

山城「誰が犬で誰が猫なのかしらね」

天城「兼任が多そうですけれど……姉様は? 」

雲龍「それこそ兼任だとして……どちらかというと、猫かしらね」

山城「私も」

龍田「私もまぁ」






提督「俺は全員餓狼だと思ってるんだけど」

愛宕「飢えさせる方が悪いわよねぇ〜」

高雄「そうね。……一度餌を与えてしまった責任というと本当に多頭飼いみたい」
311 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:38:05.22 ID:FKdCQDIL0

< 先祖返りと言えないことも無い >








明石「あー…………えっと、えと……………………あの、ですね」

漣「はい? 」

明石「瑞穂さんが、所謂ところの百合アニメにハマってた、って言ったらどう思います? 」

漣「」
312 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:39:26.39 ID:FKdCQDIL0

< 決して悪いことでは無いが >







漣「……マジ? 」

明石「や、今のところは一応冗談の範囲ですね」

漣「はぁ」

明石「あくまで参考までにですけど」

漣「ええ」

明石「『紅殻のパンドラ』観てるとかくらいならまだただのアニメ好きですよね? 」

漣「まぁ、それくらいなら……でも」

明石「? 」

漣「十年近く前のですよね? わざわざそんなの調べて観てるとしたらもう戻れない位置なのでは? 」

明石「嗚呼……」
313 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:41:42.83 ID:FKdCQDIL0

< 線引きがはっきりしても面白くないけれど >







漣「そっか、でもそう言われると大湊組で百合って単語認めるのって瑞穂さんくらいなんだ」

明石「バイばかりとはいえ実際を知ってる分私たちはレズ呼びですからね」

漣「女の子同士の友情なんて否定したくはありませんけど、ねぇ……? 」

明石「生々しいもの知ってるとねぇ……」

秋雲「?? 」






瑞穂「ふぅ……お風呂の後の冷酒はいいものですね」

天城「ええ」

秋雲「あの、百合を鼻で笑える生々しいレズ絡みを見せてくれるってホントですか? 」

瑞穂「ん、んんっ……? 」
314 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:42:40.03 ID:FKdCQDIL0

< 深淵とは覗く前に近付いてくるもの >







叢雲「あぁ、いいとこに。……ちょっと小耳に挟んで疑問なんだけど」

漣「うーん? 」

明石「はい? 」

叢雲「異性愛をヘテロって言うのって流行ってるの? この世の中の潮流的なアレ? 」

漣「えっ」

明石「えっ」

叢雲「……うん? 」
315 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/26(火) 21:43:06.99 ID:FKdCQDIL0

ありがとうございました
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/26(火) 21:52:11.60 ID:Dk21+dV00
317 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:40:49.37 ID:tIP9DSxT0

< モデルまで含めての衣装なのです >







漣「エロい下着買ってご主人様に売り付ければマージン取り放題な気がしない? 」

叢雲「あの色情狂の皆さんがあなたで探せる程度のを一目も見てないなんて思えるわけ? 」

漣「や、そこはこう海外のやつで。割にああいうのって好みのやつ探すの難しいものなのよ? 」

叢雲「あ、そう……別に止めはしないけど」

漣「雲龍さんにさ、可愛いガーターどこで探せばいいですかって訊いたらいいとこおしえてもらったんだよねー」

叢雲「本当意味分からないこと知ってるわねあれ」

秋雲「あのッそれご参考までにッ」

漣「いいよ。……モデルまで必要とか言わないなら、だけど」
318 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:42:03.04 ID:tIP9DSxT0

< 背徳そのものを愉しむということ >







秋雲「えー……? 」

漣「自分で言うと少し悲しいけど露骨にエロい目で漣に舐め回す視線寄越せるって才能だよね」

叢雲「ロリコンなら兎も角……あなた一応は女でしかも漣の身体自体には全く興味無いんでしょう? 」

秋雲「当然学術的興味でございます」

叢雲「馬鹿馬鹿しい。自分でガーター着けて写真でも撮ればいいじゃない」

秋雲「どうしても撮れないアングルあるしさぁ、
秋雲さんマゾじゃないから痛め付けられる妄想楽しくないし」

叢雲「あ、そう……」

漣「言いたいことそのものは分かるのが腹立……待って、何?
もしかして漣が陵辱されるアレなアレ描くつもりなの? 嘘でしょ……? 」
319 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:44:39.51 ID:tIP9DSxT0

< 同意だけの話でもない >







秋雲「まぁ、売ったことは無いけど陵辱と純愛かわるがわるくらいで描くよ? 」

漣「えぇ……」

叢雲「でもまた変な方向にヤバいのが増えただけよね。あんまり驚きは無いわ」

漣「いやいやいや……雲龍さんはただのマゾであって陵辱とはまた違うから」

秋雲「本当失礼だよね。被虐と陵辱はある意味正反対だよ? 」

叢雲「なんであなたにそんな顔されなきゃならないのよ……」
320 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:45:33.23 ID:tIP9DSxT0

< 真の三流は本気でつまらないものなのですが >








天城「うぅん……やはり極めて面白くない作品でしたね、この監督の作品」

雲龍「…………Zzz」

葛城「何この苦行……なんで天城姉ぇは晴れやかな笑顔なの? 」








提督「え、あー……すまん、クソつまらねぇ映画観るのも楽しいんだぞって色々貸し続けてたから」

葛城「……最悪」

雲龍「まぁ、あの子が観ている間寝ていてもいいと思えば……うぅん……」
321 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:46:11.43 ID:tIP9DSxT0

< それとこれとは >







明石「へ? 共用の車ぁ? 」

提督「今までよっぽどの用事があれば俺の彼女貸してやってたけどさ、いい加減共用のやつにしてもらおうかなって」

明石「彼女のクセに二台いるとかどうなんです」

提督「車は文句言わない。……高雄たちも殆ど文句言わないでしょみたいな顔はやめろ」
322 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:47:13.83 ID:tIP9DSxT0

< 免許証への信頼が今試される >








明石「一応流れには乗らないとね。……よっぽどの用事ってやつも結局女同士のデートとかですけど」

提督「いいじゃんそれは。外で楽しんできて少しでもリフレッシュできるならさ」

明石「悪くはないですけど理由が軽過ぎませんか、ってこと。……選んで、いいの? 」

提督「あまりにも目立つのとかデカ過ぎるのは遠慮してくれな」

高雄「一番詳しそうで且つ拘りそうな明石さんなら誰も文句は無いかと」

明石「この人は? 」

提督「一回くらいは乗せてくれって頼むかもしれないけど別にいいかなって」

明石「ふぅん? まぁ、選ばせてもらえるなら好きにさせてもらいますけど」

提督「あぁ、任せた」

高雄「一応運転する可能性のあるヒトは自己申告を貰ってお金も出してもらいますので」

明石「はいはーい」






愛宕「結局全員じゃない。予想できたことだけど」

高雄「まぁ、免許は全員取りましたし」

愛宕「まぁね。……ヒトミちゃんとか旗風ちゃんが運転してたら周りの目どうなると思ってるの? 」
323 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:47:54.76 ID:tIP9DSxT0

< アルバム紐解きつらつらと >







葛城「これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が水着に白シャツを着た上に水と汗で透けさせている写真」

葛城「これは? 」

天城「頭のおかしい姉様がノーブラノーパンで包帯女仮装をしている写真」

葛城「……これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が水着でバーベキューに寄り付いて火花で紐が燃えたときの写真」

葛城「…………これは? 」

天城「頭のおかしい姉様が戦闘衣で『女々しくて』を歌っているときの写真」

葛城「……………………」

初月「酷い話だな。……まぁ、撮ったのは殆ど僕なんだが」
324 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:48:52.21 ID:tIP9DSxT0

< エロいだけとも言えない辺りが >







雲龍「この水着、悩んだのよ結構」

初月「何か始まったぞ」

雲龍「分かりやすく濃い赤だとか黒でもよかったけれどね、
なんとなくつまらないかなって思ったの。柄が透けるのはもっと面白くなさそうだったし」

天城「はぁ」

雲龍「それでこう、敢えて透け感の少ない白の水着に白のシャツにしたの。いいでしょう? 」

初月「似合っては、いるが。素材がいいからな」

天城「まぁ……そうですね」

雲龍「ありがと」

初月「本心さ、ことルックスに関して嘘は吐かない」

葛城「ルックスに関しては、ね。……違和感無く大概似合ってたり楽しそうなのがまた……」
325 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:49:24.89 ID:tIP9DSxT0

< フリはちゃんと拾わないと >







旗風「でもこう……お臍の上でTシャツの裾を結ぶのははしたない気がします」

雲龍「だ

天城「だからですよ旗風さん」

旗風「はぁ……」

雲龍「食い気味なのは兎も角……やれやれって顔は違うと思うの」
326 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:50:59.97 ID:tIP9DSxT0

< 薄い塩味がアクセントのビールです >







雲龍「へいへーいおっぱいビールおっぱいビール」

提督「囃し立てるならもうちょっと声張れ」

天城「というか意味が分かりませんよ」

漣「水着とか裸で谷間寄せてビール流すあれですねー」

加賀「零したら勿体無いわね」

愛宕「私はたぶん殆ど零れないと思うわぁ。器の形的に」

Littorio「でしょうね。……飲む方を選ぶ賭けでもします? 」
327 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:53:06.79 ID:tIP9DSxT0

< 零れるのもそれはそれで >






江風「つーか今のUNO負けたの江風なンだけど」

愛宕「あらぁ……」

Littorio「零れ落ちますね……」

漣「ビールとはいえ食べ物を粗末にするのはなぁ……」

江風「……否定は全くできないけどクッソ腹立つな」
328 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 22:56:40.21 ID:tIP9DSxT0

< おっぱいワカメ(麦)酒 >






海風「滴り落ちた先のワカメに口を付ければ味わい深く且つ無駄にならないのでは? 」

江風「」

天城「えぇ……」

漣「雲龍さんでも言わないよそんなこと」

雲龍「……」

加賀「UNO、UNO STOP。…………いえ、あのね、飲まない、飲まないですそんなの、その為に勝ったわけじゃ……あの……」
329 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 23:03:26.59 ID:tIP9DSxT0

< 花は咲く為の手段なんて選ばない >







提督「なんだあいつら……ドン引きなんだけど」

夕立「提督さんの部下でしょ? 半分くらいは奥さんと愛人だし」

提督「や、まぁ……そうだけども」

夕立「もっと品の無いことしてるんだろうしいいじゃん別に」

提督「割にいつまでも女の子に幻想抱いていたいものなんだよ男っていうのは」

夕立「あっそ。……ね、提督さん」

提督「あん? 素敵なパーティーしましょ? とか言われても俺は

夕立「この前の紐パン、どうだった? ムラムラした? 」

提督「??!!???!!????!??!?!?!? 」
330 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/27(水) 23:03:54.54 ID:tIP9DSxT0

ありがとうございました
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/27(水) 23:04:24.70 ID:BqFnzPh50
332 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:33:38.41 ID:oIStVvCG0

< 季節の節は節度の節ですよ? >







提督「そーいやマー君帰還か」

江風「楽しみだな。世の中がまともにスポーツできる状態なのかは置いといて」

提督「やるんじゃない。割に適応していくもんだよ世の中って」

江風「そーだといいけどね。江風はどうせ大して生観戦できないし」

提督「そんなもんよ。……なんで水着で水鉄砲持ってんの? 今、真冬だぜ? 」

江風「遊ぶからだよ」

提督「そりゃそうだろうけどな……」
333 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:34:33.40 ID:oIStVvCG0

< 急ハンドルにご注意 >







江風「大体水鉄砲なんて簡単に言ってもらっちゃ困るね」

提督「あん? 」

江風「バックパック式タンクの付いた加圧式ウォーターガンだぜ?
そこらの豆鉄砲と同じにしないでくれ」

提督「やかましいわ」

海風「江風? 何人か集まったよ? 」

江風「りょーかい。じゃ、大浴場借りるぜテートク」

提督「はいはい。……海風」

海風「はい? 」

提督「似合ってる。やっぱ淡い色、映えるね」

海風「……っはいっ」






涼風「姉妹がチョロ過ぎるんだけど」

初月「まぁ、もう堕ち切っているというか……一度加速してしまえば事故るのも割に瞬間だろう? 」
334 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:36:04.73 ID:oIStVvCG0

< リアルなドッキリ、って矛盾している気がしないでもない >






山城「ドッキリねぇ……」

龍田「私たちでも多少なりとも慌てられて且つ被害の無いドッキリって有り得ないわよ」

扶桑「お約束は病気だとか退職だとか無茶な告白だとかかしら」

愛宕「実は私バツ1なのー」

山城「あら、あなたいつの間に結婚して離婚してたの? 」

高雄「今流行りの離婚RTAというやつですね」

提督「してねぇよばーか。……高雄はどこでその意味不明な単語見つけてきたの? うん? 」
335 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:38:19.89 ID:oIStVvCG0

< 自分で起こした波にノる >






高雄「秋雲さんにおしえてもらいました」

提督「あいつ……」

龍田「教育? に悪い子よねぇ〜」

山城「あなたがそんなこと言うなんて何の悪い冗談よ」

扶桑「まったくね」

愛宕「本当そう」

龍田「そうよね〜」

提督「そうだな。……自分で撒いたボケくらい自分で回収してくれない? 」
336 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:39:27.68 ID:oIStVvCG0

< 実際のDV現場なんて知らないが >







提督「や、でも山城って扶桑にガチギレされたりしたら要らねぇことボロボロ言い出しそうじゃない? 」

山城「あの手この手で謝り倒しはするでしょうけれど後ろめたいことは何一つとしてありませんから」

龍田「それはそれで怖いわねぇ〜」

扶桑「逆に泣きじゃくられて私が困るパターンかしら」

山城「姉さまが困るのなら泣きません」

龍田「DV男に耐える私健気ー、みたいなこと言うのねぇ……」
337 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:40:37.99 ID:oIStVvCG0

< 特異点 >






提督「まぁ……山城なら似合うからいいんじゃない」

高雄「何がいいのか全く分かりませんね」

愛宕「それならあなたももう少し頑張ってやさぐれ感出さないと」

扶桑「まぁ……今のあなたなら多少殴られたくらいではたぶん何も思わないでしょうしね」

山城「なんなら姉さまに疑われたときよりも必死に理由を考えるでしょうし。
……寧ろ喜びそうなのがいるのは置いておいて」
338 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:41:34.38 ID:oIStVvCG0

< 一際響く >







龍田「というかあなた物凄い余裕な顔して駄弁ってるけど仕事は? 」

提督「大概終わらせた。高雄の許しもあるぞ」

高雄「毎日こうしていただきたいものですね」

提督「無理無理。たまに軽そうな日に本気出して半日休むくらいが限界だから」

龍田「ふぅん……まぁ、クズの女衒にも紅茶を楽しんで休む権利くらいはあるかなぁ」

提督「あるある。今日の俺は敵襲があったとしてもペンなんて握らないからな、絶対にだ」

高雄「ペンを握っている余裕も無いでしょうしね。……紅茶のお代わり要り




ッドォォォォォォォォンッッッッッッッッ!!




提督「…………」

龍田「…………」

高雄「…………」

提督「…………どう考えても建物内から聞こえたんだけど水道管破裂くらいなら俺のサインとか要らねぇよな? 」
339 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:42:58.19 ID:oIStVvCG0

< ヒトの揺り籠なんて棲家じゃないとばかりに >








加賀「っ、いたっ」

瑞穂「ぁ……逃げちゃい、ましたね」

加賀「…………」

瑞穂「…………」

加賀「…………」

瑞穂「…………」

加賀「…………殺す」

瑞穂「猫に逃げられたくらいでそんな……いえ、サンが加賀さんに抱かせてくれるなんて滅多にあるものではないですけれども」
340 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:44:57.21 ID:oIStVvCG0

< 素(で快楽殺人者っぽい不)敵(な笑みを浮かべるよう)なパーティー >







高雄「必須ですね。業者相手くらいなら構いませんが補修の手続きはあなたのじゃないと」

提督「その辺は高雄ちゃんの能力でどうにかして」

龍田「高雄の能力って主にあの手この手であなたを働かせる方向だと思うけど」

提督「確かに。……ほら来た誰だか知らんが走って来たぞ。
高雄、館内放送の準備だけしておいてくれ」

高雄「はい。まさか内通者による暴動なんてことは無いでしょうが……」

提督「そうだったらいの一番に夕立ちゃん嗾け

龍田「建物内だと床と壁の清掃は大変そうよね」

提督「やめとくわ。……あいつ本気で戯れあってたとか宣いそうだもんなぁ、血塗れで笑いながら」
341 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:46:01.67 ID:oIStVvCG0

< 冬の椿事 >







提督「あのさぁ……江風とかイヨならもういいよ別に。
キャラに殉じろとは言わないけど理解はできる。
演習も終わるし葛城、夕立、秋雲がはしゃいだのも許す。
最悪眺めているだけだったんならまぁ良くないけど良いよ。
なんで君までノっちゃったの? アホなの? 君ブレーキ役でしょ? うん? 」

Roma「…………悪かったわよ」





明石「工廠から徹夜明け+αで出てきたら大浴場の壁に大穴が空いている件について」

愛宕「折角お仕事終わらせて昼から駄弁ってたのに……はぁ」

龍田「水着で水鉄砲撃ち合って壁に穴が空くとは誰も思わないわよねぇ……」
342 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:47:49.76 ID:oIStVvCG0

< 手の平からは血を滴らせたままで >







提督「あー……明石くん」

明石「はいはい何でしょう。徹夜明けの明石さんに何か御用ですか、っと」

提督「徹夜明けっていうのは普通朝方に言うものだぞ。
……幸いパイプとかには影響無さそうだけどさ」

明石「そう見えますね。振動でどうにかなっていなければ」

提督「間に合わせでいいからあの壁周辺の片付けと応急処置頼んでいい?
そこのボンクラども使っていいから」

明石「女の子を大浴場の冷たいタイルに座らせちゃ駄目でしょ」

提督「そいつらが勝手に座ってんだけど」

明石「はぁ。……取り敢えず」

提督「あん? 」

明石「後ろに立っている加賀さんは何故殺気立っているので? 」

提督「は? ……ひえっ」

加賀「……………………」
343 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:48:51.82 ID:oIStVvCG0

< 幽鬼の如く >







明石「えーと……あの人の言っていた通り取り敢えずは瓦礫を寄せて板でも打ち付けましょうか」

加賀「…………誰? 決定打は、誰? 」

明石「はい、罪深いアホな皆さんは瓦礫どうにかしてくださいねー。
加賀さんは別に何もしてないんであの人か赤城さんに慰めてもらってきてくださーい」

加賀「…………ぬくもり、ぬくもりが……」

明石「ってもまぁ大した量でもないですけど。大っきいの運んだ後はモップで掃いてー。
あ、そっちの三人は倉庫からテキトーに板とか工具箱持ってきて?
サイズ感とか分からなかったら電話してください」

加賀「…………指が、冷たい、いえ、冷たいのは、心……? 」

明石「で、終わったら解散ってことで。板は私と二、三人でやりますから。……加賀さん」

加賀「…………なに? 」

明石「マジで怖いんで本当あの人のところとか行ってもらえます?
……ホラー映画でも撮りたいんですか? 」
344 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:50:32.34 ID:oIStVvCG0

< 工賃(口止め料) >







提督「直すのはいいんだけどこれ言い訳どうしよう……」

高雄「正直には出せませんね」

愛宕「水鉄砲に熱中して身体機能異常励起した挙句に超人バトルで壁に大穴だものねぇ……」

提督「越冬ゴキブリちゃんに罪被ってもらう? 」

高雄「荷が重いでしょうさすがに。そんなものがいたとして壁に穴は空きません」

愛宕「下着泥棒的な変態さんを目撃したとか? 」

高雄「それも同じ理由で不可。それにそれなら死体が無いと」

提督「言い訳は無理、と。…………また業者に金掴ませんのかよダルいなぁ……」
345 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:52:01.39 ID:oIStVvCG0

< ボケ殺しのボケ >






雲龍「“ 喘穂 ”、でもあんまり違和感無いわね」

明石「そうですね」

瑞穂「名は体を表すとはよくいったものですね」

雲龍「……」

明石「……」

瑞穂「……」

雲龍「……えーと、そういえばこの前天城が

能代「雲龍さんが話題を無理矢理変えるくらい当然みたいな真顔ってなんなんですかもう……」
346 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:53:02.76 ID:oIStVvCG0

< 仕方無いね >






愛宕「えーと……反省会は終了したんですか? 」

加賀「絶賛反省中ね」

江風「」

海風「」

Roma「」

伊13「」

伊14「」

葛城「」

夕立「」

秋雲「」

赤城「誰も反省する気力は残っていないみたいですけどねぇ……」

阿賀野「というか意識が……まさかアル中で死んだりはしないだろうけどさぁ……」
347 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:54:38.02 ID:oIStVvCG0

< 毒気を抜かれる >







雲龍「…………何? 祝い事なんて、あった? 」

能代「色々と……あったんですよ」

加賀「慶事ではないわ。……そういえばあなた今日は昼過ぎから何を? 」

雲龍「? お昼寝を。一日オフだったので。まだ眠いですけど」

加賀「そ、そう……」

天城「そういえば割と誘われれば何でも参加するのに姉様いませんでしたものね」

瑞穂「水着イベントなんて真っ先に参加しそうなのに」

赤城「あの建物中に響いた轟音の中爆睡なんてさすが大物ですねぇ……」

雲龍「…………うん? 」
348 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:55:45.99 ID:oIStVvCG0

< ツッコミ不在なのかボケ不在なのか >







雲龍「はぁ……いえ、あの、単純に寒いし、時期を考えてもそんなのは大馬鹿の所業では? 」

加賀「……そうね」

天城「正論ですね」

瑞穂「瑕疵が全く見つかりません」

赤城「普段なら雲龍さんに呆れられるなんて、
とボケが入るところですけど……誰にも意識、ありませんからねぇ」
349 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/01/28(木) 22:56:12.73 ID:oIStVvCG0

ありがとうございました
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