スマホゲームに転生した件について

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25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 19:20:47.42 ID:rPx8B9Z60
白髪と白い服と白い翼の天使の女性
性格は普段は気弱で引っ込み思案だがやるときはやる性格
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/03(木) 23:43:45.71 ID:RN/eAcQX0
ガチャ券から発せられた虹色の輝きが、世界を彩る。

男「こ、これがSSRか!?」

ルシファー「どうかしたの」ヒョコ

熱い、熱い!胸の鼓動が耳元で鳴っている。

男「見てください!新しい仲間が、来るんです!」

ルシファー「…これは」

目も眩むような閃光と共に現れたのは、白き少女と、黒き鳥だった。白き少女は黒き鳥の翼に守られるようにして、立ちすくんでいる。

黒き鳥「ラジエル、どうやら俺たちはこの男に召喚されたみたいだ」

ラジエル「あ、うぅ。この人、手を叩いて喜んでいる…こわい」ブルブル

黒き鳥「そして、その隣には…ルシファー。お前のような優れた天使が、なぜその男といる?」

ラジエル「ルシファー…その翼は」

ラジエルはルシファーの姿をみてひどく衝撃を受けたようだった。

ルシファーは微塵も気にかけてない様子で、後ろ髪を指で這わせた。

ルシファー「私の失敗なの」

ラジエルの表情に一瞬浮かんだのは、憐憫と疑念だった。

ラジエル「もし、この人がルシファーに何かをしたのなら―――」

ラジエルは男の方を向いた。

男「…ふふ、SSRか、不思議といい響きですね。スーパースペシャルレアなわけですから。しかもしゃべる烏までついてますよ。」

ラジエル「ひぃっ」

ルシファー「この男は悪いモノではないよ、ラジエル」

黒き鳥「ただの人間でもあるまい。天界にいる天使を呼び出すなど、高位の召喚術であろう」

ラジエル「であろー」

ルシファー「私たちは、世界を救うために協力しあっている」

男「その通りです」

ルシファー「もし、ラジエル。天界の知恵と呼ばれる、君がついてくれるなら心強いことこの上ない」

ラジエル「う」

ラジエルは居心地悪そうにもぞもぞとし始める。

ルシファー「それと君もだよ、世界の果てまで飛び、神にその知識を伝えたといわれる烏、【黒き鳥】レイヴ。君がいれば、世界は縮こまって見える
だろう」

黒き鳥「…」

ラジエル「えっと、お誘いはうれしいのですが、お断りします」

ラジエル「実は、外の世界をみたいのが本音です。レイヴから聞いた世界を自分の目で見てみたいと思います。でも、私は【封じられし大図書】、

天界の書物を守るのが、私の使…」

黒き鳥「いいだろう、ラジエルを連れていけ」

ラジエル「ほえ」

黒き鳥「戦火の上がっている天界より、こちらの方がいくらか安全だ。それに俺はこの戦争を見届ける使命がある。戦争の中で天使が一人いなく

なったところで、俺は気づかない」

ラジエル「レイヴ…」

ルシファー「レイヴ、嘘をついたら、舌を引っこ抜かれるよ」

黒き烏「言葉は罪。黙すが善」

黒き鳥はそう言って、飛び去った。

黒き鳥は、言わなかった。戦争がすでに覆しがたいほどに劣勢であることと、それが神の不在によるものであることを。

黒き鳥は、飛び続ける。神を見つけるまで。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/03(木) 23:45:08.92 ID:RN/eAcQX0
SSR 封じられし大図書ラジエル が仲間に加わった。

パッシブ能力…神にも匹敵する知識により、味方への援護を行う。
       だが、引っ込み試案の彼女からの援護は耳をそばだてる必要がある。
       ラジエルがそばにいて、技能に成功した際、その技能成長判定を行う(1〜10%)

必殺技…彼女の隠し持つ、恐るべき能力。その技の前には、あらゆる存在が無力である。

武器…本。大図書の番人であった彼女は、常に分厚い本を持ち歩いている。が、それはいつか外へ出た時用に、腕の筋肉を鍛えるための本である。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/03(木) 23:49:46.11 ID:RN/eAcQX0
自由行動安価直下

@神族、戦争、悪魔について尋ねる
Aラジエルに服を着させる
B町へ向かう
C自由安価

残金 7000円

また明日
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 23:55:49.27 ID:vIQjrw/DO
2
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/03(木) 23:56:22.66 ID:vIQjrw/DO
乙です
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/04(金) 00:01:08.47 ID:WGk6Gy1Uo
おつ

天使は裸族か……いい!
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/05(土) 13:32:43.73 ID:Zw4rWQmf0
ルシファー「これから、よろしく」

ラジエルは幾度も、その角度と伏せている時間が完璧なお辞儀をした。

ラジエル「ヨロシクオネガイシマス」

男「はい、よろしくお願いします。ゆっくりと慣れていけばよいですから、分からないことがあればなんでも聞いてください」

ルシファー「…あなたは意外と親切だな」

男「いえいえ、感心されるようなことではありません。新入社員は入って数年が勝負なんですよ。成長性が決まります」

男「わたしたちのチームに入って、すぐで申し訳ないですが、一つお願いを聞いてもらえますか」

ラジエル「なんですか?」

男「これから私たちは世界を救うことを目的に行動するわけですが、それには多くの協力と情報が必要になるでしょう。

その際、私たちは人と交流することが自然と増えていくと考えられます」

ラジエルは本にメモを取りながら聞いている、素晴らしい勤務態度だ。

一方、ルシファーは前髪の枝毛が気になるようだが、男は無視して話を続ける。

男「人との交流に最も大きいのは、第一印象です。

良い印象を与えれば、それだけ有益な情報を手に入れる確率が高まります。いい印象を与えるのに、難しいことはいりません。

それは、清潔感のある服装であったり、正しい言葉遣いです。

後者に関しては、ラジエルさんは問題ないと考えられます、先輩はアレなのに、素晴らしいですね」

ラジエル「あ、あアリガトウゴザイマス」

ルシファーはくしゅんと、くしゃみをした。男は、ティッシュを滑らかに取り出し、ルシファーへ手渡した。

ルシファー「気が利くのは、男のいいところだよ」

男「さて、前者の実は清潔感のある服装について、ラジエルさんは少しだけ治してほしいところがあります」

ラジエル「ぅ」

男「心配なさらずともほんの簡単なことです…服を、着てくださいませんか。もし、どうしても着れない理由があれば、お聞きします」

ルシファーがまた、くしゃみをした。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/05(土) 13:37:18.57 ID:Zw4rWQmf0
ラジエル「えっと、一つ、聞いてくださいますか」

男「もちろんです」、

ラジエル「天使にとって裸であるということは、大きな意味があるんです。

自身が純潔、純白であることの証であり、神によって創られた「完全」の証明です。

それは人が人である理由を直立二足歩行でありことであったり、鳥が翼を持つことと同義なのです。」

男「ふむ、それでは、わたしたちと旅をするのは難しいですね

ラジエル「ひっ」

男「それは、大変お恥ずかしいのですが、わたし個人の種族としての欲求のせいなのです」

ルシファー「私の見立てでは神族と人の中間の存在だろう、あなたは」

男「その神族というのは、分かりませんが、わたしの人としての欲求です。つまり、婉曲的な言い方をするなら、チームとしての風紀が乱れる恐れがあるということです」

ルシファーは、困惑するラジエルに背後から近づき、その薄桃色の唇で、ラジエルの耳たぶを嬲る。

ラジエル「ぁ」

ルシファー「ねえ純潔のラジエル、神族と結ばれるなど、恐れ多いことだよ。

でも君がそのように裸体を晒してまでその男を誘惑するというなら、私は止めたりしないよ。

接吻を交わそうと、子を成そうと

私は寝つきが良いからめったなことでは起きないからね、だいじょうぶだ」

ルシファーはラジエルの耳元でそうささやくと、ラジエルは頬とうなじがみるみる朱色に染まっていく。

ルシファーと小声を会話を交わした後にやがて目元にうっすらと涙を滲ませて、蚊の鳴くような声をだす。

ラジエル「男さん」

男「はい」

ラジエル「少しの間、向こうを向いてください」

ラジエルは白い服を着た。フード付きのコートと長袖のセーターに、ぶかぶかのワイドパンツと、重装備である。

フードを深く被り、ぎごちない足取りで、男の前に歩いてくる。

ラジエル「どうですか」

男「ばっちりです。もう、なにも不埒なことを考える余地はありません。敬虔な聖女そのものです」

ラジエルは安堵の表情を浮かべた。そして、ルシファーとハイタッチをして、上機嫌である。

男「うん、この調子で進んでいきましょう。ところでルシファー」

ルシファー「なに」

男「ラジエルのあのファッションは君の趣味ですか」

ルシファー「そう。私はもう着れないから、着てほしかったの」

男「町で服を買いましょう。今のあなたに似合う服を必ず見つけます」

ルシファー「そこに右だけの服はあるの」

男は、無言で空を見上げた。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/05(土) 13:40:49.32 ID:Zw4rWQmf0
行動安価直下

@ 敵と遭遇(敵の種類もよければどうぞ、強さはそのコンマの大きい方が強いとします)

A 町へ向かう

B 自由安価


昨日はすまない。今日はゆっくり書く。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 13:41:02.62 ID:22TA2YpIO
2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/12/05(土) 19:17:15.49 ID:Zw4rWQmf0
街、それはスマホゲームにおいては拠点になりうる。主に、経験値や強化素材の生産を行うための場所である。

冒険を快適にしていくためには、この街の発展が欠かせないものとなっている。

さて、今は3つの機能が解放されている。

鍛冶屋、ギルド、ショップである。

鍛冶屋では、武器の素材を渡すことで、その武器の生産を依頼することができる。現在、特殊能力を持った指定武器を1つ貰えるようだ。

ギルドでは、いくつかの任務が募集されており、その任務をクリアすることで物語が進行する。

ここではあなたが考えた任務を、そのまま行うことになる。

当然危険な任務を受けると失敗する可能性が高まるので注意だ。

ショップでは、アクセサリや、課金限定キャラを手に入れることができる。


安価直下

@ 鍛冶屋 (槍のR武器(特殊能力付き)を一つ貰う。特殊能力を一つどうぞ)

A ギルド (受注する任務のボスと報酬について、思いついたのどうぞ。なければ次の人か私にバトンタッチをしてくれると助かります)

B ショップ (ルシファーにアクセサリを買う。この子に似合いそうな服をどうぞ)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/05(土) 19:28:48.71 ID:GJmkcq4X0
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