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ルパン「ゴッサムナイトは狂気の夜に」
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1 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/28(土) 23:26:08.09 ID:2ONRW3j00
警報<BEEEEEEEEEEEEE!
フィアット500<ブオオオン!
ルパン「ウヒャヒャヒャヒャ!うまくいったな〜次元!」
次元「へっへへ、こんだけありゃこの街での仕事にゃ困らねぇぜ!」
ルパン「腹が減っては戦は出来ぬ、金が無くては盗みは出来ぬってな。銀行を3軒もハシゴしたんだ。今日はこの辺にしとくかぁ〜」
次元「ところでよぉ、ルパン。この『ゴッサムシティ』にゃどんなお宝があるんってんだ?」
ルパン「むっふふ〜、聞きてぇか次元。この街にはよ、とんでもねぇお宝があるんだぜ」ニヤリ
タイヤ<パァン!
フィアット500<ブロロロ・・・ガタッガタッ・・・
ルパン「ゲッ!?パンクか!?」
次元「キショゥ!昼間に変えたばっかだぞ」
\バサァッ/
ルパン「!・・・・・・いいや、どうやら違うらしいぜ」
次元「・・・!」
バットマン「ルパンV世だな」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1606573567
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/29(日) 15:47:43.15 ID:B/hGeGhno
楽しみ
3 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/29(日) 23:19:49.26 ID:zEwuPZhi0
ルパン「出やがったな」ニヤ
次元「な、なんだぁこいつは!コウモリのバケモンか!」
ルパン「お前さんがバットマンだな」
バットマン「・・・」
次元「ば、バットマンっていやぁゴッサムシティの怪鳥人間か!ただの作り話だと思ってたぜ」
バットマン「ルパンV世、次元大介、ゴッサムに何の用だ」
ルパン「ひゅ〜っ、俺達をご存じか。こいつは光栄だね」
バットマン「お前達が襲った3つの銀行はそれぞれがカーマイン・ファルコーネ、サルバトーレ・マローニ、そしてオズワルド・コプルポットお抱えの銀行だ。すぐに報復されるぞ」
ルパン「マフィアが怖くて泥棒ができるかっての。それとも、報復される前にお前さんが俺達をとっ捕まえるってのかい?」
バットマン「そうだ」
ルパン「冗談じゃねえや。行くぜ次元」
次元「おう」ガコン
フィアット500<バキン! キュラキュラキュラ!
バットマン「!・・・タイヤの代わりにキャタピラが」
フィアット500<ギャラギャラギャラ!
ルパン「あばよ〜コウモリ野郎〜」バイバ〜イ
4 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/29(日) 23:41:50.09 ID:zEwuPZhi0
バットマン「・・・」POF!
<カチッ THWIIIIIP!
ルパン「あら?やっこさんどこ行った?」キョロ
次元「! 上だ!ワイヤーをビルに引っかけてやがる!」
THWIIIIIIP!
ルパン「やろうっ、ターザンかよ」
バットマン「逃がさん」
<バッ!
\バサアァッ!/
【フィアット500】
バットマン「む・・・」
ルパン「(のヮの)」
バットマン「ダミーか」
ルパン「うしししっ!バッカで〜」タタタタ
次元「早いとこズラかろうぜ」タタタタ
\バサァッ!/
ルパン「ゲッ!」
バットマン「簡単に私から逃げられると思うな」
5 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/30(月) 00:44:34.07 ID:JUXm/oII0
ルパン「ンもうしつこいんだから。女のケツでもおっかけてろっての」
<ドタドタドタドタ
マフィア<ヤロ〜、ドコイキヤガッタ!
次元「まずいぜルパン。追っ手がすぐそこまで来てるぞ」
バットマン「観念しろ。何が目的でゴッサムに来たのか刑務所の中で吐いてもらうぞ」
ルパン「そうはいくかっての。おォ〜〜〜いっ!銀行ドロボーはこっちだよォ〜〜〜ぃ!」
バットマン「!」
マフィア<アッチダ!イクゾ!
マフィア<ハヤク!イソゲ!
<ドタドタドタドタドタ!
ルパン「そいじゃあ、後はまかせたぜ〜」タタタ
バットマン「待て!」
マフィアA「おい!こっちだ!バットの野郎がいるぜ!」
バットマン「くっ・・・」
マフィアB「ヤツを仕留めりゃボスから褒美がたんと出る!やっちまえ!」
<BPPPRAAATTTTTTTTTTTTTTTT!
<BLAM! BLAM! BLAM!
<BANG! BANG! BANG!
6 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/30(月) 00:56:30.35 ID:JUXm/oII0
――とある安宿
ルパン「よぅし、こいつで準備完了」カチン
次元「ずいぶんめかしこんでるじゃねぇか。今度の獲物はよっぽど難物らしいな」
ルパン「そりゃあ犯罪都市と言われるゴッサムシティでの盗みだ。気合いも入るってもんよ」
次元「そいで、一体何を盗もうってんだ?」
ルパン「ムッフフ〜、そいつはオタノシミさ」
次元「チェッ、ケチくせェ野郎だぜ」
<KNOCK KNOCK
ルパン「お?こんな安宿にルームサービスか?」
次元「・・・どうやら違うらしいぜ」
<BPRAAATTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT!
<BDAM! BDAM! BDAM!
<BRAAAKKKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKA!
<シュ〜〜〜ッ・・・・・・
ギャングA「へっへっへ、こんだけ撃ちゃさしものルパンもミンチだろうぜ」
ギャングB「どれ、天下の大泥棒の死に様を拝見するか」
ルパン「あ、あ、あぶぬェじゃねェかコンニャロ〜!」
次元「し、死ぬかと思ったぜ・・・」フー
ギャングA「なっ・・・ドア越しにあれだけ撃ったのに!?」
ギャングB「なんであの二人の居る場所だけ弾が当たってないんだ!?」
7 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/30(月) 01:09:10.16 ID:JUXm/oII0
ルパン「おめーらなにもんだい!銀行の警備員にしちゃガラ悪すぎじゃねえか!」
次元「さっきのマフィアどもとは別の連中だな。なんだって俺達を狙いやがる」
ギャングA「へっ、ファルコーネとマローニとペンギン(オズワルドのこと)がお前らルパン一味の首に賞金をかけたのさ!」
ギャングB「3つの巨大犯罪組織が金を出すんだ。とんでもない額になるぜ!」
次元「・・・どうやら、ちょいと盗みすぎたらしいな」
ルパン「アワワワ・・・」
ギャングA「おい!あれ持ってこい!」
ギャングC「よっこいせ」ガション
ルパン「ゲッ!ロケットランチャアァ〜〜〜ッ!?」
ギャングA「賞金は生死を問わねぇ!覚悟しやがれ!」
次元「まずい!」
ルパン「にげろ〜次元〜!」
<POFッ
\KA-BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!/
8 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/30(月) 22:56:42.45 ID:JUXm/oII0
ガラガラガラ・・・
ルパン「あちちちち!ヤロー、むちゃくちゃしやがる」
次元「また面倒なことになっちまったぜ」
ルパン「行くぞ次元。車を用意しておいて正解だったな」カチチッ
アルファロメオ<ブオオォォォン!
――ゴッサム警察署屋上
バサァ
ゴードン本部長「来てくれたか」
バットマン「・・・」
ゴードン「既に知ってるだろうがルパン3世の一味がゴッサム入りした。マフィアが奴らの首に賞金をかけて、街中の悪党どもが探し回っている」
バットマン「ああ」
ゴードン「我々もなんとか奴らを抑えようとしているが、このままじゃ二次被害で街が半壊しかねん。バットマン、なんとかしてくれるか?」
バットマン「そのつもりだ」
ゴードン「話が早くて助かる。が、さしもの君も天下のルパン一味を相手にするのは骨が折れるだろう。この人が手を貸してくれるそうだ」
バットマン「?・・・」
ザッ
銭形「ICPOよりゴッサムシティに派遣された銭形警部だ。ゴードン本部長の要請を受け、君と共同捜査をさせてもらう」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/11/30(月) 23:27:17.64 ID:DpAE3yY2o
わくわくするねぇ
10 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/30(月) 23:42:10.36 ID:JUXm/oII0
――・・・
アルファロメオ<ブロロオオオォォォ!
バイク<ブンブンブブブゥゥン!
ギャングA「待ちやがれー!」BLAM! BLAM!
ギャングB「覚悟しろコラー!」BRAKAKAKAKAKA!
ルパン「あいつら周りにお構いなしにバカスカ撃ちまくりやがって。なんとかしてくれよ相棒ォ」
次元「へいへい」チャ BANG!
ギャングA「なっ!た、タイヤが・・・! うわー!」ブブブゥン!ドグシャー!
次元「もいっちょ」BANG!
ギャングB「わっ!」ブブブゥン!ドゴシャー!
次元「へっ、チョロいもんよ」
ルパン「さっすが次元。これで追っ手は――」
ピキ・・・ピキピキ・・・
ルパン「アラ?アラ?アララ?」
ピキピキ・・・
アルファロメオ<カッキ〜〜〜ン
ルパン「にゃ、にゃんだぁ〜!?車が凍っちまった!」
Mr,フリーズ「捕まえたぞ、ルパン3世、次元大介」FOOooo・・・
【Mr,フリーズ:冷凍光線銃を扱う凍結人間】
11 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/11/30(月) 23:57:02.38 ID:JUXm/oII0
ルパン「ヒエ〜ッ、まーた妙な野郎が出てきたぜ」
次元「ヤツの持ってるドデカい光線銃、見るからにヤバそうだ」
フリーズ「観念しろ。私の凍結銃の前にはさしものお前達も一瞬で凍りづけだ」
ルパン「次元、カイロもってっか?」
次元「いいや」
ルパン「そいつぁまずいな」
フリーズ「マフィアから賞金を得るのもいいが、ルパン3世と次元大介を氷の彫刻にして保存するというのも趣があるな」キュィ〜ン
ルパン「氷漬けになっても愛すてくれる?なんちって」ドワハハハ
フリーズ「笑ったままで凍るがいい」ジャキ
次元<BANG!
フリーズ「!」
次元「抜き打ちじゃ俺には勝てんぜ」
凍結銃<バチ・・・バチッ
フリーズ「わ、私の凍結銃が――」
>BOOOM!<
フリーズ「――・・・ッ――」カッキ〜〜〜ン・・・
ルパン「あらら、光線銃が暴発しちゃった」
次元「へ、手前がマヌケ面で冷凍保存たあ世話ないな」
12 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/01(火) 00:10:21.22 ID:cVZTzCCZ0
<ドタドタドタドタ
ギャングD「いたぞ!ルパンだ!」
ギャングE「撃て撃てー!」
<BPRATTATATATATATATATATATATATATA!
ルパン「どわー!逃げろ〜!」
次元「チクショウ!これじゃキリがねえぜ!」
ルパン「急げ次元!こっちだ!」バッ
クレイフェイス「GGAAAAAAAAAAAHHHHHHHH!」
ルパン「どしえ〜〜〜!」
【クレイフェイス:泥の巨体を持つ怪人】
クレイフェイス「ルパン!次元!ここは通さんぞ〜!」グワアー!
次元「こりゃモノホンのバケモンだ!」
クレイフェイス「GGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」
ッ――――――!
カチンッ
クレイフェイス「――・・・な・・・?」ズル・・・ズルルゥゥ〜ッ
五右衛門「またつまらんものを斬ってしまった」
13 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/01(火) 23:41:10.47 ID:cVZTzCCZ0
ルパン「五右衛門〜!」
クレイフェイス「おォォのォォれェェェ・・・」ズルルゥ〜・・・
次元「来るのがちょいと遅いんじゃねえのか」
五右衛門「すまぬ。少し迷ってしまった」
ルパン「いいのいいの。ピンチの時に居てくれりゃ」
「わしもいるぞ」ザッ
ルパン「ゲッ・・・この声わ・・・」チラ
銭形「わっははははは!とうとう見つけたぞルパン!」
ルパン「とっつぁん〜!こんなトコまで追っかけてきたのォ〜!?」
銭形「ルパンがそこに居る時、銭形もまたそこに居るのだ〜!」
ルパン「わけわかんね〜」
次元「こりゃマズイ。散らばるぜ」バッ
五右エ門「右に同じ」
ルパン「おめェらこんな時に置いてくなー!薄情者ォ〜!」
銭形「ルパ〜ン!逮捕だ〜!」
14 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/02(水) 00:17:06.49 ID:gO2fi8pc0
\ドタドタドタ!/
銭形「ぅおのれルパンめ!どこに隠れた!往生際が悪いぞ〜!」
\ドタドタドタ!/
ルパン「・・・・・・行ったか。やれやれ、とっつぁんには毎度毎度参るぜ」
<カツッ・・・
ルパン「誰だ!」チャキ
「あら、そんな物騒なもの女の子に向けちゃダメでしょ」
ルパン「!」
キャットウーマン「HELLO THERE(やっほー)」
【キャットウーマン:驚異的な身体能力を誇る怪盗】
ルパン「うっひょォ〜!カワイコちゃん!」♡
キャットウーマン「噂通りね、ルパン3世ってのは」
ルパン「――っと、いつもの俺なら骨抜きになっちまうトコだが、今度ばかりはそうも言ってられねえな。なんせ怪盗キャットウーマンが相手じゃあな」
キャットウーマン「あら、私をご存じ?」
ルパン「この稼業やってりゃ知らねえヤツはいないぜ。ここまで美人ちゃんだとは思わなかったがな」
キャットウーマン「綺麗なだけじゃないのよ。これな〜んだ」スッ
ルパン「アラ?お、俺のサイフ!」
キャットウーマン「盗みの腕でもあなたに負ける気はないわ」
15 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/02(水) 00:55:08.83 ID:gO2fi8pc0
ルパン「ナロ〜、このルパン様からスるたぁふてぇ野郎だ
<ルパ〜ン!ドコダ〜! ドタバタドタバタ
ルパン「ぁマズイ。とっつぁんが来ちゃう。悪いけど見逃してくんねぇかな?同業者ならわかるだろ俺の立場が」
キャットウーマン「そうはいかないわ。あなたの首にけっこうな額がかけられてるんだから」
ルパン「仕方ねぇ。俺は女に追われるより追う方が燃えるタチなんだがな」スッ
\ボフウン!/
キャットウーマン「!・・・煙幕。古い手」バッ! タタタタタタ
ルパン「うげ!すぐ見っかっちゃった!」
キャットウーマン「上から見下ろせば煙幕なんて意味ないわ。よっ、ほっ、とっ」JUMP! JUMP! JUMP!
ルパン「ビルの上を飛び回ってやがる。五右衛門も真っ青だぜ」タッタッタ
キャットウーマン「MYA〜O」JUMP!
ルパン「ちくしょー!追いつかれちまう!」タッタッタ
不二子「ルパ〜ン!こっちよー!」
ルパン「不二子ぉ!」
不二子「こっちの路地に抜け道があるの!早く!」
ルパン「たぁすかったぜ〜!やっぱり持つべきものはガールフレンド――」
\ガシャアァン!/
ルパン「――アララ?なんでこんなとこに檻があんの?」
不二子「ごめんねルパン」テヘペロ
キャットウーマン「うまくいったわね不二子」ザッ
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/12/02(水) 02:33:58.22 ID:UIc7CvO8o
面白い
17 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/03(木) 23:01:48.99 ID:ONVYxhog0
ルパン「ふ、不二子・・・まさかキャットウーマンと組んだのか?」
不二子「ウフッ、こっちに着く方が得だもの」
キャットウーマン「私達、SNSで相互フォロワーなの♪」
ルパン「そ、そりゃあねぇぜ不二子ぉ〜・・・」ガックシ
不二子「さ、セリーナ(キャットウーマンのこと)、約束通り報酬の取り分をいただきにいきましょ」
キャットウーマン「そのことなんだけど、ちょっと予定が変わったのよね」
不二子「え?」
キャットウーマン「マフィアが賞金をかけたのは“ルパン一味”。あなたもカウントされてるのよ」
不二子「・・・」
キャットウーマン「友達のよしみで情けをかけてあげるわ。この件から手を引きなさい。そうすれば見逃してあげる」
不二子「はぁ〜・・・これだから泥棒って信用ならないのよね。いいわ。ヤクザに突き出されるよりずっとマシだもの」バイクマタガリッ
キャットウーマン「悪く思わないでね。さ、行きなさい」
不二子「次は私が騙すんだからね、セリーナ」ブロロロ・・・
キャットウーマン「楽しみにしてるわ」
不二子「じゃあね、ルッパ〜ン」ブロロ〜ン
ルパン「ま、待てよ不二子〜!」ガシャガシャ
18 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/03(木) 23:10:06.23 ID:ONVYxhog0
キャットウーマン「フフ、不二子には悪いことしちゃったわね」キラッ☆
ルパン「あっ!そりゃあ不二子のネックレス!」
キャットウーマン「ついクセでね。あとでごめんのメッセージ送らなきゃ」
ルパン「・・・そりゃお互い様だろうから必要ねえぜ」
キャットウーマン「え?」
ルパン「さっきお前さんが俺からスった財布はどこにあるんだい?」
キャットウーマン「!?・・・な、ない!」サササッ
不二子「ごめんね、セリーナ♪」ブロロロロ〜
ルパン「まっ、あの女を信用すんなって話さ」
キャットウーマン「・・・それは騙されたあなたもでしょ」
ルパン「女のウソは許すのが男ってもんさ」
キャットウーマン「檻の中でカッコつけても締まらないわ」
ルパン「ところがどっこいそうでもないのよ」カシャン ギィ〜
キャットウーマン「!?・・・どうやって鍵を開けたの!?絶対に脱出出来ないように出来てるのに・・・!」
ルパン「人呼んでスーパーエスケープアーティスト。な〜んちて!そんじゃ、バァ〜イ!」スタコラサッサ〜
キャットウーマン「待ちな――」ガシャン
キャットウーマン「な・・・街灯に手錠でつながれてる!いつの間に!?」
ルパン「恩に着るぜ、不二子」ニヤ
19 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/03(木) 23:46:46.18 ID:ONVYxhog0
――・・・
次元「ほっほっほっ、どうやら、チンピラどもはまいたみてぇだな」タッタッタ
次元「・・・!」ザッ
<・・・・・・
次元「・・・なんだ。妙だな」
<――ッ!
次元「うおっ!?」
CHOK!
次元「・・・消音銃か。それも長距離からの狙撃・・・」
デッドショット「ほう、俺に気づいたか。さすがは次元大介・・・といったところか」
【デッドショット:世界最高クラスの狙撃の名手にして、暗殺者】
<・・・・・・
次元「・・・どこだ。どこから撃ってきやがる」
<――ッ!
次元「!」CHOK!
次元「ぐっ・・・反射板か。光を鏡で反射するように、銃弾を跳弾させて狙撃してきやがる。大したウデだぜ・・・」
20 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/03(木) 23:55:56.82 ID:ONVYxhog0
デッドショット「次は芯を当てる。貴様の墓標はこのゴッサムシティに建ててやる・・・次元大介」
次元「位置さえわかりゃこっちのもんだ」バッ!
>ッッッ!<
デッドショット「――ッ!・・・ARGHH・・・・・・ま、まさか・・・俺と全く同じ射線を・・・撃ち返してくるとは・・・それも・・・3発も・・・」ガクッ
次元「お前さんが居る位置は、お前さん自身が教えてくれたってわけだ」スッ
次元「フゥー・・・タバコが染みるぜ」
21 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/04(金) 00:06:33.57 ID:Y7SLWaJP0
――・・・
五右衛門「追っ手は無いか」
<〜〜〜・・・・・・
五右衛門「・・・?」
<ヮヮヮ〜〜〜・・・
五右衛門「む!?・・・こ、これは・・・毒霧の類か!」バッ
ポイズンアイビー「あら、惜しい。もう2秒この花粉を吸い続ければ意識を奪えたのに」
【ポイズンアイビー:あらゆる植物を操るエコロジストの犯罪者】
五右衛門「ぐ・・・敵か・・・」ジリ・・・
ポイズンアイビー「ルパン一味でも戦闘力においてもっとも手強いと思われる石川五右衛門も、私の前ではこんなものよ。いくら口を塞いでも、あと数秒で意識を失うわ」
ツタ<シルシルシル・・・
ポイズンアイビー「そうして意識を奪ったところで、この強靭なツタで拘束。こんな簡単に勝っちゃっていいのかしら」フフ
五右衛門「拙者はおなごを斬らん・・・」ジリ・・・
ポイズンアイビー「へえ、男女差別?今時流行んないわよ、そういうの。あと5秒・・・」フフ
五右衛門「不覚・・・」クラ・・・
22 :
◆t8EBwAYVrY
[saga]:2020/12/04(金) 00:11:34.95 ID:Y7SLWaJP0
五右衛門「このままでは・・・」
ポイズンアイビー「ほ〜っほっほっほ!最強の剣客が聞いてあきれるわ!どんな男も大自然の力の前には無りょ――」
五右衛門「キエェーッ!」
――ッ――!
ポイズンアイビー「――!?」
五右衛門「・・・またつまらんもの斬った・・・」スッ
<〜〜〜ッ――・・・・・・
ポイズンアイビー「・・・・・・!?・・・ま、まさか・・・花粉を斬ったというの!?」
ツタ<ドサッ ドサドサッ
ポイズンアイビー「ああっ!私の植物たちが!ツタが!花がぁっ!」
ポイズンアイビー「しょ、植物が!自然が〜〜〜!」グルグルグル
ポイズンアイビー「ぁぁっ」バタッ
五右衛門「気を失ったか。なんと純な心を持つおなごだ。・・・拙者はこれにて、ごめん」タタッ
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