【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その3【ADV】

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248 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/20(金) 22:59:57.42 ID:nOkVLZUw0
今日はここで終わります。

今更ですが、いくつかの記述は古事記や日本書紀から引っ張ってきているので
リアル神話技能があるとちょっち楽です。

月曜は祝日ですが来れるかもしれないので、可能なら進めます。
たぶん夕方ごろスタート?
みなさま、今回もお疲れ様でした。
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/20(金) 23:05:48.32 ID:yksat0Gw0
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/20(金) 23:16:52.70 ID:Vd12jreS0
乙です
咲もいるけどオカルトの判定はないの?
251 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/22(日) 21:13:06.67 ID:CFgDkJCC0
”咲”はいないので判定に参加できず、また『花の櫛』による判定の発生もありません
252 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/23(月) 15:33:18.17 ID:/fLRwPgF0
>>248についてですが、
今日は休みにする代わりにifルートを書き上げようかと思います。
深夜くらいに投下しに来ます。
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/23(月) 17:40:10.36 ID:51FpaZBLo
楽しみ
254 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:54:32.23 ID:oPoDIovD0
ということで投下します。前スレ>>362からの分岐になっています。
流石に全部追うのは無理なのでdieジェストです。
255 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:55:13.04 ID:oPoDIovD0
 【3日目 20:50】 旅館・本館 2階 205号室


まこ「......京太郎、おぬしが決めてくれ」

京太郎「えっ...でも」

まこ「何が『でも』じゃ。ここまで中心になって調べてきたのは京太郎じゃろ?」

まこ「京太郎の考えが一番大事じゃけんの」

京太郎「染谷、先輩.........」

まこ(......許せ、京太郎)

......染谷先輩は卑怯だ。
にわかに窓の隙間が小気味悪い音を出す。いつの間にか、外を強い風が吹いているようだった。
しばらくしてその音が少し収まったころ、俺はようやくその決心をした。


京太郎「俺は――――」


1. 村から脱出する

2. 厄災を止める
256 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:55:40.91 ID:oPoDIovD0
「後の祭り」なんてのは手垢にまみれた慣用句だ。
世の中案外何とかなるもので、間違いをすぐに認めさえすれば幾らでも軌道修正は利くのだと数ヶ月も前の俺は思っていた。
しかし、実際のところ使い古された文句というのは裏を返せばそれだけ的を射た表現であり、世の真理を親切にも囁いてくれているのだ。

ここで"2"を選んでいれば、俺にはそれ相応の違った『未来』があったのだろう。それは今よりマシかもしれないし、もっと酷いことになっているかもしれない。
どちらにしても、今となってはそれを知る術はない。
257 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:56:21.52 ID:oPoDIovD0
1. 村から脱出する


京太郎「――――逃げよう」

京太郎「俺はあの部室に帰りたい。何としても」

京太郎「それ以外――――村のことも、何もかも関係ない」

京太郎「.........それが俺の選択だ」

沈黙は数秒か数十秒か続いたが、言葉を絞った俺には数十分にさえ感じられた。
ああそうとも、こうなるのは分かっていたさ!
たとえ俺がどんな選択をしようがこの中の誰かを裏切ることになる。そして彼女を地獄へ続く道に誘うのだ。
果たして、誰に俺のことを責める権利があるだろうか?

まこ「......そうか、分かった」

咲「京ちゃんがそう言うなら......仕方ないよ」

そう、彼女らにだってそんなものはありゃしない。

優希「京太郎、一つ確認しておきたいことがある」

京太郎「......」

優希「それは、『何があっても』か?」

京太郎「.........ああ、『何があっても』だ」
258 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:57:31.24 ID:oPoDIovD0
 【4日目 03:10】 小佐目山 鉱山管理所 1階 ロビー


見回りB「ガッ――――――――!」

和「あ、ああ、あ、あ......そんな.........」ガクガク

京太郎「和......」

和「ち、違うんですッ!私、こんなはずじゃ......」

京太郎「和」トン

和「は、はひっ!......」

京太郎「......大丈夫だよ」

和「......え?」

京太郎「俺たちは『生き延びる』ためにやってる。これは仕方ないんだ」

京太郎「だって、こいつは和を殺そうとしたんだから」チラッ

見回りB「――――――――」ドクドクドクドク

若い男の胸元は袈裟斬りに失敗したかのように右肩から斜めに砕かれていた......そういえば、和は左利きだったな。
人間の身体には一体どれだけの量の血液が流れているのだろうか?目の前の”水”溜まりを掬ってやれば大雑把には測り取れそうだ。
肩を抱いてそんな光景から目を背けさせてやると、和の震えは少しずつ止まっていった。

和「そう......ですよね.........」

京太郎「ああ、そうだよ......だから、あっちで染谷先輩と一緒に待っていてくれ」

和「......そうします」ヨタヨタ

部屋の隅で卒倒した咲を介抱している先輩に目配せをする。得も言われぬ表情のあるその方向へ、ゆっくりと和は歩いていった。
他方、それとは反対に俺に近づいてくるこいつは案外落ち着きを持ち合わせているらしい。

優希「京太郎くんは優しいじぇ〜?」

京太郎「優希だって和を置いて行きたかね―だろ?」

優希「まあ、な」

京太郎「............さて」

見回りA「ひぃっ!」ブルブル

京太郎「喋ってもらいたいことは山ほどあるんだ。協力してくれるよな」
259 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:58:09.86 ID:oPoDIovD0
 【4日目 04:30】 小佐目山 清めの洞・南


ザッ ザッ ザッ

京太郎「.........」ザッ

まこ「なあ、京太郎」ザッ

京太郎「......なんですか?」

まこ「.........いや、なんでもない」

京太郎「そうですか」ザクッ

俺が作業に戻ってから少し置いて、先輩も両手に携えたそれを再び壁面に突き刺す。
優希と咲は論外だし、和はまだ件のショックを引き摺っている。シャベルが二本しか無い以上このペアが生まれることは必須だった。
そういえば、この人と二人きりになるというのは珍しい気がするな。
部員が六人であるのに対して麻雀は四人でするゲームだ。必ず二人は余りが生じる。
不思議と――俺がすぐ飛んでしまうので卓に入っている時間が短いということもあるが――抜け番の多い俺だが、何故か染谷先輩と同時に卓から抜けることは少ない。
満足に一対一で最後に会話した機会がいつだったか思い出す。確か、新学期が始まってすぐだったか。
260 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:58:40.65 ID:oPoDIovD0
 【9月上旬】 清澄高校 旧校舎 空き部屋


コンコン

京太郎「失礼しまーす」ガラッ

まこ「おう、座りんちゃい」

「空き教室に来い」という書き置きと共に、一年生四人の名前が書かれたタイムテーブルが部室へ残されていた。
その日二半荘目が終わり、連続ラスが確定した後のことだ。部屋の扉を開けた俺を待っていたのは、染谷先輩と向かい合って置かれた座席だった。
勧めに従って腰掛けると、パイプ椅子のヒンジが軋んで気味悪い音を出した。

京太郎「どうしたんすか?こんな部屋まで借りて」

まこ「いやな、こうやって正式に引き継ぎが終わったわけだし」

まこ「一度みんなと面談をせんといかんなと思ったんじゃ」

京太郎「へぇ......でもみんなも結構気心が知れてきたのに、なんで今更?」

まこ「確かにそれは久にも言われたんじゃが......」ポリポリ

まこ「お互い分かってきたからこそ、いい加減になってしまう所もあるんじゃないか?」

まこ「何もないように見えても、実際そいつの腹の中にはデカい悩みがあるかもしれん」

まこ「そういうのは何とかしてやりたい。部長としてな」

京太郎「.........フフッ」

まこ「ど、どうした?!何か変なところでもあったか?!」アタフタ

京太郎「いや、全然変じゃないんですけどね」

京太郎「染谷先輩ってそういう部分は適当だろうと思ってたから、ちょっと意外で」

まこ「......」ゲシッ

京太郎「痛っ!じょ、冗談ですって!」アセアセ

まこ「口のなっとらん後輩へのお仕置きじゃ!」ガハハハ

染谷先輩は豪快に笑っていたが急に恥ずかしくなったのか顔を赤らめ、小さく咳払いをしてから再び話を始める。
その声はこれまでと一転して、彼女の想いを示すかのように真剣なものに移り変わっていた。

まこ「まぁ、らしくないのは自分でも分かっとる」

まこ「それでも、こんだけ大きな看板背負った部活の長になってしもうた」

まこ「これからはわしも頑張らなきゃな......そう思ったんじゃ」
261 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 04:59:57.62 ID:oPoDIovD0
 【4日目 04:50】 小佐目山 清めの洞・南


ザッ ガラガラ

京太郎「ふぅ......やっと開通だ」

京太郎「和、そこの懐中電灯で中を照らしてみてくれるか?」

カチッ

和「竹井先輩......どこですか?」

和「せんぱ――――!」

まこ「久ッ!」ダッ

まこ「おい、しっかりせい!」ユサユサ

染谷先輩の脚が地面を蹴ったのは、力なく地面へ肢体を伏せる竹井先輩の姿が晒されるのとほぼ同時だった。
それにつられて洞窟へ足を踏み入れると、その冷たい空気が顔を刺した。

久「.........ま、こ?」

まこ「......!」

まこ「久、怪我はないか?!」

久「大丈夫よ......でも、ちょっと寒いかな」

目を覚ました様子に安堵したのも束の間、起き上がろうとする先輩の手足はどうも覚束ない。
その身体を包むたった一枚の白い装束は確かにいかにも寒そうだ。

咲「無事でよかった......京ちゃん、ねえ」チョンチョン

京太郎「ああ、そうだった」ゴソゴソ

バサッ

京太郎「ここに先輩の服と毛布があります。それからちょっとだけ食べ物も」

京太郎「俺は外に出てますんで、着替え手伝ってあげてください」スタスタ

そう言う俺の頭はこれからの脱出経路のことで一杯だった。
バスで通ってきた道路は崩落した。獣道を何十キロと歩くにはこのメンバーでは余りに辛すぎる。
だが、それ以外にどんな選択肢があるだろうか?例え薄く仄かな望みであっても、今はそれに賭けるほかない。

優希「ホントにうーっすい望みだじぇ」

京太郎「おい、竹井先輩は?」

咲「染谷先輩が面倒みてるよ......あれ、いつの間にか曇ってる」

和「本当ですね。さっきまであんなに晴れてたのに」

ここ数日快晴続きだった小佐目の空は分厚い暗雲に覆われている。
間もなく午前五時。普通ならそろそろ東の空が白んでくる頃だが、その様子は全く見受けられなかった。

京太郎「......一雨ありそうだな」
262 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:00:36.23 ID:oPoDIovD0
 【4日目 08:10】 県道42号線 崩落箇所


まこ「おーい、通れそうかー?」

咲「うーん......全然ダメそうです」

久「やっぱり無理か......」ポリポリ

山際を削り取るように通されたアスファルトは、ほぼ垂直に覆い被さった土砂によって塞がれていた。
ひょっとしたら......もし晴れていたなら、ここを強引に乗り越えて行くこともできたのかもしれない。
しかし、二時間半ほど前から降り出した大雨がそれを阻んでいる。

和「でも、ここでは復旧工事をしてるはずですよね?」

和「しばらく待てば作業員の人に助けてもらえるんじゃ――――」

優希「――――それはないな」

和「......どういうことですか?」

優希が耳に挿していたイヤホンを外し、スピーカーの音量を上げる。
流れてきたのは聞き覚えのある――――全国津々浦々で似たりよったりの、紋切り型な声だった。


テレビキャスター『――――今朝から降り始めた大雨について、気象庁は県北部の一部地域に大雨注意報を発令しました』

テレビキャスター『県によりますと、3日前に発生した県道42号線土砂崩れの復旧作業も本日は中止するとのことです』


京太郎「これは?」

優希「携帯で聞けるラジオだじぇ。村だと聞けなかったけど、この辺りまで来ると入るみたいだ」

久「でも、これで選択肢が一つだけになっちゃったわ」

まこ「村に戻って別の道を探すのはどうじゃ?」

優希「もう朝の8時だぞ?あっという間に見つかるに決まってる」

咲「つまり......ここを下るしかないってこと?」

ガードレールの外側にはコンクリートで固められた、鵯越の逆落としの如き斜面が切り立っている。
下の地面までの距離は......考えたくもない。一度下に足をつけてしまえば上には登れないだろう。
でも、行くしかない。
263 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:01:13.06 ID:oPoDIovD0
〜〜〜十数分後〜〜〜


京太郎「よっ、こい......しょと」ストン

和「お疲れ様です」

京太郎「ああ、ありがとな......あとは染谷先輩だけか」

雨で濡れたセメントの斜面の上にいるのは生きた心地がしなかったぜ、まったく。
ともあれ、全員無事に ――「うがっ?!」―― え?

まこ「いたたたた......最後の最後で滑ってしもうた」

久「どこか怪我とかしてない?」

まこ「足首を少し切ったが......なんとか」

咲「あっ!そういえば絆創膏が......」ゴソゴソ

まこ「大丈夫じゃ、大した怪我じゃない。物資は取っておかんとな」

咲「......そう、ですか」

和「先輩、本当に気をつけてくださいね」

和「......私たちはこれから、ずっと歩き続けないといけないんですから」

その具体的な期間――――それが何時間か、それとも何日かというのは見当もつかない。
昨日の昼に旅館の駐車場から優希と並んで望んだ、遥か遠くの小都市の風景が思い起こされる。
俺たちとそれを隔てる、余りにも広い樹海......今まさに、その只中にいるのだ。
264 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:01:44.48 ID:oPoDIovD0
ところで『里』というのがどのくらいの長さを示すものかご存知だろうか?
尺貫法の単位で、一里はおよそ4キロメートル弱に等しいという。


 楸野「早く帰りたいというお気持ちはわかりますが、十里も歩いていくのはあなた方には無理でしょう」


他方、軍隊というのは一日に20キロから30キロに渡る距離を行軍するという。当然これは人数や地形によって変わるから一概に言えるものではない。
しかしそういうのを一切考えないとして、俺は現代の兵士たちを心から尊敬せずにはいられない。

久「ごめん......もうギブ......」
265 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:02:35.04 ID:oPoDIovD0
 【4日目 19:20】 小佐目樹海(6/20)


無限にも思える密林を歩み始めると、まもなく優希と咲、和は脚も動かないほどに消耗した。
落伍者が出た時に取れる選択は二つしかない――――背負っていくか、置いていくか。俺たちはなるべく前者を選ぼうとした。
鬱蒼とした草木が邪魔をする森林地帯を人間の身体を背負ったまま歩き続ける。休憩を何度も挟んで、歩いては倒れることを繰り返す。
限界が近いのは火を見るより明らかだったが、目を逸して脚を動かした。
それでも、この瞬間は来てしまったのだ。

京太郎「......仕方ない、また休憩にするか」

優希「ダメだ」

和「......ゆーき?」

優希「ここまでもう5時間は休憩して、それでもこのザマだ」

優希「これ以上休んだところでどうにかなる話じゃないじぇ」

優希「それに......」

ピカッ

まこ「――――!」

刹那、俺たちのいる辺りを一筋の光が掠めていく。
それが飛んできた後方を全員が振り返ると、遥か遠くでいくつもの光源が連なって列を成しているのを認めることが出来た。

京太郎「追手か......!」

優希「みんな、私を置いて早く行け!先輩も私を下ろせばまだ歩けるだろ!?」

久「そんな......!」

優希「私はどうせこの先保たないんだ!それよりも、みんなの方が.........」

まこ「優希ッ!バカなこと言っとるんとちゃうぞッ!」ガシッ

まこ「みんなで清澄じゃろうが!みんな居るのが麻雀部じゃろうが!」

まこ「おぬしがいなくなって良い筈ない!」

まこ「京太郎も言っとったじゃろうが、『あの部室に帰る』って!」

まこ「お前も何とか言えよ、おい!」

京太郎「............」

まこ「京太郎!須賀京太郎!」
266 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:03:02.88 ID:oPoDIovD0
優希「......京太郎、確認したよな」

優希「『何があっても』って」


 優希「それは、『何があっても』か?」

 京太郎「.........ああ、『何があっても』だ」


京太郎「......ああ」

優希「......みんなのこと、頼んだ」

京太郎「......わかった」

咲「そんな......!」

咲「ダメだよ!そんなの京ちゃんじゃないッ!京ちゃんなんて嫌いだッ!」

京太郎「咲......ッ!」

俺に背負われていた咲はずっとぐったりとしていたが、息を吹き返したかのように俺の首を絞めた。
それに抵抗することもなく、俺はなすがままにされるしかなかった。
267 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:03:52.42 ID:oPoDIovD0
和「......優希......本気、なんですね」

優希「のどちゃん......今まで、本当にありがとう」

優希「中学生の時に阿知賀の人たちの話聞いて......私、きっと嫉妬してたんだじぇ」

優希「のどちゃんは私の一番なのに、私はのどちゃんの一番じゃないんだって......」

優希「しばらく経っても、高校生になっても、ずっと心配だったんだ」

優希「......わたし、ちゃんと......のどちゃんの友達になれたよね」

和「.........そんなの、聞かないと、わからないん、です、か」

和「ゆうき、は......私の、大切な、とも、だち.........」

優希「のどちゃん......」

和「......はい」


優希「じゃあな」
268 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:04:57.16 ID:oPoDIovD0
 【4日目 22:40】 小佐目樹海(8/20)


俺は今、ここまでの運動不足を心から悔いている。高校に入学して半年、麻雀にかまけて体力をすっかり落としてしまった。
この怠惰がなければ、きっと......

咲「......ううん、わかってる。次は私の番だよね」

まこ「ぐっ.........」

咲「なんでかな。優希ちゃんのとき、どうしてそんなことを言うのか分からなくてすごい怒ってたのに......」

咲「今ではなんだか理解できる気がするよ」

久「さ、き.........」

和「......咲さん」

まこ「ダメじゃ!わしが一人でも二人でもおぶって――――」

咲「染谷先輩」フルフル

まこ「......」

他でもない咲自身の制止に、染谷先輩は何も言うことができない。
それから咲が、みんなに一言か二言告げて......その内容は全然頭に入ってこなかった。

咲「ごめんなさい。最期に、京ちゃんと二人きりにしてくれませんか」

京太郎「咲......?」

他の三人は力なく頷くと、とぼとぼと歩いていくらか距離を空けてくれた。
269 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:05:48.44 ID:oPoDIovD0
俺は咲が座り込む木の幹へ同じように腰を下ろし、疲れた脚をピンと伸ばした。
頭上の色づいた葉が降りしきる雨から俺たちを守ってくれるので、地面に投げ出された俺のつま先だけが濡れた。
俺は特に理由もなく、それを引っ込めることもしなかった。


咲「ねえ、京ちゃん」

京太郎「なんだ?」

咲「見て......あそこの花」

その細い指が指し示す先――――その茂みには紫の花がぽつりと一輪。
歩み寄ると十円玉くらいの小さな花弁が、背丈の低くて細い茎に弱々しくしがみついている......キタダケソウだ。

咲「綺麗だね」

京太郎「......こういう方が好きか?」

咲「.........うん」

咲「......思い出したんだね」

京太郎「......ああ」


 咲「ほら、中学生の頃登山に行ったでしょ?あの時一緒に見た花に似てないかな」

 京太郎「...?」


二年前、中学二年生の遠足。
ハイキング中に咲が歩けなくなって......こうしてキタダケソウを見つけた。あれはもっと白かったけどな。
270 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:06:34.60 ID:oPoDIovD0
咲「あの時、京ちゃんは確か進路の話してたよね」

京太郎「そーいえばそんなことも......どの高校に行くかなんて決めてもなかった」

京太郎「その後俺は適当に清澄にしたけど、お前まで清澄に行くって言ったはビビったぜ」

咲「ビビったって?」

京太郎「そりゃ、『また三年間このポンコツの世話かよ!』ってな」

咲「ちょっと!そんなに言うことないじゃん!」プンスカ

京太郎「ははは、悪い悪い」アハハ

京太郎「それはそうとして、どうして清澄に?」

咲「.........」

京太郎「......?」

咲「......それから、帰りに京ちゃんがおんぶしてくれたよね」

京太郎「ああ、最後に咲がなんか呟いてたことも覚えてるぜ」

咲「うそっ、それも覚えてるの!?」

京太郎「こう見えて俺、気が利くタイプなんでね」

咲「それって自分で言うことかな......はぁ」

咲「.........ねぇ、あの時なんて言ったのか教えてあげる」

咲「ありがと」

京太郎「おう、どういたしまして」

咲「それから、その.........」


大きく深呼吸。弱々しい声が、ようやく最後の言葉を紡いだ。
271 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:07:05.11 ID:oPoDIovD0
咲「私、京ちゃんのこと――――――――」

京太郎「......バカ、遅すぎんだよ」ニカッ
272 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:07:43.42 ID:oPoDIovD0
 【5日目 00:00】 小佐目樹海(9/20)


京太郎「.........」

和「.........」

まこ「.........」

久「.........」

果たして、あれからどれだけ歩いたのだろうか。その距離を知る術は持ち合わせていないが、時計は持っている。
でも、それを見る気にはならなかった。
少なくともあの後、追手の姿が見えることはなかったし、誰かが口を開くこともなかった......この瞬間までは。

まこ「.........どうして......」

まこ「どうして優希があんな目に遭わんといかん!咲が犠牲にならんといかんのじゃ!」

まこ「和、久!どうして何も言わんかった!大事な仲間じゃろうが!」

まこ「京太郎、どうして置いていったりしたッ!」グイッ

まこ「他にやりようが――――!」

京太郎「――――なら」

京太郎「なら、どうすればよかったと思いますか」


京太郎「染谷部長」


まこ「.........!」
273 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:08:14.59 ID:oPoDIovD0
今まで、この人のことを『部長』と呼んだことは殆どなかった。
新部長として頑張ってくれているのは十分に伝わってきていたが、それでも俺たちにとって『部長』とは竹井久そのものだったのだ。
ずっと考えていたさ。いつかは部長と呼ぼう......この人に報いるためにも、俺たちが歩みを進めるためにも。
俺はどうしてこの瞬間、染谷先輩ではなく『染谷部長』と呼んだのだろうか。

まこ「それは......」

まこ「――――――――!」

染谷先輩の声と俺たちの意識が不意に妨げられる。
轟音が響き渡り、やがて地面も揺れ始めた。つい数日前の夜に耳にしたものと同じ......いや、それよりも大きい。
そして――――
274 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:08:57.84 ID:oPoDIovD0
是後、素戔嗚尊之爲行也、甚無狀。何則、天照大~以天狹田・長田爲御田、時素戔嗚尊、春則重播種子且毀其畔、秋則放天斑駒使伏田中、
復見天照大~當新嘗時、則陰放屎於新宮、又見天照大~・方織~衣・居齋服殿、則剥天斑駒、穿殿甍而投納。
是時、天照大~、驚動、以梭傷身、由此發慍、乃入于天石窟、閉磐戸而幽居焉。故六合之內常闇而不知晝夜之相代。
275 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:09:28.29 ID:oPoDIovD0
その音はしばらく響き続け、やがて止んだ。
日はとうに沈み、頭上は殆どを木々の葉によって覆われている。当然どこで何が起きているのかは何も見えない。
だが俺たちは、それが何を意味しているのか容易に理解できた。

京太郎「......今日はこの辺りで寝ましょうか」
276 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:10:13.17 ID:oPoDIovD0
 【十数日後】 長野県内 ある病室


二日後、俺たち四人は樹海の出口に近い県道沿いを歩いているところを近所の住人に保護された。
そのままの流れで病院に担ぎ込まれ、過度の疲労と栄養失調と診断されるや否や入院の運びとなった。
尤もそれも一日で終わったのだが、何故俺が未だに――――しかも長野の病院でベッドに寝ているのかというと.......

コンコン

京太郎「どうぞ」

和「失礼します......須賀君、体調は大丈夫ですか?」

京太郎「ああ。たまにまだ脇腹が痛むけどな」

久「それにしても、まさか包丁で刺されるなんてねぇ」

京太郎「こればっかりは仕方ありませんよ。覚悟はしてました」

京太郎「照さんだって、きっと......」

京太郎「警察には届けませんから、医者にも何とか事故で通しました」

和「そうですか......」

京太郎「あの、ところで......染谷先輩はどういう......?」

久「......聞きたい?」

俺たちが長野に戻って数日、染谷先輩は――――自室で首を吊っているのを発見された。
発見が早かったことと適切な処置によって、奇跡的に一名を取り留めこそしたものの......

久「まこは一応のところ回復して、意識もあるわ」

久「ただ何も食べず何も飲まず、ずっと布団をかぶりながら呟き続けてるらしい」

久「......『許してくれ』、って」

京太郎「............」

俺は弱い人間だ。


和「......そういえば、新聞を持ってきたんです......読みますね」
277 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:10:44.86 ID:oPoDIovD0
先々週に〇〇県小佐目地区で発生した土砂災害について、
警察と消防、自衛隊は以下の通り捜索状況を更新した。

・死者・行方不明者:98名
・生存者:4名

また昨日、行方が分かっていなかった、長野県の――――
278 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:11:55.26 ID:oPoDIovD0
和「――――片岡優希さんと宮永咲さんを.........」

久「......和、もういいのよ」

和「.........はい」

久「それから、須賀君に二つ伝言ね」

久「一つは学校から......『戻ってくる時期はいつでもいい。楽になったら登校してくれ』って」

久「もう一つは警察で、『事情聴取がしたいから――――」

学校。清澄高校。俺の母校であり、俺たち麻雀部の母校。
俺たちは何のためにあそこへ戻るのだろうか。何を学び、何を話して、何をするのだろうか。
『あの部室』に帰って、いったいどうなるというのだろうか。
そんな見当は到底つきそうにない。

一日は二十四時間だし、一時間は六十分だし、一分は六十秒だ。旅行の前と後では時間の流れに何も変わるところはない。
でもその日々には、あいつらはいないんだ。
279 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/24(火) 05:12:23.72 ID:oPoDIovD0
唇に、あいつの温もりがよみがえった。


END:「選択の連続」
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/24(火) 05:27:49.96 ID:VyLkJIQg0
おお、もう‥‥‥
本編との落差で風邪ひきそう
いやまあ本編でも全滅エンドやらなんやらになる可能性もあるわけだけど
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/24(火) 06:45:40.64 ID:Afvn82oAo
乙です
村が滅びたということは追手が咲とタコスは村人には見つからず生け贄にはならなかったのかな
282 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/24(火) 21:26:46.84 ID:oPoDIovD0
超今更ですが今日はお休みです。

>>281
あるいは見つかる前に自分で......というのもありえます。
その辺はご想像にお任せしますということで。

明日は進めます。
19時から開始予定ですのでよろしくお願いします。
283 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 18:53:56.62 ID:U4usKVKX0
そろそろ始めます。

>>247の続きから再開です。
284 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 18:54:25.08 ID:U4usKVKX0
優希「それでどういう意味なんだ?」

山下「いや、断片的すぎてさっぱりわからん」

優希「がーん......なんか拍子抜けだじぇ」

山下「うるさいわ!」

京太郎「でも文字を読み取ってくれただけでも儲けもんだ。サンキューな」

京太郎「それより、ここの『速須佐』って部分はひょっとして......」

山下「ああ。どう考えても『建速須佐之男命』、つまりスサノオノミコトだろう」


 【4日目 16:10】 小佐目山 祭壇


どうする?

持ち物:>>150
同行者:和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺
ステ :>>5-7
周囲 :炭鉱迷宮(天岩戸:閉)、地下通路
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・炭鉱迷宮第5階層に出る
(【体力(椿屋)】+【体力(山下)】× 0.5)× 8 + 20 = 116:自動成功(天岩戸開閉)
・地下通路を通る(20分)
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺(小佐目山 祭壇)
・まこ、北村、向坂、社会人、旅館夫婦、榎田、柊(旅館・別館 316号室)

4. 自由安価


↓2
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 19:09:33.77 ID:R7dygcwio
2 木像を調べる
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 19:13:02.43 ID:AeGrjoGuo
287 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 19:18:09.65 ID:U4usKVKX0
2 木像を調べる(10分)

【知識(山下)+知識(榎田爺)× 0.5】× 8 + 30 = 78

↓1
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 19:21:21.79 ID:R7dygcwio
それ
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 19:22:55.10 ID:R7dygcwio
1多いんだよー
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 19:23:51.81 ID:AeGrjoGuo
これ知識8の和じゃないんだな
歴史関係だから?
291 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/25(水) 19:32:32.69 ID:U4usKVKX0
>>290
和は写真を見て判定済みだった(前スレ>>386)ので除外したんですが、
読み返したらそもそも山下も判定済みでした。
こちらの不備ですので今回は自動成功にします。

自分でも何があったか把握できてないのダメだな(自省)
292 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 19:57:14.03 ID:U4usKVKX0
鉄剣の文字は携帯の写真じゃ読めないだろうし、再判定可だったということにしておきましょう。

自動成功!


山下「うーむ......」

自身と同じくらい背の高い神体を右から左から、あるいは下から、山下が目を皿にして覗き込む。
俺たちは手伝おうにも手伝うこともなく、手持ち無沙汰でそれを傍から眺めるしかなかった。

久「あ、ちょっと湿気っちゃってる......まあいっか」ボリボリ

優希「いいなー。私もおせんべい食べたいじぇ」

久「残念だけど一袋しか持ってきてないわよ」ボリボリ

和「ところで、お二人はあの像について何かご存じないんですか?」

和「この儀式に関わっているなら......」

椿屋「さあ、気にしたこともなかった。知らなくても儀式を進める上では別に問題はない」

榎田爺「私も術に係る部分以外は......そういった事柄は楸野家の仕事でもあったからな」

京太郎「適当だなぁ」

やがて姿勢を屈めたり伸ばしたりするのを止めて、山下がこちらに歩いてきた。
検証が終わったらしい。

京太郎「どうだった?」

山下「結論から言えば、目新しいものは特に無い」

山下「作者も作られた年代も不明......ただ、服装は相当古いものだ。詳しくはないが奈良時代よりは前だろう」

山下「その他の意匠については何か特徴があるような感じじゃなかったぜ」

山下「見ての通り、男であることは確かだけどな.....」


 【4日目 16:20】 小佐目山 祭壇

どうする?

持ち物:>>150
同行者:和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺
ステ :>>5-7
周囲 :炭鉱迷宮(天岩戸:閉)、地下通路
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・炭鉱迷宮第5階層に出る
(【体力(椿屋)】+【体力(山下)】× 0.5)× 8 + 20 = 116:自動成功(天岩戸開閉)
・地下通路を通る(20分)
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺(小佐目山 祭壇)
・まこ、北村、向坂、社会人、旅館夫婦、榎田、柊(旅館・別館 316号室)

4. 自由安価


↓2
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 20:02:55.56 ID:iNOnL7mX0
炭鉱迷宮第5階層に出る
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 20:22:36.30 ID:p5LRKRnro
あと調べてないのある?
ポケベルとか一応調べてみる
295 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 20:33:35.73 ID:U4usKVKX0
2. ポケベルを調べる


和「......ポケベルですね」

久「ポケベルね」

山下「ポケベルだな」

榎田爺「懐かしいな。私がまだ若い頃には......」シミジミ

どこにでもある(いや、『あった』?)黒い筐体にはいくつかのスイッチが並んでいる。
しかしそのどれを押しても、2列しかないディスプレイはうんともすんとも答えなかった。


 【4日目 16:20】 小佐目山 祭壇

どうする?

持ち物:>>150
同行者:和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺
ステ :>>5-7
周囲 :炭鉱迷宮(天岩戸:閉)、地下通路
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・炭鉱迷宮第5階層に出る
(【体力(椿屋)】+【体力(山下)】× 0.5)× 8 + 20 = 116:自動成功(天岩戸開閉)
・地下通路を通る(20分)
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺(小佐目山 祭壇)
・まこ、北村、向坂、社会人、旅館夫婦、榎田、柊(旅館・別館 316号室)

4. 自由安価


↓2
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 21:01:17.95 ID:R7dygcwio
何も思いつかん
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 21:01:28.59 ID:iNOnL7mX0
2 神具について調べてみる
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 21:10:48.27 ID:7jV9LtfZo
神具って何だっけ?
299 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 21:22:08.89 ID:U4usKVKX0
少し席外してました

>>297
祭壇の構成物は以下の通りです
・木像(天羽々斬所持)
・金属皿×4

具体的に指定をお願いします
↓1(連取可)
300 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 21:40:23.57 ID:U4usKVKX0
あるいは別の行動でも可です
安価下
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 21:42:31.27 ID:eEmMgUego
20分経ったし別の事やっても大丈夫?

天羽々斬の判読した文字の考察してみて欲しい。守給ってググると「幸魂奇魂守給幸給」っていうワードがあってなんか重要そうな気がする
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 21:50:31.46 ID:R7dygcwi0
「幸魂奇魂」の「幸」(さき)は、「咲き」や「裂き」であり、増殖や分裂である。 「幸魂奇魂」の「奇」(くし)は、「串」や「櫛」であり、「整え」や「統一」を意味する。 「幸魂奇魂」は「分化繁殖」したモノを「整え統一」させ、大国主大神の道に神習い、明るく和やかな日々が送れるということを意味する

調べたらめっちゃ現状と同じ符号あるじゃん
303 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 21:59:44.54 ID:U4usKVKX0
3. 銘文の考察(10分)


山下「......取り敢えず、ここにあるものは大方調べ終わったみたいだな」

京太郎「ああ。それじゃあ、例の銘文についてでも考えてみるか」

和「表面はこんな内容だったな」


『ここ――速須佐――――――――の佩かせ――――字剣――――伏給――――――――』


山下「おっと、説明するのを忘れてた」

山下「当たり前だけど実際の文字は全部漢字だ。それっぽい具合に書き下してみたが......」

山下「実際にはこういう内容だった」

『―――――――爾速須佐――――御佩―十拳―――切散――――――――――――』

優希「うむ、さっぱりわかんないじぇ」キリッ

京太郎「威張ることじゃねーだろ」ペシッ

山下「でもこれ......どこかで見たことあるような、ないような.........」


(【知識(和)】+【知識(山下)】)× 4 = 48

↓1
304 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/25(水) 22:01:19.87 ID:U4usKVKX0
なんか和がめっちゃ男らしい口調になっちゃってるので訂正

和「表面はこんな内容だったな」

和「確か、表面はこういう内容でしたね」

コンマなら下
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 22:03:16.92 ID:R7dygcwi0
306 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 22:22:01.75 ID:U4usKVKX0
92/48→失敗


山下「うーん......この辺りまで出かかってるんだけどなぁ」チョンチョン

そう言って自分の喉仏を指差す山下の顔は、まるで肉が噛み切れないかのようなもどかしさを如実に表していた。
ま、思い出せないものはしょうがないか。

久「それで、裏面がこうなってたわね」


『――――霎――――――――守給―――――――――――――――也』


山下「こっちは原文のままだ」

山下「読める部分が少なすぎて、書き下そうにも全くできなかった」

榎田爺「漢字がいくつかあるだけでも大まかな意味合いは拾えるだろう」

優希「!」キュピーン

優希「ひらめいた!」

優希「ずばり!このよくわかんない文字は――――」


1. ヤマタノオロチの伝説の舞台が小佐目である

2. スサノオノミコトは元々小佐目の守護神だった

3. オオクニヌシノミコトの存在を示唆している


↓2
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 22:25:14.92 ID:R7dygcwio
再判定は出来ないか
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 22:26:45.07 ID:kVDRm7eKo
3
309 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/25(水) 22:52:41.63 ID:U4usKVKX0
優希「――――きっと、他にも別の神様がいるって意味だ」

京太郎「......は?」

この瞬間、俺の耳に優希の言葉は異国語のように聞こえ、さっぱり理解することができなかった――――それほどまでに突飛すぎる内容だ。
一体ここまでの話のどこから別の神様が出てきたんだ......
しかし優希はこれまでにもその直感によって幾度となく俺たちを救ってきている。この閃きを無碍にすることはできない。

和「ええっと......どういうことですか?」

優希「どういうことって?」

和「『別の神様がいる』という結論の根拠です」

優希「ああ、なるへそ」

優希「それはだな......」

京太郎「それは.........?」ズイッ

優希「何となくだじぇ」

――――俺は漫画みたいにコケた。
310 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/25(水) 22:53:14.28 ID:U4usKVKX0
今日はここまでになります。

正直なところ、最後の選択肢は客観的な論拠がないため否定も肯定もできず
どの選択肢を選んでも同じような流れになりました。やっつけになってしまい申し訳ないです。

明日も19時から開始予定になります。
みなさま、今回もお疲れ様でした。
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/25(水) 22:55:58.46 ID:R7dygcwi0
乙です
知識判定成功しないと駄目ってこと?
312 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/25(水) 23:49:35.98 ID:U4usKVKX0
【知識】判定に成功しても大して変わりません。
ぶっちゃけると、そもそも......脚そ考ってやつです、はい。
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 00:03:22.83 ID:q9Tz4+cYo
真顔でなんてこと言うの京ちゃん
314 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 18:55:31.95 ID:ExOopSmO0
15分後に開始します
315 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 19:11:14.65 ID:ExOopSmO0
始めます

〜〜〜〜〜

 【4日目 16:30】 小佐目山 祭壇

どうする?

持ち物:>>150
同行者:和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺
ステ :>>5-7
周囲 :炭鉱迷宮(天岩戸:閉)、地下通路
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・炭鉱迷宮第5階層に出る
(【体力(椿屋)】+【体力(山下)】× 0.5)× 8 + 20 = 116:自動成功(天岩戸開閉)
・地下通路を通る(20分)
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺(小佐目山 祭壇)
・まこ、北村、向坂、社会人、旅館夫婦、榎田、柊(旅館・別館 316号室)

4. 自由安価


↓2
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 19:16:17.42 ID:Wvp+X7ee0
炭鉱迷宮第5階層に出る
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 19:16:49.10 ID:8AeQqQOBo
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 19:27:04.68 ID:p+onhfxio
他にこの村でオフラシ様関連の施設やらないか質問
319 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 19:45:22.91 ID:ExOopSmO0
4. 質問する


椿屋「オフラシサマに......ここ以外なら、せいぜい神楽神社くらいか」

榎田爺「しかしあれもあくまで表向きの存在。重要なものは置いてないだろう」


 【4日目 16:30】 小佐目山 祭壇

どうする?

持ち物:>>150
同行者:和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺
ステ :>>5-7
周囲 :炭鉱迷宮(天岩戸:閉)、地下通路
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・炭鉱迷宮第5階層に出る
(【体力(椿屋)】+【体力(山下)】× 0.5)× 8 + 20 = 116:自動成功(天岩戸開閉)
・地下通路を通る(20分)
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・京太郎、和、優希、久、山下、椿屋、榎田爺(小佐目山 祭壇)
・まこ、北村、向坂、社会人、旅館夫婦、榎田、柊(旅館・別館 316号室)

4. 自由安価


↓2
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 19:47:35.97 ID:Wvp+X7ee0
炭鉱迷宮第5階層に出る
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 20:12:43.02 ID:EJpTUOGM0
1 旅館に戻って皆と合流
322 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 20:40:34.39 ID:ExOopSmO0
1. 旅館へ


京太郎「よっこい......しょ、と」

ギィィィ......

京太郎「ん?」

北村「やぁ、おかえりなさい」

重厚な鉄板を押し上げようと梯子に脚を掛けると、不意にハッチが独りでに動いた。
上を見ると、メガネを掛けた長細い顔がこちらを見下ろしている。

京太郎「こんな所で何やってんだ?」

北村「染谷さんが『心配だから誰か見張っとけ!』って言うんでね。念の為さ」


ガチャッ

優希「ただいまー」

まこ「おう、やっと戻ってきたか」

向坂「おつかれちゃん、なんか見つかった?」

山下「いや、収穫ゼロってわけじゃないが......乏しいな」


 【4日目 16:50】 旅館・別館 3階 316号室

どうする?

持ち物:>>150
同行者:清澄、大学生、社会人、旅館夫婦、椿屋、榎田親子、柊
ステ :>>5-7
周囲 :
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・なし

4. 自由安価


↓2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 20:45:51.35 ID:Wvp+X7ee0
いけにえはどういう基準で
選ばれるのか椿屋に聞く
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 21:03:18.24 ID:bhKGvmzbo
須賀京太郎とスサノオの関係考察
325 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 21:41:11.23 ID:ExOopSmO0
2. 京太郎の考察


榎田「へえ、あの剣にそんな内容がねぇ」

山下が銘文を記したメモ帳を懐にしまう。
結局のところこれが何について書かれていたのか、あるいは何を意味しているのかというのはイマイチ解っていない。
優希の説があることにはあるが......ま、それはそれとして。
確実なのは、やはりこれもスサノオについて刻んだものであるということだった。

京太郎「......一つ気になってた事があるんだけど、いいかな」

京太郎「俺についてのことなんだけど......」

和「須賀君についてのこと?」


1. 名前について

2. オカルトについて

3. 麻雀について

↓2
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 21:43:45.49 ID:EJpTUOGM0
1
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 21:47:18.53 ID:WOnj/uZFo
1
328 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 22:17:40.17 ID:ExOopSmO0
1. 名前について
(3/3)


【7年前】 須賀家 居間


父「まず『須賀』っていうのはだな、『清々しい』という意味から取られてるんだとさ」

京太郎「えー、そのまんまじゃねーか」

父「そう言うなよ。山田だって山の田んぼだから山田だろ?」

父「他にも砂地という意味の『スカ』が変わったとか、色々説はあるらしいが......」

父「後はアレだな。『須賀神社』っていう神社が沢山ある」

京太郎「すがじんじゃ?」

父「ああ。『須佐之男命』......漢字は確かこうだったかな」サラサラ

父「京太郎には難しいかもしれんが、これで『スサノオノミコト』って読むんだ」

父「これがすっごく偉い神様でな。それを祀ってるって話だ」

京太郎「すげー!かっこいいじゃん!」

父「そうだろ?」ハッハッハ


 【4日目 16:50】 旅館・別館 3階 316号室


女神様に会う前に観た記憶を頼りに、今より少しばかり若々しい父さんの語りを思い出す。
『スサノオノミコト』......確かに父さんはそう言ってた。

京太郎「俺の名前――――というよりは須賀っていう名字か」

京太郎「これはどうやらスサノオに関係しているらしい」

京太郎「オフラシサマとも何か繋がりがあるんじゃないか」

まこ「言いたいことは理解できる。じゃが、ありふれた名字とまでは言わんとしても須賀なんて沢山おるじゃろう?」

久「そうねぇ......具体的に、どういう繋がりがあるのか分かればいいけど」

京太郎「えーっと、それは......」


考えるの辛くなってきたので自由安価で......

↓2
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 22:21:20.68 ID:EJpTUOGM0
一番辛いパターンじゃん
330 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/26(木) 22:27:03.07 ID:ExOopSmO0
>>1としましては考察の内容がもっと具体的な指定だと大変書きやすいです。
たぶん現在の倍くらいの速さで書けます。

実際には関連している情報がいくつも存在するので、あまり範囲が広すぎると
色々なものに引っかかって、どれに話を伸ばせばいいのやら迷ってしまうのです......

安価なら下
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 22:39:25.96 ID:afddWuwbo
具体的にと言われても、現状手詰まりで可能性しらみつぶししてる状態だしなぁ

繋がりなんて血縁ぐらいしか思いつかん。スサノオの末裔
332 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/26(木) 22:56:48.14 ID:ExOopSmO0
京太郎「......スサノオの末裔、とか?」
333 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/26(木) 22:59:01.36 ID:ExOopSmO0
今日はここまでになります。


石橋を叩いて渡るタイプの方もいらっしゃるかと思って言い出すべきかせぬべきか迷ってましたが、
このままだと延々に堂々巡りっぽいのでぶっちゃけます。

本編の進行上「これ以上の有益な情報・アイテム」はないです。
ゲームで言えば、世界の端まで到達しちゃってあとはラスボスに挑むだけです。
細かく言うと椿屋の家族(桜、椿屋妻)などまだ出てないキャラもいますが、会っても特に何もないです。
京太郎とスサノオの関係も設定自体はありますが、それを裏付ける証拠も用意されていません。

言うと興醒めだけど打ち明けずにダラダラ続いても興醒めなので、それならダラダラ続かないほうがマシですので申し上げました。
ここまで引き摺ってしまったこと、本当に申し訳ないです。


明日は所用により開始遅くなります。
おそらく20時くらいになるかと思いますが、改めてお知らせします。
みなさま、今回もお疲れ様でした。ごめんなさい。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/26(木) 23:15:41.04 ID:EJpTUOGM0
乙です
うーん、それだと本当に行き当たりばったりになるのか
櫛は櫛で使う奴は死ぬみたいな言い伝えだし櫛使った後も儀式続いてるからもっと決定的な手がかりとか解決手段探す必要があるのかと思ったよ
意味深に繰り返される京太郎父の回想とかオフラシ様=スサノオにしてはよく分からん呪いやら京太郎に発現したオカルトとか研究日誌Aから何か発展するのかと
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 02:13:04.01 ID:ek2TjUVA0
そーなのかー
なかなか難しいねんな
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 15:29:45.37 ID:f/aG45c4o

どうせなら楸野仲間にする交渉連打すべきだったかね。呪い解く方法見つけたら交渉確率上がると勘違いしてた
337 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/27(金) 18:59:02.59 ID:ApDwIyw20
意味のない描写とまでは言いませんが、そういった攻略とは関係ない部分は少なからずあります。
紛らわしいことをしてしまい、本当に申し訳ない限りです。

30分後に始めます
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/11/27(金) 19:02:08.95 ID:Pms/KRwt0
ワンワン
339 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/27(金) 19:19:26.54 ID:ApDwIyw20
>>322から再開かな......
340 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/27(金) 19:29:38.92 ID:ApDwIyw20
ということで開始です。


 【4日目 16:50】 旅館・別館 3階 316号室

どうする?

持ち物:>>150
同行者:清澄、大学生、社会人、旅館夫婦、椿屋、榎田親子、柊
ステ :>>5-7
周囲 :
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・なし

4. 自由安価


↓2
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 19:37:35.10 ID:Wh35CkAv0
1 石戸を開けに炭坑跡へ戻ります
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 19:56:27.50 ID:x+kge7QAo
多分関係ないけどステータス戻るまで挑みたくないし、ラスボス戦に向けて全員で早めの食事
343 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/27(金) 20:59:08.05 ID:ApDwIyw20
3. 食事


京太郎「!」

優希「む?喉にでも詰まったか」

まこ「ほれ、お茶いるか?」スッ

京太郎「あーいや、そういうわけじゃないんですけど......」

まるで蒸発するかのように、今まで俺を取り巻いていた何か――風邪をひいたときのようなもやもやとした気怠さ――が、にわかに全身から抜け落ちたのを感じた。
確かめるように手を握ったり開いたりするが、何が変わったのかはイマイチ解らない。
でも、やっと本調子だ。


 【4日目 17:10】 旅館・本館 1階 食堂


少し待っていてくれという主人と女将の指示の通りにしていると、間もなく十六膳の食事が長机に並んだ。
そう豪勢なものじゃない。むしろ簡単な料理ばかりだけど、それでも湯気の立つ味噌汁があるだけでも有り難い。
この食事で精を付けて、きっちり兜の緒を締めて最後の戦いに挑もう。

久「やっぱり日本人は白いご飯よねぇ」

北村「全くもって同意せざるを得ないね。女将さん、おかわりありますか?」

女将「はいはい。今持ってくるわね」ガタッ

堂島「呑気だなぁ、これから大一番だっていうのに」

榎田「最後の晩餐にならなきゃいいけどね」

「.........」シーン

優希「晩餐じゃなくて昼飯だじぇ」

山下「そういう問題じゃねーよ!」

――――どうにも締まらないが、とりあえず腹は膨れた。


 【4日目 17:30】 旅館・本館 1階 食堂

どうする?

持ち物:>>150
同行者:清澄、大学生、社会人、旅館夫婦、椿屋、榎田親子、柊
ステ :>>5-7
周囲 :
人  :
武器 :>>9
デバフ:
・京太郎→【行動】-2(【4日目 17:10】まで)
・優希→【行動】【体力】-1(打撲、【5日目 03:20】まで)

1. 移動する
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・話をする(10分)

3. その他
・装備を変更する
・グループ分けを変更する
<現在のグループ>
・なし

4. 自由安価


↓2
344 : ◆copBIXhjP6 [sage]:2020/11/27(金) 21:01:06.66 ID:ApDwIyw20
訂正:京太郎のデバフは消滅しました

安価下
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 21:06:23.71 ID:0ZhjZWZIo
全員で祭壇へ。オフラシ様と対決
346 : ◆copBIXhjP6 [saga]:2020/11/27(金) 21:19:32.68 ID:ApDwIyw20
長くなるため、早いですが今日はここで一旦切ります。

この流れで土日中に完走したいと思っているので、明日は17時頃開始の予定で進行します。
幾らかゴタゴタもありますが、残り数回お付き合いの程よろしくお願いします。

みなさま、今回もお疲れ様でした。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/11/27(金) 21:38:13.38 ID:x+kge7QA0
乙です
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