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【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その3【ADV】
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126 :
◆copBIXhjP6
[sage]:2020/11/14(土) 20:15:58.30 ID:v+hc8AhU0
【4日目 14:10】 楸野宅 2階 和室6
京太郎「――――!」ガバッ
京太郎「咲ッ!!」
この十数年間のうちほぼ毎朝体験してきた感覚によって、俺は自分が眠りから目覚めたのだということを理解した。
普段ならそのままぼうっとしたり、あるいは二度寝への手招きと戦ったりという平和じみた余韻に浸らなければならないところだ。
しかし今の俺の脳はそれらを全てすっぽかし、即座に周囲を見渡すことを俺に許可してくれた。
優希「ああああ.........」ガクガク
京太郎「優希!お前ずっとここで見てたのか!?」ガシッ
優希「――――!!」コクコク
京太郎「何があった?!なあ、咲はどこ行った!」ユサユサ
優希「それが......二人がずっと寝返りとかもぞもぞしてたのが、ついさっき急に止まって......」
優希「何かあったのかと思ったら、いきなり咲ちゃんの身体が光りはじめて、それで......」
京太郎「それで!?」
優希「.........消えたじぇ」
京太郎「ッ!!――――」バサッ
ほんの少し前まで俺が寝ていた場所、そのすぐ隣にくっつけられた掛け布団を乱暴に剥がす。
だが果たして咲の姿はなく、まるでその代わりと言わんばかりに――――
――――シーツの上には、あの櫛が置かれていたのだった。
『花の櫛』を手に入れた
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