【アズレン】指揮官「ガスコーニュの感情抑制モジュールを切り替えてみる」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/11/10(火) 16:53:38.40 ID:d0S9rUQTo
※キャラ崩壊注意、序盤だけ地の文注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1604994818
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/11/10(火) 16:59:02.81 ID:d0S9rUQTo
あの日、上層部から第2期特別計画艦の実装が通達された日、俺は彼女に恋をした。

一目惚れだった。

書類の写真には大きな艤装と、不釣り合いな程に儚げな雰囲気の少女が映っていた。

彼女の薄い金色の瞳は俺の心を容易く射抜いた。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/11/10(火) 17:04:19.56 ID:d0S9rUQTo
その日から、彼女の開発に心血を注いだ。

早く彼女に逢いたかった。

欲を言えば、彼女がヒトとして生を受けて初めて瞳に映す「ダレカ」が自分だったらいいなと思った。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/11/10(火) 17:08:04.67 ID:d0S9rUQTo
そして開発が完了した。

待ち焦がれた瞬間だった。

彼女を思い、無限と錯覚するほどの時間を超えた。

ついに出逢った彼女には「カンジョウ」が無かった。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/11/10(火) 17:12:02.11 ID:d0S9rUQTo
しかしそれは、些細な問題でしか無かった。

彼女は「カンジョウ」を知らないだけだ。

焦らなくていい。

ゆっくり理解していけばいい。

いつか彼女が、心の底から感情のままに笑える日が来るまで、俺は彼女に付き添おうと思った。

そして現在……
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2020/11/10(火) 17:17:06.23 ID:d0S9rUQTo
ガスコーニュ「ガスコーニュ、ただいま帰投した」
 
指揮官「おかえり。怪我はない?」
 
ガスコーニュ「うん、平気」ニコッ
 
指揮官「(ガスコーニュを艦隊に迎えてから1年以上。彼女は『感情』を知り、時には笑顔を見せてくれるようになった)」
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