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国王「勇者よ!>>2を倒すため、>>4と共に旅立ってくれ!」
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43 :
再開
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 07:33:24.78 ID:uCGzJrsx0
勇者「すみません、少々お時間宜しいでしょうか?」
アマゾネス「はい、トレーニングのご相談ですか?」
勇者「いえ、実は……」
44 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 07:34:10.68 ID:uCGzJrsx0
勇者「という事情で、是非あなたにも一緒に来て欲しくて…」
アマゾネス「困りますねお客様、こういったことは本来規則で禁止されているんですけど」
勇者「ですよね、すみません」
アマゾネス「ただ、クロマクダーの脅威がなくなり平和になれば、ここの入会者も増えるでしょうし」
勇者「もう一人の勇者なんかその旅の途中に立ち寄るくらいですしね」
アマゾネス「…私にも生活があるので、有給休暇が取れればご一緒しましょう」
勇者「!ありがとうございます!」
アマゾネス「気が早いですよ。では申請してきますね」
45 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 07:36:18.92 ID:uCGzJrsx0
アマゾネス「お待たせしました」
勇者「申請、通りましたか!?」
アマゾネス「
>>47
」
1.通った 取得日数コンマ
2.通らなかった
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/10/25(日) 07:46:24.06 ID:fLwZCtCs0
ンホォー!
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 07:50:12.72 ID:6u2/WHvgo
1
48 :
おかしいな有給繰越2年制限でフルでも20日しか取れないはず
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 08:08:01.40 ID:uCGzJrsx0
アマゾネス「72日取れました」
勇者「では…!」
アマゾネス「今日は仕事がありますし、準備も必要なので、明日から宜しくお願いします」
勇者「こちらこそ!宜しくお願いします!!」
49 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 08:09:18.41 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者の性別をそろそろ決めたい
>>51
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 08:54:46.65 ID:xVpU2nP50
女
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 09:40:08.59 ID:kZuYTqnBO
♀
52 :
申し訳ない 買い物行ってた
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 11:26:29.66 ID:uCGzJrsx0
勇者「仲間が増えた。これからの旅も楽に、それに華やかになる…!」
もう一人の勇者「今までが華やかでなかったとでも言いたげだね」
勇者「レッスンは終わったのか。ならすぐに旅の準備を再開するぞ」
もう一人の勇者「アロマヨガとフットコンディショニングにも行きたかったんだが」
勇者「平和になってから好きなだけ行っていいから、今は準備を優先してくれ」
53 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 11:30:08.99 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「インストラクターの女性を勧誘したのか。無茶をする」
勇者「もう一人の勇者は誰か勧誘したのか?」
もう一人の勇者「いや、施設内での勧誘なんてマナーの悪いことはしていない」
勇者「おい言いだしっぺ」
もう一人の勇者「レッスンで打ち解けた人にジムの外で話を持ちかけるつもりだった」
もう一人の勇者「禁止事項が書かれた真横で規則を破る蛮行は元より考えていないさ」
もう一人の勇者「君は、焦りすぎだ。もう少し心に余裕を持った方がいい」
勇者「何故だろう。間違ったことは言われてないのに釈然としない」
54 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 11:33:30.63 ID:uCGzJrsx0
武器・防具の店
勇者「登山用装備が丈夫だから防具は要らないかな」
もう一人の勇者「加えて2人ともタンクではないからね」
勇者「そうなると武器か。とはいえすでに剣持ってるしな」
もう一人の勇者「同じく。ここは予備の武器か、サブの小さめの武器にしておくべきだろう」
勇者「じゃあ俺は
>>55
」
もう一人の勇者「こちらは
>>57
」
1.予備の長剣
2.サブの短剣
3.自由安価
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 11:37:57.75 ID:stPkMcd0O
電動ドリル
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 12:17:55.40 ID:8O3bS0R9O
3
木の棒
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 12:26:40.19 ID:ZOGTsigDO
ルル
58 :
◆3pflJEip3M
[sage]:2020/10/25(日) 12:37:05.76 ID:uCGzJrsx0
>>57
ルルとは風邪薬のことであってます?
それとも何らかの武器だったりします?
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 12:43:15.02 ID:ZOGTsigDO
すまん抜けてた
Mk101 核爆雷(ヘリから投下できる核兵器)
60 :
>>59ありがとうございます お陰様でまた一つ賢く?なりました
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 13:06:32.38 ID:uCGzJrsx0
勇者「俺は電動ドリルだ」
もう一人の勇者「こちらはMk101にしておこう」
勇者「工具はここにはないから、ホームセンター辺りを探してくる」
もう一人の勇者「コードレスタイプでバッテリーが長時間持つタイプを選ぶように」
勇者「分かってる。そっちも、何だか知らないが確保できるといいな」
もう一人の勇者「では本日二度目の別行動だ」
61 :
◆3pflJEip3M
[saga]:2020/10/25(日) 13:20:14.66 ID:uCGzJrsx0
ホームセンター
勇者「巨大なドリルは男のロマン!」
勇者「ただしコードレスの時点で選択肢から消えるのが残念だ」
勇者「マキタ 充電式ドライバドリル DF001GRDXにするか?いやサブウエポンとしては高額か」
参考資料:https://item.rakuten.co.jp/home-carpentry/1100028415/
勇者「これなら手頃で面白そうだな。これにしておこう」
参考資料:https://item.rakuten.co.jp/arimas/572492/
62 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 13:21:11.78 ID:uCGzJrsx0
郵便局
もう一人の勇者「これを速達で王都の衛星観測所へお願いする」
局員「かしこまりました。王都への速達ですと料金は15Gです」
もう一人の勇者「では宜しく頼む」
局員「ありがとうございました」
もう一人の勇者(使わずにすむならそれに越したことはない)
もう一人の勇者(姿形も分からぬ恐怖の覇王クロマクダー…もしその力に私達の技量が及ばぬその時は)
もう一人の勇者「例え刺し違えてでも…」
63 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 13:22:18.26 ID:uCGzJrsx0
勇者「中々の品が手に入ったぞ。そっちは、手ぶらだな、なかったのか?」
もう一人の勇者「携行出来るサイズのものではないんだ。ただ、最終決戦には間に合わせる」
勇者「おいおい大丈夫か?」
もう一人の勇者「不安か?託宣の勇者なら『そんなものなど無くとも勝ってみせる』と強がるところでは?」
勇者「俺は万全を期すタイプなんだよ。それで、まだ日は高いがどうする?」
もう一人の勇者「
>>65
」
1.宿へ
2.トレーニングジムへ
3.酒場へ
4.自由安価
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 13:24:53.54 ID:xVpU2nP50
実戦形式の稽古
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 13:31:29.22 ID:8O3bS0R9O
3
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 13:33:24.97 ID:FLUNlpIn0
評判のレストランへ
67 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 14:04:25.76 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「酒場へ行こうか」
勇者「段々もう一人の勇者に幻滅してきたぞ」
もう一人の勇者「君は早合点する癖が直らないな」
勇者「なら今回の弁明を聞こうか」
もう一人の勇者「こちらはトレーニングジムでメンバーを勧誘できなかった」
勇者「酔っ払った連中の技量なんて見極めようがないだろ」
もう一人の勇者「勧誘がうまくいかなかったとしても、ここは王都より隣国に近い」
もう一人の勇者「クロマクダーの情報を少しでも集められるかも知れない」
もう一人の勇者「それも駄目でも、君と今一度時間をとって話す機会になる」
勇者「最後のは一理あるな。俺はもう一人の勇者のことを知らない。知ろうとしてこなかった」
もう一人の勇者「納得したのならすぐに行こう」
68 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 14:05:27.13 ID:uCGzJrsx0
酒場
もう一人の勇者「では討伐の成功を祈って、乾杯」
勇者「乾杯」
もう一人の勇者「次はスレッジハンマーで」
勇者「早いって!」
もう一人の勇者「人間、自分より駄目そうな相手には口が軽くなるものだ」
もう一人の勇者「もう3杯ほど飲んでよりだらしない顔をして交渉に臨むつもりだったが」
勇者「すでに顔赤いぞ…ってもう飲んだ…」
もう一人の勇者「赤ら顔程度に留めておこう。では行ってくる」
勇者「問題起こすなよ」
69 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 14:06:43.09 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「只今戻った」
勇者「どうだった?」
もう一人の勇者「
>>71
」
1.冒険者の勧誘に成功
2.クロマクダーの情報を得た
3.お互い腹を割って話し合おう(成果なし)
4.すまない、出入り禁止になった(成果なし実害あり)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 14:20:11.15 ID:FDdefaqNO
2
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 14:23:52.89 ID:stPkMcd0O
1
72 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 14:31:47.44 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「冒険者の勧誘に成功した」
勇者「嘘だろ!?」
もう一人の勇者「こんなことで嘘を吐く訳がないだろう」
もう一人の勇者「と、すまない、紹介が遅れた。こちらが件の冒険者、
>>74
だ」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 14:35:33.95 ID:stPkMcd0O
ksk
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 14:35:36.06 ID:8KjDVzSv0
駄犬のポリー (筋金入りの物乞い自分のことを犬だと思い込んでる) 職業:駄犬
75 :
「自分のことを犬だと思い込んでる」ってどの程度意思疎通が図れるのか匙加減が難しいな
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 14:47:54.21 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「こちらが件の冒険者、駄犬のポリーだ」
駄犬「ハッハッハッハ」
勇者「宜しく、したくないなあ…この人も大概酔ってないか?」
もう一人の勇者「では新たな出会いに感謝して…っとと」
勇者「もう一人の勇者も千鳥足だし、お開きにしよう」
駄犬「ワンッ!」
76 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 15:06:48.37 ID:uCGzJrsx0
宿屋
勇者「部屋を取ったぞ」
もう一人の勇者「君達の部屋番号は?」
勇者「全員で1部屋だよ」
もう一人の勇者「いや、部屋を分けてくれ。身の危険を感じる」
勇者「何言ってるんだ。装備に酒にと今日は出費が多いんだ」
もう一人の勇者「倹約はこれまでもこれからも継続している」
勇者「それでももう半分もないだろ?…ないよな?」
もう一人の勇者「確かに支度金は残り4割ほどだが、一部屋増えたくらいで枯渇はしない」
勇者「食い下がるな…それに、もう一人の勇者が言ったことだぞ」
勇者「今一度時間を取って話し合うって」
もう一人の勇者「酔っていてはどうせろくに話も…うう…」
勇者「話云々は後日としても、部屋は諦めろ」
77 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 15:33:49.33 ID:uCGzJrsx0
翌日
もう一人の勇者「おはよう…」
勇者「おは…うわ!どうした!?目が真っ赤だぞ!?」
もう一人の勇者「一睡もできなかった…」
勇者「大丈夫か?出発を遅らせるか?」
もう一人の勇者「いや、君が勧誘したインストラクターの有給にも限りがある」
もう一人の勇者「私なら大丈夫だ。さあ、行くぞ。勇者、駄犬」
駄犬「ワンッ!」
勇者(私?こちらじゃないのか)
78 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 15:34:32.02 ID:uCGzJrsx0
トレーニングジム
勇者「おはようございます」
アマゾネス「おはようございます、勇者さん。ところでそちらの方々は?」
勇者「今回の討伐の、仲間?同行者?まあ、そう呼びたくはないけどそんな人たちです」
もう一人の勇者「体験入会の時はどうも。今後とも宜しくお願いする」
駄犬「ヘッヘッヘッヘッ」
アマゾネス「よ、宜しく、お願いします…」
アマゾネス(目が血走った人に、這い蹲って舌を出してる人……もう帰りたい)
79 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 15:37:55.49 ID:uCGzJrsx0
街道
アマゾネス「今日は宿場町で一泊するんですね」
もう一人の勇者「ああ。食料の最終補給地になるし、現戦力に不安が出れば増強も行う」
勇者「ってことは人員補充は規定路線か」
アマゾネス「あはは…」
もう一人の勇者「まだそうと決まった訳ではない」
もう一人の勇者「人は見かけによらぬもの。駄犬がそれを証明する可能性も無きにしも非ずだ!と思いたい」
勇者「徹夜明けでテンションおかしいぞ」
駄犬「ウー…!」
もう一人の勇者「敵か!丁度いい!我らの戦力を見せる好機だ!」
クロマクダー配下の姿
>>81
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 15:54:52.02 ID:j6ZozxJ80
発狂変質者
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 15:56:37.64 ID:f/YBWEJI0
グリーンバナナローチ
82 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 16:43:29.62 ID:uCGzJrsx0
グリーンバナナローチ「カサカサカサ」
アマゾネス「嫌悪感薄いけどこれもゴキブリなんですよね」
勇者「正直わざわざ倒す必要もないんじゃないか?」
もう一人の勇者「何を言う!敵は、敵だ。行け、駄犬!」
駄犬「グルアアア!ガブ!」
アマゾネス「ええ…」
勇者「もうやだこいつ」
もう一人の勇者「よ、よし!よくやった。ビーフジャーキーをやろう」
駄犬「ガツガツガツガツ」
83 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 16:43:58.48 ID:uCGzJrsx0
勇者「駄犬とはここでおさらばしよう」
アマゾネス「賛成!賛成!」
駄犬「クウーン…」
もう一人の勇者「し、しかし…戦力には見ての通りなったようだし…」
勇者「何を躊躇ってるんだ。もう一人の勇者も引いてたじゃないか」
アマゾネス「戦力とは言いますが、動きが野性味溢れるだけで筋力は正直私の6割くらいですよ?」
もう一人の勇者「すでに安くもない報酬を支払っているし…」
勇者「初耳だぞ。どのくらい払ったんだ?」
もう一人の勇者「昨日の手持ちの2割弱…」
勇者「もう一人の勇者は生涯禁酒を貫け」
アマゾネス(昨日の出費の大半ってもしかして…)
84 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 16:44:43.82 ID:uCGzJrsx0
宿場町
勇者「ここが最後の補給拠点か」
アマゾネス「ここで有望な味方を得られれば、駄犬さんとはお別れですね」
もう一人の勇者「分かった。ではこちらは酒場をあたって…」
勇者「もう一人の勇者は駄犬と一緒に宿で留守番」
もう一人の勇者「え?」
アマゾネス「私達の役割分担はどうします?」
勇者「そうだな、
>>85
で」
1.勇者が傭兵登録所へ アマゾネスが食料の買出しへ
2.アマゾネスが傭兵登録所へ 勇者が食料の買出しへ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 17:00:28.46 ID:stPkMcd0O
2
86 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 17:33:18.78 ID:uCGzJrsx0
勇者「俺が食料の買出し、アマゾネスは勧誘を頼む」
アマゾネス「分かりました。じゃあ行ってきます」
勇者「俺も行くか」
もう一人の勇者「手を貸そうか?」
勇者「いや、留守番を頼む」
87 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 17:33:48.46 ID:uCGzJrsx0
宿
もう一人の勇者「二人とも戻ったか」
勇者「ただいま。まあ元々穀倉地帯でも買ってたし大した量じゃないな」
アマゾネス「ただいま戻りました」
もう一人の勇者「アマゾネスの方はどうだった?」
アマゾネス「味方になってくれると言う方3名と話をつけてきました」
もう一人の勇者「3人か。流石に全員雇う余裕はないだろう」
アマゾネス「そう思ってですね…」
勇者「選んできたんですか?」
アマゾネス「いえ、皆さんに実際に会って選んでもらおうかと」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/10/25(日) 17:38:28.62 ID:z2XO0ML30
邪魔だ
89 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 17:55:53.74 ID:uCGzJrsx0
宿 大広間
もう一人の勇者「誰も居ないぞ」
勇者「これから来るんじゃないか?」
アマゾネス「そうです。今回の候補者は、魔法使いさん、僧侶さん、槍使いさんです」
アマゾネス「クロマクダー討伐への参加、雇用期間最大72日、報酬1000G」
アマゾネス「私と同じ条件で参加してくれます」
もう一人の勇者「その金額となると雇えて2名か」
アマゾネス「戦闘職、殊、後衛に関して私は素人なので見極めはお任せします」
勇者「分かった。お、来たか?」
90 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 17:56:43.18 ID:uCGzJrsx0
魔法使い「お前達が今回の依頼人か。俺は魔法使い」
魔法使い「魔道を進む求道者だ。攻撃魔法は属性問わず大半使える」
魔法使い「世に容れられず消え逝く身と思っていたが、思わぬところで機会が巡ってきた」
魔法使い「最期の機会を、俺にくれ」
僧侶「ふ〜む、男女比半々ですか。まあいいでしょう」
僧侶「私は僧侶です。隣国の国境の教会に所属していた者です」
僧侶「教義に反する趣味がばれて、補助魔法没収の上追放されてしまいました」
僧侶「それでも回復魔法の腕は健在です。以後お見知りおきを」
槍使い「俺は槍使いっす。隣国では騎士団で副団長補佐してやした」
槍使い「でもま、知っての通り国が滅んじまいやしてね」
槍使い「地位も肩書きもまっさら!ぷーたろーの身ですわ」
槍使い「そこを明日と言わず2ヶ月も食わしてくれるってんなら喜んでついて行きますわ」
91 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 18:15:52.12 ID:uCGzJrsx0
勇者「この中から選ぶのか」
もう一人の勇者「最大でも2名だな」
アマゾネス「お二人で一人ずつ選んでください」
勇者「俺は
>>91
」
もう一人の勇者「では
>>93
」
1.魔法使い
2.僧侶
3.槍使い
4.駄犬
92 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 18:17:34.56 ID:uCGzJrsx0
ミス
勇者「俺は
>>93
」
もう一人の勇者「では
>>95
」
1.魔法使い
2.僧侶
3.槍使い
4.駄犬
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 18:18:23.77 ID:6u2/WHvgo
僧侶
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 18:24:57.17 ID:stPkMcd0O
1
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/25(日) 18:25:01.13 ID:8KjDVzSv0
4の駄犬
96 :
運命の強制力コワー…
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 19:17:49.66 ID:uCGzJrsx0
勇者「俺は僧侶がいい」
もう一人の勇者「では駄犬」
勇者「え…?」
僧侶「宜しくお願いします」
駄犬「ヘッヘッヘッヘッ」
アマゾネス「僧侶さんと駄犬さん、ですか。これから宜しくお願いします」
魔法使い「やはり魔道は孤高に進むもの。邪魔したな。さらばだ」
槍使い「はい終了!就浪!就留!ほんじゃ次は第7志望の工業の町の自警団受けてきますわ!失敬!」
97 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 19:18:55.77 ID:uCGzJrsx0
勇者「もう一人の勇者…」
もう一人の勇者「その目をやめてくれ。こちらとしても今回の趣旨は分かっている」
もう一人の勇者「ただ、どうしても駄犬が自身に重なり、見捨てられなかったんだ」
もう一人の勇者「自分を見失い、行き場も失った姿が」
僧侶「駄犬さん、言われてますよ」
駄犬「アオン?」
アマゾネス「茶化すところじゃないような」
勇者「そういえば、もう一人の勇者とはちゃんと話をしてこなかったな」
勇者「ゆっくり話せるのは、多分この宿場町が最後だ」
勇者「聞かせてくれ。もう一人の勇者のこと」
98 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 20:07:26.60 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「…何から話したものか」
僧侶「今更ですけど、もう一人の勇者ってどういうことですか?一つの国に何で二人目がいるんですか?」
アマゾネス「僧侶さん…!」
もう一人の勇者「いや、いい。僧侶の言う通り、本来勇者は国で一人だけ選出される」
もう一人の勇者「この国の勇者は、間違いなく君だ」
勇者「じゃあ、もう一人の勇者はどこの勇者なんだ?」
僧侶「もしや私と同郷だったりします?」
もう一人の勇者「そのまさかだ」
もう一人の勇者「こちらは、いや、私は、隣国の勇者だ」
99 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 20:07:57.09 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「正確には、だった、というべきか」
僧侶「滅びましたもんね、あの国」
勇者「お前、追放された恨みか知らないがそんな言い草はないだろ」
僧侶「今は恨みなんてありませんよ。追放されたお陰で命拾いしたんですから」
僧侶「あれ?でもうちの勇者が追放されたなんて話は聞いたことありませんけど、どうしてここに?」
もう一人の勇者「この国の次期勇者候補の教育係として派遣されていたんだ」
勇者「俺とは今回の討伐が初対面のはずだが」
もう一人の勇者「それは当然だ。私が担当したのは現時点でまだ8歳の少年で、君ではないからね」
100 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 20:08:42.71 ID:uCGzJrsx0
勇者「じゃあ俺は何なんだよ」
僧侶「ザ・ピンチヒッター!」
アマゾネス「ああ、教育が終わらない内にクロマクダーが出てきたから」
もう一人の勇者「状況からするとそれ以外に考えられない」
勇者「言い方…!…話を戻してくれ」
101 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 20:59:19.00 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「帰国しようにも許可が下りず、心ここにあらずのまま教育係を続けた」
もう一人の勇者「所属国が滅ぶのを指を咥えて見ている日々。中々集まらない宿敵の情報」
もう一人の勇者「私は何のための勇者なのか、そもそも所属国が失った敗残兵を勇者と呼べるのか」
もう一人の勇者「その後、君が勇者に任命され、同行を条件に帰国の許可が下りたという訳だ」
もう一人の勇者「すでに滅びた国への帰国が」
102 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 21:00:53.89 ID:uCGzJrsx0
勇者「そんなことが…」
僧侶「あ、じゃあもう一人の勇者じゃなくて隣国の勇者って呼ぶべきでは?」
もう一人の勇者「それは遠慮願いたい。石を投げられている気分になる」
アマゾネス「伝聞ですけど、ジムでリラクゼーションに精を出したり、酒をハイペースで呷っていたのは…」
もう一人の勇者「逃げの側面は確かにあるが、元々どちらも趣味だ」
アマゾネス「じゃあ部屋に戻ったらフットコンディショニングのレッスンしましょうか」
もう一人の勇者「宜しく頼む」
勇者「待て、女部屋に行く気か?」
もう一人の勇者「そうだが?」
アマゾネス「もしかして、勇者さん、まだ気づいてないんですか?」
もう一人の勇者「隠していたつもりはないとは言え、僧侶は初対面で看破したぞ」
勇者「え?」
僧侶「うちの、いえ、もう一人の勇者は女性ですよ」
勇者「マジか!!」
もう一人の勇者「君は実に失礼な男だな」
103 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 22:20:40.07 ID:uCGzJrsx0
駄犬「ヘッヘッヘッヘッ」
勇者「こいつと重なる、か」
駄犬「クンクンクンクン」
駄犬「ワン!」
勇者「何だ…!ああ、ポケットの中の飴か…」
駄犬「ヒインヒイン」
勇者「……お手」
駄犬「ワフ」
勇者「本当にやるのかよ。よし」
駄犬「ガリガリゴリボリ」
勇者「本当に重なったのか?」
104 :
そろそろお休み また明日の夜にでも
◆3pflJEip3M
:2020/10/25(日) 22:21:59.80 ID:uCGzJrsx0
もう一人の勇者「どうかしたのか、勇者」
勇者「トイレに行った帰りだ」
もう一人の勇者「そうか」
勇者「…念願のフットコンディショニングは気持ち良かったか?」
もう一人の勇者「ああ。一人でやっているとどうにもケアし忘れる箇所が多いからな」
もう一人の勇者「代謝が促進されたのが実感できる」
勇者「その割には浮かない顔だな」
もう一人の勇者「そう見えるか?」
勇者「ああ。まだ、何か隠してる、いや、抱えてる顔に見える」
勇者「俺にも言えないことか?」
105 :
再開
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 21:58:08.29 ID:d/+MJaLs0
もう一人の勇者「君は鈍いのか鋭いのか分からないな」
勇者「万全を期すタイプだって言っただろ。鈍いなりに見つけた懸念は潰しておきたいんだ」
もう一人の勇者「そうか……」
もう一人の勇者「恐怖の覇王クロマクダー。その力に、本当にこのメンバーで勝てると思うか?」
勇者「姿形も分からないんだ。会うまで判断できない」
もう一人の勇者「私もそう思う。それと同時に万が一のことも考える」
106 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 21:58:34.92 ID:d/+MJaLs0
勇者「戦う前どころか会う前から負ける想定をしてるのか」
もう一人の勇者「我々に負けは許されない。最悪でも相討ちで留める義務がある」
もう一人の勇者「そのための手段、それが今回の隠し事だ」
勇者「…一体何を用意したんだ?」
もう一人の勇者「工業の町でお互い武器を調達したろう」
もう一人の勇者「私が調達したのはMk101、ヘリから投下できる核兵器だ」
107 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 21:59:09.03 ID:d/+MJaLs0
勇者「核!?正気か!?どこだ!?」
もう一人の勇者「衛星観測所に保管されている」
もう一人の勇者「私が合図を送れば私のところへ投下する手筈だ」
勇者「なんて馬鹿なことを!」
もう一人の勇者「必要なことだ。すでに隣国は滅んだ。クロマクダーを放置すれば他の国も遠からず同じ道を辿る」
もう一人の勇者「それは何が何でも阻止する義務がある」
もう一人の勇者「勇者にはその義務がある」
もう一人の勇者「剣も魔法も拳も核も、等しくその手段だ」
108 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 21:59:37.66 ID:d/+MJaLs0
勇者「狂ってる…」
もう一人の勇者「早合点する癖が直らないな、君は」
勇者「まだ何かあるのか…?」
もう一人の勇者「私は、あくまで最悪の想定を話しているだけだ」
もう一人の勇者「死ぬのも巻き添えにするのも、できるなら避けたい」
勇者「もう一人の勇者…」
109 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 22:00:09.20 ID:d/+MJaLs0
もう一人の勇者「私も人の子、死ぬのは怖いし、少なからず気心の知れた君達を犠牲にするのは胸が張り裂けそうになる」
もう一人の勇者「そこは君も変わらないはずだ」
勇者「当たり前だ…!」
もう一人の勇者「要は自力で倒せば済む話だ」
勇者「ここまできてそれか」
もう一人の勇者「案外物事は単純なものだ」
110 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 22:00:57.15 ID:d/+MJaLs0
勇者「俺達自身の力でクロマクダーを倒す。Mk101の出番はないし、くれてやる気もない」
もう一人の勇者「それでいい。それがいい。それなら皆ハッピーだ」
勇者「やめろよ気が抜けるだろ」
もう一人の勇者「気負うよりも気が抜けている方がパフォーマンスが向上すると思うが」
勇者「まあいい。じゃあそういうことで、お休み」
もう一人の勇者「お休み」
111 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 22:01:33.32 ID:d/+MJaLs0
翌日
勇者「そろそろ出発するぞ。皆、準備はいいか?」
アマゾネス「ばっちりです」
僧侶「面接前に済ませてますよ」
駄犬「ワンッ!」
もう一人の勇者「私もすでに。君はどうだ?電動ドリルの充電は済んだか?」
勇者「抜かりなく。じゃあ行くか」
112 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 22:02:00.85 ID:d/+MJaLs0
街道
アマゾネス「向こうで煙が立ってますよ」
もう一人の勇者「国境付近の町の辺りか」
勇者「まずいな…急ぐぞ!」
駄犬「ワンワンワン!」
僧侶「誰か走ってきますね。現地の人ですかね?」
113 :
そろそろお休み
◆3pflJEip3M
:2020/10/26(月) 22:10:43.67 ID:d/+MJaLs0
勇者「この先で何かあったんですか?」
避難民「クロマクダーの配下が攻めてきたんだ!」
もう一人の勇者「やはりそうか」
避難民「元々俺達民間人を避難させてから町を捨てる予定だったらしいが、それより先に向こうから来やがった!」
避難民「ただでさえ数が多い上に厄介なのが3体もいやがる!」
避難民「コカトリスと発狂変質者と
>>114
だ!」
避難民「こいつらを何とかしないと、避難が間に合わない内に防衛戦力が壊滅してしまう!」
避難民「そうだ、よそに応援を頼むんだった!じゃあな!!」
勇者「すぐ行かないと!」
もう一人の勇者「ああ。ここは
>>116
でいこう」
>>114
クロマクダー配下の姿
>>116
今回の方針
方針1.全員で各個撃破
方針2.3手に分かれてそれぞれ対処
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/26(月) 22:11:31.68 ID:j4eduP67o
酔拳兄貴
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/26(月) 22:15:00.61 ID:FP3diS4dO
1
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/26(月) 22:35:29.89 ID:/MqivtMDO
1
117 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 20:46:54.00 ID:mJgm/uO+0
「酔拳兄貴」で検索したら岩倉市の盗撮動画が出てきたのですが
>>114
はこれを指しているのでしょうか?
もしくは別のキャラやオリジナルの設定だったりします?
https://www.nicovideo.jp/watch/sm30175669
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 20:49:33.43 ID:TATM0y0To
それです
元が元なので書きたく無ければ再安価で構いません
119 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 20:54:46.26 ID:mJgm/uO+0
ではすみませんが再安価で
プライバシーとかコンプライアンス関わってくる案件は怖いので
>>120
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 21:17:41.77 ID:v9LC80Vr0
ゴーレム
121 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 21:20:58.61 ID:mJgm/uO+0
もう一人の勇者「ここは全員で各個撃破していこう」
勇者「分かった!皆もそれでいいな?」
アマゾネス「はい!」
僧侶「はいはい、それじゃ行きますよ」
122 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 21:21:54.89 ID:mJgm/uO+0
国境付近の町
負傷兵「うっ…くっ…!」
勇者「大丈夫ですか!?」
負傷兵「まだ避難してないのか!?ここは危険だ!」
勇者「分かってます。俺は勇者。クロマクダー討伐を依頼された者です」
負傷兵「援軍か!なら、頼む!目の前の
>>124
を倒してくれ!」
>>124
1.コカトリス
2.発狂変質者
3.ゴーレム
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 21:29:17.54 ID:VNuXvr+8O
2
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 21:29:40.71 ID:hEylQZce0
3
125 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 21:41:27.32 ID:mJgm/uO+0
勇者「分かりました。しかし、あれがクロマクダー配下のゴーレムか」
駄犬「ウウウ…」
勇者「俺の後ろで唸ってないで、一緒に戦うぞ!」
ゴーレム「ゴー」
もう一人の勇者「頑丈そうだな…剣は通らないと見た方が良いだろう」
アマゾネス「どうします?」
126 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 21:42:10.63 ID:mJgm/uO+0
もう一人の勇者「アマゾネスと駄犬は十分に距離をとった上で注意を引いてくれ」
もう一人の勇者「私と勇者で突き回して弱点を探る」
勇者「分かった!じゃあ僧侶は…!」
僧侶「回復担当ですよね。さ、ゾンビアタックの時間ですよ〜」
勇者「嫌なこと言うなよ…」
もう一人の勇者「作戦開始だ!」
127 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 22:09:37.43 ID:mJgm/uO+0
駄犬「キャンキャンキャンキャン!」
ゴーレム「ゴー」
勇者「どこ見てんだ…よ!っと」
ゴーレム「ゴー?ゴー!」
アマゾネス「サイドスロー!」
ゴーレム「ゴ!?ゴアー!」
もう一人の勇者「はあ!」
ゴーレム「ゴー?」
勇者「これ、あと何セット繰り返せばいいんだ?」
もう一人の勇者「弱点が見つかるまでだ」
128 :
お休み
◆3pflJEip3M
:2020/10/27(火) 22:11:06.52 ID:mJgm/uO+0
ゴーレム「ゴー!!」
勇者「ぐっ!…おあ…!」
僧侶「はい回復。単独トップの3コンティニューおめでとうございます」
勇者「お前は…いや、回復してくれてありがとうな!くそ!」
アマゾネス「もう手頃な石落ちてないな。何投げよう」
駄犬「ワン!ワンワンワン!ワオーン!」
ゴーレム「ゴー」
勇者「駄犬が無視されるようになってきたな。アマゾネスの手数も減ったし、まずいな」
僧侶「私も注意引いときます?」
勇者「駄目だ。お前がやられたら終わりなんだ。というかどうやるつもりだ?」
僧侶「この彫刻刀で奴の体に『駄犬×勇者』と刻みます」
勇者「寄越せ!投げつけた方がまだまし、だ!」
ゴーレム「ゴ!!?ゴ、ア?」
もう一人の勇者「効いた!?そうか、奴の弱点は
>>130
か!」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 22:46:29.28 ID:ppY3F3mR0
ksk
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 22:47:43.37 ID:ppY3F3mRo
ステンレス
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/27(火) 23:05:15.38 ID:FEZDLQoe0
わきのした
132 :
もう一人の勇者視力良過ぎ問題
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 21:42:45.91 ID:C2IjOFVE0
もう一人の勇者「あの丸刀の材質からして、奴の弱点はステンレス…!」
勇者「なら、僧侶!残りの彫刻刀は…!」
僧侶「ステンレス製はあれで最後ですよ。10年間慣れ親しんだ逸品だったのに」
もう一人の勇者「私にはステンレス製品の持ち合わせがない。勇者は?」
勇者「電動ドリルと一緒に買った六角レンチがある。ただこのサイズじゃ…」
もう一人の勇者「いや、私に考えがある。二人とも、うまく合わせてくれ」
133 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 21:43:27.56 ID:C2IjOFVE0
勇者「こっちだデカブツ!」
ゴーレム「ゴー!」
もう一人の勇者「今だ!」
ゴーレム「ゴガアア!?グゴゴ、ゴー!!」
もう一人の勇者「かふっ…!」
僧侶「回復。ノーコンティニュー未達成ですね」
勇者(もう一人の勇者が奴の脇の下に刺した六角を、剣で奥へ突きこむ!)
勇者「うおおおお!」
ゴーレム「ゴガアー!!ガ、グガ…!」
勇者「おりゃあ!!」
瓦礫「」
134 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 21:44:06.71 ID:C2IjOFVE0
勇者「はあっ…はあっ…!何とか、倒したぞ…!」
僧侶「浸ってないで次行きますよ」
アマゾネス「町の中心付近でコカトリスが陣取っているそうです」
勇者「息つく…暇も、ないのか…」
もう一人の勇者「ことは一刻を争う。泣き言は後だ」
負傷兵「待ってくれ。これを、礼代わりだ。持っていってくれ」
勇者「
>>136
か。ありがとうございます」
>>136
お礼の品
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/10/28(水) 21:51:31.15 ID:cHV+QN/N0
バスターソードと腕部装着型の中型の盾
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/10/28(水) 21:51:54.65 ID:YHAQnH/IO
長ドス
137 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 22:05:08.91 ID:C2IjOFVE0
勇者「長ドスか。ありがとうございます」
負傷兵「こいつで目に物見せてやってくれ。コカトリスに、発狂変質者に、そして」
勇者「クロマクダーにも」
負傷兵「頼んだぞ!」
138 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 22:06:35.47 ID:C2IjOFVE0
コカトリス「コケーーー!!」
勇者「あいつか」
アマゾネス「この一帯に転がってる石像は…」
もう一人の勇者「奴のブレスを浴びた方々だろうな」
僧侶「迂闊に近づけない相手ですか。脳筋前衛集団の天敵が続きますね」
勇者「毎回思うけどお前本当に…」
もう一人の勇者「君の回復魔法で石化は治るか?」
僧侶「治りますけどまたすぐブレス吐かれて石化されるのが落ちですね」
もう一人の勇者「そうか……手荒い策になるが、いいか?」
139 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 22:41:20.18 ID:C2IjOFVE0
もう一人の勇者「駄犬は正面、勇者は右、アマゾネスは左から突撃!」
駄犬「ワンワンワンワン!」
勇者「うおおお!」
アマゾネス「はあああ!」
コカトリス「モケーーー!」
駄犬像「キャワ…!」
勇者像「お…!」
アマゾネス像「キャ…!」
もう一人の勇者「超雷撃!」
140 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 22:41:49.53 ID:C2IjOFVE0
コカトリス「ギャギャギャギャ!!」
駄犬像「」
勇者像「」
アマゾネス像「」
コカトリス「コケー…コケー…」
もう一人の勇者「ブレスが霧散した…!僧侶!」
僧侶「範囲回復。勇者以外もノーミス途切れましたね」
141 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 22:42:25.63 ID:C2IjOFVE0
駄犬「ワンワワン!」
コカトリス「…コケ…!」
駄犬「キャイン!」
アマゾネス「はあ!!」
コカトリス「コ!!!グブ…!」
勇者「負傷兵の分まで、受け取れ!」
コカトリス「」
142 :
◆3pflJEip3M
:2020/10/28(水) 22:56:09.50 ID:C2IjOFVE0
勇者「もう一人の勇者は魔法使えるのか」
もう一人の勇者「細かい調整は利かないが、嗜み程度にはな」
アマゾネス「石化した人たちは…」
もう一人の勇者「後にする。クロマクダー配下の撃退が先だ」
僧侶「じゃあ、発狂変質者?でしたっけ、のところに行きますか」
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